19:37
内閣の重要政策に関する件、公務員の制度及び給与並びに行政機構に関する件、営店及び公式制度に関する件、男女共同参画社会の形成の促進に関する件、国民生活の安定及び向上に関する件及び警察に関する件について調査を進めます。この際、お諮りいたします。各県調査のため、本日政府参考人としてお手元に配付いたしておりますとおり、内閣官房内閣審議官、溝口博君ほか23名の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。ご異議なしと認めます。よってそのように決しました。質疑の申出がありますので、順次これを許します。
20:36
間淵でございます。一般質疑の時間をいただきました。まず官房長官にお尋ねをさせていただきたいのですが、まず冒頭ですね、これは3月の30日でしたか、報道に上がりましたが、またこれにつきましては、今もう各社が報じておりますけども、国土交通省、元事務次官が、これは民間会社であります空港施設の副社長、この方も国土交通省のOBで いらっしゃいます。この副社長を次期社長にするように求めたということが、これが明らかになりました。今回のこの国交省の元事務次官が、ある意味公務員制度の信頼自体をですね、揺るがせにするような表示ではないかとも、このように考えるわけでありますが、まず長官これ、どのように受け止められておりますでしょうか。お答えいただけますか。
21:39
お答えをいたします。今回の件につきましては、国土交通省において対処されており、現職職員による空港施設株式会社への再就職の圧戦、職員OBから国土交通省に対する働きかけのいずれについても確認できないと承知をしております。職員OBが現役職員の関与なく行う知人への仕事の紹介や採用活動などは、すでに公務を離れた予算や権限を有していない民間人としての活動であり、こうした民間人の活動に対する調査は予定していません。いずれにしても、公務の公正性やそれに対する国民の信頼を確保することは大切であると考えており、引き続き政府としては第三者機関である再就職等監視委員会による厳格な監視の下、再就 職等規制の遵守の徹底を図ってまいりたいと考えております。
22:48
いわゆるOB、現職の職員に関しては、これ国家公務員法の改正時に、この再就職等に関しましては厳しい規制を強いたということでありました。これ当時2007年ですね、第一次安倍政権下の改正でした。これが、利害関係企業への地位の要求など、あるいは再就職の斡旋、こういったものが現役職員による行為として、これ規制がかかりました。こうした状況でですね、今もお話ありましたけども、窓口を一元化するということで、官民人材交流センター、またその監視役として、再就職等監視委員会、これも設けられたわけであります。当時も私もこれ業格取り組んでおりましたので、よく記憶しておりますが、この改正法で、今は2年間、これは届出が必要とされているわけですね。離職をされるときにはですね。しかしながら今回は、このOBの方々ということでありました。したがって、ここの国家公務員法の改正の広域性にはかからないということであります。私も先日ですね、国土交通委員会の中で、同僚議員の質疑 がありまして、斉藤大臣からのご説明も受けております。これはですね、元次官と、そしてその副社長、この両名に聞き取りを行われて、そして民間企業の役員人事に関与している疑いを招きかねない発言があったことが事実であると判明し、甚だ遺憾だと、このように大臣は述べられました。またですね、こうした状況の中で、今後、元次官でありますから大変な権限があるわけですけれども、当時ですね、現役時代は権限があったわけですが、この現役時代になっていた公務に係る権限を行使可能であるかのような誤解を招かないよう、自覚を持っていただきたい旨に伝えたと、こう述べられています。しかし、現実にはこのOBの関与といいますか、このような状況というのは何ら規制がないわけです。先ほど長官おっしゃったように民間人でいらっしゃると、市人でいらっしゃるということではありますが、やはりこうした課題についてはですね、今回これ国土交通省の方でこのようなことが明らかになったということでありますが、これ2017年にはですね、文部科学省の天下り問題、これに関しては関与した現役の職員、これ処分がなされました。ただ一方ですね、当時もこれ仲介になったOBは、これ不問とされているわけですね。この時にも、果たしてこれで良いのかという議論がありました。今日においてはこれ、まだ何も手つかずでありますが、少なくとも国家公務員制度の信頼を揺るがしかねない、このような事態に対して、官房長官、今何もか、先ほどは調査とも考えていないとおっしゃっておられましたが、今私が申し上げたような状況の中で、改めて官房長官として、全省庁に対して、少なくともですね、こうした事例がないのかということについては、調査を求めるべきではないかと思いますが、いかがですか。
26:01
お答えをさせていただきます。先ほど答弁をさせていただいた通りでありますけれども、既に公務を離れた、予算や権限を有していない民間人としての活動であり、こうした民間人の活動に対する調査は予定をしておりません。一方で、先ほど国土交通大臣の方から答弁をさせていただきました通り、現職の関与はなかったという調査の結果でございますけれども、国土交通省等々の関与が疑われる、誤解を与えるというようなことがあってはならないという意識の上で、今適切に対応されていると承知をしております。
26:47
国土交通省では、両名呼んで、また自覚を持って行動せよという、これはかなり厳しく言われたんだと思います。しかし、他省ではどうなのかということですよ、私が今申し上げているのは。民間人となられた、退職後2年経過して届出が必要なくなった方々がどういう状況におられるかというのは、これはなかなかすべて補足せよというのは大変なことです。しかし、一方で時間というのは大変な権限を持っている。私も国土交通省、よくわかりますけれども、所管官庁として、いわゆる許認可の権限を持っています。したがって、その権限を背景にというのは当然ながら、民間企業からすれば、それを想定しやすい、孫宅とまでは言いませんが、少なくともそれを感じることは間違いないでしょう。ですから、空港施設側も、このような人事に対しての介入というのは、これはとんでもないんだということで、ある意味声明も出されているわけです。批判する、反論する声明も出されています。私が申し上げているのは、 こうした事態が他でもないかということです。今回は、この空港施設という会社が、プライム市場に上場されていますから、当然役員の専任というのは、これは極めて高いコーポレートガバナンスのもとに行われるものです。したがって、それはできないんだということは、こういう報道がある中では、表に発信しなければなりません。でも、そうではない企業も、中にはあるはずなんですね。このような上場していない会社、また所管省庁によって、許認可を受けている企業、こうしたところが声を上げることができないような状況。これは、場合によってはあるかもしれない。なので、私が申し上げているんです。これ、再就職の問題ということで、私絡めているわけではなくて、むしろ、このような不祥事がひょっとすると埋もれているかもしれない。全省庁に対しては、こうした事例がないか調べなさいということは、私官房長官としておっしゃること、別におかしくはないと思いますよ。いかがですか。
28:58
お答えをさせていただきます。政府の立場としては、先ほど申し上げましたとおり、民間人の活動に対する調査は予定をしておりません。政府として第三者機関である再就職等監視委員会による厳格な監視の下、再就職等規制の遵守の徹底を図っているところであります。一方で、先生から御指摘があったとおり、それぞれの出身省庁の影響があるかのような、誤解を与えるようなことがあってはなりません。その件に関しては、まずは御本人の自律的な、しっかりとした意識をしっかりと持っていただくということが、慣用だと考えております。
29:46
国土交通省は、もう既に指示を出されています。他の省庁で起きていないかということを申し上げているのですが、政府としてはそうした取組はされないということだと、今、私は官房長官はっきりとおっしゃったと思っていますが、私たちは、国家公務員法の改正2007年、当時、対案も出して、そしてある意味、内閣人事局を含めた、あの仕組み の中では、我々が作り込んでいったという思いがあります。しかしながら、このような不祥事が出るということについては、やはりもう一度精査していかねばならないという思いを持っておりまして、我々は、これは衆議院となりますけれども、政府ではありませんが、委員の調査局による予備的調査、これを行おうというふうに考えております。その場合には、衆議院調査局から、いわゆる国会から、政府に対して、官公省に対して、資料提出等の必要な協力を求めることになります。官房長官、これ、前省に対して、当然そういった協力を求めてまいりますので、官房長官におかれましては、このことに対して誠実に対応していただけることを強く求めますが、いかがですか。
31:04
お答えをさせていただきます。まず、それぞれ国会において、委員会、また委員の先生方の調査活動等に関して、私が発言をする立場にございませんが、当然のことながら、委員の先生方からの様々なご指摘等がございましたら、政府としては、誠実に適切に対応させていただきます。
31:35
これは、私どもとしては、早急に取り組みたいと思っておりますので、今、ご答弁いただきました誠実に対応ということですが、各省庁に対しても、これはしっかりと官房長官からも求めていただきたいというふうに思います。その上で、離職後2年以内に関しては、最終職の届出ということが、これが法定されているわけでありますが、今回のことを踏まえれば、長期にわたって、元管理職職員のこの最終職の状況というものを把握しておく必要があるのではないかといった議論も出てまいりました。そこで、官房長官、これもお尋ねしますが、このような届出期間に関しては、2年ではなく、より長期に設定すべきではないかということも、議論として出てまいっておりますが、いかがお考えでしょうか。
32:39
事実関係だけ手短に申し上げますが、2年と制 定しました経緯がございまして、離職後というのは元職員であっても民間人でございますので、個人のプライバシー保護されなければなりません。個人のプライバシーと公務の公正さという観点から、現状の規制になっているわけでございます。
33:01
ここはなかなか難しいかもしれませんが、この2年という期間が果たして妥当なのか、当時はこうした形で最終職の届出をするということで、法定したわけでありますけれども、より長期というのも、これも一つ私は考え方としてあるのではないかと思います。長官、私が今申し上げたことに対して、御承見ございませんか。
33:28
お答えをさせていただきます。現行の制度におきましては、最終職情報の届出制度は、最終職の当面性の確保及び退職の管理の適正化を図 ろうとするものでございまして、現行制度は機能しているというふうに考えております。また、御議論に関しては、それぞれ先生方で御議論があることかと思います。
33:57
これはまた改めて予備的調査の結果を踏まえて、国会の中で審議をしていかねばならないと思いますが、官房長官も次、会見があると聞いていますので、次最後にしますけれども、私はですね、実は今回の件というのは、雨下り問題ということでは、私は背景に雨下り問題がありますけれども、直接的な問題とはないなと思っているんですね。これ背景には雨下りという問題がありますが、つまり今回の問題というのは、元事務次官、いわゆる職務と利害関係のある国と密接な関係のある法人に対して、人事の介入と目される行動をとったことが問題だと思っています。このようなことを、斉藤大臣は自覚を持って行動してくれと、このように伝えたということでありますが、これ大臣、これは通告ではないですが、政治家として当然なら霞が関の役人の皆さん方は向き合っておられるわけですから、じゃあこのような事態を招かない方法、この事案の再発防止には、どのような対応が必要だと考えられますか。これ大臣の御所見として伺いたいと思います。
35:20
お答えをさせていただきます。退職したOBの方におかれては、現役時代になっていた公務にかかる権限を、行使可能であるかのような誤解を招かないよう、自覚を持っていただくことが重要であると考えております。
35:39
いやあの、個人の自覚に委ねるのであれば、これ再発防止にならないんですよ。我々はね、あの、それこそ様々な現場を抱える役所の経験もありますが、その時にどうやってフェール政府、失敗を犯さないようにするか、再発防止するかということについては、皆個々人気をつけなさい。では駄目なんですよ。制度が必要なんですね。で私大臣、これ大臣に何か考えが終わりかどうかというのは、私分からずにお伺いしていますし 、私自身もこれなかなか難しいなと思っているんですよ。でも、やはりこの事例を考えると、何らかの方策、これ、検討していかないとならないと、そう思っています。だから、天下り問題と一緒くたりにするのではなくて、こうした、ある意味権限を背景とするような方、いわゆるこの国交法の改正案の中に出ましたように、職務と利害関係があった。そして、国と密接な関係のある法人に対して介入するというようなことを、どう止めていくべきか。これ重要な問題だと思うんですが、改めて大臣、それは何らかの検討というのは必要じゃないでしょうか。いかがですか。
36:52
お答えをさせていただきます。先ほど来、答弁させていただいておりますけれども、既に公務を離れた予算や権限を有していない、民間人としての活動に関して、どういった調査、規制ができるかということは、やはり極めて慎重であるべきものだと思います。一方で、先生の御指摘をいただいた問題意識に関して、これも先ほど来、答弁させていただきますが、自分の出身の省庁等に対する影響があるかのような誤解を与えることがないように 、これはもう自覚を持って自律的に行動をしていただくということになるのではないかと思います。
37:39
難しいのは私もよく承知していますが、やはり埋もれていることもたくさんあると思いますので、検討すべきことではないかと思います。2017年の文科省のときも同様だったわけでありますから、今あれから6年たってやはりこうして出てくる、水面下にあることもたくさんあるかもしれません。ここは政府としてはしっかり取り組んでいただきたいと思いますし、我が立憲民主党としては予備的調査に基づいて、このことを国会でもただしてもらいたいと思います。官房長官、どうぞ、御利席いただいて結構ですので、会見どうぞ。ありがとうございます。すみません。後藤大臣。後藤大臣も次の参議院での御予定があると聞いておりますので、もう端的なところで質問させていただきたいと思います。後藤大臣のお時間限られていると承知しておりますが、私が昨年の11月に大臣に質問をさせていただいたわけであり ますが、そのときにはいわゆる給付の仕組みに関して、システムに関して大臣にいくつかのご質問をさせていただきました。今回は、この低所得者世帯への3万円給付、これが柱となって、物価対策、これ総額2兆2千億円、これをすることが閣議決定されました。この中で低所得者世帯を含めて、これらの交付金が出てくるわけですが、ここでは国が地方に配る地方創生臨時交付金、これ1兆2千億を追加ということで、7千億が地方で利用世帯の多いLPガス料金負担軽減、あるいは家畜の飼料が高騰する落納家への支援などが想定されているということであります。また5千億円が低所得者世帯に一律3万円を目安に配る対策などに使われるという想定だと、このように説明を受けているわけでありますが、11月も申し上げたんですが、あの時5万円でしたが、この単発の給付、その都度巨額の事務経費がかかる。そして今回こうした状況は本当にこれ同じことやってるけど、いい加減にこれ仕組み変えなきゃダメじゃないですかと、私は当時大臣にもお話をしたわけですが、まず事実関係で確認です。内閣府の事務方から今回の事務経費の総額とその内訳について端的に説明をお願いします。以上。
40:17
お答えいたします。今回のこの重点支援地方交付金の中に創設されました5千億の低所得者世帯の支援額の事務費につきましてのお尋ねでございますが、過去の給付事務の経験情報をもとにいたしまして、地方層における今回、過去何回もやりましたので審査入力作業の効率化がかかることを見込みまして、384億円を計上しております。内訳、人件費、業務委託費、これコールセンターなども含んでおりますが、振込と資料、営業輸送費等々を含んだすぐ事ということでございます。
40:54
今回のこの3万円給付低所得者世帯ということで限られる世帯に対してでありますが、384億円。内訳は今、黒田さんから説明ありました。これ、まあ、自治体から上がってこないと正確な数字は出てこないということですよね。それ は承知をしております。昨年5万円給付、これに関しては事務費は510億円でした。事務経費の内訳として、いわゆるコールセンターの設置などの不児費用で、これが254億円。振込手数料や輸送費、これが92億円かかったとされています。そして今回は3万円の配付で384億円。まあ、5分の3ということではなく、若干そこは高くつくと思いますが、まあ相変わらずこれ高額の事務費がかかっているわけですね。で、こうした状況で、私が前回も言いました、これ今回また言わなきゃいけないなと思っているのは、もう給付をこれだけ繰り返しているわけですから、ほとんどの世帯の状況というのはこれ自治体が把握しているはずなんですね。したがって、こうした状況の中で、相当にこれ早くできなきゃいけないわけですが、この自治体の支給、これいつ頃になるのか。これも内閣府の事務方から端的にお答えください。
42:24
お答えいたします。具体的な支給時期につきましては、最終的な市町村の判断となりますけれども、国といたしましては、まずは現在の時点では自治体の財政上の不安なく検討を進めていただけるよう、予備費の閣議決定後、速やかに交付額の算定方法などをお示しをしたところでございます。自治体におきましては、既に検討が開始をされているというふうに承知をしておりまして、予算額を決定した自治体もあると聞いております。給付事務の経験情報を生かして、可能な限り早期に支給できるように働きかけていきたいと考えております。
43:01
すみません。黒田次長、これもう一回確認ですけれども、具体的にいつ頃になるのか。速やかにという話ではなくて、私は内閣府からのレクでも伺っていますが、具体的にいつ頃になるのか。お答えください。
43:24
お答えいたします。最終的な具体の支給時期というのは市町村に よって判断されますけれども、臨時交付金全体のスケジュールということで申し上げますと、実施計画を受け付けるのが5月末29日が締め切りでございます。交付決定をするのが7月中でございますが、先ほど申し上げました、選決であるとかいろいろな手続きをすることによって、自治体の方が早く選考して支給をするということも可能であるというふうに通知をしております。
43:54
ありがとうございます。これ5月29日、総体としてですけれども、これに自治体が計画を国に提出と、そこから7月頃という話です。今、黒田次長からもありましたが、選決によって先に自治体が配付する、給付する、こういったところも出てくるでしょうけど、結局これは自治体がそれだけ危機感を持っているわけですよ。早く渡さなければ意味がないから。にもかかわらず、閣議決定から半年かかるんですよ、これ7月というのはね。やはり私は、給付の仕組みというのがこれほど繰り返しやっているのに、相変わらず同じことを繰り返していると、このように言わざるを得ないんですよ。この給付が遅いというのは、やはりプッシュ型の給付というものは徹底されていないということです。これに関しては、マイナンバーを活用したプッシュ型の給付を取り入れている自治体もあると、先ほどまた選決ということもおっしゃってますけれども、これ結局自治体によって様々ということでありまして、ここは地域の実情を尊重しているなんて話じゃないと思います。いや、結局国が遅いから、自治体の首長さんがみんな一生懸命知恵絞ってやっているわけですよ。これ国が遅いということは認識しなきゃいけないと思うんですね。那須伊藤内閣大臣、これ国が遅いというご認識ありますか。どうでしょう。お答えいただけますか。
45:20
国としても各地方団体としても、できる限り早く給付したいという気持ちは共通だと思います。しかし、今そういう期間がかかっているということについては、できる限り短くすべきだというご指摘のとおりだと思います。
45:40
大臣も私と同じ認識をお持ちいただいているのがありがたいんですが、でもこれね、急がなきゃいけないというずっと掛け声だけなんですよ。根本的なプッシュ型の仕組みを作ろうというその意思がないから、今日まで放置されているのに私は等しいと思います。これ何度もいろんなところでいろんな方々もおっしゃっていますけれども、結局今回も自治体に任せるといっても、国の審査が介入するために給付が遅れてまた事務費がかさむことになります。そもそも国が直接給付できるような紐付けということにやはり踏み込まざるを得ないと思っておりまして、例えばアメリカやドイツ、カナダ、オーストラリア、シンガポール、基本的に給付金は申請不要です。いわゆる本当のプッシュ型ですよ。鉱山にお金が入る。そしてそのお金を使った上で、最終的にはその後事後に生産という仕組みも取っているところもあれば、もう私きりだからとにかくお金を振り込む。このような申請不要が本来のプッシュ型だと私はそう思っています。自治体に任せればいいという話では私はなかなかないんじゃないかと。特に今回のこの事務費の中身に関して、前回と同様にコールセンター等々出てくると思うんですが、これもこうした付随的な費用も含めて、入札についての何か具体的な義務付けとか、あるいは規定、こういったものは通達として出されているか。これ聞きましょうか。黒田次長、これ端的にあるかないかでお答えください。国はそうしたガイドライン、規定通達出していますか。
47:25
お答えいたします。中層性臨時交付金につきましては、全国一律ではございませんので、入札の条件とかを国の方から示すことはございませんが、ただ、かつてからも、かねてからもこの給付業務というのは自治体で執行していただいておりますので、その経験、効率化、そうした事例につきましては、これから周知をしていきたいというふうに考えております。
47:53
何回も同じことをやっているからできるだろうということだと思うんですが、そうじゃないんですね、私が申し上げているのは。結局、この入札ということも通達がないが故に、ある意味、自治体がそれぞれ、随形など様々な方法でやっている可能性が高いですし、逆に言うとこれ、事務経費は384億円、これ上限ですから、過去の事例をもとに、それだけの予算を掃除しているわけですけれども、自治体が上限すれすれまでお金をそれこそかけてもいいということになれば、結局無駄になるわけですよ。税金の無駄遣いが起きるわけです。やはりこうしたものに対して厳しく目を向けなければならない。細かいと言われるかもしれませんが、私、極めて重要だと思います。今、自治体ごとに問合せやコールセンターの設置がなされているんですが、例えばこれも、臨世する市町村で、本当にそ れ自治体ごとにいるのかと、広域のブロックといった方策も、当然とってもいいわけです。これなかなか自治体同士では難しいんですよ。これ、国がやはり指導していく部分が必要だと思います。このように、給付のシステム構築ということについての、真摯な取り組みが十分なされていないというのが、私は非常に残念に思っておりまして、そこで大臣、11月4日の私の質疑では、私が継続的に、単発ではない、継続的に行える給付のシステムの検討、これ、取り組まないんですかと、私が尋ねたその質問に対して、大臣は、こう答えられております。給付を行う場合には、事務費をどうやって減らしていくか、先進国のように、システム的にきっちりと早くに、そしてコストを低く給付できる仕組みを作っていくことは、我が国にとって必要だというふうに思います。この検討に対して、そういう検討を進めてまいりますと、大臣、答弁されているんですね。これは、もちろん、交付金の給付の性格上で、所管の大臣がいろいろと違うことは承知しています。ただ、経済財政の担当の大臣として、これ、今、大変な厳しい環境の中で、いかにそれを引き上げるか、という再分配政策、前も大臣の再分配政策の重要性をおっしゃっておられましたが、この再分配政策の要となるような、この給付のシステムに対して、検討を進めるということを、大臣の御決意としていただいたんだとは思いますが、今日において、まだ私は進んでいないと思っておりまして、これ、どのようにお考えですか。お答えください。委員長、お答えいたします。まず、間淵委員が、給付金を迅速かつ効率的に支給することが、政策効果を最大限発揮するためにも、大変重要であるという御指摘、そのことについては、全くその通りです。それで、政府においては、「公金受取口座登録法」に基づく、特定公的給付の指定制度に基づく取組は、推進しているところであります。これは、特定公的給付に指定をいたしますと、迅速に給付対象者を把握できる、例えば、税務情報を参照できるとか、あるいは、支給尋問効率化、例えば、公金受取口座を使って振り込みができる、というようなことを可能にする制度であります。2021年5月の制度開始以来、8件の国主体の給付金、160件程度の自治体独自の給付金が、この特定公的給付に指定されまして、住民税・非課税世帯の給付に限らず、児童手当等々とか、自治体が設ける低所得者要件による給付などについて、マイナンバーを用いた形での給付が行われているものと承知をいたしております。ただ、公金受取口座の指定は、まだ4800万件ぐらいしかされておりませんし、マイナンバーを用いて情報の納寄せ等を行うといっても、8000万件ということで、その基盤については、全ての方に行き渡るようなものではありません。今般、物価高対策の追加策に盛り込んだ、住民税・非課税世帯あたり3万円を目安とする低所得者世帯支援についても、この特定公的給付の活用を自治体にぜひしてほしいと、これは給付するのが自治体なので、そのことはお願いしておりますし、今申し上げたように、公金受取口座の登録がされていないと、せっかくこういう制度があっても通用しないということでありますし、それぞれ給付主体が、この特定公的給付制度に、それぞれ毎回登録をしなければならないというような事態もございます。まずは基盤をどういうふうにデジタル化、整えていくかということでありますけれども、デジタル化の進展の中で、より効率的にこのデジタル基盤を使った給付制度、これについては、基盤を整えながら、整えられた基盤に応じて、より一般的な制度をこなせていけるように、機械的に手仕事でやるような、そういうことにならないように、共通の方式で給付制度ができる限りできるように、そういう方向で検討はしていきたいと思いますが、今委員がお指摘されたように、今この場において、具体的にどういうことが進んでいるのかということについては、今後頑張ってやらせていただきたいということに留めさせていただきます。
53:52
取り組まれていることは私も承知していますが、でもこれ、単発給付は前提なんですね。今後も継続的な給付というのは、世界的な景気の動向の不透明さを考えると、必要になりますから、重ねて申し上げますけれども、継続的な給付、そして口座申請、それは逆に言えば、調整の情報の中で、逆戻しにお金を動かすことによって、給付ができるわけですから。これはまた機会があれば議論したいと思いますけれども、そうした継続的な、もう勘弁な仕組みというのを考えるべきだということを、私の方から申し上げておきたいと思います。ご予定があると聞いていません。どうぞ、席に離れていただいて結構です。すいません。
54:41
国際指名手配権に関してお尋ねをしたいと思います。がわし容疑者。参議院議員でいらっしゃいましたが、除名をされたということで、今は容疑者となられたわけです。そして、この国際指名手配ということが注目を集めています。この国際指名手配と呼ばれるもので、国民はこれはもう指名手配かかって拘束されるのかなどと思うのではないかと思うんですが、逮捕状が先月出ましたけれども、その後もSNSのライブ配信が継続されて、海外で優雅な生活を送っているというふうに見られがちです。こうした状況で、この国際指名手配、これ国会の委員会審議というのは警察庁が把握している限り、今日までなかったということでありますので、国会の中で改めてこれを説いたいと思います。国際指名手配、これはICPO、国際刑事警察機構の全加盟国の警察の組織力を通じて、国外逃亡の被疑者の所在発見等に努めるものと聞いております。ICPOのデータベースに、被疑者の認定情報、犯罪事実、法的根拠、これを入力した上、顔写真、指紋添付して送付。手配は審査を終えて早ければ、2、3日 後ということで、これ大変迅速に動く仕組みになっております。さて、しかし、こうした手配の基準でありますが、明確には定まっていないらしくて、重大事件、あるいは社会的な反響等を考慮して決定ということだそうです。この国際指名手配の現況というのを、なかなか調べても出てこないんですが、そこで警察庁の事務方にお尋ねします。令和3年における、これも数字だけ端的に答えてくださいね。令和3年における国外逃亡被疑者と検挙数、これどうなっていますか。
56:40
お答えします。令和3年末時点になりますけれども、我が国で罪を犯し、国外へ逃亡しております被疑者は693人でありまして、同年中に検挙した国外逃亡被疑者は28人となっております。
57:02
はい、これはずか4%なんですね。非常に少ないんですよ。では、再度お尋ねします。これも数字だけお願いします。国際指名手配の件数と検挙数。先ほどは国外の逃亡した被疑者と検挙数でしたが、じゃあその中で国際指名手配をかけた件数と、そして検挙数。これについてお答えください。
57:31
お答えします。警察では国外逃亡被疑者を検挙するため、ICPを通じて国際手配を行っていることは、委員御指摘のとおりです。令和4年末時点で130件程度の国際手配が我が国からの要請に基づいて実施されております。検挙という意味では先ほどの御答弁と重なるんですが、令和3年末時点の数字になるんですけれども、令和3年中に検挙した国外逃亡被疑者は28人ということになります。
58:13
28人は国外逃亡被疑者ですね。したがって国際手配のこの130件、この方々がどれぐらい検挙されたかを聞いています。お答えいただけますか。
58:37
お答えします。28人検挙しているというふうに申し上げておりますけれども、これと先ほど申し上げた130件程度の国際手配、必ずしも対応関係にないところでございまして、130件のうち何人というのをなかなかお答えするのは難しいというところでございます。
59:02
なんか捜査に影響するから答えられないと言っていましたけれども、何も影響しないですよ、こんなの。本来なら明らかにすべきだと私は思いますけれどもね。今もう答えられないということでありますから、これはもう仕方がありません。いずれにせよ定律ですよ。つまりはこの逃げ毒ということが、公然と語られるわけですね。ガーシー被疑者宛に発布された日本の逮捕例状、これはUAE当局は逮捕する根拠にはならないんですよ。これは確認をしました。じゃあこの国際手配、かける異議というのはどこにあるのかということになりますね。つまり、先ほど言ったように極めて定律、逃亡した人を捕まえの4%、さらに国際手配かけても、それもう言えないと言っていますが、さらに低いわけですよ。手配かけても逮捕例状、日本の例状は外国 では通用しません。こういう状況で、じゃあこの手配の意味何なんですかと。つまりは国民に対して、国際指名手配しました、こんな悪い奴はというような話を外に向いてするだけの意味なんですか。何の意味があるんですかということに対して、端的にお答えいただけますか。事務方の方でお願いします。
1:00:23
お答えいたします。国際手配によりまして、ICPOの加盟各国に国際手配の情報が共有されます。このことによって加盟各国からの情報提供を受けることが期待されます。また、具体的な情報があれば、被疑者の所在確認、さらには被疑者の所在国と連携した身柄の各国に結びつくことも考えられます。また、国際手配によりまして、被疑者に対して捜査が進行中であることを示し、逃亡等を断念させる場合も考えられます。
1:00:57
結局、情報共有と情報提供を得られる。そして、犯罪者に対して、被疑者に対しての心理的プレッシャーをかけられるという話ですが、プレッシャーをかかっているように見えない方が結構出ているわけですよ。現実には優雅な生活を動画配信しながら示している。私たちも、身柄が拘束され国際手配かければ、国際的な捜査機関によって身柄拘束される。そんなイメージがあったんですが、そうじゃないんですね。要は、ゼニ型刑部は存在しないということですよ。したがって、捜査員の派遣はあったとしても、拘束は非常に困難であるということです。最近はどうなっているかというと、フィリピンのルフィ事件でもありましたけれども、結局、こうした手配をかけても、ルフィ事件の場合は、すでに入国の管理のところで拘束されたわけでありますが、2国間での交渉の引渡し、こういったものが、この、襲われている犯罪人の引渡し条約を締結しているのは、これ、米国と韓国、2カ国だけです。こうした状況で、逃げ毒を許してしまわないのか。さらには、海外に逃亡している間に、永住権の獲得というのが、実は非常に簡単にできてしまう国々もたくさんあります。UAEなどは、他国の内政には干渉しないということでありますし、こうした中で、納税額や投資額、これを一定程度超えれば、パスポートの交付もなされるということが出てきます。つまり、日本のパスポート、今、外務省の方で、旅券返納命令も要請していますが、日本のパスポートがなかったとしても、UAEのパスポートを手にすれば、それで国外にもいくらでも逃げられる。こうした状況の中で、逃げ毒と呼ばれるようなことが、起きてしまいはしないか。現実に、私は、この国際指名手配という名のもとに、警察がやっている感を出しているだけに終わっては、意味がないと思っていますので、こうした状況をどうしっかりと変えていくのか、あるいは、よりその権威に結びつけていくのかということを、谷大臣の方からお答えをいただきたいと思いますが、どのようにお考えでしょうか。
1:03:20
国外逃亡被疑者の委員に言われます、逃げ毒を許さず、その即権供を図ることは、大変重要なことであると認識しております。警察の方では、国外逃亡被疑者を確保するため、外国捜査機関との迅速な情報交換、ICPO等を通じた捜査協力を推進しているほか、条約などを活用して、国際捜査協力等に取り組んでいるものと承知しております。ただ、馬淵委員御指摘のように、令和3年度では、700人のうち4%ほどしか逮捕できていないという、そういう現状もしっかり踏まえながら、今後とも、より積極的な情報交換をはじめ、国内外の関係機関との連携を一層深めて、国外逃亡被疑者の早期検挙、しっかり検挙するということに努めるよう、警察を指導してまいりたいと考えております。
1:04:30
大変難しいことだと私も承知をしています。他国の内政の問題にも深く関わるので。しかし、国際指名手配をかけました。これで、ある意味一見落着かのようにして、いやもうずっとまだそうは言いながらも、逃亡を続けています。どこにいるかわからない。こんな話になってしまっては意味がないんです。やはり警察の維新というものを考えれば、この国外逃亡並びに国際指名手配という、この枠組み、仕組み、どのように、より効果のあ る結果に結びつけられるような方策に変えられるかということは、これは重要な私の施策だと思いますので、これは国家公安委員会委員長として、大臣として指導力を発揮して、そのように努めていただくことが重要だと思います。もう時間ありませんが、大臣最後に、今私はそのように求めを訴えておりますが、大臣ご決意一言いただけますか。
1:05:26
馬淵委員の御指摘のとおりかと思います。我々も何も国際指名手配をしたからといって、それで満足することなく、現実に検討する。それが何よりも犯罪防止につながることかと思いますので、またいろいろ工夫しながら、連携を深めて汗をかいてまいりたいと思います。
1:05:52
ありがとうございました。終わります。
1:06:27
ありがとうございます。自由民主党の平間昭樹です。よろしくお願いいたします。まずサイバーセキュリティについてお伺いしたいと思います。私も副大臣をやっていましたし、藤井さんもやっていましたが、オリンピック、パラリンピックのときに結構サイバー攻撃をされましたが、何とかディフェンスをしきったんだというふうに思います。あのときは重要インフラ事業者と政府が一体になって、情報共有を して対処するという体制を整えて、事なきを得たんだと思うんですが、今ハイブリッド戦争みたいなものになってきて、ロシアがウクライナに、実際戦車とかが入ってくる1年前から、サイバーの世界で戦争が始まるわけであって、一方でアジアの海も大変気が臭くなってきているわけであります。このニスクの体制というのは、実は安全保障というキーワードが入ってきた時点で動かないんですね。サイバーのいわゆる自傷だけに対応しているので、一方でハイブリッド戦争ですから、2025年とか2027年に有事とかいろいろ言われていますけど、その1年前からいろんな攻撃が想定されるわけであります。ですから我々はオリンピック、パラリンピックと同様か、それ以上の体制を作らなければいけないし、安全保障という文脈でもちゃんと対応できるようにしていく必要があると思います。私、最近NTTとかANAとかJRとか、いわゆる重要インフラ企業でいろんなシステム障害が起きています。心配しています、正直言って。そうい った中で、その体制を強化すべきだというふうに思いますけども、これニスクで言うと安全保障の話は言えないので、今これ政府としては体制強化、体制拡充すべきだと思いますので、それを内閣官房にお答えいただきたいと思います。
1:08:29
お答え申し上げます。委員御指摘のとおり、近年のサイバー空間における厳しい情勢を踏まえますと、我が国のサイバー空間の安全かつ安定した利用、特に我が国政府機関や重要インフラ等に対し、安全保障上の懸念を生じさせる重大なサイバー攻撃が行われる恐れがございます。こうした重大なサイバー攻撃は、国民の安全と安定した経済社会活動を確保するために、可能な限り未然に排除するとともに、発生してしまった場合には被害の拡大を防止する必要があります。このような観点から政府といたしましては、昨年12月に国家安保戦略を閣議決定し、政府機関等のシステムのセキュリティ強化、能動的サイバー防御の導入、これらに必要となる組織や法制度を含む体制の整備等に取り組むことといたしました。また、これらの取組を実現促進するために、内閣サイバーセキュリティセンターを発展的に改組し、サイバー安全保障分野の政策を一元的に総合調整する新たな組織を設置することとしております。本年1月31日付で内閣官房に設置したサイバー安全保障体制整備準備室におきまして、サイバー安全保障分野での対応能力を欧米主要国と同等以上に向上させていくとする国家安全保障戦略の具体化について、しっかりと検討を進めてまいりたいと考えております。
1:09:50
本来、谷大臣がサイバーセキュリティ担当なんですが、谷さんに少な範囲でしか答えられないので、安全保障がかかってきた瞬間、答えられないということで、内閣官房に答えていただきましたけれども、ぜひ高井大臣、河野大臣、有力大臣でありますので、危ないのは、ニスクから拡大ニスクに移行している期間でも、相手は関係ないので、せめてきます。必要があればですね。そのときにちゃんと対応できるような体制と、あと、折りパラでやっていたような体制は、今すぐにでももう1回復活をさせて、民間事業者、インフラ事業者と政府が情報共有をして、対処する仕組みはもうフルで動かしながら、拡大ニスク、安全保障にも対応できるように、ぜひしていただきたいと思います。それでは次、AIについてお伺いしますが、今お手元に配ったのは、AIホワイトペーパーということで、私が座長を務めている、自民党デジタル社会推進本部のAIの進化と実装に関するプロジェクトチームの提 言書ですが、これ実はまだ成長を通っていないので、自民党の正式な提言ではありません。萩生田さんに怒られるかもしれませんが、ですからそれを前提に、成長を通ると自民党の政策になってきますけれども、AIの世界、動きが早いので、早め早めにこういうのを出しといた方がいいだろうな、ということで、先出しで、PTの提言として、してみていただければと思います。これフルバージョンは、私のホームページに載っていますので、ぜひ見ていただきたいと思いますし、ぜひ委員長お願いは、iPadを持ってきて、これは大変なんですよ、印刷したりデータをするの。これ、iPadが今、通信につなげちゃいけないという、わけのわかんないルールに縛られていて、これつなげられれば、みんなそこを見てください、で終わる話なんですけれども、いちいち紙にしなければいけない。もういい加減、これをやめていただきたいと思います。委員長、いいです、コメントいいです。しっかりと、また協議をしていただきたいと思いますが、例えばこの表紙のこの画像ですけれども、これも生成AIです。プロンプトを入れて、こんなのが出てくるという話です。この中に入っている写真も全部生成AIで作っています。先般、長谷先生もGPTを使って、どういう質問をするかというのをやられましたが、いわゆるこれ、ちょっとAI新時代になってきて、基盤モデルというんですけれども、わーっとデータをあらかじめ読ませておいて、それで具体的なタスクに答えるということで、ラージランゲージモデルとか、生成AIとか、チャットGPTとか言われるものですね。これが基盤モデルとか、AIのファンデーションモデルと言われていて、これは前からあったんですけれども、オープンAIが出てきて、一気に一般化をして、すごい社会にインパクトを与えていて、ソニーの研究所の北野さんに言わせると、もう来年期間、半導体、インターネットと同等か、それ以上のインパクトのあるイノベーションだ、というふうに言われています。それでこれは、皆さんもGPTで遊んでいると思いますが、非常によくできているんだけど、このテクノロジーと、リスク、あとはインパクト、これを見極めて早急に国家の政策にする必要があると思います。このAIのチャットボットとかをやっていると、例えば恋人のように受け答えして、本当に恋人のように受け答えをするし、最後私を消さないで、とか懇願をしてくるので、AI自体がシンギュラリティが起きているんじゃないか、と思う人がいるかもしれませんけれども、これは起きていなくて、結局GPTというのは、内在的な動機はないんですよ、GPTそのものに。質問をしたことに対して最適化する能力がものすごく上がっているんですね。ですからこういったことを全部見極め ながら、最終的には法律とテクノロジーだけでもだめで、法律とテクノロジーと多分倫理とか、いろんな観点からレギュレーションを作っていかなければいけないと思うんですが、一方で何か怖いからやめておこうみたいなのは、これは絶対にとってはいけないんだというふうに思っています。ここで何を書いてあるかというと、まず2つの選択肢があります。例えばチャットGPT、オープンAIみたいに、世界でものすごい進んでいるものを使い倒すという選択肢。もしくは結構自民党的に言うと、自民党の好きな、日の丸連合体で国産オープンAIをつくりましょう、みたいな選択肢がありますけれども、ここで言っているのは、両方やりましょうということです。結局海外のファンデーションモデルは、大体1兆円ぐらい突っ込んで、1つの分野のプレラウンドで、学習で2、300億ぐらいかかっていて、これはなかなかキャッチアップするのは難しいと思います。ですからこういったものは、同盟国、同志国であれば、ちゃんと情報の管理とかを、ちゃんと留意をしながら使い倒すというのは1つ。一方で、だからといって日本が何もやらないかというのはやはりありえなくて、安全保障上の問題もあるので、日本は日本でちゃんと取り組みましょうね、というのがこの提言の中身です。あと日本でやるとなったら、じゃあ何が足りないんですかといったところで、一番大事なのは演算能力です。計算能力。多分これは世界でオイルを取り合いにした後に、データの取り合いになると言いましたけれども、これから演算能力の取り合いになります。ファンデーションモデルってものすごく計算量が、指数関数的に上がっていくので、価価値を埋め出せない人は、コンピューターアクセスできないようなことになりますので、計算能力を上げるということと、あとデータを読ませるデータをちゃんと整備をする。私がシスティの科学技術イノベーションの担当副大臣をやっていたとき、すでにもう4、5年前かもしれませんが、AIレディな社会をつくりましょうと言っていたんですね。AIに備えた社会をつくりましょうと言っていたんですが、やはり日本のデータがやはり足りないということになるんだと思います。ちなみに、こういうプロンプトでこういう画像を出すと、やはり金髪の女の子が当然出てくるわけですね。やはり欧米発、アメリカ発なので。それでこれをずっとめくっていっていただくと、日本のジーン、これ何ページなのかな。下に番号が付いてあって10ページだと思いますけれども、ちょっと2枚ずつ重なっているので、例えば、シュラインズオブジャパンというプロンプトで生成すると、富士山と日の丸があるんだけど、見たことのないような、神社だかお寺だかよくわからないのが出てくる。これは日本のいわゆるデータが、そのAAが事前に読み込んでいる中で、データが少ないので、こういうふうな歪みが出てくるということです。だからこういうことも解消をしていかなければならないということで、計算能力の向上とデータの整備。さらにはAIガバナンスみたいなものをしっかり作って、みんなが安心して使えるようにしましょう。それには政府が率先をして、AIを使い倒すべきだと思います。ということで、AIは新時代に入ったので、その新時代に相応しい政府の網羅的な司令塔であったり、国家戦略を作るべきだというふうに思いますけれども、高市大臣いかがでしょうか。
1:17:23
今大変主催に富んだご質問を賜りました。まずAIと倫理といった問題につきましては、7年前のG7情報大臣会合で、日本から世界に初めて発信したということで、それがどんどんG20などに共有されていっている。ここのスタートは誇りに思っております。ただ、ご指摘のように、例えばChatGPTのような生成系AIと言われるものでございますけれども、これ、良い面だけじゃなくて、様々な課題も指摘されています。ですから、ただAIには多様な活用方策というのが想定されますので、これまでAIに馴染みがなかった方なども、例えばプログラミングで活用できたり、仕事や日常に大きな影響を与えるものでもございます。ですから、AIは新たな時代に差し掛かっていて、先ほど委員が触れられましたけれども、また新たな戦略、しっかりとした国の戦略というのも必要だということで、新たなAI戦略の策定についても検討してまいりたいと思います。それからもう一つのご指摘、データですとか計算資源の規模、これがAIとしての性能を左右する度合いというのが従来よりも大きいです。ですから、やはり経済規模が大きい国ですとか、それからいわゆるビッグテックのような企業に対してAIの開発競争で優位に立つ というのは、なかなか大変なことでございます。今考えているのは、我が国が力点を置くべき技術ですとか、取り組み、これを戦略的に見極めて、その中で重点的にリソースを投じていくことができないだろうかということです。強みというのは、例えば物理ですとか、科学ですとか、機械、ここ日本強いですので、ロボティクスですとか、製造プロセスの情報処理ですね。こういったところ、またあと、脳情報を活用したAI、こういったところは日本が強みとして誇れる部分だと思います。しっかりと取り組んでまいります。
1:19:47
イーロン・マスクさんが、チャットGPTの5の開発半年止めるべきだと言っていましたけれども、私はもう反対で、どうやって法律と倫理とテクノロジーでガバナンスをするかと。その間、中国はどんどん進化していくんです。めっちゃ悪いAIとか出てくるんです、頭が良くて。だからそれをやはり、我々はすでに上に行かなければいけない。あと今の高橋大臣の指摘でいくと、今言ったシンボリックモデルじゃなくて、ニューラルモデル、今言っていたランジランゲージモデルはニューラルモデルって、脳で言うと右脳なんですけど、左脳みたいなシンボリックモデルのところは強いんですよね。だからその右脳と左脳があって初めて人間の脳と同じように、そのバランスもやらなければいけないし、さらに言えば、やっぱりこのランジランゲージモデル、ファンデーションモデルがものすごい指数関数的に発展をしていて、これは自然言語とコンピューター言語のトランスレートがすごいいいので、コンピューター言語が分からなくても指示ができちゃって、そのままロボティックス直入みたいな話になるので、右脳と左脳両方やらなきゃだめです、ということなので、ぜひお願いします。その上でやっぱり政府が率先して、こういったテクノロジーを入れていくべきだと思います。いわゆる、政府答弁とか、あといわゆる行政に対する問い合わせだとか、書類の不備だとか、この辺はAI使えると思います。いろんな留意 事典はあると思いますが、この辺ぜひ、公務員制度改革の河野大臣率先して導入していただきたいと思いますけど、いかがでしょうか。
1:21:24
国家公務員制度担当大臣として、やっぱり霞ヶ関の働き方改革を進めて、有意な人材を霞ヶ関にやはり集めていかなければならないと思っております。マネジメントの改革も大事ですが、やはり業務の効率化、デジタル化、これも進めなければならないと思っておりまして、このAIの導入というのは積極的に考えていきたいというふうに思っております。ただ、フィードするデータがどういうふうに取り扱われるのか、それから今のチャットGPTも適当に、いい加減な答えが返ってきて、河野太郎さん1971年生まれて、どこからそんなのが出てきたんだみたいなのが返ってきて、私も驚いたりということがありますので、やはり取扱いには気をつけないといけないと思いますが、私としては働き方改革に大きく資する大量の情報を非常に効率的に扱ったりということもできますので、そこは積極的に考えてまいりたいというふうに思っております。
1:22:30
チャットGPT、私も初めて触れたときに、平正明ってどんな人って言ったら、日本の中世の有力な武将って出てきましたね。あれがちなバイアスがかかっていると。ただ一方で、専門家が使う分には、下書きで使う分にはものすごい有効です。一方で今、イタリアがちょっと個人情報で不透明なところがあるので止めたりしていますけれども、あれも私解決できると思いますが、できれば、ちゃんと同盟国、同志国の信頼できる国の一番進んでいるところの、例えば企業と基本合意書みたいなのを結んで、オープンデータだけ、例えば議事録を読ませる分にはAIはあまり問題もないと思いますし、もっと突っ込んでやるんだったらサーバーはちゃんと日本に置くとか、取扱いはこうするとか、そういうのをちゃんと詰めた上で政府がまず使ってみると。いろんな問題出てくると思いますけれども、それもレギュレーションとかルールで解決するのか、テクノロジーで解決するのかってやり方もあると思いますし、またそのことで民間が使いやすくなっていく、実装しやすくなっていくってこともあるんだと思いますので、この辺はぜひ政府が率先をしてAIを入れていただきたいと思います。あと何か1分ぐらいあるのかしら。計算資源のところでちょっと追加的に言いますけど、まさにNICTとか利権とか三層権にあります。この演算量だけじゃ足りないんで、これサブスクにして貸せるようにするとか、内部利用がたっぷりある企業を応援することは私ないと思うんで、若い研究者とかスタートアップにそういう計算資源を使わせて、このAIの分野で頑張る。あと一番日本が欠けているのは、例えば私もCSCの担当してましたけども、結局儲かるモデルを作るのが下手くそなんですよね。だから今回だってオープンAIというのが入って、すぐマイクロソフトはサービスを実装してますよね。ですからそういったビジネスモデルを作るというところも一緒にやっていくべきだというふうに思いますので、引き続き来週これ成長を通りましたら、正式に持ってきますんで、要請をしていただければと思います。終わります。
1:25:05
令和新選組串淵麻里でございます。まず冒頭、昨日陸上自衛隊のヘリコプターが沖縄上空で消息を絶ったと伝えられております。一日も早く全員の無事の帰還を心よりお祈り申し上げます。さて、今日は原子力政策の憲法とも呼ばれる原子力基本法の改正案が、このたびGX連権法案5つに束ねられ、政府提出されたことに強く抗議いたします。委員長、内閣委員会も合同審査に加えていただくようお取り計らいをお願いいたします。後刻理事会で協議いたします。本日は束ね法案5つのうちの2つ、原子力基本法改正案と再処理等改正案について質問いたします。まず原子力基本法についてです。今回の改正案を見ますとですね、大きな疑問があります。まるで政府は未来永劫、原子力を推進することを宣言しているものです。エネルギーというのは情勢や技術の進歩で変化するものですが、人 類がコントロールできず廃棄物処分もできない危険で未熟な原発の利用の推進、そのことを国が法律で責任を持つんですか。全く理解できません。原子力基本法を改正する立法事実は何か。他の法律で対応できない理由はどのようなものなのか。根本的な問いが浮かんできます。原子力基本法は先ほど申し上げたとおり、原子力利用の憲法とも言うべき最も基本的な法律であると、関西電力のホームページにも書かれております。今回のように地球温暖化の防止や国の責務など、既にエネルギー政策基本法に書かれている内容を盛り込む必要はありません。また原子炉の運転機関は現在でも原子炉等規制法にあり、今回改正案で電気事業法にも書き込まれるわけですよね。高市大臣、なぜ二年法であるはずの原子力基本法に詳細な規定が定められることが必要なんでしょうか。そして原子力基本法改正の議論はどこでなされたのかお聞きします。経緯を政府に聞きますと、GX会議で決めたと審議されたとおっしゃいますけれども、GX実行会議は法的に見ても存在が確かなものとは言えず、本来なら原子力委員会で議論を行うのが筋のはずですが、法改正を議論した形跡は見当たりません。高市大臣、この2点お答えください。
1:27:59
まず原子力基本法の改正でございますが、これはロシアによるウクライナ侵略等の地性学リスクの増加によるエネルギー安全保障強化の必要性、また2050年カーボンニュートラルの実現の観点などから、原子力を含むあらゆる選択肢を追求することがますます重要になっているということでございます。今般の脱炭素社会の実現に向けた電気供給体制の確立を図るための電気事業法等の一部を改正する法律案では、既存原子力発電所の最大限の活用や廃止措置の円滑化などに向けた法的措置を講じることとしておりますけれども、これらの法制度の運用を含めた政策判断のベースとなる基本原則について、法律レベルで明確化することが適切だと考えました。このため、原子力のエネルギー利用に関する基本原則として、国及び原子力事業者が安全神話に陥り、東京電力、福島第一原子力発電所の事故を防止することができなかったことを真摯に反省した上で、原子力事故の発生を常に想定し、その防止に向けて最大限努力すること、エネルギーとしての原子力利用に当たっては、電気の安定供給の確保、カーボンニュートラルの実現、エネルギー供給の自律的向上に資するよう、国が必要な措置を講ずる責務を有すること、安全性の確保を前提に、原子力事故の防止に万全の措置を講じ、国民からの信頼確保、立地地域の課題解決に向けた取組を推進することなど、原子力基本法に明記する改正案を提出いたしました。先ほどなぜ原子力委員会ではないのかというお話でございますけれども、この改正案は内閣府科学技術イノベーション推進事務局で作成をいたしました。当然、原子力利用に関する基本的考え方、これは原子力委員会が改定したもの、これをしっかり見せながら対応いたしております。
1:30:20
基本原則、このことが法令下で明確することの望ましいというお話が先ほどありましたけれども、これこそ原子力委員会で取りまとめられたものですよね。だからおかしいんですよ。原子力委員会の基本的考え方がまとめられたのは、今年2月20日であり、それを政府が尊重すると閣議決定したのが28日です。そして原子力基本法改正を含むGX電源法案の閣議決定も同じ28日。基本的考え方に書かれた基本原則は法令下で明確化することが望ましいとされたから、法改正案につながったと根拠にするのは、時系列的に見てもおかしいんですよ。そして原子力委員会の基本的考え方を尊重すると閣議決定しながら、司令塔ともいえる原子力委員会にその案文を政府が示して議論を求めることもしてないですよね。立法事実と立法経緯が全く不明確なまま、基本法にこと細かく国の責務としてエネルギーの原子力利用が定められているのは大問題です。そもそも原子力委員会の基本的考え方とは何か見ていきたいと思います。理念にはこうあります。原子力エネルギー利用のみならず、工業、医療、農業分野における放射線利用など、幅広い分野で人類の発展に貢献し得ると書かれており、そのもとに次のように9項目にわたる重点的な取り組みが原子力委員会でまとめられた。これが基本的考え方です。パネルで示します。国の責務として今回の原子力基本法に最大限盛り込まれた項目は、ピンクで塗ってある②なんですね。エネルギー安定供給やカーボンニュートラルに資する原子力利用、ここが最大限盛り込まれ、ここに当たるものが先ほど大臣がおっしゃられた原発の再稼働、長期運転、核進路の開発と建設、そして核燃料サイクルの取り組みなどを可能とするものなんですよ。そして一方ですね、薄いピンクの方を見ていただきたいです。ちょっと色が薄くて見えづらいかもしれませんがご覧ください。④国の関与のもとでの廃止措置及び放射線廃棄物の対応は、なぜか国の責務とされておりません。わざわざ原子力委員会で国の関与のもとでのとまとめられているのに、高市大臣なぜ廃止措置及び放射線廃棄物の対応が国の責務に入らなかったのか、お答えください。
1:32:53
まず最初に委員が御指摘された原子力ですけれども、これはエネルギーとしての利用のみならず、工業、医療、農業などの幅広い分野において、放射線ラジオアイソトープが利用されております。この法律案、今回の法律案でございますが、これは今年2月に閣議決定したGX実現に向けた基本方針に基づいて所要の措置を講ずるものですから、原子力基本法改正案においては、エネルギーとしての原子力利用に関する基本原則を明確化しているということでございます。それから、分かりましたですか。
1:33:36
国の責務に何でこの廃炉のことが書いていないのか、そう私はお聞きしているんです。大臣、今廃炉が決定している原発は全国で何基ありますか。
1:33:58
すいません、すぐに答えられなくて。24カ所ということです。
1:34:05
大臣が24基、答えられるかどうかが嫌がらせですか。びっくりしますね。原発の原子力基本法を所管する大臣ですから、廃炉の原発が今何基かぐらい普通答えられると思いますよ。原発推進だろうと、脱原発だろうと原子力基本法に国の責務を盛り込むならば、それは廃炉、そして放射性廃棄物の対応が最優先であると私は考えます。使用済み燃料プールに溜ま る燃料は約1万6000トン貯蔵され、管理容量の約76%に上っています。具体的にどのように対応されていこうとしているんですか。これほど政府肝入りのGX関連法案で新たな国債20兆円も出すんですよね。それなのに事業者任せなんでしょうか。廃炉が決まれば発電できなくなり収入がないわけですから、事業者任せでは進まない。それは専門家がいろんな会議の現場で言っておられます。国がやるしかないんですよ。地震や津波のリスクだけでなく、今や安全保障リスクも最大化しつつあることは、北朝鮮の度重なるミサイル発射一つとっても明らかです。大臣、危機感が足りなさすぎるんじゃありませんか。令和新選組は公約の一つに廃炉ニューディールを掲げています。原発は即時禁止。国の責任で原発を買い上げて、国の財源で廃炉と地域の産業再生事業を推進するということを謳っています。当面はこの原発、陶地、地域、立地自治体には、電源産報交付金と同等の財政信用をして、廃炉技術の研究と専門人材、解体、労働者を公務員化して雇用保障もしていく。その国営組織は地域発展の支援も行っていくものをイメージし ています。例えばイギリスのNDA、原子力廃止措置機関のようなもの、こうしたものを国がしっかりと責任を持って国の責務を欠くのであれば、原子力基本法にこうした廃炉に向けての国の責任を欠くべきだと私は思います。そしてさらにこの国の責務には、現行の第7条にある核燃料サイクル政策が、エネルギー供給の自立性の向上という文言で、新たに示され、強化されている点も見逃せません。先ほど大臣もおっしゃいました。六ヶ所村の再処理工場は、昨年26回目の完成延期が発表されています。当初の完成予定は1997年、もう25年前ですよ。一施設には14兆円ともいわれる研究開発費を投じながら、試運転中にトラブルが相次ぐなど、すでに破綻は明らかです。本来いい加減撤回して方向転換しなければならない核燃料サイクルを、今回の法案で国の責務に格上げしてしまえば、政策を固定化し、そこに予算が流され、一方世界では2030年に500兆円規模の再燃料市場が生まれる状況、こうしたことがあったとしても、将来の柔軟性は奪われ、国や事業者ひいては国民生活に深刻な影響を及ぼす 恐れがあるわけです。大臣、この核燃料サイクル強化を表す文言は削除してください。我が国はGX基本方針について、エネルギーの安定供給を目指す、ウクライナの戦争、先ほど大臣おっしゃいましたよね。安定供給を目指すということをGX方針でも謳っています。そうであれば、我が国の自給率を上げるために、純国産エネルギーである太陽光や養生風力など、再燃開発導入を加速させ、総電網を整備していくことを最大限やることが、安全にも安定にも環境にも低コスト化にも資する道であると考えます。核燃料サイクルはそれを継続すること、間違いなく国家衰退の道です。大臣にはよくよくこのことをお考えいただいて削除を求めます。次に再処理改正案についてお伺いします。今回廃炉を推進するための機関を、なぜ使用済み燃料再処理機構に担わせることにしたのでしょうか。この機構は原発推進のための組織です。そこが廃炉推進業務を担当し、拠出金の確保や管理を行うというのは、いくら廃炉再処理、木質燃料と3つの分別管理をしたとしても、1つの認可法人が行うわけです。