19:54
これより会議を開きます。内閣提出、情報通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性への向上、並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るためのデジタル社会形成基本法等の一部を改正する法律案を議題といたします。この際、お分かりいたします。本案審査のため、本日政府参考人として、内閣官房内閣審議官中見造和貴君、警察庁刑事局組織犯罪対策部長井上誠治君、個人情報保護委員会事務局審議官大月大輔君、金融庁総合政策局参事官若原幸男君、子ども家庭庁長官官房審議官高橋浩二君、デジタル庁統括官富安太一郎君、同じく靴野木正則君、同じく室上恵介君、同じく伏瀬田秀夫君、総務省大臣官房審議官宮橋和彦君、同じく鈴木共史君、同じく西泉明夫君、総務省自治行政局長山野健君、総務省総合通信基盤局全通信事業部長木村紀美彦君、消防庁国民保護防災部長小谷敦志君、法務省刑事局長松下裕子君、財務省大臣官房審議官辻隆人君、国税庁長官官房審議官上松敏夫君、厚生労働省大臣官房審議官蔡須智之君、同じく檜原智美君、国土交通省大臣官房審議官靴田美希人君、及び国土交通省不動産建設経済局次長川野豊君の出席を求め、説明を聴取したいと存じますが、ご異議ありませんか。ご異議なしと認めますよとそのように決しました。質疑の申出がありますので順次これを許します。
22:21
立憲民主党の中谷一馬でございます。本日もどうぞよろしくお願いを申し上げます。先 日私と同い年で敬愛する小林文明議員からですね、質問をいただいて非常に心に響く金銭に触れる提起がありました。私自身はややと山の登り方は違えど、国民生活をより良くしたいという思いは共通していると思っております。現在世界の政治の体制を見ておりますと、権威主義国家を中心に一党独裁で運営されている国の事例もありますけれども、やはり民主主義社会においては、常に水を流し続けることのできる政治体制が、やはり健全だなというふうに思っておりまして、民主主義がアップデートされていく中でですね、政権交代が定期的に起こる政治状況になったとしても、与野党が対立しづらいテーマであるデジタル政策は、しっかりと適切に進めていくことが求められる。私もそのように思っております。こうした思いを根源的に持ちながら、私たちはまず立憲民主党のデジタル政策PTの座長、責任者という立場で、私たちが何を考えてデジタル政策を進めようとしているのか 、こうしたビジョンについて、わかりやすくご説明をさせていただき、その上で政府に対して、何を、なぜ改名是正をしてほしいと考えているのか、意見提言を交えながら質疑を行ってまいりますので、本日は河野大臣、濵地副大臣、政府参考人の皆様方、どうぞよろしくお願いします。その中で私、先日の衆議院の本会議のですね、締めさせていただいたんですが、こちらの資料1でございます。私たちはこの立憲民主党の中で、5原則をもとにですね、誰一人取り残されないデジタル社会を構築していくというのが基本でございます。その中で、最近技術革新が非常に早いスピードで進んでおりまして、こちら資料2になりますけれども、26年後の2050年には、スマートフォンやパソコンを使っている人が0%いなくなるということが想定をされておりまして、デジタル機能を搭載したスマートコンタクトレンズであったりとか、ハプティクスなどの新しい技術が支柱になるという報告がなされております。いろんな世界観を想像してみるとですね、例えば2030年代、自動運転の車が普及すれば、ドライバーの娯楽といえば、音楽やラジオを聴いたりとか、そういったことが主流であったのが、オンラインで誰かとコミュニケーションをしたり、映画を見たり仕事をしたりと、全く別の空間になっていくわけであります。また、現在の5Gからですね、6Gの伝播になる時代となれば、オンライン会議ツールレベルで、そんな体感地で、どんな言語でもスムーズに翻訳をされて、各国の方々とのコミュニケーションが極めて円滑になるという時代になることが想定されるというわけであります。そうした中で、私、先日の本会議で河野大臣に、2030年代、2040年代の近未来は、どういったデジタル社会が形成されているという構想を持った上で、2020年代の今におけるデジタル政策を講じているのかという、本法案の根源的な認識を問わせていただきました。その際、大臣からはですね、デジタル分野の技術革新のスピードは速く、新技術など予測不可能な要素もありますが、デジタルの活用により、一人一人のニーズに合ったサービスを選ぶことができ、多様な国民が価値ある体験をし、多様な幸せが実現できる社会を目指してまいりますとの答弁がありましたけれども、大臣、これは2030年代、2040年代の近未来がどのような時代になっているかという構想を、具体的には持っていないという理解でいいですか。
26:37
デジタル社会の実現に向けた重点計画において、デジタル社会に目指すビジョンとして、デジタルの活用により、一人一人のニーズに合ったサービスを選ぶことができ、多様な幸せが実現できる社会というものを掲げております。具体的には、人に優しいデジタル化として、徹底した国民目線でのUI/UXの改善による、国民の幸せな生活の実現、誰一人取り残されないデジタル社会の実現のため、アクセシビリティの確保や国民への丁寧な説明、DXによる多様なサービスの創出などによる持続的健全な経済発展といった社会を実現していくことを目指しております。こ うしたビジョンの実現に向け、デジタル庁では各種施策を講じておりますが、その際に重要なことは、労働力不足や災害の激甚化などのデジタルを活用して解決すべき課題を的確に捉えること、そして最適なデジタル技術を迅速に活用し、最も効果的な施策を講じていくことであります。このためには専門の知見を有する民間人材を積極的に活用していくほか、デジタルの技術革新スピードが速いことから、デジタル社会の実現に向けた重点計画を技術の進展に合わせて改定していくことで、施策の最新化を図ってまいります。
28:20
私は今の答弁、河野大臣らしくないなと思って聞いておりました。というのは河野大臣はあまり官僚の皆さんの言行を読んで、それを伝えるというよりも、真っ正面から本当に気迫のある態度で質問者に向き合われて、様々な御議論をされている印象がございましたので、非常に私的にはガクッときた感じがあるんですけれども、大臣今の答弁は、持っていないけれども、総論はよくしたいと思っているので、今目の前にある社会課題に対応しているという認識でいいですか。
28:55
繰り返し同じことを申し上げるのは避けますが、デジタル社会の実現に向けた重点計画において、デジタル社会の目指すビジョンとして、デジタルの活用により、一人一人のニーズに合ったサービスを選ぶことができ、多様な幸せが実現できる社会を掲げているところでございます。
29:17
私が小選挙区で戦っている候補者、大変優秀な方で私のライバルなんですけれども、この方はいつもさすがだなと私はリスペクトをしている方ですが、その方は河野大臣の右腕とメディアでは報じられている方でありまして、それだけの人物が支えている方なので、きっとすごい人なんだろうと、河野大臣と議論をするたびに私はワクワクしながらいつもこの場に立っております。そうした意味で、本日も私は徹夜で質問の準備をしてきておりますので、どうか向き合って御答弁をいただければと思います。その上で、本法案はデジタル技術の活用で利便性を向上させることであったりとか、行政運営の簡素化及び効率化を目指すことを目的に、ベースレジストリの整備を実施することに加え、マイナンバーカードに代わる機能をスマートフォンに搭載するために必要な仕組みを設けることなど、こうしたものが提案されています。しかしながら、私はそもそも現在の岸田政権にデジタル社会を形成する資格や資質があるのかということに関して、はなはだ疑問を感じています。なので、省念な部分から伺わせていただきたいと思います。最近の世の 中の動向について触れさせていただきたいと思いますけれども、4月15日の世論調査では、自民党の裏金問題で岸田文雄首相が処分されなかったことに納得できないとの回答が78.4%。自民党の調査や国会での質疑を通じて裏金問題の実態が十分に解明されていないという答えは93.3%でした。消費税の透明化と公平性を目的としたインボイス制度など、こうした制度を国民に対しては貸しておきながら、自民党政権では裏金の実態解明を不十分なまま、不明と記載された収支報告書を恥ずかしげもなく提出させていたり、裏金議員への甘すぎる処分、これは目に余るものがありまして、500万円までの裏金に対しては何のお問い合いもなく、当然のように納税も行っていない。そんな中で国民に対しては納税を求めるブラックジョークのような笑い台政権運営が続いているわけでありますけれども、こうした中で、出てきた自民党の改革案、これ妖刀苦肉と評されるようなブラックボックスだらけの案でした。こちらも資料を用意をさせていただいておりますけれども、立憲民主党の改革案と自民党、公明党さんの改革案ということで、比較をお持ちをさせていただきました。私たちは終始報告書に関する処罰の強化というのをかなり強く徹底的にやっていこうということ であったりとか、終始報告書に関しては、やはり適正確保、公開の充実ということに加え、政策活動費、調査研究広報滞在費の透明性の確保であったりとか、政治資金パーティーの全面禁止、企業団体献金も禁止ということで掲げさせていただいているんですけれども、残念ながら自民党さんの案を見ていると、企業団体献金に関しては言及なし、政治資金パーティーの収入の透明化についても更新の言及なし、そして政策活動費に関しては廃止し、公開ともに否定的ということで、上げれば切り張りですけれども、こうした状況になっているわけであります。クリーンフェア、オープンの理念で、私たち立憲民主党の政治改革案を作らせていただきましたので、今の自民党の案を、総選挙などで仮に国民の皆さんに通っていただけたならば、評価は一目瞭然だと思います。こうした状況下において、デジタル社会の実現に向けた重点計画の理念原則には、オープン、透明、公平、倫理と記載をされておりまして、閣議決定がされています。しかしながら、岸田政権で、私はオープン、透明、公平、倫理の理念原則を進める資質や資格があるのか、ということに非常に疑問を持っておりまして、自民党と裏金問題で国民の不満が最高潮に高まっている中で、国民からの信頼を得られていない政府はどのよ うにして、国民からの信頼を得て、オープン、透明、公平、倫理を原則としたデジタル社会を形成できると考えているのか、実効性に関する見解をお示しください。
33:43
デジタル社会の実現に向けた重点計画では、デジタル社会を形成するための基本原則として10原則を掲げており、議員御指摘のオープン、透明、公平、倫理も含まれております。デジタル庁が進める各施策においても基本原則に基づき進めており、例えばマイナポータルについては、マイナンバーに紐づく情報について、行政機関間でやりとりされた履歴の確認機能の提供、行政機関等が保有している利用者自身の情報を閲覧することができる機能の提供、行政機関だけでなく民間企業等へのAPIの提供を行っているところでございます。引き続きこうした基本原則に即しながら、デジタル社会の実現に向けた取組を進めてまいります。
34:38
そういったものを進める資質や資格については、大臣はどのようにお考えになれていますか。
34:49
答弁を繰り返すことはいたしませんが、デジタル社会の実現に向けた重点計画では、デジタル社会を形成するための基本原則として、10原則を掲げており、オープン、透明、公平、倫理も含まれているところでございます。こうした基本原則に即しながら、デジタル社会の実現に向けた取組を進めてまいります。
35:15
大臣、今日は随分安全運転で、答弁の原稿を読まれているという状態でありますが、これもちょっと、期限で提出させていただきたいんですけれども、牧島可憐さんや小林美明さんが大臣副大臣をやっている頃というのは、もちろん政府としては言えない範囲はあるんですけれども、もっと自分の考えを的確に述べられておられましたし、もっと精算的な議論をできたというふうに思っております。なので、ここからの質問は、もちろん極力大切な答弁をせず、バリューをつけない方が世間から注目されないから、政府にとっては都合がいいのかもしれませんけれども、国権の最高機関である国会で大臣と行っている議論としては、いささか寂しいものがありますし、私もこの議論を聞いていても、ワクワクしませんので、ぜひもう少し向き合って話をしていただけたら嬉しいなというふうに思います。その上で、ベースレジストリーに関しては、情報の正確性であったりとか、最新性、信憑性、完全性、一貫性などが確保され、社会活動の様々な場面で参照される、社会全体の基盤となるデータベースを作成することが求められております。すなわち、国民にとって最大限価値を発揮するよう、行政データ全体の枠組みを整理することが求められており、行政データの品質を改善し、制度間の情報連携を容易にすることにより、行政事務手続の簡素化にとどまらず、EBPMを推進する土台づくりというものが求められているわけであります。しかしながら、先ほどから繰り返している、政治資金収支報告書の支出欄に不明と提出をしている人たちというのは、これは残念ながらEBPMどころか、追いつままを合わせなければいけないから、後付けの根拠を持ってこいという、PBEM、まさにポリシーベースとエビデンスメイキングのような状態になっているということでありまして、こうした疑念を抱えている状況の中で、データの正確性や最新性等で確保、こうしたものとは最も程遠いところにいると思うんですけれども、政府はこうした状況下に おいて、国民からの信頼に足り得るベースレジストリの整備を行うこと、これをどのようにできると考えているのでしょうか。
37:35
ベースレジストリはデジタル社会の基盤であり、当然各省庁におけるデータに基づく政策立案、EBPMや、政策の取組状況や結果のモニタリングなどにも利用されるものと考えております。デジタル庁としては、政策データダッシュボードの取組を強化し、マイナンバーカードの普及率やアナログ規制の見直し状況などをウェブサイトで公開をしており、データに基づいた政策立案やモニタリングを行う文化を、霞が関にしっかりと広げてまいります。
38:18
硬いですね。その答弁であれば、質問する人でも帰ってくると思いますので、河野大臣にしか聞けないことを、 聞こうかなと思います。大臣、マイナ保険所のあり方について、伺っていきたいというふうに思うんですけれども、誤解なきように冒頭お伝えをしますと、私はデジタル化の推進論者ですし、医療をはじめとした必要なDX、 これは進めるべきだと思っています。一方で、便利ではないデジタルを押し付けられると、危機感が強くなって、かえってデジタル化が遅れるということを懸念しています。デジタル社会形成を進めるのであれば、私は「急がば回れ」という感覚が非常に重要だと思っておりまして、台湾のオードリー・タン、デジタル大臣も、「正義に競争」、「青年世代もシルバー世代も共につくる」 という理念を掲げて、デジタル化を進めるにあたっても、 そういうことを大切にされているという状況がありますけれども、そうした状況下において、日本では、 今、マイナ保険所の利用率が5.47%でありまして、94.53%の方が利用しておらず、 普及が進んでおりません。ピーク時の、これは2023年4月の6.30%よりも、 1%低い状況であります。こうした状況で普通に考えれば、健康保険所の廃止を2024年の12月に行う必要というのは全くありませんし、不安が払拭されるまで、システム全体を見直すべきというのは、これは当然の結論だと思います。ローマは一日にしてならずでございます。世界で最も共通番号制度がうまく機能していると 評されるデンマークにおいても、1968年からCPR制度がスタートして、56年もの月日をかけて現在の状況に至っているわけであります。想像していただきたいのですけれども、日本において電車に乗るときというのは、スイカやパスモのような交通系ICカードの 電子マネーが主流に使われています。ただ、この普及も一朝一夕で済んだものではなくて、日本で交通系ICがスタートしたのは1997年、要するに27年の月日をかけて 今に至っているということであります。しかも、この切符を廃止するといった強行手段というのは、 当然今でもとられることはなくて、交通系ICの方が便利だと実感をした方が多くいたからこそ、緩やかに移行が始まって、普及が拡大しています。日本でそもそもマイナンバーカードが 本格稼働したのは2016年の1月、今8年経っているわけですけれども、政府が本来的に行う政策は、個人情報の取扱いに関して、透明性、公平性を確保できる環境を整備して、マイナンバーカードによる利便性、効率性、生産性の向上を追求した、このソリューションを提供した結果として、国民のみんながマイナンバーカードを持つことの メリットを感じて、誰もが自然に欲しくなる仕組みを 構築することではないでしょうか。大臣、便利になったからみんなが持つが、 順序としては僕は正解だと思っていて、みんなに持たせて便利にするは、 発想が逆だと思いますけれども、いかがでしょうか。
41:53
やはり皆さんが使っていただくことで、 便利になることがあるんだと思います。なるほど。何というか、廃止というのはほぼ強制に近いですよね。やはり切符は廃止にしていないじゃないですか。やはり使えるということをしていくことが、 私は重要だと思っておりまして、これは自分の恥を晒すことを 言わせていただきたいんですけれども、ちょっと恥ずかしいんですが、 この一番最後の資料の総務委員会の資料なんですけれども、今読んでも本当に恥ずかしい 議事録でありますが、私、マイナンバーカードの広報に関して 5年前、2019年2月にこんなことを言っています。普通に考えれば、数値を取り扱う事業においては、 まず目標を定めて、それに到達させるための普及、利活用に関わる施策について、 効果の調査研究を行い、導き出されたエビデンスに基づいて、広 報等によるアウトプットを進めて、 成果としてのアウトカムをチェックすることで、この事業の進め方は正しいのか、 正しくないとしたら、PDCAを真似しながら、その事業はうまくいくように改善を行うのが、 普通の事業では当然のことではないかと、私は思いますと問い詰めまして、 広報枚数に目標を定めるべきだと迫ったことがあります。その際、政府参考人からは逆に、 マイナンバーカードの普及に向けた取組と、その目標を定めるべきであるという指摘でございます。カード自体は申請に基づいて 公布されるものでございまして、その普及に向けては、私どもの基本的な考えは、国民の皆様が自然に持ちたいと思っていただけるよう、その利便性自体を高めていくことが必要だと 考えていますという答弁をいただきまして、(中田君、素晴らしいな)いやいや、そんなことない。いやいや、政府の言っていることが、 非常に高尚だったなというふうに、私の捨てつたを反省するばかりでありますけれども、河野大臣はマイナ保険証の利用率の低迷に 憂いてお られるように見えますけれども、そもそも政府はマイナ保険証の利用率を 上げたいと思っておられるんでしょうか。河野大臣、そのとおりでございます。ありがとうございます。上げたいとすればですね、いくつにしたいなど、数値目標を掲げる予定が あるのかと思っておりましたら、国として健康保険証を廃止する 2024年12月時点の利用率の目標、これは設定しないということでありまして、マイナ保険証を利用するか否か、 本人の意向として判断されるという、この状況下においてですね、 利用率の目標は設定していない、利用率の低迷、これはむしろ使いにくかったり、 利便性を感じなければ当たり前のことだと思うんです。政府としては、このマイナ保険証の利用率を上げなければ、 何か問題が生じるんでしょうか。
45:07
マイナンバーカードの保険証を利用していただいて、 より良い医療を提供したいと考えております。より良い医療を提供したいということなんですけれども、何というか問題点としては、 今ご説明をいただけなかったんですけれども、問題が私はあるとすればですね、マイナ保険証の利用は患者国民の 任意の選択の結果として、2024年3月の利用率が今5.47%にとどまる一方、94.53%の方が健康保険証を利用している、 この状況が問題なんだと思うんですよね。これはソリューションがちゃんと提供できていないから、 この状況になっていますので、こうした状況であるにも関わらずですね、2024年12月に健康保険証を無理に廃止したり、政府が目標値を定めない中で、 民間医療機関等に対しては、自主的な目標を定めるような促しを行いながらですね、多額の税金や診療報酬を投入して、医療機関や薬局にマイナ保険証を利用、 これを呼びかけるキャンペーンを行っている。この実態を踏まえない机上の空論で、 政策を進めることの方がよほど問題なんじゃないかなと思うんですが、いかがでしょうか。
46:31
利用率を上げるために、様々な努力をしているところでございます。
46:37
これこそ、何て言いますかね、健康保険証の廃止とマイナ保険証の普及拡大を行う政策というのかですね、この政策をやると決めたから、後付けで根拠を持ってこいという、PBMの典型例になってしまっていないかなというふうに思うわけであります。厚労省が昨年11月に公表した調査結果では、マイナ保険証による診療情報等を活用している病院の半数程度が、診療情報等の活用による患者へ のメリットについて、特にない、わからないと回答していますが、この事実をどのように受け止めますか。
47:20
使っていただければ便利さわかると思います。
47:27
そうであれば利用率は下がらないということで、まさに私たち自身は、この既存のクロニックであって、それじゃなくて、EBPMで政策を打っていくべきだと思っておりまして、何かを強制したり廃止したりとか、強い強権的な政策の動かし方ではなくて、みんなが理解を得ながら、どうデジタル社会を形成していく かということの方が、私は結果として、私たちが理想とする社会の実現には早いんじゃないかなと思っております。また、本件に関連して、最近報道でいろいろ出ている河野デジタル大臣名で発出された文書についての話も、ちょっと伺っていきたいというふうに思うんですけれども、大臣、まずこの文書の発出は、これ今、神奈川新聞の記事を持ってこさせていただきましたけれども、この報道はまず事実でしょうか。
48:26
すみません。神奈川新聞読んでおりません。聞き方が悪くてすみません。この文書の発出は事実でしょうか。
48:40
どの文書。それは私の名前で出ているものです。
48:49
この文書の、大臣が出された文書ということなんですけれども、昨日岸田総理が、河野大臣がこうした政府の取組を紹介するために配付したものであると承知をしていると、政府の見解として合致していて、一議員としても大臣としても不適切なものではないという答弁をされていますが、大臣もこの文書は不適切じゃないとお考えですか。
49:22
全く問題ないということでありましたので、この文書は今後都道府県連及び地方議員の皆様にも順次お願いをしてまいる予定ということなんですけれども、こちらも予定通りお願いをされている、もしくはされる予定なんでしょうか。
49:41
だとするとなんですけれども、本県文書何も問題ないとすれば、デジタル大臣河野太郎名でこの発出が行われているということで、本県我が国のデジタル化の推進に引き続きお力を貸していただきたい旨の記載があるものの、自民党の所属国会議員もしくは地方議員、都道府県連のみに配布をされていて、与党公明党や私たち野党への呼びかけをしていない理由というのは何なんでしょうか。
50:09
ご協力いただけるなら喜んでご協力いただきたいと思います。
50:16
河野さん文書をこなかったことは残念に思いませんでしたか。
50:23
私は現在厚生労働省の副大臣という立場でございますので、河野大臣が個人として発せられましたこの通知につきましては、これまでの政府の取組を紹介していただくものということでございます。個人的には私にも御要望があれば、私もしっかり取り組んでまいりたいというふうに思っております。
50:47
そうした話だったということでございますけれども、大臣が当初一議員として発出しているということを強弁されておられたんですけれども、やっぱりデジタル大臣以降の太郎名で出ているものなので、その論調は厳しいかなと思って聞いておりましたら、岸田総理が別に大臣としても一議員としても問題ないよという、ある種ちょっとホロを入れられるような答弁をされていて、その中でただ私たちは問題だと思っているんですね、この文章。どういうことが問題かと言いますと、例えばマイナンバーカード保険証の利用率が低迷しています。その原因は医療機関の受付での声かけにあると記載されていますが、政府はマイナ保険証の利用率の低迷の原因は、医療機関の受付のせいだと思っているんですか。
51:39
それも一つの理由だと思います。じゃあ他の理由は何ですか。
51:48
まずカードリーダーが使えなければ利用ができませんので、そこから言ってみたいと思っております。
51:57
ただ医療機関のせいにされていることについて、とても怒っている方々がいらっしゃいまして、私はそれよりもやはりそもそもインフラの整備であったりとか、まさにカードリーダーの話もそうですし、体制が全然整っていないことが、むしろ利用率の低迷の原因の主原因じゃないかと思っていて、それは医療機関の受付のせいにされたら、みんな怒ると思うんですよね。そういう怒っている意見について何か所感はありますか。
52:28
マイナンバーカード保険証を持っていっても、カードリーダーが使えなければ、そもそも利用ができませんので、まずそれに対する対応をしていきたいと思っております。
52:39
神奈川県保健医協会の幹部が密告を受け付け、監督官庁から是正させると受け取られる文書に対して、マイナンバーカード保険証の取得が任意にもかかわらず、大臣が通報するよう呼びかける行為には反発を覚えざるを得ない、とコメントがしていると、神奈川新聞に報じられておりました。また全国保健団体連合会は、公式サイト上で、利用率の低迷の理由を保険証掲示に求められる医療機関にあるとし、通報を呼びかけているとしたら、八つ当たりもいいところです、という指摘をされていますが、これらの指摘をどのように受け止められますか。
53:21
カードリーダーの設置とマイナンバーカード保険証の受付、これは義務でございますので、それができない場合には、ご連絡をいただいて、きちんと対応していきたいと思います。
53:33
岡田入国。医療機関がマイナンバーカード保険証に対応することは、義務だということなんですけれども、この義務に反すると、政府から何かいじめられたり、ペナルティーを課せられたりすることはありますか。
53:48
マイナンバーカード保険証を持ってこられた方が、使えないということがあってはいけませんので、使えるようにしっ かり厚労省の方から、対応していただくことになっております。
54:00
岡田入国。しっかり対応というのは、別にペナルティーがあるという認識ではないという理解でよろしいですか。厚労省の面で、厚労省。どちらも大丈夫ですか。副大臣か、大臣か、どちらも大丈夫ですか。
54:23
お答えを申し上げます。今お話のございました、医療機関などの窓口で、マイナンバー保険証が利用できなかった場合に、デジタル庁のマイナンバー総合フリーダイヤルに連絡いただいたケースにつきましては、厚生労働省におきまして、事実関係の確認をさせていただいているということでございまして、まず、提供された内容の心当たりがあるかいないかといった事実関係の確認など、そこまで気にならないと、テナルキーのことについて。これ、事実関係の確認をさせていただくということと、それから、マイナンバー保険証の提示があった場合の対応、あるいは、保険証のメリットなどを説明させていただくものでありまして、直ちに指導・監査、保険療機関の指定取消につながるものではございません。
55:18
では、濱地さんの方でいいですけれども、ペナルティーはないということでいいですね。
55:28
先ほど事務方からお答えさせていただきましたが、現在、この事実関係の確認をしております。現在、その事実確認をもとに、直ちに指導・監査、保険療機関の指定の取消につながるものではないというのが答弁でございます。
55:46
では、ペナルティーはないので、まず確認をすると。じゃあ、現時点では想定していないということですね。
55:53
じゃあ、どうぞ。今の矢印に対してどうぞ。じゃあ、現時点ではペナルティーは想定していないということでいいですね。
56:03
現在、カードリーダーが使えない等の事実確認は217件寄せられているわけでございますが、それを随時、事実確認をしております。217件におきまして、現在、直ちに指導・監査、保険・医療機関の指定取消につながるものはないということであります。
56:29
今のところはないということなんですけれども、やはり。それで、この中で、大臣の文書の中で、ぜひ皆様の支援者にマイナンバーカード保険証の利用を働きかけていただくと同時に、マイナンバーカードの受付ができない医療機関があれば、マイナンバー総合窓口にご連絡をくださいますよう、こういうわけをお願い申し上げます。厚労省から必要に応じて事実確認をさせていただきますという記載があるんですけれども、どのような事実確認をされるのか、さっき先に事務方がちょっと答弁しちゃっていましたけれども、大臣から、よかったらお聞かせいただけませんか。
57:08
基本的には、デジタル庁の相談窓口に加点をされた場合には、その群れが厚生労働省の方に紹介がされます。厚生労働省としましては、文書を送付をいたしまして、どういった理由等でこのマイナンバーカード保険証を利用できなかったであるとか、もしくは直接電話をしまして、そういった状況の事実確認を行っているところであります。
57:42
ただ、こういう事実上の通報を促すことに関して、医療機関に圧力を受ける手法に対して批判の声が殺到していて、監視社会のやり方は、やはり自由主義国家の日本に合致するものではないのではないかと、いう指摘がネット上もニュース等でも散々出てい るわけですけれども、その中で一例を見上げると、「法のやり方は大反対」、「義務じゃないことを強制するのは合理的に考えて矛盾する」、「利用率が低いのは単純にユーザーにとって便利でない」、「不便だからだ」などの批判の声が圧倒的だったとのことでありますが、残念ながら今回の文書発出はネガティブな意見が多くて、デジタル化に対する危機感を抱かせる結果となってしまっておりますので、こうした声を真摯に受け止めて、今回配布した文書を撤回をしていただき、国民の皆様から理解を得られる丁寧なデジタル化を進める方向に、舵を切り直していただくことは大臣できませんでしょうか。
58:41
先ほどから申し上げているように、カードリーダーの設置とマイナー保険証の受付は義務でございます。マイナンバーカード保険証を持っていった方が受付されないということがあってはいけませんので、これはこの問題に対しては今後もしっかり対応を続けてまいります。
59:01
義務だから対応を続けていくということなんですけれども、現場が追いついていないんですよね。追いついていないところから国民も僕たちも追いついていません。それはデジタル化というものが何か本当に強行的に嫌なもので押し付けられるものになっちゃうと、私は本当にみんなにとってよくないんじゃないかなと思うので、ぜひ再考をしていただければというふうに思っています。厚労省はマイナー保険証の利用で医療情報、投薬情報の閲覧取得ができて、質問の高い医療が実現するということを大文句にされていますけれども、保険証を掲示するだけでも現在オンライン資格確認システムは利用できるので、健康保険証で もデジタルデータを利用できるというのが事実だと思います。なので、さまざまこの後も議論があると思いますけれども、残り時間も短くなってきましたのでこのあたりにさせていただきますが、大臣、今一度デジタル化は急がば回れ、正義に競争で丁寧に進めていただくことを、大臣、副大臣ともに要望をさせていただきます。続きまして、スマートフォン用の電子証明書のiPhone搭載について伺ってまいります。これも本会議で質問をさせていただきましたが、iPhoneは50%利用者のメイン利用率として使っています。私はこれいつから始めていて、実現しない理由はどういう理由からですかと伺ったところ、電子証明書機能搭載に関する交渉時期と実現しない理由については、相手方のある交渉という性質上、回答を差し控えていただきますとの答弁でありました。ただ実は、私、本件について、2019年2月、5年前から衆議院の総務委員会において、AppleのiPhoneが付け置きにならなければ、日本人の半数がスマホ搭載できなくなりますから、マイナンバーカードを対応できるスマホをもっと増やして、ユーザーに寄り添った国民衛生に立った改革を進めるべきだという提言をしています。これも資料の最後、2時6分にまさに書いてあるものなんですけれども、この中で、参考人からの答弁で、当時返ってきたのは、平成28年7月以降、携帯電話事業者及び正常業者に対しまして、マイナンバーカードの読み取り機能に対応したスマートフォンの製造・販売につきまして、対応をお願いしてきたというところでございます、との答弁がありまして、要するに8年くらい前から働きかけてますよということを言われていました。当時、当然ですけれども、交渉の開始時期を別に言うことは何か、交渉に不利益があるわけではありませんから、隠されたことはありませんでした。なんですけれども、河野大臣の所管になると、なぜいきなりこういった情報が出てこなくなるのか、教えてください。
1:01:42
マイナンバーカードの電子証明書機能をスマートフォンに搭載していくことは、国民の皆様の利便性向上の観点から重要と認識をしております。搭載を実現できていないiPhoneへの対応についても、国内シェア率が高いことも踏まえて、これまで早期実現に向けた働きかけを継続してきたところであり、現在も前向きに具体的な調整を進めております。残念ながら、これ以上のお答えは、相手方の方針その他もあるために差し控えることについては、ご容赦いただきたいと思います。いずれにせよ、利便性向上につながることから、マイナンバーカード機能のスマホ搭載の実現に向けて、しっかりと取り組み、お知らせできる状況になれば、速やかに周知させていただきます。
1:02:39
大臣、交渉開始時期を晒すことが、何か影響があるとは思えないんですけど、どんな問題や影響があるのか、ぜひ教えていただけませんか。
1:02:51
先ほど申し上げましたとおり、相手方の方針もあるために、これ以上申し上げること、差し控えることについて、ご容赦いただきたいと思います。
1:03:04
相手方が交渉開始時期を晒さないでくださいと言っているという理解でいいですか。
1:03:12
繰り返しで恐縮でございますが、こちらから申し上げられることについては、常に申し上げておりますが、申し上げられないことについては、差し控えることについて、ご容赦をいただきたいと思います。
1:03:29
私には影響や問題が分かりません。というのも、この情報を出て困るのは、例えば政府がやっている時期が長ければ、そんな前からやっているのに実現しないのとか、逆に遅ければそんなのんびり交渉していたのとか、政府にとって都合の悪い情報になれるだけで、相手方が交渉を、相手に何か影響を与えるようには感じられません。ただ、それに関しても、本来は政府が受け止めるべきことだと思っておりまして、そういう意見を踏まえて、どう実現をするかということが求められるのではないかと思うんですけれども、河野大臣、これ以上言っても堅いのでしょうから、この質問もこのあたりにさせていただきたいと思いますけれども、やはりしっかりiPhoneを使えるようにならなかったら、みんな困ってしまうので、私もiPhoneユーザーですから、大臣もiPhoneユーザーだと伺っていますけれども、そういったことをしっかりと着実に進めていただきますことを要請させていただきます。続けて、私の方からは、避難時のマイナンバーカードの取扱いについて伺わせていただきたいと思います。先日の本会議で、マイナンバーカードの取扱いにつきまして、2024年1月のドットハウント地震を受けまして、河野大臣が避難時にマイナンバーカードを持つよう呼びかけました。一方で災害発生時には、荷物は何も持たずに命を持って逃げろというのが原則でありまして、災害リスク学専門の東京女子大学の広瀬秀田田名誉教授は、マイナンバーカードを探している間に津波が襲ってきたらどうするのか、河野氏の呼びかけは災害の危険を理解しておらず、誤ったメッセージになりかねないと検証されています。実際にドットハウント地震の避難者からは、逃げるのに必死でマイナンバーカードを持ち出すところではなかったという声がありますが、これらの状況を踏まえても、河野大臣は当該呼びかけは適当であったと考えていますかと、本会議で伺わせていただいたところ、災害時だけではなく平時からカードを携帯していただくことは重要であり、救急業務での活用など利用シーンの拡大を通じ、普段から持ち歩くメリットも広げていただくことで、傾向率の向上を図ってまいりますという答弁をされましたが、聞いていることには何もお答えをいただいていないので、再度伺わせていただきますけれども、マイナンバーカードを持って避難、避難する際には一緒に避難していただければと呼びかけたことは、今でも適当だったとお考えですか。
1:06:01
平時から傾向していただければ、これが避難した先で役に立つということを申し上げているわけで、避難時にマイナンバーカードを探して持っていってくださいということではございません。中田入国管理局委員長、一歩進んだ答弁でよかったなというふうに思ったんです けれども、大臣が言っているのは、常に財布に入れといてね、傾向率を上げてねと言っているだけで、財布を探すところから始めるのも大変なわけですよ。財布を持たずに逃げた方が、本当は命を持って逃げるという原則で考えれば正しいわけですから、百歩譲って財布に入れてねと呼びかけがあり得たとしても、タンスとかいろんなところから探してわざわざ持ってきてねという、ピントのずれたマイナンバーカードを持って避難してねと言っているわけではないということは明確にしていただけますか。
1:06:52
当初からそう申し上げております。中田入国管理局当初から申し上げていないような聞き取られ方をされているのか、大臣の説明の仕方が悪いのか私にはわかりませんけれども、文章を私も全文読ませていただきましたが、やはり誤解を招くような発言、当然大臣の発言は影響力がありますから、国民が誤解するような言葉にならないようにしていただきたいという ふうに思いますし、ということはですね、文護水道の震源の地震なども発生して、今地域では南海トラフの巨大地震を心配する声なんかも多数聞かれるわけでありますけれども、マイナンバーカードに関しては、マイナンバーカードを持って避難、避難する際には一緒に避難していただければと、これからも呼びかけを続けるということはないという認識でいいですね。
1:07:39
マイナンバーカードがあった方が、避難所の管理その他、あるいは物資の供給で役に立つということでございますから、まず避難をする際に何か持って行くようなものがあれば、例えばスマホやお財布にマイナンバーカードがあれば、これは役に立ちますから、わざわざそれを探すという必要はありませんが、避難する際、持って逃げるものの中にマイナンバーカードの機能をなるべく入れておいていただくというのは大事だと思います。
1:08:16
マイナンバーカードを持って逃げる必要はないということでした。ただ役に立つということだったんですけれども、ただ役に立つというのは私どこまでの話なのかというのをちょっと伺いたいと思うんですけれども、災害時には当然電源が失われたりとか、スマホは充電切れ、通信も途絶えて、病院は停電する大規模災害、こうしたものが想定されるわけです。すべての人がいつも便利に使える環境であるとは限りません。ネットに繋がらない、電源もない、アナログ手段は完全になくすことはやっぱりできない。デジタルではすべてをやり切ることはできないからです。そうした中で、もしもの時のために、紙の保険証といったアナログの手段、これも残すべきだと思いますし、実際今回の災害でマイナンバーカードはどれだけ役に立ったと考えているのか、大臣の見解を教えていただけませんか。
1:09:07
すべての避難所で確実に全員が使えるとい うわけではないのかもしれませんが、少なくとも使える環境にある方はマイナンバーカードを利用して薬剤情報を確認をしたり、あるいは罹災証明のオンライン取得というようなことをすることができましたので、災害時に停電をするから、あるいは電波が途絶する可能性があるからということではなくて、使える環境にあれば選択肢が1つ増えるわけですから、これは大事なことだと思います。デジタルもあった方がサービスが1つ増えるけど、当然アナログベースでやっている今のものが大事だという理解でいいですよね。
1:09:58
いろいろな手段があるというのは確かに大事だと思いますが、だから健康保険証を残せという議論にはなりません。
1:10:12
私は残したほうがいいと思いますので、それも改めて要望さ せていただきます。最後に私の方から、ジェンダーニュートラルな発想で国際標準をとられたデータ管理と見事証明書の発行についてというテーマを伺わせていただきます。時間がないので、長く聞きられないので、また次の内閣委員会で触れさせていただきたいと思います。先日の本会議で、日本においても性別のあり方について、ジェンダーニュートラルな発想で国際標準をとられたデータの管理と見事証明書の発行に関して、関係省庁を横断的に課題を制止し実行することの検討を含めた議論を行っていただけませんかと伺った際に、一般論として各政策において、多様な性の情報を取り扱うことが必要な場合に、情報システムにおいてそれに対応できるよう、国際標準に準拠することは大切であると考えます。その上で、性別に関するデータの管理と見事証明書の発行のあり方については、性の多様性に関する様々な疑問を踏まえた検討が必要であると考えていますと、大臣はおっしゃられたわけですけれども、デジタル社会形成基本法の基本理念、第5条を見ても、情報通信技術を用いた情報の活用により、国民の立場に立って、国民生活の全般にわたる多様なサービスの価値を高め、その新たな価値を生み出すことにより、生活の利便性の向上、生活様式の多様化の促進及び消費者の主体的かつ合理的選択の機会の拡大が図られ、ゆとりと豊かさを実感できる国民生活の実現に寄与するものではならないと掲げられていまして、大臣のデジタル庁における所管事務を見ても、行政各部の施策の統一を図るために必要となる事務を地下育てる中で、情報通信技術を用いた本人閣議に関する総合的かつ基本的な政策の企画及び立案並びに推進することという項目がありますので、一般論ではなくリーダーシップを発揮して横断的に取り組んでいただきたいと考えますが、いかがでしょうか。
1:12:09
マイナンバーカードの時期カードの記載、あるいは伝辞的な事項については議論を終えたところでございます。一般的な性の多様性については、所管大臣の方で検討されることになるだろうと思います。
1:12:30
時間が参りましたら終わりますが、次の内閣委員会では官房長官やデジタル大臣、また担当大臣もお越しをいただいて、副業的に議論を行いたいと思いますので、よろしくお願いします。ありがとうございました。
1:13:06
おはようございます。衆議院議員の居酒信彦です。本日はマイナンバーカードの根本的な問題について、大きく3点伺いたいと思います。まず、認証アプリについて、配付資料の黄色いマーカーのところをご覧いただきたいと思います。個人の認証アプリ「めいそう」と見出しがついていて、政府に情報集中、リスク懸念、現在は民間事業者が担う公的個人認証の認証業務を、政府が行えるように施行規則を改正すると、これでは国民がいつどんなオンラインサービスを使っているのか、政府が網羅的に把握できる恐れがあると、専門家の懸念が書かれています。この署名検証者、政府は今後これになろうとしているわけですが、署名検証者のサーバー内には発行番号と、それに紐づいたサービス利用履歴などが蓄積される。そして、その番号の有効期限は5年だが、変更前と変更後の番号を紐づけもできるため、長期の追跡も可能だということであります。この新聞は読売新聞なんですが、他にも日経とかテック系メディアなど、政府のデジタル化やマイナンバーカードに賛成している保守系、経済系メディアがこぞって問題だと報じているわけであります。この認証アプリというのは、我々もいろんな民間のサービスを使うときに、時々Facebookでログインしますか、Googleアカウントでログインしますか、そういうログインの仕方が最近時々ありますが、それと同じように、今後はマイナンバーで民間サービスにログインができるようになるアプリを、政府が、デジタル庁がその認証アプリをつくろうとしているわけであります。この認証アプリを政府がつくると、何が怖いかというと、ここの記事の左側の図のとこに黄色いマーカーを引いてありますけど、この政府デジタル庁のサーバーに、国民一人一人がどの民間サービスをいつ使ったのか、履歴がすべて蓄積をされるわけであります。デジタル庁は、最初私にこう言いました。政府サーバーにはシリアル番号しか残らないから、民間サービスの利用履歴がどの番号にひも付いているかわかるけど、どの国民がサービスを使ったのか、個人名はわからないので大丈夫ですよと。ところがその晩、専門家に聞いたら、専門家は、井坂さん、それは騙されていますよというわけです。認証のときには、利用者から政府は電子証明書を受け取るので、それを見れば個人名とシリアル番号のつながりは簡単にわかるんですと、専門家に言われたんですね。それを翌日デジタル庁に聞いたら、電子証明書はすぐ消すし、用もないのに電子証明書を見たら目的外利用で違法なので大丈夫ですと、こういう答えに変わってきたわけであります。結局、シリアル番号が国民の誰のシリアル番号なのかということを、政府は知り得る立場にあります。参考人に伺いますが、政府の認証アプリが多くの民間サービスで使われると、政府が国民のサービス利用履歴を把握することが、仮に法的には禁止されていても、技術的にはできるのではないでしょうか。
1:16:47
一部御指摘、既にいただいたところも含めて、御説明させていただきます。デジタル庁では、当然事業者さんから本人であるかどうかを確認するためには、利用者証明用電子証明書のシリアル番号、これは本人確認の用務に必要なので、取得することになりますが、これにつきましては、御指摘に御紹介しましたとおり、紙面等々4情報は入っておりませんので、この段階で個人は事実上結びつけることは、あえて探すことをしなければできないという状況でございます。それからもう一点、民間事業者がいつ、どのサービスについて、本人確認を求めてきたかという 記録は、システム的には残ってございますが、これはそのサービスの内容まで記述されているものではございませんし、システム上デジタル庁の職員が、それを逐一チェックすることはございません。最後に、後になって4情報の紹介をすることはできるのではないかと、これにつきましても、先生も御説明をやりましたとおり、利用規約外になりますが、加えて一言申し上げれば、実は現在のシステム上も、これをできる仕組みは実装してございませんので、実際の実務の現場では、4情報との紐付けを行った上で、本人を特定し、履歴を整理するということはできない、行わない仕組みとなってございます。
1:18:13
やはり最後の答弁に表れていると思うんですけれども、一瞬できないといって、行わない仕組みになっていますと、こう言い換えるわけであります。ここ大事なところで、後で少し詳しく議論しようと思いますが、やはり技術的にできないということと、しませんということとか、あるいは法的に禁止されていますということは、やはり全然レベルの違うことであります。重ねて伺いますが、電子証明書を見えないということを言うんですけれども、例えば公共利用、マイナポータルとかe-TACS、マイナポータルは違う電子証明書かもしれませんが、e-TACSとか自治体システムなど利用では、シリアル番号だけでなく、個人の住所、氏名も含む電子証明書も、やはり政府は取得して保管するのではないでしょうか。公共利用の場合でも電子証明書はどこにも保管されないのか伺います。村上等活管部お答え申し上げます。まず市町村はそもそもカードの発行事務をしておりまして、その段階で電子証明書の提供自体を事務にしてございますので、当該事務に関する情報として住民の電子証明書のシリアルは当然知っているということでございます。ただ当該情報につきましては公的個人認証法や個人情報保護法、またはそれぞれの条例の下で目的外の利 用は禁止されており、またそれに基づきこれらの法令が求める技術的な面も含めた適切な安全管理措置が講じられているところでございます。また例えばこうした発行事務等の事務においては、市町村の職員、窓口職員がですね、電子計算機処理等を行う上で、例えば電子証明書のパスワードの設定等を行うところ、これに際してご指摘のあった電子証明書のシリアル番号は見れない、認識できない技術的仕組みとなってございます。また他方でこうした発行事務ではなく、図書館その他で本人確認等のサービスを受けるという場合につきましては、それらが当該証明書のシリアル番号を保有することがあります。これらにつきましても公的個人認証法や個人情報保護法、またはそれぞれの条例等により立施され、それらに反する目的や利用は禁止されますし、これらの法令等が求める技術的な面も含めた適切な安全管理措置が講じられることとなっております。以上のように市町村におけるシリアル番号は、制度及びシステム上適切な措置が講じられており、同様に個人情報保護委員会等の監視の下、プライバシーの問題が生じる危険性がないようしっかりと運用されているところでございます。
1:21:01
昨日一昨日とデジタル庁のそこそこ担当の詳しい方とだいぶお時間をいただいて議論したのですが、その担当の方はこういうことも随分おっしゃっていたのですね。電子証明書をすぐに消しますということなんですが、これも佐川等で伺いますが、これ、認証アプリで必要とした電子証明書をすぐ消す、そういう運用はおそらくしてくださるんだろうと思いつつも、削除する、すぐ消さなきゃいけないという法的義務はあるのでしょうか。これ、昨日も議論しましたのでお答えいただきたいと思います。村上等活管佐川等活管お答え申し上げます。本人を確認するにあたって電子証明書のシリアル、これはその電子証明書が有効であるかどうかを問い合わせるために保有するものでございます。もうこの有効性が検証できましたら、それ以上持っている必要はないので、直ち に削除をすると。技術的にもそのように対応しておりますが、これが問い合わせや検証のプロセスによって最大1時間程度かかる可能性があるということで、1時間持っているということではなく、そのシリアルの有効性が確認でき次第削除をいたしますが、その検証の作業に最大1時間までかかる可能性があるということで、それ以上必要なものについては持たないと。法律にそこまで削除しろと書いているわけではございませんけれども、必要のないことはやらないということで、こうしたプロセスにつきましても、個人情報保護委員会等にも報告をしつつ、適切な形で問い合わせていただいたところでございます。
1:22:44
今、答弁いただいたように、すぐ消すと言って、実際そういうプログラムに当然してくださっているんだろうとは思いつつも、公的個人認証法52条に書いてあるのは、単に目的外利用の禁止ということが書いてあって、いらなくなったデータは消さなきゃい けないというのは、個別のルールはなくて、個人情報保護法の一般的な規定として努力義務的に書かれているのみであります。つまり、消さなきゃいけないという法的な義務は全くかかっていないということであります。ちょっと質問には時間がなさそうなので飛ばしまして、質問の3に行きたいと思いますが、この問題、あるいは読売や日経などが指摘をしている懸念、プライバシーリスクの解決策はシンプルだと思います。デジタル庁が認証アプリを自ら開発するのは、やめればよいだけであります。そうすれば、国民一人一人の民間サービス利用履歴が政府のサーバーに蓄積されるということは、これは物理的にそうはなりません。そして、国家権力が国民の公共サービスから民間サービスまで全ての利用状況を把握し得るという、そうしないとおっしゃっていますけれども、技術的にはできてしまう、そういう超管理社会のような恐ろしいプライバシーリスクはなくなるわけであります。私、前の予算委員会でも申し上げましたけれども、私自身は自分でITの仕事もしておりますし、政府のデジタル化は大推進の立場であります。そして、その基盤としてのマイナンバーというのは、むしろきちっと構築すべきだという立場であります。ただ、この基盤を政府がつくるということと、その基盤の上で国民に直接触れるところで動くアプリを、政府が一事業者の立場でつくるということは、これはだいぶ違う話だというふうに考えております。配付資料の、またもう一度見ていただきたいのですが、真ん中ぐらい、中段ぐらいの黄色いところをご覧いただきたいと思います。これまでは民間の署名検証社、いわゆるアプリ会社が18社あって、そこに情報が分散されて、どのアプリを使うかはそれぞれの会社の自由ですから、そこに情報を分散されて、結果的に全てのサービス履歴が一箇所に蓄積されるという、なよせリスクは一定程度回避されていたと。ところが、政府が今からつくろうとしている、政府の認証アプリの、これ手数料は無料だと、無料でやられたら民間はお手上げ、デジタル庁の独占になるのではという、こういう声が上がっているわけであります。私そうなると思います。無料で、しかも政府がデジタル庁お墨付きで広めたら、これデファクトスタンダードになると思 うんですね。もちろん民間の認証アプリにも、私が今申し上げた同じようなプライバシーリスクはあります。むしろ、だからこそ、それを監視、監督するのが政府、デジタル庁の役割ではないでしょうか。これ例え話をしますと、野球に例えますけど、俺が俺がで、監督自らバッと持って飛び出して、一番バッターでヒットを打つようなもんなんですね。デジタル庁がこの民間アプリをつくるというのは。一塁行ってしまったら、あと誰が試合を監督するのかという話であります。ヒット誰でも打てますけども、認証アプリをつくる、このバッターにあたる民間企業も既に18社いるわけです。認証アプリ作っているわけです。でもその監督というのは政府しかできません。質問通告の3番大臣に伺いたいと思いますが、この際民間サービスの認証アプリの開発は、これはやはり民間に任せて、国はその監査監督を行うべきではないでしょうか。
1:27:10
やや世の中、誤解があるかもしれませんが、電子署名と認証、これ2つあるわけでございます。電子署名のところは、今民間企業がマイナンバーカードを使った電子署名というものをやられていて、これはビジネスとして成立をしておりますから、おそらくこれからもそれは続くんだろうというふうに思っておりますが、他方、認証の部分は、これ今民間の事業者がやってくれておりません。ただ、金融機関をはじめ、この認証のところをマイナンバーカードを使った認証、ID、パスワードより強度も高いということもありますから、この認証をサービスとして提供してほしいという声は非常にございますが、ここのところはなかなか民間事業者としても、ビジネスとして成立しづらいということがあるんだと思いますが、ここは残念ながら出てきてくれておりませんので、この認証の部分に限ってデジタル庁がサービスを提供するということでございまして、民間がやっ ているこの電子署名というところは、デジタル庁としてやるつもりはございません。電子署名については、これは手数料を取ることができますが、この認証の部分、ログインのたびに手数料を取っているということになりますと、これ相当な金額になってしまいますので、そういうこともあって、ここはデジタル庁として認証のサービスを提供し、無料でやっていただく。利用する機関、金融機関をはじめ利用する側からしてみると、自前で認証の部分を組まずに、APIを叩けばデジタル庁の提供するサービスで認証することができますし、そこが無料であれば、例えば金融機関がお客様がログインするたびに手数料ということになると、これはなかなかコスト的にも引き合いませんので、デジタル庁として無料の認証サービスを提供して一般に開放していただければ、さまざまな事業者がこれを使える。電子署名のサービスを提供しているところは、これは電子署名の部分で手数料を取ってビジネスとして成立をしているところですから、そこにデジタル庁があえて出ていく必要は委員おっしゃるとおり全くありませんので、我々としてもそこへ出ていくつもりもないということで、この電子署名の部分と認証の部分、これ違うんだということをぜひ御理解いただきたいと思います。
1:30:26
すみません、いろいろ端緒って議論してしまったので、認証の部分がコストがネックとなって広まっていないということまでは私も理解をしております。そのコスト論でいくと、だから政府がつくって無料で配るんだというやり方ももちろん考え得ると思うんですけれども、やっぱりそうではなくて、まさにコスト論なので、つくることは民間もできますから、普通にできることなので、それだったら例えば民間の認証アプリに補助金を出すとか、そういうやり方もあると思うんですね、コスト論を乗り越えるやり方は。やっぱり政府がこれをつくるということについては、私は自分たちが国家権力であるという自覚と慎重さが必要だというふうに考えています。今回たまたま政府が認証アプリをつくるために施行規則の改正が必要だったから、この話がつくる前に表に出て、専門家やメディアが今警鐘を鳴らしているわけであります。もし施行規則の改正が必要なかったら、本当に誰にも知らないうちに政府がアプリをつくって、デファクトスタンダードになってということもあり得たというふうに私は思います。繰り返しますが、これ報じているような保守経済系メディアとか、これに警鐘を鳴らしている民間の専門家も、デジタル化やマイナンバー及び認証ということにはみんな大賛成なんですよ。ただ懸念は配付資料、この下の方のピンクのところを最後ご覧いただきたいと思うんですけど、デジタル庁も反省していて、社会や専門家との情報共有を怠り、内部だけで進めてきたことが批判を招いたと、関係者は反省を口にしました。海外では国民に影響のあるシステムを開発する際は、事前にプライバシー影響評価を実施し、リポートを 公開することが少なくないとか、今回の変更が立法時の想定を超えるもの、要は政府自らが認証アプリ開発に乗り出す、それがデファクトスタンダードになるみたいなことが、当初の立法時の想定を超えているものであるなら、本来は開かれた国会で議論すべきものだ、こういうふうにプロセスの民主性、透明性を非常に厳しく指摘をされているわけであります。大臣に伺いますが、やはりこういう国民のプライバシーに大きな影響のある政府のシステムの使用、設計こうしますとか、あるいは運用こうしますという運用ルール、及びそれを変更する際には、透明性と民主的な議論、及び国民メディアによるチェックが必要ではないでしょうか。
1:33:24
この認証アプリについて申し上げれば、昨年の6月の重点計画 に明記し、その後関係者と様々な意見交換をしながら、この在り方、仕様というのを決めたものでございまして、委員がおっしゃる民間の事業者についても、度重なる意見交換をしてきております。また調達する前にも、意見の修正をして、そうした意見を取り入れた上で、調達の広告ということをしておりますので、何か知られないところで政府がシステムを作っているというご批判は当たらないというふうに思っております。委員がおっしゃるように、様々な政府の方針をお示しし、議論をしながら物事を進めていくというのは、大事なことでございますから、だからこそ6月に重点計画の中で明記をし、様々な関係者と意見交換をしながら、今日に至っているということでございます。
1:34:48
私はデジタルのリスクを防ぐのは、やはり省畜売と3段階あるというふうに考えています。政府が今回シリアル番号と個人名のひも付けできないと言っているのは、これはあくまで法的に目的外利用が禁止されているという話であって、これはもう法律を犯して、国民の個人情報を除き見た公務員の事件は、たくさんあるわけでありますね。だから法律で禁止されているというだけで、それができないというのは、一番省畜売の場合の話だと思います。すぐ削除しますとか、プログラムでそもそもすぐ消えるようにしますとか、そういう運用面でできないようにする、こういうやり方はあります。これは法律だけで禁止するよりは安心なんですけれども、しかしプログラムというのは変更ができてしまいますし、運用も常にその通りやってくれるかどうかとい うのは、これは別途監査が必要な話だと思います。これは省畜売の畜の話。やっぱり本当に理想は物理的技術的に、政府はその情報をそもそも取れない、あるいはタッチできない、そういうところまでいくと、これはもう本当に絶対に不可能なので、安心な話であります。こういう、つまりシステムをどうするかとか、そういうやると決めた後で中身の議論は、専門家でもやっていると思うんですけれども、その前段階で今の社会で国家権力たる政府が、どこまでやるのかとか、そういう果たしてこのやり方で大丈夫なのか、というような前段の大きな議論を、私はやはり社会や専門家と早い段階でやって、それからこういう核論、実装論に入るべきだ、というふうに考えています。ちょっと長くなりましたので、大きなテーマの2つ目、マイナンバーカードの再発行、そしてカードそのものの機能について、伺いたいと思います。政府はこれまでシステムの基盤とか、なよせがまともにできていないのに、保険証とマイナンバーカードの統合を強制的に進め、残しておいたらいいだけだと私は思うんですが、保険証のカードの廃止を強制をしようとしているわけです。また今後運転免許証とマイナンバーカードの統合も、進めるということであります。参考人に伺いますが、仮に保険証と運転免許証を統合したマイナンバーカード、みんなこうなるわけなんですけれども、このマイナンバーカードを紛失した場合、再発行するときの見事確認というのは、どのように行うのでしょうか。
1:37:47
お答えいたします。マイナンバーカードを紛失した者が再交付を希望する場合には、お住まいの市区町村におきまして、紛失届を提出した上で、再交付の申請書により、再交付申請と再交付保管のこととなります。その際、本人確認書類を用いて本人確認を行うこととなります。健康検証や運転免許証と一体化したマイナンバーカードのみを所持し、運転免許証を所持しない者がカードを紛失し、再交付を希望する場合にも同様の手続きとなりますが、その際、必要な本人確認書類については、パスポートなどのマイナンバー法の 事務省令で定める公的な写真付きの本人確認書類の提示、または、写真書や学生書、各種資格書、保証券手帳、子ども医療費実給者証、年金手帳などの年金関係書類などの書類の複数提示、及び申請者本人の住所宛ての紹介文書や回答書を提出することなどにより、本人確認を行うことと なります。
1:38:53
パスポートあれば早いと思うんですけど、これはなかなかみんなが持っているものではありません。それがないと、いわゆるサブの身分証というのが、非常に今手薄になってしまうんですね。何でもかんでも統合すると。大臣に伺いますが、運転免許証とマイナンバーカードの統合は、無理にしなくてもいいんじゃないんでしょうか。
1:39:22
私はむしろ早くやりたいと思っておりまして、これ一体化ができるようになりますと、一体化した運転免許証を入れたマイナンバーカードを保有する。一体化したマイナンバーカードと運転免許証の双方を持つ、いろんな選択肢がございますから、それはもう皆さんに選んでいただければいいと思います。一体化を選択していただければ、これは重症変更など自治体に連絡をすれば、ワンストップで全部の手続きができるようになりますから、非常に利便性も上がってまいりますので、そこはもうそれぞれの免許の保有者のご判断で、どれにするか決めていただければいい。選択肢を増やすことなんで、なるべく早くやりたいと思っております。
1:40:16
もちろん選択できるということで、統合した上でなおかつ免許証をカードとして持っておくとか、そういうやり方もあるんだということでありますが、やっぱりこの間いろいろ議論が混戦しているのは、物理的なカードを1枚にするという話と、同じ番号に紐づけてきちんと情報連携をして、1つ変えれば全部変わるように、ワンストップするということ、議論が混在していると思うんですね。大臣も最近、マイナンバーカードという名前は、マイナンバーとカードが混乱するから名前を変えた方がいいんじゃないか、みたいなことをおっしゃっていたと思いますけど、まさにこれもその側面あると思ってまして、免許番号とマイナンバーカード、番号と番号の連携、これは私は非常に重要だと思います。これはやるべきなんですけど、カードとカードの統合とは、これは全然別次元の話で、いわゆる身分証として、別にカードは1枚にまとめると、さっき申し上げたような不便が増すので、複数持っておくと、サブのいわゆる顔写真付き1枚で全てが済む公的身分証明証としてですね、そういうことを考えた方がまともなんではないかということで、ご提案を申し上げました。さらに総論に行きますと、やはりマイナンバーカードに関わる、今日までの問題や混乱、また数々の不適義は、これやはりいろんな機能を深く考えずに、1枚のカードに物理的にまとめるということにこだわったことに原因があると考えています。身分証明証としての複数の機能がごちゃごちゃになって認識議論されておりますが、大きく3つの機能があります。1つは、いわゆる普通にみんなが想像する身元証明機能、身分証明機能ですね。顔写真付きで常時携帯をしている、そういう機能です。2つ目はログイン認証機能。ネット上でこれが井坂信彦ですよという本人が確認されてログインできる機能です。3つ目がひも付け番号機能。さっきお話しした、1つの番号に複数の行政情報をひも付けて情報間の連携ができるようにする機能であります。これら3つは別に物理的に同じカードでやる必要は全くありません。ログイン認証機能はカードである必要すらなく、昨年秋予算委員会で議論したようにスマホ認証やあるいはパソコンでID、パスワードを設定してログインするのがむしろ普通であります。これらをなぜか1枚のカードでやる。私もガジェット好きでデジタル好きなので何かいろんな機能が1つに小さくまとまるとなんか嬉しいのは嬉しいですよ。これ1枚で何でもできるというのはワクワクはするんですけどただそういうレベルで決めてよい話ではなくて本当に国民にとって便利な縦分けはどうなのかというのを私はやはり今一度考え直した方がいい。身分証明とログイン認証と番号による名寄せ機能。これ別に1枚の物理的なカードにすべて収める理由はないですしむしろ不便や混乱が増すわけであります。例えば認証機能は高度なセキュリティが求められます。それをマイナンバーカードに今載せているので一方で唯一の身分証明、顔写真付き身分証明機能ということに事実上なってしまうとさっき災害時にもという話になっていますけど常時携帯、常時停止ということもしなければいけないわけであります。こういったものを1枚のカードに混在させるべきではないと考えますがいかがでしょうか。
1:44:10
対面の本人確認の書類とさまざま認証機能を分けるよりはやはり1つで両方できる方が利便性は遥かに高くなるのかなというふうに思っております。救急車で搬送されるときに使う、あるいは避難所に避難をしたときに使うその機能と本人確認の書類が一体になっている1つのカードでさまざまなことができるわけですから利便性という意味では高くなるというふうに思っております。
1:44:48
せっかくデジタル大臣なんでそこはあまり雑に答弁していい話じゃなくて便利ですかね、それ。本当に便利ですか。いやいや、一緒になる便利さもゼロだとは言わないですよ。ゼロだとは言わないけどもだって世界的にこの3つが一緒になっているカードなんてないでしょ。
1:45:16
やらないとやらないと言われ、やると他やってないと言われるというのがよくある話だと思うんですがやっぱり私は利便性を高めていったというふうに思っております。
1:45:30
やらないとやらないと言った覚えは私はないですけれども要はちゃんと本当に生活実態に合わせてもう一度縦分けをした方がいいのではないかというご提案をしておりますから何か合わされば便利だとか2枚が1枚になればかさばらなくていいみたいな話ではないと私は思います。真面目にここは議論すべきところだと思っていていろんな人いますよ。そもそもデジタル化が怖い反対だという人ももちろん国民にはいらっしゃるしそういう考えは私は否定はしません。ただやっぱりデジタル化は推進すべきだとその基盤はちゃんと最初にしっかり土台をつくるべきだと思っている私から見てもあるいはそういう専門家から見てもちょっとやっぱりあまり深く考えずに何でも1枚のカードでまとめすぎなんじゃないかその結果いくつか不便やあるいはセキュリティリスクやあるいは混乱が生じているのではないかということでありますからそこはあまり決めつけずに今ここではいそうですということにはならないでしょうけどちょっとやっぱり一緒に考えさせていただきたいなというふうに思います。最後大きな3つの話で3つ目の話でいわゆる名簿の整理についてであります。先ほどのマイナンバーカードどういう仕組み縦分けにするかという話は逆に例えれば全体のルールどうするかみたいな話でありますけれどもそのさらに土台ですよね基板のさらに下のグラウンドをいかに平らにするかみたいな話だと思います。私実は落選中何か仕事しなければということで会社設立の書類を作る電子定管をネットでお客さん集めて大量に 作る仕事をやっておりまして年間5000件ぐらい会社作っているわけでありますけれどもそうすると何が一番困るって漢字なんですね名前とか住所の漢字一番ポピュラーなのは斎藤さんでありますけれども斎藤の斎の字も藤の字も本当にいろんなバリエーションがあって草冠もよく見たら上が切れているとか沼っていう字もよく見たら点が1個ついているとか本当にいろいろあるんですよこれは日本の文化として歴史と文化として別に悪いことではなかったわけでありますがそれも今回マイナンバーの名寄せの失敗の大きな原因になっていると思います参考人に伺いますが住所氏名データを整理今回の法律でするわけですけどまずその前に外字外の字と書いて外字と呼びますが漢字のバリエーションの標準化をすべきでないかと聞くところによると自治体のシステムではすでに標準化が始まっているそうなんですねそれいいことだと思いますどうなるのか斎藤さんといったらいろんな斎藤さんも全部一番シンプルな斎藤さんで悪いけど表記させてもらうということになるのかと思いますけれどもそういうことをしないと外字の問題は違う漢字でたまたま斎藤さん書いちゃったから同一人物の名簿が2本できるとか我々も選挙やってるから名簿の整理大変じゃないですかなくなったと思って消したつもりがちょっと違う字で残ってて手紙が届いてものすごく怒られたりとか本当にあるわけなんですね名簿の整理というのは我々共通の課題でありますのでそのときに外字の問題自治体システムで今やっているのであればこれは政府のシステムでも同じ文字セットを使ってやらなきゃまた2種類の文字セットが混在して名簿のダブリ問題が発生しますから当然それをやるという御答弁をいただきたいと思います
1:49:42
お答え申し上げます議員御指摘のとおり国の行政機関のシステムと自治体の機関業務システムとは互いに対しての対応が想定されるものでございまして両者で異なる文字ルールを作成することはデジタル社会の形成の観点から適切ではないというふうに認識をしております現在2025年度末までに自治体の機関業務システムの標準化の取組を進めておりますけれどもこの標準化をきっかけといたしまして外字を使用せずまた新たな外字も発生させないことを目指した取組を進めているところでございますもともとこの行政事務標準文字と自治体で含めている取組というのはもともと戸籍のシステムが自治体の戸籍と国の戸籍副本システムとの連携をしている中で国の戸籍副本システムでかかっている文字を自治体の業務システムでかかっていこうという取組でございますのでまさにこの自治体と国で同じ文字セットでやりとりをしていくというところが大きな目的でございますけれども一方で今回の標準化におきまして氏名と特に戸籍の中には住所も入っていますので氏名と住所についてはしっかりと必要な漢字がもうらかれているのでありますけれども一方で例えば先ほど会社アクセクリックの例を出されておりましたけれども称号に用いられる外字というのはまだ戸籍の中に入っていないのでこの文字の中に入っていないというようなところがございましてこういったところまだまだちょっと整備を引き続きやっていく必要があるというふうに認識をしておりますこういった今の行政事務標準文字で対応できないものに関しましては引き続き検討を要する部分というのもございますけれども今後は遠隔にデータ連携を進めていくためにこのベースレジストリ公的基礎情報データベースの整備改善計画に基づきまして関係行政機関と連携をして国の行政機関における文字ルールにつきましても適切に検討してまいりたいというふうに考えております
1:51:55
最後の法人の会社名のところだけちょっとどうなるかわからないということで心配があるんですけれども当然やはり同じ文字セットで今後あらゆる行政情報の入力を行うということにしなければいけないと思いますからぜひやっていただきたいと思います時間がないので地盤のこと地盤も同じで1丁目2番3号だけかと思ったら1丁目2番地3とか1丁目2番地の3とかいろんなバリエーションがあるわけですねこれも地盤の標準化もやるべきだと今はまだそこまでやる予定になっていなくてマチアザの表記ぶれまでしか今はやっていないということでありますからこれは質問はしませんが急いでやっていただきたいというふうに思います大臣最後に伺いますが今回は漢字だけで名寄せをしたから失敗したと思うんですね氏名の氏名住所の漢字で要は目視でやろうとしたから失敗をしたと思うので今回カタカナ表記を氏名住所を追加をしてこれから収集をするというふうに伺っておりますけど時間が来てしまいましたので質問はできませんがこのカタカナ表記もぜひパスポートに書くだけとかではなくてむし ろカタカナを基準に名簿の同一性チェックをすることにするとこれは目視じゃなくてコンピューターで網羅的にざっと早くできる部分がありますのでぜひカタカナ表記今回取り入れるのであれば名簿のクレンジング整備同一性確認にこのカタカナ表記をきちんと使うと使う前提でカタカナ表記を整備していただきたいということだけ最後に申し上げて質問を終わりたいと思いますどうもありがとうございました
1:54:04
立憲民主党の新井豊でございます普段は別の委員会に所属しておりますので今日はこういう機会をいただきましてありがとうございます最初にレクを受けたときにこの法案大変難しい法案を進めているんだなというふうに思いました何回か聞きましたし自分でもいろいろ読んだつもりなんですけどなかなか頭に入ってこなくてまず最初に法案の条文についていくつか教えていただきたいところがありますので5点ほど最初に伺わせてください非常に基本的なこともあるかもしれませんがこちらのいただいているペーパーの中の新旧対象条文のところから5点伺いたいと思いますまず第34条のデータの品質の確保ということを今回新設しているわけですがこの条文を新たに加えたことについて教えていただけますでしょうか
1:55:11
お答え申し上げますデジタル社会形成基本法において明かすべきデジタル社会を定義するとともにその形成に関し基本理念や施策の策定に関する基本方針等を定めておりますデータ連携等を進め行政的推移における情報の提出を一度限りにすることワンスオンリーと呼んでいますけれどもこういったことを実現するために先程として行政機関等が保有するデータが正確かつ最新であること等の品質の確保を徹底するということが不可欠でございます先般紐付け誤り問題きっかけとしてマイナンバー情報表点検がございましたけれどもこちらでもデータの品質確保というのは一義的にはそれぞれのデータを管理している組織のものとなりますけれども一方で実際にこれ紐付けを全部再チェックをしようというような場合にはツールの提供をはじめとしてデジタル庁も政府の一員としてそういった組織にきちっと手を差し伸べて協力をしてというようなことをいっぱいしてまいりましたのでそういったことも含めましてこのデータの品質確保というものを政府として向上的に進めるこの必要性を明確化するという観点から同基本法の基本方針に今回位置付けることといたしました
1:56:37
ありがとうございますまさにこの法案の一番肝の部分を改めて書き足したということなのかなというふうに思 いました続きましてちょっとこれは僕は法律を書いたり読んだりすることはそんなに今までありませんでしたので基本的なことすぎるかもしれませんが第5条のところで以前のものに比べて修正したところについて事務についてということでそれまでは事務の簡素化またはというふうになっていたところを事務についての簡素化またはというふうに書き直しているんですがここについてまさにどういう理由で書き直したのか教えてください
1:57:26
お答え申し上げます本改正は文位を明確にするための技術的修正でございまして意味の変更ともなるものではございません具体的には改正前の条文では行政機関等の事務の簡素化または合理化と規定をされておりましたところこの最後の合理化という表現にこれ表現上かかってくるのが行政機関等そのものの合理化を指しているのかそれとも行政機関等の事務なのかというところが文面上必ずしも明確でなかったということがございましてこれはそのためですね行政機関等の事務についてのというふうに明確をこういう表現とすることによって簡素化と合理化がいずれも行政機関ではなくて事務に関するものであるということを明確にするための変更でございます
1:58:22
ありがとうございましたそう言われて非常に納得いたしました続いて第19条のところですけれども第19条ですねここの第19条で公的基礎情報データベース整備改造計画の作成等ここからこの19条ではだいぶな行を使って書かれているわけですがこのデータベースをつくるにあたって計画の期間とか方針とか内容とかを定めているわけですが僕自身は民間企業で勤める機会が長かったですのでこういう新しい何かをするときには同時に予算的にどれぐらいお金がかかるのかということも通常必要な要項なんじゃないかというふうに思うんですがこの19条にはお金の関することというのは一切触れられていないという形に読めるんですがお金の話をしないことというのはどういうふうなことなのか教えていただけますでしょうか
1:59:28
お答え申し上げます御指摘のとおり公的基礎情報データベースの整備改善にあたっては一定の予算が必要となる場合も存在しているというふうに考えております一方でこの整備の対象となるデータベースの規模や必要な機能は様々でございましてコストに関しましてはこの取組内容や実施時期を踏まえて具体的な年度単位の予算編成において検討していくというものとなりますそのため予算に関しましては法定の機会事項とはしてはいないんですけれども具体的な整備改善にあたっての費用対効果の観点というのはこれは大変重要でございますので法案を国会でお認めいただいた後に適切に検討してまいりたいというふうに考えております
2:00:21
こういう政府のやり方こういう法律の作り方というのはまさに法律が通らないとある程度予算を精緻に立てられないんだなというのも非常に興味深く感じていますでもきっと大元ではおそらくこのデータベースを構築するのにおよそいくらぐらいのお金がかかるのかというのは多分資産は当然ながらあった上でのじゃないと作ってみたもののあまりにも莫大な予算すぎてまさに議論の端にも入らないという話にはならないと思いますのできっとそういうことがあるんだろうとは思いますがこういう法律にはそういうお金のことがかかれないんだなと改めて見学びました続いてこれは17、18、4 号と言ったらいいのかこのページで言うと16ページのところになるんですがこの法案の中でいくつか総理大臣の名前や名称が出てくるわけですね特定個人情報の正確性の確保のためには内閣総理大臣の支援が必要だとか内閣総理大臣が設置して及び管理する等々この法案における内閣総理大臣という役職の人が非常に国の最高責任者というふうに思っていますがこの1つの法案においても総理大臣が責任を取るということをこんなにもかかれなければいけないものなのかというふうに思っています大臣もいるわけですしと思いますがここはどういうふうになっているのか教えていただけますでしょうか