3:00
ただいまから内閣委員会を開会いたします。政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。子ども子育て支援法等の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に理事会協議のとおり、内閣官房・全世代型社会保障・構築本部事務局審議官、竹林さとし君ほか21名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。御異議ないと認め、採用を決定いたします。子ども子育て支援法等の一部を改正する法律案を議題とし、内閣総理大臣に対する質疑を行います。質疑のある方は、順次御発言願います。
3:45
おはようございます。自由民主党の太田夫妻でございます。今日は総理質問の機会をいただきましてありがとうございます。早速質問に入らせていただきますけれども、少子化の原因について、資料1に希望出生率と実際の出生率が記してございますけれども、この両方が低下してきているということが大変大きな原因になっています。そして、この希望出生率の低下の要因には、未婚者の結婚希望の低下と、そして希望する子どもの数の低下、両方要因があるわけですけれども、少子化対策としては、その両方を引き上げるということが大事であります。ただ、この本法案について申し上げると、私は、希望出生率そのものを引き上げること、そしてその対策をわかりやすいメッセージで国民に伝えていくこと、これが重要であると考えます。こうした観点から、子ども未来戦略をよく読んでみますと、そこには希望を持てる対策がしっかりと盛り込まれていると思います。第一に、若者、子育て世代の所得を伸ばさない限り、少子化を反転させることはできないということを明確に打ち出して、若い世代の所得を増やすこと、これを少子化対策の核に据えたことです。第二に、家庭内で育児負担が女性に集中をしている、いわゆるワンオペの状況を変えて、女性が子育てとキャリアの形成を両立できるように、職場環境の改善や働き方改革などを含め、女性活躍推進を重視していることです。第三に、これまで比較的支援が手薄であった妊娠・出産期から0から2歳の子どもたちへの支援を充実して、すべての子ども子育て世代を切れ目なく支援していくということにしたことです。しかしながら、これまでの議論は、支援金、つまり財源の在り方に集中したこともあって、子ども未来戦略が伝えるべきこうした骨太のメッセージが、必ずしもうまく国民の皆様方に届いていないのではないかという点を私は危惧しております。また私は、少子化を克服するにあたっては、企業の果たすべき役割も大きいという点について、もっと光を当てるべきだと考えております。企業、特に大企業には内部流報もあるわけですから、持続的な賃上げと合わせて、男女の賃金格差の解消、あるいは職場環境の改善、働き方改革など、これを率先して進めていただかないといけません。そして、それによって少子化対策にも貢献をしていただかないといけないと思います。すでに成果を出している企業もございます。資料2をご覧いただきますと、伊藤中の事例がまとまっておりますけれども、この伊藤中少子は、長い間2003年から始めたと聞きました。トップのリーダーシップの下で、朝方勤務を原則とする働き方改革に取り組むことによって、生産性を大幅に上昇させるとともに、女 性社員の出生率を2005年度0.6から2021年度1.97まで引き上げたそうです。大企業だからやれるんですよという方もいらっしゃるかもしれませんけれども、改革は創意工夫であります。こういう改革は全国の企業に広げていかなくてはならないと思います。そして、それには企業経営者のマインドを変革していく必要があるのではないでしょうか。資料3、4には賃金格差の現状が記してございますけれども、男女の賃金格差は、このところの政府の努力もあって、だいぶ日本は改善してまいりました。しかし、資料4にあるように、未だOECD38カ国中35位と、こういうことで他の先進国に比べると依然大きな格差があるわけです。総理は賃上げについて経済界に大きな働きかけをしていただきました。そして、私は賃上げはもちろんなんですけれども、経済界に対しては、働き方改革の先頭に立って、少子化対策や女性活躍を視野に入れた改革、これを官民で進めていく、そういう役割を担っていただけないものだろうかと、そういうふうに考えるわけです。CSR、社会的責任という言葉もございますけれども、ひどい意味で私は、こうした社会的な課題に取り組んでいっていただく責任といいますか、役割が企業にはあるのではないかと考えておりまして、そういうことを総理から直接経済界に働きかけていただくことはできないものかと思いまして、お考えをお伺いいたします。女性活躍ですとか、男女共同参画、こうした取り組みは、我が国の経済社会を持続的に発展させる上において不可欠な要素であり、今の政府において目指す新しい資本主義では、中核に女性活躍、あるいは経済的自立を位置づけています。また、我が国の直面する最大の危機である少子化の背景には、仕事と育児の両立の難しさが大きな課題として存在していると考えています。そのため、政府としては、企業等における女性登用の加速化、あるいは男女間の賃金拡散の是正などに取り組むとともに、昨年末まとめた子ども未来戦略に基づき、子育て生態の働き方を見直し、共働き、共育てを推進していくため、今国会に男女共に働きやすい職場環境を実現するための育児介護休業法等改正法案を提出し、先日成立したところです。そして、こうした制度や施策の充実と合わせて、社会全体の意識を変えていく取組、これも重要です。委員の方から、一等重症児の働き方改革をご紹介いただきました。私もトップの方から直接お話を伺ったことがありますが、大変感銘を受けたところであり、こうした取組を発信することで、他の企業にも自分たちもやればできると理解していただき、職場の改革につなげていただければと考えてお ります。私自身議長を務めた子ども未来戦略会議、経済界にもご参画いただきました。男女共同参画会議もあります。こうした議論の中で、働き方改革の重要性をお示ししてきたところであり、今後も早期化をとらえて、社会全体の意識改革、この部分についても、政府一丸となって発信していく働き方改革を進めていきたいと考えています。次に、加速化プランを支える安定財源の確保、何度も出てきた議論でございますが、今日は加藤大臣から直接国民の皆様にお伝えしていただきたいと思います。今回の子ども未来戦略では、妊娠・出産から子どもの大学卒業に至るまでの非常に長い期間を対象といたしまして、3.6兆円、こういう大幅な予算の増額を提案しました。この点はまずしっかりと、私は国民に伝え、評価しないといけないと思います。その上で、これらの給付拡充を支える安定財源の確保につきましては、いろいろな意見もございますけれども、規定予算の最大限の活用、これはもとより、歳出改革に徹底的に取り組んで、それによって得られる公費の節減と社会保険負担の軽減、その効果を活用するものとなっていると思います。加えて、支援金制度は、医療保険料の流用とか上乗せとかといった ことではなくて、少子化対策を受益する全世代、全経済主体が子育て世帯を支える仕組みとして、高齢者や企業を含めた全ての経済主体に能力に応じた拠出を行っていただくものでありまして、医療保険の仕組みは、徴収事務の効率性といった視点も踏まえますと、そういった支え合いの仕組みとして適切であると、私はこのように理解をいたしております。加藤大臣にお伺いをいたします。今回の3.6兆円に上る和本的な給付拡充に当たっては、歳出改革を第一として、その効果も活用して構築する支援金制度は、全ての経済主体が支え合う制度として、医療保険料と合わせて付加徴収することとしたものであるということ。これを加藤大臣の言葉でお聞かせいただければありがたいと思います。危機的な状況にある今の少子化に対しまして、3.6兆円の加速化プランを速やかに実施することが必要でございます。また、その際、制度が安定的に維持されることが、これから結婚・出産を考える若い世代が将来のライフプランを考える上で重要だと考えております。そのため、安定的な財源を確保するにあたりましては、現下の経済状況や財政状況を踏まえれば、増税や国債発行ではなく、既存の歳出の改革、これが重要であると考えます。既存の歳出を削る一方で、その削減した歳出の範囲内で新たな政策の支出に回せば、その意味において国民に新たなご負担を求めるものではないということになります。支援金を医療保険料と合わせて拠出いただくこととしましたのは、委員御指摘のように、支援金制度は社会連帯の理念を基盤として、共に支え合う仕組みでありまして、この考え方は社会保険制度と同じであること。また、急速な少子化・人口減少に歯止めをかけることが、医療保険制度の持続可能性を高めること、さらには、医療保険制度は、負荷対象者が広く企業も拠出すること、さらに、幅広い給付体系と世代を超えた支え合い、この仕組みが既に組み込まれており、支援金制度はその目的にも合致をするということなどによるものでございます。支援金の負荷徴収を医療保険料に準じて行うことで、負担能力に応じつつ、徴収コストを抑えて、全世代・全経済主体からの居室を可能とする枠組みとなってございます。
15:10
加藤大臣、ありがとうございました。質問を終わります。
15:33
はい、エリッケー民主社民の塩村です。総理、今日はよろしくお願いいたします。子ども子育て支援法ということで、子どもたちが見て政治不信を起こさない答弁、そして先ほども気になったんですけれども、これまでと同じ答弁を繰り返すというのは、本当に時間がもったいないというふうに思いますので、そこはぜひご留意をお願いしたいというふうに先に申し上げておきます。まずお聞きしたいというふうに思いますけれども、前回私は、太田委員も同じ質問をしたんですけれども、基本的に日本は東京に若い女性たちが集まって、そしてそこで出生率が下がっていってという形で、負のスパ イラルに陥っているという話をしました。人口80万人都市が毎年一つずつ減っているんだと、そのような議論をさせていただいたんですね。で、就職氷河期と少子化の関係を私はお伺いさせていただいたんですが、副大臣の答弁はですね、極めてわかりにくいものでありました。国会質疑は多くの国民、そして子どもたちが今回は理解ができるという答弁をすべきだというふうに思うんですが、まず総理からですね、わかりやすい答弁を心がけるべきだと思うというご答弁を、短くいただきたいと思います。
16:44
はい、当然のことだから、わかりやすい答弁を心がける、これは大事なことだと思います。ぜひ心がけたいと思います。ということでいいんでしょうか。
16:58
はい、ありがとうございます。その上でお伺いいたします。就職氷河期というのは少子化の一因になったのではないかと、そのように聞いたんですが、先の副大臣答弁は質問に答えていないんですね。総理はわかりやすく、端的にご答弁をお願いいたします。
17:15
まず結論から申し上げますと、少子化と就職氷河期が関係しているかということかと思いますが、それについて、明確なエビデンスがあるというものではありませんが、私自身、関係はあると考えるのが常識的であると考えております。就職氷河期世代、これはバブル崩壊後の雇用環境が厳しい時期に就職活動を行ったため、不本意ながら非正規雇用で働いている方、引きこもり状態にある方など、様々な課題に直面している方が含まれておりますが、経済的な不安定さは少子化の要因の一つであり、また就職氷河期世代が30代前半を迎えた2000年当時の合計特殊出生率が1.20となったこと、これは事実であります。就職氷河期世代における経済的不安定な方々の結婚や子育ての希望を十分に実現するに至っていなかったこと、これは重く受け取るべきであると考えております。そういったことから、先ほど申し上げましたように、関係があると考えるのが常識であると受け止めております。氷河期の皆さん、少し使われたんじゃないかなと思います。先日聞かせていただいたところ、最低だったと出生率が、そこは分かるんだけれども、それは氷河期の皆さんが感じていることだ、みたいな感じのご答弁があって、え?というふうにすごくびっくりしたので、そこはよかったというふうに思っております。やっぱり少子化というのは、就職氷河期世代については切実なものであります。今回の支援金制度というのは、子どもが生めなかった氷河期にとっては負担が増えるばかりになってしまいますが、私たちは理解していきたい、私氷河期なんですね、理解していきたいと思っておりますので、みんなが理解できるというような働きかけを行っていただきたかったという点でいえば、最初に負担金の話がどんどん変わっていくというのは、やっぱりですね、納得できないというか、不信を真似すくだけになりますから、そうしたところも今後は気をつけていただきながら、いろいろと発信を心がけて、分断を生まないようにしていただきたいというふうに思っています。資料をお配りしておりますので、ぜひ見ていただきたいと思います。資料の1、2でございます。昨今はアメリカだけではなくて、カナダや日本より賃金が高くなったオーストラリアとか韓国とか、若い人たちが働きに出る同働力の流出というものが問題になっています。この問題は日本の少子化に悪影響を与えると、どう与えると総理が理解しているのか聞いていきたいと思っているんですね。総務省で発表だと、総人口の順限の数というのは、343万5千人と2005年か2023年の間に、日本人の海外人による減少数は57万4727人。これ人口の0.5%に当たってほとんどが子どもを産む世代が外に行ってしまっているんですね。英住者は2023年で130万人近く、そのうちの6割が女性ということなんです。メルボルン大学アジア研究所の大石奈々純教授が著書を読出する日本人の中で、日本人の海外移住による減少は無視できない数字になっているのではないかと指摘をしています。そして海外における日本人の婚姻数の約7割が日本人女性と外国人男性の組み合わせで、特にバブル崩壊後その数が増加をしていると、京都女子大学の鴨本逸子教授は指摘し、この30年間で20万人もの日本人女性が国際結婚により海を渡っていると。これは法律婚だけでこの数なんです。事実婚なども多いですから、もっとだというふうに指摘がされているんですね。若年層の同僚力の流出、若い女性の婚姻による海外流出が少子化に与える影響、悪影響について、総理の認識をお伺いしたいと思います。
21:21
女性の海外在住者数、2022年10月から2023年10月までの1年間で約1.2万人増加しており、これは日本の女性人口全体の約0.02%に相当するという数字があります。これは年代にかかわらず、女性の皆さん全体の数字でありますので、こうしたことから推測すれば、ご指摘の若い女性の海外在住が少子化の大きな原因となっているとまでは言えないのではないかと考えています。いずれでしょう、子ども未来戦略で掲げる様々な政策、我が国において充実を図っていく、こうした姿勢が重要であると考えております。ぜひ、若い世代が希望通り結婚し、子どもを持ち、安心して子育てができる社会、いかなる家庭状況にあっても、隔てなく大切にされ、子どもたちが育まれ、そして笑顔で暮らせる社会、こうした社会を我が国の中でしっかり実現していくことが、まず第一に重要であると考えております。
22:46
次に、オーストラリア工場で働く、そして月50万円、フルーツピッキングなどでも20万円とか、そういう状況になっておりまして、日本よりも賃金が高くて出ていく若者が増えているんですね。なので、総理の答弁を聞いていると、ずいぶん楽観的だなというふうに感じてしまうというのが、私の率直な感想になります。賃金だけではなくて、働きやすい環境とか、女性差別が職場にないとか、同性婚ができるとか、シングルマザーもカナダとかに多く移住しているんですね、保育士さんなど資格を持って。子どもを産む年齢層の女性たちが海外移住をする割合が増加すれば、少子化がさらに進行するということ、そして少子化とか地方少数問題に係る有識者が指摘をしているんですよ。有識者が指摘しているんですよ。ジェンダー平等の推進や社会意識の変革が必要であるというふうに訴えられています。先般来てもらった参考人に至っては、日本のタリバンみたいな人たちが権力を持っていて、そして制度を変えないという趣旨で主張 しておられました。これ、総理の率直な受け止めをお聞きしたいと思います。変わらなきゃいけないんだと思います。女性の皆さんが、我が国の経済社会の中で生き生きと働いていただくためには、まずは働き方改革という大きな議論が行われておりますが、あわせて意識改革が重要であるというご指摘、それは私も同感であります。今もなお、肯定的な性別役割分担意識が根強いのではないかというご指摘については、真摯に受け止めさせていただきたいと思います。制度や政策の充実とあわせて、社会全体の意識を変えていく取組、これも重要であるということを申し上げているわけでありますが、これらを車の両輪として進めていくことが、こうした政策を結果につなげることにおいて重要であると考えております。
24:57
出産費用の保険適用の議論が進んでいると思います。出産の費用は無償化をしていくことが重要だと考えますが、総理のお考えをお聞かせください。妊婦の方々が安心して出産できるように、その経済的な負担を軽減するために、昨年4月から出産育児一時金を42万円から50万円に大幅に増額するとともに、出産費用の見える化のため、医療機関等ごとのサービス内容や出産費用の状況などを公表するこのウェブサイト出産ナビの運用、まさに本日から開始をしたところであります。出産費用の保険適用については、サービスの質が確保されるというメリットがある一方で、全国一律の診療報酬で評価されることで、かえって妊婦の選択の幅を狭めてはいけない、こういった課題もあり、この2つの考え方を踏まえていくことが、出産費用を考える上で重要だと考えております。自己負担ということについては、昨年度の出産育児一時金の引上げは、平均的な標準費用について、妊婦に自己負担が生じないように、費用を算定したわけでありますが、保険適用の検討に当たっても、こうした基本的な考え方を踏襲していきたいと考えております。最後に1点だけ申し上げます。出産にお金がかかって産めないということがないように、しっかりと検討して無償化をしていただきたいと思います。
27:14
おはようございます。公明党の久保田哲也です。すべて総理に伺いたいと思います。はじめに、第2指の壁への対応でございますけれども、今回の加速化プランには、児童手当の拡充、それから高等教育の無償化、様々、我が党が訴えてきたことが盛り込まれました。心待ちにしている国民の皆様に、しっかり届けられるようにしていきたいと思っておりますけれども、その中で児童手当にしても、それから高等教育の無償化にしても、3人以上、奥様がいらっしゃる方が非常に手厚くなっているわけですけれども、児童手当であれば3人目、手厚く、高等教育であれば3人いらっしゃる、一応無償化ということでですね、3人を対象にしているんですけれども、経済的支援。今後、2人目を、この壁を突破していかなくてはならないというふうに思っていますけれども、2人を対象にした経済的支援、第2指の壁の突破に向けた政府の見解を伺いたいと思います。
28:28
第2指以降を持たない理由として、子育てや教育にお金がかかりすぎること、育児負担や夫の家事・育児協力が得られないことを挙げる夫婦が多くなっており、経済的支援の強化や共働き、共育ての推進、これは、御指摘の2人目の壁の打破に効果があると考えています。御指摘のように、今回の取組は、同時に子ども3人以上を養育する世帯について、重点的に支援するものとなっておりますが、お尋ねの第2指以降への経済的支援の強化については、まずは、今般の加速化プランを着実に実施するとともに、加速化プランの効果の検証、それを踏まえたPDCAの推進を努めていきながら、御指摘の点についても、今後、検討を深めていく必要があると考えております。
29:43
次に、低所得層の支援強化についてお伝えしたいと思いますが、国際比較、OECDのデータを基にした比較で、税、社会保険料の合計から手当や給付を差し支えいただ く、これが総収入のどの程度を示しているかという負担率、これが、我が国の場合は、OECDの中で、低所得層が比較的負担が重い、そういう構造になっているとの指摘があります。我が党の勉強会に来ていただいた日本総合研究所の沖田由里理事長も、このように指摘をされていたところでございますけれども、生活保護を受けている皆さんが負担率が軽減される一方で、そのすぐ上の低所得層の子育ての世帯、平均年少以下の支援がOECD平均よりも高いと負担率が、こういう構造があるわけですけれども、今後、低所得層の子どものいる世帯への支援強化、さらに必要だと考えておりますけれども、政府の認識、取組について伺いたいと思います。
30:58
子ども子育て世帯の経済的な状況について、様々な切り口から分析した上で必要な政策を検討していくこと、これは重要なことです。御指摘の分析について、詳細な内容を把握しているわけではありませんが、負担率の算定に当たっ て、税や社会保険料の負担から給付を控除しているわけですが、その際に現金給付のみが控除され、現物給付は控除されていない、こういった点については留意する必要があると考えています。その上で、3.6兆円という前例のない規模で政策強化を図る今般の加速化プランでは、児童手当の抜本的拡充をはじめ、低所得世帯も含めて、全ての子どもの育ちを支える給付を大幅に拡充するとしているほか、子どもの貧困対策として、子どもの生活支援、学習支援の強化や、児童扶養手当の拡充などの一人親家庭への支援を盛り込んでおり、子どもがいる低所得世帯に配慮した給付の充実を図っているところです。また、昨年の経済対策で取りまとめた給付措置において、低所得世帯に対して7万円の追加支給を行うとともに、子育て世帯に対しては、子ども1人当たり5万円加算を行う、こういった取組も進めています。政府としては、子どもがいる低所得世帯に対して適切な配慮を行っているところでありますが、引き続き、低所得の子育て世帯の負担をしっかり考慮しながら、支援強化に向けて努力を続けていきたいと考えています。支援強化と、それから、現物給付が向上されていないという問題について、引き続き、私も勉強してま いりたいと思いますので、よろしくお願いします。年収の壁についてです。昨年の10月から、106万の壁、130万の壁、パート、アルバイトの方が意識しないで働けるようにという支援強化パッケージが実施をされていますけれども、現場で、会社が手続が煩雑なために、なかなかこれをやってくれないんだというお声も一部聞かれておりますので、実際の活用がどの程度進んでいるのか、また、これ2年間の次元措置なんですね。今後、将来、どう考えていくのかについて伺いたいと思います。
33:37
若い世代の所得向上や、人手不足の解消の観点から、当面の対応策として取りまとめた年収の壁支援強化パッケージについては、パート、アルバイトの方々や事業主の皆様にその支援策を広く知っていただき、実際に活用していただくことが重要であり、このパッケージの周知、そして活用拡大に取り組んできたところです。キャリアアップ助成金については、支給申請にあたって提出書類の簡素化、できるだけの簡素化を図り、事務負担の軽減を図るよう努めているところですが、制度や手続についての解説動画や、具体的な活用事例を盛り込んだリフレットなどを活用して、周知に取り組んできた結果、その結果として、今年3月末時点で合計21万人を超える労働者への活用が予定されているなど、このパッケージの活用は着実に進んでいると認識しています。そして、ご質問は今後についてでありますが、今後も各企業における賃上げのタイミングや、今年10月の費用者保険の適用拡大の成功など、さらなる活用も見込まれることから、引き続きパッケージの活用に向けて周知を徹底していきたいと思いますし、費用者保険のさらなる適用拡大などの制度の見直しに取り組むこととしています。次期年金制度改正に向けて議論をすでに開始しているところであり、今年の年末に議論を取りまとめることができるよう、社会保障審議会、年金部会等において、今後も関係者の意見を伺いながら、丁寧に議論を進めてまいります。最後の質問でございます。人口戦略。先日、宮崎に知事の皆さんが集まって、人口戦略会 議の提言も踏まえた会議が行われました。緊急声明、あるいは緊急アピールを発表しまして、人口戦略を国政の中核的課題と位置づけた国民運動を起こしていくべきだと、あるいはそのための政策を統括推進する司令塔の設置を是非国に設けてほしいと、こうしたアピールが発表されております。地方では非常に深刻な問題ですけれども、こうした動きについて総理の受け止めを伺いたいと思います。
36:28
民間の有志の方々で構成される人口戦略会議が公表した政策提言や、ご指摘の18府県の知事による責め、これは急激な人口減少という未増の事態に対する深刻な危機感に基づくものであると承知をしています。政府としても大変貴重な政策提言をいただいたと受け止めるとともに、危機感を共有しているところです。だからこそ、昨年末、子ども未来戦略を閣議決定して、3.6兆円に及ぶ前例のない規模で支援を抜本的に強化する、また制度や政 策を充実するだけではなくして、社会全体で子ども子育て世帯を応援する機運を高めていく、こうした意識改革と制度や政策、車の両輪として進めているところであります。一方で、我が国の経済、人口減少化にあっても30年ぶりの高水準となっている力強い賃上げや、市場最高水準の設備投資など、前向きな動きが続いており、デフレからの完全脱却、そして成長型の新たなステージへの移行、これを見据えているところであります。人口減少化であっても、生産性の向上、労働参加の拡大、希望出張率の向上等により、持続可能な経済を実現していきたいと考えております。今年の骨太方針では、人口減少を克服し、国民一人ひとりが豊かさと幸せを実感できる経済社会を構築するための道筋、これをぜひ盛り込んでいきたいと考えています。持続可能な国づくり、そしてその中で一人一人が輝いていく、特に子ども一人一人が輝いていく、そういう国づくりに向けて共に頑張ってまいりたいと思います。今日はありがとうございました。
39:02
この子ども子育て支援法の改正案の審議も、この参議院でも大締めを迎えつつあるわけですが、この審議が進めば進むほど理解が広まるというよりも、だんだん問題点があらわになってきていると、この法案の欠陥部分が浮き彫りになってきているという感を持っています。中んづくり、この子ども子育て支援金制度については、本当に問題だらけだなと言わざるを得ないと思っていまして、先般の参考人質疑でも参考人の方から、子ども騙しの支援金だとか、あるいはまた最も悪い財源に手を出しているという指摘もあったところであります。実際、この世論調査を見ていても、社会保険料を重当する子ども子育て支援金に対して、やはりこの反対の方が賛成が大きく上回っているという現実もあると思います。やはり国民の皆さん、納得感がないというか、期待感がないというところだと思いますが、これも実際は現役世代を直撃するにもかかわらず、実質的な負担がないとおっしゃったり、あるいはまた負担と給付の関係が成り立たず、目的外資料になっているにもかかわらずそうではないと、いわば気弁を下ろしていらっしゃるところが、なかなか理解が進んでいかないというところだと思っています。いずれにしても、この国民にとっては分かりづらい制度設計になっていて、取れるところから、つまり現役世代から取りやすい形で、しかもこの社会保険料であれば増額しても構わないのだという、いわば政府の歪んだ強い意志が見透かされているから、なかなか理解が深まらない、あるいは国民の間で賛成が上回っていかないというふうに見ていますが、総理の御見解はどうでしょうか。お聞きをします。今回、子ども子育て支援の抜本的強化を図るわけですが、新たな政策を掲げて、財源を確保する際に、安直に増税とか、あるいは国債、借金に頼るのではなくして、まずは歳出改革を通じて財源を確保する、こういった基本的な考え方は大変重要であると思っています。歳出を削る一方で、削減した歳出の範囲内で、新たな政策の支出に回せば、その意味において国民の新たな負担は求めないことになる。これが基本的な考え方ですが、その際に歳出改革、単なる中小論とか精神論で歳出改革を説明するというのではなくして、一つのメルクマールが必要であるということから、社会保障負担率という具体的なメルクマールを今回掲げた次第であります。歳出改革によって、社会保障負担率の軽減効果を生じさせ、その範囲内で支援金を構築する、そして支援金の導入によっても社会保障負担率は上がらない、このことを国民の皆さんに対する新たな負担を求めないことの証としてお約束している。これが政府のこの制度に対する説明であります。取りやすいところから取っているのではないか、あるいは社会保険料であれば増額しても構わないというような考え方では全くありません。ご指摘は当たらないと思っておりますし、これ主議院の歳度公聴会ですとか、本委員会における参考人質疑においても、こうした支援金制度の趣旨や制度設計について賛成な意見も十分いただいていると認識をしております。この世論調査等について様々なものがありますが、一部の世論調査では若い世代からは評価していただいているものがあると承知をしております。引き続き丁寧な説明を尽くしていきたいと考えます。総理はそうおっしゃるわけですが、我々は全く考えが違うと受け止めていまして、今、社会保障負担率も触れられましたので、それでお聞きをします。今おっしゃったように、この政府においては支援金制度を構築しても、歳出改革等によって実質的な負担が生じないとおっしゃっているわけで、その意味として、この社会保障負担率というものをメルクマークとして出しておられるのですが、これは政府の説明によってどうにでもなるようなところがあるわけですね。例えば、令和5年度、6年度の社会保険負担軽減効果について、医療・介護従事者の賃上げ等による追加的な社会保険負担、0.34兆円、3,400億円ですが、公示をして算定をしていますが、これはこの小容責全体の賃上げによって相殺できるからと説明しているわけです。このように、政府の説明の仕方次第で、いくらでも社会保険負担軽減効果というのが相殺できて、社会保障負担率が上昇しないように取り繕くことができる、こういうものではないでしょうか。総理、どうですか。
44:16
先ほど申し上げたように、支援金の導入によっても社会保障負担率が上がらない、これを国民の皆さんに新たな負担を生じさせない証として用いている、このように申し上げたわけですが、令和5年、6年度において、社会保障負担率の分子の保険料負担の増加要因となる、ご指摘の医療介護従事者の賃上げ加算等の制度改革が行われる。これは事実でありますが、その分は、令和5年度、6年度における賃上げによって、社会保障負担率の分母である雇用者報酬の伸びが高まることを通じて生じる社会保障負担率の軽減効果によって打ち消されると、ご説明をさせていただきます。これは決して不確実な見通しではありません。あくまで1月に閣議決定した政府経済見通しによる雇用者報酬の伸び、これを前提として、現金制度の導入によっても社会保障負担率は上がらない、こういったことを具体的に説明しているものであります。社会保障負担率軽減効果を操作しているというようなご指摘は当たらないと考えております。政府の都合のいいようにいじることができる仕組みだと、改めて指摘をせざるを得ないと思います。これからの歳出改革、総理、先ほど中傷的ではなくて具体的だとおっしゃいましたが、これを見てみますと、これまでの実績として、0.1兆円、1,800億円のやってこれたと、それで、1.1兆円、令和10年度には確保できるという見通しなんですが、
46:18
具体的なことは何もどこにも書いていなくて、今後実施する歳出改革の内容を示したとおっしゃいますが、令和10年度までに実施について検討する取組という表現がなされているわけですね、この改革工程においても。つまりは、実施するかどうかは、毎年の予算編成過程での検討に委ねられているというのは間違いないわけであります。したがって、安定的な財源確保策とは、これはまさに言い難いのではないか。具体的に、検討ではなくて、必ず実施する歳出改革のメニュー、実施時期や、あるいはそれによってやられる公費節減効果などの額を明確に示してこそ、安定的な財源確保策と言えるのではないかと思っていまして、我々は既に政府に提言をしていますが、例えば、このマイナンバーの活用とデジタル歳入帳の設置などによって、年金徴収等の適正化・効率化で約4兆円、そういうものが確保できるのではないかなどなど提言をしていますが、具体的には、消費保障等、あるいは金額もですね、こういうも のを示してこそ、安定的な財源確保策と言えるのではないかと思いますが、総理いかがでしょうか。
47:26
歳出改革については、昨年末に閣議決定された改革工程表において、このメニューを示し、幅広い取組を示しています。実際に歳出改革の取組を検討・実施するにあたっては、これらの幅広い改革工程のメニューの中から、必要な保障が欠けることがないよう、見直しによって生じる影響を考慮しながら、丁寧に検討していくことになりますが、これまで同様に、毎年度の予算編成課題において、公費節減の効果を積み上げていきたいと考えております。この点について、まずはこの公費節減については、子ども子育て関連予算を、国・地方で年平均0.18兆円程度増加させてきた実績があります。そして、昨年度、今年度予算においても、取組を進めた結果、0.37兆円程度の公 費節減効果を活用し、追加の子育て予算を確保したところであります。こうした取組を継続することによって、1.1兆円確保することが可能であると説明をさせていただいています。今般の法案では、総額3.6兆円程度の加速化プランの財源、公費節減と規定予算の最大限の活用、そして支援金制度の構築、これで賄うことを明記しております。法律に則って、歳出改革を進めていきたいと考えています。時間が来ましたので、これ以上質問いたしませんが、今の歳出改革も非常に甘い見通しであり、また、社会保障の負担率もどんでもなるようなものであり、何よりも現役世代を直撃する子ども育て支援金だと断じざるを得ません。これでは決してこの少子化を反転させることができない。また、非婚化が進んで、それこそ婚姻結婚標書が一層進んでいくことを指摘して質問を終わります。ありがとうございました。
50:09
国民民主党新緑風会の竹爪人司です。はじめにアルプス処理水について一問お尋ねいたします。岸田総理は5月26日、27日に法官されまして、日韓、日中、日中韓の首脳会談されました。外務省のホームページに日中首脳会談の概要が公表されておりまして、アルプス処理水の海洋放出について、両首脳は昨年11月の日中首脳会談以降、専門家を含む両国間の事務レベルの一層が進展していることを評価したと書かれております。私は科学的根拠に基づかない中国の措置は全く受け入れるものではないと考えております。総理、そして政府には、毅然とした態度で、かつ早急に解決していただきたいと思っております。今回の日中首脳会談、あるいはその前後の会議等を通じて、アルプス処理水に関する中国の措置に対する成果、そしてこれからの取り組みについて、総理の考えをお伺いいたします。
51:16
先般の総理における日中首脳会談ですが、私から李強国民総理に対して、ご指摘の中国による日本産水産物の輸入停止措置を含め、日本産食品の輸入規制の即時撤廃、これを改めて求めたところですが、このアルプス処理水の開放放出については、昨年11月、習近平国家主席と日中首脳会談を行いました。それ以降、専門家を含む両国間の一層が進展してきており、今回の首脳会談においては、その点について評価した上で、問題の解決に向けて事務レベルで協議のプロセスを加速していく、こういったことで一致した次第です。政府としては、引き続き、科学に立脚した議論を通じて、アルプス処理水に係る中国側の正しい理解が進むようにしっかりと取り組んでいくとともに、日本産水産物に対する輸入規制の即時撤廃、これは強く求めてまいります。ぜひ、毅然とした態度で、かつ早急に解決を図っていただきたいと思います。次の子ども子育てについてはお伺いいたします。私どもの国民民主党は、教育や人づくりに対する支出は、将来の成長、そして成長ができれば 税収増につながる、この投資的経費と考えて、財政法改正し、これらの支出を交際発行、対象経費とする教育国債の発行を創設を提案しております。本年3月26日に、教育国債法案を参議院に再提出いたしました。今回、政府は、令和6年度から10年度に限り、子ども特例国債、つなぎ国債を発行するとしております。この子ども特例国債の召喚は、子ども均衡の歳入から2051年までに召喚するという説明を受けております。総理に、私ども提案している教育国債に対するお考え、そして、今回、政府は子ども特例国債を提案しているわけですが、この必要性について、それぞれお尋ねいたします。教育については、必要な教育予算を措置し、質の高い教育のための環境整備や、幼児期から高等教育段階まで切れ目のない負担軽減策などに取り組んできたところですが、お尋ねの教育国債については、これまでも申し上げているとおり、安定財源の確保や財政の信任確保の観点から慎重に検討する必要があると考えております。他方、今般お示ししている加速化プランの財源確保の枠組みにおいては、3.6兆円の安定的な財源をしっかり確保することとしている一方、危機 的な状況にある少子化について、給付充実を先行させる必要がある中で、2028年度までかけて支援金制度を構築するまでの間に、財源不足が生じないよう、つなぎとして子ども子育て支援特例公債を発行することとしております。このように、子ども子育て支援特例公債はあくまでもつなぎの国債であります。安定財源を確保すべきという要請等、整合性が取れたものであると考えております。具体的には、子ども子育て支援特別会計の歳入から召還するという形で召還財源が明示されており、この点において、教育国債とは性質を異にするものであると考えております。私は、つなぎをずっとつないでいけば、私は教育国債と合致するのではないかと思っております。私自身は、今回の政府の提出自身には賛成の立場ではありませんが、改めて、政府の提案している中身について、総理にもご説明いただきたいのですが、先ほど出ている実質的負担はないということです。今回の政府の説明の中では、費用者については年収によりますが、一月450円とか1000円とか1650円とこういったことが出されているのですが、こういった金額を拒否するにもかかわらず、実質的負担はないと言っていること、そして、高齢者の方からも実際に拒否をしていただく、それでも実質的な負担はないと、そういったことに私は納得性がないと思っております。むしろ、今回のようなことをやるのであれば、負担はあると、それを明確にした上で、負担はあるけれども、こういったバックがあるとか給付があると、そういったことをはっきり申し上げた方が、私は納得性があるのではないかと思っております。今回、子ども子育て支援金制度について、拒否を求めるにもかかわらず、実質負担はないということについて、国民の理解、納得、どのように得ていくのか、総理の考えをお伺いいたします。
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先ほども申し上げましたが、今回、子ども子育て政策を進めるにあたって、増税や国債に頼るのではなく、歳出改革を基本に財源を考えていくという考え方に基づき、なおかつ、具体的なメルクマールとして、社会保障負担率というものを掲げて説明をさせていただいております。まず、歳出改革によ って、社会保障負担率の軽減効果を生じさせ、その範囲内で支援金を構築することを基本としている。新たな負担を求めない証として、社会保障負担率が上がらないということを申し上げているところですが、委員御指摘の国民の理解、納得ということで申し上げるならば、まず、社会保障負担率は上がるものと思われがちであることから、足元における社会保障負担率の低下を確かなものにする必要があると考えています。このためにも、分母となる国民所得の増加を先行させ、今年、物価上昇を上回る所得増を必ず実現する、来年以降に物価上昇を上回る賃上げを必ず定着させる、このように申し上げている2つの約束を果たすとともに、我が国経済を完全にデフレから脱却させ、成長型の新たな経済ステージに交差していくことが重要であると考えています。もちろん、社会保障負担率を上げないことを確実にするためには、歳出改革により保険料負担を軽減することが基本であり、毎年の予算編成で確実に歳出改革による保険料軽減効果を積み上げ、予算審議等で効果を分かりやすく示していくことも重要であると思います。支援金制度の強質が児童手当等の給付に充てられ、子ども子育て政 策にとって大きな給付の充実につながること、具体的には、児童手当や子ども誰でも通縁制度などの支援金が充てられる給付の充実によって、子ども1人当たり平均約146万円の給付の充実が可能となることなど、こういったことを説明しながらご理解をいただき、居室イコール負担との関連を払拭していくことも重要ではないかと考えております。
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賃金を上げていると大賛成です。ぜひやっていただきたいです。その歳出改革も大賛成です。私はですね、歳出改革できたら、それはやっぱりちゃんと医療保険としてバックして、子ども子育ては子ども子育てですというふうにやるべきだと考えております。この6月から行われます定額減税、これについてはですね、総理の方からも給与明細に減税が分かるように企業に求めたということでありますけれども、今回の子ども子育て支援金は、医療保険と一緒に徴収するというふうに今説明を受けていますが、ただこれ医療保険とは別物だというふうに私理解しているんですけれども、この子ども子育て支援金を令和8年度から徴収する場合、医療保険とは別物として徴収する必要、これもですね、それぞれの徴収するときに求めていく、そういった考えなのか、どういった考えでこれを別物として出していくのか、総理の考えを最後にお伺いいたします。まず今回の定額減税額の給与明細への明記ですが、これは政府広報とも相まって、定額減税による手取り増の効果を国民の皆様によりしっかりと実感していただくことで、消費者マインドを喚起し、消費の拡大や、それがさらに次の投資や賃上げにもつながるという、経済の好循環を実現するためのものであります。いわゆる行動経済学の考え方からも、こうした給与明細へ定額減税額を明記するということ、これは適切な対応であると考えています。そして一方、ご指摘の支援金ですが、支援金についても同様に、制度趣旨を国民に適切にご理解をいただき、制度の効果を生み出すためにどのような在り方が望ましいのか、こうした観点から明細への記載等を考えていかなければならないと思っています。制度の導入、これは2026年度であります。この制度の導入に向けて、関係者の意見も伺いながら、今申し上げたように、国民の負担に関わる問題でありますから、この制度が国民の皆さんにしっかり理解されて、そしてこの効果につながるためにどのような明細が適切なのか、これを考えていくべきであると考えております。
1:02:09
時間になりましたので終わります。ありがとうございました。
1:02:34
日本共産党の井上聡子です。総理は支援金制度について、社会保障負担率は上がらないので、国民に新たな負担を求めるものでないと繰り返し答弁され、今日も何度も同じことを答弁されております。一方、先日私の質問に政府参考人は、社会保障負担率の計算の分子は社会保険料のみが対象なので、社会保障の最初の改革として、例えば介護保険の利用料の負担や、医療費の窓口負担が増えても、社会保障負担率は上がらないということを認められます。しかし、一人一人の国民にとっての負担増というのは、社会保険料だけではないんですね。介護利用料であるとか、医療の窓口負担はいつでも重い負担になるわけです。一方で最初の改革の徹底として、介護や医療の負担増を進めながら、社会保障負担率というごまかしの数字を使って、国民に新たな負担を求めないという説明は、国民は納得していません。もはや破綻をしているんじゃないですか。
1:03:43
御指摘のように、先ほどくらい、国民の負担が増えないことの、具体的なメルクマールとして、社会保障負担率という数字を利用させていただいている、こういったことを申し上げているわけですが、その分母と分子の関係について、社会保障分野における歳出改革の具体的な内容については、昨年末、閣議決定した改革工程において、具体的な内容を幅広く示させていただいています。そして、医療介護費の決定的要因として、提供体制の影響は大きく、実際に歳出改革の取組を検討・実施するにあたっては、これら幅広い改革工程のメニューの中から、必要な保障が欠けることがないよう見直しを行っていく。こうした生じる影響を考慮しながら、丁寧に検討していく。これを毎年度予算編成課題において議論をし、公費節減の効果を積み上げていく。こうした姿勢が重要であると考えています。
1:05:01
介護料料や医療の窓口負担が、これが一人一人の国民にとって負担像になると、いくとについては今全く触れられませんでした。ずっと同じ答弁がね、繰り返されているんですよ。私、3月の予算委員会でもこの問題に質問しました。総理は、丁寧に引き続き説明していきたいと答弁されました。しかし、5月の共同通信の世論調査でも、総理の説明に納得できないというのは、実に82.5%なんですよ。国民のね、理解力がないのかは国民が悪いのかと、そうじゃないと思うんですね。政府の説明のごまかしをね、国民が見抜いているから、この数字が出ていると思うんですね。私はね、あのごまかしの説明で負担像を求めるのではなくて、大文革の中止であるとか、資産化や大規模への優遇税制などこそ、行うべきだということを申し上げておきたいと思います。その上でですね、負担像は社会保障だけではありません。今、国立私立問わずに、大学の学位の動きが大きく広がっていることを、23日の党委員会でも取り上げました。子ども未来戦略で高等教育費の負担軽減は喫緊の課題だとしていることを示して、学位に上げは岸田政権の少子化対策に逆行する事態ではないかと、ただしましたけれども、加藤大臣は、所管の文科省が適切に対応するという答弁でありました。総理にはしっかり答弁していただきたいんですね。大学の学位に上げの動きというのは、子ども未来戦略で示した政府の対策に逆行しているんじゃないですか。政府としてどのように対応するんですか。
1:06:40
大学の授業料については、学生の教育環境の充実等のため、関係法令等に基づき、各大学の設置者において、これまでも適切に設定いただいていると認識をしています。そして文部科学省において、今年度から子ども未来戦略に基づき、給付型奨学金等の拡大を行うにあたり、支援拡充の趣旨に反するような学費値上げが行われることがないよう、各大学に通知をしたと承知をしています。その上で、家庭のさらなる負担軽減のため、令和7年度からは子ども3人以上を扶養している場合、国が定めた一定の額まで、大学等の授業料、入学料を無償とす ることとしております。国としては、子ども未来戦略に基づき、高等教育費の負担軽減を着実に進めるとともに、その際にも、学費について支援拡充の趣旨に反することがないよう、適切に対応をしてまいりたいと考えております。
1:07:50
ごくごく部分的な支援しか行われていないんですね。そしてそもそも政府は、高校大学までの段階的な無償化を定めた国際人権永期約の適用の流法、2012年に撤回しているんです。高等教育費の前進的無償化、これは政府の国際公約なんですね。ところが、自民党の教育人材力強化調査会が、16日に質の高い教育のアクセスに向けた人への投資の拡充と題する提言をまとめております。この提言は、国立大学について負担軽減言いながら、教育コストの増加等を踏まえ、適正な授業料の設定を求めて、東大などの学位に挙げを検討している大学を後押 しをしているんですね。さらに、授業料のいわゆる完全無償化は、捉え方によっては授業料を家計負担から公費負担としているに過ぎず、と述べて、高等教育の無償化に背を向けているわけですよ。これ、高等教育費の前進的無償化という政府の国際公約に反しているんじゃないですか。総理もこの自民党の調査会の提言と同じ考えですか。
1:09:05
社会現金額の高等教育における無償教育の前進的導入に係る規定については、2012年に留保を撤回したと承知をしています。これによって、我が国として効力が生じているということ、認識をしております。ただ、この前進的無償化に向けた具体的な方法については、各国に委ねられているものであると承知しております。各国の事情をしっかり踏まえた上で、こうした大きな方向性に向けて努力をしていく。これが条約の趣旨に相応 であると考えております。
1:09:55
今の事態が、前進的無償化という国際公約に反している、額上げが起こっていることについては何のふれられませんでした。大学が額上げになぜ踏み切らなくてはならないのか。運営費の5割を目指すとされてきた私学女性が、1割を切る水準まで削減をされています。今年で法人化後20年となる国立大学は、運営費交付金が1631億円も削減をされてきたんですね。内閣として、高等教育費の負担軽減は喫緊の課題だとしているわけですよ。そうであればですね、これまでのこうした高等教育費の削減政策を改めて、前進的無償化の実現に向けて、高等教育予算を大幅に拡充する。これこそが政府に求まれているんじゃないですか。それこそが具体的な方向じゃないですか。
1:10:46
我が部においては、これまでも高等教育の負担軽減について着実に取組を進めてきました。これまで、低所得世帯を対象に、授業料等の減免と給付型奨学金の支給を合わせて実施してきましたし、令和6年度からは、給付型奨学金等の中間層への拡大を図る。そして、令和7年度からは、子ども3人以上を扶養している場合、国が定めた一定額まで、大学等の授業料、入学料を無償とする。こうした取組を進めてきたところであります。このように、負担軽減を着実に進め、そしてその実施状況の効果等を検証し、引き続き教育費の負担軽減に取り組んでまいりたいと考えています。これが、御指摘の条約における無償教育の前進的導入という規定にも沿う考え方であると思っております。
1:12:03
国民の声や運動に応えて、一定の様々な負担軽減が導入を されてきました。しかし、この前進的に求められているのは、無償化なんです。子ども未来戦略では、教育費の負担が理想の子どもの数を持てない大きな理由の一つになっているという声があるとして、高等教育費の負担軽減は喫緊の課題だと指摘したわけですね。ですから、現に大学の学費が上がっていることについてまともな手を打たないということは、こういう思いに反するものだと思います。前進的無償化実現に真剣に取り組むということを強く求めて質問を終わります。
1:13:03
令和新選組大島九州でございます。総理、この政府広報を見ていただきたいんですが、消費税率の引上げ分は全額社会保障の充実と安定化に使われますと。これを見ますとね、消費税5%から8%に上がるときの政府広報、これ率直に受ければ、3%増額分は全額社会保障に使うんだなというふうに読み取れるんですが、総理の見解は。総理
1:13:40
お答え申し上げます。委員、御指摘の政府広報につきましては、消費税率引上げの際増収分を活用することにより社会保障の充実を図るとともに、安定財源が確保できていない既存の社会保障費を賄うことで社会保障の安定化を図ることとした旨を説明したものでございます。毅然しましても、国の消費税収につきましては、消費税法の規定に基づきまして、消費税率の引上げに伴う増収分も含め、その全額が社会保障4経費に充てられるところでございます。
1:14:09
財務省はいいからね、もうあなたが言っているのは。総理、この消費税率の引上げ分は、社会保障4経費に使うという点だったら、子ども子育てとかそういった部分の今回支援金を導入する必要ないじゃないですか。この増額分を使えばいいんじゃないですか。総理、どうですか。
1:14:32
消費税の増額分についての考え方は、今、財務省から説明させていただきましたが、実際問題、この消費税の増収分については、既に子ども子育て政策等に充てられている部分もありますし、そして、残された部分についても、今回3.6兆円の残営として、規定の予算を活用するという部分があります。その部分において、その残された部分があったならば、しっかり活用するという形で、子ども子育て政策に利用していく、こうしたことになると考えております。
1:15:19
そうしたのなら、令和6年度予算における消費税の収入見込み額と、この輸出戻し税を含む間付金、これは財務省でいいから、どうぞ。
1:15:33
令和6年度予算において、国税分について額を申し上げますと、消費税収は23.8兆円、間付額は9.1兆円と見込んでいるところでございます。
1:15:44
既存の財源9.1兆円、さっき太田先生の話からもあったけれども、企業の役割が求められている。これ、1社で7000億程度、間付してもらうような企業があるんですよ。2社協力してもらえば、1兆、簡単に出るじゃないですか。既存の財源を使ってやるというならば、この輸出戻し税を含む、この間付金、ちょっといじれば1兆円なんて簡単に出るじゃないですか。総理、そういった議論はされなかったんですか。
1:16:17
ご指摘の輸出戻し税については、この消費税は売上げ時に受け取った消費税額から、仕入れ時に支払った消費税額を差し引いた額がプラスとなっている場合には、その分を納税し、その額がマイナスとなっている場合には、その分が完付される。こういった仕組みになっています。この仕組みは我が国だけの特殊な仕組みではなく、付加価値税を有する諸外国においても共通して導入されているものであり、こうした完付の仕組み、これをやめることは考えておりません。
1:16:57
もともと消費税を導入するときに、諸外国を例にして大企業に完付するために入れた、この付加価値税じゃないですか。だから国民に付加価値税という説明してないでしょ。消費税消費税って言ってるじゃないですか。だからみんな誤解してる。だからそういうところを是正しなきゃいけない。総理ね、一つ聞きます。社会保障負担率をこれを低減したのはどこですか。また誰ですか。総理に。これこういうふうにやると大丈夫ですよ。国民には負担実質ゼロですよって言って説明したのはどこですか。
1:17:34
これは当然政府全体として今回の制度設計に当たりまして議論を行い、そして制度を作り上げた、こういったことであります。先ほど申し上げたように、新しい政策の財源を考えるときに、安易に増税や借金に頼るのではなくして、歳出改革にこの財源を求めていく。そしてその際に単なる抽象論や精神論であってはならないということで、一つのメルクマールを示さなければいけない。こういったことで社会保障負担率、こういった数字を掲げ、これが増えないことをもって国民の皆さんの負担が増えない証にする、こういった説明をさせていただいております。
1:18:23
正しく、社会保障負担率というメルクマールで国民の負担が増えない、こういう説明をするから支持率も上がらないんですよ。だって国民の立場に立ってないでしょ。国民が本当に求めているのは、自分たちの子どもたちの未来と幸せですよ。そして今負担を強いられている消費税においても、そして社会保障の負担もついても、結局将来の子どもたちのために、日本のためにという国民はたくさんいるんですから。だから先ほどの議論にもあったように、負担はあるけどお願いしますよというならわかる。大規模はこれだけ利益を得ているわけですよ。そしてそれを株主に還元している。こういう今だからこそ、政府は一体となってこの消費税、もともと社会保障に使うといって、いさだいている部分の中から大企業に還元しているこの還元をちょっといじって、少し大企業には我慢してもらう。そうやって1兆円出しましたとか3.6兆円、一発で出るじゃないですか。既存の既存ですよ。それを総理がしっかりと言えば、これはもう国民の支持はグッと上がりますよ。どうですか。
1:19:42
今回の子ども子育て政策、これは我が国における抜本的な給付の拡充、これも大変重要なことでありますが、それを社会全体で支えていくという考え方、この基本的な考え方も極めて重要な考え方であると思います。子ども子育て世代にとって、給付が充実する、これは当然重要なことでありますが、それを若い世代であったり、あるいは高齢者世代であったり、直接関わらない方々も、こうした子ども子育て政策を充実させることによって、社会や経済の持続可能性をしっかり確保する観点から非益にするという考え方に基づいて、社会全体で支えていく、これが基本的に大変重要なポイントであると思っています。その財源として何がふさわしいのか、こういったことで、より幅広く支援をしていただく制度を今回用意したということであります。消費税の関付について、ご指摘がありましたが、こうした輸出戻し税については、これは制度として、先ほど申し上げたような仕組みになっているわけでありますので、これを維 持することは、その目的として重要だと思います。財源については、先ほど申し上げたように、幅広い財源を求めることが重要であると考えています。
1:21:27
それはここに書いてありますよ。社会保障制度は、全ての世代が安心・納得できる全世代型へと、これ消費税でそれを国民にお願いして、なおかつそれが足りないからといって、今回新たに支援金をいただくという、だから国民は理解できないんですよ。支持できないんですよ、総理が言っている言葉が。だから消費税でこれだけ物価も上がって厳しい高齢者から所得の低い人までが、本当に苦労している困っている時だからこそ、大企業の利益を吐き出させる、こういう政策をやるべきじゃないですか。それから電気代も上がっていく厳しい中に、この再生エネルギーの付加金、どんどんどんどん知らないところで国民負担を増やしているんですよ。こうやっ て分からないうちにお金をどんどんどんどん国民から広く取るよりも、大企業から一発消費税の制度をいじれば簡単に出てくるじゃないですか。こういう政策をやらずして国民に理解を得ようとするような、そういう政府のやり方というのは、これは国民に支持されない。私、余計なことだと思いますけどね、岸田総理が本当にこれからまだまだ政権運営続けていただくような、そういう政策を望む官僚や政府の人間がいたらね、必ずそういった政策を僕は提言すると思うんですよ。こんな社会保障負担率とかいうような、これ長田町不可解な数学、長田町代霞ヶ関数学と猪瀬さんが言いましたけど、まさにそういうわかりづらいことを言って、長尻だけ合わせて国民の理解を得られないような政策をやるのは、総理の政権運営に足を引っ張る政策だということだけを指摘して終わります。以上で内閣総理大臣に対する質疑は終了いたしました。内閣総理大臣はご退席いただいて結構です。(退席)引き続き質疑を行います。質疑のある方は順次ご発言願います。
1:24:00
自由民主党の加藤昭雄でございます。質問の機会を与えていただきましてありがとうございます。総理にもお答えをいただきまして、全般的な子ども子育て支援法の改正案につきましての網羅的な質疑答弁をしていただきまして、この委員会でもかなりの時間をこの審議に費やして、審議の内容も深まってきたことと思っております。そのような質疑の中での様々ないくつかの確認事項、本日は質問させていただきたいと思っております。地元に帰りまして様々な皆さんのご意見を聞きますと、本当に今回の子ども子育て支援法に対する期待が大きいなと改めて感じております。例えば人口減少社会の中で消滅可能性として歌われている市町村からも多くの不安の声も聞こえております。人口減少、少子化対策を何とかしてほしいというご意見が本当に大きいと思っております。またこれは企業の皆様方からも声が大きいというところでございます。事業規模、さらには将来的な経済の規模が縮小することで将来に対する不安の声が大きい。特に今、少子化また人口減少ということも影響する中で人手不足の影響が大変不安ということでございます。また私も大学生、高校生がいるという子育て最中でございますけれども、子育て世代の方々からの声も大変大きいということであります。この声の内容はですね、期待する声、本当に大きいというところ、児童手当が拡充されるという期待感。さらにはですね、大学無償化に対する声の期待感も大きいんですけれども、こういった政策がもっと早く行われていれば、3人目、4人目ということも考えられたんじゃないかという期待感、そういう声も大きい、残念だったという声も大きいというところでございます。私もそう思っております。そのような背景の中でこのような残念だったという声がですね、もうこれ以上聞こえないような、これからのその幸せな子育て、また望む方たちがしっかりと出産育児、子育てができるような社会を作っていただきたい。そのために1日も早くこの法の改正を国民の皆さんにお届けいただきたいと願っております。その中でですね、審議の中でも制度、運用、財源など様々なご意見がありまして、先般も参考人の皆様方にお越しいただき、ご意見を伺いました。その中で一致したご意見がありました。