1:05
ただいまから、地方創生及びデジタル社会の形成等に関する特別委員会を開会いたします。議事に先立ちまして一言申し上げます。いくつかのマスコミ報道において、パンハラがあったのではないかと指摘があった点について、これまで自分の自身の行き過ぎた言動や対応に対して猛声をしております。委員会運営にも影響を与えているところであり、理事はじめ、委員の皆様に深くお詫びを申し上げます。
1:34
先日、理事懇談会においても、各会派の理事の皆様より厳しい御意見、御指摘を頂戴いたしました。皆様からの御指摘、そして意見、御意見、決して容認されるべきではないとの言葉を重く受け止めております。今後全力で信頼回復に努め、二度とこのようなことがないよう、委員長として諸君を精神整備努めてまいります。委員の異動について御報告いたします。昨日までに里見隆史君及び石井光子君が委員を辞任され、その付欠として宮崎雅治君及び高木香織君が占任されました。政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。情報通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性の向上及び行政運営の簡素化及び効率化を図るためのデジタル社会形成基本法等の一部を改正する法律案の審査のため、本日委員会に理事会協議のとおり、警察庁長官官房審議官 小林豊君ほか12名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。御異議ないと認め、最後決定いたします。情報通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性の向上及び並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るためのデジタル社会形成基本法等の一部を改正する法律案を議題といたします。
3:12
まず、政府から説明を聴取いたします。河野デジタル大臣。
3:16
情報通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性の向上並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るためのデジタル社会形成基本法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。この法律案は、デジタルによる手続き完結に加え、行政機関等が円滑なデータ連携を行い、手続において一度限りの情報提出とすること等の環境整備を行うことで、国民の利便性向上と行政運営の簡素化効率化を図ることを目的とするものであります。次に、この法律案の内容についてその概要を御説明申し上げます。第一に、デジタル社会形成基本法において、施策の策定に係る基本方針にデータの内容を正確かつ最新に保つこと等のデータの品質の確保のための措置を講ずることを追加するとともに、デジタル社会の形成に関する重点計画において定める事項にデータの品質の確保に関し、政府が迅速かつ重点的に講ずべき施策を追加することとしております。第二に、情報通信技術を活用した行政への推進等に関する法律において、公的基礎情報データベースの整備等の推進に係る措置を講ずるとともに、他の法令の規定により変更届出を行わなければならない法人に係る名称等の登記事項について、行政機関等がデータ連携により入手した場合は、当該変更届出が行われたものとみなす旨の措置を講ずることとしております。第三に、独立行政法人国立印刷局及び情報処理の促進に関する法律において、公的基礎情報データベースの整備等を効果的に推進するための体制整備として、独立行政法人国立印刷局にデータの加工等の業務を、独立行政法人情報処理推進機構にデータの標準化に係る基準の作成等の業務を追加した上で、関係業務の主務大臣に内閣総理大臣を追加する措置を講ずることとしております。第四に、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律において、内閣総理大臣が特定個人情報を利用して事務処理を行う行政機関等に対し、当該情報の正確性の確保のための必要な支援を行う旨の規定を定めることとしております。また、個人番号カードについて本人確認に係る機能を移動端末設備に搭載するための措 置を講ずるとともに、次期個人番号カードの導入に当たり、同カードの電磁的記録事項として性別案を残した上で、懸命記載事項から性別を削除する等の措置を講ずることとしております。なお、この法律は一部を除き、交付の日から起算して1年3ヶ月を超えない範囲内において、政令で定める日から施行することとしております。以上がこの法律案の提案理由及びその内容の概要であります。何とぞ慎重御審議の上、速やかに御賛同を得らぬことをお願い申し上げます。以上で出説明の聴取は終わりました。これより質疑に入ります。質疑のある方は順次御発言願います。
6:22
自由民主党の山本恵介でございます。本日は質問の機会をいただきましてありがとうございます。質問に入ります前に、本日の委員会の開会冒頭、委員長から御自身のことについての説明そして謝罪がございました。我が会派としても、あらゆるそしていかなるハラスメントも容認しない、そのような立場でございます。本日の委員会の冒頭でその時間を皆様方にとっていただいたこと、そして謝罪の対象は、おそらく今日の日までの委員長の活動の中で、心を傷つけられた方々に向けられたものだろうというふうに理解をしております。その思いが届くには、当然のことながら道のりが長いものがあろうかと思いますが、誠実に努力されますことを期待したいと思います。そのような思いから、しっかり私自身も思いながら質疑に入っていきたいと思いますので、大臣、そしてデジタル庁、警察庁の参考人の皆様方どうぞよろしくお願いします。ただいまですね、大臣からしっかりと法案の趣旨を説明いただいた内容について質問していきたいと思いますが、先週だったと思いますけれども、マイナーカードの偽造、今日も本会議においての質疑の中にも出てきました。これはもう本当に単純な偽造の作成過程がそこにあるなというのを見て取れるわけですけれども、そんなにやすやすと偽造できていいのかという観点もあろうかと思います。しかしながらこれまで我が国には、本人確認、身分を証明するというものは、マイナーカードだけじゃなくてですね、保険証や免許証やパスポート、そういったものがございました。本日警察庁の参考人の方にも来ていただいておりますけれども、こういった本人確認、身分証明をする行政の書類においてですね、これまでどのような偽 造があり、そしてそれらがどのような事件につながったか、概略をご説明いただきたいと思います。
8:43
お答えいたします。偽造されたマイナンバーカードや運転免許証など、偽造本人確認書類の悪用事案につきましては、例えば携帯電話の乗っ取り、いわゆるSIMスワップ事案、あるいは銀行口座の不正開設事案など様々なものが存在いたします。こうした事案につきましては、刑挙等の罪名が多岐にわたることなどから、その全体像を把握することは困難でありますが、例えば特殊詐欺に悪用された携帯電話回線に係る契約時の本人確認書類に限れば、都道府県警察からの報告により、その種別及び侵害に係る内訳を把握しております。具体的には、令和5年中に特殊詐欺に悪用された携帯電話回線のうち、契約時の本人確認書類が把握できたものが619回線あるところ、そのうち契約時に本人確認書類として運転免許証が使用されたものが534回線あり、さらにそのうち偽造の運転免許証が使用されたものが386回線ございます。また、当該619回線のうち、契約時に本人確認書類としてマイナンバーカードが使用されたも のが23回線あり、さらにそのうち偽造のマイナンバーカードが使用されたものが1回線ございます。その他にも、偽造本人確認書類が悪用された事案等につきましては、もぐら的ではないものの、都道府県警察から報告を受けているところであり、この種の事案自体は、先ほどご説明いたしました、携帯電話回線の契約に係るもの以外にも発生しているものと認識しております。
10:45
ありがとうございました。すなわち、我が国におけるそういった本人確認や身分証明を行うものというのは多数あるけれども、そういったものを偽造して犯罪に活用されたものというのはたくさんあるということが今わかりました。ただ、だからこれからはどうするんだという話を今から聞いていくんですけれども、法令を改正してですね、警察庁の方にも、この偽造、偽変造防止令は平成27年ですか、法改正を行ってICチップを入れる、そして免許証であることをですね、先ほどおっしゃった心眼ということがありましたけれども、その心眼を検知するですね、機械といったものもあると。おそらくマイナンバーカード、これもあるわけですけれども、この設 備をそこに設置することに少し経費がかかると。また、そういった内容についてもまだまだ詳しく知らない方々もいらっしゃると。やはりこれは活用はできるけれども、活用する側にしっかりとした知識と認識と、そしてそれらを見極めるという方法内容をですね、しっかりとわかっていなければいけないのかなというふうに感じました。これから警察庁におかれてはですね、これらについての対策また啓発について、どのような呼びかけを国民の方々にされるのか、ご答弁をいただきたいと思います。
12:07
委員御指摘のマイナンバーカードや運転免許証などにつきましては、犯罪収益伝播手法上の本人確認書類の主として規定されておりまして、同法上の特定事業者が一定の取引を行う際に、これらの書類を利用した本人特定事項の確認を義務づけております。また運転免許証につきましては、御指摘のとおり、偽造防止措置として、懸命の記載事項を記録したICチップを組み込むなどの対策を実施しております。この点、当庁といたしましては、犯罪による収 益の移転防止等の観点から、各特定事業者において本人特定事項の確認が適切に行われることが極めて重要であると認識しているところであり、偽造本人確認書類の悪用を防ぐため、これまでも所管省庁を通じて各事業者に対し、偽造本人確認書類に係る必要な注意喚起を行うとともに、適切な本人特定事項の確認を徹底するよう呼びかけを行ってきたところでございます。今後も関係省庁関係部門と連携し、また新たなデジタル技術の拡充についても見据えつつ、新生な本人確認書類による適切な本人特定事項の確認が徹底されるよう、必要な取組を実施してまいりたいと考えております。
13:34
新しい取組をして、それを社会にしっかりと落とし込んで標準なものにしていく。それは当然発信する側だけじゃなくて受け止める側、国民の皆さんが理解する。また経済活動に呼ばせてくる民間の方々が理解する。で活用していく。その中で偽造、犯罪につながる事柄がある。しかしながらそれは利用する側、そして発信する側がしっかりと当たり前の使い方や、当たり前に使える、安全安心に使える環境づくりに、ともに努めていかなければいけない。このことで一つとってですね、新しく生み出される、まあ行財政改革であったり、国民の生活の向上だったり、そういった新しい時代がなかなか遠のいてしまう。そういったことがあろうかと思います。今が一番過渡期ですから、そこはしっかりと抑止に努めていく、啓発に努めていく必要性があろうかと思います。今回の事案はマイナンバーカードであります。デジタル庁の対策、即座に行ったことを説明いただきたいと思います。
14:39
お答え申し上げます。まさに移行期というお話もご指摘もございましたが、まず、県面の方に特殊因期の活用等各種の偽造防止対策を講じております。それと同時に、やはりICチップ の情報を読み取っていただいて、新鮮な県面を確認していただくということが重要かなということで考えてございます。特に公断のためにデジタル庁と総務省は、犯罪収益防止法及び携帯電話不正利用防止法を所管する警察署及び総務省に、県面のセキュリティ対策の内容、ICチップを読み取ることで厳密な本人確認が可能であること、ICチップの読み取りが可能なソフトウェアについて説明した事務連絡を通知いたしまして、本人確認を実施する事業者に対して、こうした内容、まさに使われる方の事業者にきちっと伝えるということをしっかりやっていただきたいということをお願いしているところでございます。加えてデジタル庁自身でも、読み取りのソフトを持っていらっしゃらない方がそもそもいらっしゃるんじゃないかといったところについては、ソフトを開発して配布をするといったようなことも現在検討させていただいているところでございます。
15:47
しっかりとした取組が求められるところだし、しっかりとした取組をしようとしている人たちが、その努力が無駄になる、期待が無駄になる、そういった場面であろうかと思います。大臣の先の会見でもありまして、今も説明ありましたけれども、無償アプリやパソコンで読み取りソフトの提供など、そういった新しい取組というのもあります。設置に費用がかかる、だからこそ設置しない。もしくはその判断ができるものがあるのに、判断ができるものがあるということを知らない。そういう状況の社会であれば、犯罪というのはとどまるところを知らないんだと思います。ぜひともその取組に、大臣のコメントを最後いただきたいと思います。
16:28
このマイナンバーカード、ICチップでデータを読み取っていただくのが、これも一番確実な本人確認であります。もうすでにパソコンにカードリーダーをつけていただいて、これを読み取る、この ソフトはもうJLISの方から出しております。ただ、今回のように、例えば携帯ショップ、お店の中に携帯電話がいっぱいあるわけですから、携帯でこれができるようになれば、いちいちパソコン、カードリーダーは必要なくなりますので、今デジタル庁の方では、スマホで読み出すことができないか、そういうアプリを開発して、できれば無償配布していきたいというふうに思っております。もうすでにパソコンとカードリーダーでは無償のソフトがございますので、なるべくそれを導入していただいて、スマホでも同じようなことができるように努力していきたいというふうに思っております。
17:25
スマートフォンの活用、これがポイントであろうかと思います。今回の法改正においても、スマートフォンと絡むことから、要は国民の方々が持っている端末の活用、そしてそこにつながる情報というものが、正確に、そして安全に、または新しくなっていかなければならない。そういった ものを取り組むために、法律の改正がなされているというふうに理解しています。ページ、ベースレジストリを連携し、ワンスオンリーでコネクテッドワンストップのデジタルファーストの社会を目指すと。別にデジタル上が書いた文章がこうなっているわけじゃないんですけど、この用語ですね、一つ一つを考えたらなかなかわからないけども、これらを作っていく専門家の方々には理解できていて、今回そういった内容について、うとい私にとってもですね、すみません、我々とか言ってしまいました。私にとってもですね、理解する内容をデジタル調査の方との話の中で出ました。それはですね、一箇所一度きり紙には欠かせないと。こんな行政サービスの入り口をしっかりと作っていくための環境づくり、そしてそのための法改正が今回なされているというふうに私は理解をしました。この一箇所一度きり紙には欠かせないということで、ミスをなくすことにもつながりますし、これまでの縦割りの象徴である、どちらかの行政でやったならばこちらでも書いてください。こちらの象徴でやったけれどもこちらでも書いてください。そんな二度手間三度手間がなくなっていく。さらに最後には書くことも必要になくなっていく。そういったものであろうかと思います。この法案、新しい改正の内容についてその概要を改めてご説明いただきたいと思います。
19:13
今、委員からお話がありました、ワンスオンリーダのコネクテッドなんちゃらとかですね、カタカナが、このデジタルの分野好きなんですけども、分かんないんですよね。何年か前に官邸の閣僚会議でここに書いてあるカタカナみんな分かる人いるかと言ったら、そこにいる人誰も手を挙げなかったというところがありますので、今デジタル庁の中で、カタカナの分からないやつは撲滅して、副材を基地になったつもりで日本語に置き換えろという指示をしておりますので、今度の重点計画はもう少し分かりやすい文書で出したいというふうに思っております。今回の法律は、この行政機関がしっかりとデー タ連携を行った上で、国民の皆様から一度情報を出していただいたら、もうそれで手続きが完了できる、それを目指していきたいというふうに思っておりまして、そのための環境を早急に整備をする、そのための法案でございます。いろいろな住所であったり、陶器であったり、いろんな公的な基礎的な情報のデータベース、これをまずしっかり整備をする。そのために国立印刷局に新たな任務を付与したいというふうに思っております。それからこのマイナンバーの情報、これが正確であることが大事ですので、この正確性を担保するための支援というものを、しっかりやっていかなければならないというふうに思っております。またいよいよマイナンバーカード、時期カードの発行に向けて、さまざまな準備作業が始まりますが、県面から性別を落とした上で、電子的な記録の中には性別が必要な手続きもあるということですから、電子的記録の中には性別を残した上で、県面から性別を削除したいというふうに思っております。そして今、アンドロイドには多少のマイナンバー機能を載せ ておりますが、iPhoneについても同様のことをやりたい。証明書機能をスマホにしっかりと載せて、マイナンバーカードをいちいち読み込まなくても手続きができる、行政手続きをスマホで完結できるようにしていきたい。そのための法律的な整備をする、そうした法案になっているところでございまして、国民の皆様の利便性の一層の向上に寄与できるというふうに思っているところでございます。
22:12
ありがとうございました。そういった法律法案の中身ということでした。今言及いただきました国立印刷局や情報処理推進機構の連携、私も説明でよくわかったんですけれども、当然印刷をするところはもう印刷する必要がなくなっていくわけですけれども、その印刷をする、プリントアウトをする、手前までの情報の整理というのは、まさしくこれ まで国立印刷局が務めてきた、また情報の処理についてはこの推進機構がやってきたと、まさしくその情報を取り扱うところのプロであります。そこが今回のマイナンバーカードやマイナ制度に連なる取り組みに、デジタル化にもしっかりと一躍になっていただこうというふうな展開であると理解しました。大臣お触れいただきましたけれども、アンドロイドにはすでにということでありました。まさしく今回の事件もそうでありますけれども、やはりセキュリティを高めていく、守らなければいけない対象が複雑さきに分かれるんじゃなくて、1つであれば、一元化されていけば、そこをしっかりと守っていけばと、そこだけ狙えばと逆の心理もまた腹立たくかもしれませんけれども、まずはそこをしっかりと守ると。そのためには、今国民の多くが手に持っている、また携帯をしているこの端末であるスマートフォン、ここに搭載できれば、本当に素晴らしい暮らしがまた始まるのかな、また安心安全で対応できるのかなというふうに思います。今、ちょっと話は変わるんですけれども、以前大臣、委員会中に検索、何か言葉を聞かれて、携帯を取り出して、検索をされそうになって注意をされた、そういったことがあったかと思います。私、今ここをやってみたら、皆さん手元にこのパソコンという端末を置くんですけど、携帯も端末なんですよね。これなんでこのスマートフォンとパソコンというのを分けるんですかね。通告していませんけど、大臣、何かお考えがあれば、デジタル庁の大臣としてご答弁いただきたいと思います。
24:14
皆さんスマホを広げていらっしゃいまして、私も携帯を出して何かやると叱られちゃうという、これは国会の仕切りでございますから、あまり行政の人間がこのルールについて問いをかくというのは控えなきゃいかんと思いますが、携帯の中にも大きいのがあれば、パソコン、タブレットの中には小さいのもあって、どこに差があるのか、よう分からんという時代になってきておりますので、ぜひこれは地デジ委員会長のリーダーシップで、地デジでは別に携帯を使ってその場で検索してもいいよ、そう いう独自ルールにしていただいて、また前にも申し上げたと思いますが、コロナでみんなオンライン会議普通に広がっているわけでございますから、ぜひ一度この地デジ委員会オンラインで委員会を開催していただけたらというふうに思っておりますので、委員長、理事をはじめ、委員の皆様にお願いをしたいと思います。
25:18
ありがとうございます。礼儀や作法を重んじる我が国において、やはりマナーというものが先行して、新しいもののところに少しストップをかけると、それで大事なんですけれども、やはり携帯電話も端末に過ぎないわけでありますので、そういったリテラシーや情報の認識のあり方というのもしっかりと国会で示していく必要があるなと感じて、すみません、横にそれて時間がなくなりましたが、お伺いしたいのは、このマイナンバーカードの機能がスマートフォンに搭載されていくとなれば、マイナ保険証や先ほどから出ている運転免許証、そして安全安心なものにつながっていくというふうに思います。そのためには法改正や システムの改修など、当然のことながらハードルがたくさんあると思いますけれども、このスマートフォンの搭載、これらの実現についての、今、必要性は十分お聞かせいただきましたが、スピードを上げていく、このことについて大臣の所見があればお伺いしたいと思います。
26:19
やっぱりマイナンバーカードを使っていただいて便利になったよという声はいただくんですが、例えば確定申告のときなんか、何回カードを読まなきゃいけないんだと、そのたびに暗証番号を打ってというお叱りもいただいたところでございますので、やっぱりこのiPhoneにもマイナンバーカードの機能、電子証明書の機能を搭載をしていきたいというふうに思っておりまして、相手もあることですから、なかなかそれ以上申し上げることが、この手費義務の関係でできないんですが、何とか私の方からは来年の確定申告は、あらゆるマイナンバーカード機能を搭載できるスマホで便利に確定申告ができるようにしたいというふうに思っているところでございまして、そこに向けて鋭意努力をしていきたいと思います。
27:13
確定申告を目処にというようなところの取り組みのその状況をお伺いしました。できない方、そのサービスにリンクできない、または活用できない方というのは今の時点はたくさんいらっしゃいます。先の議論でもですね、医療機関におけるマイナ保険証の読取やその設備の設置等々についても大変なご議論がありました。積極的に取り組んでいただくこと、それをしっかりサポートすること、それを官民問わずですね、みんなでスクラムを組んでやっていくという姿が当然必要になっていくわけですけれども、それでもなかなかそういったものに至らない、サービスをうまく受け入れられない、できない、そういう設備をつくることができない、そういった声がやっぱり残っているんですね。もう誰一人取り残さないというのが今どこでも言われるような内容ではありますけれども、これはもう当然行政の取り組みとしては必要なことであろうかと思います。今、スピードを上げている瞬間であるからこそですね、そういった機関だったり施設だったり国民だったり、そういった方々に対してもですね、またさらなる丁寧なサポートをいただくことをお願い申し上げたいというふうに思います。そして冒頭の事件につながっての話であります。マイナカードにですね、いろんなものが一元化されていけばですね、当然免許証もというふうなところになっていこうかと思います。モバイル運転免許証というのはですね、これはアメリカの州や諸外国においてですね、既に運用が開始されています。このスマートフォンにモバイル運転免許証が搭載されていけばですね、いい。しかしながら、緊急事態において、電波が悪いところでどうやって警察の方がそういったスマートフォンに入っているものをですね、確認するのかとか、いろんな細かい、いろんなことがあるんだと思います。しかしそれは、もう乗り越えている、そうやってどうか対応を考えている国や州があるということであればですね、我が国もぜひともこれにスピードアップをしていただきたいと思います。デジタル庁にお伺いする前にですね、警察庁にこのモバイル運転免許証について、今段階の検討状況やその認識をお伺いしたいと思います。
29:26
お答えいたします。警察におきましては、令和6年度末までの少しでも早い時期に、マイナンバーカードと運転免許証の一体化を開始することとしており、現在その準備を進めております。モバイル運転免許証に関する諸外国の状況につきましては、米国の一部の州で導入されている例があるほか、EUにおいてモバイル運転免許証の標準仕様等について、検討が進められているものと承知しております。我が国におきましても、スマートフォンに免許情報を記録するモバイル運転免許証について、現在デジタル庁が整備を進めている各種資格者証の情報を格納できる汎用的なシステムの活用前提に検討を進めておりまして、先ほど申し上げた運転免許証とマイナンバーカードの一体化の運用開始後、極力早期の実現を目指すこととしております。
30:23
ありがとうございます。できるだけ早期の活用、その環境づくりに努めていきたいということをお見舞いいただきました。ただ、今までこういった横つながりをしっかりやっていこうと予告 書を挿そうとしていたとしても、これまではそうではなかったわけですから、取り扱っている情報、そしてそれを確認することができる人、そういったことも大きく異なるわけであります。マイナンバーカードに免許証がまず搭載される、その中に入ると。そのマイナンバーカードが、じゃあ携帯のスマートフォンに搭載される。そのときに同時に運転免許証も搭載されるというわけにはいかないんですよね、おそらく。そこに今回の私はハードルがあるんだと思いますけれども、法改正やシステムの改修やそれらを取り扱っている権限の話、そういったものについて今、こんなのハードルだと認識している部分があれば、ご説明をいただきたいと思います。
31:26
先ほどご答弁申し上げましたけれども、現在デジタル庁が整備を進めております汎用的なシステムを前提にですね、運転免許証、その他の資格者証も載せていくことになるかと思いますので、それが今ハードルだというふうに感じております。まずその環境が整った後に早急に整備していくということを考えております。
31:49
すみません、そういう説明をいただいたということですよね。わかりました。それを受けてデジタル庁としてはですね、こういった運転免許証に限らず資格書類というものをですね、これからどんどんこのスマートフォン、端末にですね一元化していく。そんな社会の構成を行っていく。それには当然行政側が作り上げていくシステムだけじゃなくて、民間側の協力や国民の理解が必要だと思いますけれども、このモバイル運転免許証または運転免許証のスマートフォンへの搭載について、デジタル庁の考え方をお尋ねしたいと思います。
32:27
先ほど警察庁から答弁ありましたように、6年度中、なるべく早いうちにマイナンバーカードと運転免許証の一本化、選択できるようにしてまいります。来年の確定申告までには、マイナンバーカード機能のスマホ搭載を実現したいと思っておりますので、この2つができてくれば、その次は運転免許証のスマホ搭載ということになりますので、順番に粛々とやってまいりたいと思っております。
33:02
順番に粛々と、そしてかつ先ほどからの事件の話に対応しながら、しっかりと安全な環境づくりに努めていただきたいと思います。そして最後に、今、今後目指すべきデジタル社会について、今回の法案の中身も含めて、スピード感と、そして誰一人取り残さないということが重要であろうかと思います。質問の流れの中から先ほど少し触れさせていただきました。やはり今の時点で、ややもすると少しチャレンジをすることをやめた方、医療機関だったり、またスマートフォンを手に持って確定申告しようとしたけど、今回はちょっとやめとこうとか、そういった場面というのは当然あるんだと思います。そのことについて、先の質疑においてもですね、デジタル庁は各市町や都道府県や市町村に対して、または民間においても、そのようなベンダーの方々の協力を得ながらですね、サポートしていく。そしてその情報を共有するため の人材を派遣していく。または逆に自治体からデジタル庁に人材を交流しながらですね、その詳しいレディアシスティックを高めていく。そういった努力をされています。そのスピードがどんどんどんどん上がっていくと、そういった取り組みもどんどんどんどんやっぱり重要になっていくと思うんですけども、今この時点、そのような状況、このような社会について、大臣の今考えるところ、率直なところをお聞かせいただきたいと思います。
34:38
はい、例えばこのスマホで行政の手続き全部できるようにしようというふうに思っております。委員おっしゃるように、そうは言ってもなかなかスマホで手続きがやりにくいよという方はきっといらっしゃるんだと思います。そういう方には市役所に例えば書をお運びをいただくことになるかもしれませんが、今まで市役所で順番を待っていた方の多くは、もうオンラインで順番を待たずに手続きをやることができるようになりますから、市役所に行かなければいけない人も今までよりもっともっとスムーズに待ち時間もなく手続きを終えることができます。また市役所で 今まではいろんなところで窓口を回って申請書類を何枚も書いてというあれだったのが、書かないワンストップ窓口というものが進んでまいりますから、もう一つの窓口でマイナンバーカードで本人確認をしていただいたら申請書類を書くことなく、今日はこの手続きお願いしますと言っていただければ、もうその手続きが書類書かずにできるようになる。どなたにとっても今よりも便利な社会というものがこのデジタル技術で実現できます。できる人にはどんどん先に行っていただいて、そうでないゆっくりなペースの人にもしっかりとサポートがつく、そういう世の中にしてまいりたいというふうに思っております。
36:06
ありがとうございます。まさしく今大臣がおっしゃったような社会づくりに今回の改正も一部、冒頭おっしゃったように、簡素化、効率化、そしてそれらの一つ一つが正確であり最新である情報を取り扱っていくと、このことが影響していくんだと思います。おそらくちょっと最後の質問になろうかと思いますが、今ご説明いただいたような社会をつくっていく過程において、官民の協力ということを何度も使わせていただきました。既にベンダーの方々や開発、そして当然民間の方がデジタル庁の中にも多くいらっしゃって、セキュリティの方は当然法律の方でしっかりと整備していくんだけれども、この我が国全体にですね、前回の質問に少し触れたかったんですけども、国民運動としてですね、これがもう標準化していくような勢いというものがもう少し私は必要なんだと思うんです。そのためには今大臣が説明いただいた変わっていっている部分、利便性が高まっている部分というのを多くの方々が享受する、わからなきゃいけない、実感しなきゃいけない、実感するためにはやっぱりチャレンジをするというところがまず必要だと思います。もう少しそのチャレンジをしていく部分というのが私は足りてないのかなというふうな感じを地元に帰るたびにしています。病院に行けばですね、いろんな方が顔認証ができる機械に言われずとも乗せて顔認証をしてすぐ受付が済んでいくと、そういうところを見ています。それをしている方を見ている他の患者さんもいらっしゃる。そういったものの一つ一つの積み重ねであることは理解するんですが、それでもなおチャレンジをできない方々が取り残されていくというようなところもあるんだと思います。最後に大臣からもう一度、そういったなかなかチャレンジをできない方々に対する言葉をいただきたいと思います。
38:00
このデジタル技術というものを使うということは、世の中全体を便利にしよう。行政のデータ連携ができれば、今まで添付していただいたいろんな書類がいらなくなります。これはもうご本人がチャレンジしようがしまいが必要なくなるというものが、これはたくさんありますから、デジタル技術を導入することで世の中全体の利便性が向上していきます。また、さらに今回の法律でマイナンバーカード機能のスマホ搭載、あるいは基本4乗法のスマホ搭載ということができるようになれば、さまざまな手続きの利便性が上がっていきます。チャレンジする方の利便性が上がると同時に、そういう方がデジタルの方に移っていただくことで、今までのマニュアルでやっていた部分というのが、だいぶ人数も減ってきて、待ち時間その他なくなるということで、多くの人がこの利便性を感じてくださるようになると思いますので、我々としてしっかり頑張ってやってまいりたいというふうに思っております。
39:07
ありがとうございました。正式に大臣がおっしゃったことというのは、チャレンジがなかなかできない方々のその戸惑いを、技術の革新や新しい取り組み、進みづくりが追い越していくと。そして、戸惑っている方々も自然とその社会の中にその利便性を享受できるような環境になっていくと、そういった説明であったと思います。そのスピード感、ぜひとも期待したいと思います。私からは以上です。ありがとうございました。
39:36
(お座りになってからいいですか。はいすいません。もうちょっと待ってください。三橋さん、止まって。石山さん、広原さん、八木さんが座ってないですね。(石山さん) 石井さん、富山さんの隣が座ってないですね。あそこですね。はい。
40:04
立憲民主社民の岸 牧子です。質疑に先立ち、冒頭の長谷川委員長から発言のあったことに関連し、一言申し上げます。私たち参議院に所属する議員として、あらゆるハラスメントはあってはならないと考えます。各会派の委員からの意見も踏まえ、委員としても委員会としても、本日の法案審議を行うからといって、決してハラスメントを容認したわけではないと表明しておきます。開催に至っては、じくじたる思いではありますが、デジタル社会形成基本法という重要な法案であることから審議に応じたというのが、野党会派の思いであります。長谷川委員長においては、引き続き様々な指摘を謙虚に受け止め、かつ今後も真摯にご対応いただくことを求めるとともに、当委員会は、地方創生という現在の日本社会において重要な課題を審議する委員会であることから、参議院や各省庁の職員はもちろん、地方自治体の関係者に対しても、議員としての品位を忘れず、ハラスメント行為を撲滅していく規範となるべく努めてまいります。それでは、法案の質疑に入ります。政府は、土地系のレース・レジストリについて、当期等の基本情報を共有することによる変更手続きの省略等、申請者や審査者の負担軽減に向けた検討を進めるとしていますが、これは相当なデータ処理が必要となり、期限ありきで進むと、データの重複など誤りがおきかねないのではないかと考えます。マイナンバーカードの紐付け誤りなどの去年の事例を見ると、期限ありきではなく、実際にそのシステム、データを管理する、要は使っていく現場の職員の意見を聞きながら、期間など計画についても現場を重視していただくことを要請します。改めてその確認と今後の予定をお伺いいたします。自治体庁 楠木統括官 答え申し上げます。 委員御指摘のとおり、不動産関係のデータにつきましては、その内容にかまかまな課題があるというふうに認識をしております。他方で、行政職員が登記事項を参考として確認したい場合であっても、現状データとして提供されておらず、登記事項証明書をわがわが取得する必要があるなど、国民や行政機関の職員に負担が生じているところ、まずはこれらの課題を解決をしていく必要があるというふうに考えております。国民の利便性向上や行政運営の効率化を実現すべく、先に述べたようなデータの提供については、速やかに対応するとともに、今後のデータ整備に当たっては、お使いになるユーザーの方や事務を担う行政機関の職員等、丁寧に現場の声を集めながら対応してまいります。
43:10
確認させていただきました。やはり、丁寧な対応をしていくということがすごく大事だと思います。当然、提供を速やかにできた方が利便性は高まっていくんですが、そこを間違ってしまうと誤りが起きやすいということは、忘れないでいてほしいというところで確認させていただきました。次に、国の行政機関や地方自治体が保有するパーソナルデータというものは、極めて慎重に扱うべきであって、企業に間違っても売り渡すようなことはあってはならないというふうに私は考えています。その取扱いを誤ってしまうと、地域住民に関する個人情報が個人を特定しない形、ビッグデータだったとしても、例えば特殊詐欺に使われてしまったり、消費者被害を生じかねさせないという懸念があるからです。そこで確認をしますが、行政機関等が保有するパーソナルデータを、招待的にベースレジストリーとして整備をして利活用することを想定しているのかどうかということを確認させてください。
44:13
お答え申し上げます。ベースレジストリーは、商業登記、不動貫登記、住所、所在地データベース等、多様な主体により鑑賞される分定のデータの基盤を提供するためのものでございまして、委員御指摘のあったパーソナルデータのように、プライバシー保護の観点から慎重に取り扱うべきデータを整備の対象とすることは想定しておりません。
44:40
想定をしていないということで確認ができましたので、引き続きその立場で進めていただきたいと思います。本法律案は、データ連携促進等の観点から、経済産業省が所管する独立行政法人情報処理推進機構の業務に、行政機関等のシステムに関するデータ標準化に係る基準の作成等の業務を追加することとしています。情報処理推進機構がこの業務を与えるにあたっての適当な組織であるとした理由をデジタル庁に、そして経産省には機構が新たな業務を担うということは、もちろん仕事が増えていくということになりますので、円滑に遂行するには、増員も含めて体制整備や人材育成というものが必要と考えていますが、そのことについての御答弁をお願いいたします。
45:39
お答え申し上げます。本改正法案では、行政機関等におけるデータ連携を促進していくため、IPAに業務追加を行い、行政機関による情報システムの整備に当たり、データ連携に必要となるデータ標準化に係る基準、データ項目、データ形式等の標準を作成することができるようにするとともに、公的基礎情報データベースの整備を行う国の行政機関等の求めに応じて、データベースの設計等に対する技術的助言等の協力を行うことができるようにすることとしております。IPAは、情報処理の推進の観点から、これまでもシステム関連系のためのデジタルアーキテクチャに係る調査研究業務や、データの相互運用性の確保の観点からのデータ形式の標準化や、システムで用いられる語彙基盤の整備など、今般の施策に関連する専門的知見及び業務実績を有しており、かつ技術中立的な立場から様々な多様なステークホルダーを調整してきた実績があることから、データ標準化に係る基準作成に当たって最も適切な主体であるというふうに考えておりまして、共感する経済産業省とともに連携してまいりたいというふうに考えております。
47:03
お答えいたします。IPAは、今般追加されるデータ標準化に関連する業務といたしまして、これまでも、例えばモビリティの分野における空間情報の連携の在り方や、システム使用に係る検討等を実施してきておりまして、既に専門的知見を有する人材体制を一定程度は整備しているところでございます。一方で、委員御指摘のとおり、今般、行政機関等のシステムに関するデータ標準化に係る基準の作成を始めとした業務を推進していくにあたりましては、必要な体制を整備していくことが重要であると認識しております。経済産業省といたしましては、デジタル庁と連携しながら、IPAにおいて業務による十分な体制を確保するよう努めてまいります。
47:44
今回、IPAに理由としたというのは、専門的知識や実績があるからということと、併せてそれをもう既に一定程度は確保しているんだと、機構の方で確保しているんだというような御答弁をいただきました。ですが、機構の方では、やはり新たな業務が増えるということと、これからまたさらにいろんな行政データを連携するということも考えると、足りないときには、やはり人を増やすということもきちんと対策をとっていかなきゃいけないので、そこは、どうしても経産省とは離れた機関にはなってしまうんですが、経 産省としても予算をつけていくということも必要になってくるのではないかということで質問させていただきました。次に、本法律案で導入されるマイナンバーカード代替電子的記録、いわゆるスマートフォンによるマイナンバーカード機能の搭載については、暗証番号なしの顔認証のみマイナンバーカードの利用者のスマートフォンに掲載することは、現時点ではできないということでお伺いをしています。利用者の利便性を考えると、当然同様の扱いができるようにすべきではないかという問題意識を持っていまして、暗証番号なしマイナカードは、いわゆるデジタル弱者を想定したカードなので、スマホでの活用を難しいのではないかとお考えなのか、しかし政府は健康保険証を廃止するという方針を変えていない以上、カードを持ち歩かなくても利用できるようにすべきではないかというふうに考えますが、大臣のお答えをお願いします。
49:22
ご高齢の方、あるいはその家族、あるいは福祉施設などが、暗証番号の設定管理に不安を抱いているというご意見をいただいておりまして、そのためにこの暗証番号を設定しなくてもいい、顔認証あるいは目視で確認できる、そういうマイナンバーカードというものを作ったわけで、これは今まではなかなかマイナンバーカードを持っていても、暗証番号の管理でという不安だという方も持っていただけるように、これいわば選択肢を増やしたわけでございます。ですからこの新しいマイナンバーカード、顔認証のカードには暗証番号の機能もありませんから、証明書の発行であったりオンラインでの行政手続きということが、残念ながらこれはできません。電子証明書の搭載ということをスマホでやろうとしたときに、そこの担保ができない以上、これはなかなかスマホ搭載というわけにはいきませんので、そこに若干の差ができてしまうということは申し訳なく思いますが、少なくともカードの場面では選択肢を増やすことができたということでございますので、暗証番号に不安を抱いている方には積極的にこの顔認証カードをご利用いただきたいというふうに思っているところでございます。大臣のご説明をいただいて納得そうだなと思うところがある反面、スマホだと顔認証でできる機能というのもあるので、例えば顔認証のスマホ機能を利用して一致ができるとかという技術確信ができないのかなというふうに、単純に私はそこまでデジタルが詳しくはないので思うところでもあるんです。きっと日進月歩なので、いつかそこに差がなくなってくるのではないかというふうに期待もしていますので、今段階では今のような答弁になると思うんですが、いつかには差別とか区別することなくできるようにしていただけたらというふうに思います。次にマイナー機能搭載のスマートフォンは果たして利便性が高まるというふうに言えるのかどうかというところなんです。スマホ搭載とカードではどう異なって、メリット・デメリットというのはあるのか、参考人にお伺いしたいです。また昨年の党委員会での審議からずっと懸念していたんですが、医療機関等におけるマイナー保険証の読み取り機器は、どう考えても大きさ的にスマホが入るような大きさじゃないということもあって 、どうやってやるのかなとスマホになったらと考えていたんです。そこで聞いたら、行動書に聞いたらですね、別な機器を今のこの認証の機器に外付けをして対応を検討しているというふうに聞きました。そうなってくると、国も医療機関も無駄な費用が発生する。安いとは聞きましたが、それでもやっぱり新たな費用が発生するということです。なぜその先を見通したシステムにしなかったのか、制度の構築としなかったのかというのを行動書には説明を、大臣には見解をお伺いしたいと思います。
52:44
まず私の方から、メリット・デメリット系の方からご答弁させていただきます。利便性は向上すると思います。まず第一に、先ほどもお話がありましたが、手続によってはその間中にも複数回カードをかざすと、またそのかざすカードの回数が多いといったようなところはかなり利便性には支障が あると。これはスマホを搭載すればかざす必要は一切なくなりますので、同じ手続の中での利便性は。さらに先ほど先生からもご紹介がありましたが、乗った後については携帯の整体機能を。携帯に鍵を渡すときは顔認証はちわけにはいかないのですが、一度スマホに鍵が渡されれば、その後は整体機能と組み合わせて暗証番号なしで手続きをしていただけるということになりますので、スマホ搭載後の手続きの使い勝手は相当改善するのではないかというふうに考えてございます。またそのようにスマホ搭載が進めば、スマホ搭載自身を再発行するとき以外はカード本体は使いませんので、常時スマホの方だけ持っていただければよくなるということも便利でございますし、まさに今国会審議していただいている事項がもしお認めをいただければ、今度は本人であるかどうかを確認するという今アンドロイドで実現している機能だけでなく、きちっとしたオーソリティが認めた資格や証明書を安全かつ本人がいいといったときだけ、画面に表示するといったような機能が技術的にはできるようになってまいりますので、いろんな意味でこのスマホ搭載は、国民の皆様にとっての利便性の向上に資す るものというふうに考えてございます。
54:30
答え申し上げます。まず経緯等について申し上げますと、医療機関等におけるオンライン資格確認でございますけれども、これはシステム構築に必要な要件を整理するための調査研究事業、これは平成29年度に実施するなど検討を進めてまいりまして、令和元年に必要な法改正を行い、その後システム構築を進めて、令和3年の10月から本格運用を開始しているというものでございます。他方で、スマートフォンへのマイナンバーカードの電子証明書の機能の搭載、こちらにつきましては、令和3年に必要な法改正が行われ、その後システム上の使用などについて、現在具体的な検討が進められているという状況でございますので、今振り返りましても、今の状況をそのままオンライン資格確認の検討に反映させるということは難しかったというふうに考えてございます。
55:34
はい、先ほどおっしゃったように技術は日進月歩で進みます。最初からドラえもんじゃないですけれども、22世紀にはこういうことになるだろうというのを想定して、それに向けて全部準備するかというと、なかなかそれも難しいわけでございますので、今回の場合は厚労省の方で、まずオンラインで資格確認ができるようにしようということで、いろいろ作業を進めている中で、このマイナンバーカードのスマホ搭載が可能になるということになりました。今入れたカードリーダーそのものを全部取り替えるのは、これはかなりコストがかかりますが、安いカードリーダーを1個つければ、そっちでスマホの方も読むことができるようになりますので、カードリーダーが何年かすれば、また第2巡目に入れ替わる、その時にはおそらく1台で全部できるようになるんだろうと思いますが、それを待ってせっかくスマホ搭載ができたのに使わないというのも無駄ですし、何年か先にどうなるかわからな いからちょっと待とうと言って技術を使わないのも無駄だと思いますので、むちゃくちゃ高い機能を後から付与しなければいかないという時にはちょっと躊躇するかもしれませんが、この程度の金額ならばスマホ搭載を活用できるようにカードリーダーを積極的に使っていただくようにしていきたいというふうに思っております。記者:デジタル上の参考人からデレメリットのことは言われなかったので、デレメリットは今のところ思いつかないという認識でいいのかというのは先に確認させてください。村上:スマホ搭載の作業をすること自身が大変であるとかないとかという議論はあろうかと思いますが、それが終了してさえいただければカードだけの使い勝手とスマホ搭載後の使い勝手でいえばメリットしかないのではないかというふうに考えます。
57:30
岸:わかりました。ありがとうございます。その上で、厚労省の御説明と大臣の御説明によってだいぶ少しは理解をするんですが、