19:35
これより会議を開きます。内閣提出「生活衛生と関係行政の機能強化のための関係法律の整備に関する法律案」を議題といたします。この際、お諮りいたします。本案審査のため、本日、政府参考人として、内閣官房水循環政策本部事務局長 浅堀康明君、内閣府食品安全委員会事務局長 隙柄拓夫君、消費者庁政策立案総括審議官 片岡進君、審議官 真淵博史君、審議官 与田岳君、厚生労働省大臣官房生活衛生食品安全審議官 佐々木政宏君、健康局長 佐原康幸君、医薬生活衛生局長 矢上敦夫君、社会援護局障害保険福祉部長 片見聡君、農林水産省大臣官房審議官 佐方進君、国土交通省水管理国土保全局下水道部長 松原誠君、環境省大臣官房審議官 晴田晃君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、 ご異議ありませんか。ご異議なしと見ております。 よってそのように決しました。これより質疑に入ります。 質疑の申出がありますので、順次これを許します。
21:09
おはようございます。自由民主党の川崎秀人です。今回は法案に対する質問の機会をいただき、 理事そして委員の皆様に感謝を申し上げます。各省庁の皆様もどうぞよろしくお願いいたします。まず、総論として、私は今回の法律案については、大賛成です。厚労省は、医療福祉といった社会保障制度、 そして雇用制度など課題が三積する、広範な重要業務を担っていただいており、 中央省庁の中でも特に業務量が多いと感じております。加えてこの度の新型コロナ感染症の対応もしていただき、今後も次の感染症危機に備えて、様々な準備をいただかなければならない、 こういう業務を担っていただいております。コロナのワクチンに関する業務を思い出してみると、あの時は新型コロナウイルスワクチン接種推進担当大臣、 これは新たに創設され 、対応に当たられました。もしこの担当大臣を設けなければ、 この厚労大臣がおそらく主として対応されていたのではないか、そう考えると業務量は正直、想像を絶するものであります。そのため今回のように、適宜業務内容を見直し、 必要に応じて所管を変更するということは非常に大切だと思っております。まず初めに、厚生労働省伊沢副大臣にお尋ねを申し上げます。改めて今回の法律案を内閣が提出した経緯、 こちらについて教えてください。
22:52
令和4年5月に内閣官房に、新型コロナウイルス感染症対応に関する 有識者会議が設置されました。そこで、新型コロナウイルス感染症に関する これまでの取組を振り返りまして、政府の対応に関しての客観的な評価をさせていただいて、そして次の感染症危機に対する政府の体制づくりというところも含めまして、同年6月に課題を整理をしていただきました。この整理を踏まえまして、同月、新型コロナウイルス感染症対策本部におきまして、平時から感染症対応能力を強化するために、生活衛生関係の組織について一部業務の他省庁への移管を含めた所要の見直しを行うという対応の方向性が決定をされました。この方向性に関して、その具体的な対応としまして、同年9月、同じく対策本部におきまして、食品衛生基準行政を厚労省から消費者庁に、そしてまた水道整備管理行政を厚労省から国交省、また環境省に、という移管することとして、今通常国会に法案を提出し、令和6年度の成功を目指すことが、対策本部で決定をされました。この決定に基づいて、また政府全体として行政の機能強化を図ることができるように、今回の法案を提出したという次第でございます。
24:11
はい、佐福大臣ありがとうございます。今まさにおっしゃられていただいた通り、これからその感染症の対応等、さまざまな業務をしていただくためには、厚生労働省自体、業務をすりむかしなければならないと思っています。そしてその目的は、やはり政策スピードを早めなければいけない。正直我々厚労委員会のメンバーも、かなりのこの扱わなければいけない法案の数に、正直目を回している部分もございますので、やはりこうしたところから、もう分散化をしっかり図ることで、これから先の政策スピードを早くする。これかなり重要なことだろうと思っております。次の質問、伺わせてください。その中で今回、今まさにおっしゃられていただいたように、消費者庁、環境省、そして国交省に業務を移管するということでございますが、この省庁を決定した理由についてお伺いいたします。
25:02
佐々木大臣官房、生活衛生食品安全審議官。
25:08
お答えいたします。先ほど伊佐福大臣からご答弁させてあげたとおり、昨年6月の新型コロナウイルス感染症対策本部での決定を受け、その後、同年9月の同じく感染症対策本部までの間に、関係各省庁間で移管すべき業務の内容等について協議を行いました。その結果、食品衛生基準行政につきましては、消費者庁が食品安全行政の総合調整を担っている点。水道整備管理行政につきましては、水質衛生に関する事務については、環境省が河川等の環境中の水質衛生に関して、専門的な能力知識、知見を有している点。また、それ以外の事務につきましては、国土交通省が社会資本整備や災害対応に関する専門的な能力、知見を有している点。こういった点を踏まえまして、それぞれ移管することが適当と判断いたしました。
26:07
ありがとうございます。今ご説明があった中で、食品衛生基準行政は、今回消費者庁に移管されますが、食品衛生監視行政は厚生労働省に残すことになります。その理由を改めてお聞かせいただけますでしょうか。
26:31
答えいたします。食品衛生行政につきましては、近年、食へのニーズの多様化により、これまで流通していなかった新たな食品の開発が行われるなど、食品に関わる関係者が多様になりつつございます。また、水道整備管理行政につきましても、近年、飲用に適さない水が清浄されるリスクは減少している一方で、