10:10
ただいまから内閣委員会を開会いたします。委員の異動についてご報告いたします。昨日までに吉田忠友君、有村晴子君及び柴田匠君が委員を辞任され、その補欠として尾沼匠君、前田智昌司君及び金子道人君が選任されました。
10:37
理事の補欠選任についてお分かりいたします。委員の異動に伴い、現在理事が1名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。理事の選任につきましては、選例により委員長の指名にご一人願いたいと存じますが、ご異議ございませんか。ご異議ないと認めます。それでは、理事に尾沼匠君を指名いたします。
11:03
この際、小倉内閣府特命担当大臣から発言を求められておりますので、これを許します。
11:13
子ども政策少子化対策、若者活躍及び男女共同参画を担当する内閣府特命担当大臣として一言ご挨拶を申し上げます。本年4月1日、子ども家庭庁が創設され、併せて子ども基本法が施行されました。
11:29
常に子どもの視点に立ち、子どもの最善の利益を図るための司令塔となるよう全力を尽くしてまいります。子ども家庭庁において、ライフステージや地域の実情に応じた総合的な少子化対策、保育の受皿確保や幼稚園教諭保育士等の処遇改善、児童虐待防止対策、一人親家庭への支援、子どもの貧困対策など、これまで各省庁が行っていた政策を一元的になってまいります。
11:54
また、子どもや若者の意見を政策に反映するための仕組みの構築、就学前の子どもの育ちの保障、子どもの居場所づくり、いじめの防止に向けた体制の整備、送迎バスの安全装置の義務化、子ども関連業務従事者の性犯罪歴等確認の仕組みの導入に向けた検討など、これまで省庁間、制度間の狭間に陥っていた課題 や新たな政策課題に取り組んでまいります。
12:19
特に、子ども家庭庁の創設とともに、他省庁から移管された事務については、しっかりと引き継いでまいります。
12:26
具体的には、支援が手薄な0歳から2歳の定年齢期に焦点を当てた出産・子育て応援交付金の実施、産後ケアの充実、保育や放課後児童クラブの受け皿整備や室の向上、子ども家庭センターの設置による子育てに困難を抱える世帯やヤングケアラー等の支援、児童虐待の発生予防や発生時の迅速的確な対応、社会的養育の室の向上、社会的養育経験者の自立支援、児童発達支援センターを中核とした地域における障害児の支援体制の強化などに取り組んでまいります。その際、何よりも大事にしたいのは、子どもや若者、子育て当事者、現場の方々の意見です。子どもの最善の利益の実現を図る観点から、子どもや若者、子育て当事者、現場の意見を政策に反映してまいります。
13:17
本年1月以降、岸田総理からの指示を踏まえ、私の下で開催した関係府省会議にお いて、学識経験者や若者、子育て当事者など幅広い関係者から御意見を伺いつつ議論を重ね、3月31日に子ども子育て政策の強化についての試案を取りまとめました。
13:36
試案の中では、特に今後3年間で集中的に取り組む「子ども子育て支援加速化プラン」を掲げており、その具体化に向け、総理の下でさらに検討を深めることとしております。6月の骨太の方針までに、将来的な子ども子育て予算の倍増に向けた大枠を提示できるよう取り組んでまいります。
13:57
子ども基本法に基づき、子ども政策を総合的に推進するための「子ども大綱」を策定いたします。従来の「少子化社会対策大綱」、「子ども若者育成支援推進大綱」及び「子どもの貧困対策」に関する大綱を一つに束ね、子ども政策に関する基本的な方針や重要事項を一元的に定める我が国初の大綱となります。
14:20
今後、内閣総理大臣を長とする「子ども政策推進会議」を開催しつつ、さらに「子ども家庭審議会」において、子どもや若者、子育て当事者、関係者の方々の意見を聞きながら、秋ごろの閣議決定を目指して具体的に議論を進めてまいります。子が院長をはじめ、理事・委員各員のご理解とご協力をよろしくお願いを申し上げます。
14:48
政府参考人の出席要求に関する件についてお分かりいたします。内閣の重要政策及び警察等に関する調査のため、本日の委員会に理事会協議のとおり、内閣官房新しい資本主義実現本部事務局次長松浦一美君ほか19名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することにご異議ございませんか。ご異議ないと認め、差を決定いたします。
15:16
内閣の重要政策及び警察等に関する調査を議題とし、質疑を行います。質疑のある方は順次ご発言願います。
15:26
住民党の山田太郎でございます。4月1日から子ども家庭庁創設、そして子ども基本法が始まったということであります。思い越せば2021年、党内で散々いろんな議論をしてまいりました。
15:41
そして去年2022年、この国会、特に内閣委員会ですよね。この内閣委員会で設置法の話、すら基本法の話、相当時間をとってやってきて、そして今日を迎えた、大変感慨深きでございます。本当にこれまで岸田政権、そして小倉大臣の先頭に、本当に現場に足を運んでいただいて、子どもたちの声も聞きながらいいものを作っているなというふうに思いますが、
16:08
基本的にこれから大切なのはその中身でありますけれども、1つは政府の方がいわゆる一次元の少子化対策というのの叩き台というのが出されました。それから何にも大事なのは、これから作るだろう子ども大工だと私は思っております。骨太の議論が非常に多いんですが、これはあくまでも1年間のどうやるかと いう政策を反映するものでありまして、やはり子ども政策、3年から5年以上かかる、足が長いものもあります。
16:36
そういった意味でそこにしっかり書き込むと。同時にもう1つ大切なのは、今回の叩き台もこれから作られる大工もそうなんですが、やはり私は工程表をちゃんと作らなければいけないんじゃないかというふうに思っております。晴れの門出で申し訳ないんですけれども、メディアからはいろいろなものは出ているんだが、これは単なるメニューではないかと、こういうふうにやってしまう嫌いもあります。それは当然でありまして、というのはいろいろな子どもの課題を挙げていけば、もうたくさんあるわけでありますから、
17:05
結局メニューなように見えてしまう。ただこれが単なるメニューで終わるかどうかということは、やるかどうかだけなんですよね。そういった意味では、誰がいつまでにやるのか、この工程表づくりが実は大変重要だと私は思っております。実は私が前デジタル大臣、政務官だったときに、デジタル庁の重点計画というのを私が責任者で庁内で作らせていただいているんですが、そこはいろいろ庁内でもけんけんがくが議論がありまして、きちっと工程表を作ろうということで、
17:34
3年5年の足にわたって、全て細かいレベルで責任者と日程まで入れて作りました。それによって省庁、それからやはり行政が動くんだなということを実感しております。ぜひ、子ども課程庁の中でも、この叩き台に終わらず実行される。そして、対抗がしっかり意味があるものになるように、対抗自身は秋まで作るということでありますが、
18:00
必ず工程表を入れるということを大臣のお願いしたいんですが、いかがでしょうか。
18:07
まず、山田太郎委員におかれましては、子ども課程庁補足にあたりまして、様々ご尽力をいただいたことを感謝申し上げたいと思います。工程表についてお尋ねがありました。まず、今般の試案、叩き台において掲げた子ども子育て支援加速化プランにつきましては、
18:26
今後3年間の集中取組期間における実施状況や取組の効果等を検証しつつ、施策の適切な見直しを行い、PDCAサイクルを回していくことといたしております。今後、総理の下で子ども未来戦略会議を設置し、必要な政策強化の中身、予算、財源について、さらに具体的な議論を深めることといたしております。
18:49
加速化プランの個別政策の実施時期やスケジュールにつきましては、同会議での議論などを経て定まっていくものと承知をしております。続きまして、子ども対抗に定める子ども政策については、原則として具体的な目標とその達成期間を定めることとされております。山田委員ご指摘の有 識者会議第2次報告書におきましては、子ども対抗の対象となる期間については、既存の子ども関連の3つの対抗と同様に、おおむね5年を目処とし、目標の達成状況や施策の進捗状況、施策の点検、評価、改善、実施を行う、いわゆるPDCAサイクルを構築することが求められていること、また、子ども対抗の進捗を子ども家庭審議会において点検、評価、公表し、その結果を踏まえ、毎年子ども政策推進会議において、子ども対抗に盛り込まれた具体的な施策を改定し、関係省庁において実行するなど、
19:47
実行の期間内においても、継続的に施策の点検と見直しを図ることで、時々の社会情勢に即して柔軟にPDCAサイクルを回していくことが重要であることとされております。子ども対抗に定める子ども政策につきましては、報告書のこうした指摘を踏まえ、今後具体的な進め方について議論していきたいと思っております。
20:09
ありがとうございます。さすが小倉大臣ですね。
20:12
EBPMについても専門家だと私は小倉大臣は思っておりますので、これはさすがにご自身の省庁なので、しっかりやるだろうと思って期待しております。もう一つ、予算であります、倍増の話が出るんですが、私は倍増は倍増で、日本の子ども、あるいは家庭関係支出が少ないということはその通りで、倍増というのは多いにやるべきだと思うんですが、ただ問題は、これまでどこに何にお金を使ってきたのか、
20:40
そういうのが大変政府の中で不明だと思うんですね。例えばいじめならいじめという対策についてどれぐらい使ってきたのか、不登校なら不登校対策でどれぐらい使ってきたのか、特に地方の方にお金がいろんな交付金等を含めていってしまいますと、予算のひも付けというのは難しくてできていないということでありますが、私はまず、これから大工をつくって、それの施策について予算を当てていく、それが結果として倍増になる、ならないというところを含めて、
21:09
過去どういうものに何に使ってきたのか、どういう法根拠で持ってやってきたのか、この整理は私は急ぐべきなんではないか、それに基づいてもうちょっとここには当てようとか、ここはあまり効果がなかったので、こちらを重点的にやろう、こういったことになると思っておりまして、そのあたりで予算の検証の方法、それから予算のつくり方というのも、ぜひ工夫していただきたいと思いますが、大臣いかがでしょうか。
21:38
はい、子ども大工は従来の少子化社会対策大工、子ども若者育成支援推進大工、子どもの貧困対策に関する大工を一つに束ね、子ども施策に関する基本的な方針や重要事項を一元的に定めるものであります。これまでの三つの大工につきましても、それぞれ目標が設定され、進捗管理がなされてきたところであり、先般取りまとめられた子ども施策の推進に係る有識者会議、
22:06
報告書は三つの大工の進捗と成果を踏まえて取りまとめられております。今後、内閣総理大臣を長都する閣僚会議であります、子ども施策推進会議を開催をした上で、子ども家庭審議会において報告書における検証結果を踏まえつつ、子ども大工の策定に向けた検討をしっかり本格化をしてまいりたいと思います。なお、子ども施策は多岐にわたりまして、国の施策にとどまらず、
22:33
地方自治体が実施する施策まで含めて分析検証することは、多大な事務コストを要しますことか ら、その必要性については慎重な検討が必要ではないかとは考えております。他方で、私、何度も申し上げておりますように、子ども施策の強化においては、国と地方というのは車の両輪であります。地方自治体においても、今、EBPMを推進してくださっている自治体、先進的な取組をしてくださっている自治体、多数ございます。
23:02
子ども家庭庁発足後にも、国と地方との定期協議の場も設けさせていただいておりますので、こういった自治体における様々なEBPMの知見、しっかり子ども家庭庁としても取り組みながら、より実効性のある子ども政策は何かを考えていきたいと思っております。
23:21
ありがとうございます。子どもたちは、決して長田中学科室名所に入れるわけではありません。自治体にいますので、しっかりそこを、
23:30
子ども家庭庁をつくったということは、どこの地域に生まれようと、どんな環境にやろうと、ユニバーサルサービスとして子どもたちが守られると、すくすく育てられると、こういう環境をつくるということが前提でありますから、しっかりそこの国と地方との連携を図っていただきたいと思います。さて、次は不適切指導、いわゆる指導主とブラック拘束等について、少し議論させていただきたいと思います。現在、文科省では、子どもの自殺が起きたときの背景調査の指針というのを出しているんですが、
23:59
まず、背景調査というのは、自殺または自殺が疑われる死亡事案に関しては、全件を基本調査するということになっています。遺族との関わりですとか、いろんな記録の確認、教員からの聞き取り、それから亡くなった子どもと関係の深い声の聞き取り、こういうのがあるんですが、設置者、学校等教育委員会は、今度はその基本調査を受けて、
24:26
詳細調査に移行するかどうかということが判断されます。そして、この移行調査に行きますと、自殺に至る過程を丁寧に調べたり、自殺におこまれた真理を解明したり、それによって再発防止等をしっかり打ち出していくと、それから外部専門員がついていくと、こういうことになるわけですね。
24:50
その意味で、基本調査、つまり背景調査から基礎詳細調査が行われているかどうかということがすごく大事なんですが、残念ながら、この死同士というような、先生の行き過ぎた死同によって亡くなった親御さん、そういった方々の話を聞くと、どうもアンケートが詳細調査のようになってしまっていて、それ以上第三者による調査は行われていないという嫌いがあるのではないかと。
25:19
それから不適切性で子どもが亡くなった場合 、いわゆる死同士でありますけれども、詳細調査が行われているはずなんですが、まさにこのアンケート調査は詳細調査になったのかどうか、ご理解とお願いします。
25:37
お答えを申し上げます。委員が御承諾くださいました文部科学省におきましては、子どもが自殺を目指すときの背景調査の指針というものの定めでございます。
25:47
その調査の目的を、まず審理の専門家など外部の専門家が加わりたい調査組織において、事実関係の確認のみならず、自殺に至る過程を丁寧に探ること等を示してございます。この詳細調査の実施に当たりましては、調査の手段としては、審議におきましてもアンケート調査ということは入ってございますけれども、いずれにいたしましても、慣用なことはこの調査の指針に沿いまして、遺族のご要望を踏まえまして、
26:14
詳細調査の目的を達するように、アンケート調査に限らず、聞き取り調査を行うなど、信用を踏まえた適切に調査をいただく必要があるというふうに考えていることでございます。
26:25
もう一度確認しておきたいんですが、アンケート調査が詳細調査ではないということですね。ちょっとそこだけはきちっと答弁ください。
26:33
答えを申し上げます。アンケート調査の身をもって調査や調査をするということではございません。信者層に定めたことはございません。
26:43
次にですね、遺族がですね、詳細調査を希望した場合に、設置者がですね、それを拒否することは許されるかどうか、仮にですね、実際に拒否された場合、文科省はどのように対応するのか、端的にお答えいただけますでしょうか。
26:58
答えを申し上げます。基本的にこの指針に基づきまして、詳細調査を行うということは、ご遺族の要望等がある場合でございますので、基本的にはこの指針に従って、対応いただくことが可能だと思ってございます。仮にこういったことについて、今委員御指摘のような事案があった場合には、各学校教育委員会等に応じまして、学校設置者等に対しまして、状況を見ながら文科省が直接に指導上げを行うということを考えてまいりたいと、また厳に行っているところでございます。
27:28
これもですね、きちっと確認したいんですが、遺族が希望した場合、詳細調査を希望した場合には、設置者はそれを拒否できないんだと、いうことを改めて確認したいんですが、これいかがでしょうか。
27:41
お答えを申します。設置者等におきましては、指針に従って適切に対応していただきたいというふうに考えているところでございます。
27:50
ただ残念ながらですね、私がお会いした指導者の親の会の話によるとですね、これまでお会いした方で 、子供が自殺で亡くなった親御さんはですね、結構いるんですけども、背景調査の指針の存在、学校から知らされたということをですね、した人いないんですよね。でですね、遺族同士とかですね、弁護士に教えてもらって、初めて知ったというのは現状であります。いじめに関してはですね、今般ですね、子供活用上に全権報告されるような仕組みになってきているんですが、どうして指導者に関してはですね、報告義務がないのかと。指導者をなくすためにはですね、調査の報告書の文科書の提出をですね、義務づけたりですね、調査の徹底を図るべきだと思います。そうでないとですね、結局、学校だとかですね、教育委員会の中で一種隠蔽されてしまうと。親御さんたちもその仕組みを知らないわけですから、希望がなかったのだということで片付けられてしまうというのは、とんでもない話でありますので、そのあたりご回答をお願いします。
28:49
答えを申し上げます。文科学書におきましては、まず毎年実施をしてございます児童生徒の問題行動庁に関する調査におきまして、児童生徒の実施指摘ですとか、その状況につきまして報告を求める、全体的なまず傾向を把握してございます。さらにこれだけでは十分ではないというご指摘ともございましたものですから、昨年の5月から新たに教育委員会と対しまして、詳細調査を実施する場合の事前の連絡と、それから調査が終了した際の調査の報告というのを新たに求めてございます。こういった取組を通じまして、しっかりと当該事務連絡の趣旨と測りまして、委員御指摘のようなことがないように、最初に取組がなされるように取り組んでまいりたいというふうに考えているところであります。
29:36
ちょっとこれ、すいません。質疑の通告がないんですけど、ちょっと大臣に簡単なことなんでお話したいんですけども、子どもが亡くなったときに一応、児童生徒の被殺が起きたときの背景調査表というのは無記名で実は作られるんですね。ただこれ一応、教育委員会から文科省に提出されることになっているんですが、実際には自殺が起きたにもかかわらず文科省に提出されていないと、こういった実験があります。遺族に関係がないまま学校判断で提出されているので、指導者は不明とか家族本人用意にされてしまっているのではないかと。一度、平成25年に分析をしたことがあるんですが、これ以降ないんです。やっぱり子ども、私自身はこの子ども家庭庁を作った一つの目的は、この国では基本的に子どもは死なないのだと、亡くならないのだということを目指して、例えばチャイルドレスレビューのような議論もされていますから、特に若い子の死因が自殺であるということはやっぱりおかしいと思うんですよね。それをなくしていくためにも、私は全権調査というものをしっかりやるべきだというふうに思っております。CDR等に関しても検討していくということを明言されておりますので、ぜひ大臣、ここは子どもたちの自殺ということが事件として起これば、学校内であろうと何であろうと調査される。そうすれば指導者の問題も考え方が変わってくると思いますので、ぜひご答弁いただけないでしょうか。
31:01
子ども家庭 庁の使命というのは、誰一人取り残さない、しっかりきめ細かい支援を行うこと、そして子どもの最善の利益、一番の利益は子どもの命や安全をしっかり守っていくことであります。当然、これまでの議論の経緯もあります。さまざまな実務上の課題もあると思います。文部科学省と連携をしながら必要な検討を行っていきたいと思います。
31:29
ありがとうございます。学校の中で情報を閉じないと、いい意味でも子ども家庭庁と文科省が連携して対応していただきたいと思います。次は、子どもの生きにくさということで、昨今、ブラック拘束と引き込みの問題ということも話題になっております。政府としては、この引き込みの原因についてどう認識しているのか、ブラック拘束を盲目的に押し付ける教師の指導が一つの原因なのではないか、そう言って決まるんですが、その、いわゆるご回答と、それからですね、そもそもですね、文科省はこれまで拘束についてですね、各教育委員会に実地調査をしたことがあるのかどうか、合わせてご回答をお願いします。
32:08
お答えを申し上げます。引きこもりにつきまして、その状態のある方々の背景などについては、さまざまであるというふうに承知してございますが、ご指摘の、この拘束につきましては、文部科学省にいたしましては、拘束が児童生徒により良い成長のための行動の進捗機能をするように、地域の状況、時代の変化等を踏まえました、不断の見直しを行うことが必要であると考えてございます。昨年12月には、生徒指導提供を回答いたしまして、拘束の指導に当たりましては、拘束を守らせることばかりにこだわることなく、何のために設けた決まりであるか、教職員がその背景流について理解することが重要であること、児童生徒が主体的に見直しに参加することに身近な課題を自ら解決するといった教育的意義があること、拘束の内容を学校内外の者が参照できるよう、学校のホームページ等に公開していること、また、拘束見直し際のプロセスを明確にすることの配慮が必要であること等の記載を新たに盛り込んだとございます。引き続き、拘束のこの意味、見直しの必要性については、周知して測ってまいります。また、二つ目の実態調査につきましては、文部科学省におきましては、全国的な拘束の状況というのを網羅的に把握をしているわけではございませんけれども、先ほどの生徒署提供等でも述べましたとおり、拘束の意味等に考えまして、全国の教育委員会の生徒署担当者の集まる連絡会員におきまして、各地の拘束見直しに関する取組を収集し、いわば講じ例として御展開を図ってございます。この中、例えば教職員、生徒、保護者等の話がうつる時点で点検を促していること、実際にそのツーブロックの禁止等の項目を廃止する、また拘束の見直し等ホームページの公開を促して、一定のその届出等の廃止を行い、県内全ての県に全日制の方向で拘束をホームページに公開するといった取組というのを収集し、承知をしてございます。文科省にいたしましては、こうした取組事例というものを収集する、この点について実態というものを踏まえながら、講じ例を全国的に展開をして、拘束の正しい見直しというものについて促してまいりたいと、このように考えてございます。
34:15
時間ないので最後に質問になっております。発達障害とその支援ということを言いたいと思います。発達障害を持つ子どもの数に関して政府がどれだけ把握しているのか、文科省さん、厚労省さん、御回答をお願いします。そしてですね、子ども庁では司令塔としてですね、この発達障害についてどういうふうに対応していこうとされているのか、佐藤大臣にもお伺いしたいと思います。
34:38
お答えを申し上げます。文科省にいたしましては、発達障害にある子どもの数、そのものを把握してございませんけれども、発達障害のある子どもの中には、大部分の人員を在籍する通常の学期でおけながら、一部の時間で障害に応じた特別の指導を行う、追求指導を送っている場合がございまして、この追求指導を受けている、小・中・高・同学校の児童生徒数は、令和3年の時点で約10万人いるというふうに把握をしてございます。
35:02
厚生労働省社会援護局障害保険福祉部長、評目、佐藤君。
35:08
お答え申し上げます。発達障害を持つ子どもの数につきましては、増加を具体的に示すデータを現在持ち合わせていないところでございますが、令和元年度に行いました調査において、児童発達支援や放課後等デイサービスといった障害児の通所支援を利用している障害児の4割弱が発達障害であるとされており、こうした通所支援の利用者数は年々増加し、令和元年51万人であったところ、令和3年度では62万人と増加しており、これに伴い発達障害児の数も増加しているものと考えております。こうした状況の背景としては、発達障害に関する社会的認知が進んだことと併せて、発達障害を持つ子どもと家族の支援ニーズが広がり、これらを支える障害福祉の支援体制が充実してきたことがあると考えているところでございます。時間となっておりますので、簡潔に御答弁になります。
35:59
はい。子ども家庭庁としては、発達障害の子どもとその家族を気になる段階から早期に切れ目なく支援するため、児童発達支援センターを中核とした地域における障害児の支援体制の強化に取り組むとともに、厚労省や文科省等の関係省庁の連携を確保し、各自治体において個々の子どもと家族のニーズに応じたきめ細かい対応がなされるよう、しっかり取り組んでまいります。
36:26
はい、ありがとうございました。厚労省さんは障害を大人と子どもで分けてこなかったんですね。それから文科省さんは、教育と福祉の連携って取ってのがなかったんですね。そういう意味では発達障害の議論に関しては、勝手に寄せてしまっています。子ども真ん中ということを考えた場合、非常にこれは大きな問題だと思いますので、各省庁、特に子ども家庭庁を中心に合わせて対応していただければと思っています。質疑はこれで終わります。ありがとうございました。((( ゚Д゚)))
37:31
立憲民主社民の杉尾秀哉です。本日の議題が、内閣の重要政策及び警察法に関する調査ということでございますので、新しい資本主義と闇バイト事件について伺います。まず、岸田政権スタートから間もなく1年半となります。法則当初、岸田総理、成長と分配の好循環とコロナ後の新しい社会の開拓を目指すとした新しい資本主義をスローガンに掲げました。しかし、ここにきて目玉のはずの分配という言葉が姿を消して、過去の政権が示した成長戦略の焼き直しにしか見えないような政策が出されている。そんな印象があります。また、これまでと同様の政策予算を新しい資本主義というキーワードに紐付けて、目新しい政策のように見せている。こんな印象もあります。そこで、新しい資本主義担当の後藤大臣に伺います。修正版アベノミクスとの評価もあります。新しい資本主義で一体何が変わったのか、ここまでの具体的な成果と進捗状況を 示してください。
38:33
新しい資本主義では、我々が直面する様々な社会課題を成長のエンジンへと転換し、そして成長の果実を分配して、更なる成長へとつなげる。この成長と分配の好循環を実現し、力強く成長する持続可能な経済社会を構築していくということを考えております。昨年6月には、新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画を策定しまして、これに基づいて、昨年末までにスタートアップ育成5カ年計画、資産所得倍増プランを策定するなど、政策の具体化に取り組んでまいりました。また、新しい商識の最重要課題である賃上げについては、この春の賃金交渉について、平均賃上げ率が30年ぶりの高水準となるなど、大企業を中心に賃上げの力強い動きが出てきております。今後、こうした動きを中小企業や小規模事業者にも波及させていく必要があることから、老舗の代表の皆さんと、政老舗での意見交換の場を持ちました。その際、中小小規模事業者の賃上げ実現には、労務費の適切な転換を通 じた賃上げ原資の確保が不可欠である点について、基本的に合意ができました。このため、取引先と共存共栄を目指すパートナーシップ構築宣言の拡大などとともに、公正取引委員会や中小企業庁における大幅な増員による下請取引の適正化、価格転換の促進にも努めているところであります。加えて、さらなる賃上げにつなげる構造的賃上げを実現すべく、リスクリーニングによる能力向上、職務に応じた適正なスキルの評価、自らの選択による労働移動の円滑化という三味一体の労働市場改革に官民連携で取り組む労働市場改革の指針を6月までに取りまとめるとともに、人への投資の支援を5年で1兆円のパッケージで行っていくということに取り組んでおります。また、科学技術イノベーション、スタートアップGX/DXを重点分野として、官の投資をみみずとして、民間投資を大胆に喚起することで生産性や付加価値を向上するとともに、適切な価格付を通じてマークアップ率を高めて、物価上昇に負けない賃上げやコスト上昇の転嫁のできる適切な支払いを通じて賃上げの減少を確保していく。このような連続的拡大が続く成長と分配の好循環を実現していくということでございます。
41:28
長々説明していただきましたが、何がこれまでと違うのか、私には分かりませんでした。金融所得課税の強化も含めて、当初の分配政策とほとんど虎式だけなんですよね。今、長々賃上げの話をされましたけれども、これも安倍政権のときと全く変わっておりません。成長と分配の好循環も安倍政権のスローガンと一緒じゃないですか。新しい資本主義という言葉なんですけど、岸田総理が自民党総裁選挙で、安倍菅政権からの転換を印象付けるために打ち出したスローガンなんですよ。中身が周辺の振り付けあるいは丸投げに近い、そんな印象さえあります。そこで、こういうペーパーがあるんですけれども、秘密の秘ですね。木原先生、岸田新政権樹立に向けた留意事項、こういうタイトルのペーパーです。このペーパーは、昨日早めに通告してあります。2021年10月4日の岸田政権発足に先立つ10月1日に作成されたというふうにされております。木原先生とは、このペーパー作成直後に官房副長官に任命されました、木原政治衆 議院議員、今日お越しいただきました官房副長官ですけれども、木原副長官、通告したペーパー、ご覧いただきました。
42:48
お答えいたします。昨日ご通告いただきまして、お届けいただきましたので、拝見をいたしました。
43:00
では、木原長官に伺います。このペーパーは、新しい資本主義実現本部事務局長代理にその後就任されました、現在もそうです、新原博之さんが官房副長官就任前に木原さんに説明したもので間違いございませんか。
43:20
昨日お届けをいただいたペーパーでありますけれども、大変恐縮ですが、私、極めて多くの各省の方々からペーパーをいただいております。しらってこれが誰の作成のもので、誰から手を挟まれたものか、ということは、反然とはいたしません。ただ、書かれていた内容につきましては、説明を受けた記憶はございますので、そういう意味では内容については承知をしているということでございます。
43:54
こういうペーパーは見た記憶があるということですけれども、これは新原さんご本人から説明を受けたのではないですか。
44:05
先ほども申し上げましたとおり、このペーパー自体がどなたから私に施行されたのか、はたまた施行されていないのか、説明のための手持ちとして使われたのか、そういった点も含めて、私自身は反然とはいたしません。ただ、当時新原氏は政府の成長戦略会議の事務局の人にございました。その新原氏から、たびたび成長戦略についてご説明いただいてきたということは事実であります。そうした中で、説明があったのではないかと認識をしてございます。
44:38
どうやら間違いなさそうなんですけれども、電子ファイルのプロパティには新原氏の部下の名前がある。10月1日に新原氏が木原氏に説明を言ったことを別の職員が証言しています。役所の共有フォルダに保存されていたので、行政文書に当たるとこういうふうに私は理解しております。そこで、この文書の一部を紹介いたします。岸田政権が自立された場合、成長と分配の好循環を検討する、先ほどの後藤大臣の説明のとおりです。新しい資本主義実現会議、過小の設立が必要となる。総裁自身が強く打ち出しているので、新しい資本主義担当大臣を 置いた方がいい。後藤大臣がされています。菅政権当時の成長戦略会議のメンバーは、構成がリアリティを欠くという意見が多い。アトキンソン議員、三浦瑠理議員、今話題ですけれども、少なくともこれを変えるとともに、経済界から要請がある徳良経団連会長を加える方向で検討する必要がある。さらに、成長戦略は菅政権になってから総理が自分でハンドリングせず、官房長官へ任せることへの批判も多い。総理自身が議長を務め、リーダーシップを発揮することが必要である。実際にこのペーパー通り、いろんなことが実現をいたしました。例えば、新しい会議体のメンバー、新しい資本主義実現会議ですけれども、この人事も非常にこと細かに書かれているんですが、一部違うところがあるんです。竹中平蔵さんとDNAの南波さんなんですけれども、これ丸がついているんですけれども、実際にはメンバーになっておりません。しかし、徳良経団連会長を含めて、それから吉野連合の会長もそうですけれども、多くは実現しております。極めてリアリティのある文章だというふうに思っております。新しい資本主義実現会議の設立、そしてここで取り上げられた政策、それに実現会議のメンバーなど、一官僚に過ぎない、先ほど説明がありました成長戦略事務局にいらっしゃった当時はですね。この新原氏の提言がなぜこれだけ実現したんでしょうか。木原副長官、説明していただけますか。
46:46
まず、成長戦略を含めたこの新しい資本主義のあり方については、各党、党、そして各省の関係者、さらにはアカデミーや有識者、本当に各方面からご意見やご示唆、あるいはご提言というのをいただいてまいりました。したがって、今政策や人事等についてのご質問がありましたが、特定の省庁の幹部の意見に採用されるということはないと申し上げてよろしいかというふうに思います。そして、今まさに委員が正確にご表現いただきましたが、一部違うということで、お名前をお出しいただきましたので、私からも申し上げていいかと思いますが、竹中平蔵氏や南馬智子氏などは、この委員の中に入っておりませんので、そういう意味では私ども、岸田内閣が発足の後に検討させていただいて、決定をさせていただいたということでございます。
47:48
確かに、アドバイスというか意見ということで、それが一部取り入れられたという面はあるんでしょう。ただ、交換ですね、この新原さんは、岸田政権の特に新しい主要主義の振付師だと、こういうふうに言われているんですね。そして、このペーパーの中には、フリーランス保護法案、それから、私的整理円滑化法案の国会提出、これも書かれているんです、この時点ですよ。フリーランス保護法案は、さっきの国会で提出できずに、ようやく今国会に提出されて、これから審議されます。そして、私的整理円滑化法案は、今国会提出、断念されたと聞いております。内閣官房主導の法案作りの問題点が、フリーランスの保護法案の時も指摘されました。さらに、このペーパーには、新任内閣の人事まで書かれているんですね。こういうような記述があります。コロナ対策について、これは菅政権の当時の厚労大臣でした。田村大臣を続投させない場合は、党で本県を支配していた後藤重幸議員、加藤官房長官くらいか、こういうふうな記述があります。実際に加藤議員が厚労大臣になられました、その後、速白でですね。そして、今日お越しいただいておりますけれども、後藤議員がですね、新しい主本主義とコロナ対策担当大臣、このペーパーのとおりになっているんですけれども、後藤大臣はこういう経緯を御存じでしたか。
49:09
今、お尋ねの文書については存じ上げていないわけでありますけれども、お尋ねがありましたので、新原氏に尋ねましたところ、当時、政府の政調戦略会議の事務局長の任にあたり、政府内の調整や政府と与党との調整にあたっておって、その過程で使われた文書だというふうに聞いております。
49:37
確認します。新原さんが作成されたことを認められたんですね。
49:45
新原氏は、その文書を作成したことについては認めております。
49:55
先ほど木原長官にも伺いましたけれども、この政策の数々ですね、そして閣僚の人選、それから審議会のメンバー、影響を及ぼす、そして先ほども申し上げました振付師とこういうふうなメディアの評価もあるわけですけれども、新しい資本主義がこうした一部官僚の振付で動いていたことは、やはり明らかじゃないかと。いろいろ先ほど後藤大臣冒頭におっしゃいましたけれども、やっぱり変わっているんですよね、最初の説明から。大体、所得倍増と言っていたのが資産所得倍増になってですね、本当に一般の国民に見てもですね、何が新しい資本主義なんだろうかというのは分からない。人事はもちろん総理の専権事項でございます。政策提言の意味ならずですね、閣 僚ポストの設置、閣僚候補までの名指しで提案するというのはやはり、中立であるべき国家公務員としてのノリを超えているんじゃないかというふうに私は言わざるを得ないんですけれども、そこでちょっと次の問題いきますから、その前に木原副長官お忙しいので、退席していただいて結構です。木原副長官におかれては、ご退席いただいて結構です。
51:07
この新しい資本主義実現会議をめぐってですね、国家公務員倫理法に触れる可能性があるある問題が指摘されております。そこで質問します。新しい資本主義の実行計画が閣議決定されました去年の6月8日、新原事務局長代理を中心とした打ち上げが行われて、その場で新しい資本主義実現会議のメンバー、先ほども名前を出させていただきました、徳良経団連会長から新原氏に贈られた高級ワインを振る舞われたのではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
51:39
内閣官房、新しい資本主義実現本部事務局次長、松浦和美君。
51:46
お答え申し上げます。国家公務員倫理法に基づき提出いたしました贈与等報告書に記載されているとおり、令和4年6月7日に新しい資本主義実現会議有識者構成員である日本経済団体連合会徳良正和会長より、新しい資本主義実現会議において検討を重ねてきた新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画フォローアップの閣議決定にある異動の趣旨で、個人宛ではなくお疲れ様での意味で当や閣議決定に尽力した事務局職員全員で飲んでくださいとの趣旨を沿いて、1万5千円のワインを2本いただいたところでございます。これらのワインは事務局職員の打ち上げにおいて職員でいただいたところでございます。
52:34
今細かく説明していただきました9月14日に開示されております新原さんが提出されましたその報告書、この中に金質線物品の増援を価格3万3千円、先ほど1万5千円かける2ということをおっしゃいましたので3万円プラス消費税ということなのかもしれません。ブルー合乳のルロアという高級ワインだそうです。赤色の2本セットだそうです。利害関係なしとこういうふうなことを書いてあるんですけれども、先ほどメンバーに加えてくださいということでこのペーパーの中に書かれたのが、これが新原さんです。それで実際に徳田さんが経団連会長がメンバーになられました。これは新原さん個人宛てじゃなくてお疲れ様ということで提出された、提供されたということなんですけれども、この肝心肝心の有識者会議の構成員なんですよね。これは利害関係者ということにならないんですか、新原さんと徳田経済連会長いかがでしょう。
53:44
お答え申し上げます。有識者構成員という形で徳田経済連会長メンバーになっておりますけれども、この点に関しましては補助金の候補ですとか、許認可等の関係はございませんので、利害関係がないというふうに認識しております。
54:05
補助金等がないということなんですが、徳田市が同じく会長を務める住友科学に対してサプライチェーン対策のための国内投資促進事業費補助金が支給されていると聞いております。そこで経産省にも来てもらいました。この補助金どういう目的で創設されたのか、全体の事業費と概要を説明してください。
54:26
経済産業省大臣官房総括委員官、仁井康人君
54:33
お答え申し上げます。ご質問いただきましたサプライチェーン対策のための国内投資促進事業費補助金は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、自動車用の部材やマスク等医療衛生製品のサプライチェーンの脆弱性が顕在化したことから、国内の生産拠点の集中度が高い製品部素材、または国民が健康な生活を営む上で重要な製品部素材等に関し、サプライチェーンの強靱化を図ることを目的に、事業者による国内の生産拠点等の整備を補助する事業であります。これまで令和2年度補正予算等により累計5273億円の予算を計上し、これまでの公募の結果、半導体関連 、車載用電池関連、マスク関連、消毒用アルコールなど合計439件の事業を採択し、順次事業を進めているところであります。杉尾秀明君 今、説明いただきました5273億円総額、この中に住友科学関係の最多があると思うんですけれども、説明してください。仁井総括審議官 お答え申し上げます。住友科学株式会社に対するサプライチェーン対策のための国内投資促進事業補助金の採択状況については、半導体関連部素材で2件、電動車関連で1件採択されており、現在事業を実施であります。杉尾秀明君 住友科学関係は3件ですか。仁井総括審議官 お答え申し上げます。3件であります。杉尾秀明君 総額いくらですか。仁井総括審議官 お答え申し上げます。最多の金額については、企業の競争上の地位を害する恐れがあるとして、非公表な扱いとさせていただいております。杉尾秀明君 いや、おかしくないですか。国民の税金使っている補助金でしょ。なぜ言えないんですか。これだって、しかも公的事業でしょ。どうなんですか。いいんですか。仁井総括審議官 お答え申し上げます。サプライチェーン対策のための国内投資促進事業費補助金の採択結果について、ホームページでも公表しておりますが、そこには企業の競争上の地位に影響を与えないような範囲で、対象の製品部素材名、実施場所、都道府県等は公表しております。金額は公表しておりません。杉尾秀明君 私一覧表見ましたけど、確かに企業名等、それから事業所書いてあるんですが、金額は全く書いてないんですよ。これおかしくないですか。しかもこの補助金、設備の審査だけではなくて、設備更新も対象にしていると言うじゃないですか。国内生産の増強にサプライチェーンの強化という話がありましたけど、国内生産の増強につながらなかったんじゃないかと、こういう指摘もあります。そこで伺いますけれども、国家公務員倫理法というのは、過去3年間に在籍したポストの利害関係者は、移動後3年間も引き続き利害関係者であると、こういうふうにされています。こうしたことから考えると、新原さん、実はこの交付金を設置した当時、経産省の局長さんだったんですね。
58:21
その局長さんだった経産省が募集した事業で、在籍をされた住友科学の会長が徳良さんだった、現在の経団連会長。
58:33
徳良さんは国家公務員倫理法が言うところの、これは新原さんにとって利害関係者じゃないですか。
58:44
国家公務員倫理審査会事務局長 根里愛さとし君。
58:55
お答えいたします。お尋ねの利害関係者につきましては、国家公務員倫理規定第2条第1項において、許認可補助金の交付等の事務が列挙されており、こういった事務の相手方が利害関係者とされております。本件について、当法から内閣官房及び内閣官房を通して経済産業省に問い合わせたところ、利害関係がないとの整理を確認いたしております。具体的に申し上げますと、経済産業政策局長の職務と当該補助金との関係について、経済産業省の内部規定により、住友科学部に対する補助金交付を含む経済産業政策局の事務の一部を局に置かれている地域経済産業グループが文書をしており、経済産業政策局長は、同グループに対して職務権限を有していないこと、また、同グループの事務に関する実際の大臣決裁または副大臣決裁におきましても、決裁ラインに経済産業政策局長 が入っている事実は確認できなかったこと、また、同グループの事務に関する国会質問に対して局長級が答弁を行う場合にも、経済産業政策局長ではなくグループ長が行っていることなどから、利害関係がないと経済産業省において制裁したことを臨時審査会として確認しております。
1:00:18
やっぱりおかしくないですか。このとき新原さんは産業政策局長ですよね。今の説明だと、この補助金を所管しているのは地域経済産業グループで、これ独立部門なので、決裁ルートにタッチをしていないから利害関係人に当たらないというふうに今説明されたんですけれども、国家公務員倫理規定論点整理事例集によれば、こういうふうに書いてあるんですが、局長であれば局全体の事務に携わっていることになるのはこれは当然だというふうなことが書いてあるんですけれども、本当にいいんですか、そういう理解で。先ほど問題ないという経産省の説明の受け売りじゃないですか、どうですか。
1:01:01
お答え申し上げます。私どもが発行している論点整理事例集において、局長は局の事務について職務権限を有しているから、実際に補助金の事務にタッチしなくても利害関係者だといった整理をしております。ただ、本県の場合は経済産業政策局長は、補助金に関する事務について職務権限を有していないというふうに経済産業省の内部規定で明確に定まっているということもありまして、利害関係はないというふうに経済産業省において整理したりしておりまして、私どもとしてもそれを確認しております。以上です。
1:01:48
経済産業省の説明で職務権限がないと言うんですけれども、明らかに補助金をもらった会社が出した側に増与した疑いを持たれても、これは全然不思議じゃないわけですよね。これ、国家公務員倫理法、それから倫理規定に定職する可能性がないかどうか調べる必要があると思うんですけれども、最後にこれ1問だけ後藤大臣に伺いますけれども、こういう不適切と疑われるような行為をしている人物が、実質的に事務方を仕切っている新しい資本主義実現会議、これこのままの事務局長代理でいいんですか。どうですか。
1:02:34
この件につきましては、今のやりとりがありましたように、国家公務員倫理法に基づいて増与と報告書が当時提出されておりまして、それに基づき、倫理審査会事務局から内閣官房及び内閣官房を通じ経済産業省に問い合わせをしたところ、倫理法令違反がないことを確認したというふうに承知をいたしております。いずれにしても、委員の御指摘のように、もちろん国民の疑惑や不信を招くことがないように慎重に判断すべきというふうには思いますけれども、こうした倫理法令違反がないことの確認が倫理審査会等においてもなされていることを考えれば、今特段の対応を考えてはおりません。
1:03:33
この新原さんの一件以外にも、ここであえて挙げませんけれども、やはり贈意を受けている方がもう1人いらっしゃると、こういう指摘もあります。こういう高級ワインをもらって、みんなで打ち上げの席で飲む、しかも送った側が、やはり利害関係者とほぼ私は同意だと思うんですけれども、しかも現在のメンバー、やはりこれはどう考えても倫理観が私は麻痺しているというふうにしか思えないんですね。
1:04:06
ここはしっかりと問題ないという一語で済ませていただかないように、後藤大臣には切にお願い申し上げる次第でございます。ここまでで結構です。後藤大臣。
1:04:17
後藤大臣におかれては、ご退席いただいて結構です。杉尾秀哉君。
1:04:22
それでは、ちょっと闇バイト事件、これは世間を震撼させた事件なので、どうしてもこれは聞かざるを得ないんです。その前に警察庁が発表した2022年犯罪情勢調査によりますと、刑法犯の認知件数、対前年比5.9%増、60万1389件、20年ぶりでそうです。前の年を上回りました。そこで国家公安委員長に来ていただいております。伺いますけれども、何が原因でどう分析しているのか、これ端的にお答えいただけますか。
1:04:55
お答えいたします。委員御指摘のように、昨年20年ぶりに、刑法犯の認知件数の総数が増えました。この内訳を見ますと、総数に占める割合の大きい、いわゆる街頭犯罪が約20万1700件と、前年比で14.4%増加しており、その内訳を見ますと、増加件数の多い自転車を盗むこと、また、障害及び暴行につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染状況の変化などによる人流の増加が一定程度影響しているとみられております。いずれにいたしましても、今後の刑法犯認知件数の動向につきましては、注視すべき状況にあると認識しております。
1:05:56
今、街頭犯とか、軽い犯罪をいくつか受けたんですけれども、実は殺人、強盗、放課、強制売説など重要犯罪も9536件、一昨年より715件、8.1%増加しているんですね。10月に警察庁が行ったアンケートで、日本の治安は良いと思うかという質問に対して、良いと思うと答えた人が68.6%だったんですが、これ実は7.3ポイント低下しております。また、このアンケートで、ここ10年で日本の治安が悪化したと回答した人が67.1%、相当数、体幹治安が悪化していると、こういう意識を国民がどうも持っているということがわかります。国家公安院長はどういうふうに思われますか。原因と合わせて認識を伺います。
1:06:47
警察庁が実施したアンケートの結果は、委員御指摘のとおりであります。先ほど御答弁させていただきましたように、こういう結果というのは、我々といたしましては、令和4年の刑法案の認知件数の総数が20年ぶりに増加した、また、いわゆる特殊詐欺、サイバー空間における脅威、児童虐待などの治安上の課題を踏まえると、犯罪情勢は依然として厳しい状況にあり、こうした状況が、先ほどの委員御指摘のアンケート調査の結果に影響している可能性があると考えております。これに加えて、近時、一連の闇強盗事件等によって、国民に不安が広がっている状況もあると認識しており、引き続き、実効性のあるきめ細やかな対策を推進して、国民が安全安心を実感できるよう、警察を指導してまいりたいと考えております。今、谷委員長が闇強盗事件というのを挙げられました。特に、私の妻の母親もそうなんですけれども、高齢で一人暮らしで一軒家に住んでいるんですね。こういう人、今、ものすごく不安に思っていらっしゃるんですよ。その、いわゆる闇バイト事件なんですけれども、いわゆるSNSで闇バイトを募って強盗を起こすという。これ、有名になりました闇バイト事件。ごく簡単に振り返ってみたいんですけれども、これ、SNSで犯行グループ、実行グループを募って、攻撃で強盗事件を起こす。これが殺人事件に発展するという、これまでは例えば特 殊詐欺というんですか、オレオレ詐欺ですよね。このグループがどうも、凶悪な犯罪に移行しているというふうに思われる、明らかになっているテクスチですけれども、極めて乱暴で、先ほども申し上げました、いつ誰がどこで事件に巻き込まれるか分からないと、こういう不安があって、これも一つの対勘治安の悪化の原因なんでしょう。また、ケースによって、これも大々的にメディアから報道されましたけれども、海外から犯罪の指令が出されていたということで、特にルフィというマニュラルの入管施設の収容中に、どうやら日本の公益強盗事件を指示していたらしいということで、今年の2月ですか、日本人の容疑者が強制送還されて逮捕されて、調べが進められているということですけれども、この案件なんですが、この容疑者、2019年特殊詐欺で逮捕状を取得されてから強制送還までに4年近くかかっているんですね。この間に犯行指示が行われた可能性が高いということを考えると、やはり問題は大きいというふうに言わざるを得ません。もし日本に強制送還されていたら、犯罪指令が出せなかった可能性がある。殺人事件が起きていますからね、この間で。そこで警察庁に伺います。今回の事件では、外国ルートを含め て、容疑者の送還要請が十分に行われていたのか、また捜査強調の枠組みが十分だったのか、さらにもう一つ、これらの問題を政府の責任で調査をし、その結果を明らかにする必要があるのではないかというふうに思いますけれども、これらの点についての答弁を警察庁にお願いします。
1:10:17
フィリピン国内にアジトが所在した特殊詐欺事件につきまして、処方者等とみられる被害者4名につきましては、フィリピン当局に対し、委員御指摘のとおり、2019年11月以降、順次身柄の確保や退去強制の要請を行ってきたところであります。現に、その後、十数名、退去強制の要請に応じていただいているところであります。フィリピン国内において、2021年4月までに被害者4名全員の身柄が確保されたわけでありますけれども、フィリピン国内で処理すべき軽装事案があったなどの事情からやや遅れて、本年2月に、御指摘のように退去強制となり、警視庁が退除したものと承知しているところであります。警察といたしましては、この特殊詐欺事件、更には 御指摘の強盗等事件について、退去強制となった被疑者が首謀したかどうかも含めて、事件の全容解明に向けた捜査を進めているものと承知しております。この退去強制のプロセスについてでございますが、一般論として申し上げれば、主要な被疑者が海外に、国外に所在すると推定される場合は、早期の身柄確保のため、ICPOを通じた捜査協力や外交ルートを通じた国際捜査協助等を推進しているものと承知しております。引き続き、国内外の関係機関との連携を深めて、国外逃亡被疑者の確実な見解に努めるよう、警察を指導してまいりたいと考えております。反対人引き渡し条約がないとこういうことになるんですけれども、本当に十分な相関要請が行われていたかどうか、もう一度しっかりと検証していただきたいんですね。それから、今回の事件というのは、いくつか論点があるんですけれども、先ほど来申し上げておりますように、SNSを通じて募集が行われていた、楽に稼げる高収入などと甘い言葉を並べて接触してきた人に個人情報を送らせて、弱みを握った上で犯罪に加担せざるを得ない状況を作っていると言われています。多くの、特に若い人たちが生活状況が厳しくなっている、そういった背景もあって、こうしたものに安易に飛びつきやすい、こういう社会状況もあるんじゃないかと思われます。それから、連絡手段には、人癖の高いチャットツールのテレグラムが使われているという ことでございます。そこで伺いますけれども、こうした闇バイトに対する警察の監視体制、これはどうなっているんでしょうか。
1:13:27
お答えいたします。警察では、強盗、特殊詐欺の実行者等を募集するインターネット上の投稿につきまして、都道府県警察におけるサイバーパトロール等により把握に努め、取り締まり、サイト管理者等への削除依頼や返信機能を活用した警告等を行っております。先般、こうした対策を強化するため、これらの投稿に関する情報収集を強化し、取り締まりや削除依頼、警告につなげるよう都道府県警察に指示したところでございます。また、削除依頼をさらに推進するため、警察庁が委託するインターネットホットライン事業及びサイバーパトロール事業の体制を強化し、その取扱い範囲に強盗の勧誘等に関する情報等を追加したところでもあります。引き続き、関係機関等とも緊密に連携しまして、この指示を方への対策を推進してまいりたいと考えております。
1:14:26
サイバーパトロールをこの事件をきっかけにして強化したというんですけれども、これは本当に今に始まった話じゃなくて、実は2007年、名古屋で闇災と殺人事件というのが起きました。男3人、インターネットでやりとりをするうちに、その手を組んで、金を奪う目的で通りすがりの女性、若い女性です。結婚を目前にされていた方だというふうに聞いております。妥協して、監禁して、そして脅して、キャッシュカードを奪って、暗証番号を言わせて、殺害するという極めて残忍な手首の事件が起きている。確か一審で3人のうち2人に死刑判決が出たというふうに思うんですけれども、そうなると変わっているかもわかりません。これをきっかけに、警察庁でサイバーパトロールを民間委託するなどですね、インターネット上の違法有害情報に対する監視体制の強化が取られたということなんですけれども、今回の一件を見てもですね、その実効性が果たしてどこまであったのかというふうに疑わざれないんですけれども、これについて警察庁はどういうふうに反応しますか。
1:15:38
お答えいたします。有害情報の削除の実効性を確保するためには、プロバイダー等の事業者やサイト管理者等との協力が必要不可欠でございます。こうしたところ、令和5年2月にプロバイダー等の事業者団体で構成します、違法情報等対応連絡会におきまして、違法、有害情報への対応等に関する契約約間モデル条項の改正を改定し、具体的な仕事の内容を明らかにせずに、著しく高額な報酬の支払いを示唆する投稿などが禁止事項に含まれることを明示したものと承知しております。これを受けまして、警察庁では総務省と連携し、プロバイダー等の事業者に対しまして契約約間の見直し等の検討を依頼するとともに、都道府県警察に対し、プロバイダー等の事業者との連携を積極的に働きかけるよう指示したところでございます。引き続き、関係機関、事業者等とも緊密に連携しまして、プロバイダー等の事業者における削除の実効性を確保してまいりたいと考えております。
1:16:57
先ほどサイバーパトロールを強化したというのですが、具体的にどれくらいの人手を使っていたのをどれくらいに強化したということですか。説明できますか。
1:17:11
お答えいたします。都道府県警察では、インターネット上の違法有害情報を把握するために、関係部門が連携しまして、所要の体制を確保してサイバーパトロールを実施しております。また、警察庁の委託事業でありますインターネットホットラインセンターでは、戦獣のオペレーター等を19名配置するとともに、これは16名から19名に3名増員しております。それとともに、サイバーパトロールセンターにおきましても6名、これは、従前の4名から2名増員して6名を配置するなどしまして、業務運営上、必要な体制を確保しているところでございます。
1:18:01
あまり大幅に増強したという感じに聞こえなかったんですけど、そしてもう一つ、闇バイトに絡む一連の強盗事件で、闇名簿を使われているのではないかというふうに指摘されています。この闇名簿というのは、流出した企業の顧客情報など様々な名簿、町内会の名簿みたいなのもあるそうですけれども、それに加えてアポデンと言われる電話でアンケートをよそって資産状況などを聞き取りした内容を、いろんな情報を組み合わせてリスト化したものだというふうに言われております。メディアでは一部、映像なんかでも出ておりますが、この闇名簿というのは、オレオレ詐欺、特殊詐欺で広く用いられているというふうに言われますけれども、どうも今回の犯行グループのこの闇名簿を使用して、強盗のターゲット、対象を絞って犯行に及んだのではないかというふうに指摘されております。今日、個人情報保護委員会にも来てもらいました。こうした闇名簿の実態についてどこまで把握しているのでしょうか。
1:19:05
個人情報保護委員会事務局長 松本照人君
1:19:11
お答えいたします。個人情報保護法第27条第2項に基づきまして、第三者に提供される個人データの項目、当該データの取得の方法、第三者への提供方法等について、個人情報保護委員会に届出を行いました、いわゆるオフトアウト事業者につきましては、個人情報保護委員会においてその届出内容の確認等を行っているところでございます。しかしながら、個人情報保護法第27条第2項に基づく届出で行っていない、いわゆる闇名簿を取り扱うというような事業者の全容につきましては、当委員会としては把握をしていないところでございます。
1:19:54
一番最後に伺いますけれども、オフトアウトの適用の事業者のみ確認をしていて、これは言ってみれば、ちゃんとした名簿屋さんということ、ちゃんとしたと言っていいかどうか分かりませんけれども、問題はそれ以外のところなんですよね。そして、名簿業者に対する調査をつい最近始めたというふうな報道を見たんですけれども、これいつまでに、具体的にどんな調査をするんでしょ うか。
1:20:24
お答えいたします。個人情報保護委員会では、今般、名簿屋等の事業者に対しまして、個人情報保護法の規定のもとでの個人データの取扱いの実態を把握するため、個人データの第三者提供先における本人確認手続等の実施の有無等につきまして、調査を実施しているところでございます。調査につきましては、現在の4月中を目途に取りまとめる予定としてございます。
1:21:00
本人確認しているかどうかの有無を調査しているということなんですが、またできたら報告していただきたいんですが、個人情報保護法では名簿業者が、先ほども説明ありました第三者に個人情報を提供する際、提供先の名前、法人名、それに住所などの記録を義務付けていて、提供先は虚偽申告を禁止されています。しかし違反しても行政処分や行政罰にと どまっている上に、記録作成時の身分証上による裏付けも規定されておりません。この法律が実効性が薄い、いわゆるザル法になっているのではないか、こういう指摘があるんですけれども、個人情報保護委員会、これについてどういうふうに答弁されますでしょうか。
1:21:46
お答えいたします。個人情報保護法におきまして、個人情報取扱事業者が個人データを第三者に提供する際は、原則としてあらかじめ本人の同意を得ることが必要とされております。他方で、法令に基づく場合、人の生命・身体または財産の保護に必要な場合であって、本人の同意を得ることが困難な場合、本人の求めに応じて、その本人のデータの提供をすることにしている場合であって、一定の事項につきまして、あらかじめ本人に通知し、または本人に知り得る状態におくとともに、個人情報保護委員会へ届出を行うといった手続きを行った場合等におきましては、あらかじめ本人の同意を得ることなく、個人データを第三者に提供することができるとされております。これらの規定によりまして、個人の権利利益の保護が図られているところでございまして、現時点では法規制に問題があるとは考えておりませんが、個人情報保護委員会として違反する事態を把握した場合には、適切に監視監督権限を行使してまいります。
1:22:56
現時点で問題ないと言っていますが、これだけ後半に闇名簿が作られていて出回っているという現状で問題がないという言い方は私はないのではないかと思うのですが、警察庁はこの闇名簿の実態をどういうふうに把握しているのですか。そして対策をどう考えているのですか。
1:23:19
お答えいたします。警察では、個人情報を悪用した犯罪被害を防止するため、特殊詐欺等の捜査の過程で認識した名簿の搭載者を取りまとめていると ころでございまして、注意喚起や防犯指導を行っております。また、犯罪グループ等にこうした名簿を提供する悪質な名簿や、さらに個人情報を不正な手段により取得して第三者に提供するものに対し、あらゆる法令を駆使した取締り等を推進しているところであります。引き続き、こうした対策を推進し、個人情報を悪用した犯罪の被害防止や被犯者の研究を図ってまいりたいと考えております。
1:23:57
これまで特殊詐欺のグループが、全国各地の都道府県警察で逮捕されたり検挙されたりして、その中で今も一部説明がありましたけれども、応酬されている闇名簿がたくさんあるはずなんですよね。どういう過程で作られて、どういう問題があったのかというのを、やはりこれは省庁の垣根を越えて、しっかりと検証して、それを防ぐシステムというのをつくってもらわなければいけない。それから金融庁にも来ていただいたんですけれども、これ、証券会社を含む金融機関、証券会社などの関係者から、いわゆる個人資産の情報である、例えば貯金額とか、それから株をどれくらい持っているとか、そういう情報が流出しているという指摘が多いんですけれども、この金融機関からの個人情報漏洩の現状をどういうふうに把握して、どういうふうなことを金融機関に周知しているのか、それを言ってください。
1:24:51
金融庁総合政策局審議官 三好 俊幸君
1:24:56
お答え申し上げます。顧客の属性、資産の状況を把握する金融機関は、個人情報保護法に則り、適切に個人情報を管理することが求められております。こうした中、金融庁におきましては、個人情報保護法及び金融分野における個人情報保護に関するガイドラインに基づき、金融機関に対しまして、例えば、不正に利用されることにより財産的被害か、生じる恐れがある個人データの漏洩等が発生した場合、あるいは不正の目的を持って行われた恐れのある個人データの漏洩等が発生した場合に、事案の概要発生原因、再発防止策 などについて報告を求めているところでございます。また、金融機関に対しましては、個人情報の取得・利用・保管等の各段階に応じた、必要かつ適切な安全管理措置を講じるとともに、従業者への安全管理義務の周知徹底、教育及び訓練を行い、また、従業者による個人情報の持ち出し等を防ぐため、点検及び監査体制を整備することなどを求めております。金融庁に対しましては、今後とも金融機関における個人情報の適切な管理が図られるよう、官機機関とも連携し、適切に指導・監督してまいりたいと考えております。
1:26:18
ちょっと答弁が長くなったんですけれども、あと、今日は総務省に来てもらって、実は、重機ネットから実際の職員が情報を漏洩するケース、それから、携帯電話会社から個人情報が流出しているケース、つい先日もNTTドコモが530万件の個人情報が流出した可能性があると、こういう発表も ありました。こうしたことも含めて、ちょっと答弁の時間がなくなって大変申し訳ないんですけれども、3月17日に閣僚会議が行われて、省庁間の連携というのも、この中で確認がされていたはずですので、これを進めていただきたい。最後に、個人情報保護委員会に伺いたいんですが、先ほどオプトアウトの話があったんですけれども、オプトアウトを廃止するのが、闇名簿業者を取り締まるには一番有効だという、そういう説があるんですけれども、これについての見解を短く答えていただいて終わります。
1:27:14
時間が来ておりますので、簡潔にご答弁願います。松本事務局長。
1:27:19
お答えいたします。個人データの活用による経済の活性化と、その有用性を確保するために、個人情報保護法におきましては、いわゆるオプトアウト規定を定めてございます。オプトアウト規定につきましては、令和2年の個人情報保護法改正によりまして、概算者提供できる個人データの範囲をさらに限定しておりまして、改正前から対象外とされておりました、用配慮個人情報に加えまして、不正取得されたデータ、またオプトアウト規定により提供された個人データ、これについても対象外として規制を強化してございます。改正後のオプトアウト規定につきましては、昨年4月1日に施行されたところでございます。委員会におきましては、オプトアウトを届けで事業者に対しまして、個人情報保護法の規定の遵守状況など、個人データの取扱いの実態を把握するための調査を行っているところでございまして、当該調査結果等も踏まえて適切に対処してまいります。はい、時間が来ていたので終わります。
1:28:18
はい、委員長、終わります。ありがとうございました。
1:29:00
公明党の三浦信弘です。4月1日、子ども家庭庁が、設置法に基づき発足となりました。準備室をはじめ発足までに、多くのご関係者の皆様に敬意を表したいと思います。縦割り行政を打破し、子どもに関する行政の一元化したことは、歴史的なことであります。
1:29:22
子どもは少子化が加速し、昨年の出生数は80万人を下回る国家的な危機状況にあります。子どもがのびのびと暮らし、学べる社会、また子どもを社会全体が支える健全な体制、子ども真ん中社会をつくり上げる、そして子育て世代への手厚い保護など、取り扱い課題、責任は重いものがあります。
1:29:45
国家庁の発足により、子ども政策、社会はどのように変わっていくのか、初代ともいえる子ども政策担当大臣として小倉大臣に答弁を求めたいと思います。
1:29:57
4月1日、子ども家庭庁が発足をいたしました。公明党の未来委員、はじめご協力をいただいた全ての皆様方に感謝を申し上げたいと思います。子ども家庭庁の役割、たくさんございます。
1:30:12
まずは、少子化対策や児童虐待など、これまで多省庁にまたがってきた子ども政策の強い指令として、しっかり調整をし、一元、一元化をさせていくということでもありますし、あるいは、制度の狭間に陥っていた様々な分野、例えば未就園児も含む、就学前の子どもの育ちの保障もそうでありますし、子どもの居場所づくりもそうです。
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そういったものについて、しっかり誰一人取り残さないという観点を大切にして、きめ細かい支援をしていくということであります。すでに子ども家庭庁の発足を待たずに、例えば、送迎バスの置き去り事故の防 止策の緊急対策の取りまとめ、あるいは先月発表させていただきました少子化対策のいわゆる叩き台の取りまとめ、
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関係省庁会議を開きまして、私を議長とさせていただきました。非常に関係府省庁からはご協力をいただきまして、まさに子どもの政策に関して政府が一丸となって取り組んで対策や叩き台を取りまとめることができたというふうに思っております。引き続き、子どもに関する政策に関しましては、子ども家庭庁発足後も各府省庁の協力をあげながら、ワンチームとして取り組んでいかなければなりませんし、
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子どもに社会が変わるかということについては、やっぱり子ども家庭庁の発足と合わせて施行されました子ども基本法にも記されておりますとおり、子どもや若者の意見を何よりも尊重していくということであります。子ども家庭庁発足後は、子ども若者意見プラスという約1万人の子どもや若者から意見を集めるだけではなくて、テーマもご自身で設定をしていただいて、かつ何が反映できてできなかったかというフィードバックもさせていただく、そういう事業も進めていきます。まさに子どもや若者、これまで意見が届かないと思っていた 人たちが、意見が届くようになったというような実感を抱いていただいて、今、日本の子どもや若者は自己肯定感や猶予感が低いと言われておりますので、そういった自分たちが社会に貢献をしている、自分たちの意見が反映をされたというふうに思ってもらえるような、そういう社会に作り変えていくというのが、我々子ども家庭庁の大きな使命であると考えております。
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大変責任は重いと思います。我々も現場の声から、特に若い世代から伺ってきた声も、ぶつける先が明確になったと思いますので、しっかりとこれは練り上げて、そして結果を皆さんに戻した中で、自分たちが大切なんだというのを若い時期から醸成していくということにも尽力をしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
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公明党は、昨年の11月、子育て応援トータルプランを策定し、実現の決意を込めて発表いたしました。イメージとして、一つ目に、仕事と家庭の両立により、生活を犠牲にしない働き方へ転換する。耳が痛い方も相当いるかもしれません。子育て の負担が荷重にならないように支援する。
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三つ目に、常に子どもの視点に立ち、子どもも政策中心に進めた子ども真ん中社会の実現を目指す。四つ目に、男女間の不平等を鑑賞し、性別役割分担意識を是正する。五番目に、若者が希望を持って将来の展望を描ける環境整備の五つの基本的な方向性を掲げております。
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具体的に、ライフステージや子どもの年齢等に応じた支援の充実へ、出会いから結婚、妊娠、出産から子どもが育つまでの切れ目のない具体的政策で構成されております。既に、昨年度補正予算、前半成立した令和5年度予算にもプランが反映をされ、実行段階にあります。
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例えば、具体的な政策の一つとして、妊娠・出産時の計10万円相当の給付、妊娠期からの伴奏型相談支援について、10月以降も継続する費用が、出産・子育て応援交付金として継続実施する予算としても計上がなされております。小倉大臣、 これらの政策を着実に実現していくことが必要と、私たちは強く結容し考えております。
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この「出産・子育て応援トータルプラン」の大臣の評価、いかがでしょうか。
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温島の「子育て応援トータルプラン」、これも私もしっかりと拝見をさせていただきました。まさに言及をしていただいた、伴奏型相談支援の実施と、出産・子育て応援交付金、これの着実な実施、
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子ども家庭庁の大きな役割の一つだと思っておりますので、まずは先行して実施しております、様々な強化をされました子ども政策の実施、責任を持って取り組んでまいりたいと思っております。加えまして、先般温島の提言を踏まえつつ、子ども子育て政策の強化に関する試案も取りまとめさせていただきました。その試案、いわゆる叩き台におきましても、全ての子育て世代を切れ目なく支援することを基本理念の一つに掲げ、
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ライフステージを通じた子育てに係る経済的支援の強化や、全ての子ども子育て世代を対象とするサービスの拡充といった柱に沿って各種の施策を盛り込んだところであります。今後は、この支援の施策を踏まえて、総理を議長とする子ども未来戦略会議におきまして、
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必要な施策、予算、財源について、さらに議論を深めて、6月の骨太方針までに将来的な子ども子育て予算倍増に向けた大枠を提示をさせていただきたいと思います。
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1月6日、岸田総理大臣から、子ども政策強化について検討加速のために、子ども家庭庁発足前に3つの基本的方向性、すなわち児童手当を中心に経済的支援を強化、幼児教育や保育サービスの両面か らの強化、すべての子育て家庭を対象としたサービスの拡充、働き方改革の推進とそれを支える制度の充実を示された上で、小倉大臣に対して、子ども政策の強化に向けた叩き台の取りまとめの指示があって、3月31日に発表がなされました。
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さらに、今先立つこと3月28日に、次世代育成のための緊急事態宣言等についての提言、子育て応援トータルプラン2030実現に向けてを、総理並びに大倉大臣に要望させていただきました。
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1つ目に経済的支援の強化、2つ目に子育てサービスの拡充、3つ目に働き方改革の推進、4つ目に若者の経済的基盤の強化、5番目に様々な課題を抱えている子ども若者支援、6番目に次世代育成推進体制の整備の6項目で、項目ごとに具体的政策を確認させていただきました。
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これにて2023年度からの3カ年後、次世代育成集中期間と定め、6項目を叩き台に盛り込んで確実に実施をしていただくように強く求めさせていただきました。大倉大臣に伺います。これまで少し触れていただきましたけれども、公明党が3月28日に要望した叩き台内容は、この叩き台にどう反映をしていただきましたでしょうか。
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叩き台試案の公表に先立って、温島の高木議員、山本議員、中野議員から、私も総理とともに提言を受け取りまして、提言内容もお話をいただきました。この温島からの提言も踏まえまして、今回の子ども子育て政策の強化に関する試案では、従来とは次元の異なる思い切った政策をパッケージとしてお示しをすることができたと考えております。温島の提言の内容で、試案に盛り込んでいるものとしては、例えば、制度のかつてない大幅な拡充をするものとして、児童手当の所得制限の撤廃、高校生まで延長、他支世帯の経済的負担を踏まえた手当額の拡充、
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また、長年の課題を解決するものとして、75年ぶりとなる保育士の配置基準の改善、第三に、時代に合わせて発想を転換するものとして、就労要件をなくす子ども誰でも通園制度の創設、また、新しい取組に着手するものとして、伴走型支 援の制度化、
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最後に、地域社会全体で子ども真ん中を実現するものとして、子ども家庭庁の下での国民運動のスタートなどが挙げられると思っております。
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このような温等から提言いただいた施策については、概ね、試案に盛り込むことができたのではないかと考えておりますので、先ほど申し上げたように、この叩き台をベースとして、必要な施策の内容、予算、財源、この議論をさらに深められるように、総理の下での子ども未来戦略会議、私も一員としてしっかり関与を引き続きしてまいりたいと思っております。
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財源の部分もしっかりと議論をしていただけると思いますけれども、やはりこれ先ほどもありましたけれども、地方自治体と連携を強化をする中で現場にお届けをするということが加速的に必要だと思いますので、我々もさらに現場の声と連携をつなげて大臣にもお届けをしたいと思います ので、どうかよろしくお願いします。今、触れていただきました要望の一つでありました児童手当について質問いたします。児童手当の拡充は、他世代家計負担軽減や子どもの教育負担の軽減にもつながるなど、これは非常に大きな効果があると思います。子育て世代の経済的負担を軽減し、他の教育的資源の軽減とも合わせることで、現役世代の経済活動の下手さえとも、親の視点から見ればなると思います。そして、子どもさんがやりたいとの機会の創出も、この経済的な支援によって実現も可能となると私は思います。3月17日の総理記者会見での、若い世代の所得を増やすこととの発言もありつつ、児童手当の目的、
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お答え申し上げます 児童手当の目的につきましては児童手当法第1条に規定をされて おりまして児童を養育している者に対して児童手当を支給すること によりまず第一としては家庭等の生活の安定に寄与するとともに 第二といたしまして時代の社会を担う児童の健やかな成長に資する ことが目的として掲げられているところでございます 三浦延之君 もうシンプルです親の年収なんて関係ないという 意味ですそういう視点で見れば未来を託す子どもの皆さんへ大人 社会全体が支えていくことが重要です親の経済状況によって子ども の成長過程での分断や機械喪失を許容しては異次元の子育て支援 にはなっていきません児童手当を十三八歳までの対象 年齢拡大所得制限の撤廃そして他世帯への加算を拡充することを 求め叩き台にもう明記をしていただきましたけれどもこれについての 思いそして今後の検討について小倉大臣の思いをぜひここで訴えて いただければと思います小倉大臣 三浦議員がおっしゃった若い世代の所得を増やす総理も申し上げて おりますようにまずは所得を上げなきゃいけないということで賃 上げの促進ですとか正規化さらには女性特有のl字カーブの解消こう いったものをしっかり取り組むことを通じて若い世代の所得を まず向上的に上げていくということが大切なんだろうと思います 併せ 持ってやはり子育てに関しましてはやはり経済的な負担というのが 希望する子どもを持てない理由のトップに来るそういったアンケート 調査も多くございますのでしっかりそれに加えて切り目のない経済 的な支援をやっていく必要があるだろうということであります まさにこの児童手当に関しましてはその経済的な支援の中でも時代 を担う全ての子どもの育ちを支える基礎的な経済的支援としての位置 付けを明確化するため御指摘いただいたような所得制限を撤廃をして支給 期間を高校卒業まで延長するとともに他支世帯が減少傾向にあります ことや経済的負担感が他支になるほど強いことなども踏まえて手当 が得るについても諸外国の制度等も参考にしつつ見直しを行う ところで見直しを行うとしたところであります 先ほど申し上げたように そういった思いを込めまして骨太の方針までにしっかりとした議論 を得るよう私も政府の一員として努力をしてまいりたいと思って おります福島議員ここもぜひ大胆なという 総理指示もありますので我々も大胆に提案をしていきたいと思います ちょっ と少しふえたなという実感よりはダイナミックな発想がや っぱり必要だと思います未来に帰ってくるものだと考えればむしろ 大人からきちっと今の全ての子供にというメッセージそしてそれも お父さんお母さん御家族関係者の皆さんがこれはという思うような その大胆さが必要だと思いますのでこれからしっかりと議論を 重ねていきたいと思います次に入院時医療費の援助について 質問いたします全国の都道府県市区町村全ての 自治体において子供の医療費負担の軽減へ何らかの医療費助成が 行われておりますしかし子供医療費助成は基礎自治体により大きく 異なっているのがこれが現状です全国の自治体での無償化の実態 はどのようになっているのでしょうか診察と入院所得制限の有無対象 年齢何らかの費用負担の有無など系統的な整理をするとどのような 現状か伺います藤原正彦局長 お答え申し上げます各自治体で行われております入 院時等の医療費助成の状況でございますが令和3年4月1日時点における実施 状況に つきまして全国1741市区町村のうちまず対象年齢別に見 ますと通院では年齢制限を15歳年度末以上と設定している自治体では 1654自治体95%になりますまた18歳年度末以上又はそれ以上と設定 している自治体で見ますと822自治体全体の47.2%を占めます 入院につきましては15歳年度末以上と設定している自治体が1710 自治体で98.2%を占めるまた18歳年度末以上又はそれ以上と設定 している自治体では900自治体51.7%となっております 次に所得制限の有無でございますが通院では所得制限なしが1521 自治体全体の87.4%でございます入院では所得制限なしで見ます と1524自治体全体の87.5%というふうになってございます また一部自己負担の有無について見ますと通院では自己負担なし が1136自治体65.2%でございます入院では自己負担なしが1222自治体 70.2%というふうな状況になってございます 以上でございます三浦伸之君 やっぱりだいぶ差があるなというのが実感ですそういう中で異次元 の子育て支援を進めるためにはある意味子育てにお金がかからない 日本これを目指していくことは必要だと私は考えております 具体的に進めていきたいと強く決意をしております 基礎自治体 の子ども医療費は高校三年生あるいは高校三年生相当までは無償化の 流れを確実にするべく国として地方の財政基盤を支えながらそして 特に現状密集学児までとなっている国保の減額調整措置を廃すると 田瀬議内にも明記をしていただきましたのでこれを早急に実現を していただきたいと思います国民の皆様の期待そして地方自治体 の準備もありいつを開始するんだろうかそして国保の減額はどれぐらい 今なされているかということ加えてこれが廃止となることによって そのまま地方財政に入ってくるのかなど明確にしていくという 細かい段取りがこれから生じてまいります いずれにしましても ぜひ先ほど御答弁をいただいたこれが百%といったときに大胆さ の結果にもなってくると思いますのでこれらを確実に取り組んで いただけるよう小倉大臣ぜひ御
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尽力いただけませんでしょうか 小倉大臣
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子どもの医療費につきましては 国として医療保険制度において就学前の子どもの医療費の御指摘 いただいた自己負担を三割二割に軽減しているところこれに加 えて自治体独自の助成制度により自己負担の更なる軽減が図られている ものと承知をしております 先日取りまとめを行いました子ども を子育て政策の強化に関する試案では今後三年間で加速化して取り 組む子ども子育て政策として地方自治体から特に要望の強かった 子ども医療費助成に係る国民健康保険の減額調整措置の廃止を盛り込ん でおります 併せて適正な抗菌薬使用なども含めて子どもにとって より良い医療の在り方についても検討することといたしております こうした点も踏まえつつ今後総理の下に設置をされる子ども 未来戦略会議において具体的な内容予算財源について更に検討 を深めさせ ていただきたいと思っております 三浦信寺君 ぜひここには厚労省の皆さんも制度の上ではかなり お力をいただかなければいけないと思います そういう面ではぜひ大臣の子どもの生活をそして未来をつくるという視点でまたその 親御さんの視点も踏まえてぜひいろいろアドバイスもいただいて 思いもそれを反映できるように御発言もいただきたいというふう に思いますそもそも厚生労働省が使用して まいりました乳幼児等医療費助成との表現ももう子ども医療費助成 と変えていただけませんでしょうか
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【小池】私ども3月までは子ども家庭局に移る前は厚生労働省の子ども家庭局で仕事をしてお りましたこれまで委員御指摘の自治体の実施状況における調査では「入院時等医療費」という言葉を確かに使っております今後の調査実施の際どのような名称を表現するかということの御助言だと思いますけれども自治体の皆様から見た分かりやすさですとかただいまいただいた御指摘も踏まえまして今後検討させていただければと思っております
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【三浦】入院時だけじゃありませんからねもうですね、ぜひお願いしたいと思います働き方改革の推進と子育てとの関係について質問いたします1月4日に岸田総理が示した3つの基本的方向性のうち働き方改革の推進とそれを支える制度の充実を図ることこれはもう大変重要なことだと私は考えております短時間勤務や短時間保育が実現することも確実に充実をしていくべきだと思いますその上で民間企業でなかなか活用されない時間単位休暇これを大胆に活用できる社会に変革できるように取り組むべきだと私は考えますお子さんの養育における医療以外での時間の有効的活用介護、ご自身の医療等へのアクセス機会の充実などより効果的な時間と休暇の活用ができるような社会変革が必須であります労務管理が大変だとの理由は今後の社会にそぐわないと考えますデジタル化によって労務管理環境は激的に変化もしています総理は大胆に検討をとの発言もあり時間単位休暇の拡充ぜひ取り組んでいただきたいと思いますけれども厚労省の皆さんいかがでしょうか
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お答え申し上げます年次有休休暇は働く方の心身の疲労を回復させるためにまとまった日数の休暇を取得するという趣旨を踏まえつつ1日単位で取得することを基本としておりますが時間単位年休は仕事と生活の両立を図る観点から年次有休休暇を有効に活用できるようにするために設けられた制度でございまして年5日の範囲内で労使協定の締結を要件として特例的に年中有休休暇を時間単位で取得できることとなっております昨年労働政策審議会におきまして時間単位年休等の検討を行ったところでございますが令和2年に実施した調査におきまして時間単位年休自体を導入している企業は全体の22%でありましてまた実際に時間単位年休を取得したことのある労働者のうち上限の5日全てを取得したことがあるのは9.5%にとどまっていることなども踏まえ議論した結果5日の上限日数の改正ということではございます行うのではなく それではございませんが今般の見直しとしては年5日を超えて時間単位年 休を取得したいという労働者のニーズに応えるような各企業独自の取組を促すことが適当であるとの結論を得たところでございますこのため厚生労働省におきましては引き続き時間単位年休の導入を促進するため導入を検討している企業に対して企業の工事例の横展開やリーフレット等による制度の周知を行っておりますまた本年4月より労働基準法に定める時間単位年休を年5日分導入した上でさらに企業独自で時間単位の特別休暇の規定を設けた中小企業事業主について新たに助成金の助成対象に含めることとしておりますこのような取組によりましてまずは時間単位年休の導入促進に努めてまいりたいと思っております
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労働サイトの視点から見たらこういう結果になるんですね一方でここを変えていくというのが日本の未来にとっては私は必要だと思いますまさに子ども政策というのは休み方改革の入り口になると私は信じております子どもとの時間を確保できる機会の増進にもつながるのが時間単位休暇でありますこれまで労働の視点から審議会と専門家の方が議論されてきたのかもしれませんが次元の異なる視点で子育て少子化対策を行う段階でもあります子ども家庭調ができ勧告権もあるからこそ大臣ここは大胆に変えていただきたいと思います総理は先般も時間とのキーワードをそして昨日のここの決裁委員会でもおっしゃられておりました時間単位休暇について大倉大臣の見解そして決意も伺いたいと思います
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まず時間単位年給につきましては厚生労働省の所管となりますが心身の疲労を回復するという年次有休休暇の趣旨や時間単位年給を導入している企業の割合など実態に踏まえた検討が必要であるとは考えております他方で時間単位年給だけではなくて中上の有休休暇の取得も例えば子どもの病気や子どもの行事を理由とする有休休暇の取得がしづらい肩身の狭い思いをするというような子育て世帯の方からの意見も多数頂戴をいたします