19:44
これより会議を開きます。行政の基本的制度及び運営並びに、温泉に関する件、地方自治及び地方絶在性に関する件、情報通信及び電波に関する件、郵政事業に関する件及び消防に関する件について調査を進めま す。この際お諮りいたします。各県調査のため、本日、政府参考人として、内閣府大臣官房審議官畠山尊さん、内閣府大臣官房審議官滝沢健さん、子ども家庭庁長官官房審議官高橋浩二さん、総務省大臣官房総括審議官海部原聡さん、大臣官房総括審議官藤野雅さん、大臣官房総括審議官湯本博信さん、大臣官房地域力創造審議官山越信子さん、行政評価局長菅原臨さん、自治行政局長山野健さん、自治行政局公務員部長小池信之さん、自治行政局選挙部長笠木貴則さん、自治財政局長大澤弘さん、自治税務局長池田達雄さん、情報流通行政局長小笠原陽二さん、情報流通行政局有誠行政部長玉田康人さん、総合通信基盤局長今川拓夫さん、文部科学省大臣官房審議官淵上隆さん、資源エネルギー庁長官官房資源エネルギー政策統括調整官木原信一さん、資源エネルギー庁電力ガス事業部長久米隆さん、国土交通省大臣官房審議官松原英さん及び、環境省大臣官房審議官前田光也さんの出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。ご異議なしと認めますよと、そのように決しました。質疑の申出がありますので順次、これを許します。
21:31
おはようございます。立憲民主党部所属の田島神宮でございます。今日は差し替えで質疑させていただきます。松本大臣よろしくお願いいたします。また、委員長はじめ、理事閣委、そして委員のすべての皆様に御礼申し上げます。ありがとうございます。私がですね、今日こちらで取り上げたいテーマは、普段経済産業委員会などでやっておりますエネルギー問題が中心でございます。あと少し関連してですね、被災位置の関係もやりたいと思っているんですが、普段あまり総務委員会では取り上げられていないと思います。配付資料も10番までお配りしましたのでですね、たまにはというか、今日はちょっと違うテーマかもしれませんが、委員の皆様、先生方もですね、ご覧いただきたいと思います。私の問題意識の1番はですね、日本の自然エネルギー、再生可能エネルギーの広がり方というかですね、非常に遅くなってしまっているということの、強い強い危機感でございます。同時に、昨今言われておりますが、地域と共生できないようなソーラーパネルの問題、これはおそらく私どもだけじゃなくて、与党の先生方もですね、ご地元でいろいろ直面をされていると思います。こういった本当に頭の痛い問題ですね、これもうまくいっていないわけでございますが、一言で言えば、私の表現で言えばですね、悪化が良化を駆逐するような状況になっておりましてね、そうすると再生エネルギーが全部悪者になってきているということで、これは有識状況であるし、日本あるいは国際社会、世界のためにならないと、そんな問題意識からですね、松本大臣中心にですね、質問をさせていただきたいと思います。閣議決定をされました第6次エネルギー基本計画が今ありましてね、これから来年は第7次になっていくわけでございますが、最初の質問ですがね、6次エネルギー基本計画で2030年の数値目標というものが、政府として掲げられております。そしてまた、現在位置は日本はどういうところにあるかということを、大臣にお答えいただきたいと思います。
23:32
はい。令和3年10月に閣議決定されました、第6次エネルギー基本計画におきましては、再生可能エネルギー全般について、2030年度の電源構成費を36から38%とすることが目標とされており、令和4年4月1日から令和5年3月31日の発電電力量をもとにした電源構成は、21.7%であったと承知をしております。再生可能エネルギーにおき、太陽光発電につきましては、公共部門で率先して実行することとされております。2030年度の導入目標は600万キロワットとされ、国自治体の保有施設については、環境省による2023年度調査では、国では867キロワット、自治体では12万9,075キロワットの導入状況であったものと承知をしております。関係省庁と連携しながら、目標達成の実現に向けて取り組むことが重要と考えております。
24:45
大臣が一桁間違えるぐらい少ないんですね。今おっしゃっていただきました環境省が発表したのは、公共部門におけるどのぐらい広がっているかということでございますが、新聞記事の情報によりますと、政府の建物等の関係では、1.数%、そして自治体で2.5%ぐらいというふうに発表があったと思うんですが、これは数字的に見ると、圧倒的にサイエネポテンシャルは地域に多いということは、先生方もご想像いただけると思います。そういう意味では、私は今日総務委員会で、ぜひ地方自治体にどれだけこれから本気になって頑張っていただくか、今も頑張っていただいていると思うんですが、総務省の役割というのは、私は大きい。これはもうハブ、スポークで言えば、ハブの機能を、ぜひ総務省に果たしていただきたい。私の言葉で言えば扇の要というような感じがするわけでございますので、ぜひお願いをしたいと思います。そこで資料の1をご覧いただきたいと思うんですが、これが現在の風景でございます。先生方もご案内のとおり、太陽光は相当全国で広がったということで、今、中国、アメリカに次いで、面積的には発電量として世界3位ということでございますが、一方、世界の国々で唯一頭打ちになってきておりまして、それが左下のグラフでございますが、毎年毎年減ってきている。広がっていな いということで、多くの事業をやろうという人たちが、あるいは事業ではなくても、屋根上にソーラーをつけるということも含めて、減ってきてしまっております。そして将来のマーケット、右上でございますが、ドイツにも抜かれて、非常に我が国の目標設定も低い状況にございます。そして右下、コストの面でも、残念ながら日本は世界から非常に遅れて、高コストな状況にあるということでございますが、次の資料の2もついでにご覧いただきたいと思うんですが、じゃあ、そのコストが高いといって、全然やっても無意味なのかというと、これ東京都が、今年の4月1日、ついこの間、スタートいたしました。いわゆる新築の住宅には義務化をするということで、リフォーム会社に義務付けをして、ソーラーがスタートしておるわけですが、これを見ていただくと、東京都の場合には、財政が豊かなので、40万円の補助金が出るというのは、真ん中のグラフで経済メリットが大きく出ているわけでございますが、一番上の部分、つまり補助金がなくても、経済合理的にかなっているということで、各家庭にソーラーを置くということで、ペロブスカイトのこれからの技術も含めて、今、東京で始まっているわけでございます。そうした意味では、広げない理由がないと、経済合理的にも広げない理由がないと、そういうことを、まず確認させていただきたいというふうに思っております。そして、今、大臣からは、日本全体のマーケットの話、そして20%ちょっとぐらいしか達成できていないのに対して、36から38という政府の30年目標がございまして、大変、今のままいけば厳しい。同時に、先ほど申し上げた公共の部分でも、目標6ギガに対して非常に低い、今、実績しかないという状況でございます。そこで、次の質問に入らせていただきますが、公営電気事業というものが総務省の所管にございますが、これは一体どういうもので、目的や財源、そして収入は誰に帰属するのか、このことをお尋ねしたいと思います。
28:22
お答えいたします。公営電気事業は、自治体が自ら事業者となって、発電、売電を行う事業でありまして、原則として特別会計を設け、独立財産で経営されるものでございます。明治24年に水力発電を行ったことに始まりまして、現在では水力、風力、太陽光発電など、再生可能エネルギーの発電をしております。この事業の目的は、各自治体によって様々でございますけれども、一般的には地域の実情に応じた地球温暖化対策、エネルギー開発を進めることなどを目的に設置されているものと承知をしております。財源でございますが、内部資金のほか、多くの自治体が公営企業債であります電気事業債を借り入れまして、財源としておるところでございます。また、売電収入は当該公営電気事業に帰属をいたしまして、建設の際に借り入れた電気事業債の償還等に当てているものと承知をしております。
29:28
事業として回るのは、昔からやっている水力のみならず、資料の6をご覧いただきたいと思いますが、多くの自治体ですね、ちょっと印字が薄くて申し訳ございませんが、私も意外だったんですけどね、水力発電だけかなと思ったら意外とそうでもないんですね。水力発電以外にも太陽光風力ですね、今日は主に太陽光ですが、大変多くの自治体、都道府県も全国の半数ぐらい、そして自治体と合わせると一番右下ですが、96団体が実は発電事業をやっていると。かつてはですね、充電力体制なんてなかったですから、地域それぞ れの自然を使いながら発電してたというですね、ある意味ではこれからの時代はテクノロジーを活用しながら、そういう可能性がまた広がってきているということなんだろうというふうに思います。特に資格学を見せておりますが、群馬県、一番盛んにやっていただいているということでですね、私はここをですね、総務大臣、総務省にもう少し活用していただきたいなというふうに、今日は提案をさせていただくわけでございますが、そこでですね、自治体が太陽光などの再生発電、再エネ発電を推進することの意義、そしてそれに関する総務省の役割というところをどういうふうにご認識されているか、ご答弁をお願いします。
30:51
はい。お話がありましたように、GX、地域脱炭素化の推進は大変重要な政策テーマであると認識をしておりまして、令和3年6月9日に策定された地域脱炭素ロードマップを踏まえまして、地方自治体においては、脱炭素 先行地域の取り組みをはじめ、太陽光発電、住宅建築物の省エネ等の重点対策など、地域主導の脱炭素の取り組みが進まれているものと承知をいたしております。GXについては、温室効果ガスの排出量の削減、経済成長の実現といった意義がありますが、特に地方自治体が再生可能エネルギーの導入を推進することの意義については、地域資源を活用した地域における経済循環の創出拡大、災害に強い地域づくりなどがあるものと認識をしております。総務省としては、地域資源を活用した分散型エネルギーのマスタンプラランの策定、GXアドバイザーの派遣、再生可能エネルギーの導入や、省エネルギー化の施設改修等を計画的に実施するための脱炭素化推進需要債などの施策を講じているところでございます。おっしゃった太陽光発電につきましても、地方税制上の対応として再生可能エネルギー発電設備に係る固定資産税の特例措置を講じておりまして、今年度から、ヘルブスカイト太陽電池を使用した一定の発電設備を対象に追加をいたしました。関係省庁と連携して、地域主導の脱炭素の取組を後押ししてまいりたいと思います。
32:34
もちろん、いろいろとこれまでもやっていただきました。今、大臣がおっしゃられたとおり、環境省からも資料がまとめられておりますが、こうした資税エネルギーを地域で増やしていくということは、主に4つ、私は大事なポイントがある。1つは災害時のレジリエンスということですね。これも多く言わなくてもいいかと思います。それから2点目が、地域経済への貢献ということで、今大臣もおっしゃっていただきました、資金を循環させるということですね。一言で言えば、中東などに油代を払う代わりに、地域の公務店さんやいろんなところにお金が落ちるということで、まさにこれは、いわゆる設置法の中を見ても、総務省の役割として、自立的な地域社会の形成、そういうことが書いてございますので、そうした目的にもかなうような実現ことができるということで、3点目ですが、エネルギー価格変動リスクへの対応ということでございまして、言うまでもなく、燃料がない発電なわけでございますから、非常に安定しているという化石燃料に振り回されない、昨今非 常に重要だと思います。そして4点目が、もうそのままではなく、世界的課題である温室効果ガスのことですね。この4つに加えて、先ほどの東京都の資料であるように、経済合理的なんだから、やらない理由が見つからないんですね。そういう意味で大臣、今までいろいろやっていただいていることには感謝を申しながら、しかし、さらに踏み込んで、いろいろやっていただけるんじゃないかということをご提案させていただきたい。その1つが、今申し上げている公営電気事業でございますが、公営電気事業ですね、最大出力というのは、全国の今、総数でどのぐらいのキロワットになっているのか。そして、営農型の発電を、営農型の話をさせていただきますが、下が一時産業、農業、お米を作ったり野菜を作ったり、その上にソーラーパネルというようなやり方がございますが、その自治体はいくつございますか。
34:37
お答えいたします。全国で稼働中の公営電気事業の施設数が、令和4年度末時点で494カ所ございます。内訳として、出力発電344カ所、太陽光発電119カ所、風力発電23カ所、その他バイオスマス発電と8カ所となっておりまして、これらを合わせました最大出力の合計は、約263万キロワットでございます。また、現在、営農型の太陽光発電を行っている自治体はございません。
35:16
はい、ソーラーはいろいろやっていただいていますが、営農型発電はまだどこもやっていない、認知されていない。私はそこに大きな可能性を感じております。資料の3をご覧いただきたいと思います。これ、農地のポテンシャルということで、ソーラーがどのぐらいできるか。これも、おそらく先生方の中には、地域で頭の痛いケース、委員会でも時々取り入れられております。いつも、悪化が良化を駆逐するような事態を私たちは避けなきゃいけない。いい事例を 広げていきたい。そしてそのために、自治体の役割が大きいと思うんです。信用がありますから。そういう意味で、私はソーラーシェアリングを、ぜひ、総務省に本気になってお手伝いを引っ張っていっていただきたい。質問をさせていただきます。営農型発電も含めて、総務省が発表された、総務省の評価局が発表されました、全国の都道府県の4割で、様々なトラブルが起きているという報道が最近ございました。そこでお尋ねしますが、公営企業債を発行して、自治体がやっているソーラーや風力や水力で、そうしたトラブルというのは起きているのでしょうか。
36:50
お答えいたします。ご質問のございました調査では、書面調査により把握した太陽光発電設備に係る未解決のトラブルや、条例の制定状況などを踏まえ、121市町村を選定し、ヒアリング調査を行ったところでございます。この調査で私どもが 把握したトラブル事例の中に、ご指摘の自治体が発電事業者となっている事例はございませんでした。
37:16
まあ、失敗調査ではないということで、正確さは落ちるかもしれませんが、しかしね、今の数字を聞いていただいても、全国の4割でトラブルを抱えている割にはですね、自治体が絡んでいるやつはゼロだという話ですね。私は意を強くしますよ。だからやはり良化を広げて悪化を駆逐する手段として、自治体が踏み込んだ取組をしていただくとね、相当風景は変わる。特にソーラーシェアリングは農家さん相手ですから、地主さん相手。信用できない、わけのわからない奴らが入ってきて、畑を荒らすという問題がすごい広がっているんですよ。それから私が今戦っている鴨川のメガソーラーなど、全国最大規模のね、山を全部削って土砂に埋めて、平らな土地を作って、世界、日本最大のソーラーを作る。とんでもない話ですよ。そういうのと戦っていきながら、しかし同時にいい事例を広げる努力をね、持っ てやっていくということがね、私は大事だと思います。この資料をご覧いただくとですね、もう日本の総発電量が、まあだいたい1兆キロワット、まあ今1兆キロから少し少ないんですが、それをはるかに上回るだけのポテンシャルがですね、農地にはあるんですね。農地がいいのは平らだからです。そして農地がいいのは木とか生えてないから、基本。だからそこは一時産業も応援しながら、そこがポイントですね。次の資料をご覧ください。これ嬉しいことに、農業新聞さん、毎日事務所に届いてますけども、農業新聞さんが去年書いていただきました。営農型発電の普及、これは一時産業の敵なんかじゃないんですよ。厳しい経営状況のコストがかかる一時産業の味方としてですね、経営と環境の両立ができるということなんですね。CO2を出さない発電を地域主導で増やしながら、なおかつ農業にとってもプラスになる。どうプラスになるかと言ったら、太陽光発電、売電収入も入りますから。そういった形でですね、全国で少しずつは広がっておるんですが、ここをぜひ総務委員会の先生方、そして大臣はじめですね、力を貸していただきたいと思います。資料の5をご覧ください。じゃあ今全国の自治体が、それぞれ自然エネル ギー、太陽光風力、水力、どのぐらい自立できているかという、そういう指標を研究している。これは千葉大学の倉坂先生がございましたね。これをご覧ください。これ非常に興味深いですよ。全国で一番自給率の高い総自給率は秋田県なんです。なぜでしょうか。風力発電で有名ですね。そして第2位は一番下の方の老板県です。なぜでしょうか。地熱発電で有名ですね。これどちらも有名。ところが第3位はですね、まあ今日群馬県の先生もいらっしゃいますけどね、群馬県なんですよ。意外な感じしません?首都圏の群馬県が自然エネルギー第3位ですよ。何が原因かというと、すぐ右見ていただくと、太陽光が全国で一番やってくれているのが、これ屋根上ソーラーもメガソーラーも全部入っているんですよ。群馬県だと。意外な私は感じがしました。しかしちょっと待てよと。さっき私何か言いませんでした?公営電気事業で一番頑張っていただいているのも群馬県だと私は申し上げましたよね。これはもうちょっと精査しないとね、そこがどうつながっているかわかりませんが、少なくとも、行政も相当、これ群馬県も引っ張っていただいていますが、高崎以 下自治体もですね、6つぐらいの自治体ですでにやっていただいている。そういうことで、官も民も合わせて、こういう全国1位のですね、結果を今作っていただいているということでございます。そういう意味ではですね、ぜひ大臣にね、この営農型の発電、公営企業という形では、営農型の事例は1つもないということでございます。松本大臣もですね、多分農村集落地域もたくさんある選挙区でイメージをしていただけると思います。私は、この間農政委員会で申しました、ビニールハウスありますね。あれも構造物ですけど、ビニールハウスと同じぐらいの面積、あれが400万ヘクタールの約1%なんですよ、ビニールハウス。あれと同じだけのソーラーシェアをやると、3.7%、日本全体の必要発電量の3.7%作れる。結構なものなんですよ。だから今、公営企業で先ほど役者の方からいただいた数字だと、原発に言うと大体2基から3基分の発電をしているんですね。それに加えること、今申し上げた、たったというかですね、ビニールハウスの面積、まあ点々としているビニールハウスの面積と同じぐらい、全国のそれぞれの農地で自治体も頑張っていただいてソーラー発電をすると、一時産業を支えながら、地域経済を応援しながら、自然エネルギーの発電が3.7%、これで かいですよ。でかいですよね。そのことをですね、ぜひ大臣にご理解をいただいて、力を貸していただきたいと思うんですね。大臣、もう一回申し上げますが、怪しい業者が入ってきて、地域の資源をぐちゃぐちゃにしているという事例で、全国が頭を痛めているんですよ。全国の自治体4割が。それを止めるためにも、量化を広げていただきたい。そのことを大臣、理解していただいて。すぐですね、エネルギーのことはよくわかんないということで、環境省や経産省、それから国土交通省が中心にやっている感じがするんですが、私はやっぱり、ハブはね、総務省だと思うんです。この、所掌事務というところを見てもね、地域の振興に関するものの企画、立案って書いてあるんですよ。推進って。地方自治に影響を及ぼす国の施策の企画、そして財政資金の調達に関する。後ほど私もやりますけど、この公益要塞っていうのも調達ですよね。それから、法廷外通責、後ほどやりますが。これですね、道具は持ってんですよ。特に財源に関して。ところが、具体的なエネルギーのことの知見が足りない。他方で縦割りの農水省や経産省や国土交通省は、特定の分野だけは頑張っていただいている。しかし、もうちょっとですね、全体でチームを組んで、先ほど申しました、国よりも遥かにポテンシャルのある自治体ベースのですね、自然エネルギーを広げていっていただきたい。ちょっと話が長くなりましたが、大臣、ちょっと理解を深めていただいたと思うんですが、これをちょっと旗振っていただきたいんですよ。いかがですか。
43:53
はい。自治体が地域の再生可能エネルギーの導入を進める際、自治体自ら公営電気事業として取り組むか、地域の実用用地は自治体の判断と自治の側面から申し上げることになるかと思いますが、有力な選択肢の一つであることも申し上げられるかと思います。総務省では、こうした公営電気事業の取り組みを後押しすべく、公営企業における脱炭素化の取り組みを含む有料事例集を作成、公表し、先進有料事例の横展開を支援しているところでございます。令和6年度からは、地域再生可能エネルギーの地産地消を一層推進するため、脱炭素化推進事業債の対象事業も拡大いたしました。地域内消費を主目的として公営企業などが導入する再生可能エネルギーの設備などに対しても支援することとしたところでございます。地域の実情を伺いながら、そして関係省庁としっかり連携しなければいけないというお話であったかと思いますが、これを進めて公営電気事業による地域の脱炭素の取り組みを支援したいと思います。高栄電気事業だけではございません。これからご説明いたしますが、いろんな道具だって用意されていても、多少と連携が不十分だと思います。それからやはり総務省が本気になって自治体を応援していただきたい。もちろんおっしゃる通り、やるかどうかの判断は地域ごとですからね。そこまでは押し付けはできませんけれども、その手前までやれることは私はたくさんあると思います。私は群馬県に大変期待しておりますので、これ終わったら今度群馬県に直接会いに行って、どういう現状になっているか、どうしてそこまで盛んに公営企業で発電をやれてきているのか、そんなことも現地調査をしながらですね、成功モデルをたくさん増やしていってほしい。私の地元の千葉もですね、ソーラーシェアリングの発祥ですから、そういうところで広げて成功モデルを広げていくことで、他の自治体も、だったら俺たちもやろうというふうにですね、持っていきたいというふうに考えております。それでは次の質問でございますが、法定外勢というのがございましてね、資料をご覧いただきたいと思います。資料の7でございますが、これはですね、宮城県がこの4月1日からスタートされました。新聞に大きく載りましたんでね、私も注目したんですが、これは先ほどから申し上げているトラブル事例が全国の4割の自治体であるということに対してですね、対策ですね、法定外勢ということでですね、スタートして、何かというと、ちょっと赤線を引かせていただきましたが、一定の規模以上のメガソーラーっていうんですか、をですね、望ましくないところ、具体的には環境省が法律で決めました促進区域。促進区域の外でやることに対してですね、2割の課税をするんです。利益の2割。かなりなもんですよね。だけどこれ税収目的じゃないっていうのは明らかでございまして、それによって、まあそういうところではやらないでね、ということで促進区域に誘導する、まあインセンティブというか、まあそういう形をですね、法律、あ、条例で作られたということでございますが、そこでですね、お尋ねをしますけれどもね、私はこの自治体ごとに、まあちまちまと言ったら恐縮ですが、一カ所一カ所やるのはですね、あまりにも時間がかかりすぎる。そしてもう一つは、これは後悔でございますが、すでにメガソーラーで私が静岡県の伊東とかいろんなところから相談を受けました。条例作ったのがもはや手遅れというところがたくさんあるんですね。時間との戦いなんです。今の制度に穴があるから。だから自治体で慌ててやっても手遅れだっていうことが多い。そこで私大臣、あ、総務省にお尋ねしますけれども、法定外税という地方の 独自の税がですね、いわゆる地方税法による国の法律に格上げというか、そうなったケースというのは過去にあるんでしょうか。
48:07
お答えをいたします。昭和25年の現行の地方税法が制定されて以降、委員御指摘のように法定外税から法定税になった税目としては、自動車取得税がございます。ただし、この自動車取得税につきましては、もともと法定税である自動車税の一部であったものが、シャープ勧告を受けた地方税制改革で、一旦除外をされまして、除外された後、一部の都道府県がこの自動車の取得について法定外不通税を創設して課税していた。それが昭和43年に今度は法定税として自動車取得税が策定されたと、そういう経緯でございます。これ以降、近年において法定外税から法定税になった税目はございません。