1:35
ただいまから、環境委員会を開会いたします。委員の異動についてご報告いたします。昨日までに、吉井明君及び永井真奈美君が委員を辞任され、その補欠として石井純一君及び関口雅一君が占任されました。この際、伊藤環境大臣から発言を求められておりますので、これを許します。
2:03
5月1日の水俣病関係団体との懇談において、痔患を聴観した一部の方について、発言の途中でマイクの音量を切るという運用をしたことを、5月7日に事務方から報告を受けました。この点については、大変遺憾であり、発言されていた方に対して大変申し訳ない思いでございます。
2:32
このため、昨日、私自身が再び水俣に出向き、7つの団体の10名以上の方々とお会いして謝罪をさせていただくとともに、参加者お一人お一人からご意見、ご要望を伺ったところでございます。また、発言中にマイクの音量を切られてしまった方のお人については、奥様の遺廃にお証拠をさせていただいた上で、お話をさせていただきました。皆様からは、人の気持ちを考えた対話をしてほしい、懇談の際にもっと時間をとって話を聞いてほしい、今回のことを反省してしっかり引き継いでほしいといったことなど、様々なご意見、ご要望をいただきました。この中で、改めて、懇談の場をつくってほしいというご意見、ご要望があり、私の責任で懇談の場を設けることを決定いたしました。具体的な時期や方法については、今後調整してまいります。今後、今回の深い反省の上に立って、環境省として皆様に寄り添って対応ができるように、しっかり進めてまいりたいと存じます。政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。資源環境の促進のための再資源化事業等の高度化に関する法律案の審査のため、本日の委員会に理事会協議のとおり、環境省環境再生資源循環局次長、住村一郎君ほか6名を、政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに、ご異議ございませんか。ご異議ないと認め、裁を決定いたします。資源循環の促進のための再資源化事業等の高度化に関する法律案を議題といたします。本案の趣旨説明は、すでに聴取しておりますので、これより質 疑に入ります。質疑のある方は、順次ご発言願います。長官の発言は、長官の発言により、発言を終了します。自由民主党の長谷川秀春でございます。本日、質問の機会をいただきました三原委員長をはじめ、皆様にまずは感謝を申し上げたいと思います。私からも、初めに、質疑に入る前に、先ほど大臣からいただきました発言について、私も質問をさせていただきたいと思います。水俣病の被害者団体との懇談で、環境省職員がマイクを切った問題、私も明らかに不適切な対応であり、伊藤環境大臣の謝罪、これは当然のことだというふうに私は思います。被害者の方々にとって苦しい経験を語ることや、行政に要望を伝えることは、本当に容易ではないことだと私は思います。そのような機会を奪ってしまう行為、これは信頼関係を失うだけではなくて、被害者の方々をさらに傷つける、そういうことではないでしょうか。そこで質問します。5月1日の水俣病関係団体との懇談において、マイクを切られてしまった方に謝罪をするため、昨日8日に大臣自らが現地に訪問したというふうに聞いておりますけれども、現場でどのようなお話を伺って、大臣としてどのように受け止められたのか、これを法大臣からお聞きしたいと思います。
6:35
5月1日の水俣病関係団体の懇談において、時間を超過した一部の方について、発言の途中でマイクの音量を切るというふうにしたことを事務方から報告を受けました。この点については大変遺憾であり、発言されていた方に対して大変申し訳ない思いでございます。このため、昨日、私自身が再び水俣に出向き、7つの団体の10名以上の方々とお会いして謝罪をいたしたところでございます。そしてまた、参加者お一人お一人の方からご意見、ご要望を伺いました。また、発言中にマイクの音量を切られてしまった方お一人については、奥様の御徽拝に御照顧させていただいた上で、お話をさせていただきました。皆様からは、人の気持ちを考えた対話をしてほしい、懇談の際にもっと時間をとってほしい。また、今回のことを反省してしっかり引き継いでほしいといったことなど、様々なご意見をお呼びいただきました。その中で、改めて懇談の場をつくってほしいというご意見、ご要望があり、私の責任で懇談の場を設けることを決断いたしました。具体的な時期や方法については、今後調整してまいりたいと 思います。まさに今回のことを深い反省の上に立って、環境省として皆様に寄り添って、水族病の問題をはじめとして、環境行政が国民の皆さんに寄り添った形で進めるようにしっかり進めてまいりたいと考えております。ありがとうございます。
8:31
ありがとうございました。今、大臣から新たにそういった場を設けるという話もございました。やはり人の心をしっかりと受けとめて、対応をきちっとしていただくことが大切だと思いますし、過去の事例等々にとらわれるだけではなく、ぜひ対応の方をお願いしたいと思います。大臣にはこの課題に真摯に向き合っていただいて、具体的な今後の活動・行動の中できっちりとお示しいただくことを心から希望しまして、次の法案関係の質問に入らせていただきたいと思います。本法案は現状における資源循環の課題を踏まえ、製造業者等が必要とする質塗料の再生剤を確実に供給し、資源循環産業の発展を目指すものというふうに期待しております。この法案に関して目的について伊藤大臣にお聞きしたいと思いますが、 本法案の目的は「効率的な再資源化の実施」とあります。具体的にどのように実施をするのか、伊藤大臣にお聞きしたいと思います。
10:03
本法案においては、効率的な再資源化の実施を促進するため、製造事業者と廃棄物処分業者が連携して実施する再資源化事業について、先進的な内容であると認められるものを国が一括して認定する仕組みでございます。再資源化の取組には、地方公共団体ごとに廃棄物処理法の許可が必要となりますが、国の認定を通じて許可を一括で取得できるようにすることで、事業者の取組を後押ししてまいりたいと思います。また、廃棄物処分業者の判断の基準となるべき事項に、製造事業者の需要の把握や再資源化の生産性の向上のための技術の向上等に関するものを設け、廃棄物処分業界全体での再資源化の取組を促進してまいります。加えて、一定量以上の産業廃棄物の処分を行う廃棄物処分業者について、再資源化の状況を国が公表することで、製造事業者等と廃棄物処分業者とのマッチングも進めてまいります。こうした取組を通じて、効率的な再資源化の実施を促進してまいりたいと考えております。最後に少しまとめで発言をさせていただきたいと思いますけれども、冒頭の大臣の発言も含め、今回の皆旺田病の関係、ぜひしっかりした対応をこれからお願いしたいと思いますし、今回の資源循環の法案はとても大切なものだというふうに私は思います。この本法案の効果を最大限に引き出して、いい形でいい社会になっていくことを期待申し上げて、私の質問とさせていただきます。ありがとうございました。
12:48
県民主党の川田龍平です。今日は法案審議に入る前に、まず大臣から話がありました5月1日の件について、環境省による皆旺田病患者との意見交換の懇談の場でのマイクを切った事件についてお聞きしたいと思います。先ほど長谷川委員からもおりましたけれども、大臣はこの懇談の場で大臣として臨んで何を思いましたか。
13:26
皆旺田病の被害者の苦しみ、そしてこの問題の深さ、これを身に染みて感じていたことでございます。
13:44
今回私はこのマイクが切られた事件という、その3分が短いとか、なぜ切ったのか、誰が切ったのか、誰の指示だったのか、そういったことにはここでは触れずに、なぜ皆旺田病の患者の皆さんがあそこまで怒りをあらわにする、その怒りの原点はどこにあると思いますか。
14:14
皆旺田病が公式認定されてから68年たします。いまだにこの皆旺田病の問題が全面的には解決せない。その中で長い年月、お苦しみになっている、その気持ちが怒りの原点にあるだろうと私は考えております。
14:35
環境省は何のために設置されたのでしょうか。
14:43
皆旺田病を契機として、まずはその公害問題取り組む、そして今、地球温暖化であるとか、いろいろな主張が広がっておりますけれども、皆旺田病の問題が環境省設置の原点だというふうに思っております。
15:05
皆旺田病の解決のために大臣は、大臣の任期中に解決しようという意思はあわりですか。
15:17
私の能力の限りにおいて最大限努力したいと思います。
15:24
そのために大臣、患者さんの前でもはっきりおっしゃっていました、環境大臣としてできる限りのことをしたい。その思いで発言されたその言葉をですね、行動で示していただきたいと思います。具体的に何をやりますか。
15:49
具体的な項目は多岐にわたると思いますけれども、順番から申し上げれば、現行法制の中で最大限何ができるかということだろうと思います。そして、現行法制で足りない部分があることが指摘されていますので、これはちょっと行政府の立場を超えますけれども、そこについてもですね、一政治家として努力したいと考えております。
16:17
私も今回このミナマタ病の問題、私も国会議員になって初めてこの環境委員会で質問した一番最初のテーマがミナマタ病の問題でした。私が国会議員になって、まず一番取り組んだのがこの問題です。私自身が薬害エーズという、政薬企業と国による薬害被害の当事者として国会議員になって、薬害をなくしたいという思いで国会議員になってですね、最初に取り組み始めた問題がこのミナマタ病問題で、これはミナマタ病問題と薬害、公害問題というのは共通して一時的には企業の問題でもあるけれども、やはりこの企業の責任をですね、見逃して被害を拡大させた責任は国にあるという、この国の責任についても、この関西訴訟でもはっきりと認めて全面的にこの国の責任ということで、この被害者全員をですね、救済するようにというものを迫った判決も出されています。この判決に則って国はしっかりとこのミナマタ病問題の解決のために、今動くべき時ではないですか。大臣いかがですか。
17:32
できるだけ具体的に動いてまいりますし、能力の限りにおいて全力で解決のために具体的に動いてまいりたいと思います。
17:45
この患者連合の松崎副会長はですね、私も2019年の4月にミナマタで会いました。その時は、江津子さん、奥様も生きて生存されておりました。一緒にお会いしてお話も伺いました。昨日も当事者の方に電話でお話を、昨日マイクを切られた方、それからマイクを切られた当事者と隣でですね、支えてずっと相談を受け続けてきた女性の方ともお話をさせていただきました。患者の方が望んでいることは何ですか。
18:24
一言で言うと、ミナマタ病の問題の全面解決だろうと思います。
18:32
そのために環境大臣ができることは何ですか。
18:40
先ほどの答弁の繰り返しになりますけれども、まずは現行法制の中で何がもっとできるか、それをすることだと思います。そして現行法制で今足りない部分ということも様々指摘されておりますので、そこについては一政治家として今後努力してまいりたいと思います。