19:52
それでは、みなさんおはようございます。これより会議を開きます。農林水産関係の基本政策に関する件について調査を進めます。この際、お諮りいたします。本件調査のため、本日、政府参考人として、農林水産省大臣官房総括審議官杉中敦志君、大臣官房技術総括審議官農林水産技術会議事務局長河合豊彦君、消費安全局長森崇君、輸出国際局長水野雅之君、農産局長平方雄作君、畜産局長渡辺雄一君、経営局長村井正近君、農村振興局長青山豊久君、林野町長官織田博史君、水産庁長官高谷隆君、水産庁資源管理部審議官高瀬美和子君、資源エネルギー庁省エネルギー新エネルギー部長井上博君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。質疑の申出がありますので、順次これを許します。
21:20
おはようございます。今日はバイオマス発電、特に木質バイオマスにつきまして、質問をさせていただきたいと思っております。ロシアによるウクライナ振興、カーボンニュートラルをめぐる動向など、情勢が大きく変化する中で、世界各国、エネルギーの安全保障の重要性が高まっています。欧米各国では、エネルギー分野のロシアの依存度の低減や、エネルギー持久率の向上に向け、引き続き再生可能エネルギーの導入拡大を目指しています。日本も、東日本大震災以降の懸案である電力持久逼迫とエネルギーコストの口頭が、ウクライナ危機や円圧の振興等によって、一層深刻化している状況です。電気代の口頭が国民生活や産業の国際競争力等に多大な影響を及ぼしていることは、周知のとおりです。2050年までにカーボンニュートラルを実現すると宣言した日本ですが、資源に乏しい我が国は、エネルギーの供給のうち、石油、石炭、天然ガスなどの化石燃料が約75%を占めています。そのほとんどを海外に依存しているという状況です。日本のエネルギー持久率は約12%。これは先進国の中でも極めて低く、エネルギー資源のほとんどを海外からの輸入に頼っているわけです。一方で再生可能エネルギーは、国産のエネルギー源であるために、エネルギー持久率の改善にも給与することができます。日本の再生エネルギーの電力比率は約20%前後ですので、そのうち3,4%がバイオマス発電という内訳になっております。そこで私の課題認識を質問していきたいと思うんですが、木屑や家畜の排泄物などを燃料に使うバイオマス発電が、天候に影響されない安定した発電量を確保できるという特徴から注目を集めております。バイオマス資源はCO2を吸収して成長しますので、京都議定 書においてもバイオマス発電は実質的にCO2を排出しないものとされていますので、これからますます力を入れていきたいところなのですが、日本国内で木質バイオマス発電用の燃料が足りない状況が続いています。樹木の伐採や造材のときに発生した枝葉などの林地残材、また製材工場などから発生する樹皮やノコクズ、住宅の解体剤や外路樹の剪定材などの剪定した枝などの木材からなる木質バイオマス発電を今後伸ばしていくために燃料の安定供給が不可欠です。農林水産省はこの木質バイオマス発電用の燃料不足について供給不足を具体的に把握しているかどうかまずは伺います。
24:25
お答えいたします。木質バイオマス発電につきましては、近年発電施設の増加ですとか合反、静止等向けの需要との競合、さらには園安等による輸入燃料の調達コストの上昇等によりまして、計画通り燃料材が調達できないといった声があるということは承知をしてございます。業界団体が本年1月に発電事業者向けに行ったアンケート調査によりますと、燃料調達や燃料価格の高騰が原因で計画通りに稼働できていないとする事業者が全体の17%ほどあったというふうに承知をしているところでございます。
25:12
はい、お答えありがとうございます。先ほど業界ということでおっしゃりましたけれども、日本木質バイオマスエネルギー協会によりますと、木質バイオマス用発電用の燃料調達が難しくなると見通した発電所が6割を超えています。燃料が調達できずに一時的に休止した発電所も出ているという状況になっています。エネルギー資源が乏しい我が国において、木質バイオマス発電は国産電力として期待は大きいわけでございます。化 石燃料を使わないことから地球温暖化対策にもつながり、着実に育てていきたいという分野だと思っています。間髪材や製材に使えない細かい木や枝葉、また隣地に残した霧株、製材時の残材など、未利用の木材を有効活用できるわけですが、私の地元でも原料の奪い合いが起きているという状況です。ぜひ木質バイオマス発電用の燃料を安定的に供給しやすい環境を作るための政府の予算措置をお願いしたいのですが、現状どのような取組を行っているのか伺います。
26:32
お答えいたします。木質バイオマス発電に向けた、原料に向けたですね、調達に向けて安定供給、これに向けましては、利用率が低いに留まっています。ご指摘のあった臨時残材、これの活用が非常に重要であるというふうに認識をしてございます。このため、燃料材を安定的に供給しやすい環境整備に向けまして、一つは移動式チッパーなどの臨時残材の効率的な収集運搬に資する、そういう機材の導入支援を行っております。また、燃料の節約に資するチップ乾燥技術の開発等の支援等も行っているところでございます。また、令和5年度の予算におきましては、新たに燃料材の効率的な生産システムに関する調査なんかもですね、支援をしていきたいというふうに考えてございます。木質バイオバスの効率的、安定的な供給を推進していきたいというふうに考えてございます。
27:27
はい、ありがとうございます。木質バイオバスの利用促進につきましては、手立てはしていただいているというふうに聞いてはいるんですけれども、現状、足りていないという状況が事実なわけでありまして、そこに対するまた、もう一 歩踏み込んだ取組をしていただかないと、再生可能エネルギーの中の木質バイオバスの割合というものは、なかなか増やしていくことは難しいのかなというふうに懸念をしているところでございます。それで、先ほど発電所が稼働を止めたという話も、話をさせていただきましたが、特に大型の発電所は海外からの原料の輸入に頼っているという状況がございます。内訳などを見ますと、例えば発電用の燃料に海外のヤシガラを使っていたり、また木材チップやペレットも使われているというふうに見られていますが、これらの中に、昨今、海外からの輸入が難しくなっている状況もありますが、それに加えて、違法伐採由来なものが利用されているということもあるのではないかという指摘もございますが、こちらについて、ヤシガラについては資源エネルギー庁の管轄だと思いますが、木材チップやペレットについては農林水産省について、そのような、いわゆる違法伐採由来のものがないのかどうかについて伺いたいと思います。
29:05
資源エネルギー庁井上省エネルギー 新エネルギー部長。
29:10
答え申し上げます。バイオマス発電の安定的な運営には、使用する燃料を長期にわたって安定的に調達することが重要でございまして、再生可能エネルギー再エネ特措法のもとで行いますバイオマス発電事業につきましては、FITFIPの認定に当たりまして、経済産業大臣が使用する燃料の持続可能性、合法性を確認することとしております。具体的には、因果指摘のパームヤシガラ、あるいはパームトランク、こうしたものを含む農産物の収穫に伴って生じるバイオマスにつきまして、発電事業者は第三者認証によって、持続可能性や合法性が認証された書類の候補を受けまして、FITFIP認定の申請時に提出することとしております。さらに、持続可能性を担保する第三者認証の名称であるとか、発電所で使用した燃料の量等につきまして、自社のホームページで情報公開することを求めてございます。再エネ特措法に基づく支援を行っているバイオマス発電におきまして、農産物の収穫に伴って生じるバイオマスについては、持続可能性、合法性が確認できない燃料が、FITFIPに基づく発電に使用されている事実は、現時点では確認されておりません。長官答弁は、中井氏。
30:39
失礼します。今ほど話もありましたけれども、輸入木質バイオマスに係る発電事業を行う場合のFIT制度の認定申請に当たりましては、合法性等が証明された木材等を持ち入れているということを証明することが必要とされているところでございます。具体的には、林野長の方で策定いたしました、木材・木製品の合法性・持続可能性の証明のためのガイドラインというものを一定に定めております。3つの方法。1つは、第三者機関による森林認証制度等を活用した証明方法。もう1つは、森林林業・木材産業関係団体の認定を得て事業者が行う証明方法。さらに、個別企業等の独自の取組による証明方法のいずれかによって確認をするということとされております。そういうことでございますので、輸入木質のチップですとかペレットに違法なものはないものというふうに考えてございます。
31:44
はい、ありがとうございます。木質ペレットにしろ、パームやしなどについて第三者認証をしっかりやっているということで引き続き、監視等を取り組んでいただきたいとは思うんですけれどもそもそも海外から輸入するというものに関しては国際的な資源価格の変動の影響も大きく受けます。加えてCO2の輸入に対する排出も起こりますのでバイ オマスの資源輸出国においてはさらに認証しているということでありましたけれども疑いとして森林伐採のことという部分に関してはやはりCO2排出に対する影響があることは分かっているわけですね。さらにパーム油についてはインドネシア、マレーシアなどで農場で自動労働も行われているということも指摘をされておりますのでその点における持続可能性、それから人権流電事件数に配慮というものをしっかりと行っていただきたいと思っております。国産の木質燃料の導入を引き続き即進をしていただきたいんですけれども燃料の生産から販売までの流れの全体を基本的な低コスト化していかないとなかなかさらなる割合を増やしていくことは難しいのかなと感じているところでございます。木質バイオマス発電を国産エネルギーとして転換していくというためには国内の未利用木質資源を効率的に運搬収集する体制の効率も必要不可欠だと考えますが政府の見解を伺います。
33:32
お答えいたします。木質バイオマスのエネルギー利用につきましては委員御指摘のとおり林業の活性化、地域雇用の創出への寄与あるいはエネルギー自給率や災害時等のレジリエンスの向上さらには二酸化炭素の排出削減等にも貢献するということで基本的に推進していくべきものと考えてございます。そういった中で今後とも未稼働の木質バイオマス発電施設が今後も稼働していくということでございますので燃料材の需要は増加すると見込まれます。まだそういう状況がございますので引き続き特に利用率が低にとどまっている国産の未利用材のさらなる活用を進めることが重要だと考えてございます。このため先ほど申しましたように先ほど申し上げましたけど移動式チッパーなどの林地残材の収集運搬の効率化に資する機材の整備ですとかあるいは燃料の節約に資するチップ乾燥技術の開発等への支援そういったものに加えまして枝とかそういったものも活用できる全木の収材方法による素材制裁の支援ですとかあるいは搬出に必要な路網整備なども総合的に推進することによりまして国内の燃料材の低コストかつ安定的な供給体制の整備に努めてまいる考えでございます。
35:02
ありがとうございます。発電に用いられるバイオマスですけれども大型のバイオマス発電所では海外から輸入されたオムクシスペレットなどのバイオマス燃料が用いられ小型のバイオマス発電所では家畜の廃設物や林地残材また地域資源などが用いられる傾向があるのかなというふうに考えております。課題はバイオマス資源がそれぞれの地域に分散しているということでありますし発電所が小規模分散型の設備になりがちであってコストがかかるということでございますのでその点、戦略としてどこにしっかりと投資していくかということを考えていただいてバイオマス発電の割合を増やしていただきたいと思います。以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。
36:21
有志の会のニキヒロウンです。今日は10分の時間をいただきまして質問したいと思います。まず学校給食の話でございますが主食をお米にするのかパンにするのかによって食材もいろいろ変わってきまして特に私は従来の和食、大切なことだと思っています。私は産後人解室ですけれども健康になっていく上でやはりそういったことが大切という前提で学校給食の、例えば今国内のですね国産のものの食材を推進して将来的には90%ということを目指すことでございますが今日文科省の方にお越しいただきましてありがとうございます。実際の取組ですね、特に例えば子どもさんのニーズ、こういった食材がいい、メニューがいいなとかそういったことを拾っていって、それをまたレシピで反映していくというようなことは実際あるのでしょうか。
37:19
お答えいたします。文部科学省におきましては、根立作成や食材の剪定につきまして栄養教諭や保護者などにより構成される委員会等を設置し関係者の意見を尊重するよう促しており設置者において地域の実情に応じた対応 が行われているものと承知をしております。その中で栄養教諭が生徒たちとも会話をしていく中で子どもたちの感想であったり、いろいろな意見を聞いたりして取り入れていくということも含めてしているということも承知をしております。学校給食は、食に関する指導を効果的に進めるための益だつく題であり地場産物を学校給食の食材として活用することは子どもたちの食に関する理解を深めるために大変有効であると考えております。このため、令和5年度予算におきましても学校給食における地場産物の使用に当たっての課題を解決するための経費を支援する予算を計上しておりましてこうした事業を活用し、学校給食における地場産物の活用を促進してまいります。
38:24
ありがとうございます。私も学校給食というのは、いろいろ楽しい時間であるべきなんですけど