11:24
おはようございます。ただいまから予算委員会を開会いたします。令和5年度総予算3案の審査の委嘱についてお諮りいたします。本件につきましては、理事会にお いて協議の結果、次のとおり決定いたしました。審査を委嘱する委員会及び各委員会の所管は、お手元に配付のとおりとする。審査を委嘱する期間は、特別委員会については3月16日の1日間、常任委員会につきましては3月17日の1日間とする。以上でございます。ただいまご報告いたしましたとおりとすることに、ご異議ございませんか。ご異議ないと認め、作用を決定いたします。令和5年度総予算3案に関する理事会決定事項についてご報告いたします。本日は、ぶっからか少子化対策等、現下の諸課題に関する集中審議を往復方式で414分行うこととし、各会派への割当時間は、自由民主党60分、立憲民主社民131分、公明党56分、日本維新の会65分、国民民主党新緑風会34分、日本共産党34分、令和新選組17分、政治家女子48党17分、質疑順位につきましては、お手元の質疑通告表のとおりでございます。令和5年度一般会計予算、令和5年度特別会計予算、令和5年度政府関係基幹予算、以上3案を一括して議題とし、ぶっからか少子化対策等、現下の諸課題に関する集中審議を行います。これより質疑を行います。
13:36
自民党の江藤誠一でございます。少子化対策について、総理に質問をさせていただきたいと思います。いよいよ今月中に叩きない、6月に骨太という中でございますから、具体的なことについては、総理にお聞かせいただく以外ないということでございますので、総理に質問させていただきたいと思います。昨年の出資要素は80万人を割り込みました。想定より8年以上早いPSで減少して、合計特殊出資率も過去最低と同程度になるといわゆる想定されております。【質疑者】一問お願いします。【質疑者】一問です。合計特殊出資率推移です。平成17年に最低の合計特殊出資率1.26までになりましたが、それから徐々に回復して1.47までになったんですけれども、この6試練で更に今度は過去最低に近い線1.30あるいは1.32というようなところで推移しているところでございます。そういう状況の中で、平成元年から平成27年の26年間に出資要素が24万人減少いたしました。ところが平成27年から令和4年のわずか7年間でほぼ同数の24万人が減少いたしております。かたや26年かけてマイナス24万、かたやこの7年をかけて24万減ということになりまして、これは危機的な状況と言わざるを得ません。これまでの少子化の影響は過小評価されてきましたけれども、自民党少子化対策調査会では、昨年の5月、少子化経済、社会、労働力、資産、価値等の広範な悪影響を生じ、国力も低下、社会保障も成り立たなくなることを示し、総理にも提言させていただいたところでございます。先進国でも少子化対策がうまくいっていないんです。実際はですね。ヨーロッパ各国でも、この表を見ていただければわかりますけれども、出生数が徐々に低下いたしております。優等生と言われたフランスでも、一時期出生率が2を超えましたけれども、この5、6年は減少に当時1コム8四になっています。移民大国であるアメリカも、出生率は1コム6ヨパーセントで、バイデン大統領が目指した子育て支援の従事とは進んでいません。中国も少子化により、令和4年より人口減に転じ、1コム28まで、おととしの段階でも低下いたしています。韓国に至っては、1を切り0コム8四まで低下しているところであります。記者総理が打ち出された 一次元の少子化対策をここで強力に進めれば、経済、社会に活力が生まれ、日本が再び世界で輝く国となることができると確信しています。私は総理補佐官、担当大臣、そして党の調査会等で、長年少子化対策に携わってきました。私としては、一つの政策では改善しないことを痛感しています。少子化の原因を冷静に分析し、結婚、妊娠、出産、子育てに直面する困難を一つずつ取り除き、総合的、抜本的対策を講じれば必ず少子化対策は成功する。ピンチはチャンスだという具合に思っています。他の国が成功しない中で、少子化の先端を走っていた日本が成功させることができれば、大いに世界のモデルになり得るという具合に思っています。総理の御認識と決意をお聞きさせていただきたいと思います。
18:07
昨年の出生数80万人を切るという数字を見ても、我が国の少子化の状況、大変危機的な状況にあると認識しております。社会経済を維持することができるのか、こうした観点からも強い危機感を持って臨まなければならない、こうした状況にあると思います。そして、委員の方から、こうした少子化対策、子ども子育ての対策、総合的な対策が重要であるという御指摘がありました。個々の政策の中身や規模、これももちろん大事でありますが、それと合わせて従来から関与が薄いと言われていた男性、あるいは企業、地域社会、独身の方々、高齢者の方々などを巻き込んで、社会的な意識を変えていくところまでしっかりと踏み込まなければ効果が出ないということで、3月までに具体的な政策、これをパッケージとして示し、6月の骨太の方針において、予算、倍増に向けての往復をしっかり示していくことによって、この危機的な状況に我が国としてしっかり立ち向かっていきたいと思い、今、そうした政策を進めるべく準備を進めているところであります。
19:59
ぜひ、総理も異次元の対策を講じるということを今まで表明されております。断固たる決意です。この少子化に対応していただきたいと、これからお願い申し上げる次第でございます。さて、少子化は色々ありますけれども、原因を大きく分かれて2つ予見をられています。1つは、有配偶率の低下、すなわち未婚か晩 婚かが進んでいるということと、それから有配偶出生率の低下、すなわち各家族による出産や子育ての困難な状況、それが妊娠・出産、それから行列支援、あるいは保育、地域での体制というようなことが、極めて子育ての上で各家族に伴って困難が出てくるというところですから、一つずつこれを取り除いていくことが必要だと思います。そして、3点目は今度はさらに、確かに向けてどう動くかということになると思いますので、それを分けてやっていきたいと思います。有配偶率の低下、すなわち未婚か晩婚かが少子化の大きな原因であるということを申し上げました。そうであれば、結婚支援を抜本的にやりかえなければいけません。どうしてもですね。結婚のときに、なんで結婚しないんですか、というときに出てくる問題は、結婚費用が足りない、働き方が安定していない、それから結婚のための住宅とかそういうものは揃わないとかですね。そういうような問題が挙げられています。もう一つ一番大きく出てくるのが、適当な相手と巡り合わない。これらが結婚に対する支障になっているところでございます。一つ一つこれを取り除かなければいけないと思います。ですから、非正規から正規に向かってですね、若い方々が結婚できる経済環境づくりをや らなきゃいけないということが一つになります。それから、この結婚の晩送り支援措置をですね、来年度予算ではそれをだいぶ盛り込んでいますけれども、相当大幅に拡充しなければならないということになります。そうなりますと、出会いの場をどう作るかということになりまして、来年から各県にですね、婚活アドバイザーとしてですね、コンシェルジーも派遣して、それをバックアップするということになっていますが、それだけでは足りません。もっとですね、これに対して本格的なバックアップができるようにやらなければいけないということになります。それから、そういう中で企業や会議所や法人会や同窓会、いろんなところでの協力要請をやっていって、その中でまた出会いの場を作っていくということをやらなきゃいけません。そしてまた、結婚をしたときにですね、やっぱり良かったねという形でですね、結婚祝い金を出すとかですね、そういうこともしなきゃいけません。そしてあと、新婚さんが困るなというところはですね、結婚に至ると困るなというのは、住宅です。住宅政策も今まで、障害者枠あるいは高齢者枠というのを作っておりましたけれどもですね、ここ、新婚枠をちゃんと作って、そして新婚さんのためには、今、住宅支援も来年からですね、30億の予算を100億に対してやりますけれどもですね、もっと大きく、抜本的にやりかえる 。高齢住宅も新婚さん向けやる。そういうようなことも考えていかなきゃいけないというふうに思っております。これらのですね、結婚支援について、総理はどう考えられるか。よろしくお願いいたします。
23:40
今、委員の方から様々なご提案をいただきましたが、若い世代の結婚をめぐる状況を見ますと、男女ともに多くの人が、いずれ結婚することを希望しながらも、適当な相手にめぐり合わない、資金が足りないなどの理由で、その希望が叶えられていないという状況があると認識をしています。急速に進展する少子化により、我が国は社会機能を維持できるかどうかの瀬戸際と呼ぶべき状況に置かれている、先ほど委員から御指摘があったとおりでありますが、その中にあって、まずは賃上げ、非正規の方の正規化、三民一体の労働市場改革などによる、若い世代の所得向上、これが重要であると考えます。また、出会いの機会、場の提供、結婚に係る住居に関する支援など、地方自治体が行う取組への支援などにも取り組み、結婚を希望する方 々が、その希望を叶えられるような環境整備に、国としてもしっかりと取り組んでいかなければならない、このように認識をし、政策の具体化を進めているところであります。
25:03
そのとおりであります。そして、さらに付け加えてお願いするのが、このような地域少子化対策重点交付金は、補助率が3分の2とか2分の1とか4分の3とかあるんですけれども、これをやはり10分の10にやっていかないと、市町村は徹底的に進めないという問題がありますから、ぜひ御認識をいただきたいと思います。さて、少子化の2つ目の要領である、有配偶出生率の低下というのは、どこに来るかというと、各家族による出産・子育て、それから両立支援、あるいは保育、このようなものを全体的にやらなきゃいけない。やっぱり各家族になって、かつては大家族の下で、大家族と地域で中心に子育てをするという時代から、完全に各家族になったという中で変わってきたというのが、子育てに対する困難性でありますから、それを一つ一つ取り除くことが必要だと思っています。まずは妊娠・出産支援であります。妊娠段階から、この伴走型相談支援だとか、あるいは産前産後のケアだとか、そういうものを準備しました。それから、今回また、出産準備金として5万円から、出産した段階で、やっぱり5万円のお祝い金を拡充するということが決まりました。これらをさらに拡充をしていかなければいけないという具合に思っています。そしてもう一つ、実は子どもが生まれてくるのを喜ぶ社会、何とか少しでも生まれてくることがいいよねという具合の社会に認識を変えなければいけない。一つは、皆さまのご承知の通り、不妊治療について保険提供を行い、これを拡大するということをやりました。しかしまだ、入りつく出産への支援だとか、あるいは健康上の理由、慢性疾患等を抱えている方が、どうしてもいろんなところに相談に行くところがない。相談に行っても、なかなか妊娠・抑制の側に回ってしまうということであります。しかし、日本でも2、3病院、そのようなことを相談を受けて支援するところがあります。ただ、有料で結構高いんですけれども、そういうものを無料にして、ちゃんとした相談をして、できるだけ埋めるような形でアドバイスをするということをしないと、日本の場合は大変だと言ったら、そうしたらむしろ先に駐電しておけばいいんじゃないかという形になっているんです。本当の意味で、命を大事にする、そういうようなことになっていません。しかも、今ご承知のとおり、熊本で赤ちゃんポストというのがありますが、生まれてくる子を産み落とすというのが、そのままというのは年間20人、あるいは子どもを殺すというのは3、40人いるんですね。そういうのに、赤ちゃんポストについては、特命希望というのは特命でやって、そして預かって、赤ちゃんを殺すよりも、何とか産んでくださいよと、そしてそれを預かりますよという形で、そこに公費もちゃんと導入するというようなシステムが大変重要だと思っています。妊娠・出産支援についても、できるだけ皆さんが産みやすいような形で支援体制を整える必要があると思いますけれども、それについてご意見をお待ちください。
28:35
委員御指摘のように、この妊娠・出産支援については、最近でも不妊治療の保険適用ですとか、出産育児一時金の大幅増額、また、伴奏型相談支援と10万円の経済的支援の一体的実施、これらを先行させて取り組んできたところですが、子ども政策の充実に向けた検討にあたって、いくつか基本的な方向性を示しておりますが、その中で、委員の方から、相談に的確に応じる、こうしたきめ細かい対応が必要だというご指摘がありましたが、伴奏型支援、産後ケア、そして一時預かりなど、全ての子育て家庭を対象としたサービスの拡充を進める、これを基本的な方針の一つとして掲げています。こうした基本的な方向性も大事にしながら、内容の具体化に努めたいと考えています。さらに、各家族によって起きた問題は、ポストアウトと働き方の両立支援をちゃんとやらないといけないということになります。そういう意味では、男性の一級の促進ということはもちろんでありますが、これは働き方において、男女ともに長時間労働や残業の規制の強化を徹底するということをしなければいけないし、そしてまた、思い切って、今、公務員には産後の60日、女性が60日はうつが多いということで、男性も最低そのうち30日は一級をとってくださいよという指導をいたしておりますが、それを徹底していくということが必要です。そして、一級も手取り10割ぐらいの負担をする。我々は、20数年前に一級制度を5割負担でスタートさせました。25年前に。そして、途中で半年間だけが67%になったんですが、これを8割ぐらい出せば、手取り10割保証になるんですね。それぐらい思い切った対策を、この両立支援においては、一級において講じなければいけないと思いますが、それについての御見解を求めます。
31:08
仕事と育児の両立ということで、御指摘がありましたが、子どもを産み育てたいと希望する全ての人が、安心して子育てができる環境の整備を進めることが重要だと考えており、子ども子育て政策の充実を検討するにあたって、主産を契機に女性が非正規雇用化するいわゆるL字カーブの問題を含め、仕事か子育てかの2者選択を迫られる状況を是正しなければならないと考えて、働き方改革の推進と、それを支える制度の充実、これも基本的な方向性の一つに掲げています。この中で、男女共に子育て機における長時間労働の是正や、フレックスタイム性を含めた柔軟な働き方を可能とする仕組み、育児休業を取りやすい職場づくり、また職場の意識改革、またキャリア形成との両立や柔軟な働き方に対応した育児休業制度の強化、こうしたことなどについても、今、子ども政策担当大臣の下で検討を進め、内容を具体化しているところです。ぜひこうした考え方に基づいて取り組み進めていきたいと考えています。
32:37
さらに、コロナ禍では、各家族に伴って、保育が大変になっています。また、昔はもっともっと地域支援があったんですが、それをどうやっていくかということが大事になってきました。そういうふうに、保育の質の向上は当然、やはりもうぼちぼち検討しなければいけない。しかし保育士さんは足りませんから、それまでの間に保育士さんの資格を持っていない方でも補佐ができるとか、それから、保育の方の、例えば、3歳児で20対1を15対1にするとか、それから4歳児で30対1を20対1にするとか、もっともっと充実していかなければならないことは、はっきりしているという具合に思っております。ただ、また、そうしたものを支えるための過程で、どういう具合にさらに支えるかということになりますと、実は、厚生労働省は十数年前にファミリーサポートセンターを充実しましょう、そういう大変な家族にバックアップしましょうということをやったんですけれども、実質的に機能を致しておりません。ご家庭で大変な時に、その家族を支えるためのシステムです。例えば、高山市なんかは、そこのところをNPOに対してちゃんと補助金を出して、それから一緒に困窮家庭の宅職なんかもお願いして、そして、保育に困っている家庭に全部サービスが行くようにしていると。そして、その時にボランティアの方がやると、500円だけ一応ボランティアでも払うんですけれども、市がこれに上乗せをして、さらに500円上乗せして払って、それが極めて地域の中でそういう家庭をピックアップして、そのファミリーサポートが非常に順調にいっております。それらの形で、もう一回全国、それを整備しかえるというぐらいのことをやらないと、家族のバックアップができないんだろうというような思っておりますので、それに対して、ぜひご検討をお願いしたいと思います。それから、行事保育の制度化、保育所に行きます、何かがあります。そうすると、そこでおろおろする。あるいは、障害児がそこで持っている子がなかなかうまくいかないという時に、決められたところにちゃんと行けるシステム、いくつかの縁でちゃんと提携をして、病院と予約していると、すぐそこに移動ができるというシステムを導入しなければならないと思います。さらには、全ての家庭、専業主婦も入れて、保育所や認定子どもへに全部、どこかで入ってもらう。そこで、各家庭に関して全部相談する、相談事業を行う。そして、それらの方々がもし希望するのであれば、短期保育、専業主婦だってずっとできないんですね、自分一人で保育は。ですから、週に8時間とか決めて、ちゃんと専業者の方でも預かれますよというシステムをしなければならないと思うんですけれども、そういったことについて、御見解をお願いいたします。
35:57
保育については、これまで保育の受け皿整備、保育幼児教育の無償化、あるいは保育士の処遇改善などに取り組んできたところですが、他方で社会経済情勢、これ大きく変化する中で、取り組むべき子育て政策の内容も変化しており、委員御指摘のとおり、さらなる保育の質の向上や、地域における子育て支援の推進についても重要なテーマであると認識をしています。子ども政策の強化に向けた検討に当たっては、児童保育や幼児保育を含め、幼児教育や保育サービスの両質両面からの強化、これを進めるとともに、伴走型支援、産後ケア、一時預かりなど、すべての子育て家庭を対象としたサービスの拡充を進めること、これを基本的な方向性の一つとしてお示ししています。そして、委員の方から様々なご指摘がありました、提案がありました。重点的、抜本的に取り組むべき政策については、様々な政策を組み合わせて、全体としてパッケージで示すことが重要であると考えています。ご提案等も参考にしながら、政府として、こうした内容の具体化をパッケージと示すべく、この取組を進めていきたいと考えています。大きな理由の中で、確かに向けた動きがどうしても 必要になってきました。確かに向けた動きには、2つ3つの方法があると思うんですね。今、児童手当は15歳まで1万円、それから3歳までが1万5千円ということになっていますが、もう1締めは18歳までにして、1万5千円で1万5千円、そして2締めになったら月3万円。昔、民主党が2万6千円と話をしましたが、3万円。3締め以降は1月6万円となっています。思い切った、たしかさんをやったところの児童手当に変えなければ、非常に子育てが大変ですから、それについてやらなきゃいけないと思うんです。それからまた、どうして子どもさんを2人あるいは3人と、難しいですかと聞いたときに、高等教育費がかかりすぎる、高等教育のお金がかかりすぎて出せないというのが1番返ってくる条件なんですね。だから、奨学金制度を見直すのか、あるいは学校にもっと安く行けるのか、あるいは東京に来たら、授業料が100万円としましたら、住宅費で100万円かかって、職位で100万円かかって、1年に300万円かかるわけですよ。私ども九州なんかに出て行くと、だいたい300万円近くかかるんですね。それをどうかして、半額以下に全体を抑え込めるというような形をやらなければできないと思います。例えば、奨学金で も、もう帰ってくるときに、返済については、都道府県や企業や、あるいは国でも、極端に言えば、結婚したら奨学金、帰ってきたときに3分の1免除しますよ。一番上がられたら3分の1免除しますよ。二番上がられたら、さらに3分の1免除しますよ。というぐらいの思い切った施策を講じないと、今の奨学金制度は解決していかないと思います。新しくやる場合って、今ではどうするかということについて、考えていかなければいけないんじゃないかと思うんですね。そういう中で、また、さらにこの問題を考えますと、全体として通じるべきとの問題は、働き方改革と税制も見直さなければいけない。世の中の在り方を見直さなければいけない。まだ地方の方では、女性が働くのは補助的な仕事だという認識が残っているんですね。だから、今、女性の4代卒が52%、男性が58%、それから男女ともに、短大専門学校というのが、以上というのが全部すると9割近くなっているんですね。そうなりますと、そのような女性は特に地方に帰ってこない。都会で輝く生活がいいということと、それからもう一つは、本当に生き甲斐を持って働く場がないということです。働き方を基本的に変えなければいけないという具合に思います。そしてまた、さらには、そういう意味で女性も全て、今からの働き方は、総合職、専門職で全部展開するんだということをちゃんとやっていくということが必要だと思います。そして、そういう中で、今日もNHKでやっていました、伊藤中、子育てしやすい働き方に転換をしていく。地方にもそれを求めていって、どういう具合にして働き方をやったらいいのか。しかもそれは官民ともにやらないと、官の方も国の方も、それから地方の公務員さんも、そういうところを変えていかないといけないという具合に思っております。そしてさらに、税制についても、もうやっぱり税制も、燃焼工場を復活すべきですね、まずは。それから、扶養工場というものは今、なくしましたが、それであろう、これからはちゃんと、共働き工場を入れるとか、働き方全体を変えていくということがどうしても必要だと思っています。それらについて、ぜひ検討していただきたい。もう一つは、これは質問通告に居ておりませんでしたが、総理が主観する少子化国民会議を、近づくべき時期に作って、国民にそのことを周知徹底するということと、それから各界の人を集めて、本気で日本は、この子育てしやすい環境に変えていくんだ、そして少子化を克服するんだというような形で、意思を統一していかなければいけないと思っています。そのような検討について、ぜひ総理にお願い申し上げます。
42:13
はい、全部で1、2、3、4、5点ほどご質問いただきました。まず、児童手当について、そして教育について、女性の働き方について、それから税制について、そして最後、国民会議についてですが、まず1点目の児童手当については、児童手当の三党合意による見直しから10年たち、その間、様々な少子化対策を実施してきましたが、社会がその間大きく変化しておりますので、今の時代に求められる政策は何なのか、こうしたことをしっ かりと考えていかなければいけないということで、今、当事者の声を聞きながら、政策の具体化を進めています。その中にあって、児童手当についてもどうあるべきなのか考えてまいります。また、教育についても、子どもたち誰もが家庭の経済事情にかかわらず、質の高い教育を受けられるチャンスが平等に与えられるようにするために、これまでの高等教育等で様々な工夫を行ってきたところでありますが、引き続き教育にお金がかかる、こういった声があります。今後とも、この高等教育をはじめ、様々な教育においての支援、考えていかなければなりません。また、女性ということにつきましても、従来から女性活躍推進法に基づく取組、同一労働、同一賃金の遵守、こういったことを徹底するべく努力をしてまいりましたが、子育て世帯において、男女とも育児が両立できるように、保育サービスの強化、非正規の正規化、柔軟な働き方、あるいは職場の意識改革、キャリア形成とどのように、この子育てを両立させるか、こういった観点が重要であると考えております。そして、税 制ということにつきましても、これ、制度、予算と合わせて税制という観点も、しっかりと目を配りながら、多角的な視点で子ども子育て政策を考えていく、こういった視点は重要であると思っています。そして最後に、国民会議についてご提案がありました。子ども子育て政策を進めるにあたって、できるだけ幅広く国民の声を聞かなければならない、こうした声を聞きながら、政策を進めなければいけない、こういった観点は重要だと思います。一つのご提案として、どうあるべきなのか考えてみたいと思っています。江藤静一君、ありがとうございました。残酷たる決意で、ぜひこの少子化を岸田内閣に克服をする、その道を開いていただきたいと、心から期待いたします。ありがとうございました。
45:18
以上で、江藤静一君の質疑は終了いたしました。(質疑は終了)次に、今井恵梨子さんの質疑を行います。
45:42
おはようございます。自民党の今井恵梨子です。江藤議員に引き続き、少子化対策、子ども子育て政策、そして、物価高騰による子育て世帯への支援などについて、質問をさせていただきますが、大きなテーマは、誰一人取り残さない社会の実現に向けてです。光が届かない場所にも光を届けていく、これが私の政治信念です。今日は、私自身の子育ての実態も織り混ぜながら、質問をさせていただきたいと思います。まず、物価高騰対策に関連して質問をさせていただきます。私たち参議院自民党は、世耕幹事長の下、新型コロナウイルス発生直後から、3年以上にわたって、不安に寄り添う政治の在り方勉強会を開催してきました。先週も、子どもの貧困や教育支援に取り組んでいますNPOの皆様から話を聞かせていただきましたが、様々な方から現状と課題を伺わせていただいたことは、不安に寄り添う政策を考える上で大きな意義がありました。政府におかれましても、その声をもとに、児童1人当たりの現金給付を、2年前の春と昨年の春2回実施していただきました。これについては、本当に助かったという声が寄せられています。一人親世帯をはじめとした、昆急子育て世帯にとって苦しかったコロナ禍が落ち着きを見せ、ようやく光が射すのかと思ったら、その痛みが癒えないうちに、エネルギーや食料品の物価高騰に襲われています。毎日毎日、買わなければならない食材や、暖房に使う電気、ガス代の高騰に頭を悩ませており、本当に厳しいという声がたくさん寄せられています。子育て世帯にとって、学用品や制服、体操着、教材の購入など、新学や新級にある春は大変お金がかかる時期でもあります。そこで先週末、私たち参議院自民党は、昆急子育て世帯への子ども1人当たり5万円の現金給付の実現を求める緊急提言をまとめました。近々、正式に要請したいと考えております。ぜひとも、総理には、この昆急子育て世帯への子ども1人当たり5万円の現金給付の実現をしてほしいと思いますが、見解をお伺いします。
48:35
委員の方から、昆急子育て世帯への現金給付についてどう考えるかというご質問ですが、足元の消費者物価指数が前年比で4.3%となるなど、国民生活に大きな影響を及ぼすエネルギー・食料品を中心に物価上昇に続いています。年度末に向けて、総合経済対策、補正予算の執行をさらに加速し、賃上げに向けた取組を強化するとともに、足元の物価動向に速やかに対応すべく、エネルギー・食料品価格の影響緩和について、必要な追加策、これは講じてまいりたいと考えています。こうしたことから、先日、私の方から、自民党公明党両党に対しまして、エネルギー・食料品価格の動向や国民生活事業者への影響を踏まえ、追加策について、今月17日までに政府に提言するようお願いしたところであり、この提言内容を踏まえて、両党ともよく相談しながら、新たな対応策を取りまとめてまいりたいと考えています。
50:01
物価高騰による影響が子どもたちに波及しないように、特に困窮世帯への支援をしっかりしていただきたいと思っております。どうぞよろしくお願いします。次に、子どもたちの食への支援についてお聞きします。育ち盛りの子どもたちには、成長に必要なものをおいしく食べてほしい。だけど、生鮮食品は前年の同じ月と比べて7.2%増、穀物は8.1%増、トリンフルの影響を受けた卵を含む乳卵類は9.5%増となっています。この影響で頭を抱えているのはご家族だけではありません。給食関係者も同様です。これまでも給食提供の現場では、食材選びやこんだ手作りで様々な工夫をされてきましたが、これだけ食材の価格が上がり、調理に必要なエネルギー価格が上がると、工夫の余地もなくなります。給食費を上げようにも保護者の財布も厳しいわけで、簡単なことではありません。このような状況の中、東京などの財政力のある自治体では、給食の無償化や給食費の値上げを抑制しています。財政力の乏しい自治体でも、内閣府から配分されました地方創生臨時交付金を活用して、学校給食費の保護者負担軽減を行ってきた自治体もあります。しかし、これは内閣府における臨時交付金によるものですから、この仕組みを使っていつまでも給食費の負担軽減を図ることはできません。文科省の予算として計上し、安定的な給食事業の継続ができるようにするべきだと考えます。そこでまず、文科大臣に、これまでの学校給食費の保護者負担軽減の実施状況と評価を伺います。また、状況を見れば、自治体の実情に応じて、これまでの措置を継続できるよう、給食費の保護者負担軽減にも活用できる、価格高等重点支援地方交付金の追加配分を行うべきと考えますが、こちらについては総理にお伺いします。そしてもう1つ、子どもへの食料配達などで活用されたNPO法人の活用について、行政の縦割りを超えて、機動的に活動できるNPOを最大限に生かして、現物給付等を実現すべきだと考えます。NPOとの連携強化についてのお考えを、子ども担当大臣にお伺いします。
53:09
今、委員にお答え申し上げます。今般の学校給食におけます食材非高等に対しましては、委員おっしゃいますように、地方創生臨時交付金を活用いたしました保護者負担軽減に向けた取組を促しまして、ほとんどの自治体におきまして取組が進んでおります。学校給食の実施に当たりましては、給食の内容、栄養の低下を招かないように、しっかり対応していただくことが重要であると考えております。そのほか、しっかりと食育を含めまして、地産地消、これは地元で獲れる産物を積極的に給食に使っていただくということも大変大事なことだと考えております。今後の物価高等対策につきましては、与党におきまして検討がされていると承知をしておりますが、文部科学省といたしましても、政府全体の取組の中で関係省庁と連携を図りつつ、適切に対応してまいります。学校給食は、栄養バランスの取れた食事を提供することによって、子どもの健康の保持増進を図ることに加えて、食に関する指導を効果的に進めるための生きた教材として大きな教育的意義を持っています。現下の物価高等に対しては、政府において、昨年来類似の対策を講じており、地方創生臨時交付金の活用を促すことなどにより、99%の自治体において、学校給食費の値上げが抑制され、保護者の負担軽減が済んでいると承知をしています。国としても、給食の質量を確保しつつ、学校給食費の値上げが抑制されるよう、自治体による地方創生臨時交付金の早期執行を後押しするとともに、今後も物価高等の状況を注視しつつ、適切に対応してまいりたいと考えています。
55:32
お答えいたします。学習支援を行っている団体や生活支援を行っている団体などに足を運んだ際、例えば、高熱費の高等などにより、NPO等の運営者も大変であるということ、支援が届かない家庭に対する支援の輪を大幅に引き上げていく必要があることといった、現場の声を直接伺い、委員御指摘のとおり、NPOに対する支援の必要性を感じたところであります。このような事態を踏まえまして、内閣府では、地域子どもの未来応援交付金の補助上限額を大幅に引き上げ、子ども食堂をはじめとしたNPO等と地方自治体などの新たな連携づくりを支援するとともに、併せて、個人や企業の寄付を募り、これを活用した子どもの未来応援基金を通じて、NPO等と企業などのネットワークを形成してきたところであります。引き続き、今給世帯における子どもと家庭に対する 支援、NPO等と地方自治体や企業との連携について、関係省庁とともに、政府一体となって取り組んでまいります。
56:36
はい、こんな大変な時期だからこそ、子どもたちの食をしっかりと守っていただきたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。次に、少子化対策についてお伺いします。これまで総理は、次元の異なる少子化対策を実現したいと表明されています。これまでの審議でも与野党を問わず、多くの議員がこれに触れて質問されています。国民の多くは、次元の異なる、そして子育て予算の倍増というメッセージに反応し、期待を寄せています。一方で、今後実施される政策の中身が伴わなければ、期待の反動である失望につながりかねません。総理は、子育て支援などの視察などにも足を運んでいただいております。一昨日も、東日本大震災の被災地である福島県相馬市で、子育て中の親御さんと会話を重ねてこられました。国民が理解・納得できるような、次元の異なる少子化対策の展望について、総理のお考えをお聞かせください。
57:58
急速に進展する少子化によって、昨年度出生数80万人を割り込み、子ども子育て政策への対応は、待ったなしの課題です。そして、個々の政策の内容や規模、もちろんこれは大事ですが、これまで関与が薄いと指摘されていた企業や男性、さらには地域社会、高齢者や独身の方も含めて、社会全体の意識変革を含め、次元の異なる対策を講じていく中で、何としても少子化トレンドを反転させたいと考えています。こうした問題意識の下、先般、子ども政策担当大臣に、まず一つ目として、児童手当を中心とした経済的支援の強化、二つ目として、幼児教育・保育サービスの良質・良面からの強化、すべての子育て家庭を対象としたサービスの拡充、三つ目として、育児休業制度の強化を含めた働き方改革の推進と、それを支える制度の充実、これらを基本的方向性に沿って検討を進める、こうしたことを指示いたしました。今月末をめどに、具体的な叩き台を取りまとめるよう指示したところです。まずは、政策の中身が重要であるということで、内容パッケージで具体化していきたいと考えております。
59:36
今、総理から御答弁いただいたように、小倉大臣の下で開かれている子ども政策に関する関係不詳会議の中で、その三つの議論がなされていると認識しておりますが、残念なことに、障害児並びにその親に関する議論は、ほぼ見受けられないんです。それもそのはずです。なぜなら、不詳会議の構成員に障害児政策を所管する部局や当事者団体の方が入っていないからです。その時点で、取り残されている子どもたちが、もう既に存在しているのではないでしょうか。私の息子は現在18歳。成人になりましたが、生まれつき耳が聞こえないという聴覚障害があります。今はプロレスラーとして活動をしていますが、その道のりはとても大変なものでした。初めての子育てに加えて、全く知識のない障害と向き合う。一から手話を覚え、障害とはどういうものなのか、正解がわからないまま、ただただ一生懸命日々を過ごしてまいりました。同じ境遇のママたちから励まされ、元気をもらいながら、なんとか今日までやってこられました。しかし、振り返ると、特別支援学校で使用する教科書が30年間にわたって改訂されていなかったなど、障害にかかわることについては、あまり光が当たらず、取り残されることがとても多いように感じました。この光が届かないところに光を当てる、そして誰一人取り残さない社会を実現するというのが、私の政治信念です。そこで総理にお伺いします。誰一人取り残さない子ども政策、とりわけ障害のある子どもたちの政策の総理のお考えをお聞かせください。
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全ての国民が障害の有無にかかわらず、互いに尊重し合い、共に生きていく、こうした共生社会の実現に向けて、障害児の地域社会へのインクルージョンを推進する観点に立って、障害や発達に課題のある子どもたちへの支援を進めていくことは、大変重要なことであると考えております。来月発足する子ども家庭庁においては、例えば全ての子どもが安全で安心して過ごせる居場所づくりや、保育所や放課後児童クラブなどの一般政策における障害児の受入れ推進など、障害の有無にかかわらず、全ての子どもの健やかな成長、ウェルビーングの観点に立った取組を進めていく、このような方針で臨んでまいります。先ほど申し上げました子ども政策担当大臣の下で具体化を急いでいるこの内容についても、今言った考え方を大事にしながら政策を進めていきたいと思います。よろしくお願いします。ありがとうございました。障害のある子どもたちに対して、それぞれの個性や特性に応じて、きめ細かな政策が必要だと考えております。例えば、自民党では、南朝対策推進議員連盟を2019年に立ち上げ、これまで様々な提言を行ってまいりました。引き続き、聞こえにくい子どもたちの支援の推進に努めているところです。近々、異次元の少子化対策について、要望書を提出する予定ですので、関連してこの後質問をさせていただきたいと思いますが、まず1点目、子ども政策の中で、是非、南朝寺に対する政策で実現してほしいことがあります。それは、新生児聴覚スクリーニング検査の全額公費負担についてです。私の息子の聴覚障害が明らかになったのは、生後3日目です。