19:50
これより、会議を開きます。内閣提出「新たな事業の創出及び産業への投資を促進するための産業競争力強化法等の一部を改正する法律案」を議題といたします。この際、お諮りいたします。本案審査のた め、本日、政府参考人として、財務省財務総合政策研究所副所長、鈴木浩介さん、経済産業省大臣官房総括審議官、南亮さん、経済産業省大臣官房主席、スタートアップ創出推進政策統合調整官、阿吾忍平さん、経済産業省大臣官房審議官、菊川神吾さん、経済産業省大臣官房審議官、井上誠一郎さん、経済産業省大臣官房審議官、浦田秀幸さん、
20:45
経済産業省経済産業政策局長、山下隆一さん、経済産業省経済産業政策局地域経済産業政策統合調整官、吉田健一郎さん、経済産業省産業技術環境局長、畠山陽次郎さん、資源エネルギー長、省エネルギー新エネルギー部長、井上博さん、
21:12
資源エネルギー長、資源燃料部長、貞光雄貴さん、特許庁総務部長、滝沢剛さん、中小企業長、事業環境部長、山本一則さん、および中小企業長、経営支援部長、松浦哲也さんの出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんでしょうか。御異議なしと認めます。よってそのように決しました。
21:37
質疑に入ります。質疑の申し出がありますので、順次これを許します。田島誠さん。
21:44
おはようございます。立憲民主党務所属の田島誠でございます。今日もどうぞよろしくお願いいたします。齋藤大臣、米国出張、お疲れ様でございました。
21:55
昨日も本会議でそのご報告を聞いたわけでございますが、大臣として手応えがあったかどうか、そしてまた最大の成果は何だったかということをまず御答弁いただきたいと思います。
22:12
私もかつて経済産業省に勤務していたときに、通商政策局の米州下におり まして、大臣の米国出張のサブ路地を含めまして、それこそ何十回と担当してまいりましたけど、今回の訪米というのは一言で言うと、私はかなり大きな成果、いい訪米になったと思っております。最大の成果なんですけど、一言で言えば経済面において特にDXですとか先端重要技術について日米の連携を深めていこうというところが非常に力強く感じられた訪米になったというところが、私は非常に大きな成果だったのではないかと思います。特に私が現職の頃は、アメリカとは対立ばかりでありました。そのときと比べますとまさに覚醒の感覚でした。そういう訪米になりました。
23:29
当時の戦いぶりは、昔から随分斉藤さんからもお話を聞かせていただいていたような気がします。資料の1をご覧いただきたいと思います。今、大臣からもDXの話がございました。昨日のご答弁の中でも先端技術分野での競争力の維持強化とありまして、まさにデジタルの先端技術分野でございますが、これ最新のデータとして、これ見ていただくと、三位シンガポール、そして韓国がその下、そして台湾、香港と、中国もちょっと下にありますが、アジア勢がずらっと5カ国ぐ らいがトップ30に入っております。日本はどこか、圏外です。日本は圏外についに落ちておるわけでございまして、こういうのを見ていると、今大臣おっしゃったような思い、そして昨日もこういう表現でしたね。日米経済関係について、日米両国が世界の経済成長を共に牽引していくと、双方向の投資の促進と、こういうことで一致したというふうにあるんですが、私は今日の法案にもつながりますが、本当にパートナーとして一緒にやるだけの実力が本当についていっているのかということに、強い強い危機感を感じます。もはやこれを見ると、日本は足を引っ張る存在になるのではないかと。セキュリティクリアナンスの議論もこの会でございましたが、そういう危機感を持って、今日は具体的にお尋ねをしたいと思いますが、このランキングの状況は、斉藤大臣はどのようにお考えですか。
25:07
私も思いは共有しているところがあります。この30年間、日本の世界における位置づけの低下というものは、私自身は感化できないものがあると思っています。ただ一方で、そのランキングにあられていない日本の強みというものもまだまだたくさんあると思っていますので、そういうところを大事にしながら挽回をしていきたいと思っています。
25:35
希望を捨てないことは、僕も大事だと思っております。常にどこかに光を求めて頑張りたいと思いますけれども、お互いに。ただスピード感というところに、私は大変強い懸念をしておりますので、今日はそのお話もさせていただきたいと思います。時を同じくして、先週日曜日、大きな斉藤さんのお顔を発見しましたので、日経新聞に。これをちょっと読ませていただきまして、中堅企業という区分のお話も書いております。力の強い大企業に対し、弱い中小を支えるという発想に立ってきたという、これまでの発想ですね。その中で、平成の30年を改革という宿題をやらなかった夏休みというふうに表現をなさいました。私は斉藤さんもこの30年のうちの10年以上は国会議員ですので、斉藤さんも夏休みをとっていたのかというふうに誤解をされるような表現かなという感じがいたしますが、要はポイントは、かつて日本が危機感を持ってアメリカに追いつこうとした。そして今は逆にアジアの国々から追い上げられているけれども、十分な危機感を持っているのかということを、この場所でおっしゃっていらっしゃるわけでございますが、その中で、要は、いろいろな手をこれまで打ってきたと。それは小泉改革の頃から、安倍総理の政権までいろいろ打ってきた。しかし、それでも日本は浮上しなかった。その次に問題は政策だけではなく、産業界や官僚を含めたプレイヤーの方にもあったのではないか、問題がそういう側にもあったのではないかという問題意識ですね。これはどういうことを意味しているのか、もう少し具体的におっしゃっていただきたいと思います。
27:19
大きな構図で申し上げますと、そこに書いてありましたけれども、私はちょうど役所に入って80年代の半ばから後半にかけまして、日本の貿易赤字がアメリカとの関係で巨大な額になり、それに対してアメリカが、まずカバセレートで85年円高にして日本から入賞を採用とか、それからヒューレットパッカードのヤン会長が、経済界、産業界、それから教育まで含めてアメリカを見直して日本と戦わなくちゃいけないとか、それからご案内のようにも田島さん詳しいと思いますけれども、MITなんかで日本の競争力の厳選はどこにあるのかとか、アカデミズムですね。つまり、正解、慣慨だけではなくて、産業界、そしてアカデミズムを含めて、日本の台頭ということにものすごい危機感を持って日本に対峙してきたというのを実体験しているものですから、今今度日本が90年代、それ後半ぐらいからですね、アジアの国を中心とする追い上げを受ける中で、かつてのアメリカのような危機感があったんだろうかというところが、ちょっと違うんじゃないかなというのがですね、一つありまして、これはだから、何も慣慨だけではなくて、経済界、アカデミズムを含めた全体としての印象として申し上げているということです。