1:05
本日から農林水産委員会を開会いたします。委員の異動についてご報告いたします。昨日までに尾沼匠君が委員を辞任され、その補欠として三上衛理君が占任されました。政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
1:27
水産加工業施設改良資金融通臨時措置法の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に理事会協議のとおり、農林水産省畜産局長渡辺陽一君ほか2名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに合意ございませんか。合意ないと認め、作用を決定いたします。
1:56
水産加工業施設改良資金融通臨時措置法の一部を改正する法律案を議題といたします。本案の趣旨説明は既に聴取しておりますので、これより質疑に入ります。質疑のある方は順次ご発言願います。
2:15
おはようございます。自由民主党の船橋俊光でございます。今回は質問の機会をいただきまして誠にありがとうございます。
2:25
それでは早速質疑に入らせていただきます。昨年策定されました食料安全保障強化政策大綱でも指摘をされているとおり、気候変動等による食料生産の不安定化、コロナ禍における国際物流の混乱による供給の不安定化、ウクライナ情勢の緊迫化等を受けて食料安全保障の強化が国家の喫緊かつ最重要の課題となっております。
2:52
したがって水産加工業に関わる施策を検討する際にも、食料安全保障の観点を踏まえていくことが重要でありますけれども、食料安全保障において水産加工業者が果たされている役割をどのように考えているのか伺います。
3:10
ありがとうございます。水産加工業は漁業とともに水産業の車の両輪の役割を担い、地域経済を支える重要な基幹産業でございます。水産加工業は我が国の食用水産物の国内支向量の約7割を水産加工品の原材料として使用しております。また保存性が低く、時期による量的変動の大きい水産物を常時消費可能な形状にして安定的に供給しております。このように水産加工業は我が国の食料安全保障において重要な役割を担っているものと考えております。
3:51
ありがとうございます。水産加工業者は食料安全保障において重要な役割を果たしているというふうに今ほども御答弁ございましたけれども、一方で業界が置かれている状況というのは原材料確保の困難、売上高利益率の低下、生産経費の上昇等の課題を抱えて厳しい経営状況下にあります。
4:16
特に原材料確保の困難については、主要業種の不良に加え、昨今の不安定な世界情勢等を受けて輸入原材料の調達が不安定化し、原材料の約3割を輸入に依存する水産加工業者にとっては深刻な影響を受けておられます。また人材不足も課題でありまして、コロナ禍で外国人技能実習生が入国できなかった影響も大きいといえます。
4:44
こうした課題を抱えている水産加工業者に対して、どのような支援策があるのか伺います。
4:51
お答えいたします。原材料確保の困難などの課題を抱える水産加工業者に対しましては、この水産加工資金により、日本政策金融広報から長期定理の資金調達を可能とするほか、
5:08
加工原材料の転換や調達先の多 様化などの取組の支援、漁業者団体などが水産物の買取・保管・販売をする際の支援、生産・加工・流通・販売の関係者が連携したマーケットニーズに応えるバリューチェーン構築の取組の支援、
5:29
水産物の加工・流通機能などを強化するための共同利用施設などの整備の支援などの支援策を講じているところでございます。また、新型コロナウイルス感染症に伴う外国人技能実習生の入国制限による人手不足を解消するため、水産加工業者が国内人材を雇用する場合のかかり増し賃金の支援も行っております。
5:56
さらに、人手不足に関しましては、特定技能外国人につきまして、昨年8月に水産加工業を含む飲食料品製造業の受入上限を5万3,200人増額し、8万7,200人としたほか、先端技術を活用した精進化・省力化のための機械の導入の支援を行っているところでございます。
6:20
次に、水産加工資金は長期定理の融資により水 産加工業者の施設整備等を支援するものでありますが、本資金が水産加工業者にどの程度利用されている実態にあるのか、また、これまで水産加工業者にどのような活用がなされてきたのか、本資金の融資実績及び融資の効果についてお尋ねをいたします。
6:52
お答え申し上げます。本法案の水産加工資金の実績は、前回の本改正の平成30年度以降、令和3年度までで、総件数では166件、平均では1年間242件となっております。
7:11
また、令和4年3月末現在で貸し付けている事業者の総数は285、貸付件数は477件となっております。本資金は水産加工品の製造加工施設の改良などに活用されることで、新たな技術の導入や新製品の製造開発などが促進されており、水産加工業者の経営の安定化と体質強化に寄与してきたところであります。
7:41
ありがとうございます。次にお尋ねいたしますが、令和4年度水産加工業経営実態調査によりますと、水産加工業の事業所数、これは6,856事業所というふうになっておりますけれども、
8:01
事業所数に対して有志実績が少ないというふうに見えますけれども、また特に平成から令和にかけて有志の実績そのものが減少傾向にあるのではないかというふうにも見れるわけでありますけれども、こうした理由についてはどのように分析をされているのかお伺いをいたします。
8:29
お答え申し上げます。水産加工資金は民業補完の原則の下、民間金融機関のみでは対応しにくい長期の設備融資を対象としていますが、その融資実績は他の職員産業に係る広告資金と比べても遜色の ないものとなっております。
8:49
令和元年度に融資額が減少している要因といたしましては、東日本大震災後の復興に伴う設備投資などの需要がある程度落ち着いたこと、東京オリンピック・パラリンピック需要などによる建設資材の不足や建設費高騰に伴う設備投資の延期が見られたことにより資金需要が落ち込んだことなどが考えられます。
9:14
令和2年度や3年度の減少につきましては、さらに新型コロナウイルス感染症により資金繰りが悪化し、新規での大型の設備投資や既存の施設の改良などを行う余力がなかったことが考えられます。
9:31
ふなわしとしみつ君。今ほど資金の需要の分析ということについてお答えをいただいた次第でありますが、今後これは増えていく可能性もあるというような可能性があるという認識に立たせていただきたいと思いますけれども、どうでしょうか。
9:58
先ほど令和3年度までの減少理由を申し上げましたけれども、令和4年度につきましては、年度途中ですが、現在までの状況を広告から聞き取ったところ、令和3年度と比較して融資額は回復傾向にあるというふうに伺っております。
10:21
ありがとうございます。回復傾向にあるということでありますから、今後この資金が有効に使われるものであるということが理解させていただくことができました。次に、過去資金法は、昭和52年に5年間の現時法律として成立した後、これまで5年ごとに合計8回延長が行われております。
10:48
今回が9回目の延長になるわけですけれども、水産加工業者を支援してきた過去資金の役割、依然として厳しい水産加工業者を取り巻く状況を踏まえれば、今回も延長はまさに必須ではないかと考えますが、本法を厳重報答している理由を お聞かせいただきたいと思います。
11:15
答え申し上げます。水産加工資金法は、昭和52年の制定以降、5年間の現時法という枠組みの下で有効期限を迎えるごとに制度の必要性を確認し、また水産加工業をめぐる情勢の変化を踏まえて必要に応じ見直しを行った上で、期限の延長をしてきたところでございます。
11:39
この法律が政策金融のいわば深掘り措置であることに鑑みれば、5年間の現時法として、期限の到来時において情勢の変化を踏まえて、改めて制度の必要性を確認することが適切であると考えております。
12:02
土内の水産加工業者の方々の経営規模を見ると、非常に冷裁の事業者の方から一定程度の規模の方まで、かなり幅が広いのが実情かと思っております。
12:22
そのため、この冷裁から中小あるいは大規模部も含めて、すべての生産加工業に関わる事業者の方々がこれからも経営を継続していただく、そのために必要な投資なども十分にしていただくということが、水産業全体の発展にも必要なことでもありますし、
12:44
またそのことがひいては、国民の食料の安全保障にもつながっていく重要な観点であるということを申し述べさせていただきたいと思います。また、そうした中で、水産加工業の振興を図っていくという上では、水産加工品を含む水産物の消費拡大というものが極めて重要ではないかというふうに考えております。
13:07
実は私の友人、もともとは魚の卸をされていた方が、コロナ禍でホテルとか、あるいは飲食店とかに対しての卸がうまく商売としてできなくなったということから、加工業に転換をされた方がおられました。
13:30
この方は、農水農事業ではなくて、たまたまものづくり補助金などを使って、新しい加工機械などを導入されたということなんですけれども、ホッケとか塩鯖の一夜干しを作りました。これが非常に好評を博しておりまして、こうした最先端の技術をこの融資制度なども使って広げていただくということは大事なわけでありますけれども、
13:59
そこで、我々の感覚でいうと魚は焼くという感覚があるんですけれども、一夜干しですから。ところが、二十歳の女の子が買いに来たと。二十歳の女の子ですから、家に魚を焼くオーブンなどありますかと聞いたら、ないという話で、
14:20
一夜干しの魚を調理して食べるんですかと聞きましたら、お米と一緒にジャーで炊くというお話でありました。それで、実際に売っている側の方もそれを試してみると、確かにうまいと、こういうお話でありました。
14:37
したがって、まさに魚の食を広げていく上では、多様な食べ方、こうしたものも集中していく必要性が必要でありましょうし、今、生活様式がどんどん変わっている中にあって、この水産加工品そのものの開発の手法というものも、さまざまな工夫が必要ではないかと思っておりますけれども、
15:03
農林水産省として、今後の水産物の消費拡大に向けた取組を最後に伺います。
15:12
お答えいたします。水産物の消費拡大には、少子高齢化や共働き世帯の増加などを背景とした消費者の勘弁化指向の高まりなど、生活様式の変化に対応し、消費者ニーズを的確に捉えた水産物を提供することが必要と考えております。
15:32
このため、農林水産省では、消費者の内蔵・内食需要などに対応した勘弁性に優れた商品提供方法などの開発・実証の取組を支援す るとともに、魚の肥を制定し、水産物の魅力や調理方法を発信するなどの取組を官民・共同で実施するなど、水産物の消費拡大に向けた取組を行っているところでございます。
15:58
また、国外に対しましても、海外の展示会などにおきまして、出展者による現地の生活様式も踏まえた調理法に関するデモンストレーションやセミナーの実施などを通じて、海外における消費拡大に向けた取組を支援しているところでございます。稲橋俊光君、ありがとうございました。以上で質問を終わります。
16:34
皆さん、おはようございます。立憲民主社民の徳永衣でございます。
16:40
水産加工資金法について質問させていただく前に、先日決定いたしました畜産落納緊急対策パッケージについて少しご質問させていただきたいと思います。まず皆さんのお手元にお配りした資料をご覧いただきたいと思うんですけれども、これ先日、自民党の農林部会で農林水産省から提出された資料の中から抜粋をいたしました、落納の規模別収支分析の資料であります。
17:08
この北海道都府県の比較なんですけれども、どうしてこういう風な規模別の分け方をしているのか、ご説明をいただいたんですけれども、納得がいかないというところがありますし、それから北海道の大規模落納区が100棟以上のところですけれども、ここに書かれているのが、時給飼料生産等効率的に生産を行っている形態では、乳代で生産コストがまかないという状況となっているわけですね。
17:37
ここが一番厳しいと私たちはずっと言っておりまして、今、生乳の減産、それから時給飼料を作ろうと思っても種代が、令和3年から5年までの2年間で12%上がっています。さらに肥料代が1年間で60%、食いの支援等を除いても35%も上がっているわけです。そして燃油代はここ3年間で40%程度上昇しているという状況です。
18:04
そして少なくともここに注釈で畜産クラスター、これによって高額の投資を行っていて、借金の消化をしなきゃいけないということぐらいは書いていただかないとですね、これを見た都府県の自民党の先生方が、なんだ北海道ちゃんと乳代でまかないてるんじゃないか、こういう間違った認識もなりかねないと思うんですが、ここに書かれていることがですね局長、これ農林水産省の基本的な北海道の大規模落納区の現状についての認識なんでしょうか。
18:35
お答えをいたします。落納経営の生産コストや収益性でございますが、経営管理能力ですとか、その有する持久飼料基盤の規模、あるいは輸入飼料への依存度、その他の条件によって異なっているということでございます。厳しい経営環境の下で、利納される形態も少なからずおられますけれども、持久飼料を活用するなど、効率的な生産を行うことで乳代で生産コストが賄われている形態もあると承知をしてございます。なお、この資料でございますが、令和3年の畜産物生産比統計をもとに直近の物価を踏まえて、水系をしたものでございまして、平均的な姿を説明したものでございます。委員ご指摘のように、大きく投資を 行いまして、持久飼料基盤が十分でない中で、仮入れ金によって大きく経営規模を拡大されたような形態におかれましては、召喚圧力などによりまして、平均的な経営態に比べて厳しい経営状況にある可能性ももちろんあると考えてございます。
19:38
じゃあ、せめて注釈ぐらい付けていただきたいというふうに思います。それで、農水大臣を中心に、大変にご尽力をいただきまして、畜産落納緊急対策パッケージ決定していただきました。いろいろとこの中で質問したいこと、本当はあるんですが、時間がないので、落納緊急対策の国産素飼料利用拡大緊急落納対策、ここについてお伺いしたいと思うんですけど、やっぱりこの都府県と北海道、なぜ1万円と7200円と分けるのかということなんですけれどもね、北海道の落納家の方々がみんな自給素飼料を使っているわけではないんですね。大規模落納経過の中には、輸入素飼料だけ使っているという方もいるわけですよ。それが北海道であるがゆえに、7200円しかつかないということですから、この都府県と北海道で分けるという分け方がですね、どうしても納得がないんですけれ ども、この点に関してはいかがでしょうか。
20:40
北海道と都府県とで何で差がついているのかということでありますが、この単価を決めるにあたりまして、どれだけの生産費がかかっているかということを調べさせていただきました。そうしますとですね、ちょっと数字を申し上げて恐縮ですが、北海道はTMRがやっぱり中心になっておりまして、これが生産費統計で68,381円。それに比べますと、都府県は43,479円。そしてその購入素子料が北海道は31,806円で、都府県は19,115円という大きな格差がついているものですから、先ほど徳永委員おっしゃいましたように、都府県と北海道とのこの素子料対策についての格差が生じてきているので、購入素子料に対する支援という考え方で整理をしておりますので、こういった都府県と北海道の差がついたと、こういうことでございますので、ぜひご理解をいただきたいというふうに思っているところでございます。徳永委員くん。なかなか理解ができないんです。昨日もその話 を散々させていただいたんですけれども、先ほど申し上げましたように、北海道でも購入素子料を使っている楽能家の方がおられるわけですから、やっぱり公平ではないというふうに思うわけですね。ですから直接笑いのような形で、全国一律で1万支援、こういうことぐらいしていただかないと、なかなかこの苦しい状況を乗り越えて、そして理能を食い止めるというところにはならないと思いますので、決まってしまったことではありますけれども、現場の皆さんは大変に不満に思っておりますので、そのことだけお伝えしておきたいというふうに思います。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。それでは水産化工業施設改良資金、郵通臨時訴訟の一部を改正する法律案に関連してご質問させていただきたいと思います。先日24日に、日本や中国、ロシアなど9カ国地域が、サンマの資源管理について話し合うNPFC、北太平洋漁業委員会の年次総会が終了いたしました。2023年と24年のサンマの年間総漁獲枠を、22年比25%減の25万トンにすることで合意をしたということでありますけれども、日本では歴史的なサンマの不良がついておりまして、今回の年次会合で我が国は大幅な漁獲枠の削減を提案していたということであります。具体的には中国や台湾などの漁獲量の多い公会で10万1千トン、日本とロシアのEZは6万9千トンの計17万ト ンにするように求めたということですが、25万トンで合意に至るまでどのような議論があったのか、また他の合意内容について、そして水産庁としては今回の合意内容をどのように受け止めておられるのかお伺いしたいと思います。
23:45
お答えいたします。サンマというものは、公会と日本やロシアのEZの両方にまたがって生息しております。一方で今回交渉が行われましたNPFCは公会のみを対象とするわけでございますので、そこで条約水域とサンマが分布する水域との間に、まずかけ違いというのが、まず1点目の複雑さというのが生じます。さらに近年の漁獲は9万トンでございますが、これはほとんど公会での漁獲でございますので、意味のある削減をする保存管理を決定するためには、この公会での9万トンをいかに削減するかというところが大事なところであったわけでございます。一方で中国、台湾、韓国などのいわゆる援養漁業国は、表面的にはサンマ資源が悪いので何とかしております。
25:29
ことがあります。ですから、我々といたしましては、日本水域にサンマが介入したときにどうするかというものと、無制限措置にならないようにするにはどうしたらいいかと、さらに公会を切り込むにはどうしたらいいかという3つの目標を掲げましてやりましたので、結果的には公会の措置が19万トンから15万トンということで、9万トンの削減にはいたっておりませんけれども、全体の天井を低くするという意味で効果があったと思っておりますし、日本水域に今度介入してきたときに取れる仕組みは残しているというような形でのですね、そういう意味でのパッケージでの一定の成果はあったと認識しておりますが、委員ご指摘のように、実際は公会の漁獲額を切り込まないと意味のある削減措置にはなりませんので、引き続き公会の措置のですね、強化を求めて関係国に働きかけていきたいと思っております。
26:33
今お話がありましたように、今回の日本の提案でも漁獲額が実際の漁獲量を上回っているという状況なわけですね。北海道の同等の漁師さんたちからはですね、資源増加への実効性は期待できない、現実に即した規制になっていない、などという声が上がっているということですが、これ資源回復ということが問題なのか、中国や台湾が取り過ぎていることが問題なのか、その辺がですね、非常に難しいわけでありますけれども、日本の三馬漁船は、防護計量の漁船はだいたい200トンクラスか、もう少し小さいぐらいの漁船だと思うんですけれどもね、台湾や中国の漁船というのは1000トンクラス、大型船ということであります。さらには運搬船に移す洋上転載の問題などもありまして、湾国としてこれからこういうことをどう対応していかなきゃいけないのかということなんですけれども、日本は歴史的な三馬の不良が続いています。三馬はもう沿岸では取れなくて、今、航海で95%を取っているということでありますから、航海がですね、主要領域となっているわけですからね。この中国や台湾が大量に取っているところを黙って見ていないでですね、日本も何とか取ると。船を大きくするのか、船の数を増やすのか、どうするのかはいろいろ問題はあると思いますけれども、日本も航海でもっと取るという方向で対応できないんでしょうか。
28:01
委員ご指摘のように、現在三馬の漁獲は航海が主体となっておりますので、これまで日本は縁がに来漁するのを待って取っておったわけなんですが、最近のような漁場の位置や時期の変化に対応して、我が国三馬漁業の経営が継続発展できるよう、漁業経営、創業の在り方などについてですね、航海という点も含めて検討してまいります。
28:31
水産業、漁獲量ということで考えれば取りに行く。でも資源管理ということを考えれば、やはり中国や台湾などにもっとこの枠を小さくしてもらう努力をしなきゃいけない。なかなか大変なことだと思いますけれども、やはり今世界的に資源管理の流れでございますので、我が国としてもしっかりと持続可能な水産業のために、この問題も対応していただきたいというふうに思 います。そして温暖化による海洋熱波の影響について伺います。先日アラスカ米林海のズワイガニが初めて金魚になったということですが、2019年から2021年にかけての調査で100億匹のズワイガニがいなくなったことがわかったということであります。2018年から2019年に起きた海洋熱波が影響しているということで、金魚による損失額は1350億円にも達するということで、アメリカ史上最悪の規模になるかもしれないということなんですが、このズワイガニの金魚は我が国にどんな影響があるのか、そのことについてお伺いしたいと思います。
29:34
アメリカのアラスカ州では、その前にズワイガニというのは、我々ズワイガニと言っておりますけれども、我々の言うズワイガニ、オピリオ種というのがございますが、それともう一つ大ズワイガニ、バルダイ種という2種ございますが、アメリカのアラスカ州政府は今回オピリオ種について史上初めての金魚措置をとりました。その背景には、委員御指摘のように、4年間で117億匹いたズワイガニが19億匹まで削減してしまったというのがあります。加えてアメリカのアラスカ州政府でございますが、ブリストル湾のタラバガニについても、2年連続で金魚措置をとることを決定しております。アメリカの海洋大気庁におきまして、ズワイガニ資源の減少は、この海域で発生した海洋熱波が影響しているとの見解が示されております。一方で、アメリカからのズワイの輸入量は、全輸入の5%程度でございます。我が国は約1万7,800トンほどズワイを輸入しておりますが、このうちアメリカからの輸入は、2022年で859トンでございますので、今のところ輸入業者からアメリカでの金魚の影響が出ているとの影響はございませんが、引き続き情報収集に努めてまいります。
31:00
この問題が大きな影響が湾区にあるということはないということでございますけれども、ただですね、私の地元北海道や東北沖で海洋熱波が頻発しているということが明らかになっているわけであります。日本の水産資源が今どうなっているのか、今後どうなっていくのか、このアラスカのケースというのは、一言ではないというふうに思うんですね。水源機構などで調査はしているのかどうか、また影響を受ける漁業者や水産加工業者に情報を提供できているのかどうか、その点を確認させていただきたいと思います。北海道もですね、アカシオが発生しましたので、またいつアカシオが発生するんじゃないかということを大変皆さん心配しているんですね。ですからこの調査と情報提供、大変重要だと思いますがいかがでしょうか。
31:51
お答えいたします。我が国でも水産研究教育機構が海洋熱波の状況を把握と発生要因の研究のほか、海洋熱波をはじめてする海水温の変動による、マダラなどの疎通を含めた水産資源への影響についても研究を進めております。海洋熱波を含めた海水温の変動が水産資源や漁業に与える影響が大きいことから、水産研究教育機構が発生することができるのではないかと考えております。
33:04
詳細な調査が必要なのでは ないかという声が聞かれます。ともすると、NHKのドキュメンタリーを見ている方は、よっぽど情報がわかるというような話もございましたので、しっかりと調査をし、そして情報提供を務めていただきたいと思います。水産加工事業者としては、安定的な加工原材料の加工が最も重要なんだと思います。しかし、水産庁の調査によりますと、水産加工事業者の皆さんが直面している課題としては、この原材料の加工が困難と答えた方が、68.2%もおられたということであります。水産加工資金法の貸付対象となっている、水産加工指定水産動植物、食用水産加工品の原材料として、相当数が利用されているものでございますが、多角性魚種という言い方をしておりますけれども、この多角性魚種も見てみますと、この中で今、それなりに安定的に取れているものというと、ブリとマグロぐらいしかないのではないでしょうか。最近はサバの不良が続いていて、これも記録的な不良だということで、一部水産加工メーカーがサバの缶詰を販売停止したことなどがニュースとなっておりました。また、私の地元北海道では、鮭が取れなくなって、今やブリの漁獲量 が日本一というふうになっております。それから、函館のイカは約10年間で漁獲量が20分の1になっています。皆さんもご案内のように、昆布も海水温の上昇で取れなくなってしまっていて、4年連続で過去最低を更新しているんですね。有明海の海苔も取れていないということで、そのうち東北北海道が海苔の産地になるんじゃないかというような話もあるようでございますけれども、このような大きな変化の中で、安定的な加工原材料の加工が難しくなっている。この状況に、水産庁としては今後どう対応していくおつもりでしょうか。
35:05
お答えいたします。近年、海洋環境の変化を要因としました。イカ、サンマ、サケや地域における主要な漁種の不良が継続していることに加え、世界の水産物需要の増大や、燃油高騰などによる輸入原材料調達コストの増加 もございまして、加工原材料の確保が困難となっている状況にございます。こうした状況を踏まえ、水産庁におきましては、加工原材料の転換や調達先の多様化などの取組の支援、漁業団体などが水産物の買取、保管、販売する際の支援などを行っているところでございます。今後とも水産加工業者の原材料不足に対し、きめ細やかに対応してまいります。
35:52
水産加工事業者の方々にお話を聞いていましたら、今、中国、韓国からこの原材料を輸入しても高くて、とても合わないということなんですね。じゃあロシアからとなると、今この情勢の中で、果たしてロシアから輸入していいんだろうかと。例えばスルメイカなどは、ロシアでは扱っていないということで、ロシアから入れたら、鮮度が非常に悪いような状況があった場合に、返品もできないという リスクがあるということであります。それで加工業者の方も陸上養殖に取り組んでいるところもあるんですね。ただこれご案内のお金がものすごいかかるんですね。10億、20億、30億と投資しなければいけないということで、よほど資金がないとなかなかできないと。さらにこの陸上養殖になると、北海道なんかは全然その優位性がなくなるわけですよ。輸送コストも考えると、首都圏に近いところでやった方がいいわけですね。こういう様々な問題を抱えているわけでありますから、今大きな転換点を迎えていると思いますので、しっかり水産庁としても、この原材料の加工の点から、水産加工業者の方々が安心できるような提案を、しっかり今後ともしていただきたいということをお願い申し上げたいと思います。また、1960年代に設定された輸入割当制度と関税割当制度によって、イカ、アジ、サバ、昆布等の水産物は輸入が厳しく規制されています。このIQ制度の目的は、自由貿易を適用すると国内産業が打撃を受ける可能性が生じるため、一定数量、金額までと制限を加えた輸入の許可を与えるという、水産で言うならば、我が国の漁業を保護するための制度であったわけでありますけれども、本来国内供給量が減少した場合には、輸入量を増やして、原材料を安定的に確保しなければならないということであります。国内生産物の漁獲量が激減している中で、輸入規制もあり、十分な加工原材料を確保できず、水産加工品の消費の減少を招き、それによって地域の水産加工業の倒産や廃油が進んでいるということを、漁業者の皆さんにも理解をしていただく。50年前に制定されたこの制度を見直して、規制を緩める必要もあるかと思いますけれども、IQの現状と今後の対応についてお伺いします。
38:14
お答え申し上げます。水産物の輸入割当制度は、外国為替及び外国貿易法に基づき、現在18品目を対象としてございます。同制度で は、品目ごとに我が国に輸入できる数量、または金額の上限を定め、この限度内において輸入するものに割り当てております。輸入割当の数量につきましては、国内生産量を含む受給動向などを踏まえて決定しており、特に漁獲量が減少しているイカについては、追加で輸入割当を出すなど、柔軟に対応しております。今後とも、国内漁業者や加工業者の方々のご意見を伺いながら、制度を所管している経済産業省と連携して、輸入割当制度を適切に運用してまいります。
39:02
柔軟に対応していただいているというご答弁がございました。しっかりとコミュニケーションを図っていただいて、配養などにつながらないように、加工原材料の加工に向けて、これまでの規制の在り方、これもしっかり見直していくという方向もお考えいただければと思います。それから、水産加工業の規模割合を見てみますと、従業員10人未満の小規模工場が50.5%と、半数以上占めています。中には3人、4人という本当の家族経営というところもあるわけであります。かつては前浜で捕れた魚を加工して販売していた事業者が、魚が捕れなくなって、また後継者もいないという中で、配養に追い込まれていくという状況が見られます。北海道でも水産加工事業所の数が減っています。過去20年で水産加工事業所の数は、1373から754へと減少しています。加工原材料の高騰や輸送コストなど、資金力の乏しい小規模事業所の共同化を推進して、経営基盤を強化していかなければ、水産加工事業者はますますその数が減っていくのではないか、ということを大変心配しております。M&Aを進めたくても、補助金の返還をしなければいけないのではないかという懸念とか、あるいは水産加工業者は多額の投資をしておりますから、そのへんの問題をどうするかとか、いろいろと難しい問題があるようであります。こういった問題を乗り越えて、生産基盤の強化を図っていく必要があるのではないか、ということもお考えますけれども、その点に関してはいかがでしょうか。
40:45
お答え申し上げます。水産加工業につきましては、議員御指摘のとおり、中小零細規模の形態が体操を占めており、食料品製造業の中でも他の製造業と比べて、経営基盤が脆弱と考えております。こうした状況を踏まえ、本法案による水産加工資金で、食用水産加工品の製造加工に係る業務の共同化や合併に係る施設整備などに対する長期定理の融資を行うほか、水産庁の補助事業におきまして、水産物の加工流通機能などを強化するための共同利用施設の整備支援、地域の意欲ある経営者を中核的加工業者として育成し、経営体力強化を図る取組の支援などを行っております。さらには、中小企業に対する各種施策の活用も併せて、水産加工業者の業務の共同化などを促進しているところでございます。
41:38
M&Aなどの支援は、中小企業庁が所管の補助金などもありますので、水産庁としても、他省庁の情報もしっかり集めていただいて、提供していただくように努めていただきたいと思います。最後に、このいろいろと水産業取りも厳しい状況について、大臣から一言いただきたかったのですが、時間がなくなったからだめですね。よろしいですか。大臣、一言だけお願い申し上げますでしょうか。
42:10
答弁してよろしいですか。先ほど長官が答弁いたしましたように、水産加工業者の皆さん方というのは、漁業とともに車の両輪だというふうに思っております。しかしながら、原料不足なり、あるいは経営体力の不足なり、人手不足なり、いろいろな課題を抱えているということも我々も認識をいたしております。そこで、やはりはこの輸入材料の調達が非常に不安定化しているというのは、先ほどのお話にありましたとおりですね、やはりサバだとかイカだとか、あるいはサーモンもそういうふうになってまいりました。ですから、だんだんそういったものをどう調達していくのか、あるいは漁師を変えて加工していくのか、いろんな今度は機械の問題だとか、人手の問題だとか、技術だとか、いろんなまた問題も出てくると思うんですけれども、とにかくそういった水産加工業者の方々に大きな影響を与えておりますので、これから省人化なり省力化のための機械なり、共同利用施設等の整備なり、いろんな形でやっていかざるを得ないと、こんなふうな認識をしておりまして、農水水産庁の方もそういった予算を今確保しつつあるところでございます。ありがとうございました。ご配慮いただきまして。終わります。
43:56
公 明党の下野六太でございます。質問の機会を与えていただきまして感謝申し上げます。それでは早速質問の方に移らせていただきたいと思います。最初に未利用・低利用業等を原材料とする水産加工品の開発について伺いたいと思います。水産加工業は食用魚介類の7割を利用する仕向け先としての役割を果たすとともに、その多くが沿岸地域に立地し、地域の水産物を活用した特色ある加工品を製造することで、漁業とともに漁村地域の活性化に寄与してまいりました。しかし水産加工業は従業員10人未満の冷裁な事業所が半数を占め、半数近くが赤字という厳しい経営状況にあるかと思います。また水産加工業が抱えている大きな課題には、原材料の確保が困難となっていることがあります。先ほど遠くから質問等にも挙げられているとおりだと思います。他方、従来から漁種や大きさによってはその地域で全く利用されない、あるいはほとんど利用されない魚等があり、それらを原材料とした加工品の開発が水産加工業に求められていると思います。水産加工資金は、そのような未利用・低利用魚等を原材料とした加工品の製造等において、必要な施設改良等を行う場合にも使える資金と承知しております。そこでまず、未利用・低利用魚等を原材料とする加工品開発に対する水産加工資金の貸付実績と有料事例をお答えいただきたいと思います。また、長期かつ低利の資金の貸付が加工品開発に及ぼす効果について、政府の見解をお聞かせいただきたいと思います。
45:53
お答えいたします。水産加工資金におけます、低・未利用水産動植物を原材料とする食用水産加工品の製造・加工に係る施設整備などに対する有志実績は、前回の法改正の平成30年度以降、令和3年度までで有志総額1億7,400万円、総件数では4件となっております。有料事例といたしましては、宮城県において新工場を建設して加工製造を増強するとともに、衛生管理の高度化を図り、産陸産の穂やを原材料とする乾き物などの利益率の高い製品を製造し、経営安定が図られた事例がございます。未利用・低利用を原材料とする加工品開発につきましては、収益化まで一定の期間を要することが想定されますが、このような場合に、中小・冷裁企業が多く、民間金融機関から融資を受けることが困難な水産加工業者であっても、水産加工資金で長期低利の融資を行うことにより、その取組を支援することが可能と考えております。
47:11
ありがとうございます。次に、からし明太の加工事業者への支援について伺いたいと思います。からし明太は、私の地元福岡県を代表する水産加工品でありまして、全国的に知られております。なお、からし明太とは、すけそだらの卵巣に唐辛子を原料とする調味液等で味付けしたものと、厚生規約で定められております。すけそだらの漁場は、北洋のベイリング海であり、全国からし明太食品厚生取引協議会によると、その卵は、ロシア産が50から60%、アメリカ産が30から40%、日本産が5から10%とのことです。ロシア産水産物は、ロシア制裁の輸入禁止品目に含まれておりませんが、先行不透明感から買い占めが起きており、昨年春時点において、県内のメーカーが、消費者から示されたすけそだらの卵の値段は、最も安いものでも2年前の3倍以上となる1キロあたり600円台だったとのことです。このように、からし明太メーカーは、原材料価格高騰の影響を強く受けておりますが、厚生規約上、原材料漁師を変更するような対策ができません。そこで、からし明太のように、原材料漁の調達先が限られており、漁種変更ができない状況にある水産加工品について、原材料漁の価格高騰や確保の困難さによる影響をどうするのか、併せてそのような実情を踏まえ、何らかの支援が考えられないものか、政府の見解を伺いたいと思います。
49:03
お答えいたします。国際情勢などの影響による輸入原材料の価格高騰など を踏まえ、同一の漁種につきまして、輸入原材料から国産原材料への切り替えを行う場合には、必要となる商品の製造・販売などに係る機械設備の導入、広告宣伝費などを支援してまいります。また、バリューチェーン改善促進事業により、生産・加工・流通・販売の関係者の連携による交付価値化の取組を支援しているほか、水産加工資金におきまして、新製品の研究開発などに係る施設整備などに対しまして、長期定理の融資を行うなど、原材料の調達先が限られている状況下における、水産加工品の交付価値化及び新商品開発を支援しているところでございます。いずれにいたしましても、国際情勢の影響による原材料の調達状況につきましては、引き続き注視してまいります。次に、練り製品の輸出に関して伺いたいと思います。カニカマ、ちくわ、魚肉ソーセージ等の練り製品は、水産加工品の中の食用加工品において、3割強を占める最大の製品となっております。練り製品は、日本で発明された魚のすり身の技術により製造されており、海外では、SURIMIで通じ るほど有名だそうです。練り製品は、健康志向の高まりを背景に、高タンパク質・低脂肪な食品として海外でも人気が高く、2022年の輸出額は123億円、過去最高となりました。練り製品の一つであるカニカマの市場は、欧州が最大であり、生産はリトアニアが世界一と言われております。消費はフランス・スペインが多い状況にあるそうです。また、中国や米国についても、JFOODが行った調査によれば、日本からのカニカマ・すり身製品の輸出が、今後、中国で年間17%、米国で8.4%増加すると見込まれています。政府は、農林水産物・食品の輸出拡大実行戦略において、食用水産物ではブリ・タイ・ホタテガイについて、輸出目標を設定し、輸出拡大の取り組みを支援しております。私は、練り製品についても同様に、輸出拡大の取り組みを支援することが重要ではないかと考えています。そこでまず、国内生産された練り製品の輸出状況、海外の事業者による練り製品の生産状況、海外の製品と国産の製品との差別化状況について、確認したいと思います。
52:00
お答え申し上げます。委員御指摘のとおり、我が国では、すり身の技術を活用した練り製品の開発に、長年の間取り組んできており、平和3年の数字で申し上げますと、カニカマ、チクワ等の多様な商品が、約49万トン製造されておりまして、これは水産加工品の中の食用加工品の34%を占めております。また、海外においても、練り製品に対する需要は大きく、これは民間のデータになりますけれども、年間に190万トンが世界中で消費されているというような数字もございます。こうした中で、世界中で、年間約68万トンの練り製品の輸出が行われている一方で、我が国の練り製品は、令和4年の数字ですが、約1.3万トンが海外へ輸出されております。また、海外製品との差別化につきましては、例えばカニカマでは、本物のカニに似せた、ほどける食感を追求しており、欧州産の安価なカニカマと差別化し、レストラン向けの高級ラインの販路拡大にも、取り組んできております。こうした差別化も図りながら、さらなる輸出の拡大を進めてまいります。
53:12
ありがとうございます。さらに、やはり官民一体となって、現地のマーケット委員等も調べていきながら、輸出戦略拡大を、我が国の技術、そして我が国の製品は、やはり世界一素晴らしいものだということを、しっかりと訴えて、販路を広げて、輸出がさらに拡大できるように、取り組みを進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。次に、練り製品の輸出に取り組む事業者の有料事例について確認するとともに、輸出拡大に取り組む事業者を支援する取り組みについて、お考えを伺いたいと思います。
53:53
お答え申し上げます。かまぼこなどの練り製品の輸出に取り組む事業者が、販路拡大に向け、商品サイズや包装デザインなど、海外市場のニーズに合わせた商品開発、日本人では困難な販路拡大や商談に対応するために、外国人社員の配置を図ることにより、2年間で輸出額を5倍に増やし、農林水産大臣賞を受賞した事例も出てきております。こうした事例を広げていくために、海外でのPR活動の展開支援や、生産者、加工業者、輸出関係業者が連携して、国際マーケットに通用するモデル的な潮流物流を構築する取組などを支援してきております。引き続き、これらの取組を実施することにより、水産製品を含む水産物の輸出拡大に取り組んでまいります。
54:45
ありがとうございます。ぜひ、モデル的な工事例を横展開できるように、さらに強力に進めていただければと思います。練り製品には、スケソーダラや糸より大等の冷凍する実が使われています けれども、約7割を輸入に頼っています。世界的なインフレ、為替、冷凍の円安傾向などにより、冷凍スケソーダラのすり身の輸入価格は高騰して、過去最高値となりました。練り製品等を製造する水産加工メーカーは、原材料費の比率が約7割と高く、原材料費高騰の影響を強く受けております。今後の練り製品の原材料における輸入品の価格、供給料の見通しについて、政府の見解で伺いたいと思います。
55:33
お答え申し上げます。練り製品の主な原料であるスケソーダラの冷凍すり身は、毎年10万トン程度、主にアメリカから輸入されており、世界的な水産物需要の高まりや為替の円安傾向により、