19:40
おはようございます。これより会議を開きます。国土交通行政の基本施策に関する件について調査を進めます。この際、お諮りいたします。本件調査のため、本日、政府参考人として、国土交通省大臣官房長寺田義道君、大臣官房公共交通政策審議官石原大君、大臣官房上下水道審議官松原誠君、水管理国土保全局長広瀬正義君、道路局長新居克彦君、住宅局長石坂里志君、鉄道局長村田茂君、物流自動車局長鶴田弘久君、会議局長茅野敦志君、公安局長稲田雅宏君、官公庁次長加藤進君、気象庁長官森隆君、厚生取引委員会事務総局官房審議官向井浩二君、警察庁長官官房審議官小林豊君、及び経済産業省大臣官房審議官田中和重君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。御異議なしと認めます。よってそのように決しました。質疑の申し出がありますので、順次これを許しま す。
21:13
おはようございます。自民党の田中秀幸でございます。本当に質問の機会を頂戴しました。本当にありがとうございます。限られた時間で早速質問に入りたいと思いますけれども、観光とですね、オーバーツリズムの件と道路の問題になりますけれども、まず観光の方からお伺いしたいと思います。去年の5月にコロナの累計が変わってですね、やはりどの地域にも観光地と言われるところはですね、多くの皆さんが今訪れられているんだというふうに思っております。コロナ前の様々な目標地というのはですね、コロナでなかなか達成できなかった部分がありますけれども、観光庁ではですね、残念としつつもですね、新たな方針をこれ出してですね、このインバウンドをしっかりと受け入れていくんだということを考えていただいたと思います。例えば、外国人観光客の受け入れの環境の整備や、バリアフリー化、またこれは日本人向けなのか分かりませんけれども、新しい旅行スタイルというものを定着させようとする動きや、徹底的な感染症対策、ホームウィッチプロモーションというものにも、力を入れていくということであります。2034年には6000万人を目標にして、15兆円をしっかりとお金を落としていただくという、高い目標に関して取り組んでいるところでもあるんだというふうに思います。今日もテレビで見てましたけれども、主要なバスの駅なんかでも大変なことになっておりますし、飲食店なんかも長蛇の列になって、いよいよ本当にですね、インバウンドをはじめ多くの観光の皆さんが、このゴールデンウィークに向けても動いてくることなんだというふうに思います。ポイステもすごかったですね、テレビで見ていると。いろいろと考えながら、食べ歩きをする方が最近は多いのかなと思いますけど、駆使だけを入れるゴミとかゴミ箱とかですね、そんなものを駆使しながらやっておられる姿を見ると、地元で、地元そういった地域でいろいろなことを考えながら、そのゴミ対策なんかもやっておられるんだと思います。ここで取り上げるのは、公共交通機関に関して、ちょっと取り上げたいと思います。本当に観光客で多くのところは、これはとんでもないことになっているんだと思います。東京とか大阪、これはもう異常にですね、公共インフラが発達しているところでは、バスに帰るのに2台3台もあったなということは、これはないんだと思うんですけれども、実は私の京都なんかではこれは頻繁でありまして、ちょっと困っているなというのがございます。やはりその地で生活される方を中心に、こういった公共交通を使っている地域なんかでは、まさにもうお手上げ状態なんだなというようなことだと思います。多くのインバウンドの皆さんや、観光の皆さんがお越しいただけるということは、これは本当に地域にとっては、本当に喜ばしい、嬉しいことなんでしょうけれども、でもやはり住む人と、インバウンドをはじめとした観光客の方々が、調和をとれる環境をどうやってつくるかということ、これは地元住民の皆さんも自治体も頭を抱えて、本当にいろいろなことを工夫をしながら考えているんだと思います。そこで観光庁では、そんな地域に対して、オーバーツリズムの未然防止、抑制によって、受続可能な観光推進事業として、先駆的モデル地域などというところを指定しようということがありまして、自治体手上げ方式で、この間も選定されたと伺っております。オーバーツリズム対策として、地域によって本当にいろいろな課題があるんだと思いますが、その手の上がった地域を、どのような理由があったり、条件があって採択したか、そのことについてまずお伺いしたいと思います。
25:06
お答え申し上げます。委員御指摘の、オーバーツリズムの未然防止、抑制による持続可能な観光推進事業、これを令和5年度補正予算において、総知したところでございます。この事業では、地方公共団体が中心となって、住民の方々を含めた地域の関係者による協議、これに基づく計画の策定や、具体的な取組を実施を総合的に支援する、先駆モデル地域として、20地域を採択したところでございます。特にこの先駆モデル地域におきましては、地域の関係者による協議の場の立ち上げ、こういったことも念頭におき、また実際にそういった立ち上げが進んでいると認識しておりますが、例えば、京都市における観光特急バス新設や、比較的空いている地下鉄への乗り換え促進など、公共交通などの混雑対策、あるいは北海道備営庁におけるAIカメラの活用や、デジタルサイネージの設置を通じた、私有地への無断立ち入り行為の抑制を図るマナー違反対策など、各地域の実情に応じた取組が進められる予定となっております。こういった取組を踏まえ、観光庁といたしましては、地域の実情に応じた具体策が進み、観光客の受け入れと住民の生活の両立が図られるよう、地域における意欲的な取組をしっかりと支援してまいります。
26:35
ありがとうございます。地域の実情、さまざまあるんだというふうに思います。公共交通の問題もあれば、さまざまなマナーの違反ですね。今おっしゃった環境保護の対策とか、需要の分散・収入、そういったものを、先駆的モデルであって一般モデルということで、先駆的モデルが20、さらに一般型が51だったかな、というふうに思いますけれども、そういうふうに指定をされたところというのは、地元と協議をしたり、また先駆的モデルのところは、また国ともいろいろと協議をする機会をもって、そういう対策をとっていただけるものだというふうに思います。公共交通機関では、今京都の話もいただきましたけれども、そういった意味では、特急バスというもの、観光特急バスというものをやられるというふうに聞いております。この運賃の話をした際に、いろいろと制限というかルールがやはりあって、どうなのかなと、実は不安の声もあるわけでありますけれども、例えば、道路運送法の上で16条の9項の2を読み解いてみると、特定の旅行者に対して不当な差別扱いをするものは、基本的には駄目なんだと、でもそこには合理的な理由があれば、何とかそういったことができるんだろうというふう に、私自身は解釈をいたしております。確認のため、これをお伺いしたいんですが、観光特急バス、これは6月のかかりぐらいから、やっていきたいなという思いがあるようであります。これは、いわゆる不当な差別扱いとならないので、問題はないと聞いていますが、いかがでしょうか。
28:25
お答えいたします。今、いいご指摘がございました、観光特急バスでございますけれども、この運賃は、他の路線バスよりも高い水準の額を設定することになりますけれども、これは当該バスを利用される、すべての利用者の方に適用されるものでございます。特定の利用者に対してのみ、何か高い運賃を求める、こういうものではございませんので、不当な差別的取扱いには該当しないと考えております。
28:55
ありがとうございます。若干そういったところで、いろんなルール上で制限がかかっていますので、いろいろとこれは考えながら、相談をしながら、そういうことに取り組んでいけるということであります。公共交通、そういったところでは、他の地域なんかも、実はこの上限を設定した上で、例えばマイナンバーカードのデータを、交通系のICカードに読み込ませて、市民の皆さんにはおあり引きをするなんていう、そういったこともできているところがあるとは聞いております。外国人の観光の皆さんだけ、実は価格を上げるというのは、今、ドローン総合上で、なかなかハードルが高い部分であったりするんだというふうに思いますが、世の中では今よく出ているのは、このインバウンドに対して、やはりいろんな形で、さらなるいいおもてなしをしようとすると、二重価格や二重料金の話が出ているのも、これは事実であると思います。例えば交通であったり、宿泊もよく聞きます。さらには、いろんなところの入場料なんかも、お聞きするわけであります。いいか悪いか、これ賛否は正直言ってたくさんあると思います。価格が上がると、やんぺという形になってしまうこともあるのかも、これはわかりませんので、あるわけでありますけれども、でもやはり、このインバウンドを受入れ体制していく上で、これまで我々が、国が準備してきたものは、多言語表記もやってきましたし、フリーWi-Fi、コロナ禍ではありましたけれども、高付加価値の補助金を使いながら、宿泊施設も、これは日本人の皆さんにとってもでありますが、実は、改善をして、さらに付加価値の高い宿泊、そういったものをしてもらえるように、これやってきたと思います。ですから、インバウンドに対して、国内旅行者、地元住民、こういった方とやはり、調和をとる環境は、やはりしっかりと作っていかなければならないんだ、というふうに思っています。地域を挙げて、やはりおもてなしをしたい、そんな気持ちを高めていくためにも、住民の暮らしに対する満足感とか納得感、今までこうやったのにな、なんて思えるような環境は、やはりしっかりと維持すべきだというふうに思います。仮に、この二重価格というものを導入すれば、公の部分でありましたら、バスの本数をふやしたりとか、いろんな形で、住民の皆さんにも、観光の皆さんにも、サービスができる部分もできるんだと思います。民間でも、賃上げというものにつながれば、またその他のサービスにもつながるというふうに思います。まさに、住んでいる方と観光の皆さん、外国人の旅行者の皆さんにとって、やはり、ウイウインの関係をつくっていくということのためには、こういったことも必要なんじゃないかな、というふうに思うわけであります。そこで、法一外国人の観光客に対してのこの二重価格について、どのように考えておられるかお願いします。
32:07
お答え申し上げます。今、法一客へのその二重価格、全般についてのお問い、ご質問でございましたが、ちょっとご指摘もありましたが、バスについて、私の方からご説明させていただきたいと思います。先ほど委員御指摘ございましたように、乗り合いバスの運賃につきましては、道路の走行で特定旅客に対する不当な差別的取扱い、これを禁じているところでございます。このどのような運賃が不当差別となるか、ということでございますけれども、これは個別の事案ごとに判断をすることになりますけれども、一般論として申し上げれば、人種や性別など、利用者の属性を理由に、同一区間で異なる運賃額を設定するということは、この法律が禁じている不当な差別的取扱いに該当する恐れがあると考えております。このため、例えば京都市で仮にインバウンドの方とそれ以外の方で、別の異なる 運賃設定を行うというようなことであります。その目的を達成する手段として、そういったことが適切なのかどうか、そういったことについて、バス事業者などの皆様からお考えをお聞きして、個別に判断をしていきたいと、このように考えているところでございます。今、京都市で少しそのようなこともお考えになっていると、このように伺っております。現在、国土交通省におきましては、京都市交通局とその件につきまして、定期的に協議を実施しているところでございます。市交通局などの相談に対して、必要な助言件となってまいります。
33:56
以上。ありがとうございます。公共交通の部分で触れていただきました。おそらくいろいろな事案がこれから、そういった意味では出てくるんだと思います。これは京都だけじゃないと思います。