1:10
ただいまから、総務委員会を開会いたします。政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。法曹法第70条第2項の規定に基づき、承認を求める件の審査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、総務省情報流通行政局長小笠原耀一君を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。御異議ないと認め、差を決定いたします。参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。法曹法第70条第2項の規定に基づき、承認を求める件の審査のため、本日の委員会に、日本放送協会会長稲葉信男君ほか6名を参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。御異議ないと認め、差を決定いたします。法曹法第70条第2項の規定に基づき、承認を求めるの件を議題といたします。
2:18
まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。松本総務大臣。
2:24
はい。日本放送協会の令和5年度の収支予算事業計画及び資金計画につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。この収支予算事業計画及び資金計画は、法曹法第70条第2項の規定に基づき、総務大臣の意見を付すとともに、中期経営計画を添えて国会に提出するものであります。まず、収支予算についてその概要を御説明申し上げます。一般管条、事業収支につきましては、事業収入が6440億円、事業支出が6720億円となっており、事業収支における不足280億円につきましては、財政安定のための繰引子資金の一部をもって当てることとしております。一般管条、資本収支につきましては、資本収入が1186億円、資本支出が906億円となっております。次に、事業計画につきましては、受信料の値下げ、衛生波の一波削減、地域情報の発信強化、ユニバーサル放送、サービスの充実、営業経費の抑制、グループ全体での業務の見直しなどによる効率的で持続可能な組織の実現等に取り組むこととなっております。総務大臣といたしましては、この収支予算等の執行に当たり、公共放送として提供する放送番組の質を維持しつつ、引き続き公共放送の役割を果たすために必要な事業規模について、不断の見直しを行い、事業経費の一層の合理化、効率化に取り組むとともに、受信料の 適正かつ公平な負担の徹底に向けた取組を着実に進めることにより、受信料収入と事業規模との均衡を早期に確保することを求めております。何卒御審議の上、速やかに御賛同賜りますようお願い申し上げます。次に、日本放送協会から説明を聴取いたします。
4:19
ただいま議題となっております、日本放送協会令和5年度収支予算事業計画及び資金計画につきまして、御説明申し上げます。NHK経営計画2021-2023年度の最終年度となります令和5年度は、経営計画の修正により、スリムで強靭な新しいNHKを目指した構造改革をさらに強化します。衛生派の一波削減を着実に実施するとともに、経営努力の成果を視聴者の皆様へ還元するため、受信料の値下げを行います。事業運営にあたりましては、受信料で成り立つ公共メディアとして、信頼される情報の社会的基盤の役割を果たしていくため、自主自立を堅持し、正確な情報を公平・公正に伝え、命と暮らしを守る報道に全力を挙げます。併せて、多様で質の高いコンテンツを合理的なコストで、最適な媒体で届けます。衛生派につきましては、番組の質の維持を大前提に、令和6年3月末に2Kのうち一波を削減します。また、日本を世界に積極的に発信し、様々な分野で国際社会との相互理解を促進するとともに、地域の課題や情報を広く発信して、地域の発展に貢献いたします。併せて、ユニバーサル放送サービスの充実にも取り組みます。インターネット活用業務は、実施基準に示した費用の範囲の中で、国内及び国際向けコンテンツを効果的に提供いたします。地震量につきましては、令和5年10月から、地上契約・衛星契約ともに1割の値下げを実施いたします。引き続き営業経費の抑制に努めるとともに、共感と納得に基づく営業活動により、公平負担と受信料負担の制度の理解促進に取り組み、事業運営に必要な収入を確保いたします。NHKグループ全体で業務の見直しやガバナンスの強化を図るとともに、働く一人一人の創造性を最大化する人事制度改革を加速させるなど、効率的で持続可能な組織の実現に向けた取組を強化いたします。次に、建設計画については、緊急報道設備や番組制作設備の整備を進めるとともに、いかなる災害時等にも安定的に放送サービスを継続するための設備整備等を実施いたします。また、老朽化した東京・渋谷の放送センターや地域の放送会館の建て替え事業を着実に推進してまいります。以上の事業計画に対応する収支予算は、一般環状の事業収支におきまして、受信料などの収入6,440億円、国内放送費などの支出6,720億円を計上しております。事業収支における不足280億円につきましては、財政安定のための繰り返し金の一部をもって充てることとしております。また、資本収支は収入として、原価消極資金など総額1,186億円を計上し、支出には建設費906億円を計上しております。最後に、収支予算及び事業計画に基づいて、資金の需要及び調達を見込んだものでございます。以上、令和5年度収支予算、事業計画及び資金計画につきまして、その概要を申し述べました。事業計画の一つ一つの施策を着実に実行し、公共メディアとしての視聴者の皆様の期待に応えてまいりたいと存じます。委員閣議のご理解とご支援をお願いいたします。併せて、何卒よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げます。以上で説明の聴取は終わりました。