19:49
これより会議を開きます。内閣提出、地域の実製及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案を議題といたします。この際お分かりいたします。本案審査のため、本日政府参考人として、内閣官房デジタル田園都市構想実現会議事務局審議官岩間博史君、同じく大森和役君、内閣府地方文献改革推進室長本田香織君、内閣府地方創生推進室室長代理川村直樹君、内閣府地方創生推進事務局審議官吉田健一郎君、子ども家庭庁長官官房審議官黒瀬俊文君、同じく高橋浩二君、デジタル庁統括官富安太一郎君、同じく薫木正則君、総務省大臣官房審議官鈴木清志君、財務省大臣官房審議官中村英政君、文部科学省大臣官房審議官森貴之君、同じく文部科学省文教施設企画防災部技術参事官金光健一郎君、文化庁審議官小林真里子さん、農林水産省大臣官房審議官駒貝則夫君、国土交通省大臣官房審議官楠田美希人君、同じく冠原則文君、同じく宿本昌吾君、国土交通省不動産建設経済局次長川野豊君及び環境省大臣官房審議官堀上勝君の出席を求め、説明を聴取したいと存じますが、ご異議ありませんか。ご異議なしと認めますよとそのように決しました。これより質疑に入ります。質疑の申し出がありますので順次これを許します。
22:19
おはようございます。この特別委員会での質問の機会をお頂戴いたしまして誠にありがとうございます。私、質問には必ず万葉集を読んでさせていただくというスタイルをとっております。今日は季節の歌を読ませていただいて入らせていただきます。初夏といえば、不審の花がだんだん散りながら、ほととにすというような感じかと思います。その歌を一つ読んで入ります。万葉集牧中1944番藤並の散らまくおしみほととにす今期の丘を泣きて固有なりよろしくお願いいたします。文献一括法案ということでありまして平成26年の第5次からは提案募集方式ということでこういう形で作成をするようになって10回目となるわけであります。もともとは地方文献の流れの中でまず国と地方のいろいろな関係の疑問付け枠付けあるいは権限いろいろなことを見つめてまずは一通り専門家の方も入って全体を総括的にさらった後はこういう形がいいだろうということで平成26年からは自治体の方から現場のいろいろなニーズに合わせていろいろな要望を出していただいてこれを改善していこうとこういうことで10回目になるわけであります。毎回新たな要望が数多く寄せられている状況にありまして必ずしも組み尽くせないと言いますかやはり新らばんしょいろんなことがあるものですから思いのほかいろんなご提案があってそこからいろんな改革改善がなされているようにお見受けをしているところであります。ちょうど節目ということもありまして当局に置かれても少しいろんな振り返りもされたようであり ます。これまでの提案実現がどういう数になっているのかまたはこの地方分権どのような寄与があったのかそしてこの方式の評価そしてまた提案をしてくる自治体側の受け止めについて総括的にまずは大臣にお伺いをしたいと思います。
24:27
お答えいたします。提案募集方式においては地方から毎年おおむね200件から300件程度の提案を頂戴してございまして平成26年から令和5年までの10年間の累計では3500件を超えるところになってございます。これらの提案のうち約2300件につきまして内閣府と関係府省庁との間で調整を行ってまいりまして8割以上の約1800件について御提案の趣旨を踏まえた対応等を行っ てきたところであります。これらの取組を通じまして例えば農地典容権限等の地方への移情また地方版ハローワークの創設など地方に関する権限移情や規制緩和が進めてきたところであります。提案募集方式につきましては昨年12月の有識者会議の取りまとめにおきまして地方から多くの提案が寄せられそれらを契機とした義務付け作付けの見直し等が着実に進められており相当程度成果が上がってきている旨の総括をいただいているところでございます。また地方からも同方式に対しまして令和5年の地方からの提案等に関する対応方針の閣議決定に際しまして地方文献改革の歩みを着実に進めるものとしての評価を頂戴しているところであります。今後も提案募集方式の推進を通じまして地方の自主性そして自立性を高めるための取組を着実に進めてまいりたいと考えてございます。
26:05
ありがとうございました。実際自治体に身を置いたことのある身にといたしましても現場の声が届くというかそしてまたそのことが提案が実現をしていくということは非常に達成感のあることだと思っております。ぜひこういうボトムアップ式のことということはやはり継続的に取り組んでいただいてまたいろんな気づきをまた地方省庁の方々にも与えていただければとこのようにも思うわけであります。ただこれはそれで大変良いことなのでありますけれどもまた一面こういったことを進めていく中ではこの改善点というのはこの役所のこの行政分野だけじゃなくてもしかしたら横展開できるかもしれないよとそういった言ってみればあるところが改善されても他のところが提案方式ですから改善されないとこのある手続においては例えば凸凹が生じるんじゃないかとその同じ内容ではないんですけど同種の別の手続がそのままになっているとかいうこともあるかもしれません。やっぱりこの可能な限りもしできることでそうだ横展開できるんだというものについてはそういったことをされてもいいとも思いますしまたこれだけ10年こういうことを進めてきてそういった目がいくつか出ているのであればある時点でこの横展開ということで地方省庁の中でこういうことを見直してみるとそういうこともあってもいいのかなというふうに思うわけでありますがこの辺現状の考え方を伺いたします。
27:33
お答えいたします。委員御指摘のとおり地方からの提案に対しまして個別的に対応するのみならず趣旨を同じくする共通的な制度などに関する見直しを図っていくことにつきましては検討すべき課題であると認識してございます。これまでも計画策定等につきましては提案募集方式による対応と並行いたしまして政府部内で効率的効果的な計画行政の在り方に関して検討を重ねまして昨年の3月にいわゆるナビゲーションガイドということで閣議決定もさせていただいたところでございます。また昨年末の有識者会議での取りまとめにおきましても個々の提案の対応にとどまらず趣旨を同じくする課題支障を有する点で共通する複数の制度等についてはその在り方を検討し見直しを図っていくことが求められていると指摘されてございます。他の類似分野への面的な見直しの展開が課題とされたところでございます。今後内閣府といたしましては提案団体の意向も踏まえつつ提案の横展開等の方策等につきまして有識者会議の御意見を伺いながら検討してまいりたいと考えてございます。
28:43
よく虫の目鳥の目という方もございますが細部もしっかり見ながらしか しまた俯瞰してみていくとそういったことを両方重ね合わせることによって国と地方の関係がより良いものになっていくそういったことでぜひお取組をお願いをしたいところであります。次に法律で今回改善がなされる個別の案件ちょっと2件ばかしちょっとお伺いをしてまいりたいと思います。公立学校施設整備費国庫負担事業の対象となる事業の実施期間を2年から3年に延長いただくとこれは背景には建築費が高騰しているあるいは2024問題ということでやはり工期というものについてある程度余裕を持たなきゃいけないこういったやはり建設にも取り巻く環境の変化そういったことに自治体が対応しやすいように期間を延ばしていただいたんだろうと思います。しかしこの建築費の高騰ということはよくこれは話題になるわけでありますが学校を改築したいあるいは修繕したいそういったときの建築単価といいますか発注したときのその値段と実際補助単価というのがどうしても少し乖離があるんじゃないかという声も地方からよく聞くところでございます。単価引上げと今日的なこの状況に対応した取組について文部科学省にお伺いいたします。
30:15
お答え申し上げます。昨今の建築資材の高騰などを踏まえ令和6年度予算では鉄筋コンクリート像の小中学校校舎の国庫補助単価を前年度比10.3%増とする大幅な見直しを行っております。これにより3年続いて10%を超える像となっているところでございます。文部科学省といたしましては地方公共団体が学校施設の計画的な整備を行えるよう引き続き国庫補助単価の見直しも含め必要な予算総額の確保に努めてまいります。
30:51
ありがとうございます。かねて文部科学省では学校の耐震化ということも随分熱心に進められて今回のノートハント地震なども見ていてもそういったことの成果というのはやっぱり耐震化を進めた分野と進めていない分野でも色々出ていると思います。そしてまた大切な時代を担う子どもたちの学び合いでもございます。ぜひ今のような形で実情に合わせて随時見直しを図っていただければ大変幸いです。次にオンラインによりまして11種の届出がオンライン化されたということを踏まえて都道府県経由事務都道府県にあえて経由しなくても情報は共有できるということでこの経由事務の廃止ということが今回の手続の中でこの法律の中で謳われております。しかし最初に質問で申し上げたようにこういったふうに例えばオンライン化したら経由事務はいらないよという手続は他にもあるのではないかとこのように思います。もちろん内閣府として全体見ていくということではありますが一面こうデジタル行政を所管されているデジタル庁でも様々な面で国と地方のデジタル化の問題について取り組んでおられる状況にございますからこういったデジタル化の観点で見直しを横展開できるものについてどのようにお考えになっているかお伺いしておきたいと思います。デジタル庁 富谷直樹(東北地方幹部)ご答弁いたします。行政手続のデジタル化、オンライン化はそれぞれの行政手続の使っていただく国民から見ての利便性向上ということを目的としておりますけれどももちろんそれを提供する行政の業務負担軽減につながることも非常に重要だと考えております。したがいましてデジタル化を進める際には申請をオンライン化すること自体が目的とならないように利用者の利便性向上を行政上の効率化に立ちかえって考える必要があると思っております。議員御指摘の十一指の届出に係るオンラインを活用した場合の都道府県経由事務の話につきましてはまさに地方服用団体の業務負担を軽減することにつながり大変重要な取り組みだと認識しております。同様の手続を所管する各府省庁においてもこうしたことの重要性について認識を持っていただくことが必要だと考えております。確かに各手続の性質等もございますでしょうから最終的には各省にしっかり判断していただく必要がありますけれどもこのような認識を横展開していくことが非常に重要だと考えておりますので内閣府の地方文献科学科学推進室とも相談しながらしっかり推進してまいりたいと思っております。
33:19
はい、安藤科学科学科学課、ありがとうございます。実は事前レクの時のお答えよりは随分前進したお答えをいただいたので大変嬉しく思っております。お話があったとおりですね、デジタル化が目的化するのではなくてデジタル化をして何がよかったのかそしてその実感をぜひ地方自治体の現場に与えていただくということが今、デジタル庁で進めようとされている手続の標準化の問題であったりさまざまな地方に今投げかけられている課題を解決する要素がになると思いますのでどうかよろしくお願い申し上げたいと思います。ここから先には地方創生のことについていくつかお伺いをしておきたいと思います。文化庁の京都移転ということがちょうど1年経ちました。人口の社会移動、職員さんとか家族の方々のですねそれから京都の文化環境が新規施策に与える高影響といったことの評価の面それからやはりリモートとかいわゆるオンラインいろいろなことがございますが連絡通信面で業務遂行上課題はないのかそれはどういう対応をしていくのかこういったことを総括的に文化庁にお伺いいたします。
34:35
お答え申し上げます。文化庁は東京一極集中の是正だけではなく地方創生や文化財の活用など新たな政策ニーズ等への対応を含め機能強化を図りつつ昨年3月に京都に移転いたしました。職員の移動の面では文化庁移転協議会におきまして京都で勤務する職員数は全体の7割を前提とすることとされその中には東京から移動した単身の職員に加えまして家族を含めて移動している職員もいる状況でございます。施策の面では移転後は例えば文化財の交付化価値化を通じたコンテンツ創生事業の創設などを内容といたします文化財を活用した文化観光の推進による地方創生パッケージの策定や食文化の魅力発信の強化食文化の検証に係る調査研究の推進など京都の文化環境などで発想を得ました新しい取組も進めております。また移転につきましては昨年度の政府関係機関の地方移転に関する総括的評価でも一定の評価がされたところでございますオンライン環境上の課題といたしましては議員の先生の御説明への対応ですとか他省庁との調整におきまして迅速かつ円滑な対応が取りにくいことはございますがオンライン会議システムなどデジタル技術の活用と東京で勤務する職員との連携によりまして状況に応じて工夫しながら対応を行っているところでございます今後さらに京都関西に限らず全国各地域におきましても成果を感じていただけるよう地方創生に資する文化行政を展開してまいります
36:21
はいどうもありがとうございます実際社会移動ということでちょっとレクノというのをお伺いしていると500人から1000人ぐらいの社会移動にはなったよねという話を伺ったりそれからやはり京都という非常に文化財が豊富なところで文化情勢に対する方がいろいろなものを実際実感できる体感できるというようなこともあるかと思いますぜひ施策に生かしていただくということとまた連絡通信面では 今非常に通信技術は発達しているとはいえ実は今回の事前レクのときもこれは議員会館の方がまずかったのか実は通信が途絶するということが起こりましたですからぜひその辺は逆に文化庁さんまたは総務省等に強く申し出ていただいてぜひせっかくの移転がうまくいくようにまた通信面での改善も図っていかなければいけないと思っておりますさて地方庁の移転というのはいわゆる都市機能といいますか国が東京にいろいろ集中している機能を地方に分散していくんだそれは官もあるし民もあるわけですがやはり官が始めていかなければ民の本社機能等の移転というのはなかなか進まないという問題意識があるんだと思っておりますそこで経済界の方々にも本社機能の移転というのはやはりいろいろ経済的な合理性からいろいろ問題あるのかもしれませんがやはり地方創生の観点から粘り強く働きかけていくべきだと思うのですが政府の認識と具体的な行動の現状を伺います
37:55
お答え申し上げます地方への人の流れをつくり地方創生を進めるためには地域の雇用機会の創出が必要であり企業の本社機能等の地方への移転促進は重要な課題と認識しておりますこのため政府等いたしましては平成27年度に地方移転等を行う企業に対して法人税の減税措置を適用する地方拠点強化税制を創設したところですが令和6年3月末までに税制等の活用の前提となります地域再生法の地方活用向上地域等特定業務施設整備計画これを認定検査698件計画における雇用創出は約3.1万人となっているところでございます委員御指摘のとおり本制度の活用も含め経済界に地方移転を働きかけていくことが重要でありこれまでも制度改正のタイミング等に合わせて経団連経済同友会日本商工会議所等の経済団体の事務局に対して説明をするとともに会員企業へのパンフレットの配布や団体開放等による広報などをお願いをしてきたところでございますまた今般の令和6年度税制改正におきましては女性若者子育て世代にとって魅力ある雇用創出するためインサイドセールスなどの事業部門が使用する施設や複数大企業施設等を税制措置の対象に追加をしたところでございますけれどもこれについても経済界等に丁寧に説明し企業への周知を図ってまいります依然せよ企業の地方移転を促進していく上では企業誘致に当たる自治体に加えまして移転の主体である企業の理解が重要であり御指摘を踏まえ経済界の働きかけに引き続き努めてまいります
39:31
今御答弁ありましたようにいろいろな制度を用意していただいてこうしていくという形はあるんですがやはり今御答弁の最後にもございましたように経済界の方々のいわゆる理解といいますかそうだなやはり私たちもやはりそういう流れなんだろうなということを思ってもら うあるいは政府も一生懸命やっているからここはやはりそういう世の中にしていかなきゃいけないという思ってもらうためにはやはり会より始めようという言葉もございますがやはり政府のいろいろ地方への機関のやはり機能の移転ということを率先してやはり進めていくあるいは継続的にそういったことが実現していくというやはり姿をつくっていくということはとても大事だと思っておりますこの文化庁の移転のときは文化庁が京都に移転をし当時河野大臣が担当でありましたけれども消費者庁の徳島の問題徳島移転の問題について一部機能を移すことがありまた総務省の統計局の一部機能を和歌山県に移すというようなことはあったわけですがやはりちょっと地方から見るとまだまだ規模感とかもう少し大きく踏み出してもいいんじゃないかとそういう思いを強く持っているところでありますぜひこういったことについてはこれで終わりだとかこれでよしということではなくてやはり東京移居局集中の是正が強く求められるそして地方ではまた人口の減少が目立っているそして私の富山県でも実はこの4月から人口の100万人を切ったということで大変話題にもなっていましてそういうときやはりどうしても声が出るのはこれからの次の世代を育て育む若い世代の方々にやはり地域に残ってもらわなければ地域に魅力を感じてもらわなければならないこういうことが叫ばれるわけでありますそこで会議を始めようの姿勢で改めて各省庁に政務としても力強く働きかけていただきたいということで筑波県立学園都市をお持ちの茨城県選出の石川副大臣にお答えをいただきたいと思います
41:33
お答えいたします問題意識強く共感をしているところでございます政府関係機関の地方に移転につきましては分割料など中央省庁7機関研修機関23機関50件を対象として進めてきたところでございます立花院の御地元富山県でも医薬品医療機械医療機器総合機構をはじめとする3機関が移転取組を実施しているところでございますまたこれらの機関を対象として令和5年度に実施した総括的評価におきましては移転取組を契機とした地方創生上の効果が確認をされております一方政府関係機関の地方移転を進める上では費用抑制体制整備の観点から新規の地方移転につきましては新規の施設整備が必須ではなくデジタル技術やサテライトオフィスの活用地域による協力の有無の観点を含めまして必要性を総合的に判断していくことなどを示されているところでございます今後の対応につきましては総括的評価の結果等を踏まえまして各機関や地域の個別具体の状況に応じて検討を実施していくことになりますが引き続き東京一極集中の是正に向けて移転取組のさらなる充実を努めていくとともにデジタル分野を担当する副大臣といたしましてはテレワークやICTツールの活用などによりますデジタル社会に相応しい働き方の実現といった要請にも応えるよう知恵を尽くしてまいりたいと思います
43:09
はい よろしくお願いいたしますありがとうございました
43:39
おはようございます公明党の伊沢慎一ですすまぬ機会をいただきましてありがとうございます先ほどの橘委員の素晴らしい和歌を聞かせていただいて爽やかな気持ちで次に臨んでいきたいというふうに思っておりますまず獣医師法の改正について伺いたいというふうに思っております今回の一括法の改正というのは獣医師の届でこれをオンラインにすると都道府県経由を不要にする直接国に行きますという話でしたこれは非常に当然やるべき改正だというふうに思っておりますのでぜひ進めていただきたいというふうに思うんですが獣医師法についてはちょっといくつか他のお声もいただいておりまして少しその点について2点伺いたいというふうに思っておりますまず獣医師法の第17条2獣医師でなければ飼育動物(馬牛馬免用ヤギ豚犬猫鳥)鶏(ニワトリウズラ)その他生例で定めるものに限るの診療業務としてはならないつまり獣医師でなければ飼育動物の診療をしてはならないということになっていますこの飼育動物の定義なんですが獣医師しかつまり診療してはならないというものですけどこれ限られておりますさっき申し上げたようにまず飼育動物なので飼育されている動物じゃないとだめ野生動物は入らない実験動物マウスとかラットとかというのも入らな い動物園とか水族館の動物も入らないさらにさっき申し上げたカッコ書きで牛馬と限定列挙されていますのでたとえ飼育されていたとしても例えばこの列挙されている動物犬猫とかこういう以外のペットは実は入っていませんうさぎとかフェレットとか爬虫類とか私も家でハムスターを飼っていますけどこのハムスターはたまに獣医師さんに見ていただいていますけどでもこれ実は獣医師法17条の対象になっていないんです法復的には獣医師じゃなくても診療行為が行えるということになっていますこれは何でこうなっているんでしょうか
45:58
お答え いたします獣医師法においては畜産業の発達公衆衛生の向上等の法の目的からして獣医師でなければ診療の業務を行えない対象を動物すべてではなく家畜や愛顔動物などに限定することが適切であるためこの規定をおいているところです具体的にはその対象となる動物は畜産業の発達公衆衛生の向上等の観点からの重要性や疾病の発生状況獣医師の技術的対応能力等を考慮し選定しているところです
46:38
ごめんなさい今のはちょっと分かりにくかったのでもう一回確認なんですけれども私が伺っているのはたとえ動物の健康に取り組んでいたとしても最後は人間人の公衆衛生に関係しないと対象外だとこういう理解でいいんでしょうか
46:59
今委員から御指摘のあったとおり畜産業の発達に加えまして公衆衛生上の観点も踏まえて指定しているところでございます
47:10
つまり人間の公衆衛生に関係しないと実は獣医師法の対象外になっておりますところが実態上はこの定義を超えて獣医師というのは多くの動物に関わっていただいておりまして例えば実験動物って最近では動物福祉という観点で例えば健康管理だったり疾病の治療だったり適正な実験主義だったりとか実は獣医師にできないようなさまざまな取組も実験動物に対してもしていただいていたりとかあと動物園とか水族館でも実際は獣医師さんは勤務されていて法律上の飼育動物飼育じゃないので獣医師じゃなくても診療できるとなっているんですそうすると現場で私が聞いたのは獣医師として勤務しているんですけれども肩書は飼育員になっているとそうすると獣医免許のないほかの飼育員と待遇がほとんど差がないというような場合もあってというようなことも伺っていますさっきの人への感染が大事だという観点でも今もペットって本当にいろいろな方がいろいろなペットを飼っていらっしゃいまして多様化していまして例えばこれまでだったら野生動物というふうに思っていたものがこれがもう家で飼われているというようなケースもありますそれが公衆衛生上の問題につながる場合も私容易にあるんじゃないかというふうに思っておりますのでそう考えると獣医師の現場実態今の状況に合わせてもうちょっとこの対象動物の限定列挙というのは考え直していくべきじゃないかと思いますがいかがでしょうか
48:51
獣医師法第十七条に規定する獣医師でなければ診療を業務とすることができない飼育動物は畜産業の発達公衆衛生の向上等の観点から疾病の発生状況等を考慮して規定されてきたところでございますこれまでも平成4年になりますが畜産業における重要性やさらには公衆衛生の観点から本法律においてうずらを政令においてオウム化をはじめとする小鳥産化を追加しております今後とも社会情勢等を踏まえ対象動物について判断してまいりたいと思っております
49:31
この社会情勢に踏まえて判断するというのが本当に迅速に対応できているんだったら問題ないと思うんですがちょっとやはり時間も当然かかっていくんじゃないかというふうに思っておりますしさっき申し上げたようにそもそもの飼育 動物という観点を超えて今獣医師の皆さんが頑張っていただいていますのでやはりこの実態に合わせた取組法律の整備というのはしっかり私はやっていくべきじゃないかというふうに思っております次に環境省も来ていただいておりますので今度は動物愛護管理法との関係について伺いたいというふうに思います2019年に動物愛護管理法が改正をされました獣医師の役割がだいぶふえました例えば犬猫を繁殖させる際にはまず獣医師がちゃんと健康診断をするとこの犬ワンちゃん猫ちゃんで繁殖してもいいですよというのを一応お墨付けを与えるとかあるいは41条では獣医師による動物虐待の通報義務化というようなものも規定もされておりますこの動物愛護管理法での愛護動物の定義というのは先の獣医師法の飼育動物より広いです全然広いですどう変えてあるかというと哺乳類鳥類爬虫類に属する動物というのもだから入ってくるということにだから哺乳類全体になりますここでうちのハムスターも入ってくるわけですけどまたさらにこの動物及びで続くのは飼い主の有無にかかわらない全ての牛馬豚綿羊ヤギ犬猫家うさぎ鶏家葉とアヒル飼い主の有無にかかわらないなので野生動物全部ここで対象になっているわけです動物愛護の観点でいうとこの広い対象動物に対して獣医師の役割がいろいろな条文で規定はされているんですただこの獣医師の指導的な役割というものがはっきりと明記されていません例えばどういうことかというと例えばペットの販売業者さっき申し上げたような犬と猫の繁殖を行うという際には獣医師が健康診断繁殖の適否というのを診 断することになりますところが例えばこの動物取扱業者が獣医師を雇用している場合雇用している獣医師が判断するという場合もあるのでそうすると雇い主と労働者の立場になるわけですそうなったときに適正に獣医師の役割が発揮できるのかという心配の声もありますがここはいかがでしょうか
52:04
お答えいたします動物愛用管理法におきましては犬猫等販売業者は獣医師等との適切な連携を図らなければならないと規定されておりまして具体的にはかかりつけの獣医師を確保させるということなどが想定されますまた同法に基づく省令におきまして議員御指摘のとおりですけれども犬猫等販売業者等は販売するために犬または猫を繁殖させる場合に獣医師による健康診断等の結果に従い繁殖に適さない犬または猫の繁殖をさせてはならないそういうふうに規定をしております獣医師が動物取扱業者の取扱う動物を診察する際に当該獣医師が動物取扱業者に雇用されているか否かにかかわらずですね適正な診断がなされるそういうふうになるべきというふうに考えてございます
52:58
今の答弁はあれですよねつまり政府の立場としてはしっかりとこの獣医師の位置づけというのはしっかりしたもんなんだというふうに政府としても思っているということでよろしいですねわかりました ありがとうございますありがとうございましたそれじゃあ次の質問に移りたいというふうに思います今回の法改正の一つで保育教諭の資格の特例措置の延長というのがございましたこれは子ども園で働く保育教諭というのは幼稚園の教諭の資格と保育士の資格の両方が必要とこれ平成27年度に制度ができてただ現場では1個しか持っていない方が多いので5年間の有用期間 がありました5年間の間にできれば資格を取ってねということだったと思いますが5年たって一方しか資格のない方はまだまだたくさんいらっしゃった待機児童解消の動きもあったということで1回5年間延長しました5年たって今回また3回目の
53:55
3回目の5年間にしようということだと思います私は延長することは賛成です私も現場からずっと言われて子ども家庭長にも私自身もお願いもしてきたし保育の現場の質の向上もやらなきゃいけない一方で現実問題として人手不足があるという中でちょっと資料1を配りしていると思いますが見ていただければと思いますがこの資料を見るとこの上の下の緑のところは両方持っている人なんですけど上の2つが片方しか持っていない人これ平成29年から作ってもらってますが足し合わせると保育のみあるいは共有免許のみというのが29年は6600と2200で足して8900ぐらい平成30年は9600人31年1万人次は1万2000人ちょっとですかねというふうにどんどん実は増えているんですね一方の資格しか持たない人が減るどころかこの理由を伺いたいというふうに思います
55:03
お答え申し上げます今先生からお示しいただきましたとおりこの養護連携型認定子どもへの勤務する保育共有のうち今どちらかの免許あるいは資格しか持っていない職員というのは増加傾向にあるということでございますこの理由といたしましては保育所や幼稚園からこの養護連携型認定子ども園に移行するというのが増えておりまして施設数が平成29年から令和4年の5年間で3618施設から6475施設に増加をしているということがございますこれに伴いましてその認定子どもへ勤務する職員の数というのも約82000人から約151900人増加をしているということでございましてこれに伴って先生からお示しいただいたように片方の免許あるいは資格しか持っていない職員というものが増えているという状況でございますただ一方で全体に占める割合ですね両方の免許を併用しているという人の割合というものは減少しているという状況でございます
56:17
2つの資格2つを持つ1つから2つに変わっていく人はじわじわと増えているということですよねじわじわとですので今後5年間延長したら今度こそ大丈夫でしょうねという話なんですが一方の資格を持っている人がもう1つ資格を取るためには要件があります1つは一定の勤務経験がある3年間さらにその上で一定の単位を取得する8単位これ大体聞くと1年から1年半かかるというふうに言われていますこれでちょっと伺うのは例えば保育を実際に保育士やっていました自分の子育てで1回やめました終わって落ち着いたのでだいぶもう年も取ったけど再度復帰しました人手不足なんで経験もあるし十分あるしベテランですそれが今更また勉強して資格を取らないといけないのというふうに言われる新人の方ならまだしも誰よりも保育現場をわかっていて子育ても経験していてそういう方で年をいっているけど頑張ろうと思っている人が1年半これから勉強してくれというとなかなか大変じゃないかと思っていますここだから資格をもうちょっと取りやすくする環境整備というかこういうものも併せて考えていただきたいと思いますがいかがでしょうか
57:32
お答え申し上げます先生から御指摘いただいたとおり既に勤務経験年数が豊富な方につきましてはこれは令和5年4月から一定の勤務経験に応じて大学等における資格の取得単位数を軽減しているもともとの特例としては8単位必要であったところを6単位に軽減して緩和を図っているというところでございます
58:09
いろいろ工夫もしていただいておりますこれで終わりますが根本的な問題はやはり人手不足や処遇改善もしっかりと進めていく中で人材が集まっていくようなこういうことが大事だと思いますので引き続きよろしくお願いしたいというふうに思いますありがとうございました
59:04
立憲民主党の坂本雄之介でございますそれでは質問をいたします安倍政権下で町人仕事創生本部が設立され地方創生の取組が進められてきましたが木田政権に代わり町人仕事創生はデジタル田園都市国家構想と代わりそして今国会冒頭の岸田総理の施政方針演説からはデジタル田園都市国家構想は消えましたデジタル田園都市国家構想は岸田政権の目玉政策重要政策ではなくなったということでしょうか岸田政権にとってデジタル田園都市国家構想とは何だったのかお伺いをいたします
59:54
お答え申し上げます委員今御指摘いただきましたように政府におきましては2014年から町人仕事創生本部の下で地方創生の四つの柱でございます地方に仕事をつくる人の 流れをつくる結婚出産子育ての希望をかなえる魅力的な地域づくりこうした柱に沿って政策を推進してきたところでございますその中で各自治体におきましては国が行う交付金などの財政支援それから地方への人材派遣などの人的支援情報支援こうしたものを活用し地域課題の解決に向けたさまざまな取組が進められてきているというところでございますこのような人口減少ですとか東京圏の過度な局集中の実践に向けた取組の一方で急激な人口減少や高齢化など厳しい状況に直面している自治体も出てきているということでございますこのため地域の行政サービスの維持向上ですとか産業の活性化をいかに進めていくかが地方創生の新たな社会課題となっているということでございますそうした中でIoTですとかAIこうしたデジタル技術の活用がこうした社会課題の解決に役立つ手段というふうになってきておりますそういう意味でこのデジタルの活用により地域社会の生産性利便性を向上させ地域の魅力化が高めることができるというふうに考えてございますこうした考え方のもとで現在デジタル田園都市国家構想総合戦略に基づきましてデジタルを活用した地方創生の加速化進化を推進しまたデジタル田園都市国家構想交付金により従来から進めております各自治体が行う地方創生の取組の支援に加えまして各自治体が取り組むデジタル実装への支援を行っているということでございます以上
1:01:39
今御説明をいただきましたけれどもそれらのすべてがしっかりと着実に進展をしたのでしょうか総理の地方に対する思いも大切でありますけれども私はその思いつきだけで地方を振り回すのはやめていただきたいと思っております国が地方の意見も聞かず一方的に押し付けるのではなくて地方が何を国に求めているのかそして地方からよく聞きよく理解して地方が真に必要とされている政策を行っていただきたいと思いますさて平成5年の衆参両院における地方文献の推進に関する決議から30年提案募集方式の導入から10年が過ぎましたしかし現在の地方文献改革の推進状況を見るに私が市長を務めていたときに期待し思い描いていたようにはならず今やその推進の勢いはほとんどなくなってしまっており大変残念に思っておりますむしろ特に岸田政権以降地方に対する配慮もなく地方を国の下請期間であるかのような対応が目立っており地方と国とは対等な関係から地方文献改革以前の上下主従の関係に戻りつつあるのではないかと危機感を覚えております昨年のマイナーポイントに伴うマイナンバーカードの発行業務マイナンバーの送店券そして現在進められている健康保険証の廃 止に向けたマイナー保険証への対応や定額減税に関わる諸々の対応など岸田総理の都合で地方自治体には大きな負担がかかっておりますさらに昨日総務委員会で採決された地方自治法改正法案も同様でありますこれらは全て現在の岸田総理岸田政権の省に対する考え方認識の現れではないかと私は考えておりますこのような地方文献に逆行し省と国の関係を上下主従の関係に戻そうとするような状況について地方文献改革地方創生を担当する大臣としてどのようにお考えになっているか 自民大臣見解を伺います
1:04:04
お答えいたします地方文献につきましてはこれまで委員会による勧告を踏まえた取組や地方の発意に基づく提案に意気をした取組などによりまして権限の異常や 規制緩和などが着実に進められたと認識をしてございますこれらの取組により住民に身近な行政はできる限り地方自治体が担うことが基本となり特に住民に身近な福祉や子育て等の分野におきましては地域の実情に応じたきめ細やかな政策が実施されるなど住民サービスの向上につながったものと考えてございます今後人口減少や少子高齢化などさまざまな課題に直面する中で持続可能な地域社会を実現するためには地方自治体の力をしっかりと活かしていくことが重要だと考えてございますそのためには地方が自らの発想とまた創意工夫により課題解決を図りそして質の高い行政サービスを実現する上での基盤となる地方分権を着実に推進することが慣用であり引き続き地方の自主性そして自立性を高める取組を着実に進めてまいりたいと考えてございましてその際にも信頼と対話ということが大変重要だと考えてございます
1:05:32
まさに大臣がおっしゃるようにしっかりと進めることができるのかどうか地方自治体の職員も総理の都合で仕事をしているわけではありませんそれぞれに日々やるべき仕事がある中で国からのこともやらなくてはならない自治体の職員も志を高く持って日々の職務に当たっています国からの急な指示でも困難な指示でもそれが真に市民のためになるのであれば納得してその業務に臨んでいただいているものだと考えておりますしかし来月の定額減税に関わる諸々の対応については経済対策の是非は別にして一律の定額給付につれば負担は少なく済んだものを総理が増税批判を恐れ定額減税にしたことによって非課税世帯への対応や減税しきれない方への対応など定額給付であれば必要ない複雑かつ余計な業務が発生しているのではないでしょうかさらにここにきて減税額の給付 明細への記載を義務づけるといったことまで生じていますその上一部報道では解散総選挙に向けた選挙対策ではないかとも言われていますこのような岸田総理の自己都合としか言えないようなことで全国の自治体職員に大きな負担がかかっています私は2月7日の予算委員会で定額減税に関わる対応の件で同様の質問をいたしましたがその際進路大臣からも簡易に算定できるシステムをつくって自治体に配付していると説明がありましたが私が申し上げたいのは業務負担を軽減できるかということではなく岸田総理そして政府が地方と国との関係をどう認識していくかということであります私の認識とすれば先ほども申し上げましたが岸田政権内には地方と国は対等であるとか地方は国の下請け機関ではないという認識が結成しているのではないでしょうかそしてその認識が現在の政府の地方文献改革に対する姿勢に表れているのだと私は思います今回の第14次地方文献一括法案ですが法案の改正項目としては制度の改善や行政の効率化などに資するものではありますが個性を生かし自立した地方をつくることにつながるようなものになっていると言えるのでしょうか自民大臣から御見解をお伺いいたします
1:08:16
お答えいたします平成26年6月に地方文献改革有識者会議におきまして地方文献改革の総括と展望を取りまとめ地方文献改革のミッションとして委員御指摘の個性を生かし自立した地方をつくるを掲げ地方の発揮と多様性を重視し提案募集方式を導入することといたしました累次の提案募集方式及び文献一括化法におきましては地方に対する権限移情やあるいは事務処理の改善を含めた規制緩和を推進をしてきたところでございます今回の文献一括化法でございますが8事項9法案法律におきまして事務処理の改善を含めた規制緩和を図るものでありますがこうした規制緩和の取り組みにより地方における事務処理が改善され地方の現場で実際に困っている具体的な支障を解消するなど住民サービスの向上につながることから地方文献改革において意義を有していると考えてございます今後とも提案募集方式の充実等を通じまして委員御指摘いただいてございますが個性を生かし自立した地方をつくるための取組を着実に進めてまいりたいと思ってございます
1:09:41
私はまだまだ不十分だと思っておりますこれからもしっかりとただしてまいりたいと存じますそれでは時間の都合でいくつか質問を飛ばさせていただいて次に国都道府県又は建築主事を置く市町村の建築物の計画通知に対する審査検査等に係る指定確認検査機関の活用について質問させていただきますこの改正について大規模災害時に対応が困難になることを挙げて改正するとのことですが改正後は大規模災害時であるかは関係なく市も含め民間の指定確認検査機関が審査検査ができるようにな ります平成11年に指定確認検査機関による建築確認が開始されている以降その件数は増加しており令和3年度においては建築確認の9割を超える件数が指定確認検査機関によって行われているとのことでありますこの法案が成立すれば国都道府県建築主事を置く市町村の建築物の多くも今後指定確認検査機関によって審査検査が行われることになる可能性があると考えております一部に指定確認検査機関の業務改善命令などの事案も発生しております私は今回の法改正の平時も含めて一度に全て国都道府県建築主事を置く市町村の建築物の審査検査を民間の指定確認検査機関に開放することにはもう少し慎重であるべきではないかと考えておりますまずは市町自由にもある大規模災害時など特に建築主事だけでは審査検査に困難がある場合に限って指定確認検査機関による審査検査を可能にすることとしてさらなる活用の拡大については今後必要性を見極めながら進めていく方が良いのではないかと考えますがいかがでしょうか国土 交通省から答弁をお願いいたします
1:12:01
お答えいたします今般の建築基準法改正の提案につきましては災害時のみならず老朽化した公営住宅団地の建て替えなどに伴い計画通知に関する業務量が一時的に増大し建築主事による計画通知案件の審査検査が困難になるとの懸念が複数の地方公共団体から示され指定確認検査機関による計画通知の審査検査を可能としてほしいとの提案があったことから措置をするものであります令和4年度における建築確認のうち指定確認検査機関による建築確認の割合は93%に至っておりまた計画通知案件と同程度の規模用途の建築物に関する建築確認係数も相当数含まれていることから審査能力という観点からは指定確認検査機関による適正な審査が可能と考えております今般の改正によりまして計画通知に係る円滑な審査検査が可能になるとともに建築主事が監査違反是正処分など行政職員でなければ行うことができない他の業務に注力することも可能になるものと考えております一方でご懸念の建築主事の確保や議事力維持向上こういったことは大変重要な課題 深刻な課題と受け止めております国土交通省におきましては昨年度建築基準適合判定資格者検定いわゆる建築主事の試験でございますこれの受験要件の見直しや二級建築主事制度といった新しい制度の導入に取り組み建築主事の確保を図るとともに建築主事の技術力の維持向上を図るために国土交通大学校における建築確認などに関する実践的な研修の実施こういったことに取り組んでいるところでございます引き続き適正な建築行政の確保に取り組んでまいります
1:13:52
ぜひ慎重に取り組んでいただきたいと存じますでは次の質問に移ります地方文献改革有識者会議が令和5年12月15日に出している地方文献改革の今後の方向性についてによりますと地方文献改革は個性を生かし自立した地方をつくるべく段階を追って地道に積み上げていくべき息の長い取り組みであるとされていますしかし現在のペースで地方文献改革を進めていたらいつになったら地方は個性を生かした地域づくりができるよう自立させてもらうことができるのでしょうかまたこの有識者会議の資料では個性を生かし自立した地方をつくるためにはその基盤となる地方税財源の充実確保が必要不可欠であり地方税財源の充実強化に向けた不断の取り組みも推進されるべきであるともされていますが政府は地方への税財源の移情も進めるつもりはあるのでしょうか今年は地方創生の取り組みが始まって10年目の締めの年です4月24日民間の人口戦略会議が新たに消滅可能性自治体に関する文献結果を公表しましたこの人口戦略会議で副議長を務めた増田博弥氏は同日の記者会見で少子化の基調は全く変わっていないと指摘しておりますがそれだけでなく東京への一極集中も是正されませんでした10年前私は地方創生は地方文献とセットでやらなければいけないと訴えましたが政府は地方集権のもとでの地方創生を推し進めてまいりましたそして結局はこの10年間地方創生の名のもとに多額の税金をつぎ込んだものの地方を再生することはできなかったのではないでしょうかまたこの10年間の政府主導の地方創生の取り組みは結果として自治体同士が子育て世代を奪い合うという事態をも生み出してしまいました政府主導での地方集権のもとでの地方活性化再生はできなかったということが証明されたものだと思っていますがるる申し上げましたけれどもこれまでの10年間の地方文献改革や地方創生の取り組みへの反省も踏まえて次の10年間で真に個性を生かし自立した地方が実現できるよう地方文献改革をしっかりと行い権限・税財源を地方に移譲していくべきと考えますがいかがでしょうか自民大臣答弁をお願いいたします
1:16:42
お答えいたします地方文献は地域が自らの発想と創意工夫により課題解決を図り質の高い行政サービスを実現するための基盤であると考えてございます平成26年以降提案募集方式を通じまして地方の現場の声からいただきました具体的な提案を受け規制緩和やあるいは権限の移譲を進めてきたところであり着実に成果を積み重ねていると認識してございます一方東京移居局集中の是正あるいは少子高齢化の振興など地方を取り巻く情勢の変化への対応が引き続き緊迫した状況の中で求められていると認識してございましてそのためには持続可能な地域社会の実現に向け地方自治体の力をしっかりと活かしていくことが重要であると考えてございます個性を生かし自立した地域をつくるためには地方自治体が住民のニーズに的確に応えつつデジタル変革への対応などさまざまな行政課題に対して行政サービスを安定的に提供できるよう地方が自由に使える財源をしっかりと確保することが大切であると認識してございます昨年12月には提案募集方式を導入して10年が経過したことを契機をいたしまして有識者におきまして地方文献改革の今後の方向性についての取りまとめがなされたところでありこの御提言も踏まえつつ地方文献改革の取組を着実に進めてまいりたいと考えてございますまた委員からも度重なって問題意識も受けてございますが地方創生についてもその取組が始まって10年という節目でございます地方創生の取組の振り返りを行い来月6月をめどになりますがお示しをするべく作業を進めているところでございます引き続き地方の自主性そして自立性を高めることができるようこれからの取組をしっかりと進めてまいりたいと考えてございます
1:18:54
ぜひ取組の今までの反省も踏まえて権限・税剤限をしっかりと地方に 移情していただきたいと存じますそれでは次に地方文献一括法案からは離れますが新たな経済に向けた給付金定額減税一体措置に係る低所得者支援及び定額減税補足給付金について質問いたしますまずこの措置の減税以外の給付金について地方創生臨時交付金が使われているとのことですがなぜでしょうか 地方創生の取組とどのような関係があるのでしょうか大臣御説明をお願いいたします
1:19:38
お答えいたします 昨年十一月の経済対策におきまして住民税非課税世帯に対しましては一世帯あたり三万円を目安に支援を行ってまいりました重点支援地方交付金により追加で給付を行い均等割のみ課税世帯や低所得の子育て世帯定額減税しきれないと見込まれる方に対しましても地方の実情に応じて支援を行えるよう重点支援地方交付金による対応中心とするとされてきたことを受けまして給付については重点支援地方交付金を活用して実施をしているところでございます人員上昇が物価高に追いついていない国民の皆様の負担を緩和するため地方自治体が地域の実証に応じてきめ細かく給付金をお届けしまた地域経済や住民生活を支援することは地方創生につながるものだというふうに考えてございます
1:20:43
低所得者支援の必要性は認めるといたしましても私はここで地方創生臨時交付金を充てることに問題があるこのように指摘をさせていただいております政府の地方創生とはその目的をもう見失ってしまったのではないかと私は感じておりますこのように指摘をさせていただきます次に定額減税しきれないと見込まれる方への給付対応について伺いますお配りしている資料をごらんくださいここの方たちには定額減税しきれない部分を調整給付として給付金を充てることで対応するという仕組みになっておりこの調整給付につきましては自治体の事務負担などを踏まえ差額を1万円単位で切り上げて給付するとされていますがここに大きな問題があると考えておりますわかりやすい例として単身者を前提としますと所得税と住民税の控除不足額の合計が2万円の場合には調整給付額は2万円になりますしかし控除不足額が1万1000円の場合も1万円単位で切り上げて算出するため調整給付額は2万円になりますまた控除不足額が1万9000円であっても同様に1万円単位で切り上げて算出するため調整給付額は2万円になりますつまり1円でも税額控除できない 波数が生じると切り上げて1万円の給付を受けることになりますしたがって所得税と住民税の控除不足額の合計が2万円の方は減税2万円と調整給付2万円で今回受けられる支援の総額は4万円になりますが所得税と住民税の控除不足額の合計が1万1000円の方は減税が2万9000円と調整給付2万円で今回受けられる支援の総額は4万9000円になります所得税と住民税の控除不足額の合計が1万9000円の方は減税が2万1000円と調整給付2万円で今回受けられる支援の総額は4万1000円になります今回の仕組みでは低額減税しきれないと見込まれる方については所得税と住民税の控除不足額の合計の1万円未満の部分の金額次第で最終的に受けられる支援が最大で4万9999円になるとのことですこのような今回の仕組みにつきまして公平性の観点からも税金の使い方という観点からも大変問題があると思いますがいかがお考えでしょうか政府のお考えをお伺いいたします
1:23:33
お答えいたします政府といたしましては低額減税しきれないと見込まれる所得水準の方々にも低額減税等とのバランスにおきまして可能な限り公平な支援となりますよう給付を行うことといたしまして簡素迅速適切の3つの観点でバランスのとれた仕組みとなるよう検討を行ってまいりましたその際仮に厳密に減税しきれない額を給付するとの考え方に立てば令和7年3月の確定申告書情報等で明らかとなる減税実績を踏まえて給付額を計算する必要があり給付が令和7年以降と遅くなることになりますしかしながら本措置はむしろぶっかたかに対応し過小分所得を増やす目的で行うものでございますこのため自治体におきまして令和6年中に入手可能な情報これはつまり令和5年分の所得税額等をもとに減税しきれないと見込まれるおおむねの額を1万円単位で本年6月以降で前倒しで給付することといたしましたこれによりまして迅速な給付が可能となりまた支給申請や給付に際しまして住民や自治体職員にとっても事務負担の少ないより簡素でわかりやすい仕組みといたしたものでございます政府といたしましては引き続き迅速に対象者へ支給金給付金をお届けすべく自治体をサポートしてまいりたいと考えております
1:25:04
はい 時間がまいりましたので残った質問に対してはまた次回に質問をさせていただきたいと思いますありがとうございました
1:25:45
立憲民主党所属の藤岡貴雄でございます本日も地元の都知事権第4区の皆様に感謝を申し上げまた質問の機会を与えていただきました先輩関係閣議に感謝を申し上げまして質疑に入らせていただきたいと思いますまず本法案について自民大臣にお伺いします地方へのいわゆる権限以上というよりも事務負担の軽減などが中心となっておりますけれどもこうした点文献との関係について改めてこの見方受け止めについて御答弁をお願いしたいと思います
1:26:20
お答えいたします地方文献改革の取組として行ってございます提案募集方式におきましてはこれまで地方に対する権限以上や事務処理の改善を含めた規制緩和を推進してきたところでございます近年は規制緩和を求める提案が多くございまして今回の文献一括法では