1:05
ただいまから、外交部委員会を開会いたします。委員の異動についてご報告いたします。昨日までに、猪口久日子君及び福山哲郎君が委員 を辞任され、その補欠として、長居真奈武君及び石川大我君が選任されました。政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
1:28
防衛省設置法等の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に理事会協議のとおり、内閣官房・内閣審議官小杉雄一君ほか17名を選出参考人として出席を求め、その説明を聴取することにご異議ございませんか。ご異議ないと認め、採用を決定いたします。防衛省設置法等の一部を改正する法律案を議題といたします。政府から出資説明を聴取いたします。
1:58
ただいま議題となりました防衛省設置法等の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要をご説明いたします。
2:08
この法律案は、自衛隊の任務の円滑な遂行を図るため、自衛官提出の変 更、統合作成司令部の新設を含む自衛隊の組織の改変、任期を定めた自衛官の採用を含む自衛官等の人材確保のための制度の導入及び拡大、
2:27
日本国の自衛隊とドイツ連邦共和国の軍隊との間における物品又は駅務の相互の提供に関する日本国政府とドイツ連邦共和国政府との間の協定に係る物品又は駅務の提供に関する規定の整備、国際機関等に派遣される防衛省の職員の業務の追加等の措置を講ずるものであります。以上がこの法律案の提案理由であります。
2:55
次にこの法律案の内容についてその概要を御説明いたします。第一に、防衛省設置法、自衛隊法等の一部を改正して自衛官の定数の変更を行うことや統合作成司令部を新設すること、海上自衛隊大港地方隊を横須賀地方隊に統合すること等、自衛隊の体制を強化するための規定の整備を行うこととしています。
3:22
第二に、自衛隊法及び防衛省の職員の給与等に関する法律の一部を改正して、公務に有用な専門的な知識・経験又は優れた指揮権を有する者を任期を定めて自衛官として採用する「 任期付き自衛官制度」の導入等、自衛隊員の人材確保のための各種制度の見直しのための規定の整備を行うこととしています。
3:48
最後に、自衛隊法及び国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律の一部を改正して、ドイツとの物品・駅務相互提供協定に係る物品又は駅務の提供に関する規定等を整備し、また、国際機関等に派遣される防衛省の職員の処遇等に関する法律の一部を改正して、国際機関等に派遣される防衛省の職員が従事することができる業務に、装備品等の共同開発事業等の管理、調整及び実施に関する業務を追加し、同志国等との連携を強化するための規定の整備を行うこととしています。以上がこの法律案の提案理由及びその内容の概要でございます。何卒慎重御審議の上、速やかに御扇動をわらんことをお願いいたします。以上で出説明の聴取は終わりました。(御静粛にお待ちください)これより質疑に入ります。質疑のある方は順次御発言願います。
5:17
自民党の佐藤雅久です。木原防衛大臣、ハワイへの出張お疲れ様でございます。日米防衛省会談では統合作戦司令部のお話も出たかもしれませんけれども、日本の防衛上、統合運用はまったなしです。ただ、実態はまだまだ遅れている部分もあるのも事実です。例えば自衛隊の焼酎の工形や部品の互換性です。南スータンPKOでは韓国の部隊が恥をしのんで日本の部隊に焼酎弾薬をくれと頭を下げてきました。それは日本と韓国の派遣隊以外は全て7.62ミリの工形の焼酎だったために、日本隊しか5.56ミリの焼酎を持っていなかったからです。実は同じ自衛隊なのに、陸海空で焼酎の工形は違います。陸自は全て1989年式2020年式の工形が5.56ミリの焼酎ですけれども、航空自衛隊は全て60年前の1964年式の工形7.62ミリの焼酎です。弾薬も違えば部品も違う。空自の隊員は89式も20式焼酎も分解結合すらできません。これでは運用上も兵隊上も統合にはなりません。統合作戦指令部にも陸海空の自衛隊が混在しますが、焼酎を統一することはできません。大臣、この状況をどのように改善されていくおつもりのか見解をお 伺いします。
6:51
現在自衛隊において使用している焼酎には、御指摘のとおり64式焼酎、89式焼酎、そして20式焼酎の3種があります。64式焼酎の工形と89式焼酎、20式焼酎の工形が異なるため、2系統の弾薬を整備することが必要であるとともに、9式の焼酎は部品枯渇等補給管理上の懸念を有しています。このような状況を踏まえ、陸上自衛隊では令和2年度から、そして海上自衛隊では令和4年度から、航空自衛隊では令和5年度から、新たに20式焼酎を取得しているところです。今後、64式焼酎の20式焼酎への更新を継続し、工形の統一を図ることで、さらに実効性ある統合運用の実現に向けて、しっかりと取り組んでもあります。
7:54
方向はそれでいいんでしょうけれども、実際は焼酎を作る会社が1つしかなくて、年間に焼酎が非常に限定されているので、相当程度かかる。早急に対策を取るべきだと考えます。次に自衛隊の人的基盤について伺います。大臣も記念行事に行かれたことがある郡山中屯地、特科中隊、法5問ありますけれども、この前のパレードでは2問しか更新ができていない。理由は隊員がいないからです。私が40年前に連隊で新隊員教育隊の区隊長をやった頃は、新隊員が師団で約300名、ところが今年はある師団では300名ではなくて約30人です。一般総合制度、一般総合制の制度ができた影響はありますけれども、大元は入隊者の減少です。資料1を見てください。令和元年度に約14000人いたい新隊員は、令和4年度は1120人、約4000人の減です。令和3年度と令和4年度を比較しても約1680人減。令和5年度はわざと空 欄にしておりますけれども、実際はさらに減少して初めて8000人台半ばというふうに聞いています。令和6年度はさらに厳しい。6000人台に新隊員が陸海区で突入するかもしれない。令和元年度を比べて8000人減ってしまうという意見もあります。大臣これは人的有事。大臣が先頭に立って速攻性ある対策を取らないと取り返しのつかないことになりかねません。現在海事の新隊員教育隊に入校中の方から氏名入りのお手紙をいただきました。対応される夏服略衣は一着だけで、外出時にも制服を着るので、この季節汗もかくので、洗濯してもとても一着では足らない。そのため部隊の方からは1万7000円の私物の制服を買うことを隊の方から勧められている。迷彩服も2着です。訓練で汗をかきますので洗濯をしますが、乾燥室が狭くあまりにも多い洗濯物のために迷彩服は乾かず、悪臭を放つまま迷彩服を着て訓練をしています。洗濯機の数も10人20人に1台なので、過行時間外に洗濯機に皆が殺到しますが、確保が困難で運良く確保ができても次の人が待っているため、お急ぎモードで回さなくてはいけないので汚れが落ちていないことも多々あります。また毛布は非常にほこりっぽいので、多くの新隊員は毛布から発生するハウスダストと大した乾燥で風を吹き、声がガラガラになっています。当然貸しつきはありません。カージの新隊員もものすごく数が減っているようです。現場レベルの小さなことかもしれませんが、今後入隊する後輩が良い環境で学べるよう、佐藤先生どうか我々をお助けください。私も元自衛官で営内に住んだこともあります。制服の私物の水晶や乾燥室が狭くて暗い、洗濯機が数が少ない、これはまさに自衛隊あるあるです。新隊員の彼らが後輩の高校生や大学生に何と伝えるでしょうか。自衛隊はいいところだから、君たちも自衛隊に入りなさいと勧めるでしょうか。これはなかなか難しいと思います。募集にも悪影響ですし、教育の質にも影響します。新隊員教育にももっと予算を重当すべきだと考えます 。その意味で自衛官の給与や手当改善も必要です。防衛力の抜本強化といっても、人がいないと骨太、筋肉質の自衛隊ではなく、まさにスカスカのカルシウム不足の骨細の自衛隊になりかねません。人が集まらなければ訓練もできません。任務は増えるが人は増えない。速報性は高まり、訓練時間が取れない。結果、連動不足で事故にもつながる。私が中隊長時代は、中隊には約170名の隊員がいました。今は中隊は100人前後。人が少なくて、中隊で対抗演習も十分にできない。レベルが1できないという声も聞きます。特に令和6年度は、民間ではベースアップ企業も増えて、自衛隊の所任給との格差は広がっています。今年の人間で隊員の給与ベースアップが図れたとしても、それが実現するのは、給与法改正の今年の12月、年末になります。隊員の募集のピークは今年の10月で終わっていますので、給与法改正は間に合わない。自衛官構成、所任給15万7千100円で、外出の自由がなく、営内生活、団体生活、訓練も厳しい。これで本当に令和6年度募集大 丈夫でしょうか。自衛官の給与や定額の改善も必要だと思います。大臣、これまでのお話を聞かれて、大臣の感想、あるいは思いをお聞かせください。
13:10
我が国は、あらゆる産業において深刻な人手不足社会を迎えている中で、高校進出者の有効基準倍率というものは、令和5年7月末には過去最高の3.52倍となったことから、民間も含めた人材獲得競争は、より熾烈なものになっているというふうに、全体的には考えております。防衛省を所管する私としては、このような状況が人材確保に与える影響につきましては、佐藤委員がお示ししていただいた資料に、こういうことを分析するに、強い危機感を持って対応しなければならないという認識でございます。まさに防衛力の中核は自衛隊員であります。防衛力を発揮するにあたっては、必要な人材を確保することが不可欠というふうに考えています。国家安全保障戦略等にも定められております、人的基盤の強化については、募集能力、今でも一生懸命やっていますが、さらにそれを強化する。そして人材の有効活用していく。そして今、いくつか委員が事例を挙げられましたけれども、生活勤務環境の改善。そして私も非常に重視しております、ハラスメント防止対策。そして何よりも、危機予免の処遇の向上。そういった各種施策を含めて、あらゆる選択肢というものを排除せずに、隊員の確保に尽力してまいる、そういう所存でございます。
14:45
これは、実は大臣が先頭に立たないと、なかなか実際にいかないと。いろんな記念日用事に行っても、部隊長は募集のことにはほとんど触れません。多くの一般の方が来ますけれども、自衛隊の任務等についても、募集についてはほとんど触れません。でも実際、本当に人的有事というぐらいの状況だと思います。自 衛官の給与は、実は自衛官の給与というものは、同じ等級の事務官の給与に、月21.5時間、残業分を上乗せしています。これは24時間勤務ということが前提です。ただ、大臣これは、昭和43年、まさに木枝大臣が生まれる前に決まった制度で、見直しは一度も行われておりません。実際、厳しい安全保障環境や隊員不足で、訓練、練習、あるいは行動が増えていて、21.5時間を残業を超える隊員は数多くいます。外務省は、在外勤務手当が現地通過盾になり、本省からの出張者等は、旅費を改正でいく分救われますが、また、直戦闘機、ジャイゴで派遣される隊員の処遇は、令和6年度から、この法案によって整備されますが、ただ、私が派遣されたアメリカのCGS等、留学生や連絡員等で、1年、2年、派遣される隊員は、長期出張扱いということになりますので、この旅費法改正の対象になるかどうかは、まだ未定。他の人は救われても、一部の人が救われないという状況になります。この旅費法の改正は、政令へ決まるということなので、これはまさに大臣がリーダーシップを取らないと 、この政令の中に漏れてしまう、長期出張者の自衛官が、あるいは事務官が含まれてしまうとなります。また、食事代も、令和6年度、これは令和5年度比べても、隊員1人当たり、947円から978円に上昇しましたが、物価増の分を除けば、わずか6円です。その6円も、海産物関係で、アルプス処理水の中国への輸出ができなくなったという、その対応で6円だけです。6円では、ホタテ半分も買えません。バナナ等の輸入品の円安対応分も含まれていない。朝飯でパンと納豆を両方食べて、定食処分、定食処分とか、命令で岸内に宿泊を命じ、速報制から行動の自由も制限されているのに、1日、食事代が、6円もいかないと。これ大臣、本当に若い隊員が集まるのか。中途退職者が増えてもおかしくない状況です。防衛予算が増加傾向にある今、大臣が先頭に立って、今、お話のように、将軍の改善をやらなければ、両室の隊員を確保、維持できないと思います。私が防衛大臣専務官から、木原の当時の防衛大臣専務官に、申し送った委員会があります。両室の隊員を確保するための委員会です。やはり、現下の状況を考えると、政務がリーダーシップをとって、建割や拡張地の壁、自衛隊員の特殊性、安全保障環境を踏まえた特殊性を、どんな政務レベルで訴えてはいかないと、これは実行したとしても、本当に10年、20年かかってしまう。給与も60年前の制度がそのまま残っているという状況は、どう考えてもおかしいと思います。研究職の技官もそうです。今は技術者の取り合いです。前回の法改正で、サイバーセキュリティ統括アドバイザーができました。今回の法案で、認知的自衛官制度もできますけれども、これによって、AIやロボット、光電融合等のMRGの人材確保というものは、いく分、図られるかもしれませんけれども、ただ、研究職の処遇は、民間と比べて非常に見劣りしている現状は変わっておりません。6年間の博士課程を終えて、28歳で防衛省の研究職技官になった場合、その処妊給は28万1,400円で、これか ら税金等が引かれます。これ、民間との人材の奪い合いに勝てるか、大いに疑問です。令和4年度、ある防衛産業がサイバーの専門家を採用するのに、年間2,000万円の処妊給を提示しましたが、1人も集まらなかったそうです。第2に、実は今、防衛大学校、私もそうですが、理系の4年生の学生に対して、今、民間からも引き上げてきます。私のときはありませんでした。今、4年生に膨大に対しても、民間からも引き抜きが起きます。自衛隊と比べた場合、処遇と比べれば、民間がいられると、民間拒否の学生が増える懸念を、私は強く持っております。任期付き自衛官制度を違って、研究職には、任期付き研究職制度というものがあって、最大事務次官級の給与が出るという制度が、実は既にあります。研究職には。ただ、これは自衛隊の研究職経史の伝統から、今までこの制度を使ったのは、今から10年以上前の技術研究本部時代に、たった1件です。それで本当にいい人材が集まるか。逆に、自衛官には、前回法改正した、退役学生改め、自衛隊小学生制度がありますけれども、現在、防衛省の 研究職機関には、こういう退役制度もありません。自衛隊小学生の制度にも、研究職も入れるべきだと考えます。防衛省の研究職は、メッキができないと、良い装備も開発できなければ、防衛産業の言いなりになってしまいます。他の役所の研究職との違い、これをしっかり説明をして、優秀な研究職機関を確保すべきだと思います。防衛省の研究職機関は、自衛隊の宝です。大臣、防衛産業が防衛力そのものなら、両室の研究職機関は、防衛力の真珠です。研究職機関、この確保策、これは、なかなか日が当たりませんけれども、大臣のリーダーシップでやっていただけませんか。
21:03
佐藤委員が防衛大臣政務官のときに立ち上げられた人材確保委員会、その後、私が引き継いでおりますが、その問題意識は、私も今も十分に理解しながら、諸政策を進めさせていただいております。その中で、いろいろ処遇について、委員がおっしゃいました。自衛官は常時勤務体制のもとにあるものですから、そういった聴覚勤務を命じると即お世にかけるために、聴覚勤務手当を支給するのではなくて、その報給の1割分を報給に繰り入れていると。それが実際に妥当なのかどうかというのは検証しなければいけないということで、今、勤務実態調査などもしているところであります。また、諸外国の軍人の給与制度なども参考にしなければいけないと考えております。また、おっしゃったように、連絡官や軍の大学に留学する自衛官の、これを長期出張所として海外に派遣していること、このことについても、いろいろ問題が指摘されていることは承知しております。さらに現在では、物価高、延安による影響というのが、連絡官個人に及んでいないかどうか、間違いなく及んでいると思いますが、これを改善に努めていかなければなりません。そういった連絡官等の処遇改善にもしっかりと取り組んでいかなければいけません。また、レーダーサイト等の離島の勤務者、まさしく任務の危険性、困難性等の特殊性に応じて支給額等を決定しておりますが、そことの同じ屋根の下で勤務する職種による格差なども考慮しなければいけないなということ。そして、色々言われましたけども、糧食などもしっかり取り組んでいく処遇の改善。さらに今、研究者のいわゆる研究開発をリードしている技術のいわゆるメッキとして期待されている役割を果たす研究職技官の確保、これも極めて重要でありますので、研究所属の採用をめぐる環境、これもまた同様に厳しいわけでありますが、優秀な人材をどのように確保していくか、大きな課題でありますから、様々な施策を講じながら、優秀な人材をしっかりと確保できるよう、あらゆる手段を省一丸となって検討して、研究職技官の確保に向けてしっかりと取り組んでまいります。
23:36
ありがとうご ざいます。最後に予備事例官についての要望だけを言って質問を終わりたいと思います。予備事例官の定住息、これも課題です。今回の法改正で、採用、任期継続という部分に触れておりますけれども、64歳定年を67歳まで延長しても、年間約1500人前後の超高齢シルバー予備事例官しか確保できません。実際、約15000名の予備事例官が足らないという状況の中で、1500人、しかもこれもシルバー予備事例官、実際の運用によると合致しない部分もあります。本来は20代の若手の予備事例官と60代の事例官が同じカリキュラムで訓練をすると、私も担当しましたけれども、これはやはりあっていないと思います。やはり自衛隊の魅力化、予備事例官の魅力化を図らなければだめだし、採用の部分も壁があると思います。私のFacebook友達、民間人で、彼は予備事例官が足らないから、医療技術を生かして予備事例官になって国を支えようとして試験を受けました。試験には合格しましたが、身体検査で服を着たら見えないところに小さなファッションタトゥーがあるということで不合格でした。これから栽培やAI漁師といった研究職や予備事例官、こういうものは小さなファッションタトゥーがあるだけで不合 格という部分も変えないといけませんし、手当や、含めて予備事例官制の抜本的に改善することを要望して、私の質問を終わります。以上です。
25:30
おはようございます。自民党の吉川雄美でございます。まず4月20日、海上自衛隊のヘリ・リッキー墜落の事故につきまして、お亡くなられた方々に、中心より御冥福を申し上げます。そして現在も行方不明の方がいらっしゃいます。全力で捜索をしていただいているということと存じますが、さらに捜索活動に力を尽くしていただきますこと、心からお願いいたしますとともに、原因究明、そして二度とこのようなことが起こらないよう、再発防止に尽くしていただきますようお願いを申し上げます。では法案の質問に入ります。今回の法改正、大変重要なものであると思っております。国民の皆様により理解を深めていただきたいと思っておりますので、私からは基本的な事項についてお伺いさせていた だきたいと思います。2011年の東日本大震災の際に東北朝でありました折木両一市、自衛隊のオペレーションと首相官邸、あるいは米軍との調整に傍作された、この自らの経験をもとに常設の統合司令部の創設を訴えてこられたというふうに言われております。今般、自衛隊法の改正により統合作戦司令部を新編することにつきまして、こちらも国民の皆様のご理解、これが進むように、分かりやすい議論をしていく必要があるというふうに思っております。まずはこの統合作戦司令部を新編するその意義について防衛大臣よりお伺いしたいというふうに思います。
27:23
新編の意義ということでございますが、我が国を取り巻く安全保障環境が急速に厳しさを増している中で、平時から有事までのあらゆる段階における活動をシームレスに実施できるよう、宇宙、サイバー、電磁波の領域と陸海空の領域を有機的に融合させつつ、統合運用により機動的、持続的な活動を行うことが不可欠であります。こうした観点から、令和4年12月に策定された国家防衛戦略及び防衛力整備計画において、統合運用の実効性を強化するため、陸海空自衛隊の一元的な指揮を行い得る常設の統合司令部を創設することとし、防衛省内で検討を重ねた結果、令和6年度に統合作戦司令部を市街に新設することとしました。統合作戦司令部の新設により自衛隊の運用に関し、兵装から部隊を一元的に指揮できるようになり、自体の状況や水位に応じた柔軟な防衛体制をより一層迅速に構築することが可能となるほか、統合による作戦や同盟国同士国の司令部との情報共有や運用面での協力を一元化できるため、統合運用の実効性が向上すると考えています。このように一層強化された統合運用体制により、いかなる事態でも国民のイネチや暮らしを守り抜くことができるよう、自衛隊の体制のあり方も含めた防衛力の抜本的強化を推進してまいります。
28:52
ありがとうございます。当初の問題意識としては、東北地方の業務負担の軽減というようなこともあったものの、昨今の我が国の安全保障取り巻く諸環境、この変化の中で自衛隊を統合的に運用する高まり、必要性の高まりということを背景での今回の進展であるということを理解できました。その上で、この東語幕僚庁と新設される統合作戦司令官についてお伺いをさせていただきたいと思います。統合作戦司令部が新設をされれば、東北地方の負担が軽減される。そして、東北地方は自衛隊の運用に関して、最高の専門的助言者として防衛大臣の補佐に専念しやすくなるという側面も期待されるというふうに思っております。他方、統合作戦司令官が配置されても、今後の東北地方が統合作戦司令官に防衛大臣の命令を執行させることとなっているなど、東北地方の負担がどこまで軽減されることになるのか、あるいは、どこまで専門的な業務に専念することができるようになるのかということを懸念する声、あるいは、統合作戦司令官と東北地方の任務の切り分け、これが大変分かりにくいのではないかというような声も聞かれております。この統合作戦司令官が配置された後、何が東北地方の任務として残り、そして何が統合作戦司令官の任務となるのか、改めて防衛省に詳細を伺いたいと思います。
30:41
お答え申し上げます。まず、統合爆量庁でございますけれども、自衛隊の運用に関し、軍事的専門的見地から防衛大臣を補佐する爆量でございまして、指揮官ではないということがまず一点でございます。このため、今回統合作戦司令官を新たに置いたということになったといたしましても、自衛隊の運用に関する大臣等の意思決定の補佐、軍事専門的見地からの抑止対処に係る戦略的な方針の策定等、それから統合的な防衛力の整備や統合運用の円滑化、こういった統合爆量庁の役割に変化はございません。これに対しまして、統合作戦司令官でございますけれども、統合共同における作戦計画の策定及び作戦の遂行、部隊の統合作戦能力等の常続的な練成及び把握、こうした役割を担うということになるわけでございます。統合作戦司令官を新たに置くことによりまして、統合爆量庁は自衛隊の運用に関し、軍事専門的な見地から防衛大臣を補佐することにより専念できるようになりまして、自衛隊の運用に関する部隊等の調整は統合作戦司令官が一元的になるということで、適切な役割分担のもとに統合運用の実効性を向上させることが可能になるということでございます。
32:02
ありがとうございます。この統合作戦司令部につきましてはですね、非常に重要な部隊となるというふうに思っておりますので、ぜひとも今後もですね、国民の皆様にわかりやすい理解が進む形で議論を進めていただければというふうに思います。さて、次に今般の改善の意義についてお伺い、理解をいたしましたけれども、その上で昨今のですね、我が国周辺を取り巻く安全保障環境、これが大変厳しいということを踏まえれば、この四方ですね、海に囲まれた我が国におきましては、防衛力強化観点からさらに海上自衛隊の体制を強化する必要があるということです。海上自衛隊の改変について防衛省として今後どのように取り組んでいくおつもりなのか、木原防衛大臣にお伺いをしたいと思います。
33:08
令和4年の12月に策定された防衛力整備計画において、海上自衛隊の体制につきましては、情報サイバー通信、気象解消等といった機能、能力を有する部隊を整理、集約し、統合的に情報船を遂行するため、体制の在り方を検討した上で、海上自衛隊情報船基幹部隊を新編すること、重層的な警戒監視体制を構築するとともに、水中及び海上体制の確保や人的資源の損耗を低減させるため、各種無人アセットを導入するとともに、無人機部隊を新編すること、そして統合運用体制の下、高い迅速性と活動量を求められる部隊運用を持続的に遂行可能な体制を構築するため、基幹部隊の体制の見直し等に着手し、所要の改変等を実施することとされています。防衛省としては、防衛力整備期間中にこれらを実現すべく、現在鋭意検討を進めているところであります。
34:23
海上自衛隊の基幹部隊の見直し、これは我が国の安全保障環境に直結する非常に重要な取組であると考えております。引き続き、しっかりと検討し、そして推進をしていただければと思っております。次に、在後に派遣される防衛省の職員についてお伺いしたいと思います。在後に派遣される防衛省の職員は、給与や復職後の処 遇を心配することなく、安心して在後の業務に従事し、能力を遺憾なく発揮していただきたいと考えております。また、この環境を整備するのが政治の役割であるとも思っております。本改正によって、防衛省の職員派遣処遇法が適用されれば、在後に派遣される防衛省の職員は、職員としての身分を失うことなく、安心して在後の業務に従事するということが可能になるというふうに承知をいたしております。しかし、実際給与や復職時の処遇、あるいは退職手当や年金の扱いはどうなるのか、この派遣されている期間があったということによって、不利益をこむることは一切ないという理解でよいのか。在後だけには限らないのですが、さまざまな通常の防衛省の中から外で勤務していくというような形になる場合に、派遣される防衛省の職員、彼らの処遇がしっかりと確保されるのかどうか、このことについて改めて確認をしたいと思います。
36:19
お答え申し上げます。ただいま先生の方から御指摘いただきましたとおり、防衛省職員派遣処遇法に基づきまして、在後に派遣される職員は、派遣期間中も防衛省の身分を保有することとなります。こういった派遣された職員の給与は、派遣先機関から支給されますけれども、派遣先地域の在外公館に勤務する外務公務員の給与の年額と比較いたしまして、派遣先機関からの給与年額が低い場合には、その差額を防衛省が派遣前の補給等の100分の100を上限に支給することができることとなっております。また、防衛省で勤務する職員との近交を失することがないように、業務上の災害を受けた場合には、公務者災害保障として保障され、当該職員の退職手当の算定につきましては、国際機関等への派遣期間は在所機関として通算される形になりますので、こちらも影響はございません。さらに、派遣される職員は、引き続き防衛省協裁組合の組合員ということでございますので、協裁組合が提供する福祉・厚生のサービスも継続して利用することが可能となっております。在後に勤務する職員の具体的な処分につきましては、引き続き、三か国で調整中ではございますが、今般の防衛省職員派遣処分法の改正におりまして、派遣職員が不利益をこぼることがないよう、制度が整えることと考えております。
37:57
ありがとうございます。使命感を持って在後に派遣される職員の方々が不利益をこぼることがないというような形でお伺いしたと思いますけれども、しっかりと実際の段になる際には、しっかりとこういった対応を取っていただきたいというふうに思います。さて、今般の人材確保に関わる自衛隊法改正案について、改めて私は大いに歓迎をしたいというふうに思います。他方、先ほど佐藤委員の質問の方にもありましたけれども、募集対象人口、社人口が増加が大変厳しい状況にある現在において、改めて防衛力の中核を担う自衛官の確保、これがますます厳しい状況になっている。特に先ほど佐藤委員からのお話になりました、入ってもらってもその後の日々の業務に就くための生活、あるいは日々の環境が大変厳しいものにある、そういったことからさらに厳しい状況になっているというふうに思っておりますし、日々私の地元からの関係者の皆様からその悲痛な声を聞いているところでございます。私の地元の事務所にも自衛官の募集のポスターを貼ったり、あらゆる機会を通じてこういった話を私たちもさせていただいております。私の地元三重県にも被災の中屯地であるとか、明け野の中屯地、そういったところがいくつもございます。皆さん本当に日々頑張っていただいております。この私の地元三重県におきましては、例えば被災の中屯地におい ては、今年4月ちょうど先般記念行事がやりましたけれども、その前日に募集広報の日を設けて、自衛隊三重地方協力本部もその中でブースを置いて、職業としての自衛官のアピールを積極的にまして、様々な方に自衛官の誇り、使命、あるいは日々の業務ということをより知っていただく魅力を感じてもらうということを取り組んだり、あるいは、先に明け野の中屯地というところがございますけれども、この明け野の中屯地では体験登場のようなものを行ったり、基地見学の日ということを設けたり、積極的に様々な形で自衛隊について知っていただく、あるいは、開かれた中屯地ということを市民の皆様、あるいは一人でも多くの方々に知っていただくということで、様々な努力を重ねていただいております。この自衛官の魅力を伝える、あるいは様々な工夫をするということをしています。しかし、様々、先ほど佐藤委員からのお話にあったような、そしてこれまでも多くの委員の皆様からのお話にあったようなことが現状であろうというふうに思っております。先ほど大臣の方から、この自衛官、我が国の安全保障の中核は一つであると、追加の皆様が頑張ってくださっているからだというお話がございましたけれども、一つ一つのこれまでのお話がありましたが、改めて、改めて、この我が国を様々な形で守ってくださっている、この自衛官の確保のために、どのような施策をさらに一歩踏み込んで取っていただくことができるのか、大臣の率直なお考え、そして今後への御決意ということをお伺いしたいと思っております。改めて、この自衛官の皆様に、ねぎらいといいますか、そういった大臣からの感謝の思いということを伝えていただけたらありがたいと思います。よろしくお願いします。
42:02
高校新卒者の有効求人倍率3.52倍というのは、バブル期を超えて過去最高ということであります。こうした大変厳しい募集環境にありましても、先ほど吉川委員が御紹介いただいたような三重県、御地元の三重県におけるその募集関連イベントのようにですね、様々な機会を捉えて、隊員自身が職業としての自衛隊の魅力を発信するなど、そういった人材確保に取り組んでいるところであります。これからの国防になう優秀な人材を確保することは、防衛大臣である私の使命であるというふうに考えております。国家安全保障戦略等に定められた人的基盤の強化については、そういった募集能力の強化だけではなくて、給与 面の処遇の向上であったり、生活勤務環境の改善であったり、クラスメント防止対策を含めて、あらゆる選択肢を排除せずに、どうすれば若い方たちが自衛官を目指してくれるのかということに思いをめぐらしながら、隊員の確保に尽力していく、そういう覚悟でございます。
43:23
ありがとうございます。私も日々、自衛官の皆様とご一緒させていただいていると、自衛官の本人、そしてご家族、様々な決意の中で、様々な使命感と、そして誇りを持って、我が国の安全保障環境を守ってくださっている。そして災害の惨劇は、いち早く出向き、苦労の中で活動していただいている、任務を遂行していただいている。本当に頭が下がり、ここから感謝と敬意を表している次第でございます。ぜひともよろしくお願い申し上げたいと思います。私、今回の一連の改正は、より厳しさを増す我が国の安全保障環境、ここにより柔軟に、そして広範囲に職務を断的に適切に対応していく、そして効果的に取組を行っていくためには、非常に重要なものであると考えております。ぜひとも本法改正を機に、より様々な面において、強固で効果的な仕組みを構築していただきますことを、心からお願いいたしまして、私の質問を終わります。よろしくお願いします。ありがとうございました。
45:05
立憲民主社民の小西弘之でございます。まず、統合作戦指令部の新設について質問をさせていただきます。防衛大臣に伺いますが、この間、この統合作戦指令部新設の目的について、累次、本会議も含め、答弁をなさっているんですが、最大限に目的の趣旨について、具体的に説明をしていただきたいと思います。
45:30
目的について、その趣旨ということでございます。我が国を取り巻く安全保障環境というものは、急速に厳しさを増している中で、平時と有時の境目というものが曖昧になって きております。平時から有時までのあらゆる段階における活動をシームレスに実施できるようにする必要が生じております。また、陸海空といった従来の領域に加えて、昨今は宇宙サイバー、電磁波の領域や無人アセットを用いた非対照的な攻撃、ハイブリッド戦などの新しい戦い方に対応するために、事態正規時に統合任務部隊を臨時に組織するのではなくて、事態の状況や推移に応じて、より柔軟な防衛体制を迅速に構築し、また、平素から領域拡大作戦に必要な体制を整えることが急務になっております。こうした観点を踏まえて、国家防衛戦略及び防衛力整備計画を踏まえて、統合運用の実効性を強化するため、常設の統合司令部として、令和6年度に統合作戦司令部を新設することといたしました。統合運用につきましては、平時から有事までのあらゆる段階において、自衛隊の運用に関し、陸海空自衛隊を一体的に運用することを意味するものでありまして、また、陸海空の領域に加えて、宇宙サイバー電磁波を含めた全ての領域において、領域横断作戦を実現し得る体制の構築に取り組んでいるところです。今般の統合作戦司令部の新設によって、陸海空自衛隊による統合作戦の指揮等について、平素から一本化できるとともに、平素から領域横断作戦の能力を連成することができるため、統合運用の実効性が向上し、迅速な事態対応及び意思決定を行うこと が常則的に可能となると、そういったことが考えられます。
47:35
ありがとうございました。新しい司令部新設の目的と、統合運用の趣旨について、具体的に答弁をいただきました。政府参考人にお尋ねをしたいんですが、もともとは、これは、国家防衛戦略、令和4年の12月の国家防衛戦略で常設の統合司令部を創設するというふうに書かれているんですが、今、大臣が答弁された、司令部新設の目的、特に統合運用、平素から有事、あるいは陸海空の自衛隊の連携等だと思うんですが、あと領域横断、こうした能力は、国家防衛戦略の3文章のもとになった、極めて現実的なシミュレーションなるものは、既に答弁いただいていますけれども、あくまであれは個別的自衛権の発動であって、集団的自衛権のシミュレーションはしていないというふうに、明確に答弁いただいているんですが、なので、理解の仕方として、防衛省としては、今回の統合作戦司令部の新設と、そこにおける統合運用の実力の発揮というのは、もっぱら、あるいは基本的に、個別的自衛権の発動のことを考えてやっていらっ しゃる。あるいは、個別的自衛権のことだけだって言い切れるんだと言い切っていただきたいんですけれども、それについては答弁してください。政府参考に。
49:04
お答え申し上げます。統合作戦司令部の新設の趣旨、目的等については、ただいま大臣から御答弁を申し上げたとおりでございますけれども、今しがたの答弁の中でもあったことかとお存じますけれども、本司令部、あるいは本司令官につきましては、あらゆる事態に際してシームレスに、きちんと状況の推移に応じて対応できるようにするということでございまして、特定の事態等をですね、ここに限ってということで新設するというものでは必ずしもございません。
49:41
今の答弁、言いたいことわからないでもないんですけれども、なんで、防衛省設置法の第6章ですかね、書かれている 自衛隊の行動、様々な行動が法律によって規定されているわけです。そうした行動について統合運用の実力を発揮するための司令部だということなんですね、今おっしゃっていただいたことは。だから事態を特に具体的に何か想定しているわけじゃないというのは、端的にはそういうことをおっしゃられたんだと思うんですが、私の質問はさはさりながら、経緯として国家防衛戦略で常設の統合司令部を創設するというふうにおっしゃられてきたような経緯なんかもありですね。私が質問するような、もっぱら個別的自衛権の発動についてしっかりやらなきゃいかんなという考えの中から出てきたものか、あるいは運用上はそういうことをしっかり考えてやっていますというような、そうしたことに何か答弁できないですかね。
50:48
お答え申し上げます。先ほどもご答弁申し上げましたけれども、今回の統合作戦司令部の新設につきましては、特定の事態とか 特定の状況みたいなものを切り取って、そのに対して対応するということではございませんで、我が国の平和と安全を今の安全保障環境の中でどうすれば確保できるか、そうした観点から今の時代に最もふさわしい司令部の在り方ということを考えて設立したものということでございます。
51:19
はい、じゃあわかりました。次の2番なんですが、政府参考人で結構なんですが、こうしたいわゆる統合作戦司令部なるこうした機能を持っている他国の軍隊ですね、そうした例があれば具体的にちょっとお示しください。
51:37
はい、お答え申し上げます。今般設置をお願いしております統合作戦司令部においては、陸海空の自衛隊を一元的に指揮をするということにしているわけでございますけれども、他国軍において領域横断的に一元的な指揮を行う司令部が設置されている例ということにつきまして、網羅的に申し上げるというのは困難であるということをまずご理解いただきたいと存じます。その上で申し上げますと、例えばということでございますが、米国におきましては地域や機能ごとに編成されました複数の統合軍司令部を、英国におきましては海外における軍事作戦等を担う常設統合司令部を、ゴーシュにおきましては国防軍の作戦の計画実行を担います統合作戦コマンド司令部をそれぞれ設置をしているというふうに承知をいたしてございます。
52:33
じゃあ次の質問なんですが、政府参考人ですが、防衛省の資料に今回の設置の目的について、インド太平洋軍司令部と調整する機能が不足というのが日本語で書いてあるんですが、これ具体的にどういうことか説明ください。
52:53
お答え申し上げます。統合運用の実効性 の強化に当たりましては、隣人の統合人部隊では情勢の推移に応じたシームレスな対応が困難であるということ、領域拡大作戦を実施し得る統合運用体制の確立が不十分であること、そして、委員御案内のインド太平洋軍司令部と調整する機能が不足することが課題であるというふうに認識をしてきたところでございます。具体的に申し上げますと、例えば統合幕僚庁は軍事専門的見地からの戦略レベルにおける同盟国、同志国等との連絡調整という役割に基づきまして、防衛戦略上のカウンターパートでございます、米国の統合参謀本部議長等との間で連絡調整を行ってきたということでございますけれども、こうした役割に加えまして、大臣補佐という観点から実態上、インド太平洋軍司令官等の間でも運用上の様々な連携調整を行ってきたというのが現状でございます。他方で急速に厳しさを増します安全保障環境、一層の日米の緊密な連携協力の必要性を踏まえますとともに、統合幕僚庁は軍事専門的な見地からの戦略レベルにおける日米の連携調整に専念することが望ましいということから、こうした課題を解決し、自衛隊の運用に関して全国の立会区、自衛隊の一元的な指揮を行い得る常設の組織といたしまして、統合作戦司令部を新設することを決定したということでございます。このように日米協力につきましては、統合作戦司令部の下でも連携を一層強化させる必要があるというふうに考えているところでございますけれども、米側のカウンターパートを含む日米の調整要領の詳細につきましては、統合作戦司令部の任務役割を踏まえ、米側と議論を進めてまいるということでございます。
54:43
今答弁の最後に今後米側と議論を進めるというのがあったんですが、続けて政府参考人で結構なんですが、ただ今の御説明だと東北庁が大臣の補佐を軍事的検知で行うとともに、米軍の統合爆量防御庁と軍事戦略について、米軍の委員の代表軍司令官と軍事作戦の検知からの調整を担っていたということで、それが調整機能が不足ということの説明であるのであれば、論理必然的に新しい統合作戦司令部の共同的な作戦のカウンターパート、調整のカウンターパートというのは、インド太平洋司令官になる。あるいは今アメリカがこの間日米の共同声明をなさっています、やっていますけれども、 アメリカ軍の中でですね、今インド太平洋軍司令官が持っている作戦の立案、あるいはその指揮の権限をどこかに移管する、例えば在日米軍司令官に移管するとすると、質問としては統合作戦司令官のカウンターパートはインド太平洋司令官、あるいはその権限が仮にですね、委任というんですね、委任されることになれば委任された先になると、そういう理解でよろしいですか。論理必然的にそれ以外ないと思うんですけど、ずっとアメリカと今後議論してやっていきますと言っているんですが、基本的にはそういうことになるということでよろしいでしょうか。
56:15
お答え申し上げます。まさに委員ただいまご案内いただきましたとおり、日米間におきまして、その自衛隊と米軍の式統制のあり方については議論を深めていくということにしているところでございます。相互運用性と速攻性を高めるために式統制に係る連携要領共感について議論を行っているというところでございますけれども、米側のカウンターパートを含む日米の調整要領の詳細につきましては、統合作戦司令部の任務や役割を踏まえ、米側と議論を進めていくということでございまして、今の段階で余談を持ってお答えをするということは差し控えさせていただきたいと存じます。
56:52
ずっと同じ答弁ですよ。よくわかるんですけど、今、統合作戦司令部の任務や役割を踏まえて、アメリカ側と協議をすると言っているんですが、今、法案審議しているので、統合作戦司令部の任務や役割って、ここで答弁していないこと以外に何かあるんですか、あるいは調整ができていないものが何かあるんですか、統合作戦司令部の任務や役割について。
57:16
お答え申し上げます。私どもの統合作戦司令部の任務や役割、それ自体については、まさに今、御審議をお願いしているとおりでございます。そうしたものを踏まえた上で、米側とこれから式、調整のあり方について議論していくということでございます。
57:41
ちょっといつまでも答えないので、次に行きますけれども、今回、米軍との連携の体制をより強化するということなんだと思うんですが、問いの5番なんですけれども、ちょっと参考人に聞いて、あとこの問いの5番、大臣にも、母親大臣にも見解をお聞きをさせていただきたいと思うんですが、また、ちょっとこれ通告しないんですが、外務大臣もぜひこの問いの5番をお聞きしたいと思うんですけれども、これ、先般、総理訪米の起床報告で私、御会議質問させていただいたんですが、そのとき質問したんですが、全く具体的な答弁になっていなかったので、しっかり委員会で、両大臣にお聞きしたいんですけれども 、今、我が国の自衛隊とアメリカ軍の関係は、かつてこの委員会で取り上げて、自民党の先生方もびっくりされていらっしゃったんですが、実は自衛隊の航空総隊の司令部が、在日米軍司令部が存在するですね、アメリカ軍の横田基地内にあるんですね。で、我らが航空自衛隊のトップである、航空総隊司令官のですね、トップというか、航空総隊の司令官のこの入隊所もですね、航空自衛隊の最高司令官の1人である、航空総隊司令官の入隊所も、管理上は米軍がやることになっているといった、他国に例を見ない、あのときこんなことやってる、こういう体制の国って他にあるんですかと聞くと、答弁に給していたんですけれども、政府の方もですね、なっていると。今後アメリカ軍とこういう連携の関係をですね、組織体制上も作り込んでいくということなんですが、後で上村大臣にしっかりご質問させていただきますが、先般の岸田総理のアメリカ領議会演説っていうのは、これ各報道やいろんな有識者も懸念を表明してますけれども、地球の裏側までアメリカ軍と一緒に、アメリカ一人じゃないと、日本がいると、地球の裏側までアメリカと一緒に軍事行動を何でもやりますよっていうのを、宣言したとしてか、英語と日本語で読めないような演説をなさっているわけ ですけれども、そうしたようなことも踏まえるとですね、今後アメリカ軍と自衛隊が一緒にいろんなことをやるにしても、この自衛隊がこの圧倒的な戦力を持つアメリカ軍、あるいはアメリカ軍が早期警戒衛星ですとか、さまざまな情報戦についてもものすごい力を持っているわけですので、圧倒的な戦力や情報力を有する米軍との関係で、軍事的な一体化に陥ってしまう、そのような危険はないのか。またそれが同時に政治的な一体化、後で質問しますけれども、この委員会でも何度か取り上げてますが、2017年、18年のときにトランプ大統領はですね、北朝鮮に各ミサイルの攻撃を迫って、空母、機動部隊、3つの機動部隊、あるいはグアムから戦略爆撃機を何度も何度も飛ばして、それに対して自衛隊が数えること30回以上ですね、北朝鮮の目の前で共同訓練を繰り広げてですね、初め北朝鮮は、自衛隊、日本政府は何をやっているんですかと、何をやっているんだと、これまで北朝鮮は在日米軍基地は北朝鮮軍にとっての攻撃対象であると認識していたけれども、日本国民は攻撃対象とは考えてはなかったんだけれども、そういうことを続けるのであれば、攻 撃対象とみなすと核兵器を持っているんだぞというような、そういう警告を何度も何度も発して、ただ当時、安倍総理はですね、日本はトランプ大統領と、私と日本国民はトランプ大統領をアメリカとともに100%ともにありますというふうに宣言をして、共同訓練を繰り広げ、その事実関係の経緯、これは防衛省が提出していただいた北朝鮮の国家声明の事実関係の記録を私申し上げているだけなんですが、その経緯の結論として北朝鮮は分かったと、もう日本国民そのものを攻撃対象とすると、核兵器で日本の4つの島を沈めるというような宣言に至るところまで行ったわけですけれども、果たしてこの圧倒的な戦力をですね、北朝鮮に対して有しているアメリカが、一般的に言って武力の国際法にあたるもの上の武力の威嚇だと思いますけれども、それをやっている中で、我が自衛隊がそれに加担する、私は合理的なですね、必要性やメリットというのはないし、むしろこの委員会でも当時の河野外務大臣に質問したんですが、こういうことをやっていると、日本がまさにアメリカと一体化して武力の威嚇をやっているというふうに北朝鮮に受け止められて、北朝鮮に武力攻撃の効率を与えるんじゃないかというようなことを言ったんですが、また後で質問しますけれども、そのときの河野外務大臣の答弁、これまたすごいんですが、この共同訓練はどこかの国などを想定したものではありませんと、一般的な自衛隊の連動のための共同訓練をやっているんですというようなことを言っていたわけなんですが、そうした状況を政治的な一体化、トランプ大統領と100%ともにある政治的な一体化というふうに、この間の代表質問では申し上げたんですが、まず政府参考人に質問するんですけれども、こういうアメリカとですね、こうした組織的な体制の連携を強めていくことが、そうした軍事的な一体化、あるいは政治的な一体化に至る危険は、ないのかということと、またこの危険排除の具体的な手段ですね、について、後で大臣に聞きますけど、大臣の指導の下でどういう取組をなさっているのか、それについては答弁してください。
1:03:00
お答え申し上げます。まず、日米の間で様々な能力発揮のために、緊密な連携を図るということ自体については、当然であるというふうに考えているわけでございますけれども、ただ、自衛隊のすべての活動につきましては、主権国家とある我が国の主体的な判断のもとに、日本国憲法国内法令等に従って行われるということ、そして自衛隊、米軍がそれぞれ独立した指揮系統に従って行動するということには、何ら変更はないところでございます。また自衛隊の指揮につきましては、法令で定めておりますとおり、日本国内閣総理大臣が最高指揮官として自衛隊を指揮監督するということについても、変わりはございません。さらに申し上げますと、日米のガイドライン、日米防衛協力のための指針でございますけれども、こちらにおきましても、自衛隊及び米軍の活動について、各々の指揮系統を通じて行動するということ、また各々の憲法及びその時々において、適用のある国内法令ならびに国家安全保障政策の基本的な方針に従って行われるということが明記されておりまして、こういったことについては、日米間の共通認識にしっかりなっているということでございます。従いまして、御指摘いただきました自衛隊と米軍の軍事的な一体化でございますとか、日米の政治的な一体化といったものに至る危険といった御指摘は当たらないものというふうに考えているところでございます。
1:04:31
だから、形式的には、今おっしゃったように、主権国家としての判断するし、自衛隊の行動は憲法、自衛隊法などの法令によって規律されていて、それを運用は最高指揮官の内閣総理大臣がやるものですということをおっしゃっているんですけれども、さっき言ったように当時、安倍総理はですね、トランプ大統領はアメリカと日本と、私と日本は、日本国民は100%ともにあると宣言をして、これ以上共同訓練を続けるんだったら、核兵器で日本国民を攻撃するぞと脅しているですね。北朝鮮の目の前で共同訓練を繰り広げて、あとで言いますけど、当時、この共同訓練、誰を想定したものではありませんなんていうふうに外務大臣は答弁していたのに、後に当時の川野統合幕僚長がですね、退官後にインタビュー、あるいは自らの講演などで、著作も2冊だと思いますけど、著作でも、いや当時、アメリカの討伐議長と何度も何度もやり取りをして、アメリカ軍が軍事行動を取る可能性が6割以上あると自分は認識していたと。もし軍事行動をアメリカが取った時には、安保法制の集団的自衛権などを発動することを討伐で検討し、そうしたことについては、安倍総理にも報告をしていたということを言っていて、私もびっくりしてですね、その後で知ったわけですけども、2018年、19年以降に知ったわけですが、それが事実であるかということを岸防衛大臣に質問したところ、国土局委員会で質問したところ、それは事実であるという、胸の趣旨の答弁をしているところなんですけれども、なので私の質問なんですが、こうした軍事的な一体化、あるいは政治的な一体化に、これは一般論として、日本であれアメリカであれですね、他の国であれ、軍事的な一体化や政治的な一体化というのは、これを避けるための取り組み というのをしなければいけないと思うんですよ。もともと憲法や法律でそれぞれ自衛隊の行動が決まっていますと、岸防衛大臣がしっかり言いますと、そういうことじゃなくて、それ以上にそうした危険排除の具体的な手段ということを、私はやらなければいけないんですけど、政府さん、これもう一回だけ聞きますが、そうした具体的な危険排除ですね、軍事的一体化、政治的一体化を避けるための危険排除のそうした手段というのは、さっき答弁した、たてつけ的なこと以外には、特に何もやっていないということでよろしいですか、防衛省は。
1:06:49
お答え申し上げます。改めて申し上げますけれども、まず日米間で能力発揮のために、緊密な役割を図るということは当然であると。他方でそれぞれの指揮系統をどうやって確保していくのかという観点から、自衛隊主席について内閣総理大臣が監督するということを、私どもだけで言っているとい うことではなくて、2015年の日米ガイドライン、これは日本が勝手に作った文書ではなく、日米間できちんと取り決めをして合意した文書でございますけれども、そうした中におきましても、各々の指揮系統を通じて行動するといったようなこと、そして各々の憲法、それから時々の適用のある国内法令、国家安全保障政策の基本的な方針に従って行われるということをきちんと、総合了解のもとにこうした文書を作ってやってきているということがございます。
1:07:41
日米ガイドラインは、私が言った2017年、18年のトランプ大統領の北朝鮮、米朝官危機と、そこに日本も実は加わった米朝日本危機だったんだと思うんですけれども、その当時からあったわけですけれども、木原防衛大臣に伺いますけれども、今申し上げたような、今回の法改正を含め、米軍との連携というものを強めているわけですが、そうしたものが、自衛隊と米軍の軍事的な一体化、あ るいはそれがひいては政治的な一体化になるようなリスクがないのかどうか、あるいはそうしたリスク、一般論としてはあると思うんですが必ずですね、そうした一体化のリスクを排除するために、防衛省としてこうした取組をしている、あるいはしなければいけないと考えている大臣の見解を答弁願います。
1:08:33
委員の御懸念は、非常に私も分かります。分かりますが、ある意味、その形式的な立て付けというのもまず大事だと思うんですね。我が国も米国も保持国家ですから、ちゃんと法的に自衛隊米軍がそれぞれ独立した指揮系統にあるということは非常に大事だと思いますし、また、その憲法において内閣総理大臣が自衛隊の最高指揮官で指揮監督するということ、これもちゃんとこれに基づいて我々も行うということ。加えて日米ガイドライン、これもちゃんと日米共通の認識もあるということ、これは まず形式的ですけれどもこれは非常に大事だと思っています。加えて、委員が最初に言われた横田基地の例でありますけれども、航空総隊司令部、確かに在日米軍の横田基地内にあるので、一体化、政治的な一体化に至る危険性がというような、その御懸念も、私はそうではないと思っておりますが、今回統合作戦司令部はちなみに市ヶ谷でございますので、その点からも、私は航空総隊司令部が米軍の軍事政策に巻き込まれることはないとは確信しておりますが、それでも今回統合作戦司令部は市ヶ谷にあるということ、私の極めて近いところに統合作戦司令官というのがいるということだと思います。あえて申し上げると、今回統合作戦司令部ができることで、今でも重要ですが、文明統制の役割というのは、私はこれまでも大事ですけれども、これからもより一層大事なものになってくると、シビリアンコントロールというのを極めて重視したいというふうに考えております。
1:10:19
私の言いのご懸念はわかりますというのと、最後、文明統制のことについてよりしっかりという問題意識をおっしゃっていただきました。文明統制については後で質問させていただきますが、外務大臣にお尋ねしますけれども、今回の法改正、あるいは安保三文書によって、防衛省の予算を倍増して、令和9年以降、10年以降、11兆円ですかね、通年で。初年度ですから、さらにそれが毎年増やすんでしょうけれども、すさまじいスーパー官庁になるわけですね。私は、松野博この外交防衛委員会、我が委員会、参議院は衆議院と違って外交防衛委員会で、私はこれ本当に素晴らしいことだと思うんですが、やはり外交がしっかり主体的な役割を果たす、もちろん防衛も抑止と、最後外交が敗北して、武力を抜くしか国民を守るために手段がないという、本当に国家の究極の最後に残された手段で防衛力を発動するわけですけれども、そうならないように、平和創造のための環境をしっかり作っていくのが、あの手この手で必死に戦略的にやっていくのが外交だと思うんですが、外務大臣として、今私が申し上げさせていただいたような、軍事的な一体化、あるいは政治的な一体化ですね、アメリカ軍、自衛隊とアメリカ軍、そうしたものについて 、大臣、一般論としてどういう問題指標をお持ちだかということと、そうした危険を排除するために、もうこの外交の役割というのは非常に重要だと思うんですが、そうしたことについて大臣の見解をお願いいたします。
1:12:01
突然のご質問ということでございますが、日本は戦後に関して平和国家としての歩みをしてきたところでございます。その意味で、この韓アジア、あるいは国際社会の一員として、各地域の国々に寄り添ったきめ細やかな外交を展開してきたと、そのことがベースに信頼という形で、日本に対しての大変厚い信頼と、また同時にそうした姿勢に対しての期待ということを、私も日々の外交を通して感じているところであります。基本は、今法制度、法の支配ということでありますし、国内の様々な法制度、このもとでそのオペレーションをどのようにそのもとで展開していくのかという実践、実際というオペレーション、実用ということがあると思います。その枠組みをしっかりした上で、主体的に、自県国家としての判断をするというこ とが何よりも重要であると思っております。安全保障の基本の一丁目一番地は、何といっても外交であると認識をしておりまして、その意味で、平和国家としてのこの80年弱の歩み、これに沿った形で日本としては、この大きな旗をしっかりと打ち出していくということを、もっぱら方針に掲げながら、私自身、外交の最前線で取り組んでいるということを、ご理解いただきたいというふうに思っております。
1:13:35
外務大臣から、今、安全保障の一丁目一番地は外交であるという、大変、何といいますか、良いお言葉をいただいたんですが、外務省の方と話していたときに、私も唖然とすることがあるんですが、軍事的な抑止力がないと外交ができない、それは私は全部は否定はしないんですね。ただ、自衛隊が他国の軍隊と同じようなことができないと、外交ができない、あるいは効果的な外交ができない、というんだったら、平和国家の元の外交官の意味がないので、もちろん、繰り返し言っていますが、防衛力による抑止力というのは、私は必要不可欠なものだと思いますが、多分、大臣がおっしゃっていた、安全保障の一丁目一番地は外交であるというのは、まず、そうした軍事的な問題が、緊張が起きない、そうしたものを防ぐところからの、外交の、まさに一丁目一番地の役割というものを強く認識されていると思うんですが、そうした理解でいいか、そのことだけ、どうぞお願いします。
1:14:38
安全保障は、国家の総合的な安全保障戦略、これの中に、さまざまな要素が入っているというふうに思っております。その中の、安全保障に関わる総合的な国力の主な要素、これの中の一つとして、まず、外交力、これが挙げられていると理解をしているところであります。総合的な安全保障の戦略は、総合に関係し合うということも事実でありますが、それぞれの力、そして、総合にそれが関係し合ってこそ、初めて国力としての役割、国力としてのベースができるわけでありますので、そうしたあらゆる部分を、ある意味では結集しながら、日本としての総合力を発揮していくということ、そして、その中で外交の役割は極 めて重要であると、私自身認識して、今、最前線で取り組んでいるところであります。
1:15:34
今、実は、両大臣がおかけたこの質問って、本会議室もまるっきりそのままなので、ぜひ政府としては、しっかりお答えをいただきたいんですが、ちょっと防衛大臣、もう一つだけ重ねて、私がこの問題提起している、申し上げているこの軍事的な一体化や、あるいは政治的な一体化について、一般論で結構なんですが、一般論として、こういうことが決して生じないように、防衛省としては、この緊張感を持って、防衛行政をやっていかなければいけないと。一般論としては、そういう認識、大臣お持ちかどうか、それだけ答弁してください。
1:16:08
先ほど、形式的な立て付けが、それは大 前提の上で、より一層、防衛省自衛隊を所管する防衛大臣、あるいは政務というのは、文明統制というものをしっかりと意識しながら、この統合作戦司令部、そして統合作戦司令官に対して、しっかりと指示を行っていかなければいけない、そういう認識でございます。
1:16:35
文明統制は大事なんですが、文明統制の下で、軍事的な一体化、政治的な一体化って、起こり得るので、2017年、18年の、私はまさにその事象だったと思うんですけども、安倍総理という文明の自衛隊の最高指揮官が、100%トランプ大統領、アメリカと共にあると、何度も何度も宣言して、したことをなさっていたわけなんですけども、もう1回聞きますが、なので文明統制をしっかりやるのは前提なんですが、そうした文明統制の下のこの自衛隊の運用というものが、軍事的な一体化、軍事的な一体化をしてはいけないのは、武力交渉の一体化は憲法違反だというのは、確立した政府解釈ですから、軍事的な一体化、あるいは政治的な一体化に、ということが間違っても、日米間で起きないように、防衛要請を所管する大臣としては、当然のことだけれども、そうしたことを緊張感、あるいは別の表現でも結構ですけれども、問題意識を持ちながら防衛要請を運営していく、そういう見解であるということでよろしいでしょうか。
1:17:41
委員の御指摘のとおりかと思います。自衛隊と米軍は、軍事的な一体化、政治的な一体化が起こってはならないと。そのことを防衛大臣として意識しながら、今回統合作戦司令部の設置を行わなければいけないという、そういう認識であります。
1:18:02
明確な答弁、どうもありがとうございました。今おっしゃっていただいた、文明統制の観点を問題意識を持ちながら、問6以下の質問をさせていただきたいと思うんですが、政府参考に聞きますが、防衛省設置法の、かつての改正のとき、その前は実は防衛省の内局、カンボーチャーや京都庁らの内部部局が、いわゆる東北庁以下の政府組の皆さんを、防衛省内部のシビリアンコントロールで、政策の総合調整力のもと、統制をするといったような立て付けになっていたというふうに、私は理解していて、かつての政府答弁なんか、普通に日本語で読んでいると、そうした種のことを言っているんですが、いやいや、金地もそういうことを言っていたんじゃないというふうに言って、かつて19年でしたかね、あの、法改正をして、それぞれ、内局のカンボーチャー局長らは、政策的見地の補佐を大事に行うと、で、東北庁らは、軍事的専門的見地の補佐を行うと。これは、その前から変わっていないとは思うんですが、その当時はっきり政府が言い始めたのは、その両輪の補佐をするんであるというようなことを言っていたんですが、ちょっと、そもそも論なんですが、この政策的見地の補佐と軍事的専門的見地の補佐というのは、具体的にどういうことなのかを、それぞれ、具体的に説明していただいた上で、あと、防衛省には事務次官がいらっしゃるんですが、事務次官は、こうした政策的見地と軍事的見地のそれぞれについて、どういう果たす役割、権限を持っているのか、それについて答弁をしてください。
1:19:34
はい、お答えします。政策的見地からの大臣補佐とは、防衛省自衛隊が任務を遂行する上で、例えば、法適合性の確認や法令の新規制定改正の要否の検討、政府全体の安全保障政策、財政政策等の整合性の確保、多省庁との的確な連携や役割分担、こういったことにつきまして、大臣への助言や関連する実務を実施することが挙げられると考えております。一方で、軍事専門的見地からの大臣補佐とは、防衛省自衛隊が任務を遂行する上で、例えば、部隊への指揮命令や作戦の立案、部隊や装備の能力の的確な把握、さらには部隊の的確な連携、こういったことにつきまして、大臣への助言や関連する実務を実施することが挙げられます。加えまして、防衛事務次官でございますけれども、こちらの各省事務次官がおります。同列でございますけれども、国家行政組織法第18条の規定によりまして、大臣を助け、省務を整理し、各部局及び機関の事務を監督する役割を担っております。なお、ここに言う各部局及び機関には、内部部局、各幕僚幹部をはじめとする防衛省の全ての組織が含まれており、事務次官は文明統制を行う防衛大臣を補佐する役割を担っているものでございます。
1:21:02
ちょっと、高段の事務次官の権限から確認なんですけれども、今言った機関の事務を監督するって、そこに今おっしゃっていただきますが、幕ですね、都合幕僚幹部以下、自衛隊の組織も含むんだということなんですが、事務次官を監督するということなので、事務次官は法令上、さっきおっしゃられた、この当幕長による軍事専門的見地の有りようについても監督する、調整する、あるいは監督ですから指導して改めさせることもできるんだと思いますけど、そういう権限を持っているという理解でよろしいでしょうか。
1:21:38
お尋ねでございます。事務次官でございますけれども、事務次官は大臣を助け、省務を整理するという立場がまずございます。その立場において、省内各部局及び機関の事務を監督しているものでございまして、大臣と同様の権限を行使するものではございません。なお、各幕僚庁の上司は事務次官ではなく、あくまでも防衛大臣でございます。
1:22:04
これは、ホロを返してちゃんと答えないとだめですよ。だから、機関の事務を監督する、省務を整理、機関の事務を監督するというのが国家行政組織法上権限を持っているわけですから、それは、だから、当幕庁の軍事力見地の補佐の有りようについても、もちろんその補佐を受けるのは大臣で、判断するのは大臣なんだけども、その補佐の有りようについても、事務次官は整理し、あるいは監督することができるんですよね。当たり前のことを聞いているんだと思うんですが、それを明確に答えてください。
1:22:39
先ほど前段に申し上げたように、大臣を助け、省務を整理するという立場がございます。その立場において、省内各部局及び機関の事務を監督しているものでございます。今申し上げた各部局及び機関の事務、こちらに当然各幕僚幹部も含まれるということでございます。
1:23:08
当たり前のことを聞いているんですが、だから当幕庁の軍事的専門見地の補佐という、当幕庁の事務ですよね。事務というのは当然、省務もその事務に入るんだと思うんですけど、そこから聞きましょうか。国家行政署上の省務というのは、当幕庁による軍事的専門見地の補佐の事務も含むんですか。それを答えてください。
1:23:34
今お尋ねでございますけれども、当幕庁の事務も含まれるのかということでございますが、そちらにつきましても含めて、先ほどお答えしたように、事務次官は大臣を助けて省務を整理するという立場がまずございまして、その立場において、省内各部局及び機関の事務を監督していると。先ほど申し上げたように、この省内各部局及び機関、こちらには当幕府も含めた各幕僚幹部も含まれるということでございます。
1:24:08
委員長、4回聞いて、質問もですね、事務次官の2つの見地について、旗色や明かりについて、説明してくださいというので、通告としては十分だと思うんで、ちょっと官房長、条文の読み上げを繰り返しなさっているだけで、ちょっと委員会にですね、これ極めて重要な話だと思うので、防衛省事務次 官のこの権限について、私の質問で言いました権限について、この公家行政組織法上の省務、あるいは整理、機関、事務監督について、当幕庁の軍事的専門検知の補佐との関係などを明らかにしながら、委員会に説明の資料の提出を求めます。
1:24:49
後刻理事会で協議いたします。小西君。
1:24:52
引き続き官房長に伺いますが、前段の方のですね、官房長や局長の政策的圏地の補佐と、当幕庁による軍事的専門検知の補佐の、ちょっと具体的な関係なんですが、自衛隊がですね、武力出動をするときにですね、最終的には大臣、あと内閣総理大臣が決める。もちろん、武力攻撃と事態対処法に基づく、その法令上の手続ですね、我々国会も関与することにもなっているわけですが、その後もその、防衛大臣のこの判断のところなんですけども、日本がある武力出動をするときに、かつて太平洋戦争で、事前の調査で国力80倍とも言われていたアメリカに無謀な戦争を行ったわけですね、当時の軍部政府は。ある日本が武力出動するときに、あの、さっき官房長がご指摘になった、いやいやこれは法令違反ですよと、武力事態対処法でですね、認められない、あの、例えば公衆的自衛権にも当たらないし、まあ政府が認めるこれは憲法違反ですけど、限定的なる集団的自衛権にも当たらない、これは法令に反する武力出動ですよと言ったり、あるいは今私が申し上げたが、この軍事的な検知から、あの、どう考えても合理性を欠く、あるいは武力出動した、発動した後の、あの、この武力の行使について、あの、収束のめどが立ちませんとかですね、あの、当時も、いや半年ぐらいは暴れて見せますが、今後といそろくですね、あの、この間、総理に対して半年ぐらい、どうしてもやれって言うんだったら半年ぐらいはやって、やる、できるかもしれないけども、まあその後については全くめどが立たないから、どうか日米外交を頑張ってほしいっていうことをまあ言っていたわけですけども、まあそうしたこの法令との関係であった、あの、軍事的な専門的、あの、合理性の検知について、これはあの、もう防衛大臣にしか、この、局長や官房長は言えないわけですか。この東北庁が言っていることがおかしいですよという、この東北庁のこの軍事的専門検知に対する、この補佐について、あの、批判し、あなたそういう補佐の仕方おかしいんじゃないですかっていうことはこれ法令上できるのか、それを答えてください。
1:26:52
はい、お答えいたします。一般論になりますけれども、戦後、もともと厳しく複雑な安全保障環境に直面する中、例えば自衛隊の行動に際しての緊急時を含む防衛省の対応が、そのときの政治的、政策的判断に整合した上で、省全体として統一的に行われることを確保することは極めて重要だと考えております。このため、緊急時における対応など、防衛省の署長事務全体について、防衛大臣の判断の下で統一性をもって行われることを確保する必要がある場合には、内部局が省全体の総合調整役を担うことになります。
1:27:37
その総合調整役担うと、通告でも一部触れていますが、具体的にはどこの条文の根拠になるんでしょうか。内部局の総合調整機能です。
1:27:50
お答えします。防衛省設置法の第8条7にございます。読み上げます。全確合に関わるもののほか、防衛省の署長事務に関する各部局及び機関の施策の統一を図るために必要となる総合調整に関すること。この条文に従っております。
1:28:21
今、7号で、その前から第8条というのは内部局に関する事務を具体的に起立をしていて、第4条に定める防衛省の署長事務をいろいろ並べているわけなんですけれども、この8条は、念のために聞きますが、当時の、さっき私が触れたこの法改正のときに、特にこの総合調整の機能をきちんとかけあらすために設けた条文ですというふうな政府答弁もありました。私がいただいたんですが、いただいているんですけれども、ちょっとこの全体の理解として、さっき言った、例えば武力出動のときのこの総合調整というのは、これ7号でやるのか、あるいは8条の1号で防衛及び警備に関することを、署長事務の4条を呼ぶことになっているんですが、非常に今、重要な答弁をしていただいたと思うんですが、8条7号に内部局の総合調整機能の条文があるということがですね。例えば武力出動とかそういうことでも、この8条7号の内部局の総合調整機能が発動されるのか、ちょっとそこについて説明していただきますか。
1:29:32
お答えします。と言いますか、これですね、小西先生が当時ご質疑されたときのですね、それに対するちょっと答弁を繰り返させていただきますけれども、防衛省設置法の内部局の署長事務に係る規定、第8条に、省の署長事務に関し、省内の政策の統一を図るために必要となる総合調整を行うということを、設置法第8条7号に特に書き出しまして、内部局の有する役割について、より積極的に確認させていただいたところでございます。このように答弁させていただいていると認識しております。
1:30:19
はい、ちょっと今この7号の条文なんですけどね、防衛 省署長事務に関する各部局及び機関ですね、これは幕府を含むわけですね、党幕僚官も含むんですけども、政策の統一を図るため、必要となる総合調整に関することですから、必要となる総合調整だというふうに、大臣なりがですね、事務次官でもいいとか、省も成立するとか、事務次官でもいいと思うんですが、判断すれば、部力出動に当たっても、一般論で結構なんですけど、部力出動に当たっても、この7号が書いてある必要となる総合調整が必要だというふうに判断されれば、これに基づいて総合調整できるという理解でよろしいですか。後ろで防衛政策局長がうなずいてますけど、そういう理解でよろしいですか。
1:31:03
そのままお答えになるかでございますけれども、先ほど申し上げたように、省内の政策の統一を図るために必要となる総合調整を行う、これを示したものがこの条文でございます。内部局の有する役割について、より積極的に確認させていただいたと、そういう趣旨でこの条文は作られているということでございます。
1:31:33
ちょっとこれも重要な話なので、ちょっとこれ、委員会に資料で説明していただけますか、私が今質問したことについて。後刻理事会で協議いたします。
1:31:46
ありがとうございました。じゃあちょっとさらにいかがなんですが、そうした総合調整をですね、具体的にどういう形で防衛省の中でやっているのか、あるいは武力指導を今までやったことがないし、外交がですね、上川大臣のもとに外交が頑張っていただいて、皆さんのね、翼四力、もう先日の本当のヘリの痛ましい事故はございますけど、まさに自衛下の皆さんの命がけで翼四力、あるいは国家究極の手段の防衛士団のために命がけの訓練をしてくださっているわけですけども、そうした、例えば武力指導も含めたこの総合調整を、具体的に防衛省としてはどういう形でやるのか、大臣のもとで、他の、私もかつて霞ヶ崎にいたんですけども、重要な意思決定する場合の事務次官において、将棋といったようなですね、会議をすぐ開いて、担当局長、内部部局の局長やあるいは官房長ら、あとその幕のこの責任者、統合幕僚長らが来て、で、大臣を真ん中にいただいて、あの、みんなですごい総合的な議論をやる、そういうことになっているのかどうか、それを答えてください。
1:32:56
はい、お答えします。具体的にということでございましたので、一例を挙げますと、先般のでは、野党反党大きい地震、このときのオペレーションについてちょっと申し上げますと、今般の野党反党地震への対応にあたりましては、オペレーションルームに参集いたしました事務次官、官房長、統合幕僚長等が、部隊の活動状況等の報告を受けたほか、関係する内部局にも統合幕僚幹部から的に情報共有を行っておるところでございまして、もちろんここに大臣が真ん中に座っているという場面でございます。
1:33:41
今よく聞こえなかったんですが、8歳直後の検討の場、対策において、災害対策の担当局長は自衛隊の部隊ということで、防衛政策局長だと聞いていますけれども、違うんでしたっけ。野党反党の時の内部部局の幹部は、自衛隊の側はどなたが集まって、対策の一番根幹の会議をいつやったのか、どのようにやったのか、それを説明してください。
1:34:25
お答えを申し上げます。先ほど官房長からご答弁申し上げましたけれども、野党反党自身への対応でございますが、まず日々防衛省地下のオペレーションルームの方に事務次官、官房長、それから統合幕僚長などが参集をいたしまして、日々のその部隊の活動状況といったもののご報告というものがなされております。その上で、この状況については必要に応じまして、内部部局の方にも私ども統合幕僚幹部の方から情報共有をさせていただいております。さらに政府全 体の対応方針というものがございます。発災当初、ほぼ毎日大臣には政府の対策本部の方に出席をいただいておりましたので、このオペレーションルームの方で集約した情報に基づきまして、事務次官、官房長、それから統合幕僚長等で大臣に対してのご報告というものをさせていただき、大臣には政府の対策本部会議の方にはご出席をいただき、お戻りになったところでまたそこの状況についてご説明をいただくと。こういったサイクルで業務を回していたという状況でございます。今のご説明だと、発災から一番最短の時間でのオペレーションルームの大臣の下での議論というのは事務次官と官房長だけなんですか。いわゆる背広組と言われている方は。災害対策の担当局長って防衛政策局長だというふうに説明を受けたんですけど、それで間違いないかというと防衛政策局長はいたのかいないのか、それをご説明してください。誰がいたのか。
1:36:09
災害対応の関係につきましては、基本的には私、東郷爆料株の総括官で 対応させていただいております。私は当時は官邸の地下の危機管理センターの方に詰めておりまして、そちらの政府全体の調整の方に参画をいたしておりましたので、その状況については、的に防衛省の地下のオペレーションルームの方と連携を取りながら業務を進めていた、そういう状況でございます。
1:36:40
総括官はですね、ともに言ったとおり、総括官の上司というのは東郷爆料庁なんですよね。あ、ふなっしゅいでます。東郷爆料幹部に所属している方なので、そうじゃなくて自衛隊の内部部局の災害対策、じゃあ一般論で自衛隊の内部部局の災害対策の責任者、政策責任者は誰ですか。これ答えてください。官房長でもいいか。え、災害派遣の責任者って答えられない。どなたがお答えになりますか。
1:37:09
お答え申し上げます。自衛隊の運用の一元化という観点から、実際の災害派遣のオペレーションにつきましては、東郷爆料幹部が一元的にやっているということでございまして、いわゆる背広の人間ということで申しますと、今答弁ございました通り、東郷総括官がその資料に当たっているということでございます。他方で災害派遣に関する自衛隊法上の制度、そういった点につきましては、制度についての管轄ということで、私防衛政策局長が当たっているということで、ご理解いただければと存じます。
1:37:49
大臣含め、答えられる方で結構なんですが、野党反動の地震ですね、委員の先生方もご承知のように、多くの家が潰れて、その下で本当に痛ましい命が失われるということが起きました。自衛隊も本当に大変なご苦労で頑張ってくださったし、あるいは消防や警察、みんなで頑張ってくださったんですが、ただ、事後、いろんな有識者の方も指摘 していますけれども、自衛隊、これは岸田総理の責任が一番、最高指揮官なので、あと内閣総理大臣なので責任だと私は思うんですが、私の地元には第一空挺団の皆さんがいるわけですけれども、東日本大震災、あるいはかつての千葉県の暴走台風ですね、はじめ、この災害対策でも最も困難な任務をやってくださっている。私は発災直後に、私も確認したんですが、発災直後から防衛省はこのヘリやあるいは戦闘機を上空に飛ばして被災状況を確認していたと。そうした状況を見れば、多くの家がつぶれていて、そして道路が寸断されていてと。そうなると、やはり一番の機動力を持つ第一空挺団を送ると。もちろん、持ち込める機材ですね、道路が寸断されているので、持ち込める機材も限られるけれども、ただ、つぶれた家の中、下で救助をされずに命を失う方を一人でも多く救うというのが、防衛省を含めた日本の行政の、日本国憲法のもとの憲法13条に、一斉眠については最大限の努力をするということが書いてあるわけですから、ありようだと思うんですが。私の質問なんですが、大臣の方に答える方は、こちらに答えていただきたいんですが、そうした自衛隊が持つあらゆる総力をですね、投入して、このつぶれた、野党反動の野党自身で、つぶれた家に今いる国民の皆さんを救い出す、そのために、あくまで一般論で、例として申し上げますが、第一空挺団を出動するべきではないか、こうした政策的な問題提起は、防衛省の中で誰がするんでしょうか。それは防衛大臣が責任を持つんだと思うんですけども、私は災害対策を責任を持つので、さっき制度の所管というふうにおっしゃいましたけども、制度はまさに、今言いました日本国憲法から防衛省設置法の災害派遣の条文までですね、国民の命を救うために、最大限救うために定められた条文なので、いや私、防衛政策局長ですけど、私の制度を適切に運用するためには、こうした自衛隊の、この部隊のこういう運用出動が必要だっていうのを、言うのが私は防衛政策局長の、私は法的な任務であり、事務であるお仕事だと思うんですが、一方、統合幕僚庁もですね、私のもとの自衛隊の運用を頑張れば、こういう人たちが救えるはずだと思うので、ここはやるべきだというふうに。これ一体誰が、例として申し上げますが、第一空定弾の出動などについてですね、政策的なこの意見をやることになっているのか、それを答えてください。
1:40:49
野党半島地震における対応につきましては、日々オペレーションルームの方で対応について協議をしておったところでございますが、委員御指摘の第一空定弾の活用ということにつきましては、この空定弾につきましては、今般、野党半島地震による孤立地域というのは半島の三幹部にある極めて狭い地域が中心でございまして、落下産効果によりまして、被災地域支援を行うということは、なかなか現実的ではないという、そういった判断に至っております。従いまして、寸断された道路で交通が遮断されているということでございますので、ヘリの集中運用というふうなことで、輸送手段というふうなものを確保するというふうなことで対応をしている、そういうことでございます。
1:41:42
実際の野党半島発災直後から、責任になっていた総括官の答弁なので、非常に今の答弁は重いと思うんですが、私、第一空手団が落下産で発災した当日翌日に、野党半島に降下すべきだとか、そんなこと言っていませんよ。私も今年も行きましたけども、第一空手団はヘリコプターから降りることはできるわけですから、それだけの連動力を持っているわけですから、そういう話をしているわけですよ。今のでパラシュートなんていうこと自体がですね、はっきり言いませんよ。野党半島で本当に家の下敷きになった国民を救うために、皆さんなりに頑張られたんだと思うんだけれども、もっとできたんじゃないかという指摘は研究に受け止めて、じゃあそれを、そうしたガチンコの議論をですね、防衛省の中でやるために、どういう厚生労働省の運用上の立て付けになっているのかというふうに私は聞いているわけですから、じゃあ防衛政策局長に行きますよ。防衛政策局長は、こういう野党半島の地震、これ例で申し上げますけど、そこで政策論としてですね、大地区定断などの、そうした実力を持っている部隊も投入して、一人でも多く救いきるべきではないかと、そういう政策提言をする、自民的な権限は持っているんですか、法令上。
1:42:49
お答え申し上げます。先ほどお答え申し上げたとおりでございますけれども、自衛隊の運用の一元化という観点から、自衛隊のオペレーションについては、統合爆量幹部で一元的に取り扱うということになっております。他方で、私、制度を所管しておりますので、例えば法律との関係、あるいは初期則との関係等において、こういうことができるのか、あるいはこういうことについてはどこまでできるのか、そういうような相談があった場合には、私はしっかり責任を持って、お答えをする立場にあるということでございます。
1:43:33
ちょっとこれ私なりの実はコンポール問題意識があってですね、さっき部力出動の例で申し上げました、今回は今災害の担当のことで災害派遣の例で申し上げましたんですけれども、自衛隊が国民を守るためにですね、何をどこまでやり切るべきかという政策、これ政策論ですよ。政策的な判断というのはやっぱり内部部局の官僚がですね、やっぱり責任を持って省内の調整 を行って、大臣の補佐を私はするべきだと思うんですね。もちろん幹部が自衛隊の中の教育機関を経てですね、ずっとその後も勤務なさった統合幕僚長ら、政府組の方々もですね、そういう政策的な判断というのをできるような能力は、それもちろんあるんだとは思うんですが、ただそうしたその能力、政策的な判断というのは、つまり簡単に言うとその日本国憲法や十三条だとかそういうものを考えながらですね、行政として、行政として何をどこまでやり切るべきか。そのためにこれだけの行政力を防衛省自衛隊は持っているので、それをこういうふうに活用してやるべきだということは、やっぱりセビロ組のですね、内部部局の局長らがですね、責任を持って判断をして、そうしたことが運用上可能かどうかをこの統合幕としっかり議論をするというのが実は私は必要じゃないかと思うんですね。それを大臣が全部判断して、こっちは政策的見地、こっちは軍事的な見地というのは、私はそれは実はこの防衛省自衛隊の行政のあり方として、ちょっと課題が私はあるように思うんですが、それについて政策局長何かお答えできますか。何かうなずいていらっしゃるけど。
1:45:26
お答え申し上げます。先ほど申し上げました通り、例えば災害派遣でございますならば、省内におきまして、適切な形での任務権限の分配を行われていると思っておりますけれども、それはそれとしてしっかり守りながらやりつつも、大切なことは、政府制度であれ、いわゆるセブロ制度であれ、きちんと大臣を共に一緒になってお支えしていくと。結果的に我が国の平和と安全、あるいは国民の皆様のやっぱりそのご安全といったものを、どうやってしっかり確保していくかということではなかろうかというふうに存じます。
1:46:02
総括官に聞きますよ。さっき言ったですね、これは例として言っているんですよ。例として言っているんですが、例えば野田半島自身において第一空挺団を投入する、出動させるかどうかという、そういう判断は、じゃあ誰が防衛省の組織の中でその判断の責任を持っているんですか。統合幕僚長なんですか。もちろんトッ プは大臣ですよ。誰なのかそれを端的に答えてください。
1:46:30
お答えを申し上げます。まさに委員おっしゃられた通り、最終的には大臣のご判断、大臣の命令でというふうなことになるかと存じますけれども、ときびり状況についてですね、オペレーション・ルーブの方に状況を集約して、それに対してどういった対応ができるのかということについて、軍事専門的検知から統合幕僚長が様々なそういうオプションというものをリコメンドし、それについて政策的な検知から内部部局官房長局長等がきちんとそれについて対応できるかどうかというものを判断をしながら、最終的には防衛大臣のご判断を仰ぎながら対応していくと、そういうことになるかと思っております。