19:24
(会議を終了する)それでは、これより会議を開きます。経済産業の基本施策に関する件、並びに、私的独占の禁止及び公正取引に関する件について調査を進めます。この際、お諮りいたします。条件調査のため、本日、政府参考人として、内閣官房内閣審議 官 吉川哲史君、内閣官房新しい資本主義実現本部事務局次長 松浦克実君、内閣府規制改革推進室次長 辻隆弘君、内閣府地方創生推進室次長 黒田正義君、内閣府宇宙開発戦略推進事務局審議官 坂口昭一郎君、厚生取引委員会事務総局経済取引局取引部長 品川武志君、警察庁長官官房審議官 小林豊君、金融庁総合政策局三次官 柴田達文君、農林水産省大臣官房生産振興審議官 安岡住人君、農林水産省大臣官房新事業食品産業部長 宮浦浩二君、経済産業省大臣官房サイバーセキュリティ 情報科審議官植村雅宏君、経済産業省大臣官房商務サービス審議官 模木忠史君、経済産業省大臣官房審議官 波水智也君、経済産業省大臣官房審議官 田中哲也君、経済産業省大臣官房審議官 木原信一君、経済産業省大臣官房審議官 門松隆君、経済産業省大臣官房福島復興推進グループ長 片岡光一郎君、経済産業省経済産業政策局長 飯田雄二君、経済産業省産業技術環境局長 畠田陽次郎君、経済産業省製造産業局長 山下隆一君、経済産業省電力ガス取引監視等委員会事務局長 新川達也君、資源エネルギー庁長官官房資源エネルギー政策 統括調整課山田人志君、資源エネルギー庁省エネルギー新エネルギー部長 井上博君、資源エネルギー庁資源燃料部長 貞光雄貴君、資源エネルギー庁電力ガス事業部長 松山康博君、中小企業庁長官門之成雄君、中小企業庁事業環境部長 小林浩二君、国土交通省大臣官房審議官石坂智君、国土交通省自動車局次長野津雅夫君、運輸安全委員会事務局審議官岡野雅夫君、及び原子力規制部長大島敏行君の出席を求め、 説明を聴取いたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。(( 異議なし ))ご異議なしと認めます。よってそのように決しました。質疑の申出がありますので、順次これを許します。
22:39
皆様、おはようございます。福島、ありがとうございます。福島2区立憲民主党の馬場雄貴でございます。朝1番でございますので、元気にスタートしていきたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。ありがとうございます。明日ですけれども、3月11日を迎えます。東日本大震災、そして福島第一原子力発電所事故から、12年が経つということでもございます。私は、この原子力分野について、推進あるいは反対、こういうふうな極端な二分論ではなくて、この教訓の上に立つあるべき姿というものを、全力で見出していかなくてはならないという視点に立ちたいと思 います。その教訓は、エネルギー基本計画として現在は表されていません。その中身が、原子力発電への依存度を可能な限り低減していくという中身でございます。これが国の意思でした。私はその意思を大学生のときに信じた身でもあります。被災した直後に、以前も申し上げましたけれども、上京して大学進学してなかなかなじめずにいた私にとって、その閉じた心を開いてくれたのが、まさに経産省のインターンの経験でございました。電池、スマートハウス、あるいは省エネ、サイエネ、全てこの分野に関しての全精力を注いで、日本が世界を牽引するという、並々ならぬ情熱を私はすごくそこで感じましたし、その熱い眼差しというものを体感した上で、素直に経産省さんをかっこいいというふうに思っていました。この今方針が由来でいるというのは、それは事実の中でもあるかもしれないんですが、やりきった上で変えていくならばまだわかるんですが、やりきっていくというこの部分について、私は今回質問させていただきたいというふうに思います。資料をぜひご覧ください。まずは原子力関係の人材についてお伺いをさせていただきたいというふうに思います。原子力発電所事故の廃炉の道筋というものは、世界も注目する未知なる戦いであり、廃炉を導くエキスパート、つまり原子力の人材は必要不可欠です。しかし原子力を学ぶ学生数も、あるいはその教育体制も、そして研究開発関係費なども、いずれも激減しているのが現状です。民間での研究開発が厳しい状況であるのは明白だというふうに思います。国策というのは民間ビジネスだけではうまくいかず、それでもなお国の国家の意思として成し遂げなくてはならない事業がある。これが国策である理由だというふうに私は考えています。西村大臣にお伺いさせていただきたいと思います。先日お伺いいたしました初心表明演説の中では、原子力関係分野に関する言及はありましたけれども、原子力関係人材、この危機感、激減するこの危機感についての言及がございませんでしたので、その認識をまずお伺いさせていただければと思います。よろしくお願いします。
25:48
明日福島、追悼式にも私出席をさせていただく予定にしておりますけれども、はや12年が経つわけですが、一時期たりともこの東京電力福島第一原発の事故の教訓、反省、忘れることなくですね、福島の復興に取り組まなければいけない。また、エネルギー政策もそのことを忘れることなく進めていかなければならないというふうに、常に心に強く明示しているところであります。その上で、原子力政策につきましては、初心で申し上げましたけれども、エネルギー安定供給、脱炭素化の観点から、私どもも重要なエネルギーとして位置づけておりまして、ご指摘のように原子力産業の高度な人材、技術、産業基盤、これは足下での発電所の安全かつ着実な運営に加えて、今後の円滑な廃炉の実現のためにも不可欠であると、その技術、人材、その維持、強化は喫緊の課題であるというふうに認識をしております。こ うした中で、先月GX実現に向けた基本方針におきまして、研究開発や人材育成、サプライチェーン維持強化に対する支援の拡充などを盛り込んでいるところであります。経産省としては、例えば、原子力施設のメンテナンスを担う企業等を対象とした技能実習、あるいはデジタル技術活用による技能継承の取組、さらには廃炉工程における発生する廃材を容有、あるいは鋳造し再利用する取組など、産業界の実態やニーズに即した技術、人材の育成にしっかりと取り組んでいきたいというふうに考えております。
27:29
ありがとうございます。まさにこの廃炉人材というものは、廃炉研究の人材というものは極めて重要であるというふうに思います。むしろ原子力を進めていく上においても、あるいはそれ以上に難しいのが廃炉だというふうに思います。世界で誰も今まで体感したことのない、その分野に挑むわけですから、その分野の人材が不足してしまえば、そもそも廃炉が難しく なるというこの危機感に、我々は立たなくてはならないのだというふうに思います。この原子力人材の激減にはだめをかけることができなかった責任を、すべて民間に押し付けていくのは私は間違っているというふうに思っています。国策としてこの激減に対する教訓を受け止めた上で、これをどういうふうにしっかりと人材を確保していくかが極めて大事だというふうに思っています。西村大臣、今さらではあるんですけれども、今少子化でもございます。その中で日本であちこちさまざまな課題が今浮き彫りとなり、さまざまな分野から学生は引っ張りだこになっている状況でもあります。その中で一方、原子力分野もここはまた必要、すごくこの難しい状況が今の日本の社会を表しているんだというふうに思っています。繰り返しますが、原子力に関する推進とか反対とかそれを以前に考えて、あるいは民間ビジネスが発展するかそうでないかとか、そういう分野にも立つわけではなく、廃炉を実現させていくために必要不可欠なのが人材だということです。またここすごく大切だと思うんですが、学生の立場からすればですけれども、原子力関係研究に関する使命であったりとか、そこにあるための教育体制、あるいはそこに見えてくる職場環境、こういったものが、いわゆる真の選択を考える上で希望を見出していかなければ、具体的にその選択が取れないんだというふうに思います。さまざまなアンケートを見ている中でも、なかなかここに希望を見出しにくいというのが、学生の声なんだと思うわけです。これ民間ではなかなか難しい状況であるからこそ、国策として国からの使命感たるメッセージが、私はすごく必要なんだと思うわけですけれども、将来ある学生に対して原子力関係に対する使命というものを、ぜひ大臣からの言葉で示していただけないでしょうか。
29:52
非常にご指摘だと思います。まさに若い方々が自分の人生を賭けて行う仕事に何を選ぶかというときに、やはりやりがいを感じ、そして未来を感じる、そういう仕事を選ばれると思いますので、原子力に関わる仕事が、そういうやりがいがあり、未来を感じるものでなければならないというふうに思います。その一つが、本当に苦しい思いをされている福島の復興であり、この世界誰もまだ成し遂げていない原子力発電所の廃炉というですね、何十年もかけて行っていく、この粘り強い作業、そしてミスも許されない、そうした作業に生きがい、やりがいを感じていただければと思いますし、さらには私は技術の進歩、技術革新、イノベーショ ンというのを信じておりますので、原子力に関わる技術もさらに進化をしていく、まさに次世代核振動と言われる高速炉であったり、また高温ガス炉であったり、核融合であったりですね、さまざまな新しい技術が世界で考えられ、また進められている、さらには国際連携の中で進めていこうという動きも出てきておりますので、そうした未来のまさに核融合などは太陽と同じようなエネルギーを実現していくという夢のようではありますけれども、すでにいろんな実験が行われて着実に進展をしていると思いますので、そうした夢のある技術開発、技術革新に取り組むというのも、私は人生をかけてやる大きな仕事の一つだと思います。若い皆さんにはいろんな分野があると思います。それぞれの人生ですからお考えいただければと思いますが、私はこの原子力の分野、未来があると思いますし、大いにやりがいのある仕事だと思いますので、多くの皆さんが意欲ある皆さん、能力ある皆さんがぜひチャレンジをしていただけるとありがたいと思います。私の立場からは、やはり推進反対という極端な二分路に立つわけではなくて、教訓の上にどう立てるか、そのあるべき姿とは何なのかを考えなければいけないという立場で質問をさせていただいています。やはり廃炉人材というものは、はっきり言って原子力の今までの分野をはるかに凌駕するこの難しい領域の話をしている中で、今この激減する学生 数、あるいはデータを見るとびっくりしたんですけれども、参加する企業数はあまり変わっていないんですよね。ただし、入ってくる学生があまりにも極端に減っているというのが、この難しさを表していて、また近い将来ここが大きな歪みとなって生まれてくる可能性が高いんだというふうに思います。だからこそ、国策として、民間とは違う国策としてやっていくことに価値があるわけですし、そのときにはやはり経産省を主導として、廃炉人材のその部分に立ってもしっかりとメッセージ性を発していただきたいと心から願っています。どうぞよろしくお願いいたします。続きまして、電気・ガス料金の値上げについてお伺いをさせていただきたいと思います。これは私だけではなくて、さまざまな方々、ここにいらっしゃる皆様方が多くお声を聞いている分野だというふうに思います。2月の24日、物価・賃金・生活総合対策本部でも岸田総理から西村大臣に電力料金の抑制について指示があったというふうに思います。ここで少し違う話かもしれませんが、少し苦い思い出があるのがガソリン補助金です。レクのときには資料を渡させていただいたんですけれども、昨年の日本経済新聞で「価格に全額反映されず」ということがございました。昨年、関東財務局が3月から7月に支給したガソリン補助金と販売価格の動向を分析した ところ、補助金全額が価格に反映されていると答えた事業割合は、なんと半数以下の45.2%であったということです。経済産業省さん、これは念のためにですけれども、こちらが事実であるのかご確認をさせてください。
34:34
ただいまご指摘いただきましたとおり、財務省の10月7日に公表されました調査におきまして、激変緩和対策事業において、支給された補助額と実際に引下げを行われた価格との間に乖離があると。その乖離の幅が110億円であるという指摘をいただいたことは事実でございます。ただし、これは財務省ともやりとりをしておりますけれども、この激変緩和事業、補助金額が毎週変動してございますし、各ガソリンスタンドの在庫状況によりまして、小売価格への反映にも時間差が生じますことから、この正確な効果を測定するには、もう少しより精緻な分析が必要というふうに認識してございます。
35:36
すみません。おとといのレクのときに資料を渡してしまったので、もしかしたらそこで連絡が行っていなかったのかなと思ったところ、申し訳なかったんですけれども、これはやはり問題ではないかなというふうに思うわけです。しっかりとここは分析しなければいけない。なぜならば税金を使っている事業だからです。ただでさえ目の前、国民一人一人は物価高、あるいは燃料代の高騰でかなり生活が圧迫しています。その中でも国民一人一人は国民の責任として託している税金、だからこそ私たち政治家は暮らしのために適切にそれを使っていくためのスキームをしっかりと構築しなければならないんだと思っています。もちろんガソリンと電気代は明らかに違うものです。そこは分かりますし、電力会社さんももちろん大変ではありますが、税金を使う事業ということでは同じですし、本来の政策目的である価格に適切に反映させることが一番大切なんだというふうに思うわけです。西村大臣、ここで改めてですけれども、電気料金の厳格かつ 丁寧な審査を求めさせていただきたいと思います。加えて、今回の激減緩和措置というものがガソリン補助金とは異なり、価格に適切に反映させるという、そのために経産省さんがどのような体制を敷いているのか、ご説明ぜひお願いいたします。
37:00
電気ガス料金に対する激減緩和策の対応ということで、実際に値引きを行う小売事業者の数は約950社となっておりまして、ガソリンへの補助金と比べまして、事業者数の観点では値引きを確認しやすいという点があります。既に2月の請求文から値引きを行っておりまして、標準的な世帯では1ヶ月で約2800円程度の負担軽減になるということです。そしてご指摘のように、値引きの原資が確実に需要化、それぞれの世帯などに行き渡るための具体的な制度設計として、事業者に対し値引きを行うための約間契約の変更を求めておりますし、値引き対象となる需要回の販売量と、事業者に報告が義務付けられている電力取引法の販売量と付き合わせて確認することによって、いわゆる中抜きを発生させない仕 組みとしております。加えて、実際に需要回に対して値引きの実施が着実になされていることを確認するため、事業の事務局が直接、抜き打ちで値引きの実施状況を確認することを通じて、不正の防止も図っているところであります。いずれにしましても、家庭や事業者に対して、この補助金着実に行き渡るよう、引き続き予算執行をしっかり取り組んでいきたいというふうに考えております。(毎日新聞社) 先ほど申し上げたとおり、最初のガソリンのところは、対象となるところが約3万店舗ぐらいあると。その代わり、電気ガスの方に関しては、電気の場合が約600、ガスの場合が約300ということで、まだ一社一社しっかりと確認しやすいというところが違うというふうに私も認識しています。だからこそ、しっかりと徹底的にやっていただいて、同じような報道が二度と繰り返されないように、しっかりと管理体制、チェック体制を経産省さんにぜひとも敷いていただきたいというのが私からの願いです。どうぞよろしくお願いいたします。そしてもう一つ、この電気代が口頭する中で肝となっていくのが省エネ節電対策だと思います。昨年行われていた節電ポイント、正式には節電プログラム促進事業だと思いますけれども、この点、経産省さんにお伺いさせていただければと思います。計上した予算は1,700億円というこの事業でございますけれども、当初参加を想定していた供給サイドの電気事業者数や需要サイドの需要火数、および現時点での実際の参加した数字、あるいは現時点で節電効果をどのくらい見込めるものと想定しているのか、端的にぜひお答えください。
39:34
お答え申し上げます。ご指摘のように、節電プログラム促進事業というものは、電力料金が上がっている中で有効に電気を使っていただくと、デマンド側が電気の需給の状況、料金の状況に応じていただくことを促進するための、大変重要な次の時代の電気の利用を促進する、次世代的な特徴をつくるためのインフラをつくっていくという意味で、私どもはできる限りこの行動様式が国民の皆さま方に広がっていくように狙いとして実施しているものでございます。こういういわゆるデマンドレスポンスのような節電プログラムを実施していた事業者は、この事業が始まる前の段階では大体30社程度であったところでございます。まずこれを広げていく ということが目的だったわけでございますが、現在開始前の約10倍ぐらい、約280社まで事業者の数は拡大してございます。これも低圧と高圧とちょっと状況は違います。事業者さんのところで非常に重要なところが、これ軸引っ張ってもあるわけですが、ここのところは半数近いぐらいの方々にご参加いただけるようなところになってきています。これをさらに広げていきたい。一方でご家庭の方というのは、なかなか5割というところまでいくのはなかなか難しい、非常に数が多いところでございますが、そうは言いましても1割ぐらいのご家庭の方々にもご参加いただけるところまでは来ているのかなという感じでございます。全体で言いますと、約740万件の受容科の方々が参加する状況まではたどり着いているところでございます。実績とその効果、これがより実際の受容科の方々の行動の変容を伴うものになるような仕組みにどうすればいいか、これは今年の評価をしっかりやって次につなげていきたいと考えてございます。
41:29
松山副長ありがとうございます。ぜひもう一度だけお伺いさせていただきたいのですが、最初に想定していたときですけれども、1,700億円計上したときに、どれくらいの受容科サイドの点ですが、どれくらいを見込んでいたのかぜひ教えてください。その参加した数字が結果的に740万件であるというのはわかりますけれども、想定していたものがどのくらいの数字であるのかぜひ教えてください。
42:00
お答え申し上げます。私どもができるだけ広く多くの方々のご参加ということを目標にしてございます。目指すところは半数ぐらいのご参加を目指したいと思ってございました。事業者サイド、高圧についてはほぼ撮影できたと思ってございます。一方で、各ご家庭の方々、これも何千万件ある中でございますので、これから一層どうやってご理解を広げていき、ご参加いただけるかについて言いますと、まだ課題でございますので、しっかりと取り組んでいきたいと考えてございます。和田入木君。お言葉いただきありがとうございます。ただしですけれども、この授業も3月で終わってしまいますよね。これからというところにあまりにもちょっと心もとないお言葉ではないかなというふうに私は受けとめます。これ半数を目指していて、1割というのはかなり教訓に残さなくてはいけない部分が多いのではないかなというふうに思うのは、おそらく私だけではないと思っています。一方ですよ、その供給サイドが目指しているところに近くなったという、これは本当に素晴らしいことだと思うわけです。でも、だからこそ、需要サイドで半分目指していたのに1割しかいかなかったというところの、この部分をしっかりと効果検証して分析して、次に生かしていかなくてはならないなと思うわけです。この分析が、例えばですけど、そもそも認知されていたのか、もちろん認知されていくための努力をされていたのは私は知っています。でも、それが本当に適切であったのか、あるいはポイント付与というこのそもそものスキームが、この時代このときに合っていたのかというところも含めて、もう1回考え直さなければいけないんだというふうに思うわけです。説弁省エネを押し進めていくために一番大切なことは、国民一人一人が主体的に取り組んでいくその姿そのものなんだと思うわけです。だからこそ、経産省さんにはそのスキームを作っていただきたいということが私からの願いです。この事業で作ることのできた、むしろ供給制度のネットワーク、これは本当に大切なことなわけでして、ここからどうやってそれをさらに 発展していけるかという議論がここではできるわけです。双方のメリット、デメリット、そして得られた教訓を生かして、次にどういうふうに続けていくのか、あるいは3月末まで、まだ時間があるわけですから、3月末までにどういうふうに経産省さんがこの制度を少しずつ柔軟に変えていくのか、あるいはどういうふうに発信体制を変えていくのかというのが極めて最後に大事だと思います。極めて最後に大事だと思うので、やり残したことが絶対ないようにですね、3月までにしっかりとやった上でその検証に移っていただきたいなというふうに思っております。西村大臣にここでお伺いさせていただきたいんですけれども、節電省エネ政策、これは国策として絶対にやり抜かなければいけないというのが、きょう冒頭で申し上げたことでもあるわけですけれども、今後の戦略が決して中途半端になることがないように、そして結果を一つ一つ出していくように、半数を目指していたところが1割に、そういうことが絶対にないようにですね、早急に経産省全体として私は動かなくてはならないんだというふうに思うわけですけれども、西村大臣にそういうふうな指示をですね、経済産業省に出していただくことは可能で、いただけないでしょうか。よろしくお願いします。
45:07
まず全体としてですね、エネルギー化学、電力を、電気料金をはじめとして非常に高騰してきておりますので、国民の皆さんの中にも省エネの意識は高まってきていると思うんです。その中で今回のこの節電プログラムをですね、それをさらに後押しをする、しかも結果として負担軽減にもつながるということですので、そうしたメリットも感じていただきながら省エネを推し進めていく、そのためのプログラムであったというふうに思います。具体的なように今回、小売電気事業者の間で、かなり広がりましたので、いわゆるディバンドリスポンスが根付く、そうした措置、環境は整ってきていると思いますので、この枠組みをですね、おっしゃるように3月までしっかりやり遂げて、それから夏も、次の夏も冬も、ぜひ活用できるようにしていきたいと思いますし、今回、それほど時給が逼迫した場面が、そんなに多くはありませんでしたので、データはそんなに多くは取れないかもしれませんけれども、今回のこの間のデータもですね、しっかりと分析をして、今後の消費者の省エネ行動につながる、さまざまな対策に役立っていかなきゃいけないと思いますので、ご指摘のように3月までしっかり成し遂げること、それからこの間の実績をしっかり分析をして、次につなげること、AIなどの分析もこれから使えるようになるわけでありますので、ぜひそ うした取組を事務方にもしっかり指示をしたいと思います。(幹事) 馬場雄貴君。 (馬場雄貴) 力強いお言葉ありがとうございます。ぜひともよろしくお願いいたします。申し上げますけれども、やはり省エネ節電というものを、これどこまでやりきれるか、掃除用の電力をどこまで下げれるかということが、まさに今、一丁目一番地の省エネルギー政策なんだというふうに思っていますので、ぜひその点をやり尽くす、やりきるというところを、ぜひともお願いしたいというふうに思っております。最後になりますけれども、この省エネの一環であるんですが、賃貸住宅のエアコンについてお伺いさせていただきたいと思います。今、この3月というのは卒入学シーズンでもありまして、引っ越しをなされている学生さん、あるいは仕事の関係で代わってまた引っ越しをしているという方も多くいらっしゃいます。その中のお声の一つとして、よく私も伺っていたのが、賃貸住宅にお住まいになられている方々ですけれども、こんな声をいただきます。「ついていたエアコンが古い」。賃貸住宅ですので、自らの意思で買えることはなかなか難しいわけなんですよね。エアコン付きの賃貸住宅に住む方は、おそらくエアコンが壊れるまで、そのエアコンでやるしかない、しのぐしかないというような状況なんですけれども、省エネ政策を国全体で進めていくという手において考えれば、そのエアコンを買い替えていく、取り替えていくということもまたすごく重要な観点だと思います。決して小さくない効果だと思います。その中において、これ私も聞くのがちょっとわからなくなったので、国交省さんにも来ていただいたんですけれども、まず国交省さんにお伺いさせていただきたいんですが、賃貸住宅にお住まいの方もエアコンの省エネ化が進むように、大事なのはオーナーさんに対するインセンティブを働かせていく、ここだというふうに思っているわけなんですけれども、省エネ対象の商品を推奨していくような働きかけをすることは、叶えませんでしょうか。よろしくお願いいたします。
48:36
お答えいたします。国土交通省におきましては、経済産業省及び環境省と連携して、令和4年度補正予算において、住宅の省エネ化に関する支援制度を創設しており、今月下旬から申請受付を開始する予定でございます。国交省では、子どもエコスマイ支援事業といたしまして、住宅全体の省エネ化を進める観点から、省エネリフォームと併せて実施していただく一定のエアコン工事も支援対象とさせていただいている ところでございます。ご指摘のように、賃貸住宅の省エネ化は非常に重要でございます。高熱の削減効果に加えまして、温熱効果の改善による快適性の向上、健康上のメリットがございます。このため、賃貸住宅のオーナーの皆様方に対して、こうしたメリットをしっかり入居促進につなげていただきたいと思っているところでございますので、今回の子どもエコスマイ支援事業につきまして、賃貸住宅の関連団体さんなどを通じて、しっかりとオーナーさんの皆様に周知してまいりたいと考えているところでございます。今まさにおっしゃっていただいたんですけれども、リフォーム前提とした取り替えが今回のエコスマイの補助金なんですよね。つまり、その直接的なインセンティブは現状ないというのが、今の残念ながら状態なんだと思うわけです。そうすると、リフォーム全体となると、やっぱりそこはオーナーさんのインセンティブは今回は働きにくい状態だと思いますので、この点を何とか私は乗り越えていただきたいというふうに思うわけです。ここで、すいません、また西村大臣にお伺いさせていただきたいんですけれども、今、補助金体制やインセンティブを働かせている体制がどうしても省エネ政策の中で抜け落ちてしまっているというのが、賃貸住宅のエアコンなんだと思うわけですけれども、本当に、例えばです けれども、やり方一つでガラッと省エネ政策を押し進めていくことができると思うわけですけれども、こういう新たな試みについて、ぜひともご検討いただけないでしょうか。これ一つですね、例えばですけど業者クリーニングを挙げたとしても、最終的には個々人で費用負担していただければいいと思うんですが、例えば、一宅一宅、すべてのご自宅でやっていただくんじゃなくて、賃貸住宅全体でやっていただければ、クリーニングも含めて、かなり費用を安くすることだってできると思うんですよね。その部分の個人の負担割合も少しずつ軽減することもできますし、エアコンそのものを取り替えていくためのインセンティブをオーナーさんに働きかけていく、オーナーさんに対して省エネの意識を働きかけていくことを、ぜひともご検討いただきたいと思いますが、ぜひよろしくお願いいたします。
51:19
非常に大事な点でご指摘いただいていると思うんですが、なかなか難しい面もあって、私もご指摘いただいて、いろいろ事務方とも打ち合わせし、また考えもしたんですけれども、まず、賃貸住宅全住宅4割ありま すので、これは省エネを進める上で非常に重要、エアコンも非常に重要な位置づけにあると思います。一方で、国交省からもお話がありましたけれども、貸し手が設備費用を負担する一方で、恩恵を受けるのは借り手ということで、そしてまた現状回復義務のようなものもありますので、なかなか難しいんですけれども、とにかく貸し手の皆さんに省エネ化を進める意識づけをしていくことが大事だと思います。これは建築物省エネ法で住宅の省エネ性能を表示するということで、それを見て省エネの効果の高いところに選ぶという効果があるわけですね。経産省では省エネ法のトップランナー方式というのがありますので、賃貸住宅も含めて住宅のエアコン更新される際には省エネ性能の高いエアコンを導入されるよう促しております。他方で、エアコンの性能というのはかなり良くなって、この何年かはあまり効率が上がっていないんです。かなり良いところまで来ているということだと思います。ですので、何かそれを買い替えるのを補助するというところはなかなか難しいところがあるんですが、それでも今後令和9年度を目標年限として、さらに1割から3割程度性能向上を求める省エネ基準を定めたところであります。ご案内のとおり、電力活動高等対策の地方交付金で、家電の買い替えのメニューを支援メニューの一つとしてお示ししておりまして、ご地元の福島県でも家電買い替えで支援があり ます。こうした仕組みもあるんですけど、おっしゃったようなクリーニングのこととか、何か他にやりようがないのかということを、国交省とも連携しながら引き続き検討していきたいと思います。大臣、ありがとうございます。ぜひとも、ぜひともご検討いただければと思います。本当にハードルが高いところではあるというのは私も承知していますが、省エネ大国日本を築けるか否かが、やはりこのエネルギーのことを考える上で一番の肝だというふうに思っていますので、前例にとらわれず新しい取組を進めていただければと思って切に願っております。質問は終わります。ありがとうございました。
54:17
おはようございます。おはようございます。まず価格転嫁の問題について伺わせてください。これまで経済産業省、中小企業庁、厚生取引委員会、熱心に価格転嫁の問題を取り組んでいただいております。成果も上がっているかと思います。民民の契約ですので、下付け法等あったとしても、なかなか強制的に価格転嫁してほしいというのは、強制するのは難しい領域ですので、政府としてしっかり取り組みながらパートナーシップ宣言等で経営陣の皆さんに促すということで取り組んでいらっしゃったかと思います。購買担当は仕事としてできるだけ安く購入することが購買担当の責務ですから、経営トップから少し緩くしてもいいよって言っていただかないと、なかなか手綱を緩めることができないと思います。従いまして、これまで経済産業省として価格転嫁対策に取り組んできたと思いますけれども、中小企業の価格転嫁の現状について、冒頭、西村大臣からの御発言をお願いします。
55:55
お答えいたします。原材料価格やエネルギーコストの高騰によるぶっかたばの中で、中小企業が賃上げを実現するためには、価格転嫁の実現が不可欠でございます。このような認識のもと、原材料等のコスト上昇分をサプライチェーン全体で適切に転嫁できる環境を整備すべく、毎年9月と3月の価格交渉促進月間の実施などに取り組んでいるところでございます。昨年9月の価格交渉促進月間の結果では、全体の価格転嫁率は、前回3月の約4割から5割弱に若干改善したものの、回答した中小企業のうち約2割が全く価格転嫁できていないと回答している状況でございます。また、業界ごとにばらつきがございまして、例えば石油販売業や機械製造業と取引している中小企業では、コスト上昇分のうち約6割が価格転嫁できている一方、トラック運送業や放送コンテンツ製作業界と取引している中小企業では、約2割しか価格転嫁できていない、こういう結果もございます。また、比目別に見ましても、原材料に比べてエネルギーや労務費の価格転嫁は進んでいない、こういう状況でございます。こうした状況を踏まえまして、引き続き価格転嫁の取組を強化していくことは必要であるというふうに考えてございます。よろしくお願いします。ありがとうございました。地元で、 ものづくりの中小小規模企業の経営者の方と混乱する機会がありまして、その際に5%の賃上げは無理だと言われています。中小小規模企業で、今、マスコミ報道等ですと5%の賃上げ、経済団体のトップの方も、あるいは政府も5%の賃上げ、目標として掲げておりますけれども、中小小規模企業で、今、中小企業長官の御発言にありましたとおり、原材料については見ていただけるけれども、人員費、あるいはエネルギー価格の口頭については面倒見ていただけないと。ありまして、5%の賃上げは無理だと言われています。ですから、部下が口頭する中で、中小小規模企業に働いていらっしゃる皆さんの賃金は上がることはないと思っています。ですから、今後、経済産業省、中小企業長として、あるいは厚生取引委員会もそうですけれども、どのように今の現状を踏まえて経済産業省として取り組んでいくのか、その点について西村大臣の御発言をお願いします。
58:50
御指摘のように、大企業は今回かなり意欲的に積極的に賃上げに取り組んでいる姿勢が多く報道されておりますけれども、中小企業は、私も先般車座で何人かの中小企業の皆さんから御意見を伺いましたけれども、やはりなかなか転嫁ができないという中で、賃上げをしたいけれども思うようにはいかないという声もお聞きをいたしました。御指摘のように、まさに現在、料費が上がっていることは大手の企業も認めてくれつつあるんですけれども、まさに賃上げの分とか、あるいはエネルギーの電気料金の分とか、こういったところの価格転換が難しいという声もいただいておりますので、大手企業、親企業に対しても、こうした点も含めて、今月は価格交渉促進月間でもありますので、粘り強く働きかけを行っていきたいというふうに思っております。今回、3月の結果を、調査を30万社まで増やして行う予定であります。去年の9月の促進月間の後のフォローアップ調査では、2月に公表したんですけれども、150社についてその交渉状況などを公表し、70社に対して指導助言も行いました。今回、その調査を倍に30万社にして、それに基づいて、また、下請け人名も300名に増やしましたので、そこでのヒアリングの結果なども踏まえて、さらに指導助言をしっかりと行っていきたいというふうに考えておりますし、大手企業に対しては、サプライチェーン全体の共存共有を目指すパートナーシップ構築宣言を1万9000社まで拡大しておりますけれども、まだまだ大手企業は少ないですので、さらに経団で始め働きかけを行いつつ、宣言している以上は、しっかりと交渉に応じて取り組んでいただくということを改めて求めていきたいと思います。総理委員長も来られています。13社公表されるなど、非常に積極的に前向きに強い姿勢で臨んでいただいていますので、連携をしながら、化学展開がしっかりと進んでいくように取り組んでいきたいと思います。
1:01:04
この間、これも私の選挙区ですけれども、アゲオ商工会議所、稲町の商工会、大宮ハローワークが共産で地元企業の求人求職のマッチングを行いました。私はその試験を見に行きまして、55社参考していて、私の知っている会社も数社ありました。この55社中、求人でしっかりとアポイントメント、面談が埋まっているのは2社だけです。他の面談はほとんど求職者を尋ねていません。今は大きく時代は変わっています。少子化、あるいは段階の世代は70歳以上を超えて、補助的な業務からも外れています。新型感染症下の3年間で、人材、人が一瞬余っているように見えたかもしれないんですけれども、これが明らかに人材が足りない、人が足りないのが今です。20人から30人の私の知り合いのものづくりの会社も、人が集まらないから社長を見つからない現場に久しぶりに出て仕事をしているという話も聞いています。この中小企業における人材不足をどうやって解消していくのかが、これからの中小企業政策のポイントだと思っています。その2社のうち1社、私は取材に行きまして、どういう取り組みをして多くの方が求職でいらっしゃってくれているのかを聞いたところ、賃金もそうですけれども、多様な働き方。男性でも育児休業が取れる、あるいは残業がそれほど多くない、有給の取得率、そういうところをしっかりと見ながら求職をされているんです。これからの中小企業の政策は、DX化も必要でしょうし、あるいは様々な業務改善も必要ですけれども、どうやって人材を集めるかというふうに変えていかないと、人材が集まらない時代になってきていると思います。そうすると、中小企業、中小小規模企業の経営の、人材育成の社内の管理、あるいは人材育成についてももう一歩踏み込む政策が必要だと考えておりまして、その点についてのお考えを伺わせてください。
1:03:58
マスクを外していただいて結構です。お答え申し上げます。足元の新型コロナの物価高騰など厳しい経済状況の中、中小企業においては、昨年第4四半期の従業員過不足DIがマイナス22.6%となっておりまして、人手不足は大変重要な課題になっております。こうした人手不足に対応するためには、ご指摘いただきましたとおり、経営者の意識改革が重要でありまして、経営者自らが賃上げに加え、生産性向上や労働時間の短縮などの労働環境を整備する取組を促進していくことが必要であると考えております。ちなみに先ほど大臣からのお話がございましたが、先月実施しました中小企業経営者と大臣と車座対話におきましても、経営者の方々からは、自社の事業の魅力を高めることにより人材を引き続けることが重要だと、こういったご指摘もいただいたところでございます。これらを踏まえまして、中小企業庁としては、現在、中小企業、小規模事業者の経営者が経営力を向上し、人手不足に対応していくためのセミナーやマッチングなどの支援を実施しているところでございますけれども、さらに経営者の理解を高め、意識改革を促していくために、人材活用に関するガイドラインを現在策定しているところでありまして、さらなる普及啓発を進めてまいりたいと考えております。今後とも、IT導入補助金による生産性向上、また厚生 労働省においても、労働時間の縮減等の取り組みへの助成制度もあると承知しておりますが、そういったことも含めまして、中小企業庁として、中小企業の魅力向上や労働環境の整備をしっかりと後押し、人手不足の解消に取り組んでまいりたいというふうに考えております。
1:05:39
ありがとうございました。引き続き、この点については時々取り上げさせてください。引き続きまして、物流について質問をしていきたいと思います。私、メーカー出身でして、メーカーですと物流部門というのはあまり主流ではないんです。どちらかというと、関連公幹社にやっていただいたりするのが物流でした。私も衆議院議員になるまで生命保険のセルスをしていた時代があって、断然社という会社を訪問して、物流運送会社、トラック会社も訪問したことがありまして、トラック会社の経営者の考え方、あるいは50人から100人、300人ぐらいのトラックドライバーを抱えていらっしゃる経営の実態を伺うと、若干普通の会社とは違うところがあります。トラックドライバーの方は社員でもあるし、あるいは手に触持っている自営業的な感覚を持っていらっしゃったり、経営者の方は配送計画が全部頭の中にあって、自分のノウハウの中で配送するところもあったりもして、重層構造もあるし、なかなか今の下請供価格でも運送価格を抑えられる嫌いもあります。ただ、今後、物流がメインストリートだと思っていまして、物流こそが商品を決めます。日本の物流システムをどうやって倉庫から始まって構築していくかというのが一番面白いところだと思っています。この物流についての、今、経産省も国交省も、そして多分他の役所も協力して物流についての取り組みをしていらっしゃると思う。2024年、来年ですから、トラックドライバーの残業規制が入りますから、さらに人材が足りなくなる。私はお話を聞く中で、フィジカルインターネット、インターネットと同じように物流を結んでいくというのは、僕は正しいと思っている。これまでの下請供価格が変わるかもしれないと思っています。システムを構築したところが圧倒的に強くなる。だから運送会社が主導権を握る時代から、システムを構築したものが主導権を握る時代になると直感的に僕は思っていまして、そのために何点か質問させて いただきたいと思います。まず国交省に伺いたいのは、今、高速道路での自動運転を試みていると思う。高速道路における自動運転、ですから普通の高速道路を降りてからのトラックの自動運転は難しいと思う。その時にETCを過ぎてからの、私は積み替えるためのトラックのプールが必要だと思っていまして、取り組み状況とプールについてのトラックを積み替える場所についてのお考えについて、御発言をお願いします。
1:09:30
お答え申し上げます。高速道路における自動運転トラックにつきましては、現在、経済産業省と連携して技術開発を進めているというところでございます。こちらにつきましては、2025年度に高速道路においてレベル4での実証実験を行うということを目指してございます。一方で、大型トラックが高速で自動で走行するためには、車線をはみ出すことのないよう、車両の制御を高精度に行う必要があること、また、車両が重く大きく、急停止や急ハンドルといった乗用車 のような操作が困難であるため、障害物検知センサーの検知範囲を大きくすることなどにより、早めの予測判断を行う必要があることといった課題がございます。国土交通省では、こうした課題を解決し、高速道路における自動運転トラックを早期に実現するために、引き続き関係省庁と連携して取り組んでいるところでございます。また、委員御指摘の拠点につきましては、こうした実証実験を実践合理に導きまして、併せて検討してまいりたいと考えてございます。
1:10:41
私のイメージは、例えば今の両子コンピューター、将来的にはゲート方式ですけれども、今のはアニーリング方式です。アニーリング方式のメリットというのは、これは組み合わせ最適化問題を解くのが得意でして、日本の地図上で一番最適なルートを検索するのに一番最適なのが、アニーリング方式の両子コンピューターです。ですから、こういうのを全部入れながら、日本の物流システムを変えていく。もう一つ、我が国の利点が一つあります。それは、潤点調整性です。我が国だけでセンチメーター単位で測位ができるの。ヨーロッパでようやく20センチぐらいの測位まで縮まりましたけれども、我が国だけがセンチメーターの測位を持っているので、全てのトラック、あるいは自動車に測位システムを付けて補足することによると、スムーズに、スマートに位置測位しながら事故なく走れるようになると思います。その点について、今、政府としても取り組んでいらっしゃると思いますので、その点についての高速道路における自動運転トラックの実現に向けた取り組みの現状と今後の見通しを、県参照の方からご答弁をお願いします。
1:12:14
お答え申し上げます。純店長のお話は、内閣 府からお話があるかと思うんですが、経済産業省から先に申し上げますと、経済産業省では、高速道路における自動運転トラックも含めて、特定の条件下で運転を完全に自動化いたしますレベル4の自動運転技術を活用いたしました移動サービスや物流サービスの実現に向けて、国交省との連携の下で、2021年度からロードトゥーザレベル4プロジェクトと銘打って技術開発実施を進めてございます。これは高速道路におきます自動運転トラックの実現に向けては、車両開発を担います大型車のメーカーや、実際のユーザーとなります物流事業者などが連携して、本線の合流時とか、あるいは車線変更のときに他の車両との工作の回避とか、そういった走行時に想定されますリスクに基づく車両開発や、ニーズに基づきます事業モデルの検討などを行っているところでございます。今後は2025年度を目途に、高速道路においてレベル4の自動運転の実証を行いまして、2026年度以降の社会実装を目指すということでございまして、物流分野におけます担い手不足への対応、それから効率化の実現に貢献できるよう、関係省庁と連携してしっ かりと取組を進めてまいりたいと思ってございます。
1:13:35
内閣府に伺いたいんですけれども、昨年の2月にも質問しています。道引きについては、来年再来年でようやく7機の体制まで整備をされて、日本の衛星だけでセンチメーター級の足跡ができて、ここ10年間の皆さんのご尽力で、だいぶその足跡の機材も、相当小さくなっているということは承知をしております。今後のことを考えると、ぜひセンチメーター級をさらにミリメーター級まで精度を上げてほしいんですけれども、その点についての御答弁をお願いします。
1:14:15
内閣官房坂口宇宙開発戦略推進事務局審議官。
1:14:20
お答えいたします。御指摘の準天地衛星システム導きですが、世界最先端のセンチメーター級の高精度測位信号を配信しております。これにより、先ほどご議論があったように、自動走行でありますとか流通への応用、農作業の効率化などに使われているところでございます。御指摘のミリメーター級に向けた測位精度を目指すためには、次世代の高精度の時計の開発でありますとか、現実上で実現可能性も含めて課題があることを認識しておりますが、世界の技術動向でありますとか、国内外のニーズも踏まえまして、我が国が世界をリードできるような衛星システムの実現を目指して、関係省庁、関係機関、それから民間企業とも連携しまして、戦略的か継続的に取り組みを検討していきたいと思っております。
1:15:12
私が考えるように、国が提供するのはインフラだと思っています。やはり10年間かけて三島機器が4機、7機まで打ち上がって、人材も15年間の衛星の更新需要で2,800億円が常に投資されていきますから、安定的に研究者も要請をでき、政府としては無理難題を民間企業に頼んだ方がいいと思ってまして、そのことによって技術レベルが上がって、ミリメーター単位まで、あるいは今のセンチメーターでももっと小さなセンサーで補足できれば、視覚障害者の方がそのまま道を歩けるようにもなります。こういうことが今の物流システムを個々変えていきますし、国交省さんだと船が着岸するときも、今、導きの電波使いながらやってらっしゃると思うので、そういうインフラもぜひ早急に整備して、その上にシステムとして、どうやって物流、どういうふうに今のこの時間、こういうものだったら持っていくかという、この企画を国として整備していただくのが必要かなと思います。インフラの整備とそのレギュレーション、こういう企画で統一してやっていくということによって、民間企業の自由な意思でやっていく。おそらく人材不足の中で、この下請け構造が明らかに変わって、物流会社も自ら変わらないと生き残れない時代に入ってくるのかなと、予感しているものですから、その点をまずお願いします。少し細かいところに入りたいと思うんですけれども、農水省さんが来ていただいておりますので、農産物、これも製造業とはものですけれども、農業においては農産物ですので、農産物のうち、花期は需要と供給により値段が決まるため、輸送コストが上昇しても簡単には価格には転嫁できない。また、これまでは、これは私の埼玉県ですけれども、大阪まで輸送していた商品が、輸送コスト削減のために、静岡くらいまでしか輸送できなくなることも考えられます。その結果、関東圏において商品がだぶつく恐れがあり、商品がだぶつけば当然のごとく単価の値下がりが起こり、結果、農家の収入の減少にもつながります。花期について、物流システム構築が重要な課題と考えますが、農水省の認識と今後の対策について伺わせてください。
1:18:06
農林水産省安岡大臣官房生産振興審議官
1:18:23
お答えいたします。花については、ファックスによる樹白柱であるとか、手摘みによる荷薬作業など、非 効率な部分が多くて、委員御指摘のとおり、流通の効率化というのは非常に重要でございます。このため、農林水産省では、花の生産者団体や市場の関係者などからなる検討会を設置いたしまして、例えば、流通を効率化させるパレットのサイズですとか、段ボール、さらには取引データなど、花期流通の標準化の検討を進めているところでございます。また、手摘みを減らす台車ですとか、パレット輸送の導入、さらには樹白柱のデジタル化といった技術の実証なども進めているほか、花の収縮化施設や流通施設の整備、こういったことについても進しているところでございます。最後に、厚生取引委員会委員長が来ていただいておりますので、令和4年12月27日に、厚生取引委員会は、独占禁止法の優越的地位の乱用に関する緊急調査の結果を公表しました。その中で、大手物流業をはじめ、物流業に関する指摘や内容が含まれておりましたが、物流業の課題に関する厚生取引委員会の認識や、今後の価格転嫁に向けた取組について、委員長の認識をお聞かせください。
1:19:48
厚生取引委員会として、昨年末に優越的地位の乱用に関する緊急調査の結果を公表しました。道路貨物運送業は、受注者側と明示的に協議をせずに、価格を背負う行為がかなりたくさん認められ、注意喚起文書を送付した件数が最も多かった業種になりました。受注者側から発注者側に対して十分な転嫁ができておらず、多重下請け構造といった状況にもある業種でございまして、価格転嫁の連鎖が円滑に進んでいない可能性がある業種であるという結果だったと思います。物流業界につきましては、このように適正な価格転嫁の実現の観点から、課題が多い業界だというふうに認識しておりまして、荷主、元受け、下受けといったサプライチェーン全体での価格転嫁をより進めていく取組をぜひやっていただきたいなと思っております。厚生取引会としましては、今後、昨年行いました緊急調査を上回る規模で、新たな調査を今年もやりたいと思っております。この新たな調査におきましては、昨年末、注意喚起文書を送付した企業の取組状況をフォローアップしますとともに、先ほど人件費の転嫁が難しいというようなお話もあ りましたけれども、道路貨物運送業もその一つの業種だと思います。労務費の占める割合が高い業種に重点的に調査票を送付するなど、今回の調査では労務費の円滑な転嫁という観点も重視をして調査をさせていただきたいと思っております。それからこうした緊急調査とは別に、従来から荷主と物流事業者の取引については、厚生取引会として継続的に調査をやっているのですけれども、現在、荷主3万社、物流事業者4万社を対象として、書面調査を実施しております。これを踏まえて、昨年行った調査をさらに上回るような規模の立入調査も実施をした上で、5月をめどに調査結果を取りまとめる予定にしてございます。引き続き、物流業界におけます適正な価格転嫁の実現に向けまして、私どもが集まった情報の中から、下請け法や読禁法に違反する事案がございましたら、それについては厳正に対処いたしますし、業界にも違反行為の未然防止の取組をお願いするなど、積極的に取組をやらせていただきたいというふうに考えております。
1:22:39
ありがとうございました。将来的に物流が変わっていくのは数年後以降になります。ただ足元では、中小小規模企業及び物流の下請け企業は経営が非常に厳しくなっておりますので、その点を留意して政府が取り組まれることをお願い申し上げまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。
1:23:46
立憲民主党の田島誠でございます。今日は電力高騰対策の関係でお尋ねをしたいと思いますけれども、提案をいろいろしたいと思います。特に、今日は農水省は来ていないですが、総務省にも来ていただいて、西村大臣に是非、再エネの適値は日本は限られているということは絶対言ってほしくないなと私は思うんですけれども、これは以前も申しました。日本は今、非常に再エネの比率は先 進国で最下位に近い状況ですけれども、今日は私が提案したいのは、岸改正の作戦があるんですよ。
1:24:31
あるから、これをちょっと提案したい。それを、この電力高騰の災い転じてふくですよ、これは。それでちょっと言っていきたいと思います。ちょっと順序を変えまして、総務省さん来ていただいているので、最初に再エネの方に入りたいんですね。西村さん、今、全国の工場で電力高騰で苦しんでいます。資料につけていますが、資料の3、これ、記事ですね。工場の屋根とかで、価格を高く買い取るような検討がされていると聞いております。これ、いいと思います。屋根なんて無数にあるんだから、適値無限にありますよ。だから、こういうのをどんどんやっていただきたいと思うんですが、ポイントは、日本の製造業が、もしCO2をいっぱい出しながらの電気を使っていると、サプライチェーンから排除されるということですよね。具体的に、私、群馬県の大手の企業の話も聞いています。となると、彼らはそうじゃない電気を作る。自分の工場の屋根が空いていれば、そこにソーラーを置く。当然、そういうことを考えるわけでありますが、もう一つ、工場はちょっと郊外の、どっちかというと田舎の方にたくさんあったりもする。周りは全部畑とかになっていることも多いということでありまして、私は大臣に、こういう工場とかの屋根の上をプレミアをつけることを考えて、それを応援するのであれば、もう一つは、畑のソーラーシェアの関係でも、やはりもうちょっと本気になってもらいたいということなんですね。どうもやはり、経産省ソーラーに関しては、あんまり本気な気がしないんですけれども、岩屋農水省の関係である、畑の関係であると、少し遠慮を気味な私は感じがするんです。最近、私のところにも、皆さんのところにも、多分、落農業界が廃業の危機だってきてますよね。落農業界救う切り札だと思っていますから、私は来週から千葉県で動きます。千葉県は落農発祥県です。ソーラーシェアの発祥県です。来週から千葉県で実際に動かします。落農の方々は土地を持っていますから、そこで、下で牛を飼ったり牧草で、上でソーラーシェアをやる。自家消費をして余った電気は、近くの工場にオフサイトPPAをやる。ウィンウィンですよ。農家さんの苦境、電力高騰の状況で農家さんの苦境を脱することができる。彼らは土地という資産を持っていますから、その土地を高度化利用する。他方で、先ほど言った企業側のグリーンな電気じゃないとサプライチェーンから排除される。一石二鳥、西村さん、ぜひソーラーシェアに関しても、これ、経産省と農水省とコラボして、落農などの農家の皆さんの収入につながって、電力対策にもなる。他方でサプライチェーンの問題が直面する企業の救世主にもなる。両方にとって優れたこのメカニズム、ソーラーシェアに関しても、西村さん、これ、少し応援するためのプレミア、考えていただけませんか。
1:27:49
私どもは、既にこの営農型太陽光発電に関する具体的な取組を進め、支援をしてきているところであります。フィット制度における自家消費保険の特例であるとか、あるいは、営農型太 陽光発電の設計・施工に関するガイドラインを策定するとか、あるいは、フィット制度を活用せず需要化との長期契約、まさにおっしゃったような、そうした太陽光発電を導入する場合の補助金による支援などを進めてきているところであります。さらに申し上げたかもしれませんが、私の地元の淡路島でも、多名池も活用してそこに浮かべる、あるいは農地で進める、そんな取組もあります。引き続き、私どもとして、農水省とも連携しながら、この最大限、いわゆる営農型太陽光シェアを含めた、再営農の最大限導入に向けて取組を進めていきたいと考えております。
1:28:43
農水省の立派な緑の察しがありまして、緑のなんとかなんとか戦略ですけれども、6カ所、ソーラーシェアという言葉が出てくるんですけれども、私、経産省の資料でソーラーシェアって見たことないですよ。や っぱり世の中の認識は、農水省は3年の一時転用を10年にして、だいぶ進化してきているけれど、経産省がやる気がない。そういう印象なんですが、そうじゃないと大臣おっしゃるのであれば、もっとソーラーシェアのことも言ってください。ソーラーがすごいのは、これあんまり好きじゃない人もいるかもしれないけど、だいぶこの10年間でイメージダウンなんですよ、これが。そうですよね。なんでイメージダウンかというと、よそ者がガーッと来て、山の木ガーッと切ってやっているからこういうことになっている。そうじゃなくて、もっと小型の分散型の発電でやれば、本当に地域にとって大事な発電になっていく。まさに地産地消の発電なんですね。ここは風力発電ともちょっと違うんですよね、性格が。だからぜひ大臣、やはり経産省が足を引っ張っているという印象がありますから、そうじゃないと言うんだったら、ぜひ農水省とコラボしてやっていただきたい。そしてもう1つご提案はあるんですけど、総務省さん、次の資料をごらんください。資料の4、自治体による公営電気事業というのがあるんですね。経産省がこれを知らないということはもちろんないとは思うんですが、これは私は1つ可能性があると思っています。これはどういうものですか。
1:30:27
お答えをさせていただきます。現在、自治体における電気事業は、明治24年に水力発電を行ったことに始まりました。そして現在では水力発電や太陽光発電などを実施しているところでございます。公営企業として電気事業を経営している自治体数は、令和3年度末時点で95でございまして、稼働中の発電所等の施設数は497カ所となっているところでございます。そしてこれらの最大出力の合計が約267万キロワットとなっているところでもございます。また、発電所等の建設改良に際しましては、多くの自治体は内部資金または公営企業債を活用して借り入れた資金をその財源としているものだというふうに承知をしているところでございます。
1:31:27
再建発行しているんですよね、自治体で。そういう仕組みがもう長いことあると。戦前からあるということですよね。太陽光も風力もやっているところがあって、群馬県とか盛んですよね。私はこれをね、経産省と総務省と、そして先ほど言った農水省とコラボして、遅れに遅れた日本の再生エネルギーを一気に挽回する切り札に私はできるんじゃないかと思っているんですよ。農業の方々にね、サイエナで一番のネックは何かというと、誰がファイナンスするかの問題ですよね。数千万円とか何億円なんていう金、どこにあるんですかって話が出てくるんだから。それともう一つは、農業の田園風景に怪しいソーラー業者がやってくると、それだけで警戒するわけだから。その警戒感をとるための自治体の役割っていうのは私は大きいと思うんです。自治体が真ん中に入って信用供与して、しかもファイナンスをつけるというこの仕組みが、こんなに全国で広がっている。ぜひこれをね、現代版としてソーラーシェアで行っていただければいいのではないかと。先ほどの地域の落農が倒産の危機に今ある落農のところの土地を行政の方がお借りをする。そしてそこに自治体としてのソーラーシェアをその地域で行う。そしてその上がりの中から落農業界にお金が土地の土地代として落ちる。まさに農家の個別所得保障ですよ。篠原さんいらっしゃいますか。いないか。いますね。篠原さんもいらっしゃいますけど。農家の個別所得保障のソーラーシェア版だということを申し上げたい。そうすれば今毎日来られている落農業界、畜産業、今本当に大変な状況です。そういう方々に補助金つけなくたってお金が落ちるんですよ。補助金なし。そして自治体は地域の皆さんのお金で新しい事業、公営事業を生み出すことができる。これみんなが言うじゃないですか。西村さんここぜひですね、あまり考えたことないかもしれませんが、ぜひ経産省、総務省とコラボしてこれ考えていただけませんか。
1:33:49
まず私もフィット制度をつくるとき自民党の責任者でしたので、地域における再生可能エネルギーをどう進めていくかということは、もうそのとき以来ずっと考え続けてきております。繰り返しありますけれども、私の地元でも農家の皆さんがお金を出し合って、ため池に空を浮かべて、そしてその発電収入を得て、それを地域の様々な農業基盤の整備に使っていくというような取り組みが進んでおりますので、まさに自治体、地域において再生可能エネルギーを活用して、それをまた収益に変えていくという方法も含めて、様々な取り組みがあったしかるべきだと思います。私の表現でも、ダムの乗り目など、自治体が公営電気事業によって進めている例もあります。基本的には公営電気事業の実施主体である自治体における判断で行われるものでありますので、自治体から相談があれば、総務省、農水省とも連携しながら進めていきたい と思いますし、私ども、ソーラーシェアというのは、実は商標が取られていまして、ある個別の商品名となっておりますので、私どもとしては、そういう表現はせずに、「営農型太陽光発電」という言い方をしておりますので、その名称では資料の中にも出てくることはあると思いますけれども、いずれにしても、地域での再エネ導入に向けて、関係省庁とも連携しながら、ぜひいろんな取組で応援をしていきたいと思っております。
1:35:28
今の事例のような話は、たくさん聞いていいことだと思うんですよ。だけども、一個一個こういう事例がある、ああいう事例があるということは置いておいて、大事なことは、2050年カーボンニュートラルに向かって一定のゴールを定めて、それを何が何でもソーラーシェアで実現するんだ。私は今ですね、私は今、この間農水大臣に言いましたけ れども、全国のビニールハウスの面積というのが、農地面積のだいたい1%です。4万ヘクタール。その4万ヘクタールでだいたい3%から4%の必要な発電ができるんですね。それをベースに、だいたい10%とか20%をソーラーシェアで、まず日本全体のですよ、発電量の10%から20%をソーラーシェアで実現していくという、そういうゴールに向かって何をやるかなんですよ。こういういい事例がありますね。そりゃそうですよ。伊都城の岐阜県伊都城の省水力だって、みんなでお金を出し合ってやっていると。そういう事例はあるけれども、ファイナンスをどこで引っ張ってくるかということだと思うんです。だからぜひね、群馬県のファームドゥーさんのような企業家が頑張るのもあり、そして地域の皆さんが金を出し合うのもあり、だけども自治体を動かしていこうということを、私はぜひ経産省、総務省、力を貸してください。総務省います?いますよね。力を貸してください。本当に。だからこれ、自治体から声がかかればなんて受け身で言わずにね、大臣、ぜひ全国で広げる、そのことをお願いしたいというふうに思います。これもう一つ、他の発電と違って、太陽光は足が速いんですよ。来年の冬に役立ちますよ。来年の冬に。この夏は無理かもしれないけど、来年の冬だったら発電収入が入り始めるから。これバカにできないと思うんですよね。ぜひ考えていただきたいと思います。次のテーマに行きたいと思います。これ今ですね、資料1ご覧ください。いや、資源価格が上がったって言ったとき、最近急激に下がっているということも事実ですね。ガスはほとんど戻っています。原因は高止まりですけど、石炭も随分下がったということで、大臣にお尋ねしたいと思います。今、電力料金の値上げ申請も出ておりますけれども、あるいは激変緩和措置もスタートしておりますが、これ場合によってはですね、値上げも必要もない、
1:37:49
激変緩和措置もそんなに長く続ける必要もない、そういう可能性はあるというふうに考えてよろしいですか、大臣。
1:38:00
まず、値上げ申請についてはですね、まさにこの間の、長い間値上げをしていない電力会社もありますので、この間の、この1年、2年、加えて長年の燃料化学行動なども背景したものであります。まさに総理からの指示もいただいておりますので、ご指摘のように、川瀬、燃料化学は大きく変動しています。石炭化学、そしてLNGもかなり落ち着いてきている。これはヨーロッパの断頭の影響もあるんだと思いますが、落ち着いてきておりますので、どういうふうにそれを見積もるのが適正なのかというところを、今真剣に議論しておりますし、さらなる経営効率化の良しがないのかというところもしっかり見極めたいということで、厳格かつ丁寧に審査を行っているところであります。併せて、激変緩和措置、電気料金、ガス料金ですけれども、これについては、確かに追いついてきてはいますが、今後の輸入燃料化学の見通しは、必ずしも、油断を許しませんので、アメリカの経済どうなっていくのか、あるいは中国の経済もどうなっていくのか、こんなことを含めて、必ずしも明らかではありませんので、引き続き、春以降も、ご家庭の負担は増加が見込まれる。そもそも昨年からは2割3割上がっているわけでありますので、引き続き適切に執行していきたいと思いますし、今後のことについては、状況を見ながら適切に判断していきたいと思います。
1:39:28
負担はずれてやってきますので、ぜひ注意深く直近の状況も見ながら、ご判断をいただきたいと思います。もう一つ、やはり残念なことは、昨今の不正行為が次々と明らかになっていることでありまして、こういったことが明らかになって、新聞でたくさん記事が出ている一方で、国民負担をお願いするような値上げの申請というのは、おそらく多くの国民は、何言っているんだろうというふうに感じているのかなと思います。そういう意味で、今、申請を受けている、そして精査をしている状況だと思うんですが、少なくとも、一体その問題の原因は何だったのかとか、そうしたことに関して徹底的に解明されることを待たずして、値上げだけさっさとOKしちゃうなんてことは、有名有名ありえないと私は思うんですが、タイミングの問題、そして値上げの幅の問題も含めて、そこは物事には順序があるのではないかなというふうに感じているのですが、大臣いかがですか。
1:40:39
御指摘のように、大手電力による一連の情報漏洩、あるいは不正閲覧、これはもう、小売電機事業者間の公正な競争、あるいは一般送配電事業者の中立性、信頼性に疑念を抱かせる、極めて遺憾な事案だと思います。現在、電気ガス取引監視等委員会、あるいは資源委員長での調査を行っているところでありますので、これを踏まえて厳正に対応していきたいというふうに考えております。また、カルテル事案についても、独基本に基づく公正取引委員会処分が決定しましたら、経産省としても、その処分を踏まえ、適切に対応していきたいというふうに考えております。いずれにしても、厳正に対応していきたいというふうに思っております。その上で、規制料金の値上げ申請については、燃料化学の口頭などを背景にしたものでありますので、電気事業法に基づいて定められた手続き、審査ルールに従って、先ほど来、御議論がありますように、燃料化学をどう見積もるかなど、厳格にそして丁寧に審査を行っていきたいというふうに考えております。
1:41:49
その上で、ぜひとも徹底的に国民が納得いくようなことを、つまびらかにしていただきたいと思います。その上で、今、大臣からもデントリーというのがございましたけれども、実際にデントリーもアップアップなんじゃないかなと、以前からそんな印象を持っていますけれども、今回、そうした不正に対しての調査があり、他方で値上げ申請に対する調査も同時に行われているということでございますが、人用に関して副大臣にお尋ねします。どのぐらいの人が、経産省の方としてそこにいらっしゃるのか、外部からはどんな有識者、専門家が何名ぐらいいらっしゃるのか、御答弁ください。
1:42:33
経済産業省新川電力ガス取引監視等委員会事務局長
1:42:40
お答え申し上げます。現在、経済産業省本省にある電力ガス取引監視等委員会事務局には、77名の職員が在籍をしております。また、各地方の経済産業局等に電力ガス取引監視室というものが設置されておりまして、合計62名の職員が在籍をしております。本省の事務局職員のうち、経済産業省の内部採用の職員は42名、外部採用の職員は35名でございまして、外部採用の職員のうち有識者として弁護士が5名、公認会計士が5名在籍をしております。また、各地方の電力ガス取引監視室の職員のうち、経済産業省の内部採用の職員は44名、外部採用の職員数は18名となっております。
1:43:30
数が多ければいいというものではありませんけれどもね、常々この電取りというのはちょっとひ弱じゃないかなと申し上げないですけれども、もっと強力な組織にしないとね、今回みたいなことがまたこれからも起きるんじゃないかなと、過去にもいろいろ問題が、不祥事があったと記憶しております。そんな中でですね、大臣これは通告ない質問を一つしたいと思うんですが、ちょうど昨日のニュースに高取委員長、先ほどまでいらっしゃった高取委員長がですね、古谷さんが記者会見でですね、要するに先ほどおっしゃった、独近法の関係のカルテルの問題ですね、今3種類の問題が起きてますね、そのうちの一つがカルテルでありまして、カルテルに関しては高取が当然あるのは当たり前ですが、それ以外の2案件、すなわちお客さんの顧客情報を勝手に除いている案件、それからライバルの震電力の情報を経産省のデータベースに除きに行っている件、この2つに関しても調査を深めたいということで、必要があればやりますよと、経産省と一緒になってやっていきたいと、これは記事でありますから、間違っている可能性はゼロじゃありませんが、こんなことをおっしゃっているというふうにニュースが流れておりました。私はこれは電取りに打っているんです。なぜ電取りはカルテルだけやっているんですかと、ひょっとしたらドッキン法の関係で残りの2つももっとや るべきじゃないかということを、私も申し上げたところでありますが、西村大臣、これ別に電取りだけでやる必要はないですよね。高取も一緒にやってくれるんだったら、私は一緒にやって、徹底的にこの海を出すということをやってほしいと思いますが、西村大臣の御所見をお願いいたします。
1:45:13
厚生努力委員会はまさに独立した機関でありますので、私の立場で何か行為にしてほしいとかこうしたらということを申し上げることは差し控えたいと思いますが、これは厚生努力委員会の判断で、ドッキン法なりで何か問題があるということについては、これはこれでその立場で何かやられることは当然あり得ることだというふうに思いますが、私の立場からはその申し上げの控えたいと思います。いずれにしても、私どもも電力活用取引監視等委員会で立入検査を含めて調査を行っておりますので、その結果をしっかりと精査をして、厳正に対処していきたいというふうに考えております。
1:45:58
いずれにしても、小鳥の委員長が一緒になってやっていきたいと、3つのうちのカルテルの問題以外の顧客情報とかを不正に盗んでいる、盗み見しているということに関しても問題意識を強く持っていただいているというのは非常に心強いことだと思います。独立性を尊重しながら、ぜひ連携できるところは、経産省もご連携をいただきたいというふうにお願い申し上げます。そして最後に、先ほど同僚のババ委員からもいい質問がたくさんありましたが、この省エネも含めてご質問申し上げたいと思います。今、激変緩和措置ということでやっておられるんですが、やっぱり一番の問題は、キロワットアワー7円とか3.5円とかいうのは、使えば使うだけ割引いてもらえるということで、やっぱりこれはバータリ的というかね、来年起きたらまた一緒、その次起きたらまた一緒、いつまで経っても金が出てくるだけ、社会構造は何も変わらないというそういう仕組みなんですよ。これでいいのかという問題意識が、私はなんで経産省の中でなかったのかな、なんで結果的にこういう制度設計になってしまったのかなというのは不思議でならない。作った人は大体3人だという話を聞きました。3人でぐちゃぐちゃ議論して最後こうなっちゃったんでしょ うけど、大臣含めていろんなくこれが最終的な制度設計になったと聞いておりますが、私は不思議ですが、なぜですか。
1:47:29
私も含めてこの件については、かなりの時間をかけて制度設計をいたしました。申し上げれば、様々な国会でのご意見もございました。フィットの付加金を提出すべきではないかとか、あるいは給付で行うべきではないかとか、あるいは電力会社、つまり地域によって価格がかなり違いますので、それぞれ価格の違いに応じて支援をすべきではないかとか、様々な議論をかなり時間をかけて行いました。私どもやらなきゃいけないと思ったのは、まず1月、2月が非常に需要量が多い、使用量が多くなりますので、寒い時期にたくさん使う可能性がありますから、その時から始めようと。迅速にやらなきゃいけないということ。それから、やはり公平にやらなきゃいけないだろうということで、迅速性、公平性、そして迅速にやるためには、やはり簡素な仕組みで一律にやらなきゃいけないということで、このような形で一律に仕組みをとらせていただきました。そして、特別交発のように大手の企 業は価格転嫁ができるであろうから、そこは除こうじゃないかということで、こういう制度設計になっておりますし、使えば使うほどその分安くなるという言い方は非常に誤解がありまして、相当、もうすでに電気料金が上がっておりますから、私は国民も中小企業の皆さん、企業も今は省エネしていこうと、やはり少しでも節約しようというこの雰囲気はみんなが持っていると思いますので、ちょっと安くなったから多く使おうという人は一人もいないというふうに思います。その上で、さらに総理から指示もいただいておりますので、さらに何ができるか、今、私どもさらに知恵を絞って検討を進めているところであります。
1:49:17
いろんな議論があるところだと思いますが、今おっしゃった中で、迅速性は非常に大事だと思います。そういう意味では、1月からスタートしているというのは、他としたいというふうに思う。同時に、公平性というのは、いろんな議論があると思うんですね。何が本当に公平なのかということは、やはり私たちは違う見解を持っているということ。そして今おっしゃった、電力多消費産業の特別高圧は、ちょっと大臣の認識が 違っているのではないでしょうか。特別高圧は大企業だけなのか。そんなことは全然ありません。私たちは、川口の芋の鋳造業の皆さんともお話をさせていただきました。多くの中小企業が特別高圧を利用しているのにも関わらず、支援はゼロというのは、先ほどのご説明のように、あまりばっさりと特別高圧は添加できるから支援しない。そんなバサッと切れるような話は、私はどこにもないと思うんですね。そこはやはり見直すべきだというふうに考えておりますが、大臣いかがですか。
1:50:16
特別高圧についてもかなり議論をいたしました。おっしゃるように、かなり使っている中小企業、地域の皆さんもおられますので、これを何とかしなければいけないんじゃないかということは、私どもは強く思っております。そこは、電気ガス高騰対策の地方交付金で6000億円配っておりますので、それぞれの地域で地場産業、エネルギー業、多消費型の産業が多いところは、その交付金を活用して、地域ごとによりきめ細かに対応していただこうと。国が仮に特別高圧で、さすがに大手企業の世界の一流企業まで全て、これ税金を使って支援をするのかという議論がありますから、申請方式にするのか、何かやりだすとどこで線を引くのか、これ極めて難しい。しかも時間がかかることになりますので、ここは地方に任せようということで、各自治体において、地場産業支援の仕組みをとっているところはたくさんあるというふうに理解をしております。その上で、さらにいろんな声をお聞きしておりますので、岸田総理からの指示もございますから、何ができるか、何をやるべきか、今真剣に検討しているところであります。
1:51:22
少し予告があったような感じがしますけれども、そして最後に、やはり何といっても先ほどのババさんと同じメッセージです。バータリ的な苦しいから補助する、そりゃもういいんです。だけどもちょっと思想は違いますけどね。しかしやっぱり一番足りないのは体質を変える、構造を変えるということに支援が弱いと思います。資料の②をご覧ください。おととい、経産省の方に一生懸命特急で特幹工事で作っていただきましてありがとうございます。いろいろあるんです。先ほどのババさんが取り上げた問題は断熱 ですね。家庭向けの断熱、一番下二次補正で1000億新設、いろいろやっていただいているのは多々したいと思います。しかし問題は2兆5000億、今回も先ほどのキロワット7円、キロワット3.5円で2兆5000億を当てているのに比べたら、あまりにも桁がちっちゃいんじゃないですかと。2兆5000億は消えてきますよ、出しただけで。こっちのお金というのは設備として残るんです。初期投資なんです。一回導入すれば、断熱であっても省エネ機器であっても、その後ずっと節電ができるということなんですね。そういう意味では私たちは全くやり方が違う。もっとこちらの方に軸足を置いた支援を、西村さん今度の9月までは今の制度があるようでありますけども、追加でやはりこれを考えるべき。この1000億とかのオーダーでは日本の体質改善は全然進みませんよ。海外の国々は過去10年20年ずっとこういう断熱に対する支援を続けてきて、日本とは日がの差が生まれてしまった。日本は先進国で断熱が最も弱い先進国になってしまっているんですね。ぜひここはこれも国土交通省と連携しながら、もっと思い切った支援をやっていただきたい。省エネ、家電、断熱、そして所得の少ない家計に関しては私は、先ほどの賃貸のこともありました。10割補助を検討してほしいんです。2割でも3割でも自己負担があったらな かなかやりませんよ。生活苦しい中で。そこは思い切って海外でもやってもらえるけれども、10割補助を考えてほしい。その省エネに関してのご見解をいただきたいと思います。時間が巻いておりますので、簡潔にお願いいたします。省エネについては私ども力を得て、このエネルギー危機、またさらに将来どんなことが起こるかわからない中で、エネルギー需給構造を変えていかなければいけないという中で、省エネ補助金拡充をしてこれだけの対応をしておりますし、特に家庭向けのものについては、地域の公務店の皆さんが一生懸命営業していただいて取り組みが進みつつあると思いますが、これの利用状況とか実施状況なども見ながら、さらに必要なものがあれば考えていきたいと思いますし、それから厳しい世帯の皆さんには、昨年末にも5万円の給付をさせていただいております。そうした取組も全体でさまざまな支援を行っておりますし、いずれにしてもエネルギー安全安定供給とできるだけ廉価な供給できるように、さまざまな支援策を考えていきたいと思います。断熱は地域の経済に大きな波及効果がある。これは定説でありますから、ぜひとも力を入れていただきたいと思います。よろしくお願いします。ありがとうございます。
1:55:09
国民民主党の鈴木良次郎です。本日は大臣の所信の質疑と経済政策全般についてお尋ねしたいと思います。まずはじめに、おととしの12月に、党委員会でも4,500億を超える補助金の半導体について、そのときに経産省から説明を受けたのですけれども、この30年余り日本がどんどん衰退していく中で、水平分業が進んでいったのではないか、こういう説明です。例えばアメリカでは開発設計をするし、日本ではそれに基づいた製造装置を作る。実際に半導体を作るのは、台湾、中国、韓国の企業が、ということでロジックというんですか、そのものについては海外製品に押されてしまっているということであります。しかし、昨年の10月にアメリカでは、対中国の半導体政策で最も強硬に対応して、先端半導体やそれを作る製造装置を中国に輸出・技術供与することを厳しく制限したということです。さらに米国人が中国の最先端の開発や生産に関することを事実上禁じて、個人の行動まで縛るに至っているという記事なんです。一方に日の丸半導体は衰えたのですけれども、関連する製造装置や素材では、日本企業の技術力がなお健全だとも言われています。もう一度、 水平分業を立て直して、垂直統合を目指していこうとして半導体支援をしていくのか。要するに製造、話を聞くと、1000工程ぐらいあるんだそうですね、半導体一つ作るのにあたっても。それをやはり国内に戻していく。それで、有事の時があるかどうかわかりませんけれども、経済安保も考えれば、垂直統合にしていった方がいいんじゃないかという考え方です。ロシアのウクライナの振興に伴う国際秩序が激しく動く時代、これがあと何年続くのかわからないんですけれども、今までの国際情勢で、どこの国と組む、組まないというのが、なんとなく墨上げできてきてしまったんじゃないかと感じるんですね。一つ、この半導体を題材にさせてもらっていますけれども、日本のものづくりの最高の考えを西村大臣にお尋ねしたいと思います。
1:58:01
やはり日本経済、ものづくり、製造業、大きな基盤を成しているものでありますので、引き続き日本の技術力を生かして、しっかりと国内に雇用であり、技術力で輸出であり、富を生み出していく、そうした厳選として頑張っていただきたいと思います。ご指摘の半導体について、まずですが、設計と製造における水平分業、垂直統合のお話がございました。半導体の特殊性に応じて、どちらが適しているか、異なるものであるというふうに認識をしております。例えば最先端のロジック半導体は、製造の規模も大きいですし、投資規模も大きいですし、設計によって性能、機能が大きく変わるため、水平分業型のビジネスが適していると言われておりますし、メモリや従来の半導体、従来型のものについては、一つの機能を高性能にするための技術開発が行われるため、垂直統合型の生産が主流ということで、それぞれ特徴があるものというふうに思います。その上で、過去50%くらいシェアがあった日本の半導体産業が、今10%くらい世界でなっておりまして、これが様々な背景、理由があると思いますけれども、端的に申し上げれば、規模が大きくない会社が一般にあって、それぞれ自前主義で、それぞれの自社向け半導体を製造して、人材もバラバラに分散していたと。そんな中で、なかなか大規模な投資ができなかったという、それでグローバル市場の中で競争力を失っていったという面があります。こうした反省から、特に水泳分業型が適しているビジネスモデルにおいては、今や投資額も非常に大 きいので、一社ではできないし、一国でもできない状況になってきておりますので、有志国、同志国と連携をして、オープンイノベーションの中でそれを実現しながら、国内にさらに製造基盤を確保していくということが重要になってきていると思います。こうした観点から、先端半導体の製造基盤整備、あるいは部素材も含めたサプライチェーン強靱化に約1.3兆円の予算を、今年度昨年末の補正予算で措置をしているところであります。同様に、半導体以外についても、永久磁石とか炭素繊維とか工作機械、ロボットなど重要物資について、生産基盤の強化の支援策を講じているところであります。いずれにしても、経済安全保障の観点も重要になってきておりますし、まさに先端的な技術、不可欠な技術を日本が持つということも大事であります。有志国、同志国との連携をしながら、日本が強みを持つこの産業について、しっかりと国際競争力を維持強化できるようにしていきたいと考えております。
2:00:49
もうおっしゃるとおりなんですけれども、結局、先ほど前任の方も太陽光の話 をされたと思うんですけれども、前にも委員会で御指摘させていただいたように、太陽光パネルの8割が中国製なんですよね。やはりコストが安いから、そっちから調達するということで、国内でも細々と、販売量がそんなに多くないにもかかわらず、太陽光。これから再生可能エネルギー、風力なんか話を聞くと、オランダ製なんですか、風車。国産に向けていくように努力していくなり、やはりお金を出すなり、公設民営がいいのか、いろんな方策があるんだと思うんです。一つの例示をお出ししたいと思うんですけど、例えば今、道路工事だとか、建築現場で、今まではエンジンを使ったポンプだとか、下を踏み固めるようなタンパーみたいなのが使われてたんです。今どこで作っていると思います。ほとんど中国ですよ。部品の供給も中国。日本の大手さんがやってたんですけども、市場が拡大しないっていうのもあって、電動メーカーさんの方に電動化できるものはもう既に売ってしまっている。内燃機関であるエンジンを使って、証券は世界でも300億ぐらいしかない。先の見通しがないから、埼玉県のある中小企業さんが代々としてそれを作っているんですけども、結局どんどん先細っていく。でも今国はGXだ、DXだ、昨日 も質問させていただきましたけども、どんどん舵をそっちに切っていったときに、そういう機械自体、作業機自体がもうなくなっていく。それが現実に起きるんですね。だから確かに同盟国、同志国と組んでやるのはいいんだけども、そういったものでもやっぱり国内でなんとか温存していくような形を取らないと、それで時代でもう文明の力っていうんですかね、必要ないんだっていうことであれば、もうどうしても淘汰されてしまうのかなっていうふうに思うんですけども、その辺を経済政策としてどう考えるかっていうところに来てるんじゃないかと思うんです。グローバルに展開するんだ、仲良くしている国とはお互い様で部品のやりとりもしましょう。日本からも海外に出している部品だとか素材とかってのはいくらでもあると思うんです。でもそれをこれからもどんどんどんどん事業者任せっていうのかな、企業任せにしていって、で、振り返ってみたら国内に何も残ってなかった。じゃあ誰が責任を持ってそれを成し遂げるのかって言ったら、最後はやっぱり国がやらないとダメなんじゃないかと思うんです。もう一回ご答弁いただきたいと思います。
2:03:59
私どもの生活経済の基盤を、経済活動を維持していく上でですね、必要なすべての物資を日本の国内で、それはすべて作るというのはこれはありえないし、やはり私は基本は自由で、公正な貿易投資の中で富が増えていく。それぞれの国の強みを生かしながら、地理的条件や気候の条件、様々な要件がありますので、そうしたものをそれぞれの国が生かしながら、自由貿易の中で富を増やしていくのが基本だというふうに思っております。ただ、昨今の状況の中で経済安全保障という考え方、これは特に機微となる技術、戦略的に不可欠な技術、これはやはり国内で持たなきゃいけない、あるいは製造の基盤を持たなきゃいけない。こんなふうに思います。そうした中で、例えばでありますけれども、インド太平洋経済枠組み、IPEFという交渉を今行っておりますが、アメリカ、私ども、そしてアセアンの国々、TPPに入っていないインドやインドネシア、フィリピン、フィジーなども入って、今いろんな議論をしておりますが、例えばサプライチェーンの強靭化という議論の中では、いざというときにいろんな物資を融通し合うような枠組みを作ろ うじゃないか、通報、お互いに何が足らないのかということを共有し合う、それに対してどう対応するかという取組を作ろうじゃないか、こんな議論も行われています。何を申し上げたいかというと、やはり全て作るのは無理ですから、機密な技術、機密なものは必要なものは国内であり、基盤を有する。そしてそれ以外のところはやはり貿易の中で様々なと、融通し合う、そんな仕組みを作っていければというふうに考えております。しかも同志国、有志国、基本的価値を共有しない国であっても、制裁をしている国以外は、様々な日常的なもののやりとりは当然あるわけでありますので、それまで全部やめて国内で全部作るというのは、これはとても対応できる話ではありませんし、そうしたところを今後国際的な議論も踏まえながら、私どもの経済産業政策全体の中でどういった方向をあるべきか、引き続き考えていきたいというふうに思います。
2:06:32
最近聞かなくなった言葉があるんですけど、選択と集中という言葉なんですね。政治の世界でも選択と集中を過去に20年30年ぐらい前から使って、選択と集中するんだと。例えばですね、昭和40年代後半だったと記憶しているんですが、50年代ぐらいまであったんですかね、石炭を掘ったり、天然資源を日本国内でも採掘していた時期があったわけです。そこで鉱屈の技術のために、大学で考古学というんですか、鉱山学を教える大学がいくつかあったんですけど、今は2校しかない。じゃあ実際に今度日本がどこかの国で資源を採掘する権利を取得して、そこで掘りたいと言った時に、誰も技術士がいない。今は確かに人工衛星から見て、X線だとか赤外線だとかいろんな形でこの辺にあるんじゃないかということで、採掘権を取得してそこで掘り始めるんですけど、そこでも実際に角度が90、80というふうにいくわけじゃないんですよね。じゃあ人材を確保するのにどうするって言っても、今ほとんど鉱屈の話をする企業はない。私が知らないだけかもしれません。これを教える大学なり専門の職員さんも先生方も、パートナーでやってくるんだからそこで任せればいいじゃないかと言えば、もうそこで就職する人もいないし、そういう状況に置かれていくのをこれからも進めていくのが本当に日本のためになるか。例えばじゃあ何円 もしないものを国内で作れとは言わないんですけども、じゃあ機微技術っていう言い方をするんですけど、じゃあ機微ってどこまでのことを指すのか、全然具体的な説明をされないんです。例えば経済安保のときに11品目の該当したことを去年、私たちにお知らせいただきましたね、あの項目。これから足していくのかどうするのかわかりませんけども、昨日一昨日もレクに来てくれた職員の人にも言ったんですけど、ヘリウムガスって日本で一つも取れない。全部海外移動。でも私たちの生活にはなくちゃならない。じゃあどうするっていうことですよね。買ってくればいいんじゃないのって、お金出せばいいんじゃないのって、お金出しても売ってくれないことが起きたときに、さあどうしましょうって言ったんでは遅いっていうことだと思うんです。そこのところをご答弁できればもう一回だけ。
2:09:24
非常に重要な点だと思います。全てのものはなかなか作れないわけですし、どこかで供給しなきゃいけないわけですが、例えばレアウスについてもですね、中国に非常に存在していた中で止められて非常に困ったわけでありますが、その後二つの方向、一つは有志国、オーストラリアやカナダやアメリカ、資源国と連携をすることでそれをカバーしていくこと。そして二つ目には代替品を開発すること。こうしたことでその危機を乗り越えてきているわけでありますので、有志国との連携、そして技術開発というのは非常に重要だと思いますし、在庫についてもですね、これまではできるだけ在庫が少なくして、ジャストインタイムで、その時々必要なものだけを買ってくればいいという方針、いわゆる看板方式でやってきたわけですが、今やそれだともう届かなくて物が作れない、車もエアコンも作れないということが起きたわけでありますので、むしろジャストインケース、非常事態に備えて在庫を増やすという取り組み、これは当然コストが上がるわけですけれども、危機対応の一環としてそうした取り組みもなされておりますので、危機を経るごとにですね、そうしたいろんな取り組みで工夫しながら、技術開発、有志国との連携、あるいは在庫を増やす様々な取 り組みで、危機に対する対応に備えを強化しているところでありますし、人材についてもですね、おっしゃるように原子力も、昨日も参議院で言ったんですけれども、地熱の人材、あるいは半導体の人材、デジタル人材、それぞれ足りませんので、やはり学部を増やす、あるいは経済界から高校、大学に講師を派遣して人材育成をしていく、様々な取り組みを進める中で必要な人材、必要な、加工しながら必要な生産を行っていくということだと思います。重要物資については11品目でありますけれども、当然世界情勢、国際情勢によって様々変わってくると思いますので、国際情勢を見ながら、適切にその対応を、その時々の事態に対応するために対応しなければいけないというふうに思います。いずれにしても、様々な工夫をしながらですね、いざという時に備えていく。基本は自由貿易、自由な投資の環境の中でありますが、同志国との連携を含めて、そうした対応を進めていくと良いのだと思います。
2:11:51
今仲良くしている国であっても、これから先ずっと仲良くできるかというのは何とも言えないと思うんですよね。そういう危機管理を常に持って、あともう一つやはり損益分岐点があって、高止まりしていってもっと上がってしまったら合わないよねというところが必ず物質でも何でもあると思うんです。それを超えると結局、買えないし、じゃイノベーションじゃないけれども技術開発をしていこうというふうに考えざるを得ない。じゃそこの間のタイム的なものだとか価格的なものを誰がサポートするのか、企業じゃそれはなかなかできない。だから公的な機関でやるか、国がサポートしなくちゃいけないということにつながるんだと思います。2点目。これも予算委員会の一般質疑のときにお尋ねしたんですけど、やっぱり中小企業の賃上げ、価格転換が7割できてないんじゃないかと。で、賃上げするんだ、賃上げするんだってみんな言うんです。言うんですけど、実際に現場を地元の選挙区を回って製造業だとかサービス業の人の話を聞きますと、いやちょっとなあ、これで材料費上がっちゃってるし燃料費上がってるんだけど、一番みんな恐れてるのは、一般にエンドユーザーである消費者を直接お客様に持つところほど、飲食店でもサービス業でも上げられないんです。上げるともしかしたら買いに来なくなっちゃう。食べに来なくなってしまうんじゃないかっていうのが、恐怖観念がどうしてもあるんです。だからちょっと我慢して、まだ何とかやりくりするかなっていうのが、今の現状だと思うんです。で、今旬と真っ只中でありますから、大手企業を中心に色々賃上げ、万額買いと、大手さんはいっぱいそういう記事が出てます。でも中小零細は原資がない。だって価格転嫁できないのに、どっから原資を持ってくるのかっていうので、2つ提案したのが、仮払消費税として賃上げ分は見てあげたらどうだろうか。特に苦しくなるところは、みんな労働集約型の産業のところです。これはどこの業種でも一緒。人をたくさん使っているところほど苦しくなる。だから賃上げできない。それともう1つ提案した、賃上げ引当金みたいな制度を、3月のこの時点で4月からっていうのは難しいと思うんですけど、退職引当金があって、消費を引当金があったり、貸し倒れ引当金っていう制度を認めているわけですよ。だったら今年ばかりじゃなくて、来年もその先も5年先ぐらいを見据えて、賃上げ原資をどっから出していくのかって言ったら、ちょっとまだ余裕がある企業があれば、引当金制度を作る ような形をとって、来年以降につなげていく。そうすれば全体的にもう少し底上げができるんじゃないかと思うんですけど、必ず、小取りでどうだ、パートナーシップ宣言をしたからできるんだ、そういうお尋ねも過去の経済委員会でもしましたけど、もう切羽詰まってきています。4月にはもっともっと上がる材料だとか、商品もたくさんあります。それに対する明確な考えを大臣の方からお述べいただけたらありがたいと思います。
2:15:34
先般もご議論をさせていただきましたけれども、将来の賃金を引当金として認めるかどうかにつきましては、賃金はその期に行われた労働の対価として費用計上するというものでありますため、会計の慣行に照らして、なかなかなじみにくいのではないかというのが、私どもの考え方でございます。他方、税という観点からはご存じのとおり、中小企業向けの賃上げ税制、これで令和2年以降、9万3千社が利用していただいておりまして、今年度から更に控除率を25%から最大40%まで引き上げるということで、更に、これもちろん黒字でないといけないわけですけれども、その企業が使っていただければというふうに思います。黒字でない企業、赤字でとても税制を使えないという企業には、私どものものづくり補助金とか事業再構築補助金で、賃上げを給与総額6%以上増加させる、そうした意欲的な値に取り組む企業者には、上限や補助率を上乗せする措置を講じているところでありますので、そうしたものを使っていただく、あるいは厚労省において、キャリアアップ助成金を拡充しておりますので、これを非正規の方々の賃金5%引き上げた場合に、助成額増額というのもありますので、こうした様々な制度を活用していただきながら、何とか雇用の7割を占める、まさに御指摘の一番重要な中小企業の賃上げを何とか後押しできないかというふうに取り組んでいるところであります。
2:17:15
ぜひ、いろいろな制度を創設して今実施している。すぐに結果は出ないかもしれませんけれども、3か月でも6か月でもいいですから、その制度をつくって、どれだけ効果があったかという、やはり検証しないとだめだと思うんですね。キャリアアップと一口に言うけれども、キャリアアップできる状況じゃない業種の人もいっぱいいるわけです。
2:17:43
何をもってキャリアアップというのかという話なんです。今大臣がお述べになったいくつかの制度があって、5月なのか6月なのかわかりませんけれども、実際ではどこまで中小企業が乗り切れたのか。確かに赤字の繰述を5年認めてくれている、そういうことはあります。でも赤字を出したら、今言った黒字じゃないと活用できない制度もあるわけです。そこのところをもう1回検証してもらえないかということです。じゃあ、もう次に移りたいと思います。IMDという資料がありまして、64カ国の国と地域を対象とする世界競争力年間における2021年度の総合順位1位はスイスで、スウェーデン、デ ンマーク、オランダ、シンガポールがそれに続いているんだそうです。近年では北洋諸国やシンガポールなどが上位に定着している一方で、日本は31位なんだそうです。中期的に低迷が続いている。またここでは、自国の強みと認識する項目を経営層に掲げるアンケート調査結果を行っていて、それによれば日本の経営層は質の高いインフラや人的資本、高い教育水準、熟練労働力が日本の強みであると評価する一方で、税制や政府の競争力、開放性、積極性の評価が低評価だというアンケート結果なんですね。経済のダイナミズムといった経済の親近対象の活発さを示す項目も低下している。このような評価に対して、外人の受け止め方はどうなのかということです。今、アンケートを取ったことを開陳していますけれども、ご覧になったことがあるかどうかわかりませんけれども、それに対して税制だとか政府の競争力、こういったことを指摘されちゃっているんですね。大臣としての御所見を伺いたいと思います。
2:20:04
私も経済財政担当の副大臣のときに、この指標を分析をして、IMDまで行って、アベノミクスの取組を説明しに行きました。その会があったのかどうかわかりませんけれども、2010年、12年にかけて27位だったのが、2014年には一旦は21位に上がったんですね。三本の矢で非常に取組を加速したときであります。その後、また低迷しているということでありますので、大変残念な私自身を思っております。この背景として、やはり長引くデフレの中で、政府の政策的支援が適切であったか十分であったか、これをまた私ども御指摘のように検証をしっかりしなければいけないと思いますけれども、民間の側もアニマルスピリッツを発揮できずに、投資が不十分であった。これはもう長引くデフレの中で投資するより、現金で持った方が価値は上がりますので、そういうデフレの人件費を抑え、コストを抑え、そして現金の方が相対的には価値が上がってきますので、内部流報を増やすという 投資行動になったんだと思います。官民ともに課題があったものというふうに思います。こうした状況を打破するには、やはり企業側、民間にはアニマルスピリッツで果敢に挑戦してもらう。まさにコロナがあり、ウクライナ危機があり、気候変動があり、大きな時代の転換点でありますので、ぜひ大いに挑戦してほしい。それを官の側がしっかりと後押しする、そうした取組が必要だということで、幸いなことに、民間側の投資も、日銀の単管によれば、83年の調査以来、過去最高の投資の計画になっております。実際、政府見通しでも、4月以降、来年度の投資の見通しは、年間100兆円規模ということで、過去最高水準、バブル期を上回るということになっておりますし、賃金についても、中小はなかなか厳しい面はありますが、大手企業は非常に積極的な賃金の給与もありますので、この機会を捉えて、さらにDX、GX、そしてスタートアップ、あるいは大企業の挑戦、こういったものを、後押しをすべく、政策を総動員していきたい。その上で、投資を行い、イノベーションを起こし、所得を拡大していく、そうした好循環をぜひ実現し、結果として、こうした経営者の感覚、あるいはIMDの調査も、ランキングが上に向いていく、そうした方向に行くように、全力を挙げて取り組んでいきたいと考えております。鈴木佳彦君。 最後にもう一点だけ、ちょっと飛ばさせていただくんですけど、学術指標2021年を見ると、2019年の日本の研究開発費は18兆円。アメリカの68兆円の4分の1です。近年、急激に伸ばしている中国の54.5兆円と比べても3分の1。先ほどの世界競争力年間でも触れたんですけども、低迷の要因は、急進しているアメリカや中国に比べると差がどんどん開いてしまって、日本の研究開発力そのものが落ちているわけではないんですけども、問題はそれを活かしきれないことというふうに指摘されているんです。先ほど紹介した2021年の世界競争力年間のアンケートによれば、64カ国中で1位に当たるのは日本の場合ですね。消費者満足の重視、ビジネスリーダーの社会的責任、企業における持続可能性の重視、一方で企業の意思決定の迅速性は64位、一番最下位ということです。ビッグデータ分析の意思決定への活 用、企業化精神は共に63位、機械と脅威への素早い対応は62位、変化に対する柔軟性や適応性は61位、先進国とは言い難い状況がここで読み取れるんです。この状況についてどう改善していくお考えか、大臣にお尋ねしたいと思います。
2:24:27
常々日本は政府も含めてですけれども、なかなか大胆でスピーディな意思決定ができないというふうに言われておりまして、よく「too little, too late」ということを言われたわけでありますが、私は足元は変化の兆しがあると思っておりまして、先ほどの投資の意欲であったり、賃上げの意欲であったり、スタートアップがかなり若い人たちが多くの企業を創出しております。そうした兆しを後押ししていく、これを昨年補正予算に認めていただいた1兆円規模の予算、スタートアップ1兆円、あるいは政府 全体7兆円の様々な支援をしっかりと複数年にかけて、これから後押しをしていきたいと考えております。いずれにしても、アントレプレナーシップや、そしてアニマルスピリッツが何より重要だと思いますし、政府が思い切ったそうしたことに対して支援をしていく、そうした取組を進めていきたいと思っております。ぜひ今後とも、産業政策について議論をしていきたいと思います。ありがとうございました。
2:26:02
日本石井の会の足立康史でございます。竹内委員長をはじめ、皆様またよろしくお願いします。また西村大臣をはじめ、経産省の皆様よろしくお願いします。東京電力福島第一原発事故から12年、私が経産省を辞職してから12年ということになります。大臣、明日で12年ということで、若干のご所感をいただけたらと思いますが、特にちょっと気にしているのは、処理水ですね。相変わらず中国、韓国がしょうもないことを言っています。やはり風評、福島の皆様にとって一番やはりつらいのは、リアルの何か被害というか問題、それももちろんまだ復興の道半ばなところもありますが、一番やはりご苦労されているのは、言われもない風評で、それを煽っているのは中国、韓国であります。そういうことも含めて、この12年を迎えるにあたって一言いただければと思います。
2:27:22
ご指摘のように、明日東日本大震災が12年を迎えるということで、私も福島県の追悼式典に出席をする予定にしております。改めて亡くなられた皆様に御冥福を祈りたいと思いますし、被災された皆様のお見舞いを申し上げたいと思います。そして、経産省として、やはりこの福島第一原発 の事故、この教訓と反省、これは一時たりとも忘れてはならない。実は今回提出しました法案の中で、原子力基本法の中に安全神話に陥らないという旨を、初めて安全神話という言葉を、県政支持を初めて法律用語で書きました。もう我々は絶対に忘れないという思いで、福島の復興、廃炉を含めて取り組んでいかなければいけないと思います。併せて思い出しますと、確か震災の直前だったと思いますが、新千住に来られて、私の事務所に来られて、選挙に出るんだという話をされたちょうどあの頃だったなということを改めて思い出します。早いものでもう12年経つわけであります。その上で、アラフトソリシステムの処分に向けては、やはり理解情勢をしっかりと取り組んでいかなければいけないということで、私も福島の漁業者の皆さんと車座を2回やりましたし、様々な意見交換をしながら求めてきております。国際社会に対しても、様々な場を利用して、在京外交団、在京の外国メディア、こうしたところにも働き かけを行っております。とにかく科学的根拠に基づいて、透明・丁寧に進めているということ、そして説明しているということであります。特に申し上げたいのは、IAEAの専門家がもう複数回レビューに来ておりまして、そして昨年5月にはグロッシー事務局長が、その段階でも既に放出は環境にいかなる害も与えることはないと確信できるというコメントをいただいておりますし、この後また来られると思います。レビューにIAEAの皆さんが来られて、専門家が来られて、そして今年の前半には、包括的な報告書を出される予定でありますので、そうしたものも含めて、丁寧に、分かりやすく、引き続き発信をしていきたい。そんなふうに思います。
2:29:34
ありがとうございます。本当、この12年、私も安全シーンは、これをどう乗り越えていくか、こ れからも課題は続きますが、しっかり大臣と心を合わせて、私も野党の立場ですが、取り組んでいきたいと思います。大臣には本当に、私がこの10年、バッジをつけさせていただいてから10年ですが、この10年、私が苦しい時はいつも声をかけていただいて、事務所にも呼んでいただいて、立憲共産党から言われもない非難を私が浴びた時には、私もちょっと言い過ぎまして、西村さんからちょっと謝った方がいいんじゃないかと言われましたけど、私はいや、謝りませんと言ったら、そうだよな、みたいなやりとりがあったことを懐かしく思い出すわけであります。さて、今回、原子力で1点だけ、今日はカーボンをやりたいんですが、原子力で1点だけ、40年60年問題ですね。いろいろ、規制委員会で何か関係はしてるよね、多数決になったとか、じゃあ全然いいと思うんですよ。多数決になったら問題だって逆じゃないの。いろんな意見があるから、公正なんでしょ。意見があるのに言わない、全開地の不利をする、自民党の総務会はそうですけどね。それがよくないわけですよ。いろんな意見があるということを国民に見せる。