22:13
それでは、これより会議を開きます。内閣提出「脱炭素成長型経済構造への円滑な意向の推進」に関する法律案を議題といたします。本案に対する質疑は既に終局いたしております。この際、本案に対し、関義代君、他3名から、自由民主党・無所属の会、日本維新の会、及び公明党の3派共同提案に よる修正案が提出されております。提出者から趣旨のご説明を求めます。
22:53
ただいま議題となりました「脱炭素成長型経済構造への円滑な意向の推進」に関する法律案に対する修正案につきまして、提出者を代表して、その趣旨をご説明申し上げます。この法律案では…。大丈夫ですか?進めてください。どうぞ。この法律案では、5年後や10年後に開始する制度についても規定していますが、我が国の繁栄を持続可能なものとするための重要な経済成長戦略としてGXを進めていくためには、二酸化炭素の排出に係る国内外の経済動向等に応じ、我が国にとらわれることなく柔軟に制度設計を考えていくことが必要であります。法案審議においても、施行後2年以内に講ずられる法制上の措置において、カーボンプライシングの開始時期や規模、対象について見直すことも排除されない旨の答弁がありました。このことを踏まえ、法制上の措置に先立つ検討の対象を法文上でも明確にするため 、本修正案を提出するものであります。次に、本修正案の内容をご説明申し上げます。不足の検討条項を修正し、政府が施行後2年以内に法制上の措置を講ずる際には、脱炭素成長型経済構造への円滑な移行の推進に関する施策のあり方についての検討も行うことを明記することとしております。以上が本修正案の趣旨及び内容であります。委員各位の御賛同を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。これにて趣旨の説明は終わりました。これより、原案及びこれに対する修正案を一括して討論に入ります。討論の申出がありますので、順次これを許します。
24:40
力援人山崎誠でございます。政府提出の脱炭素成長型経済構造への円滑な移行の推進に関する法律案について、反対の理由を申し述べます。現下の気候危機への対応、脱炭素社会の実現は地球規模の要請です。その下で、日本経済を成長軌道に乗せるため に、脱炭素社会への移行を経済成長のエンジンにする必要があります。グリーン・トランスフォーメーションは、この推進は極めて重要でありまして、そのための制度構築には賛成です。また、グリーン・トランスフォーメーションは、大きな産業経済社会の構造変革を伴うものであり、国がその実行の責任を担い、政官民が一体となって進めることが必須です。特に、基幹産業の構造変革には巨額の投資が必要であり、国家プロジェクトとして国を挙げて支援実行することが求められています。さらに、こうした国全体の構造変革において、大企業のみならず中小企業や地域経済への配慮も可決です。変革の主役は働く皆様であり、それぞれの持てる力をGXにおいて存分に発揮できるよう、付加価値の高いグリーンでディーセントな雇用の創出、スキルアップのための教育機会の創造など、雇用の公正な移行を実現することがGXを成功させる鍵となります。こうした観点から、政府提出の本法案について以下問題点を指摘します。第一に、投資の規模についてです。政府はGX経済公債を発行し、10年間で20兆円規模の投資を行おうとしていますが、償還プロセスについて、3円で付加金、石炭税の減額分を充てるとしており、投資額について実質的にキャップがかかる構造になっています。これでは必要な規模の投資につながりません。また、民間から投資を呼び込み、官民に合わせて150兆円の投資を見込んでいますが、政府の基本方針からはその道筋が見えません。第二、脱炭素成長型経済構造移行推進戦略を経産省が策定し、また、脱炭素成長型経済構造移行推進機構の設置運営も経産省に委ねられており、ブラックボックス化が懸念される。経産省にGXを白紙委任するに等しい本法案は、憲法上も問題があると言わざるを得ません。失敗を繰り返してきたこれまでの経産省の産業政策からの脱却が期待できません。例えば本法案のベースとなるGX基本方針には、自社代核振動として高温ガス炉、高速炉の実証炉の開発・建設・運転等が投資対象に含まれるなど、原発依存提言という基本的な方向性に反する政策が盛り込まれている点も大きな問題です。戦略策定において地域の行為や地方自治体・有識者などの提案を受ける仕組みがありません。また、生・老死が関わる社会対応の仕組み、戦略策定プロセスの透明化を担保する規定もなく問題です。第三に、政府が提案している化石燃料付加金、特別事業負担金、いわゆるカーボンプライシングについても、その導入のタイミングが極めて遅いなど、本法案の制度設計では効果が期待できません。これではカーボンプライシングの凍結に等しいと言えます。立憲民主党は今こそ日本の大きな変革の時であり、日本経済復活の最後のチャンスと捉えて、既存の政策の延長にとどまらない大胆かつ実効性のあるGX戦略の立案と、必要な規模の投資の実施、全ての国民の生活と暮らしを支えるGXの実行を訴えて反対討論といたします。
30:04
法案に対する質疑は終局いたしました。討論を続けます。
30:15
私は日本共産党を代表して、GX推進法案に反対の討論を行います。国連IPCCは、今のペースで温室効果ガスを排出し続ければ、2030年に排出限度に達するとの新たな報告書を公表しました。ぐていれす事務総長は、気候の次元爆弾は時を刻んでいると危機感をあらわにし、先進国に対して2040年までに実質排出ゼロを前倒しするよう求めました。もはや一刻の猶予もありません。ところが本法案は、原発回帰と石炭火力の延命を盛り込んだGX実現のための基本方針を具体化し、排出削減を先送りし、世界の要請に逆行するものです。反対理由の第一は、GX経済移行債を活用した原発と石炭火力混商への民間投資の呼び込みが、省エネや再エネへのグリーン投資を妨げることになるからです。質疑の中で明らかになったように、移行債を発行して原発や石炭火力に投資する国は世界のどこにもありません。見せかけの環境投資グリーンウォッシュと批判が避けられないGX経済移行債は、日本と世界の脱炭素の足を引っ張るもので到底許されません。二次補正で既に1.1兆円も先行的に発行した手法も国会啓示であり、緩和できません。反対理由の第二は、化石燃料輸入事業者に課す付加金と発電事業者から徴収する負担金がCO2の排出抑制につなが らないからです。EUから遅れること20年、ようやく4月からスタートする排出量取引制度は、本法案に何の根拠もない自主産化型にすぎません。しかも2030年代に本格導入される産業界への負担は、あらかじめ石油石炭税とフィット付加金の減少の範囲内にとどめられ、排出削減につながりません。このことは、石油連盟会長が「大した負担にならない」と発言していることからも明らかです。5月のG7広島サミットでは、排出削減対策の強化が重要課題となります。原発ゼロ、石炭火力の期限を切った排出費をすぐに決断し、徹底した省エネと再エネの普及によって気候危機打開に全力を挙げることを強く求め、反対論といたします。これにて、討論は終局いたしました。これより採決に入ります。内閣提出「脱炭素成長型経済構造への円滑な移行の推進に関する法律案及びこれに対する修正案」について採決いたします。まず、関吉寛君ほか3名提出の修正案について採決いたします。本修正案に賛成の諸君の起立を求めます。起立、多数。よって本修正案は可決されました。次に、ただいま可決されました修正部分を除く現案について採決いたします。これに賛成の諸君の起立を求めます。起立、多数。よって本案は修正、可決すべきものと決しました。ただいま議決いたしました法律案に対し、岩田和之君ほか3名から、自由民主党無所属の会、日本維新の会、公明党及び国民民主党無所属クラブの4派共同提案による不対決議をすべしとの同意が提出されております。提出者から趣旨の説明を求めます。
34:19
ただいま議題となりました不対決議案につきまして、提出者を代表し、その趣旨を御説明申し上げます。まず案文を朗読いたします。「脱炭素成長型経済構造への円滑な移行の推進に関する法律案に対する不対決議案」政府は、本法施行に当たり、次の所点について十分配慮すべきである。1. Gxの推進に当たっては、エネルギー資源の過度な海外依存からの脱却を実現するエネルギー供給構造の再構築を目指し、エネルギー安定供給、中長的な国民負担の抑制を前提に、再生可能エネルギーのさらなる導入拡大、蓄電システムの導入拡大をはじめとした電化促進等によるエネルギー全体の脱炭素化の推進に取り組むこと。その際、再生可能エネルギー発電促進付加金の仕組みについて、特定事業者負担金に関する制度との関係整備など費用負担のあり方について検討すること。2. 我が国が国際的に約束した2050年カーボンニュートラル等の実現に向け、三国間の十分な連携の下、必要な技術開発や支援措置等にできるだけ早急に取り組むこと。3. GXの推進に当たっては、気候危機への対応の緊急性に鑑み、各種分野及び技術の脱炭素効果を的確に評価把握し、投資対効果、実現可能性が高い分野及び技術への重点化を図ること。4. GXの推進に当たっては、激化する世界の産業競争化にあって、日本企業が脱炭素分野で確実に市場シェアを獲得、成長できるように、技術開発から技術実装、製品等の量産化まで、産業全体にわたる支援を実現すること。5. GXの推進に当たっては、持続可能な開発目標(SDGs)が掲げる「誰一人取り残さない社会」の実現の重要性に鑑み、GX推進戦略等において、公正な意向の重要性を明示するとともに、その具体化のため、円滑な労働移動や新たな雇用の創出等に対する十分な支援を行い、労働者や地域経済社会への悪影響を可能な限り軽減すること。6. GXへの対応の遅れが懸念される中小企業が取り残されることがないよう、中小企業の自主的な取組や大企業のイニシアチブによるサプライチェーン全体での取組を促すなど、実効的な支援策を講ずること。7. 今後、10年間における約20兆円規模のGX経済交際による政府支援については、GX実現に資するよう適切に対応する内容とするとともに、民間事業者の予見可能性を高め、民間のGX投資が確実に促進されるよう努めること。8. GXの実現は、環境負荷の低減やエネルギー持久率の向上、産業農協創力の強化等を通じた国民生活の向上や国民経済の発展など、広く国民全体の便益に寄与するものであることに鑑み、成長志向型カーボンプライシングなどGXの実現に要する費用は、2つ端数と成長型経済構造への移行に向けた人材・技術投資や行動変容を促進する観点を含め、国や地方・公共団体、事業者及び国民の適切な役割分担の下、円滑かつ適正な点火などを通じ、特定の事業者への負担に返上せず、広く社会全体で公平・公正に負担するものとし、国は国民や事業者に対し、負担に対する理解の醸成に積極的に取り組むこと。9、脱炭素成長型経済構造への円滑な移行は、地球温暖化対策、エネルギー需給、産業共創業、雇用など分野横断的課題であるとの観点から、脱炭素成長型経済構造移行推進戦略の案の作成に当たっては、学識経験者や有識者、産業界、労働界等から広く意見を聞くものとし、その意見を十分に深釈するとともに、そのプロセスの透明化を図ること。10、脱炭素成長型経済構造への円滑な移行を早 期に実現するため、カーボンプライシングのあり方については、脱炭素への取り組みを加速化させるとともに、経済的インセンティブを社会全体に効果的に与えるものとなるよう、代替技術の有む国際競争力への影響、カーボンリンケージの可能性等を勘案しつつ、その導入の時期、対象事業者の範囲等を含め、最適かつ実効性のある制度を検討すること。11、脱炭素成長型経済構造移行推進機構による事業活動への支援に関わる基準の策定に当たっては、多様な関係者の意見を幅広く聴取するよう努めるとともに、脱炭素成長型経済構造移行推進機構による金融支援について、脱炭素成長型経済構造移行に真に有益な支援案件を見出していく規律ある運営がなされ、支援内容について説明責任が果たされるとともに、政府は責任を持って監督すること。12、脱炭素成長型経済構造への移行プロセスは長期に及び、将来の世界情勢や国内の産業、エネルギーの供給環境などに不確実性があることを踏まえ、GX経済交際による支援や化石燃料付加金及び特定事業者負担金など、新たに講じられる制度・施策の進捗状況や費用対効果等については、定期的に評価及び分析を行うこととし、必要に応じて柔軟な見直しを行うものとすること。13、化石燃料付加金及び特定事業者負担金に関わる制度の実施に当たっては、国民負担の可能な限りの抑制や制度の明瞭性・乾燥性の担保、他のGX推進策との整合等の観点から、 高度化法やエネルギー関連税制、再生可能エネルギー発電促進付加金など既存の規制制度との適切な関係整備を図ること。14、脱炭素成長型経済構造を実現するに当たり、国内産業の育成及び経済成長を目指すのみに留まらず、アジアをはじめとした世界において、我が国が脱炭素の取組のイニシアチブを取ることができるよう、戦略的に施策を推進すること。以上であります。不対決議案の内容につきましては、審査の経過及び案文によって御理解いただけるものと存じますので、詳細な説明は省略させていただきます。何卒、委員各位の御賛同をお願い申し上げます。これにて、趣旨の説明は終わりました。採決いたします。本動議に賛成の諸君の起立を求めます。起立、多数。よって本案に対し不対決議をすることに決しました。
41:27
この際、西村国務大臣から発言を求められておりますので、これを許します。西村国務大臣。
41:35
ただいま御決議のありました本法律案の不対決議につきましては、その趣旨を尊重してまいりたいと考えております。よろしくお願いいた します。お諮りいたします。ただいま議決いたしました法律案に関する委員会報告書の作成につきましては、委員長に御一人願いたいと存じますが、御異議ありませんか。御異議なしと認めます。よってそのように決しました。次に、経済産業の基本施策に関する件、特に電力システム問題等について調査を進めます。この際お諮りいたします。本件調査のため、本日政府参考人としてお手元に配付いたしておりますとおり、内閣官房、内閣審議官、吉川哲士君、ほか29名の出席を求め、説明を徴収いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。御異議なしと認めます。よってそのように決しました。質疑の申し出がありますので、順次これを許します。
42:42
改めましておはようございます。福島2区、李家民氏と馬場雄貴でございます。本日は一般質疑ということで、普段私が地元あるいはSNSなどで若者や地元の方々からたくさん聞いている声を、ある意味でいうと幅広く伺わせていただきたいと思います。私だけではなく、今日数多くの委員が立ちます。かなり多くの幅広い分野になると思いますが、ぜひとも大臣どうぞよろしくお願いいたします。一つ目、サイバーセキュリティの問題です。今はまさに情報社会となりました。その光を正しく享受していくためにも、影に対する備えをしっかりしていかなくてはなりません。厄介なことは、このサイバーというものは全く目に見えないということでして、不安すら感じずに、いつの間にか危険な状態になっているということが、危険性がたくさんあるということでございます。それは個人としても、あるいは会社としても、あるいは国家としても、その局面ということには変わりないというふうに思います。昨年の12月16日ですね、政府は国家安全保障戦略を閣議決定いたしました。サイバーセキュリティの強化の方針を掲げましたが、そして本年1月6日に、アメリカの国土安全 保障省とMOC、いわゆる協力覚書ですね、それを交わされました。この意義を適切に捉えることも、もちろん大切なんですけれども、情報に改めですが、国境はありません。サイバー空間における世界の秩序というものを作り上げていくためにも、現状に満足することなく、他国間との具体的な取り決めを進め、国内外に強く発信をし、適切なルールメイキングをしていくべきだというふうに考えております。西村大臣、ここでお伺いさせていただきたいことが、アメリカと交わした覚書の意義について、そしてアメリカ以外でも、2国間でも構いませんので、具体的にサイバーセキュリティにおける協力体制の構築、そして世界の秩序を作っていくために、日本がリーダーシップを取っていくべきと考えますが、その実践をお願いできませんでしょうか。
45:02
ご指摘のように、昨今のサイバー空間におきましては、様々な者が国境を越えてサイバー攻撃を行い、あるいは標的となっているということであります。高度化するサイバー攻撃に対処するため、有志国との連携は重要であると認識して おります。こうして考えるもと、経産省とアメリカ国土安全保障省との間で、本年1月に協力関係を強化するために、米国に出張した際、閣僚級でMOCを締結いたしました。マイルカス長官と現交換を行い、MOCを締結したわけであります。この覚書に基づきまして、情報共有の促進であるとか、あるいはASEANをはじめとしたインド太平洋地域でのサイバーセキュリティ演習の実施、こうしたことを通じた能力構築支援、そしてソフトウェア、IoT機器に関する日米のセキュリティ制度の調和などを進めていくことにしております。経産省でもIPAにおいて、様々なサイバーセキュリティ対策の研修を実施したりしておりますし、ヨーロッパのNATOのセンターがエストリアにありますけれども、そちらに人を派遣したりするなど、演習に参加するなど、様々な取組を進めているところであります。こうしたアメリカとのMOCの締結などの2国間の協力に加えて、国際会議などの場も活用しながら、有志国との関係強化、連携しながら進めていきたいというふうに考えております。情報共有、ASEANであったりNATOであったり、様々なところの協力体制をつくっていくということ、それは本当に応援させていただきたいと思いますし、可能な限り早く適切にその構築を進めていかなくてはならないというふうに思っております。本日は内閣官房さんにもお越しいただいております。現在、サイバーセキュリティに関する分野というものは、内閣のサイバーセキュリティセンター、NISCというところで行われております。閣議決定を受けて、様々な業務が追加、体制の強化をされていくというふうに承知をしておりますが、その中身が極めて重要だと思っております。今、昨日レクを伺わせていただきましたけれども、それでもやはりまだ全体感がつかめている状態ではないと思います。その中身を、例えば人数体制であったり、あるいは予算体制であったり、どういうふうに具体的に変えていくというふうに考えているのか、お聞かせいただきたいですし、それが今、検討中という段階であるならば、それをいつまでに、どのように決めていくのかということを教えていただきたいと思います。
47:54
お答え申し上げます。近年のサイバー空間における厳しい調整を踏まえますと、我が国の政府機関や重要インフラ等に対し、安全保障上の懸念を生じさせる重大なサイバー攻撃が行われる恐れがあり、こうした重大なサイバー攻撃は、国民の安全と安定した経済社会活動を確保するために、可能な限り未然に排除するとともに、発生してしまった場合には被害の拡大を防止する必要がございます。このため、政府としては、昨年12月に国家安全保障戦略を閣議決定し、政府機関等のシステムのセキュリティ強化、農業的サイバー防御の導入、これらに必要となる組織や法制度を含む体制の整備等に取り組み、サイバー安全保障分野での対応能力を欧米主要国と同等以上に向上させていくことといたしました。これらの取組を実現促進するために、内閣サイバーセキュリティセンターを発展的に改組し、サイバー安全保障分野の政策を一元的に総合調整する新たな組織を設置することといたしております。こうした検討を着実に行うため、本年1月31日付で、内閣官房にサイバー安全保障体制整備準備室を設置したところであり、国家安全保障戦略の着実な実施が図られるよう、委員御指摘の新組織における予算や体制についても、今後しっかりと検討を進めさせてまいりたいと思っております。
49:21
ありがとうございます。伺いたいところは最後の一文だったと思うんですけれども、まだつまりやはり具体的なところまでには至っていないというところなのかなと思っておりますが、早急にやはり動いていかないといけないということは認識をいただいた上で、本当に具体的に進めていただければと思っております。この問題は本当に待ってくれません。今私が不安視しているのは政府の体制だけではなくて、若者にある不安だと思っています。具体的に言うならばアプリ、TikTok等々、SNSです。若者世代に大人気になっているアプリがたくさんある一方で、その取扱いについて世界が今揺れているんだというふうに思っています。先日もアメリカの議会でTikTokが呼ばれて参考人としていろいろな質問を受けておりましたけれども、繰り返しますが、サイバーのセキュリティということ、サイバーの怖さというものは、本当に気づかないうちにそこに身を置いてしまうというところだというふうに思っています。この点は本当にSNS等で学生からもよく多くご意見をいただいているのですけれども、できるなら使い続けたい、でも不安だと、よくわからない。このよくわからない感というのが極めて問題なんだというふうに思っています。この不安に対して、アメリカでは具体的な対策というものも見えてくるものではあるのですけれども、日本の政府がどういうふうな策、この不安に対する策というものを考えているのか、ぜひ審議官にお伺いさせていただきたいと思います。
50:55
お答え申し上げます。内閣サイバーセキュリティセンターにおいて、サイバーセキュリティに関する普及啓発活動の一環といたしまして、インターネットの安全・安心ハンドブックの公開を通じて、SNSなどを利用する際の注意点を発信しております。具体的には、SNSは一旦記憶された情報の格成な証拠が困難であるため、個人情報は基本的には投稿しないこと、入力した情報から利用者の関心事項などが把握される恐れがあるため、個人が特定される写真や情報は投稿しないことなどを周知をしているところでございます。引き続き、こうした取組を通じて、関係省庁と連携して、一般国民向けたサイバーセキュリティの普及啓発に努めてまいりたいと考えております。
51:39
この御答弁では、多分、この不安というのは拭えないんだろうなというふうに思います。先ほどの小柳審議官は、せっかく一元的に総合調整を図っていくというふうにおっしゃっていましたが、今のお言葉では、そういうことはしないでというふうに一方的にお伝えするということで、この間、遠藤良太議員も同じような質問をされていたと思うんですけれども、なかなか歯切れのいい答弁ではなかったのではないかなというふうに思います。少し聞き方を変えたいんですけれども、この規制をかけていくという方向性なのか、やはりあくまで個人の認識であるというふうに、いわゆる個人の自己責任だというふうに捉えていくのか、どちらであるのか方向性だけでも教えていただきたいです。
52:30
お答え申し上げます。SNSのアプリには多様なものがありまして、また、多様な利用が、さまざまな利用がされているものでございます。なので、先ほど申しましたように、ハンドブックの作成、公開などを通じまして、SNSの特徴やそれに伴う利用時の注意点について適切に発信することなどによって、引き続き国民によるインターネットの安心・安全な利用を促進してまいりたいと考えております。
52:58
やはり今のお答えではよくまだ分からないというところな状態で、危機感というものをしっかり共有していかなくてはならないですし、個人の暮らし、個人の幸せだけではなく、国益そのものにかかってくる問題だというふうに私は認識しています。アプリにおけるサイバーセキュリティの、いわゆるリテラシーを向上させるためには、簡単に言えば皆様もお持ちだと思いますけれども、端末からインストールする段階で一歩踏みとどまれるかどうかが非常に重要だと思います。ぜひ皆さんもアプリをインストールする際の画面を見ていただきたいですけれども、お客様満足度とか、あるいは利用制限年齢ですね、書いてあるんです。利用制限年齢は4歳からというふうになっていることが結構多くてですね、3歳未満でこれを持つことがあるのかなと思ったこともあるんですけれども、本当はここにセキュリティの安全度というのが明記されるようになっていくならば、私はまだそのリテラシーというのを向上させるために普及計画ができるんだというふうに思います。ただ、これはかなり難しくて、いわゆるApple社さんとかGoogle社さんに相当なお願いをしていかなければならない、なかなか非現実的なのかもしれないなというふうに思うわけです。あるならば、せめて政府の中で一定程度の利用者数を持っているアプリに関しては、あるいは政府が気づいているここはちょっと危険かもしれないという水準にいるアプリについては一覧にして、ここのサイトに来ればそれがわかるよというもの、インストールする前に一旦ここに立ち寄ってくださいねというような、そういう方向性があって初めてリテラシーというのが向上していくんだというふうに思うんですが、その際に実践していただくことはかなえませんか。
54:45
お答え申し上げます。先ほども申し上げましたように、SNSのアプリには徒用なものはござ います。また、さまざまな利用がなされているものでもございます。そういった観点から政府が一律で評価するというのはなかなか困難なところもあるかと思いますけれども、SNSの特徴やそれに伴う利用時の注意点などについてしっかり発信していくことによって、国民によるインターネットの安全安心な利用を促進してまいりたいというふうに考えております。
55:15
おそらくこの議論がなかなかかみ合わないなというふうに思うんですが、おそらく今のお言葉だと今の延長線上になるんだと思いますが、今の延長線上でおそらくそのリテラシーの向上はなかなか厳しいというふうに言わざるを得ないというふうに思います。一段やっぱりフェーズを上げていかなければいけないというふうに思います。西村大臣、ここをちょっと通告はさせていただいてはいないんですが、ぜひちょっと一緒に考えさせていただきたくて、アメリカとはMOCを結んできました。一つ一つのやっぱりサイバーに関する問題、これアプリもその中の一つだと私は認識します。その中において、やはりどういうふうに考えていかなければいけないか、その情報社会にやっぱりグッとレベルがさらに上がってきているというふうに思っていますので、よかったらその有志国との連携であったり、その中の議論にぜひとも具体的に入れていただきながら、一つ道筋を、若者に関するリテラシーの向上をどうしていくのかという点について、ぜひとも具体的に実践いただきたいのですが、ご検討いただけないでしょうか。
56:14
さまざまなアプリを利用することで、いろいろな情報が出ていく、あるいは位置情報、あるいはいろいろな情報が取られていくという恐れもある中で、そういったことへの関心を高めていくという非常に大事なことだと思います。意識を高めていくというのは非常に重要なことだと思います。それはもちろん国内で、そういった若い人たちへの利便性と、それによるイノベーションですね。新しい技術を使って、何か新しいことに挑戦していく気持ちと、一方でプライバシーとかセキュリティとかというバランスが重要だと思いますので、そうしたことについ ての啓蒙であったり、さまざまな意識を持ってもらうことを取り組むのは非常に重要だと思いますので、これは内閣官房をはじめ、各省庁とも連携しながら取り組んでいきたいと思いますし、各国それぞれ苦労しながら対応しているんだろうと思いますので、各国の同行なども情報共有しながら、我々もそうした情報をしっかりと取りながら、共有しながら対応を進めていきたいと思います。(和田)私、ありがとうございます。やっぱり時代が変わってきているんだというふうに思っています。私が実際高校生のときには、実はまだLINEはなかったんですよね。Facebookが登場し始めてきていたぐらいの段階です。やっぱりこの十数年だけでも大きな急激な変化をしていて、さまざまなアプリによる、ある意味でいうとメンタル、ヘルス的な部分も、いろんな問題が各方向で起きてきているというのが今の時代になっていると思います。ぜひとも、前例踏襲という形ではなくて、新しいものを築き上げていくという観点に立って、若者だけではなく、その利用者層、ユーザー層が安心して使える空間というものを、政府一丸となって、ここは早急に私は作っていただきたい。そのリテラシーを図るためのしっかりとした体制、構築、ツール というものまで準備いただきたいというふうに思っています。どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございます。続きまして、働き方改革、働き方について、伺いたいと、注目していきたいというふうに思っております。本当に、さまざまからお話を言われるわけですけれども、例えばですけれども、今の働き方で子育てができるわけないだろうというような怒りの声、含め、例えば学生からは、今のまま社会に出ていったときに、とかく不安であるというような、そういう話を、今ちょうど3月ですので、これから社会人になる方々から、たくさんそういうふうな声も聞いております。ここで注目したかったのが、経済産業省さんが、なでしこ銘柄が発表されたと思っています。これは質問しません。なでしこ銘柄が発表されたと思うんですけれども、これは経済産業省さんが、東京証券取引所さんと共同で、女性活躍推進に優れた上場企業を選定するもので、3月22日に17社、業種それぞれで選ばれたというふうに思っております。これ本当に人に素晴らしいことだと思うんですが、注 目したいことは、この輪が広がってきているかどうかということだと思っています。とかく働き方改革で非常に問題なのは、大企業と中小企業との間に、大きな差が生まれてしまうというところだというふうに思います。これがなぜなのかということです。この疑問をしっかり解消していかなければ、働き方改革が国全体に広がっていくことはないんだというふうに思っています。企業数99%は中小企業です。従業員数で言えば約7割が中小企業です。つまり中小企業の働き方改革に目を向けて、そこにしっかりと地場を作っていかなければ、働き方改革はだめなんだというふうに思っています。その中小企業の事情は何なのかと思ったときに、各社それぞれアンケートがある中で、最も意見が多いのが、人に余裕がない。ここなんだというふうに思っています。やはり少数性で行われている中小企業さんですから、1人かけると困るとか、俗人化してしまっているというようなことが、さまざまなところで声が上がっている。つまりマンパワーの補填というものを、うまく循環させていかなければ、ここがうまくはまらないんだというふうに思っております。マンパワーを補填した上で、その情報をしっかりと共有し、知恵を、そのスキルを共有した上で、フォローし合い合う体制を、急ぎ、構築していかなくてはなりません。それも中小企業さんはわかっているんです。それをわかっているんだけれども、なかなかできないというのが、中小企業さんの経営者の、あるいは労働者の悩みなんだというふうに、私は認識しています。働き方改革をするために、人1人加えますというふうに、簡単に言えない状況があります。このベネッセコーポレーション、「育幼妊娠・出産白書2023」というお調べがあるんですけれども、男性普及を取得できない理由として、最も多いのが、代替要因がいないということで、これが 実は45%、約半数を占めているということです。つまり、マンパワーの課題を、本質的にここに向き合っていかない限り、働き方改革も、大企業と中小企業で、できる企業とできない企業で、これからどんどんどんどん、広がり格差が進んでしまうということだと思います。ここに私は何とかしたいと思っているわけです。今日、厚生労働省さんにも、お越しいただいておりますけれども、働き方改革におけるマンパワーの制度、いわゆる補填制度について、どのような支援を現在行っているのか、お聞かせください。
1:01:57
お答え申し上げます。厚生労働省官房先生、御指摘のとおり、中小企業におきましては、育児休業や介護休業の取得に伴う、代替要員の確保などが重要な課題であると認識しております。このため、中小企業事業者に対しまして、育児休業取得者の業務を代替する労働者の確保等を行った場合に、育休取得者1人につき47.5万円、また、育児休業取得者の業務を代替する周囲の労働者に対して、手当の支給などを行った場合に、育休取得者1人につき10万円を支給する医療律政と助成金による支援を行っております。また、介護休業につきましても、同助成金におきまして、令和5年度より、介護休業取得者の代替要員の確保などを行った場合に、助成をする予定としているところでございます。さらに、企業におけます代替要員確保のための計画策定、また、代替要員確保が難しい場合の周囲の労働者への業務の振り分け、外部化などにつきまして、労務管理の専門家による個別の相談支援などの取組を中小企業に対して行っております。厚生労働省といたしましては、こうした取組を通じて、中小企業において、基本に応じて仕事と育児や介護の両立ができる職場環境の整備に努めてまいりたいと考えております。以上。
1:03:24
ありがとうございます。今、お手元にですね、両立支援など助成金のご案内というものを皆様にご配付させていただいております。まさにこの点のご説明をいただいたというふうに思っております。この資料、私が見させていただいている中で、感じている違和感が実は2つありました。1つは、こちら、ちょっと今日の論点からずれるんですけれども、そもそもパパ支援というものを特別枠で作っていることになんとなく違和感を覚えてしまいます。やっぱり男女一生のものがあって、それを男性が取りやすくしていくというのが多分本質的な問題だ というふうに思っていて、パパ支援というよりかは、そもそもの育休支援を男性が自信を持って使っていいですよというふうに持っていくことが多分私は本質なんじゃないかなというのが1点目のちょっとご指摘です。2点目に関しては、ここからが本題になります。業務代替支援というものですけれども、3ページ目にあるものなんです。ローマ数字2でニューと書かれておりますので、新しく作ってくださって本当にここは感謝なんですけれども、先ほど新規官さんからお話があったように、47.5万円一人当たり新規雇用で出てくるということなんですが、もちろんこれ、あったほうがいいんです。あったほうがいいんですけれども、全く足らないんじゃないのかなというふうに思うわけです。育休というのはそれぞれ取る期間様々です。2、3ヶ月の方もいれば、半年の方もいれば、1年の方もいれば、2年の方もいる。つまり柔軟な制度でなければいけないんだというふうに思うんですよね。それが一律でこういうふうに決められてしまうことのやっぱり難しさというか、違和感は私は拭えないと思っていますし、中小企業の経営者さん、あるいは働く側の、働いて育休を取る側の方々からしても、何なんだろうというふうに思わざるを得ないんだというふうに思います。
1:05:17
ここでさらに思うのが、例えば行政職員さん。
1:05:20
行政さんが育休を取るときにどんな制度があるのかということなんですけれども、育休の大体、任期付き職員という制度があるのではないかなというふうに思います。育休の大体任期付き職員です。育休を取られている方のマンパワーを補うために、任期付きで職員の体制を補填する、補充していくという制度が、行政ではしっかりと確立されているのではないかなというふうに思います。行政ではこういうふうな柔軟な考え方を取れるものがある一方で、中小企業や民間では、この支援はあるけれど、基本的には自助努力というところが、どうしても私の中でおかしいな というふうに思ってしまう点なんです。ここもちろん確かにお金がかかる。お金がかかるということはすごくわかるんですけれども、この制度というものは私は、事業性を評価していただきたいと思っていまして、この制度をしっかり確立することによって、育休を取る方も働き続けることができる環境を作ることができます。また代替する人にとっては、新しいチャレンジをすることができる可能性だと広がるわけです。非正規の方がそこに対して新しい視野をつけながら、スキルをつけながら、働く視野を広げることだってできますし、会社としてもそのスキルを維持しながら、働き続けられる方々とスキルを向上しながらするということに至っては、最終的に税収でしっかり返ってくるんじゃないかなと。つまりお金をかけた分、しっかりとそのスキームを好転させることができれば、税収でしっかり返ってくるシステムが、この育休の制度なんじゃないかなというふうに私は思うわけです。ここで西村大臣に、もしよかったらぜひお答えいただきたいのが、この育休の代替人気付き職員というもの、中小企業さんや経営者 の悩みというのは、マンパワーの補填をどのようにしていけばいいのか、これ人材マッチングの部分も確かに重要だと思うんですけれども、このできる可能性、今の現体制だけに限らず、中小企業の経営者の悩み、育休を取られる方の悩みをまず最大限に考えた上で、制度のある意味でいうと柔軟な変更、拡充というものをお願いしたいんですけれども、お答えいただけないでしょうか。
1:07:32
先般も、こうした働き方改革、子育て支援に取り組む中小企業の皆さんを含めて、いろいろ意見交換をさせていただきました。そのときに非常に印象的だったのは、まさにこういう育児休業が長く取れる、そういうことが今、会社を選ぶ際の大きなポイントになっておりまして、仕組みを最初導入するときは、鶏か卵のようにですね、導入するときは人手不足、マンパワーが足らなくて大変 なんだけれども、やってみるとですね、むしろ人が集まってくれると採用が非常にしやすくなったという、優秀な人材が応募してくれてというお話を伺いました。ですから、人が足らないから制度ができないんだということでは、どちらかというと内向きの縮小志向の考え方ではなくて、もしろ、思い切ってそうした制度を導入して、さらに国の求めている最低ラインよりも、より働きやすい環境、休みの取れやすい環境、そういったことを作るほどですね、人が集まりやすいという、前向きなそうした取組が非常に重要だなということを改めて先般感じたところであります。そうした大きな方向性は、多くの企業、中小企業が悩みながらも、そういった取組をしているということに非常に感銘を受けたわけでありますが、しかし最初の段階では非常に苦労するわけでありますし、ご指摘がありましたように、育児休業、介護休業の取得促進とか、あるいは働き方改革も進めてですね、多様な人材が働きやすい環境を作っていくのは非常に重要だというふうに思います。制度面でいうと、私も石 川県庁に経産省から2年間出向した際に、昼休み、宿舎が近かったものですから、子どもができて、お昼、毎日家に帰ってお風呂に入れるのが仕事というか、生き甲斐でもありですね、子育てを実践したわけですけれども、育児休業もだいぶ取りやすくなっているのですが、例えばそうした時間単位とか、半日単位とか、もう少しきめ細く取れる仕組みとかですね、ご指摘があったような、そんな柔軟な仕組みもですね、考えていくことも大事かなというふうに思います。そういった提案、我々としてもいろいろな声を聞きながら、耳を傾けながら対応していきたいと思いますし、いざ人が少ないときに効率よく仕事をするためのIT導入補助金とか、児童課とか機械課、オンライン課、そういったことをぜひ、精進化などですね、進めていく仕組みで、しっかりと支援をしていきたいというふうに思っておりますし、子育て支援や女性活躍推進取り組む、そうした企業を加点をするような、そうした仕組みも、私ども導入をして おりますので、ぜひ、そうした取り組みを進めていきたいと思いますし、さらに、セミナーとかマッチングなどでですね、より多様な人材、特に女性や高齢者、フルタイムは難しいけれども、この時間なら働けるという方もおられると思いますので、そうした方々とのマッチングなども含めてですね、進めていきたいと思いますし、今後、そうしたことを全体のガイドラインなども考えていきたいというふうに思っております。いずれにしても、人手不足が今、大きな課題になってきておりますので、ぜひ、その中でも、そうした柔軟な働き方、多様な働き方を認めるような方向性を、ぜひ、後押しをしていきたいというふうに考えております。以上です。
1:11:02
大臣、ありがと うございます。中小企業さんの経営者の悩みというものを、しっかり汲み取って、経産省さんだけじゃなくて、厚労省さんと、しっかりとその意見を吸い上げながら、柔軟な制度に変えていくということが必要だと思います。もちろん、これ、いろいろお話を伺うと、前はそんな制度なかったんだから、今はまだ恵まれているじゃないかというような、ご指摘もたくさんあるんですけど、それは私はわかるんですが、今、もう時代が大きく変わっていますので、この時代とどう向き合うかが、すごく重要なんだと思っています。私は、働き方改革は、県に単に人事問題ではなくて、経営問題だというふうな戦略にちゃんと立つ、経営戦略として、働き方改革を見ていかなければいけない、というふうに思っていますので、ぜひともよろしくお願いいたします。また、さらにこの点で、私自身が思っているのが、まさに今日、西村大臣が先ほどおっしゃってくださったんですが、国の事業や補助金、あるいは支援金を募集した際の、審査項目についてお伺いさせていただければ、というふうに思います。働き方改革を国の形にしていくならば、大切ですという言葉だけではなくて、しっかりとやり切るというような、国からの強力なメッセージが、私は必要だと思っています。その金を高めていくことこそが、様々な行政官僚、そして行政省庁の皆さん方の手腕なんじゃないかな、というふうに思っております。本日は国交省さんにもお伺いしたいと思っているわけですけれども、国交省さんが、実は令和4年6月、そして令和5年の1月から、変わった、いわゆる経営事項審査というものがございます。この経営事項審査というものですけれども、いわゆる公共事業を受注する際に、かかっていく審査、いわゆる統一的基準がこの審査項目ですが、女性活躍推進を認定する、例えばエルボシ認定であったり、育休など子育てを支援するクルミンマーク、