1:05
これより、内閣委員会・厚生労働委員会連合審査会を開会いたします。先例によりまして、私が連合審査会の会議を主催いたします。子ども子育て支援法等の一部を改正する法律案を議題といたします。本案の出資説明は、お手元に配付いたしました資料により、ご了承お願い、その聴取は省略いたします。これより質疑を行います。質疑のある方は、順次ご発言願います。
1:36
自由民主党の友能利予でございます。この度は、質問の機会をいただきまして、理事の皆様、ありがとうございます。子ども子育て支援法等の一部を改正する法律案について、質問をさせていただきます。この法律は、子ども未来戦略等に基づき、給付の拡充と財政基盤の確保を一体的に整備するものです。本日は、給付と財源の両面から質問をさせていただきたいと思います。まずは、給付面についてですけれども、出産・子育て応援給付金と伴走型相談支援の制度化についてです。令和4年度からこの事業が始まりまして、10万円の経済的支援に加えて伴走型相談支援としまして、妊産婦の方、子育て当事者の方が、3前3後に不安を抱えている場合などに、保健師や助産師等と面談して相談できる機会というものができました。思い返せば、私も妊娠をした直後に、何を調べていいかわからず、本屋さんで本を買ってみたりですとか、アプリを入れてみたりですとか、私は看護師出身でしたので、昔の教科書を開いてみたりとか、いろいろな情報を調べて、妊娠のことを知ったりしたんですけれども、やはりインターネットで計算するということもすごくしましたけれども、いい面もあって、いろいろな情報があふれていますから、不安もそこで煽られたりということがあって、相談したいことが出てきたときに、次の妊婦検診まで、行政機関と日頃つながっているわけではないですから、次の妊婦検診まで等と思っているうちに、忘れてしまったり、行っても引き忘れてしまったりということを繰り返したなということを考えますと、今回こういった事業の中で、あなたが支援の当事者ですよということがわかるように、プッシュ型で支援がされるということは、とても良いことではないかなというふうに感じているところです。現在、伴奏型相談支援としましては、妊娠初期と中期と産後の3回面談が実施されていますけれども、どれも重要ですけれども、この中で特に2回目の妊娠後期の相談というのが、とても重要ではないかと考えています。このタイミングでできる限り多くの妊娠産婦の方々が、保健師ですとか、助産師さんとか専門家の方と面談していただいて、不安を解消していただいたり、あと産後のいろいろなサービスを知っていただくということで、安心して出産に臨んでいただいたりですとか、その後の産後の過ごし方にもすごく影響するのではないかなと考えております。政府が今国会に提出した法案においては、この伴奏型相談支援が、児童福祉法の妊婦等包括相談支援事業として法定化されることになります。この制度化に合わせて、より効果的な相談支援となるように、検討を進めていただきたいと考えておりますけれども、子ど も家庭庁の御見解をお聞かせください。
4:28
お答え申し上げます。御指摘いただきました伴奏型相談支援でございますが、合計10万円の経済的な支援と合わせまして、妊娠届出児、それから妊娠8ヶ月頃、そして出生後の面談や、継続的な情報提供、随時の相談を受け付けることで、必要な情報提供を行ったり、悩みを相談したりするとともに、ニーズに応じてさらなる支援や支援サービスにつなげていくというものでございます。御指摘いただきました妊娠8ヶ月頃に行う2回目の面談ですけれども、事前にアンケートを実施して、希望する方や必要なる方に面談を実施するということが実施要項で記載をしているところでございます。昨年度の実施状況を見ますと、2回目の面談を全ての妊婦を対象に実施していると答えた市町村の割合は全体の4割でございます。比較的規模の小さい市町村を中心に、全員に面談を実施している自治体も多く見られるというような実態がございます。妊娠後期の面談は、ただいま委員から御指摘いただいたように、出産に向けてイメージを膨らませていく、また比較的体調も落ち着いた時期にもあるということもあって、その重要性については審議会でも多く指摘をいただいているところです。一例にしましても、相談支援の必要な向上、非常に重要な課題でございますので、法案が成立しました月には施行に向けて自治体の取組状況、体制などを踏まえながら、相談支援の方法について具体的なガイドラインを作成するなど、効果的な支援が行き届くように努めていきたいと考えております。
6:07
ありがとうございます。2回目4割ということですので、妊娠7ヶ月頃に面談の案内文とアンケートを郵送して、メールも含むそうですけれども、希望者のみ面談というと ころをですね、入り口をどうするかというところも含めてですね、今後検討を進めていただければと思います。この伴奏型支援という意味では、今申し上げた3回だけではなくてですね、その間を埋めて継続的に必要なときに相談ができるということが重要ではないかと考えております。例えば山形紙さんでは、親子寄り添いチャット山形というものがありまして、有志各社がですね、相談支援の実務経験がある相談員を配置したチームに、SNSを通して相談を受けるような仕組みを作っていたりしますけれども、今回法定化される伴奏型支援でも決してこの3回だけではなくて、その隙間を埋めるような密度の濃い継続的な相談支援を市町村が行うことを想定しているものだと考えておりますけれども、そのような理解でよろしいでしょうか。政府参考人お願いいたします。
7:06
はい、お答え申し上げます。委員御指摘のとおり、伴奏型相談支援においては、妊娠期から切れ目のない支援を行うという観点からも、3回の面談のみならず、それぞれの面談を実施した後も緩やかな伴奏型支援として、SNSやアプリ、オンライン等を活用しつつ、情報発信、相談受付を継続的に行うこととしております。実際に、ただいまの山形市の事例をご紹介いただきましたけれども、SNSやオンラインを活用しまして、専門家への相談ができる体制を確保していたり、子育て支援のアプリやSNSを利用して、子育てイベントや行政サービスの案内といった子育て情報のプッシュ型の発信を行っていたりと、地域の実情に応じて、様々な方法で支援を行っていただいておりまして、そうした市町村の取組を我々も把握をして、講じ例として収集をし、抑点化を図っているところでございます。こうした取組は、制度化後も継続して行っていただくことを予定しております。いずれにしても、先ほど申し上げました具体的な相談支援の方法などを示したガイドラインの作成などを通じまして、効果的な支援ができるように必要な支援を図ってまいります。