19:30
これより会議を開きます。内閣提出「全世代対応型の持続可能な社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律案」を議題といたします。この際、お諮りいたします。本案審査のため、本日参考人として、独立行政法人国立病院機構理事長、楠岡秀夫君の出席を求め、意見を聴取し、また、政府参考人として、厚生労働省、医政局長、榎本健太郎君、健康局長、佐原康幸君、雇用環境・均等局長、村山誠君、子ども家庭局長、藤原智子君、社会援護局、障害保険、福祉部長、蜃味聡君、老健局長、大西昌司君、保健局長、伊原和人君、政策統括官、中村裕司君、国土交通省大臣官房審議官、井原哲都君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。ご異議なしと認めます。よってそのように決しました。これより質疑に入ります。質疑の申出がありますので、これ、順次これを許します。
20:53
おはようございます。自民党の田畑弘明でございます。質問の機会、誠にありがとうございます。まず、昨日ですね、この辞書を出した後、この辞書を出した後、質問の機会、誠にありがとうございます。まず、昨日ですね、一般会計予算案が成立をいたしたところでございます。加藤大臣を先頭にですね、厚労省の各皆さんにおかれましては、予算の迅速な執行をですね、お願いをする次第でございます。特に、国民の命、雇用ですとか、暮らしを守る、この厚労行政、大変重要な部分でございます。万全の体制をですね、整えていただいて、新しい資本主義を実現をしていただき、また、明日につながるですね、国民の皆さん方が明るい気持ちを持って生活をできる、そんな基盤作りのために、しっかり頑張っていただきたいというふうに思います。私も与党の一員としてですね、党財のともに責任を果たしてまいりたいというふうに思います。また、もう一点でありますが、4月1日から、子ども家庭庁が発足ということであります。ここまでですね、特に厚労省においては、子ども家庭局の皆さん方ですとか、設置準備室と、併任の人事の中でですね、準備を進めてこられたというふうに承知をしております。4月1日から、子ども家庭庁に勤務される方々は、指示命令系統が変わるわけでございますが、ともに国民のために奉仕をしていただき、子ども真ん中社会のために頑張っていただきたいというふうに思います。そのことに、営業を行わせていただいて、法案の質疑を入らせていただきたいというふうに思います。今回、全世代対応型の社会保障、持続可能な社会保障制度を構築するための、国民保険、健康保険等の一部を改正する法律案でございます。大変ボリュームもあり、これは慎重審議の上に、しっかり様々な回答をお願い、答弁をお願いをしたいというふうに思いますが、まず一番最初に、伊沢副大臣にお聞きさせていただきたいと思います。今回の法律案は、11本の法律が取りまとめられているということになるわけでございますが、まずどのような意図で、この11本の法律をまとめて改正をされるのか、まずお聞きをさせていただきたいと思います。
23:09
本法案は、人口動態の変化、また今後の医療介護のニーズの状況、こういうものを踏まえまして、全ての世代が安心して生活することができる、全世代対応型の持続可能な社会保障制度を構築するために、まず医療保険財政、ファイナンスの部分と、そしてそれによっての医療介護サービス提供体制、ここを総合的に改正することとさせていただいております。具体的にまずファイナンスの部分ですが、出産育児一時期にかかる費用の一部を、後期高齢者医療制度が支援する仕組みの導入というものでありますとか、あるいは後期高齢者医療制度における高齢者負担率の見直しなどを行うと、そしてまた提供体制の方では、医療保険 確保医療法また介護保険法を一体的に改正することによりまして、かかりつけ医機能が発揮される制度整備と、そして医療介護の各種計画を連携させるという点でありますとか、医療介護情報を共有する基盤の一体的整備を図るということにしております。こうした改革によりまして、給付と負担のバランスを確保して、そして全ての世代が能力に応じて、社会保障制度を公平に支え合う仕組みを構築するということとともに、地域において質の高い医療及び介護サービスを効率的また効果的に提供してまいりたいというふうに思っております。
24:21
この全世代対応型、全世代型の社会保障制度の構築の議論というのは、ここ近年数年来、安倍政権からずっと行ってきており、直近でも令和3年の6月にも、同じく健康保険法等を含めた、この社会保障制度構築のための法改正も成立がしているわけであります。累次にあたって、総合的に、一体的に議論をしながら、そして法改正も含めて、全体として医療提供体制もそうでありますし、情報の提供もそうであります。これをしっかり押し進めるために、非常に法律の数といえば非常に多いわけでありますが、これは非常に必要だということの今の答弁だというふうに理解をさせていただきたいというふうに思います。それでは、まず出産育児一時金も含めて、各項目について質問をさせていただきたいと思います。この出産育児一時金の見直しは、支給額を50万円に引き上げるということであり、支給費用の一部を現役世代だけではなく、後期高齢者、医療制度からも支援をする仕組みということであります。出産一時金は、憲法法、国法法に基づく保険給付ということになります。出産に要する経済的負担を軽減するため、一定の金額をこれまで支給をするという考え方のもとに推移をしてきているというふうに承知をしてございます。そこでまず加藤大臣にお聞きをしたいと思いますが、今年度、令和4年4月から人口受精等の一般不妊治療、及び体外受精、顕微受精等の生殖補助医療につきまして、保険適用ということがスタートした、見直しがされて保険適用されたところであります。年齢回数の要件ですとか、保険診療治療費の3割 という自己負担も入った形での保険適用でございます。現在、出産育児一時金についても、いろんな検討の議論がなされているかの報道等も私は目にしているところでございますが、大臣にお聞きしたいのは、出産についての保険適用につきましては、どのようなお考えでございますでしょうか。また、仮に保険適用とした場合に、妊婦さんにはどんなメリットですとか、デメリットということが生じるのでありましょうか。お聞きをしたいと思います。
26:55
今、田畑委員からお話があった不妊治療は、治療と疾病の関係が明らかで、治療の有効性、安全性が確立しているものについて、これ従来から保険適用の対象となっておりました。他方で、原因が不明な不妊症に対して行われる体外受精や顕微受精等については、保険適用の対象としていなかったところでありますが、関係審議会における議論、関係学会が策定した診療ガイドラインを踏まえ、疾病に対する治療として、昨年4月から保険適用を行ったところであります。他方、出産場所や提供されるサービス、これが様々でありますし、また妊婦の方がそれらを自由に選んでいるという実態がある中で、出産育児一勤という形で現金式を行っているということで、不妊治療とはそうした事情が異なる面がまずあるわけであります。この正常分娩を保険適用するとした場合、今、公定価格として全国一律の価格の設定ということになるわけでありますが、また方、先ほど申し上げたように、出産においては出産場所や提供されているサービスが様々で、妊婦の方がその下で自由に選択をしているという実態の中で、全国一律の診療報酬で評価することがどうなのか、また現在、医療機関によっては出産費用の自己負担がかからないケースもある中で、新たに定律の自己負担が生じることをどう制御するのか、などいろいろと課題があると認識をしております。今回、去年4月から出産育児一時期大幅に増額しましたが、併せて出産費用の見える化を抜本的に強化し、妊婦の方々が費用やサービスを踏まえて適切に医療機関を選択できる環境を整備することとしております。また、この取組の効果を検証し、併せて出産費用の上昇地域差の状況について、より詳細な費用分析を行う。これらを通じて、まずは安心して妊娠・出産できる環境整備をしっかりと進めていきたいと考 えております。
29:01
答弁ありがとうございます。おっしゃっていただいた課題については、非常に共感、共有をするものであります。正常の妊娠は、当然、文弁というのを執拼ではないわけであります。医療保険で取り扱うことについては、そもそも医療保険制度そのものの考え方も、相当踏み込んだ議論が必要ではないかなというふうには思います。この法案についても、いろいろ準備は昨年から行ってきたわけでありまして、いろいろな意味での見える化等も含めたものが、この法案も含めた考え方として盛り込まれているわけでありますので、いろいろなお考えはあると思いますが、保険適用についても、私は丁寧な議論が当然必要だと思いますし、今回は50万円の引上げということでありますから、ここについて、しっかり国民に混乱がないように、丁寧な答弁を含めた成立をまず行うということに尽力すべきだということを表明したいと思います。それで、見える化の実施について一問聞きたいと思いますが、地域の産科医療提供体制に与える影響、これは否めないのではないかなというふうに懸念もしているところであります。どのように対応していくのか、まずそのお考え方を保険局長にお聞きをしたいと思います。宮原保健局長 お答えいたします。妊婦の方々が費用やサービスを踏まえて、適切に医療機関等を選択できる環境を整備するため、ご指摘の出産費用の見える化、これを強化していきたいと考えております。来年4月を目途に、医療機関等の特色や出産費用等について、厚生労働省が新たに設けるホームページで、医療機関ごとに公表したいと考えています。この公表項目などにつきましては、今後、医療関係者を含めた有識者により検討を進めていきたいと考えておりますが、検討に当たりましては、現場に過重な負担が生じないよう、分弁数が少ない医療機関等の公表は任意とするなど、3回医療の現場の実情に合ったものにしたいと考えております。こうした中で、関係団体とも連携しながら、見える化に取り組んでいきたいと、このように考えております。田畑寛之君 ありがとうございます。見える化に伴って、かえって分弁対応の3回医療機関が地方では、集約、いい意味で集約になる部分と、集約するということは、少し 離れた住民の方にとっては、アクセスが当然悪くなるということにもつながるわけでありますので、身近な場所での出産とかという考え方とともに、今御答弁もありました3回医療の皆さん方ともしっかり協議をするということでありますので、大変丁寧に行っていただきたいということを要求をしたいと思います。併せて、今回出産一時期の引上げに伴い、3回医療保証制度についても、一点確認をしたいと思いますが、保証対象基準の見直しですとか、保険料の変更というのはあるのでしょうか。いかがでしょうか。よろしくお願いします。
32:25
お答え申し上げます。今委員お尋ねの3回医療保証制度でございますが、これは日本医療機能評価機構によって、民間の制度として運営されているものでございます。現段階でその保証対象基準や保険料に変更はございませんで、今回の出産育児一時期の引上げは、これら に影響を及ぼすものではないと承知しているところでございます。
32:48
ありがとうございます。変更がないということを、かしこまりました。続いて、高齢者負担率の見直しの項目について、質問したいと思います。今回の高齢者負担率の見直し、増加する医療費を、世代間で公平に支え合うための見直しであると理解しています。ただし、昨年10月より、高期高齢者に係る窓口2割負担が導入されたところであり、高齢者の具体的な負担を含めた全体像ですとか、今後の負担の将来像をしっかり見える化をし、高齢者の方、また国民の皆さんに安心と納得が得られる努力を政府には求めたいと思います。その上で、費用者保険者への支援について質問したいと思います。過去、高期高齢者支援金ですとか介護納付金は、段階的な報酬割から全面総報酬まで見直しが行われ、憲法組合の拠出金負担は非常に大きな影響を受け、厳しい財政状況となった経緯があったこと等が指摘をされているところであります。そうしたことを踏まえて、今回の制度改正で導入される全期高齢者納付金の報酬水準による調整については、その導入範囲は3分の1とされているところでございますが、3分の1とした趣旨についてお聞きさせていただきたいと思います。また、この範囲について今後どのように考えているのか、その考えもお聞かせいただきたいと思います。保健局長、よろしくお願いします。
34:25
お答えいたします。ご質問ございました。全期高齢者の調整の権でございますけれども、ここに今回報酬調整の仕組みを導入しようと考えております。その理由でございますけれども、費用者保険者間で2倍を超える保険料率の格差が現在生じております。これを世代間だけではなく、世代内でも負担能力に応じた仕組みを強化すると、こういう観点から実施したいと考えております。この報酬調整の導入によりまして、負担能力に応じた仕組みが強化され ることによりまして、費用者保険者間の保険料負担の格差は全体として縮小することになります。一方、報酬水準が相対的に高い憲法組合については、報酬水準に応じた追加の負担をお願いするということになります。この改正につきまして、社会保障支援会医療保険部会でも議論してまいりました。その中では、保険者機能への配慮や保険者労使の理解の必要性が指摘されておりまして、これらのご意見も踏まえまして、報酬調整の導入範囲については、3分の1ということにしたところでございます。また、健康保険組合に対しましては、後期高齢者医療制度における高齢者負担率の見直しも踏まえつつ、さらに企業の賃上げ努力を促進する形で、現在行われている支援を見直し、さらに国費による支援を強化し、430億円追加して行うことといたしております。ご質問のございました、今後の前期調整のあり方につきましては、今回の報酬調整の導入による、各社の是正の効果や、各保険者に与える影響を見極める必要があると考えております。
36:09
答弁ありがとうございます。現役世代の負担を増加させる面もありますので、やはり慎重に対応すべきであり、3分の1というのを一つのメルコマークとしていただいて、これ以上拡大すべきではないというふうにも考えるものであります。今回、費用者保険者に関わる調整の仕組みはいくつも充実をされており、今答弁を見ましたとおり、国費の430億円も含めて、一定の評価の声は寄せられているというふうに思います。国費による更なる支援により、勤労者や国民の健康、生活を守る姿勢を一層打ち出し、とりわけ憲法組合の安定運営にもしっかり努めていただきたいということを、申し伝えさせていただきたいと思います。それでは続いて、かかりつけ医機能が発揮される制度整備について、お聞きをしたいと思います。まず、伊沢副大臣にお聞きしたいと思いますが、そもそも、かかりつけ医機能の制度化によって、地域の医療提供体制、何が変わるのでしょうか。お願いいたします。
37:15
かかりつけ医機能については、この医療機関の機能としまして、身近な地域における日常的な診療疾病の予防のための措置、その他の医療の提供を行う機能、というふうに規定をさせていただいております。これは、今後複数の慢性疾患、あるいは医療と介護の複合ニーズを有することが多い高齢者がさらに増加していくという点、また、生産年齢人口が急減していく、こういうのが見込まれる中で、身近な地域における医療機関の役割が重要になってまいります。現在、省令で医療法の施行規則で、規定されております内容をベースに格上げをいたしまして、今回新たに法律を規定するというものでございます。その上で、国民患者の皆様が、かかりつけ医機能を有する医療機関を適切に選択できるように、情報提供をまず強化するという点。そして、医療機関に対しては、その機能の報告を求めまして、都道府県がその体制を有することを確認し公表すると。これらを踏まえて、都道府県と地域の関係者との協議の場で、必要な機能を確保する具体的方策を検討して公表すると。このような制度を設けることとさせていただいております。
38:22
はい、ありがとうございます。改めて、かかりつけ医機能についての定義ですね、位置づけについても、ご答弁をいただいたところであります。適切に国民の皆さんが医療機関を含めて選択をできたりですとか、都道府県の関与もしっかり行って、面としてですね、かかりつけ医機能をしっかり整える、これが私は大変大事だというふうに思います。いくつかですね、それで、厳正局長にですね、ちょっと確認を込めて、何問か連続で質問したいと思いますので、端的にお答えをいただきたいと思います。まずですね、ここの分野、部分につきましてですね、自民党の功労部会の中におきまして、都道府県が行うかかりつけ医機能について、報告の確認について、行政行為ではなく事実行為であると、功労省から回答があったところであります。私も記憶をしているところ でありますが、改めてこの委員会の場で確認をしたいというふうに思いますが、この解釈については、間違いありませんか。お願いします。
39:29
お答え申し上げます。今、委員御指摘の確認につきましては、医療機関からの報告内容を事務的に確認するものでございますが、地域における関係者の協議を効果的に行うためには、客観性が担保された形で、機能の現状を的確に把握することが重要であることに鑑みまして、法律上否定することとしているところでございます。この確認は、医療機関からの報告内容を事務的に確認するものでありまして、また、その法律上の効果としても、医療機関に対して直接的に権利ゲームに影響を与えるものではないことから、行政行為ではなく、事実行為であるというふうに考えているところでございます。
40:09
これは、受入れの体制を含めて確認をするというのは、事実行為だというふうにも理解をします。要件を客観的なものとしていただきまして、報告様式についても、それを汎用していただきたいなというふうに思います。続いてでありますが、患者が自らの意思で、整形外科ですとか、皮膚科といったような複数の診療科を受診すること、また、消化器内科ですとか、呼吸器内科といったように、同じ診療科といえども、専門性が異なる医療機関を受診することは、至極自然であり、かかりつけ医を一人に限定するのではなく、複数のかかりつけ医を持つことが自然と考えますが、いかがでしょうか。
40:55
お答え申し上げます。本法案におきましては、各医療機関が機能や専門性に応じて連携しつつ、自らが担うかかりつけ医の内容を強化し、地域において必要なかかりつけ医機能を確保することで、医療サービスの質の向上につなげるため、かかりつけ医機能が発揮される制度整備を行うこととしてございますが、患者の受療行動への介入について否定するものとはしてございません。したがって、これまで患者が複数の医療機関から継続的な医療の提供を受けている場合には、日頃から身近にあっていつも受診している医師として、いわゆるかかりつけ医を引き続き複数持っていることも想定されるところでございますが、本法案はそのような状況に影響を及ぼすものではないと考えているところでございます。
41:41
ありがとうございます。かかりつけ医を一人に限定するわけではないという答弁であったというふうに理解します。それはすなわち、患者さんのフリーアクセスを制限し、かかりつけ医を一人だけ登録する登録制ではないということでよろしいでしょうか。やはり国民は、患者はかかりつけ医を固定するような制度は求めていないので、求めていないのではないかというふうに思いますので、改めて確認させてください。
42:13
お答え申し上げます。政府としては、国民患者から見て、一人一人が受ける医療サービスの質の向上につなげるものとする必要があるというふうに考えておりまして、必要なときに必要な医療を迅速に受けられるフリーアクセスの考え方のもとで、地域のそれぞれの医療機関が、地域の実用に応じて、その機能や専門性に応じて連携しつつ、かかりつけ医機能を発揮するよう促すということが重要であると考えております。このため、本法案では、国民患者がかかりつけ医療機関を適切に選択で きるように、情報提供を強化するとともに、医療機関に対してその機能の報告を求め、都道府県がその体制を有することを確認公表して、それらを踏まえて地域の関係者との協議の場で、必要な機能を確保する具体的方策を検討公表するということとしてございます。このように、本法案は、患者の事業行動への介入について否定するものではございません。また、患者の医療へのアクセス制限やかかりつけ医を一人だけ登録する、いわゆる登録制を導入するものではないと、ご理解いただければと考えております。
43:15
ありがとうございます。今何度か機能報告のお話も答弁もありましたが、かかりつけ医機能の報告は、あくまでも医療機関の機能の報告であって、個々の医師についてかかりつけ医かどうかを報告するものではないという認識でありますが、それで正しいでしょうか。
43:41
お答え申し上げます。本法案におけましては、今委員御指摘のかかりつけ医機能報告につきまして、これは医療機関に対して、その医療機関が有するかかりつけ医機能の報告を求め、都道府県がその対象を有することを確認公表し、これらを踏まえて、地域の関係者との協議の場で必要な機能を確保する具体的方策を検討公表するというふうにしているところでございます。今、委員御指摘いただきましたように、個々の医師についてかかりつけ医かどうか、これを報告するというものではございません。
44:15
この分野で、もう一問3位以降でありますが、一つの医療機関がですね、全てのかかりつけ医機能 を持たなければならないのか、そうではないとは思いますが、そのことについて答弁をお願いしたいと思います。
44:29
お答え申し上げます。政府といたしましては、多様なかかりつけ医機能を一つの医療機関が全て一律に担うということを求めているのではございませんで、地域のそれぞれの医療機関が、地域の実情や、あるいはその機能、専門性に応じて、他の医療機関とも連携しつつ、かかりつけ医機能を発揮するよう促すということが重要であるというふうに考えております。このため、本法案におきましても、かかりつけ医機能報告を行う際には、他の病院または診療所と相互に連携して、かかりつけ医機能を確保するといったような場合には、その名刺及び連携の内容を報告するよう求めるということにしているところでございます。
45:09
ありがとうございます。先ほど伊佐副大臣から、かかりつけ医機能の定義についても御答弁があったわけであり、今、ルール何点か、榎本局長と確認を込めたやりとりをさせていただきました。このかかりつけ医機能をどう発揮できるか、それぞれこれから構築をしていくということに愛なるわけでありますが、コロナ禍の中でも、日本の医療についての国民との関係、またもちろん医療と国民の受診との関係というか、信頼感をつくりながら、お一人お一人の健康をしっかり守っていく、超高齢者社会の中で、さまざまな年齢とともに疾病疾患が複雑化をしていくということになるわけでありますので、地方におけるかかりつけ医機能、また地域全体のこうした医療提供の水準の強化につながる改善である、見直しであっていただきたいということを、期待を込めて質問をさせていただいたところであります。よろしくお願いします。それでは、介護情報基盤整備の方について、2問質問したいと思います。生産年齢事項の急 激な減少など、医療や介護の提供体制を取り巻く環境が変化をする中で、必要な情報を収集し、政策の企画、立案に生かしていくことが大変重要であります。今回、医療法人、介護事業者のデータベースを整理するということでありますが、具体的にどのような情報を整理をし、どのように活用していくのか、引き続き、政局省に御答弁を求めます。
46:44
お答え申し上げます。国民医療費、介護費用の増加でありますとか、あるいは生産年齢人口の急激な減少など、医療・介護政策を取り巻く環境の変化を踏まえまして、本法案におきましては、医療法人が開設する病院及び診療所ごとに、また、介護サービス事業者が運営する事業所・施設ごとに、毎年度の決算終了後に、収益や費用の内容など、経営情報の報告を求めるほか、任意で職種別の給与の情報についても報告を求めることといたしまして、これらを蓄積したデータベースを構築するという ことにしているところでございます。この蓄積したデータを分析等をいたしますことによって、一つは、効率的かつ持続可能な医療提供体制や介護サービス提供体制の構築に向けた政策の検討に活用する、また、新興感染症の発生などに際しまして、医療機関や介護サービス事業者・施設への的確な支援策の検討に活用する、また、分析結果をわかりやすく丁寧に情報提供することによって、国民の皆様に医療・介護に置かれている現状・実態の御理解の促進を図るといったような活用を考えているところでございます。
47:59
ありがとうございます。もちろん、データを収集することによって、政策立案にも当然活かせるわけでありますが、事業者等の協力も仰ぎながら、そして、ムラがないようにというか、凸凹がない形でのしっかりとした収集と、また、このために新たな何か仕組みとかシステムを構築するというよりも、既存のものをなるべく利用しながらデータをしっかり収集する、そんな取組をしっかりお願いを したいというふうに思います。地域包括ケアシステムの関連でありますが、2040年頃に向けて高齢者人口が急激にまだまだ増加をしていき、また、若者世代が減っていくわけであります。このような状況下でも、高齢者ができる限り住み慣れた地域で暮らし続けることができるよう、医療・介護・福祉、その他のサービスが包括的に確保された地域包括ケアシステムをさらに進化させていく必要があります。今回の改正法案において、今後の高齢社会の姿をどのように認識をし、それに向けてどのように介護サービスの基盤整備や人材の確保などを進めていくのか、老健局長にお聞きをしたいと思います。
49:12
お答えいたします。先生ご指摘のとおり、2040年頃に向けまして、高齢化の一層の進展、また、生産年齢人口の急減が見込まれているところでございます。こうした状況の変化の中で、高齢者となっても安心して暮らすことができる社会を構築する必要があると考えておりまして、介護サービスの量と質を確保しつつ、制度の持続可能性を維持していくことが重要な課題であると認識しております。このため、本法案におきましては、これまで各地域において構築してまいりました地域包括ケアシステムを進化推進するために、要介護者等の医療介護情報を医療・介護の間で共有するための情報基盤を整備することによりまして、より質の高い介護サービスの提供を可能とすること、医療ニーズの高い中充度の要介護者の在宅生活を支えるサービスでございます看護小規模多機能型居宅介護、いわゆる看宅のさらなる普及を行うこと、認知症高齢者のご家族を含めました家族介護者の支援等の充実のために、地域包括支援センターの業務負担の軽減を図ること、こうしたことを盛り込ませていただいております。これによりまして、地域の特性に応じまして、対応化する介護ニーズへのより柔軟な対応が可能となると考えております。また、併せて、介護人材の確保、介護現場の生産性向上の推進が不可欠でございます。生産性の向上につきまして、都道府県が助言援助を行う努力義務規定を新設いたしまして、都道府県を中心とした取組を推進すること、また、介護サービス事業所の経営情報を把握分析も行いながら、事業所等に対して財務状況の報告を義務付けることなどにつきましても、本法案に盛り込んでいるところでございます。これらを通じまして、介護現場の取組を支援し、介護現場で働く方々が、加藤大臣も常に言われておりますが、自信と誇りを持って働ける環境づくりを進めてまいりたいと考えております。
51:08
以上で質問を終わります。ありがとうございました。
51:24
おはようございます。公明党の古谷範子でございます。本日は、健康保険法等改正案について質問してまいりますので、よろしくお願い申し上げます。まず最初に、大臣に全世代型社会保障の構築についてお伺いをしてまいりたいと思います。今、我が国、少子高齢化、人口減少が急速に進んでおりまして、家族のありよう、また地域のありようも大きく変わっております。単身世帯が増えていく、地域のつながりが薄れていく、また、過疎化 が地方においても進んでくる。そういう中で、将来にわたって持続可能で、また子どもから高齢者まで安心できる全世代型社会保障制度への道筋を示していかなければならないと思っております。中でも、少子化対策、最優先課題だと思っております。仕事・家庭の両立支援、教育負担の軽減、子どもの指定に立った政策の充実、男女間の不平等の解消、性別分離の分担資金の是正、また、何といっても若者の経済的基盤の安定化、こういうことが重要だと思っております。我が党は、子どもの幸せを最優先する社会を目指しまして、もう、月頭以来、教科書の無償配付、児童手当の創設等、政策を実現してまいりました。2006年には、酒口元厚労大臣が、法務省となり、私が事務局長で、少子社会トータルプランを策定いたしました。1年半かけまして、子どもの幸せを最優先する社会、チャイルドファースト社会を目指して策定をいたしました。仕事と家庭の両立をして、生活を犠牲にしない働き方改革、また、切れ目のない相互的な構造代替支援、この2つを柱として、少子社会トータルプランを作りました。この2つの考え方の下で、昨年11月に、子育て応援トータルプランを策定いたしました。そして、昨日、子育て応援トータルプラン実現のための申し出を総理に行ったところでございます。今回提出の法案、給付と負担のバランス、現役世代の負担上昇の抑制を図りながら、全ての世代が安心と信頼でさせる、持続可能な社会保障制度を構築するための改正となっていると思います。国民の納得が得られるよう、説明を尽くす必要があります。全世代型社会保障構築への意義、特に少子高齢化人口検証社会が進む日本が目指すべき全体像について、大臣にお伺いしたいと思います。
54:29
今、委員から御指摘のように、まさにこれから先行き見て、高齢者人口がですね、さらに増加をする。ただ他方で、さらに問題なのは、いわゆる現役世代、生産年齢人口といわれる世代がですね、これから大きく減少していくわけであります。そうした中で、この経済社会を維持していく、そして社会保障制度を維持していくという意味にとって、やはり一つは今、委員御指摘のようにですね、いやいや躊躇的なということになりますが、少子化の流れ、これをしっかりとめてですね、変えていくということが必要で、そのための子ども子育て支援を強化していかなきゃならない。まさに、本党からも提言をいただき、政府においても今、まずは叩き台の議論をさせていただいているところでございます。そして、それと合わせてやはり、これから先行きの社会保障を考えたときに、一つは疾病予防、介護予防等による健康寿命の延伸ということでですね、やはり高齢者の方がいつまでも健やかにいていただくということが一つ。そして、そうした皆さん方がさらに就労していただく、あるいは社会の中でさまざまな活躍をしていただける環境をつくっていく。そして、利用福祉サービスの改革による生産性の向上を図るということを申し上げさせていただきましたし、さらに今、費用者保険を拡大をさせていただいております。こうした中で、働き方に中立的な制度をつくり、さらには働く方にとってより良い労働主義の改革を進めていく。こういったことを一体となって進めていく必要があると思います。同時に、この社会保障を持続させるためには、財政的な面にも配慮が必要であります。負担能力に応じて、全ての世代で公平に皆が支え合う仕組みを強化していくことが必要だというふうに考えておりますし、さらに個々の地域の医療介護サービスの提供の在り方、今はマクロ的なことを申し上げましたが、地域においてそれぞれ事情が異なるわけでありますけれども、そうした地域の事情、あるいは 今回の新型コロナで顕在化した様々な課題、これらも踏まえて、より質の高い医療介護サービスが効率的、効果的に提供できる体制を構築していく。そのためにも、機能分解、また他方で連携、こういったことを、それぞれの地域の皆さんの視線に立って進めていくことが必要だと考えております。今回提出させた法案についても、こうした観点を踏まえて、必要な取組を盛り込ませていただいたところでございます。
57:00
総括的なご提案ありがとうございました。税と社会保障、一体価格を思い出すのですが、年金、医療、介護という社会保障の中で、子育て支援が最優先という体制ができたと思います。あの時、自民公明野党だったのですが、加藤大臣とも制度設計協議をさせていただいて、不思議な時代で、事故で協議をして、それがある意味、世に決まっていくという時代ではあったのですが、我が党も今、2040年ビジョンを作っております。2040年、高齢者が安心をし、また若い世代も、納得していただけるような社会保障のS型を示していかなければいけない。ということで、今、2040年ビジョンを考えているところでございます。しっかり、全世代型社会保障構築に向けて、これからも取り組んでいただきたいと思っております。次に、出産育児一時金についてお伺いをしてまいります。若い世代が、経済的不安解決の一助となる出産育児一時金。例年前の支給金というのが30万円でした。公明党からも一貫して拡充を訴えてまいりまして、2006年10月に35万、2009年1月に38万、同10月に42万円と、段階的に引き上げられてまいりました。病院窓口では、支給額を超えた費用だけを払えば済む、直接支払い制度というものも実現をしてまいりました。さらに、2020年、私が委員長をしております公明党の女性委員会で、当時の菅総理に、出産育児一時金50万円の引き上げということを要望させていただきました。この4月からこれが実現するということは、大きな意義があると思っております。この出産育児一時金の増額については、子育てを社会全体で支援するという観点から、新たに高規高齢者医療制度が費用一部負担する仕組みが導入されております。特に、低所得者層や不可減度額が引き上がる所得層に、急激な負担増が重ねることのないよう、激変緩和等の措置が行われることになっております。その内容についてお伺いします。また、新たなお価値観の考え方への共感を得ることが重要だと思っております。今回の見直しの趣旨について、影響を受ける高規高齢者、現役世代に対して、丁寧な説明をしていく必要があると思います。これについて、厚労省のお考えを伺います。
59:52
お答えいたします。今般、子育てを全世代で支援する観点から、出産育児一時金を大幅に引き上げまして、併せまして、高規高齢者医療制度が出産育児一時金に要する費用の一部を支援いただく、こういう仕組みを導入したいと考えております。この制度に当たりまして、令和6年度から、高齢者の方々に新たなご負担をお願いするということになるわけですけれども、ここにつきましては、与党のご提言もいただきまして、負担の配慮ということをすることとしております。具体的に申し上げますと、高齢者全員に一律の負担をお願いするのではなく、低所得の方々の負担増が生じないよう、負担能力に応じた負担とします。それから、出産育児一時金に対する高規高齢者からの支援対象額を2分の1にするなど、激変緩和措置を講じることとしております。こうした措置を講じることによりまして、均等割保険料のみが付加される約6割の低所得者の方には、制度改正に伴う負担の増加が生じないようにする。さらに、その上の所得の約12%の方々につきましても、令和6年度は制度改正に伴う負担の増加が生じないようにするという、こういう措置を講じることとしております。こうした制度改正の趣旨や内容につきましては、激変緩和措置を含めまして、被保険者お一人お一人にお知らせをお送りするなど、丁寧な周知広報に取り組んでまいりたいと考えております。
1:01:29
激変緩和措置についてお伺いいたしました。次に、出産費用の見える化についてお伺いをしてまいりたいと思います。今回50万円に出産育児一時金は引き上がるわけなんですが、ご存知の出産減足重診療のために、この一時金を増やしても、結局は医療機関で値上げをしていけば意味がない。出産育児一時金の引き上げは、出産費用の増加につながる。また、今回の発表を受けて、必要以上に値上げされる動きがあるというような指摘もあるところです。こうした指摘に対しまして、厚生労働省は2024年4月をめどに、出産費用の見える化を実施するとしております。これによって、妊婦の方々が、各医療機関等における分娩費用やサービス内容等の情報を入手しやすくなって、医療機関等を適切に選択できるようになることが期待をされております。ただし、出産ができる医療機関が選択できるほどない、自分の地域にそういう医療機関さえない、隣の市に行かなければ出産できないというようなところも実はありまして、なかなかこの選択の可能性というのが今は狭められている現状もございます。この出産育児一時金、この出産費用の見える化の具体的な内容についてお伺いしたいと思います。また、見える化で適切な費用の在り方を示すことができるのか、見える化の効果をお伺いします。また、一刻も早く妊婦が適切に医療機関を選択できる環境整備のため、出産費用の見える化の実施を、ぜひ2020年4月から前倒しをしていただけないか、この点についてお伺いします。
1:03:30
お答えいたします。出産育児一時金の大幅な増額と併せまして、出産費用の見える化、これを抜本的に強化していきたいと考えております。その内容でございますけれども、現在考えておりますのは、医療機関などの機能や出産についての運営体制、それから分辺費用、質量差額や無通分辺の取扱いなど、サービスの内容や費用、それの公表方法、これにつきまして医療機関などに報告を求めて、併せまして、それぞれの医療機関の平均在院日数や出産費用の平均値、こうした情報を公表項目とさせていただきたいと考えています。これらを医療機関から情報をいただきまして、来年4月をめどに厚生労働省が新たに設ける見える化のためのホームページ、これで公表していきたいと考えています。この公表項目の詳細につきましては、今後検討を進めることとしておりますけれども、この取組により妊婦の方々が現在以上にどの医療機関でお産をするか、こういう選択に資するものと考えております。それから見える化の前倒しについてご質問いただきました。まずですね、来月から出産育児金が引き上げる、もう来週ですけれども、今月ですね、関係団体を通じまして医療機関等に対しまして、この来年4月からの本格的な見える化に先立ちまして、まずご自身のホームページ等において、運便費用やサービスごとの料金を明示するなど、分かりやすい公表に努めていただくよう要請を行いました。その上で来年の4月に向けて作業を進めていくわけですけれども、具体的に申し上げますと、本年夏までに有識者による検討を行いまして、公表項目の整理、中身を決めていきたいと思います。その後、各医療機関等に協力を得まして、そこの項目に整理された情報について集めていきたい。併せて並行してホームページの立ち入りが行われる、こういう作業が必要でございます。そういうことを考えますと、来年の4月が本格稼働であると、このように今考えているところでございます。出産費用の見える化に向けまして、これらの取組に全力を尽くしてまいりたいと、このように思います。
1:05:52
出産費用につきましては、地域によっても平均額もバラバラですし、出産する側からすると、どこまでが本当に必要最低限だな、費用で、どこまでがプラスアルファオプション分なのか、なかなか今のところは見えにくいという現状があります。また、私はこの部分は要りませんからというわけで、一人だけ断るわけにもいかない、混み混みで出産費用というのが設定されているわけです。ぜひ公表するということが非常に重要だと思いますので、しっかり検討して、この準備をお願いしたいというふうに思っております。次に、かかりつけ医の制度化についてお伺いしてまいります。新型コロナウイルスの感染拡大化で、普段かかっていた医療機関に診療を拒否されるという事例が相次ぎ、必要な医療を受けられないという問題が顕在化をしました。また、コロナワクチン接種の際も、自身の状態に心配な方々は、かかりつけ医に相談の上、接種を受けるようにという相談が、手動がありまして、自分はかかりつけ医は持っていないという方も多かったと思います。本法案では、かかりつけ医について、身近な地域における日常的な診療、疾病の予防のための措置、その他の医療を行う行為と定義をして、初めて法制化をすることになったことは評価できます。身近な診療所がかかりつけ医として、初期医療に責任を持って、高度な治療が必要な場合には、大病院専門機関につなぐ役割分担ができれば、医療全体の効率化につながることも期待できます。今回の改正で、真にかかりつけ医が発揮される制度整備となるのか、かかりつけ医の役割と責任、制度整備の効果、現状の診療対策との違い、かかりつけ医の確保について、伊沢副大臣にお伺いをしたいと思います。
1:07:59
今後、複数の慢性疾患、また医療と介護の複合ニーズを有することが多い高齢者がさらに増加していく、そしてまた、生産年齢人口が急減していくというような前提条件の中で、この直す医療から直し支える医療に転換していこうというものでございます。つまり、治療をしたら終わりではなくて、地域生活に定着できる取組までを実現していこう、こういう趣旨で、かかりつけ医機能が発揮される制度整備を進めていく必要があるというふうに認識をしております。その上で、本法案におきましては、国民、患者の皆様が、かかりつけ医機能を有する医療機関を適切に選択できるように、情報提供を強化するというともに、また医療機関に対してはその機能の報告を求めまして、都道府県がその体制を有することを確認し、また公表すると。これらを踏まえて、都道府県と地域の関係者との協議の場で必要な機能を確保する具体的な方策を検討し公表する、こうした制度を設けることとさせていただいております。
1:09:02
このかかりつけ医につきましては、公的に認める認定性、登録性というものは見送られました。一部では、かかりつけ医は一人にして登録性が必要だという意見もございます。それぞれの医療機関が幅広い病気や、休日に対応するかどうかを都道府県が公表することとしております。今回の制度で報告されるのは、医療機関としての機能であって、患者が身近なかかりつけ医を持てるかどうかは、医師の実践に委ねられることになっています。これでは、現状推移に近く、実態は変わらないのではないかという意見も一方でございます。現在特に、健康な現役世代にとっては、なかなか身近な医療機関の医師をかかりつけ医だと考えていても、医師が患者のかかりつけ医だと認識していない場合もあると思います。また、職場の近くに昼休みとか空いている時間に医療機関を受診するという方も多いのではないかと思います。私ども、地元の医療機関にかかりにくいということもあり、どうしても職場に近いところでかかるという方が、現役世代の場合はどうしても多いと思うんですね。小医者の場合は、やはり医療機関に行く回数も多いですし、かかりつけ医という感覚が生かされる場合も多いかもしれません。日常の医療は診療所、専門医療は大病院、この役割分担がどこまで進むのか見通せないという指摘もあるんですね。いざという時のためにかかりつけ医を決めておく登録制が必要、受診先の明確化、鎖の重複処方の回避など聴取があるとの声もある一方で、患者が受診先を自由に選ぶフリーアクセスを阻害するとの懸念もございます。普段ほぼ受診しない現役世代にとっては、かかりつけ医は大事要だと思っております。今回の改正で健康な現役世代がかかりつけ医を選んで持つことができるようになるのか、今回の制度整備はかかりつけ医制度整備の第一歩なのか、今後さらに必要な制度整備に向けての検討が続けていかれるのか、今後の議論の方向性について、伊沢副大臣にお伺いします。
1:11:56
国民の皆様、患者の皆様がそれぞれのニーズに応じて、か かりつけ医機能を有する医療機関を選択することができる、そして利用することができるということが重要だというふうに思っております。そのためには、それぞれのかかりつけ医機能に関する情報を分かりやすく提供するということが前提になってまいります。これまで、医療法施行規則等の規定に基づきまして、かかりつけ医機能に関する国民、患者の皆様への情報提供が行われておりました。ところが、この情報提供の項目の内容が非常に分かりにくいという点でありますとか、あるいは診療法人の届出状況をそのまま公表しているだけということがございました。ツールとして不十分だという指摘もございましたので、本法案ではこれらの制度の充実強化を進めるということにしております。具体的には、都道府県がそれぞれ独自に構築運用しております患者等に向けました閲覧システムについて、令和6年度を目指して、全国統一のシステムによる検索サイトを構築するということにしております。また、情報提供項目につきましても、法案が成立した場合には、今後有識者等の参画を得まして、具体的な内容を検討するということにしております。その際、健康な現役世代を含む全ての国民の皆様にとって、その意味合いが十分に理解され、また分かりやすい内容となるように検討してまいり たいというふうに思います。今後のことでございますが、本法案の附則には検討規定が設けられておりまして、5年見直しが設けられております。これに基づきまして、施行の状況等を勘案して、各法律の規定について検討を加えて、その結果に基づいて、所有の措置を講じてまいるということになると認識しております。
1:13:39
この係りつけ医の機能するよう、今後しっかり検討していただきたいと思います。最後、前回の一般指摘で詰め残しました、小児転換薬、ボコラム黒葉菌についてお伺いしてまいります。小児の転換薬、ボコラム黒葉菌なんですが、3月26日は転換啓発の日なんですね。ご存知のように、転換というのは脳の慢性疾患で、転換発作を繰り返し起こす病気です。国内では60万人から100万人の転換患者がいると言われております。60万人から100万人、本当に多いわけなんですけれども、全ての年代で発症の可能性があって、発症率では少人と高齢者が高く、患者の多くは適切な治療によって普通に日常生 活を送っています。我が党としても転換患者が安心して適切な治療・相談・就労支援を受けられるよう、転換診療拠点病院の全国への展開などを進めてまいりました。このボコラムにつきましては、2017年に政府にボコラムの製造・販売ができる予想期承認を提言いたしました。2020年9月に承認をされまして、医師の指導に従って緊急時に家庭で使用が可能。2021年9月には政府に学校での使用を求めるように要請をいたしまして、22年7月、学校で発作を起こした場合に教職員寮によるボコラムの登用が実現をしてまいりました。海外では、転換・重症症の病院前救急として、ボコラム航空用機器が救急救命士にも認められております。この速康性を含め有効性と安全性に関する報告が蓄積されております。さらに、航空内に入れるという公共的な場所でも速やかな使用が可能になるので、利便性も高いということです。少人救急医療の現場では、軽症性疾患に遭遇することが多く、それが長引いて重症状態に至ることがあります。転換状態となって救急者を呼ぶ。しかし、現状では救急救命士がこれを使用できません。それで、救急救命士の使用を可能にしていくことによって、どれだけ多くの命が救われるかということで、多くの救急救命士は、すごく一流を介入する必 要性を感じております。使用時の副作用への対応を含めて教育、使用時の責任所在の明確化など、課題をクリアした上で、一日も早く救急救命士の使用を可能にしていただきたいと思っております。これについてのご見解を伺います。
1:16:41
お答え申し上げます。今、委員御指摘の薬の投与につきましては、これは意向意ということになってまいります。これを新たに救急救命士が医師の指示のもとに行うことができる救急救命処置に追加をするということに当たりましては、救急救命処置としての安全性、必要性、難易度、あるいは必要となる教育体制なども含めて、丁寧な検討が必要というふうに考えております。今後、厚生労働省の検討会等におきまして、医師の指示のもとに救急救命士が実施する救急救命処置を議論することとしてございまして、今、委員御指摘のブクロラム航空用液の投与につきましても、その他の処置と同様、救急救命処置の追加除外見直しに当たってどのように検討していくか議論してまいりたいというふうに考えているところでございます。
1:17:37
お前向けの検討をお願いしたいと思っております。アレルギーでアナフィラキシーショックを起こしたときに打つエピペンという注射なんですが、これも承認をされてから、なかなか個人で使えないという時代がありました。家族本人が打っているようにし、また学校でも持って行って、そしていざというときは教諭も打つことができる、そして救急救命士も打つことができる、この過程に本当に長い年月がかかった記憶がございます。しかし、このブクラム呼吸要域につきましても、様々な課題があることはわかります。安全性を確保しなければいけない行為であるということ、これには重要な検討が必要だと思いますけれども、ぜひとも前向きな検討をお願いしたいということを申し述べて、少し時間を残しておりますが、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
1:18:57
立憲民主党の小川淳也です。よろしくお願いします。大臣、既に選考する与党の質疑員の中で、前世代対応型の持続効能の社会保障制度を構築するための健康保険法等の改正案。ずいぶん名前が中身に専攻している。名前倒れである。看板倒れであるという印象を禁じ得ません。率直に申し上げて。ルルー述べになりましたが、この前世代型社会保障とは何なのか。ちょっと端的に、その本質をちょっと述べていただけませんか。
1:19:49
これまさに、それぞれ、端的に言えば、これから少子高齢化がさらに進む中で、それぞれの負担の能力に応じて、それぞれ負担をしていただく。そして、さらにそうしたことと同時に、先ほど申し上げましたけれども、それぞれの地域において、必要な医療あるいは介護、こういったものがですね、効率的に提供される。こういった仕組みを作っていく。ということ。ちょっともっと入れば、各論いろいろありますけれども、そういったことが基本になるというふうに考えています。もうちょっと問題をクリアにする必要があると思うんですがね。その地 域でかかりつけ医が必要だとか、地域の医療体制を整備するというのは、どの時代も必要なんですよ。一方、今おっしゃった少子高齢化というのは、まさに今の時代なんです。それで、全世代型対応の社会保障を築くということは、本質は、私は現役世代への給付を拡充するということが一つ。これは経済情勢も低迷していますし、あるいは賃金も上がらないし、とにかく事情に現役世代の生活を置いておくことはできない。現役世代への社会保障、現役世代への給付を拡充する。これが一つなんです。その本質はね。人口構成が変わっていますから。それからもう一つ言えば、高齢者といえども、一律給付の対象にはならない。あるいは往々負担を求めていく。高齢者といえどもです。ということで、結果としてですよ。人口構成が昭和の正三角形から逆三角形に向かうわけですから、不可方式、世代間不要が成り立たないことを率直に認めていくということをも意味しているわけです。ここの構造に踏み込んで理解をしないと、議論が散漫になると、何だかわからない。前世代型社会保障とは。もう一回繰り返しますが、現役世代への給付を拡充し、高齢者といえども往々負担を求めていく。そういう時代がやってきている。ということを正面から認めていくということを意味しています。したがってちょっと、あまり皮肉を言いたくないんですがね。これ法案は、前世代型対応型の持続可能な社会保障制度を構築するために、健康保険法等のごく一部を改正する法律案ぐらいがネーミングとしては適切なんじゃないですか。と、非常に心もとなく感じています。それで、この議論は、加藤大臣、行き着くところ、社会保険方式じゃもう無理だという議論に行き着くんですよ。つまり、年収一千万円の人も社会保険だと、月額の保険料は十万円なんです。約ね。一億になっても十万円なんです。十億もらっている人も十万円なんです。まさに加藤大臣がお述べになった、往々負担を徹底していくということは、社会保険方式から税方式に移行していくということをも意味せざるを得ず、そしてその税方式とは、不労の収入不労の所得だけじゃなくて、むしろ本丸は相続税を含めた資産化税に踏み込まざるを得ない。ということまで、射程において視野に置くと、初めてこの問題が、その本質がくっきり見えてくる。そのことをぜひ、担当大臣としては、私は共有させていただきたい。と思っています。ちょっと、確論でお聞きしますが、既に何度も議論になりました。この出産一時金の50万円ですがね、ちょっといただいた資料による と、いくつか問題点をしていきたいんですが、94年にこの制度ができたときが30万円。それから15年間、09年まで30万円で末を置かれているんですね。09年から23年まで14年間、42万円で末を置かれているんです。ただ、いただいた資料を拝見すると、毎年5千円から1万円上がっているんですよ、実際の出産費用は。ですから、診療報酬改定は通常2年に1回やっているでしょう。ちゃんと10年15年も放置せず、細かく追跡してフォローすべきだったんじゃないかということが問題点の一つ。もう一つは、先ほど議論になりましたが、地域によっては、いまだに30万円台の出産費用と言われており、東京をはじめとした都市部では、既に60万円に近づいていると言われている。全国一律50万円に仮に引き上げたとはいえ、この全国一律の価格設定がどれほど意味を持つのか。これは実は、医療の公定価格に波及する問題です。都心の一等地で同じような診察雇用を行っても、公定価格ですから同じ。随分地代の安い仮想地域や離島に行っても、同じ診療行為は同じ値段。この公定価格の矛盾そのものでもある。費用を反映していないという意味 でね。ちょっとこの、私これやむを得ないと思っているんですよ。後期高齢者の医療保険から、おしなべて大体月額100円ぐらい保険料負担が出てくる。後期高齢者の方に出産費を負担していただくという意味でね。ちょっと問題点、あの、西さんは申し上げましたが、ちゃんと10年も15年も放置せず、追跡すべきだったんじゃないかという点。それから全国一律は必ずしも合理性を欠くんじゃないかという点。ちょっとこの点については答弁を求めたいと思います。
1:25:57
ちょっとその前にまず最初におっしゃったですね、その、かかりつけ医の云々というんですけど、確かに従来からどんな状況でも近くで倒れるお医者さんがいる必要性はあると。しかし、より一層そのこれまで治すという、いわば病院に診療を受けて、治療を受けて、そして戻って元気に働けるという状況から、やっぱり高齢者が増えると、治るんだけど引き続き支えてもらわなきゃいけない。そしてそれを地域で求めていく。それからもう一つあるのは、やっぱり、差は去りながら働く人の数が減っていくわけですから、よりそうしたものをどう提供するかっていう意味においては、まさにかかりつけ医機能が求められる必要性が高まってきている。この認識はやっぱり共有していただく必要があるんじゃないかなということが一点。それからもう一つは、その、保険制度が云々とおっしゃいました。保険制度はやっぱりあくまで強情であります。税は控除でありますから、そこのところを、その保険でどこまで求めていくのかって議論は別途あると思います。今おっしゃるように標準報酬で上限が決まってますから、その辺はどうなのかって議論はあるのかもしれませんが、やはり強情と控除の違いというところはやっぱり意識しながら議論していかなきゃいけないというふうに思っております。で、その上でですね、毎年見るべきだったかという意味においては、ある意味では先ほど委員がおっしゃった若者への厚くというのは、小育て世帯に対する支援策をしっかりやらなきゃいけないということが含まれているんだろうと受け止めさせていただきましたけれども、まさにそういった意味において、視聴者の対応をいろいろ測ってまいりました。そうすると限られた座限の中で何をやっていくのかということで、いろいろやってきたわけでありますので、おっしゃるように、それぞれの 負担をできるだけ軽減をしていきたいということで、今回、全国的な標準的な費用を見てですね、50万円まで思い切って増額をさせていただいたということでございます。それから、診療報酬が全国一律かどうかということについてのお話がありました。やはり国民会保険のもとで誰もがどこでも一定の自己負担で適切な医療を受けられるという意味においてですね、やっぱりその一律の点数が設定される。これは被保険者間の公平も期すということで作られている。ただ地域においていろいろ事情がありますので、そういったことについては一部の加算評価において、医療資源の少ない地域において、人員配置の要件を緩和する等の工夫が取り入れておりますが、基本はどこでも同じような負担で医療が受けられる。そういった必要性から一律の診療報酬になっているというのが今の状況であります。小川淳也君。ちょっと医療制度のことは後で議論しましょう。問題点があるあるいは課題があるということはご理解いただきたい。大臣、この医療保険の仕組みが、あるいは医療提供体制の仕組みが、ちょっとかねてから申し上げていますが、90%税金と保険料で成り立っているんですね。享助だとおっしゃいましたが、特に高級高齢者医療制度は半分税金です。持たなくなっているんですよ、保険者、社会保障制度がね。それで、私かね てから申し上げています。最大の問題は医療は特に、介護もそうですが、90%税金と保険料で成り立っています。医療提供体制は自由化されています。市場原理で動いている。医師は開業が自由で、行きたいところに行き、見たいものを見ている。その価格設定は高低価格になっている。極めて制度設計が矛盾をはらんでいるんです、全体として。財源は9割公費。提供体制は市場原理。しかし全国一律の高低価格。その貫く理念概念から言うと、極めてキメラになっているということなんですよ。それで、今回後期高齢者、ちょっと一つお尋ねしておきます。後期高齢者医療制度から一定負担をもらって出産一時金を増額するわけですが、片や一方で同じ政府が少子化対策のパッケージ議論していて、あさって発表しますよね。そこでは出産費用を保険適用すると言っている。そうするとですよ。保険適用した場合は、これ後期高齢者が出産することはないでしょうから。保険適用の世界から給付も外れるし、当然負担も外れてくる。片や近々後期高齢者の負担で出産一時金を引き上げると言っている。この同じ政府内における矛盾、あるいは時期の前後、これちょっとどう考えているのか、現時点でご説明いただきたいと思いますが。
1:31:00
今、叩き台の中身について検討しているところでありますから、その中身を前提に申し上げるのは、今の段階では差し控えさせていただきたいと思います。その上で、出産費用の保険適用については、これまで申し上げていますが、妊婦自身の自由な選択により様々なサービスが利用され、出産費用の地域差も見られる実態を踏まえると、全国一律の診療報酬で評価する医療保険制度の整合性をどう考えるか、という課題があることは申し上げるということでありますが、今回、高齢者医療制度が出産育児一時金利用する費用の一部を支援する仕組みとすることで、子育てを全世代で支援する観点から実施をしようとするものでございますので、そこについては、ぜひご理解をいただきながら、ただその負担については、それぞれの高齢者の所得状況等も踏まえながら、対応させていただきたいというふうに考えているところでございます。岡田委員長 岡田淳也君 とはいえ、もうあさって発表するんですからね。同じ政府内で、いや、かたや高期高齢者の負担で出産一時金を増額するといい、いやいや、かたや出産費用は保険適用するんだと言っているわけですから、同じ政府内で。あさって発表するんですからね。これ矛盾なくちょっと整理してもらわないと、場合によってはこの方針引っ込めざるを得ない可能性あると思いますよ。時期の前後によっては。という矛盾をちょっと指摘した上で、大臣これもちょっと一緒に共有していただきたいんですがね。この法案の中にも保険者間の財源調整が苦労した跡が見えますよ。苦心している跡が見える。それには賛否両論いろんな意見がある。しかしですね、そもそも言えば、医療保険の世界が私なりに言えば、9つの領域に細分化されていることの矛盾なんですよね。9つの領域。それは1つには年齢による横割なんですよ。75歳以上の後期高齢者、65歳から74歳の前期高齢者、そして64歳以下の現役世代。年齢によって3つに分けられている。医療保険制度がですね。そして働き方による縦割りなんです。大企業と中小企業と無職自営業と。この9つにあえて医療保険制度を分割しなければならない論理必然性はないんです。一重に歴史的な事情。その保険者間で当然一番負担能力があるのは大企業にお勤めの現役世代でしょう。最も負担能力がないのは75歳以上の無職の方でしょう。このあまりにも異なる事象をどうやってやりくりするのか、あるいは給付を整えるのかに悶絶し ているわけです。これ。9つに分けてしまっているが故に。この辺も極めて限界に来ている。ですから保険者間の財源調整に悶絶している事自体が今の制度の矛盾を何より表している。ということを、ちょっとこれは答弁求めませんが、是非事実として共有していただきたい。当然の事ですがね。当たり前の事ですが、今さらですが。改めて。その上で、今出産費用の保険適用化をおそらくやるんでしょう。やるんでしょう。若干私はこれ順序が前後したと受け止めているんですが、去年の4月から、これも既に議論出ましたが、いわゆる不妊治療、人工妊娠が保険適用化されました。これは長年病気じゃない、疾病じゃないという扱いになってきた。しかし出産費用も病気じゃないと言いながら、事実上自己負担を3割の自己負担を求めない、全額給付を保険財政からやってきたわけですから。この医療保険財政全体として見ると、出産という、つまり個人的疾病ではないにしても、そのまま放置しては社会生活をそのまま遅れないわけですから。働けない。あるいは体調に異変を生じ得る。育児の負担がかかる。そういう意味では私は、この個人的な疾病を超えた、社会保険の概念の拡張として受け止めているんですね。この不妊治療、人工妊娠の保険適用。これから出産そのものを保険適用にするとすれば、私は順序が前後したと思いますが、まさに社会保険の概念の拡張のさらなる一歩だと、受け止めて いるんです。それでちょっと派生してお聞きしたいんですが、来月から来週から東京都が、いわゆる晩婚家などに関連をして、女性の卵子凍結、これに対する公的女性を始めるという一方に接しています。そうすると妊娠、それは自然妊娠も人工妊娠も含む、あるいはそれに晩婚家等も含めて備える、という、現状政府はこの卵子凍結に対する公的支援には否定的であり後ろ向きだと聞いていますが、ここまで含めて社会的なニーズがあると、位置付け、支援を行う、あるいは公的保険の対象にしていく、ということもここまでくれば一つの考え方、視野に入ってくる考え方だと思いますが、ちょっと大臣の現時点における認識、御認識をお聞きしておきたいと思います。
1:37:24
ちょっといくつかあったので、最後の卵子の凍結については、ちょっと正確には事務局から答弁させますが、基本的に卵子凍結そのものについてどう評価するか、というところについて、課題があるのではないかと思っておりますので、それから先には今進めていないというのが私どもの立場であります。それからもう一つ、健康保険法を読んでいただ くとわかるように、保険給付の対象は出産も入っているんですね。ただ療養の給付という形にはなっていない。療養の給付では疾病または不詳に関してというふうに書いているわけであります。今回の不妊治療に関しては、まさに疾病に対する治療として、この不妊治療は読んでいるということでありますから、ちょっとその辺は今、委員が不妊治療と出産を同列に扱っておられましたけれども、法律上の取扱い、我々の取扱いは違うということは申し上げておかなければいけないと思います。
1:38:30
しかし社会的情勢の変化で、こういうことも含めて、保険でやるのか、私はもう税でやった方がいいと思っているんですけどね、社会保障の領域は。もう放置できない、カバーせざるを得ないということになってきているという意味では、随分概念が変わってきている。それはあんな感じで間違ったことじゃない、正しいことだ、必要な方向性だということを申し上げているわけです。時 間も限られていますから、ちょっとお聞きしなきゃいけないこと。それで私は繰り返し、医療が90%税金と保険料で成り立っているにもかかわらず、提供体制が自由化されていることによる大いなる矛盾。これは厚生労働省で本格的に本気で考えてほしいと思っています。その関連で、かかりつけ医については、一つにはコロナのときに見られた診療放棄ですよね、事実上の。診療拒否、診療放棄。こういうことがないようにしていかなきゃいけない。もう一つ、明確にはおっしゃいませんが、重複は排除して、非効率は排除しなきゃいけない。効率的な診療体制をとらないと、まさに加藤大臣、さっき答弁でおっしゃったとおりですよ。高齢化が進んでいく、医療ニーズ、医療需要を拡大する意図なわけですから。重複は排除して効率化しなきゃいけない。という両面からかかりつけ医ということについては、推進していかざるを得ないんでしょう。医師会にはフリーアクセスというお声も強いんでしょうし、いろいろ責め合いながらだと思いますが、そうだと思います。その点に関連するんでしょうが、今回の法改正の中で、医療や介護事業者の経営状況について報告を求めるという条項が入って いますね。これ私、今までやってなかったことをむしろ驚いているぐらいなんです。事業所ごとに、法人ごとにはやっているということを事務的には聞いていますが、とにかく90%税金と保険料ですからね。どういう経営状況で、どういう処遇で、どういう対偶で、経営が成り立っているのかは、説明する責任がある。それで突き詰めてちょっとお尋ねします。従業員の給与等についても報告を受ける、求めることになっていると理解していますが、医療従事者や介護従事者が極めて低い待遇で、離職率も高く、また派遣業界が随分とはびこって、派遣料、手数料にこの医療保険財政が消えているという、いろんな矛盾をはらんでいると思いますが、少なくともこの収益報告、報酬報告に私は、医療や介護事業者の経営者、経営者の報酬は必ず含めていただきたい。それはちょっと大臣の確認をとっておきたいと思いますので、答弁を求めます。
1:41:30
現行制度において既に医療法人や社会福祉法人については、都道府県に対策対象法を提出をしております。この法案成立後は、法人ごとの資産の状況などについて、都道府県から報告を求めることにより、把握も可能となるところであります。また、本制度においては、任意での職種別の給与費の提出も含めて、医療機関の経営の中に占める給与費の総額を把握することも可能となっておりますので、こういったことも踏まえながら、これから求める具体的な項目については、検討していきたいというふうに思っているところでございます。
1:42:12
何もおっしゃっていませんが、任意では駄目だし、ちゃんと、繰り返し申し上げますが、90%税金と保険料ですからね、医療行為は。どういう経営状況なのか、ちゃんと公的に報告すると。当たり前のことを当たり前にやらせるように。これぜひ、責任を持ってやってください。付 け加えて申し上げますが、私も医師の方々から個人的にご寄付いただいたりすることあります。しかし、この税金と保険料が財源になっている診療報酬、医療報酬ですから、やっぱり扱いは微妙だと思うんですよ。例えばこの医師会なんか、組織的に巨額の自民党への政治献金してるでしょ。財源90%税金と保険料ですからね、これ。その補助金や公共工事を受託している企業は、献金できないことになってますから。そういう問題もはらんでいる。ということはちょっとここで改めて指摘し、そういうことが複雑に絡み合っている問題だということを再確認させていただきたいと思っています。最後に、今日は内閣府から副大臣、お越しいただきました。ありがとうございます。あさってまさに発表される子育て支援のパッケージについて、まず最初に子育て世代への住宅支援。あるいは一時報道で目にしましたが、博物館にファストトラックで入れる。それから大学の授業料については、あれですか、国が立て替えて、報道によると、ですけどね。卒業後に年収に応じて支払う。これを大学院の修士課程の学生向けに導入する。ということ等が報じられておりますが、事実なのかどうかまずちょっ とお聞きしておきましょう。
1:44:30
お答え申し上げます。まず博物館等へのファストトラックの件でございますけれども、子どもファースト社会をあらゆる政策の共通目標とする中、幅広い年代が集まる施設等の入場に当たって、子どもを優先するという取組を考えております。その上で申し上げますけれども、職種化対策について岸田総理は、個々の政策の内容や規模はもちろんでありますが、これまでの関与が薄いと指摘をされてきました企業や男性、さらには地域社会、高齢者や独身の方も含めて、社会全体の意識の変革を含め、次元の異なる対策を講じていくと述べております。加えまして、先般総理の記者会見におきまして、3点申されました。1点目、若い世代の所得を増やす。2点目、社会全体の構造意識を変える。3点目、全ての子育て世代を切れ目なく支援をする。の3つの基本理念が示されたところでございます。この会見で、子ど もファーストトラックにも言及がございました。総理会見は、少子化子育て政策についての大きな基本理念を伝えることに志願が置かれており、個別の政策につきましては、全体の流れの中で礼状されたものというふうに認識をしております。いずれにしましても、子ども家庭庁としては、子ども政策特等大臣の下、総理から示された基本理念等をしっかりと受け止め、前進的な対策にとどまらず、長年の課題を一気に解決する方向で、しっかりと前進させ、子育ての不安を払拭することができるよう、今月末、もう末ではございますけれども、今月末目途の取りまとめに向けて議論を尽くしてまいります。あと先ほど、また御指摘のありました住宅の件でございますけれども、公営住宅についての御質問だったというふうに理解をしております。公営住宅については、国庫省が所管でございますけれども、公営住宅について国庫省におきまして、入居後に公額所得者となって、公営住宅本来の対象から外れた方に、待機を促して入居可能な住宅を増やした上で、子育て世帯が優先的に入居できる取組を、地方公共団体と連携して、これからも拡大していく所存でございます。はい、以上でございます。
1:46:52
まあ、あさって発表されるんでしょうから、ちょっとそれ待ちたいと思いますが、ちょっと先に一つ指摘しておくと、もし報道の通りだとすれば、この大学院の修士課程から支援しますというのは遅いですよ。学士課程からやらないと。意味がないとは言わないが、極めて不十分だと思います。それから住宅支援も公営住宅で、まあそういうことあるんでしょうが、報道によれば住宅金利で優遇するとかね。それから博物館で、これなんで子連れ世帯が別ルートで入らなきゃいけないんですか。これちょっとよくよくお考えいただきたいんですが、子育ては社会的に応援されなきゃいけない。子育ては社会的に応援しなきゃいけない。しかし、別に特権階級でもなんでもありませんからね。逆に今こういう声も聞こえるんですよ。子育てばかりに焦点が当たって、子育てをしていない私たちは、独身女性や単身者含めて、という声も聞こえてきてますからね。支援はしなきゃいけないが、特別扱いする必要はないんですよ、子育て世代を。そこは吐き違えることがないように。よくご研究をいただきたい。いろんな声をバランスよく受け止めて、バランスのいい方針を打ち立てていただきたい。ちょっとそのことを指摘しておきます。それから、児童手当についても所得制限を撤廃して支給年齢を引き上げるという報道に接してますが、必要なことだと思いますが、ちょっと確認です。今扶養工場は、16歳未満は児童手当がありますから、ありません。これは民主党政権時代の責任でもあるんですがね。仮に16歳から18歳まで児童手当を引き上げるとした場合、16歳から18歳の扶養工場は廃止されるおつもりだという理解でいいですか。
1:49:15
はい、お答え申し上げます。繰り返しになりますけれども、今月末、目途の取りまとめに向けて、今議論を進めている最中でございます。お答えはその後にさせていただきたいと思います。
1:49:25
あさってのことですからね。よくよく今の指摘は受け止めていただきたいと思います。加藤大臣、最後に関連して、年収130万の壁を何とかしなきゃいけないという議論があります。それは私たちもそのとおりだと思う。片や一方ですよ、ここに助成金を支給して、自己負担が増えないようにする、あるいは手取りが減らないようにするということに関しては、かなり私は首をかしげています。これどういうことかというと、年収129万円の方が130万円になり、社会保険の適用対象、加入対象になった瞬間に、約30%の社会保険料が課されることになりますから。老子接班で15%、15%で分けるんですがね。1209万円の人が130万円になった瞬間に、約30%、40万円近い給付を行うということを意味しているんですよね。もしこれが事実だとすると。それは何重にも問題がある。どの時点で129万円の人がどの時点で130万円になったら給付の対象にするのか。40万円もの総額で、マックスで40万円もの給付を行う正当性はどこにあるのか。129万円以下しか働けない人たちも世の中にはいるでしょう。必ずしも労働調整ということではなくて。その人たちとの不公平な問題はどうするのか。これは極めて筋が悪い。よくこの手のことをやりがちなんですけどね、安倍政権になって以降。本当に軽いというか筋が悪いというか、そういう政策を平気で実行しがちだからちょっと心配しているんですけど。
1:51:40
この130万円の壁を、助成金で129万円の人が130万円になった瞬間に40万円給付しますという政策は私はありえないと思いますが、加藤大臣。
1:51:55
ちょっ と御見識をお聞きしておきたいと思います。
1:52:01
若干委員の指摘のところは130じゃなくて多分106万だと思います。そんなことない。130万を超えたらこれは一期付けになるんで、使用者負担もなくなりますんで。むしろ106万の話だろうというふうに思います。で、その上で、今委員言ったらそこのところはあれですが、ただ委員おっしゃるようにですね、この辺、ここを議論するときに当たって同様に働いている扶養者でない単身世帯の方、あるいは国民健康保険や国民年金の加入者のうち130万とか106万の基準未満の負担をしている方々もいらっしゃるわけですからそことの公平性はしっかり考えなきゃいけないと御指摘、それは私も全くその通りだというふうに思います。で、その上で総理からも指摘がされているのは、費用者が新たに106万円の壁を超えても手取りの逆転を生じさせない取組の支援などをまず導入し、さらに制度の見直しに取り組むとされておりますので我々もですね、 まずは短時間労働者への費用者保険の提供拡大とか最低賃金の引上げ、こういったもので解消していくべきものだと思いますがただ、年収の壁を意識して労働時間を調整される方もいらっしゃるという指摘もございますからそして今の総理の指示も含めてですね、どういうやり方が可能なのか、具体的な検討は早急に進めていきたいと考えています。
1:53:30
106万円だと仮にしても、30%だとすると30万9千円になるんですねそれから130万の壁は、社会保険の適用事業所じゃない、霊災事業所で106万円を超え、130万円未満で働いている方々がいらっしゃるですからレアケースというのかな、その多数派かどうかちょっとよく見なきゃあれですが、しかし現に130万の壁は存在しているという意味では先ほど指摘したとおりでありますちょっと種々指摘をしましたし、あさっての発表を待って議論しなきゃいけないことも多々ありますがちょっとこの法案のこのネーミングが非常に大それすぎていて、なんか気恥ずかしいと野党が言うの もなんですがちょっと気恥ずかしいなと感じているということが一つそれから社会保険の細分化と、そしてこれからのこの前世代型対応が求められる時代を睨めば、この細分化を解消しそして税方式に移行し、資産課税も含めて往々負担を徹底していかざるを得ない、ということそして提供体制は特に医療介護は、より公営化を進め、公的な関与を強化しそして90%の公費負担にふさわしい提供体制を築かなければならないこの辺りはこれから長期的に極めて重要な論点だと思いますので、再度指摘して質問を終わりたいと思いますありがとうございました
1:55:35
立憲民主党の中島和人でございます前世代型、前世代対応型社会保障構築のための健康保険法改正案本会議 の趣旨説明質疑に引き続いて、今日が実質審議初日ということでございます私、我々ですね、我々の考え方もお示しをしながら、今日は初日でございますので今後の取り組み方、考え方について、今日は大臣に確認をさせていただきたいと思います先ほども小川博理事からもお話がございましたように前世代型、対応型ということで、かなり風呂敷広く見えるわけでありますが今回の内容について、特にですね、先ほどの話がありますが我が国は急速に進行する本格的な少子高齢化、人口減少時代この人口構造の変化ですね、これが一点家族の在り方、また地域社会の変容、これは社会構造の変化そして生活習慣病、これが絡み合って、いわゆるマルチファクター、これが絡み合うそして人生百年時代に重複疾病を抱えるこれ半世紀前、三十年前からしても、この疾病構造の変化こういった、この大きく三点の構造の変化こういった変化に対して、医療介護、また社会保障制度これ再構築は不可欠であって、よりそのための本質的な課題に対して真剣な議論がやっぱり必要だと思います
1:57:38
それ以上にですね、そういう時代を迎えた国民の皆さん
1:57:43
年金もそうですし、そして医療、介護、計らずもこの三年余りでコロナの状況の中で、この医療提供体制、さらには年金も、そして介護も不安に包まれた、閉塞感に包まれているこの不安を、やはり覚悟を持ってですね政治が再構築、基盤を国民の皆さんに不安を取り除くとこれ改めて覚悟を持って臨む必要があると、私は考えておりますし私はそのつもりで、この政治の世界に足を踏み入れた人間と自分は自負しています改めてでございますが、国民の皆様にとって信頼できる、納得できる制度設計提供体制を構築するため、本質的な課題に切り込み、真剣に取り組む国民の皆様にとって信頼できる、納得できる社会保障制度、医療、介護、提供体制を必ず再構築するという、加藤大臣、ご覚悟があるのかあるのならば、その決意をお尋ねした いと思います
1:59:03
今、委員から御指摘がありました、人口構造が大きく変わってきている少子高齢化が進んできている、あるいは社会的、あるいは構造特に都市への一極集中、そして地方仮想化、またそうした中での家族のありようの変化そして高齢化にも伴うことだと思いますけれども、疾病構造の変化こうした中で、さらにここに来て、コロナへの対応ということでまた様々な課題が浮かび上がってきたわけでありますただ、その前から、もちろんこういった課題があってこれに対して一つ一つ取り組んでいかなきゃならないそして、そうした問題意識の中で、いろいろな見直し等も図ってきたところでありますがただ、現下足元を見て、あるいはこれから先行きを見てですねよりこの流れが強くなっていくということを考えれば当然、それに対する対応というものを、しっかり講 じていかなきゃならないそのためには、制度の問題もありますそれから地域、地域での取り組みを、しっかりいろいろと促していくということ等を含めてですね我々がそれだけの危機意識を持っていくことそして、そのことをそれぞれの皆さんが共有化しそして、それの克服に向けてですね、一歩、二歩と進んでいくそれに資するものとして、今回もこの法案を出させていただいたということでございます
2:00:27
先ほど、委員からもお話がありましたがこの前世代対応型というのは、これまで我が国の社会保障制度先ほど三角形と言いましたけれど現役世代が高齢世代を支えるという付加方式これが原則、こういう流れで来たしかし、今もおっしゃいましたが急速な少子高齢化、人口減少、人生100年また疾病構造、社 会構造の変化これを今までの延長線上で継ぎはぎではとてもこれ、もしかしたら制度は何となく維持できるかもしれないけれどこれ、国民の皆様の先ほど言った不安、また生活は立ち行かなくなる可能性があるとそういう意味から、先ほどが理事もより本質的な議論、逃げないで正面から、まさにこの国会の場で議論していくことが求められるんだとそこは、大臣も政府も我々も共有しているものとして今法案がですね先ほど言ったように大きな風呂敷だけれどこれが本当に第一歩おそらく第一歩なのか、0.5歩なのか分かりませんが今後、より本質的な問題に正面から真剣な議論をしていくとそういうことを約束していただいてですねその上で、本法案がどういう位置づけで今後どう進められていくかについて確認をさせていただきたいと思います資料の8枚目でございますがこれは、我が党立憲民主党の社会保障調査会私は事務局長として取りまとめた中間報告昨年の4月のものでありますがこの内容は、昨年夏の参議院選挙の公約にもなっています赤線の部分が、今回の政府提出法案の内容と合致する部分だと思いますこのうちですね、私としては何といってもこの3つ目の赤の点線かかりつけ意、明確に定義し、精度化しますとこの内容についてですね議論、今日は初日でございますのでさせていただきたいと思います今回、政府案でかかりつけ意機能に関する精度整備が実施されるとされておりますがこれは、私先ほど言った本質的な課題医療提供体制の中での、このかかりつけ意の位置づけというのは例えば、人生100年時代、疾病構造の変化に対しては予防とかかりつけ意さらには、地域包括ケアシステムとかかりつけ意そして、このコロナ禍ではいわゆる災害とかかりつけ意そして、今、医師の働き方改革と言われておりますがこの医師の働き方改革とかかりつけ意常にですね、このかかりつけ意の在り方が今、課題となっている解決に導くキーになるとこういうことから、私はですね実際に現場でいながら、このかかりつけ意の不明瞭さここに問題意識を持ってこれを何としても、日本の新たな医療基盤の軸にしていくこれを私は目的に政治家になったということで今まで一ミリたりとも動かなかったものがようやく、今回確保でかかりつけ意機能の報告制度ということでその点については評価をしたいと思います評価をした上でですね、まず確認なんですが先ほど言ったキーになるさまざま予防とかかりつけ意、いろいろあるんですが大きく今、かかりつけ意がなぜ必要とされているか現状では2点あると思いますまず1点目は疾病構造の変化人生100年時代を背景に生活習慣予防慢性疾患への対応このための医療介護との連携の役割そして2点目はやはりこのコロナコロナにおいてかかり つけに対するニーズの急増と必要な方が必要なときに医療にアクセスできなかったコロナ自宅放置しこのような状況が背景がですね新型コロナウイルス感染症のようなこの感染症パンデミック、先ほど言った災害時へのかかりつけ意の対応と役割大きく私は今、国民の皆さんにとってですねこの2点がかかりつけ意が求められる役割と考えていますこの役割必要とされる背景について政府と大臣と認識共有されているのか確認したいと思います
2:06:01
前段の方は先ほどやりとりをしたんでですね多分それに執着可能だと思いますのでまさに疾病構造あるいは人口社会構造の変化の中でこうしたかかりつけ意機能を確保していく必要性というのはこれまさに共有しているんじゃないかなと思いますただ感染症のときの委員がかかりつけ意の立場をどういうふうに位置づけているか要するに感染症の場合には委員御承知のように今回特定の人に診療をお願いするという仕組みを取っていますからそうすると多くのかかりつけ意は中には対応された方もいますし今回で発熱外来という言い方ですが中には自分の機能からしてできないという方もいらっしゃったわけでありますのでそうするとそこまでかかりつけ意機能の中にお求めになるのかどうか私どもとしては先般の感染症法の改正でいわゆる今回のコロナのときは急にお願いをして医療機関にお願いしたわけですが事前に協定を結んで対応してくださいという関係を構築していくそのためのいろいろな手当も入れさせていただいてそういった形で感染症に対する診療的な対応はしていきたいもちろん今回新型コロナが位置づけが変わればこれは一般の診療の中で受けていただくわけですがいわゆる感染症に対してはそういった対応なのではないかただそういった際にかかりつけ医が例えば今回協定が決まった医療機関はこういうところがありますよとじゃあこういうところに行ったらどうかなということ等の示唆をしていただくということは十分あり得るんじゃないかなとは思いますけれども
2:07:53
もちろん感染症ですから種類も違うし状況も違うですが例えば上手な医療のかかり方で例えばワクチンを接種したら迷ったらかかりつけ医にそしてコロナかどうかわからないけれどちょっと体調が悪い発熱外来ではないけれどそういうときにはかかりつけ医これ散々厚生労働省アナウンスしたじゃないです かだからこういうかかりつけ医の機能今日土台となる部分を議論してちょっと整理整頓していきたいと思うんですがこれまで立憲民主党2年前に資料の4枚目になりますが日本版家庭制度法案4枚目ですねこれ2年前に議員立法として提出をいたしましたそして1年前にコロナかかりつけ医法案2種類の法案を提出しています資料の5枚目6枚目はこれもう私7年前になるんですが先ほど私ライフワークと言っておりましたが政策対応としてかかりつけ医制度の創設登録制のかかりつけ医またかかりつけ医の登録は任意とするこういう内容のものを叩き台に2年前議員立法として私このときはプライマリーケア機能プライマリーケア機能を持つかかりつけ医を家庭医と位置づけて登録制そして認定制にするという内容の法律そしてコロナかかりつけ医に関してはこれオミクロンオミクロン大体状況がわかってきたそしてデルタからオミクロンになってそして重症リスクの高い不安を抱える方がそれまでにもかかりつけ医だと思っていた人のところにアナウンス通り相談したら私はあなたのかかりつけ医ではありませんとこういうことが頻発したわけですですからコロナ第7波対策として事前に重症リスクの高い方お若い方でも糖尿病とか持っておられる方がいるそういう方は事前に登録できる制度コロナ禍でもそれは感染初期段階から状況は3年間の間で随分変わったんですやはり確実に重症リスクのある方が医療につながるアクセスできるためのコロナ対策としてのコロナかかりつけ医とこういう法案を出してこれが1枚目の関係性ですね左側がコロナかかりつけ医の仕組みこれはだいぶ新型コロナウイルス感染症がデルタオミクロンと変わってきて状況がわかってきた内容のときちょうど1年前でありますけれども必要に応じて医師が検査をしてその結果を報告して必要な方が病院に自宅で健康観察をしていくとこういう仕組みページでいうと右側の家庭医の仕組みに波及するというよりは土台が右側の家庭医であればコロナのときにもこういう内容になるだろうとそして今後どういう感染症が来るかわかりませんがしかし一定程度こういう基盤をつくっておけば今回医療にアクセスできなかった人はこれは絶対全員が完璧というわけにはいきませんがそういう状況が生み出せたのではないかということでこれをもう2年前に家庭法案そして1年前にコロナかかりつけ法案を出したということです我々は先ほど古谷委員もおっしゃっておりましたが公築会議の中でも事前登録そして認定の在り方ということが議論になっていたと思います我々はこの登録制を採用することによって患者と医師の認識のミスマッチを防止することを想定しておりました登録制が簡単に実施できないなどだとするとこれは公築会議の中でも議論されておりましたがせめてかかりつけ医の定義を明らかにして国民患者医師医療機関行政等の全ての関係者のかかりつけ医に対する認識をまず一本化していくこと今回の政府案にはかかりつけ医の定義がありませんコロナ禍の経験を踏まえまずかかりつけ医とは何者か明らかにするべきではないかと思いますかかりつけ医の意味や患者や医師医療機関の関係者の認識を一致させる必要があるこのことについて大臣の見解を伺いたいと思います
2:13:18
まずは政府としては必要なときに必要な医療を迅速に受け られるフリーアクセスの考えのもとで地域のそれぞれの医療機関が地域の実情に応じてその機能や専門性に応じて連携しつつかかりつけ医機能を発揮するよう促すことが重要ということで今回の法案で医療の提供の制度を強化をしていくまた医療機関に対してその機能の報告を求め都道府県が確認公表するまたそうしたものをベースに都道府県と地域の関係者の協議の場で必要な機能確保する具体的な方策を検討していくこういった仕組みを設けさせていただいたところでございますのでこの法案ではその患者の受療行動への介入について規定するものではなくまた患者の医療のアクセス制限を行おうとするものではないことから法律上かかりつけ医やかかりつけ医療機関といった用語を定義する必要がないと考え実際法案にはそうした定義を行っていないということであります
2:14:26
もうこれですねやはり今回も三山厚労省大事な上手な医療のかかり方で困ったらかかりつけ医かかりつけ医に相談しましょうということを再三アナウンスしたしかしこれ医療者の間でもかかりつけ医私がやってきたことがかかりつけ医だという人もいれば患者さんの中でも例えば眼科のかかりつけ医 整形外科のかかりつけ医まずかかりつけ医とは何者かということを前提に共有化していった上でかかりつけ医機能とはというところに入らないと先ほどフリア委員もおっしゃっていましたがこれでは現状追認に終わってしまう可能性がありますよかかりつけ医 これ例えばですけど大臣 かかりつけ医おられますか大臣にはかかりつけ医がおられますか
2:15:32
おっしゃる意味でのかかりつけ医まさに定義にかかると思いますが私のイメージとしては日頃から何かあったらかかるお医者さん等ということであればそれはおります
2:15:50
今回政府がかかりつけ医機能身近で何でも相談できるそして初期診療から継続的な医療これはかかりつけ医そういう方が大臣にはおられるでも私もよく地元に帰って国勢報告会等で今日ご出席の皆様の中でかかりつけ医を持っていらっしゃる方そうすると大体8割ぐらいの方が手を挙げるんですそれではかかりつけ医の先生に夜寝れないとかもしかしたらコロナになったかもしれないとかそういったことを幅広に家族の相談までも自分の仕事の悩みまでもそういったことも相談できるかかりつけ医を持っている方は何人いらっしゃいますかというとさーっと手が下がります私ここちょっと整理しておきたいんですがよく主事位と言いますよね主事位主事位とかかりつけ医これから議論しようとしているかかりつけ医機能を持つこれは明確に違うんだと私はちょっと指摘をさせていただきたいんですが例えば先ほど言った整形外科のかかりつけ医これは膝が痛い腰が痛いこれを見ていただいてそして継続的にその疾患を見ていくこれはかかりつけ医我々がこれから作り上げようとする共有化しようとするかかりつけ医ではなくてこれは整形外科の主事位ですよがん科で白内障だったとしたら白内障を継続的に見ていくだけれどちょっと最近ストレスがたまっているこういう方がん科の先生は多分それは私の範疇じゃないとこれはがん科の主事位ですよ今先ほど言った人工構造の変化とか疾病構造の変化とかこういう社会構造の変化も含めて必要とされているのはまさに人生100年時代もそうですがさまざまな抱える課題そしてその先には介護というものも出てくるかもしれないいわゆる伴奏型の身近にいて相談できるこのかかりつけ医を必要だということであるならばやはりそこは明確にかかりつけ医というものがつまりどういう役割を果たす人なのかということを明確に定義をする必要があると私は述べているわけですが大臣いかがですか
2:18:48
国民がまさに日常の医療というんでしょうかねにおいて期待する中で例えば日常的によくある疾患への幅広い対応をお願いしたいとかあるいは休日夜間の対応とか在宅医療とかいろいろニーズがあるんだというふうに思いますそういったニーズに対して答えていただけるものを企画するわけでありますけれどもこれはただ昨年12月の前世体型社会保障控制会議の報告書にもありますように国民一人一人のニーズを満たすかかりつけ医機能が実現するまでには各医療機関各地域の取り組みが必要で今回の制度整備はそれに向けた第一歩と捉えるべきであるとされているところでありますのでまさに今回は先ほど申し上げたような法案の内容の中で今ある求められているかかりつけ医機能そしてそうした機能の情報を提供することで患者さんあるいは患者さんになる人がどう選択できるための環境をつくっていくこういったことを進めているわけでありますからまさに今申し上げたように前世体型社会保障控制会議の報告書にあるようにそうしたことに対する一つのアプローチの仕方だというふうに考えております
2:20:14
私そこが今回明確にまず第一歩というならかかりつけ医機能はわかりますですから私評価はしているんですよようやくそういうことを法令化して規定したかかりつけ医機能とはいかなるものかを規定したことは評価していますただ先ほどフリア委員もおっしゃっていましたがそれは一体例えばね例えば今日本田政務官おられるから別に一般論としてでもいいですけど
2:20:49
かかりつけ薬剤師かかりつけ薬局ねこれ定義決まってますよね定義も決まっていてそしてかかりつけ薬剤師さんは一人の患者さんは一人の薬剤師って決まってますよそして書面でいわゆる登録するこういうことになっていますこれなぜかかりつけ薬剤師そういう状況でかかりつけ医は機能で何となくお茶を濁すのか
2:21:25
だってねかかりつけ薬剤師Aという病院から処方箋が来ましたBという処方箋が病院から来ましたそしてかかりつけ薬剤師さんは同じような薬がいや飲み合わせが悪いかもしれないそのときにかかりつけ薬剤師さんはAという病院の先生にこれはこうですよという話をしてだけれどそこでかかりつけ医がつながっていなければ一体処方箋を出す方は医者の役目ですからかかりつけ薬剤師だけ登録制ある意味認定制になっていてかかりつけ医は機能だけそして登録制でも定義も位置づけされないこれ薬剤師さんの立場からどうですかやりづらくないですか
2:22:21
委員のお答え申し上げますけれどもかかりつけ薬剤師かかりつけ薬局というのをおっしゃるように登録制になっているわけでございますけれどもかかりつけ医につきましてはそうですねちょっと調べてもいいですかちょっとお待ちください私一般の通告していなかったんで政務官薬剤師さんだということでおそらくこのかかりつけ医の件についても私は実際に薬剤師さんとの話をしていてやはり薬剤師さんの役割やはりかかりつけ医と連携してより役割分担をしていくという意味でやはりかかりつけ薬剤師薬局の前にやはりかかりつけ医がしっかり明確にならないとやりづらいですよとこういう話も聞いていたものですから今日おられたのですいません通告もしていなかったんで申し訳なかったと思いながらもし御意見があればお聞きしたかったということでありますそういうことからやはりさっきも言った上手な医療のかかり方でずっと困ったらかかりつけ医を厚労省はこの定義もないのにアナウンスしてきたわけですよねその結果ミスマッチが生じたやはりここは厚生労働省今回かかりつけ医機能を明文化することは評価しますがこれまでそれもなかったのに困ったらかかりつけ医へとこれは散々アナウンスしたこのことは反省すべきじゃないですかどうですか
2:24:29
これはまさに身近な医師や医療機関に相談してくださいという趣旨の中でそういったことを申し上げてきたということだと思いますし一般的な用語としては活用使われていたということでありますけれども法律的な用語として定義するということについては先ほど申し上げたような状況にあるということでございますので今回は先ほど申し上げた多分薬剤師の話をされましたけれどもやはり薬剤師さんの状況と医師あるいは医療機関の状況薬局と状況これそれぞれ違うわけでありますからその状況を見ながら先ほど申し上げた国民一人ひとりのニーズを満たすかかりつけ医の一機能の実現に向 けた第一歩として今回かかりつけ医機能そしてそれについて医療機関から公表してもらうまたそれをベースに地域の医療体制を議論してもらうこういう枠組みをつくらせていただいたまさにそれに向けての一歩というふうに認識をしています
2:25:37
ちょっとやっぱりね私かみ合わないというかさっきも言ったようにかかりつけ医機能を明文化するということは私一歩行くかなとまずさっきも指摘したまず医療者の中また国民の皆様の中でもかかりつけ医というものはどうなのか最終的には獣医保護がいいかどうかわかりませんが私はもしくは私たちの病院はかかりつけ医機能があるということを明確に示してそし て国民の皆さんとの間でここにはかかりつけ医がいるんだ機能を果たしてくれる病院なんだお医者さんなんだということがわからなければこれじゃあまた同じことを繰り返しますよそういうことが例えばよくフリーアクセス国民解放権最大の特徴はフリーアクセス私も先ほどお示しした銀立法登録制の認定制度というと何かイギリスのGPにしちゃうのか管理医療にしちゃうのかと言われますがよく読んでくださいこれは手上げ方式ですから必要な方がね私はかかりつけ医機能を持っているこれをわかりやすくしておけば必要な方が事前に登録をするそしてそのかかりつけ医は本当にそういう質があるのかということを一定の研修を受けそして認定をしていくこのマッチングをするだけですからフリーアクセスってねここもちょっと整理しておきたいんですけど何かカード保険証一枚持っていれば自分は北海道にいても九州にいてもいい制度だと思いますよでもね自由に行けるからいいでも今回コロナで浮き彫りとなったのは自由に行けたんだけど誰もその患者さんに責任を持ってなかったその患者さんをもし整形で見ていたとしても発熱をしてコロナかもしれないだけどそこは私関係ないよと押し出されちゃった今この人生百年時代指定構造上先ほども大臣おっしゃいましたが前陣的に病だけではなくてその人を包括的に見るそういうかかりつけ医がこれから求められているそういう意味なんじゃないですかですからフリーアクセスの意味もね自由に行けるから海保険制度はいいだではなく先日私日本病院会の間理事長ともお話をして社会保障審議会でたびたびこのかかりつけ医の制度化についてはご発言をしていたその中でもう一度まさにこういう国会の場でね我が国のフリーアクセスは最大の特徴でこれまではよかったかもしれないけれどその意味をもう一度共有理解をした方がいいんじゃないかとご指摘をされていましたフリーアクセスというのは患者さんが適切に自分に合う医者を自由に選べることですから我々が言っている登録制というのは患者さんがその前提はかかりつけ医がどこにいますよということを分かりやすくするこれは今回のかかりつけ医機能報告制度があと5年後どういうものを吸い上 げてどういう形で国民の皆さんに分かりやすくするかどうかこれはまだ分かりませんけれどその上でそれを見た患者さんがそのかかりつけ医機能を持つ病院もしくは医師に登録をするこれで初めて確実に紐付けになるし先ほどのかかりつけ薬剤師と同じ状況になりさらにこれは何もアクセスを制限するものではなくてフリーアクセスを維持しながら確実に不安を持つ方が医療にアクセスできる方法これをコロナに応用すればコロナかかりつけ医ということになるわけですがぜひそこのフリーアクセスの意味また先ほども言ったかかりつけ医と主治医の混乱こういったことを整理した上でかかりつけ医機能報告制度を一体どういうどういう要件を吸い上げてどういう認定をしていくつもりなのか大臣にお伺いしたいと思います
2:30:28
今回は別に認定とか登録とかいうような仕組みを設けていないわけであります今委員おっしゃったようにまさにどういうかかりつけ医機能を今回出させていただきますけれども例えばこれから中身は関係者とも議論しながらその中身を詰めていきますが例えば5つあったとすれば5つ全部持っていなきゃかかりつけ医機能だということではないわけであります多分みんなも思っているものもかかりつけ医の機能としておもちなイメージあるいはかかりつけ医のイメージも今委員は委員としてのイメージを持たれたしかし違うイメージを持っている方もおられるというのが今の状況ではないかなそういった中で先ほど申し上げた第一歩というのはまさにそういう状況の中でしかしよりよい医療を提供してもらうそしてかかりつけ医機能の必要性というのは先ほど申し上げたこれからさらに高まっていくそういった意味でこれを一歩半歩と言われましたが一つ一歩としながらここから一つ一つ詰めていくということこのことが大事だというふうに考えています要するにかかりつけ医をちゃんと医というものを定義した上で
2:31:54
国民の皆さんとの間でかかりつけ医の問わが一定にならないとこの話進まないんですよだからそれをまずやった上でかかりつけ医機能報告そしてこのかかりつけ医機能都道府県が確認すると言っていますが何をもってかかりつけ医機能があると評価するかこれによって先ほど言ったように現状追認で終わってしまうかそれとも一歩なのか0.5歩なのか私はきょう聞いた限りでは0.3歩ぐらいですかきょう初日でございますので私委員の皆さんにご了解を得て今回は毎回質疑に立たせていただくことになっておりますので次回は構築会議の内容また財政審の権威との今回との整合性ご質問させていただきたいと思いますありがとうございました
2:32:59
立憲民主党の安倍智子です私は本日通告外のことで一問加藤大臣にご質問させていただきます昨日国会の院内で郵政保護法の早期全面解決を求める院内集会というものがございまして実はこの郵政保護法問題は私どもの国会に属する議員のいわば郵政保護法という法律をつくってそれが憲法に違反するという違憲立法であるということを問われ続けている問題であります議員立法府にいる者が超党派で議員連盟もつくりまして支援金による一定の給付も実現というか行ってきたわけですがやはり被害に遭った皆さんは謝罪と全面解決を求めておられるともともとは尾辻参議院議長が議連の代表というかおまとめ役でしたが今は田村徳久先生と加藤先生実は大臣になられるまではお二人がやっていただいていたということでとりわけ加藤大臣にあってはこの問題についての御見識は終わりなものと思いますお手元にこの間この集会で配られました資料ですが去年の2月から今年の3月まで8つの裁判の結果がいずれもすなわち憲法には違反する20年の助成期間は基本的には適用されない一部適用の大阪地裁の22年の9月の判決はこれは請求規格となっておりますが基本的には排斥期間の適用は制限されるものではなく被害者がそれを申し出たときにきちんと国として保障をすべきであるという認識がずっと続いておりますすなわち違憲でありなおかつ請求権は消滅しないと簡単に言うとそういう訴訟で判決が出ております1年間に8つですからかなりたて続いているとも言えますし特に今回の大阪公裁判決にあっては個人の尊厳を著しく侵害したということと国が有性条項の憲法違反を認めたときまたは最高裁判所の判決による確定から6ヶ月の間は助成期間経過の効果は発生しないとかなり明確に国が責任を認めるか最高裁が認めたらそこから6ヶ月はすなわち請求をできるという形に公裁判決がございます大臣としてこの問題やはり私は国が謝罪して損害賠償をしていくべきものと思いますそれに向けて政府内の御調整ぜひお願いいたしたく私たちも先ほど申しました超党派でなんと申しましょうか医療機関の不念を表すことはいたしましたがさらにまた被害者たちの求める謝罪とそして何よりも上告せずということを求めておられますから大臣の御認識冒頭をお願いいたします
2:37:02
まず旧郵政保護法に基づきあるいはその法律の存在や背景に多くの方が特定の疾病障害を理由に接触を不能にする手術などを受けることを強いられそ して心身に多大な苦痛を受けられたことこれは政府として真摯に反省をし心から深くお詫びを申し上げているところでございますまた議員立法が成立した平成31年4月24日に内閣総理大臣厚生労働大臣からそれぞれ真摯な反省と心からのお詫びを表明しており政府のこうした立場は今も変わらないところでありますその上で訴訟についてでありますけれども今回の訴訟は助成期間である20年を経過したことを前提とした上で助成期間の適用の制限が焦点となっておりますこれまでに国の損害賠償責任の一部が認められ上訴した判決について郵政保護法に係る本件事案にとどまらない法律の重大な問題を含んでいることまた助成期間の適用制限する根拠と範囲が判決によって随分異なっているというのは現下の状況でございますそうしたことも踏まえてこれまでも検討の上個別訴訟についてそ れぞれ対応させていただきましたが現在3月16日の札幌公裁判決及び3月28日の大阪公裁判決がございます関係省庁と協議した上で上訴期限までに適切な対応を検討していきたいと考えているところでございます他方先ほど委員がおっしゃられた議連に関しては厚労省からも一時期の支給除去などの報告をお願いをとともに今後の対応のあり方についても検討をお願いしているところでございます
2:39:03
今加藤大臣の御答弁にもありましたがいたずらに長引かせるすなわち2018年に仙台で今の各地の提訴につながる動きがあってもう5年であります既に実は2018年の段階で坂口元厚労大臣も国がしっかりと責任を認めて対応すべき事案であるというふうに述べられております私は皆さん御高齢化しなくなれば受給券はなくなる請求券なくなるわけですから1日も早く今おっしゃった札幌公債大阪公債判決をどうするかここで確定させるんだという強い意思を持って望んでいただきたいと思います申し添えますでは本日予定されました質疑に移らせていただきますが私はまず1問目この間全世代型の社会保障に向けてという今回の審議であろうと思いますが後期高齢者の保険料の引上げ問題についてお尋ねをさせていただきます大臣も当時後期高齢者医療制度が大きな論議になった2008年国会は揺れておりましたこの問題でも大臣は今のように言おうと私たちは野党でこの後期高齢者という75歳で区切ったグループをつくっていわゆる経済的にも身体的にもいろいろ負荷が加わりやすいところで保険という形にくくることの是非をめぐってさまざまな論議があったと思いますそのとき政府は保険料を多少軽減する経過措置を取る等とおっしゃっておられましたがきょう開いて2枚目の資料を見ていただきますと制度発足時5332円であった保険料の平均は今は6472円後期高齢者にとっては私は大きい負担だと思いますそして一方でこの後期高齢者医療制度は若い世代からの支援金という形を取っておりましてその支援金のいわば負担率の上昇というのが1枚目の下の赤いカーブでございますこれを見た政府は上の後期高齢者の伸びの保険料の伸びの方が支援金の伸びよりも緩やかだから支援金の伸びくらい後期高齢者に負担してもらってもいいんじゃないかというのが今回の簡単に言うと改正なんだと思いますしかし大臣覚えておいてだったらちょっと記憶を呼び覚ましていただきたいんですが下に置いてあるそれまで老人保険制度だったものを後期高齢者医療制度にいたしますときに説明に使われたもの後期高齢者制度には3つのポイントがあるとそのとき繰り返し言われました若者と高齢者の分担ルールを明確化し高齢者の保険料負担は1割若い人が4割ですねそして保険料を納めるところとそれを使うところすなわち都道府県単位でやる都道府県の医療の水準に応じて例えば予防的なことに力を入れれば医療費は下がりますしそうすると保険料も下がってくるだろうというふうな3点を説明に使われましたさて今回この改正を実施された場合にこの高齢者が1割という保険料の負担よりもさらに現状でも実は1割より多いのですが今後さらに負担割合は増えていくと思います例えばよく言われる高齢化のピーク2040年に後期高齢者の保険料の負担率はいくらになるでしょう
2:43:40
お答えいたします高齢者負担率のご質問でございます現行制度を前提にしまして2040年の高齢者負担率は14.80%と考えております
2:43:57
ずっと1割1割と言われてきたものが気がついたら15%くらいになっていくとその後もこの方式に従えばさらに負担能力が本当に弱いご高齢者に対して保険料負担が伸びていくと75歳で分けた理由は国民健康保険が大変逼迫するその中でも特に75歳以上は大変であろうからそこを何とかカバーしていきましょうということでしたがそもそも1割負担1割負担と言われてきたものは保険料においては既に約束を違えている現状にあります大臣このことについてはこうした改正というのは最初の説明と違ってくるのではないかと思いますがいかがでしょう
2:44:57
今委員からお示しをしていただいたようにその後期高齢者に移ったときこれはまさに2025年までに段階の世代が全て後期高齢者となる中人工動態などを見据えて現役世代の負担上昇を抑制しつつ負担能力に応じて全世代で増加する医療費を公平に支える仕組みを構築するとされていたわけでありますそして実はこの仕組みの中においても当初から現役世代の人口減少に伴う分については調整されるという仕組みは実は設けられております実はその前に委員御承知のように介護保険制度がスタートし て介護保険制度はむしろ人工耕生費で調整する仕組みになっていますそうした議論もちょっと私も全部つまらべらかに覚えているわけじゃありませんが当時議論ある中でいくつか調整の仕組みがあるけれども例えばこの後期高齢者医療制度の保険料と当時の国民健康保険料この上下を見ても介護保険方式を取るとそれを了解してしまうんじゃないかいうような懸念等が出されて生産年齢人口の減少に伴う分だけの調整ということに当時はなったというふうに承知をしておりますがただその後の推移等を見ておりますと既に後期高齢者医療制度が平成20年創設以来1.2倍であるに対して現期世代の負担の支援金は1.7倍となっているこうしたことを踏まえて今回介護保険を参考にこうした仕組みを入れさせていただくただし この仕組みを入れるに当たっても負担が低所得の方に行かないように工夫をしながら対応させていただいているところでございます
2:46:46
それは政府の考えた今回の改正のことなんですけれども私が申し上げたいのはそもそもこの後期高齢者医療制度を導入するに際しての説明と中身がどんどん違ってきているのではないかということですこれは国民の理解やはり医療政策ですから国民の理解がないと進まない1割なんですよ1割に負担をとどめますからと何度も私は言われたでも実際にやってみるとこの制度は立ち行かないということなのかもしれませんが若者の負担率の方が高いのでそれに合わせてもっと負担をしてくれとしかし大臣先ほど介護保険のこともおっしゃいましたが介護保険でもこの年齢は保険料を負担しておられますあるいは75歳以上のご高齢者の医療費の窓口負担も2割になったさらに今後介護保険の改正も控えている果たして現実にこのご高齢者層にそれだけの負担能力があるのかどうかそのことは私は緻密に分析されるべきものと思いますが今回こういう若者のカーブに合わせましょうという改正にあたってそれをなさいましたかというとやってないということでありました大臣今後もう来年です介護保険の改正も迫っていますぜひご高齢者の生活実際を調べるその上で負担能力を見るそして必要な制度改正をする当たり前のことなんですがそういうお約束をしていただけませんか
2:48:47
まさに負担は高齢者だけではなくて若者世代も負担がありそしてその負担が増加している中で大変厳しい状況に至っているわけでありますのでまさにそういった意味においてそれぞれのまさに負担能力に応じて必要な例えば今では医療費とか介護に必要な費用これを支え合う仕組みこれが医療保険制度や介護保険制度だというふうに思っておりますもちろんそれぞれの制度の中でその負担を求める際には今言ったそれぞれの負担の状況言ったことまさに負担の能力それに応じて検討していくことが必要だと思っておりますし今回もしていないとおっしゃる趣旨が個々の生活の過程まで調査して云々ということをおっしゃっているだろうと思いますがただ一方で現行の制度を踏まえながらここの能力に応じるような形で一律に負担を設けるわけではなくて所得あるいは負担能力に応じて負担をお願いするという仕組みも合わせて盛り込ませていただいているところでございます
2:49:58
大臣のおっしゃりたいのは一定所得以下だと厳面しますよということですがそのやり方でやると中間層に大変負担が重くなってまいりますやはり御高齢者の生活実態はこれだけ私は負担負担負担となっていくのですからきちんと調べてそれで国民 合意を取っていく基本は往々負担でありますししかしながら日本の社会保険制度は全てそうですが中間層に重いのですそれによって逆に御高齢者層がその負担ゆえにさらに貧困になってしまうこれはどの年代でもそうですが私はそういうことの分析もあった上で制度改革をしないと表面の負担率だけで比べては実態を見ない日を見て森を見ずになると思います併せて私が指摘したいのは最初に説明した高齢者医療制度ってこういうものですよというものからどんどん逸脱しているもう一点指摘をさせていただきます出産育児一時金支援金のお話であります今度は後期高齢者にもそれをお願いしよう正直言って日本の高齢者は優しいですし子どもたちが少ないことに何とか心を痛めて何とかと思いはないわけではないと思いますけれども本来の趣旨を耕えたことをどんどんやり出せば法が崩れていきます私が大臣に見ていただきたいのは3枚目の資料で出産育児一時金についてそれぞれ健康保険組合協会憲法協裁組合市町村国保国保組合その保険内で難民の出所がありそこに給付がなされる保険内の方への給付ということになっておりますただしかし市町村国保だけは財政的な弱体化弱体故に地方交付税を入れて給付をサポートしておりますまた国保の組合についても国庫補助を行っておるすなわちこれは保険の原理なわけですいただいた保険料からそのグループの中で生じた疾病あるいは出産などについて給付していくこれが保険と給付の明確な関係であります先ほどどなたかがおっしゃいましたが後期高齢者は残念ながら出産ということはないわけですからないと思いますそうすると保険料を納めるグループの中に発生することではないことに保険料を用いていくといういわば一線を超えることになりますこれがやはり私は考え方においておかしいそしてもしも出産育児一時金が足りなければ国保や市町村国保でやっているように国からの支援というものを増やしていくそれが本来であろうと思いますいかになんでも75歳以上は別よってしといて今度はあなたたちのグループには給付はないけど負担だけしてねっていうことは成り立たないと思います大臣いかがですか
2:53:49
委員は言われた後期高齢者医療制度もある意味では共同連帯ということでありまして後期高齢者の医療制度から支給されるものは特段現役世代に支給されるわけではないその分を現役世代がそれぞれの形で負担をしているまさに共 同連帯の精神に基づいているわけでありまして一方でこの少子化が進む中で社会全体としてこれに対して対応していかなきゃならないそういった意味において後期高齢者医療制度への現役世代からの支援と同様に子育てを国民全体で支えべきという考え方に立ち出産育児一時金のこの大幅な引上げに合わせて後期高齢者医療制度に対しても出産一時金育児一時金要する費用の一部の支援をお願いするという仕組みを入れさせていただいたところでございます確かに国民健康保険などにおいては出産育児一時金の財源の一部に対して地方公募税措置等を行っておりますがこれは国民健康保険は厳しい財政条件あることを踏まえて支援をしているものでありますので医療保険の給付である出産育児金の財源これは保険料で賄うことを基本と考え今回の制度をお願いさせていただいたということでございますまたこの制度が始まる前に おいては高齢者の方も含めてこうした出産育児一時金を負担していただいたものと承知しています
2:55:19
そうですけど始まる前は75歳以上分けてなかったんです分けた上でそこから本人たちには全く関係のない保険の給付金保険じゃなくてそれを負担せよというのは保険の原理を逸脱しておると私は指摘したいんです加えて大臣次のページ見ていただきますと出産育児一時金はどんどん上がっておりますこの下からいきましょうか平成6年約30年前は30万円だったものが今回50万円にとそうするとどんどん上がっていくものにご高齢者も含めて自分た ちの給付でないものを応援していくということになりこれは私はそうであれば例えば税はその人の所得に合わせていきますから税から入れるという方が大の負担になります保険料は論理が違いますから保険料は保険者が払いそのグループに生じた疾病のために使うということであります続いてもう一点次のページは出産費用の上昇と合わせて地域差のことがグラフになっております一番安い鳥取そして高い東京大体都市部が高いわけですがしかし今回政府にあってもこの出産の保険適用ということをおっしゃっております私は基本的に賛成をいたしますただ目的があると思います今政府でお考えの出産の保険適用の目的は何でしょう
2:57:15
考えというかまだ叩き台を出しておりませんのでこの段階で叩き台の内容にかかるような話については答弁を差し控えさせていただきたいと思います
2:57:28
目的もなく叩くことはありません何をするために考えるかですから私がお手元に付けさせていただいた資料実は人口妊娠中絶がいかに多いかであります12週以前の妊娠中絶が13万件そして12週以降が約7820件これらも12週以降であれば一時期の対象になりますそしてここはとてもグレーゾーンです実態がわからないもう一つ見えるかですねこ こがもう一つの目的は出産の安全性の担保ですお産は病気でないとよく言われますが産む側は命がけですどんな出産だって楽な出産なんかないんです産後の体も体調もあるいは心理的な負担もすごく大きいですせめて私はこれこそみんなで支える共助もあってほしいと思います私が思う出産の保険適用は見えるかと安全性の担保です安全性は産科医療保障制度をつくったときにさまざまなデータが集まってくることによってより安全なお産に近づいていったと思います把握できないものをやっている限り安全性は上がらないちなみにその次の資料に付けさせていただきましたが2008年のこれは連合の主張の中にある産科医療において正常分娩は療養の給付ではないことから保険適用とはされないが出産は常にリスクを伴うから患者にとって安心安全な産科医療を確保するために正常分娩や事前の健康審査等についても現物給付すなわち保険適用ですここではの保険適用とすべきであると私は保険適用をめぐってはやはりなぜそうするんだということをしっかり抑えないとこれこそ納得と合意が必要です女性たちの健康をみんなで支え安全なお産を実現する私はそれに尽きると思いますので大臣にはお伝えをしておきます最後になりますが今日は国立病院機構の楠岡理事長に来ていただいていますので私が以前から問題にしております徳島の病院と東徳島病院の基本的には統合という方向性について今一度理事長とお話がしたいと思います国立病院機構はこの間実は出生赤ちゃんたち新生児医療が発達することによって重度の障害のある子も