1:05
決裁委員会ただいまから決裁委員会を開会いたします。委員の異動についてご報告いたします。昨日までに、伊藤孝恵君、柴田匠君、加田佑久君、田村真美君、山田太郎君、山本幸子君、石垣のりこ君、上智子君、和田正宗君、里見隆二君及び小勝陰君が委員を辞任され、その補欠として、和歌松金重君、羽賀満晃君、岩本強人君、豊田俊朗君、畑二朗君、木村佳子君、井久稲明子君、宮崎雅宏君、柳瀬裕文君、藤巻武志君及び小川幸人君が選任されました。また、本日、木村佳子君が委員を辞任され、その補欠として、岩渕智君が選任されました。令和4年度決算ほか2件を議題といたします。本日は、財務省、経済産業省、金融庁、株式会社日本政策金融広報及び株式会社国際協力銀行の決算について審査を行います。これより、質疑に入ります。質疑のある方は、順次、ご発言願います。
2:29
自由民主党の太田夫妻でございます。本日は、質問の機会をいただきまして、誠にありがとうございます。早速、質問に入らせていただきます。まずは、最近の為替相場、鈴木財務大臣にお伺いをしたいと思います。先月29日、1ドル160円という円安が午前中に付けまして、午後には、それよりも6円円高方向に動くという、いわば乱高下がございました。その日のうちに、神田財務官が立ち入れ工を行われまして、当機による激しい異常ともいえる変動が国民経済にもたらす悪影響には、看過しがたいものがあるとして、24時間365日、平時であっても対応できる準備をしているというふうに述べられておられまして、その後、連休中も、そして今も、そのような姿勢で臨んでおられるようにお見受けしております。先ほど調べましたら、今の円相場は、153円94セントということでございまして、基調としては円安ということだと思います。一方で、春冬の方ですけれども、連合が発表しました4月18日の第4回の集計では、5.20%という賃上げが高い水準で実現をすることになりますが、もし円安によって輸入物価が上がるということにでもなれば 、国民の負担感は増して、家計の実質的な購買力は増えないということになります。特に最近は中等情勢が緊迫していますので、現有価格の値上がりや、それに伴う物価の上昇が大変心配されています。政府は従来から、為替相場についてのコメントはしないスタンスというのは、よく承知はしておりますけれども、鈴木大臣は少し前に、マイナス面の懸念を持っているとも発言されていました。為替相場の動きについて、改めまして、鈴木大臣の方から御認識と御方針をお伺いできればと思います。足元の為替相場の動向につきましては、具体的に申し上げることは控えなければならないと思っております。それは市場に不足の影響を与えてはならないということであります。為替相場はファンダメンタラズを反映して、安定的に推移することが重要であって、過度な変動は望ましくないものと考えております。太田先生から御指摘がありました通り、円安にはプラスの面もあればマイナスの面もありますけれども、今は何といっても物価高騰の対応というものが一番重要なことであると思っております。日本はエネルギー、食料、海外からの輸入に頼っておりますし、ほとんどドル建てで輸入をしておりますので、円安が輸入物価に大きな影響を与えるということで、御指摘のようにマイナス面の影響というものに強い懸念を持っているところであります。政府といたしましては引き続き、為替市場の動向をしっかりと注視をして万全の対応を行ってまいりたいと考えております。現下の局面でこれ以上申し上げることができないことにつきましては、御理解を賜りたいと思います。大臣に入り必要なときには、断固たる措置をとっていただいて、ぜひとも、かわせ相場が実体経済や国民生活に悪影響を与えないようにということをお願いしておきたいと思います。また同時に、これは経団連の会長もおっしゃっていますけれども、根本的なところは強い日本経済をつくるということ。これが一番重要だと私は思います。そこで、その経済についていくつか、経産大臣にお伺いをしたいのですが、経産大臣、斉藤経産大臣は、さきの日米首脳会談にも総理に同行をされました。そして、もちろん一番大事なことは、日米間の強固な友好信頼関係を再確認するということであったわけですけれども、安全保障や防衛協力の一層の強化について合意をされたほか、経済面でも、半導体、生成AI、量子コンピューターなどの先端技術分野において、競争力強化のための具体的な協力内容を合意されたと聞 いております。特に、GXエネルギー分野、私は副大臣時代に大変諸懸命やったものですから、そこに光を当ててご質問したいと思うんですけれども、我が国のGX推進戦略と、米国のIRAインフレ製法との協調に向けた閣僚級の対話の立ち上げも合意をされたと聞きました。我が国では、昨年策定をされました「GX実現に向けた基本方針」に沿いまして、今後、更なる再稼働の推進、そして次世代革新度の開発・建設を進めていくことになりますけれども、原子力分野の研究開発で重要なことは、やはり私は国際的な共同研究だろうと思います。この点について、私も副大臣在任中にいくつかのお仕事をさせていただきました。例えば、IAEA主催の「21世紀の原子力エネルギーに関する国際閣僚会議」、2022年10月でしたけれども、これに参加をさせていただいて、GX実現に向けた原子力の重要性を指摘させていただくとともに、日本が有する産業基盤、要素技術はかなりのものを我々の方が持っているわけですから、その蓄積を生かして、世界における原子力の活用拡大に向けて、もちろん、安全が前提ですけれども、積極的に貢献していく意思というものも表明をさせていただいたところです。日米産業界による原子力産業対話というのにも参加をさせていただきました。原子力の活用を進める上では、日米両国がお互い強みを生かしながら連携をして、信頼性の高いサプライチェーンの維持・強化を図っていくことが大変重要になっていると思います。日米双方の産業界に直接お訴えをする機会がございましたので、原子力産業協会と米国の原子力エネルギー協会との間で合意をされました「未来の原子力に向けた日米産業界共同声明」の署名にも立ち会わせていただきました。その他、米国で次世代革新路について積極的な役割を果たそうとしているテラパワー社のビル・ゲイツさんが会長です。ここにもお伺いをいたしまして、日本との協力・強化に向けた働きかけも行わせていただきました。これまでの日米間の国際連携、まだ庁に就いたばかりであるとは思いますけれども、これについての大臣のご認識と、今後どのように展開すべきか、同志国間まで含めて国際連携をどう深めていくべきか、齋藤大臣のご見解をお伺いしたいと思います。まず、太田委員が、経産副大臣時代に原子力を含むGX推進戦略におきまして、大変ご貢献いただいたことについて感謝申し上げたいと思います。昨年7月に閣議決定をいたしましたGX推進戦略では、原子力の研究開発や強靭なサプライチェーン構築等について、同志国との国際連携を通じて取り組む方針をお示ししているところです。先月の日米首脳会談や、私とポデスタ大統領上級補佐官との政策対話におきまして、次世代革新度の開発や導入に向けて、日米の協力を進化させていく方針を確認いたしました。また、先月末のイタリアでのG7気候エネルギー環境大臣会合におきましても、原子力の研究開発やサプライチェーン強化に向けた協力へのコミットメントを確認したところであります。こうした方針や同志国との共通認識を踏まえ、御指摘がありました米国のテラパワーとの高速路協力、米国のニュースケールやGEひたしとのSMR協力といった、次世代革新度の開発協力や、フィリピンなどの原子力利用を検討する第三国への人材育成支援など、米国をはじめとする同志国との連携を今後とも進めてまいりたいと考えています。
11:37
原子力分野においては、日本は要素技術において世界に勘たるものをまだ持っておりますので、ぜひとも齋藤大臣の下で強力な国際連携を進めていただきたいと思います。次に、一度にローカルな問題になってしまうんですけれども、しかも化石燃料に関わる課題でございます。最後の砦という言葉をお聞きになっていらっしゃる方も多いかと思いますけれども、この最後の砦の活動は、さっきの野党半島地震でもしっかり行われました。これは、地域のガソリンスタンド、SSが、自らも被災しているんだけれども、避難所や車中泊から出勤をしまして、そして、地域の病院などの重要施設や、あるいは緊急車両、住民などにガソリンや経営油等の燃料供給を行う活動のことを指しますけれども、最近は、会員制の大手量販店の進出によりまして、地元の小さなガソリンスタンドが大変大きな影響を受けております。資料1をご覧いただきたいのですけれども、これは私の地元、大阪、門真市に、この大手量販店のガソリンスタンドが開設、これは量販店に併設をされているわけですけれども、これが進出をしてきまして、周辺の市境より十数円も安い価格でガソリンの販売を行っているわけです。ガソリンが安価に提供されること自体、これは歓迎すべきことではあるのですけれども、この大手量販店の場合には、年会費を払う会員への還元や、商業施設への集客などを目的にしまして、十数円ですから、私は過度に安い価格で販売を行われているというようにとるべきではないかと思うんですけれども、周辺の小さなガソリンスタンドがこのために廃業しかかっているというお話も伝わってまいります。特に過度の場の場合は、地図を見ていただくとわかるんですけれども、すぐお隣の京都の八幡市、それからまた反対側のお隣の尼崎市に、SS併設の同じ量販店がございまして、泉まで含めますと、ほぼ全域に超安価なガソリンが供給されているということになります。もちろん、この大手量販店は、先ほど申し上げたような最後の取り手としての活動は行いません。門真を含むこの北節地域というのは、関西の中でも一番人口の増加が顕著なところでありまして、万一南海トラフ地震のような大規模災害が起こった場合には、この地域、これは第一でございますので、SSが最後の取り手として頑張ってもらわないといけないということになります。実は同様の現象、全国でも起きております。例えば浜松市では、6年間の間に全国平均の倍以上のスピードでガソリンスタンドが減少したとの報告もあって、角間がこれと同じような状況になれば、この圏域にある約270のガソリンスタンドのうちの多くが消滅するのではないかという懸念を持っている方が多いです。業界の方には多いです。ガソリンスタンドの役割は、平時はもちろんですけれども、有事において、特にこのエネルギーの安定供給所、重要な役割をこれまで果たしてきたわけで、いつ何が起こるかわからない現時点だからこそ、必要な対策を取っておく必要があると、このように考えております。また決算委員会だからこそ、御指摘を申し上げないといけないと思うんですけれども、国は国土強靭化の一環として、全国のガソリンスタンドの約半分に当たります1万5千カ所に、慰霊の10分の10の補助率で、自家発電機325億円を投入しています。これは最後の取り手としての役割があるからこそ、災害対国日本の知恵として、あるいは世界に類を見ない独自の政策として行った政策だと思います。しかし、大手量販店の石鹸で、こうした地域のガソリンスタンドが激減するということになっては、あるとき突然助けてもらおうと思ったら取り手がなかった、こういうことにもなり得ない わけで、この325億円の補助事業も十分な成果を上げられなかったということになることを心配します。高取委員にも、当然不当連売規制の観点から再三お願いをしてまいりました。しかし、思ったような結果は出ていないというのが現状であります。むしろこの問題は、私は今申し上げたような事情から、災害自由時も含めたエネルギー安定供給のために、資源エネルギー庁が主体的に取り組むべき問題ではないかと、こういうふうに考えます。そこで、例えば、拙い提案ではありますけれども、そのガソリンスタンドが併設される形で両反転進出してきた場合に、周辺のガソリンスタンドが、さっきの浜松のようにこれは34%件数が減っているんですけれども、一定以上の影響が見込まれる場合には、有事のことまで考えて、自治体と石油組合との防災協定を根拠に、当該地域で協議体を設置するなどして、SF併設を認めない、あるいは設置する計量機の数を勧告するなど、新たなルールを検討すべきではないかということを、党内で少し検討を始めておるところでございます。どうか一歩前に出て、資源エネルギー庁に頑張っていただきたいと思うんですけれども、副大 臣いかがでございましょうか。中でまず御指摘があった、SSへの非常用発電機の整備につきましては、御指摘のとおり、国の補助事業で進めてきた取組は無駄にはできませんので、しっかり対応していきたいと思っております。御指摘のありました、いわば新たなルールというのでしょうか、そういう作りにつきましては、ガソリンスタンド、SSでございますが、災害時の最後の取り入れとして、地域の燃料供給を担う存在であります。そのネットワークを維持していくことが本当に大切だと、私自身も3.11の時の経験から痛感しております。このため、経産省としては、これまでガソリンスタンドの経営の多角化や、災害対応能力の強化等、ネットワーク維持に向けた様々な支援策を講じてきたところであります。御指摘の大規模事業者の進出による影響につきましては、業界団体から周辺の中小ガソリンスタンドが減少し、災害時の安定供給に支障が出るとの問題提起がなされていることを、私もよく承知をいたしております。他方、ガソリンスタンドの減少の背景には、人口減少や燃費改善等によるガソリン需要自体の減少や、後継者の不足、設備の施設の老朽 化等の要因もあることはあるんだろうと思います。大規模事業者の周辺が、周辺地域の燃料の安定供給にどのような影響を与えるかについては、地域の実情を踏まえながら、さらに精査をしていく必要があると考えております。いずれにしても、災害時も含めまして、国民生活や経済活動にとって不可欠な石油製品が、安定的かつ効率的に供給される環境を整えることは重要な政策課題であります。災害対応に従事する自治体の関係者の声も幅広く聞くなど、十分に実態を把握し、必要な対応を検討してまいりたいと考えております。
19:59
必要な対応ということで、私は前向きなご答弁と捉えました。ぜひ、資源エネルギー庁に頑張っていただきたいと思っております。続いて、強い経済のための成長力強化について伺いたいと思います。2023年、残念ながら日本はGDPがドイツに抜かれて第4位ということになりました。我々の世代は、日本はアメリカに次ぐ世界第2位の経済大国だということに、大きな誇りを持って仕事もしてまいりました。しかし、2010年に中国に抜かれて3位、そして今回、人口規模は約3分の2です、ドイツは。そこに抜かれて第4位ということで、私は強い衝撃を受けました。資料2をご覧いただきながらお聞きいただきたいのですけれども、これは潜在成長率の分析でございます。黒い折れ線グラフが、日本とドイツの潜在成長率を比べたものですけれども、これを見ていただいて分かりますように、日本の潜在成長率、ドイツの成長率に比べますと、低い値で推移をしてきているのが分かります。どうしてこうなるのかということなんですけれども、その要因が分析してあるのが棒グラフであります。パッと分かるのは、やはり青いところが少ない。つまり資本投入量、国内投資が少ないということなんですね。これはもちろんデフレ経済化で、消極的な設備投資にならざるを得ないということはあるのですけれども、ただ日本の企業が投資をしてこなかったかというとそうではなくて、日本の企業、海外への投資は活発に行ってきました。M&Aも行ってきました。2021年度 の海外生産比率25.8%です。私、年をバレますけれども、入賞したときには4%でした。はっきり覚えております。それがここまで拡大してきて、海外に対する投資は、本当に日本企業は熱心に行っておられますけれども、国内についてはコストカット型の稼ぎ方をしてきて、このような停滞した国内の設備投資になったわけであります。それを何とかしなければならないということで、最近は積極的な産業政策も進めておりますけれども、資料3、資料4、ついでに見ておいていただけますと、資料3は研究開発投資です。やはり主要国は、成長している国は、研究開発投資、左側の折れ線グラフのように伸びておりますけれども、日本は赤いところです。停滞をしています。ただ、今、資料4を開きいただいたらわかると思うんですけれども、足元では日本経済に明るい兆しが戻りつつあるということであります。数年間取り組んできた強力な政策的な支援、日本全国で半導体、蓄電池、バイオ医薬品などの分野で、大規模な100兆円を超える大きな投資の動きが始まったばかりです。成長する日本を取り戻すためには、この勢いを止めてはいけないということだと思いますし、政府による国内投資を促す産業政策、強力に進めていく、そのメッセージを私は、国民に対して発するべきだと考えます。円安基調は、いい面もあると、先ほど財務大臣おっしゃいましたけれども、サプライチェーンを取り戻す一つの大きなチャンスです。半導体の分野では、既に大きな投資、この前も熊本に行かれて、大きな投資額を発表されました。ぜひ、強力な産業政策をGX、DX、スタートアップ、半導体、しっかりと進めていくんだということ、経産大臣の決意を国民にお知らせいただけないでしょうか。
24:13
委員御指摘のよう に、これまでの日本経済を振り返りますと、企業が国内ではコストカットに注力して利益拡大を図る、そういうコストカット型経済になっておりまして、国内における設備投資や人への投資が進んでこなかったということだろうと思います。政府も民間主導という考え方の下で、民間の制約を取り除く市場環境整備策を中心として対策を講じてきておりまして、新たな付加価値創出に向けた取組に、結果として不十分な側面があったと認識しています。こうした現状認識の下で、経済産業省では2021年から、GXやDXなどの社会課題解決分野、需要が伸びる分野であろうと狙いを定めまして、ここを成長の源泉だと捉えて、産業政策を強化する経済産業政策の新規軸に継続的に取り組んできているところであります。また、先日公表したこの新規軸の第3次中間成立案では、人口減少下においても経済成長できるという将来の前向きな見通しと、足元で必要な政策を示させていただいたところであります。ここで伝えたいメッセージは、将来の飯の種を生み出す社会解決型の国内投資を、積極的な産業政策で促進することで、国際競争を勝ち抜いていくとともに、生活の質を高めるサービスも発展していく。これによって個人の所得も増え、一人一人が豊かな生活できるようになるという姿であります。ここ数年取り組んできた、いただいた資料の中にもありますが、積極的な産業政策の効果もありまして、足元の日本経済は私はしお目の変化を迎えていると思っています。しかし、30年間続いたコストカット型の縮み指向というのは、わずか2年間で簡単に変えるものでもないと思っていますので、ここからがむしろ正念場だと認識をいたしまして、積極的な産業政策をさらに展開していきたいと考えています。確かに30年間続いた毎度をチェンジするというのは大変難しいことだと思いますけれども、日本に残っている大きなポテンシャルをぜひ引き出して、産業政策は日本のおかげでございますので、頑張ってともにやっていきたいと思っております。それから、その財源についてお聞きしておかないといけません。半導体について、アメリカやEU、中国で10兆円を超える補助金が出されているAIの技術革新、半導体の技術革新が国家の競争力を左右するところから、これらの国は、特にアメリカなんかは昔は産業政策は市場権利に介入するものだとして反対をしていたのが、一番前に出て頑張っているというこういう状況に立ち至っているわけです。GXについてもインフレ抑制法というのができました。これは、2022年、北米で電子部品を半分以上組み立てる電気自動車に税優遇を行うということで、バイアメリカンと言ったらいいのかどうか、ちょっと語弊があるかもしれませんけれども、しかし、さっきから申し上げているように、アメリカは今や産業政策のトップランナーになっているわけであります。日本でも今回の税制改正で、戦略分野、国内生産、促進税制というのを創設して、大胆な産業政策の潮流に大きく乗っていったということだと思いますから、評価をしたいと思いますけれども、先ほど来申し上げているように、私はやはりおかげであるこの産業政策を前面に立てながら、それに付随して、私たちの日本の行動成長というのはなぜ成功したかといえば、インフラ投資、教育、あるいは貧困対策、少子化対策、今大事ですけれども、そういった国防まで含めた未来への投資をしっかりやってきて、それらが相乗効果を発揮したからこそ、産業 政策の成果が出たんだというふうにも思います。そのためにはやはり財源がどうしても必要になってくる。私は予備水としての財政支出、そこから今企業にたまっていると言われている内部流報を掘り起こして、国内で投資を起こしてもらうように誘導する。これがやはり今望まれる財政支出の形だと思うんですけれども、それを通じて誇れる日本をもう一度再建したいという思いを強く持っております。どうしても財政支出というと負担面ばかりが強調されるわけですけれども、経済あっての財政という限りは、この財政支出によって投資を呼び起こし、その投資が税収を生み出し、その税収がプライマリーバランスを改善していく、こういう流れを作ることであると私は思うわけですけれども、財務副大臣のお考えをお伺いいたします。
29:43
委員から先ほど国内投資の重要性、お話があったわけでありますが、