19:30
これより会議を開きます。厚生労働関係の基本施策に関する件について調査を進めます。この際、お諮りいたします。本件調査のため、本日、政府参考人として、内閣官房子ども家庭庁設立準備室次長小宮由悠季君、内閣府地方創生推進室次長黒田正義君、子ども子育て本部審議官北場隆史君、総務省実業政局公務員部長大沢博史君、文部科学省大臣官房審議官阿美子 光成君、厚生労働省大臣官房医薬産業振興医療情報審議官上勝海君、大臣官房生活衛生食品安全審議官佐々木政宏君、大臣官房年金管理審議官宮本尚貴君、厳政局長榎本健太郎君、健康局長佐原康幸君、医薬生活衛生局長矢上敦夫君、労働基準局長鈴木秀次郎君、子ども家庭局長藤原智子君、社会援護局長川又武夫君、社会援護局障害保険福祉部長辺美聡志君、老健局長大西昌司君、保健局長井原一人君、
20:57
模木忠史君、国土交通省大臣官房技術審議官
21:02
奥田香織君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。(( ああ ))御異議なしと認めます。よってそのように決しました。質疑の申出がありますので、順次これを許します。
21:20
住民自動無所属の会、京都育成室の勝目康史でございます。本日は質問の機会誠にありがとうございます。簡潔明瞭、前向きな御答弁なにとぞよろしくお願いをいたします。それでは早速質問に入りたいと思います。まず健康づくりについてお伺いをいたします。人生百年時代にあって健康寿命をいかに伸ばしていくか、これは一人一人のいわゆるクオリティオブライフを向上させ、また医療費負担の軽減であるとか、限りある医療資源の有効活用、さらに今日的にはビジネス面でのイノベーション等々、これらの視点で極めて重要なテーマだというふうに考えております。そこでライフステージに応じた健康づくり対策の充実度という観点で順次質問をしたいと思います。1点目は子どもの健康についてであります。資料1をご覧ください。コロナ禍であります令和2年、3年につきましては、他の年と統計をとる期間が異なるということで、参考的にその点で表記をされておりますけれども、それでも子どもたちの肥満傾向というのが見て取れるわけであります。一方で痩せすぎの問題、これは以前から指摘をされてきたところでありますけれども、グラフによると男子は送信傾向が高まっていて、女子はちょっと傾向を見るのは難しいですけれども、顕著な改善が見られるわけではない、こういうことなのかなというふうに思います。この肥満や送信ということに対しては、まずやっぱり学校における健康教育を通じて、子どもたちが適切な知識を学ぶこと、これが大事なのは言うまでもありませんけれども、併せて彼ら彼女らの実際の行動につながっていく、こういう取り組みが不可欠だと考えるところであります。政府の取り組み方針をまず伺いたいと思います。
23:10
お答え申し上げます。児童生徒の野生や肥満について重要な課題だと認識しておりまして、学校におきましては、健康の保持増進に関する指導、こちらについて学習指導要領に基づきまして、児童生徒の発達段階に応じて指導することとしております。例えば中学校では保健体育課においてでございますが、生活習慣病などは運動不足、食事の量や質の偏り、また休養や睡眠の不足など、こうした生活習慣の乱れが主な要因となっておこること、また生活習慣病などの多くにつきましては、適切な運動、食事、休養及び睡眠の調和の取れた生活を実践することによって予防できることを指導することとしております。その際、不適切な生活行動を若い年代から続けることによって、痩せや肥満などを引き起こすなど、生活習慣病のリスクが高まることなどが学習されています。こうした学習を行う際には、習得した知識を自分や他者の生活に適用したり、課題解決に役立てたりして健康の保持増進をする方法を見出すこと、また課題の解決方法とそれに選択した理由などを他者と話し合ったり、筋道立てて伝え合うことなどといった学習を通じまして、積極的な振進の健康の保持増進を図っていく、支出能力を身につけられるよう主体的、対話的で深い学びの視点から事業改善を取り組むこととしております。児童制度が自分ごととしてしっかりとらえまして、健康の保持増進に関する指導、こちらが充実していくよう、引き続き取り組んでまいりたいと思います。
24:45
ありがとうございます。まさに教育現場でそういう知識をさらに主体的に提供できるようにしていくというのは大事なことでありまして、さらにこの世代ですね、SNSを通じて真偽不明なものも含めて様々な情報に接する、そういう世代でありますリテラシーの向上と合わせて、この自身の体と健康について教え込まれるんじゃなくて、自ら興味を抱いて行動していく、何時的な取り組みも含めて、ご工夫をぜひお願いしたいと思います。特にこの肥満に関してですけれども、やはり外での運動といったもの、こういう機会を確保することも重要だろうと考えるところであります。昨今、住民の方々の屋上によって、子どもの外遊びの場を確保することも容易じゃない、こんな話も伺うところでありますけれど も、今、子どもたちの体に何が起こっているのかということを直視すると、やはりこういう外遊びの機会というのを作る、これも今、生きる私たち大人の責任だろうと、こう考えるところであります。加えて、一定時間外で活動するということは、今、日光のバイオレットライトによる禁止に対する陽気性効果といったものも注目をされているところでありまして、熱中症とか脱水とか、留意すべきところというのは、しっかりと踏まえつつ、積極的に外遊びの推奨ということも図るべきではないか、このように考えるところです。政府としてどのように取り組んでいかれるのか、お聞かせいただきたいと思います。
26:11
小宮内閣官房子ども家庭庁設立準備室次長。
26:17
お答えいたします。外遊びにつきましては、強く健康な体の育成や健全な心の育成といった、子どもたちの健全な成長に極めて重要な役割を担うとともに、社会で活躍するのに必要となる能力の育成にも、大きく寄与するものと考えております。また、一昨年末に閣議決定いたしました、子ども政策の新たな推進体制に関する基本方針、ここにおきましても、今後の子ども政策の基本理念として、全ての子どもが安全で安心して過ごせる多くの居場所を持ちながら、さまざまな学びや多様な体験活動、外遊びの機会に接することができることが重要である、重要であるとしているところでございまして、子ども家庭調におきまして、外遊びも含めた子どもの居場所づくりに、しっかりと取り組んでまいります。
27:16
居場所づくり、外遊びを含めてしっかり取り組むということで、心意気を示していただいたんだと思います。ぜひ頑張っていただきたいと思います。これは地方をちゃんと巻き込まないと、家に帰った餅になりますので、地方公共団体との連携をしっかり図っていただきたいと思います。続きまして、学校検診についてお伺いをいたします。学校検診は子どもたちの健康を守るために、我が国が誇る保険システムであると考えますけれども、他方で検診項目として、かねて要望の強い採決がまだ対象じゃないということ、あるいはフォーマットが地域学校によってバラバラだと、こういう課題も伺うところであります。学校検診もパーソナルヘルスレコードの一環ということでありますので、その構築に向けて、検診記録様式の標準化、あるいはデータ連携を進めていただくとともに、地域レベル、国レベル、いずれにおいても、医師をはじめ、医療関係者との連携強化に取り組むべきだ と、このように考えるところですが、お考えをお聞かせいただきたいと思います。
28:27
お答え申し上げます。学校保険安全法によりまして、児童生徒等の定期の健康診断を行ったときは、健康診断表を作成しなければならないとされております。その様式については、各設置者において適切に定めるということとなっておりますけれども、全国的にある程度共通性が保たれ、また、児童生徒等が転学等をした場合においても、保険指導の一貫性を確保することができますよう、日本学校保険会を通じまして、標準的な様式参考例を示しているところでございます。また、現在政府では、障害にわたる個人の健康情報マイナーポータルを用いて、電子記録として本人や家族が正確に把握、活用するための仕組みであるPHRの構築を進 めているところでございます。このため、学校健康診断につきましても、今年度、仕組みの構築に向けて実証事業を実施するということと、現在、診断結果を電子データとして取り扱う際のデータの内容の規格を揃える、こうした取組としてデータ標準の作成を進めているところでございます。こうした取組を進めるため、文部科学省におきましては、厚生労働省等の関係省庁のほか、日本医師会や日本学校師会会等の関係団体と連携するとともに、各地域学校における地域の医師会や学校医等との連携を促しまして、児童生徒等の健康の保持・増進が図られるよう進めてまいります。
29:54
まさにそのデータ基盤の構築、あるいは医療界との連携をしっかり取り組んでいただきたいと思います。それでは続きまして、学校を卒業しましたら、次は多くの方は就職をされて、人生で最も長い期間となる就労期を迎えるわけ であります。この時期の健康確保には、従業員の健康に対する事業所の理解と具体的な取組が不可欠だというふうに考えます。この点、経済産業省さんにおかれては、これまで10年近くだと思いますが、健康経営の推進というものに取り組んでこられました。先日、人への投資に積極的に取り組んでおられるある企業を訪問しましたら、真っ先にホワイト500に認定受けたと、こういうお話を先方から持ち出されたということもありまして、認知度も非常に高くなってきているなというふうに感じています。健康経営について、これまでの成果、あるいは今後の方向性についてお伺いしたいと思います。
30:49
模木経済産業省大臣官房消耗サービス審議官
30:55
経済産業省では、9年前の2014年度から健康経営銘柄を、それから2016年度からは健康経営有料法人認定制度というのを始めておりまして、こちらを通じまして健康経営を適切に実践する法人の認定を行っております。この年度は、大規模法人部門が前年度から約400社増えまして、2676社。それから中小規模の法人部門では、1500社増えまして、14000社を超えるということで、毎年増加をしているところでございます。また各部門の上位500法人については、健康経営を権威いただく存在として、ホワイト500、またブライト500というのを認定しております。こうした認定企業からは、採用や投資の経路効果が出ているとのお声もいただくなど、その重要性を実感しているところでございます。一方で、中小企業については、健康経営という取り組み自体の認知度が広がり始めておりますけれども、課題もあるというふうに認識しています。このため、経産省としても、これから取り組もうとする中小企業のサポートをしっかりと強化をしてまいりたいというふうに考えています。具体的には、一つはインセンティブの強化として、今年からものづくり補助金などの中小企業向けの各補助金の審査における加点をする、それから、日本政策金融広報の企業活力強化貸付における金利優遇などの支援策を用意しております。また、ノウハウの提供という観点からは、例えば、東京商工会議所などは、健康経営アドバイザーの資格制度を整備して中小企業に派遣をするといった取り組みも進めております。今後も、こうした支援策の強化を図るとともに、中小企業への広報に取り組み、健康経営の一層の普及を進めてまいりたいというふうに考えています。
32:37
ありがとうございます。大企業においては、憲法組合さんの異議の問い直しといいますか、再稼働化につながると思いますし、逆に中小企業さん、協会憲法と組んで、ホワイト500等、ブライト500等に認定されている企業さんもたくさんあるわけでありまして、この中小企業を含めて健康経営がさらに広がればと願っております。お取り組みの推進をよろしくお願いいたします。続きまして、予防医療と未病対策の一つとして、医療と運動が連携をする、いわゆるメディカルフィットネスについてお伺いをしたいと思います。資料2をお願いいたします。この一定の基準を満たした運動型健康増進施設は、指定運動療法施設として、医療費控除の対象となるという、こういう制度があります。お恥ずかしながら、私この制度のことを存じ上げませんでして、233箇所のリストを見ると、あそこもそうなのかという気づきを得たところであります。こうした施設の、計測的な利用を通じた健康増進効果の発揮というものも、期待されるところでありますけれども、先ほど申し上げたように、知名度も一つかなというふうに思うところもあります。健康増進施設制度の普及促進について、どのように取り組むのか、お聞かせいただきたいと思います。
33:58
お答えいたします。健康増進施設や指定運動療法施設の普及を図るため、昨年4月から健康増進施設の面積要件を緩和するとともに、指定運動療法施設の指定要件のうち、医師の処方に基づく運動療法を実施する際の、1回当たり施設利用料金の上限を引き上げるといった要件緩和を行っております。これにより対象となる施設が増えると考えております。また、現在健康増進施設の認定基準として、運動指導を行うものについては、常時配置することを求めておりますけれども、近年24時間営業のフィットネス施設が増加していることも踏まえまして、この常時配置の考え方を明確化し、健康増進施設として営業する時間帯については、運動指導を行うものを配置すること、当該時間帯を施設利用者へわかりやすく周知することを施設に求める方向で検討しているところであります。こうした取組により、健康増進施設のさらなる普及を図ってまいりたいと考えております。
35:06
今おっしゃった検討を速やかに進めていただいて、この制度がより普及して健康増進に資するよう取組などに、どうぞよろしくお願いいたします。続いては、女性の健康についてお伺いいたします。女性活躍の時代だからこそ、これまで以上に仕事と健康の両立を支えていかないといけないと考えています。これは検討すべき項目が極めて多岐にわたりまして、包括的な枠組みであるとか支援体制の構築も含めて、本来であれば一本で質疑しないといけないような大きなテーマだと思いますが、今日は一点だけ、乳がん検診についてお伺いしたいと思います。資料3をお願いいたします。この資料にありますとおり、乳がんというのは、ステージ1、2で発見できれば、生存率が非常に高い疾病であります。その分、検診の意義も大きい、早期発見、早期治療というのが非常に効果を発揮する、こういうことだと思いますが、実際の検診受診率はどうかというと、おおむね4割程度、最近上がってきて5割近くなっていますけれども、それでも少ない傾向にあります。現在推奨されている検査方法というのは、マンモグラフィーということでありますけれども、これには課題もありまして、私自身は体感的にわからないですけれども、まず痛いということ、それから若年女性の場合は、いわゆるデンスブレスト、高濃度乳腺によってがん細胞を発見しにくいということ、擬応性が多い、などがあります。そこで、これらの課題を克服するために、超音波検診、エコーによる乳がん検診も位置づけられないか、という声もお伺いをするところでありますけれども、厚労省のお考えを生かしていただければと思います。
36:59
お答えいたします。乳がん検診につきましては、現時点では、死亡率減少効果等が確認された、科学的根拠に基 づく検診方法としては、紋身及びマンモグラフィーが厚生労働省が定めております、がん検診実施のための指針に定められております。委員御指摘の乳房超音波検査につきましては、40代の女性の乳がん検診において、マンモグラフィーと超音波検査の併用が有効かどうかを検証するJ-STARTを実施中でありまして、健康で無症状な集団において、マンモグラフィーと超音波を併用した場合に、マンモグラフィー単独検査に比べて、乳がんの発見率が高まることが明らかとなっております。一方で、この研究は、検診受診者のフォローアップ期間内にありまして、マンモグラフィーと超音波検査の併用が乳がんの死亡率を減少させるかどうか等については、現時点では明らかではありません。今後、研究結果も踏まえながら、超音波検査などの新たな検査について、乳がん検診の受診率の向上に資するか、といった点も総合的に勘案しながら、対策型検診として位置づけることについて、検討してもらいたいと考えております。はい、ありがとうございます。今まさに、研究検証の途上だということであります。ちょっと時間もかかる という話もお伺いしておりますけれども、先ほどおっしゃったように、受診率向上に資するか、こういう観点も非常に大事だと思います。1日も早く選択肢があふえることをご期待いたしまして、引き続き注視をしていきたいと思います。続きまして、検診データの一期通貫化についてお伺いいたします。現在、この検診データは、ライフステージの段階ごとに、分散的に把握をされているということであります。母親保険師、学校保険師、特定検診は各保険者、高期高齢、バラバラであります。これらのデータを一期通貫化をして、障害を通じた保険といったことに取り組むべき、こういう声が医療関係者からも上がっておりますけれども、現在、デンシカルテの標準化等医療DX、政府を挙げて取り組んでおられると思います。ここでの位置づけを含めて、障害を通じた検診データの一期通貫化に係る方針、これは関係の議連の顧問も務めいただいております加藤大臣よりお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
39:28
国民それぞれの皆さんが、自ら予防・健康づくりを進めていくために、ご自身の検診情報などを一期通貫で閲覧し、健康管理などに利用できる環境を整備することは大変重要である。ご指摘はまさにそのとおりであります。令和3年6月から厚労省でデータヘルス改革に関する工程表に基づき、自身の保健医療情報を閲覧活用できる仕組みとして、PHR(パーソナルヘルスレコード)の利活用を推進し、具体的には、入院時検診、学校検診、事業主検診等の各ライフステージにおけるデータについて、順次マイナポータルにおいてワンストップで閲覧できる環境整備を進めているところでございます。これで、により、生涯にわたってご自身の健康状態を刑事的に把握し、生活習慣の改善や医療機関における医師等との相談の際にも、ぜひ利用していただきたいと思っておりますが、今、逐次進めている最中ということであります。その中で、現在、委員からご指摘がありました、全国医療情報プラットフォームの創設等に向けて取り組みの具体化を進め、オンライン 資格確認等のシステムのネットワークを拡充する、まさに医療DX、これをこの春を目途として、その工程表の作成をしているところでございまして、その中に、今冒頭申し上げたデータヘルス改革に関する工程表も取り組み、PHRのさらなる推進を目指していきたいと考えております。今後とも、生涯を通じて、国民のお一人お一人が、健康管理や良質な医療の提供がきれめなく行われるよう、こうした取り組みを、しっかりと前に進めていきたいと考えています。
41:15
はい、今ほどの大臣のご答弁の最後のセンテンスですね、これ極めて重要なところだと思います。大臣のリーダーシップで、適切にしっかりと取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いをいたします。続きまして、障害児支援についてお伺いをしたいと思います。昨年の通常国会で、児童福祉法が改正をされ ました。内容は多岐にわたりますけれども、この中で、障害児支援につきましては、児童発達支援センターを中核として、地域の体制を強化していこう、こういう内容であったかと承知をしています。そこで、改正法の施行に向けた準備がどこまで進んでいるのかな、ということですけど、現場の声を伺っていると若干心配になるものですから、お伺いをしたいと思います。この児童発達支援センターですけれども、特に全国的に標準系というものがあるわけではなくて、地域により数、あるいは機能、バラバラ、バラつきがあるんじゃないかというふうに思います。こうした現状を踏まえて、この令和5年度というのは、令和6年度に向けたセットアップの大事な時期だというふうに思いますけれども、この時期に地方公共団体に対して、この令和5年度にどういう取り組みを厚労省さんとして促して、この令和6年度以降必要となる組織や人員、あるいは設備等の体制についても、これ決めていかないといけないわけですけれども、それをどういうスケジュールで検討されて、地方自治体にお伝えをしていかれるのか、お伺いをしたいと思います。
42:51
ご質問いただきました、令和5年度でございますけれども、児童発達支援センターの機能強化等を内容とする児童福祉法改正の施行に向けた準備期間であると同時に、令和6年度から令和8年度までの次期障害福祉計画の期間に向けて、自治体が地域のニーズの資源の現状を把握し、地域の支援体制の整備の方針と具体的な計画を定める期間でございます。厚生労働省では、令和6年度以降、児童発達支援センターの事業が円滑に展開されるよう、改正法の施行に向けまして、障害児童所支援に関する検討会を開催し、児童発達支援センターが発達すべき機能の具体的な内容や、地域の体制整備の在り方や進め方について、ご意見をいただくとともに、令和6年度障害児童福祉計画に係る国の基本指針について検討を進め、各市町村等において、児童発達支援センターを中核とした重層的な支援体制の構築を目指すことなどを方向性として盛り込む指針を、5年度初めにも示してする方向で検討を進めているところでございます。これらを踏まえまして、今後各自治体において、障害児支援計画の体制整備についてご検討いただき、次期障害児支援計画の策定を進めていただくことになりますが、今後国においても、令和5年度において、児童発達支援センターの具体的な基準や報酬について検討を進めるとともに、手引書やスタートアップマニュアルの策定などを進めることとしております。このスタートアップマニュアルについては、今後1年程度かけて検討していくこととなりますが、その過程においても、適宜自治体等に丁寧に説明をし、令和5年度中から令和6年度の施行に向けて連携を進めてまいりたいと考えております。
45:00
まさに施行当初から、しっかり自治体 が動けるようにコミュニケーションを密にとっていただきたいと思います。この改正法におきましては、センターによるスーパーバイザー、検証を通じた民間の事業所の質の確保といったことが想定されております。当然のことながら、その際に何を教え学ぶのかという中身が問われるわけです。現在、医療であるとか心理学であるとか、こうした各分野で、領域に関する研究というのも進んできているわけですけれども、こうしたところでの新たな知見を、現場にどのように反映させていくのか、これが重要だと思います。厚労省さんの取組を伺いたいと思います。
45:43
お答え申し上げます。ご指摘いただきましたとおり、障害児支援の質の確保は大変重要であり、これまで厚生労働省においても、質の担保をすることを目的に、児童発達支援において提供すべき支援内容等を示したガイドラインを策定いたしまして、外部研修への参加の必要性等について示してきたところでございます。また、令和4年度の調査研究事業において、障害児支援、通所支援における質の確保に資する調査研究を行い、質の良い支援の具体像やそれを実現する上で、児童発達支援事業者の職員等が研修等において学ぶべき内容について、実態調査も踏まえて整理を進めているところでございます。今年度厚生労働省で開催をいたしました障害児通所支援に関する検討会においては、令和6年度以降スーパーワイズを担うこととなる児童発達支援センター自身も、積極的に専門機関等から助言を受けることなどで、専門性の向上を図ることが重要であることや、人材育成の観点から基礎研修をはじめとする、研修体系の構築を進めていくことが必要である、こういった御意見もいただいているところでございます。これらの調査研究の結果や検討会の御意見等も踏まえながら、障害児支援の質の確保、向上に向けて取り組みを進めてまいりたいと考えております。
47:06
どうもありがとうございます。時間が来てしまいましたので、子ども家庭調査申し上げございません。4月から障害児支援も子ども家庭調査に移管をされますので、移管されて後退するなんていうことがないように積極的にお取り組みをいただきたいということで、最後に要望を申し上げまして質問を終えたいと思います。どうもありがとうございました。
47:43
おはようございます。公明党の佐藤英道です。まず、年収の壁問題についてお伺いをいたします。短時間労働者を多く雇用する企業にお きましては、深刻な人手不足に直面しております。企業はもっと働いてもらいたい。しかし、配偶者に扶養されている短時間の労働者は、一定の年収を上回ると、社会保険料を新たに負担するようになるために、その時点で手取り収入が減少をいたします。このため、年収がその基準を超えないように、労働時間を調整する働き理解が起きております。総理は、施政方針演説で、女性の就労の壁となっている、いわゆる130万の壁や、130万の壁といった制度の見直しなどの諸課題に対応することを約束をされました。さらに、総理は、重心市の会見で、106万円、130万円の壁について、費用者が新たに106万円の壁を超えても、手取りの逆転を生じさせない取組の支援などを、まず導入し、さらに制度の見直しに取り組みますと発言をされました。このため、扶養の枠内で働く短時間労働者の方々は、どんな制度になるのか、期待が高まっており、私のところにも問い合わせが相次いでいるところであります。今回の総理の発言を受けまして、具体的にどのような対策を行うのか、また、特に年末に向けて、短時間労働者の方々は、就業調整を行うことが見込まれるので、スピード感を持って対応すべきではないかと考えますが、所見を伺います。
49:27
先般、総理から、費用者が新たに106万円の壁を超えても、手取りの逆転を生じさせない取組の支援などを、まず導入し、さらに制度の見直しに取り組む、ということを表明をしたところでございます。現在、具体的な内容については、総理の御発言方針を踏まえて、詰めさせていただいているところでございますけれども、いわば二段階、まず支援などを導入し、その後、同時に制度の見直しを検討していくということでございます。具体的に検討が今進んでいる状況でありますが、これと並行して、例えば106万円という壁についても、例えば雇用契約を結んだ時点で、週給、日給、時間給を月額に換算し、残業等を除いた賃金だ、こうした中身をよく御説明していくことも大事かな、というふうに思っておりますので、そうしたこともしっかりと説明しながら、併せて今申し上げた内容について、しかるべく早期に詰めていきたいと考えております。
50:36
ぜひ早期に明らかにしていただければと思います。次に、先日私、地元北海道の串路市におきまして、社会福祉施設の関係者の方と懇談する機会がございました。その際、関係者の方々から、食材費や高熱費、燃料費などの口頭により、高齢者施設や障害者福祉施設などの社会福祉施設の 運営が厳しい状況であると訴えられました。社会福祉施設は国が定める公的価格により経営しており、物価高騰の影響を高く転嫁することができません。社会福祉施設への物価高騰の影響を把握した上で、地方創生臨時交付金の積み増しや予備費により、全ての自治体で適切な支援が行われるようにすべきと考えます。また、建築資材価格の高騰により、社会福祉施設の整備にも影響が出ております。各自治体において建築資材価格の高騰相当分の支援が行われるよう、国において支援を行うべきと考えますが、見解を伺います。
51:51
お答え申し上げます。現下の物価高騰を踏まえました高齢者施設等への支援につきましては、電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金を活用いたしまして、昨年来、自治体に対しまして積極的な活用を促してきております。その結果、多くの自治体で高熱費の増加等に対応する給付などの支援を実施してきていただいております。建築資材高騰等についてのご質問もございました。同交付金につきましては、高齢者施設等の整備時におきます建築資材費等の高騰に係る事業者支援にも活用可能であることを各自治体に周知をいたしておりますほか、令和5年度予算案におきまして、地域医療介護総合確保基金等を活用しました高齢者施設等の整備支援に関しまして、建築資材費等の高騰を踏まえて補助単価の引上げを盛り込ませていただいたところでございます。厚労省といたしましては、こうした取組を通じまして、地域の実情に応じたきめ細かい支援が行き渡りますように、先ほど、物価対策本部でも新たな決定をいただいたと伺っておりますので、それも踏まえまして自治体と引き続き密接に連携を図りつつ、次期報酬改定に向けた議論も行っていく中で、物価の動向、介護事業者等の収支の状況等を注視してまいりたいと考えております。
53:22
ぜひ、よろしくお願いを申し上げたいと思います。次に、低所得所単への支援についてお伺いします。物価高騰など社会状況の変化におりまして、児童扶養手当受給者など低所得の一人親世帯や住民税の均等割が非課税の子育て世帯などは、特に厳しい生活を強いられております。これらの世帯を対象にした子ども一人当たり一律五万円の特別給付金は、速やかに支給すべきであります。また、地方創生臨時交付金の活用なども含めて、住民税、非課税所帯等、低所得世帯に対する支援も急ぐべきであります。併せて見解を伺います。
54:13
お答え申し上げます。私元の消費者物価指数が前年比で4.3%となるなど、国民生活に大きな益を及ぶしますエネルギー・食料品を中心に物価上昇が続いております。先週、御党から提出されました物価高等を踏まえた追加策についての提言も踏まえまして、先ほど開催されたと伺っておりま すけれども、物価賃金生活総合対策本部におきまして、低所得の子育て世帯に対して児童1人当たり5万円を支給する方針が決定されたとお伺いしております。今後追加対策の決定を受けまして、低所得の子育て世帯に対して速やかに給付金を支給できるように、具体的な制度設計の検討を急ぎまして、自治体に対しましても円滑な事業実施に向けた必要な情報発信を丁寧に適切に進めていきたいと思っております。
55:16
お答えいたします。コロナ禍に伴います物価高騰が続いている中で、負担下の大きい低所得の方々の生活を守るため、地域の実情に応じたきめ細かな支援を一層強化していくことが重要であるというふうに認識しております。このため、電力、ガス、食料品等、化学補充重点支援地方交付金におきまして、住民税非課税世帯あたり3万円を目安とした支援が可能となるよう、低所得世帯支援枠5000億を措置する方針を先ほど決定したところでございます。これに加えまして、引き続き低所得世帯への支援も含めまして、生活者支援や事業者支援として公格的と考えられる事業にご活用いただけるよう、7000億を措置する方針も併せて決定をしたところでございます。必要な支援を迅速にお届けすることができるよう、しっかりと準備を進めてまいります。
56:13
速やかな支援をお願いしたいと思います。次にコロナ特例貸付について伺います。コロナ特例貸付の召還免除の申請は3割を超えており、お金を借りた後も生活費が続いているとの相談が増加しております。召還免除を行った借り受け人に対する今後の生活再建に向けた支援のほかに、召還免除に至らないものの召還が困難な借り受け人に対して、召還猶予や奨学返済の案内などのフォローアップ支援を継続して行うべきと考えます。また、コロナ特例貸付の召還免除の要件のさらなる拡大を検討すべきと考えますが、見解を伺います。
57:03
お答えします。緊急小口資金等の特例貸付の借り受け人に対して、召還免除となった方だけでなく、召還が困難な方も含め、生活再建に向けてきめ細かな支援を行うことが重要と考えております。そのため、現在、実施主体である社会福祉協議会におきまして、借り受け人の個々の状況に応じて、召還に向けた相談支援、召還猶予、奨学返済などの案内を行うとともに、自立相談支援機関と連携した就労支援や家計改善支援などフォローアップ支援に継続して取り組んでおります。また、特例貸付の召還免除要件につきましては、召還開始時に住民税、非課税である場合のほか、召還開始後であっても、住民税、非課税となった場合、あるいは生活保護を受給した場合などを該当しまして、それ以降の返済を免除することとしております。さらに、免除の対象とならないが、やむを得ない事由により召 還が困難な場合には、個々の状況に応じて召還猶予等につなげております。引き続き、召還免除や召還猶予を積極的に進めるとともに、召還を猶予している場合であって、自立に向けた支援を受けてもなお、召還のめどが立たない場合などの取扱いにつきまして、現在検討を進めているところです。佐藤秀道君、よろしくお願いいたします。次に、賃金引き上げに対する助成金の活用促進について伺います。本年の春冬は、大手企業で早期の満額回答が相次ぎ、賃上げの機運が高まっておりますが、我が国の雇用全体の7割を担う中小企業に賃上げを波及させていくことが極めて必要であります。物価上昇を上回る継続的な賃上げを促進するため、経済対策で拡充した業務改善助成金などを活用し、中小企業や小規模事業者などによる賃上げへの支援を促進するとともに、さらなる拡充について検討すべきと考えますが、見解を伺いたいと思います。
59:08
ご指摘の業務改善助成金でございますけれども、先般の経済対策におきまして、特に最低賃金引上げの対応が困難と考えられます、事業場規模30人未満の事業者に対する助成上限額の引上げなどの拡充を実施してございます。令和4年度の申請件数は、2月末の時点で6487件と、過去最高となってございまして、このうち経済対策による拡充を行いました12月以降の申請件数は、2036件と、昨年同時期の2倍以上となってございます。また、政府全体では事業再構築、生産性向上などと一体的に行います、賃金引上げなどへの支援を行っているところでございまして、引き続き中小企業庁等の関係省庁とも連携しながら、事業についてに対しまして助成金の課税を促してまいりますとともに、さらなる拡充につきましても、引き続き検討するなど、中小企業、小規模事業者が賃上げしやすい環境の整備に進めてまいりたいと考えてございます。
1:00:10
よろしくお願いします。次に、短時間勤務制度の拡充について伺います。先日、2月13日の予算委員会におきまして、私は、加藤厚生労働大臣に、子育て世帯の親の働き方改革について質問をさせていただきました。大臣からは、厚生労働省において、子育て機の働き方のニーズを分析し、議論をしていく旨、答弁をいただきました。ぜひ、その議論にあたっては、公明党の子育て応援トータルプランを参考しつつ、検討を進めていただきたいと考えております。特に、子育てと仕事を両立する上では、長時間労働を是正するとともに、短時間勤務を含め、テレワークやフレックスタイムス性などを活用した柔軟な働き方が可能となる仕組みを推進することが重要と考えます。総理からも、男性の育児休業の取得率の目標を大幅に引き上げるという発言がされました。これについて、加藤大臣の決意をお聞かせをいただきたいと思います。
1:01:16
温都の子育て応援トータルプランでは、いく時期の領地支援制度の利用促進や拡充などについて、様々なご提言をいただきました。また、委員からも、先日の予算委員会で、子育て中の労働者が柔軟な働き方を選択できるようにすべき、との御指摘も頂戴したところであります。総理から、子ども政策の強化の基本的方向性の一つとして、働き方改革の推進とそれを支える制度の充実の検討が指示をされております。子どもを持つ親の働き方のニーズとしては、女子の正社員においては、子が3歳以降は短時間勤務を希望する人もいる一方で、残業しない働き方や、出社や対処時間の調整による柔軟な働き方を希望する割合も、結構な割合になっているということ。また、男性社員については、残業しながらフルタイムで働くことを希望する割合が高いものの、柔軟な働き方を希望する割合も同程度に高くなっているといったニーズが読み取れるところでございます。こうした点も 踏まえて、今委員が御指摘をやりました、本年1月から有識者による研究会を立ち上げ、議論を頂いております。仕事と育児の両立支援制度について、労使へのヒアリングなどを通じて、労働者のリーズムを踏まえて検討を進めていき、これをした検討をもとに、子育て機能長時間労働の是正、また柔軟な働き方を可能にし、男女共に安心して子育てしやすい環境の整備に努力をしていきたいと考えています。また、男性の育児休業の取得促進については、先週金曜日に総理から、まず産後の一定期間に男女が子育て取得した場合の給付率の手取り10%に引き上げるということ、また育児休業取得率の成分目標を大幅に引き上げて、2025年に50%、2030年に85%とし、目標達成を促すために企業ごとの取組状況の開示を進めること、応援手当など育児を促進する体制整備を行う企業に対する支援を検討することなどの発言があったところであります。こうした取組についても早急に検討を深め、一休を取り解きやすい環境づくりに取り組むとともに、新たな育児休業の取得目標の達成を目指していきたいと考えております。
1:03:44
加藤大臣のリーダーシップを御期待申し上げたいと思います。次に、育児休業給付制度の拡充についてでありますが、昨年12月に取りまとめられた全世代型社会保障構築会議報告書では、子ども子育て支援の充実策として、希望する方が短時間勤務を選択しやすくする給付の創設の検討が盛り込まれておりますが、公明党の子育て応援トータルプランにおきましても、短時間勤務をしながら、育児休業給付金要求、自給できる制度の創設に取り組むことを提案させていただいております。先日、総理からは、新たに産後の一定期間に、男女で育休を取得した場合の給付率を手取り10割に引き上げるとの発言がありました。働きながら子育てを行う方々を支援するためにも、こうした支援制度は早期に実現すべきと考えますが、見解を伺います。
1:04:41
子供を産み、育てたいと希望する全ての人が、働き方に関わらず安心して子育てができる環境の整備を進めるということが重要だというふうに考えております。今、委員の方から言及いただきました、先日、総理の方からの発言では、この希望する場合には、育児期間中に時短勤務をした際にも給付が行われるように見直すと、また、産後の一定期間に男女で育休を取得した場合の給付率を手取りの10割に引き上げると、これは男女でというのは、男性だけでもなく、女性だけでもなく、男女で育休を取得した場合にという意味でございます。これによって、夫婦で育児・家事を分担し、また、キャリア形成や所得の減少への影響を少なくできるようにするという発言でございました。先ほどの早期に実現すべきという点でございますが、この点については、今月末をめどに小倉大臣の方でこれを厚労省も連携させていただいて、具体的な立て木代をパッケージで取りまとめるということになっております。その後、その内容、予算、財源についてさらに議論を深めまして、6月の骨太方針までには、将来的な子ども予算倍増に向けた大枠を示してまいりたいというふうに思っております。厚労省としてもしっかりと取り組んでまいります。
1:05:48
ぜひ、早期な実現を希望したいと思います。次に、02歳児の保育無償化の拡大についてお伺いします。幼児教育保育所の無償化については、令和元年10月から、すべての3歳から5歳児と住民被課税所帯の02歳児を対象に実施されております。最近の調査でも、8割近くの保護者の方々が、幼児教育保育の無償化については、肯定的な評価をされております。また、このほど東京都は、新年度から02歳児の第2子の保育料を無償化する方針を発表されました。国においても、02歳児の保育料の無償化について、所得制限の緩和や、第2子以降の無償化を行うなど、段階的に対象を拡大すべきと考えますが、見解を伺います。