22:50
これより会議を開きます。予算の実施状況に関する件について調査を進めます。本日は、政治資金、野党反党自身等、内外の諸課題について集中審議を行います。この際、お諮りいたします。本件調査のため、本日、政府参考人として、内閣官房・内閣審議官小柳誠治君、
23:14
内閣府政策統括官高橋賢治君、デジタル庁統括官村上恵介君、総務省自治行政局公務員部長小池伸彦君、総務省自治行政局選挙部長笠木貴則君、総務省自治財政局長大沢博史君、法務省刑事局長松下博子君、
23:41
外務省大臣官房参事官浜本幸也君、外務省総合外交政策局長神戸康裕君、外務省北米局長有馬豊君、外務省領事局長岩本啓一君、国税庁次長保史屋和彦君、
24:04
厚生労働省大臣官房寄附管理・義務技術総括審議官森光晃君、厚生労働省老懸局長羽山隆一郎君、厚生労働省保険局長伊原和人君、厚生労働省年金局長橋本康弘君、
24:26
資源エネルギー庁資源燃料部長貞光雄貴君、中小企業庁事業環境部長山本一則君、国土交通省港湾局長稲田雅宏君、官公庁次長加藤進君、
24:45
防衛省防衛政策局長加野浩二君、防衛省防衛政策局次長安藤敦志君の出席を求め、説明を聴取したいと存じますが、御異議ございませんか。御異議なしと認めます。よってそのように決しました。
25:04
次にお諮りいたします。最高裁判所事務総局刑事局長吉崎義也君から出席説明の要求がありますので、これを承認するのに御異議ありませんか。
25:17
御異議なしと認めます。よってそのように決しました。質疑の申し出がありますので、順次これを許します。大串正彦君。大串君。
25:33
自治党無所属の会の大串正彦でございます。まず冒頭4月20日に発災いたしました海上自衛隊のヘリコプター2機の墜落事故でございますが、現状政府として把握している状況、あるいは総理の見解についてお伺い したいと思います。
25:53
4月20日夜、伊豆諸島東方の要上で訓練中の海上自衛隊の小海ヘリコプター2機が墜落し、計8名の搭乗員のうち7名が行方不明、救助した隊員1名の死亡が確認されています。現在、自衛隊及び海上保安庁の艦船と航空機が現場周辺海域において行方不明者の捜索に全力で当たっているところです。
26:22
既に事故機のものとみられるフライトレコーダーが近接した場所で回収されていることから、2機が衝突して墜落した可能性が高いと報告を受けております。こうした重大事故の発生を重く受け止め、自衛隊機の安全な運行に万全を期してまいりたいと考えております。
26:49
また、任務遂行のための厳しい夜間訓練の最中、大切な隊員を失ったことは痛恨の極みであります。重職した隊員に対し、心 から哀悼の意を捧げるとともに、引き続き7名の行方不明者の捜索・救助に全力を尽くしてまいりたいと考えております。
27:14
ありがとうございました。亡くなられた隊員のご冥福をお祈りするとともに、まずは不明者の徹底した捜索、原因の救命・再発防止など徹底した取組をお願いしたいと思います。それでは、まず最初の質問といたしまして、先日、総理が行われました法米の成果についてお伺いしたいと思います。
27:37
法米の報告、先日本会議で行われました。その中で意義や成果については十分ご説明いただいたとおりだと思います。大変有意義だったと思っておりますが、なかなか質問のなかったところですね。
27:53
これまでの戦略に基づく不責が重要だと思います。外交というのは一日で急に行って急に成果が出るものではなくて、しっかりとした準備、あるいはこれまでの不責というか戦略が重要だと思います。特に安倍菅政権では、自由で開かれたインド太平洋など、海外からも高く評価される新しい外交戦略を展開してきたわけでありまして、そういったものが欠失した法米ではなかったかと思います。
28:22
特に岸田総理は安倍政権下でも長く外務大臣を務められておりましたということもありまして、今回の政界に向けて、これまでどのような戦略で臨んできたのか、そしてどういった不責が有効だったのか、さらには今回の成果が今後のどのような不責になっていくのかということについてお伺いしたいと思います。
28:45
御指摘のように、私自身も外務大臣、そして総理大臣として長きに渡りまして、日米同盟の進化、さらには同志国との関係強化、こうした取り組み、力を入れてまいりました。
29:06
併せて、広島出身ということもあり、核兵器のない世界の実現、 こういったテーマも強く訴えてきた次第であります。
29:20
近年では、ロシアによるウクライナ侵略を受けて、厳しい大陸制裁、そして強力なウクライナ支援を行ってきたこと、また国家安全保障戦略を改定して防衛力の強化に努めたこと、
29:44
また、韓国との関係改善、さらにはG7広島サミットの開催、キャンプデイビットにおける日米韓首脳会合の実施、こうした取り組みを通じて、
30:02
国際に基づく自由で開かれた国際秩序を維持強化するということ、そして、そのことと裏腹で表裏一体でありますが、
30:16
日本と日本国民の安全と繁栄を確保すること、これらを特に重視し念頭に置きながら、一歩一歩取り組みを進めてきたということであります。
30:34
そして今回、訪米ということ になったわけですが、訪米にあたっては、今国際社会が歴史的な転換点にある中で、日本とアメリカがグローバルなパートナーとして、どんな未来を次の世代に残そうとしているのか、
30:57
そしてそのために日本とアメリカが何をしなければならないのか、こういった点を明確なメッセージとして、日米両国あるいは世界に対して示したい、こういった思いで訪米に取り組みました。結果として日米首脳会談、そして連邦議会での演説等を通じて、こういったメッセージを伝えることができたと感じております。
31:28
ありがとうございます。これまでの様々な取り組み、大きなものから小さなものまで含めて、それが成果となって結実したんだろうなと思います。世界情勢が今非常に大きく動く中で、こういった外交の継続性というのも大変重要だと思いますので、引き続き積極的な取り組みをよろしくお願いいたします。
31:49
そして今、同盟の中にも含まれているG7の時の成果というのも確かにたくさんございまして、私もデジタル副大臣として関わらせていただきましたが、その時やはり大きなテーマとなったのが、DFFTの課題でございます。デジタル分野でも外交の手腕が期待される分野が増えてきているわけでありますが、今後DFFTの前提となる国際的なデータレッキング基盤の構築というのも大変重要なことだと考えております。
32:19
デジタル分野の外交戦略について、総理のお考えをお伺いしたいと思います。
32:28
ご指摘のDFFT、すなわち信頼性のあるデータの国境を超えた移転、これについては2019年のG20大阪サミットで日本から提唱したものです。
32:46
そして昨年のG7広島サミットで、私自身議長を務める中で国 際枠組みIAPを設けることで合意をしたということでありました。このようにこれまで我が国は一貫してリーダーシップを発揮してDFFTの取組を前に進めてきました。
33:12
この中、昨年12月にOECDの下でこのIAP、国際枠組みが実際に設立される運びとなりました。日本が議長国を務める本年5月のOECD閣僚理事会でも取組の段階的強化について議論をすることとなっています。
33:36
このデジタル化を加速する中で、企業は国ごとに異なるデータの越境移転や、この域内保存に関するルールへの対応を迫られています。こうした課題に企業が直面している現状の中で、こうした企業のニーズも伺いながら、
33:58
DFFTの推進、国際的なデータ連携基盤の在り方について、引き続き議論を行っていくわけですが、その際に我が国としてその議論を引き続きリードしていきたいと考えております。
34:14
ありがとうございます。この分野のトラストサービスも含めて、EUが指導でオールを作りの取組が進んでいるという状況もございますので、
34:24
これまでの外交力を発揮して、スピード感を持って対応していただきたいというふうに改めてお願いを申し上げます。次に、政治資金についてお伺いをいたします。私はもうずっと無派閥でやってきたんですけれども、今回の趣旨は、派閥のパーティー権収入の記載問題のお話かと思いますが、私は少し視点を変えて、再発防止のための政治資金の透明化のプロセスに必要なことについてお伺いをしたいと思っております。
34:52
政治資金、寄付とかそういった政治資金の流れの透明化に、今、デジタル技術の活用が有用とされて、いろんな議論が進められているかと思います。各党の中でもそれぞれ議論が進んでいると思いますが、デジタル化すれば透明 化するというものではなくて、透明化できないものはデジタル化できないということで、まずは資金の流れを明確にするというのが大前提の議論ではないかなというふうに思います。
35:18
ただ、デジタル化によって政治資金にまつわるさまざまな手続の省力化というのも可能になりますし、そのためにも、個人のマイナンバーのように法人に対しても何らかのIDの取得が必要になるというふうに考えておりますが、それぞれの議員が、政党によってちょっと名刺は違うかもしれませんけれども、それぞれの議員が政治資金の受け皿となっております政党支部は法人番号が取得できるかどうかお答えいただきたいと思います。
35:50
お答え申し上げます。法人番号につきましては、番号法に基づき、国税庁におきまして、国の機関や地方公共団体、設立統計法人のほか、人格のない社団等のうち、一定のものにつきまして指定を行っているところでございます。
36:13
そのうち、人格のない社団等につきましては、団体としての組織を備えていること、多数決の組織を備えていること、構成員を変更しても団体そのものは存続すること、その組織において代表の方法、総会の運営、財産の管理、その他団体としての主要な点が確定していることなどの点につきまして、個々に判断することとしております。
36:37
大変ご指摘の、政党支部への法人番号の指定につきましては、こうした観点から、政党支部の位置づけを踏まえ、検討する必要があると考えてございます。
36:48
ありがとうございました。皆さんあまりご存じないかと思うんですけれども、今の説明のとおり、現状は法人番号の取得ができないという状況が続いております。
37:00
法人番号によって扱いも違いますけれども、政党支部、あるいは後援会、資金管理団体などの政治団体の各種手続のデジタル化の前提として、何らかのIDの取得が不可避でありまして、早急にご検討いただきたいと思います。一般には、法人や個人事業主には、GVIZ IDというログインサービスの仕組みがございまして、現在かなり普及しております。
37:26
このログインサービスは、今後、5万社に発行され、180のシステムと接続されるというふうに伺っております。そのシステム、例えば、社会保険手続の電子申請など、そういったことができるサービスでありますので、これは大変便利ではないかなというふうに思っております。我々、政党支部も、施設秘書の社会保険手続などを行っているわけでありますから、このGVIZ IDを発行していただければ、事務効率というのは飛躍的に向上するはずでありまして、
37:54
このログイン番号というよりは、実はこのGVIZ IDというのを、ぜひ付番をしていただければありがたいなというふうに思っております。さらに、いろんな献金と か、パーティー券の購入も、銀行に振り込みという意見もございますけれども、例えば、寄付のポータルサイトなども作って、それを通じて入金をすれば、例えば電子マネーにも対応できますし、
38:19
また、寄付控除の手続も寄付者がGVIZ IDを通じて寄付をすれば、寄付控除の手続もe-Taxと連動すれば、ペーパーレスで対応できることになります。また、他のメリットとしても、フィルターを設けることによって、例えば補助金を受けている企業から献金をもらえないというときも、
38:41
ここでフィルターで寄付を受けないようにすることもできたり、外国人からの献金などもシステム的に拒否することも可能となって、公正性の向上も期待できると考えております。こういった新しい制度、こういったことはこれから皆さんで議論しながら国会で決めることでありますけれども、このような仕組みを構築することは可能かどうか、制度的な可能性とシステム的な実現性についてお伺いしたいと思います。
39:14
今、御提案がございましたものは、政治資金の受付の方法といったものをこういったものに限定をして、それ以外のもの、公正性等の観点からそれ以外での寄付を禁止するといったようなものだと受け止めたところでございますが、
39:33
現行の政治資金規正法におきましては、政治資金団体に係る寄付について、預金又は貯金の口座への振り込みに限るという制限はございますが、その他の収入支出の方法につきまして特段の定めはございません。御提案につきましては、政治資金のやり取りを特定の手段を保護に限定することとし、その限定した手段を保護に政治団体への寄付やパーティー権購入などを行おうとする個人や企業団体を登録させるとともに、
40:02
寄付やパーティー退化の支払いを受けようとする政治資金団体につきまし ても、登録をしてもらうといったことが少なくとも必要になるのではないかと考えられます。その他、余論点はございますけれども、その具体的な内容にもよりますが、技術的な面からだけで申し上げますと不可能とは言えないのではないかと考えられます。いずれにしても政治資金に関することでございますので、政治団体のみならず、寄付等を行う個人や企業団体の政治活動の自由とも関連をいたしますことから、格闘・格愛においてご議論いただくべきことだと考えております。
40:37
ありがとうございます。可能性としては十分にあり得ると理解をさせていただきました。これからいろんな政治資金をめぐる透明化の議論の中で、ぜひこういったデジタル化の分野についてもしっかりと議論していただければと思います。本当にデジタル化の仕事をしていて思うのは国会とか、
40:58
政党支部自身が本当にデジタル化が遅れている分野だと思っておりまして、これはやはり民間にも先駆けるようなしっかりとした仕組みを作っていただきたいと思いますので、今回は最低でも民間並みの効率的な仕組みの導入など、さまざまな可能性を模索していきたいと思っております。続きまして、ノートハント自身への対応についてお伺いしたいと思います。
41:24
まず、亡くなられた方々へのご冥福と、そして被災された方々へのお見舞い、そして一日も早い復興へ尽力することをお誓いして、質問させていただきたいと思います。今回のノートハント地震、非常に特殊な状況が重なった地震とは存じておりますけれども、反省点もたくさんあると思います。ただ、これまで私の地元でありました阪神淡路大震災とか東日本大震災などの経緯を、
41:52
経験を経て、我々はいろいろなことを学んだわけであ ります。これまでできてこなかったことをしっかりと対応するようなことも考えて、今までの災害対応よりはスムーズに対応できた場面も多分多かったと思います。今回のノートハント地震の災害対応というのは、おそらく初めてDXの本格的な演習の場となったのではないかなと思っております。
42:18
防災DXの取組を進めているわけでありますけれども、得られた知見が非常に多いんだと思います。改善すべきところは改善をしながら、成果があったものについては、素直に評価すべきではないかなと思います。そこでまず、今回活躍しました物資調達輸送調整等支援システムについて、お伺いしたいと思います。このシステムの運用の成果や課題、対応策等があれば、お答えをいただきたいと思います。
42:49
お答えをいたします。ノートハント地震におきましては、発災直後から過去最大規模のプッシュ型支援を実施したところでございます。国の物資調達輸送調整等支援システムを活用いたしまして、在庫管理のほか、市町の必要量の登録、県での取りまとめ、
43:12
国への発注、事業者への発注、また、物資の搬入・搬出時期の把握、輸送計画の策定といった手続きを、関係者間でデジタルで即時に確認・共有でき、災害対応業務の迅速化・効率化に大いに役立ったところでございます。また、プッシュ型支援終了後も、県と被災市町との間の支援物資のやり取りは、引き続き本システムを活用して行われているところでございます。
43:40
一方で、実地に使用する中で、自治体担当者のシステムの就熟度の向上とか、また、使い勝手の改善等の課題も見えてきたところでございますので、今年度、新たな物資調査と輸送調整等支援システムの構築を進める中で、今回の教訓も盛り込みまして、より直感的に使いやすく、業務の迅速化・効率化が図れるよう、いい開発を進めてまいりたいと考えております。大串雅彦(大串)最大のプッシュ型の支援を行ったということでありますので、被災者の避難状況に合わせて、必要なものが必要なところに効率よく届くという仕組みを、これからもしっかりと取り組んでまいりたいと言っていただければと思います。一方で、被災者情報の把握には、マイナンバーカードの災害時利用も有効と考えられてきたわけでありますが、
44:35
実際、カードを持参して避難された方は少ないと言われております。スマホはほとんどの皆さん持って逃げるのですが、マイナンバーカードまでというとなかなか難しいので、この点は今後のマイナンバーカードのスマホ搭載に期待するとして、直近の災害に備えて、マイナカードを不所持の方々への対応をどうするかなど、反省点を踏 まえてお答えください。村上啓介(村上啓介)お答え申し上げます。市によっては9割を超えた被災証明のオンライン申請、薬剤医療情報の閲覧等、一定のメリットは発揮したと思いますけれども、マイナンバーカード自体の傾向率が4割程度であったこと、緊急に十分なリーダーを用意できなかったことなどから、十分にマイナンバーカードを活用できたかというところは、反省が残ったと考えてございます。
45:31
まず、平時から利活用できるシーンを増やして傾向率を上げること、それからカードリーダー等について、平時から緊急需要に十分な数を準備できるよう取り組んでおくこと、それから、ご指導いただいたスマホ搭載を着実に進めていくこと等により、さらにマイナンバーカードの防災での活用局面を広げてまいりたいと考えてございます。大串雅彦(大串雅彦)
45:55
また、マイナンバーカードの日常的な利用シーンも増やしながら、災害時の有用性を広く広報して いただくことも忘れずにお願いしたいと思います。また、災害時の医療対応もデジタル化の技術が有効だと考えております。今回活躍したと言われております、災害時保健福祉医療活動支援システム、いわゆるD24Hの運用にも、いろんなメリットあるいは課題があったと伺っておりますので、この点についてお答えをいただければと思います。
46:24
厚生労働省大臣官房危機管理・義務技術統括審議官森光晃君
46:32
お尋ねの災害時保健医療福祉活動支援システムD24Hは、避難所の衛生状況など保健医療福祉に関する情報の集約・可視化等を行い、迅速かつ効率的な意思決定等を支援するためのシステムであり、
46:53
今回の乗った半島地震において施工運用を行ったところでございます。発災当初、交通が遮断され支援チームの派遣が制限される中、Dマットや保健師等の保健医療の専門職に加え、自衛隊や避難所の運 営を担当する職員などが収集した情報も一元的に集約することによりまして、
47:17
支援者のマンパワーが限られる中、効率的な情報の集約・可視化に貢献したものと考えております。また、集約した情報をもとに、避難所等における感染症の発生状況を分析し、重点的な支援が必要な避難所等を特定することによりまして、感染症対応チームの派遣や医薬品・検査キットの送付など、これを効率的に、効果的に実施しましたほか、
47:46
健康リスクや介護リスクの高い避難所に対しまして、保健・医療・福祉の専門職の応援派遣や、必要な衛生物資のプッシュ型支援、これを実施するなど、避難所等で過ごす被災者の命と健康を守る取組を、効果的に進めることができたものと評価をしております。一方、施工運用の開始当初、マニュアル等が十分に整備できておらず、
48:12
システムの使い方や情報収集の方法な どが徹底されていないなどの課題が生じたことから、マニュアル等を整備するとともに、各自治体の担当者に対する研修を実施するなど、円滑な運用に向けた取組をしっかりと進めてまいりたいと考えております。ありがとうございます。災害現場は、本当に多職種連携など、様々な平時の課題が表に出てくる場面でもあるかと思いますので、
48:41
冬ごろから意識を高める取組を進めていただければと思います。他にも、私が個人的には、薬剤師の方から、オンライン資格確認による薬剤情報の共有が大変便利だったという声も伺っておりますし、今回の野田安都治市の際にもその効果を発揮していたというふうに伺っております。
49:04
実際に、こういった褒められている状況もしっかりと伝えていただくことが、これまでなかなか伝えきれなかったマイナンバーカードの利便性を理解してもらうことにもつながっていくのではないかと思いますので、効果的なシステムについても、これからもご紹介をしていただければと思います。次の災害は、南海トラフ地震や首都直下型地震などの大災害が予想されておりますので、
49:32
このような災害に対する情報をしっかり普及させて、課題には事前に十分な対応を取りながら、これからもしっかり準備させていただきたいと思います。以上で質問を終わりたいと思います。
49:45
この際、井出陽成君から関連質疑の申し出があります。大串君の持ち時間の範囲内でこれを許します。
49:58
今日は総理、また法務大臣、よろしくお願いいたします。私からも冒頭、政治資 金の問題について伺います。週末の報道で、今週、いろいろ動きがあるようだということが報道されておりますし、党においても全体会合が予定されているというふうに聞いております。
50:24
その会説はもちろんですが、各党からの指摘、それから我が党の平場の議論でも様々な問題について取り上げられました。その中で各党間で協議がされてきたものの中には、旧分通費というものがございました。またこうしたものについて、今、総理どのようにお考えなのか、まず伺いたいと思います。
50:51
御指摘の旧分通費です。分通費、すなわち調査研究広報滞在費につきましては、議員活動のあり方に関する重要な問題であり、全議員共通のルールのあり方について、各党各会派での議論が必要だと認識をしてまいりましたが、
51:14
あえて自民党総裁として申し上げれば、既に私の指示も踏まえて、自民党としても各党会派と議論を行い、日割計算の実施、そして旧分通費の正確の整理などについて、衆参議院委員会の下での議論を進め、この点については実現をしたところであります。
51:40
その上で、先日我が党に対しまして旧分通費の残る課題、すなわち分通費の正確の整理を踏まえた支出可能経費の確定、そして支出の公開のあり方、こうした残る課題について、各党会派間で議論を再開してもらうこと、これを指示したところであります。
52:08
自民党として積極的にこの議論、参加してまいりたいと考えます。
52:15
今旧分通費の使途について、それから公開のあり方について、また各党との話をするというようなことが最後にございました。これまでもいろいろ議論があった部分ですし、分通費に限りませんが、
52:35
今回の政治資金の問題を、これからの世代の、これから国会議員になる方ですとか、なったばかりの方ですとか、将来政治に関わっていく人たちにとって、政治活動とお金のあり方が、どういうものが次世代にとって望ましいのか、そういう姿をお示ししていただきたいと思いますし、
53:01
そのためには国会の議論、国民の声、それから、私からは特に党内の声、平場の議論ですね、それを聞いていただきたいということを強くお願いしておきたいと思います。よろしくお願いいたします。そうしましたら、次に裁判最新法のことについて、今日は取り上げたいというふうに思います。袴田事件という有名な事件がございます。
53:29
1966年、静岡県で一家四人が殺害をされた事件。事件発生から57年、死刑の確定から43年がたって、ようやく袴田さんに昨年3月最新が認められ、今年間もなく来月最新法案が決心をし、今年の間には判決が出ると言われております。
53:51
いろいろな数十年にわたって、右右曲折がございましたが、この事件で象徴的なのは、袴田さんの無罪を示す方向の証拠が、死刑の確定から30年後、第2次の最新請求で30年たってようやく出てきたというところが大きな問題であり、
54:17
他の著名な最新事件でも、こうして数十年たって、無罪方向を示す証拠が出てきたということは、少なからずありましたので、今日はこの最新の証拠開示について聞きたいと思います。その前に、法務省にまず伺いたいと思いますが、私は人間にパーフェクト、完全はないと思います。
54:41
間違いはあると思いますし、それは検察官、裁判官、どんなに優秀な方であれ、誤りはあるんだろうと思います。したがって、検察や裁判所といった組織で捉えた場合も、誤りというものはあり得るんだろうと思っています。一度、裁判で確定した判決が誤っていた可能性が高まった場合、新たな事実が出てきた場合、
55:05
冤罪から速やかに救済を図る最新制度というものは、極めて重要であり、私はこうした人間の不完全性を正すという意味でも、この最新制度というものは非常に重要であると、充実したものでなければならないと思っておりますが、法務省の見解を伺います。
55:33
お答えいたします。我が国の刑事訴訟手続におきましては、さまざまな手厚い手続保証の下、中立公平な立場にある裁判所において審理が尽くされた上で、合理的な疑いを入れない程度の立証がなされたと裁判所 が判断された場合にのみ、有罪判決が言い渡されることとなります。そして、その判決に不服があれば、上級審の判断を求めることも可能であり、最新制度の下、慎重な手続を経た上で判決が確定することとなります。
56:01
最新制度は、このような手続保証と、三審制の下で確定した有罪判決について、なお、事実認定の不当などがあった場合に、これを是正し、有罪の言い渡しを受けた者を救済するための非常救済手続でございます。処罰されるべきでない者が処罰されることがあってはならないのは当然のことでございまして、万が一そのようなことが生じた場合に救済するための制度として、最新制度は重要な意義を有するものであると考えております。
56:31
最高裁にも一言伺っておきたいと思います。裁判官であれ、人間ですから間違いはあり得るんだろうと思いますし、実際、今、袴事件は最新公判の終盤に来ておりますが、これまでに死刑事件でいえば、4つの死刑事件が最新無罪になった。先ほど申し上げましたが、特にその証拠ですね。
56:57
その証拠は、事件にわたってようやく提出をされたもの、捜査機関が偶然発見したとか、そうした釈明、その触石が果たされてきたのか、疑わざるを得ないようなケースが少なからずありましたが、最高裁はこの最新制度についてどのように考えているか伺います。最高裁判所刑事局長 吉崎義役
57:26
お答え申し上げます。最高裁判所の事務当局としまして、法制度のありようについてお答えする立場にはないため、その点のお答えは差し控えさせていただきます。
57:38
法務省においても、裁判所においても、もう少しですね、人間は完全ではない、誤りはあり得るんだと、
57:53
そういう本当に処方的なところから認識を持ってこの問題に取り組んでいただきたいと思います。先ほど法務省は通常審の裁判について様々な手厚い手続保障があるというようなことをおっしゃっていて、実際様々なものがございます。広範記述の指定ですとか、事実の取調べ、それから証拠開示と。
58:20
この証拠開示については、最新請求手続において何か明示的な規定はございますでしょうか。どなたに。
58:35
お答えいたします。最新手続におきましては、裁判所は事実の取り調べができると規定されておりまして、
58:48
刑事訴訟法には第4編、最新の編に様々な規定がございますけれども、それのほかに刑事訴訟法の第1編、早速の規定も、その性質に反しない限りは適用されるということとなっております。
59:02
証拠開示に関する規定があるかないかという答弁がなかったわけですけれども、すなわち答弁もないけれども条文もないということでございます。
59:16
それから、続けて伺いますが、その証拠の開示がですね、存在するものが何十年も経って後から出てくると、結果として最新の手続にですね、40年という時間を要すると、そこから本番の最新の裁判が始まると。
59:41
こうした一連の経過というものは、憲法37条が保障する、公正で迅速な裁判を受けることを保障する憲法の理念に照らして、どう考えられるか、法務省に見解を伺います。
1:00:10
お答えいたします。最新請求につきましては、最新請求の実情を申し上げますと、主張自体が嫉妬であるものや、同一の理由によって請求が繰り返されるものなども、相当数存在するという指摘があると承知をしております。その上で先ほど事実の取り調べができると申し上げましたけれども、事実の取り調べの中には、証拠の取り調べ、証拠物、証拠書類、あるいは証人尋問といった規定も適用されるわけでございまして、
1:00:39
必要に応じて事実の取り調べをした上で、裁判所において柔軟かつ適正な処理をされているものと認識をしております。
1:00:49
これまでの最新公判署名事件の歴史的な事実が、その憲法の保障する公正で迅速な裁判を受ける権利にかなっているかどうか、もう一度お答えください。
1:01:09
お答えいたします。最新請求審におきましては、裁判所が有罪の確定判決を前提といたしまして、職権で最新事由の損否を判断するために必要な審理を行うこととなります。一般論として申し上げますと、最新請求審の手続きが迅速に進められるということはもちろん重要でございまして、
1:01:35
これは訴訟関係者が裁判所の訴訟委員にできる限り協力することが慣用であると思いますけれども、個々の最新請求審における審理期間につきましては、個別具体的な事案の内容ですとか、訴訟関係者から提出される主張、それから証拠の内容や量、提出時期などによって事件ごとに異なっておりまして、手続きに要した期間の長短に関する評価を一概にお答えすることは困難であることをご理解いただきたいと思います。
1:02:05
今、裁判所の裁量においてきちっとやっているんだというような話がございましたが、最新に関する規定というものは、刑訴法の43条に決定または命令をする必要がある場合には、事実の取調べをすることができるとあるんですね。
1:02:30
一方で通常審 については、本当に刑訴法でさまざま定められておりまして、今日の資料では、後半前提続の316条を少し持ってきましたが、ここでは、できる限り早期にこれを終結させるように努めなければならないとか、刑訴法の通常審の規定は何やらしなければならないとか、
1:02:56
刑事権でこれをすることができるとか、極めてやらなきゃいけないこと、また裁判所の権限も明確になっていると。その…お静粛にお願いします。法務省は、最新請求というものは、いろいろさまざまだと言うんですけれども、さまざまだからこそ、今何もない規定をきちっと整備する必要があるんじゃないかと。
1:03:25
私は、最新法の改正というものは、改正ではなくて、法整備の段階から始めなきゃいけないぐらいの条文の少なさだと思っていますが、その点いかがでしょうか。
1:03:39
お答えします。先ほども申し上げましたが、最新請求の実情につきましては、
1:03:49
主張自体が嫉妬であるものや、同一の理由によって請求が繰り返されるものなど、相当数存在するという指摘があるものと承知をしております。その上であくまで一般論として申し上げると、最新請求を受けた裁判所は、個々の事案に応じて柔軟かつ適切な対応をしているものと認識をしております。ご指摘のように、最新請求審について詳細な手続き規定を設けて、一律にそれに従った対応が義務付けられるということといたしますと、
1:04:17
これによる個々の事案に応じた柔軟かつ適切な対応が妨げられ、かえって手続の硬直化を招く恐れがあることなどから、慎重な検討が必要であると考えております。
1:04:28
通常審は様々な規定がありますが、その硬直化して裁判を妨げたことはあるんですか。
1:04:46
お答えいたします。通常審におきましては、厳格な手続き規定が設けられておりますけれども、これは、真実、実態的真実の発見と、それから基本的人権を保障しつつという刑事訴訟法の理念に照らして、適正にかつ厳格な手続によって有罪を認定するために、きちんとした手続き規定が設けられているということでございます。
1:05:13
手続き規定の下で確定した有罪判決をなお覆す、最新という手続において、通常審と同じレベルの厳格な手続を規定することについて、先ほどの課題といいますか、問題点を御説明させていただいた次第でございます。
1:05:36
最新請求事件というものは様々なものがあるから、柔軟な対応が必要なんだというようなことを刑事局長はおっしゃっていますが、様々なものがあるから、条文を整備しなくていい、条文が極めて少なくていいという理由には全くならないと思いますし、
1:05:57
適切に運用されているという答弁も繰り返しありましたが、過去の最新の事件を見れば、結果として適切ではなかったものが少なからずありますので、今、法務省が言っていることは、法整備をしない理由にはならないと思いますが、その点を伺います。
1:06:21
様々な案件があるというのは、主張自体が嫉妬ではないものとか、同じ理由で繰り返し最新を請求される方も大勢いらっしゃいます。それに対して裁判所が職権主義で、これはもう前に却下していますよねと、裁くわけですよね。手続が細かく決まっていれば、全部その手続を踏む必要が出てまいりますけれども、
1:06:46
裁判官がこれは前にやった案件、これは中身が嫉妬だと裁ける、全体としてのパフォーマンスがむしろ上がる要素もあります。ただ、先生が御指摘のように手続法がなければ、今度は逆にうーんと伸びてしまうということに対する歯止めが弱くなりますね。その裏腹な関係というのは常にございます。
1:07:08
だけど手続法が定められていないから即、それが地帯につながっているということではありません。むしろ地帯を防ぐために職権主義で裁いていく、そういう仕組みを入れているところでございます。現状の御説明はそういうことでございます。
1:07:32
通常審の裁判所の職権を認めている規定というものは、必要がある場合には事実の取り調べをすることができるという文言なんですね。通常審の係属法のいろいろな規定においては、何々をしなければならないとか、職権で何々できる、何々命令できると、もっと強い文言がたくさん出てくるんですけど。できるとしなければならないだけでも、だいぶ違うと思うんです。
1:07:59
本当に裁判所の裁量で適切にできてきたのか、それは過去の少なくない最新署名事件を振り返れば、私はもう結論が出ていると思うんですけど、本当に適切にできているんですか。
1:08:17
様々な案件すべて、モーラー的にチェックをしているわけではありませんが、確かに審議期間が伸びて非常に長い期間かかっている事例があるのが事実でございますので、どうしてそういうことになったんだということをしっかりと法務省も突き詰めて分析し検討し、原因を究明してそれに対応していくということはしっかり今取り組んでいるところです。
1:08:46
今刑事訴訟法に関する刑事訴訟法の在り方協議会、ここで議論が始まりました。その議論も踏まえながら、我々もしっかりと取り組みたいと思っています。
1:08:58
これは平成28年成立の刑事訴訟法と一部改正法の附則、これの規定に基づいて改正継続法に関する刑事手続の在り方協議会を現に今開催しているわけです。昨年の秋からこの冬、春にかけてやっています。
1:09:17
この刑事訴訟法の事務方としてどうしてこんなに時間がかかるかということはやはり突き詰める必要があると思いますので、この在り方協議会の議論もしっかり踏まえつつ、内部的にもしっかりとそこが詰めた議論をしていきたいというふうに思っています。
1:09:33
法務大臣は答弁書を持たないと大変いい答弁をされるなといつも思っております。法務省としてもそういう検証が必要であると思っているということを前段で述べられました。
1:09:46
この問題に関係して3月11日に超党派で議員連盟を設立して少し取組をスタートさせております。
1:09:55
その中で4月にあった議論で長期化の原因についてある議員さんが、そういう原因を検討したことがないのかというような話をしたときに、原因については一概に答えることができず、今後そうした検討検証を行うことは予定していないと法務省はそのとき回答していたのですが、
1:10:23
今、前段で法務省として必要な検証はやるべきだというようなことをおっしゃっておりますが、法務大臣のおっしゃるとおりでよろしいですか。
1:10:40
検証ということですけれども、一般的、抽象的にするということではなくて、個別の裁判において不当に長期化したということがあった場合には、それについてなぜなのかということを考えるのは必要なことであろうというふうに思っております。
1:10:56
ただ、これまでの裁判に関して、期間の長短だけで長いと、長期化して不当であるということの御指摘については、必ずしも個々の事案について、事案の争点の多さですとか、証拠の多さ、問題点の多さなどによって、さまざまでありまして、一概にお答えすることはできないとして申し上げたことかなと思います。
1:11:23
安倍内閣大臣に 伺いたいんですが、事案の長短に応じていろいろあると。それは通常の裁判でも一緒だと思うんです。だからこそ、証拠開示とか、公判前手続きとか、憲法の37条で保障された迅速な裁判を受ける権利というものを、いろいろ法改正をやってきて。
1:11:45
だから今、いろいろあるから柔軟で法改正しなくていいという趣旨なんですけれども、通常審の方はずっと努力を重ねてきているわけですよ。最新請求で、ものが迅速に進んでいくような、権利がきちっと保障されるような法改正をしない理由というのは、私はないと思うんですね。その辺りをやはり率直に、その紙を置いて御答弁いただきたいと思います。
1:12:15
すべからくあらゆる制度は、人間のなせる技でありますから、そこに100%ということはないわけです。そしてその趣旨は、我々も共有しています。
1:12:28
そしてそれを正す方法でございます。法的安定性とのバランスというのが常にありますので、しっかりとその手続きを定め、また運用を正していくということは非常に重要な在り方だと思います。法制審で議論をまさに今しておりますが、標高改善の在り方等についてしておりますが、事務局としては、じゃあなんでこんなに時間がかかる案件が出てくるのかということは、しっかりと突き止めて把握をして、そしてそれをその次のステップに生かしていかなければ、全部法制審に任せっきりするわけにもいかないと私はそう思っています。私の責任において、そこはしっかりと突き止めていく努力をしたいと思っています。
1:13:16
最後にこの件を総理に伺いたいと思います。時間が、特に証拠がずっと出てこないと、中には出てきたものが捏造だったみたいなことも過去にはあるんですが、証拠があるものが出てこない、それによって時間がかかるというケースが少なからずあっ たと。それは人間は完全でないと、我々も100%ではないということは、今法務大臣がおっしゃってくださいましたが、そういうものをきちっと正していく、救済していくためにも、私は最新法の整備、再整備というものが必要だと思っています。人間はどんなに優秀であっても、どんなに複数で突き詰めても、必ず間違いはあると。その間違いが100件に1件、1万件に1件で、仮にその人の人生を狂わすとするのであれば、その救済手段というものは、裁判所とか人の裁量、職権ではなくて、きちっとした手続きを定めるべきだと思います。その点について、岸田総理の見解をいただきたいと思います。
1:14:28
先ほどのやりとりの中にも出ておりましたように、最新制度については、さまざまな意見があるということでありますが、この問題については、人間である以上間違いがあるという御指摘、これはそのとおりだと思いますが、確定判決による法的安定性の要請、そしてもう1つ、個々の事件における是正の必要性、この2つの調和、これをどこに求めるのか、こうした議論であると思います。そういった点から慎重に検討すべき課題であると思いますが、この問題について、先ほど法務大臣の答弁の中にも、現在、改正継続法に関する刑事手続の在り方協議会を開催しているという答弁がありました。この中で、最新請求審における証拠開示等についても協議が行われると聞いております。この協議会での議論を踏まえて、法務省において御指摘の点について適切に対応するものであると認識をしております。
1:15:50
今日の質疑は、法改正の第一歩になることを願って、また私もそれに力を尽くしていくということをお話をして、質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。
1:16:01
これにて大口君、井出君の質疑は終了いたしました。
1:16:13
公明党の赤羽和義でございます。本日は25分という限られた時間でございますので、閣僚の皆様におかれましては、答弁は簡潔に、また明快によろしくお願い申し上げたいと思います。最初に、政治と金、政治資金規正法の改正について質問させていただきたいと思います。私は、発動戦以来この間、いく度か政治と金の問題が起こり、そしてその都度政治資金規正法の改正がなされてまいりました。その改正においては、政治資金についての入り取りの透明性を確保する、また、その使途は厳格にする。こうした改正の中で、今、政治改革を経て、国会議員の関係団体は、これは代表が議員本人となる国会議員関係団体は、原則は政党支部と、そして資金管理団体の2つになったというふうに承知をしております。そしてその2つの団体の収支報告は、1円以上については、すべて領収書を用意しなければいけない。また、登録政治資金監査人による監査も行わなければいけないということになっているわけでございます。いわば国会議員にとりまして、一番重い法律が政治資金規正法だというふうに、私はそう認識をしております。しかし残念ながら、今回、数多くの議員がルールを守らずに、国民の信頼を大きく失礼させたという責任は、誠に大きいと言わざるを得ないと思います。しかし、この当該議員の皆さんの精靈心の発言や、また報道による伝わる発言からは、あたかも派閥の事務局に言われたからとか、他の議員がみんな同様に処理をしていたからなど、私にとって率直に申し上げて、一番重い法を犯してしまったとの認識と反省があるのか。また、国民の負担を受けた重い立場の国会議員としての自覚があるのか。率直に言って本当に情けないし、同じ国会議員として恥ずかしい思いでございます。今回の事案に関し、日本大学の岩井智明名誉教授は、率直に長年、違法行為をしていた点で、累々を見ない悪質さと、急談をされております。個人の問題ではなく、法律制度を変えなければならないと断じられている。また、首都の報告が求められていない政策活動費は、これまでの政治改革の精神から言えば、私はあり得ない被目だと思っておりましたが、これは自民党のみならず、大半の野党の方々も、この政治活動費であるものを支出していたことは率直に反省をし、全ての国会議員が国民の皆様から負託を受 けている重い職責であるんだということを自覚し、自ら矜持を示す思いで、挙針単開によって与野党議論を進めていただきたいと思うのでございます。総理は、この法改正については常に先頭に立って法改正に取り組むと、再三お発言をされておりますが、先週から与党協議が開始をされ、そしてこれからいよいよ与野党会議もという段階において、自民党案がまとまらないという現状、これは本当に総理が先頭に立って取り組んでいると言えるのでしょうか。真剣に法改正を実現する覚悟があるのなら、私はすぐにでも自民党案を提示すべきであると思います。いつ提示するのか、明言をいただきたいと思います。
1:19:47
まず委員御指摘の政治資金規正法の重要性、そして国会議員としての自覚の欠如、これは御指摘のとおりだと思います。そして、こういった状況の中で、政治資金規正法の改正、これを行わなければならない。これは自民党も強く感じております。自民党として、まずは今回御指摘されている事案に直接対応する課題として、責任の厳格化、そして政治資金の透明化、この2つの点を重視することから、会計責任者のみならず、議員本人の責任を強化すること、外部監査を導入すること、デジタル等によって資金の透明化を図る、この3点を最低限行わなければならないということで議論を行っております。そして、委員御指摘のように、両党間の調整は開始されているわけでありますが、当然のことながら、これと並行して我が党としての考え方、取りまとめを行います。今週、その取りまとめの作業、両党と並行して行うことを予定しているわけでありますが、取りまとめ次第、両党としての考え方を、この国会の議論に供し、そして今国会において、間違いなく政治資金規正法成立に向けて、作業を進めていきたいと考えています。赤羽和夫君、御静粛にお願いいたします。取りまとめ次第というのでは、やはり通じないと思いますよ。やはり、この一両時中に、しっかりと自民党案をまとめて、しっかりとした議論に臨んでいただきたいということを強く求めたいと思います。私ども公明党は、他党に先駆けて、この政治資金規正法の改革は、もう既に提示をしております。具体的な改正の論点はいくつもありますが、これは与野党協議でしっかりと議論していただきたい。しかし、中でも、私は政治家の責任については、必ず実現をしなければいけないと、こう訴えたいと思います。現行の政治資金規正法では、議員本人が代表を務める政党支部、また資金管理団体の収支報告の会計責任者は、議員とは別人物に定められております。しかし、私たち公明党の場合は、政党支部及び資金管理団体の収支報告を会計責任者に丸投げするような議員はあり得ません。私自身も全て項目をチェックし、選挙管理委員会に提出をさせていただいております。万一、収支報告書の内容に不正があれば、当該団体の代表である議員本人が監督責任を負うのは当然だと考えますし、多くの国民の皆様も、この点について、国会議員の責任逃れを強く不満に思い批判をされていると思っております。ぜひ、総理自身が政治資金規正法の改正において、政治家の責任については、政案を得ると、まさに政治声明をかけて、厳明をしていただきたい、約束をしていただきたいと思いますが、もう一度御発言をよろしくお願いします。
1:23:24
先ほども申し上げたように、自民党としても、会見責任者のみならず、議員本人の責任を、具体的な事案を確認した上でありますが、この一定の事案において、議員自身の責任を強化する、これは重要なポイントだと申し上げたところであります。これは、今回の事案を振り返りましても、大変重要なポイントであると考えます。政治資金規正法の改正の議論において、重要なポイントであると認識をし、自民党としての案を取りまとめます。
1:24:05
いずれにしても、国民の皆様が納得する形で、政案を得るということが大事だと思っておりますので、ぜひよろしくお願いしたいと思っております。次に、子育て支援、保育について、一点質問させていただきたいと思います。私ども公明党は、結党以来、まさに子育て支援の老舗政党として、古くは教科書無償 配布や児童手当の創出をはじめ、さまざまな子育て支援政策を実現させていただいております。特に最近の、共働き、共育育てが当たり前の現状において、保育の在り方、これはまさに女性が活躍できるかどうか、大変重要だということで、平成13年から、保育所待機児童ゼロ作戦というものを党の公約に掲げ、政府としても平成25年度から令和6年までの12年間で96万人分の保育の受け皿を目標として着実に改善されてきているということは、高く評価したいと思います。そんな中で、私の地元である神戸市北区の大変多く知っているある幼稚園からご相談がございまして、それは、同幼稚園は地域住民からの強い要望と、神戸市当局からの勧めもあって、子ども家庭庁の就学前教育保育施設整備交付金を活用し、幼稚園型認定子ども園の転換ということをすることを決めまして、この同交付金の第2回目の募集に申請をするべく、具体的に調理場の建設など、具体的なプランづくりに着手をしておりました。ところが、そんな矢先、3月25日に近畿厚生局から各府県に対しまして、この交付金の予算は第1回の申請で上限に達したため、第2回目以降の募集は行わないという通知が発出をされまして、これはもうあたかも、はしごを外されてしまった状況で大変困っているんだ、何とかならないませんかというご相談でございました。現在の子ど も家庭庁として、こうした事態を認識し、それに対処するため、全国都道府県に対し、同交付金に対する具体的なニーズにかかる調査がなされていると承知をしておりますが、私のニーズはまだまだあると、そう認識をしておるところでございます。また、この就学前教育保育施設整備交付金に係る事業は、振り返りますと、平成26年より、毎年当初予算と補正予算の合わせた形で着実に整備を進めてきた経緯もございまして、今年度も当初補正で600億の具体的な措置がなされたと承知をしております。閣僚の皆様の立場で、今、本年度の補正予算について言及できないことは、私もよく承知をしておりますが、こうした過去の例も参考にしながら、あらゆる手法を駆使して、何としても、この当交付金を宛てにして、具体的に取組を進めている関係者の皆様を困らせることのないように、適切な対応をとるべきと考えます。加えて、この箱物を整備するにあたりましては、保育士の方々の不足も大変大きな課題と認識をしております。保育士の方々の賃上げや配置基準もしっかりと見直しをし、労働条件の改善を進めながら、そして加えて、潜在保育士、保育士の資格がありながら辞められた方も相当多数いらっしゃいますので、こうした方々も職場復帰ができるような働きやすい制度の導入を試みて、保育士の人材確保育成に全力を尽くすことが、これからの我が国の社会がサステナルなのかどうかということの、私は必須条件と考えます 。この2点について、担当の加藤大臣より御答弁を伺いたいと思います。
1:27:52
お答え申し上げます。まず、就学前教育保育施設整備交付金につきましてでございますけれども、保育所等の施設整備については、これまでも新子育て安心プラン等に基づきまして、当初予算や補正予算を活用して自治体の取組を積極的に支援してきており、待機児童数は大幅に減少してございます。令和6年度につきましても、令和5年度補正予算と合わせ、プランに基づく受皿整備を進めるために必要な予算を計上しておりましたが、第1次募集において想定を上回る協議があったため、定員増や早期着工が必要なものなど、一定の基準を満たすものにつきまして採択した上で、今後の対応について検討をしているところでございます。具体的には、現在自治体に対しまして、令和6年度及び令和7年度に必要な額等につきまして、改めて調査をしてございます。今後、自治体からの要望について丁寧に聞き取りを行い、整備の必要性をしっかりと踏まえながら、どのような対応工夫ができる か検討をしてまいります。また、保育士の確保につきましては、大変重要な課題だと認識をしてございます。そのために最優先すべき対応として累計の処遇改善に取り組んできたところでございます。直近で申し上げれば、5%を上回る工程価格の人件費の改定を行い、平成25年度以降、累計+23%の給与改善を進めてきているところでございます。引き続き、民間給与動向等を踏まえた、さらなる処遇改善の対応を行ってまいります。
1:29:35
ありがとうございます。施設整備は、すでに建設事業者に契約をしているケースもあります。大変タイトな状況でありますので、ぜひ今年度内に決着をつけていただきたいということを強くお願い申し上げたいと思います。次に、野党反当自身の対策について移したいと思います。私たち公明党は、発災直後に党本部に対策本部を設置いたしまして、また、被災地町ごとの担当国会議員を決め、その担当議員は地元議員とともに担当の被災地にあししげく通いながら、首長とホットラインを結び、一つ一つ現場からの要望、課題について解決に取り組んでいるところでございます。しかしながら、発災から3ヶ月半がたった今なお、318カ所の避難所で5,374名の方が避難を強いられ、断水は5,310個。この5,310個以外に通水した地域でも、宅地内の配管の修理ができずに、家庭では水路を使えないという家庭がたくさんあるわけでございます。また、交費解体も申請が開始されたばかりで、ほぼ手付かずの状況。唯一の高速道路の、野戸里山街道の南向きは、大変厳しい状況ですので、すっつう子どもがついているような状況です。私、あししげく現地に行き、通勘しているのは、今回の奥野土地被災地は、被災者の高齢化率が高い。65歳以上は53%という数字もございます。また、半島特有の脆弱なアクセス、面積も狭くて、作業される方の宿泊施設がない。また、海底が隆起して漁港が使えない。また、家も蓄電が古くて耐震性が大変弱い。こうしたことが、このままの復旧が進まない原因だというふうに思っております。今日は時間も限られておりますが、私自身、直接現場に聞きしてきた被災現場の切実な現状を基づいて、何点か質問させていただきたいと思います。一つは、仮設住宅への福祉サービスの提供体制の確立です。仮設住宅の入居者の多くは、高齢者になることは予想されております。この仮設住宅に浴室や食堂、そして診療所をはじめ、介護・障害 福祉サービスの提供体制を整えた地域コミュニティ拠点をぜひ整備していただきたい。これは、これまでも公明党としてお願いをしております。その整備の実現とともに、このコミュニティの拠点を機能させるためには、福祉職の確保が不可欠です。今の福祉避難所におられる方は、要介護の方が大半で、仮設住宅や在宅に移行した瞬間に孤立するリスクが極めて高く、この見守り支援事業も一緒にやっていかなければいけない。いろいろな課題がございますので、高齢者の被災者に対する官民連携のワンストップサービスの体制の確立も大変重要です。このことについて、厚生労働大臣の見解と御決意を伺いたいと思います。
1:32:37
被災地における応急仮設住宅の建設が現在進んでいる中で、介護や福祉、障害サービスの提供体制の地域コミュニティの回復に向けて、これまで震災対応の例を参考にしながら、高齢者に対する相互相談やデイサービス機能など、相互的な機能を有するサポート拠点などの応急仮設住宅団地に設置する取組を進 めております。具体的にはサポート拠点などの設置に当たりましては、応急仮設住宅団地内の集会所の活用を可能とするほか、被災自治体がサポート拠点等において、被災者の見守りや相談支援などを一体的に実施する場合の実施方法を提示するという支援も行っているところであります。さらに、現在被災地の要望を踏まえながら、関係省庁とも連携して、今お話になりました仮設のニューヨークサービスの提供施設、さらにそこと付随した形でサロンのようなものを設けて、皆さんがそこでつながれるというようなサポート拠点などの設置といったことも、財政支援の調整の中でも今進めているところでございます。引き続き、この地域の実情に応じて、こうした手続きもできるだけ簡素化させつつながら、自治体関係省庁と連携をして進めていきたいと思います。
1:34:11
ありがとうございます。ぜひ専門職の方々の手当につきましても、ぜひよろしくお願いしたいと思います。とにかくこの被災地は人手が足りない。そういう意味で応援職員、これも1月は全国から1,000名の応援職員が駆けつけていただいておりますが、新 年度の4月には半減500名足らずになってしまいました。これ人事異動等々の影響だと思います。こうしたことをぜひもう一度、総務省から応援職員の増加の派遣をお願いしたいし、また復興にかかる人手の対策として、被災者の方々を人気つきの職員として雇用を進めながら、ぜひ地方財政措置で支援していただきたいと考えております。これはすいません、答弁の時間もないので、よく知っていますので、松本大臣、よろしくお願いしたいと思います。次に、日本有数の枠倉温泉の再生について、国交大臣に伺います。枠倉温泉の多くの旅館が建物や護岸に相当深刻な被害を受けておりまして、この再建も容易ではないという状況でございます。しかし、こうした厳しい中、枠倉温泉観光協会の青年委員会の方々が忠確となり、この逆境をバネに、のとの里山里見をめぐる力に、枠倉温泉というコンセプトで、枠倉温泉の総合的復興ビジョンをまとめられております。もともと、この枠倉温泉、私自身もいつまで見ても飽きることのない、大変美しく静かな海に面して、国内では珍しい内海にある温泉地、またマリンスポーツやサッカーなどのスポーツタウンにも最適であります。おいしいのとの幸など魅力的な観光資源にあふれ、この青年がつくられている枠倉温泉の創造的復興ビジョンを実現すれば、私は奥のと地域が我が国の観光立国のトップランナーになることは間違いないと確信しているところでございます。しかしながら、民間では着手が困難な護岸工事ですとか、街づくりといっても大変な規模でありますので、金融支援は国交省や経産省、財務省など関係省庁及び金融機関の協力が不可欠だと思っております。枠倉温泉を中核とした奥のとの再生、大変大構想でありますが、国土交通大臣の決意を伺いたいと思います。
1:36:29
私も2月、この枠倉温泉を視察いたしました。海沿いの旅館施設、そして護岸が大きく崩れているのを目の当たりにして、そして皆様から個々の事業者では対応不可能であると、行政の支援をぜひお願いしたいと、こういうご要望をいただいたところでございます。こうした地域のご意向、また若手の経営者たちの皆さんがまとめられたビジョンを伺いながら、国としても関係省庁が一丸となりまして、護岸の大工復旧でありますとか、なりわい補助金の活用などあらゆる手段を創して、この枠倉温泉の復旧復興を支援してまいりたいと決意しております。
1:37:11
現在も、観光庁の審議官ですとか、中小企業庁の金融課長とか、しっかり地元と連携していただいておりますので、引き続き、完成の日までよろしくお願いしたいと思います。次に、これもちょっと時間がなくて、松村大臣、申し訳ございませんが、一部損壊について、普通の土地に立つ一部損壊と液状化現象の上の一部損壊というのは、被害の度合いが違うんですが、理財証明書は一部損壊同じでありますので、公費解体の対象にならないんですね。しかし、古くて大きな家ですから、解体費用だけで三つも利用されていると、500万近くある。これではなかなか支援の手が届かないので、ぜひ、環境省とともに、私もしっかりと御意見を申し上げたいと思いますので、検討していただきたいと思います。そして、最後になるかと思いますが、総理に、復興加速化のための復興基金の増生を早くしていただきたい。これまで阪神淡路大震災以来、激甚災害が全て補正予算が結成され、そして集中審議が行われてまいりました。今回、残念ながら、まだそうした点が行われておりませんが、今回の災害規模の大きさや地域の特性もありまし て、相当規模の復興基金、石川県が自由に使える復興基金の増生は、危機の大きな課題であります。石川県では、本来なら自己負担の敷地内の浄水路の配管の手当、こうしたことも、世帯主が高齢者の場合は結局手つかずだとか、涼しのようになかなか浄水自体が通水しない。しかし、井戸水は出る。その井戸水を公共に使うために、その施設のバックアップはできないか。こうしたことは、私は国の制度としてはなかなか難しいけれども、この石川県の復興基金であればやることができると。これを実行しないと、本当に復興の前に進まないと、私は圧縮に通うためにそう確信をしておるところでございます。ここはもう、地元の皆さん大変困っておりますので、ぜひ、総理の決断で、この復興基金の増生について御明言をいただきたいと思います。
1:39:20
復興基金については、国交補助を補い、国の制度の隙間の事業について対応する例外的な措置として実施してきたものです。よって、まずは国による支援策をスピード感を持って、より充実させ実施していくこと。これがまず第一であると考えておりますが、その上で被災地の被害状況を踏まえ、熊本地震の際のスケジュールも参考としながら、復興基金設置の取組みを進めてまいります。そして、具体的な使途についても御指摘がありましたが、使途は設置団体において判断するところでありますが、御指摘の点も含めて、総務省を中心に検討を進めてまいります。
1:40:11
ぜひ、県独自の自由度を高めていただきたい。最後に、阪神青寺大震災や熊本地震、東日本大震災でも復興に尽力を尽くしていただいた岩岸真琴先生が先月お亡くなりになりました。その一月前にある会合で、激に災害が頻発する我が国において、やはり専門家集団の復旧復興の司令塔の組織たり得る防災庁が必要だということをあたかも優位言のように語られました。防災庁の議論はいろいろありましたが、私もこれから専門家集団がいつあっても、初めての経験の地方自治体が被災をした地方職員が間に合わせるのを見ながらやることに本当に歯がゆりさを持って覚えております。これがこの震災の総括を経て、ぜひこの点についても政府与党で議論していきたいと思いますので、強く求めまして、時間がなりましたので、私の質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。これにて赤羽君の質疑は終了いたしました。
1:41:22
立憲民主党の岡田克也です。まず冒頭、20日夜の海上自衛隊のヘリの事故、大変残念なことであります。事故原因の究明と、そして何より行方不明になっておられる方々の徹底捜査を政府に要望しておきたいと思います。その上で、まず総理、日米首脳会談をはじめ一連の行事が行われました。私は全体として、世界あるいはアジアのパワーバランスが変化する中で、アメリカを内向きにしないという考え方に基づいて、今回の一連の首脳会談等が行われたと思いますが、そのことについては評価をしておきたいと思います。ただ、少し気になるところもありますので、少し総理の考えを確認したいというふうに思っております。まず、 総理は上下両院合同会議における演説で、平和には覚悟が必要だというふうに述べられました。私は覚悟という言葉を聞くと、阿蘇自民党副総裁が台湾で述べられた「台湾海峡で戦争を起こさせないためには戦う覚悟が必要だ」というふうに述べられた言葉を思い出すわけです。総理はどういう意味で覚悟という表現を使われたのか、御説明いただけますか。
1:43:01
覚悟をどういった意味で使ったのか。今、委員の方から台湾海峡の話もありましたが、平和を維持するために、当然のことながら日本として、これは軍事的な対応のみならず、外交ですとか経済ですとか、あらゆる手段を通じて平和安定を実現していく、こういった思いを込めさせていただきました。平和を守るために、総合理解というのでは十分ではなく、やはり自ら積極的にあらゆる手段を通じて、能動的な態度が必要である、こういった考え方を述べた次第であります。
1:44:00
戦争の現実は悲惨であります。そのことは我々一世代前が太平洋戦争で経験していることですし、最近でもガザの状況とかウクライナ、これを見れば、いかに一般の国民が悲惨な状況に陥るかということは、これは明らかであります。したがってもちろん日本がどこかの国から攻撃を受けるというときに、当然それに対して自衛権を行使する、そういう意味での覚悟というのは私は必要だというふうに思いますが、そうでない場合に、そういった我が国が攻撃を受けるという事態を避けるために、ギリギリまで戦わない覚悟というのが私は求められると思うんですが、総理どう言いただきますか。
1:45:01
その点については私も委員の今のご趣旨に同感であります。やはり国家安全保障戦略の中においても明らかにしているように、我が国の国民の命と安全を守るために、領土、領海、領空を守るために、まずは外交努力を通じて、我が国にとって最も好ましい環境をつくっていく、この努力をしていくことがまず第一であると思います。逆にその外交力の裏付けとなるために、日本として自分たちの国民を守れるだけの防衛力も用意していく、こういった発想を国家安全保障戦略の中にも明記をしています。まずは外交努力を通じて、そして経済をはじめ、さまざまな分野を通じて、日本として平和と安定のために最善の努力をする、これが第一であると考えます。岡田活躍ですから、私は軽々しく戦う覚悟をなるという表現を使ってもらいたくない。総理が言っているのではないですか。総理の両院合同会議を受ける演説で、2番3番4番と書きましたが、いろいろな言葉を使われています。成すべきことをする準備はできていますとか、肩を組んで共に立ち上がっていますとか。それから最後のところで、米国の最も近い同盟国という表現を使われました。米国の最も近い同盟国といえば、イギリスがすぐ思い浮かびます。歴史的なこともあって、アメリカとイギリスの特別な関係、地の同盟という人もいます。アメリカとイギリスとの同盟よりも、日本とアメリカの同盟の方がより近いというふうにお考えで、こういう表現を述べられたのでしょうか。
1:47:27
御指摘の表現ですが、まず成すべきことという表現については、日米がグローバルパートナーとして、自由と民主主義を擁護するために、共に活動をする、こうしたものを指すことであります。そして、肩を並べてということにつきましては、日本とアメリカ、地域の平和と安定を守るために、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を守るために、肩を並べて努力をしていく、こういった思いを表現したものであります。
1:48:20
私の質問に答えていただいていないのですが、最後のところの、米国の最も近い同盟国としての役割を果たす準備ができているということを言われたわけですね。米国の最も近い同盟国という表現は、アメリカとイギリスとの間の同盟というのがまず思い浮かぶわけですが、それよりも近い、あるいは同等だと、そういう思いで言われているのですが、それとも、聞いた人は、万来の拍手だったと思いますが、そういうふうに受け止めたと思いますか、どうですか。
1:49:01
基本的に他国と、英国等と比較して申し上げたつもりではありません。先ほど申し上げましたように、我が国として米国と協力をする際に、基本的には自由や民主主義を守る、そして法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を守る、こういった点において、日本も責任を果たしていくと申し上げているわけであります。手法や内容、そしてインド太平洋に対する考え方等、これは他国とは当然違うわけであります。日本において、こうした自由や民主主義、そして法の支配に基づく国際秩序を守るために、最も米国と近い同盟国として、日本なりの責任を、日本らしい責任をしっかり果たしていく、こういった趣旨を申し上げた次第であります。
1:50:08
これは比較じゃなくて、最もと言っておられるんですね。普通の表現だと最もと言うのは、私、多くの人は、アメリカと米国の関係、それと同じか少なく、あるいはそれよりも日本の方がより近いんだという、そういう印象を与えたと思うんですね。でもやはり基本的に異なるところがありますよね。つまり集団的自衛権の行使です。集団的自衛権の行使について、イギリスとアメリカの関係、例えば中東などでも、アメリカが武力交付するときには、イギリスもそれに同調しているというケースが、私は非常に多いと思うんですが、最近でも風刺派の攻撃に対して、アメリカとイギリスは共に攻撃に加わりました。日本の場合は、損率危機事態においてのみ、集団的自衛権の行使ができる。これは政府の解釈ですね。つまり、無限定の集団的自衛権の行使ということではないわけです。ところが総理はそのことを演説の中では全く言っておられないし、そういうことについて触れていないだけではなくて、まるでフルスペックの集団的自衛権の行使ができるかのような印象を、私は、プロの皆さんはわかっていますよ。だけど、一般のアメリカの政治家や国民に与えたというふうに思うんですが、いかがですか。
1:51:42
日本の果たすべき責任、特に安全保障分野における責任の果たし方については、戦後70数年の中で、この日本の平和国家としての歩みが確定し、そしてどういった貢献ができるのか、こういった議論をずっと積み重ねてきました。そういった中にあって、今日の日米関係があります。その日米関係において、日本として、同盟国として最大限の貢献をする。その際に、当然のことながら、この安全保障上においては、日本国憲法があり、国内法があり、さまざまな条件や制限があります。しかし、それがあったとしても、日本として外交力、経済力をはじめ、さらに日本らしい、日本としてできる貢献、これはたくさんあるんだと思います。そういったものを総合的に、この動員することによって、日 本として最も近い同盟国としての責任を果たす。こういった思いを申し上げたものであり、今日までの日米関係を振り返りますときに、そういったこの日本としての立場、これは十分理解されるものであると考えています。岡田活躍君。 月間で聞いていた上下両院議員の皆さんの何割がそれを理解しているか、あるいは国民が果たして理解しているか、アメリカ国民ですね。私はほとんど理解していないんじゃないかというふうに思うんですね。結局、イギリスと同じように、集団的自衛権をフルに行使してくれるというふうに、もし期待を持っていたとしたら、いざというときにそれができないということになれば、大きな質問を招くということになりますよね。やはりそこは日本は日本としての考え方があるんだということを、きちんと伝えていく努力、必要だと思いませんか。
1:53:56
そういった理解につきましては、これまでも日本として日米ガイドラインの議論等を通じて、日本に対して具体的に日本として対応できる限界なり、この 内容について説明をし続けております。こうした様々な努力を続けることによって、日本としての立場、これはアメリカに理解してもらえるように努力を続けてきております。今回のこの演説、日本としての一つの思いを申し上げたわけでありますが、これまで様々に積み上げてきた、こうした理解に向けての努力、そして日本としての立場の努力、こういったものの上に今回の演説があるわけでありますから、それをしっかりと今後も説明することによって、おっしゃるような誤解等につながらないように努力することは重要であると考えます。
1:55:04
岡田勝役、もちろん専門家は当然承知していることですが、多くの政治家、あるいは国民、アメリカ国民は全く理解していない、そういう中で非常に誤解を招きやすい表現だったということは指摘をしておきたいと思います。ここはやはり期待が高まりすぎると、いざというときに大きな質問につながりかねない、そのことも申し上げておきたいと思います。さて、自民党のいわゆる裏金問題です。私は今の状態、総理危機感足らないと思うんですよ。自民党の党員の中で車座集会をやったりしても、そこでもいろいろ言われるでしょうけれども、本当の声は聞こえていないんだと思うんですね。おそらく自民党の若い諸君も、それぞれの選挙区で大変苦労していると思います。我々だってそうなんです。これは単に裏金問題をいい加減な処理をするということは、これは自民党だけの問題じゃなくて、日本の政治そのものの危機だと私は思うんですよ。もう政治そのものが嫌だと、距離を置きたいと。そういう中で、私は補選をやっていても、そういう雰囲気を感じますよ。投票に行かない人が増えるんじゃないか。そういう中からとんでもないヨーロッパの例を見ても、左右の極端なそういう政党が出てきたりするかもしれない。だから強い危機感を持って、これを対応しなければいけないというふうに思うんですね。そういう観点で見ると、この安倍派の裏金問題について、いつ誰がどのような意図を持って始めたのかという、この根幹のところが明らかじゃないんですよ。説明していただけますか。
1:57:00
安倍派の裏金問題について、根幹の部分、説明しろということでありますが、その実態把握について、当然当事者本人の説明が基本でありますが、自民党として、やはりこの問題について、実態把握に努めなければならないということで、聞き取り調査等を行ってまいりました。そして国会において、成林審等の議論も行われてきた、こういったことであります。その中で実態について把握をしてきたわけでありますが、我々として把握できている事態、これ長年にわたって、こうした政治資金報告書への不規則、こういった勧告が続いてきたということ、そして派閥としてそういった指示が出されていたということ、こういったことについて、最大限把握をしてきたところであります。そういった中にあって、党として刑事責任は検察によって判断がされたわけでありますが、政治責任、政治家としての責任、これを判断しなければならないということで、得られた情報をもとに、政治責任についても判断をしたということであ ります。実態について把握している限りにおいて、政治責任を判断したというのが、先日の処分でありました。党として把握しているのは、聞き取り調査の報告書等に記載している、こういった内容が基本であります。
1:58:59
総理、時間もありますので、聞かれたことだけ答えてもらいたいんです。いつ、誰が、どのような意図を持って、この裏金問題が始まったのかということを私は聞いているわけです。今まで明らかになっているところでも、安倍晋三幹部の皆さんもここに述べたように、例えば塩野家議員は、20数年前から始まっていたのではないかと。松野議員は、この成林審で初当選、松野議員の初当選は2000年ですけれども、初当選して、清和会に所属した後に幹部を知った。それから萩生田議員は記者会見で、一期生のときに、つまり2003年初当選ですが、一期生のときにノルマを超過した部分について活動して、お戻しするとの話があった。幹部がそれだけ2000年前後からそういったことがあったんだということを言われています。ではそのときの派閥のトップは誰だったのかといえば、それは森本総理、当時は森派と言ったわけですね。1998年から2000年、あるいは2001年から2006年、森本総理が森派のトップだった。ですから森さんにやはり聞かないとわからないじゃないですか。きちんと森さんに聞かれましたか。なぜ電話だったんですか。
2:00:31
今回、追加の聞き取り調査を行いましたが、森元総理に対して電話にて聴取を行いました。その中で、御指摘のように長きにわたって、複妻の勧告が続いてきた。これは様々な発言、証言から確認をされているところでありますが、その勧告のスタート等に関して、直接森総理の関与、これを確認することはできなかったと申し上げております。なぜ電話だったのかというご質問でありますが、これは聞き取り調査の認定の中で、森元総理の認定等の調整の中で、電話によって行うことを決定した次第であります。岡田勝也君。森元総理はキックバックの存在も知らなかったと答えられたんですか。
2:01:45
こうした勧告がいつから始まったのかというようなことについて、直接関与したという証言は得られなかったということであります。岡田勝也君。キックバックの存在を知らなかったと言われたんですか。お答えください。
2:02:06
今申し上げた点を確認をいたしました。それ以上については、この聞き取り調査内容について詳細は明らかにしない、実効性を高めるという観点から、そういった前提での聞き取り調査であります。先ほど申し上げた点を確認いたしました。岡田勝也君。総理の今の答弁は、中身は言えません。だけど、自分が森本総理から関係なかったと聞いているから 関係なかったんです。それは何も説明したことにならないじゃないですか。それで納得する国がどれだけいるんですか。そんないい加減なことで許されるんですか。
2:02:51
これまでの自民党の聞き取り調査、そして、成林審を始めとする国会でのやりとり等を通じて、噂の意気を超えて、森本総理の具体的な関与について確認できる発言はなかったということを申し上げております。そして、今回の追加の聞き取り調査においても、具体的な関与を確認することができなかった。こうしたことを申し上げている次第であります。
2:03:30
電話で確認されたときに、総務会長とか幹事長は、同席されていましたか。電話の横にいて一緒に聞いておられましたか。そして記録はあるんですか。
2:03:43
私の責任で聞き取り調査を行いました。記録はございません。
2:03:51
それは何もしていないのと一緒ですよ。ですから総理、もっと危機感を持ってくださいよ。そんないいかげんなことで納得されるわけないんですよ。総理、御自身がやっていて、電話でやって記録もないし、周りに人もいなかったんだと。何もなかったんです。その誰が信じますか。そんなことをやっていたら本当に沈んでしまいますよ、この国は。もっと真剣に考えて、しっかり森総理を呼ぶなり行くなりして、複数できちっと聞いて記録をとってください。その上で答えてください。そのことをまずお願いしておきたいと思います。もう一つ、政策活動費について。まだいいですね。総理は国会の答弁の中で、今回のこの問題において最も重要な課題は、政治主義の透明性の問題であるというふうに答えておられます。そして具体的には、外部監査の導入とかデジタル等による透明性の向上だということも言われている。しかし、この政策活動費については、これ透明性ないわけですね。何使ったか全くわからないわけですから。デジタル化とか外部監査といったって監査のしようがないわけですよ。ですから、総理が本当に透明性が大事だというなら、政策活動費についてもしっかりと改革するということが当然だと思いますが、いかがですか。
2:05:23
国会のやりとりの中で、今回の事案を振り返りますときに、まずはこの責任の厳格化と、そして資金の透明性の向上がまずは大事だということを申し上げてきました。ですから、会計責任者だけではなくして、議員本人の責任ですとか、外部監査ですとか、あるいはデジタル化による透明性の向上、これは最低限取り組まなければならない課題だということを申し上げてきました。そして、国会の議論の中で、その部分以外の、今回の事案の再発防止に直接関わらない部分であっても、政治資金について様々な議論が行われてきた。これは事実であります。その中で、御指摘の政策活動費についても議論が行われた。よって、先ほど申し上げました最低限の取組以外にも、この政策活動費の部分、政党助成金の支度をはじめとする、この政党の資金の在り方という形で、この部分についても議論をすること、これは自民党として各党の協議の中で行うこと、これを決して拒否しているものではありません。政党の資金の在り方として議論に上ってくるものについては、自民党としても議論に貢献をいたします。岡田勝也君。議論に参加をするにはないんですよ。やはり自民党としてどうするかということを、私は聞いているわけですよ。で、総理は政治的自由とかいろいろ、2月の議論でも言われましたけど、この安倍派の裏金の問題5年間で6億円、でも同じ5年間で2回官庁だけで47億円、もとい官庁だって2022年見れば9億円、それは何に使ったか全く説明されていない。それで本当に透明性確保だと言えるんですか。もちろん、これ後にもあると総理よく言われます。確かにないわけではない。名前も組織活動費であったり、渡し切り費であったり、いろんな名前があります。で、その後のことについて説明しなくていいというお金、私は2月のときも申し上げました。これもうやめましょうとお互い。こんなことやってたら国民の信頼が戻らない。だから、きっぱりこれやめて。そして、全部透明にする。何に使ったか明らかにする。それは政治的に収支報告書を作ることの意味じゃないですか。どうですか。もう1回考え直しませんか。
2:08:16
政策活動費については、自民党としても、統制拡張や政策作成、あるいは調査研究という目的のために党の役職に応じて、内規や、あるいは官公に従ってお金を出す、そうしたルールに基づいてお金を出しています。そのお金を出す内規や、あるいは官公によって何に使うお金なのか、これは党としては把握しながら、こういった政策活動費を使っている。これが実態であります。それをより透明化しろというご指摘であ ります。これについては、これは委員がおっしゃるように、各党において様々な使い方がありますので、共通のルールとして、この問題について判断をする。ルールを作るかどうか、どこまで透明化するのか、こういったことに判断していく。これは私も議論として行っていくこと、これを決して反対しているものではありません。その際に、政治の自由との関係について、私が指摘をしたというお話を今いただきましたが、政策活動費については、先ほど申し上げましたルールで自民党としても使っているわけではありますが、こうしたものを各党とも明らかにする、使党を明らかにするということになりますと、各政党に協力した個人のプライバシーですとか、あるいは企業の営業秘密ですとか、さらには戦略的な党の方針が他の政治勢力や外国勢力にも明らかになる党については、配慮しなければいけない。こういったことを申し上げているわけであります。こうしたものも踏まえながら、各党共通のルールとして議論をする。これは政治改革の、政治の信頼性を確保するという観点から重要な議論であると考えます。政党全体の資金のありよという中で、その部分についても議論をする。これは議論としてあるべきものである と考えます。岡田勝也君。私たちは議論するんじゃなくて、議論するにはまず考え方が示されなければ議論できない。自民党以外は、先ほどの赤羽さんも含めて、政策活動費についてやめるか、中身を明らかにするって、みんな保証を合わせて言っているわけですよ。その中で議論する議論すると言って、何も具体案を出さない。本当にそれでいいんですか。それで透明性なんですか。さっき党として把握していると言われましたね。じゃあ本当に把握されているんですか。例えば2019年の参議院選挙で、河合夫妻が地方議員や後援会員らに2871万円を配ったという事件がありました。そういうのが内田元の広島の出来事ですよ。で、メモが出てきて、幹事長3300、そして、選対委員長100と。あまり選対委員長はそれは自分が渡したという事は認めておられます。じゃあ、この3300、2回幹事長に、これどこから得た金なのか。私は政策活動費以外はあり得ないと思うんですが、確認しましたか総理。どうですか。
2:11:50
あの河合事件におけるメモの話が出ましたが、あの時を振り返ります時に、まず党から出た1億5000万程度のお金については、これは裁判が終わった後、資料の返還が行われた上で、弁護士や公認会計士等専門家によって調査を行い、そうした買収等には使われていない。これは確認をしたところであります。そしてメモについては、報道等でそういったメモが出たという報道が出たこと、これは記憶しておりますが、そのメモがその後どうなったのか、私は承知をしておりません。その報道をしか承知しておりませんので、その内容について確認をするということには行っておりません。
2:12:46
どこから2800万のお金が出てきたのかということは謎として残っているわけですよ。実はこの政策活動費、党本部だけじゃないんですね。各県連でも、名前はいろいろ政策活動費、そのほかの名前もあると思いますが、私が調べた限りでも1億9000万円ぐらいの金額が、各都道府県連から地方議員の皆さんをはじめ、個人に渡っているということです。例えば岩手県は1051万円、これは1人、つまり県連幹事長にこのお金が渡っていて、その後何を使われているかわからない。今保線をやっているこの島でも、1500万というお金が34人に、これは例は4年の話ですけれども渡っている。その後は何を使われたかわからない。こういうことが言うされるということになると、政党支部だって可能になりますよね。私の支部で私がお金を、例えば100万円になり、それを誰か個人に渡したら、その後は何もかかなくていい。やはりこれは基本的におかしい仕組みなんですよ。どう考えても。だからこの際本当にメスを入れないと国民の成熟心はとまりませんよ。それを本気でやると言っていただけませんか。いかがですか。
2:14:19
政策活動費について、この議論を行うこと、これを避けているということは全くありません。これは、だからこそこうした政策活動費について明らかにするべきであるという議論が行われているからこそ、自民党としての政策活動費の有料についても説明を申し上げ、政党助成金等は決してこうした政策活動費には使っておりませんと。自ら集めた定罪をこういった部分に充てる、こういった国民の税金との関わりを説明するなど、この政党助成金等、政党の資金のあり方全体の中でこの問題についても議論するべきである、こういったことを申し上げております。ぜひ、この透明化する等のルールについては、共通のルールとして自民党も今度どうあるべきなのか判断をいたします。
2:15:25
あれ、巨額のお金が例えば選挙のときに候補者などにばらまかれていったとすると、それがもう色彩がなければ全部違法ですよね。違法です。個人から個人ということになりますから。そういうことが現にかなり行われているんじゃないかという、そういう疑問がわくわけですよ。お金の使い方を見ていると、政策活動費の。だからこれは相当根が深いですよ。しっかりこういうものを決別して、制度改革の問題、旧分通費も含めて、この際きちっと説明責任を果たすと、制度改革をすると、そういうお気持ちありませんか。これ皆さん有権者聞いてますよ、総理の決意。いかがですか。
2:16:10
先ほども申し上げましたが、今回の事案の再発防止として、最低限やるべき政治資金規正法の改正、これは間違いなくやりますし、それ以外、周辺、政党の資金に関わる問題として、御指摘の点も含めて、そしてそれ以外の政党がどのように資金を集めて使っているかということ、全体の中で、この政策活動費についても議論する。これは矢塚ではありません。
2:16:41
最後まで、最初から最後まで議論する。結局やる気がないということはよくわかりました。でも、それではこの国の政治は救われません。お考えを書いていただきたいと思います。終わります。この際、石川革さんから関連質疑の申し出があります。
2:17:01
岡田君の持ち時間の範囲内でこれを許します。石川革さん。
2:17:07
立憲民主党の石川革です。総理、よろしくお願いいたします。立憲民主党は日本で一番農林水産業を大切にする政党です。今日は一時産業の質問を中心に伺ってまいります。一時産業の分野は非常に政治との結びつきが強い産業だと思います。特に戦後農政を振り返りますと、増やせ減らせといった時の農政に振り回され、国内外の過度な競争にさらされてきました。フリップをご覧ください。農家個数は20年前と比べて6割ほど減りまして、令和4年度は前年度からおよそ5%の農家が減っています。所得は物価高などの影響を受けまして、昨年2割減少しております。そしてもう一枚のフリップでございますけれども、さらに我が国の農林水産業、農家所得だけではなく、農地面積も食料自給率も何もかも下がりっぱなしです。しかしそんな中で、今日まで先祖から引き継いだ農地を守ってきた農業者の皆さん、そして気候変動や資源管理などの我慢に負けずに浜を守ってきた漁業者の皆さんに感謝をしながら、どうしたら経営を継続できるかの政策を打ち出すのが食料安全保障の大前提だと思います。具体的には所得対策です。25年ぶりの改正となりました食料農業農村基本法で、立憲民主党は所得の確保による経営安定の重要性を修正案に盛り込みました。しかし与党はこれを受け入れませんでした。農家が経営を継続し、農家個数を減らさないためにも、1人も2人も所得対策であるというこの重要性について、総理はどのようにお考えでしょうか。
2:19:07
農業を持続可能なものにしていく、そういった観点から、農業者の所得向上を図っていく、これは重要な課題であるということ、これは全く同感であります。こうした認識の下に、所得の向上に向けては、農業経営の収益力そのものを高める必要がある。そういったことから、需要に応じた生産を基本に農地の積、収約、さらにはスマート農業化をはじめとする生産性の向上、またブランド化等による付加価値の向上、輸出の販路拡大、こうした取組を支援する。さらには、人件費、資材費などの向上的なコストに配慮して、合理的な価格形成の仕組みを作るということで、これは法制化、これも検討していかなければならない。このように問題意識を持っています。食料農業農村基本法の改正案、これも成立したならば、やはり農業所得の向上に向けた支援策、これを効果的に進めていくことが重要であると考えています。所得の向上と所得の補償は全く違います。総理のおっしゃっていた、例えばスマート農業であったり産地のブランド化、これができればもちろん進めていくのは素晴らしいことですけれども、この施策では何年かかるかわからず、農家個数の減りのスピードには追いつきません。ところがるに、今、農業機械はコロナ前の倍ほどの金額になっていますので、いろんな制度を組み入れても、なかなか簡単に購入できる状況ではありません。今いる農家の所得を明確にプラスにする方策が急務であると感じています。その上で、農家の皆さんとお話をしますと、民主党政権時にあった個別所得補償制度、この復活を求める声も多く聞かれております。この個別所得補償制度は、その農家の規模であったり、さらなる規模拡大の有無に限らず、農家の所得を底上げするという仕組みです。もちろん対象品目を含めてバージョンアップすることは大切だと思いますが、所得が保障される作物を柱にして収入の見通しがつくということは最大のメリットだと思います。また、規模に限らず農地を守ることを価値として直接支払制度の創設も重要だと思いますが、こうした所得を直接保障する対策について、総理のお考えを伺います。
2:21:59
まず農地、これは農業生産の基盤であります。将来にわたる国民のための限られた資源であり、そして地域における貴重な資源でもあります。こうした農地をしっかりと守っていただくために、農地や農業用インフラの保全 管理等を行う地域の共同活動に対する直接支払として、多面的機動支払交付金を措置しているところです。この交付金を活用して、現在各地で水路の泥上げ等の農地保全活動が行われており、この基本法の改正案でも農地保全に資する共同活動の保全に必要な施策を講ずる、これを明記しております。今後ともこうした直接支払制度等を通じて、農地の保全の取組に、これをしっかりと後押ししていきたいと考えております。
2:23:01
今おっしゃる制度ですと、現にこれまで農家個数は減っていき、そして耕作豊富値が増えていったということを考えますと、全く不十分だと言えると思います。個別所得保障制度が導入された14年前と、今の世界を巡る食料事情というのは全くこれを断りますし、収入の見通しがつくと、将来的な機械の投資にも計画が立ちますし、今いくつか品目をつくっている農家の方ですと、付加価値の高い品目に挑戦することもできるということで、農家の意欲向上にもつながると思います。生産額や生産量の伸びという指標も大事ですけれども、最も重要なのは、農家の手元に残る所得が増えたか減ったかです。野菜の価格は、ここ30年ほどほとんど変わらないものもありまして、肥料や飼料やビニールや鉄、あらゆるものが物価が高くなっているわけですけれども、価格転嫁できないことは、農家の所得を圧迫しています。ただ、消費者も非常に賭けが苦しいということで、双方が納得する価格を形成するというのは、これは容易なことではありません。だからこそ、価格は市場で、所得は対策での考えが重要だと申し上げています。所得につきましても、政府の認識も正直言って曖昧です。これまでたびたび、政府に所得の認識について伺ってまいりましたけれども、所得は上がっている、これでやっていける、ありがたいという声もいただいていると答弁をしたり、今は上がっている傾向があるという答弁を政府されてきました。政府の対策の不十分さを認めたくないのかもしれませんけれども、所得の認識については、現場の機関とかなり乖離があるのではないかと感じています。たとえそこを打った去年と比べて、上がっているという傾向があったとしても、円安、物価高に追いついていないと。ある落納家の方は、確かに前よりも牛乳は絞れるようになったし、公司の価格も落ち着いた。しかし、進む円安でこれ以上のダメージを心配されていました。問題は再生産可能な経営ができているかとい うことです。総理は今の農家の所得についてどのような認識をお持ちでしょうか。
2:25:19
まず中長期的に申し上げるならば、この農地の収積、収益化、ブラウンド化によって、農業所得全体としては上昇傾向にあるというふうに認識をしておりますが、しかし委員御指摘のように、今、物価高、コスト高、こういったことの中にあって厳しい状況にあること、これは重く受け止めております。だからこそ、このL1にわたる配合資料コスト、費料コストの抑制策など、L1の物価高騰対策、これを用意しているところであります。こうした現状の物価高騰に対しては、政府として責任を持って対応していきたいと考えておりますが、先ほど申しました中長期的な傾向の中で、先ほど申し上げたような、この生産性の向上ですとか、交付化、価値化ですとか、こういった取組を進めていくことが重要であると思いますし、その合理的な価格形成の仕組み、生産者と消費者、なかなか理解が難しいということで、そうした所得と、そしてそれに対する支援 、これを別々に考えるべきであるという御指摘もありましたが、やはりこの仕組みを考える上において、これは理解が難しいということではあってはならないと思います。やはり消費者の方々にも、生産の現場の事情をしっかり理解していただくことは重要であると思いますし、生産する側も、この消費者のニーズというものにしっかりと思いを致すことが重要であり、そういった一層をベースとしながら、合理的な価格形成の仕組み、法制化、これも視野に入れながら考えていきたいと申し上げております。
2:27:27
今、物価高騰対策の話もありましたが、これ、単年度の措置で終わっているものがほとんどですし、問題は再生産可能かどうかというところです。世界を見ますと、農家に対する国による財政進展の当たり前で、むしろ日本はその割合が低いのが実態です。民主党政権時の個別所得保障制度、実際に農家の皆さんから暖かい制度だったという声が上がっています。1にも2にも所得対策であるというこの重要性は漁業においても同様です。しかし岸田政権の漁業対策は残念ながら見えてきません。今年の施政方針演説には、養殖業への転換という一言のみでありましたが、毎年漁業についての言及はほとんどありません。フリップをご覧いただきたいと思いますが、立憲民主党は今年、農林漁業再生本部を設置しまして、全国をキャラバンをしてこのように浜の皆さんの声を直接聞いてまいりました。漁業者をはじめまして、この水産業、漁村、振興技連も含めて、原料の調達に大変苦労されている加工業の皆さんも含めて、どのような支援ができるかという議論を進めてまいりました。漁業者はコロナ前の気候変動による不良、それから今、自由価格の高止まりなど、ほかの産業に比べて我慢の時期が長い産業だと思います。そこで漁業者の我慢の時期を支える岸田政権の漁業対策、どんなものでしょうか。
2:28:58
我が国の漁業が海洋環境の変化に伴う不良や水産資源の変動、さらには漁業就業者の減少・高齢化、こうした課題に直面をしています。