19:29
これより会議を開きます。財政及び金融に関する件について調査を進めます。この際お諮りいたします。両県調査のため、本日参考人として、日本銀行総裁黒田春彦君、副総裁内田新一君、副総裁卑弥野良造君、独立行政法人国際協力機構理事中澤圭一郎君の出席を求め、意見を聴取することとし、また政府参考人として、内閣官房、内閣参事官吉田綾君、内閣府大臣官房審議官吉岡秀也君、給民預金等活用担当室室長小川康成君、大臣官房審議官松田秀一君、金融庁総合政策局長栗田照久君、企画市場局長伊藤英樹君、監督局長伊藤豊君、
20:40
財務省主計局次長寺岡光寛君、主計局長墨沢人志君。
20:47
失礼しました。主税局長墨沢人志君、国債局長三村敦志君、国税庁次長保史屋和彦君、厚生労働省大臣官房政策立案総括審議官田中幸子君、経済産業省通商政策局通商機構部長柏原京子君、資源エネルギー庁長官官房資源エネルギー政策統括調整官山田人志君、国土交通省大臣官房海外プロジェクト審議官天野雄介君、防衛省大臣官房施設官杉山雅人君、防衛政策局次長安藤敦志君、整備局長川島貴紀君の出席を求め説明を聴取したいと存じますが御異議ありませんか。御異議なしと申り上げます。よってそのように決しました。質疑の申出がありますので順次これを許します。
21:59
住民主党の小田原清志であります。質問の機会をいただきありがとうございます。本日はどちらかというと総括的にこれまでの安倍のミックスの期間の業績について振り返させていただきたいと思います。まず我々が非常に苦しんできたコロナ禍に対する対策であります。コロナと言い出した例は2年度ぐらいから現在までいわゆるコロナ対策費の私たちの同志たちがまみず100兆といろんなところで言っていたということもあって結果的にいわゆるまみずというのはいくら出したのか教えてください。
22:50
お答え申し上げます。お尋ねの新型コロナ対策の関連予算につきましては直接的な感染防止対策のみならず新型コロナによって影響を受けた経済雇用への対応など多様な事業が関連予算として含まれることから明確に切り分けて国体することは困難な面がありますがその上で新型コロナ対応のための緊急的な支出として令和2年度第1次補正予算か ら令和4年度第2次補正予算までの6回の一般会計補正予算そして令和元年度から令和4年度までの4か年における一般会計予備費の使用決定額のうち新型コロナの関連予算と考えられるものを機械的に切り分けて単純に合計いたしますとちょうど100兆円程度になるということでございます
23:51
ありがとうございます私たちの同志がこうするべきだといったとおりのことをしていただいたんだというふうに思いますさてそのとき我々は消えた売上げ 消えたお客 消えちゃうかもしれない産業大変危機感を持って協力を仰いだわけですが結果的にその間個人預金と法人預金それから税収はそれぞれいくらずつ増えたでしょうか教えてください
24:26
まず預金について申し上げますと国内銀行の令和2年3月末と令和2年3月末の金山高を比較いたしますと個人預金は約55兆円 一般法人預金は約49兆円増加しております
24:50
55兆円ふえたのと49兆円ふえた我々はコロナになって商売ができなくなって大事だと思ってお金を出したわけですが出したお金よりも貯金を積み上がったお金の方が多いという何とも皮肉な結果のようにも見えます困っている人と預金を積んだ人はもしかしたら違うかもしれませんけれどもただ全体的に見てまみずを出したものがほとんど貯金になっているというのはどういうことかということを考えなければいけないというふうに思います私たちはこの30年間の間300円の牛丼が大好きになりましたよくあんな安いお金であんなおいしいものが食べられると思いますサッカーの本田選手が先月ですかね日本のラーメンは あまりにおいしくてこんな安いんじゃかわいそうだから2000円払うと言ったら炎上してましただけど外国人からするとそれが自然な感覚だと思いますちょっとオタッキーな話になりますがおそらく1980年代の前半からラーメン丼みたいなのができてそれまでは引き上げ者が中華そばを出す料理人がらーって言ったからラーメンということだったと思いますがかんななかんぱち仕事を終えたタクシーのうんちゃんがおいしいラーメンにたかるようになって外縁前のh券とか世田谷の代理店のn電経電とかですねというそのラーメン丼ができたそうするとどんなにおいしくても1000円を超えたものはラーメンじゃないという制約の中であれだけおいしいラーメンを作っても1000円以上のものが出せなかったというようなことではないかと思いますさて牛丼の話に戻りますが一時アベノミックスがうまくいって2年間ぐらいはプレミアムブームみたいなのができましたが少し正気に戻ると私たちは1200円のスープとサラダ付きのランチを1回食べるよりも同じ1200円ならあのおいしい牛丼を4回食べられるということの方がうれしいという人の方が多いと思いますそれはなぜかというと4回一度おいしい牛丼を食べてもあと3 回未来あの牛丼が食べられるということに満足感を感じるからでしょう老若男女お金を使わない理由はみんな同じでありましょうそれは自分が何年生きるかわからないから今女性が87歳まで生きては男性が81歳まで生きる100歳になるのも時間の問題ではないことをみんな思っていると思いますそうすると20年親の負担で教育を受け40年現役で働いたとしてもそれから無収入の時間が40年あるだから今のうちに将来いろんなことに使える安心感が欲しいということでお金をためちゃったということではないかと思います別に個人預金がふえてもそれはよかったですねという気持ちはあるんですけれども私が訴えたいのは政府支出をふやしても個人消費は反応しないという30年間だったのではないかということであります3年前コロナの自粛期間があってとても時間ができたので私はその頃VV言わせていただいたMMTの5年前に出た一番初めのランダル・レイさんが書いた入門書と同じくランダル・レイさんとビル・ミッチェルが書いた英語の原書それぞれ3回部分によっては4回一時は両方とも丸暗記するぐらい読みましたなんでそんなことをしたかというと本当に原書に書いてあることが正しく日本語に訳されているのか本当に原書にはお金はすり放題だからじゃんじゃん公共投資をしろと書いているのかというのを突き止めたくて読み終えました結論から言うと主に先進国の自国通貨主権通貨は破綻しないとは確かに書いてありますかといってじゃんじゃんすって公共事業をしろとは書いてありませんどちらかというとMMTというのは左派の理論で国内で最もいけない政策というのは失業者をつくることなぜなら国民生産を落とし社会不安をつくり元に戻すのにこれまた社会的なコストがかかるからだしたがって失業者が出たら国はお金をすってでも失業者を雇い仕事のトレーニングをしていつか景気が上向いたときに政府が払う賃金よりも高い世界に送り出してあげる人材のプールをつくりなさいというのがMMTの訴えの本質でありましたただ日本だとどうしても政府の負債は民間の資産だからいいことなんだということを言う人がわりと多くてだからじゃんじゃん道路をつくってじゃんじゃん橋をつくって新幹線を通してそれも大事ですよだけどもそうしたら経済がうまく回るのかというとそうじゃないんじゃないかということです実はMMTの本にはそう書いてありますがそれと同時にGDPはこれMMTに限らずですね消費と投資と政府支出の合計ですだから三部門収支海外部門と企業部門と民間部門と政府部門の収支というのは1年のフローを足してもゼロになるしその蓄積のストックを足してもゼロになるこの2つが頭から離れると政策を間違えると結構はじめの方に書いてあります政府支出をふやすというのは確かにその分だけGDPをちょっと上げるかもしれないけれども消費とは関係ありませんしたがってまた国の負債は民間の資産だというのはストックの話をしているわけであって今年1年間のフローの話ではありませんだからジャンジャンお金を使うと個人消費が伸びるはずだというのは現実的にはうまくいっていなかったんじゃないかと思いますさて今ジャンジャンお金を使えという人たちの間で受給ギャップを公的質で埋めろという議論がよくありましただいたい20兆円ぐらいの話をする人が多いと思いますが先ほど教えていただいた期間で受給ギャップはそれぞれいくらだったか教えてください
32:06
お答え申し上げます経済全体の受給状況を示すGDPギャップでございますが数値については幅をもってみる必要はございますが内閣府の推計値では令和2年度はマイナス4.6%金額に換算するとマイナス26兆円程度令和3年度はマイナス2.5%金額に換算するとマイナス14兆円程度となっております
32:33
ありがとうございますしたがってだいたい受給ギャップを公的出資で埋めるべきだと言っている水準感というのは正しいのでありましょうしかしここはぜひ大臣にお伺いしたいと思います現実を見ると受給ギャップを公的出資で埋めてもお金を使う動機にない 寒風財にはならず個人消費と民間投資は増えないとまでは言いませんけれどもあまり相関関係はないのではないか と思うのですが大臣の御所見をお聞かせください
33:10
政府といたしましては必ずしも gdp ギャップを埋めるという考え方には立たないところでありますが経済状況に的確に対応するためにこれまで類似の経済対策を策定してまいりましたこうした類似にわたります経済対策の実施補正予算の編成は財政支出増加の一因であることは指摘できることであるそういうふうに思いますまた1990年代のバブル崩壊以降の低い経済成長と長引くデフレによりまして個人消費や民間投資が低迷する一方家計や企業の現預金は過去最高水準に達している状況でありますこうした課題に対しまして岸田内閣としては市場や競争に全て任せるのではなく2000兆円を超える個人金融資産のうちその過半が現預金として保有されている中で貯蓄から投資へとシフトさせるGXなど成長分野における大胆な投資を官民連携で推進することにより民間投資を喚起する賃上げを内閣の最重要課題として構造的賃上げなどを通じた成長と分配の好循環を実現するそういった新しい資本主義の 考え方に基づく経済財政運営を行うことにより経済対策による一時的な受給喚起ではなく民主主導で持続可能な成長を図ってまいりたいそのように考えているところです
34:57
ありがとうございます 私はアベノミクスの成果というのは非常に大きいという大前提でお話をさせていただいています少なくとも前の世間どうのこうのというつもりはさらさらないんですけれども11年前どんな大学をいわゆる有名大学から何から出ても5人に1人は就職できませんでした家の中に就職しない23歳の若者がいたらどれだけ夕食の時間がつらいものになるかみんな考えていることは一つなんだけれどもそれが口に出せないまたどの家族の一員をとっても自分の力ではどうしようもないというところからコロナのときだけは遮消してその10年間ほぼあんまりこだわらなければほぼ全員が大学生に卒業したら就職できるようになりましたその結果この5年間ぐらい面白い起業家が若い人たちの中でどんどん出てきました私は日本経済とそれから若者の将来については個人的には楽観をしていますそのベースを踏まえて今日は黒田総裁にわざわざ来ていただきました僕は与党で業気がいい方なんであんまりどうしても大臣ということはこの11年間なかったんですけれども今日はどうしても鈴木大臣と黒田総裁に来てくれというふうにお願いをしましたと申しますのは民間の場合はいわゆる基幹銀行手厚は不健全というふうにされますそれはそのとおりであります皆さんからの一般の預金を持ち株会社なり親会社なり特定の事業に十分な審査もせず貸し付けたらそれは大変不健全でありますが中央銀行と政府の関係は別ではないかということであります僕は全然勉強しなかったんで自分から言うの本当は嫌なんですけれども小宮隆太郎先生のゼミにいました白川前総裁と私の大先輩和彦圭造先生は同じ同門小宮ゼミの1年先輩後輩なんですところが11年初当選前に初当選をしたときから圭造先生は白川総裁のことをけちょんけちょんにおっしゃるんですねそれはもう本当に私は星久間のお姉さんみたいに影から胸を痛めていたんですけれども白川総裁が3年前中央銀行へと行くという本を書かれましたついつい和彦先生の 話だけ聞いていると通貨の番人と称しながら何も仕事をしなかったじゃないかというようなことが多かったんですけれどもものすごく悩み考え抜かれた5年間だったというのがよくわかりました特に中央銀行の独立性という考え方は試練に直面している飛ばしてなんだかんだ言って中央銀行という組織もそれを代表する総裁も社会からの共感を得ることが不可欠であると書いてありましたそれを読んで私は白川総裁はどれだけ自分の決定や政策が社会から共感を受けているかということを365日かける5ずっと直面しながらお仕事をされていたんだというのがよく伝わりましたさて黒田総裁受付いたとき日銀の資産規模164兆円令和3年度末が736兆2535億円5倍近く資産規模が膨れるわけですこれはどうでしょうスタートアップのベンチャー企業ならいざしらずものすごい勢いで資産規模が増えしかもそれはほとんどが社債を日銀が引き受けているこれは僕は何度も言いますけれどもアベノミクスの成果は評価していますけれども財政ファイナンスとも言いませんけれどもこの間日銀の中央銀行の独立性だけに焦点を当てろとは申しませんが特に大倉社をから来られた日銀総裁はこの間中央銀行というのはどういうものでどういうことをするべき でこれからどうあるべきだというふうに思いながら仕事をされていたのか独立性だけではないですけれども政府との関係そして中央銀行というのは何のためにあるのかということをお聞きしたいと思います
40:17
私は2013年の3月に日本銀行総裁を拝命したわけですがそれまでの15年間はデフレが続いておりまして失業率も45%就職氷河期と言われた時代が15年間続いたわけです日本銀行の使命は物価の安定ということこれは日本銀行法にもはっきり書いてあるわけでありまして日本銀行総裁を拝命した時にやはりこのデフレこれを克服して物価の安定を達成するということがやはり日本銀行総裁として最も重要なことであるというふうに考えましたなお2%の物価安定目標をできるだけ早期に達成するということ自体はすでに2013年1月に白川総裁の下で金融政策決定会合で決定しかつ政府と日本銀行の共同声明にも盛り込まれていたわけでありますそういうことを踏まえて共同声明に沿ってそれぞれの役割をしっかりと果たしながら連携してマクロ経済政策の運営に当たってきたわけでありますその下で先ほど来申し上げているとおり日本銀行は物価の安定という自らの使命を果たすために2%の物価安定の目標の持続的安定的な実現を目指して金融政策を運営してまいりましたこの目標やその実現に向けた具体的な施策はいずれも日本銀行が金融政策決定会合において決定したものでありまして物価安定の目標これを実現するために中央銀行の独立性が必要であるという考え方自体は歴史的な経験を踏まえて世界的に確立されておりましてこの点は1998年の新日銀法によってはっきりと日本銀行の通貨及び金融の調節における実施性は尊重されなければならないという形で明確に定められておりましてそれを踏まえて適切な金融政策の運営に努めてきた次第であります小田原貴昭君 ありがとうございます 物価の万人であるということはもともと中央銀行の独立性というのはお金をすり過ぎてインフレになっちゃいけないから目的に加えられたというのがスタートだったと思いますただ物の値段が下がる中で物価の万人になるというのはものすごく難しかった結果的に資産がふえちゃったというかじゃないかと思いますけれども私がこんなことを言う資格があるわけではありませんけれども本当に長い間おつかれさまでございましたさて中央銀行とは別に通貨を発行する仮想通貨という考え方が10年ぐらい前から起こりました実はこのmmtの入 門書には後ろの方に1ページだけ仮想通貨とはという章があって何て書いてあるかというとランダル・レイは仮想通貨とは間抜けをだます道具であると書いてあります世の中には10分に1人間抜けが発生するというようなことが書いてあってこれは僕が言っているんじゃないですからねこの仮想通貨は暗号資産というふうに言い変わりましたこの仮想通貨を暗号資産と言い換えるようになった理由について教えてください
44:17
お答え申し上げます 平成29年4月に施行されました改正資金決済法におきまして仮想通貨を定義付け仮想通貨交換業者を登録制とする規制を導入いたしましたその後仮想通貨は通貨の役割を果たしていないんじゃないかといった指摘などもありましてG20等の国際的な議論の場におきましてクリプトアセットすなわち暗号資産ということでございますがこうした表現が主要されるようになったこと仮想通貨という名称は法定通貨との誤認を招きやすいとこういった指摘も出ておりましたこうしたことを踏まえまして令和2年5月に施行されました改正資金決済法におきまして仮想通貨から暗号資産に名称が変更され現在に至るまでその名称が使われております委員長 小田原貴昭君 ありがとうございます確かにブロックチェーンというのが画期的だ改ざんができない電子記号だというところから通貨としても使えるんじゃないかいろんな消費者としても使えるんじゃないかそこまでは私も全く同意をしますしかし現実的には例えばビットコインキャッシュとか偽物がパソコン1万台さえあれば別の宇宙がつくれるということが明らかになりました結果的に本来通貨の満たす3機能交換機能価値の尺度そして富の保存3つとも満たしていないと私は強く感じます例えばビットコイン2009年に初めて2ビットコインでピザ2枚を買ったという取引以外にビットコインで何か買ったという人は聞いたことはないし本当はそのピザ屋がそのときピザ2枚売って持っていたビットコインを4年前まで持っていたら200億円になっていましたことほどさように物の決済に使っていないそれから価値が乱高下しすぎて尺度にもならないしたがって富の保存にもならないこういったものを10年前に随分自民党も陳情を受けこれを通貨として認めないと国際競争から取り残されるということになってそうしているんですけれども本来は一番近い実物資産に例えていると金融みたいなものだと思います金には取引すると消費税がかかりますなぜ暗号資産は消費税を取らないままなのかそのお考えを教えてください
47:14
暗号資産でありますけれども暗号資産の現状を見てみますと一般的に価格変動が激しく当期の対象として取引が行われているケースが多いことから小田原先生御指摘のとおりに必ずしも通貨の役割を果たしていない状況にあることそれは認識をしているところでございますその一方で徐々にではありますけれども暗号資産を支払手段として使用できる店舗は増加しておりまたメタバースでの取引やNFTなどのトークンを取引するビジネスにおいて暗号資産が支払手段として使用されているケースも増えてきているものとそのように承知をしておりますそうした状況を踏まえますと暗号資産は資金決済法で定める代価の弁債に使用できるとの性格もあるものと考えられますいずれにしても暗号資産に係る事業者間の健全な競争によりブロックチェーン技術をはじめとしてデジタル分野にイノベーションをもたらしている面もありイノベーションとのバランスに留意しつつ適切な利用者保護が図られるような規制の枠組みをつくっていくことがそうした技術の発展のためにも重要ではないかと考えて おりますそして先生から暗号資産の消費税についてお話がございました暗号資産の取引に関し消費税が非課税とされている理由についてでありますけれども暗号資産は資金決済法において代価の弁債に使用できる財産的価値と定義され支払いの手段として位置づけられていることeuなどでは暗号資産の譲渡は非課税とされていることなどを踏まえ支払手段に類するものとして非課税とされているところであります
49:23
メタバースは僕は避けられないしこれからもいろんな世界が出てきてしかも競争と闘打が起きていくんだと思います暗号資産は今二千とか三千とかあるらしいですからどういう競争が起きるのかわかりませんがテクノロジーを尊重し育て世の中のプラスになればいいなと期待をするのみであります最後に三年前五月二十二日に私は国土交通委員会で駿河銀行によるカボチャの馬車事件というんですかね女性専用のシェアハウスを素人に立てさせて本当は実現もしないような高いレントロール事業計画と時によっては売買契約を偽造して建築費の実際の相場よりも倍とかそれぐらい のものを立てて駿河銀行がお金を貸すところがそんな虫のいい家賃は入ってこず売ろうとすると三億も四億も借金を背負っちゃったのに数千万円でしか値段がつかないような物件をつかまされたこれが結果的に金融庁さんのご尽力もあってこれは全額銀行持ちでチャラにしましたところがこの元になっている駿河銀行によるアパートマンションローンというのがありますこれはもう七八年前カボチャの馬車の前からいわゆる被害者がいっぱいいます駿河銀行に八千億ぐらいそのローンの残高があってどうも一千億円ぐらいはもう引当をしてあるようなんですが一つ一つの例えば改ざんしただろうとかいうものはいくつか裁判が起こっているみたいで個別の裁判で解決してくださいという僕前回金融庁からレクを聞いたらそういうお話でしたしかしさすがに何百人いてしかもお医者さんとか上々のサラリーマンとか立派な人なんだけれども金融リテラシーというか家主になるという教育を受けていない人が銀行のいうことだからきっと全部正しいんだろうと思って借りちゃったこれはさすがに一件一件の裁判で解決しろというのは先進国の我々の政府としては冷たすぎるような気がいたしますだからといって一括で政府が救うという筋合 いのものでもない残念ながらしたがって金融庁や政府としてできるのはできるだけ申し上げて時間が経過しておりますのでご協力お願いしますはいすぐ終わります 調停を促すようなことはできないのか教えてください
52:30
お答え申し上げます委員御指摘のとおり金融庁駿河銀行に対しまして18年10月に業務改善命令を発出して以降シェアハウスにとどまらずアパマン有刺についても民事調停ADAR手続きを活用しながら今解決方法について協議を行っているわけですけれども多くの債務者にとって可能な限り早期に問題解決が図られるよう駿河銀行に対し債務者弁護団の協議に真摯に応じることを含め引き続き申し上げているところでございまして今後とも適切な対応を求めてまいりたいというふうに考えております
53:12
ありがとうございます 被害者をどうか救ってください終わります
53:52
公明党の山崎雅康です本日は本委員会での質問の機会を与えていただきまして本当にありがとうございます早速質問に入りたいと思います よろしくお願いいたしますまずはじめに金融リテラシー教育についてお伺いします2022年11月に新しい資本主義実現会議が資産所得倍増プランを決定しその柱の一つとしてニーサの抜本的拡充高級化を打ち出しこれからは2000兆円を超える家計金融資産を投資につなげ金融所得に加え金融 資産所得を増やしていこうという政策が進んでいきます国民一人一人が安定的な資産形成を実現し自立した生活を営むためには金融リテラシーお金についての知識を正しく理解し適切な判断ができる能力を高めていくことが重要ですしかし2019年に金融広報中央委員会が行った金融リテラシー調査によれば金融教育を受ける機会があったと回答した人は8.5%にとどまっています先ほどのニーサなどを通じた個々のニーズを踏まえた安定的な資産形成に向けた投資教育やデジタライゼーションの進展を踏まえた情報金融リテラシー教育は重要でありますその中でも特に重要なのが青年年齢が18歳に引き下げられたことを踏まえて若年期からの金融リテラシー教育でありますそこで国民一人一人が安定的な資産形成を実現し自立した生活を営む上で昨今の環境変化も踏まえた金融経済教育を推進拡充していくことが重要であると思いますが金融庁の認識を伺うとともに実際の日本の金融教育の現状に ついてお伺いいたします
55:52
山崎先生御指摘のとおりに個々人が自らのニーズやライフプランに合った適切な金融商品サービスを選択をして安定的な資産形成を実現していくためには金融リテラシーを高めていくことが重要であるとそのように認識をしておりますそのため金融庁や財務局では昨年4月から青年年齢が引き下げられまた高等学校の新しい学習指導要領が実施されていることも踏まえまして職員による出張事業や教員向け研修会を実施しているほか文部科学省とも連携をしながら高校向け指導教材を作成周知するなど金融経済教育の普及に向けたさまざまな取組を行ってきております一方で これも御指摘ございましたが金融経済教育を受けたとの認識がある方は約7%にとどまるとの調査結果もあり現状では金融経済教育が広く国民に行き届いていないと認識をいたします今国会に提出をした法案では新たに金融経済教育推進機構を設立をして官民一体となって金融経済教育に関する戦略的な対応を進めていくこととしております金融庁といたしましてはこの新たな機構を中心に家計管理や生活設計を含めましてより一層効果的な金融経済教育の推進に取り組み家計の金融リテラシー向上に努めてまいりたいと考えております
57:37
御丁寧な答弁ありがとうございました次に不正幹部や報酬の無申告事案への対応についてお伺いします今年の3月1日や2日の新聞報道によるとコンサルティング業務を手掛ける会社が副業などで赤字が発生した場合には本業の給料と副業の赤字を損益通算して税金の幹部が受けられるという制度を悪用し副業で赤字が出たとする虚偽の申告書作成の代行を行い109人に出口を指南し不正に利益を得たとはありますが事実関係や現在の対応状況についてお伺いします
58:20
お答え申し上げます御指摘の事案は不正指南者がSNSを利用して正社員の人が受け取れる幹部金等を対文庫に勧誘いたしまして納税義務者109名の所得税の確定申告におきまして各納税義務者とそれぞれ共謀の上いずれも企業所得との損益数差の対象となる事業所得の損失が生じたように装い所得を否得する方法によりまして各納税義務者の平成27年分から令和3年分までの所得合計約72900万円を否得し所得税合計約4300万円を免れたとして令和5年2月28日に東京国税局が東京地方検察庁にお出し判として告発したものでございますそれから国税庁の取組でございますが所得税の不正完付につきましては虚偽の事業所得に赤字があるものとして企業所得との間で損益数差をし企業所得について厳選承知された所得税額の完付を受けようとする事案などが把握されているところでございますこれに対しまして国税当局といたしましては申告書の添付書類や保有する資料情報等に基づき厳格な審査を行いまして申告内容に疑義がある場合には完付を保留した上で実態確認等を行い申告内容に虚偽等が認められた場合には確実に是正しているところでございますなお特に悪質な事例につきましては税務調査を実施するなど厳格な対応を行っているところでございますまた税務調査等の結果悪質な不正完付申告の事実が確認をされ刑事上の責任を追及する必要があると判断した事案につきましては先ほどの事案のように補達に該当する場合には国税当局において反則調査を行いまして検察当局へ告発をし詐欺罪に該当する恐れがある場合には検察当局に告発するなど厳正に対応しているところでございます今後とも政官部署につきましては厳格な審査等税務調査等を通じまして的確に対応してまいりたいと考えております
1:00:28
詳細な対応状況についてありがとうござい ましたこの件はですねsnsを使って会員を募るなどの手口ですが今後の防止策についてお伺いいたします
1:00:44
お答え申し上げます国税当局でいたしましては適正に納税を行っている方々が不公平感を抱くことのないようまずは副業等収入がある方々を含め納税者に自発的に納税義務を履行していただくことが重要と考えておりますこのため副業等収入がある納税者の方々による自発的な適正な申告に向けまして申告等の税務手続や申告が必要な取引に関する課税上の取扱いにつきまして国税庁ホームページやの掲載や報道機関に対する情報提供仲介事業者や業界団体等を通じた適正申告の申告の呼びかけ等の取組を行っているところでございますまたあらゆる機会を通じまして課税上有効な資料情報の収集に努めまして無薪告社など必要があると認められる場合には税務調査を行うなど厳正に対応しているところでございますこうした取組を通じまして引き続き適正公平な課税の実現に努めてまいりたいと考えております
1:01:54
ありがとうございました次に今年3月13日の朝日新聞では動画をyoutubeに投稿しその報酬などとして約3600万円を得ていた男性が確定申告をしていなかったとして住家産税を含む約700万円を追徴課税されたという事件が報道されましたまた今年3月8日の読売新聞にはSNS上で高い発信力を持つインフルエンサーと呼ばれる女性9人が2021年までの6年間で計約3億円の申告漏れを指摘され所得税など百数十万円から約3000万円を追徴課税されたと報道されていますさらに今年2月16日の西武読売新聞では福岡県の40歳代の男性が副業とするネット販売で2020年まで7年間で得た1億400万円について申告せずに一部で所得の隠蔽を図っていたとして重過産税を含め約2100万円を追徴課税されたと報道されています報道によるとこれら3件とも申告しなければならないと認識していながら確信的に申告しなかった事案であるとのことですそこで昨今副業する方が増える中でこういった事案が増加してきていますがどのような対策を講じられているのかお伺いします
1:03:26
お答え申し上げます先ほどすでにお答え申し上げましたけれども副業等に対しましては副業同業がある方々を含めまして納税者に自発的に納税義務を履行していただくことが重要と考えておりましてこういった副業等収入がある納税者の方々による自発的な適正な申告に向けまして申告等の税務手続や申告が必要な取引に関する税上の取扱いにつきまして国税庁ホームページの掲載や報道機関に対する情報提供仲介事業者や業界団体等を通じた適正申告等の呼びかけ等の取り組みを行っているところでございます
1:04:08
先ほどの予備新聞の報道によるとインフルエンサーによる広告は近年拡大を続けておりSNS、マーケティング会社、サイバーバスなどによると今年の市場規模は2020年の2倍以上の741億円で2027年には1302億円に上ると推計されていますまた福岡の男性の事案のシェアリングエコノミーを見ると一般社団法人シェアリングエコノミー協会によると市場規模は拡大しており2022年度は約2兆6千億円で4年間で約7千億円増加しています国税庁によると昨年6月までの1年間に確定申告をしなかった人に対する税務調査は前年比の3倍に増え3828件に達し所得漏れ額は前年比約1.4倍の1119億円に上り追徴税額は前年比2倍越えの190億円となっていますコロナ禍でリモートワークが広がったことやユーチューバーやインフルエンサーネット販売などが拡大していますこうしたように個人で稼ぐことのできる環境が急速に拡大していく中で正しい税の知識を持っていなければ知らず知らずに雑税をしてしまったという状況にもなり得ますまた先ほどの所得税の雑税の至難事件などは税の知識のなさゆえに安義に節税できるという甘い言葉に飛びついてしまった面もあると思いますそこでこれらの現状を踏まえこういった事件を繰り返さないためにも正しい税知識をつけるために今までも行ってきた子どもたちへの租税教育の推進拡充がますます重要になってくると考えますが財務省の認識と実際の租税教育の現状についてお伺いします
1:06:08
お答え申し上げます納税意識を向上していくためには学校教育から段階的に租税の役割等について正しく理解していただくことが重要であると考えておりますそのため国税庁におきましては関係機関とも連携いたしまして児童生徒を対象とした租税教育生の講師派遣や租税教育教材を作成するなど学校教育における租税教育の充実に努めております租税教育の内容につきましては学習指導要領を踏まえ納税の義務を取り上げているところでございますがユーチューバーや副業者の同化など社会環境の変化も踏まえながら教育機関とも連携をし継続的に工夫を重ねてまいりたいと考えております
1:06:56
次に教育に対する公的支出についてお伺いします岸田総理は今国会の施政方針演説において我が国の経済社会の持続性と包摂性を考える上で最重要政策と位置づけているのが子ども子育て政策と言われていますまた急速に進展する少子化により我が国は社会機能を維持できるかどうかの瀬戸際と呼ぶべき状況に置かれており子ども子育て政策への対応はまったなしの先送りの許されない課題であると語られましたそして年齢性別を問わずみなが参加する従来とは次元の異なる少子化対策を実現したいそして本年4月に発足する子ども家庭庁のもとで今の社会において必要とされる子ども子育て政策を体系的に取りまとめつつ6月の骨太方針までに将来的な子ども子育て予算を予算倍増に向けた大枠を提示しますとも語られました総理の並々ならぬ今後の我が国の子ども子育て政策への決意表明でありました子ども子育て予算と言いましてもやはり教育費がある意味でそのど真ん中にあると思いますそこで私はもともと中学校の教員でありましたのでそういった観点においてあえて本日は財務委員会でこのことを確認したいと思いまして質問をさせていただきたいと思いますまずはその取組に向かう上で現在の日本の立ち位置現状について確認をしたいのですが去年10月のOECD経済協力開発機構の発表によると国内総生産に占める教育機関への公的支出の割合2019年時点が日本は2.8%とデータの ある加盟国37カ国中36位でありましたこのことに対する財務省の今までの見解を見てみると教育は子ども一人一人に対するものであるという観点から学者一人に対しどの程度の高材生教育支出を行っているかでみると日本はOECD諸国平均と遜色ない水準という捕らえ方見解をしているようですこれはどういうことかというと要は36位ですけれども教育費を子ども人数で割った1人当たりの教育費はそんなに見劣りしていないそういう形式だと思いますしかし先ほどの総理の出演方針にあったように急速に進展する少子化により我が国は社会機能を維持できるかどうかの瀬戸際と呼ぶべき状況に置かれており子ども子育て政策への対応はまったなしの先起こりの許されない課題従来とは次元の異なる少子化対策を実現してい くのであればGDP費をもっと上げて在学者1人に対する高材生教育支出も世界に比べて遜色ないレベルではなくて世界の上位に踊り出るぐらいの思い切った高材生教育支出の拡充を検討すべきではないかと考えますが見解をお伺いいたします
1:10:34
山崎先生にお答えいたします今OECDの報告書のことにつきましては山崎先生から御説明いただいたとおりでありまして日本はOECDの全体の平均4.1%ですけれども日本は2.8%そして子ども1人1人に対する観点から考えますとOECDの平均21.4%に対しまして21.1%ということで遜色がないというふうに答弁をさせていただいたんだろうというふうに思いますそういう中で教育予算が重要であることは間違いないところでありまして人口構成の状況や財政状況も踏まえながら予算全体の中で必要な額を確保していくことが重要だと考えております昨日28日に成立いたしました令和5年度予算におきまして小学校4年生の35人学級制の実現や小学校高学年の教科担任制やギガスクール構想の推進など教育環境の整備等を図るため分教関係予算につきましては対全年度103億円増の4兆216億円を措置しておりますまた子ども対策強化につきましても昨日17日に総理から会見がございまして3月末をめどに具体的な叩き台をまとめた上でその後必要な政策強化の内容予算財源についてさらに議論を深め6月の骨太方針までに将来の子ども予算の大枠をお示しするということが発言されたところでありましてそれに沿って検討が進められていると承知しております
1:12:45
ありがとうございました全年比103億円増ということでまたさらなる思い切った前向きな検討をぜひよろしくお願いいたします次に続きまして先ほどのOECD報告の大学レベルの教育費の家庭負担についてお伺いしますOECDの報告書によると大学レベルの教育費の出どころについて2019年のデータを使って分析した結果日本は家計負担が52%でOECDの加盟国平均22%の倍以上で比較可能な35カ国中4番目に高い状況であることが分かりましたただ日本政府は2020年度から低所得世帯の学生に授業料減免と給付型奨学金を支給する就学支援制度を始めていますがデータが2019年なのでその制度の分は現在反映されていませんしかしOECDのアンドレアス・シュライフェア教育スキル局長は日本は制度が導入されたこれを加算されたとしても支費負担に比べて交費負担がまだまだ小さいと指摘し奨学金の返還額が卒業後の収入と連動するオーストラリアやイギリスの制度の例を挙げ検討を求めていますこのことに対する財務省の見解としましては教育負担の状況の背後には教育は社会が支えるという福祉国家主義と日本や韓国などの家族主義とアングロサクソン諸国の個人主義の教育間の相違があるとしイギリスやオーストラリアなどはかつて授業料が無償政府負担であったが財政発火により授業料を徴収することとした定位所得者数をはじめ進学率が低下しないよう在学時の授業料負担を繰り延べし学生本人が卒業後に返還する制度を導入し政府負担を減らし本人負担を増加させているというような資料をつくっておられますのでこれが財務省の見解なのかなとも思いますが公的支出と家計負担の割合については大変大きな議論が必要なところでありますが公明党としましては家計負担が大きい状況にあって経済的理由により大学への進学を諦めてしまうといったことがないように奨学金の拡充には今までも全力で取り組んできましたそして昨日も党として大学などの高等教育無償化の対象範囲の拡大具体的にはまず無償化の対象範囲を多種世帯や理工農学部を対象に中間層まで拡大する党を盛り込んだ次世代育成のための緊急事態宣言等についての提言を岸田総理小倉子ども政策担当大臣に提出しましたやはりさらなる家計支援が必要であると考えていますそこでこの大学レベルの教育費で家計負担の割合が日本は5割を超え35カ国中4番目に高いとの発表があったことに対する認識とさらなる家計への支援策の拡充についてお伺いいたします
1:16:00
お答えいたします今もう山崎先生が御説明されましたけれどもOECDの報告書によれば日本の高等教育の費用に占める家計負担がOECD平均に比べて高いということは事実でございます承知しております高等教育の費用につきましてはどの程度教育サービスを受ける本人やその家族が負担をしどの程度低所得者や大学に行っていない方々も含めた国民全体の税金で負担するかというのは難しい議論ではありますが日本においても財源を確保しながら順次教育費の負担軽減の取組を進めてきております例えば今回のOECDの報告書では日本のデータは今お話がありましたとおり2019年度からの用いられており加盟されていないと聞いておりますが2020年度から給付型奨学金の支給それから授業料減免を併せて行う高等教育の就学支援新制度を開始しておりますまたこの就学支援新制度につきまして令和6年度から多子世帯や離婚同系の学生等の中間層への対象を拡大することとしており現在文科省において詳細が検討されているとお聞きしておりますこのように教育費の負担軽減の取組を続けてきたところでございますけれども教育費の負担軽減は継続的に実施される正確なものであることからこれからこれを拡充するという場合には高級的な財源の裏付けが必要だということを前提に検討しなければならないというふうに考えております
1:18:02
ありがとうございます総理は施政方針演説の中で高等教育の支援の在り方など様々な工夫をしながら社会全体でどのように安定的に支えていくかを考えてまいりますというふうに言われておりますまた何よりも優先されるべきは当事者の声だということで総理自身が徹底的に当事者からお話をお伺いするところから始めますと言われております先ほど財務省が作った資料は政府負担、本人負担、家計負担の3種類に分かれていますが実際に本人負担と家計負担の境目は曖昧で奨学金の返還を親がやっている過程もありますし学生時代からアルバイトをしてほとんど本人の負担の過程もありますそういう意味においては要は公的負担か私的負担の2つというのが実態でありますそういう意味におきまして総理が何より優先されるべき当事者の皆様方の声をしっかりと聞いていただいて政策を練り上げていくことが待ったなしの先起こりの許されない課題従来とは次元の異なる少子化対策を実現していくことになると思いますので何卒よろしくお願いいたします最後に日本の学校の学級規模についてお伺いします続けで先ほどのOECD報告によると日本の公立小中学校の学級規模は小学校が1クラス平均27.2人中学校が1クラス平均31.9人でG5先進5カ国の中で最も高い国であることが分かりました公明党は今までも小学校における35人学級の実現などこの問題に積極的に取り組んできましたが私は元教員としてこのことは非常に重要であると考えています私は教員生活の中で何度も学級単位もしましたが今日本の法律では1学級40人までですが私が受け持った学級の一番多かった学級は1クラス38人でした一番少ない時が27人でしたが11人違うとあらゆることが全く違います具体的に言うと教員は朝子供が学校に来た時から何かいつもと様子の違う子供はいないかそれは体調面と心理面の両方から見ますそして毎日子供が提出してくる生活ノートこれを見ますそこには生徒の前日の1日の感想を書く欄がありますがそこで悩みを書いてくる子供もいますしずっと楽しそうに書いていた子供が突然書かなくなったりもしますまた学級の中にも発達障害があり対人関係が苦手であったり他道気味であったりするのでしっかり見守ってあげてあげてはいけない子供もいますし親が経済的に心配であったり虐待も視野に入れて見守らなければいけない生徒が自分のクラスに在籍している場合もありますそして今は何と言っても重要なのがいじめと不登校の問題です令和3年度の小中高等学校のいじめ年次件数は61万5351件で過去最多となっていますがこれは過去最多の件数が一概に悪いのではなくて昔はいじめ件数は絶対約で私たち教員もいじめが1件でも多かったら自分の教員としての力量不足の表れだったという感じで考えていたので国のいじめ調査でもいじめゼロ件という学校がたくさんありましたがその実際はどうだったかというといじめを見過ごしてきていた実態がありましたその反省を踏まえ今国はどういう風な方針で現場も取り組んでいるかというととにかく教師がびんびんにいじめに対するアンテナを張って小さい苛がらせや丸ふざけの段階から見逃さずに早期に発見ししっかり把握して指導していこうという流れに変わっていますそう考えたときに先ほど言ったように38人と27人では教員の目の配り方いじめの発見の精度一次案にかけることのできる時間がかなり違ってきます極端な話私の子供は高中・湯中の学校で一学期6人でしたが6人だと先ほどいじめだけでなくて普段の学習面なんかも先生の一人当たりの子供への指導時間の書き方が全く違ってきます不登校も同じです今9年連続で市場サイターを更新し長中高校で約30万人もの子供が不登校の状態ですが普段から子供の様子をしっかりとらえ小さな変化を見逃さずに不登校未然に不足点からもまたもしなってしまった場合でも家庭保護や保護者の方との連絡相談などの時間があり学級規模はそれらの支援の精度に大きく関係しますこれについても財務省は日本は諸外国と比べ学級規模が大きいとの指摘があるが教員一人当たりの児童生徒数は主要先進国の平均を下回っていると言っていますがこれはどういうことかというと近年例えば特別支援教育のニーズが高まったのに合わせ通級指導を行う教員や外国人の子供への日本語指導への教員の配置など学級担任以外の教員を他国より厚く配置しておりそれはそれで素晴らしい取り組みなのですがここで私が言いたいのはそういうことではなく学校において多くの子供が学んでいる学級の規模を小さくしていくすなわち一クラス当たりの人数を減らして学級数を増やし教員を配置していくことが今不登校やいじめ問題が非常に深刻な日本には重要であるということですそこ でg5で一番大きい学級規模の縮小に取り組むべきだと考えますが財務省の認識をお伺いします
1:23:29
お答えいたします今御説明がありました不登校やいじめの問題を含め複雑化困難化するさまざまな教育課題があることは財務省としても認識しておりますこのため令和5年度予算におきまして小学4年生の35人学級の実現などに必要となる教職員定数をしっかりと措置したほかスクールカウンセラーソーシャルワーカーなど外部人材の活用なども含めて予算を計上したところであります御指摘のとおりでありますけれども現在義務標準法改正法の不足規定に基づきまして文科省におきまして少人数学級に関する実証研究が進められていると承知しておりますこうした効果検証を踏まえつつ学校の教育環境や指導体制など個々の教育課題に応じて引き続き必要な措置を講じていくことが必要だと考えております
1:24:42
すいませんこの問題本当に文科省だけではだめで財務省の理解が重要であるとの認識で質問をさせていただきました総理は子ども子育て政策が最も重要な未来への投資です安心して子どもを産み育てられる社会をつくると言われています安心して子どもが小学校中学校高校に通わせられると言われるようなぜひ学校規模の縮小に取り組んでいただくことをお願いしまして私の質問を終わります大変にありがとうございました
1:25:35
立憲民主党の杉松芳典でございます今日はですね4月に行われるであろう財源確保法の観点でですね基礎的なことについてお伺いをさせていただきたいと思いますその前にですね3月28日に新型コロナウイルス感染症及び原油価格物価対策予備費というものが発表されましたこの後藤衆議院議員や小沼参議院議員もですね国会で指摘していましたけれども毎年度末にですねこの予備費をですね1兆円2兆円という規模でですねこれを乱用していくという感じですね通常予備費というのは5000億程度だと私は認識しているんですけれどもコロナ以降ですね例えば令和2年度末にですね3月23日ですけれども2.1兆円の駆け込みの予備費使用というのは決定された令和3年度末においてもですね3月25日に1.5兆円の駆け込み予備費使用が決定された今年度末もですね3月28日に2.2兆円の駆け込み使用が決定されたとこういう毎年度末ですねこの駆け込みのですね予備費の巨額のこれ乱用と言っても私はいいと思うんですけれどもこれはこの年度末までですね数日間でですねこんな巨額の費用をですねお金をですねさばけるわけでもないわけですからこれはきちんと改善していった方がいいと思いますが