1:10
ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。委員の異動についてご報告いたします。本日、山口夏男君が委員を辞任され、その補欠として高橋光雄君が占任されました。政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。在外交換の名称及び位置、並びに在外交換に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に理事会協議のとおり、内閣官房内閣審議官室田光成君ほか16名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。御異議ないと認め、裁を決定いたします。在外交換の名称及び位置、並びに在外交換に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。本案の出資説明は既に聴取しておりますので、これより質疑に入ります。質疑のある方は順次御発言願います。
2:22
ありがとうございます。自民党の松川でございます。まず本案について関連する在外交換の修繕費の問題を本日取り上げたいと思っておりますが、それにまず先立ちまして、喫緊の問題について申し上げたいと思います。まずアステラス社の法人拘束事案であります。これも言語同談でありまして、早期即時解放と再発防止を求めたいと思いますし、またこれについては既に林大臣自身も強い御発言をしていただいていることも承知をしています。中国外交部が2010年に反スパイ法による逮捕だというふうに発表しておりまして、2014年に反スパイ法ができてから17人もの法人が拘束されています。今度は林大臣も即時解放を求めるだけではなくて、近々法中のお予定もあるやに聞いて、聞いてというか報道されておりますので、ぜひ陳岩外交部長官に直接会って、また習近平国家主席に会う機会があるのかどうか分かりませんが、この法人の即刻の解放を求めていただきたいと思います。これについては日本人の国民が怒っているということをぜひ直接ぶつけて、日中関係というのは解決なくして、改善に向かうことはないという強い態度で臨んでいただきたいと存じますが、いかがでしょうか。
3:49
この一連の法人拘束事案につきましては、中国側に対しこれまで様々なレベルや機会を通じて、拘束された法人の早期帰国の実現、また司法プロセスにおける透明性の確保、こうしたことを申し入れてきておりまして、最近では昨年11月の日中首脳会談において岸田総理から、また本年2月の日中外省電話会談において私から、我が国の立場に基づいて申し入れを行っております。こうした中、今回の同様の事案が再び発生したということを深刻に受け止めておりまして、そのような申し入れを継続するとともに、この本事案についても、様々なレベル、また機会を通じて引き続き早期解放、これを強く求めてまいりたいと考えております。
4:37
様々な機会ということで、法中の際にも根拠、強く求めていただくということをお答えいただいたものと理解いたします。永遠に治理は変わらないが、私は日中関係は建設的で安定的であるべきだと考えておりますけど、こういうことが続いて、建設的で安定的な関係を作るというのは無理でありますので、ぜひよろしくお願いしたいと存じます。さて、本題の方に入りたいと思います。今、先生方、委員の先生方にも資料を配りしていると思いますが、今日私が取り上げたいのは、日本の在外交換の修繕費の問題であります。まずですね、外務省の方にお伺いしますが、在外交換は、外交機能強化という中で、この20年、何交換増えたのか。一方で、この在外交換の新築修繕費について、この20年で私は減少していると理解しているんですけど、それはどのぐらい減少していて、理由は何なのでしょうか。また修繕できないことによって、どのような不備が生じているか教えてください。
5:35
お答え申し上げます。在外交換の実管の数は、平成15年度の189交換から、令和4年度は231交換まで増加し、国有施設及び借り上げの施設を合わせた施設数は、事務所、それから工程を合わせて、410施設から479施設に増えております。委員御指摘のとおり、厳しい財政事情の下で、借り上げ施設の増加に伴い、借料予算は平成15年度と令和4年度との比較で言いますと、109億円から142億円まで増加する中で、同じ期間における新築修繕に充てる予算は、90億円から66億円に減少しているところでございます。その上で、国有施設が全体の約6割でございますけれども、一般的に大規模修繕が必要とされる築31年以上ということでありまして、予算・人員的な問題から大規模修繕などの着手が遅れ、今後、これら施設での外交活動にも影響を兼ねない可能性がございます。また、建物の安全性や警備に影響を与える故障への対応を最優先に取り組んでおりますので、このような緊急修繕を除いた施設の維持管理が後回しになる場合もありまして、高度化する脅威への対応や 施設の超寿命化に向けた予防保全、または日本のかおたる在外交換の美観を損ねるといった点で、課題があると考えております。
7:32
ありがとうございます。要するにざっくり言うと、70交換もこの20円で増えているのに、修繕するため新築したり外観を直したり内装を直したり、いろんなことをするためのこの予算は減っているんですね。3割減っているわけです。その理由というのが、要するに交換を増やすという大事なことでありますけれども、賃料が非常に高いと。その賃料を要するにしわ寄せを食う形で、今国有財産になっている方の交換の6割が築31年を超えているにも関わらず、修繕がなかなかできない状態が続いていて、お配りした資料のように、この壁が剥げていたり、こういう美観を損ねたり、おそらく機能の上でも問題がある状態が生じているということであります。なぜ予算要求ができないんですか。予算要求すればいいのではないですか。
8:27
私どもとして厳しい財政事情のもとではございますけれども、必要な予算と考えられるものについて、要求しているところでございますけれども、結果として、令和4年度に関しましては、借料予算147億円、修繕予算66億円、それから令和5年度の予算、今般国会でお認めいただいたところでございますけれども、ここにおきましても、借料予算が182億円、修繕予算は72.5億円ということになっております。
9:09
私、大使館というのは、外交を展開する上の拠点でありますし、また日本の顔でもあると思いますし、また現地にいる日本の法人を守るための取り柄でもあると。なので自衛隊に引きつけて言えば、例えば基地にあたるようなものでありまして、この前、我々防衛力を強化するにあたったときに、自衛隊の艦舎とかが非常にボロボロな状態のままのを見て、非常に衝撃を受けたと思うんですね。でも、それは防衛における、軽戦能力に関わるという話であったと思うんですが、結局この大使館がボロボロの状態に置かれているというのは、実は外交軽戦能力が損なわれているという状態、と思っていただいたらいいんだと思うんですね。あんまり在外交換も自衛隊の産場と変わらないということであります。今清水さんからあったように、予算要求すればいいという話ではあるんですけど、要求しても通らないわけですね。それはなぜかというと、秘目は違うにもかかわらず、この 永前予算というざっくりしたひとまとめの中で、事実上財務省からシーリングをかけられているわけです。でもそれはもう、ここはもう与野党関係なく、日本の外交、外交と防衛は車の両輪だというのであれば、外交軽戦能力の1億、非常に重要な1億にのっている、在外交換の機能はしかるべく改善されなければなりませんし、今は改善というよりもマイナスの状況でありますので、これはしっかりと予算要求を、外務大臣にも鈴木大臣にしていただいて、この状況を抜本的に変えていただきたいと存じます。大臣の意気込みをお伺いしたいと思います。
10:49
在外交換施設、これはまさに今、松下委員からお話がありましたように、その国における日本の顔でありまして、そして非常時には法人保護の最後の取り出となるため、やはりこの施設を適切に維持管理するというこ とが必要であります。その上で緊急時の対応、法人保護、情報保全等の新たな脅威への備えなどですね、近年大使館に出発される機能が拡大をしておりまして、そうした意味でも施設の強靱化を図ることが極めて重要だと考えます。今の御指摘も踏まえ、また当初いただきながらですね、実施体制の整備強化も行いつつ、必要な予算の確保をしっかりやってまいりたいと思っております。
11:35
力づくお言葉ありがとうございます。今年度の予算に向けてですね、しっかりと取り組んでいただけますように、そして我々も応援していきたいということを申し上げたいと思います。もう一つですね、大使館とか大使肯定について、私はもう長らくずっと思っていることがございます。大使館とか大使肯定というのは、日本の顔なんですよね。外国において、日本というのを考えたときに、行ったときに例えば日本大使館に行ったら、何だろうな、和のテイストのこんなものがあったよとかですね、もしくはその中に入ったときに、日本の新しい姿を感じるとか、いろんなそういう意味での発信機能、ソフトパワーを体現するための機能もあるんですよ。例えば、我々も例えば英国大使館に日本で行くときに、旧三宅の建物を今在日の英国大使館に利用していて素敵じゃないですか。そういう利用の仕方もあるし、例えばジュネーブの大使肯定とかは、そういう形で、もともとあったお屋敷を借り上げて買い取って、非常にいい発信ができるような素晴らしい施設になっていたりするんですけども、問題はですね、日本が最近新しく自分で建てた建物です。ほとんどが豆腐みたいな真四角の無味乾燥な建物なんですね。名前は言いたくありませんけど、マレーシア大使館とか、他にもいっぱいあります。なぜか安いからです。真四角の豆腐みたいな建物が一番容量がたくさん人や、その部屋を詰め込めて建築費が安くて、真っ白に塗るときはとりあえずいいだろう みたいなですね、ってことになっているわけですね。私はこれも有識事態だと思っております。そうじゃないですか。センスがないというかね。1円でも安ければいいという、そういう、せこいと言いますかですね、ケチ臭い根性で建てるべきものではないんですね。せっかく築31年を超えた高官が、6割超えているわけでありますので、この大規模修繕をする際にはですね、財務省に任せておくと、また必ず一番安い方法で改築せよというふうに言うに決まっていますけど、これは違うんだと。そこに行ったときに来た人々が、日本を感じる、日本ってすごいな、素晴らしいなということを感じるような、外観であったり内装であったりするべきだと私は思います。それは例えば日本の若い建築家の方たちですよ。例えばどこかの大使館を、私が最初に手がけたこの大型建築で、この大使館私やりましたというのは、建築家の方にとってもすごくいいことだと思うんですよね。いろんな形で、別に私は単に古い日本の伝統的な建物にせよとかですね、そういうことだけ言ってるわけじゃなくて、別に新しい日本の姿でも全然いいと思うんですね。もしくはその現地の文化も融合させてもいいのかもしれない。とにかく、無味乾燥な真四角の豆腐みたいな建物を、これ以上作るのをやめていただきたいということを強く申し上げたいと思いますし、大使館というのは日本の顔である。それを活用するために、予算を使うことは必要なことであると考えますが、大臣、この強要のある大臣におかれてはですね、私に大いに賛同していただけると思いますが、この点について取り組むことについての、ご見解いただきたいと存じます。
14:51
この豆腐自体はですね、大変日本の伝統的な食文化であると、議連の会長として少し申し上げておきたいと思いますが、まさに委員御指摘のとおりですね、この在外交換施設、これは我が国の存在と文化を表現する顔であると。外国のお客さんが来て、なるほど素晴らしいなと、いろんなところで素晴らしいなとやはり思ってもらうということが、大変大事であろうというふうに思っておりまして、そういった意味でやはり新たな建設改修の場合にですね、もちろん周辺施設との調和、それから機能的な面で警備対策とかですね、維持管理、これ大事だと思いますが、やはり親しみやすさと品格、これを備えたですね、優れたデザインとして、現地の皆様にも歓迎されるような施設とする。これ大事なことだとこういうふうに思っております。今のご指摘も踏まえてですね、在外交換施設、これが日本を代表する施設として、ふさわしいものになるようにですね、しっかり設整備やっていきたいと思っております。
15:56
ありがとうございます。そのような重要なところにもちゃんと予算を要求していくことで、お話をいただきましてありがとうございます。最後に代表質問でもお伺いしたんですけど、用人敬語ができるように自衛隊法を改正すべきだという点についてお伺いしたいと思います。もう丸腰で、もちろん領域国が警備の主たる任務を打っているのは当然の前提ではありますけど、それに加えて、総理は自衛隊最高指揮官でありますし、そうじゃないにしても林大臣だろうと、何だろうとですね、日本の用人が行くときに、自分の国の用人を自衛隊が敬語できてもしかるべきだと私は思います。今お配りした資料にもありますように、今、在外において自衛隊が展開しているときに、一定の場合は法人を保護することができるという、84-4という規定が、いや3だ、ごめんなさい、あるわけですよね。そこに84-5を作ればいいじゃないかと私は思うわけであります。この点について防衛省の御見解をお伺いします。
16:58
自衛隊は自衛隊法の法令に基づいて海外に派遣されるところ、自衛隊は我が国の用人敬語のみを目的に海外に派遣する明示的な規定はございません。その上で一般論として申し上げれば、用人を含め領域内に所在する外国人の保護や安全の確保は、松川先生おっしゃいました通り一義的には領域国の警察当局等の機関が行うものと考えております。こうした考え方や憲法などを踏まえながら、防衛大臣政務官として様々なご意見をよく伺ってまいりたいと思います。
17:29
心の中では小野田政務官は私と同じ考えではないかというふうに思っておりますが、ぜひ今後しっかり前向きにご検討いただきたいということをお願いして私の質問を終わります。ありがとうございました。
18:06
立憲民主 社民の小西でございます。まず議案の法案について伺います。今回の法案はカワウソ変動などの中、在勤基本手当の大幅な増加を図るものでございますけれども、昨年はどういう対応を行い、またこの昨年の対応が今回の法改正にどう関わっているのか、政府参考人に答弁をお願いいたします。
18:28
お答え申し上げます。昨年、令和4年度につきましては、在外交換名称一致給与法の改正法案の提出は行わず、政令の改正で対応を行いました。これはですね、在勤基本手当の支給額につきましては、政令によりまして基準額の上限25%の範囲内で調整が可能ということですが、昨年、令和4年におきまして、これを超える為替の変動が当時見込まれなかったところでございます。他方において、昨年急速な円安がございましたので、複数回にわた り手当の増額改定を行うことで、適正な額を支給することといたしました。今回改定する基準額につきましては、民間調査会社による整形費調査を改めて実施し、その結果をもとに為替及び物価の変動を反映して、適切に設定したところでございます。
19:29
我が会派は本法案賛成でございますので、以下関連の質問をさせていただきたいと思います。外務大臣、問いの6番からお願いをさせていただきますが、通常国会で、林外務大臣に非常に貴重な答弁をしていただいております。今、ロシアの侵略、まだ止められておりませんけれども、林外務大臣は、仮に中国が国連憲章に違反する違法な武力交渉を行っているロシア軍に対して、ロシアに対して軍事、武器などを提供し支援することがあればという私の質問に対して、ロシアを支援援助する国は、その支援援助について国際法上責任を負うことになる、という明確 な答弁を通常国会がいただきました。この国際法上責任を負うことになる、この具体的な内容についてご説明をお願いいたします。
20:14
この中国によるロシアへの軍事支援についてですね、仮定の質問にお答えすることは差し控えますが、一般論として申し上げますと、国連憲章に違反するロシアによる武力の行使についてですね、その事情を知りながらロシアを支援援助する国については、支援援助すること自体をもって、直ちに国連憲章に違反すると評価されるわけではないわけですが、その支援援助についてですね、国際法上責任を負うことになるわけであります。国際法違反の行為による被害を受けた国家は、その違法行為に責任を負う国に対してですね、国家責任を追求し得ることになります。このような国家責任の追求の対応としては、現状回復、損害賠償、賃謝、再発の防止等の請求がございますが、そのうちどの対応を選択するか、どのように組み合わせるか、これは具体的状況に従って決められることになると考えます。そして国家責任に関して国連が作成しているコメンタリーによりますと、支援または援助を行う国、これは当該行為がですね、国際違法行為を引き起こした程度においてのみ責任を負う、こういうことでございます。
21:23
我々大臣、ありがとうございました。私は1972年生まれて、日中有効回復の年の生まれで、日中有効回復を旨としている議員でございまして、この名前は毎年中国にも私は行っていたんでございますけれども、小上大臣、今後、来週以降中国に訪問されるということでございますけれども、中国は責任ある大国として、世界平和のために、むしろ積極的に頑張るのが、中国の安全を上任理事国としての法的な責務でございますので、この答弁、中国も認識をしていることになると思いますので、そうした該行を引き続き、よろしくお願いさせていただきたいと思います。では、次、問いの4番に質問させていただきますが、防衛省の政府参考にでございますが、前回きちんと答弁いただけなかったんですが、反撃能力を含めたこの敵地攻撃能力ですね、この安保三文書、記者総理は極めて現実的なシミュレーションをやったというふうに言っているんですが、極めて現実なシミュレーションには、当然中国なども含まれていることになるんだと思うんですが、それについて説明をお願いいたします。
22:29
はい、お答え申し上げます。我が国の安全保障政策や防衛力整備や特定の国地域を脅威とみなし、これに 軍事的に対抗していくという発想に立っているものではございません。その上で、防衛省は従来より将来の防衛力の在り方を検討する過程で、自衛隊の能力を評価するためのシミュレーションを行い、防衛力の不足等を検証してございます。今般策定されました国家安全保障戦略等に記されている中国、北朝鮮、ロシアといった、我が国周辺の軍事動向や将来の技術的水準の動向等を踏まえつつ、想定される各種事態への対応について、能力評価等の様々なシミュレーションを通じた分析を行ったところであり、例えば、進行部隊によるミサイル攻撃、戦闘機等による航空進行、艦艇部隊による海上進行といった状況を想定し、自衛隊がどのように対応するか検証することを通じた我が国への進行に対処するために、不十分な自衛隊の機能、能力の評価に加えまして、宇宙、サイバー、電磁波の領域や無人アセットを用いた非対照な戦い方、ハイブリッド戦のような新たな戦闘要素等を踏まえた将来の防衛力の検討などの様々なシミュレーションを行ったところでございます。
24:04
今回初めて、中国、北朝鮮、ロシアといった、我が国周辺の軍事動向や将来の技術的水準の動向等を踏まえつつというふうに、事実上、そうした安保三文書の情勢分析に書いてある3カ国についてシミュレーションを行っていると、事実上答弁していただいていると私は理解をいたしますが、その前に、初めおっしゃっていただいた、特定の国地域を脅威とみなす、そうした発想に立っているものではないということについて質問させていただきたいんですが、この脅威について、政府は我が国に対する武力攻撃の意思と能力を持つ者に対して脅威というふうに考えているというふうに私は説明を受けているんですが、とすると、現時点において、日本政府において、中国、ロシア、北朝鮮は、日本に対する武力攻撃の意思を有していないと認識しているのか、あるいは、有していてもそれを明示していないと認識しているのか、それらの国々の日本に対する武力攻撃の意思の保有についてどういう認識があるか、政府参考に答弁をお願いいたします。
25:10
お答え申し上げます。一般に脅威とは、侵略し得る能力と侵略しようとする意図が結びついて、顕在化するものであると考えているところでございますが、委員御指摘の中国、北朝鮮、ロシアにつきまして、現時点において、我が国に対する侵略を行う意図を明示しているとは承知しておりません。したがって、我が国として御指摘の中国、北朝鮮、ロシアそのものを脅威と認識しているものではございません。
25:42
侵略の意図を明示していないというふうに理解しているというふうに答弁でしたが、侵略の意図を有しているかどうか、それらの参考については、日本政府はどういう認識にありますか。
25:58
お答え申し上げます。先ほど申し上げました、脅威とは侵略し得る能力と侵略しようとする意図が結びついて、顕在化するというふうに御説明申し上げましたが、ここでいう意図と言いますのは、他国を侵攻する海中についての国家としての意思を意味いたしますけれども、それは詰まるところ、人間の意思でございまして、状況移管によって容易に変化するものであって、本質的に不安定さを内包しておりまして、外部からこれを察知することは困難といった性質があると考えております。そのようなことを踏まえまして、我々として先ほどご説明させていただきましたけれども、中国、北朝鮮、ロシアにつきましては、現時点において我が国に対する侵略な意図を明示しているとは承知しておりません。一国の意図というのは、なかなか外部からこれを察知することは困難だというふうに考えておりまして、従って我が国としてご指摘の中国、北朝鮮、ロシアそのものを脅威と認識しているものではございません。