19:34
国土交通行政の基本施策に関する件について、調査を進めます。この際、お諮りします。本件調査のため、本日、政府参考人として、国土交通省大臣官房政策立案総括審議官大澤和夫君、大臣官房公共交通物流政策審議官鶴田弘久君、大臣官房土地政策審議官井上誠君、総合政策局長河林康人君、国土政策局長木村実君、不動産建設経済局長長橋和久君、道路局長岩竜彦君、住宅局長塩見英行君、鉄道局長上原敦史君、自動車局長堀内定太郎君、航空局 長久保田正晴君、政策統括官小林康君、国際統括官平岡茂則君、官公庁次長原井川直也君、内閣府地方創生推進事務局審議官内田幸男君、法務省大臣官房審議官松井信一君、財務省大臣官房審議官坂本基君、主計局次長寺岡光弘君、環境省大臣官房政策立案総括審議官住倉一郎君、及び防衛省防衛政策局次長安藤敦史君の出席を求め、説明を聴取したいと存じますが、御異議ございませんか。御異議なしと認めます。よってそのように決しました。質疑の申出がありますので、順次これを許します。
21:18
(西川) 早ようございます。自由民主党の 西巴旬でございます。本日は、所信質疑、また今国会も立たせていただきました、委員長はじめ、また理事、そして委員の皆様、御理解に心より感謝申し上げます。ありがとうございます。齋藤大臣はじめ、副大臣、政務官、そして政参院の皆様、今日よろしくお願いいたします。では早速、大臣所信に対する質疑ということで始めたいと 思います。まずは、今後の観光政策と全国旅行割について取り上げたいと思います。大臣所信の冒頭に、観光需要回復への強い決意というのをお示しになったと、私はそう受け止めております。これから、まず国内旅行、そしてインバウンド、これを車の両輪としてですね。単に人数だけではなく、消費額といったことも念頭において、そして地方、あるいは団体旅行、こうした全体を俯瞰した形で旅行需要を掘り起こしていくということが重要だと思います。現状どうなっているかというと、かなり需要回復、コロナ前に戻ってきたという感があります。これには、やはり全国旅行割が大きく貢献しているということは、これは率直に認めていいんだと思います。しかしですね、一部団体旅行の戻りが遅いという、そういうお声もいただいているところであります。需要回復に偏りがあるわけですね。これからいよいよ春の本格的な観光新宿に入ってまいります。かねてから、観光に関しては年間を通じて、需要というものがなるべく一定であることが私は望ましい。これは観光に係る人材確保、つまり安定した雇用というものにつなげる意味でもそこは重要だと思っています。ですから、旅行支 援のあり方というのは、観光シーズンのあり方と、それからオフシーズンのあり方とやはり考え方が違ってくるんだろうと思っています。しかし、まだまだコロナで、この中で厳しい状況にある関連業界の状況もございますので、一定の支援というのは必要なんだろうと思います。一昨日、そういったことで、まず全国旅行支援については、年度が変わった4月以降も継続するということ、そして団体旅行ということに力を入れていくなどということがですね、メディアにも表明されたと承知しております。改めて、この委員会で大臣によってですね、この全国旅行支援について、例えば団体旅行に重点を置く形で、新年度も続けていくと、そういう考えを、ぜひですね、ここでお示しをいただきたいと思います。お願いいたします。
24:30
はい。皆様、おはようございます。今日もよろしくお願いいたします。委員、ご指摘のとおり、旅行需要は回復してきているものの、団体旅行の回復が個人旅行に比べて遅れておりまして、コロナ禍における団体旅行への影響は顕著であると承 知しております。全国旅行支援につきましては、引き続き措置された予算の範囲内で実施し、予算がなくなり次第終了することとしておりますが、一昨日、全国旅行支援を4月以降も実施継続することが可能である旨、都道府県に対して周知いたしました。国土交通省としては、これまでの施行状況を踏まえれば、初夏頃まで実施が可能であると考えております。また、影響が顕著な団体旅行の需要を喚起するため、国から各都道府県にお配りした予算のうち、2割を団体旅行枠として設定し、団体旅行を支援しております。その上で、団体旅行のプロモーションの推進等に取り組むよう、都道府県や業界団体に働きかけているほか、優れた換気性能など、貸切バスの感染症に対する安全性の周知にもしっかりと取り組んでいるところでございます。私自身も、団体バス、観光バスに乗って、ガイドさんの案内を受けながら、国交省から東京駅まで、国会周辺をぐるっと回りながら行くという、応援のつもりでやったんですが、どの放送局も報道してくれなくて、私がやった程度ではほとんど意味がないというのはわかりましたけれども、
26:12
しっかり、私も頑張っていきたいと思っております。今後の全国旅行支援の実施にあたっては、関係者の様々な声を伺いながら、引き続き、都道府県とも連携して、団体旅行も含めた観光需要の回復に向け、適切に対応してまいります。
26:33
大臣、ありがとうございます。大臣がやはり先頭に立って、バスの安全性をPRするという、これは重要な意味があると思いますので、ここは与野党問わず皆さん同じ思いであるという、そういう空気が今、満ち満ちており、という感じがしておりますので、ぜひ大臣には頑張っていただいて、国民の安全安心と、そして多くの地方に足を伸ばして、日本の魅力再発見、そういう流れを作っていただきたいと、心から願うところでございます。ありがとうございます。では、次に子育て支援と都市、住宅政策についてお尋ねをしたいと思います。世の中、挙げて子育て支援ということが論じられていて、長田町、霞ヶ関でも重要なテーマになっておるわけでありますし、これはやはり国の礎と言えるのはやはり子どもたち。私はその思いを強く持っております。子育て支援というと、都革、給付のあり方ということに目が行きがちですけれども、考えてみれば、子どもが生まれ育つというのはまず自分の家というものがあって、じゃあ子育て世帯にどういう住宅が提供されるべきなんだろうか。そう考えたときに、やはり良質な住宅というのが、それぞれの所得階層でも、なるべく良質な住宅にお住まいいただけ るということを進めるというのも、立派な子育て支援なんだと私は確信をしております。ですから、子育て世帯にこそ良質な住宅ストックを、そしてできるだけそれは安価で、そしてより長く使っていただける、そういう住宅政策にやはり進めていただきたいなと思うんです。その住宅も、集合住宅がいいのか、子立てがいいのか、いろいろ議論がありますが、できるならば、私は子立ての方が子どもがのびのび暮らしていける。集合住宅でやはり周囲に迷惑をかけるので、やはり第二次第三次をためらってしまうという話をお聞きをします。ですから、できるだけ子立て住宅にお住まいいただけるようにする。じゃあどうすればいいのか。一方で空いている空き家が今問題になっている。空き家の活用ということもこれは一つの手なんだろうと思います。そういった住宅政策は一つ点をつくることで、でもその部分最適を全体最適とするには、やはり子育て世帯を一つの町になるべくお住まいいただくことで、一つのコミュニティをつくる。ということが、その地域が子育てしやすいという定評を生み、より新たな人口の流入ということにつなげられる。私もそう考えております。そこでお尋ねするんですが、このまず子育て世帯、若年世帯に良質な住宅が取得できるように支援をしていくことや空き家の活用を進めること、健やかに子育てできる住まいの環境を整備すること、子育てしやすい町づくりという面的な取組を進めることは、これは少子化対策ですけれども、あらゆる世代に私は提供する。子育てしやすい町はあらゆる世代にとって住みよい町になる。そういう思いがありますが、今後の取組いかがでしょうか。これを副大臣にぜひお答えいただきたいと思います。
30:12
おはようございます。お答えをいたします。子育て世代や若年世代は一般に収入が低く、養育費等の支出が多いため、子育てに必要な広さや省エネ等の性能、利便性等が確保された住宅に住むことが困難な場合が少なくないものと認識をいたしております。また、子育てを行う親の孤立、遊び場の少なさ等、子育てに必要な住環境も十分に整っておりません。これを踏まえて国土交通省では、住宅の取得を希望する方に対しては、良質な住宅を取得する際の補助や有資金利の引下げ等の支援を行ってまいります。また、賃貸ニーズに対しては、子どもがいることを理由に入居を拒まない良質な賃貸住宅の供給を拡大するとともに、議員も今、票房しておりましたけれども、子立アキアの活用推進についても検討してまいりたいと思います。さらに、子育てしやすい住環境づくりとして、マンション内や近隣の親御さん同士が交流しやすい遊び場や公園などの整備にも取り組みます。今後とも、子育て世代や若年世代の住まいに対する多様な希望がかなうよう取り組んでまいります。以上です。
31:56
豊田副大臣、ありがとうございます。住宅のみならず、その周辺環境にも配慮したまちづくりを進めていくというお答えがございました。非常に大事な視点であろうと思っております。ぜひ、そういう観点で国がまずリードしていく。そして、地域においてまちづくりと子育て支援ということは、これは大事な視点である。子どもファーストという視点で、全国の自治体が取り組んでいただく国交省には、まず先頭を切って引っ張っていっていただきたいと思います。ありがとうございます。では次に、 地域公共交通の活性化についてでございます。都市政策と公共交通政策という、これはまた車の両輪で一体として考えていく必要があると、私、かねてからそう申し上げております。そして、ローカル鉄道のことが今問題になっておりますが、バス路線についても大変厳しい状況で路線の縮小、そして廃止という流れがどうしても生じているのが事実であります。そこで、やはり利用者利便を図り、公共交通を再構築していくということで、今国会ではそれに関連する法案が出てくると承知をしております。ローカル鉄道のことが今本当に世の中議論されて、さまざまな角度から取り上げられるようになったというのは、これは国民の間で問題意識が高まっているというので、非常にある意味評価ができることだと思いますが、地元でもJR東日本津軽線というのがあるんですが、津軽半島、達比岬で津軽海峡冬景色にも出てまいりますが、達比岬の最寄りの民前というところですね、いわゆる盲潮線という形で、ローカル線、そこの損敗が今地元でも、まず任意の協議会ということで、JR東日本から説明を聞くという形で始まってきております。が、なかなかにですね、議論がこの先どうなるかというと、正直まだ見通せないところがあります。でも、このローカル線の問題というのは、その確信というのは、なぜ利用客が減ったのか、どうしたら乗っていただけるのだろうかということ、みんなが挙手に高いに考えるというところ、そこから始まるんだろうと思っています。もともとこの人工園というところにモータリゼーションが加わって利用客が減る。そうすると減便が起こる。不便になったのでさらに乗らなくなる。もう公共交通を使うということが当たり前でないというのが地方では、むしろ車利用が当たり前みたいな形になって、乗り方がわからないとかそういう方もいらっしゃる、そういう状況です。地域公共交通、とりわけ鉄道を考える上で、私は3つのポイントがあると思っていて、まずは鉄道に対する人々の思いというのは、地域のシンボル的存在である。これは言い換えるならば地域の宝、あるいは鉄道で東京とつながっている一つの安心感であるとか、そういったエモーショナルな部分での鉄道に対する地域の思い、これはしっかりあるとやはり認識しなければいけないと思います。だけれど一方で、事業者さんとすれば事業性、つまり現行の運賃で維持できるかという事業の継続性、事業性ということですね。それから3つ目は利便性です。これは利用者から見た場合、利便性、本数、それからダイヤ、使いやすいダイヤ、そして運賃が適正なものか、それから所要時間、そういった諸々の要素、といったものを3つ念頭に置いて、これから国が協議会というものを設置していくときには、まず今の3つのポイント、とりわけ地域にとって鉄道が大事な存在、宝であるというそういう認識を持った上で、でもいかにしたら乗っていただけるようにできるのか、どうしたら、どういうモードが利用者にとって便利なものなのか、そういった点を議論していく必要があると思うんです。そこで、こうした3つのポイントを含めて、国が地域における協議をリードすること、それから、利便性、持続可能性、生産性の高い地域公共交通ネットワークの再構築に向けて法制度、予算等、あらゆる政策主義の投入室で取り組んでいくべきと考えておりますが、ぜひその決意をですね、副大臣にお尋ねをします。
37:12
お答えを申し上げます。地域公共交通の厳しい状況を踏まえ、地域の関係者が共に作る競争、すなわち連帯共同し、ローカル鉄道や地域の路線バスなど、全国で地域交通ネットワークのリデザインを進めることにより、利便性、持続可能性、生産性を高めていく必要があります。このため、党において取りまとめいただいた議論も踏まえ、令和4年度補正予算及び令和5年度予算案において、社会資本整備総合交付金や財政投入手当の新たな枠組みを含め、総額1300億円を計上するなど、地域公共交通のリデザインを図るための各種メニューを措置しております。さらに、地域公共交通の活性化再生法の改正案を今国会に提出したところでございますが、ローカル鉄道については、国としても積極的に関与しながら、沿線自治体や利用者をはじめとする地域の思いをよく踏まえ、地域のご理解を得ながら、丁寧に協議を進めてまいります。国土交通省といたしましては、予算、法律などあらゆる政策ツールを活用して、地域公共交通再構築元年とすべく、全力で取り組んでまいります。はい、ありがとうございます。法案が来週には本会議での出説明を皮切りに議論が始まっていくということでございますので、しっかり議論を尽くしていきたいし、やはりあらゆる人たちがそれぞれの地域で、さまざまな手段で、でも移動がしやすいという、そういう地域を作っていくというのは大事なことだと私は思っておりますので、ぜひ今後も議論を深めていきたいと思っております。では次にですね、この公共交通も関わるDXについてでございます。そのDXの取り組み、推進の強化というところをお尋ねしてまいります。いろいろ国土交通省関連で今課題になっている、例えば2024年問題、それに絡んで物流の効率化を図る、そのためのDX。さらに先ほどお話ししました空き家の問題でも、空き家の活用を進めるためのデータベースを作り、そしてマッチングをする、これもDXですね。それから建設業において、ビムであるとか、さまざまなDXによって、設計から施工まで、やはり省力化、効率化につなげる。さらには公共交通のデマンド交通、あるいは自動運転、さまざまなDXの取り組みということを国土交通省関連でもたくさん課題として、その上向き課題があります。全体として国土交通省のこのDX推進に対する今の取り組み状況とその決意というものをですね、お伺いしたいと思います。これは政府参考にお願いします。
40:51
お答えいたします。DXの推進につきましては、データとデジタル技術を活用しまして、国民のニーズをもとに行政サービスを変革していくこと、それから業務そのものや組織も含めた国土交通省の文化、風土や働き方を変革していくことが重要であると認識してございます。このような認識のもとで、まず行政手続のデジタル化につきましては、部局横断的に使用できますオンラインのシステムとしまして 、EMリットというふうに名付けておりますけれども、これを整備してまいりました。令和7年までには、全ての手続につきまして、原則としてオンライン化するということを目指して取り組んでございます。さらに、こうして蓄積されたデータの活用ということをしっかりと取り組みながら、インフラ、交通、先ほど議員の御指摘のあった国土交通の各分野におきまして、DXを推進してまいる考えでございます。また、取り組みの推進に当たりましては、デジタル庁や関係の省庁としっかりと連携をとるとともに、データの利活用者や関係者の意見をしっかりと十分伺いながら、生産性の向上、サービスの高度化といったことにしっかりつながるよう、国交省として全体でしっかりと取り組んでまいる考えでございます。
42:24
力強い決意があったわけでございます。まずは行政手続から、まずは会議を始めようということでございます。まず省庁、部局横断的にという大事な視点ですが、やはり省庁横断的に、それからいずれ地方自治体との接続ということも考えて、最初からそういうことを念頭に、ネットワーク化ということを是非念頭に進めていただければと思います。ありがとうございます。では次に、今年の雪、豪雪についてでございます。除排雪予算の支援についてということで、2月21日付にプレスリリースが出されまして、除雪予算の追加配分とさらなる追加支援に向けたヒアリングを行いますよという告知がなされました。そのプレスリリースと相前後するように、私の地元、地元というか厳密に言うと選挙区ではないんですが、青森県弘前市、津軽の中心地でございますが、2月15日から16日にかけて12時間でどれぐらい降ったかというと、41センチですね。まあ膝を越えるぐらいの積雪が12時間であったと。で、それが溶けないうちに21日には29センチ降って、合わせて70センチ。で、最大で弘前市内120センチという積雪地になったわけでございまして、これじゃとても除雪が追いつかない、そんな状況でございます。加えて今ですね、これは青森に限った話じゃなくて、積雪管理地、みんな共通の悩みだと思うんですが、凍結防止剤という、この資材も価格高騰してるんですね。そこがやっぱり除雪予算を食いつぶしているという、そういう状況がございます。そして、この積雪管理地で今課題になっているのが、千島海溝の海溝型地震の避難想定が出ていて、まさに明日3.11東日本大震災の発災した日。やっぱり避難を容易にするためにも、適切に除排雪がな されていないと、この積雪管理地での命を守る行動というのは、全速に取れない、そういう課題もございます。ぜひ、自治体の除雪予算不足に対応する決めこまやかな対応ということ、それから、この積雪管理地の凍結に対する支援についてのお考えを、大臣からお述べいただきたいと思います。
45:15
この冬は、昨年12月の大雪、それから今年に入りまして、10年に1度暮らすと言われる寒波の流入などによりまして、大雪が降り、地方公共団体では多くの除雪費が必要となっております。このため、地方公共団体に対して、大雪となった昨年度と同様に、1月から降雪状況や除雪費の執行状況などの調査を行うとともに、例年3月に行っている除雪費の追加支援を、2月に前倒しして、約120億円を配分したところでございます。さらに、委員御指摘のとおり、2月に入っても降雪が続いたことを踏まえ、臨時の特例措置などによる除雪費のさらなる支援の検討を向けて、追加の聞き取り調査を行ったところでございます。私も先日、上越越え国道7号の除雪ステーション、視察してまいりました。本当に、両岳が壁になる雪ですが、道路だけはきちんと芸術的な技術で除雪されておりまして、ただ、いろいろなお金の問題、それからそれを担う人材の問題、大変不足しているというような、地元の建設会社の皆さんから直接お話を伺ってきたところでございまして、この除雪に対して、国としてもしっかりこれから、対応してまいりたいと思っております。
46:45
はい、ありがとうございます。大臣所信の中にもありましたけど、今年は関東大震災の発災から100年、そして明日、東日本大震災発災から12年ということであります。改めて、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された方々にお見舞い、まだ見つかっていない方もいらっしゃるということをお見舞い申し上げたいと思います。被災産権のみならず、やはりあらゆる災害リスクというのに直面をしている、これが現実であります。地震、津波についての新想定ということも示されたということもありますので、やはり国土強靱化の取り組みをしっかりと進めていただく中で、やはりそれを実際 に支える人材というもの、今ほど除灰節のマンパワーの人材の話がございましたけど、そういったことも含めて、人材確保ということもしっかり取り組んでいかなければいけない課題だろうと、そういうふうに考えております。ぜひよろしくお願いします。時間の関係で、もしかしたらこれ最後の質問になるかもしれません。バリアフリーの推進についてお尋ねをします。失格障害者の方がホームから転落をされて命を落とすという痛ましい事件が、やはりまだ続いているんですね。コロナの行動制限が緩和されたことで、やはりいろいろな人が外に出るようになったということで、段差解消というニーズというのも再び顕在化していると思います。そこでやはりホームドアの設置であるとか、エレベーターの設置、そしてノンステップバスの導入支援ということをしっかりやっていく必要があります。これは先ほど来も子育て支援ということを私は言っていますけれども、これは当然子育て支援に子供お連れの方にもプラスになるのが明らかであります。一方で、こうしたバリアフリーに関する設備を整えても、利用する障害者の方だとか、子供連れの方、ベビーカーの方、心ない言動がなされるという、そういう事例も散見をされます。車椅子でエレベーターを利用しようと思っていたら、どんどん健常者の方に抜かれてしまった、乗れない、そんな話があるわけですね。つまりは、やはり誰のための設備なのかということを思いをいたして、やはり一歩引く、譲る、そういう心のバリアフリーということも重要なんだと思います。そういったハードとソフト一体となった取組、このバリアフリー推進について、いかがでしょうか。政府参考人にお尋ねします。
49:55
お答え申し上げます。鉄道やバスなどの公共交通事業者は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う需要の減少などにより厳しい経営環境が続いてきたところでございますが、そのような状況下におきましても、国の支援の下で、施設や車両のバリアフリー化を積極的に進め、障害者や高齢者などの方々が公共交通サービスを安全、安心かつ円滑に利用できるようにしていくことが極めて重要な課題であると認識しております。このような考え方の下、国土交通省におきましては、コロナ禍における公共交通事業者の事業継続や運行維持、感染症防止対策 を財政面で支援するとともに、厳しい経営状況下にあっても、鉄道駅のホームドア整備、あるいはノンステップバスの導入などのバリアフリー化等しか停滞することのないよう、当初予算と補正予算をそれぞれ最大限確保しながら、これらについて事業者に対する補助を行っているところでございます。また、一昨年12月には、鉄道駅バリアフリー料金制度を新たに導入しまして、地方分を含めて鉄道施設のバリアフリー化をさらに加速させることといたしました。そして、委員御指摘の、心のバリアフリーでございます。これは、このようなハードメインの整備に加えまして、さまざまな心身の特性や考え方を持つ全ての人々が、相互に理解を深め支え合うという考え方ですが、この心のバリアフリーの普及も重要でございまして、高等保存所におきましては、事業者と連携しながら、障害者や高齢者の方々の移動の困難さを体験するイベントや、バリアフリー施設の適正な利用を呼びかけるキャンペーンなどを進めております。また、子育て支援の観点につきましても、バリアフリー法では、移動円滑化を図るべき対象として妊産婦の方を位置づけておりまして、バリアフリー政策の推進によりまして、ベビーカー利用者なども含めた子育て世代の方々の安全安心かつ円滑な移動の確保も可能と考えております。報告書といたしまして、今後とも公共交通機関につきまし て、ハードソフト両面からのバリアフリー化を進めてまいります。時間が参りましたので終わります。ありがとうございます。
52:03
(中川) おはようございます。公明党の中川康博でございます。今日も質問の機会をいただきまして、委員長、また、理事の皆様には心より感謝を申し上げます。今日は大臣所信ということで、この所信に従って何点かご質問をさせていただきたいと思います。最初に、交通大臣会合について、斉藤大臣にお伺いをいたします。大臣も、さっきの大臣所信の冒頭で触れられましたとおり、本年はG7広島サミットの関係閣僚会合の一つとして、私の地元であります三重県島市において、6月16日から3日間の日程で、G7三重伊勢島交通大臣会合、これが開催をされます。大臣にはじめ、関係の皆様には、この有知活動から今日に至るまで、様々なご支援をいただきましたこと、地元の一人として深く感謝を申し上げます。現在、我が国は、交通及び観光の分野におきまして、例えば、高齢化の進展による公共交通をはじめとした、この持続可能な形での移動輸送手段の確保や、さらには、2050年カーボンニュートラルに向けた、交通部分における温室効果ガスの排出削減、また、3年4となるコロナ禍での観光施策の新たな推進など、このG7加盟国をはじめ、各国が共通の認識を持ちます、この今日的課題、これを抱えておりまして、大臣には、議長国として、強いリーダーシップのもと、これら課題の解決に向けた力強い議論、これを期待をしたいというふうに思います。そこでまず、大臣にお伺いしますが、今回のこの交通大臣会合では、この目下の課題が散席する中、その解決及び目標の達成に向けて、具体的にどのような議論のテーマ、これが検討されているのか、お答えいただきたいと思いますし、また大臣がイメージする、この交通大臣会合での、期待される成果、これについても、併せて御答弁をお願いしたいと思います。以上。
53:46
G7各国の交通部門では、温室効果ガスによる気候変動や高齢化の振興といった、共通の社会的課題に直面しております。G7三重伊勢島交通大臣会合では、こうした課題に対処するため、イノベーションを通じた、誰もがアクセス可能で持続可能な交通の確保などを主に議論したいと考えております。議長国として、今後の交通政策に関する議論をリードし、日本の技術革新や先進的な取組を世界に発信してまいりたいと考えております。併せて、成果ということでございますが、こういうことで、ある一定の合意をぜひ得たいと思っておりますし、そして、三重伊勢島、その開催地を含む、我が国の豊かな観光資源の魅力についても世界に発信して、コロナ禍で落ち込んだインバウンド需要を拡大につなげてまいりたいと決意しております。宮城県はおもてなしの国でございますので、そういった準備をさせていただいております。今回、議長国として、交通大臣会合、斉藤大臣を先頭に行っていただくということで、本当に成果が出るような形で、また加えて私は個人的には、やはりこの3年4となるコロナで観光が落ち込んでおります。ここを本当に起爆剤にして、この観光の成果、今、土島委員も観光施策をおっしゃっていただきましたが、それをお出しいただきたいという思いを持っておりますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。もう一点お伺いをしたいと思いますが、今、地元も大変に準備等盛り上がっているわけですけれども、この地元自治体との交流連携についてお伺いをいたします。現在、三重県では、昨年12月に官名を挙げて、G7三重伊勢島交通大臣会合推進協議会、これを設立いたしまして、例えば開催支援でありますとか、開催機運の情勢、さらには地元三重の魅力発信の3つの基本方針のもと、さまざまな取り組み、これを進めさせていただいております。私は今回の交通大臣会合の成功には、この開催地であります地元自治体、具体的には三重県及び島市との交流連携、これは大変に重要であるというふうに考えております。特に開催地からも要望がございます、時代を担う若者や子どもたちとの交流、さらには今大臣に申し上げていただきました県産食材をはじめとした県産品、また伝統工芸品などの積極活用、さらには三重県の観光や県内企業の技術などの展示スペースの設定やデモンストレーションの活用、こういったものが大事かと思いますが、こういったところ具体的に検討を進めていただきたいと思いますが、国交省としてのお考えを伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。
56:40
お答えいたします。議員ご指摘のとおり、地元自治体とG7各国との交流機会の創出や開催に向けた地元自治体との連携は極めて重要であると考えております。例えば、既に基準情勢の一環といたしまして、地元小中学生を対象とした出前事業の行政に国土交通省の職員を派遣するなど、次世代を担う若者や子どもたちが参画する機会の創出に地元自治体と連携して取り組んでいるところであります。引き続き、さらなる機会の創出を検討してまいりたいと考えております。また、会合におきましては、地元産の食材や伝統工芸品等の活用、三重県の観光や地域の魅力の発信、県ゆかりの企業等による先進的な取組の発信などの機会を設けてまいりたいというふうに考えております。今後とも、関係自治体と緊密に連携しつつ、会合の成功に向けて準備に万全を期してまいりたいと考えております。
57:41
ありがとうございました。三重伊勢島は、まさしく伊勢島サミットの開催地でもございまして、そのときに子どもたちや地元の方々との交流、これが地元の方々には非常にインパクトとして今も残っております。国際会議が開かれるということで、やはり子どもたちや若者との交流をしていただくことによって、本当にこの見識を広げていただきたいなと思いますし、やはり世界に目を向ける機会、こういったものにもなると思いますので、今、小中学生に向けてすでに出前事業を行っていただいているという話がありましたけれども、そういった機会をぜひお作りをいただきたいなと思います。さらには、やはり県産食材、これ非常にですね、三重県は伊勢神宮もございますので、おもてなしの文化がございます。そういった意味においては、本当に様々なものを活用していただいてですね、この我が国の良さ、こういったものを発信をしていただきたいなというふうに思っています。さらには、我が国は技術立国でございます。様々な課題を抱える中で、それをイノベーションでどう進めていくのかという意味においても、県内においても、本当にこの高い技術、多くございますので、そういったこともですね、今後三重県と連携を図っていただきながら活用していただきたいと思いますので、これはご要望として申し上げさせていただきたいと思います。それでは続きまして、引き続き観光についてもう一点お伺いをさせていただきたいと思います。新たな観光立国推進基本計画案についてお伺いをいたします。現在政府は観光立国の復活に向けまして、この新たな観光立国推進基本計画の案を示すのとともに、今月中にもこの計画を閣議決定する方針というふうに伺っております。これ今第三次基本計画2020年で終わっておりまして、今ここにですね、非常に穴が空いております。早期のですね、閣議決定を、私もぜひ要望するものでございますが、この我が国にとりまして、観光はコロナ禍を経ても成長戦略の柱、さらには地域活性化の切り札であり、コロナによる変化やコロナ前からの課題を踏まえ、我が国の観光を持続可能な形で復活をさせ、さらには本格的な回復につなげていくこと、これは私大変重要な取り組みであると。これ私大変重要な取り組みであるというふうに感じております。先日私も、この新たな基本計画の案を見させていただきました。それでこれまでの計画は、どちらかというと、その目標が、本日外国人旅行者数など、いわゆる人数一変とのものでございましたが、今回の計画は、その特徴として、持続可能な観光地域づくり戦略、さらにはインバウンド回復戦略、また国内交流拡大戦略との三つの戦略のもと、その目標や指標についても、例えば、持続可能な観光地域づくりに取り組む地域数、これを目標にしたりとか、また旅行消費額の単価を目標数にしたりとか、さらには本日外国人旅行者一人当たりの地方での宿泊数、これをいかに増やしていくか、こういったこれまで人数一変等ではない、幅広かつ新たな目標や指標の設定がされております。私、今回の基本計画案というのは、これが一つの特徴かなと感じております。そこで伺い ますが、今回の指標などは、この現場で奮闘する観光事業者が、コロナによる変化や、またコロナ前からの課題も踏まえた、質の向上を図るのとともに、この地域の特性にあった取り組みを、おのおのの立場で柔軟に進めることができる、大変配慮ある設定であるというふうに思っておりますが、今回の基本計画におけるこの新たな目標や指標については、どのような狙い、さらには理由をもって設定されようとしているのか、この点ご答弁をお願いしたいと思います。
1:01:21
新たな観光立候補推進基本計画についてですが、御指摘いただいたように、コロナによる旅行者の意識の変化や、これまでの課題も踏まえ、持続可能な観光、消費額を拡大すること、地方遊極を促進すること、大きくこの3つをキーワードに今、策定作業を進めているところでございます。2025年に向けた目標につきましては、人数に依存しない目標を中心に設定して、質の向上を目指すとか、あとは今御指摘もいただきましたけれども、各地域が計画を手手でいただくときの参考としやすいように、そういう配慮をするということなどに留意をして、今設定作業をしているところでございます。今月末までの策定に向けて、引き続きしっかり取り組んでまいりたいと考えております。
1:02:16
ありがとうございました。第三次計画というのは、2020年度で一旦切れておりまして、このコロナ禍において、新たな基本計画というのは今はない状態なわけなんです。そこに対して、第四次となるというか、新たな基本計画を今、お作りいただいているわけですけれども、これまでは、この部分も大事だったんですけれども、やはり目標数というところで、インバウンド何千万という形で来ていたわけです。これも大事なんですけれども、やはりこのコロナ禍からの脱却ということにおいては、それぞれの観光事業者に配慮した設定ってすごく大事だと思うんです。そういった意味においては、今回の目標というのは、本当にそこに配慮した、本当にそれぞれの具体的な取り組みができる、そういった内容を作っていただいていると思いますし、その人数と、宿泊数と、いわゆる旅行消費額の単価、これを掛け合わせる形で、重層的な取り組みになっていくんじゃないか、こんなふうにも感じながら、今回の基本計画を見させていただきました。25年度までということでございますけれども、これによってインバウンドも、本当に回復をしていってもらいたいと思いますし、さらにはこの国内の旅行者数、これもですね、今、土島委員からも団体というところが今まだ課題として残っているという話がありましたけれども、ここも伸ばしていくこと、これ非常に大事かと思いますので、そういった取り組み、政府、さらには国交省、また観光庁、一丸となってですね、お取り組みを進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思いますし、その起爆剤として、今回の交通大臣会合でのですね、大臣選投とした議論、こういったものも期待をしたいというふうに思います。それでは、3点目を移りまして、交通事故被害者への支援の拡充についてお伺いいたします。この点についても、今回は大臣所信の中で触れられておりますが、自動車やバイクを持つ人が加入を義務づけられております、この車検時に支払うことが多い自買席保険の保険料、この一部を財源に交通事故被害者への支援を拡充する改正自動車損害賠償保証法、これが昨年の6月に成立いたしまして、本年4月に施行される予定でございます。この自買席保険料は、人身事故への保険金支払いに使う保険重当分や、引き逃げなどの被害者救済に充てる付加金で構成されておりますが、今回の法改正ではこれらに加え、 交通事故の被害者支援と事故防止対策に充てるための新たな付加金、これが新設されました。国保省では現在も事故で行為障害を負い、保険金だけでは生活できない被害者を対象にリハビリ支援でありますとか、介護料支給などの被害者支援対策、これを行っておりますが、その財源はこれまで自動車安全特別会計の積立金とその運用益で賄われてきております。しかし、ご案内のとおり、交通事故による重度の行為障害者は毎年1200人認定されております。また、本来はその財源でありますこの特別会計が過去に繰り入れた国の一般会計から、いまだ繰り戻されていない状況が続く中、家族会と被害者団体からは、将来の財源枯渇を心配する声が上がっておりました。故に今回、この被害者支援対策が新たな付加金の導入で高級化されたこと、この意義というのは私は大変大きいものがあるというふうに感じております。そこで国交省に伺いますが、この被害者支援対策につきましては、新たな付加金の新設により、今後持続可能な制度に生まれ変わるのとともに、被害者でありますとか家族へのケアについても、これまで以上に手厚くなるものというふうに考えますが、いかがでしょうか。これまでの取組に加え、今後新たにどのような内容が充実していくのか、ご答弁をお願います。また、いまだこの国の一般会計から繰り戻されていない、約6,000億円に及ぶ財源につきましては、今後も財務省と協議の上、確実に繰り戻し、これを行っていくことが重要だと考えますが、この点についてもご答弁ください。
1:06:23
委員御指摘のように、昨年6月に成立し、本年4月に施行される予定の改正自動車損害賠償保障法におきましては、これまで当分の間の事業として行われておりました、自己被害者支援や自己防止対策が、これが安定的、継続的に実施できる仕組みに転換されました。改正法を踏まえまして、来年度予算案では、自己被害者支援などに係る予算を大幅に拡充し、これまで実現できていなかった施策を盛り込んだところでございます。具体的には、重度脊髄損傷者の方々に対応した、養護施設の新設、あるいは被害者や遺族団体の皆様への相談支援などの事業を新たに盛り込んでおります。国土交通省といたしましては、被害者やそのご家族、ご遺族の皆様の思いに寄り添い、自己被害者支援や自己防止をより一層充実し、被害者などの皆様方が安心して生活できる社会、事故のない社会の実現に取り組んでまいります。また、一般会計からの繰り戻しにつきましては、本年度の第二次 補正予算では約12億円が繰り戻されたほか、令和5年度都市予算案では約60億円の繰り戻しが措置されております。国土交通省といたしましては、令和3年12月の財務大臣との合意を踏まえ、今後も引き続き財務省に対して、全額の繰り戻しに向け、着実な繰り戻しをしっかりと求めてまいります。
1:08:11
ありがとうございました。私も過去から被害者団体の方とのつながりというかお付き合いがございまして、一般会計から繰り戻されていない時代に、そのころから被害者支援というのを大変に心配する声がございました。特に、そういったお子さんを持つ親御さんから、親亡き後の対応対策が大変心配だという声をずっと聞いておりました。そういった意味の上では、一義的には繰り戻しをしっかりしてもらいたいということで、過去にも提案してきたわけですけれども、今回やはり枯渇というところの心配がある中で、被害者団体も入って協議会を立ち上げていただいて、そして高級的な財源措置をしていただいた。私はこれを非常に評価するところでありますし、その被害者団体の代表の方からも、一定程度安心できたというか、 安堵の声を聞いております。事故というのはあってはならないわけですけれども、やはりそういったところが起きる中で、そこをどう保障していくのか、これはやはり国の責任でもあると思いますので、これ財務大臣との直接セッションの中で、今繰り戻しを少しずつではありますけれども、行っていただいていますけれども、そういった取組を今後とも継続していただきたいなと思っています。実は公明党といたしましても、先週の木曜日に、前大臣であります赤羽大臣を中心に、事故撲滅のためのプロジェクトチームというのを立ち上げさせていただきました。そしてそういった支援対策、これをどう充実させていくのかということで、我々党内でも議論をして、そしてまた国交省の方にも提言、提案をさせていただきたいと思いますので、そういった提言内容等にも、ぜひともお答えをいただきたいということも要望として申し上げさせていただきたいと思います。続きまして、私も大域対策について一点をお伺いします。この点についても、大臣所信で述べられておるんですけれども、本年1月25日未明から26日にかけて日本列島を襲いました最強感覇による大域の影響によりまして、この三重、滋賀、両県、堺の新明信高速道路では、トラックなど多数の車両が立ち往生となりまして、その帯留区間は最大で34キロにも達しました。また帯留解消に要した時間も、丸1日を超える28時間もかかったということから、当時報道などでもですね、大変大きくこの事案は取り上げられました。近年大域の災害の立ち往生対策をめぐっては、国や高速道路会社があらかじめ通行止めにする、この予防的な通行止め、これを進めておりますが、中日本高速道路は新明信でこの予防的な通行止め、これを行っておりませんでした。ちなみに新明信と並行して三重県、奈良県を結ぶ明晩国土、これは24日の午後7時から予防的通行止めを実施したためにですね、帯留などの被害は出ておりません。大臣は今回の所信の中で、これら自然災害などの事案に対して、今後は災害発生時の国民生活への影響を最小限に抑えるため、引き続き連携体制の確保や、事業者の指導監督、国民への適切な情報提供の推進に取り組んでまいります、というふうに述べていただいておりますが、このような事案は、一歩間違えば、ドライバーの命にもかかわる問題でありまして、決して緩和できる問題では、ものではございません。そこで改めて伺いますが、国交省は今回の新明信高速道路での、この大規模な車両帯留を引き起こした原因、これをどのように分析しているのか、また今後の再発の防止策について、どのような具体的な取組を行ったのか、お伺いをいたします。よろしくお願いします。
1:11:53
お答え申し上げます。1月24日からの行きに伴いまして、三重県から滋賀県に向かう新明信高速道路におきまして、渋滞による帯留が発生し、その解消に長時間を要したところでございます。このような帯留が発生した背景といたしましては、高速道路会社が、この渋滞による帯留が一時的なものと判断をいたしまして、名古屋と大阪を結ぶ複数の高速道路について、通行止めの運用ルールの徹底が図られていなかったこと、一つ目として関係機関への応援要請をしなかったことなどが原因であったというふうに認識をいたしております。このため、中日本高速道路会社及び西日本高速道路会社が、応援期時の当面の対応策、これを2月8日に公表いたしまして、今後の構設に備えまして、帯留が予件される場合は、徹底した出控え要請とともに、躊躇なく通行止めを実施する。また、早い段階から関係機関に情報を共有し、早期の帯留解消に向け、応援を含めた体制の充実を図るなどの対応策を確実に実施していくというふうに聞いております。国土交通省といたしましては、当面の対応策を踏まえまして、高速道路会社、あるいは関係機関との間でしっかり情報共有の上、応援期時の広域的な対応も含め、連携して取り組んでまいりたいと考えております。
1:13:25
ありがとうございました。先ほど、分析していただいて、ネクスコさんと一緒に、この対応を再発防止策を組んでいただいたということでございますが、こういった問題、実はつい少し前も、やはり間越道でも同じような事案が起きているんですね。ですから、やはりその時々によって状況が違うかもしれないんですけれども、結局繰り返しているというイメージが出ております。今後やはり気候変動によって、雪の降り方というのも、どんどん変わってくる可能性があります。そういった意味においては、私はもう物流が滞るというところの課題はありますけれども、やはり予防的な通行止めということも、早め早めにしていくということ、これは大事じゃないかなと思っています。並行する明晩国道、明神、ここはやはり通行止めを行ったことによって、結果、予想以上に新明神に車両が来たということもありますけれども、今後やはりそういった対応をしていく。特に、高架土山から神山のインターって、本当にどうしようもないような、動きようのない状況の道路です。私もよく使いますが。そこに、丸1日以上滞留したドライバーの方は、どういった不安があったのかというふうに思うと、こういった対応、今後、本当に繰り返し起きないように取組を進めていただきたいと思いますので、これはご要望申し上げます。それから続きまして、地元案件1つだけご無理願いたいと思います。紀伊半島における命の道であります道路ネットワークの整備推進についてお伺いをいたします。三重県の南部に位置します東吉祝地域は、国土感染軸から離れているという地理的な条件から、交通体系の整備が遅れており、今後発生が危惧されます。この南海トラフ地震への備えとしても、高規格道路の整備による交通ネットワーク、この強化は大変に重要でございます。また、唯一の感染国道である国道42号は、台風や豪雨等により度々通行止めが発生していることから、国土強靱化に向けたこの42号のダブルネットワーク化、これが地元では強く求められております。一方、この地域は滞在型の複合施設であります、美村でありますとか、熊野古道など、優れた観光資源や農林水産資源の活用による地域振興など、地方創生のポテンシャルの高い地域でありますことから、この道路ネットワークの強化により、さらなる地域の発展、期待がされるところでございます。そこ でお伺いをいたしますが、地方創生、さらには国土強靱化に資するとともに、キーハン島におけるミッシングリンクの解消、これを図るために、県民の命の道であります近畿自動車道規制線を整備推進すること、大変重要な取組であるというふうに私は感じておりますが、その件につきましての国交省の御見解を伺いたいと思います。
1:16:14
お答え申し上げます。近畿自動車道規制線は、南海トラフ地震など災害時のリダンダンシーの確保、また救急料の輸送の確保、観光振興の支援などのために重要な役割を担う道路であるというふうに認識をいたしております。全長335キロのうち、三重県内延長100キロにおきましては、約8割が開通済みでございまして、残る区間は熊野道路、気泡熊野道路、新宮気泡道路として事業を進めているところでございます。具体的には、熊野道路につきましては、平成26年度より事業を行っておりまして、現在、改良工事、トンネル工事を進めております。また、気泡熊野道路につきましては、平成31年度より事業を行っておりまして、現在、用地買収、道路設計を進めております。さらに、新宮 気泡道路につきましては、令和6年の秋ごろの開通に向けまして、現在、工事の再整備でございます。改良工事、協力工事を行っているところでございます。引き続き、地域の皆様のご協力を得ながら、1日も早い開通を目指して、整備を進めてまいりたいと考えております。
1:17:28
はい、ありがとうございました。この地域、過疎地でもありますし、やはり半島部でもございます。やはり、道路の持つ重要性というのは、非常に大事なところがございます。私はいつも思い出すのですが、平成23年の紀伊半島大水害というのがございました。あのときに、やはり、県民の新たな命の道というお話がありましたし、さらにはミッシングリンクの解消というところが議論されたところでございます。そういった意味におきましては、地元の方と連携を図りながら、着実な整備推進を図って いただいて、国民の安心・安全につなげる、そういった施策であると思いますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。そうしまして、残った時間、空き家対策について、私もお伺いをいたします。この空き家対策につきましては、今国会におきまして、その改正案が提出されておりますが、平成26年に制定された現行法は、その緊急性に鑑みて、周囲に著しい役影響を及ぶ空き家、いわゆる特定空き家への対応を中心に、制度的措置を定めていたため、現場ではその活用は限定的であった、こういった状況があると思います。当時、法律ができたことは非常に重要なわけだったわけですけども、やはりちょっと使いづらいという、こういった状況がございました。現に私の地元であります、三重県四日市市の担当課にお話を聞きますと、空き家を取り巻く現状や課題について、例えば居住者の高齢化の進展により、空き家の適切な管理が進まない状況や、権利関係が複雑であるなどの要因から、管理不全な空き家が年々増加している。また、現行法の可弁により、空き家の活用がちっちりとして進まない、など問題は三石しているとの報告がございました。数字的に見ましても、国内の空き家数は、2018年時点で849万戸に上り、このうち賃貸や売却用などを除いた居住目的のない空き家は349万戸と、この約20年で1.9倍に増加をいたしております。このまま対策を強化しなければ、2030年には国内の空き家数は470万戸に達すると推計をされております。このような状況の中、今回の改正案では、除客などのさらなる促進に加え、周囲に悪影響を及ぼす前の有効活用や適切な管理を総合的に強化するとの考え方から、主に空き家の活用拡大と管理の確保、さらには特定空き家の除客という三つの柱で対応を強化していくとの方針が示されております。そこで国交省に伺いますが、今回の改正は、すでに多くの空き家を抱えております、この現場の自治体の期待に十分に応えるものになるのかどうか、また真に実効性ある法律案になるのかどうか、そういったところ、国交省の見解と決意をお伺いしたいと思います。
1:20:21
お答え申し上げます。現場の自治体のご期待に応える、そして対策の実効性を高めるために2点申し上げたいと思います。1点目は、今回の憲法の改正の中で、市町村をサポートする体制づくりを行うということでございます。民間法人を市町村が指定をし、公的な立場から、所有 者への啓発とか利活用に向けて働きかけ、こういうことを市町村を支えるという立場から支援を行っていただくようにいたします。もう1点は、市区町村の問題意識を十分に踏まえて、対策の中身や運用を考えていくということでございます。今回の空き家対策の強化に当たりまして、検討過程で、自治体で空き家問題に取り組んでこられた自治体の首長さんなどにも入っていただきましたし、また自治体の協議会からの意見も伺っております。こういうものを丁寧に伺った上で、対策の強化を検討してまいりました。さらにこれからの運用段階におきましても、自治体のご意見を十分にお聞きして、ガイドラインなどに汎用させ、対策の実効性が確保されるように努めてまいりたいと存じます。
1:21:24
ありがとうございました。これまでの空き家対策はやっぱり除脚中心だったと思うんですが、これからはやっぱりこの活用と除脚という両輪で進めていただきたいと思っております。今回の新たな法律ですね、これから審議されるわけですけども、これが地元の危 機帯に十分応えるもの、さらには実効性ある法律になること、これを要望いたします。以上で、公明党の質問を終わります。大変ありがとうございました。
1:22:04
立憲民主党の小宮山康子でございます。このような機会をいただきますことにありがとうございます。いまだに日本の都市計画や地方自治は、災害成長と人口増税とした高度経済成長期の発想からさほど変化をしていません。低成長と人口減少、気候変化や自然災害の激甚化、経済の成熟化の時代にふさわしい持続可能な都市計画、町づくり、住宅政策へと転換しなければなりません。差別や不寛容の背景には社会の分断があり、同じ日本社会に生きる国民、市民として、連帯感を養成し、分断を克服し、孤立を感じず住む共生社会をつくることを目標に、立憲民主党は昨年ビジョン22をまとめました。競争を新生化する新住主義的な考え方は、経済だけでなく、政治や教育といった分野にまで広がりましたが、失われた10年、失われた30年とも言われるように、経済主張主義で経済は低成長、財政悪化、人口減少をしたのが現実であります。経済成長は手段であって、政治の目的ではありません。自由な社会であるか、暮らしやすい町づくりがなされているのか、環境や生物多様性は保全されているのか、ハザードマップなどを安心して暮らせるために必要な情報公開、情報共有ができるのかなど、経済主張主義ではなく、脱成長でもなく、環境と経済を両立する、経済政策へとシフトする必要がある、そして、定常社会を目指す時代に入っていると考えております。日本に暮らせてよかったと実感できる、向上の整った社会、地域づくりを基盤とし、質問をさせていただきます。まず最初に、通告と順番を変えさせていただきますけれども、この失えた30年、10年とも言われ、経済の低迷の中に日本は置かれております。国土交通省は、設計労務単価の11年連続しての引上げを行った適切な決定と評価をしております。国土交通省では、道路整備をはじめとした公共工事に伴う用地取得、その土地の登記といった業務が生じます。公共食卓登記業務、権利及び表示は、司法書士法、土地価格調査司法をはじめとする関係法令、使用書等ののっとり実施されているものですが、