1:09
ただいまから、地方創生及びデジタル社会の形成等に関する特別委員会を開会いたします。委員の異動についてご報告いたします。昨日、落とし幸君が委員を辞任され、その補欠として永井学君が占任されました。政府参考人 の出席要求に関する件についてお諮りいたします。地方創生及びデジタル社会の形成等に関しての総合的な対策充実に関する調査のため、本日の委員会に理事会協議のとおり、内閣官房、内閣審議官、県内閣府地方文献改革推進室長加藤千辛君ほか23名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。御異議ないと認め、裁約を決定いたします。地方創生及びデジタル社会の形成等に関しての総合的な対策充実に関する調査を議題とし、地方創生及びデジタル社会の形成等の基本施策に関する件について質疑を行います。質疑のある方は順次御発言願います。
2:14
立憲民主党の大沼拓美です。ちょっと病み上がり気味でございますので、すいません。マスクをつけさせたまんまで、つけたまんま質疑されらせていただきたいと思います。初心質疑ということでございます。通告の順番いくつか入れ替えて質問することを御容赦いただくとともに、まずデジタル庁関連について、他の支援者とも呼んでおるもの ですから、先に質問を進めたいと思います。今日一つ伺いたいのは、いわゆるオンラインの資格確認です。マイナンバーカードの保険証の利用ということで、さまざま懸念の声等々が上がっていることを承知しておりまして、これについて、統一していただきたいなと思ったんですが、書簡が、どうやらデジタル庁がどこなのか、厚生労働省がどこなのかということで、ちょっと入り組んでいるようということを伺いました。したがいまして、この委員会でどこを議論するのかということについて、まずはデジタル庁の河野大臣から、オンライン資格確認の義務化において伺っていきたいところなんですが、デジタル庁の所掌範囲というのはどこで、厚労省の所掌範囲というのはどうなっているのか、このいわゆる出負けについて、御答弁をまずいただきたいと思います。
3:24
マイナンバーカードに関する各省庁の役割分担についてでございますが、デジタル庁はマイナンバーカードの利用全般を所掌しておりますが、個別具体のマイナンバーカードの利用につきましては、その事業を所管する各省庁において所 掌することとなっております。お尋ねのマイナンバーカードを健康保険証として利用するためのオンライン資格確認システムなどは、厚生労働省において担当することになります。
3:54
はい、分かりました。ということで、厚労省の政府参考人ですかね、二役とか自由でってお願いしたら政府参考人だったと思うので、政府参考人に伺ってみたいと思いますが、このオンライン資格確認、義務化ということでありますけれども、どうして導入をここまで急ぐのか、これまで導入が進まなかったとされる理由について、どのように認識していらっしゃるのかについてご答弁をいただければと思います。
4:23
今お話しのございましたオンライン資格確認でございますけれども、このオンライン資格確認によりまして、患者の方の医療情報を有効に活用 して、安全安心でより良い医療を提供することができる、さらには医療ディレクション基盤となるという共通認識のもとで、現在この推進を進めているということでございます。かねてからも、この導入に取り組まれる医療機関等に対しましては、補助などをさせていただく、あるいは国民の皆様にも周知を図っていくといったようなことで取り組ませていただいていましたけれども、一層の推進を図るという観点から、本年4月からは保健領域間等に対しまして、このオンライン資格確認の導入、こちらの義務付けを行うこととして、一層その導入を図っていくという状況でございます。
5:26
任意だったものは義務化するということに伴って、これは大きな規制的な意味でも、権利関係の意味でも大きな変更だと思います。しかし、骨太の方針等々でやったということなんですが、本来このような新しい義務を課す等々の場合は、パブリックコメントなどの手継ぎは必要だと思います。調べましたところ、どうやらパブコメをやっているような形跡は見られない。国会で具体の議論をしたというようにも見ら れない。そういう意味で、省令改正を行ったということでございます。省令改正を行って義務化をしたということでありますけれども、これの省令改正だけでパブコメ等々を経ずに義務化をしたということは、手続として適切だったのか否か、少し疑いがありますので、ここについての御答弁をお願いいたします。
6:15
保健医療機関等へのオンライン資格の原則義務化についてでございますけれども、これに関します具体的な制度設計につきましては、中央社会保健医療協議会、中医協における審議、答申を経て厚生労働省令、具体的には療養担当規則などの改正を行ったものでございます。中医協、こちらは支払い側委員、それから診療側委員及び公益委員の3者で構成をされておりますけれども、こちらで御議論いただきまして、その結果、先ほども申し上げましたけれども、オンライン資格確認が患者の方の医療情報を有効に活用して、安全安心でより良い医療を提供すると、その医療DXの基盤となるという、そういう認識の下で、本年4月から導入を義務づける保健医療機関などの範囲ですとか、あるいは義務づけの例外となります、その保健医療機関などの範囲につい て答申をいただいたものでございます。行政手続法の規定によりますと、中医協におきまして審議することとされております事項は、パブリックコメントの適用除外となりますことから、この先ほど申し上げました省令改正に当たりましては、パブリックコメントは実施はしておりませんけれども、ただ、このオンライン資格確認の推進に当たりましては、医療関係団体により設置されましたオンライン資格確認推進協議会、こちらに厚生労働省も参加をさせていただきまして、現場の医療機関、あるいは薬局のお声を聞きながら、丁寧に進めているところでございます。尾沼匠君。 行政手続法上は問題がないということは確認しました。それはその理解であっています。しかし、ここで尋ねたいことは、例えば中医協などなどに入っていない組織とか団体、これらの声をどう反映しているのかということであります。その意味で例外措置とか経過措置の内容とか様々あると伺っていますけれども、まだまだやはり難しいのだ、改善余地があるのではないかというような場合に、今後どのように声を反映していくのかということは聞いてみたいと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。檜原審議官。 先ほどご答弁させていただきましたけれども、このオンライン資格確認の推進に当たりましては、医療関係団体により設置されました協議会に参加をさせていただいて、そういった場で医療機関、薬局の声などを聞かせていただいております。また、個別に説明会などもさせていただいておりまして、そうした場でいただく貴重なご意見、こうしたものも活かしながら進めているという状況でございます。
9:04
その以外の場でもまたまた様々導入に向けての義務化に当たっての不具合とか、あるいは懸念の声というのがあると思います。そういった声、例えば委員会でありますとか、別の機会などでも出てきた場合は柔軟に対応していただきたいということをご要望申し上げたいと思います。最後の質問に厚労省関係は質問したいと思いますが、やはり費用負担と地域医療の関係についても、問うていかなければならないと思っております。実際、例えばこんな懸念の声が上がっているというのが、いわゆる補助分をやっているという話なんですけれども、それも差し引いた持ち出しが発生しちゃうとか、とりわけ三官部とか当初部といったところでは、設備費用が高額になっちゃうので、さらなる負担増、負担をおくにして義務化に対応する前に病院とか診療機関を閉じちゃうというようなことも警戒されるわけでありまして、そういったことが相次いでしまえば、地域の医療体制を脆弱化にするんじゃないのかと、こういうような懸念も言われているところでありました。保健診療って、やはり国民の命と健康を守る基盤でありまして、誰も置いてけぼりにしない、そんな保健診療を確保するということが最重要課題であって、義務化という手段を逆にすることは決してあってはならないんだろうなと思うところであります。その意味で、地域における十分な医療体制確保にしようがないように進めていくことが必要だと思いますが、この点、費用負担と地域医療の確保に関する見解について、厚生労働省からの答弁をお願いいたします。オンライン資格確認の導入に際しましては、顔認証付きカードリーダーの無償提供を実施しておりますほか、システム回収費用については補助をさせていただいております。来月、本年の4月から原則が義務化されるということを踏まえまして、昨年8月に補助金の拡充を行ってございます。具体的に申し上げますと、例えば診療所、中小薬局の場合でございますと、それまでは4分の3の補助ということでございましたけれども、この拡充に当たりましては、上限内の実費の補助というふうに拡充を行ったところでございます。また、この補助金額でございますけれども、オンライン資格確認の導入に係る費用につきまして、現場でのコストにつきましても把握した上で設定をしたものでございますけれども、ただ、この導入の機会に、例えば医療機関のシステム、この既存の端末を合わせて公開される、あるいは新たにネットワークの開設工事をされるといったような場合は、この補助金額の上限、こちらを超過してしまうという場合があるということも伺ってございます。このため、昨年の11月、12月、それから本年に入りましても2月に、オンライン資格確認の導入を行っておりますシステム事業者の皆様に対しまして、医療機関、薬局に対して見積もりを提示される際には、対応が必ず必要な項目、それと、付加的に対応する項目、こちらを明示して、丁寧に説明していただきたい。そうした上で、見積もりを提示していただきたいといったことの要請を行っているところでございます。
12:22
柔軟かつ十分な対応をお願いしたいと思います。厚生労働省関係についての質問は以上でございますので、干支審議官及び関係者については退席いただいても構わないと思いますので、委員長お取り払いをお願いいたします。どうぞ。
12:40
順次そのようにやっていきたいと思いますからね。よろしくお願いします。それでは河野大臣、初診で染められたことについて、河野大臣にこれは伺ってみたいと思います。初診で、これは3ページ目ですかね、いわゆるアナログ規制の撤廃ということを大臣は初診でおっしゃられました。ああそうなんだ、すごいなと思いつつも、どういうインパクトがあるのかなということについてがちょっと分かりませんでしたので、これについて問うてみたいと思います。アナログ規制の撤廃ということでありますけれども、これやるにあたって、費用対効果という観点ですると、行政職員何人についての人件費なり行政事務、これをこの規制の撤廃に丁寧にさせることによって使ったのか、その結果、民間社会においてはどの程度のコストカットであるとか、あるいは収支改善とか、そんな定量的なインパクトをどの程度見込んでいるのか、このアナログ規制撤廃についてのインパクトについて河野大臣に答弁を求めたいと思います。
13:39
これはデジタル庁の中でチームを作りまして、アナログ規制の入っている法令の洗い出しをしたところでございます。昨年末に約1万の条項につきまして、アナログ規制の見直しに関する工程表を決定をいたしました。来年の6月までにこうしたアナログ規制を一掃するということにしてございます。これによりまして、様々な業務が合理化され、人手不足の解消、あるいは生産性の向上につながる部分、それから幅広い業界におけるデジタル化が進むことで、そうした分野、経済成長が期待をされます。また、様々、新しい、今までに使われてなかったような技術の活用をすることで、スタートアップの勃興成長産業の創出、そうしたことにもつながるのではないかと思っております。オンライン化による行政手続のコスト、これが20%削減されるということになれば、経済効果がおよそ1兆3千億円というふうに推計される、そのようなデータもあるところでございます。
14:59
はい、わかりました。その結果が出るのかということは検証してみたいと思いますね。ということで、これは代表質問のときにやろうと思っていたのですが、時間の関係で省いたことについて、いわゆる政府のITコスト削減目標というものがどういう成功失敗だったのかということについて河野大臣に問うてみたいと思います。この10年間で、例えば実は政府はGDPとか様々な目標を掲げていたのですけれども、ITコストとかに関してのコスト削減目標も掲げていたのですね。どうやら2015年の当時だったのですが、骨太で、2015年から2021年までの6年間で、政府情報システムのクラウド化と運用コスト3割減というような目標を掲げました。今、2023年なんですけれども、実際問題はどうだったのかということは問いなんでありますが、これは財政審の資料ですかね。財政審の財政制度文化会、歳出改革部会、令和4年11月14日付の資料でデジタル庁が発表しているものなんですが、運用コスト3割減というような目標を掲げていたということはあるんですけれども、このポンチエの一番上のところの表を見ると、3割削減の目標は達成されたというような日本語での記述があります。他方で、下のグラフの運用統計費というところを見ると、2015年というのは平成27年かな、運用統計費というのが3976億円あったと。2021年が令和3年度どうなったかなというと、運用統計費は5548億円になっていると。日本語では3割削減は達成されたと言うけれども、この資料を見ると実際問題運用統計費が増えているんですね。日本語の説明と数字にそこがあるんじゃないか、これをどう解釈すればいいのかわかりませんので、ご答弁をお願いします。
17:05
政府の情報システムの経費につきましては、新規の開発、機能改修などの一時的な整備経費と、それを運用保守する固定的な経費の運用経費と、2つに大きく分かれます。今回、政府情報システムのコスト削減につきましては、この運用経費について申し上げたところでございます。削減額の集計方法につきまして、2013年度に存在をした情報システムについて、アーキテクチャの変更やサーバー削減などの様々なコスト削減の取り組みを行った結果、削減されたこの運用経費の額を積み上げると、2021年度において目標である1200億円の運用統計費の削減が実現されたということでございます。他方、2013年度には想定をしていなかった制度改正などの機能の追加、あるいは利用者の増加によるリソースの増強、サイバーセキュリティの強化対応など、コスト削減の取り組みとは直接関係のない要因によって運用経費が増加をした。その結果として、トータルで政府情報システム経費全体として増になっているということでございます。
18:27
さらといなんですが、そこはちょっと理解しがたいというところなんですね。目標を作ったときのシステムの前提で削減したということは、それはそういう話になるんだろうとは思います。でも、サイバーセキュリティの問題しかり、先ほど前段であったオンライン資格確認の話とかしかり、いろんなシステムを大量のとことことこととこ入れて改善していく、改良を追加していくということになると、じゃああれですか、政府は目標は削減しました、達成できましたと言うけれども、実際これから例えば様々な対策でシステム経費を導入していかなければいけない。そこで増加する分は、検討なり目標達成失敗状況の対象から排除して、既存の今の所有の前提だけでコスト試算の目標を抱えているというような考え方を取っているということは、イメージとしては、政府全体のシステムのコストが下がるんだなということが一般的なイメージとして、私は受け取ったんですけれども、政府の考えはそうじゃないということになると思うんですが、そのような理解で合っているんでしょうか。
19:32
おそらくこれからもデジタル化進んでまいりますので、デジタルに関わる費用というのは増加していくんだろうと思いますが、それが一本調子に増加するのではなくて、今あるシステムについて運用経費を削減をするということで、本来ならこの辺りになるよというものが、もっと低く抑えられるということになるんだろうと思います。これまでアナログでやってきたことをデジタルでやることによって、国も自治体も必要な職員を必要なところに割り当てることができる、あるいは国民の皆様から見れば、今までいちいち行政に足を運んでいたものがオンラインで完結するようになる。様々な利点がこれから加わっていくということになります。当然コストはかかってまいりますが、そのコストの増加は何もやらなければこれだけ増えますというところから、どれだけそのコストを削減することができるかというのが大事なことなんだろうと思っております。
20:38
分かりましたが、結局コストはきっと増えるんだろうなということの答弁でありました。努力はした方がいいとは思うんですけれども、それって本当に政府が格本根太方針で言っていたことの意味内容なのかなということは疑問としてありますが、今後も引き続きやっていければと思います。委員長にお取り払いですが、これでデジタル庁関連の質問は以上でございますので、ご退席いただいても結構ですし、待機していただいても結構ですので、お取り払いをお願いいたします。どうぞ、デジタル庁関連の方はご退席いただいて結構でございます。
21:15
続きでやっていきますね。岡田大臣に伺ってまいりたいと思いますが、初心に関する議論というのは、ちょっと次に回してですね、予算委員会、うちの会派の森屋議員が時間切れでちょっとできなかったこと、地域の公共交通に関してですね、伺ってみたいと思います。同僚議員の積み残しということで。地域の公共交通の確保ということが、これはやっぱりこの時代において極めて重要なところなんだろうということなんですが、予算委員会の中で問おうとしていたけれども、ちょっと時間が切れてできなかったこと、これはですね、特別交付税交付金、十分なのかというような問いなんであります。積算根拠とか様々なところでありますけれども、国としてですね、交付税交 付金を支出しているというのは承知しているんですけれども、直近では燃料高の状況もあります。人件費についても、例えばそれこそ全国平均の人件費で組んでいるのかというようなところもございました。という意味で、地方公共交通の確保に関する特別交付税交付金の規模、そしてその執行状況、十分か否かよく分かりませんけれども、この点について大臣の御認識をお伺いいたします。
22:29
お答え申し上げます。地域公共交通は国民生活や経済活動を支える不可欠なサービスであり、今のデジタル田園都市国家構想を推進し、地方の活性化を図っていく上で重要な社会基盤とこのように認識しております。地域公共交通の確保に係る特別交付税措置については、例えば、赤字の地方バス路線に対する地方自治体からの補助について、運行維持に要する所要経費を調査し、地方自治体から報告された額の一定割合 を措置しておりまして、今、委員御指摘の直近の燃料高や人件費など、地方自治体の所要経費が増加いたしました場合には、算定額も増加する仕組みになっているものと承知をいたしております。また、地域公共交通について、デジタル園都市国家構想総合戦略に重要施策分野として位置づけるとともに、国土交通省においては、地域公共交通のリデザインを進めるために、令和4年度予算及び令和5年度予算において、社会資本整備総合交付金に地域公共交通再構築事業を追加する、また、公共交通分野のDXやGXに財政投入資を活用するなど、新しい枠組みを含めて、関係予算等を事実非公化しているものと承知をしております。こうした予算等を活用して、地域の実情に配慮しながら、地域公共交通の確保に関する地域の取組をしっかりと支えてまいりたいと存じます。小沼貴美君。 3点については十分になっているという答弁でありましたが、実際、執行状況はどうなのかということは、引き続きご留意いただきたいと思います。関連して、地域公共交通における問題としてあったのは、いわゆる成り手の不足でありますね、人手不足の状況。これを改善していか ないとやらないなということは、大変大事な課題であると思っております。どうやら、今日の午前中、衆議院の国交委員会で、枝野幸男大議士からも地域公共交通について言及があって、国交大臣とやり取りをしていたそうでありましたけれども、やはりこの地域の足となる状況、この必要なサービス、これが提供されなくなってしまう。それによって生活が成り立たない地域が出てしまっている、なり増えてしまっている。かといって民間に任せようと思えば、高コストになってしまって、アンフェアな歪みが出かねないんじゃないのかというような話が、今日の午前中、枝野幸男大議士からあったそうでございます。そういう意味で、地域の公共交通、地方創生の文脈で大事だと思うんですね。地域公共交通における成り手不足の現状、そして改善策はどうなっているのか。併せて、場合によっては、運賃などの値上げも含めた対応をしていかないと、実情、持続可能性でもなくなってしまうのではないか。このように思うわけでありますが、運賃値上げも含めた適切な費用負担の考え方について、大臣のお考えをお願いいたします。
25:48
お答えいたします。先ほども申し上げたとおり、地域公共交通は、国民生活や経済活動を支える不可欠なサービスであり、地方創生推進する上でも重要な社会基盤であります。一方で、ご指摘のとおり、乗り合いバス、タクシーなどの運転業務に従事される方の労働環境は、全産業と比べたときに、労働時間は長く、年間所得額は低くなっており、人手不足、高齢化は年々深刻化していると認識をいたしております。このため、私の直接の所感ではございませんが、国土交通省においては、例えば、バス、タクシー、事業者による人材確保に向けた取組への支援制度を創設し、また、賃上げ等を理由とした運賃改定の申請に対しては、迅速かつ適切に審査を実施することで、乗務員などの労働環境の早期改善を図る、こういった地域公共交通の、人手不足改善に取り組んでおられるものと承知をいたしております。また、地方創生の観点からは、デジタル田園都市国家構想総合戦略に基づき、自動運転やマースなどのデジタル技術を活用しつつ、地域公共交通の利便性、持続可能性、そして生産性を高めることが必要であると考えておりまして、国土交通大臣を含めて、関係大臣とも連携しながら、地域住民の生活に不可欠な地域公共交通の維持、そして確保に努めてまいりたいと考えております。大変ですね。内閣府関係だと、いろんな役所との被っていたり被っていなかったりというのが大量にあって、内閣府、専管ってどこなのかというのは、正直よくわからないような状況で大臣も苦労しているんじゃないのかなと思いますが、いずれにせよ、そういった維持に向けて、運賃値上げも含めた対応ということは真面目に考えなければいけない。お互い様に助け合って、支え合って、助け合う社会の実現に向けては、議論しなければならないポイントかなと思いますので、司法創生の観点からも引き続き、議論に前向きに参加、そして積極的に公平に参加していただきたいと思います。さて、では、所信についてやっていきたいと思いますが、とりあえず、きょうの大臣所信ということなので、過去10年間、大臣所信でどういったことを言っていたのかなということをざっくりと分析をしてみました。そうすると、新しく付け加わった表現、いきなり抜け落ちた表現、ずっと変わらない表現とかいろいろあったんですよね。という意味で聞いてみた いと思うんですけど、抜け落ちた表現。これは、少子化という単語と、女性という単語なんです。急に岡田大臣が所信表明のところの演説の中では、少子化と女性という単語を急に言及しなくなりました。これまでずっと地方創生党の文脈で絡めて言っていたのに、どうして大臣は少子化と女性という単語に言及しなくなったと、そんな判断をなさったんでしょうか。
29:03
はい、お答え申し上げます。これは近年の地方創生担当大臣、例えば前任の野田大臣などとは異なって、私の担務が少子化対策や女性活躍には及んでいないこともあり、今回の本委員会における所信表明では、少子化対策や女性活躍について明示的には申し上げませんでしたけれども、一方で、昨年12月に閣議決定いたしましたデジタル田園都市国家構想総合戦略でも、しっかり記載をいたしておりますように、地方創生の観点からも、少子化対策や女性活躍の推進に取り組む重要性は十分に認識をいたしておりまして、これらを担務として受け持つ小倉大臣をはじめとする関係省庁と連携しながら、必要な取組を進めてまいりたいと存じます。小倉大臣の大臣所信の速記録をとりあえず見たんですけど、地方って単語一個もなかったんですよ。大丈夫かなということでちょっと不安になりますね。そういうこともあって、ちゃんと連携もしながらやっていかなきゃいけないんだろうなと思います。一言一個同じままについての表現が、実は同州制ということについて、ずっと毎年触れてるんですけど、言い方がほぼ一言一個同じままなんです。同州制についてはというか、同州制はというような表記が微妙に入れるだけで、平成の29年の内閣委員会山本大臣以降、ずっと同じ表現になっています。ちなみに平成28年の、この時は地方消費者特ですね、石破大臣の時でありましたけれども、当時、気候とか住民に身近な行政という云々観音という意味付けがあったんですが、平成29年からずっと消費して、同じ言い方にずっとなっています。何年間も同じ言い方一緒のままなんですけれども、議論状況とか検討状況というのは何か進んでたりするもんなんでしょうか。
31:10
はい、これは大変大きな問題だろうと思います。私も実は平成14年に石川県の県議会議員になったわけでありますけれども、その時は平成の大革命ということがありまして、基礎自治体も大きく統合されたということで、北陸州というものを考えてみたことがございました。石川県、富山県、福井県の3県だけで日本で一番小さい州になるのではないかと思いましたけれども、同州制を考えたことはございました。しかし、国会に入って様々なご議論があり、また同州制に関しては、平成18年の小泉内閣の時に第28次地方制度調査会において、同州制のあり方に関する答申がなされて以降、各党において様々なご議論がなされてきたと承知をいたしております。このうち、同州制の推進に関する法案の提出の動きに対しては、地方6団体から様々なご意見があり、とりわけ全国町村会からは、同州と住民の距離が遠くなり、住民自治が埋没する懸念がありますといった異論も唱えられたところであります。いろんなことを考えますと、同州制は国と地方のあり方を根底から見直す大きな改革でありますことから、その検討に当たっては、地方のお声を十分にお聞きしながら、国民的な議論を行いながら丁寧に進めていくことが重要であると考えており、国会におけるご議論も踏まえつつ、対応してまいりたいというのが現状でございます。
32:59
要は進んでいないということだと思うんですけど、進まないことを毎年毎年多勢のように言い続けるというのもいかがなものかなと思いますので、工夫なり何なりした方が良い初心になったんじゃないのかなと思いました感想です。もう一つ、新規に微妙に付け加わったことがあるんです。UIJターンということをよく言っているんですけど、UIJターンによる企業とか就業者の喪失ということはずっと言っているんですが、最初から出始めたのは平成31年とかそれよりも前からずっと言ってきたと思うんですけど、岡田大臣になって大臣所信で急に「党」という単語が付け加わったんですね。「党」という単語が。企業とか就業者の喪失ということだったのが、企業は就業者の喪失「党」みたいな感じで微妙に付け加わった。何で付け加わったかというとよく分からないんですが、その「党」って付け加えた意図は何なのかということが一つと、もう一個これごめんなさい。今日午前中にちょっとよくよく見たら気づいちゃったことなので通告はしてないんですけれども、あえて「東京県から地方へ」というような表現になりました。実は大臣所信の中で。片山大臣が大臣やってた平成31年は「東京県から地方へ」と「県」という単語が入ってたんですけど、令和2年から令和4年度までは「東京から地方へ」って「県」って入ってなかったんですって。なぜか岡田大臣になると、とあえて「東京県から地方へ」というように表現が戻ったようなんですが、これの意味があるのか、それともあまり考えがなかったのかということについていかがでしょうか。
34:46
私の所信を大変詳細に御吟味いただきまして誠にお層で言います。まず最初のお尋ねでありますけれども、東京県から地方へのUIJ単位による企業就業者等の創出、この等という文字の意味するところは何かというお尋ねでございますけれども、従来も企業就業者としていたのは、地方における企業、業を起こす、また地方の中小企業に就業する方の創出ということでありましたけれども、この度、新型コロナウイルス感染症の拡大によって、地方移住への関心がかなり高まり、また全国で3割以上の方々がテレワークを経験しておられるという変化が生じてまいりました。このことで、地方創生移住支援事業では、令和3年度にテレワークを活用した移住者への支援対象の拡大を行ったところであります。オンラインご指摘の「等」については、こういったテレワークを活用した移住者、東京県に勤めながら地方に住むという、転職なき移住を推進してまいりたいという意味で、元の仕事をそのままにテレワークで実施をする移住者、これを「等」というところに呼んだわけであります。それともう一つのお尋ね、東京県と東京の違いということでございますけれども、ご承知のとおり、東京並びに神奈川、埼玉、千葉といった、東京県の一つの大きな人口のブロックになっておりますことから、最近我々は東京県として、東京県側の人の流れを生み出したいという、こういう表現を用いていて、移住支援事業の要件も東京県としておりますので、そのことを所信において強調させていただいたところでございます。それは所信しすぎだから、所信を丁寧に呼びますという話ですからね。皆さん読んだ上で質問するんだろうなと私も理解していますけれども、そういうことでありました。ありがとうございます。ということで、ちょっとここからは厳しめなところになってしまって、あれなんですけれども、実は交付金についても相当毎年度言っているところがございますね。これの総括をしてみたいなと思うんです。交付金というものは、どうやら平成の24年には、地域自主戦略交付金というものは1回言及されて、それ以降なくなりました。平成28年には、地方創生加速化交付金というも のは言及されましたが、その後なくなりました。地方創生推進交付金というものが、平成28年、平成31年と令和2年に言及されている。平成31年には、地方大学地域産業創生交付金というものが言及されて、令和2年度にもなっている。令和3年からは、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金というものは言及され、令和4年度もやっているし、今年においては、デジタル田園都市国家交送交付金とか地方創生臨時交付金とか、交付金というものだけでいろんなものが列挙されているようでありまして、どうやら乱立しているよというような印象を受けました。それぞれの交付金について、総括というものをしているんだと思いますが、これの総括についてお伺いをいたします。
38:47
はい、ご指摘のとおり、内閣府においては、これまで地方創生の観点から、各地方公共団体の意欲的な取組を後押しできるように、各種の交付金によって支援をいたしてまいりました。例えば、もうご指摘にありましたが、従来の地方創生 推進交付金等においては、地域の実情に応じた地方公共団体の自主的、主体的な取組を支援してまいりましたし、さらに今回のデジタル田園都市国家交送の実現を図り、地方の社会課題解決等の取組を加速化進化する目的で、デジタル田園都市国家交送交付金を創設いたしました。また、地方大学地域産業創生交付金においては、産学館連携による産業創生、若者雇用創出と地方創生に積極的な役割を果たすための組織的な大学改革の一体的な取組を支援しております。事業開始から蓄積されつつある有料なモデルを参考に、より多くの自治体への取組が広がるよう、計画作成段階からの伴走支援を強化してまいりました。そして、地方創生臨時交付金については、感染拡大初期における基本的な感染拡大防止策や地域経済の下支えから、最近では部下高等に苦しむ生活者、事業者への支援など、長引こうの中において、自治体が財政上の不安なく、様々な社会適応性に適切に対応できるよう措置してまいりました。それぞれに経緯があり、目的があり、いくつもの交付金を措置してまいり、また現状をおどわけでありますが、地方のニーズや様々なご意見を踏まえて、しっかりと活用してまいりたいと存じます。最後にありました地方創生臨時交付金については、その効果検証について、私、疑いを持っています。コロナ禍が始まりまして、約3年間経過しましたが、これ の総額、大体18兆円規模ぐらいになっていると理解しておりますが、効果検証が不十分だという指摘があるということは、大臣もご承知のとおりかなと思います。一時期は、公用車の買い替えだったり、巨大化のモニュメントを作るとか、商品券や現金給付とか、いろんなところでやっていたのですが、これがコロナ対応として適切だったのかということは、やはり議論をおじきとしておくことが重要ではないかと思っております。問題意識は、支援策を出すということは大事だと思います。しかし、支援策が必要な地域の必要な人の手元に迅速に届くのかということでありまして、どうやら金額はいっぱいあるよというような大規模的なイメージを与えることはできるのだけれども、本当に必要なところに、必要な人に届くまでの間には、極めて小規模かつ、ものすごく遅くなってしまっているのではないだろうかと、このように疑いを覚えるところであります。地方創生臨時交付金に関する総括について、大臣の見解はいかがでしょうか。ただいま御指摘にありました、必要なところに、必要な人に、そして迅速に、これは当然、この交付金におきましても、大切な、一番寛容な御指摘だと思いますので、そうした御教示を踏まえながら、適切に運用してまいりたいと存じます。総括については、分からないよなということなんですが、これも合わせて、あります?答弁あります?はい、どうぞ。決意のみ申し上げて、総括を後になりまして、おそらく言います。地方創生臨時交付金は、新型コロナの感染拡大防止とともに、その影響を受けている地域経済や住民生活の支援のため、令和2年度から累次の経済対策への対応として、各自治体が地域の実情に応じて必要な事業を実施できるよう措置したものであります。具体的には、感染拡大初期における基本的な感染拡大防止策や地域経済の支度支援に始まり、令和2年末から開始された時短要請に伴う協力金の支払いなど、飲食店等の事業継続支援、令和3年末から開始された経済活動の再開に向けて、都道府県が実施するPCR検査等の無料化、今年度には長引港中において、物価高騰の影響も受ける生活者、事業者への支援など、様々な措置を講じてまいりました。このように、地方創生臨時交付金は、物価高騰対応も含めて、新型コロナウイルス感染症の発生から続く、コロナ禍における様々な社会的要請に対して、自治体が財政上の不安なく適切に対応できるよう支援を行ってきたと考えております。
44:12
先ほど他の野党の先生から、抽象的な答弁 じゃダメだよというようなこともありましたので、よろしくお願いできればと思いますが、ちょっと1個だけ、昨日の状況も踏まえて聞いてみましょうか、1つ具体で。昨日は予算が参議院に通りました。同時に1.2兆円の予備費の使用を行って、地方創生臨時交付金をやるという決定をしたそうであります。さて、今年度末ですね、3月29日ですね、午後だから、年度内の執行というのは当然だと思うんです。予備費というのは緊急的なものだから。この半日と30日と31日の合計60時間の猶予が年度内にあるわけなんですけど、この60時間の間に、実際大臣がおっしゃったようなものが本当に必要とし得る立ち、つまりエンドユーザーですね、届くのかと。そうであれば予備費の使用は分かったと思うんだけれども、どうやら本当に届くのか正直よく分からないですね。この60時間内でエンドユーザーの手元に必要な支援策というのは届くのか、その点について、もう予算は執行されちゃって、地方創生臨時交付金の執行の段階に入ってますから、大臣がこれの所感だと思います。大臣の御見解をお願いいたします。
45:24
この追加の公費につきましては、本日中にも交付限度額を通知した後、各自治体から実施計画を受け付けることといたしたいと思いますが、その具体的なスケジュールについては、現在関係省庁と最終調整を行っているところでございますけれども、これも本日中にも各自治体にお示しをしたいと考えております。
46:01
答えになってからもう一回だという矢島飛びましたけど、私も同感なんですね。エンドユーザーにいつ届くのかということが質問なんです。国はそれは飛び放した、示しただけで終わりでありましょう。でも実際に大事なのは支援が必要な人にいつ届くのかということが本当に大事なことだと思います。予算を積み上げてやったからいいだろうねというわけじゃない。実際に必要な人に届かなければ意味がないと思います。ちなみに私、茨城県の出身なんですけれども、自治体でも様々な対応をする必要があると思うんですね、議会を通じて。茨城県議会ってもう第1回の県議会終了してしまっておりまして、第2回は6月7日に予定されているところなんですよ。という意味で、いくら大臣がやったと示すと言っても、自治体で受入れ体制が結局整うまでには相当なリードタイムになってしまって、届くのがかなり遅れてしまうのではないだろうか。こう思うわけです。いかがでしょうか。
46:55
内閣府地方創生推進事務局、議員ですか。三浦審議官。
47:03
お答えいたします。今、委員おっしゃられました調査オレンジ交付金、昨日1.2兆円予備費の閣議決定をしていただきました。先ほど大臣ご答弁いたしましたとおり、本日の夕方には、交付限度額というのをまず自治体に連絡をして、いろんな準備をしていただきますが、すでにこの物価対策、きれめなくいろんな形でやっておりまして、この閣議決定の前の段階からもいろんな問い合わせをいただいております。議会が開催されていないところにおきましても、例えば、場合によりましては、先月で対応する準備をしているとか、いろんなそういうようなお問い合わせもいただいておりますので、私のことをいたしましては、きれめなく対応ができるように、不安なくいろんな物価対策が取り組めるように、自治体と丁寧に対応していきたいと考えております。小沼さん、ちょっと待って。失礼いたしました。先ほど、内閣府デジタル田園都市国家構想実現会議事務局の黒田審議官ですね。間違っていたら間違っていたら言ってください。
48:09
肩書き間違えられると嫌ですもんね。さら問いします。結局、いつから届き始めて、いつまでに届き終わるのかということで、もうちょっと具体的にいきましょう。いつから届き始めて、エンドユーザーの手元にですよ。いつ届き始めて、いつまでに執行が終わるのか。これが一つです。もう一つ、専決処理云々観音という話がありましたけれども、また地元のことで恐縮なんですが、茨城においては、最大与党の自民党会派は、専決処理は極力控えるというような運用をしているわけでありまして、専決処理を促すということと、地方と国が若干食い違っているのかなと思うんですが、そういう意味で、専決処理がやるからいいんだという話は、国の一方的な理屈づけ、予算を早くやったように見せかける仕組みだけであって、地域の現場には根差しているものとは到底言い難いと思います。そういう意味で、もう一回整理しますと、エンドユーザーに、いつから届き始めて、いつまでに届け終わるのかが一つ。専決処理云々観音とおっしゃいましたけれども、それが本当に地域の実証に合っているとは言い難いと思うんですけれども、それに対する御見解、併せて伺います。
49:20
お答えいたします。まず、委員御指摘の2点目の議会の手続の話でございますが、これにつきましては各議会地方でいろんな手続があるかと思います。例えばということで私申し上げましたが、議会地方におりましては、そもそもおっしゃられるとおり、議会手続を取らないといろんな仕組みができないということも当然あるかと思っておりますので、それは各地方のそれぞれの実情に応じて御対応いただくということかと思っています。1点目の執行につきましては、これは今、既にいろんな形でいろんな取組を各自主体でやっていただいておりま す。予算がないところにつきましては、執行ができない、予算がないという状態になっておりますが、既にまだあるところにつきましては繰り越しの手続をしていただいたりなどしていただき、新年度も切れ目なくやっていただくというようなことかと思いますが、個別の執行状況、お金がどういう形で最終的に執行されるのかというのは、各自主体のそれぞれの実情によりますので、ちょっと私の今の段階では分かりかねるということでございます。切れ目あるじゃないですか。いつからやるか分からないというのだったら。年度繰り越しとかという話もあって、どうして年度末に緊急的に予備費になったのかというような話も含めて、また問題を蒸し返しちゃうじゃないですか。ずっとやっているのは、まともな予算案を出すべきだということであり、真面目に予算案を議論しなければいけない、年度末にかけ込みでやっちゃうことはだめだということを申し上げているわけでございます。もう残り時間も1,2分ですので、最後次の話に行くところでありますけど、初心で出てきたものは企業の農地取得についての話が出てきました。これは自民党の参議院の先生たちが非常にすごい立派なことを言っていて、何でリーフじゃだめなんだと。一つの成功例だけであって、証明されたとは言えないじゃないかというような、まさに私もすご い共感できるような質問を自民党の参議院の先生がやっていらっしゃったということでございました。残り時間1分になってしまいましたので、短く答弁いただければと思うんですが、企業の農地所有、これが農業の振興に結びつくロジックについて、今野大臣のご見解を伺います。
51:33
これは端的に申し上げて、担い手不足による有給農地増加の問題について、これ地方の基幹産業である農業の衰退につながり、地方創生にとって危機の課題であると考えておりまして、この法人農地取得事業、特に担い手不足の影響が大きい中産幹地における農業をいかに持続的にしていくかということを目的とするものでございます。
52:08
本論は工作放棄地だったり担い手不足をどう対応していくのかということが主な論点であって、企業が入れば全部バラ色だとい うことにはならないと思います。この点は大きな議論を呼ぶと思いますので、引き続き委員会で議論させていただければと思います。終わります。ありがとうございました。
53:03
自由民主党の宮城慎吾です。質問の機会をいただきまして、委員長、理事、そして委員の閣議に御礼を申し上げます。本日は、厚生労働省出産・子育て応援交付金を取り上げ、デジタル化への課題を議論したいと思います。まず、事業の概要と、令和4年度二次補正分の事業の執行状況について、厚生労働省、説明をお願います。
53:32
お答え申し上げます。出産・子育て応援交付金でございますけれども、令和4年度の補正予算において事業化されたものでございまして、妊娠期から、特に0、1、2歳期について、この伴奏型支援、つまりタイミング、タイミングをとらまえての伴奏型支援の底上げをしていくということを狙いとするものでございまして、さらに、相談等を加えまして、妊娠届でじ、さらには出生届でじ、こういったタイミングでそれぞれ5万円ずつの経済的な支援を行う、そういった事業でございまして、現在のところ、今年度中に、およそ9割程度の市町村の方で、この事業への取組が始まる、そのような状況でございます。
54:22
5万円相当のギフト、経済的支援ですけれども、現金とそれ以外の割合はどのくらいですか。
54:36
お答え申し上げます。この出産子育て応援交付金の中で、経済的支援、これは出産子育て応援ギフトという名称をしておりますが、この支給方法につきまして、昨年12月に実施いたしました各市町村における検討状況のアンケートの結果といたしましては、約9割の自治体が現金給付、現金による支給、約1割の自治体が電子クーポン、あるいは紙のクーポンや電子マネーによる給付、こういったものを検討しているということで、回答があったところでございます。
55:13
この5万円と5万円2回、これ現金給付は推奨はしておらず、例外扱いというふうに私は理解をしておりますけれども、現実には9割の自治体が現金を、給付を選んでいるというアンケート結果があるという理解でよろしいですか。
55:42
私の地元川原県の高松市では、フェリカポケットマーケティング社のシステムを使って、デジタル商品権を発行したこともございます。しかし、この出産子育て応援交付金事業については、早期開始をしたいということもあってから、大半の自治体と同じく現金給付としたそうであります。今、デジタル技術の活用では、ギフトパッド社やグラファー社など、様々なデジタル化のサービスを提供している民間企業がございます。厚生労働省は、今回の事業に当たりまして、デジタル技術の活用で先行している自治体の事例を丁寧に各自治体に説明を事前にしたのかどうかお聞きしたいと思います。させて、板倉型支援について、オンラインメンダーを含め対面を減速とすると聞いておりますが、板倉型支援についても先行するデジタル技術を活用したそれぞれの自治体のこれまでの取組の例を、今回の事業の開始にあたって周知徹底をされたのですか。
57:06
先ほどお答え申し上げましたように、現金給付を選択しているところが多くなっているのは事実でございます。なぜ現金給付にしたのかというのを聴取をしてみましたところ、なるべく早期に事業を開始したい、対象者にいち早く支援を届けるという観点でございますとか、市民の意見を聞いてみたら現金給付がいいというお声も多かったということで、そちらを選択したというお答えが多くなっていたところではございます。その一方で、先ほどお答え申し上げた1割くらいのクーポン券や電子マネーなどでの給付というのを選んだ自治体にお聞きしてみると、それに先行して、この国の補助事業によるものに先行して、地方単独事業で既にそういう手法を採用していたというような地域もございました。そうしたことを踏まえて施行の準備にあたりましては、事例がご紹介できたらなということも考えながら昨年、施行の準備をしたところでございます。例は、4年の12月に自治体向けの説明会というのを行いました。その際には、そういった既存の地方単独事業、先行して実施しておられた事業の中で、このITを活用した経済的支援の展開の例といたしまして、東京都さんが新型コロナ禍でやっておられる電子カタログギフトでございますとか、