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参議院 農林水産委員会

2024年05月07日(火)

0h4m

【公式サイト】

https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/detail.php?sid=7920

【発言者】

滝波宏文(農林水産委員長)

坂本哲志(農林水産大臣)

池畑浩太朗(衆議院議員)

4:14

ただいまから農林水産委員会を開会いたします。委員の異動についてご報告いたします。昨日までに串田誠一君が委員を辞任され、その付欠として松野明美君が占任されました。食糧農業農村基本法の一部を改正する法律案を議題といたします。

4:31

まず政府から指摘を聴取いたします。坂本農林水産大臣。

4:37

おはようございます。食糧農業農村基本法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容をご説明申し上げます。我が国の食糧農業農村施策の基本的な方針を定める「食糧農業農村基本法」については、制定から四半世紀が経過する中で、世界的な食糧需給の変動、地球温暖化の進行、我が国の人口の減少などの食糧農業農村をめぐる情勢への変化が生じ、その制定時の前提が大きく変化しております。このため、こうした変化を踏まえて、食糧農業農村施策を講ずることができるよう、基本理念を見直すとともに、関連する基本的施策等を定める必要があることから、この法律案を提出した次第であります。次に、この法律案の主要な内容につきまして、ご説明申し上げます。第一に、食糧安全保障の抜本的な強化についてであります。食糧安全保障について、食糧の安定供給に加えて、国民一人一人の食糧の入手の観点を含むものとして定義し、その確保を基本理念に位置づけます。この考え方に基づき、国内農業生産の増大を基本とし、農業生産の基盤等の食糧供給能力の確保の重要性、生産から加工、流通、消費に至る食糧システムの関係者の連携などを位置づけます。その上で、国内農産物、農業資材の安定的な輸入の確保、食糧の円滑な入手の確保、輸出の促進、価格形成における合理的な費用の考慮などの基本的施策を講ずることとしております。第二に、環境と調和の取れた産業への転換についてであります。食糧供給が環境に負荷を与えている側面があることに着目し、環境と調和の取れた食糧システムの確立が図られなければならない旨を基本理念に位置づけ、この考え方に基づき、農業生産活動、食品産業の事業活動等における環境への負荷の低減の促進などの基本的施策を講ずることとしております。第三に、生産水準の維持・発展と地域コミュニティの維持についてであります。我が国全体の人口減少に伴い、農業者、農村人口が減少することが見込まれる中においても、農業の持続的な発展と農村の振興を図っていくことができるよう、農業法人の経営基盤の強化、先端的な技術を活用した生産性の向上、農業経営の支援を行う事業者の事業活動の促進、農村関係人口の増加に資する産業振興、農地の保全に資する共同活動の促進等の基本的施策を充実しております。以上がこの法律案の提案の理由及び主要な内容であります。何卒慎重に御審議の上、速やかに御可決いただきますようお願い申し上げます。この際、本案の衆議院における修正部分について、修正案提出者、衆議院議員池畑光太郎君から説明を聴取いたします。

8:01

池畑光太郎君。

8:03

おはようございます。食料農業農村基本法の一部を改正する法律案に対する衆議院の修正について、その趣旨を御説明申し上げます。修正の内容は、先端的な技術等を活用した農業の生産性の向上に資する施策について、その対象として多種化に資する新品種を明記するとともに、育成に加えて導入の促進を明記することであります。何卒委員閣議の御賛同をお願い申し上げます。以上で、質説明及び衆議院における修正部分の説明の聴取は終わりました。法案に対する審議は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。

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