6:15
ただいまから予算委員会を開会いたします。参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。予算の執行状況に関する調査のため、本日の委員会に、日本郵政株式会社代表執行役副社長加藤信康君を参考人として出席を求めたいと存じますが、ご異議ございませんか。(ございません)ご異議ないと認め、採用決定いたします。予算の執行状況に関する調査についての理事会決定事項についてご報告いたします。本日は、政治資金等内外の諸課題に関する集中審議を往復方式で300分行うこととし、各会派への割当時間は、自由民主党59分、立憲民主社民95分、公明党39分、日本維新の会、教育無償化を実現する会47分、国民民主党新緑風会24分、日本共産党24分、令和新選組12分、質疑順位につきましては、お手元の質疑通告表のとおりでございます。予算の執行状況に関する調査を議題と し、政治資金等内外の諸課題に関する集中審議を行います。これより質疑を行います。
7:33
自由民主党の長谷川秀春でございます。質問をする機会をいただきました桜井委員長をはじめ、皆様に感謝を申し上げます。まずは岸田総理、7日間にわたる米国公式訪問、大変お疲れ様でした。バイデン大統領との首脳会談をはじめ、米国の各界要人と勢力的な会談、米国議会での演説など国際社会における日本のプレゼンスを高め、日米同盟の強化にもつながる重要な訪問となったものと、心から敬意を表したいと思います。一方で今回の訪米における成果を実行に移すためには、当然ながら国民の理解と指示が不可欠です。しかし政治資金をめぐる問題で国民の政治への信頼が大きく損なわれていることは、深刻な問題だと思います。衆参両院にそれぞれ政治改革に関する特別委員会が設置され、今後本格的に議論されるものと承知をしております。今国会で の審議が国民の政治への信頼を回復し、日本の政治改革に大きく貢献することを期待しています。さて我が党は3月22日より岸田総理をはじめ、党幹部が全国各地の有権者の声を聞く政治刷新車座対話を始めています。そこでこの政治刷新車座対話での意見を党の政治改革案の中にどのように反映したのか、岸田総理にお聞きしたいと思います。
9:17
まず委員御指摘のように政策を遂行するにあたりまして、政治の信頼が大事であるということ、そのとおりであります。そして政治は国民のものであるという立党の精神に立ち返るためにも御指摘のように、先月から自民党としても党幹部、全国に足を運び、国民の皆様の声を聞く政治刷新車座対話を開始いたしました。私自身も今月は熊本、そして島根、足を運ばせていただきまして、政治に対する多くの皆さんの声を直接聞かせていただきました。その際に、まず政治と金の問題に関しましては、政治家の倫理観、あるいは政治家の責任の強化、これを求める声、さらには、この法律をはじめとする社会規範の 遵守の徹底など、厳しい声もたくさんいただいております。こうした声をしっかり受け止めて、自民党自身もガバナンスの強化等を努めなければならないと思いますし、そしてこの国会においても政治資金規正法の改正など、政治の信頼開封のための取組を実現しなければならないと考えています。そして、そうした政治の信頼に関わる分野における声と合わせて、経済、あるいは社会、医療や福祉や外交など、様々な分野において、ぜひ政治の責任をしっかり果たしてもらいたいと、様々な具体的な結果を出してもらいたい、こうした要望、意見もたくさんいただいております。自民党としては、先ほど申し上げたように、政治の信頼のために具体的な結果を出していかなければならないと思いますが、合わせて、この国民から寄せられた様々な声を受けて、政治の責任、すなわち重要な分野における政策の実現についても、得力を正し努力をしなければならない、こうしたことを感じております。ぜひ両面において、責任を果たすべく、自民党として、この多くの声を受け止めて、努力を続けていきたいと考えております。
12:12
ありがとうございました。真に国民の声を反映した、そうした実効性のある政治改革を実現することを期待し、次の質問に移らせていただきたいと思います。次に、感染症や自然災害に関しての司令塔記念についてお伺いしたいと思います。令和3年の補足以来、感染症と自然災害に強い社会の実現に向けた提言を続けている、三村昭雄、日本製鉄株式会社名誉会長が会長を務める、ニューレジリエンスフォーラムに、全国郵便局長会会長の、末滝昭氏も補給人として参画をしています。昨年7月に岸田首相に首行された、第3次提言では、内閣感染症危機管理統括庁の役割を、感染症だけではなく、首都直下地震や南海トラフ地震など、今後発生が懸念される国南級の自然災害にも広げ、複合災害に対応できるオールハザード型の司令塔とすべきという提言を行いました。近々同様の第4次提言が岸田総理に首行されると承知をしています。まさに国南級の危機に備え、国民の命と暮らしを守るための、頼もしい司令塔の誕生を期待せずにはいられません。そこで、内閣感染症危機管理統括庁を、感染症だけではなく、自然災害や複合災害も含め、他あらゆる危機への対応を統括するオールハザード型司令塔として機能させるべきと考えますが、新藤大臣に政府のお 考えをお聞きしたいと思います。
14:08
この御指摘のですね、オールハザード型の対応、これが必要だということは、まさに大変重要なことだと思っています。そして、今、内閣においては、内閣総理大臣の下で、この内閣危機管理官をはじめとする内閣官房が中心となって、少々横断的な取組を行う体制を整えています。その中で、この通常の自然災害、事故、それに加えて、また、この感染症、さまざまな有事危機管理対応を当たろうと、こういう体制が整えられているわけであります。感染症に係る危機管理につきましては、これは通常の災害や事故と異なりまして、医学や公衆衛生に係る専門的知見を踏まえた政策判断が重要であることは言うまでもございません。感染症危機に特化した司令塔機能を担う組織として、内閣感染症危機管理統括庁、昨年9月1日にできました。そして、この国立感染症研究所などのさまざまな科学的知見を活用しながら、この統括庁がそれを対処するという体制を整えております。現在、10年ぶりとなりますが、この政府の行動計画というのを全面回転に向けて取り組んでおります。今回の見直しにおいては、感染症危機下での災害対応に関しても、平時からの取組や事態発生時の国・地方等の連携について記載する方向で調整をしております。感染症危機と災害事故等が同時発生する複合的事態についても、関係省庁と緊密に連携をして対処していきたいと、このように考えております。
15:46
はい、ありがとうございます。 政府には関係機関と連携を強化し、国土強靱化に向けた取組を加速させていくことを強く求めたいと思います。ここで、新道大臣、それから政府参考人の皆様には、ご退席いただいて結構ですので、委員長取り払いをよろしくお願いします。はい、それでは新道大臣、あと関連した政府参考人の皆さん、ご退席いただいて結構でございます。
16:14
野党半島地震から3ヶ月が経過しましたが、被災地では依然として多くの課題が残されています。仮設住宅への入居が進められていますが、一方で依然として多くの被災者が自宅に戻ることができていません。広範囲にわたるインフラ被害が発生し、復旧作業が進められていますが、完全復旧にはまだまだ時間がかかる見込みです。このような状況下で被災者の方々は、住環境の悪化や将来への不安など、さまざまな辛労を抱えておられます。何よりも大切なのは、被災された方々への十分な心のケアが必要だということだと私は思います。本日はNHKを通じて放送されていますので、被災者の方々もご覧いただいているものと思います。被災者の方々へ、わかりやすく、そして丁寧に、最新の心のケアに関する取組について、厚生労働省よりご紹介をお願いしたいと思います。
17:28
お答え申し上げます。災害復興期に避難生活を送る中で、PTSD や二次的ストレスに近いして心身の変化を起こす被災者が増加することは、過去の災害の経験からも指摘されているところであり、早期に精神疾患の症状を発見する観点からも、適切な支援体制を整える必要があると認識をしているところでございます。このため、発災当初から精神改良の専門家によるD-PAT発見による避難所の巡回や、石川心のケアセンターにおける電話相談などに取り組んできたところでございます。今後、精神保健医療ニーズへの対応は、地域の精神改良機関などが担う方向でございますが、さらに、避難所の巡回などの活動については、順次、石川心のケアセンターにおいて、体制を拡充した上で実施する予定でございます。また、電話相談につきましても、支援にあたる方専用の相談ダイヤルを設けるなど、内容の充実を図っているところでございまして、今後も継続をしていくこととされております。今後とも、被災地におけるニーズの変化などに対応しながら、心のケアを必要とする被災者等に対し、切れ目のない支援を行ってまいりたいと考えております。
18:51
あ りがとうございました。今回の野党半島の地震は、首都直下地震や南海トラフ巨大地震などの大規模災害への教訓となると思います。政府としては、今回の地震を踏まえ、防災・減災、そして国土強靱化の取組を、市町村、そして民間企業とも連携をして、一層加速していく必要があると考えます。民間企業では、全国に郵便局ネットワークを持つ日本郵便が、地域住民の安心・安全に大きく貢献できるものと私は考えています。例えば、神奈川県相模原市の吉野郵便局では、空きスペースに市の備蓄物資、段ボールベッド、毛布の保管を行い、発災時には郵便局のネットワークを活用し、近隣の避難所等への必要な物資を配送するなど取り組んでいます。このように、国や地域にとってとても大切な拠点である郵便局の施設ですけれども、一方で、老朽化、それから耐震への備えが十分かどうか、私は大変心配をしています。平成28年5月24日、参議院の質問収書に対する内閣の答弁書の中に、今後の郵便局の耐震化については、日本郵政から平成30年度をめどに直営郵便局の耐震化を進めていると聞いており、政府としては引き続き適切に郵便局の耐震化を進めていただきたいと考えているとあります。今回の野党反当自身では、多くの郵便局も被災している中、そのうちの3局が耐震性能不足のまま被災し、いまだに開局できていないと聞いております。先ほどの答弁書には、耐震化を平成30年度までに進めると記されておりますが、既に5年が過ぎており、耐震性能が不足する小規模郵便局の局舎改善が遅れているのではないでしょうか。郵便局の局舎が国地方にとって大切なインフラだとすれば、耐震化の遅れは大変遺憾なことだと思います。そこで郵便局舎の耐震化の進捗状況や、終了見込みについて、日本郵政にお聞きをしたいと思います。
21:29
日本郵政株式会社代表指向役副社長加藤信吉参考人。
21:37
お答え申し上げます。郵便局舎の耐震化につきましては、日本郵便においてこれまで局舎の耐震補強工事や移転等により、耐震性能不足の解消に取り組んでまいりました。その経緯につきましては、委員の御指摘のとおりでございます。現在、耐震化の対応がまだできていない郵便局舎についても、2025年度までに耐震補強工事を実施し、補強の工事が困難な局舎につきましては、2027年度までに移転等を実施することで、耐震性能不足の解消に対処していくこととしております。
22:17
ありがとうございました。郵便局舎の耐震化は、地域の安全を守る重要な取組です。今後も工事を着実に進め、早期完成をお願い申し上げ、次の質問に入ります。三重県の津市では、昨年の11月から消防団事業所機能別団員制度を導入し、津中央郵便局から14人の社員が消防団員として活躍をしています。この制度は、消防団員不足の解消と防災活動の活性化を目的としており、勤務時間中に職場近くで発生した緊急事案に対応するという特徴があります。郵便局から半径300メートル以内の通報に救急車の到着が遅れそうな場合、消防の通信指令センターから連絡を受けて、津中央郵便局の消防団員が出動し、応急手当やAEDを用いた救命活動を行っています。昨年の9月、日本郵政株式会社の増田社長は対談の中で、郵便局が地域の災害復旧支援でお役に立てることも多いかと思います。例えば、災害時の自治体業務の受託ですと述べられていました。この災害時の自治体業務の受託は、日本郵便が日頃から行政事務受託など、本来業務として積極的に取り組むことでこそ成り立つものと考えます。また、今回ののと半島地震においても、マイナポータルから離催証明書が発行されることになっていますが、マイナンバーカードの暗証番号を忘れてしまった方の場合、震災対応で行政が混乱している中、暗証番号の再設定もできず、離催証明書の発行が遅れてしまうケースも発生していると聞いています。2021年の法律改正により、マイナンバーカードの暗証番号のロック解除・再設定を郵便局に委託することが可能になりました。しかし、多くの自治体がまだこの制度を導入していないため、今回の地震のような緊急時において、被災者がマイナンバーカードの暗証番号を忘れてしまった場合、迅速に離催証明書を取得することが困難な状況も生じてしまいました。この問題を解決するためには、自治体による制度の早期導入と郵便局窓口での迅速な手続き体制の整備が急務だと思います。そこで、日本郵政にお聞きしますが、増田社長が言う、災害時の自治体業務の受託について、お教えいただければと思います。日本郵政株式会社加藤信康さん、公認。お答え申し上げます。日本郵便では、現在45の都道府県、1,467の市区町村と包括連携協定を、また1,630の市町村と防災協定を締結しておりまして、市区町村から避難所等開発状況の情報提供を受け、避難所における臨時の郵便差出箱の設置や郵便物の収集交付など、相互に協力する体制を確保しております 。ご質問の災害に関連する自治体からの受託準備としましては、郵便局での理財証明書等の交付申請書の取り継ぎなどの事務を一部の自治体から受託しております。また、ご指摘のように2021年の法改正を受けまして、郵便局で各種電子証明書の発行や更新の申請受付やマイナンバーカードに設定されている4種類の暗証番号を初期化の取扱いができるようになっておりまして、この事務につきましては、現在16の自治体から受託を受けております。この受託業務につきましては、各自治体に個別に提案をしたり、あるいは市長会、町村会の会合で説明するなど、受託の拡大に向けて取り組んでおるところでございます。2025年度以降、マイナンバーカードの電子証明書の更新件数が大きく増えることが見込まれておりますので、委員のご指摘も踏まえ、総務省の補助金制度の活用を含め、各自治体への提案を推進して、積極的な受託に向けて取り組んでまいります。
26:51
ありがとうございました。ぜひ各市町村ときちっと連携をしながら、通常の行政事務に限らず、いざ、防災災害があったときの、大 切な機関としての郵便局の役割を一層向上させていく。それが本来、民営化が目指した郵便局像だと私は思います。ぜひ会社としてしっかりと指示を出していただき、いい形で郵便局が全国で貢献できるような、そういうことになるようにお願いをできればというふうに思います。次に医療のデジタル化、特にオンライン診療について伺います。先ほど話がありましたけれども、ノトハント地震でDマットとして活躍された医師によりますと、南海トラフ巨大地震や首都直下地震に備えた医療のデジタル化を急ぐように訴えています。遠隔診療による被災者への迅速な医療提供、孤立集落への支援効率化、医療従事者の負担軽減、そして災害時の医療体制強化、これらの課題解決に向け、オンライン診療の復旧促進、遠隔医療技術の開発支援、医療情報システム整備は、まさに未来への希望の光だと私は思います。そこで政府には、関係機関と連携を強化し、オンライン診療を含むデジタル技術を活用した医療体制の構築を加速させるべきと考えますけれども、厚生労働省のお考えをお聞きしたいと思います。
28:51
お答えいたします。オンライン診療を含むデジタル技術の活用は、特に医療資源が少ない地域において、寮へのアクセスを確保するために有用であり、先の野党反当地震への対応におきましても、避難者の方々とかかりつけ医療機関との関係を継続させるために大きく貢献していると認識しております。厚生労働省におきましては、適正なオンライン診療を幅広く普及するために、昨年6月、国、自治体、医療機関等が取り組むべき方向性について示したオンライン診療、その他の遠隔医療推進に向けた基本方針を策定し、事例集や手引書を作成するとともに、遠隔医療、補助事業などを活用して関係者が一丸となった取り組みを推進しているところでございます。今後とも、この基本方針に基づきまして、オンライン診療を幅広く適正に推進するよう努めてまいりたいと考えております。
29:51
ありがとうございます。野党半 島地震の被災者向けに、石川県で実施されている係付医によるオンライン診療は、災害時の医療支援だけではなく、地域医療の格差解消や高齢化社会への対応にも貢献できる可能性があります。しかしながら、デジタルを利用できる人、できない人との格差は大きな課題だと思います。政府は、令和4年より、オンライン診療の実施場所を郵便局でも認めるなどの施策を進めています。今回、被災地となった石川県の七尾市では、総務省の実証実験として郵便局でのオンライン診療が行われ、診療を受けた住民からは、安心してデジタル面を含め受診できたとの好評をいただいていると聞いています。郵便局でのオンライン診療を積極的に活用し、引き続きデジタルデバイド解消に向けた取組を進め、誰もが安心して医療を受けられる環境の整備に、政府の積極的な取組を期待し、次の質問に移りたいと思います。5月以降、災害廃棄物処理サイクルが本格化するというふうに承知をしています。これは被災地の復旧にとって大きな一歩であり、関係者の方々の御努力に心から敬意を表したいと思います。被災者の方々にとって、1日も早く元の生活に戻りたいという強い思いがある一方で、災害廃棄物処理や家屋の解体撤去など、復旧のスピード感が遅いという声も聞かれ、焦りや苛立ちを感じている方も多いと承知しています。そこで災害 廃棄物処理のスケジュール、これに関して環境省にお聞きしたいと思います。
32:11
お答え申し上げます。石川県が公表いたしました災害廃棄物処理実行計画では、県全体の災害廃棄物の発生量を約240万トン、家屋等の解体総数を2万2千棟と推計し、令和7年10月までの解体撤去の完了、令和7年度末までの災害廃棄物の処理完了を目指しております。特に、広費による家屋の解体については、2月から申請受付が順次開始されており、この4月中に200棟程度の解体が完了する見込みとなっております。今後、解体事業者数の増加にあたり必要となる仮設宿泊施設の設置を着実に進め、500~600番の解体事業者が順次現地に入り、解体工事を加速化していくこととしております。このため、環境省では、災害廃棄物対応の知見・経験を有する環境省職員や地方自治体職員の現地派遣、解体の申請窓口等を行う地方自治体職員の派遣調整等の支援を実施しております。引き続き、石川県と厳密に連携し、各市・町で解体工事及び災害廃棄物処理が迅速かつ円滑に実施されるよう、全力で支援 を行ってまいります。
33:37
ありがとうございました。3月22日に開催された第4回「令和6年のと半島地震復旧・復興支援本部」で決定された「宅地液状化防止事業」は、液状化被害を受けた自治体を支援するために、液状化対策補助率を大幅に拡充し、従来、道路等の公共施設とそれに隣接する住宅地を一体的に液状化対策を行う場合、居住の国の補助率が1/4から1/2に引き上げられました。これは被災地における液状化対策を加速させ、より安全な住環境を整備するための重要な支援策だと思います。しかし、現状では、この支援に対する具体的な指示が市町村にうまく伝わっていない、もしくは市町村で対応しきれていない状況が見受けられます。そこで、復旧の支援策を市町村への一刻も早い周知と理解・浸透が必要と考えますけれども、現状を国土交通省にお伺いしたいと思います。
35:00
お答えいたします。のど半島地震における宅地液状化被害に対する支援措置につきましては、3月22日に開催されました復旧復興支援本部において、その強化策をお示ししたところでございます。この支援措置につきましては、被災した地方公共団体や住民の方々に対しまして、しっかりと周知を図り、活用を促すことが重要と考えております。3月29日には国土交通省と被災した県や市町からなる会議を開催し、今回の支援措置、支援策の強化についても周知を図っているところでございます。また液状化被害の大きかった地域につきましては、国土交通職員を地区担当として指名をし、配注し、地方公共団体からの相談に専属的に応じる体制を構築をしております。国土交通省といたしましては、引き続き地方公共団体向けの説明会、あるいは個別相談など、あらゆる機会を通じまして、情報提供と事業の活用促進を図ってまいりたいと考えております。以上でございます。
35:58
時間の関係で、いくつか質問できませんでしたけれども、まとめに入りたいと思います。総理の訪米での成果を確実なものとし、防災・減災・国土強靱化に向けての歩みを進めるためにも、政治の信頼回復が不可欠だと思います。総理の政治改革への強い決意が、必ずや政治への信頼を取り戻すことができるものと期待し、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
36:38
以上で長谷川秀春君の質疑は終了いたしました。次に田中雅史君の質疑を行います。
37:03
自由民主党の田中雅史です。今日は質問の批評をいただきまして、関係の皆様方に心から感謝を申し上げます。まず私からもですね、政治と金の問題について、最初から質問させていただきます。この度の自民党派閥の政治資金パーティーに関わる政治資金収支報告書の記載によって、国民の皆様方に、多大な政治不信を抱かせていることに、深くお詫びを申し上げたいというふうに思っております。この問題が生じて以来ですね、全国の20代、30代の若い方の声をずっと聞いてまいりました。やっぱり法理に決められたことをちゃんと守ること、これは第一点であります。二点目としては、年齢や立場の違いはあってもですね、法律や社会通年上適切な、あるべきではないことを是正できる組織に変えていただきたいということ、それから政治資金規正法の適切な改正を行い、再発防止を徹底していただきたいということを望む声が非常に多かったというふうに思っております。総理は、今回、今国会における政治資金規正法の改正を行うこととされていますが、同時に重要なことは、常に自己規律の下で、自ら法を遵守するという姿勢にあると思います。総理の再発防止に向けた御見解と意気込みを伺いたいと思います。
38:31
今回の一連の事案をめぐっては、自民党の聞き取り調査等において、この幹部菌等の収支報告書の記載のあり方に対し、疑問や違和感を有した議員やその秘書等がいたにもかかわらず、それが是正につながらず、結果として不規正の勧告が長年続けられてきた、こういったことが明らかになっています。そしてその原因背景としては、コンプライアンス意識の欠如や、また長いものにはまかれるといった風土、こういったものがあったと感じています。そして、党としてもこのような事実、これは真摯に反省し、コンプライアンスの遵守の徹底、委員が御指摘のとおりであります。この徹底は重要であると考えます。そして、風としの良い政治に向けた改革を進めていく、こういった決意で常に、党則や党紀律規約、あるいは党のガバナンスコードの改定を行って、そうなって、会計責任者のみならず、政治家の責任の明確化、これを図ったほか、党所属の国会議員、国会議員関係政治団体の事務所職員等に対して定期的な政治資金に関する研修を行うこと等を明記したところであります。この国会議員には高い法令遵守意識が求められる、御指摘のとおりであります。政治資金規正法の改正により、制度面から再発防止を図る、これは当然のことであり、この国会において、この法改正、実現しなければならないと思っておりますが、運用面においても党の改革を進めていかなければならない。これを併せて行うことによって、再発防止という結果につなげていかなければならない、このように考えております。佐賀君。 最近、党本部でも所属議員の意見をしっかりと聞きながら、党を改革しようという強い意志を感じているところでありますので、総理総裁、先頭にしっかりとお勧めていただければなというふうに思っております。続きまして、復興に関しての質問であります。私も奥の都の方をしばらくずっと見てまいりました。非常に甚大な被害が各地に広がっており、瓦礫の撤去、道路の復旧等、今まだ進んでいない状況の中では、現地の方から今後長期化していくこの復旧復興に不安を覚えていらっしゃる方が数多くいらっしゃったというふうに思っております。また、支援が今後も少なくなっていくのではないかなということを危惧されている方も非常に多くいらっしゃるということでありました。このいった地域の暮らす方々、被災者の方々のこの気持ち、復興に懸ける思いをしっかりと前向きにしていく、こういった景色を変えていく必要が私はあるのではないのかなというふうに思っております。地域の住民、あるいは事業者、行政、こういった方々が一体となって、我が町の将来を見据えて創造的かつ弾力的な復興へと歩んでいかれることを政府としてしっかりと支援すべきではないかというふうに思います。その上では、復興基金の創設もしっかりと必要であるのではないかというふうに考えますが、総理の御見解を伺います。
42:14
復興基金というものを国交法上を補い、国の制度の隙間の事業について対応する例外的な措置としてこれまでも実施されてきたものであります。よって、まずは国による支援策、これをしっかり充実させること、これが第一であります。スピードガンを持って国による支援策を充実させ実施していく、これをまず協力に進めていくことが大事であると考えておりますが、その上で御指摘の復興基金については、この昨日の野党半島地震復旧復興支援本部においてお示ししたように、地方議会の日程等を踏まえまして、6月をめどに設置できるよう取組を進めていきたいと考えています。
43:13
はい、ありがとうございます。よろしくお願い いたします。続きまして、防災基本計画について伺いたいと思います。今年の3月7日の委員会で防災救助法についての質問をさせていただきました。今日は防災基本計画について伺いたいと思います。パネル1をご覧ください。日本災害リハビリテーション支援協会によります調査であります、この野党半島地震における支援状況を資料に示させていただきました。4月14日時点で、農域974チーム、人員にして5784名の方が支援に当たりまして、避難所の環境整備、点灯転落の防止、生活不活発状態の改善等の多岐にわたる役割を発揮していただいております。一方、防災基本計画には、日本災害リハビリテーション支援協会やリハビリテーション専門職の職名、団体は明記されておりません。また、国が行う研修、人材育成支援の対象にもなっていないという状況であります。地域の高齢化とともに、これからこれらの専門職の支援はますます重要になってくるというふうに考えております。このリハビリテーション専門職がその役割を強く自覚し、総合的かつ有益な支援を行うためにも、これら専門職の職名や団体名、国等が研修等の支援を実施することを防災基本計画に明記すべきだというふうに私は考えております。松村大臣の御見解を伺いたいと思います。
44:51
お答え申し上げます。その前に、今回のノート半島地震におきましても、理学療法士の皆様方、今、田中委員からお話があったようにチームを組んでいただいて大変なご支援をいただいております。改めて感謝を申し上げたいと思います。また、田中委員におかれましても、発災直後からいろいろとアドバイスをいただいておりますことにも感謝を申し上げたいと思います。その上でお尋ねの防災基本計画でございますが、これは災害対策の普段の見直しを行う観点から、毎年修正の検討を行っております。どんな検討を行うかというと、各省庁の施策の進捗状況、こういったものを点検いただいて、ご意見をいただき議論を進めているところでございます。高齢化が進む中で災害対応におけるリハビリテーション関係の皆様方の専門職の必要性、重要性、非常に高まっていると思っております。私といたしましても、今回の災害対応を振り返る中で、防災力を高める方策について、総合的に検討してまいりたいと考えておりますし、ご指摘いただきましたリハビリテーション関係の専門職の皆様方を防災関係に位置づけることにつきましては、所管する厚労省としっかりと協議をしてまいります。松村大臣から、厚生労働省としっかり連携していくというお話でございました。竹見大臣、ぜひしっかりと連携の上、お勧め、ご検討いただければと思いますが、いかがでございましょうか。
46:37
防災大臣としっかりと連携をして、厚生労働省としてもしっかりと検討していきたいと思います。
46:46
ありがとうございます。よろしくお願いいたします。続きまして、ユニバーサルヘルスカバレッジに関連して、何問か質問さ せていただきます。SDGsのゴール4に位置づけられております、このユニバーサルヘルスカバレッジ、これは全ての人が適切な予防、治療、リハビリテンション等の保健医療サービスを支払い可能な費用で受けられるということを指します。2016年のG7伊勢島サミット、G7神戸保健大臣会合で、我が国が首脳会談級の主要テーマとされ、国際社会、国際機関と連携して、アジア、アフリカ等での確立を支援すること、さらに国際的議論において、我が国が主導的な役割を果たしていくことを表明されています。昨年の第76回WHO世界保健総会でも、このことが挙げられておりまして、日本の役割は非常に重要であるというふうに考えております。健康というものは、幸福な生活、そして経済活動、国力の基盤であるというふうに私は思っております。国内の健康増進、アジア、アフリカ等におけるユニバーサルヘルスカバレッジへの支援について、総理の御見解を伺います。
48:05
御指摘のユニバーサルヘルスカバレッジですが、まず日本においては、既に国民解放圏を実現しており、さらに全ての国民が健やかで、心豊かに生活できる、持続可能な社会の実現を目指して、国民健康づくり運動、健康日本21、これを推進しています。引き続き、国民の健康増進に積極的に取り組んでまいりたいと思いますが、その上で、日本は長年、世界全体のUHCの達成に向けて、国際的な議論、主導してきました。委員御指摘のG7伊勢島サミットに加えて、私が議長を務めた昨年5月のG7広島サミットでも、各国のUHCの達成に向けて貢献していく重要性について、認識が共有され、また、昨年9月の国連総会でのUHCハイレベル会合において、私自身、国際社会の取り組みをさらに主導していく決意を表明いたしました。これを受けて、先般、日本政府は、アジア、アフリカ等の途上国のUHC達成に向けた取り組みを支援するために、WHO、さらには世界銀行等連携し、UHCナレッジハブを2025年に日本に設立すること、これを表明したところであります。UHCの達成には、財務、保険等局が連携して対応することが重要であり、国際的に先進的な取り組みとなるよう、WHO、そして世界銀行等連携していきたいと考えています。今後とも、世界でのUHCに日 本として主体的に取り組んでいきたいと考えています。
49:58
ありがとうございます。ナレッジハブ、私も大変期待しておりますので、ぜひ、力強いリーダーシップでお願いできればというふうに考えております。続きまして、ユニバーサルヘリスクカバレッジに関連して質問させていただきます。昨年の76回WHO世界保健総会では、保健医療システムにおけるリハビリテーションの強化に関する歴史的な決議が承認されたということであります。この決議では、保健システムにおけるリハビリテーションの拡大と統合、プライマリーケアにおけるリハビリテーションの重要性、それから災害への備え、対応の重要性を強調しております。リハビリテーションはユニバーサルヘリスクカバレッジの必須項目であります。WHOによれば、世界にはリハビリテーションが有効な健康状態にある方が24億人いると推定され、現在そのニーズはほとんど満たされていないということが指摘されています。我が国におけるリハビリテーション専門職 によるプライマリーケアの対応には若干の課題はまだありますけれども、日本の精神的なリハビリテーションシステムをアジアやアフリカ等への支援として推進していくことについて、竹見大臣の御見解を伺いたいと思います。
51:18
ユニバーサルヘリスクカバレッジに含まれますこのリハビリテーションにつきましては、WHOの総会において決議書が承認されたことは周知しております。そしてUHC達成のため各国の保険システムの強化が極めて重要であると認識をしております。我が国では医療保険や介護保険においてリハビリの提供に対する報酬上の評価も行っております。またチーム医療であるとかそれからタスクシフトシェアの推進とともに地域包括ケアシステムの進化を図る中でリハビリ専門職は旧世紀から満世紀の各分野に至るまで幅広く活躍をしております。我が国としてはユニバーサルヘルスカブレージを積極的に推進してきた立場からもこのリハビリ専門職が活躍する包括的な社会システムが我が国の経験についてアジアアフリカ等にも共有していくことは極めて重要と考えているところであります。
52:19
ありがとうございます。竹見大臣はもうこのUHCの第一人者でいらっしゃいますので、ぜひその高い知見をもとにぜひリードしていただきたいというふうに考えております。続きましてこのUHCと関連したリハビリテーション専門職の教育に関しての質問であります。我が国日本の理学療法士あるいは作業療法士の数は世界のトップランクであります。例えば我が国の理学療法士数はアジア西太平洋地域の国の平均と比べ約10倍と非常に多い状況であります。しかしながら日本のこの専門職の教育はグローバルスタンダードに追いついておりません。理学療法士作業療法士などリハビリテーション専門職のグローバルスタンダードは最低でも学士教育であります。アメリカでは専門職博士課程となっておりますが我が国ではまだ未だ3年制専門課程というふうになっております。このパネル2をご覧ください。世界に理学療法連盟ここ128カ国が加盟しておりますが教 育課程を調べた126カ国について示しました。約86.5%は学士以上であります。3年制課程はわずか約13.5%この13.5%に我が国の教育が入っているという現状であります。この専門職の各協会では既に東アジア13カ国と協定を締結して日本の教育とかあるいは技術を支援したりあるいは国内に招聘して研修をする機会などを既に行っているところでありますがアジアアフリカ学歴社会でありましてこの日本の質の高いリハビリテーションをアジアアフリカに提供しようとしたときにこの教育課程がバリアになっているという状況にあります。アジアのいくつかの国では既に午前生教育に移行しているところもありまして我が国の教育よりも上回っているという状況で国際通用性が担保できない状況が今あるという状況であります。日本のリハビリテーション専門性教育これグローバルスタンダードに高度化していく必要があるというふうに私は考えておりますが竹見大臣の御見解を伺いたいと思います。
54:43
厚生労働省におきましては職能団体それから学校協議 会それから臨床従事者等を厚生委員とする検討会を開催をし求められる知識技能の変化や臨床や教育の現場の状況と踏まえながらこの養成カルキュラムなどの見直しを行っているところでございます。委員御指摘の養成期間を現行より延長することについてはこの平成29年の検討会において国際的な水準等も踏まえた検討が必要であるとの意見があった一方令和2年度から新カリキュラムによる影響を見極めるべきであると他の医療職の養成期間とのバランスにも留意すべきだといった意見もございました。この各国での医療事情が異なる中で我が国においてどのような教育内容が適切であるのかまた専門職を目指す方々や養成施設への影響を踏まえましてこれ慎重に検討する必要があると考えております。まずは令和2年度からのこの新カリキュラムをより単位数を増加させてそして内容を充実させた影響をしっかりと見極めていきたいと思います。田中君 ありがとうございます。内容は充実していくんですが非常に多い教育量を同じ3年生で教育するということは一つ一つの内容が薄くなるという可能性があるわけです。国民に質の高い医療保険をサービスを提供するという観点ではそれを併せてしっかりと御検討いただければなというふうに考えております。続きましてリハビリテーション機器や福祉用具の開館展開について伺います。このuniversal health coverage アジアアフ リカ健康構想などに賛同する業界団体あるいは企業などが国際的な展開会合など様々な取組を行っていらっしゃると思います。WHOはリハビリテーション2030のイニシアティブにおいて障害を持つ人々に対するリハビリテーションのアクセスビリティの改善を目指しています。世界トップの高齢社会の我が国には視覚障害あるいは聴覚障害の課題の支援機器、杖、義足、保送具様々な支援機器があります。これらの生活自立を支援する機器の積極的な国際展開を推進すべきではないかというふうに私は考えますが、我が国としてどのような取組をしていくべきかを含め、竹見大臣の御見解を伺いたいと思います。
57:17
我が国の保健医療福祉分野の豊富な知識、それから経営権技術を諸外国と共有をし、官民で連携して国際展開を図っていくことは極めて重要であると思います。こうした考え方の下で、厚生労働省では経済産業省とも連携をしながら、日本企業が製品やサービスをグローバルに展開できるよう、様々な取組を進めております。具体的には人材養成の観点から、日本の専門家 の現地派遣や諸外国からの研修生を日本の医療機関等で受け入れることを通じて、リハビリ機器や技術の現地での普及を促進をしております。また、経済産業省においても、産業振興の観点から、ヘルツケア製品、サービスの振興国等での展開に向けた実証の調査などを行っているものと承知しております。民間の企業戦略に基づく海外進出と政府による施策を組み合わせて、官民が連携してこの国際貢献を果たしていくということが重要であり、各国の状況も踏まえつつ、グローバルな課題に対して的確に対応していきたいと思います。
58:32
ありがとうございます。よろしくお願いいたします。次にインクルシブ教育に関連して伺いたいと思います。インクルシブ教育、我が国でも障害の有無にかかわらず、全ての子どもたちにとって良い効果をもたらすという考えの下で、共生社会の形成に向けて、インクルシブ教育システムの構築のために特別支援教育を推進すべく、各種の政策を進めておられます。一方、日本のインクルシブ教育の体制不備に関しては、国連より是正勧告が出ていると思います。障害者権利条約の批准国である、我が国の提出したレポートに対して、国連障害者権利委員会より、見解書が発出されていると思います。この中のエデュケーション、教育に関する項目の中で、教育体制のあり方について、医学的な診断に基づく障害のある子どもたちにおいて、通常の環境での教育が受けられないようにし、隔離された特別支援教育が継続していること、など6項目の指摘がされています。政府はですね、すべての人が生きがいを感じられる多様性のある社会、そして、包摂社会の実現に取り組まれています。この国連からの指摘を踏まえ、我が国のインクルシブ教育を現状と考え、どう取り組まれていくおつもりか、岸田総理の御見解を伺いたいと思います。
59:58
インクルシブ教育については、政府において障害のある子どもを包容する教育を推進すべきであるという、ご指摘の障害者権利委員会の勧告の趣旨、これを十分受け止めて、インクルシブ教育システムの推進に向けた取り組み、これを進めているところですが、具体的には、障害のある子どもの自立 と社会参加を見据え、障害のある子どもとない子どもが可能な限り、ともに学べる環境の整備を進め、さらに今年度からは、特別支援学校と地域の小中学校等を一体的に運営するインクルシブな学校運営モデル、これを創設して取り組みを進めていると承知しています。今後とも学校において、子ども一人ひとりの障害の実態や教育的ニーズを的確に捉え、応える指導や支援が提供できるよう取り組んでまいりたいと思います。このように、この障害者権利委員会の勧告の趣旨、これを政府としましても、しっかり受け止め、具体的なこの施策を進めていきたいと考えます。(安倍内閣総理大臣) ありがとうございます。 一人一人の成長と可能性を最大限に発揮できるような特別支援教育、政府先頭でしっかり頑張っていただければなというふうに心から願っているところでありますので、どうかよろしくお願いをできればというふうに思っております。続きまして、この特別支援教育におけるリハビリ検証専門職に関して伺いたいと思います。特別支援学校は在籍する生徒に教育を施すだけではなくて、地域の幼稚園、小中、高等学校の要請に応じて在籍する生徒の教育に関する助言援助、いわゆるセンター的機能を担うというふうにされています。文部科学省では特別支援学校がセンター的機能を有効に発揮するためには、高い専門性を有する教員が適切に要請配置され ることが必要とされています。このことについては、本当に現場からも数多くの御意見を私も頂戴しているところであります。パネル3を御覧ください。国立特別支援教育総合研究所が行いました、全国の小中学校における死体浮中特別支援学級の学級担任を対象にした研究報告書によりますと、今後活用したい特別支援学校のセンター的機能に係る上位3項目を赤い字で書いております。姿勢や体の動き、運動体育に関すること72.3%、自立活動の指導の実際に関すること70.1%などと並んでいるところであります。障害を持つ児童、生徒、高校への学級担任による教育指導をより充実するという観点から、姿勢や動作、自立活動や環境調整などを専門とする理学療法士、作業療法士、言語著書士等を特別支援学校に配置して、センター的機能を発揮すること、また特別支援学級は通級での指導においても、こういった専門職による支援を推進すべきと考えますが、森山大臣の御見解を伺いたいと思います。
1:03:47
各自治体や学校におきましては、学校における自立活動の指導の充実につなげていくため、障害のある児童、生徒の姿勢や歩行、日常生活や作業上の動作等について、理学療法士や作業療法士などの専門家から教員が助言等を受けながら、具体の指導例を行っているでもございます。文部科学省においては、このような取組を促進するため、各自治体等において外部専門家を活用した指導体制を整備できるよう、理学療法士、作業療法士などの外部専門家の配置に係る経費を、例は6年度予算に拡充して計上するなど、その支援の充実を図っているところです。また、特別支援学校の専門的な知見や経験などを活かし、小中学校等の教員や保護者に対する指導、助言等を行うセンター的機能の強化に向けては、都道府県教育委員会等へ通知を発出し、その取組を促すとともに、特別支援学校のセンター的機能の強化のための教員定数の加配措置などを講じているところです。これらの取組を通じて、引き続き、小中学校等に在籍している障害のある児童生徒への支援の充実に取り組んでまいります。
1:05:12
はい、ありがとうございます。保護者の方からも非常に多数のご要望、ご提案をいただいているところであります。一人ひとりの子どもが健やかにしっかりと成長していく、そんな特別支援教育の充実に向けて、大臣先頭にしっかり頑張っていただければというふうに思います。以上で質問を終了します。ありがとうございました。
1:05:36
以上で田中雅史君の質疑は終了いたしました。次に蓮穂さんの質疑を行います。
1:06:00
立憲民主党の蓮穂です。総理が適材適素として任命して、政治と兼ねでおやめられた宮沢前防衛副大臣が、きのう衆議院議長に辞職願いを提出。これ理由は聞いていますか。
1:06:19
あの、夫人から一心情の都合であるという理由を伺っております。
1:06:36
はい、あの、ご自身の政治活動等について、様々な理由があり、それを受けて自身議員を辞職したいと申し出たという承知をしています。
1:06:57
政治活動について様々な理由があって辞めるという、それでよしとされたんですか。
1:07:12
はい、あの、本人の政治家として活動するにあたって辞職をしたい、本人が申し出られた、それを受け入れると、等として受け入れるという判断をした、こういった次第であります。
1:07:33
判断の根拠って何かありますか。これはもう辞めるに値すると総裁が判断したんですか。
1:07:42
辞めると判断したのは、ご本人であります。本人が辞める という判断をされた、それを等として受け入れた、こうしたことであります。
1:07:58
文春オインラインが、明日発売される週刊誌の内容として、宮沢さんは、2021年コロナ緊急事態宣言下、妻以外の女性と、金銭的援助を伴う同居生活を送っていたと配信しています。事実ですか。
1:08:19
報道等が流れているということ、承知をしておりますが、本人からは一心情の都合で辞職したいということで、辞職の連絡が等にありました。
1:08:37
一心情の都合が、政治活 動ではなく、こういう私生活において、不適切な行為が行われているとしたら、一人で勝手に辞めさせるのではなくて、自民党総裁としてきっちりヒアリングをして、厳格な処分をして、説明をさせて、その上で辞職を促すのが、自民党総裁としての役割じゃないですか。
1:09:04
辞職をしたいという意向については、本人の判断でありますが、政治家としての活動の中での出来事でありますので、これは本人自身が政治家として説明責任を果たしていくことは重要であると認識をいたします。
1:09:30
政治活動の出来事、それがこの不適切な女性との関係だったら、そんなレベルでは済まされない。生活の話でしょ。ちゃんと説明をさせる、ちゃんと処分をする、その上で辞職を促す、まだ衆議院本会議でこれは許可されていません。一旦辞職願いを総裁として取り下げるように指示をして、きちんと処分をして説明をさせてから、辞職をさせればいかがですか。
1:10:00
辞職の判断、ご自身の判断はご自身が決めることでありますが、政治家としてこの説明責任を果たすということは重要である。これはご指摘のとおりだと思います。判断をした上で説明責任を果たしていく、こうした対応を促すことは重要であると考えます。
1:10:29
自民党議員も相当緩んでいますけれども、総理のリーダーとしての判断も私は疑問視がつきます。総理は国会で信頼回復の努力は国民にご判断いただく。総理大臣はその仕事ぶりを日々国人に厳しく判断される立場とご答弁されています。この認識に変わりはないですか。
1:10:56
今行われている全国で参加者の衆議院議員の補欠選挙なんですけれどもね、特定はしません。この結果は総理への国民の判断ですよね。
1:11:10
はい、私への判断も含まれると考えます。
1:11:17
そうなるとね、参加者のうち2カ所で、何で自民党の公認候補を擁立しなかったんですか。
1:11:27
選挙事情は選挙区ごとに様々であります。そして実際、選挙区で選挙を戦うのは、最前線で戦うのは地元の関係者であります。
1:11:45
地元の関係者と協議した上で、選挙の対応を決定したわけでありますが、結果としてご指摘のようになった次第であります。
1:11:57
総理は裏金問題等で自分が処分を免れたのは、先頭に立って信頼回復に取り組む。それは国民に最終的に判断していただく、こういう形だと理解しているんですね。
1:12:13
であればこそ、参加者を全部でちゃんと候補者を擁立をして、ちゃんとこだわって、自分への国民の審判がどういうものなのかをしっかりと問うべきだったと思うんですが、最後まで擁立にはこだわられたんでしょうか。
1:12:29
先ほども申し上げましたが、選挙区の事情は様々であります。
1:12:36
候補者で地元関係者と協議した上で、その現地の党組織の関係者等とも議論した上で対応を判断した、決定した、こういったことであります。正当でありますから、選挙ということであれば、この候補者の擁立の可能性、追求する、これは当然のことであります。
1:13:02
ですから、地元の協議の上で御指摘のような対応に決定したということでありま す。
1:13:11
日の玉となって国民の信頼回復に取り組むと言っておられましたよね。でも、2選挙区では国民の審判から逃げて、不戦敗と結果としてなってしまった。森山総務会長も政権与党、国民政党として補選で真を問うべきだったと発言しているんですよ。
1:13:31
日の玉ってもう燃え尽きちゃったのかしら。
1:13:36
燃え尽きてはおりません。今、信頼回復に向けての取組、これは道半ばであると認識をしています。引き続き、信頼回復に向けて先頭に立って取り組まなければならない。これは当然であります。
1:13:56
この党のガバナンス改革ももちろんでありますし、今、国会においても、政治資金規正法の改正をはじめ、この制度面での改正、法改正を伴う改正、これを実現しなければならない。こうした議論が進んでいます。自民党も今国会において、この法改正を実現すると申し上げています。
1:14:21
こうした取組を進めていくことに向けて先頭に立って努力を続けていかなければならない。このように考えております。
1:14:31
仮に、今、選挙中なので特定のところは言いませんけれども、仮に自民党が今回の補選で議席が届かなかった場合、その時には有権者に総理の政治姿勢は評価されていないと受け止めていいですか。
1:14:51
先ほど申し上げました選挙の判断の中に、私の政治に対する姿勢も評価の対象として入っていると認識をしておりますが、選挙の勝敗結果につきましては、地元の事情をはじめ、多くの要素が含まれているものと思います。
1:15:17
結果はまだ余談をもって申し上げる段階ではありませんが、結果について冷静に分析をし、その結果を今後に生かしていく努力は重要であると考えます。
1:15:33
多くの要素が含まれていると言いますけれども、この補選中を参加者とも言っているんですけれども、全員有権者の方が言うのは政治とかでも許せないと、裏金はもう絶対許しちゃいけないんだ、
1:15:46
それを馬鹿にしている。多くの要素はここに尽きると私は思っています。結果が出たらまたこうやって議論させていただければと思いますが、塩野家元文科大臣が離島届を出されました。自民党に何か思いはございますか。
1:16:07
まともに自民党の議員として活動した人間の処遇であります。自民党の関係者は皆こうした処分について、大変残念な思いを持ち、
1:16:30
そして今までの同じ党の一員としての関係を振り返りますときに、こうしたことになったことについて、自分への反省も含めて、改めて大変苦しい悲しい思いを持っていると思います。
1:16:52
その 中で政治家として刑事責任については判断がなされているわけですが、政治家である以上、政治家としての政治責任を判断しなければならないということで、自民党としてこの処分を決定した次第です。
1:17:14
自民党はこの判断を受け入れていただき、対応をお願いしていたところでありますが、その中で塩梅委員においては立党届を出されたということであります。この判断を重く受け止め、自民党としてこの党再生に向けて、強い思いで臨まなければならないと改めて思っています。
1:17:43
一覧の処分リストです。処分の理由は、大きな政治不信を招いた責任は極めて重いとしたものです。
1:17:52
その後、最も重い処分が、そ して立党した2人、塩野家さんと世耕さん。
1:18:00
来年の参議院の世耕さんの和歌山選挙区、それといつあるか分からない衆議院の解散、総選挙に向けて塩野家さんの静岡八区、ここに自民党の公認候補は立てますか。
1:18:18
対応については、先ほども選挙区の事情は様々だと申し上げました。地元の関係者、党関係者とこの協議をしながら判断していく。これが現実であると思います。
1:18:39
その指摘の選挙区については、何もまだ議論もしておりませんし、考えておりません。
1:18:48
自民党の処分の本気度も問われるんですよ。今の2人に加えましてね、党員しか敷定し中に解散、総選挙があった場合、下村さん、西村さん、高木さん、この3人の小選挙区にも独自候補を立てていくことは考えますか。
1:19:07
先ほどの答えと同じであります。選挙区事情は様々であり、その具体的な選挙区にどう対応するのか、それは何よりも、この選挙区の地元の党関係者を党と議論をしていった上で判断するものであります。御指摘の点についても、何もまだ決まったものはありません。
1:19:35
有政選挙の時に有政法案に反対をして離党勧告で離党した自民党議員は、その後1年2ヶ月、ほとぼりが冷めたら、復党しているんですよ。だから、ちゃんとそこに、自民党は処分が本気だから対立候補を立てるんだと、それでクリーンな政党として立て直していくんだという姿勢をきちんと見せていただかなければ、しばらく我慢してね、ほとぼりが冷めたら、復党させるから、こういうふうに見られませんか。
1:20:05
今回、政治責任を判断するにあたって、党の規約ルールに従って、党の組織として、この処分を判断いたしました。党として判断し決めたことは、その処分の内容のとおりであります。
1:20:25
それ以上については、党として何も判断しておりませんし、ましてや選挙ということについては、いつ行われるか、どのような状況で行われるのか、全く分からない中であります。今後とも、地元の関係者と議論した上で、具体的な対応を考えなければいけない。現状においては、何も決まっておりません。
1:20:53
裏金問題に戻ります。これは国民の怒りを買ったのは、裏金ももちろんなんですけれどもね、国会の成立委員会で覚えていない、記憶にないを繰り返す自民党の政治家の姿、結局処分されるのは、秘書とか会計責任者の事務方という事態に呆れているんですよ。改革に私たちは全面協力します。私たちは、最大の再発防止策は、議員も会計責任者とともに罪に問われる連座性の導入と考えているんですが、
1:21:26
国会における制度面の改革、政治資金規正法をはじめとする法改正の議論については、自民党としても議論を行い、そして昨日法構成について、党としての考え方を取りまとめました。
1:21:49
その中の一つとして、やはり責任の厳格化という観点から、一定の場合、会計責任者のみならず、議員本人の責任も明らかにしていかなければならないという観点、大変重要なポイントだとして、
1:22:10
確認書の提出をはじめ、この部分について、法改正についての自民党の考え方を取りまとめた次第であります。責任の厳格化ということについては、自民党も強い問題意識を持ち、具体的な対策を講じていきたいと考えています。
1:22:33
自民党案を見ると、確認書の提出で、政治団体の代表とある国会議員に責任を貸して、公民権提出の罰則期でも設けるとあるんですね。ちょっと確認しますが、議員が連座で常に問われる前提は、会計責任者が処罰されることが前提ですか。
1:23:01
議員が会計責任者から収支報告書等の説明を受けて、それが適切であるということを確認した場合に、確認書を提出するという内容になっております。
1:23:19
すなわち会計責任者が適切に収支報告書を出しているかどうか、これを議員自身が、すなわちその団体の代表である議員本人がしっかり確認することを怠った場合には、この議員本人の責任が問われる。
1:23:47
これを確認書の提出という形で具体的に担保しようという内容になっております。いや答えていません。すいません。罰則なんです。すいません。まだ、ちょっと、まだ指名しておりません。はい。
1:24:00
会計責任者が収支報告書の記載、虚偽記載で処罰された場合、代表者が確認事項の確認をしないで確認書を交付したときは、代表者に刑罰を課する。2段階になっているんです。前提は会計責任者の処罰ですね。
1:24:19
はい。今、文書を確認しましたが、会計責任者が収支報告書の記載、虚偽記載で処罰された場合、代表者が確認事項の確認をしないで確認書を交付したときは、代表者に刑罰を課する。こういう内容になっております。
1:24:45
そうすると、これ処分一覧リストに戻りますけれどもね、前提は会計責任者の有罪確定なんですよ。そうするとこれ、それじゃない、誰が対象になりますか。
1:25:00
先ほど説明しましたのは、自民党として、いや、政治資金収支報告書の改正についての考え方です。今、御示しになられたのは、こうしたこの法律との関係、刑事責任はどうであっても、政治不信を招いたこの結果として、政治家としての責任を問うというのが党の処分であります。御指摘の一覧表は、この政治責任、この処分の結果であります。今、申し上げました法改正の要件としては違うということであります。
1:25:43
仮に確認書を導入をしても、この裏金を作って自民党から処分をされた人たちは、会計責任者は1人も、上の3人を除いて1番以下は、1人も、会計責任者は罪が確定していないんです。つまり、確認書を入れても、誰もあなたに処分されないんですよ。どこが連座ですか。
1:26:14
今回の事案については、会計責任者が責任を問われながらも、議員本人に責任が及ばない。このことがおかしいという指摘があったわけであります。ですから、会計責任者が処罰された場合には、確認書等を通じて、議員本人にその責任が及ぶ、こういったしくみょうを作るべきだということがありました。そして、御指摘の点につきましては、政治責任に対する判断であります。これは、この問題意識と、そして党における政治責任の判断と、これは同列に比較することはできないと考えています。
1:27:07
党の政治責任の処罰を聞いているんじゃないんです。自民党案で確認書を提出したら、連座が働くというから、この実際に処分された人たちを見ると、上の3人以外は誰も会計責任者は処分されていないから、前提として確認書を入れても、誰も処分されない。全く連座になっていない。なんちゃって改革じゃないですか。
1:27:36
はい、あのですね、この会計責任者との関係において、例えば、この公職選挙法の連座制というものがありますが、これは、地位やこの身分、(話が聞き取れない)一応、一応、(話が聞き取れない)そのですね、法律において、ちょっと答弁をさせてください。(話が聞き取れない)大丈夫、大丈夫、大丈夫、大丈夫です。あれについて申し上げます。はい、はい、はい。(何で規制法の話に飛ぶんですか。)いやいやいや、もともと、自民党案というのは、政治資金規制法の改正について、申し上げているわけであります。ですから、今回、検察の判断として、会計責任者のみに、この処罰が課せられている、こういったことにとどまっていることに対して、この議員の本人への責任をしっかりと明確にする、こういったことを申し上げております。これは、検察の処分がどうで、について、改めて法改正が必要であるということを申し上げております。(ちょっと待って、ちょっと待って)(速記を止めてください)ください。
1:29:50
それでは岸田文雄内閣総理大臣、再答弁をお願いいたします。あのですね、ですから、検察の判断として法改正、法律があります。法律の段階で厳格な責任体制を講ずるために、法改正についての提案をさせていただいています。そして、ご指摘のあらゆる一覧表は、その判断がどうであったとしても、政治家としての責任は果たしてもらわなければならない。こういったものですから、これが一致していない。その通りでありますが、そうだとしても、これは意味が、今言ったでしょ。その、その処分、この現実の処分がですね、そのご指摘の中でどれだけあるのかというご指摘、これ重ならない部分がある。それはご指摘の通りでありますが、その検察が判断するための法律、これはしっかり厳格にしなければならない。その一方で、政治責任はどうであっても果たさなければならない。この2つは整理して考えるべきだということを申し上げております。
1:31:06
必要はありません。ただ今、総理がお認めになったのは、自民党案で確認書を導入 したとしても、前提が会計責任者が処罰が確定していなければ、それは確認書を確認してようがしていまいが、国会議員代表者には処分が連座しないんです。例えばね、2回派、会計責任者3,526万円の負記載で罪が確定しました。岸田派、会計責任者も罪が確定。でもこの場合でも、岸田さんと二階さんが確認書、事項を確認していたら、政治家には責任がいかないんです。これが分かっているから、作業部下の鈴木座長は、厳密には連座性ではないが、いわゆる連座には近いと、どんどん遠くなっているんです。だから私は、自分が確認していた、秘書がやったと言い逃れられる、なんちゃって連座はやめませんかと言っているんですよ。
1:32:06
それがまさにちょっと私が先ほど発言しかけて止められてしまった部分でありまして、このですね、おっしゃるように連座性、公職選挙法の連座と、政治資金規正法における責任の厳格化、これは全く同じに扱うことはできないと 思っています。なぜならば、公職選挙法の連座性、これはですね、議員の地位や身分に直接関わる選挙における不正について、議員に何ら責任がない場合に、議員の責任を負う、これが公職選挙法の連座性であります。一方、収支報告書の不記載、これは議員の地位や身分に直接には関係しない、この不記載について、どのように議員の責任を問うかということですから、これ取扱い自ずと異なるものである、こうしたものであると思います。こうした公職選挙法の連座と、政治資金収支報告書の不記載における責任の厳格化、これは自ずと性格が異なるということを申し上げております。
1:33:27
公正法等の連座と私は、同一しているわけじゃないんです。そこは全く理解しています。その上で再発防止をしなければいけないから、なんちゃって連座では結局議員は捕まるまでにはすごくハードルが高いんですよ。だから私たちは何も変わらない自民案ではなくて、会計責任者と議員の共同責任、連座性の導入ね、自身の身の あり方に直結するので再発防止につながるんだという考え方から、会計責任者に加え、議員にも報告書の記載と提出、これを義務づけるんです。不記載に濃い重過質、重い場合ですよ。濃い重過質があれば議員も処罰となる連座性を提案しているんです。これから与野党協議が始まりますけれども、歩み寄る余地はありますか。
1:34:18
自民党はご指摘の点も含めて自民党の考え方を取りまとめましたが、平行して与党協議を行っております。その上で、国家において与野党協議が行われるということであります。この問題について、党において様々な議論がある、意見がある、その通りであります。この議論を自民党としても深めていきたいと考えます。
1:34:51
次に、不記載額の国庫納付をされるという自民党案なんですが、これは裏金やヒューマンエラーの記載ミスに関わらず、終始報告書に不記載額があったら、それは全部国庫納付させるという考えですか。
1:35:19
不記載収入の募集ということでありますが、これについては、この不記載収入は、相当する額を国に納付させるための措置を講ずるものとしております。
1:35:44
いやだから、ヒューマンエラーの軽微なミスでも、裏金という意図的な不記載でも、不記載があったら全部国庫納付させるんですね。
1:35:59
不記載収入については、この措置を講ずる、このようにしております。ただし、会計責任者が収支報告書の不記載、そして虚偽記載で処罰されたときは、より厳格な措置を行う、このようにしております。
1:36:24
先頭に立つと言っていながら、私も持っている同じ条文を読んでいるだけで、総理は中身を全く理解していないということがよくわかったんですが、もしこういうことをやるのであれば、まずその前に、全ての裏金議員が結果として裏金を記載、そして訂正した、その金額全額をまず被災地とか事前団体に寄付をして、自分たちの襟を正してから、これから何かあったときにはちゃんと国庫納付するという、こういうことを先にやってもらえませんか。