19:50
おはようございます。これより会議を開きます。令和2年度決算補加2件、令和3年度決算補加2件、及び令和4年度決算補加2件を議題といたします。これより全般的審査を行います。この際、お諮りいたします。各県審査のため、本日参考人として、日本銀行理事加藤健志君の出席を求め、意見を聴取し、また、政府参考人として、内閣審議官 須藤昭雄君、内閣官房行政改革推進本部事務局次長 柴田智樹君、内閣官房デジタル業財政改革会議事務局審議官 吉田光平君、内閣府大臣官房長 原裕明君、内閣府政策統括官 高橋健二君、金融庁総合政策局長 裕生基行君、消費者庁審議官 上田博信君、内閣府大臣官房長 平信君、内閣府政策統括官 薫野木雅則君、内閣府財務省資金支出局長 青木貴則君、文部科学省所当中等教育局長 矢野和彦君、文部科学省研究開発局長 千原芳生君、厚生労働省一斉局長 浅沼和則君、厚生労働省健康生活衛生局長 大坪博君、厚生労働省労研局長 狭間隆一郎君、厚生労働省政策統括官 金真人君、経済産業省大臣官房審議官 浦田英幸君、経済産業省大臣官房審議官 西村秀孝君、経済産業省消務情報政策局長 野原聡君、経済産業省電力ガス取引監視等委員会事務局長 新川達也君、資源エネルギー庁長官官房資源エネルギー政策統括調整官 山田人志君、資源エネルギー庁電力ガス事業部長 久明隆君、国土交通省大臣官房公共交通政策審議官 石原大君、国土交通省国土政策局長 黒田雅之君、国土交通省住宅局長 石坂聡君、環境省大臣官房環境保健部長 上野田雅弘君、環境省水大気循環局長 土井健太郎君、及び防衛装備庁技術戦略部長 松本京介君の出席を求め説明を聴取いたしたいと存じます。が、ご異議ありませんか。ご異議なしと認めます。よってそのように決定いたしました。質疑の申し出がありますので順次、これを許します。
22:24
皆様おはようございます。熊本肉菜室、自由民主党の西野大輔でございます。今日、決算行政委員会での初めての質問となります。メンバーで何にもかかわらず、質問させていただいたことを感謝申し上げたいと思いますし、準備にご協力いただいた皆さん方にも感謝申し上げたいと思います。初めて質問させていただきますので、衆議院規則におい て決算行政監視委員会というものが、どういったものを所管しているのかということをまず確認させていただきました。もちろん、決算、国庫債務負担行為、さらには国有財産に関すること、そしてまた会計検査員の検査結果に関することということを入っておりましたけれども、それに加えて、総務省の政策評価に関することということも加わっておりました。ですので、私の理解では、予算、決算が適切に使われているのか、国の財産、フロー、ストックも含めて、こういったものが適切に使われているのかということのみならず、それに加えて、国の制度、さらには規制、政策そのもの、こういったものが適切なのかどうかということについても、議論できる場だというふうに理解しております。今日もそうですけれども、今後もし、この場で議論させていただく機会があれば、そうした観点から質問させていただきたいというふうに思います。しかしやっぱり、こういった分野は本来であれば、格論が非常に面白いんだと思いますし、格論を議論するからこそ、行政を一歩でも二歩でも前に進めていく、その原動力になるんだというふうに思いますけれども、今日初めての質問でございますので、格論ではなくて、総論的な立場、オーバービューといいますか、国の取組全体を俯瞰する観点から、質問させていただきたいというふうに思います。まず、国の財産、さらには制度、規制が適切なものであるかということを、確認する意味では、会計検査員、さらには総務省の行政評価という組織があるんだと思いますが、そういった部署の指摘を踏まえた上で、さらにはそれ以外の観点も含めて、適切に行政改革を進めていくという組織として、従来は、規制改革推進会議、さらには行政改革推進会議というものがあったというふうに認識しておりますけれども、昨年の9月に岸田総理、そしてまた河野大臣のイニシアチブの下で、デジタル行財政改革会議というのが立ち上がったというふうに理解しております、承知しております。今般、デジタルという言葉が加わったその意義、背景について、まず政府の方からご説明いただければと思います。
24:43
内閣官房デジタル行財政改革会議 吉田事務局審議官
24:53
お答えいたします。デジタル行政改革会議に関しましては、急激な人口減少社会に対応するため、利用者規定で我が国の行財政のあり方を見直して、デジタルを最大限に活用して、公共サービス等の維持・強化、それから地域の経済活性化を図り、社会変革の実現を目指すというもので発足したものでございます。
25:18
ありがとうございます。この会議のことを初めて聞いたときに、デジタルという切り口で行財政改革を進めていくということは大変素晴らしいことだというふうに思いましたが、一方でデジタルという言葉が入ってしまったがゆえに、従来進めてきた行財政改革、デジタルとは関係が薄い行財政改革については、ちょっと後退するのではないか、後ろ向きになるのではないかというふうに思いましたけれども、実際はそうではなくて、行財政改革についても排除しない、行財政改革が進めた上で同時にデジタルという切り口でも行財政改革を進めていくという組織だというふうに理解しておりますけれども、その理解でよろしいでしょうか。
26:05
お答えいたします。デジタル行財政改革の基本的な考え方は、先ほど申し上げた地域を支える公共サービスに関してシステムの統一・共通化などによって現場負担を軽減すること、それからデジタルの力も活用したサービスの質の向上、さらには規制制度の見直し、またそのEBPMの手法も活用した予算事業の負担の見直し、こういったものを基本的な考え方として掲げているものでございます。委員御指摘のとおり、デジタルと結びつかない行財政改革を排除するという趣旨ではありませんで、これまでの取組についてデジタルの力も活用してより一層進めていくというものでございます。
26:45
ありがとうございます。そして今おっしゃっていただいたように、このデジタル行財政改革の基本方針、柱がいくつかありますけれども、その1つがデジタル基盤の統一化、共通化というものだというふうに思いますが、当然ながらこのデジタル行財政改革を進めるには国においても、そして自治体においてもデジタル基盤というものを整備していく必要があると思います。しかしその整備にあたって、無駄な予算が発生するということがあっては本末先頭だと思います。つまり、行財政改革、無駄を排除するためにデジタル基盤を整備するにもかかわらず、その基盤整備にあたってさらに無駄が発生するということは絶対避けなければいけない。国民の皆様方にも申し訳ないことになってしまいますので、避けなくちゃいけないということだと思いますが、例えばベンダーロックイン。最初にシステムを発注するときには、いろんな会社が手を挙げるから、低価格で発注することができる。しかし更新するとき、どんどん新たなシステムを追加していく場合には、最初に受注した、発注した会社しかそのシステムを更新できない、作ることができないということで、どんどんどんどん根が上がってしまう。ベンダ ーロックインの問題も指摘されております。さらには国と自治体間のシステム、国と自治体間、自治体と自治体の間のシステムを接続する場合に、それぞれのシステムの仕様が違うが故に膨大な予算がかかってしまう。そういった指摘もございます。こういったことが発生しないように、政府としてどのようなことに取り組んでいるのかということにも、まずは御説明いただきたいと思います。
28:16
お答えいたします。今まさに御指摘いただいた点を進めていくために、システムは共通化、そして政策は地方公共団体の創意工夫という最適化された行政を目指す。それと同時に即時的なデータ取得を可能にして、例えば有事の際に状況把握の支援などを迅速に行うこと。またコストの貸し方や調達の共同化を通じた負担軽減によって、国地方を通じたトータルコストが最小化された行政、こういったものを目指す姿に掲げておりまして、このために共通化すべき業務システムの基準を定めた上で、地方公共団体と協議の上、 基準に合致したシステムの共通化を進めていくものとしております。以上でございます。
29:02
はい、ありがとうございます。今、政府の方で様々な自治体の皆さん方と意見交換をしながら、こうした取組についての基本方針を定めているというふうに伺っております。ぜひとも適切な基本方針に定められるようにお願いしたいと思います。それからもう一つの柱が、デジタルを活用して低コストで効率的に社会課題を解決しよう。そしてその際、デジタルの活用を阻害している規制、さらには制度があれば、合わせて見直しを進めようというものが、一つ大きな柱として掲げられているというふうに承知しております。漠然とイメージとしては、我々も掴むことができるわけでございますけれども、やはり具体的にイメージができないという方もいらっしゃると思いますので、これまでの取組、成功事例、いろいろ教えていただければと思います。例えば、今、ライドシェア、交通の分野もそうですし、教育の分野、介護の分野、いろいろな分野でそういった取組が進んでいるというふうに承知しておりますので、具体例をいくつか教えていただければと思います。
30:09
お答えいたします。個別の分野の検討に関しましては、現場の方々が直面する現実の課題に向き合って解決していくこと、これを進めるために、これまで合計8回課題発掘対話と銘打ちまして、ご指摘の教育、交通、介護、子育てなどの分野ごとに、現場の方々との議論の中で解決すべき課題を把握した上で、関係省庁と連携して改革の取組を進めてございます。具体的には、例えば教育では、学校の先生の負担を軽減して、児童、生徒に寄り添った指導ができるように、いわゆるギガ端末、そして公務のDXに向けたシステムの都道府県内、公益での共同調達に向けた検討などを進めてございます。また、ご指摘ございました交通分野におきましては、地域における移動の足の確保のため、地域の自家用車、ドライバーの活用や自動運転の事業化の加 速などに取り組んでいるところでございます。また、介護に関しては、今後さらに深刻化が予想される介護人材の不足に対応して、介護の生産性を向上するために、介護の現場におけるロボットやICTの導入を進めるための介護報酬改定等の取り組みを進めているところでございます。さらに、子育て分野におきましては、さまざまな支援制度、それから手続が煩雑で分かりにくく、子育て世代の負担になっていると、そういったご指摘もありますことから、プッシュ型の子育て支援の実現に向けた取り組みですとか、里帰り出産などにおける情報連携の仕組みの構築など、母子保険DXを実現するための取り組みを進めているところでございます。
31:37
ありがとうございました。閣論については、各委員会、さらには、また今後、この委員会で質問する機会があれば、さらに深く議論させていただければというふうに思います。そして、もう一つの柱、三つ目の柱のうちの最後の柱になると思いま すけれども、従来の行政事業レビューについて、EBPMの考え方、さらにはデジタルを活用した見える化によって、バージョンアップしたものを進めているというふうに伺っております。まず従来の行政事業レビュー、この意義についてご説明いただきたいと思いますし、それに加えて、本般の新たなデジタル行財政改革によってバージョンアップした部分、これを教えていただければというふうに思います。
32:20
柴田内閣官房、行政改革推進本部事務局次長。
32:29
お答えいたします。行政事業レビューは、政府のすべての予算事業を対象として、事業の内容や効果をチェックして、その結果を予算や政策の改善などに反映させる取組でございます。行政事業レビューにつきましては、令和5年度から取組を抜本的に見直しまして、限られた資源を有効活用し、時代の変化に機動的、柔軟に対応できる行政を実現するため、レビューシートに、いわゆるEBPMの考え方を導入いたしまして、例えばその短期、中期、長期のアウトカムをしっかり整理して書いていただくと、いったことなどを通じまして、予算編成過程でもしっかり活用するということにしております。また、今年度からレビューシートシステムを導入いたしまして、この9月には一般に公開を開始すべく、今準備を進めているところでございます。この中で、個々の事業の概要、KPI、支出先などのシート上の情報をすべてデータベース化いたしまして、検索や分析を容易にすると、いったことなどを通じまして、デジタルを活用した見える化に取り組んでいるところでもございます。引き続き、EBPMの考え方をしっかり定着させていくという点に留意しながら、取り組んでまいりたいと考えております。
33:38
ありがとうございます。この行政事業レビュー、約5000の事業が対象になっておりまして、その5000の事業の中には、当然、基金も入るんだと思います。私も役所で予算の査定をさせていただいておりましたときに、基金については大変悩み苦労が多かったわけでございます。単年度主義の原則に反するという批判もある一方で、やはり、柔軟な予算執行をするという上では、有用な面もあると思います。一方で、ただ、使われないまま資金が積み上がっている場合、さらには当初見込んだ政策効果が十分とは言えない場合、さらには執行管理が適正ではない基金については、少なくとも一般論としては、しっかり見直していく必要があるというふうに考えておりますけれども、最近、近年の基金に対する行政の考え方について、教えていただければと思います。柴田次将。ご指摘の基金でございますけれども、基金につきましては、昨年の12月に行政改革推進会議で取りまとめました、基金の点検見直しの横断的な方針、これにのっとりまして、基金全体について点検見直しを行いまして、その結果を、4月のデジタル業態政改革会議に報告をいたしたところでございます。今、委員ご指摘ございました、事業費の支出の状況がどうなっているか、あるいは、政策効果が十分に上がっているのか、適正な執行管理がなされているかどうか、こういった点も含めまして、今般の点検見直しにおきましては、作業を進めたところでございます。その結果、例えばですけれども、事業費が支出されず、支出が管理費のみとなっている事業のうち、事業が終了している事業、これにつきましては、すべて令和6年度までに廃止すること。また、すべての基金について、定量的な成果目標を設定するとともに、原則として10年以内の期限を設定いたしまして、成果の検証をするサイクルを確立したこと。こういったことに取り組みました。また、さらに、事業見込みの精査等を踏まえまして、所要の金額の骨董のオフを求めると、こうしたこともやったところでございます。危機につきましては、社会経済情勢の変化や執行状況などを踏まえまして、その必要性や成果の達成状況、執行見込み等について、普段に点検見直しを行うことが必要であると考えておりまして、引き続き取り組んでまいりたいと考えております。
35:49
はい、ありがとうございました。デジタル業材性改革について、今、総論的な話をさせていただきました。少し経路が違いますけれども、内閣官房、さらには内閣府の役割分担について、質疑予定しておりました。ホームページを見たところ、やはり、組織図として、かなり複雑な組織図、内閣府も内閣官房もそうでございます。必要性は十分理解できますけれども、こういったところの組織の見直しについても、今後また議論を深めていくことができればありがたいというふうに思います。今日は、割愛をさせていただきます。最後になりますけれども、これまでの議論を踏まえて、デジタル業材性改革の加速化に向けて、私の当選動機であります、土田氏政務官から、意気込みを伺えればと思います。
36:33
ご質問ありがとうございます。急激な人口減少社会に対応するために、利用者規定で我が国の業材性の在り方を見直し、そしてデジタルを最大限に活用して、公共サービス等の維持・強化と地域経済の活性化を図り、そして社会の変革を実現していくことが必要だと考えております。デジタル業材性改革会議が改革の司令塔としての役割をしっかりと果たして、国・地方を通じて一体的かつ強力に改革を推進することで、一人一人の可能性を引き出し、新たな価値と多様な選択肢が生まれる豊かな社会、デジタルの恩恵がどこまでも実現できる社会を目指していきたいと思います。
37:13
ありがとうございました。いろいろ動機ですので議論させていただきますけれども、意外とやれることが多いんですよと言って、やり気満々でございましたので、引き続き取り組み進めていただければと思います。これで質問は終わります。ありがとうございました。
37:31
これにて西野君の質疑は終了いたしました。
37:48
今日は全般的質疑ということで、私は今日は願実に発生をいたしました、野党反党の自信を振り返りつつ、今後の反党防災、教訓知見をどう活かしていくかということを中心に、いくつか議論させていただきたいと思います。今朝も奥野党進言地として大きな地震がありました。御地元の皆さんにとっては本当に不安な日々が続いていらっしゃると思います。改めてお見舞いを申し上げたいと思っておりますし、また政府としても全面的にお支えをしていくという、そういう強いぜひメッセージを発信をし続けていただきたい。そんなふうに思います。まず最初は反党振興法についてお尋ねさせていただきます。1985年に10年間の時限立法ということで、この反党振興法制定がされまして、以来3回期限の延長をして、来年の3月末でこの10年間の時限が切れると、こういう時期に今来ております。反党というのは高齢化が進み、過疎化が進行し、条件不利地域ですから、こうした反党振興法のようなルールで、反党での暮らし、なりわい、社会経済活動、これを支えていく必要があるというふうに思っておりますが、次にもし延長するとすれば、今回の野党反党自身で露見をしております、反党地域の脆弱性ということについて、しっかり補完をするという仕組みを入れながら、ぜひ延長をしていただきたい、そんなふうに考えておりますが、政府の所見を伺いたいと思います。
39:46
お答えいたします。野党反党を含みます反党地域、これにつきましては、三方を海に囲まれまして、平地に恵まれないなど、地理的条件に不利性を掲げておりまして、特に委員御指摘のとおり、災害時 には、交通や情報の途絶の危険性が高く、風水害や大規模地震に伴いまつ津波の被害、これも懸念されるところでございます。今回の地震におきましては、地震の揺れや津波による被害に加えまして、山勝ちな反党の先という特性から来ます、インフラの大規模な損壊、代替ルートの少なさ、これによりますライフラインの寸断・途絶など、甚大な被害が生じているところでございます。改めて反党地域におきます、安全・安心な暮らしを実現するため、防災機能を強化するための交通基盤整備、生活環境の整備に加えまして、反党地域の強みを生かした産業振興、これについての必要性を認識しているところでございます。御指摘の反党振興につきましては、令和7年3月31日に法期限を迎えますけれども、これまでの制定改正につきましては、議員立法により措置されてきていると認識をしております。国土交通省といたしましても、現在、国土審議会に おきまして議論を重ねているところでございます。今般の野党反党自身の被害状況を踏まえまして、反党地域の住民が安心して暮らし続けられるように、引き続き検討をしっかりと進めてまいりたいと思っております。
41:06
ぜひ検討いただきたいと思います。累次、これまでの延長の中で、補完的な事業を増やしてきていただいておりますが、地元の市町村からは、例えば、反党振興道路事業斎のような、被災が打てるけれども、市町村の負担も大きくて、なかなかこれ使い切れていないという声もいただいておりますので、ぜひ中身のある見直しをお願いしたいと思っています。もう一点は、今回の野党反党自身だけでなくて、過去の大きな災害時もそうなんですけれども、被災された皆様がどこに避難をしてい らっしゃるか、その所在がつかめないというのが、今も課題でございます。石川県も、今、LINEの登録などを独自に工夫をしながら、被災された皆様の掌握に努めていただいてはおりますけれども、これから復興を待ちづくりをやるにしても、被災者の方々の移行調査ができない、あるいは行政の情報が届かない、こういう不具合が出ておりまして、これは早急に是正をしていかなければいけない課題だというふうに思っておりますが、現時点で、この野党反党自身で被災された方と連絡がつかないでいる、そうした被災者の数、人数というのはどのぐらいになるんでしょうか。
42:29
お答えをいたします。今般の野党反党自身では、多くの方々が広域的に避難をされたこと等から、石川県が被災者データベ ースを構築し、避難先や被害の状況等について一元的に集約するなど、効率的な被災者支援に取り組んでいると承知をしております。具体的には、各避難所の避難者名簿や、個別訪問で把握した情報に加え、LINEやコールセンターによる情報登録窓口に登録された情報等も活用し、被災者の方々の状況把握が進められているところでございます。被災者データベース上では、5月20日時点で10万1801人が登録されており、六地町人口の約81.6%に当たる数が登録されているという状況です。
43:18
(小島) 長時間。(小島) ということは、19%程度は登録をしていない、つまり、所在がつかめていないという理解をさせていただきましたが、今申し上げた復興まちづくりを進めるにあたっては、住民の皆様の意向調査が必要です。これは誰一人取り残すことがないように、復興を遂げていくために、今後、このまだ未掌握の部分について、どのように取り組んでいくか、伺いたいと思います。
43:49
お答えをいたします。被災者の一層の状況把握を進めるため、滋賀保健では、LINEやコールセンターを活用した被災者からの情報登録を、県のホームページや公式LINEアカウントで引き続き広報いたしますほか、全国の地方公共団体に対しまして、広域避難者の支援に係る情報連携を依頼されたり、また、六市町全住民を対象に支給される、県の義援金の申請手続情報を活用するなど、工夫して状況把握に取り組んでいるところでございます。また、内閣府といたしましても、広域避難等により被災市町村以外の市町村が被災者を受け入れている場合 には、受け入れ側の市町村等が支援情報を記録し、被災市町村と情報連携をすることが重要であることを、全国の自治体に通知するなど、石川県の取組を支援してきているところでございます。引き続き、石川県とも連携し、状況把握を含め、被災者の支援に取り組んでまいりたいと考えております。
44:55
(昌司) 国だけではできません。県市町村と連携をしながらです。しかし、2万人前後の方とまた連携が取れていないという、こういう状況ですので、少しでも早くですね、工夫をし、研究をし、全員の皆様の所在の確認に努めていただきたいと思います。それから半島地域のですね、この半島振興法で指定を受けている市町村数というのは、194の市町村になるんですけれども、