19:45
(挙手)これより会議を開きます。内閣提出、新たな事業の創出及び産業への投資を促進するための産業競争力強化法等の一部を改正する法律案を議題といたします。この際、お諮りいたします。本案審査のため、本日、政府参考人として、内閣府科学技術イノベーション推進事務局審議官川上大輔さん、金融庁総合政策局参事官柴田達文さん、経済産業省大臣官房総括審議官南亮さん、経済産業省大臣官房主席スタートアップ創出推進政策統括調整官阿郷新平さん、経済産業省大臣官房審議官菊川神吾さん、経済産業省大臣官房審議官井上誠一郎さん、経済産業省大臣官房審議官新井正義さん、経済産業省大臣官房審議官田中哲也さん、経済産業省大臣官房審議官小林伊鶴さん、経済産業省大臣官房審議官田中和重さん、経済産業省大臣官房審議官浦田秀行さん、経済産業省大臣官房審議官西村秀鷹さん、経済産業省経済産業政策局長山下隆一さん、経済産業省経済産業政策局地域経済産業政策統括調整官吉田健一郎さん、経済産業省産業技術環境局長畠山陽次郎さん、資源エネルギー庁次長松山康裕さん、資源エネルギー庁資源燃料部長佐田光雄貴さん、資源エネルギー庁電力・ガス事業部長久米孝さん、特許庁総務部長滝沢剛さん、中小企業庁次長飯田健太さん、中小企業庁事業環境部長山本一則さん、津野さん及び国土交通省大臣官房 技術審議官今井新さんの出席を求め説明を聴取いたしたいと存じ ますが御異議ありませんでしょうか御異議なしと認めますよってその ように決しました質疑の申出が
22:00
ありますので順次これを許します 茂徳和彦さんはい委員長茂徳さん
22:07
立憲民主党茂徳和彦ですきょう は四十分ほど時間をいただいておりますありがとうございます 最初に齋藤大臣大変重要な取組を進めていただいております 三月五日に立ち上げられました町の書店を振興するプロジェクト チーム大臣そのときの記者会見でこう仰っています町中にある 書店は多様なコンテンツに触れることができる場として地域に親 しまれており創造性が育まれる文化創造基盤として重要だこう した書店が近年激減していて約四分の一の自治体から書店が 消えているこれは何も一中小企業の問題ではなくまさに日本人の 強要を高める一つの牙なということであります 海外でも書店の減少について危機感を感じている国も多々出てきて いてフランスや韓国でも同じ問題意識で取り組んでいる我が国として どこまで何ができるかしっかりやっていきたいこのような決意 を述べられていますこれは経済産業省の取組ではあります けれども本質は経済的に小さな書店が立ち行かなくなることを 支えていくということ以上に日本人の強要というものを読書に求める ということだと思います私はこれは国力そのものだと考えて おりますただ現状は小さな書店はコスト のかかる店舗を閉めて外商といったりとか営業をかけていろいろな ところに本を売りに行くこういうところに専門を特化して仕事を しているようなところも出てきております このことに関しまして同じような問題意識を持っておられる有識者 の一人として藤原正彦先生がいらっしゃいます 今日は私は二〇五年の国家の貧覚以来藤原先生の大ファンであります とともに二〇二〇年に本を出しております本屋を守れ読書とは国力 という本を出されておりますので今日は それを資料にして皆さん に配布をさせていただいております重要な部分を選否でありますので ちょっと読み上げてみたいと思います読書こそ国防であるというかつて 欧米列強が幕末の日本に来たときに敷地率九割以上の日本人を見て この教養ある日本を植民地にすることはもうできないと断念をした のではないかということをおっしゃっています 町の本屋こそ文化の拠点でありインターネットで情報は得られて も知識や教養は絶対に育たない私の提言はインターネットでの 書籍流通に規制を加えて町の書店を救わなければならないという ものだ本の価値を吊り上げるばかりでなくネット販売は本の価値 を吊り上げるばかりでなく値段を吊り上げるばかりではないという 意味ですけれども出版社の価格決定権や編集権まで握りアマゾン の気に食わない本は売らないなど思想統制につながりかねません というようなものですつい先日も厚生取引委員会がグーグル を行政処分しましたこういったネットの巨人というものはいろいろな ことを支配的にやろうとしますのでこういった懸念も決して見 首ではならないことだと思います日本でも知識人や各層のトップ が立ち上がり国会議員を巻き込んでスマホ規制やネット書店規制 の運動を立ち上げるべきでしょう郊外に書店がふえるのは結構だ と思いますが本当に重要なのは駅前にある小さな書店の方です というわけですねで読書に関する健全な罪悪感つまり 本を読まなきゃというそういう罪悪感を老若男女に植えつける ことこれこそ駅前の小さな書店が持つ最大の存在意義です結果 として教養を身につけるチャンスを一視対局官のないリーダーや エリートそして国民ばかりになってしまったということをおっしゃ っていますさらには小学生から教科書も読 まず自由にタブレット画面に没頭させたら本の世界に対する憧れ など生まれようがない本嫌いの子供を量産するという暴酷の教育 に文科省も教師も親も命がけで迷信しているのですというわけ ですねこれに対しては紙じゃなくても いいんじゃない電子書籍があるんだからという向きもあるかもし れませんがこれはテレビでもやっていましたけれども文科省が二十 一歳の若者対象に令和四年調査していますこの一カ月で読んだ 紙の書籍がゼロ冊という人が六十二%なんですねじゃ電子書籍を 読んでいるかというとこの一カ月で読んだ電子書籍ゼロ冊という のが七八%紙も読んでいないが電子書籍はもっと読んでいない こういうことなんですよという文科省の調査もあります 続けます人間にとって情報がいくら増え ようと無意味であることを知るべきです人間は本を読むことで 初めて孤立した情報が組織化され知識となり体験や施策や情緒により 知識が組織化され教養となるということです これはちょっと面白いことを言っているんですけれどもaiという ものを軽視しているんですね藤原先生はaiに毎分一億句の配句を 作る能力があってもその中で一番優れた句を選ぶことは できないんだということですねなぜかというとその後そのよし やしを判断する情緒というものが必要なんだちょっとアン ダーライン 引いていませんけれども人間の深い情緒は究極的には人の 死に結びついています有限の時間の後に朽ち果てるという 根源的悲しみが全ての情緒の中心にあります したがって逃れられない死のないaiは永遠に深い情緒を身につける ことはできないだから大したことはないだから優れた配句を選ぶことが できないこういう話なんですよねということでございます かなりのことを申し上げましたが教養というものが本当に資源のない この経済産業委員会でいつも言われる資源のない日本において唯一人間 というものが人材というものが日本の資源であるとよく言われる ことであります経産省のこの所展振興プロジェクト チームの問題意識取組について
28:54
御説明をいただければと思います 斉藤経済産業大臣
29:00
まず清徳議員にこの所展振興pt について御質問をいただ きまして本当にありがたく思っています 藤原先生に限らず今回このptのことが報道されましたら実に多く のマスコミあるいは電話等での問い合わせが大変殺到しており まして私はやはり世の中の人も同じ問題意識観を多くの人が持 っていたんだなということを改めて感じました 確かにデジタル書籍で本を読むということもできるわけであります けれども例えばちょっと感覚的なお話になりますけど新平家物語 全16巻のタブレットで読むかということなんかを考えますとやはりデジタル 書籍というのはリアルな本の他にはなっても代替にはならないん じゃないかなというふうに思っているところでありますので私は 書店には書店の持ち味デジタル書籍にはデジタル書籍の持ち味 そして図書館には図書館の持ち味があってその3つが共存すること によって日本人の教養力とか社会の文化力というものが維持強化 されていくんだろうと思っているんですが一方でその本屋だけが どんどんなくなっていくということで本当にいいんだ ろうかというの が問題意識の出発点なわけであります本年3月5日に省内に部局横断の プロジェクトチームを立ち上げたわけでありますけれどもまずは さまざまな問題があることは私承知をしていますがまずは書店 経営者など皆様の声をよく伺うことが重要だと考えていますので 先日は書店経営者の皆様にお集まりいただき車座ヒアリングを実施 をしたところであります書店をめぐる課題や問題点いろいろ ありますのでこれを整理した上でどういう対応ができるか経済 産業省としてできるところは何かこういったことを見極めた上 で実行に移していきたいという
31:20
経産省としての取組は大臣に引っ張 っていっていただきたいと思いますが経産省だけの課題というより もっと大きな課題であるようにも思います このプロジェクト自身も機に これは議員側の責任として立法府の役割 としても何か取組をしていなければならないんじゃないか フランス では地位者の書店を守るためにネット書籍販売で値引きをしたり することを禁じる無料配送を禁じるこういう法律があるとも聞 いております何かしらの立法も必要になるんじゃないかなこういう ことも思っておりますのでいわやかに各議員皆さん方にもいろいろな 輪を広げていくことができればと思っております さて産業競争力強化法について質問させていただきます まず全体的な話としてアメリカではiraという法律がありますこれ と今回の産業競争力強化法案を比べますと全体的に比べると日本 の法律今回の法案は国内設備例えばサフに関して言えば国内での設備 投資が対象になるということなんですがアメリカではそして新増設ですね 新増設が対象となるということですがアメリカでは新増設ではなくても 良いという税額控除が適用されると聞いております 税額控除枠の繰り越しというものも日本は原則4年なんですがアメリカ では20年と聞いておりますさらにアメリカ特有のタックスクレジット という形で税額控除枠というものを他に売っていくということも できるこうした違いがあると聞いておりますがこうした違いについて あるいはそのほかにも大きな違いがあるのかということをお聞き しますやはりフェアな同じ土俵に立た なければこういった産業競争力というものはまともに競争できない と思いますのでその土俵とほとんど同じのが政府の役割だと思います いかがでしょうか経済産業省小林大臣官房審議官 お答え申し上げます御指摘の米国インフレ削減法ira をはじめといたしまして世界各国は各国それぞれの戦略分野における 投資促進策を打ち出しております本税制につきましては我が国における 戦略分野のうち特に生産段階のコストが高いなどの理由から投資 判断が困難な分野について生産段階における税額控除措置を創設 するものでございます御指摘のiraに基づく生産段階の 税額控除措置と本税制の措置内容については生産販売量 に応じて 税額控除を行うという点や二十年という御指摘ございましたが 実は米国のiraも多くの分野で定めている控除期間は十年間でございます この適用期間などは比較的同様ということだと思いますがその 一方でそれぞれの国の産業構造や強みさらには既存の支援策や 制度などを踏まえて対象としている物資そして物資ごとの税額控除 額繰越期間の長さそしてまさに御指摘のとおり米国においては 一部の別資については税額控除を他社に移転できるというような 点もございましてこういった点は違いがあるというふうに承知 をしております投資促進策にはさまざまな手法 がございまして各国とも自国の産業構造に合わせた手法を採用 してございます我が国としても日本の産業構造 の特徴や強み分野ごとの特徴さらには既存の支援策そして制度も踏まえ まして効果的に講じていくことが重要だというふうに意識してございます 我が国のgx促進政策については本税制と合わせましてgx経済 公債を活用した二十兆円規模の投資 促進策さらには規制そして 制度面での対応といたしまして債値導入を促進するfitfip制度そして 成長志向型カーボンプライシングの導入を行っていくこととして おりますこれらを合わせまして米国にも 決して見劣りしない内容というふうになっていると認識してございます このようにさまざまな政策を効果的に組み合わせることで国内投資 を強力に引き出して戦略分野における世界的な競争政策競争にもしっかり と対応してまいりたいというふう
36:10
次にサフについて質問させていただきます この法案において国産サフを支援するということでありますがちょっと 確認的な質問なんですけれども税額控除が適用される条件という のはあくまで国内で生産した場合に限るということなんですね 例えば日本の事業者日系の事業者が国外 にサフの製造プラントを 新増設するこういう事例というものは税額控除の対象にならない ということなんでしょうか資源エネルギー庁松山次長 お答え申し上げます今お尋ね頂戴しました戦略分野 国内生産促進税制今回の産業競争力法の趣旨でもございますけれども 我が国における戦略分野のうち特に生産段階のコストが高い等 の理由から企業の投資判断が容易でない国内投資が容易でない分野 につきまして国内での投資判断を強力に引き出そうそういう観点 から生産段階における措置を講じるものでございます そういう意味で今お尋ねございました日本の事業者が日本国外にサフ の製造プラントを新規に建設してサフを生産した場合につきまして は国内での投資を促すための本税制について税制額控除の対象 とはしていないものでございます和地解読 国内投資を誘導するということではありますがちょっとさらっと になりますけれども二〇三〇年までに航空燃料サフを十%まで 引き上げるという目標を立てておられると思い ますが今の枠組み でちゃんと達成できるという見通しをもって国内に限るという考え方 だという理解でよろしいでしょうか資源エネルギー庁松山次長 お答え申し上げますこのサフの利用の促進ということは カーボンニュートラルの実現のために非常に重要な要素の一つだと考えて ございますこの税制上の措置において国内製造装置が整備され製造が 進んでいくこともございますけれどもこの制度に限らずさまざまな制度 等を通じましてましくは支援措置を通じまして総合的な形でこれを 推進していくということになろう
39:08
ちょっとここで大臣にお尋ねしたい と思っていますサフですねバイオで航空燃料を 作っちゃおうという話なんですけれどもいろいろなものから原材料 からサフは作れると聞いております灰油とか植物性と言いましょう かね例えばサトウキビなんかからも作れると聞いていますそれで もし世界的にサフ製造競争みたいなことが起こったときに原材料を 集められるかどうかというところが一つの焦点になると思います 日本の場合も今すでに海外からかなり輸入しないといけない原材料 を輸入しないといけないこういう議論になっているようであります がそういう中で今言ったサトウキビなどを海外で量産させて増産させて それをサフの原料にしようこういう
40:09
ことにもなってくる動きもある と思うんですがこれは農水大臣
40:15
も経験されていますので心情的に 難面も含めて農家の方々に食べ物作ってくれと燃やすからという ような燃料にするからこういうやり方ってなかなか各国の食料 自給とか食料政策にもよるのかもしれませんけれどもどうしても 百姓さんの気持ちになると立場になるとやっぱり胸が痛むという か心が痛むという部分があると思います本来食べ物人間の口に入るもので ありながら航空燃料に使うみたいなそういうやり方ということその ものについてお考えをお聞かせください斉藤経済産業大臣 大事な御指摘だと思いますまずサフの利用に当たりましては 国際的にも食料競合のない非過食原料これは食べない原料という 意味ですけれども非過食原料の利用促進や原料生産から消費までの ライフサイクルにおいてさまざまな環境社会的影響を考慮するなどの 持続可能性を尋視することが求められています 非過食原料の利用については我が国の民間事業者の取組として例えば 既に東南アジア等の地域で非過食の原料を海外で栽培をしてサフ の原料として活用する取組が既に行われているケースがあります 御指摘の点ですけれども当然食料政策に留意をして生産量やコスト などが見合えば国産農産物を地産地消のサフ原料として活用する ことも可能でありますし既に関係事業者に対してヒアリングを行う など農林水産省とともに連携し て取り組んでいるところであります 強引にやることは当然農家との関係もありますので私も大臣経験者 でもありますのでそれは適切ではないと思っていますが工作放棄地も 増えていますし生産コストのかからない応報での栽培というのも可能だろう と思っていますのでよく農林水産省とは連携をしながら取り組んで いきたいと思っています杉田区一さん もう一つ農村的な観点からの質問をさせていただきます このサフって天ぷら油で飛行機を飛ばすなんて言われてちょっと 面白い話題提供にもなっているわけですが基本的に今すぐ想定 されるのは飲食店とかまともと配食油が集めやすいところから まずは集めるこれは当然のことなんだと思いますが家庭ごとの 使用済み油というものも全部集めればまあまあまあ量になる飲食店 は四十トンに対して家庭用も十トンぐらいは出るというふうに 全部はかき集めればでしょうけれどもという数字もあります なので一部のスーパーなんかでは地域と連携して集める回収する 動きもあると いうような記事も出ております 私はエネルギーとりわけバイオマス分野のエネルギーという ものは十年二十年前から地域ごとの自給自足的な地域循環とも 言いますあるいは地域分散型とも言います地域ごとでエネルギー を回すというようなイメージとともに語られていた面があると思 うんですねだけどなかなか全国的にものすごく 進んでいるとは今言い難い状況だと思います いろいろな理由はあると思うんですけれどもちょっと想像して みればわかるように各地に転在している家から出るごみとかあるいは 農業の藁とか畜産の糞尿とかそういうものを本当に転在していますから それを日々集めるということ自体はなかなか大変なことであります だけどさらにそれを集めた上で各自治体ごとに発電所をつくって それを電力供給するとかばやちゃんに熱と一緒に熱電併給でやるなんて そんなシステムを一千七百万ある各自治体ごとにやってよと言った ってなかなかやれないと思うんですよ そこで今回のような国家的プロジェク トでもありまた大企業石油の元売り のような特定少数の資本力もある大企業が砂布の原材料を集めます よという集約的にそういう出口があればどこの自治体も原材料 を集めてどこかへ運ぶというところまでできればあとは大企業さん が砂布という非常にクリーンな燃料に変えてくれるのと何らか の対価がもらえるのであればそれは地域が潤うということにもなる とこんなところが第一歩になりやしないかなというふうに思うん ですねいわば防災欠陥からガーッと集 めてくるわけなんですけれどもその防災欠陥の仕組みがきちんと できれば今度はいずれ将来的には各自治体ごとに出口をそれぞれ 作ってそれぞれ発電するなりそれぞれ熱電併給するなりして地域 作りに分散型で生かしていくとこんなふうな段階的な取組の大きな 第一歩というふうにこの砂布の今回の法案をきっかけとしたシステム 構築というものができるんじゃないかなというイメージを持っているん ですが大臣どんなイメージを持
46:35
確かに防災欠陥の部分が非常に 重要だと私も思っています将来的に砂布の製造供給に向け ましては安定的ということと安価そういう原料の確保というのが 重要になります実は既に砂布の製造事業者が御 指摘のように地方の自治体や飲食チェーンあるいは廃棄物処理事業者 との連携を進めて原料となる廃食要油や年込みなどの効率的な改修 に向けた取組が広がってきています昨年5月に国交省と共同で立ち上げ た官民協議会がございましてそこにおいても農林水産省や環境省 とも連携をしまして原料の確保を含めた御指摘のようにサプライ チェーンの構築に向けた課題解決に取り組んでいるところであります 今後砂布の原料候補になり得る国産原料を取り扱う関係者を招き して事業家に向けた課題を抽出をしていこうということを検討 しています先行する取組がありますのでそれ なども参考にしながら引き続き国際原料の活用も含めた砂布製造 供給体制の早期確立に向けて取組
47:59
を進めてまいりたいと考えています 杉徳和彦君
48:05
次は自動車についてです 自動車evの製造販売を支援するという仕組みが今回の法案に載 っております一方でevは課題も多いですね四月 二十三日日経新聞一面に載っておりました日本とヨーロッパで 共同してev向けの電池の再資源化を共同で行おうこういう記事で ございました要するに電池にはレアメータル がたくさん使われておりますけれどもこれ供給元がやはり中国がかなり 大きく占めておりますので一旦車に積んだ電池は再資源化する 域外に流出するということを防止するということが大事だろう 本当にリチウムに関して言っても加工生成は中国で六五%行われている コバ ルトの加工生成は中国で七六%行われているグラファイト黒 鉛黒い鉛は採掘が中国で七十%加工生成は中国で百%これieaによる という報道でありますがこのような状況ですので経済安全保障という 観点を重視しなきゃいけないというふうに思いますカーボンネウントラル も大事なんですけれどもだからこそ日本はマルチパスウェイと 言われる多様な選択肢というものがそういう意味でも必要なんだろう というふうに思って常々私も申し上げているわけであります ちょっと通告ベースでいうと一つ飛ばしますけれどもドイツの 動きに私注視しておりますというのはまず去年の三月にeuの方針 を転換させたのは基本的にドイツであろうと見ておりますすなわち 二〇三五年以降にエンジン車の新車販売禁止するというeuの方針 に対しましてそこは合成燃料eフュエルの使用を条件としてエンジン車の 販売も認めようじゃないかこういう方針を転換しましたねこのとき にドイツがいろいろと動いたんじゃないかと思うんですけれども そのあたり経済産業省はどうご
50:33
指摘されていますか 経済産業省田中大臣官房審議官
50:37
お答え申し上げます ドイツは乗用車販売台数で世界第二のポルクスワーゲンをはじめ としまして世界的な自動車メーカーを要し消費出品目に自動車が含 まれるなど我が国と同様に自動車生産が基幹産業の国でございます ドイツにおいてはまずeu全体として二〇三五年までに新車販売でev fcvの割合を百%する目標を掲げつつドイツ国内においては二〇三 十年までにev一千五百万台の普及を目指すなどevをカーボンニュータル 実現に向けた主要な手段と捉えていると認識しております 一方で委員御指摘のとおりエンジンを搭載しました車両につきまして も合成燃料のみで走行する車両の登録を二〇三十五年以降も実施 できるようにするとの方針で欧州委員会と交渉してきたものと認識 しております日本もevだけでなく水性や合成 燃料も含めた多様な道路マルチパスウェイを通じて脱炭素の実現 を目指す立場でございますその合成燃料の活用に向けてはドイツ 主催の合成燃料の国際会議への出席や閣僚級による傾向感など を実施してきたところであります引き続きドイツとの連携を踏ま えてまいりたいと考えております菅徳和彦さん もう一点ドイツの動きについてどう分析しているかをお聞きします 去年の年末十二月でevへの補助金が突如としてちょっと違う理由 もあってというふうに聞いていますが打ち切ったドイツがですねこれは 結構大きいですよね補助金購入した個人に対して五十万円とか 日本でいうと五十万円から七十万円ぐらいの補助金を出していた のを打ち切ったということで当然だからevの販売台数がドイツにおいて 激減していると聞いておりますこの動きについてどう分析された んですか経済産業省田中大臣官房審議官 申し上げますドイツにおけるアシモットのev 販売台数は昨年十二月前年度受付で約四 八%減本年度第一四四半 期は前年度受付で約十四%減であったと承知しておりますこれはコロナ 対策予算を気候変動対策に転用することが違憲で無効であるこの 憲法裁判所の判決を踏まえまして昨年十二月に当初の予定より一 年前倒しでevの補助補助金が突如として打ち切られたそれによる 影響が多分にあると考えております他方でドイツの紳士配分に占める evの比率は昨年二〇二三年は十七%と世界平均を上回る水準である ほか補助金廃止の影響を受けた二〇二四年の第一四半期におき ましても十%と一定の水準を維持しておりますドイツ政府の政策 については二〇三〇年までに保有台数でev一千五百万台充電インフラ を一千万機普及させるという充電からの目標に変更はございません 同政府としてevの普及を引き続き目指す大きな方向性に変化がない ものと考えております菅野保史君確かにそうなんですね メルセデスベンツのホラーケデニュース誌もちょっと柔軟な体制をとる というようなことを言っています顧客と市場がモビリティ転換の 速度は顧客と市場の条件 が決めるものであって無理な進め方は難しい がしかし将来はバッテリーev一百%を目指すんだということを引き 続き言っておりますフォルクスワーゲンもそして欧州 自動車工業会も同様に後戻りはあり得ないというようなことを 言っていますので前に進めていくという方向性は全ても現時点では 変わらないんだろうとevに関してと認識をしております 一方で政治的にもいろいろな動きがヨーロッパにおいてありまして ドイツを中心に今ドイツでの最大野党キリスト教民主社会同盟cducsu というんですけれどもそこでは来年期間の新車販売禁止の方針 を撤回すべしというようなことを言ったりそして今年六月には欧州 議会の選挙がありますがこのcducsuが所属しております欧州人民党 というところが中道右派と言われる政党ですが来年期間の車の禁止 措置の撤回を求めていくのではないかという観測もあります 大臣にお聞きしたいと思いますeuの中でも非常に前向きにevを 進めようと言っているeuの中でもドイツは今言っているような意味 でちょっと違うスタンスを取っていると思いますそして産業界も 基本的には前向きにevを進めようと言っておりますが政治的には いろいろな思惑もあってブレーキをかけようとしている勢力もある こういったことでありますしかし大事なことはその時々の 流れがどうこうということ以上に日本とドイツの産業構造で共通 する部分が多いと思います自動車産業や鉄鋼とか第二次産業がかなり 多い製造業が多いという点においてするところが多いと思いますです のでもっぱらeuアメリカ日本中国なんて大ぐくりにeuは言われます がよりeuの中でもドイツとの連携と言いましょうか情報共有とい った心合わせといったものをしっかりとやっていくことは日本にとって プラスになることが多いんじゃないかなと考えております 大臣どのようにドイツという
56:24
ドイツは日本と同様製造業が名目 gdpの約2割を占めておりましてしかも主要な輸出品目が自動車などの 輸送機械をはじめとした機械類であるという点日本と共通点が ありますこの共通点も踏まえまして日本とドイツの間では主要製造 産業の課題や対策について議論する日独産業政策対応など製造業 をはじめとする産業協力が行われています例えば航空機船舶自動車 といった運輸分野の脱炭素化に向けましては合成燃料も選択肢の1つ となり得るという点で日本もドイツも共通の立場であると理解をしています こうした中で昨年9月にドイツで行われました合成燃料に関する 国際会議には日本も参加をして合成燃料の認知度の向上ですとか 国際ルールの整備等に向けて継続的に議論を進めていくことについて 確認をさせていただいていますこれに限らず日独産では両種の 及び使用閣僚による政府間協議や経済産業分野の協力を議論する 枠組みとしての時間給対話などを通じて緊密に連携をしています これらの対話などを通じて産業構造の共通点を生かした更なる 産業協力に向けた議論を加速して
57:55
残りの時間で航空機産業について 質問をします愛知県を中心にmrjの生産を取り組んできましたが 撤退してしまいました今年4月今月経産省産業構造審議会の航空機 産業省委員会にて航空機産業戦略というものを策定されたと聞いて おりますちょっと説明は聞いたんですがなかなか難しくて2つアポローチ がある一つは規模の大きい市場で海外主要oemとの連携の中でインテグレーション 能力を獲得するんだもう一つが小型機の脱炭素化とか次世代空 モビリティというのがある新たな市場があるここで主導していくん です最終的にはこの2つのアプローチを進めていってボリュームゾーン 市場ここはもう海外oemと互する立場として国際連携による完成 企業の創出を目指すという点ですがなかなか飲み込みにくい説明で これを改めてわかりやすく説明していただくとともに何かキャッチフレーズ でもつけて航空機産業はこうしていくんだこういうことを宣言して いただくようなことはできないでしょうか お願いします経済産業省田中大臣官房審議官 お答え申し上げます委員御指摘のとおり今月航空機産業 戦略を策定いたしましたこれは世界的に航空需要の拡大が見込まれる 中で脱炭素化やデジタル化といったゲームチェンジをチャンスと捉え まして航空機産業の競争力を強化していくことは経済成長はもちろん 経済安全保障の管理からも極めて重要と考えているからでございます こうした中この内容につきましては今回の戦略で三菱スペースジェット を開発中止に至った要因廃棄をしっかりと踏まえまして海外使用 航空機メーカーとの国際連携の枠組みの中で部品サプライヤー としての地位に満足せず収益性が見込まれる具体的な開発プロジェクト において設計など条例工程にも参画して完成技術技術を支出する 技 術的事業的な能力をステップバイステップで獲得していくこと としておりますこうした方針の下我々は2035年以降 に想定される次世代航空機に向けて自律的な成長を可能とする産業構造 これへと変革していくことを目指すものでございます 御指摘とおりわかりやすく説明していくようにということがございました こうした戦略の内容について御指摘も踏まえまして今後も国内 間に対して丁寧かつわかりやすい
1:00:42
発信を行ってまいりすることでございます 杉谷局和彦さん
1:00:45
一段の努力をお願いしたいと思います 最後に大臣これはよく防衛産業で議論になるんですが航空機産業 もうちょっと大きな一つの最終的な企業として事業体として再編が 必要なのではないか国際競争に勝っていく誤していくためには やはり大きな事業規模が必要な事業基盤が必要なんじゃないか と考えます がこの航空機産業の業界再編についてのお考えをお 尋ねいたします斉藤経産大臣 個別産業の再編の是非については民間企業が主体的に検討をまず は進めていくものであろうと考えていますので行政の方からこうすべき だと強制しても進めることができるものではないというふうに思って いますがその上で航空機産業について申し上げれば航空機の開発製造 は長期かつ巨額の開発費用を長期間にわたって回収するリスクの高い 事業構造になっていますこのため海外主要航空機メーカーでも企業間 での経営統合合併のほかリスクをパートナー企業間でシェアする 事業体制の構築などが行われております我が国で今後の次世代 航空機の開発プロジェクトを進める際には国内外でどのような体制 を組むことが適切かプロジェクトごとにそのリスクも踏まえて検討 していくということなんだろうと私は思っています 次世代航空機の事業化を目指すべく今月策定した航空機産業戦略 に沿って我が国航空機産業の取り組みこれをしっかり と支援してまいり たいと考えています菅徳寛さんありがとうございました 以上で終わります次に関義寛さん 自由民主党の関義寛です今日は産業の競争力についてということで 大臣とまたお話しさせていただきますしつきさせていただきますことは 本当に楽しみにしてまいりました私が政治家になっていつも抱 えている夢なんですけれども日本の企業を世界ナンバーワンクラス に全部引き上げていきたいととてつもない夢だと思いますけれども それに挑戦しようということで政治家になろうということで今 もがんばらせていただいているんですがそれはもう皆さん同じ だと思います経済産業省も与党も関係なくみんな 一緒だと思うんですがそういう際におきまして最近の数字を見て おきますといろいろな数字が出ているわけですが会社の時価総額ですね 1989年平成元年なんですがこの日は大変なことがありました平成 元年何があったか私が社会人になったんですねこのときから私は社会人 スタートでございますこのときの世界の企業の時価総額 トップ10から何とトップ10に日本の企業7社入っていたんですね すごいですよね第一位がntt億ドルベースですが1638億ドルntt世界第一位 第二位第三位第四位第五位と日本の銀行は続きます日本工業銀行 私のフルス墨友銀行富士銀行第一官業銀行といって700億600億ドル ぐらいなんですね世界でその時価総額第六位に初めてアメリカが 出てきますそれ以上は全部日本ibm646億ドルですね第七位が三菱 銀行第八位がここアメリカですエクソン549億ドル九位が東京電力 544億ドル十位にイギリスですロイヤルダッチセブ543億ドルとなりました そして昨年の2023年調べてみましたびっくりしました日本の企業1989 年は10社中世界第11位ですね1位から117社が日本の企業昨年ゼロ です第一位アメリカアップル2兆6090億ドルすごいですね桁も一桁 上がっているんですね第二位マイクロソフト2兆5140億ドルですかすごいですね 2兆1460億ドルですね第三位はサウジアラビアンオイル1兆8931億ドル といきます4位5位6位といきますとアルファベット1兆3302億ドル アマゾンドットコム1兆580億ドルで6位がエルビディア6860億ドル といきますねテスラは8位6564億ドルで十位がビザ4753億ドルアメリカ がずらっと並んで最後にサウジアラビアが入っています日本の企業がありません 日本はじゃどこの会社がトップだったんだトヨタ自動車39位2504億 ドルですねこういうふうな時価総額だけではいろいろなことは 測れませんがimdという国際競争力を測る機関がありますけれども ここのときに1989年平成元年私社会人1年目バブル絶頂期でしたが日本 は世界第一位でした昨年2023年はなんと世界第32位私はこの日本の 企業を世界トップにずらっと並んでいただく夢を持っているんですが こういうふうな城物家電も当時の松田電機とか名前よく出ていました 私も銀行自体担当もしていましたけれどもこういうふうなこの事態 において私も自分の夢をしっかり確実につかみ取っていきたいと思 うんですけれども大臣このような状況の中において今回この産業 競争力強化の法律今の大臣の思い
1:07:26
をちょっと聞かせてください 齋藤経済産業大臣
1:07:33
まず平成元年がそんなに重要な 年だとはちょっと気がつきませんのでいずれにいたしましても私も 現職でいた頃は経済産業省はいろいろな産業分野を担当することになります けれども自分が担当した産業が世界最強になるように仕事をする のが経済産業省の職員の仕事であるそのために補助金が必要なら補助金 を取るし規制緩和が必要なら規制緩和をするし規制強化が必要なら 規制強化をするそれらはみんな目的であって手段であって目的 ではないという思いで仕事をするべきだと当時思っていたことを 今関議員の御質問の中で思い出していました 30年間につきまして原因を一言で言うというのはなかなか難しい ことだと思いますがただやはり一つ大きいのは企業がコストカット に注力してやはりチャレンジするということがほかの国に比べまして やはり弱かったのではないかなということは強く感じています 具体的には企業は安定した国際秩序の中で生産コスト等が安価 な海外拠点をどんどん増やして活用して利益を拡大をしていく という一方他国との価格競争これは激烈なものがありましたのでその 中で徐々に価格支配力というのを失っていって国内における設備 投資や人への投資というものが明らかに同志と比べても後ろ向き になってきたということは間違いなく言えるんじゃないかなと思 っていますこういったグローバルな価格競争 に加えましてバブル崩壊後の不良再建問題ですとかリーマンショック ですとか長引くデフレなどさまざるな要因があったと考えています が政府の政策も民間主導という考えのもとで民間の制約を取り 除く市場環境整備策が中心であって新たな価値創造に向けた取組という のが結果として民だけではなくて官においても十分ではなかった のではないかという認識は率直に持っています したがってこれからは経済産業省として2021年からgxやdxなど社会 課題解決分野を成長の源泉だと捉えてそこに産業政策を強化を していくという経済産業政策の新基軸というものを打ち出して 継続的に取り組んでいます将来の飯の種を生み出すんだそして 賃金や成長の源泉となる社会課題解決型の国内投資を推し進めるん だということであらゆる政策を総動員して民間企業の予見性を 高めて投資を引き出すことで仕様目の変化が生まれているところ をうまく有効に活用していきたい
1:10:41
というふうに思っています 崎芳生さん
1:10:45
大臣ありがとうございました 本当に熱い思いといろいろな課題に対する御認識これを一緒に 進めてまた日本の企業が世界のトップに返り咲くように頑張って きたいと思うんですね一方こういうふうな政策は非常 に重要なんですが大臣も今おっしゃいましたけれども世界との競争 というやはり独自の努力もありますが世界 と比べてというところは 非常に重要な観点で我々も常に世界の対応を意識しておかない といけないと思いますそういうふうな中において世界 の国はこんなこともやっているぞ日本も今回こうやるけれども それ以上にこんなこともやっているぞそういうふうなところの比較 から考えた場合にはどのような
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ことがポイントとなりますでしょうか 経済産業省井上大臣官房審議官
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お答え申し上げます 委員御指摘のとおり国際的に見ますと世界の各国が自国内への 投資を流そうと産業政策を活発化しているというふうに認識して おります我が国も世界の中で競争力を確保 できる強い産業を生み出していくためにはそうした他国との産業 政策との競争に対応できる投資政策が必要であるというふうに 認識しております日本法案に盛り込んでおります 戦略分野国内生産促進 税制やイノベーション拠点税制は世界で活発化する投資 獲得競争に対抗しまして世界と比べて遜色ない受動環境を整備 するということを目的に過去に例のない大規模長期の投資やイノベーション を促進する新たな措置であるというふうに考えております そしてこの法案での措置もございますがその他予算など他の政策ツール も総動員してしっかり取り組んでいきたいというふうに考えている ところでございます関吉良さん 政策の総動員をして私も今に調整していきたいと思いますのでまた 今回だけの法案だけでは全部が全部は対応できない項目もある かと思いますまた時代の変化もあると思いますのでその際には 次々と手を打っていただきますようによろしくお願いいたしたい と思いますそれでこういうふうに我々も熱い 思いやってこういうふうに制度もやっていこうというふうな中に おいて実際に雨を汗水たらして頑張っていただくのは企業側でございます われわれの思いも企業の思いも企業もそれはもう本当に大変な 思いにされて恐怖をされていると思うんですがそういうふうな 中において経営者に対して私もいろいろな日本の経営者中小企業 大企業お話し聞かせていただくんですがその経営者のお考えも いろいろですが日本の経営者側に例えば政府の方からこういうこと どうでしょうかもっとこういうところは頑張ってもらえません かというふうな思いがある分が
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あれば聞かせていただきたいと思います 経済産業省井上大臣官房審議官
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お答え申し上げます 経済産業省といたしましては経済産業政策の新規軸として国内投資イノベーション 所得向上を促す積極的な産業政策に取り組んでおりますけれども 委員御指摘のとおり実際にイノベーションを生み出し新たな価値を創造し 賃金として労働者の方々に分配していくこういうことをやって いけるかどうかは本当に大企業中小企業 の皆様の努力にかかっている と思っております成長型の経済の移行に向けまして は日本企業においての期待という
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御質問でございましたので日本 企業において社会課題解決が成長
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の源泉になるという視点をぜひ 政府と共有いただいてやはり果感にリスクをとって挑戦していただく こういうことが大事だというふうに思っておりますのでそれを期待 しているところでございます私もそういう期待の下本法案では 大企業中小企業スタートアップ等それぞれの特性に応じた施策 を要請しておりまして産業共生力の強化を後押しするというもので ございまして企業のアニマルスピリッツに火をつけ幅広い企業の挑戦を 促していきたいというふうに思
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おっしゃるとおりもう投資もどんどん やろうと挑戦しようという気持ちがやはり企業ものをつくるサービス を提供する競争という項目はどうしも避けられませんですからそういう ふうな競争で勝ち抜こうという経営者リーダーの強い意識をばっと 火をつけるような感じを我々も一緒にともに共有していけたら いいなと思うんですねそこで次にこれは私が非常に日ごろ から思っていることなんですがなかなか達成するのが難しいかも しれないことなんですけれども今の日本の会社の労働者の方々の 働き方についてちょっと私の個人的な考え方を申し上げたいと思 うんです以前に私副大臣にさせていただ いておりますときに中国に一帯一路の第二回世界大会に副大臣 に行かせていただいたことがあるんですがもう45年前ですねそのときに ファーウェイの副社長も来られて
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いて話をする機会がありました そのときにファーウェイの副社長
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はこんなことを言うんですね関 さん我々の会社は24時間365日1月1日のお正月も会社の電気が消え たことはありませんと言うんですねそれで日本って早く変える働き方 改革という法案を通そうとしているの大丈夫なんですかみたいなこと を言われたんですねファーウェイの副社長から今の制度になっている わけですが非常に日本の企業の課題としては生産性を上げよう ということがあって先般も地元私神戸で住んですが川崎重工業 役員ぶっちゃけて言うと社長ですがお話しさせていただくと今まで 6時7時8時までかかっていたのを3時くらいまでで出来上がるように 生産性を上げるような仕事の仕方で頑張っていこうねということで 労働者の方にもお話しかけてくださっているそうではあります しかし一方こういう話もありました兵庫県洋菓子協会というのがあって その洋菓子を作る人たちが世界選手権があるんですねおいしい 洋菓子を何分以内作っているなんと神戸のメンバーが去年世界チャンピオン になったんですその洋菓子協会の会長さん兵庫県佐野さんのお話 聞いていると関さんちょっと困ったことがあってどうしたんですか われわれお客さんが店に来なくなった5時以降そのときに新しく 入ってきたお店の若い子たちに技術を伝授しこうやって作ったら お芝居も出来るって教えていく5時以降ものすごい大事な時間 なんですそのときこそ世界のチャンピオンのナンバーワンの技術をみんな の若い人たちに教えていくんですよこんな話なんですねそれまで5時 までお客さん来てもう教える時間ないんですよお客さん対応で一般 の企業も電話お客取引先とか電話いっぱい来て実際にお仕事できる のは5時以降かもしれませんねでも今若い人たちはこの法律の改定 の影響があるのかしっかりと早く帰れるのかこうしたことはないん ですが5時になったら帰らないといけないみたいなまた意識が広 まったりもしていたりして一方先輩方は今こそ教えたいの に帰ろう とすると若い人はこれえらいことだなという話があります この働き方改革の法律を通そうとそのとき私も17年近くサラリー もやっていてそのときの同僚と何かと話したときに石くんはあれ はよ帰れと我々は仕事に人生の夢をかけてとてつもなく稼いで おこうかとかこんな新しい金融
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商品をつくろうか銀行電車から 金融商品をつくろうかお客さん
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から電話がかかってこなくなったら 5時以降に資料も全部揃っている会社で残ってばあっと今から深 めていきたいなでも早く帰れと言われる ここはポイントなんですが我々働いている労働者側が上司に対して 今日もちょっと仕事を深めたいで帰らないと仕事もっと人生に 夢をかけていますから残っておきたいこれがこの法律でできなくなるん じゃないかという質問を同僚から言われたことがあるんです ねですので早く効率を上げて帰れる ようにする今の法律を否定するわけではありません それはそれで置いといて並行して自分の人生の夢を仕事の夢をかけている 人はもうちょっと残っていいよな並行して何か法律ができたら いいなみたいなこともあるし先ほどのファーウェイのような世界 との競争の中において日本の技術生産の指数を高めて競争しない といけないという面もあるしそういう点において今の法律を否定する わけじゃないんですけれどもさらにプラスアルファで何か足して 日本の強みをもっともっと強くしていけるような最低でもいい ものの技術が若い人たちに伝承できなくなるようなことがない ようにそこら辺について何か合意
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があれば聞かせてください 経済産業省井上大臣官房審議官
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お答え申し上げます ただいま御指摘いただきました労働時間に関する法規制の問題 につきましては多様な意見がさまざまなご議論がありまして難しい 論点だと思いますがただ一部の経済団体からも例えば一定のスタートアップ に関しては労働時間外労働の上限規制の適応対象から除外を して個人が自らの意思に基づいて実情に応じた多様で柔軟な働き方 を選択できる実効性の高い制度を構築すべきと多い声が経済界 の一部からもあると多いことは承知をしております 労働時間に関する一律かつ画一的な規制が個々の労働者と企業 の双方が望む働き方の選択肢を狭め活力を発揮を妨げる可能性 があることには留意が必要だというふうに思っております もともと現行の制度におきましても裁量労働制などの柔軟な労働時間 を適応する制度というのは仕組みとしてはございます 昨今高等性労働省においても対象となる業務の追加などもなされている というところでございます経済産業省としても企業の皆様 に労働者の健康確保を前提とした上でぜひこうした制度も御活用 いただき各企業個人に合った 多様な労働時間制度を活用していただき たい選択していただきたいというふうに思っております その上で 経済産業省としては人材は企業の価値創造の源泉でございます ので人材を子孫として捉えその価値を最大限引き出すことで中 中期的な企業価値向上を目指す人的資本経営の転換を後押しして まいりたいというふうに考えて
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夫婦共働きの過程が非常にふえ ましてどんどん労働環境も変わってきますしそういうような中 においてまたすぐに結論は出てこない話だと思いますがよくよく みんな関係される省庁も含めましてこの問題については考えていき たいと思いますそれで質問したかったんですが 一問だけになるかもしれませんその場合はごめんなさい 先般日本の大切な産業である蓄電池