4:50
おはようございます。ただいまから予算委員会を開会いたします。令和5年度総予算3案に関する理事会決定事項について、ご報告いたします。本日は岸田内閣の基本姿勢に関する集中審議を往復方式で174分行うこととし、
5:17
委員会派への割当時間は、自由民主党24分、立憲民主社民59分、公明党24分、日本維新の会30分、国民民主党新緑風会15分、日本共産党15分、令和新選組7分、質疑順位につきましては、お手元の質疑通告用のとおりでございます。速記を止めてください。
6:20
令和5年度一般会計予算、令和5年度特別会計予算、令和5年度政府関係基幹予算、以上3案を一括して議題とし、岸田内閣の基本姿勢に関する集中審議を行います。
6:43
おはようございます。自由民主党の岩本強人でございます。初めての予算委員会の質疑になります。質疑の機会を与えていただきました理事の先生方には心から感謝を申し上げたいと思います。どうぞよろしくお願いを申し上げたいと思います。
7:04
昨日、北海道の栗山町に住む栗山監督が率いるサムライジャパンが帰国されまして、日本国中に勇気と感動と信じる力と、また仲間を鼓舞する言葉の大切さを教えていただきました。本当に心から敬意と感謝を申し上げたいと思います。
7:31
私、野球陣として総理がお会いされたのは本当に羨ましく思うところであります。まず初めに経済安全保障の次世代半導体についてお伺いをさせていただきたいと思います。
7:47
日本の半導体業界は1980年後半には世界の50%を超えるシェアを持っていました。主に九州が半導体の工場が多かったわけですけれども、そのうち実際、当時半導体業界の集約化ができなかった。
8:08
また半導体のコストが下がっていった。様々な要因があって、現在ではアメリカ、韓国、台湾が世界のシェアの上位を占めているところであ ります。我が国のシェアは約10%であります。世界からは10年遅れをとっているとも言われている中であります。
8:28
今後の半導体市場については2020年には約50兆円、2030年には約100兆円に規模まで発展するとも言われているところであります。
8:40
昨年の5月、前萩生田経済産業大臣のときに日米半導体協力原則が行われて、岸田総理の骨太方針の中で次世代半導体技術への民間の支援、また日米連携による次世代半導体の技術開発という骨太方針を打ち出されたところであります。
9:04
こうしたことを受け、日米の経済協議委員会、いわゆる2+2でありますけれども、日米間での共同研究をしていくということを発表されたところであります。そうした中で昨年の8月に、いわゆるソフトバンク、トヨタ、日本の大きな8社でよるラピュタスが設立されたところであります。
9:26
そのラピュタスの小池社長が 、今年の2月28日に北海道の千歳市に工場を選定したわけでありますけれども、そうした中で北海道の知事のトップスエルスや、今現山口幸太郎千歳市長、また千歳市の企業誘致の部隊の方々が一生懸命努力をされて、相当資額約5兆円と言われておりますけれども、
9:55
千歳に選定をしていただいたところであります。この北海道知事におきましては、地元での支援策を検討していくために、庁内に北海道次世代半導体産業立地推進本部を立ち上げて、
10:13
この中で発表されたわけですけれども、国と道と、地と世との連携体制の構築、また経済団体とも連携して、オール北海道で取り組んでいきたいということを発言されております。このラピュタスの北海道に立地を決めた総理の受け止めと、今後の地元との連携について、どのような形で支援をされていくのか、まずはじめにお伺いしたいと思います。
10:40
次世代半導体プロジェクトは、我が国半導体産業の復活に向けて、日本がこれまでの遅れを挽回するラストチャンスであり、また半導体サプライチェーンの強化に向けた日米欧連携の象徴でもあります。
11:05
ラピュタスが2020年代後半の製造基盤の確立に向けて、北海道での拠点設立を表明したことは着実な進展であると歓迎したいと思います。
11:23
三官学連携の協議会も近く設立される予定と承知しており、政府としても半導体人材の育成や半導体関連産業と地元企業との連携強化などを後押しするなど、プロジェクト成功に向けて尽力してまいりたいと考えております。
11:53
ラストチャンスという言葉があったんですけれども、このプロジェクトは今、総理から尽力をされるということでありますので、必ず成功させなければならないと思います。
12:06
北海道でも過去最大の投資額になろうかと思います。ただ、そうした中で、地元では北海道大学、工学部等いろいろな素晴らしい大学があるんですけれども、このプロジェクトを推進していくには、やはり人材をどうするかというのが一番の最大の要因になろうかと思います。
12:30
ラピュラスは最終的には千人を超える技術とあおうということを言われている中であります。この次世代半導体技術の開発も含めて、人材の確保、また育成についてどのように考えておられるのか、西村大臣にお伺いしたいと思います。
12:52
ご指摘のように、次世代半導体を含めて半導体分野における先端技術を扱う高度な人材、一長一短でなかなか育てられるものではございませんので、産学化が一体となって、長い目で見て、今から取り組んでいくことが必要だというふうに考えております。
13:11
半導体人材の育成強化を進めていくために、例えば、TSMCが工場新設を決めました九州において、地域単位で産学化の連携による人材育成のコンソーシアムの組成を行っております。
13:29
この製造拠点であります北海道には、ご指摘のように北海道大学、室蘭工業大学、千歳科学技術大学、また、小間古前の高専など、多くの教育機関が集積をしております。こうした地域性も活かしながら、人材育成の具体的な取組をぜひ進めていきたいと考えております。
13:52
できるだけ早くスタートするという意味で、本年前半にもぜひこのコンソーシアムのようなものを立ち上げていきたいと考えております。まさにラピュタスは、電力、水、土地に加えて人材が北海道豊富だということで立地を決められたと聞いておりますので、しっかりと応援をしていきたいと思っております。
14:12
ラピュタス料理になっております次世代半導体プロジェクトを進めております研究開発組織のLSTCでも、次世代半導 体の設計・製造に因うプロフェッショナルグローバル人材の育成について、外部有識者等検討を進めているところであります。いずれにしましても、この次世代半導体プロジェクトの成功、そして日本の半導体産業の復活には、それを支える人材の育成確保が不可欠であります。スピード感を持って、しっかりと取り組んでいきたいというふうに考えております。
14:44
ありがとうございます。関連産業で言いますと、最終的には100社を超えるのではないかということを言われておりますので、そういったことも含めて、ぜひ、実際に北海道と熊本県は水面下でいろいろな連携を取らせていただいておりますので、ぜひ大臣としてもバックアップをお願いしたいというふうに思います。
15:03
このラピュタスでありますけれども、2025年には試作ラインを立ち上げるというふうに言われておりまして、2020年後半には量産ラインということが言われております。
15:15
実際、この2025年に試作ラインというのは、実際もう製造ラインを立ち上げるということでありますので、そうした中で、昨年約補正予算で700億円採択をしていただいているわけでありますけれども、やはりこの2025年に製造ラインを、試作といえども製造ラインを立ち上げるということを考えますと、残りこの2年間の中で様々な居任感も含めて、設置に向けて努力をしていかなければならないかと思います。ただ一方では、大変巨大な予算がかかるのも、大臣ご承知のとおりかというふうに思います。今、予算の審議でありますし、これからの方向性もありますけれども、ぜひその予算面でもしっかりとした対応を、国の方からメッセージとして発信していただけるのが、企業立地に進む大きなまた要因になると思いますけれども、大臣の見解をお伺いしたいと思います。
16:13
ご指摘のように、半導体産業におきましては、今後10年間で官民に合わせて約12兆円の関連追加投資が必要であるということを、昨年11月産業構造審議会においてもお示しをしているところであります。その中でも、特に今後のデジタル社会、様々な自動運転とか5Gなどを与える、鍵となる次世代半導体への投資支援は極めて重要であります。
16:40
ご指摘のように、経産省としては、令和4年度補正予算で、次世代半導体の研究開発を含む将来技術開発として、ポスト5Gの基金で追加で4850億円を措置しております。既に700億円の支援を行うことを決めておりますが、さらに補正予算で4850億円を措置しております。
17:03
ラビタスチャー、先ほど総理からもございましたけれども、次世代最先端の半導体を日米欧で進める、極めて重要なプロジェクトであります。今後、実際の研究開発プロジェクトの進捗なども踏まえながら、必要な支援をしっかりと行ってまいりたいというふうに考えております。
17:27
なかなか北海道は財政が厳しいので、ぜひ力を貸していただきたいと思います。よろしくお願いします。続きまして、食料安全保障の観点から、落納の問題についてお伺いしたいと思います。
17:44
野村大臣も御承知のとおりでありますけれども、世界的な気候変動、また飼料調達の競争の激化、ロシアのウクライナ侵攻による配合種量の高騰、また、肉用牛、乳用牛の価格の低下等々、またコロナウイルスによって消費が低下したということもありまして、大変落納については厳しい状況が続いているわけであります。
18:12
これに伴いまして、生乳生産の抑制、今一生懸命、必死に地元全国で落納の皆さんは努力をされている、本当に厳しい状況であります。
18:26
総理はこの間、飼料高騰対策等々で、第4四半期、第3四半期、また先日の牧方高騰対策の会議では、4月から6月の手当もしていただけるということを表明していたのは、本当に心から感謝を申し上げたいと思います。
18:45
そうした中でも大変厳しい状況が続いておりまして、北海道だけでも、今年の2月末、昨年退避でありますけれども、約220戸近い方々が業を辞められたという非常に厳しい状況で す。
19:01
これについては、これのとおり、先週3月18日の土曜日に、私の地元の北海道で落納の畜産の危機突破緊急集会というのが開かれまして、800名の参加で、WEBでは約2000名の参加があったわけでありますけれども、大変厳しい声を聞かされました。大臣におかれまして、今のまず現状について、どのように認識をされているのかお伺いしたいと思います。
19:35
今お話がありましたように、飼料高だ、いろんな環境が厳しい中で、特に生産コストの5割を占める飼料価格の高騰によりまして、また、時給の総入時給の緩和によりまして、落納の経営収支は非常に悪化しているというふうに見ておりますが、
20:00
数字的なことを申し上げますと、大体年間400個から500個、率に言いまして4%前後は毎年離納されているんですが、今年の5年の1月では北海道で809個が私どもが確認したところでは離納されたのではないかと、こういうふうに見ておりまして、
20:28
かねてはい45%だったものが、一挙に6.8%まで離納率が上がってしまっていると。
20:37
こういった状況を踏まえまして、先ほどお話がございましたけれども、3月の22日に、物価賃金生活総合対策本部におきまして、総理の指示に基づきまして検討いたしておりました配合飼料の口頭対策として、
20:57
7月3月期、第4四半期になりますが、ここについては激変感はそちらを取れという総理指示がございましたので、この緊急対策を今まとめているところでございます。
21:13
それからもう一つは、まだこれを先の話でありますが、今年の4月以降、4・6の餌の対策、これをどうするかということもありますが、これも総理指示に基づきまして特例措置を創設して激変緩和措置をやろうというふうに考えていることでございます。
21:37
それからもう一つは、この落納経営で大変、配合飼料だけではなくて、素飼料の価格も上がってまいりましたので、これに対して依存度が高い農家にとっては、購入素飼料のコストが上昇いたしておりますので、これに対する補填等についても取り組むことを決定いたしました。
22:03
これらの3つのことにつきまして、3月22日の対策本部におきまして、総理の指示に基づいてこれらを決定し、数字的なものは今詰めておりますが、間もなく発表できるのではないかと思いまして、これら対策の具体化に基づいて、農家の経営に資してまいりたいと、こんなふうに考えております。
22:36
ありがとうございます。今、大きく3つの政策についてということでありますので、やはりこの数字をぜひできるだけ早く出すということが、また国がどれだけ楽農家の皆さんに対して支援をしていくメッセージにつながりますので、ぜひ積極的な数字をお願いしたいというふうに思います。続きまして、大臣が本当によく御承知だと思うんですけれども、今実際、生乳の需給緩和している状況の中で、各県域で需給改善に向けて、それぞれ楽農家の皆さん、減産や生産抑制をされているわけでありますけれども、またこの楽農家の皆さん方は出荷先を改正によって自由に選択できることになります。現にその減産に取り組んでいる農家と、実際そうでない楽農家さんもいらっしゃると、この不公平感が非常に今議論になっておりまして、この点について大臣の見解を伺いたいと思います。
23:46
お答えをいたします。委員御指摘のとおり楽農厳しい状況でございます。大臣から809戸の減少という数がございましたが、これ全国の数字でございまして、北海道ですと元委員のおっしゃるとおり218戸でござ います。また不公平感につきましては、生乳の需給バランスが大幅に崩れている状況に対しまして、現在委員御指摘のとおり生産者団体におきまして、早急に需給緩和の状況を改善をして、生産コストの上昇を価格に適正に反映できる環境を整備するために苦渋の決断で自主的に生産の抑制に取り組まれているものと承知をしてございます。こうした中で生乳の出荷先が違うことで、楽農家間で生産抑制の取り組み状況に差が生じているということですとか、あるいは楽農家が出荷先を年度単位で指定団体に切り替える、戻ってくるということで、指定団体が自ら定めている生産抑制計画がより厳しいものとなるようなケース、そういったケースにつきまして、現場で不公平だという声があることは承知をしてございます。
24:58
2017年の地下法改正のときに、もう御承知のとおりでありますけれども、衆参の水産委員会で附帯決議がついておりまして、いわゆる生産者が不公平感を感じないようにする、生産者間の不公平が生じないよう、また国が調査して実効性ある改善指導を行うというような附帯決議があるわけでありますけれども、今現状この厳しい状況である中でありますから、是非この附帯決議の内容をしっかり実行する。さらにはその生産者補給金制度との関連性等について、早急に今の現状について検証を行うべきでないかと考えますけれども、大臣の見解を伺いたいと思います。
25:50
お答えをいたします。現在、生産抑制の取組を進める中で、畜安保護の検証ですとか、運用の見直しを求める声があることも承知をしてございます。生産者団体の自主的な生産抑制の取組に伴う不公平感が、補給金の交付などを通じまして、需給の安定を図ることを目的としてございます。加工原料乳生産者補給金制度とどのように関係しているのかなど、今後検討していきたいと考えてございます。
26:25
検討という言葉がありましたので、しっかり現状に即しているのか検討をしっかりしていただきたいと思います。次でありますけれども、セフティネットの件でありますけれども、大変経営状況が厳しい中で、セフティネットの資金の融通額が大変大きく増加しているというのが認識をしているところであります。また、2020年にコロナ対策で、召喚期間を10年から15年に延ばしていただいたということは本当にありがたいわけでありますし、そうしたセフティネットの関係で経営旗を間抜かれた落納家さんもたくさんいらっしゃるわけであります。ただ、7月以降、まだまだ厳しい状況が、先ほどの大臣の答弁のとおりでありますし、また今年度から召喚が、いわゆる返済が始まってくる時期になったわけであります。また、このセフティネット資金の特例期間も、4月から9月まで延ばしていただいたということにも改めて感謝を申し上げたいんですけれども、また、さらに3月10日、納税省から日本政策金融広報に、召喚猶予の条件変更に柔軟に応じてもらえるような文書も発出された、このことにも本当に感謝を申し上げたいと思います。ただ、本当にまだまだ厳しい状況が続く中でありますので、ぜひ既存の負債を持っている落納家さんもたくさん、ご承知のとおりいらっしゃるわけでありますので、このセフティネットの資金と既存の召喚の返済資金と、できれば返済の負担を平準化できるようなことが考えられないのか、また、さらにそうした新たな改正といいますか、そういったセフティネットの資金の考え方、またこれが将来若い落納家さんの皆さん方に希望が持てるような、そういった政策を検討してもらえないのか、お伺いしたいと思います。
28:35
お答えを申し上げたいと思います。私のところにも、各ブロックからも、今委員から御指摘のありました、いろんな金融関係の支援をやってくれというお話が来ております。今、いろんな対策を打っておりますが、金融面につきましては、私どもが直接、納税省がやるわけじゃありませんで、支援は納税省がやっておりますけれども、金融政策は、これはまた各金融機関もあることでありますが、ただ、高校資金を使っておられる方が多いようでありますので、これらについての文書発信なんかもやっておりまして、例えば、セーフティーネット資金の貸付原動額の特例、あるいは関係資金の実質、無利子、無担保化等を措置しておりまして、4月以降もこれらを実施してまいりたいというふうに思っております。また、今、山本委員からございましたとおり、債務償還に関する負担については、その軽減に向けまして、これまで数字にわたりまして、金融機関に対し、償還猶予等の条件変更に関わ る配慮要請を行ってきました。例えば、現場では、1年間の償還期限の延長等が行われ、負担軽減が図られていると、こういった例も出てきていると承知をいたしております。今、併せて、寄与債務の借り返資金として、最大25年の償還期限を設定できる高校資金等を措置しておりますので、償還圧力の緩和料を活用いただければありがたいと、こんなふうに思っておりまして、金融面からもいろんな対策を講じているところでございます。
30:32
ぜひ、今後大変厳しい状況が続きますので、しっかりとした国としても、景観を見ていただきたいというふうに思います。時間になりますので、最後にもう1問だけ、ちょっと角度は違うんですけれども、最後に要望だけ。今、少子化対策等々で対応されておりますけれども、ぜひ、高校の給食化を考えて、公立高校の給食化をぜひ検討していただければなというふうに思います。質問の機会をいただきましてありがとうございました。以上で終わります。以上で岩本清彦君の質疑は 終了いたしました。
31:45
立憲民主党の小沼拓美でございます。今日は、首都市で経済対策等について、総理に一言でまいりたいと思います。厳しい質問をいくつかすると思いますが、総理もよくご案内だと思いますところの、在野精神のハズロということで、ご容赦いただければと思います。その前に、昨日の集中審議の続きについて、通告の順番等を入れ替えまして、例のG7の広島サミットのログの話について、総理に伺いたいと思います。令和5年の3月19日の午後1時、広島国際会議場フェニックスホールで開催した岸田文夫講演会新春50回、必勝統一地方選挙との垂れ幕と合わせて、G7広島サミットロゴマークが使用された垂れ幕が提示されたというような指摘があります。この催し者は、政治資金規正法に規定する政治資金パーティーでありまして、同じロゴマークが使用されたボ ールペンなり饅頭なりも配られたという指摘もございます。外務省のホームページ、令和5年の1月26日付の規定を見ていたところ、使用承認条件としては(5)特定の政治活動を目的とした使用はしないことに合致しないのではないかという疑いを私は持っております。総理、同じホームページの注意事項の(1)に書いてありますロゴマークの使用、事業を実施に関する全ての責任は申請者にあるとされているとするところ、承認者でなく申請者たる総理内緒は総理の講演会の御見解はいかがでしょうか。
33:19
ロゴの使用については、このロゴの使用の目的が、このサミットの広報PRを通じた開催機運の情勢にあると認められた申請に対して基準に合致するものはまず申請を承認する、こういったものであると思います。会については委員御指摘のとおりでありますが、ロゴの使用、この目的がこのサミットの機運、情勢であるという判断に基づいて、申請を受け入れていただけたというふうに申請した側の立場からは考えております。
34:06
あまり時間を使いたくないんですが、申請する側じゃなくて、承認する側の話としてはそうだと思います。実際にそれが機運を高めるという目的に使っているのかということであって、承認基準条件の確保後、特定の政治活動を目的としては使用はしないことに、申請者、実施者として合致していないのではないかということでございます。もう一度答弁をください。
34:33
承認された側の判断は承認された側にお聞きいただかなきゃいけませんが、申請した側としてはロゴの使用がこのサミットの機運、情勢につながるものである、このように考えて申請を行いました。事実、この会合の中で私もご挨拶をさせていただきましたが、要は地元広島で行われるサミットの意味について、この説明をさせていただく、この意義あるサミットを地元としても是非盛り上げていただきたい、こういったお願いをさせていただきました。そういった会でありますが、いずれにせよロゴの使用、これはサミットの機運、情勢のために資するものであるという考えに基づいて、申請をさせていただいた、こうした立場にあると考えております。
35:41
申請はされて承認されたけれども、その使い方が思いっきり政治活動をやっているという意味で、条件に合致しないんじゃないのかということは指摘なのであります。だめだって書いてあるのに、何でやっちゃうんだということが大きな疑問なんでありますよ。広島って、振り返ってみれば、河合夫妻の選挙違反が起こった地域じゃないですか。1500万だったか、1500万だったか、大規模買収というような話でありました。総理は1月23日の施政方針演説でこうおっしゃいました。 昨年は政治の侵害に関わる問題が立て続けに生じ、国民の皆さんから厳しい声をいただいた。残機に耐えません。こうしたことが再び起こらないよう云々と。 総理が率先してルールを守らない姿というものが、国民にどう移るとお考えなんでしょうか。正直、同じ早稲田の後輩として恥ずかし い思いですよ。 先輩政治家たる総理は、自ら襟を正して潔く火を認めていただきたいと思うんですが、ご見解はどうでしょうか。
36:50
外部省のホームページで公開される承認条件、委員の方からもご指摘がありましたが、これを見ましても、使用する主体がサミットの広報PRに協力することについて、具体的な意思を有すること、こうした項目があります。先ほど申し上げましたように、会として地元で開催される広島サミット、まずそもそもサミットについて、今の国際情勢の中でどんな意味があるのか、この意味を申し上げた上で、地元にとってもこのサミットは大変重要なサミットである、こういったことを申し上げた上で、交通渋滞や警備の関係で地元には大変ご迷惑をおかけするかも、とは思いますが、ぜひご協力をいただきたい、こういったこのサミット開催に向けてのご理解をいただく、こうしたお願いをさせていただいた、こういった会でもありました。こういったことも考えた上で、申請側としては、先ほど申し上げました、機運醸成に資する、こういった思いで申請をさせていただいた、こうしたことであります。
38:09
使用条件の(5)って明示していっているのに、そうじゃないことをつらつらと並び立てる姿勢というのは、いかがなものかと思いますね。来週月曜日の本会議で詳しく追加でやってもらうと思いますので、この点については、今日はここでとどめます。今日は要求大臣で、農水大臣にも来ていただいておりますので、ご多忙でしょうから、先にこの農水大臣関係の質問をさせていただきたいと思います。競馬報道、それと、給務員の処遇改善ということの論点であります。私、昨年11月の10日の産農水員で議論したことがあるものですから、この件関心を持っているところなんですけれども、どうやらこの1週間前に、中央競馬で何かストライキみたいなことが起こったということを伺いました。農水省の参考人に事実関係を問いたいと思いますが、この給務員に関しては、2011年から新規採取法者は、いわゆる新賃金体系で雇用されていると。2011年を境に、給務員の賃金体系は別々になっているという指摘がありますが、事実関係はいかがでしょうか。
39:20
お答えをいたします。中央競馬の給社従業員でございますが、これは聴競士に雇用されております。その賃金などの労働条件につきましては、日本聴競士会と給社従業員の労働組合との交渉に基づき決定されております。現在、給社従業員に対する賃金体系が2種類あるということでございます。これは平成22年の労使合意の結果によるものと承知してございます。
39:49
ありがとうございます。問題提起のためにあえて質問を厚労省の参考人にいたしますが、この事実は一般論として、同一労働同一賃金からの逸脱と考えますが問題ないんでしょうか。
40:09
お答え申し上げます。パートタイム有期雇用労働法に基づく、ご指摘の同一労働同一賃金は、同一の企業内における正規雇用労働者とパートタイム労働者、有期雇用労働者との間の不合理な対偶差を禁止するものでございます。これは、我が国においては正規雇用労働者と非正規雇用労働者の間に大きな対偶差がある中で、その不合理な対偶差の解消を目指したものでございます。ご指摘の求務員につきましては、正規雇用という同じ同一の雇用形態の中で採用された年次により、2つの賃金体系があるものと承知してございます。求務員の賃金体系が2つ存在するものの、一般論としてこれは、正規雇用労働者と非正規雇用労働者の間の対偶差に当たるものではないため、パートタイム有期雇用労働法の規定は及ばないものというふうに考えております。その上で一般論として、賃金等の対偶につきましては、労使の話し合 いによって決定されることが基本でございますが、その際には労働契約法等の規定を踏まえ、就業の実態に応じて均衡を考慮しつつ決定されるものであると考えてございます。以上でございます。
41:16
総理に伺ってみたいと思います。個別の労使交渉について云々云々言うつもりは、私は今一切ありません。その上で、今あったように一般論として、いわゆる同一労働同一賃金というのは、正規か非正規かだけしか対象にしない仕組みになっています。正規の中で正直適正とは言い難いと思われるような賃金格差が存在している現実には、同一労働同一賃金という概念は及ばないという状況になっています。新しい資本主義とか構造的な賃上げとか、おっしゃる岸田総理であるからこそ、こういう縦割りな制度を放置しておいてよいのかということについては考えていただきたい。このように思うんですけれども、御見解はいかがでしょうか。
42:02
正規雇用労働者の枠組みの中に、2つの賃金体系があること、このことは直ちに問題となるわけではありませんが、賃金等の待遇、これは就業の実態に応じて金額を考慮しつつ、労使の話し合いによって決定されること、これは基本であります。労使双方が十分に話し合った上で納得した措置を講じていただきたいと考えます。
42:34
農水大臣に伺います。この競馬サークルにおきましては、付帯決議にも明記されたとおり、顕著な売上が継続している状況でございます。しかし今好ましいとは言い難い状況がこのように発生しておりまして、これを放置しているというのは問題ではないかと私は思います。競馬法に基づきまして、この国の一般財源に個々納付金として繰り入れがある以上、この件についても予算を構成する一要素でありますから、政府が知らぬ存ぜぬということはちょっと道理は通らないんじゃないのかと思います。付帯決議で詰めしました、求務員の処遇の改善、職場環境の改善につめるという趣旨を尊重した対応が必要なのではないかと思いますが、農水大臣いかがでしょうか。
43:24
はい、私ども農林省としましては、先ほど畜産局長から説明がありましたように、日本長居市会と旧社従業員との労働組合との賃金交渉において決まったものでございまして、直接私ども農水省が関与するということがなかなか難しいと。ただ一方で、昨年競馬法の一部改正する法律案に対する付帯決議におきまして、委員御指摘のように競馬事業に従事する者の処遇の改善や環境改善、職場環境の改善を図るように決議がされております。このことは十分に認識をいたしておりますが、農水省としましては、付帯決議の趣旨を徹底されるよう、引き続き競馬主催者に対し、それから関係者の処遇改善や職場環境の改善を促してまいりたいと考えております。
44:30
総理と農水大臣にそれぞれ伺っていきたいと思いますが、このような状況があると、社会的なニュースにもなってしまったということについては、競馬ファンの心配であるとか、離反、さらには公営協議に対する信頼喪失になり得る深刻な問題なのではないかと思います。農水省としては、それこそ中止だけではなくて、是正や格差解消に向けた具体的努力をすべきだと思いますが、総理の見解をいかがでしょうか。
45:04
競馬が将来にわたって国民への娯楽の提供や、畜産振興への貢献を行っていくためには、競争場の管理等を行う旧社従業員の労働条件を整備していくこと、これは重要であると認識をいたします。こうした認識に立ち、是非、日本中央競馬会を所管する農林水産省において、円滑な農水交渉の環境整備に努めてもらいたいと考えております。野村農林水産媒人。岸田政権におきましては、賃上げの実現は最重要課題だと、こういうことで、再三、総理の方から申し上げておるところですが、農水省としましては、競馬の円滑な実施の観点から、今後とも競馬の主催者でありますJRAとともに、交渉の状況を注視しつつ、労使双方が納得する賃金体系の確立に向けた交渉が円滑に行われるように促してまいりたいと思っております。
46:23
分かりました。注視することに加えてやっていくことは、本当に賃上げという観点でも重要だと思いますので、この点については、ぜひともお願いしたいと思いますし、私も引き続きウォッチしてまいりたいと思います。委員長、ここで農水省関係の質問は終わりでございますので、農水大臣におかれましたら退席いただいて結構です。お取り払いください。野村農林水産大臣、退席いただいて結構です。畜産局長もよろしいですか。委員長、局長もどうぞ。
46:51
それでは、早速経済対策ということについて、伺ってまいりたいと思いますが、パネルをお願いします。先日、3月22日ですか、物価賃金経済総合対策本部で、追加の経済対策が決定されたということでございますが、このパネルは閣議決定です。予算、予備費の使用等についてということで、平成19年4月3日に閣議決定されている内容です。公文書です。3のところには、国会開会中は、要すれば予備費の使用は行わないのだと、これが政府の閣議決定でございます。しかし、総理は、3月10日、政府与党連絡会議で、予備費を使用も含め追加策を講じていくんだというような、指示を行ったというように、主張観点のホームページから確認ができました。総理にお尋ねします。今、国会開会中なんですけど、国会開会中における、その総理の指示と、この閣議決定との整合性、どう理解すればいいのか、ご答弁ください。
48:00
私の方から、答弁させていただきます。国会開会中の予備費の使用につきましては、委員、小沼先生が今、お示しをいただきましたとおり、昭和29年の閣議決定によりまして、予備費を使用できる経費については、限定をしているところでございます。どのように限定をされているかといいますと、まさにお示しをいただきましたとおり、1から4まであるわけでございますが、その中で予備費の使用にならなければ、時間的に対処しがたいと認められる、緊急な経費については、国会開会中も予備費を使用することができると、(3)のところでございますが、そのように示されているところでございます。今回、コロナ、物価予備費として措置する施策は、その必要性や緊急性に照らしまして、当該経費に該当するものであると考えて、予備費を使用することに問題はないと、判断したものでございます。
49:10
やっちゃダメと書いてあるのにやっちゃうと。G7広島サミットのログと同じ構造ですね。と思うんですね。ということで聞いてみたいと思いますが、じゃあ聞いてみましょうか。令和5年度の当初予算は、自然成立が宿命づけられております。8日後から使える予算です。なぜ、令和5年度当初予算でやることでは、ダメだと判断したのか。
49:41
予備費につきましては、緊急性を求めると、さっきのところで、使用が認められているわけでありますが、予見しがたいものというのは、項目もございますけれども、額の面においても予見しがたいものがあると、いうことでありまして、まさに額において予見しがたいということで、令和4年度のこの予備費に計上されていたわけでございます。そういう中で、先ほどの昭和29年の閣議決定とも照らしまして、緊急性があるという判断の下で、この予備費を活用させていただくことにしたいと、そう思っているところであります。