21:05
(会議を終了します)(咳払い)(おわり)
21:50
(咳払い)これより会議を開きま す。農林水産関係の基本施策に関する件について調査を進めます。この際、お諮りいたします。本件調査のため、本日政府参考人として、農林水産省大臣官房総括審議官宮浦浩治君、大臣官房技術総括審議官河合豊彦君、大臣官房危機管理政策立案総括審議官松尾弘典君、輸出国際局長水野正義君、農産局長平方裕作君、経営局長村井正近君、農村振興局長永俊彦君、林野町長官青山豊久君、水産庁長官森武君、警察庁長官官房審議官和田香織君、消費者庁食品衛生技術審議官中山智則君、総務省大臣官房審議官河合昭君、出入国在留管理庁審議官福原美超君、財務省大臣官房審議官中村英政君、大臣官房審議官山崎裕君、国税庁課税部長田原芳幸君、厚生労働省大臣官房危機管理・医務技術総括審議官森光晃君、大臣官房審議官鳥居陽一君、大臣官房審議官増田志郎君、環境省大臣官房政策立案総括審議官大森慶子君、大臣官房審議官前田光雄君、自然環境局長白石貴雄君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。御異議なしと認めます。よってそのように決しました。質疑の申し出がありますので、順次これを許します。
24:08
立憲民主党の金子恵美でございます。今日の農林水産委員会は、定則数に達することが時刻通りにできず、若干遅れてスタートをしたということは、極めて残念なことだと思います。我々農林水産委員会での議論は、当刃を超えて、今までさせていただいてきました思いは同じだと思います。ただし、今回の食料農業農村基本法の改正案の議論については、なかなか心一つにできなかったことが残念だと思っています。昨日、参議院の農林水産委員会で、今申し上げました食料農業農村基本法改正案が可決されました。本日の本会議で可決成立となる見通しであります。10時からの本会議の開会予定というふうに伺っております。さらに大変遺憾であることは、国民的議論は展開されなかったということだと思います。今も、さまざまな方々と私は地元に帰りましたら、意見交換させていただいていますけれども、もちろん私からはいろいろなところで、この基本法プラス3法案につきまして、説明をさせていただいていますけれども、政府からの説明というのはなかなかされていなかったこととか、そしてもっともっと多 くの方々に、この大切な食料安全保障に係る基本法の改正については、もっとたくさんの方々を巻き込んで、やはり審議がなされればよかったという、そういう声を聞いているところであります。一言で言えば、私は生産者から消費者までの国民の皆さん、不在で今回の基本法の改正がなされているということだと思いますので、そこのところ、しっかりと私は受けとめてほしいんです。大臣。そして、その上で成立してしまうのであれば、これからしっかりと計画の策定ということになっていくわけですから、そこのところにもしっかりと様々な配慮をしていただきたいと思います。1月でやっています3法案の審議はまだ参議院で残っておりますので、そこの部分でも仲間が頑張ってくれることだと思っています。5月の23日の日の新聞に農政モニター調査の結果が掲載されておりましたが、岸田政権の農業政策を大いに評価する、どちらかと言えば評価するが19.8%、どちらかと言えば評価しない、全く評価しないは70.4%、評価しないと答えた理由は生産資材などの高等対策43.3%、基本法の見直しが37%、米政策35.6%などとなっています。このような数字を見ても、現農政に対しての厳しい声があるということをぜひお認めいただきたいと思います。このような中、本日は皆様御存じのとおり御案内があると思いますけれども、全国農業委員会会長大会が開催されます。大会前に私も福島県選出の国会議員団と福島県農業会議の皆さんと、大変短い時間ですけれども、懇談会が開催されることになって出席を求められているところでもあります。本来であればその懇談会の後に、ここで質疑をさせていただければ、皆さんの声というのを反映させながら質問させていただけるのですけれども、いろいろなものを前提として質問させていただきたいと思います。そこで平成27年、2015年の農協法の大改正と合わせて、農業委員会制度も大きく改正されたわけであります。その改正から、もう当に5年以上が経過していると。この5年以上と申し上げたところは、農協法等の改正法の不足、検討条項があります。第51条、政府はこの法律の施行後5年を目途として、組合及び農林中央均衡における事業及び組織に関する改革の実施状況、農地等の利用の最適化の推進の状況並びに、この法律による改正後の規定の実施状況を勘案し、農業協同組合及び農業委員会に関する制度について検討を加え必要があると認めるときは、その結果に基づいて、必要な措置を講ずるものとなります。この間の農業委員会制度の評価と課題について、政府としてどのように認識しているのかお伺いしたいと思います。
29:07
農業委員会につきましては、平成27年に農地利用の最適化を進める現場活動を強化する観点から、農地集積、有給農地解消等の最適化活動を必須業務とするとともに、現場活動を積極的に行うため、農地利用最適化推進委員を新設する等改正を行ったところです。この改正後、実際の現場活動といたしまして、有給農地を解消しながら農地集積を進めた事例や、新規収納の促進に取り組んだ事例等、いろいろな成果を聞いているところでもあります。制度改正が農業委員会の農地利用の最適化を進める現場活動の強化に寄与したものであるというふうに評価をしております。現在、農業委員会におきましては、特に地域計画の策定に向けて大変なご苦労をいただいております。心から感謝をし、敬意を表するところでございます。市町村、そして農地バンク等の関係機関とも連携をし、今後も地域の実情に応じた現場活動を行っていただきたいと考えているところでございます。
30:26
次の 質問なんですけれども、恐らく今日の全国農業委員会会長大会におきましても、様々な要請が出てくるというふうに思っています。基本法や地方性地域計画など、農業委員会の業務に係る施策をはじめ、食料農業農村基本政策の具体化に向けた政策提案がなされるというふうにも聞いています。その中で、農業委員と農地利用最適化推進委員の平存配置の見直しについても要請があるというふうに伺っているところでございます。今、大臣は本当にご苦労をされていらっしゃる現場の声にも寄り添っていただくような、そういうお言葉をくださったわけでありますので、ここについてもしっかりとご検討いただきたい点でございます。この平存配置につきましても、この制度改正の際に設けられたわけでありますけれども、農業委員会の現場では、委員と推進委員の立場や役割等の違いから一体的な運営に支障が生じているという声があるということでございます。これに関連いたしまして、昨年の9月15日付の全国農業新聞の記事では、当時坂本大臣が会長であった、今も会長でいらっしゃるのでしょうか、自民党の農業委員会等に関する銀行和解において、この平存配置が商定になりまして、そこで農業委員会組織からは、制度を見直し、効率的な運営を行えるよう求められたというふうに報じられています。その新聞の記事を私も確認 させていただきましたが、全国農業会議所の国会長は、私が承知する限り、農業委員と推進委員が平存する制度を導入したことで、ああよかったという話を聞いたことがないと強調されています。そして続けて、是非、典庇に、制度を見直して、農業委員会の効率的な運営に努めるようにしていただきたいと訴えたということであります。もちろん坂本会長、この交換会の会長は、国会長の意見を重く受け止めたいと述べたということであります。ただ、今おっしゃっていただいたことも関連していると思いますが、一方で地域計画の策定を進める中で、新たにこの問題が出れば現場が混乱する可能性があるとして、農業委員会組織の意見も踏まえながら、今後の対応を検討していく考えを示したというふうにも、その記事の中では記載されているわけでありまして、ここで、もちろん、交換会の会長として議論をしてきた経緯を踏まえまして、この平存配置の在り方、見直しの必要性、そして必要ならば、その方向について、どのような見解を今、大臣で得られます、坂本大臣はお考えになられているのか、その見解をお伺いしたいというふうに思います。改めて、農水省の見解、そして大臣、当時、あるいは今かもしれませんが、その交換会の会長としてのお考えもお聞かせいただきたいと思います。
33:54
現行制度下の下で、農業委員会と農地利用最適化推進委員が連携をいたしまして、実際に農地利用最適化活動の成果も上げていただいていると承知をしております。農業者が高齢化、そして減少化する中で、現場活動によりまして一層取り組んでいただくことが重要であると考えております。一方、農業委員会系統からは、委員おっしゃいましたように、農業委員と農地利用最適化推進委員の立場や役割等の違いから一体的な運用に支障が生じているといった意見もいただいているところでございます。農業委員会の運営状況は、現場ごとに様々であると考えますが、農林水産省としては、まずは農業委員と農地利用最適化委員が総力を挙げて、本年度末期限に向け地域計画の取組推進をしていただきたいというふうに考えております。私も全国農業会議所の国会長から、再三にわたりまして、この平均配置の見直しを訴えられております。国会長に対しましても、今の地域計画の策定がある程度、営業が経ってから様々なことを考えていきましょうというようなことをお答えしているところでございますので、今後も皆様の声を聞きながら検討してまいりたいというふうに思っております。
35:24
ありがとうございます。重要なことをおっしゃっていただいたと思いますが、それでは地域計画が一段落したらば、しっかりと見直しをしていく、その必要性については、大臣は受け止めているということでよろしいですか。
35:47
地域計画で様々な課題もまた見えてくるというふうに思いますので、そういったものを踏まえて、皆さんたちの意見を聞きながら検討してまいりたいというふうに思っております。
35:58
国会長の方から、もう再三この件については、しっかり見直しをせよという声があるということは、受け止めていらっしゃるということでありますから、実際に現場の声を聞いてということで、いろんな方々のお声を聞いてということになれば、見直しをしていく必要性なんだろうと思います。ただし、今の段階では、その方向性についてはおっしゃることはできない状況だということだというふうに理解をさせていただきましたが、ぜひご対応を、どちらの対応にしても、どのような形で見直しをしていくのか、この平存配置自体がだめなのか、あるいは今の状況を、例えばもっとさらなる支援をしていくことによって続けていくのか、それも含めてのご検討をこれからしていただけるものとなっていけばと思います。これからしていただけるものだと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。先日の委員会で農信法等改正案に対して、前回一致で二位決議をし、その一項目で市町村の農政関係部署及び農業委員会事務局の人員をはじめとした現場の整備のために必要な支援措置を十分に講ずることを政府に要請したわけでございます。この件については、この委員会の中でもいろいろな委員の方々が質問をしていらっしゃったと思います。この事務局体制をしっかりと改善していかなければいけないというわけで、地域計画を今作っている状況で苦労している、そのとおりなんで苦労しているからこそ、本当であればもっと先に早くしっかりと事務局体制を整えて差し上げることが必要だったのではないかと思っていますが 、現段階でこの問題意識を持ちながら、どの程度把握していらっしゃるか、どんな状況であるかということ、そしてまたそれに答える形で、必要な支援措置としてどのような支援を行うことを検討しているのかお伺いしたいと思います。
38:03
農林水産省では毎年10月の時点におきまして、事務局職員をはじめとした農業委員会の体制に関する調査を実施しております。令和5年10月時点における農業委員会事務局職員の平均人数は4.8人、そして1000人職員がいない農業委員会は全体の4割というふうになっております。また農業委員会系統からは、事務局体制の強化が必要であるという声をいただいており、農林水産省といたしましても、農業委員会が農地利用の最適化活動という重要な役割を担っていることから、それを支える事務局の業務が少しでも円滑に進められるよう、さまざまな取組工夫を講じていくことが必要であるというふうに考えております。事務局体制整備に関しましては、従来から農業委員会交付金によりまして、事務局職員の人件費等の支援を行っていますが、令和4年度から農地利用最適化交付金により、臨時職員の雇用など事務費にも活用できる よう運用改善を行ったところです。この他にも、タブレット端末の配布によるデジタル化を通じた農業委員会業務の省力化、また、都道府県農業会議による農業委員会相互の連絡調整巡回等による指導、助言等といった他の機関からのサポートなどの取組を進めてまいります。今後も現場の声を聞きながら、農業委員会の活動に必要な支援をしっかり進めてまいりたいというふうに思っております。
39:52
すいません。私のお聞き方がいけなかったかもしれませんけれども、把握をしっかりとやはりすべきだということを申し上げさせていただきまして、その件につきましては、意見を聞くといっても、例えば、5月9日の参考人質疑の際には、全国農業会議所の稲垣さんからは、今回の改正に直結する問題であり、ぜひ国会の先生にお願いするしかない問題と認識していることでございますが、といって、前沖吉、それは、市長、先ほども申し上げましたが、市町村農政の推進体制の問題、市町村農政部署と農業委員会の事務局職員の抜本的強化についてでありますとおっしゃっています。そして続け て、全国1696農業委員会の職員の平均は4.8人、中央地は4.0人、うち4割の委員会には1000人職員が1人もいないという状態、県務で回しております、というようなことをおっしゃっていて、この件については、もう農水省は把握をしているわけなんですが、数字だけではなくて、じゃあどのような問題点が本当に出てきているか、現場に例えば足を運びながらいろんなヒアリングをしていくことも含め、私はもちろん全国農業会議所からの意見聴取というのも重要でありますけれども、直接ご覧になっていくということも重要かと思いますが、いかがでしょうか。
41:28
先ほども言いましたように、今各1609それぞれの農業委員会で地域計画をつくるために大変なご苦労をいただいております。そのために市町村に対しましては、補助金として14億円交付をして補助をつけておりまして、その14億円の中で様々な地域計画に対する人的な手当、こういったものもお願いしたいというふうに思います。これはまず地域計画をつくっていただくことからのための補助金でありますけれども、それ以外今後の農業委員会のあり方につきましては、全国農業会議所等々の意見も聞きながらしっかりと対応してまいりたいというふうに思っております。
42:18
よろしく、しっかりと対応していただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。次に参ります。生産基盤の弱体化を前提とした交付金について、実は5月16日の参議院の農林水産委員会で、我が党の徳永議員からの質問がありました。生産基盤が弱体化したとは思っておりませんでした。この時に5月16日、この時の参議院の農林水産委員会で大臣はおっしゃられて、その後この委員会におきましても、私の発言に対しましての答弁で、生産基盤は弱体化していると修正されたという経緯もあります。改めて、5月16日の交付金についての質問については、前提となっているのが、修正前の大臣の発言ということで、生産基盤は弱体化していないということを前提にして発言している、答弁しているのではないかと思いますので、ぜひ改めて、今現在は生産基盤は弱体化していると、そういったことを前提といたしまして、これを認めていらっしゃるわけですから、この答弁が本当にまるっきり逆になっていく可能性もありますので、私としては質問させていただきたいところといいますのは、生産基盤の弱体化を前提として、農地を維持する人に、面積に応じて直接交付するような、新たな交付金制度の必要性、大臣はどのようにお考えになるかお伺いしたいと思います。
44:15
弱体化していないというふうに私が申しましたのは、頭の中に生産基盤の強化といった場合には、土地改良事業をはじめとする農業農村事業、そして農業の経営体、これをどう強化するかというようなことで、さまざまな政策をこれまで作ってまいりましたので、そういうことからすると、一時期2000億円台まで落ちました土地改良事業等も含め、あるいは経営体の方針化等も含めて、それぞれそれなりの努力をしてきたというようなことで、ついつい弱体化していないというような言葉になったことでありますけれども、全体的に見れば弱体化している、それを前提に今回の法案も提出されているということで、遣回し、遣回をしたところでございます。その上で今言われました、直接支払い、農地維持直接支払い、あくまでも支払い手法の、直接支払いというものは支払い手法の一つでありまして、我が国 においても政策目的に応じて農地等の保全管理に資する多面的機能支払い交付金や、あるいは中山間地の不流を補正いたします中山間地域の直接支払い交付金など、日本型の直接支払いが措置をされています。農業所得を確保、向上する上で重要なことは、まずは農業者の皆さんたちが創意工夫を生かして農業経営を展開し収益を上げていくことであり、そのために国がなすべきことは、直接的に所得を保証することではなくて、農業者が収益性を上げることのできる環境を整備し、農業者の取組を後押しすることであるというふうに思っております。農地維持交付金については、本党の制度設計がどういうふうになっているかわかりませんけれども、EUにおきましては農地を維持するということではなくて、生物多様性の観点から、高地と河川の間の干渉地帯、あるいはデータ園地には生物多様性の観点から直払いを出すというようなこともあります。農地がどういうふうなことで定義として固められ、そこに交付金が交付されるのか、リンチは駄目なのか、あるいはそのほかの雑種地は駄目なのかというような様々な課題も出てくるというふうに思いますので、今後、農地維持交付金というものがどういうようなものであるかというのは、しっかり制度設計を聞かせていただきたいというふうに思っております。
47:09
私、ここで今質問のときに、大臣がおっしゃった農地維持交付金という言い方はしておりませんで、あくまでも農地を維持する人に面積に応じて直接交付するような新たな交付金制度の必要性ということでお伺いさせていただいておくところでございまして、徳永議員が示した交付金、今名称をおっしゃっていただきましたけれども、それは一つの提案ということではなかったかなというふうに思っております。改めて、今おっしゃっていただいたように、日本型の直接支払いを実施しているからというようなことではありましたけれども、しかしながら、それにもかかわらず生産基盤が弱体化し続けているという状況なわけです。それが現状です。であれば、例えば制度創設以来、物価高騰、物価高騰等も受けて厳しい状況があるわけですから、この交付金の交付段階を増額することなど、しっかりとさまざまな検討、さまざまな角度から検討していくべきではなかったかなというふうにも思います。今、大臣が明確に、徳永議員から示された維持交付金については賛同を得れないというようなことでありましたから、それであれば交付段階増額とか、抜本的に拡充する必要があるとか、私はそう思いますけれども、大臣の見解をもう一度お伺いしたいと思います。
48:44
単価引上げとか交付に関しましては、財源にかかわることでありますので、軽々に申し上げれません。ただ、環境に関する、現在の環境保全支払交付金につきましては、令和7年度にその単価を含めて見直すことにはしているところであります。
49:05
単価見直しについてわかりました。次に参ります。新たな環境直払いの見通しということでお伺いさせていただきたいと思いますが、4月の3日、党委員会で環境負荷提言に取り組む農家を支援する新たな直接支払い制度を令和9年度目標に導入すると表明されました。これは昨年末の政府の食料安定供給農林水産基盤強化本部で決定された食料農業農村政策の新たな展開方向に基づく施策の工程表を踏まえたものだというふうに思っております。これから具体的な検討を進められるもので、現時点で具体的に想定される内容も限られているとは思いますが、この工程表を見る限り、現行の日本型直接支払いのうち、環境保全型農業直接支払い交付金と多面的機能支払い交付金について、令和7年度に新たな仕組みを投入すると示されています。また、令和9年度目標として、緑の食料システム法に基づき、環境負荷低減に取り組む農業者による先進的な営農活動を支援する仕組みに移行すると示されています。一方で、中山間地域直接支払いと多面的機能支払い交付金は、令和7年度以降も継続される方向が示されているということだというふうに思います。4月3日の大臣の表明に戻りますけれども、大臣の環境負荷低減に取り組む農家を支援する新たな直接支払い制度導入の表明について、4月4日の日本農業新聞では、現行の交付金は主に複数の農家による集団的な取り組みが助成対象だが、これは個人の農業者に支払う仕組みに改めると報じられているわけですけれども、このような理解でよろしいでしょうか。
51:03
新たな制度につきましては、緑の食糧システム 法に基づき認定を受けた環境負荷低減に取り組む農業者を対象にすることとしておりまして、具体的な内容につきましては、まさに検討中ですが、より進んだ環境負荷低減に取り組む農業者をしっかりと支援できるよう検討を進めてまいります。
51:32
そうしますと、集団的な取り組みへの助成というものを、個人の農業者への直接支払いに改めるということでよろしいですね。
51:45
そういうものを含めて、ただいま検討中でございます。
51:49
その検討するにあたっては、今ある日本型直接支払い制度全体として、バランスとか制度の在り方などを見ていくということですか。
52:09
現在の日本型の直接支払いは、環境保全型農業直接支払い、それから多面的機能の支払い、さらには中山間地地域等の直接支払いからなっております。地域での農業生産活動や共同活動への支援を通じて、多面的機能の発展に貢献しているというふうに思っておりますので、多面的機能にしっかりと貢献する、そういうようなことを念頭に、今後も日本型直接支払いの制度というものを考えてまいりたいというふうに思っております。
52:51
農業者がいかに生き残っていくかということが、食料安全保障をしっかりと構築する上で、とても重要な課題なんですけれども、今までの日本型の直払いでは、それができなかった。本当に生産 基盤は弱体化し続けてきたということでありますので、しっかりとこれは検討するということであれば、大きく検討していかなくてはいけないし、大きく変えていかなくてはいけないと私は思います。時間が参りますので、最後の質問をさせていただきたいと思いますが、アルプス処理水の関係なんですが、今回日中両首相が初の正式会談に臨みました。しかし岸田総理は、しっかりと日本産水産物の輸入停止措置の即時撤廃を求めていただいたかわかりませんけれども、李強首相は応じなかったということで、大変福島県民としても、あるいは福島県知事としても非常に残念だということで発言をされています。国の取組、どうしますか。
54:00
先日26日の日中首脳会談におきましては、アルプス処理水の開用放出につきまして、両首脳は事務レベルの協議のプロセスを加速させていくことで一致をしたほか、中国による水産物を含む日本産食品の輸入規制につきまして、総理からは即時撤廃を改めて求めたところと承知しております。この中国による輸入規制措置につきましては、農林水産省におきましても、科学的根拠に基づかない措置の即時撤廃に向けまして、昨年10月のASEANプラス3農林大臣会合、そして本年2月のFAOアジア太平洋地域総会等の場におきまして、働きかけを実施したところであります。今回の首脳会談を受けまして、また今後の事務レベル協議のプロセスも踏まえながら、農林水産省として輸入規制措置の撤廃に向けて、さらに強く働きかけていく考えです。
55:28
おはようございます。また質問の時間をいただきましてありがとうございます。今日は重点を絞って質問をさせていただきたいと思います。資料はいつもどさんと山ほどお配りしているんですが、今日は1点だけに絞りました。1枚紙お配りしておりますので、まだ撮れていないですが、 これを見ながら話をお聞き、話というか質問をお聞きいただきたいと思います。これは農業基本法、食料農業の基本法の質問の延長線上で話をさせていただきたいと思います。重点の1つは緑です。雪農業、環境です。金子さんの質問の中にもありました。私は他のところの省庁を見ていますと、グリーントランスフォーメーションで格好いい名前をつけてやっています。あれは大したことないんですね。大したことないのに、世の中の流れがグリーンになっているから、グリーンだ、グリーンだと言って、そのまかせて原発も再開させようとか、そういう感じになっています。だけども、緑、グリーンを一番最初、最近一番最初に言い出したのは、農林水産省です。それをあまり前面に出さないでいると、損だと思います。消費者の利害を得るためにも、緑の食料システム戦略というのは、突然変異です。今まで雪農業なんて、ちょっと変わった人たちがやっているんだというふうに、冷たい目で見ていた。変人のやる、やっていることだと言っていたんですが、突然変えたんですね。ですから、その延長戦上で今、私が何かすると、それを前面に押し出して、食料農業農村基本法も改正して、一つ の目玉にしていけばいいと思うんです。それは食料安全保障、食料安保大事じゃないと言いません。当たり前のことです。ですけど、今、国民にアピールし、農家の皆さんにも認識していただくためには、雪農業、緑の食料システム戦略を前面に押し出していくべきだと思うんですが、あんまり出てないんです。どうしてなんでしょうかね。
57:48
改正案では、農業、職員産業が環境に負荷を与える側面があることを正面から捉えまして、基本理念におきまして、新たに生産から商品に至る食料システムを環境と調和の取れたものにしていくことを位置づけるものであり、緑の食料システムの考え方を反映しているものになっております。その上で、基本的施策におきまして、農業分野における取り組みとして、現行基本法でも、自然循環機能の維持増進の施策の対象でありました有機農業につきまして、引き続き環境への負荷の低減の施策の対象として、化学農薬、肥料の使用削減など、幅広い取り組みを促していきます。同時に、職員産業分野におきます取り 組みといたしまして、環境負荷低減などの食料の持続的な供給に資する事業活動の促進を位置づけるなどとしております。いずれにいたしましても、今回の基本法の見直しの内容を踏まえ、有機農業を含め、緑戦略に位置づけられた目標の実現に向けた取り組みを引き続き、しっかりと後押しをしてまいります。(志位知事) 自面では言っていますが、具体的な感じが全然しないんですね。アメリカは生産性重視でいろいろやってきましたけれども、言ってみられるとわかると思います。カバークロップで、緑で覆って、土が舞い上がったりしないように、土壌流防しないようにということをしています。日本は気候回復計画というので、気候変動に合わせて一心になってやっている。消費者もそういうことを要求している。それから我々、日本はまだ大規模化、大規模化、私は大規模化はいけないと言っているわけではないんです。前の時に、数十年前の私と加納義和というのの、旭ジャーナルに出たのをちょっとおこわりしましたけれどもね。でかいの、でかいのなんて言っていないんですよね。どうしてかというと、観光農法でやってきて、大規模化してきたけれども、自然をけがしている。だから福岡栽培、耕さない。日本でいうと寒天に時間まきですよね。そういう方向にいっている。だからばかでかいトラクター、あれも日本ではありえないことなんですが、2階建てのビルが行ったり来たりしている。土がどんどんどんどん踏み固められて、微生物が死んでいる。知らず知らずのうちに土が劣化している。大問題だというふうになって、完璧に環境に負担をかけないと。大臣が言われました。環境に負担を与えているんだと。自然をこわしていると。その当たり前なんですよ。農業というのは自然をこわして、人間に都合のいい食べ物を、すいませんけど作らせてくださいと。だから作ったものをいただきますと言って食べている。日本人はそれをわかっていたんだろうと思います。そのことを忘れているんじゃないかと思います。突然変異ですよね。突然変異で立派な計画を作ったわけです。どこの役所もそういう計画を作りますけれども。1%未満です。有機農業をやっている人なんてのは。冷たかったですから。EUは8%。それをEUは2030年までに4分の1を有機農業にすると。4分の1だけ真似て、今430万ヘクタールあるんですけれども、そのうちの100万ヘクタールを2050年までに4分の1持っていって100万ヘクタール以上にすると。これは本当に、そこら中にいろんな目標がありますけれども、あんまりそういう派手派手しいことをし ない農林水産省にしてみると、ものすごい過大な目標のような気がするんですけれども、大臣後から就任されて本当にできると思うようになりますか。
1:02:17
現状有機農業の取組面積は2万7000ヘクタール。耕地面積の0.6%であります。緑の食糧システム戦略に掲げております2050年までに有機農業の取組面積を、耕地面積の25%に当たる100万ヘクタールに拡大する目標というのは、非常に意欲的な目標であると考えております。この目標の達成に向け、まずは有機食品の理解の浸透や輸出促進によるマーケットの拡大、そして先進的な有機農業者の栽培技術の横展開を進めまして、2030年までに6万3000ヘクタールまで拡大をしてまいります。その上で2050年の目標達成に向けまして、自動除草ロボットの開発や普及、そして病害中抵抗性の高い品種の育成、さらには次世代有機農業技術の確立に取り組んでいきたい。そして多くの農業者が経営の選択肢の一つとして有機農業に取り組むことができる環境を整えてまいりたいと考えております。
1:03:36
僕は当然で決してくれているわけじゃないんです。どんどんやっていただきたいと。だけど課題な目標は立てたけれども、やっていることは染みたれていてあまり見えないと。全面的に出していくべきだと思うんです。それで有機農業は大変なんです。機械とかそういうので、技術革新で行える部分もありますけれども、基本的に人手がかかるには手間がかかります。ひたすら生産性、生産性と手間がかからないというのを言っている中では、ここは相当手小入れが必要だと思うんです。その部分が全然なっていないんです。さっき少子化に理解を得るとか、少子化は特区の昔から理解していますよ。こんな偏地クリナも食べされたらたまらん。農薬漬けの食べ物は食べられるか。食品添加物だらけの食物は食べられるか。少子化は完全にわかっています。それに私は答えていないんじゃないかと思います。これだという具体的な政策は何かあるん ですかね。
1:04:52
先生御指摘のとおり、有機農業は人手がかかる。そういった中で農業従事者が減少するといった中で、有機農業には除草や病害中、傍所に労力を要することや、観光栽培とは異なる栽培技術の習得を要すること、有機栽培への転換直後には収量が大きく減少することなど、多くの課題があると考えております。一方で、最近で言いますと、農業への新規参入者のうち、有機農業に取り組まれる方が2、3割いるなど、有機農業ならではの魅力も見られてきているところでございます。このため、農林水産省といたしましては、まず、抑草技術などの労力の削減に資する栽培技術の普及や、各都道府県で行われる有機農業の技術指導等を行う有機農業指導員の育成への支援、また、環境保全型農業者直接支払い交付金のほか、特に、転換直後の農業者を対象とした有機転換推進事業により有機農業のかかり増し経費を支援するとともに、地域ぐるみで生産から消費まで一貫して取り組む市町村であるオーガニッ クビレッジの創出への支援等々、有機農業に取り組もうとする方々のための環境づくりを強く進めてまいりたいと考えております。
1:06:16
今、答弁にありましたけれども、新規参入2割から3割、有機農業。当然ですよ。時代の流れに敏感なんですよ。世界で見てもおなしなんですよ。ベジタリアンとかビーガンとかいうの、年寄りに今すら変えられないんですよ。若者は敏感で、こんな食い方していたら地球をだめにすると。だから肉を食べるのをやめようと。若手が圧倒的に多いんです。日本が先進国の中で一番そういう点では足りないんです。昔は逆だったんですよ。そういうふうに変わっているんです。いいことも大事に御存じかどうか、有機農業のパーセント、全体の有機農業のパーセントで熊本県が北海道に、鹿児島が一番が北海道で、二番目は鹿児島で、三番目に熊本なんですね。前ちょっと触れました、竹熊さんという人がいたりして、先進的な農家があって、やっていこうというのを。だから手こぎりすれば私は何とか進んでいくんだろうと思います。手こぎりの状況は全然足りないと思います。今ちょっと答弁にありましたけれども、こんなのは農林産省はこういうところが得意ですよ。何かいろいろな技術だとか、何かあったりしたら機械があったりしたら、パイロット事業というので、そこにお金を出して、そこで重点的にやって、そして先進地施設に行って、みんなやってくださいよというのを。これは他のところ、私は今環境委員会にずっといるんですよ。環境委員会、ずっといるというか、誰も希望しないんで、希望しないところに行ってやっているんですけど。私の趣味もありますけどね。環境委員会はやたら最近、地域を指定して、そこのところを生物多様性の重点区域だからといって、お金がないからかっこよく指定するだけで、何もしてやらないで地方自治体で勝手にやってくれという。農林産省はそこはお金も、最近予算は減っていますけど、取り方は上手ですから。オーガニックビレッジと言われましたけどね。これは何かかっこよくカタカナで言っているだけで、農家にオーガニックビレッジなんて言ったらピンときますかね。
1:08:35
こないです。有機農業という言葉があるんだから、どうしてそれを言って、難しいのはですね、日本で有機農業が難しいのは、一軒一軒の立派な農家がいるんですけど、ドリフトってありますね、長野の農家がそうです。いくら行ったって隣で消毒バーバーしていたらかかってきますから、もう有機農作物にならない。地域全体でやらなくてはいけないんです。だからオーガニックビレッジって本当に村なのか市なのか、市になってますよね。もっと小さなところでその地域全体を有機農業の地域だと言って、そこのところを重点的にバックアップして、そしてそこのほうが評判がよくなって、そこのほうが安全だからって、これは人によって違うんですけどね。一般の世論調査で言うと、2割ぐらい高かったら有機農産物を買うと。だけど5割高かったらもう嫌だというように、一般の人たちだね。だけれどもこだわる人はいるんで、そこの村なりそこの集落がきちんとやっていると言ったら、高く買ってくれるようになるんです。そういうことをやっていただきたいんですよね。いかがでしょうか。
1:09:52
先生ご指摘のような有機農業等を推進するためには、地域での生産流通の共通化を図りながら、地域ぐるみで有機農業等の環境負荷低減に取り組むことは効果的であり重要と考えております。このため農林水産省では、緑の食料システム法に基づき、地域ぐるみで環境負荷の低減に取り組む特定区域の設定を推進しますとともに、緑の食料システムの戦略推進交付金によりまして、地域ぐるみで生産から消費まで一貫して有機農業に取り組むオーガニックビレッジの創出を支援しているところでございます。例えば、オーガニックビレッジの事業では、特定区域を設定すると採択時に当たりまして、ポイントを加算する等のメリット措置を講じております。本年5月現在、特定区域は16道県29区域で設定されておりまして、オーガニックビレッジは93の市町村において取り組みが開始されているところでございます。引き続き、制度と予算の両面から、地域ぐるみでの有機農業等の環境負荷低減の取り組みを支援してまいりたいと考えております。
1:11:03
西武三役の皆さんの地元、オーガニックビレッジ、日南町という地元、新垣県は神奈川市、熊本は南麻生村、専局ですかね、大臣の。大和都って書いて何て読むんですかね、教養内科の知らないんですけど。大和、そう、山。なんか少ないんじゃないですかね。西武三役やってたら、地元へ帰って、ちゃんとやれと言って、号令かけてください。見本を作ってください。そして俺がやったと言ってエバってください。そういうことできるんですよ、政治家は。オーガニックビレッジ、今申し上げたの、なっていると、みんな知ってました?はい。答弁は求めますか。
1:12:03
日南町庁からは、本当にこの緑の関係、オーガニックビレッジの要望も受けましたし、私の地元は鳥取県だけじゃなくて、島根県もちょっと豪雨の選挙区。島根県はご主張はあります。浜田市をはじめとして、多く有機農業に取り組んでいただいておりまして、私もしっかりと後押ししてまいりたいと考えております。ですから、そこの食べ物しか食べないようにと言って宣言したい。それすぐまた他の市町村から来られるからいけないと思いますけどね。そこは本当に冗談じゃなくて助けてあげてください。そうやって来ているんですよ。例えば、私にちょっと例を説明しますと、フランスでこういうのがあったんです。有機農業、有機農産物しか食べさせないという、シャンプールドットという農家民宿があるんです。僕はその農家民宿をインターネットで調べられるんで、それで海外視察のときにフランスでパリで別れてそこにわざわざ行ったんですが、行ってみたらびっくりするんです。そこは村全体が有機農業の村になったんです。村長さんが号令をかけて、その村長さんというのは元ヨーロッパで一番でかい農薬会社の社長で、そして売って売れまくったんだけれども環境を壊して国民の健康も相当害してしまったんじゃないかと、その星に地元の村に帰って村長になってやったんです。そしてワインも、ワインはあまり念頭になかったんです。野菜座とかなんかだったんですが、そしたらワインコンクールに出していたらそこのワインが1位になっちゃったんです。念頭においてなかったんです。検査すると味が一番よくて、そんな農薬バンバンかけたり、化学費をどんどんやったのじゃなくて、自然で有機で作ったぶどうが一番よくて、料理が大事なんです。やっぱりそのものがいいか悪いか、原料が一番大事なんです。で、またたく間に、あっちにもこっちにも、白ワインの産地だったんです。白ワインがだめで、赤ワインのほうがポリフェノールでいいと。それだけじゃいけないから、次にロゼで。白ワインの産地は青い木陶器だったんですけど、1位になったんで、近隣にばーっと広まってたんです。みんな自然と有機であればいいと。そしてちゃんとコンクールで1位になってきたという。だから言ってるんです。見本を作って くださいと。次に消費者、消費者に対して要求して、有機農産物を食べてくださいよというのを言っていると。私は勝手だと思うんですけれども、どういうふうにやって消費者にアピールしていくのかというのはよくわからないんですけれども。具体的にこれも何をされていくんでしょうか。基本法の中には大々的に消費者も環境負荷が少ないものを食べるようにしろと言ってね。結構高圧的なんですよね。この間のケジバスの問題もそうですけどね。何か具体的なこれだというのがあるんですか。
1:15:29
昨年内閣府が実施した世論調査におきましては、消費者の8割以上が環境に配慮した農産物を購入したいと回答する一方で、購入しないと回答した消費者の6割以上がどれが環境に配慮した農産物かどうかわからないためということを主な理由に挙げているところでございます。このため農林水産省では、緑の食料システム戦略に基づき、農産物の生産段階における温室効果ガスの削減や生物多様性の保全に貢献する環境負荷提言の取組を評価して、星の数 で消費者にわかりやすく伝える、見える化の取組を本年3月から本格運用しているところでございます。今後もこれらの取組を通じまして、消費者を含めた食料システムの幅広い関係者に対し、環境に配慮した農産物に対する理解情勢や行動変容に向けて、見える化の取組を進めてまいりたいと考えております。
1:16:32
努力してください。表示だけじゃ難しいと思うんです。私はこれだけ安全だとか原産地表示だとか言ってきたんですけどね。私は女房によく怒られるんです。あちこち行くときに、女房は広島の育ちで漬物なんて食べて育たなかったって、私が漬物好きなのにロクスポを出さないんです。
1:16:54
ですから私は買ってくるんです。そのときに、ドーンとテーブルの上に置いてあって、フンも切ってないんです。何かというと、原産地中国とか書いてあるんです。それで添加物をこんだけ使ってると、この口先政治画面って起こるんです。
1:17:16
有権者にばらしてあると言って、ここでばらしているようなもんです。
1:17:21
見てられないんです、ごちゃごちゃ買っても。時間ないから駅前の売店で買ってくるわけです。皆さんそういうのなんでね、今非常に良くなったのは地産地消で、スーパーに行くと地場産品コーナーっていうのがあるんです。地場産品コーナー。あれは効果的だと思うんです。ですから、さっき大臣が言われました消費者にも当たりかけて、私はスーパー等に有機農産物コーナーというのを設けたらいかがですかというのをやっていただきたいんですね。地場産品は地震もありますけど、旬産旬消で、そこでできたものをそこで食べるんだから、冷凍とか冷凍必要ないんで、入ったらすぐその手前にもう有機農産物買ってくださいよと言って、正面にあると。農協のね、農協のAコープは完璧に地場産品。ほとんど地場産品ですよ。その中にもウルトラ地場産品を置いています。そういうふうにして有機農産物のコーナーを絶対に設けていただきたいと思っています。消費者は もう完全にSDGsの時代ですし、さっき2,3割の新規参入者は有機農業だと。もう敏感なんです。そういうふうに言っています。だからここのとおりに相当気を使ってやっていただきたいと思います。最後にですね、農薬の問題です。農薬の再評価。2018年に再評価制度を取り入れて、そして科学的な知見のもとにこの農薬がちゃんと有効かどうかというのをやると、いい制度だと思います。ヨーロッパとかアメリカとか欧米世界では完全に取り入れられている制度なんですが。ところが、これは分からないでもないんですけれども、再評価するにあたっての科学的知見を集めるの、データを集めるのはメーカーにみんな任せているんです。ある程度議論があったのを知っています。もう言い訳を言ってみますと、農林産省側は、第一に適正に生産者にあるかメーカーにあるかだと。二番目は農林産省にそんなのをみんなチェックする人員がいないと。これ両方とも多少分からないでもないんですけれども、やはりそれはいけないと思いますよ。どうしてかというと、私が今なんで今日有機農業のやっているか。有機農業推進議連の、何だったっけ、官知庁か副官知庁か知りません。自主的に私がずっとやってきています。もう一つ、これは誰もやるのにないから仕方がなくやっていたんですが、南又病被害者と共に歩む会という超党派の議員連 盟の会長をしばらくやっていたんです。今は西村千奈美、阿賀野川の前野間さんが事務局長でやってもらっています。地元のある人にやってもらっています。これで南又にも行っています。阿賀野川水準の阿賀野川に行っています。南又病は悲惨です。あれは魚を食べて、あのときだけですけれども、農薬まみれ、化学費用まみれ、分かりませんけれども、ともかく汚された食べ物をずっと食べているというのは、静かに静かに南又病のようなものが進行していると同じなんです。このセンサーはあまり出ていないですけれども、我々の時代にアトピー性肥源なんてなかったです。原因がわからないです。何か変なものが体に入っていて、それに拒否感を示しているわけです。皆さんあまりご存知ないかと思いますけれども、今は4.7組に1組が不妊だそうです。いろんな障害があって生まれてこない。子供が生まれない。少子化対策、少子化対策という、私は結婚できない、給料が少ないなんて言うけれども、物理的に、肉体的に、我々の体が相当おかしくなっている。その原因が、一つに汚れた空気、汚れた水、汚れた食べ物があるんじゃないかと思います。本当にきちんとやらなくちゃいけない。いろんな原因があると思いますけれども。誰が考えたらわかりますよ。農薬なんて50年前60年前、そう使っていなかったんです。使って土壌もいなくなり、船もいなくなり、種子もいなくなり、とんぼも減ってとなっているんですよ。虫や魚に悪いのは、我々人間にも悪いのは決まっているんです。だから農薬はよっぽどきちんとやらなかったら、静かなる窒素になってしまうんです。徹底的に再評価というのはやらなくちゃいけないと思うんです。その提案します。簡単なんです。農林産業省に人そんなにいません。人員ふやしてもいいです。ふやしてもいいと思いますね、この分野は。だけれども有識者はいっぱいいるんです。その人たちにきちんとやってもらえる仕組みをつければいいんだと思いますけど。坂本大臣、いかがでしょうか。
1:22:29
農薬の再評価につきましては、最新の科学的知見に基づきまして、安全性を評価することが何よりも重要でありますので、毒性試験などの様々な試験の結果とともに、関連する公表文献も提出させることとしております。その公表文献の提出にあたりましては、申請者が恣意的に文献を収集・選択するということがないように、手順を明確化したガイドラインを定めているところであります。その上で農林水産省はこのガイドラインに従いまして、公表文献が適切に収集・選択されたかを確認しておりまして、必要に応じて文献の追加等の指示を行っているところです。農林水産省といたしましては、職員安全委員会への諮問前に収集結果を公表し、さらに追加すべき文献に関します情報を広く募集する仕組みを行っているところです。こういった措置をとりまして、公表文献につきましては、一貫性及び透明性を確保しており、申請者任せにすることなく評価に必要な文献は網羅されるようしっかり取り組んでまいりたい。そして取り組んでいるところでもございます。
1:23:47
最後にもう法案を通してみましたけれども、問題の刑事罰を課す法律です。それだけ熱心に職場の自給とか考えていただくのは非常に結構だと思います。刑事罰に 関して言うことを聞けるとちゃんと報告しろとか。しかし僕らがいつも根源に立ちかえって考えるものですよね。今はもう食べ物の安全性というのを言うので、子供が少ないというところの根源の原因として結婚できない、結婚するの嫌だとか言って、彼女を作れないとかね。そういうのが中に物理的にというのをさっき申し上げましたけれども。これだけの食料がちゃんと供給できない事態を作る。農民につきまわす前にそういう事態を起こしてしまった、農政に問題あるんじゃないですかね。政府に。私はよくそういうことを言えるなと思う。まずは、質問したりそういうことを言う機会がなかったです。私だったら、そういう事態を起こした農林水産業を政府をまず先罰してから農民に注文をつけろということを申し上げたいと思います。本当にそうですよ。政府の責任ですよ。農政の欠陥ですよ。そして後からつけよう農民にだけ罰なんて。とんでもないことです。だけど一応食料をちゃんと安定的に供給しようという意思があるということはまるんです。それをしっかりやっていただくことをお願いいたします。私の質問を終わります。ありがとうございました。
1:25:40
立憲民主党の神谷博史でございます。本日も質疑の時間を頂戴しましたことを委員閣員に感謝を申し上げたいと思います。早速時間も大切でございますので質問に入らさせていただきたいと思います。まず私、森林について伺いたいと思っております。先般も伺ったんですけれどもそこで聞き切れなかったことをここで再度伺わせていただきたいと思っておりますが、まず森林経営管理制度に基づき今後地域に密着した行政主体である市町村の役割はますます重要になってくると思っております。しかしながらもう一方でいうとこの市町村での体制、やはり十分ではないと思っております。森林環境常用税、これまでもさまざまな議論のある中で何とか今やっていただいておりますけれども、いかんせんお金がいったとしてもなかなか活用できないその理由の一つとしては市町村の体制の不十分さというのもあるのではないかというふうに聞いているところでございますが、ただもう一方で言いますと市町村の体制許可に向けた支援策として地域臨性アドバイザー制度がございます。地域臨性アドバイザーの育成と市町村の意向を踏まえた人材のマッチングが課題となっていると承知しております。市町村が中心となった森林整備を進めていく上でも市町村の要望に基づく地域臨性アドバイザーの配置等、国による技術的支援を拡充することや、林野町として市町村への支援に向けた施策の拡充を図るなど、具体的な対策を講じることが必要だと思います。これについての大臣の所感を伺いたいと思います。いかがでしょうか。
1:27:10
農林水産省では、令和元年に森林経営管理制度の開始以降、市町村の体制の整備強化、充実に向けまして、一 つは地域臨性アドバイザーとなる技術者を育成をしてまいりました。そして二つ目は、アドバイザーの活用を希望する市町村の情報を技術者団体に提供をやってまいりました。そういったことを通じまして、地域臨性アドバイザーの活用を推進してきたところであります。さらに森林整備に取り組みます市町村を支援するため、市町村の任務担当者等を対象にした研修、そして全国の先進事例の共有を目的とした事例報告会の開催などにも取り組んでいるところであります。引き続き現場の御意見をお伺いしながら、市町村の支援に向けた施策の充実に努めてまいりたいと考えております。
1:28:15
大臣、ぜひお願いしたいと思うんですが、先般も調査を聞いているところですと、市町村によっては木材担当というか森林担当の担当官というのかそういう方はもうだいぶ減っているというような状況でございますし、中には1人あるいはないというようなところもあると聞いております。そういう 意味ではやはり地域臨性アドバイザー制度というのは非常に重要だと私は思っております。そういった意味でもぜひ大臣、引き続き市町村への対策、これはしっかりやっていただきたいと思いますので、市町村への対策というか国からしっかりと支援をしていただきたいと思いますので、これよろしくお願いをしたいとこのように思います。その上で森林林業を推進していくためには森林環境常用税も活用し、地域財の利用拡大対策が必要であるというふうに認識しております。先般も公共建築物の木材利用をもっと推進するというような法律も通り、とっているところでございますけれども、これだけでもやはり足りないんじゃないか、もっとこれ推進していくべきではないかなと私自身は思っております。加えて近年大規模な自然災害が多発している中で、山地災害防止が重要であるとともに、資源の循環利用の観点から、干ばつ剤を利用して林道施設や地産施設の森林土木工事において、木材による資材を積極的に活用するべきであるとこのように考えるわけでございますが、これについてはいかがでございましょうか。
1:29:43
お答えいたします。人口が減少してまいります中で、それに合わせて住宅利用も減少しておりまして、木材利用を拡大していくためには、公共建築物における木材利用を推進していくことが重要と考えております。こうした中、令和3年に改正されました「街の木造化推進法」に基づきまして、政府一体となって木材利用を推進するとともに、地方公共団体における木材利用方針の策定改定の働きかけを行っております。これらによりまして、国が整備した公共建築物のうち木造化が可能なものの木造化率は令和4年に100%となりましたが、地方を含めた公共建築物全体の木造化率はまだ低い状況となっております。国には、地域財利用のモデルとなる公共建築物の木造化・木質化へ支援するとともに、地方公共団体における公共建築物での木材利用の促進が図られるよう、多少の木造化・木質化に活用可能な補助事業についても情報をたどりまとめて提供するほか、委員から御指摘もございました森林環境常用税を活用した取組事例の周知に努めているところでございます。さらに公共土木分野におきましても、農林水産省の木材利用推進計画に木材利用を位置づけまして、自ら率先して木材利用に取り組むとともに、地方公共団体においても利用が促進されるよう、土木分野における木材利用の事例を収集して情報提供に努めているところでございます。
1:31:19
長官、ありがとうございます。長官、今、ずっと申し上げていないんですけれども、やはり地方体で何でこんなに進まないのか、ここについての御見識はございますでしょうか。
1:31:34
はい、お答えいたします。国の公共建築物について、私どもも周知していって、政府の方針として浸透させているわけでございますけれども、地方 公共団体もそれぞれの事情があると思います。まだまだ我々の周知も足りないと思っておりますので、御理解いただくようにこれから努めていきたいと思っております。
1:32:01
ぜひ周知もいただきたいと思いますし、実際に立てていくために、ひょっとすると財源上の問題もあるのかなと思ったりもします。資材高騰の世の中ではありますが、国産材を使う分にはひょっとしたら、有利性が少しずつ出てきているのかなとも思ったりもしております。そういった意味において、より推進するチャンスでもないかなと思うわけでございまして、ぜひ、もちろんいろいろ集中していただくということも大事なんですけれども、あるいは時に大臣にも頑張っていただいて、財源的なことも頑張っていただかなきゃなと思うわけでございますが、何にしても、神からかわしもまでとは言いませんが、まずしっかりニーズをつくっていただく。そのためには、公共建築物というのは非常に重要なファクタ ーだと思いますので、ぜひ、これまで以上に頑張っていただかなきゃいけないなと思いますし、それがよってもって、この国の森林やぬいわ、農産村を元気にしていくんだということ、この観点からぜひお勧めをいただきたいと、このように思います。その上で、建築用材や土木建築用材の需要量というのか、出荷量というのか、この辺は近年どのような状況になっているのか、数年来減少傾向が続いているというふうには聞いているところでございますが、これはこういう状況ではないのか、ちょっと確認させてください。
1:33:24
お答えいたします。ご質問の建築用材、建築用の製材合板、それから土木工場の型アーク合板等につきましては、加工工程が同一でありますので、建築用材等として、私ども統計をとっておりますけれども、建築用材等の需要量は、住宅着工個数の減少等によりまして、長期的に減少傾向にあり、直近の平成14年に4800万留米でありましたものが、令和4年には3600万留米まで減少しているところでございます。一方で、このうち国産材につきましては、合板等の合板原料としての利用が拡大してきたこともございます。平成14年に1100万留米でありましたものが、令和4年には1800万留米まで増加してきているところでございます。
1:34:22
やはりここもしっかりやっていかなきゃいけないなと思っています。国産材をどれだけ使っていただくかが重要であって、もちろん住宅着工数もさっき減少しているから仕方ないんだというところがあるのかとは思うんですけれども、そんな中でも外材を使うか国産材を使うかと、その辺の置き換えによっては、先ほども申しましたとおり国産材少し優位性が出てきたんじゃないかと私自身は思っていますので、ぜひ活用を推進していただく方向で、周知徹底も含めていろいろ考えていただきたいと思いますし、例えば先ほど申し上げた公共建築物においても、やはりもう少し進めていただきたい。国においては頑張っていただいているというのを承知しておりますが、やはりまだ余地が残っているというふうに思いますので、ぜひお願いをしたいと思います。そういった意味において、建築物における木材需要を高め、国産材の安定供給を図るためには、小規模分散的な供給から原木を取りまとめて供給する体制への転換が必要ではないかと思います。そのためには、川上、川中、川下の連携強化を図り、原木供給等のコーディネートを行う人材の育成が必要だというふうに考えております。また生産性を向上させるためにも、路紋整備等の加速が必要だというふうに思うのでございますが、これについてはいかがでございましょうか。
1:35:34
お答え申し上げます。我が国の豊富な森林資源を循環利用し、地域の林業、木材産業を持続的に成長発展させるためには、御指摘のとおり、川上から川下までの関係者が連携をして、国産材の安定的かつ持続的な供給体制を構築していくことが重要と考えております。このため、川下におきましては、需要拡大に向けた中高層非住宅建築物の木造化の実証や専門家の派遣、川中におきましては、効率性の高い木材加工流通施設の整備を進めるとともに、川上におきましては、現場の生産性を高めるために、高性能林業機械の導入を図り、引き続き路紋整備を実施していく必要があると考えております。今後ともこうした取組を通じまして、国産材の安定的かつ持続的な供給体制の構築に向けて取り組んでまいります。
1:36:31
竹村副大臣に申し上げたいのは、今おっしゃっていただいたとおり、川上、川中、川下の中で、それぞれご努力をいただいているというふうにご紹介いただきました。これは本当に大変大切なことだと思います。その上で、川上から川下までの一貫したコーディネート、これも重要なんじゃないかなと思っているところでございまして、これについての人材をつくっていく、コーディネート役をつくっていく、こういったことが必要だと思うんですが、これについてはいかがでございますか。
1:37:05
日曜日に横山県で食事祭がありました。そのときに、林家町の職員と一緒に、間庭市の方に行きました。ここは川上と言ってもいいかもしれませんけれども、CLTをはじめ大変な木材の産地で様々な工夫が行われておりました。そして、川中、川下に対しましての様々な供給体制、販売体制も敷かれているようでありました。こういう状況を、やはり全国いたるところにつくっていくこと、そのためのコーディネーター、専門的なコーディネーター、こういったものが必要であるということを改めて感じたところであります。
1:37:45
ありがとうございます。ぜひよろしくお願いをしたいと思います。それでは次の質問に移らせていただきます。食品衛生法の改正について若干伺いたいと思っております。先ほど篠原委員からもございました。やはり地産地消、現地の良いものをつくって、例えば道の駅とか、そういったところで漬物販売とかそういうことをやっていると思うんですけれども、実は2021年に施行された食品衛生法の改正が経過期間を得て、2024年6月、今年の6月から全面実施となります。その結果として、漬物や梅干し、たくあんなど、いわゆる個人でやっているようなところまで、地域のお母さん方がやっているようなものまで、営業許可が必要になるというふうに承知をしてございます。しかし、いわゆる漬物を販売する中には、今申し上げたように農家や個人で、いわば近所で漬物名人みたいな方々が、自宅などを使って、つくったものを、三直売り場、先ほどのようなところで販売をしているというようなケースが多々ある。我々も見かけておりますし、そういったところで買うこと、一つ楽しみだと思うんですけれども、そういった皆さんが、この食品製法の改正に対応できずに、やめていくような事例が見られるというふうに聞いておりますし、最近報道もされているということでございます。そういった事例について、承知をしているのかどうか、これは厚生労働省に伺いたいと思います。いかがでしょう。
1:39:17
お答えいたします。漬物製造の規制につきましては、御指摘のとおり、平成30年に成立した改正食品衛生法の施行に合わせて、令和3年6月より、漬物製造業を新たに許可業種としております。これは、平成24年8月に、朝漬けによる大規模な食中毒事件が発生したこと、製造工程が長期間になるほど、製造中の食品に含まれる食品等が繁殖するおそれがありまして、食中毒のリスクが高くなることを踏まえ、専門家による御審議をいただいた上で導入したところでございます。これによりまして、食品を製造する専用の室または場所や、従業員の手洗い設備、器具や原材料等の洗浄設備の措置など、最低限の衛生基準を満たしていただくことが必要となりますが、令和6年5月まで3年間の許可基準の有用期間を設けたところでございます。経過措置終了後も、一部の漬物製造者の事業継続が困難である旨の報道がなされていることは承知しておりますが、これまでも家族経営などの小規模冷裁な事業者に過度な負担が生じないよう、事業継続に配慮したきめ細かい指導等を行うよう都道府県等に通知しているところでございまして、今後も引き続き、実際の運用状況も把握しつつ、事業継続に向けた配慮がなされるよう、都道府県に周知してまいりたいと考えております。上谷君。今おっしゃられたとおり、浅漬けのことがあったんだろうというふうには承知をしておりますし、改正の端緒となったのは、このO157による集団食中毒事件であったというふうにも承知をいたしております。そういう意味において、もちろんやはり何らかの規制が必要なのかなというふうには理解をしていきないわけではないんですけれども、一方で言いますとやはり、個人、そういった小規模の皆さん方が作っているものについて、特に個人の延長線上のような方々について、どれくらい実際にこういった食中毒事案があったのか、ここについて確認をさせてください。いかがでしょうか。
1:41:23
お答えいたします。食品衛生部におきましては、食中毒事件が発生した場合には、都道府県等に対して厚生労働省に対する報告を求めております。しかしながら、その製造者が個人であったか法人であったかの報告は求めていないところでございます。平成24年に発生した、浅漬けを原因食品としたO157による集団食中毒が発生してから令和5年までの間に、漬物が原因食品と断定、または疑われた食中毒事件は5件発生しております。
1:42:00
5件、そういった事件があったということは、これは残念なことだと思いますけれども、ただ、今おっしゃっていただいた通り、集団なのか、大きな大規模なのか、あるいは個人なのか、そういったところは特定されていないということでございまして、実際にですね、例えば道の駅、あるいは農家か、例えば店先、というか棚先でやっているような個人の、あるいは小規模の、そういったものについてどれくらいの集団食中毒事件が発生しているのか、事案が発生しているのか、ちょっとそれはわからないというようなことだというふうに思いました。だとするならば、実際にこういった、個人の皆さん方がやっている漬物、こういったものが本当に食中毒の可能性があるのかないのか、ここについてはちょっと何とも言えなくなったなというふうにも思ったりもするのですけれども、ただ、もう一方で言いますと、やっぱりそういう事件があってはいけないというのも、それもまた理解ができるところでございます。ただ、やっぱり漬物はですね、言うまでもなく、我が国の伝統的な食品文化の重要な一部分でありますし、大きな食品メーカーで作っているものもありますけれども、農家等が自家野菜を活用して、その家の味を提供しているなども多いというふうに承知をしております。大きなメーカーで日々大量に製造している場合の規模は、万が一の影響が広範囲であることに鑑みればですね、当然に規制をしなければならないにしても、もう一方でこういった個人がですね、地域の伝統食として手作りの漬物を作り販売することができる環境というのは、やっぱり維持していく必要があるのではないかというふうに考えております。そういった意味においてですね、規制のあり方というのは、やっぱり区別して考えるべきではないかなと思うんですけれども、これは大臣いかがでしょうか。
1:43:39
平成30年の職員衛生法の改正に伴います政令の改正におきまして、漬物製造業が新たに許可を得なければ営業ができない業種とされたところであります。これは消費者の安全安心に応え、飲食に起因する衛生上の危害の発生を防止するための措置であるというふうに承知しております。御指摘のとおり、小さな農業者の方々が漬物製造に取り組まれているケースもあるために、厚生労働省では都道府県に対しまして、小規模冷裁事業者の事業継続に配慮するよう依頼をしております。そして都道府県では各地域の実情に応じまして、施設整備に対します支援を講じている都道府県があるというふうに承知しております。農業者の方が自家野菜を活用して漬物を製造する取組が継続していくことは、農家の収入確保だけでなくて、地域の職員文化の伝承の観点からも極めて重要であるというふうに考えています。しかし同時に、やはり職員の安全は大前提でもありますので、衛生当局の意見も十分に取り入れなければならないというふうにも考えているところであります。
1:45:04
もう大臣おっしゃるとおりでございまして、非常に悩ましい問題でありますが、もう一方で言いますと、やはりこういった地域の伝統文化みたいな、漬物みたいなものは守っていってほしいなというのが本音でございますし、私たち自身もやはり一つの楽しみとして、あるいはそういった伝統文化をやはり守っていくべきではないかなというふうに思っているところでございます。農水省におかれましても、例えば地域の有料なものについて、例えばGI表示などもやっていただいておりますが、EUでも特定の地理的領域で受け付けられた農法に従って、生産加工、製造された農産物、食品、飲料等が対象のPODであるとかPGI、伝統的なレシピや製法に基づいて製造された製品を保証するTSGなどの認証制度なども用意されているところでございまして、大きな話で言えば、こういった表示制度も活用しながら、またもう一方で言いますと、地域の伝統的な食の守り手である農家等が提供しているような、小ロットのこういった漬物製造、こういったものをしっかり維持できるような支援も含めた保護ができないか、規制もそうなんですけれども、それ以上にこういったものを守っていくための保護、そういったこともできないか、これについての所感を伺いたいと思います。いかがでしょうか。
1:46:19
地域の伝統的な食文化を継承していくこと、これはもう極めて重要であるというふうに考えております。このため、農林水産省では、我が国の地域固有の多様な食文化を次世代に継承するために、各地域の郷土料理の歴史やレシピについてデータベース化をしております。農林水産省のホームページで公開をすることで、地域の食文化の情報発信に努めておりまして、漬物では約70品目が公表されております。地域の伝統食である漬物を多くの方々に知っていただくことに寄与していると考えております。そのほか、その地域ならではの環境の中で含まれてきた特性を有する産品の名称を知的財産として保護いたします。GIA制度に現在、漬物は2品目が登録されております。秋田県の胆振学校と長野県の村記でございます。こうした取組に加えまして、6次産業化、そして地産地消等に基づきます計画の認定を受けた農業者の団体が漬物製造のための施設を整備する取組に対しまして支援が可能でありまして、都道府県と 今後連携をして活用を検討していただけないかと今考えているところでございます。
1:47:44
ぜひお願いをしたいと思います。ただ大きな漬物メーカーばかりが残るようでこれは困ると思っておりまして、やはり地域のいわゆる手作りの延長線上のこういったものが普通に手に取れるような環境を引き続き、ぜひ厚生労働省にも農水大臣にも農水省にもぜひ御検討というか、この以降もぜひ規制のあり方を含めてお考えいただけたらと思うところでございますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。さて次の質問に移りますが、物流の問題について伺いたいと思っております。農産物、食品流通はトラックによる輸送が97%と承知をしております。また一般的に農業の魚地方の第三地から消費地までの距離が遠く、例えば東京へは北海道から1000キロ超となっております。青森で700キロ、宮崎で1400キロと遠方であり、それは同時に輸送時間がかかりトラックドライブの負担がかかることを意味していると思っています。もちろん鉄道や貨物への転換も模索されていると思いますけれども、週間などラストワンマイルはどうしても車に頼ることが多く、物流のいわゆる2024年問題は国交省ばかりでなく、農水省も積極的に考えなければいけない問題だと承知をしております。大臣の職案を伺いたいと思います。いかがでしょう。
1:49:02
昨年12月に私を本部長といたします農林水産省物流対策本部というものを設置をいたしました。農業団体、そして職員産業団体のほか、物流団体の協力も得て現場での課題解決にあたる取組を進めているところでございます。今のところ大きな混乱というのは起きていないように思いますけれども、2020年問題は我がこととしてやはり認識しておりまして、今後とも各案の取組を進め、農産物、職員の円滑な物流に努めてまいります。
1:49:40
これは非常に重要な問題だと思っています。今はまだ起こっていないかもしれませんが、これから多分どんどんどんどん問題が出てくると思います。そういった意味において、ドライバーの方の待遇の改善は当然待ったなしでございます。そういった中で賃金上昇もあるでしょう。輸送コストが上がっている可能性がございます。そういった一方で農産物の価格はなかなか上がっていません。先般この委員会でも合理的な価格の形成という話がございました。そういう中において、果たしてどういうふうな形で合理的な価格の形成ができるのか、そこについては考えていかなければならないと思いますし、さらに配慮が必要なんだろうというふうに思います。時間も参りましたので、この点については質問はいたしませんが、是非両方が並び立つ形を作っていただけるように、政府一丸となって大臣にお取組をお願いしたいと思います。そのことをご要請申し上げさせていただいて、私の質問とさせていただきます。ありがとうございました。
1:51:06
皆さんお疲れ様です。農林中央金庫がアメリカ国債など債権の運用で多額の不満存亡を抱えています。損失処理に伴って今年度末、2025年度3月期には5000億円を超える最終赤字になる見通しが示されています。リーマンショック並みの今回巨額の赤字、改めてリスク管理の甘さが指摘されるところですけれども、農水省監督省としてのご認識と、そして今回財務の健全性を保つための1兆2000億円規模と言われる資本増強では、その増資はJAなどが引き受け先になります。増資の要請が大きな負担になって農林漁業の生産現場、あるいは地域経済への影響も懸念をしているところですけれども、政府対応、どのようにごお考えでしょうか。
1:51:57
22日に農林中央金庫は、令和5年度の計上利益が単体ベースで1195億円、令和6年3月末時点の自己資本比率は16.43%となった一方、今期の通期決算では5000億円超の赤字を見込んでいるとともに、1兆2000億円の資本調達につきまして、農林中央金庫への出資者でございます。系統金融機関と協議を行っている旨、発表したと承知をしております。農林水産省といたしましては、農林中央金庫の財務の健全性は確保されていると考えております。資本調達については決定されたものではなく、農林中央金庫を含みます系統金融機関内部で今後検討されるものであり、コメントすることは差し控えさせていただきたいと思います。その上で農林中央金庫は農協等から預かりました資金の運用収益を還元いたしまして、系統金融機関の経営基盤を強化する役割を担っておりまして、農林水産省といたしましては引き続き金融庁とも連携をし、金融市場の動向を踏まえつつ、農林中央金庫の経営について十分に注視をしてまいります。
1:53:30
カバンクなどは株であるとか、やはり企業向けの融資で、今回リスク分散をしながら資金を回収しているのに対して、農林中央金庫はこの投資の大部分を外債運用に頼るという収益構造の見直し、国際情勢を見通す部分について課題があったというふうに思います。この事業構造を見直して、海外の大型の 事業向けの融資であったりとか、あるいは手数料ビジネスといった収益の柱ということで進めようということで考えているようなんですけれども、これが成長するのは時間がかかりますし、やはり農林中期の利益が収益の大きな源泉になっているという、この地域の単価、農協もやはり少なくありません。今回それが最終赤字ということになって、今後シナリオとして、今後5年間はその後も赤字が続くということが示されているわけですから、そのシナリオを通りになってしまえば、この農協や組合員である生産者の収入にも影響してくるわけであります。今日は時間が限られていますけれども、また機会を見ながら注視をしていきたいと思っていますけれども、この足下では農林業者や生産高、資材高の影響を受けています。増資が負担になって、この農協の店舗が縮小されたりとか、サービスの縮小という形でおりを受けることがないように、ぜひとも監督省として最大限の取組をお願いしたいということを申し上げたいと思います。質問の順番を変えて、クマ対策について先にお尋ねいたします。今月の18日に秋田県の和之市でタケノコ捕りに入った男性が遺体で見つかりました。クマに襲われたものと見られていて、そこで捜索に当たっていた警察官2人もクマに襲われて大けがをしています。先週21日には秋田県は現場の山に県外から入らないように通知をすることを隣接する青森、岩手、宮城、山形の4県に要請をしているんですけれども、それでもその後もタケノコ捕りのために禁止エリアへの入山が残念ながら続いています。特に立入禁止エリアの道路脇に停まっているのは県外ナンバーの車が目立ちます。事故を知った上で、それでもあえてタケノコ捕りに来ている人もいるわけなんです。これまで一度もクマを見たことがないし、ヘルメットも被っているんだと。鈴矢爆竹を持っているだから大丈夫なんだと言って入ってしまっているわけなんですけれども、人は、人間は食べ物を持っているんだと。しかもさらに言えば人間は食べ物であるということを覚えてしまっているクマが、これから積極的に見つけた人に近づいていって襲ってくるケースも、やはりこれから音を察知して襲うケースも考えられるわけです。県を超えた広域での呼びかけ以降も続いている入山に対しては、やはり深刻な被害を防いでいくために、国として入山禁止のこの周知徹底を図っていく必要があるというふうに思いますが、政府対応どのようにお考えでしょうか。
1:56:34
お答え申し上げます。まず一般論といたしまして、地域における安全確保のための入山規制などの要請につきましては、やはり地域様々な事情がございますので、その状況を踏まえて、現場の状況に窒息している自治体において判断をいただき、その地域住民に周知いただくことがやはり基本ではないかというふうに考えてございます。今回の周辺の自治体に対する通知に対しましても必要な連絡がされていると思いますけれども、状況に応じて必要な協力を求めるということがやはり根本ではないかというふうに考えてございます。その上で、そのエリアが例えば国立公園の中であれば国立公園の管理者の立場から、それから国の土地であれば土地所有者の立場からなど、国としてはその権限の及ぶ範囲で周知に適切に協力をしてまいりたいというふうに考えてございます。緑田君。 基本を行った上で、いまだに対応が周知をした上でも変わっていないわけです。被害が懸念されているわけですから、広域での被害に対して国がしっかりと動いていただきたいというふうに思っています。竹ノ子は北東北では根曲り竹とも言われまして、初夏の味覚なんですけれども、山のご馳走としてこの時期やはり売れるわけです。でもお金よりやはり命が大事であ る。自分は大丈夫なんだという意識、正常化の偏見は捨て去るべきでありますし、行政が立入禁止とした場所に入れば犯罪になるんだと。軽犯罪法に適用されるんだということも、これは国としてしっかりと法律に基づいて、しっかりとこれは通知をしていただくことも必要ではないかというふうに思います。ぜひ抑止のために国として動いていただきたいと思います。昨年度も熊による人身被害が相次ぎましたけれども、熊の対策では個体数の管理は、例えば農業部門で環境省が担当しています。被害の防止については農業部門として農水省、そして森林の管理を担当するのは林野部門として林野町というふうに縦割りに分かれているんですけれども、しかしながら例えば個体数の管理ではどのぐらいの数に抑えれば、その人里での熊との圧力、被害を減らすことができるのか。あるいはその個体数、熊の個体数とするならば、森林に餌であるどんぐりをつけるこの紅葉樹が豊作か凶作かという、その年の年の変動はありますけれども、まず絶対数としてどのぐらいあればその個体数として熊の暮らしの環境が保たれるのか。つまり管理するその個体数が適切かどうかを決める上で大きく関係しているのは農産村の活性化の度合いであったりとか、あるいはその熊が暮らせる森林環境の保全の状況であったりとか、農業部門や林野部門が密接に関係しています。こういう状況を踏 まえて関係省庁で一体的に対策を進めていくという視点が重要ではないかと思います。適切な管理を進めるために、この省庁として別分野とされてきた状況もより、これは把握共有をしながらより広い視点で取り組んでいくことが必要ではないかと思いますが、大臣いかがでしょうか。
1:59:59
昨年の熊による人身被害の急増を受けまして、環境省が中心となりまして、農林水産省、そして林野町、そして国交省、さらには警察庁、こういった関係省庁の三角の下、本年四月に熊被害対策施策パッケージの取りまとめを行いました。この中で農林水産省は、農林業やその従事者への被害防止の観点から、人の生活権への失没防止に向けた、放任果樹等の誘引物の管理や観賞体の整備、農地周辺での捕獲、熊の生息環境の保全整備に向けた、新興根香林や紅葉樹林への誘導などを進めることとしております。農林水産省といたしましては、熊被害防止に向けまして、環境省、その他省庁とも連携を密にいたしまして、本パッケージに基づく施策をしっかりと推進してまいります。緑川君。従来の施策をさらに前に進めていくということは重要でありますし、今回違うのは、指定管理長寿に熊が先月追加してされました。都道府県への支援が強化されてくるということも、これは前進なんですけれども、省庁、やはり縦割れによる支援、それぞれの墨分けを行った上での支援ということではなくて、やはり省庁一体的に進めていくことが、都道府県、そして市町村の取組の充実にもつながると思いますので、この指定管理長寿に指定されたということを受けて、さらなる後押しをお願いしたいと思います。その上で、この指定管理長寿を管理、実際に担うのは都道府県になります。熊対策の交付金が今年度懸念される、やはりさらなる被害というものが最小限に抑えなければなりません。この出没抑制に取り組めるハンターであったりとか、あるいは自治体の専門職員、こうした方々の人材の育成に、やはり重点的に交付される必要があるというふうに思いますし、熊の個体数の推定調査というのは、各都道府県で個別に調査をしていますけれども、一方で同じ個体群が複数の県をまたいでいて、各都道府県で同じグループが生息をしていたとしても、各県がそれぞれに独自で調査をしている形になっています。培ってきた調査のやり方も異なっているわけです。この個体数の適切な管理に向けては、やはり全国の生息数を正確に把握するために推定調査の手法の統一化を図る必要があるのではないかというふうに思います。そしてそもそも、この指定管理長寿に指定されるまでは、この環境省の特定長寿保護管理計画の一環で、これまでこのように都道府県単位の調査が行われてきたわけなんですけれども、今はこの指定管理長寿に追加してなりました。同じこの指定管理長寿でいえば、猪瀬市については全国の推定調査を国が行っていますし、同じく日本自家もこの北海道以外、本州以南でこの推定調査というものを国が担っています。推定調査の手法の統一化をスムーズに進める上でも、この指定管理長寿となったクマについては、国が主体的にこの調査を進めるということが必要になってきていると思います。お考えいかがでしょうか。
2:03:49
お答え申し上げます。まず、クマ類による被害を低減するために、議員御指摘の人材育成を含めて、都道府県の状況に応じた総合的対策が重要だというふうに考えてございます。本年4月に関係省庁が取りまとめましたクマ被害対策施策パッケージにおきましても、環境省と農林水産省が連携をして人材育成確保に取り組んでいくということと知っております。環境省ではクマ類の指定管理長寿への指定を踏まえた指定管理長寿捕獲等事業交付金の事業内容につきまして検討を行っております。人材育成の支援も含めて、引き続き検討を進めてまいりたいというふうに考えてございます。それから議員御指摘の個体数の把握につきましては、環境省では都道府県が特定長寿保護管理計画を作成する際に参考となるガイドラインというものを策定しておりまして、その中でクマ類の個体数の調整や推計方法等についてもお示しをしてございます。クマ類の正確な個体数の把握でございますけれども、イノシシ科と違いなかなか難しいという面があるということも申し上げなければならないと思っております。技術面、それからコスト面も踏まえると、現時点で全国統一的に優位だというふうに、絶対これが必要なんだと言えるような手法を示すことがなかなか難しいというふうに専門家からも聞いておりますけれども、引き続き最新の科学的知見を踏まえながら、必要な技術的支援を進めてまいりたいというふうに考えてございます。
2:05:34
推計調査の手法などについても、国が伝えているということなんですけれども、例えば、同じ個体群でなっている秋田県と岩手県ですけれども、熊の生息域がやはり重なっている、同じ個体群で秋田県ではカメラトラップによる調査、つまりエサでおびき寄せた熊をセンサーカメラが捉えて撮影をして、この胸の月の輪の模様で、この月の輪ぐまの場合は個体を識別して生息数を出すということなんですが、その映像を判別する人手とか時間もありますし、何より判別する人の能力によっても結果が大きく左右されるということで、数が大きく変わるということが言われています。それに対して岩手県ではヘアトラップによる調査、有刺鉄線を張り巡らせた中にエサを置いておびき寄せて、鉄線に引っかかった熊の体毛から個体を識別して生息数を出すということで、同じ個体群を調査しているのに、やはりこの同じ個体群でさえ手法が違うんですね。そこでやはり国が主導しながら、この複数の県が共同で、同じ個体群でダブらないようにしっかりと、しかもやはり調査も統一化を図って調査に当たるということが必要ではないかと思いますが、この点についていかがですか。
2:07:04
お答え申し上げます。議員御指摘のような秋田、岩手とか同じ個体群が生息していると思われるところにつきましては、必要について環境省から秋田県、いわゆる岩手県、あるいはその隣接する県に対して必要な情報を提供等連絡には努め、手法の統一でありますとか、いろいろな点については引き続き支援をしてまいりたいと。A県で、秋田県でこういう手法でやっているけど、岩手県ではということで調整がつかないということは意味がありませんので、そういう点での技術的な支援はしてまいりたいと。ただ一般論として申しますと先生御指摘のとおり、カメラトラップというやり方、これは非常にコスト的にはより低い安いやり方でできるわけですけれども、個体識別の精度がやはり下がるというものがございます。ひるがえって個体識別を完全にやろうとしますと、一頭一頭捕獲をしてDNAを採集して、それをもう一回放充するというやり方があるわけですが、非常に危険度が伴うということと、それからコストが非常にかかるというやり方もございます。要は場所場所に応じて最適な方法というものを模索しながらやるのが、現時点ではやむを得ない調査方法だというところもございますので、そういうところも踏まえながら、なるべく効果的な手法をとってまいりたい。我々も各県と連絡を取りながら、重複勘定のないようなやり方を考えてまいりたいというふうに考えてございます。緑川君。詳しい御答弁ありがとうございます。やはりコストであったりとか、人間が危険が及ぶというような部分についても、やはりいろんな視点から取り組んでいかなければならないというふうに思いますし、地域の実情を踏まえた上で、それでもなお同じこの生息域においての、やはり全体の数を正確に掴むということが必要であると思います。秋田県では昨年度、既に2300棟以上が捕獲されています。これは、これまでの推定生息数でいえば4400棟ですけれども、半分以上が捕獲されたということになるんですが、果たして全体の数がどうなのかということ、それに基づいた対策もやはり変わってくると思いますので、この正確に掴む上での効果的な対策というのに努めていただきたいというふうに思っております。続いて、水田の裸近を進めることによる農業の多面的機能への影響について伺います。日本学術会議の答申では、農業の多面的機能を下辺の価値で評価すると、年間で5兆8000億円以上の価値になります。こ のうち最も大きいのが洪水防止機能。実地水ダムの代わりとして評価をすれば、およそ3兆5000億円と試算されています。毎年のように国内各地で起こる豪雨災害に対して、水をためる大きな役割を果たす水田の、その面積が今回20歳によって減ることによって、この価値が損なわれることはないのか。今、防水、防災減災のために、田んぼダムや流域治水を関係省庁と協力して農水庁を取り組んでいますけれども、20歳を進めることによってこうした取り組みの効果が薄れることはないのでしょうか。
2:10:20
農業の多面的機能の発揮につきましては、水田は雨水を一時的に貯留し、洪水や土砂崩れを防ぐなど重要な役割を担っているものと認識しております。しかし、畑につきましても、形態の相違はあるものの、土壌を好奇して生産が行われることを通じまして、洪水の防止、土壌流出の防止等、地域において重要な多面的機能を発揮しているものと考えております。また、地域社会、文化の形成など多面的機能につきましても、水田だけでなく、畑における農業生産活動が大きな役割を果たしているというふうに認識しております。いずれにいたしましても、水田、畑地に限らず、多面的機能が適切に発揮されるよう、今後とも日本型直接支払いなどの支援に努めてまいります。なお、現在各産地におきまして、農業の実情を踏まえまして、水田機能を維持して産地化するのか、あるいは畑地として産地化するのか、検討をしていただいているところです。これらの各産地の実情や検討結果も踏まえつつ、タンボダムや農地の保全などの農地農業水利施設を活用した流域地水の取組について、引き続き促進してまいりたいと考えております。
2:11:52
東進では、貨幣の価値以外に数量評価の事例も挙げています。農業総合研究所では、水田にためることができる水の量は、経波の高さや水田の面積からおよそ52億立方メートル。それに対して畑は、土壌中にためられる量として8億立方メートルというふうに評価しています。大臣は、畑にもそういう機能があるというふうに言うんですけれども、明らかに数字が違うんですね。この畑の5、6倍の水というのを水田はためることができるわけです。水を一時的にためることで河川への急激な水の流れ込みを和らげて、周辺、下流域での水害の被害を軽減したり、防止できる機能というのは、完全な畑になれば、それが低下するのは明らかではないでしょうか。
2:12:41
すいません、簡潔でお願いします。今、委員御指摘の、田と畑の違いがございますけれども、流域地水に関して申し上げますと、流域全体であらゆる関係が共同し、豪雨による被害を軽減させるわけで、要は田んぼダムの取組だけではなくて、水害が予測される際には事前に農業ダムとか、ため池の水位を低下させる事前放流、農地のみならず、市街地や集落の淡水防止を防止軽減させる排水施設の整備活用などの、様々な取組を組み合わせて行われるものでございますので、そうした組み合わせをしながら、しっかりと流域地水を進めてまいりたいと考えております。
2:13:27
時間がないんですけれども、最後の問いで、全国で農地がさらに減っていくという前提に、立たざるを得ないわけですけれども、その中で生産力を高めるためには、表作だけでなくて、秋から春にかけての裏作を広げる、二毛作を拡大させて、今ある農地の耕地利用率をいかに高めていくかという視点が大切であるというふうに思います。資料もお配りしていますけれども、かつて昭和31年には、この作付農目面積、表作と裏作のこの面積のトータルが827万ヘクタール、左側ですけれどもありました。これは耕地利用率137.6%で、裏作が非常に盛んでした。九州の暖かい地方では盛んなところもありますけれども、今全国ではもう作付面積の半分以下になってしまっているわけです。しかし今温暖化の影響で、水田での二毛作が可能な地域が広がってきているというふうに思いますし、国産化が急務である小麦を裏作として秋にまいて、翌年の春から初夏にかけて小麦を収穫する、その後稲刈りを行う、稲作を行う、それができる地域が今増えていると思います。同じ工作地で農業所得を増やし、畑では懸念される連作障害も起きません。二毛作によって水田の高度な活用を進めながら、国内の生産力、食料自給率を高めていくべきであるというふうに思いますし、併せて、この最後のお問いですけれども、二毛作は積雪のある地域ではなかなか実施が難しいと言われてきたんですけれども、裏作として牧草では、例えば栽培で人気のあるイタリアンライグラスの新しい品種で、積雪があっても栽培できる品種が出てきました。表作として主食用米、添削田であればWCS、あるいは飼料用米、トウモロコシ、そして裏作ではイタリアンライグラスの雪に強い品種を組み合わせれば、雪国であっても二毛作ができます。引き受けての見つからない、長寿被害が懸念されている有給農地の活用に取り組めたりとか、構築連携で安定的に飼料を確保しながら、そこで放牧ができたりとか、良質な和牛の生産にもつながるというふうに思いますが、最後に御所見を伺いたいと思います。
2:15:34
水田二毛作など水田の有効活用を進める必要があるというふうに考えております。九州など西の方の地域であれば、これは年間で二毛作ができます。しかしそれ以外のところにおきましても、イネ、麦、大豆、二年三作の取り組みも多くなってきているというふうに思っております。こういったものをさらに進めながら、一方の方で委員が今おっしゃるところの、牧草も含めたイタリアンライグラスも含めた二毛作の活用、こういったものも今後取り組んでいく必要があるというふうに考えております。
2:16:12
ありがとうございます。質問終わります。
2:16:34
川内でございます。今日も発言のお機会をいただきまして本当にありがとうございます。今日は、野党半島地震における農林水産部門の被害状況、そしてまた復旧状況について、まず教えていただきたいというふうに思います。石川県のホームページの災害対策本部会議資料を拝見をいたしますと、5月21日現在で、石川県内の農道、水路、林道、漁港の被害件数あるいは被害箇所数について、農道が1670件、水路が2088件、林道が2120箇所、漁港が、県管理漁港が7校、市町管理漁港が53校、という形で被害を受けていますよという被害状況が記載をされております。他方でどのくらい復旧したのだろうかということについては、数字が記載されておらないんでございますけれども、今申し上げた被害件数、被害箇所数に対応する応急復旧した件数をそれぞれ教えていただきたいというふうに思います。
2:18:20
お答えいたします。石川県におきます農道、水路、林道及び漁港の被害状況については、現在調査中でありますが、今、委員御指摘の数 字での被害箇所数でございます。それに対しまして、農道、水路及び林道の被害箇所数は多数に上っておりまして、また応急復旧は国の査定前に実施されることから、これらの応急復旧の箇所数は承知しておりませんが、漁港につきましては、5月20日時点で被災した60漁港のうち19漁港で応急復旧を実施中であります。
2:18:58
はい。農道、水路、林道については応急復旧をした箇所数については承知していらっしゃらない。国としては災害査定をした上で復旧事業を支援するのだというお立場であろうというふうに思いますが、他方でですね、私ども国民の立場から公表されている資料などを見てですね、「あ、石川県の都半島地震で被害を受けているけれども、頑張っていらっしゃるんだなあ、みんなで応援しなきゃいけないなあ」というふうな気持ちをしっかりと持ち続けるためにもですね、国としても応急復旧の箇所数などについて、石川県に教えてねということで、石川県ホームページに記載するなり、あるいは政府の方でもホームページで被害箇所数については公表していらっしゃるようで すから、どのくらい復旧復興が進んでいるのかということを多くの国民の皆さんに知っていただくという意味で、応急復旧の箇所数もしっかりと公表された方がよろしいのではないかというふうに思いますが、大臣にですね、石川県にしっかりとそういう面について、じゃあ助言しようねというお気持ちがありやなしやというところをご発言をいただきたいというふうに思います。
2:20:33
丁寧にご説明、あるいは丁寧に情報を提供していくというのは大事なことでありますので、委員の質問を受けまして、こういう質問があったかこういう質問があったかということで、長谷知事の方にしっかり伝えたいというふうに思います。
2:20:49
ありがとうございます。とても大事なことだろうというふうに思うんです。よろしくお願いします。それでですね、最近定額減税についてですね、給与明細書にその額を記載させるということでですね、大変なコストがかかるとかですね、めちゃめちゃ制度が複雑だとか、減税だけじゃなくて給付を受ける人もいるらしいとか、その人数が2300万人になると。昨日の夜ニュースでやってましたけど、いろいろ政府には減税だけじゃなくて、話題も提供していただいておるわけでございますけれども、そこでちょっとお伺いしたいんですが、この6月に定額減税が実施されると、農家の皆さんというのは個人事業主である方が多いだろうというふうに思うんですけれども、農家の皆さんへの定額減税の恩恵というのは、6月に当然あるんですよね。いかがですか。
2:22:05
お答え申し上げます。お答え申し上げます。失礼いたしました。農家を含む事業所得者の方々につきましては、農税の機会を通じて減税することをしておりまして、予定農税の対象者につきましては、本年7月以降の予定農税の機会から、それ以外の方々につ きましては、令和6年分の所得税に係る確定申告の機会に減税を行うこととしております。
2:22:40
農家の方々というのは、非常に最近コストも上昇しているし、予定農税をされる方というのは少ないのではないかというふうに思うので、確定申告の時期、すなわち来年年が明けてからということに、この定額減税の恩恵はなってしまうということで、この物価が上がり、様々な肥料、飼料、農薬の値段も上がって、お金が喉から手が出るほど欲しいという農家の皆さんには先送りに来年になってしまう。それだけでもこの定額減税って一体何なのというふうに思うんですけれども、そこでもう一つお尋ねしますが、そもそも、農村における農業法人などというのは、中小、冷細企業が多いわけですが、そこの給料で働いていらっしゃる皆さんには、農業者の皆さんには、6月からの減税になるということなんですが、中小、冷細な農業法人の経理事務がまことに煩雑になるわけですよ ね。減税額を給料明細書に記載しなければならないわけですから。じゃあ、そもそも、この給料明細に定額減税額の記載を義務づけるということなわけですけれども、ここからよく聞いてくださいね。定額減税額の減税額を給料明細に義務づけるというのが今回の制度である。じゃあ一般論としてですよ。一般論として、例えば所得税減税の減税額を今まで、減税額を給料明細に記載を義務づけたことがありますか。
2:24:44
お答えいたします。前回平成10年の歳でございますけど、同様に。
2:24:51
それ定額、だからよく聞いてくださいと言ったじゃないですか。平成10年のときも定額減税なんですよ。だから一般論として減税をする場合、減税をする場合、減税額を給料明細書に書かせたことはありますかということをお聞きしております。
2:25:11
お答えいたします。減税につきましては、単に手続だけではなくて、目的も含めまして、効果を求めているものでございまして、その減税減税の機会に、そうした趣旨などを踏まえまして、その要否を我々は判断しているところでございます。
2:25:36
いや、さすが財務省の審議官は優秀なんですね。紙を見ずにお答えになられてですね。だから紙なんか見なくても議論できると思うんですよね。私が聞いたのは、定額減税以外で減税するときに、その減税額を給料明細書に書きなさいよと義務づけたことが過去あ りましたでしょうかということをお聞きしております。
2:26:13
お答えいたします。申し上げたように、なかなか一般論でできないところでございますが、ファクトで申し上げますと、平成6年、7年、8年の際、義務づけをさせていただきました。
2:26:33
恐縮です。誤りないように紙で確認いたします。