1:05
はい、どうぞ。はい、よろしいですか。はい、では皆さんおはようございます。ただいまから経済産業委員会を開会いたします。委員の異動についてご報告いたします。昨日までに加藤昭義君が委員を辞任され、その補欠として浅尾圭一郎君が占任されました。政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。スマートフォンにおいて利用される特定ソフトウェアに係る競争の促進に関する法律案の審査のため、本日の委員会に理事会協議のとおり、内閣官房、デジタル市場競争本部事務局次長、成田達次君ほか7名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。いらっしゃいませ。はい、御異議ないと認め、裁を決定いたします。スマートフォンにおいて利用される特定ソフトウェアに係る競争の促進に関する法律案を議題とし、質疑を行います。質疑のある方は順次、御発言願います。
2:07
おはようございます。自由民主党の落地敏行です。本日も質問の機会をいただきまして、心から感謝申し上げます。
2:22
それでは、通告に従って質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。本法案はスマートフォンの基盤となるOSやアプリストアといった特定ソフトウェアについて、公正かつ自由な競争が行われるよう、市場の環境を整備するためのものと伺っており、主権者、そして事業者への影響が大きく重要な法案であると考えております。先週木曜日の経済産業委員会でも活発な議論が行われましたが、本法案の立法事実、すなわち現状も問題点が明らかでないという御指摘もございました。そこでまずは、本法案に至るまでの政府内での検討の状況、議論の対象として取り上げた指定事業者の行為、そしてそれに対する評価について、詳しく御質問させていただきます。この法案は、デジタル市場競争会議におけるモバイルエコシステムに関する競争評価の最終報告を踏まえて、検討が進められてきたと理解しております。そのデジタル市場競争会議では、モバイルエコシステム全体について、どのような競争上の評価がなされたのでしょうか。具体的に教えてください。はい、内閣官房デジタル市場競争本部事務局成田次首相。お答え申し上げます。御指摘のありましたデジタル市場競争会議におけるモバイルエコシステムに関する競争評価最終報告におきましては、競争上の評価として、いかのような特性が指摘されております。まず、モバイルエコシステムにおきましては、例えば、OSを提供する事業者が、その地位を利用してアプリストアを自社のものに限定したり、あるいは、OSや検索の力をレバレッジにして自社のサービスをデフォルト設定するなど、今回の法案の対象となっているのは、特定ソフトウェアの間で、様々な行為を複合的に組み合わせることによって、それぞれのサービスにおける自社の地位を強固にしてきているという特徴がございます。その結果、その他の、例えばオンラインモールといったその他のプラットフォームに比しても競争圧力が働きにくく、市場の機能により注意することが極めて困難な状況となっているといった指摘がなされております。また、2点目として、スマートフォンが国民生活や経済活動の基盤となっているという点につきまして、この場でも利用者の方々への普及の度合いという御指摘がございましたが、それだけではなくて、常時携帯、すなわち時間と場所の観点も重要だという指摘がなされています。具体的に、例えば時間について申し上げますと、インターネット平均利用時間、平日ではスマホは約110分とPCの約2倍、それから休日でもスマホは約130分弱とPCの4倍となっております。また、場所につきましても、常時携帯でありますので、例えば買い物をされているとき、通勤している間、あるいは御指摘ありましたように車での移動の間など、あらゆる生活シーンにおいて利用されているということで、このようにスマートフォンは非常に影響力の非常に大きい顧客との接点となっている。こうしたことに鑑みると、自由で公正な競争環境の整備をすることの重要性が極めて高いといった評価がなされております。こういった点に鑑みまして、最終報告におきましては、スマートフォンにおけるエコシステムを形成する特定ソフトウェアについて、今回の法案の規律に対処することが必要であろうと、そういった提言がなされているところでございます。