19:26
, 会議を終了します。これより会議を開きます。本会議は、自民党の基本施策に関する件、並びに、私的独占の禁止及び公正取引に関する件について調査を進めます。この際、お諮りいたします。両県調査のため、本日、政府参考人としてお手元に配付いたしておりますとおり、人事院、事務総局、給与局次長、水野浦雅人さん、ほか30名の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、ご異議ありませんでしょうか。ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。質疑の申し出がありますので、順次これを許します。
20:37
おはようございます。長崎二区選出自由民主党所属の加藤隆雄でございます。本日は経済産業委員会におきまして、初めての質問をさせていただきます。このような機会を賜り、理事をはじめ委員の皆様方に感謝を申し上げながら、時間も限られておりますので、早速質疑に入ります。まずは次期エネルギー基本計画についてお伺いをいたします。ご承知のとおり、エネルギーは暮らしや経済活動にとってなくてはならない必要物質であり、特に電力がないと現代の生活や経済は成り立ちません。資源が少ない我が国において、世界情勢に左右されることなく、電力を安全にそして安定的・経済的に供給することが国として最重要課題であると認識しております。将来においては、AIやIoT、電気自動車、データ使用量がますます増え、電力需要が増加することは必然であり、かつ、2050年カーボンニュートラル実現に向けて脱炭素化の取組が進む社会の中では、量と質の両面での電力安定供給が求められております。現在、電源構成の7割近くを占める化石燃料はほぼ全て海外からの輸入に頼っており、また、再生可能エネルギーの中でも太陽光や風力発電の多くについても、中国や欧米企業に頼らざるを得ない状況でございます。経済活動の根本をなすエネルギー安全保障を確保するためには、電源構成に関する長期的な展望を国がしっかりと示して、国の責任で再生可能エネルギーをはじめとする新技術や供給体制を構築し、国内関連産業を育てていかなければなりません。また、長期的な未投資を立てることは、企業の投資を促すことにもつながります。今後、エネルギー安全保障と脱炭素を両立し、我が国の経済成長につなげるためには、安定的な脱炭素電源による電力供給が不可欠です。そのためには、脱炭素電源の拡 大に向けて、国が具体的な方針や支援策を示しながら、事業者が積極的に投資できる環境を整備することが必要と考えております。そこでお尋ねをいたします。今後、脱炭素電源の確保が重要となります。事業者にどのように脱炭素電源への投資を促していくのでしょうか。また、次期エネルギー基本計画の議論が開始されておりますが、こうした点について、しっかりと検討を深めていくべきではないか、経済産業省の御見解をお伺いいたします。
23:35
お答え申し上げます。委員御指摘のとおり、生成AIの普及やデータセンターの増加などのDXの進展に伴い、今後、電力需要が増加するとの指摘があると認識をしております。例えば、電力広域的運営推進機関が、本年1月に公表をしました。今後10年の電力需要の見通しにおいては、データセンターや半導体工場の新増設により、電力需要の増加が見込まれております。電力の安定供給を確保しつつ、カーボンニュートラルを実現していくためには、脱炭素化を前提として、電源の新規投資を促していく必要がございます。このため、脱炭素電源への新規投資を広く対象に、投資回収の予見性を確保するための長期脱炭素電源オークションを、昨年度から導入しており、こうした取組を通じて、事業者に脱炭素電源への投資を促してまいります。次期エネルギー基本計画の検討に際しましては、DXの進展による電力需要増加の可能性や、高電融合のような省エネ技術の開発が進む可能性を踏まえつつ、エネルギー供給を確保するための電源投資の在り方を含め、我が国の目指すべき将来のエネルギー政策の方向性について、しっかりと検討してまいります。次に、不耐色応乗風力発電についてお伺いします。排座的経済水域にも、要所へ風力発電が設置できるよう、再エネ海域利用法改正案を今国会において審議をして いるところと承知しております。四方を海に囲まれている我が国にとって、要所へ風力発電はエネルギーの切り札となり得ます。我が国は国土面積が世界61位に過ぎないものの、EZと領海を含めると世界6位になります。要所へ風力の設置面積の余地は大きく、日本風力発電協会によると、EZまで広げれば、要所への余地が陸上風力の3.5倍程度になると試算されております。特に国境離島地域は要所へ風力発電の拠点として最適であると考えます。常に私の地元長崎県では、5等域の二重式要所へ風力発電が事業化に向けて先行しております。さらには、津島や域においても、本土との間に送電設備さえ整えば、要所へ風力発電に挑戦をしたいという声があります。電源的に独立している離島地域の需要を満たすだけではなく、本土と接続をして、国境離島における需要産業の一つとして成長できるのではないかと、地域振興の面からも期待をいたしているところでございます。一方で、浸水が深くなるEZでは、二重式要所風力が主体となることが想定されますが、二重式要所風力は未だ発電コストが高いと聞いております。水深の深い場所での設置技術、沖合での風の状況の調査といった大きな課題に向けた技術支援や海底警備部などの送電設備の整備が重要であると思います。現状、数多くある課題を乗り越えて、二重式要所風力発電を他国に先行して開発できれば、海外発展や国際競争力の向上が見込まれ、国内産業としても大きな可能性を秘めております。政府が本腰を上げて取り組むことを宣言し、民間の投資を積極的に呼び込んでいただきたいと強く願っております。そこでお尋ねをいたします。経済産業省として、二重式要所風力発電の可能性をどのように考え、技術開発や国内サプライチェーン強化・強靭化に向けて、どのように取り組んでいくのか、御所見をお伺いいたします。
28:07
水源エネルギー庁井上 省エネルギー新エネルギー部長。
28:13
お答え申し上げます。要所風力発電、再生可能エネルギーの主力電源化に向けた切り札と、御指摘のとおりと考えておりまして、特に日本の周辺海域の特性を踏まえますと、深い水深に適応可能な二重式要所風力の導入に向けて、御指摘のさまざまな課題を乗り越えていくことが、極めて重要だと考えてございます。現在、二重式要所風力、欧州では小規模なプロジェクトを進んでおりますけれども、日本がグローバル市場をリードしていくためには、10メガワット超の大型風車と二重との一体システムを低コストに量産する技術を確立することが重要でございまして、現在、グリーンイノベーション基金を活用して、大規模実証を実施する方向で進めております。また、こと3月には、日本の発電事業者14社で構成するフローラー、二重式要所風力技術研究組合というものが設立されておりまして、さまざまな技術化を進めようとしておりますが、国内のこうした産学による取り組み、経産省としても強力に支援していきたいと考えてございます。また、諸外国との積極的連携は重要でございまして、例えば、米国とは、先月の日米首脳共同声明におきまして、両国が連携して取り組みを合意したところでございます。また、国内におけるサプライチェーン形成は非常に重要でございますので、自衛庫サプライチェーン構築支援事業として措置している予算も有効化するとして進めていきたいと考えております。また、二重式要所風力発電所の技術が向上して、発電量が大きくなることを見越して、国が主導で、送電網の整備を進めることも重要なんだろうと考えております。送電網の整備に当たっては、離島地域の再生可能エネルギー導入のポテンシャルも考慮に入れて適切に支援していただきたいと考えているところでございます。そこで、二重式要所風力発電の導入に当たって、送電設備整備について、どのよ うな考え方で費用を負担しているのかについてお伺いをいたします。現在、要所風力につきまして、発電所と変電所をつなぐ電源線については、発電事業者が負担して進めております。また、その先の変電所から、先の送配電設備につきましては、一般送配電事業者が、拓走料金等を通じまして、九州であれば九州電力管内全体で広く回収する形になっています。さらに、地域的に開発可能性に偏在性のある要所風力の全国での活動に向けては、こうした管内を超えて広域的に大小市とつないでいくことが重要でございまして、マスタープラン2022年3月に策定、公表したところでございます。これに基づいて整備を進めていきますが、こうした地域関連形成の整備費用につきましては、全国の拓走料金や再燃負荷金等により負担することとしております。また、地域においても主体的に要所風力発電の関連産業の振興に取り組むためには、自治体への財源確保が必要だと思います。現状、電源施設を有する自治体の貴重な財源になっている電源立地地域対策交付金は、要所風力は対象外となっております。制度指針に照らして、2050年カーボンニュートラル実現に向けた重要電源である要所風力を、この交付金の対象電源に追加することが有効であると考えますが、経済産業省の御所見をお聞かせください。お尋ねいただきました電源立地地域対策交付金は、電源開発促進税という税を代言としておりまして、長期的に安定的な電力の供給を可能とする長期固定電源を対象といたしまして、その設置促進や安全の確保などを図るためのものでございます。現時点では、再生可能エネルギーである地熱、水力や原子力、そして一部の火力発電施設のみを対象としてございます。御指摘の要所風力は、現時点ではその発電特性上、長期的に安定的な電力の供給が可能である長期固定電源には該当しないため、電源立地地交付金の対象ではございませんけれども、長期固定電源の範囲は技術革新によって変わり得るため、将来的には検討し得るものと考えてございます。
33:09
大変難しいと承知をいたしておりますけれども、引き続き地域の耳を傾けながら、また施策を講じていただきたいと思うわけでございます。要所風力発電の発展は、資源が大変少ない我が国のエネルギー 安全保障にとって重要なだけではなく、地域産業にとっても大きな期待をいたしております。経済産業省におかれましても、要所風力発電の分野において、世界的に我が国がリードできるよう、適切にかつ力強いご支援をいただきたいと考えております。最後に、我が国の経済安全保障を支える半導体の経済基盤確保について質問をいたします。国が本腰を上げて半導体をはじめとする戦略分野への設備投資支援を行うことは、民間投資を引き出し、雇用創出や税収効果など地域経済に大きな波及効果を生み出します。実際、私の地元の長崎県伊佐谷市は、1000人規模の新規雇用を見込む半導体大手企業の工場拡張新設が発表されました。これが引き金となって住宅の建設ラッシュが起きております。高層マンションの整備が相次ぎ、賃貸アパート建設への民間投資も進んでおります。さらに、人口増を見込んだ大型商業施設の開業も予定され、地域に大きな経済効果をもたらしております。半導体需要は、IoT、EVやAIの普及による増加が見込まれる中で、経済安全保障の観点からも、地域振興の観点からも、国内生産基盤を増強し、さらに半導体供給網を整備することが求められております。そこでお尋ねをいたします。今後、半導体の生産基盤の確保に向けて、国とし てどのように支援を行い、民間投資を促すのか、御所見をお聞かせください。警察産給署野原商務情報政策局長、申し上げている時間が過ぎておりますので、簡潔な答弁でお願いいたします。委員、ご指摘のとおり、半導体の重要性は、ご指摘のとおりだと思います。警察庁としては、半導体の復活に向けて、ステップ1・2・3の戦略を同時に展開するということで進めております。ステップ1が足元の供給能力の確保でございまして、TSMCJASMの熊本のプロジェクトがフラッグシッププロジェクトになっております。ステップ2が次世代の半導体の研究開発、量産化の確立ということで、北海道のラピュタスが中核になっているプロジェクトでございます。ステップ3が、先ほど吉田総務官の答弁もありましたけれども、光電融合のプロジェクトでございます。これらに加えまして、半導体の人材育成、インフラ整備、ユースケース、需要サイドの強化、AIの強化ということですけれども、同時に取り組んでいるところでございます。我が国の半導体産業の最高に向けまして、既に大きな一歩を踏み出しておりますが、まだ道半ばでございまして、ここからが本当の勝負、ここで止めるわけにはいけないというふうに考えております。引き続き国の支援に加え、民間の党首もしっかり引き出すことで、半導体の生 産基盤確保に取り組んでまいります。以上です。ありがとうございました。終わります。
37:03
国民党の中野博雄でございます。今日は少しいつもとテーマを変えまして、人への投資ですとか、あるいは少子化、こういうところで少し議論をしてまいりたいと思います。今国会、少子化対策というのは間違いなく国会での一つの大きな柱だと思います。本当は子ども家庭庁とか厚労省とか、そういうところが議論の中心なのかもしれないんですけれども、少子化の動向がどうなるかというのは、おそらく引いては日本の経済がどうなるかということでもありますし、また長期的な投資をしていく上でも、どういう傾向になっていくのかというのは、おそらく大きな判断の一つの大事な政策なんだろうというふうに思っております。そうした観点から、やはり経済産業省であ るとか、あるいは経済界としても、この少子化にどう取り組むのかというのは非常に大事だと思っております。母島大臣に、その観点の中から人材育成というところも、少しお伺いをしたいと思っております。少子化の対策ということで、よく子どもの育てやすい環境、共育て、共働きみたいな、男性も女性も仕事をし、また子育てをするというふうな議論もずっとあるんですけれども、もう一つよく言われますのが、そもそも子どもが育てやすいというのも大事なんだけれども、結婚する方も非常に減って、未婚率が上がっているというのが一つ大きな原因なんじゃないかというご指摘があります。そうすると何が原因かというと、やはり経済的な要因だとお答えをされる若い世代の方が多いとなれば、やはり若い世代が経済的に安定をする、安心ができる、これは非常に大事なんだろうというふうに思います。政府全体としては、持続的な賃上げというのが一つの大きな柱だと思っております。不安定就労からは脱していくというのは、おそらく厚労省などもやっていくことだと思うんですけれども、特に成長分野へ人材を流動させていくということについては、経済産業省も一つ大きな取り組みとして、ぜひお願いをしていきたいというふうな問題意識であります。特にデジタル、あるいは今、先ほども議論があった半導体みたいな 、やはりどんどん成長していくという分野。こうした分野については、特に賃上げの率も高い、そしてこれから成長するというところに人が行くのがいいだろうということもありますし、また企業から見ても、やはり逆に人手がいない分野、足りない分野でもあるというふうに思っております。例えば、半導体とかですと、おそらく地域ぐるみでいろんな、しっかりと人材を供給しようというふうな取り組みもやっておられますし、あるいはデジタル、このデジタル人材の育成という計算書をずっとやっていただいていると思うんですけれども、やはり中小企業でDXをやろうというふうなことを言うと、どうしても企業側からすると、やりたいんだけれども、企業内にやれる人はなかなかいないという、こういうDX人材というのが本当にいないと、そういうお声もよくいただきます。これをうまくマッチングをすることで、やはり生産性の向上ということにもおそらくつながっていくんだろう、こういう問題意識であります。そういう問題意識から冒頭、計算書がこういった成長分野へ人材を育成をする、あるいはリスキリングをしていくということについて、どう考えか、またどう取り組まれるおつもりかということを、ご答弁いただきたいと思います。
40:52
デジタル化や脱炭素化の進展によりまして、本当に急速に産業構造が転換をして、成長のエンジンとなる事業も大きく、しかも急速に変化をしていく中で、これらを支える人材が不足しては、これは成長の政府ようになります。したがって、こういった人材の育成確保というのは、極めて重要な課題だと思っています。経済産業省としては、特にデジタル等の成長分野で活躍できるスキルの習得、これをしていただくために、デジタル人材育成プラットフォームを通じたデジタルスキルに関する民間の様々な教育コンテンツや実践的な学習機会の提供、これなんか中堅中小企業の方にはいいんじゃないかなと思いますが、それから半導体や蓄電池の分野について言えば、産学館連携した人材育成等コンソーシアム、これも設立ですとか、実践的なカリクラムや教材の開発、それから産業界からの講師の派遣などを進めているところです。こうした個別分野に特化した支援に加えまして、在職者に対するキャリア相談からリスキリング、転職までを一体的に支援する事業を通じた、企業間、産業間の労働移動の円滑化とリスキリングの一体的な促進みたいなものや、あるいは大企業に在籍したまま起業する出向企業、こういったものの支援などによって、分野横断的な支援にも取り組んでいるところであります。こうした取り組みを通じて、成長分野における人材育成ですとか、あるいは成長分野へと労働移動できる環境整備を進めることで、日本全体の競争力強化につなげてまいりたいと考えています。
42:49
大臣、ありがとうございます。今まで労働移動や人材育成、厚生労働省がやっていた予算的にもかなり大きいものだと思っているのですが、成長分野への人材育成というのがなかなかまだまだ足りないという中で、やはりこれは経済産業省としての取り組みを今いろいろやっていただいているのは、私は非常に大事なことだと思っておりまして、ぜひ力を入れていただきたいと思っております。少子化の対策として、経済側でできること、いろいろあるかと思うんですけれども、もう2点、ちょっと今日はお伺いをしたいと思っておりまして、1つ目は、奨学金の返還の肩代わりという取り組みであります。これは公明党としても、これかなり今までずっといろんなところで要望をさせていただいて、特に若い世代の経済的な負担が、奨学金借りられて、これの返済負担が非常に大きいというふうなことがある中で、これを代理返還という取り組みを進めてはどうかということは訴えてまいりました。これですね、自治体が支援するようなケースもありますし、企業が社員に対してやるケースもあります。特に今、人口減少ということで、なかなか人手が足りないという地方部、あるいはもっと若い人を呼び込みたいというふうなところにとってもメリットが、おそらくこれはあるんだろうというふうに思っております。これかなり今数も増えてまいりまして、例えば企業等による代理返還制度というのは、最新のデータで拝見すると、令和5年度は4477人、令和6年度は3643人ということで、令和3年度に始めた制度がどんどん数が増えてきているという状況だと聞いております。他方で、企業がこの奨学金の代理返還をすると、その金額の取扱いがどうなるのかについて、あまり理解が進んでおらず、これをもっと経済産業省としても、企業にこういう制度だよということを広めていただく中で、かなり取り組みを推進でき るんじゃないかという問題意識があります。例えば、給与として損金算入をすることができるお金であるということであるとか、やはり、賃上げ促進税制の対象にも一定の余金を満たせばなるというふうな、そういう位置づけのお金なんだという、いわゆる給与というか、そういう取扱いになるんだろうということだと思うんですけれども、あまり知られていないということも聞いたことがあります。これのいろんな形で知っていただくことで、それだったらうちもやってみようというふうなところも増えてくるんじゃないかと思っております。これをぜひ党としても推進していきたいと思いますので、ぜひお願いしたいと思いますが、答弁をお願いいたします。
46:10
今、委員の方から御指摘があった件につきましては、本国会の3月だったと思いますが、予算委員会の場でも、委員から文部科学省に御指摘があったものと承知・認識しております。その後、我々としても文部科学省と連携をしながら、地道に周知化方法を行ってきておりまして、3月末から4月末の1ヶ月、予算委員会でやっていただいた後でも、利用企業数が150社程度増えておりまして、2000社程度全体として増加してきているという状況でございます。企業による自社の魅力向上を通じて、人材確保とか定着を後押ししていくということにつきましては、ルールここで議論されている、産業政策といった観点からも非常に重要だと考えておりまして、実際に小学院の代理返還支援を行っている、例えば建設業でありましたり、外食産業でありましたり、製造メーカー等々の企業において、そうした支援を行うことによって、人材確保等につながっていった事例があるということも象徴しております。代理返還制度の周知広報につきまして、昨年来、今、先生の方から、委員の方から御指摘があったように、文部科学省と連携をいたしまして、経済界に更なる周知広報をしていくべきということで、我々も今、委員の方から御指摘がありましたような、代理返還にあてる経費が、賃上げ促進税制の給与等を支給額の対象になるという税制上のメリットがあるんだということ、ここを併せまして、賃上げ促進税制のホームページにおいて紹介を開始するなど、また、ガイドブック、税制のガイドブックにおきましても、そういった制度を紹介をする、こういっ たことも併せまして、経済団体でありますとか、中小企業向けでありますけれども、世論図支援拠点、こういったところを通じた広報、経産産業省から企業への直接の広報、こういったところにさらにしっかりと取り組んでいきたいと思います。
48:06
ありがとうございます。少子化の関連でもう1問。家事支援サービスの普及促進というのも、ぜひ経産省としてもやれることがあるんじゃないかということで質問させていただきます。子育て家庭への支援そのものは厚労省とか子ども家庭省がやるんですけれども、実際支援をしていろんな子育てのサービスを使おうとしたときに、現場でなかなかそういうサービスが普及促進していないという、こういう課題をずっと感じております。3前3後のケアに大事なサービスなんですけれども、この普及促進と見てはやはり経済産業省が、その利用者というか事業者側あるいは企業側の立場でやはりできることがまだまだあるんじゃないかという問題意識であります。この家事支援 サービスの普及促進に向けた取り組みということも答弁をいただければと思います。
48:56
経済産業省山陰商務情報政策局、商務サービス政策統括調整官。
49:03
お答えします。当物歴世代が増加する中で、家事支援サービスの活用による家事負担軽減は、利用者が仕事の時間を確保しやすくすることによる企業の人手不足解消、あるいは、過疎分時間の増加によりまして、子育てと仕事の順位に寄与する観点で重要であるとしてございます。経済産業省といたしましては、家事負担を軽減するサービスの適切な利活用に向けた環境整備のため、家事代行サービスの認証制度の普及促進のほか、サービスの利用機会を副利口制として従業員に提供しようとする中小企業等の取組に関する実証事業を実施するところでございます。本実証事業の成果を踏まえまして、家事支援サービスの活用に関する講事例の周知等に取り組んでまいりたいと考えてございます。
49:54
ありがとうございます。最後に1問ですね。前回の産業競争力強化法のときに質問をどうしてもしたかったんですが、時間が足りなくてできなかったという質問をさせていただければと思います。法律そのものの改正に関連してという質問であったんですけれども、標準化の取組の推進というのが実は法律最後のところにありました。私はやはり日本というのは標準化をしていくという、特許の関連もあると思うんですけれども、標準化をしていくというのがなかなかどうしてもルール作りが得意でないというところがあると思っております。技術は勝つけどルールの形成で負けるみたいなですね、結果ビジネスとしてはあまり旨味がないみたいなことがすごくいろんな分野であったと思っておりまして、この標準化の取組やいろんな知財のオープンにするのか、クローズドでやっていくのかという戦略も含めてですね、やはりそれをしっかり支援をしていくということをいろんな分野でぜひ進めていただきたい。こういう問題意識を持って前回質問をしようとしておったんですが、できませんでしたので、最後にこの取組についてぜひ答弁いただきたいと思います。
51:11
お答え申し上げます。標準化は製品の強度の確保、機構の統一など安全安心の確保のような社会的基盤を支える重要な役割を担っております。加えて委員御指摘のように近年では標準化が企業の競争力を左右する戦略的なツールとして用いられてきており、我が国企業の強みを適切に市場に反映させる上でも重要になっております。そうした中、今後も日本の標準化活動を持続的に活発させていくためには、新たな企画の開発の支援に加えまして、1点目としては標準化時代の育成確保、2点目としては企業経営層による標準化の重要性に対する認識の向上や経営戦略における標準化の位置づけの向上、3点目としては研究開発の早期段階からの標準化戦略の策定などの課題に取り組んでいく必要がございます。そうした中で経済産業省としましては、企画開発を支援するための予算を令和6年度で約47億円措置するとともに、日本の標準化時代のデータベースの構築、企業における標準化戦略担当役員、いわゆるCSOの設置や統合報告書における標準化戦略の発信などを企業に昇用し、また、グリーンイノベーション基金等の国の研究開発事業における標準化戦略策定のフォローアップなど、総合的な支援策を講じているところでございます。併せて、今国会で御審議いただいております産業競争力強化法の一部改正案におきましては、企業大学等の共同研究開発において、研究開発段階から標準化戦略や資材戦略を含めたオープン&クローズ戦略を構築する取組を支援するための認定制度を創設することにしております。これによりまして、標準化による研究開発成果の社会実装の角度を高めるとともに、企業や大学の標準化に対する積極的な取組を促すことができると考えてございます。
53:11
以上で終わります。ありがとうございました。
53:37
よろしくお願いします。これまで、当委員会で航空機開発、三菱リージョナルジェット、MRJについて、納機あるいは片式照明を送れるのは初めての取組ですから、これはそういうもんだなと思っていて、政府としてもしっかりと後押ししてほしいというお話をさせていただきました。今回、航空機産業戦略というのが4月かな、できておりまして、この中で三菱リージョナルジェット、三菱のMRJではなくて、三菱のスペースジェットと名前が変わっているものですから、その名前の差異について冒頭確認させてください。同じもんでいいのか、若干変わるのかということについて。
54:51
国際事務局総理大臣、田中大臣官房審議官。
54:55
委員御指摘のとおり、MRJ、スペースジェット、名前が変わりましたけれども、基本的には同じものでございます。
55:07
ありがとうございました。私としては、読み慣れたMRJで質問をさせてください。今回、2つの法律をお目を通させていただいて、航空機製造事業法と航空機工業振興法です。この2つの法律の目的規定を読んだときに、思い浮かべたのが、私が大学のときに、朝日ジャーナル、当時は筑紫哲也氏が編集長の時代に、ご連載された、本田宗一郎と藤沢武雄の「車にかけた男の物語」のこの連載、これが一番良い本田の歴史の連載でして、これの一節を思い出した。その中に書いてあることは、昭和36年、1961年6月、通産省は産業合理化審議会で、自動車工業に対する今後の施策方式という政策を説明し、いわゆる3グループ構想を打ち上げた。この構想は、常用車メーカー、量産車グループ、ミニカーグループ、特殊グループに分け、自動車への新規参入は認めないというものであった。その後、官僚たちの後に出てくる、佐波市茂雲企業局長が中心となって、3グループ構想のための特定産業振興法案をまとめ、38年の通常国会、1963年、通常国会に提出したが、継続審議になった。通産省は同年の臨時国会、翌年の通常国会と手を変え、品を変え、この法案を持ち出した。本田はこのため、四輪車の進出の予定を大幅に繰り上げ、常用車生産の規制事実を作ることになった。今回のこの法案を見ていると、この時の特定産業振興法を思い浮かべた。ですから、ひょっとしてこの2つの法案がなければ、日本の航空機産業はもっと発展したのかなと思ったんですよ。これはよく見ると違うかもしれないけど、結構大切な本質だと思っていて、その中で冒頭聞きたいのは、まず、産業構造審議会、製造産業文化会、航空機産業省委員会が、今年の4月に新たに航空機産業戦略と定めたこの戦略の政府内での位置付けについてのご答弁をお願いします。
58:50
お答え申し上げます。世界的に航空需要の拡大が見込まれる中、脱炭素化やデジタル化といったゲームチェンジをチャンスと捉えまして、航空機産業の協商力を強化していくことは、経済成長はもちろん経済安全保障の観点からも極めて重要と考えております。こうした認識の下、昨年6月以降、産業構造審議会でも議論いただきまして、先月、我が国航空機産業の課題と成長の方向性を取りまとめました航空機産業戦略、委員御指摘の戦略を策定いたしたところでございます。この戦略は、経済産業省に設置されました産業構造審議会から、政府及び航空機産業界に対する提言として位置付けられるものでございます。
59:35
そうすると省内の文書であって、閣議決定とかして、政府としての方向性を示したわけではないという理解でよろしいでしょうか。
59:49
お答え申し上げます。委員御指摘のとおり、閣議決定をしたものではございませんけれども、産業審議会のオブザーバーには、国土交通省、文部科学省、防衛装備庁も入って議論しておりますし、横断的な取組をしております。そういう意味では、一定の方向性を政府内で共有できていると思っております。
1:00:12
そうすると、各府省の共通認識と業界団体の方も入っていらっしゃるので、共通認識を作った文書であるという理解でよろしいわけですね。それで、その中で、安全保障の維持強化の観点から、極めて重要な産業として位置づけておりますけれども、手短に具体的な理由を答弁願います。
1:00:45
お答え申し上げます。航空機産業戦略でございますけれども、その中では、航空機産業の発展を目指す意義としまして、我が国の社会経済活動上の重要インフラとしての自立性の確保、国際的な航空需要の成長の国内産業への悲劇に加えまして、安全保障の維持強化の観点から、極めて重要な産業と位置づけております。その理 由といたしましては、航空機の開発製造が世界的にも一部の国、企業に限られている状況におきまして、我が国がその能力と産業基盤を維持、獲得することは、経産安全保障の観点から重要であるということ、また、航空機産業の発展は、我が国の安全保障を担います防衛航空機産業とのシナジー効果も期待できるということが挙げられます。
1:01:38
この中で、先ほど申し述べました航空機工業振興法は、条文の中で、航空機等の国際共同開発を促進するための措置と講ずると書いてありまして、当時の解釈としては、通産省は、一度86年に民間航空機の製造を支援する航空機工業振興法を改正し、国際共同開発に限って補助金を出す仕組みに改めた。国産計画に補助金は出ない。3巻ともに国産機の開発を断念し、国際共同開発を選択したという日経新聞の記事があって、当時の議事録も読ませさせていただきました。ですから、ここの解釈についてのご答弁をお願いします。
1:02:52
お答え申し上げます。航空機の開発には、巨額かつ回収期間の長い投資を費用します。大きなリスクを伴います。また、その完成機メーカーは、ボーイングやエアバスといった、ごく少数の外国企業に限られております。こうした背景から、委員の指摘の航空機工業振興法、この法律は、我が国の国際共同開発への参画を促進するための構図によって、航空機工業の振興、産業の技術の向上、国際交流の進展をその目として定めております。
1:03:25
今の答弁は、1986年の議事録とほぼ変わらない答弁だと思っていて、おそらくこの規定があるから、日本国政府は500億円しかお金を、資金を供与できなかったと思う。やっぱり法律って結構大切でして、三菱MRJを手がけるんだったら、この法律は変えたほうがよかったかもしれないなと思いました。これ感想です。次に三菱MRJを私が最後まで遅れてもいいから完成してほしかったのは、航空産業を育 成するためにあたって、最も重要と考えるのは、対空照明と片式照明と考えています。まず、両照明についてどのようなものか説明を求めます。なぜかというと、日本の国内に大型航空機の片式照明をできる検査官を持ちたかった。これを持つことによって、様々な企業が参入できるか、その点についてまず理解深めるために、対空照明と片式照明について御答弁ください。
1:05:04
お答え申し上げます。航空法の規定に基づき、航空機が飛行するためには、一機ごとに対空照明が必要であり、その照明にあたっては、国土交通大臣が個々の航空機について、安全基準及び環境基準への適合性を検査することとなっています。また、片式照明は、航空機の片式の設計について、国土交通大臣が安全基準及び環境基準への適合性を審査し、照明するものであり、片式照明を取得した片式の航空機については、個々の対空照明における検査の一部を省略することができます。このため、航空機が量産される場合には、航空機メーカーが片式照明を取得することが一般的となってございます。
1:05:50
(星)この間、国土交通省の北沢部長の部下の方と話したときに、一番よくわかっている人を答弁者に選んでくださいとお願いしたら、北沢さんだとおっしゃっていましたから、多分日本で一番高校で詳しい方だと思う。私は、レクを受けながら思ったことがある。私が前に海外駐船していたときに、本当にパイプの被破壊検査の小さな傷の形状のISOの会議に出たことがあって、うちの技術者と一緒に。その技術者が言うと、他はギルドだって言う。みんな何十年も同じ人たちがここに携わっているって言っていて、おそらく検査の部隊も同じかなと直感したの。やっぱりヨーロッパとアメリカは違うと聞いていて、アメリカの場合だと、検査官がボランティアでやってらっしゃる。給与はボーイングなりが出している。それで設計段階から様々な議論をしながら、どうやったら安全確保するかっていうことを議論して安全確認をしていくと聞いたの。基準があるのかっていうと、検査官を納得させることが基準だとも聞いたことがある。多分ヨーロッパは違う種類かもしれない けど、おそらくアメリカの検査官もヨーロッパの検査官も、それぞれがお互いの技術レベルを認め合って、それでお互いの形式証明について、安心して相互でいいよって言えることを目指しているのかなと思っていて、水道MRJを形式証明を取る段階で、おそらく北沢部長も、多分アメリカの航空当局、あるいは欧州の航空当局と様々議論していると思うんですよ。そういう信頼関係のその先にあるのが、日本で航空機産業がもっと自由に、これから空飛ぶ自動車の形式証明は同じ部隊ですから、同じ検査官がやることですから。だからこそ国土交通省さんの仕事がものすごく大切だと思っているの。それで、日本の対空証明、形式証明を取得できれば、米国や欧州での相互主義で形式証明が認められることが望ましいと考えるが、政府の見解を問う。航空機産業育成するにあたって最も重要と考えるのは、対空証明と形式証明と考えているので、それぞれの制度について今説明をいただきました。我が国の対空証明等を取得した場合の、米国や欧州での取り扱いについても教えてください。
1:09:09
お答え申し上げます。我が国において形式証明を受けた航空機が欧米などで形式証明を取得する際には、我が国における審査を踏まえまして、原則として欧米などにおける形式証明の審査が簡略化することとなります。
1:09:32
そこの一番最後の部分が大切だと思うの。日本で形式証明を取れれば、海外でも形式証明その部分について認めていただけるという発言でよろしいですか。
1:09:53
お答え申し上げます。一般的に航空機を欧米などに輸出する際には、輸出先においても対空証明は必要でございます。我が国において形式証明を受けた航空機については、欧米等で形式証明を取得する際の重複した検査の省略ですと かといった形式証明の審査が簡略化されることとなってございます。
1:10:20
そうするとMRJ開発では、対空証明や形式証明に関して何を目指していたのかを聞きたいの。今言っていた日本で形式証明を取れば、その部分については、欧州あるいは米国でも観測ができるという御答弁だったのですけれども、そこを目指していたのかどうか。要は、航空当局同士の検査官同士の信頼感だと思うから、その点についての御答弁をお願いします。
1:10:59
お答え申し上げます。三菱スペースジェットについては、国土交通省としては、政経国としての責務を果たすとともに、我が国の審査が諸外国においても円滑に受け入れられるよう、欧米とも連携し、形式証明に係る審査を的確かつ円滑に進むよう努めてまいったと ころでございます。
1:11:23
この間役所の方と話していて本当によかったの。それを気づいたから。ですからやはりギルドの中の一員に入れるかどうかだと思うから。今後、どう戦略に基づいて日本での航空機を開発する際の形式対空証明や形式証明のあり方について、まず経産省から、それから国交省からの答弁をお願いします。
1:11:53
お答え申し上げます。航空機産業戦略、この中におきましては、海外主要航空機メーカーとの国際連携の枠組みの中で、部品サプライヤーとしての地位に満足せず、収益性が見込まれる具体的な開発プロジェクトにおいて、設計などの上流工程にも参画する。それにより、完成機事業を実施できる技術的事業的な能力をステップバイステップで獲得していくとい うこととしております。ご指摘のこの形式証明などの取得につきましては、完成機事業の実施に当たって不可欠と考えておりまして、我が国企業が航空機開発において事業を拡大するに当たって重要な要素であるため、国際連携の枠組みの中で、その知見・ノウハウを着実に蓄積していきたいと考えております。こうした方針の下、経済産業省といたしましても、認証取得に向けた能力向上に資する形で技術開発実証などを進められるよう、国土交通省と連携し、プロジェクト立案を行うなどの取組を進めていきたいと考えております。
1:13:00
お答え申し上げます。今後の航空機開発につきましても、国土交通省としては、設計国としての責務を果たすとともに、我が国の審査が諸外国においても円滑に受け入れられるよう、これまで得られた知見、または、さらに欧米とのネットワークなどを通じまして、的確に形式証明に係る審査を行うとともに、産業界などとも協力して新しい技術に係る基準の策定に努めるなど、我が国の航空産業に派手に貢献してまいりたいと考えております。
1:13:33
若干質問をかぶるんですけれども、MRJの形式証明の審査に当たっては、国土交通省では人や組織など、どのような体制で臨んでいたのか、また、米国当局への検査官などの派遣など、特別な取組を行ったのか、そして、次も答えてください。MRJの形式証明を通して、新たな試験を得ることができたのか、具体的に説明をしてほしいんですけれども、よろしくお願いします。
1:14:13
お答え申し上げます。国土交通省としては、三菱スペースJETの開発が始まって以来、形式証明に係る審査が的確かつ円滑に進むように、本格的な技術審査組織を開発拠点に設置し、審査要員も70名規模に拡大するなどして対応してまいりました。また、三菱スペースJETの飛行試験が米国で実施される際には、その拠点であったモーゼスレイク空港にも職員を常駐させ、米国の航空当局とも連携して審査などを進めてまいりました。さら に、米国や欧州の航空当局とは、形式証明に係る審査に関する協議を頻繁に行っておりました。試験につきましてお答え申し上げます。三菱スペースJETの形式証明においては、例えば航空機の電気配線に関して、世界的にも新しく導入された基準の設定の背景や具体的な審査の手法等について、米国や欧州の航空当局と意見交換を行うのにより試験を深めることができたと考えております。また、米国や欧州の航空当局とは、先ほども御答弁申し上げましたとおり、形式証明に係る審査に関する協議を頻繁に行うことで、認識や知見を共有するとともに、当局間で緊密なネットワークを確立することができ、加えて相互に協力な信頼関係も構築することができたと考えております。こうした知見や欧米当局との緊密なネットワークについては、今後開発される航空機などの審査においても活用できることを考えております。
1:15:49
今の新しい技術の知見について深められたという部分は結構大切だと気づきました。一番最初にジャット機を作ったのはドイツですよね。ドイツのドーチェスム ゼームに行くと、スイスから返していただいたメッサーシュミットのジャット機の実機が展示してあって、そこの解説を読むと、当時のアルミのフォーミング技術はイマイチだったから当初の性能が出なかったとか書いてあったりするわけですよ。イギリスでもコメットというのが一番最初の旅客航空機だったけど、あの時は多分金属疲労がわからなかったから何回か落ちて、航空機産業からは撤退しましたよね、英国は。私が駐在していた時もだいぶ前ですけど、日本の自動車メーカーの方と話した時に、高速性能はメラセデス・ベンツにはかなわないと言っていた。なぜかというと、ダイムラ・ベンツは自動車という特許の一番最初の出願者だから。だから一番最初の根幹がわかってないと形式証明できないはずなんですよ。だからその長い背景、原子力だったらアメリカなんです。もともと原子電から始まっているから。だから物事の本質、鉄工業だったらアーヘン工科大学なの。だからここの本質をしっかりわかって、お互いに信頼できる関係を日本国内で構築できるかどうかが今後の、ビジネスプランは今後状況下では変わっていきますけど、皆さんの舞台が一番大切だと思っているので、MRJの開発で検査体制を今強化して現状も維持されているのかどうか教えてください。
1:17:58
お答え申し上げます。三菱スペースジェットの開発に伴い設置した技術審査組織については、現在においてもこれまで培ってきた審査能力や欧米当局との緊密なネットワークと信頼関係を活かし、ヘリコプターなどの国産航空機や我が国に輸入される旅客機などの形式照明を行っているほか、空飛ぶ車やドローンなどの形式照明なども進めているところでございます。
1:18:27
ここもさらといですけれども、国内で空飛ぶ車の開発が行われていますが、我が国で形式照明を取得し、米国や欧州へ輸出する際には改めてその国での形式照明は必要なのかについてもご答弁をお願いします。
1:18:49
お答え申し上げます。先ほどもご答弁申し上げましたとおり、一般的に航空機を欧米等に輸出する際には、輸出先においても形式照明は必要ですが、我が国において形式照明を受けた航空機については、欧米などでの、欧米などで形式照明を取得する際、我が国の審査を踏まえ、原則として欧米などにおける形式照明の審査が簡略化されることとなります。空飛ぶ車については、国内のメーカーからも形式照明の申請を受理しており、これまでの知見も活用しつつ、米国や欧州と同等の基準を策定するとともに、形式照明に係る審査を進めているところです。国土交通省としては、空飛ぶ車が輸出される際には、我が国の審査が諸外国に円滑に受けられるよう、形式照明に係る審査を的確に行ってまいります。
1:19:39
大臣、すみません。時間がそろそろ来たものですから、今の点を踏まえて、残余の質問はまた次回にしますので、もう一つの法律についても、規制がもともと強い法律だと理 解しているので、経産省に伺います。中国においては、C919やARJ-21という国産航空機を欧米の認証を取得せずとも、国内やブルネイア、インドネシア等のアジア圏の一部の国外に販売する方法を取っているが、こうした施策についての経産省の見解をお願いします。
1:20:27
申し上げます。委員御指摘のとおり、中国におきまして、航空機発におきましては、国内及び一部の国における運航を前提としまして、米国やEUでの認証を取得することなく開発を進め、既に市場に投入しているものと承知しております。一方で、米国やEUでの認証を取得していないがゆえに、市場の広がりも限定的であるため、中国産航空機の受注数は必ずしも多くなく、現時点では利益を上げるまでに当たっていないという見方もございます。こうした背景を踏まえれば、中国に比べまして、市場規模の小さい我が国におきまして、米国やEUでの運航を視野に入れずに航空機開発を進めることは、事業生の観点から極めて困難であると認識しております。
1:21:20
航空機の形式証明は、前の技術安全性を確立されたものを優先すると思うんですよ。だから最先端の技術が入り込むよりも安全性を取るケースが多いかなと思う。ですから、中国が12億人以上を超えてますから、多分事故がずっとないとすれば、結構形式証明もいいんじゃないのかなって思えるかもしれない。ですから、根源的な航空機の原理原則とか根幹をぜひ各航空当局と共有していただくことをお願い申し上げまして、大嶋の質問は終わります。ありがとうございました。
1:22:37
おはようございます。田島誠です。最近もいろんなニュースがありまして、つい最近ですとジャパンディスプレイさんの残念なニュースがあり、また昨日はシャープのニュースも流れておりまして、やはり本当に日々私も日本の国力、産業競争力、気になる話が多いわけでございます。昨日も夜お話ししていた経営者方からは、今背中にひた ひた迫っているのはマレーシアだという話もありまして、もう韓国は相当遠くなったと抜かれて、今マレーシアだよと、ベトナムとかそうした東南アジアの国々も日本にキャッチアップし始めているということを昨日聞きました。そして今日になって、また世論調査、世界最大規模の世論調査で出てますことは、幸せを感じる国民ということで、日本の場合は激減をしているということで、調査対象の30カ国の中で下から3番目ということで、個人においても幸福度を感じる世代、特にX世代が非常にそれを感じないということで、もっともっともっと経済的な側面が大きいということなので、円安による相対的な負け組み感が強まっている感じがします。そういう意味で改めて経済産業委員会に課せられた役割は大きいし、そこで本当にこれまでのやり方で本当にいいのかということを常に謙虚に考えながら進まなきゃいけないと思います。斉藤大臣も経済産業省も自信を持った存在だとは思うんですが、しかし私はあえて野党の立場でもありますし、本当にこれでいいんですかということを常に問わせていただきたいので、そこはご理解をいただきたいと思っております。まず環境省が炎上いたしました問題に絡めて、あれは私は、港の関係で大変シンボリックだったので注目されましたが、多かれ少なかれいろんなところで起きているのではないかと、経済産業省も多算の意思とした方がいいのではないか なというふうに、あるいは経済産業大臣も多算の意思とした方がいいのではないかというふうにあえて申し上げさせていただきますが、環境省の失敗というよりは、私は政治の側にもやはり課題があったというふうに思うんですね。お隣の大臣のことではありますけれども、経済産業大臣からご覧になっていてですね、どういうところがやはり良くなかったというふうに受け止められているかを、もし差し支えなければご答弁いただきたいと思います。
1:25:32
まず冒頭の産業共生力に関する御発言については、私は全く同じ危機感・問題意識を持っています。大学出て一生の職場として通商産業政策を選んだものとして、じくじいたる思いもありますし、田島委員にはこれからもビシビシご指摘をいただければというふうに思っています。源美雄の患者団体の皆さんとの環境大臣の対応について、私はよその役所の行政そのものでありますので、私の立場で何かコメントをすることは控えたいと思いますが、ただ一方で私がもし大臣としてあの場にいたらどういう行動をとっていただろうかということは、私個人の問題として思い浮かべましたし、考えないといけないし、どうすべきだったかって考えます。私だったらこうしただろうなということはありますけれども、それ以上のコメントは差し控えたいと思います。田島誠さん。どうしても組織というのは過去の延長線上で考えがち、前例を基にして考えがちですから、そこはやはりビシッとですね、非連続な判断も政治家が腹を据えてですね、やることが常に必要かなと。お願いをしたいというふうに私も感じる次第でございます。そこでですね、やはり経済産業省はどうかと考えたときにね、私はやはり常日頃からよく大企業の方を向いているという批判もありますが、これはやはりですね、私が別に何党だからということじゃなくて、やはり私もそういうことを感じることがあるんですね。なんか経団例の話ばっかり聞いてるんじゃないかとかですね、大企業の方ばっかり向いてるんじゃないかとか、それから供給サイドばかり意識してるんじゃないかとか、声の大きい人ばかり聞いてるんじゃないかとか、これはおそらく経済産業省という役所の任務からして、そうなりがちなのが私はあると思います。その設置法の中身を見てもね、供給サイドから考えがちなので、だから消費者庁とかもあるんでしょうけど、やはりここはですね、国民の目線から見たときにバランスを変えていないかということを、普段の私は検証がいるのではないかという思いでございます。そこでですね、資料はお配りしておりますので、この①番、これ民間の方 々がちょっとした分析を、彼らのそれなりの基準を設けてやったものでございますが、経済産業省の関係でもですね、たくさんの基本計画、今度第7次ですがね、主要の会議体、本当にこれ一体何がどういう会議体かさっぱりわかんないぐらい複雑なわけでございますが、これを一定のものさしで、円グラフで色分けしたのがこういう状況でございます。これは事前に大臣のところにも届いていたかとは思うんですけどね。例えば、右の一番真ん中にある燃料アンモニアの官民協議会ですね。これ色で見ててもですね、ちょっとこう、ほかと異質な感じがするわけでございますが、これ官民協議会だからという側面もあろうかと思うんですが、これなどは、選択の水素のときにもですね、私も申し上げました。アンモニアに関しては特にリスクが大きいのではないか。要するに今回の液晶のような話にね、5年後になってしまう可能性も十分考え得るからと。で、斉藤大臣からは撤退するときは決断して撤退できるというようなご答弁もいただいてですね、そこは頼みたいと思います。頼みにしたいと思いますが、しかしあの協議会としてですね、まあいろんな戦略や政策を策定するときの客観性、まあこれは正解はないと思うんですが、多くの人がクエスチョンマークをつけるようではですね、私は若干問題がある。これはおそらく斉藤大臣が例えば政治家としてどれぐらい口を挟んでいらっしゃるのかよくわからないんですが、こうやって見 るとですね、かなり業界寄りではないのかなというやはり印象を受けるわけで、アンモニアに関しては特にですね、心配の声、石炭火力も心配の声が多いのであればね、もっとこの赤いとこですかね、小エネの方には消費者っていうのがかなりありますけども、こうした方々がね、少数であったとしてもやはり入ってないといけないのではないのか。常に供給側からしかものが見られないような経済産業省であっては、私はいけないのではないかなというふうに感じるわけでございます。ちょっと時間があれなので、はしょってお伺いしますが大臣、こうしたいろんな有識者の会議体はですね、いちいち斉藤大臣が全部見ているわけには暇はないんですが、こういうご指摘も民間からもいただいておりましてね、ここはやはりバランスということに関してもう少し配慮が必要。これは供給だけの話で、これ男女の比率どうなのかよくわかりませんけども、おそらく9割以上男ばっかという会議体が多いんじゃないでしょうかね。そういうことも含めて、やはり私たちが国会同意人事をするときはね、私たちも基準はあるんですよ。男ばっかは絶対に認めないとか、女性が何割いなきゃダメとか、そういうことも我々としては党内に国会同意人事に関してはある。だけどこれは国会同意人事じゃありませんので、これ役所の中で決めている、どういうプロセスでこういうメンバーにしているのかわかりませんけども、この辺のバランスに関してね、疑義が生じないようにしてほしい と思いますが、この現状に関する評価と、それから今後に関して大臣から御答弁いただきたいと思います。
1:31:12
まず何を審議するかによってですね、総前委員の構成というものは、それによってセンサー万別あると私は思っています。私自身も信用エネルギー庁3回勤務をして、いろんな審議会の委員の選定を自ら行ってきた経験が当然あるわけですけれども、その際に気を遣いましたのは、やはりそこの審議会が出したものが世の中からどう受け止められるかということは、やはりそれはもう最新の中心になっている。これが業界団体だけだと世の中がどう見るかというようなことを考えながら委員構成を決めているというのは、それは私もそうだったし、その後もおそらくそういう判断をしていると思うんですね。ですから、ものによって違うんだろうと思います。私がやった、ある経由にある物質を入れるか入れないかという議論をしたときは、もちろんこれはもう消費者がどう受け止めるかということなので、消費者関係の団体の人も何人も入ってもらって審議会を作るとかですね、そういうことをやってきているのは事実であります。だから、ものに よるということでありますが、ただ、やはり世の中の人がどう受け止めるかということを考えながら、バランスの取れた人選を一つ一つの審議会でやっていかなくちゃいけないということはその通りだと思いますし、それで終わりにしないでまたパブリックコメントですとか、そういうこともしっかり手続きをしていくということは大事だなと思っていますので、その点は委員と意見のそごはないのではないかなと思っています。
1:32:48
会議対ごとに判断するのではなくて、そこはやはり固い一つの基準を作っておいた方が、例えば今言ったアンモニアに関して、いやこれは専門的だから供給が増やさないと議論にならないよねとか、そういうことをやっぱり考えちゃうと思うんですよ、一個一個考えていたら。既に男女は半々にする、消費者サイドと供給外も半々にする、そういうような固いルールを基準を決めて、その中で苦労しながら全国からやはりふさわしい人を探すような姿勢にしないと、結果として蓋を開けたら、この燃料アンモニアは半数以上が業界関係者になっているとなると、え?って思うわけです。燃料アンモニアはCO2を減らすことに貢献できるのか、コスト面も含めて、それは消費者団体だってみんな心配していると思うんですよ。だけど一切登場しないじゃないですか。だからこれ、委員だけじゃなくてね、オブザーバーも発言権が与えられているようなんですが、オブザーバーも全部供給側だということなんですよね。若者もいない、消費者もいない、こういう状況では、やはり「ああ、やっぱりね」と結論先にありきねえみたいなふうに思われると私は思います。だから大臣、そういう意識は一緒だとおっしゃるんですけど、結果としてまだ、登場だなあということがありますので、これまではこうやってたという、先ほど冒頭申し上げましたけど、環境省だって2016年から3分と決めててやってそうなんで、そういうことに本当にいいのかと、こういうやり方で人選してて本当にいいのかということを、改めてご自身がクリティカルに見ていただきたいと。大臣が役人として頑張っておられたときとはですね、時代も変わりましたんで。本当にそうですよ。それをやっぱり常に自己反省的に考えていただきたいと思いますが、お願いいたします。
1:34:49
反論するわけじゃないんですけれども、やはり審議会、あるいはその会議体によって、おそらくかなり委員構成って、選査番別だと思うので、硬いルールを作るってのはなかなか難しいんじゃないかなっていう気は、直感として今お話をもらっててしますが、一応政府全体としては平成11年に閣議決定された審議会等の整理合理化に関する基本計画の中で、委員により代表される意見、学識、経験等が公正かつ均衡の取れた公正になるということでありますので、それに留意はしてやっています。ただ今後についてもですね、やはり私は世の中の人にその疑義をもって受け止められたり、説得力がないような審議会をいくら動かしても、これは効果に限界が出ると思っていますので、やはり委員の構成については最新の注意を払ってやっていきたいと思っています。
1:35:48
年齢制限もそうですしね、何度同じ人が選ばれるかとかね、硬いルール作ってんですよ。だから私はやれないことはないと思いますよ。だからその方がフェアに移ると思います、世の中的には。はい、次の質問参りますが、もう一件だけですね、若者をどう意思決定プロセスに入れていくかということでですね、実はこれはもう既に先例がありまして、総理大臣までご答弁なさっていますね。米戸野先生が温暖化の方で、つまり環境省の分野でございますが、取り上げたわけでございます。さて、経産省いよいよ7次エネキティフィアを控えておるわけでございまして、多くの声をいただいているのは、環境省の方で若者の声をしっかり反映するということでですね、総理大臣が、岸田総理がおっしゃっているわけでございますが、同様のこと、第7次エネキの方ではですね、これやるべきだと。私はこれは思うんですね。非常にシンボリックな意味で、象徴的な意味で、エネキの審議のメンバーに若者の代表者を入れる。あるいは、別途かもしれませんが、声を大きく、何がしかその積極的な姿勢を経産省に打ち出していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
1:37:00
まずですね、私は、エネルギー政策を進めていく上で必要となる、やはり学士経験者や専門家にバランスよく参画をいただきたいというふうにまず思っていると。このため、年齢のみに着目した選定というものは、行うつもりはないわけでありますが、ただ、若者を含む様々な立場の方の意見を聞きながら施策を検討することは重要だというのが基本的な考え方ではありますが、私は、ことエネルギー基本計画に関しては、将来のことを決めるという色彩が非常に強い検討になると思いますので、私は、若者を含む様々な意見をしっかりと伺うということを、この中でどうやって実現していくかということは考えていきたいと思っています。
1:37:54
年齢によっては考えていないということも言われましたけどね、2050年に現役で頑張っている世代はやっぱり入れるべきですよ。それはね。だって2050年のS型を議論するのにね。我々が生きていない方はしょ うもないんですけど、だけど若者の方はやっぱり声を聞くべきだというのは当然のことですよ。岸田総理はね、2021年の地球温暖化対策計画の策定にあたって、若い世代からもヒアリングを行いましたと。次回以降の取り組むプロセスにおいても積極的にそういった若者の声を聞いてまいりますと。総理もおっしゃっているんだからね。これ、環境省の計画の地球温暖化対策の計画と、経産省のエネキっていうのはある意味では車の両輪のような感じがするものですからね。私たちは将来世代、未来世代法案っていうのをね、すでに党内では議論をかなり煮詰めておりますし、それから我が党の中に未来世代委員会というのを作りましてね、先んじてこの環境エネルギー分野に関して、学生さんたちや、はじめ若い世代の声を聞く会議対応を一応設けているんですね。だからこれはぜひ世界ではそういう動きが徐々に強まっていく。ウェールズとかヨーロッパの方で強まり始めておりますので、どうぞシンボリックな第7次に関しては、全く若者の声が聞かなかったらちょっと恥ずかしいんじゃないですか、これは。本当に。審議会メンバーに入れるというのはかなりハードル高そうな感じもしますが、でも絶対これはですね、きっちりとやっていかないといけないということを改めて申し上げさせていただきたいというふうに思います。次の質問に移りますが、ちょっとやりっぱなしではいけませんので、過去の質問で聞いたことをお伺いします。鴨川メガソーラーに関してね、これ鴨川メガソーラーだけの話じゃないというのは前回も言いました。日本中でさらにひどい状況のですね、これどこまで本当かよくわかりませんが動画も入ってますのでね、串露出現、後藤列島、それから奈良の古墳の周りとかね、写真が入っているので事実なんでしょうね。だから本当にとんでもない業者のメガソーラーによって、再エネ全体がものすごく品格を落とされているし、事業者の投資意欲が減退しているというのは有識者問題だというふうに思います。農水省お越しいただいていると思うんですが、前回も取り上げたんですけどね、原発だけはバックフィットという概念で、最新の基準に適合させることを事業者に義務づけている。じゃあ山崩れて人が亡くなるリスクがあるのに、同じことをやらなくていいんですかということを私は申し上げました。改めて申し上げます。これは法改正あるのかないのかわかりませんけども、あの陸域法 に関して改正して原発の場合やりました。いわゆるこの森林法を含めて、やはり農水省が法改正を含めてちゃんとやるべきだと思いますが、いかがですか。
1:40:50
お答えいたします。一般に審査当時の基準に照らして、過失なく成立した許可に対しまして、その後に見直した新しい許可基準を適用されることにつきましては、事業者にとっては予見できない不利益を与えることになりまして、法的安定性を害する恐れがあることから、原則として行うべきものではなく、臨時改善許可制度においても慎重な配慮が必要であると思っております。また、見直し前の許可基準に基づき許可した開発でありましても、都道府県がこれまで用いてきた許可基準に基づいて、適切な防災施設を設置することとしておりまして、このことだけをもって災害防止の観点から問題があるまでは言えないと思っております。な お、鴨川の県につきましては、臨時開発許可の審査を行っている千葉県が、事業者に対しまして見直し後の新しい許可基準に従うよう、行政指導を行っていると聞いておりまして、臨河庁といたしましても引き続き条件を注視してまいります。
1:41:53
あまりやる気がない答弁でありますけれども、本当にこの鴨川は国会が終わりましたら、齋藤大臣にぜひお越しいただきたいと思います。それから署名に関しては、部長の方で受け取っていただくということで、今手配中でございます。また委員長、ありがとうございます。今度お越しいただけるというふうにお伺いしておりますけれども、ぜひ多くの皆様が、やはり一番近い千葉県でこういうことが起きている、北海道やなかなか長崎まで行けないかもしれないけれども、千葉だったらぜひ近いからね、見てほしいし、ぜひともですね、ほったらかちにして43円の国民負担だけが予想されて、事業者がコロコロ変わったりですね、何も動いていないようなことでね、こういうような状況が放置されるとは本当におかしい。正義に基る、私は思っておりますので、農水省ね、もう一度、ちょっと私もまた声をかけますので、一緒に研究して、どうやったらこうしたことが適応できるのかをね、一緒に考えさせていただきたいと思います。そして前回もう一点は、経産省に取り上げさせてもらいました、資料の2でございます。前回と同じ資料でございますが、この分かりにくい認定執行期限の設定というのがあってございますけどね、赤線を引かせていただいた問題は、鴨川のような巨大なメガソーラーはですね、大規模案件に係るファイナンスの特性を踏まえた例外的措置として、実質的に執行リスクを取り除くと、要するに一番環境破壊の大きい、でっかい案件に関しては、執行する可能性をゼロにして差し上げているというですね、不思議な制度になっている。しかもこれが法律事項ではなくて、そのもとで行政が、勝手にというか、行政が作られた制度だということなわけでございまして、ここ、経産大臣にも前回も指摘をしていただきましたけどね、これ本当に、前は第3コーナーを回ったら、もう事業が実質始まるんだから、執行させるのはちょっと無理だ、みたいなような感じのご答弁だったんですけどね、これね、本当に現場を見ないとわからない、現地の人の声を聞かないとわからない、これ水間と同じですよ。そういう時に、そういうことをしっかり聞いていただければ、いかにずっとほったらかしになっているかということが、よくわかりますので、これはですね、この大規模の事業だけ、認定リスクをゼロにする制度は間違っている、と私は思っております。ここを見直していただきたいと思いますが、大臣いかがですか。
1:44:16
この執行制度はですね、制度の予見性、透明性や、事業者間の公平性に鑑みて、ファイナンスの蘇生等を個別に、事実確認する仕組みではなくて、工事計画、届出の提出など、客観的に確認できる形で、公平な一律の基準により、進捗状況をですね、確認すること、これが適切ではないかというふうに、考えているわけであります。で、このため実際のファイナンスの蘇生等の状況を、個別に事実確認を行う制度とはしておらず、それらがなされていないことを、理由にですね、執行する制度にはなっていないわけであります。それでこの、執行制度の導入に当たりましてはですね、様々な意見が確かにございまして、この未稼働案件の滞留を防ぎ、再エネ発電事業の早期の運転開始を促進することについて、国民負担の抑制の観点から賛成の意見もございましたし、それから事業の予見性を確保し、再エネ導入拡大を図る観点から反対の意見もございまして、そういった様々な意見があり、パブリックコメントを経てですね、全体のバランスを踏まえて、現在の内容を決定したというところでありますので、この経緯を踏まえてですね、この制度を運用してまいりたいというふうに考えています。
1:45:40
1年で執行する案件がある。3年で執行する案件がある。それがこの①と②ですね、資料の2の。1年で執行する案件がある。2年で執行する案件がある。ただし、でかい案件は執行させない。変ですよ、これ。変。今おっしゃった個別のファイナンスが準備されているか、そういうことは見ないと。要するに見なしですよ、これ。見なし。何でそんなに大規模案件に優しいんですか。
1:46:09
私ちょっと変だと思うんですよ、本当にこれ。大臣。
1:46:12
だから前回と同じ答弁なさいましたけど、ちょっと何かバランス変えてると思いますよ。例えば③番が5年で執行とかね、そういうことだったら何か分かるような気もするんですけどね 。③、でっかい案件、環境破壊が深刻な案件は、執行リスクがゼロにできるんですよ。これおいしいじゃないですか。事業者から見たら。こんなこといいんですかね。と私は思います。引き続きご相談させていただきたいと思います。それでは最後、残りわずかになってしまいましたけども、いろいろなルールの公平性ということでもね、さまざま私疑問を感じることがあったり、心配しております。賃金が上がる日本ということで、春冬を含めて去年に続き頑張ってきていただいています。高鳥さんも、そして経産省も頑張っていただきました。かなりニュースも流れていいなと思うんですが、ちょっと待てよと。よく考えると、大きな企業はどんどん実績が出てきているけど、新聞で最近出ておりますのは、中小企業はなかなか実現できない。ということは結果として、このみんなで給料が上がる日本を目指していくと、平均値は相当上がるけど、取り残された中小小規模事業者は、給料上がらないという声を、私も地元でたくさんいただいている。そんな簡単にできないよということをたくさんいただいているんですが、この現状は、私は正義じゃないと思うんですね。フェアじゃないと思うんですね。ここで止まるわけにはいかないと思うんですが、今後どういうことを考えていけるんですか。この一番難しい労務費の部分ですが、物件費とかに比べても難しい、エネルギーとかに比べても難しいということなんですが、私は何かサプライチェーンが全体に平等に給料が上がるような仕組みを、やはり制度の強制性も含めて、検討しなければいけないのかなということを感じ始めております。つまり、高取りの優れた指針だけではなかなか無理ですよ。だって、美他的に行動しないといけないから。自分の会社の社員だけの話じゃなくて、サプライチェーンのもとからみんなが給料が上がって、みんなが幸せになるような制度というのは、なかなか制度化しないと無理かな。なんで最低賃金ができたんですか。最低賃金ができたのは19世紀の終わりにニュージーランドからですからね。100年以上も歴史があって、日本が導入したのは先進国から50年遅れているんですよ、戦後に。だからやはりそういうね、やはりルール化して、ちょっと自由主義には反するかもしれないけど、強制的に最低賃金を設けたというような話で、私はみんなに平等に格差の起きにくいような給料の上がり方ということを、ぜひ考えるべきだと思うんですが、大臣いかがですか。
1:48:59
私も思いは共通するんですけれども、個別の経営にまさに介入をするような話であるということは、間違いないんだろうと思いますので、最賃も含めてですけどね。従いまして、なかなかツールというものが思い当たらない中で、今ギリギリできるところを、我々やらせていただいているなというふうに思っているんですよ。例えば、これもうですね、価格転換ができるということが一番大きいし、最後は最終的に消費者ですから、そこができるかどうかという大問題もあるわけでありますけれども、少なくともB2Bの価格転換におきましては、少し宣伝になりますけれども、このアンケート調査30万社、毎回やりまして、2021年から約3年間で、延べ480社の発注側の事業者に、あなたの価格降下、価格転換の状況はよろしくないということで、社名を480社の公表をさせていただいていますし、結果のかんばしくない約110社の経営トップに対しては、事業所管大臣から指導助言を行ってきたと。私この辺がもう相当限界な事例なんじゃないかと思いますけれども、ただ引き続き、今実施している30万社調査では、新たに労務費の交渉ですか転換についても、きちんと分析をしていきたいなと思っています。また私としても発注側の大企業の経営トップに対しても、サプライチェーンの深い階層まで、価格転換が浸透するように、直接要請をさせていただくなど、努力をしてきていますし、それから、ちいあげ促進税制についても、5年間の繰り越し措置を創設するですとか、それから前提となる省力化を進めるということで、省力化投資支援の新たな補助金制度をつくるなど、結構努力はしてきていると思います。ここから先どうするかについては、今やっている制度、やっている措置について、改めて検証をしっかりしていきたいと思っています。
1:51:10
努力は本当に多としたいと思っているのですが、このままいくと、おそらく相対貧困率も上がるのではないかと思うんですよね。だってどんどん給 料が上がっているということと、全く上がっていない人はいっぱいいますから。だから、人口係数も悪化する、相対貧困率も上がっちゃうんじゃないか。そうすると、何のために頑張ったのかなと。給料が上がった人は嬉しいですよ。だけどそこがちょっと政治の目的とは違うのではないかなと、いう感じがするんですね。私はこの中途半端に終わるということは、社会正義に反すると思うんですよ。だから、ここを最後の最後の人までということを考えたときに、私は制度的なことも考えないとね。最低賃金というものも市場経済にはちょっと反する仕組みを入れたわけですから、そこは考えなきゃいけないのかなというふうに思っております。以上で終わります。ありがとうございました。
1:52:23
おはようございます。理研民主党ババユウキでございます。質問の機会をいただき誠にありがとうございます。本日は全ての問いをGX、グリーントランスフォーメーションにかけたいというふうに思っております。再生可能なクリーンエネルギーに転換していくための確かな戦略を描いていく。それは補助金を出すことが決して目的ではなくですね、市場を形成していくことに意義があるということを確認し、そのための質疑の時間にさせていただきたいと思います。前提条件を確認しますと、10年間で150兆円の天文学的な数字があるわけですけれども、政府が20兆、そして民間で130兆というふうに分けられております。ここまでの大きな戦略、政策ですから、「進めて失敗しました」では、厚生に申し訳が立たないわけでございまして、確かな戦略と戦術を描きながら、しっかりと汗をかいて、厚生にそれを示していくということが、極めて大切だというふうに思っております。大事なのは政府の20兆ではなく、民間の130兆が確かに動いていくのか、ということだと思うわけでございまして、2023年から10年間、政府が発行するこの20兆は、既に昨年から発行が始まり、1.6兆が出ているわけでして、今年度としては約1.4兆ほど支出の予定があるというふうに伺っております。一方大事な民間投資ですけれども、10年間130兆を見込んでいるわけですが、現時点でどれほどの投資が行われているか、この点を確認させてください。
1:54:11
お答え申し上げます。委員御指摘のとおり、昨年実施されましたGX推進法に基づきまして、今後10年間で150兆円超のGX投資の実現に向けて、GX移行債による投資促進策などの関連施策を実現実行しているところでございます。その後の官民投資額については、現時点では具体的な実績値を把握することは困難ではございますが、今後、企業へのヒアリング、各種の統計に基づく推計等を通じまして、GX投資の進捗をしっかり補足していく考え でございます。よろしいでしょうか。ありがとうございます。もう一度確認したいと思ったのですが、民間投資を定義するとどうなるのか教えてください。
1:55:10
お答え申し上げます。民間企業による投資そのものでございまして、財源としては、例えば金融機関、あるいは投資機関等による財源、あるいは自己財源を使ったものというふうに考えてございます。以上。ババユキさん、ありがとうございます。まさにこの民間投資、有志というふうなお言葉をいただきましたので、ありがとうございます。これをしっかりと把握していくということが大事ですが、現時点ではわからないというところが、これ問題じゃないかなというふうに思います。時間がまだ経ってないからということを言われたいのかもしれませんが、実際アメリカのIRA法案はかなり動いています。時間も本当に1年ないぐらいで、各世界各国の企業ですよね。かなり 動いていると思います。ノルウェーのフレイルバッテリーさんもそうですし、イタリアのエネルであったり、中国国圏効果、韓国サムスン、LG、日本で言ったらホンダ、パナソニック、さまざまなところからアメリカに向けた動きが常に加速しているわけで、一方日本でそれが何一つまだ効果が測れませんというのは、正直これは国益に資する回答ではないんじゃないかなというふうに思っていますが、民間投資についていつの時点でどのように計算し、それを取りまとめていつ公表されるのか、その点はお伺いできるでしょうか。
1:56:34
お答え申し上げます。官民GX投資の進捗補足でございますが、基本的には企業や業界団体の個別のヒアリング、そして予算事業等に関する実績の集計、そして統計に基づく推計等のプロセスを通じて実施していく所存でございます。GX投資の外縁、そして波及効果の加算など、外部機関の知見も活用しながら進めてまいりたいと思っております。投資効果を把握する方策 についても議論しているところでございまして、今後速やかに検討を進めてまいりたいというふうに考えてございます。馬場雄貴さん。速やかに検討いただけるということでしたので、それをご期待申し上げたいと思いますし、これはあくまで国益に資する形にならなければ意味がありませんから、ここで議論することにあまり価値がなく、結果を出すことに意義があるわけで、そこは本当に見守りたいと思いますし、ぜひともお願いしたいと思います。一方、GXの20兆円という投資について、政府は10年間の計画を出しております。10年間は薄く広くと、規模がでっかいので薄くはないんですけれども、全く薄くないんですが、それをずっとやっていくよりも、本来であれば第一投資機関、第二投資機関等、メリハリをつけて、しっかり分析効果を図った上でやっていく方が、民間投資を引き出しやすいという観点で考えれば、そういうふうになるんじゃないかなというふうに思います。一方、先日水素法案がありましたけれども、全体で7兆という言葉を伺っていましたが、より精細詳細に伺うと、政府枠、つまり補助金枠としておおよそ3兆、民間投資枠で、いわゆる融資枠で約4兆というのは大枠で考えていますというふうにありましたが、他の政策、他の分野においても、政府枠、そして融資枠というのをちゃんと明記した上で、しっ かりと公表していくという必要性があるというふうに思いますが、その点について動いていただけないでしょうか。
1:58:36
お答え申し上げます。20兆円規模のGX意向債を活用した先行投資支援については、昨年末に専門家会合、そしてGX実行会議での議論も踏まえまして、重点分野で分野別投資戦略を取りまとめまして、それに基づいてGXの方向性、そして投資促進策を示させていただいたところでございます。具体的に申し上げますと、例えば暮らし関連分野におきましては、3年間で2兆円規模、鉄鋼化学等の産業分野では10年間に1.3兆円規模、革新的な再燃焰分野では10年間で1兆円規模といったような長期にわたる国による支援規模、そして規制制度的措置の導入時期等の見通しを示させていただいているところでございます。GX移行債による投資促進策、そして年間数兆円規模のフィット制度等による再燃焰導入支援策、さらにはGXEATS等の規制制度的措置を組み合わせることで、民間部門の予見性向上を図りまして、民間のGX投資を引き出して まいりたいというふうに考えております。最後確認したいところだけお願いしたいんですけれども、今後は政府枠と有志枠をしっかりと明示した上で、政策を打ち出していただけるということで大丈夫ですよね。ありがとうございます。ぜひそのようにお願いしたいと思います。今お話しあった分野別ロードマップ、まさにここから議論に移りたいと思います。なんとなくGXじゃなくて、ちゃんとやるGXにしていかなければならないということで、資料をお配りをさせていただきました。ちょっと後半にわたる資料になりますが、水素、養生風力、蓄電池、これがつまり分野別ロードマップの日本版を打ち出した中で、世界各国でどういうふうに描かれているかということをまとめさせていただいた、結構気合い入れて作らせていただいた資料になります。このところから議論に移りたいと思いますが、まず水素、養生風力、蓄電池、これそのほかにも当然分野別ロードマップはあるわけですけれども、全体論から入りたいと思います。日本に特徴があります。未然、私は思うわけでして、そのうちの一点目、他国のところと日本を比べたときに、年、年です。これよく見ていただきたいんですけれども、日本で目立つその数字は2040と いうのが目立つと思いますが、他国、例えばアメリカ、イギリス、そのほか、EU、ドイツ、フランス、さまざま見ていただきたいですが、おおよそ2030を示しています。2035というところもありますが、2050と書いてある国もありますけれども、基本的には2030が書いてあって、2050が書いてあるというような仕組みになっています。これをレクでお伝えしたときに、いや、日本でも2030の数字を作っていますよと、それは温室効果ガス46%削減という目標を作っていますよと、それはわかるんです。それは全体論ですから。ただ、じゃあ、個別具体的に見ていただき2030という数字がありますかと言われると、このとおりになるのではないかというふうに思います。国際市場、グローバル市場で我々は戦っていかなくてはならないというときに、2040を示すのはいいんです。ただ、世界標準である2030をまずはベースラインに置いた上で、制度設計をすべきだというふうに思いますが、その点についてお聞かせください。
2:02:05
お答え申し上げます。先ほど申し上げました分野別投資戦略でございますが、ご指摘のとおり、民間企業にとっての予見可能性を高めて、かつ投資を引き出すという観点から、GX実現に向けた重点分野ごとに、制度的措置の見通しに加えまして、今後10年程度の目標として、国内排出削減量と官民投資額を、数字でお示しさせていただいているところでございます。GX実現に向けては、まさにエネルギー安定供給をめぐる不確実性の高まりや、経済安全保障の要請なども踏まえまして、検討を進めてまいりたいというふうに考えております。
2:02:53
端的にお答えいただきたいのですが、2030が世界の中のベースになっているわけですけれども、そのベースに対して、各項目すべて私は明記すべきだと。予見可能性を高めるといって2040ってあまりにも遠いのではないかと。2040、描くのはいいんです。描くことに否定はしません。むしろいいことだと思うんですが、世界のいわゆるグローバル市場で戦っていくときに2030があって2040があるという数字の明確な目標設定にすべきだと思うんですが、その点についてご検討いただけるか、動き出していただけるかということを伺っています。
2:03:34
先ほど少し申し上げましたが、今後10年間の見通しということで、数字は示させていただいているところでございます。一方、どのような目標設定を行うかは、個別分野の状況によって異なるところもあるため、今後具体的かつ適切に検討を進めてまいりたいと考えています。以上です。
2:03:58
しっかりとそこは2030を目途にやればいいんじゃないかなというふうに私は思いますし、これ結局グローバル市場で戦わなければいけないということを合わせて、やはりしっかりとお伝えしたいと思います。もう一つの特徴です。価格です。日本はこれだけ安くなりますよと端的に申し上げればそういうふうに書いているわけですが、各国を見たときに、それで書いている国もありますけれども、それ以上にやはり経済安全保障の観点で書かれている国が大体だというふうに思います。安全保障の観点に対する言及というのが、私は大切だというふうに思いますけれども、その点について価格で書くことはいいんです。価格で書くことは先ほどと同じです。都市と同じですけれども、いいんですけれども、ベースはやはり安全保障にあるべきだと私は思いますけれども、その点はいかがでしょうか。
2:04:52
お答え申し上げます 。まさにご指摘のとおり、エネルギー安定供給をめぐる不可欠性の高まり、そして経済安全保障の要請など、GXを取り巻く環境変化も考慮した上で、しっかり検討を進めてまいりたいというふうに考えております。
2:05:10
個別に移ります。水素、養生風力、蓄電池それぞれの特徴になります。水素に関しては、これまでも私も計算員で取り上げさせていただきましたけれども、やはり比較すると如実に出てきたなというふうに思うのが、日本は導入量、一方世界は製造量、生産量というところになります。やはり目標ラインの設定として、導入量、これも別に私は否定はしないんですけれども、ベースにあるのはやはり製造量であり生産量であるということだと思います。加えてドイツがパイプラインの目標も書いてますけれども、社会実装を主に具体的にイメージをしていくときには、パイプラインの目標設定も必要だというふうに思いますけれども、その点について動き出していただけないでしょうか。井上昌永お答え申し上げます。水素の各国の様々な 目標値は、それぞれの施策当局とかなり念入りに我々も議論してきています。ここでは申し上げにくいんですけれども、それぞれうまくいっている部分と、なかなかこういうところも今日の立て方で失敗したなとおっしゃっていられるところもございます。我々この場で水素社会推進法案を御審議いただいたおかげで、日本の企業もかなり、御指摘の国内の製造も含めて、具体的な投資活動を進めてきております。この場でもお答えいたしましたが、法律に基づく計画を各社が今検討していると、我々も前に出て一緒に検討している状況でございますので、この進捗を踏まえながら、まず国内の水素での製造目標、御指摘の点は我々としても作っていきたいというふうに考えております。またパイプラインの方も、拠点の作り方によって違いますけれども、こちらも必要性をよく見極めながら、しっかりと野心を持って、でもあまり意味のない数字にならないように、意味ある数字を考えていきたいと考えております。
2:07:06
ありがとうございます。加えて、いつも部長とも議論させていただきましたので、いつま でにというのが一歩踏み込んでいただけたら嬉しかったですけれども、でも考えていただけるというところで、これ本当に2年間ずっとやり取りしてきたことではありますけれども、導入量も大切ですが、やはり基軸は製造量、生産量であり、社会実装をイメージするためにパイプラインの目標が必要ではないかということは改めてご提案させていただきたいと思います。続いて、養生風力、見ていただければお分かりのとおり、国産審査、いわゆる国産力というのが問われています。日本も国産化比率60%は書いてあるんですが、その中身がどうなのかというところになると、うーんというところであります。そこがWTOとの関係性等々、いろいろあるのはわかりますけれども、やはり大切なのは各部品、あるいは各部品のところでどれだけの国産比率を上げれるかというところが極めて大事だと思いますが、年次ごとの各部品の国産化目標、これ明記すべきだと思いますが、いかがでしょうか。
2:08:11
お答え申し上げます。委員ご指摘のとおりですね、産業界で2040年までに国内調達比率を60%とするという目標がありますが、個別の部品ごとの目標値 は設けておりません。これは外にどこまで行っていくかという問題もございますが、我々内部では産業界とはかなり密な意見交換をしておりまして、最新の特措法に基づく各社、各事業の供給計画もしっかり拝見しております。それらを踏まえて、どこまで日本の製品が競争力ある形で入っているのかを我々は踏まえながらですね、この全体目標の実現についてフォローアップしているという状況でございまして、2040年なんですけど、直近で運転開始を始めている北海道の石川リワン振興ではすでに60%を達成しているところでございます。以上です。
2:09:06
ありがとうございます。やはりしっかりと申し上げたいのは、中での議論はもちろん大切なんですが、戦っていくのがグローバル市場なわけですから、グローバル市場との対話が本来は一番大切なのではないかというところも踏まえた上で、そして戦略的に描いていくというところだと思いますので、その点は私はむしろしっかりと打ち出していくべきではないかということを申し上げたいと思います。最後に蓄電池ですけれども、多角を見ていただくとよくわかるのが、かなり素材に注目しています。素材の調達率、そしてEUであればリサイクル、つまり都市鉱山の利活用ということになるわけですけれども、日本の場合、どうしてもここも価格に注目されてしまうというところがいいんですけれども、やはり土台ベースとすべきところは素材の調達率であり、都市鉱山の利用であるというふうに思います。この点について目標の明記していただくことはかなりませんでしょうか。
2:10:07
お答え申し上げます。まず蓄電池は、2050年のカーボンニュートラルの達成に向けて不確決な物質であり、安定供給を確保するためにサプライチェーンの強靭化を進めることは重要だと思っております。日系電池メーカー各社は、国内の物素材メーカーなど、安定的な供給が可能なサプライヤーからの物素材の調達を進めているというところでございます。他方、委員まさに御指摘のとおり、蓄電池のサプライチェーンの位置、リチウム、また、黒塩など一部の常住資源については、引き続き特定国への依存が高い状態であるということも認識しております 。このため、経済産業省として資源を有する有志国との連携を進めるとともに、日系企業による資源の確保に向けた投資を支援することで、特定国の依存客を後押ししているというところでございます。具体的に、カナダやゴーシュなどにおいて支援をしてきていると、着実にプロジェクトが進んでいると認識をしております。こういった、現在、官民が連携してサプライチェーンの強靱化に精力に取り組んでいるところでございますが、蓄電池産業の競争力を強化するためには、安定供給の確保だけでなく、価格競争力との両立が必要であろうと思っております。その適切なバランスは、各社によって異なることから、調査比率の目標を定めることについては、慎重に検討する必要があろうとも思っております。いずれにせよ、蓄電池のサプライチェーンの強靱化に向けて、経済産業省として引き続き着実に取り組んでまいりたいと思っております。(あ、あれ、あの、都市鉱山のことよろしいですか?)あ、すみません。都市鉱山の方についてもですね、これも戦略に定め、2030年までに国内のリサイクルシステムの確立を目指してきております。具体的に、ニッケルコバルト、リチウムを解捨する技術の開発とか、リサイクル事業者が国内に拠点を立つための設備投資等を支援してきております。ただ、 現在足元ではですね、まだ市中にですね、存在するリチウムイオン電池の量が少ない、こういったことからですね、今後中長期的に増えていくことが見込まれているという状況でございます。こういったことも踏まえて、再生材の減量の発生量、調達可能性、再生材の利用によって蓄電池の価格が上がる可能性等々を踏まえて、どのような目標を設定するべきかについて慎重に検討していきたいと思っております。いずれにせよ、2030年までの国内のリサイクルシステムの確立に向けて、経済産業省としても着実に取り組んでまいりたいと思います。(小島)大臣、お待たせしました。すみません。今までのこの議論の過程の中で、GX2040ビジョン、月曜日もあったと思いますけれども、やはりこうした議論をすべて複元、いわゆる含めて具体的に動いていただきたいというふうに思っています。つまり価格形成は大事だと思っていますが、基本的には安全保障の観点が極めて大事だと思いますし、水素で言えば生産量のこと、そして養生風力であれば国産、新産の部分、蓄電池であれば素材調達、そして都市鉱山、この点に対して他も議論したいんですけれども、抽出して3分野について申し上げさせていただきました。ぜひとも世界、グローバル市場で日本が勝ち抜いていくために、このための対話、そして政府の打ち出し方が求められていると思いますので、大臣どうかお願い申し上げたいと思います。
2:13:45
一昨日に開催されたGX実行会議におきましては、我が国の経済成長と脱炭素の実現を目指すGXを加速させ、産業界の投資を後押しするために、産業構造、産業立地、エネルギー、これを一体的に議論してGX2040ビジョンとしてまとめる、そういう方向性についてお示しをしている記者の皆様からご理解いただいたところであります。今回の議論は、まさに国家間の産業競争力をめぐる攻め合い、これが激しくなる中で、2040年頃の日本の将来の産業構造、さらには稼ぎ方はどうあるべきかなど、私はこの国の未来にとって極めて重要なものと受け止めておりまして、緊張感を持って議論を進めていきたいと思っています。今後のGXを進める上での重要なポイントは、産業革命以来の化石エネルギー中心の社会構造を脱炭素エネルギー中心のものに変えていくということであろうと思っています。ところが一方で、例えばAIの進展による電力需要の増加がどの程度になるんだろうか、あるいは水素を利用した製鉄プロセスがどの程度のスピードで社会実装するかなど、脱炭素エネルギーへの転換というのは、実は需要面、技術面での不確立性が高い中で進めていかなくてはいけないという大変難しい課題であります。これはもちろん他国も同様に抱えているわけであります。新たに作成するビジョンでは、各国の動向を冷静に見極めつつ、日本の技術が世界の脱炭素を牽引していけるような姿をぜひ変えていきたいと思っています。ババア、雄一さん。 (雄一)大臣、ありがとうございます。まさに日本企業が世界を牽引していくためにも、まずは世界標準の、いわゆる世界各国と比較してもやはり劣らない、むしろリードしているんだという目標設定が私は必要だと思い、この資料を作らせていただきました。どうか参考にしていただきながら、GX2040、2040ビジョン、実りあるものにしていただきたいと思っています。加えて、最近なんとなくGXみたいなところも言われてしまうかねないところもありまして、GXが大事だと言けば行くほど、いろいろな分野でGXなんか使えばなんか儲かるんじゃないかとか、そういう話になってきてしまっていますので、なんとなくGXに対して政府がある程度注意をしていく、やっぱりGXはこうだというふうに再定義していくということも私は大切だと思っていますので、その点について盛り込んでいただけたら幸いでございます。続いて、時間の関係上、結構ギリギリになり始めていますが、先ほど確認した民間投資とは有志であるというところ、そして企業投資であるということを確認いたしましたが、やはり市場を形成していくために は、補助金だけではなくて、いかにして有志を広げていけるかが肝になるというふうに思います。この点、世界の政策を見たときに一つ参考になったのがEUのグリーンディール投資計画でした。これ、いいか悪いかは別とします。ただ、その中にある復興レジリエンスファシリティというその政策の中には、補助金枠と有志枠を並列で、同じ額でしっかりと明記し、動かしている政策がありました。ただ、有志枠は利用割合があまりかんぱしくなくて、結構、如実に難しいというところのレポート分析もありましたが、ただ、国の描く方向性として、やはり補助金だけじゃなくて、最終的には有志なんだと。だから、有志をしっかりと、むしろ打ち出した政策を作っていくということは、私は評価すべきだと思っています。この財政の市場化策というところも、求められている中で、今後出していく政策の中に、民間投資というのは、何らかいろいろな表現ができてしまうところもあると思いますから、有志枠というのをしっかりと明記した打ち出し方を、経済産業省に私はお願いしたいと思いますが、大臣いかがでしょうか。
2:17:53
GXの実現には、ご指摘のよう に、私はEUと同様に、民間金融機関による積極的なファイナンス等によって、官民のGX投資を実現していくということが重要でありまして、私は有志の果たす役割が大きいのではないかと思っています。GX技術の社会実装には、不確実性が強い場合が確かにあります。そういう場合は、民間金融機関がリスクを追い切れないケースもあると思うんですね。このため、本年7月に業務を開始する予定のGX推進機構では、債務保障等の金融支援を通じて、こうしたリスクを補完する、こういう施策によって、民間金融機関による有志を引き出していくことも可能になるのではないかと考えています。さらに、排出作業が困難な産業の脱炭素化に必要となる資金供給を行うトランジッションファイナンスの促進も重要だと考えておりまして、政府では、国際的な基準と整合するクライマイト・トランジッションファイナンスに関する基本指針の策定や、鉄、化学等の他排出分野における技術ロードマップを策定することで、トランジッションに係る資金供給のための環境整備を実施したところでもございます。その結果、この3年間で民間による有志や債権発行は、1.6兆円を突破してきているという実情にあります。引き続き、民間有志を引き出すための取組を実施することで、GX実現に必要な150兆円超の官民投資を実現していきたいと考えています。
2:19:35
大臣、ありがとうございます。まさにご指摘の点、ぜひお願い申し上げたいと思いますし、最終的には有志なんだと。ただ、一方で金融機関も、いやいやそこまで有志、まだまだリスク取れないよというところも実際あるわけですし、そこで金融機関さんとの対話、そして民間企業との真剣勝負の対話というところに、最終的に目標の設定をした上で、その部分を最初民間の130兆をどうやって取っていくんですかというところもありましたけれども、その数字をしっかりと追っていく中で、分析をしていただきたいということを改めて申し上げたいと思います。最後、ペロブツ海都に行きたいと思いますが、日本がまさに技術の産みの親であり、安い、薄い、軽いというところで、あらゆる形状に曲げられ、さらに発電効率も良く、リサイクルのところもかなり可能性が高いと、まさにこれからの太陽光、あ、安い、薄い、軽いです。上手いではないです。来年にはですね、事業の商業可能性がかなり高い。これ本当にみんなで応援していきたいというふうに思っていますし、ここはご期待したいというふうに思います。今回伺いたいのは 、評価、技能の評価方法です。国際標準規格だと、これから整備していくというふうに思っていますが、産みの親としてのやはりプライドを持たなければいけないと思いますし、開発国としての、やはり日本がこの話題をリードしていく、そのための環境整備が私は必要だと思っています。今の現状と、そして今後の課題のところも含めてですね、今後の展望についてもぜひ大臣から、一押しいただけたらと思います。
2:21:11
まさにご指摘のとおり、ペロブス海と太陽電池について、国内での実用化に加えまして、今後海外での展開を進めていかなくてはなりません。そのためには国際標準の策定が重要になります。こうした問題意識のもとで、経産省といたしましては、G7エネルギー大臣会合におきまして、ペロブス海との国際標準化の推進について合意をするなど、有志国の間での協調関係の構築に向けた取り組みを進めてきています。そして同時に、米国や欧州の研究機関との企画策定に向けた連携を含め、グリーンイノベーション基金を活用して、本年3月から開始された三相研などの関係者によります、太陽電池の性能評価に関する標準企画の検討の取り組み、こういったものは踏襲していきたいと考えています。私は今後、ペロブス海と太陽電池に関する国際標準分野で、日本がしっかりと世界をリードしていかなくてはいけないと強く思っていますので、しっかり取り組んでいきたいと思います。
2:22:16
(ババ)大臣、ありがとうございます。そして、経産省の皆様方もありがとうございます。ぜひとも本日の議論を何か参考にしていただきながら、GX2040ビジョンが実りあるものになっていただきたいと思いますし、最後やはり申し上げたいのは、補助金を出すことに目的があるわけじゃなくて、市場を形成することに意義があるということ、そして民間企業が挑戦したいというふうに思えるぐらい、国益に資する明確な戦略を経産省が打ち出していくということに、私は価値があるというふうに思っています。ぜひともやり遂げていただく、成し遂げていただくことをご期待申し上げ、最後にお願いして質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
2:23:33
ありがとうございます。立憲民主党の新井豊でございます。今日はたくさんの方に一番質疑で、経産委員会にお越しいただきましてありがとうございます。冒頭に伺いたいのが、先ほど公明党の中山先生もご質問されていました、奨学金の企業の代理返還のことになります。少しでもこのことについて、多くの方に、特に経産委員会の先生方も含めて、ぜひお話を聞いていただければと思っております。先ほどご質問もありましたが、企業の代理返還というものが、文科省、JASTOという、日本支援学生機構という、奨学金を貸し付けている、割と公的な団体が行ってきておりまして、これによって、つまり学生が自ら返さなくても、雇用した会社が奨学金を肩代わりする制度というものが、進んでいるわけです。先ほども中山先生からの質問がありましたが、なかなか進んでい ない現状もあるんじゃないかと思いますが、まずは文科省として、どういうふうにそれを受け取っているのか、お答えいただけますでしょうか。
2:24:45
委員にお答えさせていただきます。企業等による、太陽型の奨学金の代理返還につきましては、日本学生支援機構におきまして、各企業等から送金を直接受け付けているところでございまして、令和3年4月の制度開始直後、65社の登録だけでございましたが、令和6年4月末時点では、1948社から登録をいただいているところでございます。また企業等における代理返還によりまして、支援を受けた人数、令和3年は813人でございましたが、令和5年度におきましては、4477人というふうになっているところでございます。本年度は、奨学金の返還の負担軽減の一つの方策として、重要であるというふうに考えておりまして、文部科学省といたしましては、これまでも本制度を利用した場合の税制上のメリットなども含め、大学の就職支援担当課や中小企業に対して、情報提供を行ってきたところでございます。引き続き、経済産業省とも連携をさせていただきながら、周知・広報を行い、より一層の利用拡大に努めてまいりたいというふうに思います。以上でございます。
2:25:59
ありがとうございました。僕も以前は文部科学院会でしたので、そのときにもこの質問をさせていただきました。といいますのも、僕はもともと国会議員をやる前に高校の校長をやっていまして、そのときに、やはり生徒たちが高校生に対して、学校側は極めて善意な気持ちで、こういう奨学金があるから、奨学金を持って大学に行くことができるよという、そういう 進路指導を、本当に善意な気持ちで行っています。JASSO、日本学生支援機構のこの奨学金には2通りパターンがありまして、一種、二種、つまり利子がつくものとつかないものというものがあるんですよね。大よそ利子がつくものに関して、利子がつくつかないで、大よそ利子がつかないものを借りている学生が大体4割、利子がつくものを借りている学生が6割だというふうに、大体受け取っていただいていいかと思います。つまり半分以上の学生は利子がついているもの。ただ、この利子そのものは0.36%ぐらいで、決して高くはないものではございます。今日お配りした資料、これは週刊誌から取った去年の10月の資料のことではありますが、まさにこのことについて、触れた、極めて好意的に取り扱っている記事でございます。その中でも、こういう社員の奨学金を肩代わりで、一線車コスト、人材確保に向けて新たな一手なんだということを、週刊誌のビジネス紙で取り上げていて、ぜひもっとこういうのを押し上げていこうよという話があるわけですが、まずちょっとご覧いただきたいのが、ちょうど数字で丸5というふうに書いてあるところの赤線を引っ張っ てあるんですが、そこの線を引っ張り切れなかったので、上のところの最初の段落に、学生の半数が奨学金受給という見出しがあるかと思うんですね。丸5と数字を書いた上のところに大見出しになっているかと思います。つまり、今、日本全国の大学生の約半分が奨学金を借りているんだということですね。そして、ジャストが全てではないんですが、そのおおよそ、先ほど申し上げたような、4割の学生は無利子、借りたお金をまま返しますが、6割の学生は有利子を返しているんだということ。そして、丸5のところをちょっとお読みいただきたいんですが、足元の学生1人当たりの平均借入額は300万円程度、平均の関西年度は約15年となっているということになっています。つまり、22歳で大学生が主に借りていますが、専門学生ももちろんいらっしゃいます。でも、22歳で借りると、おおよそ30代フルフルまで、つまり40代ぐらいまでは、この奨学金を返していくという生活が続いていくという、そんな現状なんです。だからこそ、この奨学金の問題というのは常々ありまして、日本学生支援機 構、文科省もこういう仕組みをやはり導入するべきだ、実は昨日レックを受けていたときにも、文科省の担当の人も、実は僕も借りていました。そんなお話もあって、役所もちろん、人たちだって借りている人は、おそらく半分ぐらいはいる、そんな現状があるわけです。そういう状況、これもう少し細かく見ていくと、先ほど本当に中野先生からいろいろお話をいただいたので、僕もその間に少し調べました。おおよそ300万円を借りたら、1年間に返す金額は、約18万2千4百円、ごめんなさい、毎月返す金額は、第2種、お金を、利子がある方だと1万5千2百円を、毎月だいたい返済金として払っているわけですね。1万5千2百円。これ1年間になりますと、18万2千4百円というふうになるわけです。つまり、今厚労省が発表している賃金構造基本統計調査によると、30代前半の男性の正規職員の賃金というのは、今307万円というふうに言われているそうです。これの中で、先ほど申し上げた1年間に、この奨学金の返済だけで返す金額というのを割り返しますと、5.9%という数字になります。つまり、307万円収入を得た中の、5.9%を奨学金の返済に当てているという形になるわけです。これを非正規の男性で同じ年で見ると、7.6%。やはり少し高いわけですね。女性の正職員でいうと、6.7%を奨学金の返済に当てている。そして女性の非正規の方でいうと、8.6%をこの奨学金の返済に当てているという、そんな状況です。僕も通常国会から経済産業委員会になりましたが、この経済委員会では、ずっと賃金をどうやってあげるかという話をまさにずっとしていて、さまざまな取り組みもされている中、ただ、なかなか実質賃金ベースでは、なかなか賃金が上がっていなくて、去年に比べたら2.5%減っている、こういうことも厚労省から毎月勤労統計調査に出ているわけですが、実質賃金は下がっている。ただ、この奨学金の返済に関しては、当然減ることはなく、逆に負担率は重くなっているはずじゃないかというふうに、そういう厳しい状況があるということを、ぜひ文科省、当然御存じだと思うんで すが、経済委員会の皆様方にもどうぞお知りおきいただきたい。そういう仕組みの中で、状況の中で、今回の代理返還制度があるわけです。①と②、ぜひお時間、この先ほどの資料の中で、①と②ということで書いたところも、ぜひお読みいただければと思いますが、特に②の部分、先ほど中山先生もお話しさせていただきましたし、答弁でもありましたが、まさに今回の返還金は、企業が肩代わりした分に関しては、会社は損金参入もできますし、またこれは、経産省が頑張ってやっている、賃上げ促進税制の対象にもなりますので、法人税としても考慮されるという形になるんですよね。そういった意味では、非常にいいメリットしかない仕組みであります。もう一つだけ、④のところですね。この制度を使うと、長く勤めることに寄与している、そんな企業の答えもあるわけです。誰にとってもいい話だと思いますが、それに比べると、前回の本案の審議では、日本には約360万の中小企業、会社があるという議論をしていた中で、これだけコロナ禍から対応された政策で、それでも2,000社ぐらいにしか、過ぎないところにしか、これが導入されていないのかというのは、どうしてなんだろうというのが、文科省も頑張っているんだと思う。文科委員会でも聞いてきましたから。やはりここは経済産業省が、もっともっと力を挙げて、かつ、我々、特に経済委員会の国会議員は、自分の地元の、例えば企業とか、経営者の人たちに、こういうものがあるんだという制度を、ちゃんと伝えることは必要なんじゃないかと思うんですが、ぜひ、まずは文科省からも、そこへの思いを、もうちょっとお伝えいただきたいと思って、すいません。
2:33:30
委員が御指摘のとおり、大変いい制度でございまして、私ども、本当に啓発に、もっともっと尽力していきたいところでございまして、実は文科省としても、各企業を回って、経団連などにも、お話をさせていただいているところでございますが、さらに経済産業省と連携を進めてまいりまして、しっかりと、この利用拡大に努めてまいりたいというふうに思います。また、御指導をよろしくお願いいたします。
2:33:59
この制度が広まっていくことに関しては、努力を惜しみません。昨日も文科省の方と、いろいろ話をしていました。こちらの資料にも、グラフが出ていて、何件というふうに、日本全国で何件ということで、例えば、自治体ごとだとどうなんですか、というふうに伺ったら、一応、公表はしていないんです、表には出していませんが、当然、数字の積み上げですからありますということなんですね。これは僕の想像ですけれども、結構地域差もあるんだというふうに思っておりますし、多分、先生方のご地元でも、思ったより少ないなというか、自分が もうちょっと声をかけたら、すぐ10倍とか100倍ぐらいになるんじゃないかという感じになっているんだと思うんです。そして、文部科学省からすると、企業というのは、軽断連に見えるかもしれませんが、実質は、例えば、もちろん選挙をやっている身だとよくお分かりのように、商工会議所や、例えば青年会議所や、中小企業家同友会とか、地域で、それぞれ頑張っている組織もございますし、先ほどの経産省の答弁では、よろず支援拠点とか、いろいろな経産省の直接のところでやりますというお話がありましたけれども、もう少し、各それぞれが、そういった会頭であり会長であるというふうに、こういう正しい情報を持っていて、そんなに難しい仕組みじゃないはずなので、やっていってくださいというふうに言えば、僕はもっと広がっていく、そういったものを、もう少しKPIを設けて、政府として進めていっていいんじゃないかというふうに思うんですが、ここで、斉藤大臣、ぜひ経産省として、これは確かに経産省そのものの政策ではないのかもしれませんが、でも、これ予算は、伺いましたけれども、予算的な措置は必要ないものだというふうに聞いていますので、別に上限が設けられているわけではないんですね。ぜ ひ、こういった今日配りしたような記事とかを、ぜひいろんな方とかにもお見せいただいたり、資料とかですね、文科省が作っているものもありますので、ぜひいろんな経済団体とかにですね、もしくはご地元や、お話しいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
2:36:04
あの、制度的に企業にどんなメリットがあるかって話は、もうすでに行われていますので、私からは繰り返ししませんが、まあ、私もこれ、大変いい制度じゃないかなというふうに思っています。で、まあ、今、あの、うかがっててですね、まあ、考えついたんですけど、これをその、学生のための支援ではなくてですね、人材確保策の一つだという切り口で、人材対策の中に、こう、組み込んでいくということもありなのかなと、その外国人どうするかということの中にね、学生を取りやすくなりますみたいなことで、そういう位置づけでPRをしていくということもありかなというふうに思いました。まあ、いずれにしても、経済産業省が持っている組織、団体、いろいろありますので、こういうところでの周知に勤めるとともにですね、人材確保策だということで、少し強調をしていくことについてちょっと考えていきたいと思っています。はい。
2:37:02
ありがとうございます。あの、本当に商工会議所の、例えば、あの、理事会社というんですかね、あの、会頭の会社だったり、あの、まあ、この、今まで全体で、あの、1000件ぐらいですから、本当に思ったより多くの会社が、この、あの、あれをしてないんですけども、あの、しない理由っていうのはほとんどないんだと思うんです。もちろん、学生が来るかどうかっていうのは、それがそれぞれの個々の企業のですね、あの、採用努力ですけども、ですから、あの、半分以上の学生は奨学金を借りているわけです。で、それを会社にと ってはですね、あの、代わりに返していく。それ、当然、なので15年ぐらい、あの、かかっていく人たちもいるわけですから、少なくともそういった会社に長く勤めようというですね、そういう学生が出てくるんだというふうに思いますので、これはまさに人材確保の観点から、そして、特に地域の、あの、中小企業とか、あの、さ、頑張っている会社にとってはものすごい重要な施策だと思いますので、あの、そういう、え、キーな政策として、あの、進めていただきたいというふうに思います。あの、え、副大臣本当にありがとうございます。どうぞよろしくお願い、あの、ぜひ、文科委員会の方でもですね、あの、よ、頑張っていただければと思っております。よろしくお願いします。はい、えっと、それでは、あの、続いて、え、DXの推進の観点からですね、今度は、あの、え、法務省、え、法務副大臣に、え、お伺いしたいというふうに思います。実は、あの、え、先日、あの、え、日弁連、ま、北海道のですね、あの、弁護士の、あの、皆さんから、いろいろお話を伺っていた際に、え、遠距離接見のお話をですね、で、ま、あの、大変なんだということを、え、お話を伺いました。あの、と申しますのも、今、あの、北海道は、あの、国土の22%を、あの、占めている大変広いところですが、あの、この、え、公地署がですね、ま、つまり、あの、逮捕された人が最初に入る、あの、公地署が、今、どんどん地方からなくなっていって、札幌に、あの、集約されているという、そういうお話でございました。あの、例えば、それこそ、山岡先生の、あの、え、いらっしゃる、え、戸間小前からもですね、あの、公地署がなくなったので、ま、札幌に行かなければいけないという、そういうふうに伺っています。ま、そうすると、特に、国宣弁護士の方の場合には、当然、札幌まで行ってですね、あの、その、え、被疑者の方と打ち合わせ、もしくは、あの、え、いろんな、え、話をされるんだと思いますが、ま、これが、オンラインが許されていないので、毎回その、え、ま、足で行かなければいけない、自分で運転していかなければいけないという、そういうことです。あの、北海道の、あの、で、僕もこう仕事をしていた、感じますのは、あの、例えば、戸間小前と札幌っていうのは、おおよそ車で1時間だという感覚なんですけど、でもこれ、冬、雪が降るとですね、ほぼ倍の時間をみんな見るんですよね。ま、約2時間ぐらいかかるだろうというふうに、そんなふうに思うぐらい、あの、移動にかかる、え、コストと、そしてリスクというものが、え、内在する形になります。あの、これ、どうして、あの、遠距離石鹸にですね、まさにDXを推進していく中で、このオンラインによる石鹸というものが、あの、許されていないのか、え、お答え、教えていただけますでしょうか。
2:40:05
お答えいたします。刑事訴訟法第39条1項に規定する石鹸につきましては、被疑者、被告人が収容されている刑事施設に弁護人等が赴いた上で、対面で行われるものと解釈されておりまして、いわゆるオンライン石鹸というのは、同行の石鹸には含まれていないというふうに解釈されているところでございます。ま、オンライン石鹸、刑事訴訟法上の権利という位置づけではないものの、実務的な運用の措置として従来から一部の地域においては、検察庁や法テラスと法事書等の間のオンラインによる外部交通を実施してきたところではありますが、現在、弾力的にその実施を拡大していくべく、関係機関及び日米連等の間で協議を進めているところでございます。今後とも関係機関と連携しつつ、スピード感を持ってその取り組みを進めてまいる所存でございます。
2:41:01
ありがとうございます。実はこの弁護士の先生方とお話を伺っていた際に、実は数年前に、まさにトマコ前の弁護士の先生が、若い当時38歳の弁護士の先生が交通事故で亡くなっているのですが、これも遠距離接近で札幌に行く際に事故に遭ったという話を、女性の弁護士先生だというふうに伺っております。こういうリスクが、つまり、それぞれの先生方の、弁護士の方々の仕事上の課題にもつながっているのだなというふうに感じております。電話による遠距離接近というのは、やっているところが少しずつ出てきたりとか、それぞれ地域差があるようには伺っていますが、特に北海道の場合には本当に広い国土で、かつ札幌にどうしても集中しがちなものですから、ぜひオンラインによる遠距離接近というものがスムーズに進んでいくようお願いしたいと思っております。国も挙げてデジタル化というのを取り組んでいるところでもありますので、どうぞよろしくお願いいたします。今日は本当にお忙しい中、お時間いただきましてありがとうございました。3つ目について、次はライドシェアのことについてお伺いしたいと思っております。私も超党派のライドシェア勉強会の事務局長という形で、この間、去年の秋から大変いろいろと議論がある中でさせていただいておりまして、改めてこういった政策をつくっていくことの難しさと、そして大切さ、この4月からタクシー会社によるライドシェアが解禁されておりますので進んでおります。私の地元の札幌でも、おそらく今月中にはライドシェアの車が走ることになりますので、期待をしているところでもありますが、一方、 ライドシェアの現状に関しましては、既存の法律の範囲内でタクシー会社が運営する、もしくは自治体が運営するという形でやっておりますが、もともと、例えば私たちの勉強会をする時からも、進歩をつくるかどうかという議論に関しては、勉強会でもずっと議論が白昼しているところではございますが、ただ、今回、今、僕自身もこの政策をつくるところに関わっていて感じるのは、4月から始まったばかりのところに、今年の秋に進歩をつくるみたいな、そういう報道が時々なされるわけですが、秋にそもそもライドシェアがまだスタートして、数ヶ月しかないときに、さらに次の方に行く必要というのは本当にあるのかというのは、僕も事務局長みたいな立場ながら、大変、実は疑問にも思っています。これはそれぞれの政党の各会派で議論のあるところではありますが、でも、これもまたDXにまつわる話でもありますし、規制緩和でもあり、タクシー会社は国土交通省の所管かもしれませんが、同時に経済産業省も一つの会社として向き合っていると思いますので、このライドシェアは本当に進歩が必要なのか、僕は必要ないんじゃないかと思っているのですが、そこのところの国交省としての見解を教えていただければと思います。
2:44:25
エアラインにお答えいたします。ご指摘のとおり、自家用車活用事業を国庫省としても進めておりますけれども、4月8日から東京都、京都で運行が開始されまして、今現在、その後、横浜、名古屋、軽井沢等でも運行が開始されているところでございます。そして各地域におけるタクシーの数と乗りたい方のマッチング率でありますけれども、タクシードライバーの増加、タクシードライバーとか増加をしてきているということもありますし、また、昨年の10月から12月のデータと比較しまして、概ね改善をしてきているところでありまして、そういった点では、この4月からしております自家用車活用事業ですけれども、こちらは、荷台手の確保や移動の足不 足の対策として一定の成果を上げているのではないかというふうに認識をしているところであります。一方、委員にご指摘をいただきました、新報の件でありますけれども、度々6月に向けまして、いわゆる来年新報の必要性の議論について、国庫省としても論点整理を今丁寧に進めているところでございます。ただ、6月までに結論を得るというふうに決まっているわけではございません。国土交通省といたしましては、今後も歯医者アプリ等のデータを検証しながら、地域の移動の足不足回数の状況を確認して、制度の改善に向けて普段の検証を行うことが重要だというふうに考えております。
2:45:44
ありがとうございます。同じように感じてはいるんですが、時々新聞を見ていると、岸田総理が秋までにみたいな話をされている、いろんな規制改革委員会とかで、岸田総理が話し ているみたいな感じの新聞記事を拝見すると、ちょっとそこまでいくと、本当に今一生懸命頑張って新しい取り組みをしている、事業者やもしくはドライバーの皆さんだったり、制度設計をしているそれぞれの役所や自治体の皆さんにとっても、これをどうやって進めていったらいいのかということを、大変難しい感じでやらなかった方がいいんじゃないかと思ってしまうのではないかという、大変僕は懸念を感じているんですけれども、その辺の国交省と総理が、標則は合っているのかどうかというのは、いかがなんでしょうか。
2:46:45
標則は合わせてきておりますし、繰り返しになりますけれども、進歩をつくるということは決まっているわけではございませんし、6月に向けて今は論点整理を丁寧に進めさせていただいているということで、ご理解いただけれ ばと思います。
2:47:00
ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。超党派でしっかりとですね、僕もいろいろと特に労働組合の皆さんから大変心配されていてですね、本当に大丈夫なのかというふうによくご質問もいただきますし、本当に安心安全で、タクシーのドライバーの既存のタクシーにとっても、ライドシェアにとってもですね、必要な政策にしていきたいというふうに思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。こういう中でやっぱりやっていて感じるのは、規制緩和をする案件というのは本当に難しいんだなというふうに感じていまして、やはり既存の事業者の方々にとっても脅威になりすぎたらですね、これちょっと緩めすぎると一気にタクシー会社が日本からなくなる可能性もたくさんありますし、日本が積み上げてきたタクシーのエクセレンシーというか、サービスレベルの高さをですね、どう維持しながら続けていくのかという意味では、規制緩和は大変難しいんだなというふうに思いながらやっております。経産省は直接の所管ではないとは思うんですが、でもこのライドシェアというのをデジタル化が進展するとともにですね、世界で出てきた新しいサービスだというふうに思っています。波に遅れすぎてはいけないし、でも日本の現状の状況もですね、よく踏まえた上で進めていくべきだというふうに私は思ってやっているんですが、斉藤大臣の所管だけ伺えればと思います。
2:48:18
私も小泉信二さんに言われて、超党派のライドシェアの勉強会に大臣就任する前は顔を出していたんですが、大臣としてのご答弁をいたしますと、ライドシェアは地域交通の担い手不足への対応ですとか、地域における移 動難視の確保といった社会課題の解決につながる手段として、その導入に向けた丁寧な検討が進められていると認識していますし、こうした中でライドシェアの一つの形態であります、自家用車活用事業については、既に7月から新たな制度が開始をされていると承知しています。ライドシェアを含むシェアリングエコノミーの推進というものは、社会課題の解決にとどまらず、新たな技術の社会実装やビジネスモデルのイノベーションを通じて、日本経済の活性化につながっていくものだと認識しています。経済産業省としては、AIやIoTを活用し、利用者の予約に応じて運行する交通サービス等の実証事業を支援しているところであり、引き続き、新たなモビリティサービスの実現に向けた取組を推進してまいりたいと考えています。ただ、その際には、今、国交省が自家用車活用事業の利用状況を調査をしていると承知しておりますので、経済産業省としても、その状況をよく注視した上で取組を進めていきたいと考えています。
2:49:49
ありがとうございます。これは結局、ライドシェアの問題だけではなくて、本当に地方の公共交通のバスや電車といった問題にも大きくつながることだと思います。その中で時間がなくなってきましたので、手短に伺いますが、自動運転をこういったタクシーの経営者たちも、ものすごく関心を持って、先日も知り合いのタクシーの経営者たちが、中国のベンチャー企業、スタートアップの会社のところに行って、自動運転のシステムを見てきたら、あまりにも驚いたという話をしていました。トヨタが出資している会社ではあるのですが、まさにこの会社のシステムを入れたレクサスに乗ったら、本当に人が運転するのと同じレベル感でやっているんだなというのを、若いタクシー経営者すら感じたという、日本ではまだ当然法律的に乗ることができませんけれども、でもそれだけ世界の自動運転というのが進んでいるということ に、本当に驚いたというふうに言って帰ってきたわけです。自動運転に対して、日本は国としてどういうふうに向き合っていくのか、お答えいただけますでしょうか。経産大臣で。
2:50:56
自動運転による移動サービス、この実現は、地域公共交通のドライバー不足解消ですとか、そういった社会課題の解決手段という点に加えまして、より付加価値の高い製品サービスを創出するという、自動車産業の国際競争力強化の観点からも重要だと認識をしています。こうした新たなサービスには、ロボットタクシーやバス型など、さまざまな形態が想定されるわけでありますが、地域のニーズや特性等に応じて最適なサービスが異なっているという実態もありますし、また費用収入構造も異なるという、さまざまな実態があります 。他国でもビジネスモデルの確立の途上であると認識していますが、早期にこうしたビジネスモデルを確立していくということは、さまざまな社会課題の解決に加えて、世界市場の獲得に当たっても鍵になると考えていますので、経済産業省といたしましては、関係省庁と連携しながら、自動運転システムの研究開発から社会実装まで一貫して取り組む官民プロジェクト、それから商用サービスの実現に向けた円滑な許認可取得のための関係省庁による会議体でありますレベル4モビリティ・アクセラレーション・コミッティの立ち上げ運営、こういったことに取り組んでいるところであります。これらの成果を統合していくことで、さまざまな形態のビジネスモデルの確立、さらには海外市場の獲得につなげていきたいと考えています。引き続き、官民連携のハブの機能を担いながら、これらの取り組みを一体として進めて、湾区における自動運転による移動サービスの早期の社会実装に取り組んでいきたいと考えています。新井豊さん、ありがとうございました。最後にもう時間もありですので、この仕事 をしていますと、いろんな各地の公務員の労働組合の皆さんと意見交換する機会がございます。先日も、北海道の地域で一生懸命頑張っている若い20代の若い公務員の皆さんと意見交換しているときに言われましたのが、今、エネルギー代の口頭で、例えば通勤手当とか、北海道では管理地手当というものがあるのですが、こういったものが全く変わらずに、まさにこれも公務員の給料もなかなか上がらない中、こういった手当が上がらなくて本当に苦しい生活なんですということを切々とおっしゃられた方々がいて、これは本当に僕も苦しい思いで伺ってはいたのですが、こういった、最後に伺いますけれども、公務員の通勤手当や管理地手当というものは上がらないのでしょうかということを最後に人事院に伺えればと思います。
2:53:37
申し出しの時間が過ぎておりますので、簡潔な答弁でお願いいたします。