19:45
(挙手)(咳払い)これより会議を開きます。経済産業の基本施策に関する件、並びに、私的独占の禁止及び公正取引に関する件について調査を進めます。本委員会は、去る12日に経済産業等の実情調査のため、石川県において視察を行いましたので、その概要についてご報告申し上げます。本視察は、本年1月1日に発生した令和6年の野党反党地震による被害復旧状況等について、調査を実施することとしたものであります。参加委員は、理事・小林孝行さん、鈴木駿さん、松本陽平さん、山下隆さん、新井豊さん、山岡達丸さん、森島忠さん、中野博雄さん、委員加西昭さん、鈴木義弘さん、そして、私、岡本光成の11名であります。このほか、現地参加議員として西田昌司さん、近藤和也さんが参加されました。今般の地震においては、住居をはじめとする建物・道路・上下水道など、あらゆる生活基盤に甚大な被害がもたらされ、人々の成り割をはじめ、経済活動にも多大な影響が生じております。ここに改めて、今般の地震において、尊い命を失われた方々に対し、心から御冥福をお祈り申し上げますとともに、被災され、今なお厳しい生活を送っていらっしゃる全ての方々に対し、お見舞いを申し上げます。それでは、調査の概要について、御報告申し上げます。まず、鈴市の視察現場に向かうバスの車内におきまして、金田副市長から被害や復旧の状況等について説明を聴取するとともに、鈴商工会議所の曽根事務局長から、市内の経済状況について説明を聴取いたしました。その後、軽相土を使った七輪島の製造を手掛ける株式会社「鍵主工業」において、鍵主社長から事業所及び従業員の被災状況等について説明を聴取するとともに、事業の再建に向けた課題等について意見交換を行いました 。あわせて、鈴市における応急仮設住宅の建設現場を視察し、建設や入居等の状況について説明を聴取するとともに、高級的な住まいの確保に向けた課題等について伺いました。次に、輪島市において、まず、輪島市役所で中山副市長から、被害や復旧の状況について説明を聴取するとともに、被災された方々に対する支援の現状及び課題等について意見交換を行いました。その後、輪島の伝統工芸品である「輪島塗り」の仮設工房を視察し、入居者の方々の活動の再開状況や、今後の展望等について伺いました。また、輪島港、輪島朝市及び輪市通りにおいて、地震に伴う海底流気や、地震直後に発生した大規模火災による建物の消失といった甚大な被害状況を視察し、生活の再建や輪島の伝統ある成り割の再生に向けて、厳しい状況にあることなどを伺いました。次に、七尾市の中野戸農業協を視察いたしました。この橋は、野戸島につながる2つのルートのうちの1つで、現在も通行止めの状況が続いており、生活や事業活動に影響が生じております。橋に は段差や亀裂が生じており、完全な復旧には3年程度を要することなどを伺いました。次に、内那田町の西荒谷地区における液状化の現場を視察し、川口省庁から多数の住宅が被害を受けている現状等について説明を聴取するとともに、地面の隆起やひび割れなど深刻な被災状況を目の当たりにいたしました。最後に、石川県庁におきまして、長瀬石川県知事から、石川県内の被害及び復旧の状況についての説明を聴取するとともに、生活や成りわいの再建に向けた支援の在り方や、野戸の魅力を生かした創造的復興に向けた課題等について意見交換も行いました。以上が調査の外境であります。今回の調査では、今般の地震が生活や事業活動におけるあらゆる場面において甚大な被害をもたらしており、被災地の再生に向けては念短いの取組が必要であることを改めて認識いたしました。同時に、被災され厳しい状況にありながら、前を向いて生活の再建や成り合いの再生に力を尽くしておられる方々が数多くいらっしゃることも認識いたしました。当委員会としても、人々の成りわいの再生をはじめ、社会・経済活動の再生が着実に進むよう、継続的に取り組んでいく必要性を痛感した次第であります。最後に、視察にあたりまして、ご協力をいただきました関係者の皆様に深く感謝の意を表し、ご報告とさせていただきます。この際、お諮りいたします。両県調査のため、本日、政府参考人としてお手元に配布していたしましたとおり、内閣府大臣官房資金機関、田辺康彦さんほか、32名の出席を求め、説明を聴取したいと存じますが、ご異議ありませんでしょうか。ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。質疑の申し出がありますので、順次これを許します。
25:36
近藤和也でございます。この会期末ギリギリでも委員会を開いていただきましたことを、委員長をはじめ、両委員と理事の皆様に心から感謝を申し上げます。そして、先日は経済産業委員会として、のとに視察をお越しいただきまして、ありがとうございます。様々な場面を見ていただいたと思います。まだこんな状態かと思われた方もいらっしゃると思いますし、現地で生きている人間からすれば、ようやくここまで来たと、そういったそれぞれの見方はあると思いますが、何とかこれからもまた皆様に寄り添っていただけたらと思います。そして、斉藤大臣にはじめ、経済産業省の皆様、国土交通省の関係の皆様も含めて、今まで復旧復興にご努力いただきまして、ありがとうございます。その都度その都度、新たな問題というのが出てきますし、今まで未消化だった問題で、これは何度か越えてほしいという課題もございますので、どうかお力を貸していただけたらと思います。よろしくお願いいたします。それでは、まずは、湧くらん温泉の護岸について質問したいと思います。湧くらん温泉については、先日も斉藤大臣からもおっしゃっていただきました、専属の職員を派遣していただいて、この湧くらん温泉の復興というのは、この石川県の野党安藤の復興拠点になるんだ と。これは、茶谷七尾首相もそうですし、長谷石川県知事も、まずはここでしっかりと復興していただいて、そして公知関係者の皆様の宿泊拠点を作っていくと、そして後々は観光のお客様に来ていただくんだと、こういうことで力を入れていただいています。そこでなんですけれども、まずこの護岸については、公安区域内については、公共の部分ですね。こちらについては、大公復旧の工事ということで予定をされている。それはそれでありがたいことなんですけれども、この公安区域内の民有の部分についてですね、こちらについては公共に、七尾市に渡すと、そして結果として護岸工事をちゃんとしてくださいねというのは、この宿泊施設の方々の思いではあるんですけれども、現実問題として、七尾市にその護岸の部分を渡していただいたとしても、この大公復旧の対象にならない、イコール七尾市からしてみれば、災害対応の国からの支援がない形で、通常の公共事業になってしまいかねないと。もちろん七尾市も大変広いですから、いろんな対応、公共事業もしていかなくてはいけない中で、できればですね、この補正という形で、災害復旧、復興という形で、事業をしていただくことが、七尾市にとってみても、そしてその土地を七尾市に渡される、この宿泊関係者の方々にとっても共通の願いだと思います。その点について、何とかこの補正も含めてですね、地方自治体の負担が少ないように、そして早急に事業をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
29:11
お答えをいたします。枠倉温泉でございますけれども、のと地域の復興を進める上で、復興の拠点として必要不可欠な地域であるとともに、極めて重要な観光資源であると考えております。そのため、被災した海沿いの湖岸の復旧を、成り前の再開を期する事業者の御意向も踏まえまして、しっかりと進めることが必要であると考えておりまして、現在、復旧工事の進め方について、七尾市とともに事業者と個別に協議を進めさせていただいているところでございます。ご指摘のとおり、民有の湖岸について、七尾市に帰属される場合は、七尾市が湖岸を再整備することとなりますけれども、国土交通省としましても、ご指摘のその必要な予算の確保に努めますとともに、七尾市をはじめ、関係する皆様方とよくコミュニケーションを取りながら、技術的な助言等も含め、着実に復旧工事が進むよう、尽力してまいりたいと、そのように考えております。
30:06
必要な予算を確保ということで、ぜひとも、どういった形でも結構です。地元負担が少ない形で、そして早く事業をしていただ く。それが宿泊施設の再建に、そのまま直結をいたしますので、何卒お力を貸していただければと思います。よろしくお願いいたします。尾崎政務官、これで結構です。ありがとうございました。尾崎さん、ご対策ください。ありがとうございます。そしてこの和倉温泉が、この野都の復興拠点になる。これは間違いないことでございますし、力を入れていかなくてはいけない。一方で、この石川県の復興プランの中でも、和倉温泉はしっかり明記されているんですね。一方で、野都にはいくつも温泉、宿泊施設、奥野都にもいくつもございます。「おらっちゃんのことどうなっているのか」ということはやっぱり言われるんですね。和島であったり、須州であったり、野都町であったりですね。ですから、この他の施設も地域も含めて、大臣にはぜひとも見ていただきたいなと。大臣にはこの1月の段階で、和島も行っていただいています。朝日関係の方であったり、和島の関係の方も含めて、大変様々なご支援をしていただいていますが、できれば政務官や他の方も含めて、須州などにはまだ行かれていないということのようですし、まだお話を聞かれていない業者の方々、たくさんいらっしゃると思います。国会が間もなく閉会ということでもございますし、何度かまた足を運んでいただいて、幅広いご意見を聞いていただきたいと思うんですが、大臣いかがでしょうか。
32:04
御指摘のとおり、自ら被災地に出向きまして、現場の実態や課題を肌身で感じながら、施策を進めていくということは極めて重要ですし、私の現場主義の考えにも沿ったものであります。御指摘のように、私自身は発災後の1月26日に、中小企業支援パッケージを取りまとめて、いち早く支援施策をお伝えしたいということで、1月27日に七尾市和島市を訪問し、現場の実情を把握するとともに復興に向け、立ち上がろうとする旅館関係者や職人、店主の皆様の思いに触れまして、胸を打つものも正直ありました。また、岩田副大臣は、和島市穴水町の仮設商店街を提示、吉田政務官は、和島市門前町の仮設商店街を提示、鹿町の野戸中核工業団地を視察するなど、手分けして各地を訪問させていただいております。加えて、発災当初より各地域から直接情報収集を行うということで、私が本部長を務める被災中小企業小規模事業者等支援本部において、最前線で復旧にあたる被災4県の自治体や商工団体の関係者から、仮設工房の設置支援や液状化への対応の必要性など、現場の実態や課題を直接聞かせていただいております。さらに、350名を超える職員を被災自治体などに派遣しており、ライフラインの復旧や支援物資の供給に加えて、被災企業を訪問して生の声を聞くなど、昼夜 を問わず総力を挙げて対応しているところです。私も、起任した職員から被災地での状況について、直接報告を受けたりしております。引き続き被災地の状況を踏まえた的確な支援をすべく、私自身の現地視察を含めて経済産業者を挙げて、現場主義で対応していきたいと考えています。
34:09
現場主義、そして現地視察、今後もしていただけるということで、ありがとうございます。できれば、何らかの形で一泊していただきたいなと。泊まる場所はなかなか少ないのですが、探し出してもしていただきたいと思います。例えば、温泉であれば、大抵が海の近くか、崖の近くか、山の中かということで、景色の良いところ=災害があれば危ないということもあります。それぞれのどういったところで立地をしているか、そういったところも見ていただけたらと思います。例えば、涼市の飯田の飲み屋街、飯田の涼市寺町のすぐ近くですとか、和島市の観音町、こちらも観落街といいますか、昔であればネオンが輝いていたところですとか、七尾市では銀座というところがあるんですね。本当にキラキラした、地方にとってはキラキラした飲み屋街ですが、こういったところの今どういった状態なのか、今日はスナックもラブホテルも取り上げたいと思っていますが、現状そこをぜひとも歩いていただけたらと思いますし、現状夜がどれだけ暗いか、こういったところもぜひ見ていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。それでは、成り割補助金について質問したいと思いますが、今皆様から言われるのは、成り割補助金、手続金は大変だ、書類も多すぎるということで、ちなみにこれが成り割補助金に関する資料です。プリントアウトいたしました。実際には説明やQ&Aがこの半分ですね。3センチくらいでしょうか。そして申請書類そのものは1センチくらいで、言い分はわかるんです。丁寧にしなきゃいけないということもわかるんですけれども、あまりにも書類が多い、手続が面倒だ、ただでさえ家の片付けも含めて、今生活再建を図ろうとしている中で、この手続でもう断念してしまうよということを、私も土曜日、日曜日に戻るたびにやっぱり言われます。何とか改善をしてほしいと思うのですが、いかがでしょうか。
36:38
お答え申し上げます。委員議員ご指摘の手続の簡素化につきましては、被災事業者の直面する状況を勘案し、事業計画書を可能な限り簡素にするなどの対応を行わせていただいております。一方で、成り割補助金も税金等を原資とした補助金の一つでありまして、国民の皆様の理解を得ながら執行することも重要でございます。補助金申請額が適正であるか否かを客観的に評価することも可能な申請書類というものも求めさせていただいているところでございます。ただ、申請書類につきましては、書類一式を先生お手元でお示しなされましたけれども、束ねて事業者にお渡しするということもあると聞いております。そこで、事業者自身においてどの書類が必要か判断しやすくするために、今般、石川県とともに連携をしながら、フローチャートというものも作成させていただいて、すでに現場における活用が始まっているところでございます。引き続き、被災事業者の実態を丁寧に把握しながら、きめ細やかに対応をしてまいります。
37:51
私も全部、面を通しましたが、正直クラクラしますね。経営者の方であったとしても、平時であったとしても大変だと思います。どうすれば、今、被災状況にあった経営者の方々が、この手続きを進めていくかということを、進めていくことができるかということを、その都度その都度、しっかりと寄り添っていただきたいと思います。そこで、また皆様から言われるのが、商工会議所等に相談に行くと、「野戸空港の方に行ってくれ」と言われるそうです。実際には、もう住み分けするしかないねと、持続化補助金については、商工会議所や商工会で、そして、成り割補助金はやはり大変ですから、手続きも中身も充実したものにしなければいけないということも含めて、野戸空港の方に誘導しているそうです。例えば、和島の街中から野戸空港だと、車で30分くらいかかります。涼市の街中から行くと、だいたい50分くらいですね。もう大変なんですよ、空港行くまでに。実際には、商工会議所や商工会さんの現状もわかります。自らも被災者です。ぜひとも大臣も含めて、商工会や商工会議所さんの施設、建物も見に行っていただきたいのですが、本当に悲しい、つらいです。こういったところに一時避難して、事業をされているのか、事業者のお手伝いをしているのか、先日トイレがようやく使えるようになったという話も聞きまして、家国の中で商工会議所の方々もお仕事をされておられるので、彼らにこれ以上頑張ってくださいというのも、これも私は申し訳ない気がいたします。このような時だからこそ、しっかりと国として、商工会や商工会議所の皆様をサポートしていく、そして事業者を支えしていくということが必要だと思いますが、何とかお願いしたいと思います。いかがでしょうか。吉田経済経済大臣、失礼しました。政務官のお答え申し上げます。成り上げ再建に向けた具体的な相談が増加しつつある中でございます。事業者の相談に真摯に対応し、寄り添いながら事業再開の道筋 を立てていくことは、極めて重要でございます。政府といたしましても、可能な限り事業者の負担が少なくなるよう、相談先となる各支援機関の体制を強化するなど、丁寧な対応を行っているところでございます。具体的に申し上げますれば、全国の商工会、商工会議所から、野党半島事業者支援センターや被災各地の商工会、商工会議所に、経営指導員などの専門家を派遣。石川県よろず支援拠点から、金沢事業者支援センターに専門家を派遣。独立行政法人中小企業基盤整備機構から、各支援機関や事業者に中小企業診断士などを派遣するなどの取組を行っているところでございます。また、石川県においても、対面相談に加え、オンラインミーティングによる相談も可能としているところでございます。さらに、こうした支援にあたる実務者間の連携も、一層重要となっております。経済産業大臣が本部長を務める先ほども御答弁ございましたけれども、被災中小企業、小規模事業者等支援本部の下、自治体や商工団体などの実務者の皆様によるワーキンググループを通じて連携を強化しつつ、現場の声に耳を傾けながら、被災された事業者の皆様に寄り添った支援というものを進めてまいります。
41:45
ありがとうございます。さまざまな形で支援、人を派遣していただいて、これも今被災6ヶ月目ですけれども、さまざまな経済産業省以外の部分も含めて、全国から人を派遣していただいているのは大変ありがたいのですが、やはり人が入れ替わることによって、また一から説明しなければいけない。前の人はいいと言っていたのに、新しい人が来たらだめだとなるということもあるのですね。大変申し訳ないのですけれども、今あらかたトイレが使えるようになってきていますので、長期の派遣ですね。マンツーマン、入り口から出口まで徹底的にその事業者、事 業者にお付き合いしていくんだというくらいの、ここは来ていただく方には申し訳ないのですけれども、そういった形で、そしてたまには東京なりどこかにちゃんと戻れる手当も含めて、していただければと思いますし、できれば商工会や商工会議所の方々への手当といいますか、これも直接的にはできないと思いますけれども、何らかの形でお力添えをいただきたいと思います。ありがとうございます。それでは、成り割補助金の具体的な中身について質問したいと思いますけれども、成り割補助金は、今少しずつ採択が増えてきているということなんですが、この定額ですね、定額補助がなかなか該当しないという苦しさがあります。委員の皆様、定額補助をあまりご存じない方が多いと思いますが、成り割補助金を4分の3支援していただきます。定額補助というのは、成り割補助金であれば15億円が上限のところ、5億円も全額出していただきます。そして、持続化補助金であれば200万円マックスのところ、定額も200万円出していただきます。10分の10ということですから、ある意味常識を超えた徹底的な支援ということで、ハードルを高くせざるを得ないことはわかりますが、聞いていますと、ハードルが高すぎてですね、該当者はほとんどいないじゃないかということを心配しています。昨日の時点で伺いますと、持続化補助金の方では1件だけですね、この定額のところがあるというふうに聞いていますが、おそらくこの成り割補助金のところでは、定額はまだゼロなんではないかなと思うんですね。資料①のところで、防線が引っ張ってあります、この④のところ、債務を抱えている事業のところもそうですし、②のところの、当該債額から復旧・復興に向けて、国ともが実施した支援を活用した事業者とありますが、これは去年やおととしすずで震度6強、そしておととしは震度6弱の地震がありました。この時に色々な国の支援を受けると、ちょっと手稼いだり足稼いだり、自力で頑張っていきたいということも含めて、支援を得ないで自力で手当てをしたという方も、対象外になってしまっているんですね。そして、この債務を抱えている事業者なんですが、債務がない、例えばもう無借金系でずっとやってきているんだという方が、去年やおととしの地震も含めて歯を食いしばって、借金を返して、現状この去年、今年の1月1日の時に、無借金の状態だった方が対象外になってしまうんですよ。例えばですけれども、1億円、当座でも現金でもいいですが、キャッシュがありますと、負債が100万円ある方は、おそらくこの丸4に該当するんです。1億円キャッシュがあっても。一方で、当座でも現金でもキャッシュが100万しかないと。負債がゼロの方は対象外になるんですね。こういったところは、柔軟にやっていく必要があるのではないかと思います。この点について、斉藤大臣、何とか要件緩和も含めて、していただきたいと思うんですが、いかがでしょう か。
46:06
まず、令和6年の大半都市地震の被災地において、令和4年8月の大雨災害や、令和5年奥の都地震など、過去数年以内に発生した災害でも被災し、今なおその影響を受けている中小企業も多くあることから、こうした多重被災事業者について、一定の要件のもとで一定額までは、自己負担のない定額補助を行うこととしている。こういう多重債務が前提で、まず講じられている制度だということであります。この定額補助の要件については、被災事業者の声を踏まえつつ、既に柔軟な運用を始めているところであります。具体的には、売上高が20%以上減少しているという要件があるわけですけれども、これはコロナ禍前の同時期と比較すればいい、比較できるということとさせていただきましたし、また 、売上高が減少していない場合でありましても、厳しい債務状況にあって経営再建に取り組み、認定経営革新等支援課によって事業計画等の確認を受けていたりすれば、定額補助の対象となるように配慮をしているということであります。定額補助について、現場で課題があるようでありますので、ここは私が本部長を務める被災中小企業、小規模事業者等支援本部の下に、自治体や商工団体などの実務者の皆様によるワーキンググループを設置しておりまして、ここでいろいろ柔軟なやりとりをさせていただいています。そのために作ったわけでありますので、ここで議論をさせていただくことも可能だろうと思っています。また、被災事業者の支援につきましては、この成り終え補助金だけではなくて、日本政策金融高校による特別貸付とか、災害関係保障などの金融支援も併せて講じているので、関係省庁機関自治体のさまざまな施策とも連携しながら、被災事業者の実情に合った形での支援をしていきたいと考えています。
48:20
先ほど大臣が言われたのは、③の「い」の部分だと思いますが、厳しい災民の状況でないにしても、例えばですけれども、涼しのある旅館が現状回復のような形で、同じように施設をつくろうと思ったら3億円かかります。4分の1の自己負担でいけば、7500万円、また借り得を起こさなければいけないんですね。例えば、預金が7500万円あるのであれば、どうぞやってください、頑張ってくださいといいと思うんですが、例えばですけれども、7500万円の半分、3750万円以下しか現預金がないとか、例えば7500万円の10分の1しか預金がない、この成り割を補助金を使ってやろうと思ったら、いっぺんに災民はぐんと増えるわけですよね。今、厳しい災民状況ではないにしても、事業を再開しようとしたら、途端 に苦しい状況になってしまう方がいらっしゃるということで、何とか現場に合わせた形での突破を見つけていただきたいと思います。鈴は30年間で人口は半分になりました。今回も3年連続の地震です。もうやめようかという気持ちになっても、致し方はありません。間違いなくお客さんはこれから減っていきます。その中でも事業を再建しようという、大変ありがたい宝物のような方々ですから、何とか助けていただきたいと思います。時間が参りましたので、この成り割補助金のところで、スナック、そしてラブホテル、何とかしてほしいということを取り上げようと思いますが、時間がなくなりました。現状では厳しいという答えしかないということは、認識はしているんですけれども、灯りを取り戻すといった観点、そしてまた仮設店舗の中小企業支援機構のところでは、スナックは対象になっているんですよね。