20:30
では私の手がなかったら、あゆみさんと挙手をお願いします。私の手がなかったら、小林先生を使ってください。全員決意、もう一度お待ちください。時間が…今日は、たぶん 、片手になりますので、今日は、たぶん、片手になりますので、
21:03
これより、会議を開きます。厚生労働関係の基本政策に関する件について、調査を進めます。この際、お諮りいたします。本件調査のため、本日、政府参考人として、内閣官房・内閣審議官、墨学君、消費者庁食品衛生技術審議官、中山智則君、審議官、真淵博君、審議官、与田岳君、子ども家庭庁長官官房審議官、高橋浩二君、総部長、税務局長、池田達夫君、出入国在留管理庁審議官、福原美超君、外務省大臣官房審議官、宮下忠之君、大臣官房審議官、熊谷直樹君、文部科学省大臣官房学習基盤審議官、浅野敦之君、大臣官房文部科学戦略官、梶山雅之君、厚生労働省大臣官房高齢障害者雇用開発審議官、田中幸子君、大臣官房審議官、鳥井陽一君、医政局長、浅沼和成君、健康生活衛生局長、大坪裕子君、健康生活衛生局感染症対策部長、佐々木雅宏君、労働基準局長、鈴木秀次郎君、職業安定局長、山田雅彦君、雇用環境均等局長、堀井夏子君、社会援護局長、浅川智明君、老懸局長、狭間隆一朗君、保健局長、伊原和人君、年金局長、橋本康弘君、安浩雅一君、人材開発統括官、岸本武志君、政策統括官、神馬人志君、政策統括官、森川佳樹君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。御異議なしと認めます。よってそのように決しました。質疑の申し出がありますので、順次、これを許します。
23:15
自由民主党無所属の会、安本昌吾です。質問の機会をいただき、ありがとうございます。本日は、認知症、認知障害、MCIの早期発見、早期治療のための質問をさせていただきたいと思っております。時間の限りもありますので、早速質問に移らせていただきます。昨年、認知症基本が施行され、認知症の患者さんやご家族、また介護従事者の方々など、多くの方が安心していただける環境づくりのスタートラインに立ったと思っております。そこで、まず初めに、日本の認知症の患者さんの人数を教えていただけますでしょうか。代表的なアルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビン症対型認知症、前等、即等型認知症の患者さんの割合など、わかりましたら教えてください。また、今後最新の情報などが出される予定がありましたら、それも併せて教えてください。
24:24
お答えいたします。まず、認知症の方の人数の推計でございますけれども、2012年度までの調査研究に基づく推計では、2025年に675万人と推計されてございます。これと全く同じ研究ではございませんが、その調査研究の中で、認知症のうち、アルツハイマー型認知症は約67.6%、それから血管性認知症、これは脳梗塞や脳出血などを契機として、神経細胞が減少して脳の萎縮が起こるものでございますが、これが約19.5%、それからレビー症態型認知症、これもレビー症態と呼ばれる構造物が脳などに発生で起きて、神経細胞が減少するものでございますが、これが約4.3%、それからご指摘の前頭側頭型認知症は約1.0%と報告されております。この認知症の方の推計につきましては、調査研究を行っておりまして、予約を取りまとめるところでございまして、近々公表させていただきたいと考えております。
25:28
ありがとうございました。新しい情報を楽しみにしております。次、資料1に関しての質問にします。共生に向けた認知症の早期発見、早期介入実証プロジェクトの推進について質問いたします。本プロジェクトの進捗状況、モデル地域の選定方法、施設数について教えてください。また、本事業は認知症の早期発見を目的に、国立庁所医療研究センターを中心に各地域で行うモデル事業とのことですが、早期発見に向けて期待される成果はどのようなものか、また、いつまでにその成果をまとめ、具体的にどのように地域社会に還元、活用していくのか、見解を教えてください。
26:29
お答えします。まず私の方から、このプロジェクトの進捗状況や、モデル地域の選定数などについてお答え申し上げます。今、委員御指摘にあらいました、令和5年度補正予算で盛り込まれました、共生に向けた認証の早期発見、早期介入実証プロジェクトにつきましては、現在、研究事業を進める前提となる倫理審査、研究フィールド、研究対象とする検査、それから受診・鑑賞システム等の研究の枠組みの検討を行っております。研究フィールドにつきましては、国立庁所医療研究センターを中心とした複数の研究機関から、連携実績のある自治体だけでなくて、これまでの認証施策への積極的なお取組などを考慮して、新たな自治体にもお声掛けをして、合計30個いる自治体にご協力いただける予定となっ てございます。
27:20
安倍先生、医療のスペシャリストでいらっしゃいますので、この研究をよく御承知かと思いますが、この研究事業は、認証の兆候の早期発見の後、速やかに診断や支援につながるよう、かかりつけ医や認知症疾患医療センター、地域包括支援センターなど、地域における認知症の医療・介護連携システムを活用いたしまして、本人及び家族の視点を重視した、日本独自の早期発見から早期介入までのシームレスな支援モデルを確立することを目指しております。この研究におきましては、令和7年3月を目途といたしまして、適切な早期発見・早期介入を行うための自治体向けの手引きを作成する予定でありまして、この手引きを全国に普及させていくことにより、共生社会の実現を推進するための認知症基本法の理念に沿った認知症施策を推進してまいりたいと考えております。昨年の6月にこの法律が成立いたしまして、総理の 強いリーダーシップの下で、施策を進めさせていただいております。この法律は今年の1月1日に施行しておりますので、政府としてもご指摘いただいたとおり、速やかにこのプロジェクトを進めまして、成果を上げてまいりたいと思っているところでございます。
28:35
ありがとうございました。このプロジェクトすごく楽しみにしておりますし、本当に具体的なことだと思うので、ぜひ進めていただきたいと思います。特に一番、お配りした資料の上のカッコの一番下に書いてある、日本独自の早期発見、早期介入モデルを確立するということは、とても素晴らしく、場合によっては、今ちょっと医療が遅れている部分もありますけれども、海外にも、勝てるようなものができるんじゃないかと思いますので、ぜひともよろしくお願いいたします。では次の質問に移ります。MCI、軽度認知症障害の早期発見を目的に、各社からMCIスクリーニング血液検査がリリースされています。調べたところ、中には、すでに3000施設にスクリーニングとして導入されているものもあるようです。現時点では、自由診療となっております。そこで、健康診断の項目に、脳検診、MCIスクリーニング検査、名前はまだ仮名ですけれども、そういうものを血液検査に取り組むことについて、厚生労働省はどのような見解をお持ちですか。また、血液検査、MCIスクリーニング検査を取り入れることの利点についてですけれども、これは早期発見につながり、早期対策ができるということで、その進行グラセル、正直言ってMCIですから、アルツハイマーだけとは限ってないんですけれども、いろんな患者さんに対する進行グラセルとか、場合によっては治療ができるということもあります。また、効果的な治療の効果が見つかるかもわからないということもあります。将来的な家族の負担軽減、医療費の削減、経営者などは、事業継承の対策の十分な時間が取れるということも、早く発見できたり、早く可能性があるということで、そういう時間が取れるということを言っているんですが、血液検査を推進し、早期発見につなげるための具体的な施策 や支援策はどのように検討されていますか。厚労省の今後の対応や見解を教えてください。
30:44
お答えいたします。委員はご指摘いただきましたように、認知症の早期診断に取り組むことは非常に重要だというふうに思っております。その意味では、検査の方法もあまり重装備なものというよりは、比較的簡便に検査できるというのが重要でございまして、その意味で委員がご指摘のバイオマーカーの話も大変重要だというふうに思っております。この認知症に関する各種のバイオマーカーの臨床試用につきましては、認知症関連の各学会の監修のもと、適正使用方針が作成されてございます。その中では、血液バイオマーカーを実用化するには、よりそのデータの蓄積と多様な集団における性能を検証する研究が必要であると示されておると思います。こうした状況を踏まえまして、先ほどご指摘いただきましたこのプロジェクトにおきましても、血液 バイオマーカーを含めたその有効性についても検証していくと、バイオマーカーでスクリーニングをやってみて、そこで疑いがあるという方について本格的な診断をして、その意味では精度を確かめていくといったようなことをまずしっかりやっていきたいというふうに考えてございます。この先ほどのプロジェクトの研究成果を踏まえながら、認知症の早期発見、早期対応の体制構築に努めてまいりたいとこのように考えております。
32:03
バイオマーカー、血液検査もこの数ヶ月調べているんですけれども、ずいぶんよくなってきていると。ちょうどアミロイドのときの、アミロイドβのペットの頃の時代と比べると、かなり進んでいるというので、またいろいろ調べてもらって、血液検査の場合は、非真宗といっても血液検査は健康診断しますので、その血液の一部をとればいいということで、非真宗ではないのかと思っておりますけれども、よろしくご検討お願いします。次の質問なんですけれども、認知症は先ほど、狭間局長が言ったように、早期発見が非常に重要となると。例えば、アルツハイマーが原因と言われている、アミロイドβが蓄積するのが20年以上と言われています。ここで資料を見ていただきたいんですけれども、提案の形でやっているんですが、40歳ぐらいの献身というのが、20年でアミロイドβが貯まるということは、40であると20年後60ですから、そろそろ調べてもいい時期かなと思うので、その経過を見たいということで、40歳から献身でスクリーニング検査を行って、MCIの疑いがなければ定期的な検査を実施、もし検査結果に疑いがあるときは、医師の診断によってMRIの二次検査、実は今MRIも認知症のソフトウェアがかなり出ておりまして、もう5、6年前とだいぶ変わっておりますので、ペットとなると1回10何万の検査ですが、MRIだとそんなに高い検査ではないので、そういうのを二次検査で使うということも一つではないでしょうか。結果問題ないと判断された方は、MGCスクリーニング検査で経過観察、これも毎年する必要はないと先生方に聞いているんですが、3年おきとか2年おきとか、これは有識者の先生方とご相談していければいいと思うんですが、そういう感じで定期検査をすると。治療を要する場合にはMRI検査、またアミロイドペット検査をし、レカネボルの負荷の可否を診断するといった一気通貫のフローが必要と 考えております。今一応検査をしているんですが、結果レカネボルの対象でなかったというのも多々あると聞いているんですので、その間にMRIを入れたりとか、そういう形をして対応してもどうかと思っております。日本は高齢者盛んに突入し、医療費の圧迫が懸念される状況下で、MCIの認知障害ですけれども、MCIの早期発見、早期対策は重要であり、いずれはMCIスクリーニング検診が、高費で賄える仕組みが必要と考えております。先ほどと重複する分もあると思いますが、資料2のフローについて厚労省の見解を教えてください。
34:48
お答えいたします。先ほど副大臣からもお答え申し上げましたように、今回のプロジェクトというのは、一つは診断だけで終わってしまいますと、私はMCIなんだ、あれは認知症なんだということで、それががっかりして終わってしまうということになりますと、救いにはならないということになりますので、その意味でその後のフォローもちゃんとつなげていく必要があると思っています。その意味では、今回のプロジェクトは、診断か発見か早期介入までのシームレスな支援モデルとして構築をするということが目的の一つ。もう一つは、今委員御指摘に並べましたように、バイオマーカーの精度を高めていく、あるいは確かめていくということが非常に重要だと思っています。そういったこともやりながら、委員御提案の検査フローにつきましても、認知症の早期発見、早期介入までの一貫したシームモデルの検討に当たっての参考と是非させていただきながら、アルツハイマー型認知症以外の認知症の鑑定も踏まえながら、引き続き調査研究を推進していきたいと、このように考えております。(佐藤) 今、狭間局長が言われたように、アルツハイマー型は確かに進んでいくということもあるんですけれども、アルツハイマー以外は、戻るというのが半分ぐらい戻るという話もありますので、それは戻れば介護のことも考えても意味があると思いますし、そういう意味では治療方法もそこはありますので、また御検討いただければと思います。次の質問に移ります。認知症疾患医療センターについて、本日時点で全国に500個施設認定を受けていますが、認知症疾患薬のデカネバブルを処方するか否かを診断するペット装置が整備されていない施設も数多くあります。基幹型と位置づけられている施設でも、装置の位幹によっては他施設へ紹介されるという状況も起きています。患者さんに不安を与える場合もあります。そこで、以前も質問させていただきましたが、装置の有無、人数、施設基準を少し見直して、疾患医療センターをさらに効果的に機能させ、国民が周知してもらうことが必要でないかと考えます。患者さんがどこに行ったらいいかが、よりわかりやすくしていただければと思っておりますが、厚労省のお考えがあれば教えてください。
37:09
お答えいたします。認知症疾患医療センターは、これは委員よくご存知のように、様々な形があるわけですけれども、地域の関係機関等と連携を図りながら、認知症の速やかな間別診断、診断後の本人、家族へのフォロー、症状増悪期の対応等を行う地域の認知症医療の拠点として、地域の事情に応じて整備を進めてきたところでございます。その意味で、一律の機能を全部持たせるということでは、必ずしもないということでやってまいりました。その一方で、今回6年度予算におきましては、アルツマハンマー病の新しい治療薬、レカネマムの上収も踏まえまして、認知症疾患医療センターにおける地域の医療機関や一般の方からの相談対応や、受診後の登用対 象外であった方への支援を含む地域の医療機関等の連携等に係る加算を創設するなど、このセンターの機能強化を図ったところでございます。今後という意味でいくと、これだけ認知症の方の数が相当いらっしゃるという意味では、全国で体制を整備していく必要がございます。その意味では、認知症疾患医療センターや地域保護活動支援センター、地域の医療機関、介護事業者が連携して早期診断できる体制とそれに基づいて適切なサービスにつなげていく流れを整理した認知症ケアパスというものを作成し周知していくことが重要と考えております。今委員御指摘になられたようなセンターの機能のあり方も含めて必要な対応を検討するとともに、全国の市町村に対して策定した認知症ケアパスをホームページや広報紙に掲載することを働きかけるなど、国民の皆様に対する周知に努めていきたいと考えております。長谷本昌吾君。最後の質問になりますけれども、あと4分なんで。先ほど回答を聞いて、いろんな回答を聞いていますと、乳がん検診、肺回検診のように、脳検診を早期に取り組むことは当面難しいということは理解しました。そこで提案ですが、例えば、現在やられているとは思うんですが、全国にある認知症疾患医療センターと地方自治体等を連携して、まずは地方のブロック単位などで脳検診が行えるような仕組みが、国が支援していくことはされていますけれども、一箇所でなく複数でできないでしょうか。現在、認知症を罹患する過程の経時的なデータが少なく、認知症になるまでのどういう過程でなっていくデータが少なく、早期発見をするにも研究が進まないということを聞きます。これは治療に対しても、検査に対しても同じことが言えるんですけれども。私が提案するMCIや認知症の脳検診を取り入れることで、多くのデータが集まり研究も進み、検査治療もさらに進化をするメリットがあります。何よりも多くの方が発症前に気づけることで、国民の幸せと将来の医療費削減にも寄与することから、是非前向きに検討していきたいと考えております。先ほど厚労省… ああ、そうか、これですね。 近々にいろんなデータが出るということですが、是非厚労省の誠意ある対応をしていただきたいと考えています。最後に厚労省から今後の取組について何か一言あれば、お願い致します。長妻老健局長 本日、委員から大変建設的な様々なご提案を頂戴したところでございます。まず、いろんなものの検査の精度を高めていく、そしてその検査しただけじゃなくて、それをつないでいくというのが、このプロジェクトに課せられたミッションだと思っておりますので、それにしっかり取り組みまして、その成果を全国に広めるべく、全力尽くしてまいりたいと、このように考えております。長妻老健局長 日本の医療って、またすごいと思うんですけども、検査もすごいんですが、先ほどちょっと申したように、その、妊娠症に罹患するまでの過程の情報がほとんどなく、日本だけじゃなく、韓国とか台湾も聞いてもないと言って、アメリカもかなり少ないんですけども、その情報を取るためにやっぱり、検診みたいなものかとして、健常人の状態がどうなっていくかという情報があれば、当然、薬もよくできますし、また検査法もいろいろとあるわけです。また検査法もいろいろ変わってくると思いますので、それができれば経済効果、輸出ができるということもあると思いますので、いろんな利点から前向きに検討していきたいと、言っていただければと思っております。時間も来ましたので、これで私の質問を終わります。ありがとうございました。
41:41
おはようございます。公明党の福重高博です。早速ですが、質問に入らせていただきます。まず、感染症対策についてお伺いをいたします。先月4月9日に国立健康機器管理研究機構、JISの準備 委員会が開催され、24日には次のパンデミックに向け、政府行動計画の改定案がまとまり、その後、我が党の合同部会において、厚労省や内閣感染症危機管理統括省からご説明をいただきました。私は、この感染症インテリジェンスを充実させるためには、在外公館に勤務する医務官と厚生労働省の出向者との連携や、関係省庁との連携による情報の報告、共有を速やかにできるホットラインの構築が重要であると思っております。この点について、まず外務省からご答弁をお願いいたします。私は、常時、統括省に医務官も参画するべきと考えておりますが、統括省のご見解をお伺いいたします。
42:52
感染症情報を収集できる医務官の育成として、様々な研修を、採用時のマラリア研修をはじめ、国立感染研修所の実地疫学専門家養成の研修などの参加を様々な形で実施しております。ご指摘いただきました連携につきましては、現在でも各在外公館におきまして、医務官と厚生労働出向者が連携して様々な課題に対応させていただいているところでございます。またこうした医務官から外務本省に対しまして、電報や電子メール、あや水源電話等様々な形による報告が行われまして、その中で必要な情報を随時適宜関係省庁に伝達共有させていただいているところでございます。今後とも外務省といたしましては、内閣感染症危機管理統括省、厚生労働省及び関係省庁と連携しながら、速やかな情報の報告共有等を通じまして、政府の感染症対策に貢献させていただくところでございます。
43:54
お答え申し上げます。委員ご指摘のとおり、感染症危機管理におきましては、海外の発生情報等を迅速に入手することは、水際対策をはじめとした初動対応を迅速に開始し、その後の政府の対策の方針を決定していくにあたって必要不可欠でございます。このため、平時においては、海外に医務官を要する外務省や厚生労働省といった関係省庁等との、緊密な連携体制を維持することが重要と考えております。その上で、有事におきましても、統括省の司令塔機能のもと、関係省庁が一体となって感染症危機管理に取り組む体制を整えることが必要と考えています。いずれにいたしましても、次の感染症危機に向けて、海外からの迅速な情報収集を行い、平時有事を通じて最も効果的に情報を共有できる体制について、外務省や厚生労働省等と連携して検討してまいります。
44:50
ご答弁ありがとうございました。次も関連してお伺いいたします。先ほどから申し上げましたとおり、在外交換委務官と我が国の責任者のホットライン構築は重要であり、大臣には感染症危機管理とグローバルヘルスの両面を融合した形でのリーダーシップを厚労省のみならず、政府全体で発揮していただけるよう期待しております。私は次なる感染症危機に向けて、国内への新型リインフルエンザ等の病原体の侵入や感染拡大のスピードをできる限り遅らせ、医療体制、提供体制を整えるため、時間確保が重要であると思っております。そのためにも、水抜きや対策につながる諸外国の情報収集が可能な在外交換に勤務する委務官や我が国の感染症対策の責任者のホットラインの構築は重要と考えております。先ほど政府参考人からご答弁をいただきましたが、現状の公伝等による体制の見直しを含め、竹見大臣 のご見解をお伺いいたします。
45:59
委員御指摘のように、外務省の委務官を含む在外交換が把握した現地の感染症関連情報につきましては、厚生労働省としても極めて重要と考えております。これまでも在外交換からの電報等により報告された情報の共有は確実に受けているところであります。現在、厚生労働省では関係省庁や関係機関との連携、そして国内外の感染症の情報集約分析のためのネットワークの強化に取り組んでいる、まさに最中でございます。この枠組みも活用させていただき、委務官を含む在外交換からの情報も、感染症対策の対案に迅速に活用していけるよう、今後とも外務省を含む関係省庁としっかりと連携しながら、政府一丸となって、こうした感染症関連に関わる情報の収集を努めていきたいと思います。
46:53
大臣、力強い御答弁ありがとうございました。次の質問に入らせていただきます。外務省によりますと、現在在外交換に100名を超える委務官が勤務しているところのことでございます。外務人事審議会の資料では、委務官の主な業務は、在外交換に勤務する職員や家族の健康管理、現地医療情報の収集と報告、この中には、感染流行時に政府系機関での情報収集も示されていますので、委務官にとって感染症は必須の領域と思います。その上で、委務官のスキルアップが必要であり、委務官への研修の充実が必要不可欠なものと考えますが、現在、厚労省は、委務官に対してどのような研修を行っているのか、御答弁をお願いいたします。
47:49
簡潔にお答えいたします。まず、厚生労働省のみならず、国立感染症研究所で行っている研修ですが、国際的な感染症に関する幅広い分野で働く専門人材を育成する、これを目的として、国際感染症リスク評価などを内容とする研修を行っております。これらには、先ほど外務省の政府参考人からも答弁いただいたとおり、委務官にも参加いただいているところでございます。
48:17
研修についての重要性という認識は共通できていると思うんですけれども、今回コロナの経験を踏まえて、こういったカルキュラムだとか、研修の時間だとか、そういったものに変化はあるのでしょうか。
48:36
お答えいたします。当然ながら、この間に積み上げてきた約4年間の知見がございますので、それを反映しての研修となっております。
48:47
やはり水際対策における委務官の活用というのは非常に大事なことだと思っておりますので、ぜひそういったカルキュラム研修の充実というものをしっかりと図っていただきたいと思いますので、どうかよろしくお願い申し上げます。次の質問に入ります。冒頭の質問でも触れました、国立健康危機管理研究機構、JISについて、竹見大臣にお伺いをいたします。JISは、統括省や厚労省感染症対策部に科学的知見を提供する感染症総合サイエンスセンターとして、情報収集、分析、リスク評価から研究、人材育成、国際協力、医療等までを一体的、包括的に行う組織となります。また、地方衛生研究所等と密接に連携して、全国のサーベラインス情報の集約分析等を行うことも重要な機能の一つであります。国際社会における感染症インテリジェンスを科学的に強力にバックアップするためには、JISの役割は大変に重要となります。大臣の強力なリーダーシップの下、JISの創設に向けた準備委員会の報告が取りまとめられたところで、改めて、竹見大臣に来年4月のJIS創設に向けた御決意をお伺いしたいと思います。