1:10
ただいまから、文教科学委員会を開会いたします。委員の異動についてご報告いたします。昨日までに中城清志君が委員を辞任され、その補欠として石井光子君が占任されました。政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。教育文化スポーツ学術及び科学技術に関する調査のため、本日の委員会に理事会協議のとおり、子ども家庭庁長官官房審議官高橋浩二君ほか7名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。御異議ないと認め、採用決定いたします。教育文化スポーツ学術及び科学技術に関する調査を議題とし、質疑を行います。質疑のある方は順次、御発言願います。
2:10
自由民主党の植野美智子です。質問の機会をいただきありがとうございます。早速質問に入らせていただきます。まずは、高等教育の在り方についてお伺いします。高等教育の無償化の推進は、家庭の経済的状況にかかわらず、志ある若者に学びの機会を提供する大事な施策です。と同時に、無償化の先に、どんな高等教育を構築するかも極めて重要です。つまり、最も大切なことは、まず高等教育そのものの質の確保ができる環境整備をいかに進めるかということです。データによれば、1990年から2023年にかけて、18歳人口は55%減少しているのに対して、大学数は507校から810校へと1.6倍に増えています。これでは、大学全住時代どころではなく、大学同士の学生の取り合いとなるレッドオーシャン、血の海状態です。このことに対しては、実は先週、自民党の教育人材力強化調査会におきましても、リクルート、カレッジメント、カレッジマネジメントの小林編集長からお話を伺ったところですが、小林氏は、政策的課題として、各大学の特徴は何なのか、どの学部で何を学んでいるのか、大学卒業時に一体何を身につけているのか、自ら考え主体的に行動できる人材への枯渇感はないか、グローバル化が進む中で日本の大学は対応できているのか、そもそも大学が多すぎるのではないか、また地方の大学はなくなってしまうのか、といった大変踏み込んだ話をされていただきましたが、このそれぞれの問題はとても重要なことでございます。これらの論点の重要ポイントとなると思います。今後、地域ごとにどんな分野で就学者本位の力をつける大学や高等教育を軸にしながら、いかに再編し、また社会から信頼させる大学等の高等教育をデザインするかが問われるところだと思います。そこで、地域においてどんな分野でどんな力をつける大学などが必要なのかをしっかりと見極めた上 で、これから高等教育の在り方を構想し、その具体的な姿を社会とともに共有した上で、大学の再編等の高等教育の整備を図る必要があると思いますが、森山大臣の見解をお伺いします。
4:58
上野委員がおっしゃるとおり、今、これからの高等教育、大学をはじめとする高等教育機関が置かれている状況というのは、大変厳しいものがあると、そんなふうに思います。日本全体で人口が減少する局面に入っているわけでございますけれども、特に今後、大学に進学をするような若年の青少年というんでしょうかね、青少年の人口がどんどん減少してまいります。そして、大学の数、あるいは学部の数、そして定員、これと比較しての学生さんのバランスがこれからどうなるんだと、こういうことになってまいります。そしてまた、日本全体の数の問題があると、同時に、あるいはそれ以上に重要なのが、それぞれの地域において、学生さんがどれくらい今後減っていくことに、基本的にはなるわけでございますけれども、増えるというところから、社会的移動で、例えば地方から東京へ来られるような地域はありますけれども、基本的に は減っていきます。そんな中で、大学というのをどうやって考えていくのか、維持をしていくのかということもあろうかと思います。その地域において、大学がどういう役回りを果たすのか、こういうことにもなろうかと思います。それで、大学を始めとする高等教育機関は、人材育成と知的創造活動の基盤として、我が国の社会や経済を支えることのみならず、世界が直面する課題の解決に貢献するという使命を有しております。このため、我々文部科学省におきましては、大学の教育研究機能の強化に取り組むとともに、地域の高等教育機関や地方公共団体、産業界が、地域の将来ビジョンなどを向上的に議論する、地域連携プラットフォームの構築の促進などを通じ、各地域におけるニーズを踏まえた質の高い高等教育機会の確保に取り組んでまいりました。そんな中で、昨年の9月に、ご案内のとおりかと思いますが、私の方から、中央教育審議会に対しまして、急速な少子化が進行する中での将来社会を見据えた高等教育全体の規模や在り方について諮問を行い、現在、御議論いただいているところでございます。この中では、特に、高等教育機関への進学率や進学者の就業力、学生の減少状況など、高等教育機関の置かれている状況が地域によって異なります。そして、それぞれの高等教育機関が持つ特色と強みを最大限に活かして、高等教育の在り方を再構築していく必 要があること、といった点に留意して御検討していただくようお願いをしているところであります。そしてまた、私も着任以来、各地域の大学関係者の方々から、いろんな現状、あるいは危機意識、問題点、こういったものをお伺いしているところでございまして、それぞれの地域でどのように、その高等教育機関、今後しっかりと活躍をしていただくことができるのか、あるいはそのために我々は何をなすべきなのか、私ども文科学省だけでカバーするというにはとても足りないというんでしょうか、それだけはとてもできないような大きな課題というふうになっていくかと思います。関係府省ですとか、産業界とも連携をしながら、社会のニーズを踏まえた質の高い高等教育機関の実現に向けまして、今後とも必要な取組を進めていきたいと考えております。ありがとうございます。やらなきゃならないことがたくさん散席していますが、大切なことは高等教育の質の確保をしてからの、まず無償化だと私は思っております。ぜひとも一極集中になるようなことがなく、地方でも学びたい子が元気に楽しく、そして質が高い場所で学べるような環境の確保をよろしくお願いいたします。次に移ります。高等教育の質の確保も大切ですが、もう一つの喫緊の課題は、質の高い教師の確保に向けた環境整備だと思います。ご存じのように教師の役割は 大変重要にもかかわらず、実際この4月にも担任がないところを他の先生方がカバーしている、そういう学校が少なくのない状況でございます。どうしたらやりがいを感じて学校で活躍できる、そういう質の高い教師を確保できるのか、これは本当に大変な問題、さらには処遇の改善は不可欠でございます。また中教進の方でもしっかりとこの点は吟味しているところではございますが、でもなぜこれほど教師が不足してしまったのか、なぜ若者不人気の職業になってしまったのか、元教師の一人で私としても大変残念に思うところでございます。文科省としても児童生徒の学びに悪影響を及ぼしかねない教師の不足の現状を十分に理解してしっかりと検討していただきたいと思います。そして今すべきことの一つとして、その教師をしっかりと守る環境整備の一つとして、昨日もコミュニティスクール、貝野生会長に来ていただいてお話を伺ったところですが、のような、しっかりと国内県学校大会で放課後の児童生徒の居場所も含めた児童生徒をサポートするための、さまざまな立場で、さまざまな職種の皆さんがつくるチーム学校の実現が重要になると思っております。チーム学校の推進に向けては、法整備も含めて我が党としても議論を行っているところですが、多様な支援スタッフが共同を促進する各種施策を政府が着実に推進していくことも必要だと思います。ついでは、 チーム学校の実現に向けた推進方策について、文部科学省の取組をお考えします。教師を取り巻く環境整備につきましては、現在、中央教育審議官において、教師の処遇改善も含めまして、総合的にご審議いただいているところでございまして、5月頃までに一定の方向性を取りまとめていただくこととしております。文部科学省といたしましたこれらの議論を踏まえ、教育の質の向上に向け、学校における働き方改革のさらなる加速化、教師の処遇改善、そして学校の指導・運営体制の充実、教師の育成支援を一体的に進めてまいりたいと考えております。また、多様な主体との連携・協働を通じました教育の質の向上や複雑化・多様化する教育課題への対応を図る上で、教職員や多様な支援スタッフ等が共同して細かく教育に関わるチーム学校を実現することは大変重要であるというふうに認識しておりまして、文部科学省におきました例は6年度予算においても引き続き、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、教員業務支援部活動指導員などの支援スタッフの配置充実、コミュニティスクールと地域学校共同活動の一体的推進等に必要な予算を盛り込んだところでございます。文部科学省といたしましては、政党における議論等も踏まえながら、引き続きこれらの取り組みの充実等を通じ、チーム学校の実現に取り組んでまいります。
13:00
ありがとうございます。昨日の鎧野生会長のお話では、これからはコミュニティスクールからスクールコミュニティへと学校と学校外がきちんとつながってみんなが学び育つことが大切ということをおっしゃっていました。まさに一人一人がチームの一員として、お互いに支え合う学校の中も外も、子どもたちのため、教師を支えるために支え合っていくチーム学校の実現、これをしっかりと文科省としても支えていただきたいと思っております。次に移ります。次に栄養教諭の配置についてです。地域、特異区、体育とともに大事なのが食育ですが、その食育を担う栄養教諭の配置数は、2022年度で6,843年、学校栄養教員、学校栄養職員と合わせても1万1,344人で、全国3万校に及ぶ小中学校の全校配置にはほど遠く、その体制は脆弱です。この食育を進める上での栄養教諭というのは、大変重要なポジションでもあるにも関わらず、まだまだ不十分ということ、これは問題だと私は思っております。まして日本としての食料安全保障や食料自給率の低下の問題、さらには一人で食べる固食やダイエットの問題などは、今や子どもたち にも関係する食の問題としてたくさん散席しているわけでございます。そこで改めてですね、学校における食育とは何なのか、また文科省が考える栄養教諭と、栄養教諭の役割とは何なのか、そして現在の配置の状況や課題も含めて、今後の配置の充実についての見通しについてお伺いしたいと思います。
14:53
お答え申し上げます。食育は子どもたちに対し、食に関する正しい理解や適切な判断力等を身につけさせる観点から大変重要であり、栄養教諭は各教科における食に関する指導や、その専門性を生かして食に関する健康課題を持つ子どもへの個別指導を行うなど、学校における食育を推進する上で中核的な役割を果たしております。栄養教諭は、令和5年5月1日現在6,924人と、平成17年度の制度創設以来、少しずつではございますが増加しておりまして、文部科学省といたしましても、栄養教諭等の教職員定数について、これまでも計画的に改善を図ってきたほか、児童生徒に対する食の指導の充実等のための栄養教諭等の過剰措置を行っているところでございまして、令和6年度予算においても改善を計上しているところでございます。また、複雑化、多様化する現代的健康課題を抱える児童生徒等に対し、よりきめ細かな支援を実施するため、栄養教諭の資格を有する者等を活用いたしまして、複数校を兼務している栄養教諭を支援する体制の強化などを図る事業を実施しとり、令和6年度予算においても拡充を図っているところでございます。このほか、文部科学省といたしましては、栄養教諭の職務の明確化等を図るとともに、任命権者である都道府県の教育委員会等に対し、新規採用や学校栄養職員から栄養教諭への任用替え促進を働きかけており、これらの取組を通じ栄養教諭の配置促進に努めてまいりたいと考えております。
16:42
6,924人、大変微増でございます。思い切って増やしていかないと、全校配置までにはまだほど遠いかもしれません。子どもたちの職域、大切な分野ですので、よろしくお願いいたします。過日、京都の文化庁を訪問しました。まずびっくりしたのは、警備システムが強化されていて、大変セキュリティが厳しいということでした。そして文化庁の職員の7割が、親切の京都文化庁でやりがいを感じて、生き生きと勤務している姿から、良いスタートができたなと実感したところでございます。また、今後の課題としては、せっかく日本の伝統文化の街、京都に日本文化を司る文化庁が移転したことを、もっとアピールしても良いということです。ちなみに、移動に乗ったタクシーの運転手さんは、文化庁が移動したことを、さらさら分かりませんでした。そこで、例えば、せっかく、とにかくセキュリティが厳しい文化庁ではございますが、せっかく作ったのであれば、その1階の文化情報発信室ですか、そこをより開かれたものとして、誰もが入れるオープンな場、日本文化の発信基地としていけば、市民も、そして国内外からの来広者も訪れられるのではないでしょうか。そこで、今後は開かれた京都文化庁を目指していくのか、お考えします。
18:10
お答え申し上げます。上野先生におかれました文化庁京都庁舎にお運びをいただきましたことを感謝申し上げます。文化庁は、東京一極集中の是正だけではなくて、地域創生や文化財の活動など、先ほどお話をいただきました、新たな政策ニーズ等への対応を含め、機能強化を図りつつ、昨年3月に京都に 移転をいたしました。その際、危機管理のため、文部科学省本省と同等のセキュリティ対策を行っているところでございます。庁舎内には先ほどお話をいただきました文化情報発信室を設置してございまして、事前にご相談あるいは調整をさせていただきました来広者の方々に、我が国の文化行政の発信や意見交換を行う場として、日常的に使ってございます。これまで、例えば、京都府、京都市、文化庁の若手職員による競争を共に作る活動、あるいは連携活動や、大学生のゼミ活動の一環での政策勉強会などを実施してまいりました。野党半島地震の被災文化財への寄附を呼びかける文化財サポーターズの発信、来月にはジュニア京都文化観光大使による表敬訪問も実施してございます。一方で、文化情報発信室は出入口が施錠管理されている正面玄関を通った先の、執務室に通じるロビーにあることから、一定数警備員を配置しているものの、庁舎管理の観点で現時点では一般公開は行われていない状況でございます。一般開放は行われていない状況です。今後、本日、上野先生にご指摘を賜りましたことや、社会情勢等を踏まえながら、セキュリティの維持等を京都庁舎における文化情報のさらなる発信、開かれた文化庁の確立、その両立ができるように工夫し取り組んでまいりたいと存じております。特定分野に才能のある児童 生徒への支援について伺います。ご存知のように、特定の分野の才能には、ギフテッドとタレンテッドがあり、才能が開花する分野で違いがあります。具体的には、ギフテッドは主に、数学、物理、科学や言語などアカデミックな分野で才能を発揮し、さらにIQがとても高いことが多い才能のことで、テストなどで数値化されやすく判断もしやすい才能です。一方、タレンテッドはIQよりも芸術や運動の分野で優れた才能を持ちながら、あまり数値化されない才能であり、その才能を引き出すまでの判断が難しいとも言われている才能のことです。そして、たとえ障害があっても、このようなギフテッドやタレンテッドのような特別な才能に恵まれた児童生徒の才能をさらに伸ばす環境の整備をしていくことは、本人の気づきや生きがいのためにも大切なことと言えます。このような才能はどうやって生かしていくのか、いろいろ大変なことはありますが、こうした才能を見出し伸ばす教育についての、文科省としての現在の検討状況はどうなっているのか、また、さまざまな分野で飛び抜けた才能が認められた児童生徒に対して、学校外で教育の機会、例えば、飛びきり大学に行ったり、企業や産業界や専門家による指導や、あるいは海外とオンラインでつないで才能を育む機会をどんどん作る、どんどんチャンスを与えてあげるべきと思いますが、いかがでしょうか。
21:33
お答え申し上げます。特定分野に得意な才能のある児童生徒への指導の支援のあり方に関しましては、これ、文科省にとってもかなり新しい分野でございますが、令和3年6月に有識者会議を立ち上げて、専門的な議論を行い、令和4年9月に取り組むべき施策等を取りまとめたところでございます。この審議のまとめでは、委員から今ご提案がございましたとおり、得意な才能のある児童生徒がオンラインでのプログラム等も含めた学校外の学びにもアクセスしやすくなるための施策提言も提言されているところでございました。文部科学省ではこれを踏まえ、令和5年度から実証事業に取り組んでいるところでございます。具体的には、大学・企業・専門家とも連携しつつ、例えば、何をどのように学ぶか、自分の選択に応じて学びを進めることができるような事業など、実践事例の蓄積や、科学技術など特定分野に強い興味を持つ子どもを対象とするオンライン参加が可能なものをはじめとしたプログラムやイベント情報集約提供、そして、得意な才能のある児童生徒の特性を理解し、効果的な支援につながる研修パッケージの開発 など、教育課程の内外での取り組みを進めているところでございます。引き続き、こうした児童生徒がその特性等により抱えている困難な困難の解消を図り、個性や才能を伸ばしていくことができるよう、積極的に取り組みを進めてまいりたいと考えております。
23:18
矢野局長はずっと最後までいらっしゃるので、お水をどうぞ。
23:28
政府員の方々はお水を飲む場合には遠慮なく飲んでくださいね。お願いいたします。
23:38
立憲民主党の斉藤嘉鷹です。もうずいぶん暖かい日が続くようになりまして、気がついたらもう関東の桜もすっかり散ってますけれど、この間ある方にですね、苦衆をいただきましてね、その苦衆を読んでいたら、こんな俳句がありまして、菜の花の絨毯引き立て、海青し、というですね、いいですね、なんか情景が目に浮かんでくるようで、非常に文化的な思いに浸っているわけでありますが、ぜひ森山八望先生におかれてはですね、こんな現場の情景が目に浮かぶような、そんな答弁をぜひ今日はお願いをしたいというふうに思います。それではすいません、ちょっといきなり無通告で質問させていただきますが、今上野先生からですね、栄養職員の件の質問がありまして、矢野さんいらっしゃるんで、分かる範囲でお答えいただきたいんですが、今センター方式で給食を作るところが多いんですけど、例えば6000人の児童生徒に給食を提供するような場合、そのセンターに配置される栄養職員というのは何人ですか。
25:16
お答え申し上げます。これはあくまでも基礎定数でございますが、1501人から6000人までの共同調理場には2人の配置がなされることになっています。この他にはいということになります。
25:31
最近ですね、自治体によっては、こういうセンターを統合して大規模にするケースが多いんですよ。じゃあ6000人のところを2人今配置、基礎定数ですね。2つ合わせて12000人になったら何人の配置になるんですか。
26:02
おかしいと思うんですよ。これ、例えば今大規模にして、なんか先進的なですね、安全な給食を提供しようということで、本当は事故保守期がいいと思うんですけど、そういった中で規模を大きくすればするほど、人の支援はだんだん薄くなっていくわけですよね。ぜひこれですね、検討してはどうかなというふうに思いますが、いかがですか。
26:32
現在、先ほどもご答弁申し上げましたとおり、指導体制につきましては、中央教育審議会で議論しておりますので、今ご指摘の点も含めてですね、中共心で議論されていくものというふうに考えております。以上です。
26:50
そんなこと中共心で議論するまでもないですよ。こんなの予算で十分できますから、ぜひですね、来年度に向けて、この配置の拡大、拡大というか、必要なところに必要な人、安全な給食を提供するために、今こんなにですね、職をめぐっていろんな課題があるわけですから、ぜひこの点はご検討いただきたい。いかがですか。
27:16
今お答え申し上げましたのは、標準法における基礎定数でございますので、これすぐ基礎定数になると、これ法律の改正が必要でございますので、すぐに基礎定数の改正というわけにはいきませんけれども、そのほかに先ほど申しました過剤定数というものがございますので、過剤定数の増については、検討していきたいというふうに思います。
27:39
ぜひご検討の方をお願いしたい と思います。それでは予定をしていた中網に入ります。ちょっと地元の県で少し協議させていただきたいと思います。2026年に愛知、名古屋でアジア大会、アジアパラ大会が開催をされるんです。トップアスリートがですね、世界中から集まる有観客での大会っていうのは、実はですね、これで32年ぶり、前回が広島のアジア大会だったというふうに思うんですね。夏季の大会でいえばなんですけど、今回の大会なんですけど、これ政府として、現下の国際的ないろんな環境ですとか、日本社会の現状を鑑みて、どのようにその意義について考えてみえるのか、冒頭お聞かせをいただきたいと思います。
28:33
はい、今お話がございました愛知、名古屋におけますアジア競技大会、そしてアジアパラ競技大会の開催につきましては、スポーツの振興や国際侵占、共生社会の実現などに大きな意義を有するものと考えております。そのため、それぞれの大会について閣議了解を行い、政府として組織委員会に協力することとしております。文部科学省としても、組織委員会や愛知県などの関係団体と連携をして、両大会の成功に向 けて必要な支援、協力を行ってまいります。
29:18
効果品による支援を云々と言っているわけではなくて、そういう金銭的な支援によらずとも、今大臣からあったような多面的な支援というのは必要不可欠だというふうに思います。経産省に、例えばスポンサーの獲得に向けた支援をしていただくとか、あるいは厚労省に選手とか観客のですね、医療体制の充実について支援をしていただくとか、警察省にやっぱりセキュリティも大きな課題なんで、この辺のことを強化を支援をしていただくとかですね、あるいは法務省なんかで選手たちの入出告に関してもですね、いろんな形での協力をいただかなきゃいけない。これはやっぱりスポーツ省が一元的にこの軸となって、こういう支援をしていくと、こういうことでよろしいんでしょうか。
30:08
今、斉藤先 生がおっしゃったとおりでございまして、大会を成功させるためには各それぞれの部局、総務省にも特に入ってもらう形で、関係省庁との連携が不可欠でございます。そして、スポーツ庁が中心となって、政府一体として組織委員会に協力していくことが重要であると我々認識しております。そのため、大会開催に向けて必要となる関係省庁における各種の手続き、あるいは支援、協力等につきましては、組織委員会等からの要請に基づいて、スポーツ庁が窓口となって調整を行っておりますので、引き続き必要な支援をスポーツ庁が中心となって関係省庁をまとめてやっていきたいと考えています。
30:58
各省庁の方から組織委員会に対して人材の派遣などの人的な支援をするということも必要ではないかなと思いますが、この点はいかがですか。
31:10
この人的支援につきましても、一昨年8月から文部科学省職員を組織委員会へ派遣するなど、緊密な連携を図っております。これから他省庁も含めれば、現在各省庁から合計で5名の職員を派遣しておりますので、引き続きこういったことを通じて大学会社に向けての必要な支援協力を行う予定です。
31:40
じゃあちょっと別の視点から、少し兼ね目の話をさせていただきたいというふうに思うんですけど、このアジアパラ大会の支援についてなんですが、過去の国際競技大会への支援の状況を踏まえると、今回も都との収益や、あるいは宝くじの収益からの支援も一定程度検討されるものだというふうに認識をしているんですけれども、これ19年のラグビーワールドカップを例に挙げると、都とからの助成が60億円、宝くじからの助成が100億円、東京オリパラでは都とから43億円、宝くじから350億円支援されているんですね。じゃあこれスポーツ庁に今日お伺いをしますが、今回都とからの助成というのはどのぐらいを考えていらっしゃるんでしょうか。
32:42
お答え申し上げます。国際競技大会に対するスポーツくじ、いわゆる都とですけれども、都との助成につきましては、通常助成上限が最大2億円のところでございます。ただ、アジア大会及びアジアパラ大会につきましては、閣議の了解を行ったことを踏まえまして、大会規模や助成可能額等を考えして調整することとしてございます。もう一か所としましては、過去の今ほどございましたが、過去の大規模な国際競技大会に対する支援実績等も考えしつつ、組織委員会が今後作成します大会基本計画がございます。こういったことなども踏まえながら、必要な額について検討してまいりたいと思います。
33:29
まだ明確には定まっていないという認識でよろしいですね。
33:35
実際には検討を始めておりまして、確定するのが大会がございます年度を4月頃を予定しているところでございます。
33:47
それでは、今日は総務省からも審議官にお越しいただいてますけれども、高略寺収益からの助成については、今回どのぐらい、どれぐらいの規模を想定していらっしゃるのか、お聞きをしたいと思います。
34:08
支援額につきましては30億円と承知しております。
34:14
30億円、先ほど申し上げたラグビーとかオリパラに比べると随分小さく感じますが、この額というのはどのように定まったんでしょうか。
34:32
高略寺の収益金の配分につきましては、発売団体である都道府県及び政令市で構成する全国自治高略寺事務協議会において決定されております。国際的スポーツ大会等への支援につきましては、対象となるイベントの規模や収支見通し、高略寺による支援金が受動される事業の内容、全国への経済波及効果等を総合的に勘案し、同協議会において必要な額が決定されているものと承知しております。
35:08
それでは25年にデフリンピックが予定されていると聞いていると思いますが、高略寺でどれくらいの支援をされる予定ですか。
35:29
今、30億円というお話がありましたが、別に額をとにかく増やしてくれと言っているわけではなくて、他の大会とか様々なバランスも含めて、それが適正な水準に是非なるようにご検討いただきたいんです。まだ現段階においては検討中だと、これは都とも含めて、そのように聞いていますので、例えば総事業費がどれぐらいで、それに対して、今、総務省さんがおっしゃったような、いろんな条件はあろうかというふうに思いますけれども、比較をした上で、総事業費に対してどれぐらいの額を支援するのかというのは、ある程度バランスが整ったものでないとやっぱりおかしいと思いますよ、これは。その点、ぜひお願いをしたいというふうに思います。これは、アジアパラ大会招致の決定が2016年で、その後コロナ禍とか、今話題の資材価格の高騰とか、円安とか、いろんなことがあって、大会経費にはかなり強い上振れの圧力がかかっているので、とにかく、僕は県や名古屋市にも、これはやっぱり予算そのものを大きく圧縮するような努力をということで、今いろいろ話をさせていただいています。千秋村も結局もうやめたんです、作るの。一部の主要協議も地元で行わずに東京で行うんですね。もう涙ふましいぐらいの努力を地元しているんですけど、それでもなかなか厳しい環境が続いているので、思ったような削減効果が得られていないので、この間、議連の仲間と一緒に文科省さんにもお邪魔して、政務官にも前向きに検討するというふうにおっしゃっていただいているので、ぜひ、この点、可能な限り、これは人的な部分やソフト面での支援も含めて、ぜひご支援を進めていただきたいと思います。大臣いかがですか。
37:44
冒頭も申し上げたところでありますが、ちゃんとした位置づけということで閣議、了解も行っているところでもございますので、我々としては関係省庁とも連携を取りながら、しっかりとご支援、アジア大会、パラ大会の成功に向けて、努力をしていきたいと考えます。
38:09
ぜひよろしくお願いします。次、2つ目の質問に移りたいと思います。ギガスクール構想に関連してであります。総務省さん、ありがとうございます。総務省浜田審議官、ご帯席、結構でございます。このギガスクール構想科での校務のデジタル化、学習ではなくて先生方の業務ですね、学校業務、校務のデジタル化について伺いたいと思います。昨年、ギガスクール構想科での校務のDXについてという、専門家会議で方向性が示されています。なかなか中身の濃いものになっているんですけど、学校における働き方改革などの視点を踏まえても、学習系のDXだけではなくて、先生方の日常の校務のDXに向けた取り組みというのは、本当に急務だと思います。大きな課題の一つとして、校務系と学習系のネットワークの統合というのがあると思います。今、全部じゃないかもしれないけど、多くの自治体では先生方はタブレット2つ持ちで、校務用と学習用と、一方がパソコンだったりすることもあるんですが、そういったものが支給されているケースが非常に多いんですね。校務の支援システムというのは、やっぱりセキュリティ上の問題があって、ほとんど閉鎖されたネットワーク内での活用ということになっているので、基本的には職員室内の端末からアクセスをして仕事をすると、場所の制約があるから、警備な校務処理を1個とっても自宅ではできないので、長期休業中であっても学校に出向いて、その処理をしなきゃいけないと。柔軟な働き方に逆行しているのも事実だというふうに思うんです。仕方ないのでUSBメモリーなんかで情報を持ち出す、本当はダメなんですけど、ざるを得ないというようなこともあって、そうすると情報漏洩などのリスクも高まるし、しばしばそのことが大きな問題になっているのも、ご承知のとおりだというふうに思います。これ閉鎖された校務支援システムとインターネットとかパブリッククラウドっていうんですかね、 ああいったものを活用した学習系のシステムの統合について、これが校務の効率化とかロケーションフリーの肝だというふうに考えますが、自治体がこのようなシステムを構築しようとする場合に、現状国としてどのような支援がなされているのか、具体的にお知らせをいただきたいと思います。
41:05
お答え申し上げます。文部科学省におきましては、令和5年度から一部の自治体を対象に、校務支援システムのクラウド化や学習系、校務系ネットワークの統合等を含む、次世代の校務DXに向けた実証事業を開始したところでございまして、令和6年度予算案においても実証2年目の予算措置をしているところでございます。令和5年度に0.8億円、補正で11億円、令和6年度予算で3億円と。引き続きこの実証事業を通じて、創出されたモデルケースの全国展開を図りながら、必要な支援について検討してまいりたいと考えております。
41:51
どこかの自治体が先進的に今のデジタル化実証事業を活用してクラウドの整備をしようとしたら、具体的にいくらぐらいの支援がなされるんですか、今の事業の下で。すみません、速記を止めてください。
43:45
山局長、よろしいですか。総額をお答えするということでよろしいでしょうか。先ほど申しました、次世代の公務デジタル化推進実証事業でございますが、令和5年度予算が0.8億、令和4年度の二次補正で11億、令和6年度予算額は3億、そして令和5年度補正予算額で2億ということで、今年度実質使える額は5億、これのうち数ということになります。
44:17
これは、ごめんなさい。去年、昨年度と比較して今年度の予算というのは増えているんですか、減っているんですか。
44:27
実質的なところで言いますと、令和5年度は11億8千万円、令和6年度が5億円ということでございますので、この実証事業の経費自体は減少しているわけでございますが、このほかにですね、学校ICT環境整備に必要な経費について地方財政措置がなされておりますので、実際どれぐらい使われるかというのは、すいませんが、今、手元にないところでございます。
44:57
私ちょっと一部の自治体で聞きましたら、去年の時点で1億5千万円ぐらいの支援、この実証事業であるのではないかというような話は聞きました。現実はちょっと確認していないので、分かりません。ですからちょっと今お聞きしたんですけれど、去年よりも額として現実は減っているんですね。もういいんですね、やらなくて、じゃあこれ。このような専門家会議のまとめが出て、文科省さんが公務のデジタル化を進めるべきだと、しかもクラウドの統合をしなきゃだめだっておっしゃっているんですよ。おっしゃっているのに、それに直接使える予算というのは減っているわけですよね。じゃあもういいんですね、これ。この考え方を教えてくださいよ、文科省として。
45:57
お答え申し上げます。この実証事業につきましては、例えば公務デジタルの実証研究、生成AIの公務で活用する実証研究など、いくつかの事業が重なっておりますけれども、自治体に対しての支出分については、昨年、今年とも1.5億円くらいということでございますので、総額は変わりないというふうに認識しております。
46:28
大抵、どこの自治体でも1年ではできないので、本当にこれやろうと思うと、かなり大きな予算をかけて、4年とか5年とかかけてやるんですよ。その中で今1.5億円という話があって、今年はどうもそれが減るかもしれないみたいな話も一部で出てて、何年か先を見通して自治体で計画を立てたとしても、どこかで切られるかもしれなくて、なかなかそこに踏み込めない。だから僕はこういうプランを出していただくのは結構なんですけど、それに見合う、ちゃんと裏打ちとなる予算措置なども、これに合う形でやっぱり検討していただきたいんです。今回、全くそれに遭遇形になっていると思わない。この教育ネットワークのフルクラウド化、一体いくらかかるのかということをちょっと調べても、なかなか分かんないんですけど、一箇所、埼玉の新座市ですかね、昨年9月からこのネットワークのフルクラウド化を進めているんですね。特に認証システムの強化などで利便性とセキュリティ強化を両立したものだというふうに言われています。一体この市ではどれぐらいの予算がかかっているんでしょうか。多分調べていただいたと思うので。
47:54
埼玉県の新座市のホームページを拝見いたしますと、教育ネットワークと入れ替えの総事業費ということでございますので、フルクラウド化だけがどれぐらいかかったかというのは分かりませんが、令和5年度以降、5年間の債務負担行為で措置されており、19億4744万4000円というふうに認識しております。
48:21
今、新座市にこの市がですね、児童生徒13000人なんです。割り戻すと1人当たり15万円かかっているんですね。これはちょっと全国の自治体でこれだけの負担をして、自治体負担をしてですね、このシステムを進めるというのは、ちょっとこれは正直に申し上げて絵に描いた文字に近いなと、無理筋の話だというふうに思います。もう一つ言うと、新座市の場合は19億4000万円で済んでいるんですが、もっと大規模なところで言えば、この額では済まないわけですね。ところが、先ほどの実証事業の支援というのは、都市の規模に、自治体の規模にかかわらず一律なんですよ、基本的に。これもさっきの栄養省議員の話と一緒なんですけれど、私はおかしいと思う。やっぱり規模に合わせて、適正な支援をするべきではないかというふうに思っています。それで一つ、このことばかりやるわけにもいかないんですけれど、これはやっぱり文科省がなぜ必要なのかということにもかかわる問題だと思うんですけれど、具体的な方策を示して、あとは自治体でお金出してやってくれというならば、僕は文 部科学省は必要ないというふうに思います。このあとの質問にもかかわりますけれども、全国で働く環境とか教育環境をですね、やっぱりある程度整えて、そこに格差を生じさせないというのが、文科省さんの大きな役割ではないでしょうか。本来はこういった問題も、私は国が一元化してクラウド管理できる体制や組織をつくって、それを自治体に活用させる、そういうような形が望ましいと思います。ずいぶん大きな話になってしまいますが、ぜひ次年度に向けてですね、こういった検討も省内で、あるいは中共支援に働きかけなどしてはいかがでしょうか。この点についての見解をお伺いします。
50:51
各党に全党ご協力賜って、令和元年に学校教育情報化法という法律をつくり、そしてそれから急速にここまで来たんじゃないかと思います。そして当初の議論のところから、まずハードのタブレットが中心ですが、あるいはワンラン、そういったものを含め、ハードのものをまずどうするか、これが一番お金かかるねということでやってきました。それと合わせて、その中身、コンテンツの話をどうしようかということで、先生おっしゃったように学習の部分、そしてその次に公務の部分、これをどうしようかと、そんな形で議論をしてまいりました。そして、先生の働き方改革というか、別にこれは先生に限らないわけでありまして、働き方改革全般の中で、教師の働き方改革に資するためにも、公務の合理化、これをどのようにしていくのかということは、当初からの課題でございました。そんな中で今、実証実験といったようなことで進めているわけでございますけれども、どうあるべきなのか、先生ご案内のとおりでありますが、学習という点でのオープンな体系のものと、それから公務ということでクローズにしないといけないものを、どのようにうまく合わせていくことができるのか、そして、それが先生の働き方改革ということで、職員室以外のところから、どのようにうまくアクセスできるの か、セキュリティの問題を含めて、今、我々としても検討しているところでございますが、中教師にも働きかけようというようなことも伺いましたし、これから学校の教師の働き方改革にも大きく関わる課題でございますので、しっかり検討していきたいと考えます。
52:55
大臣、まさにICT推進議連の幹事長でもいらっしゃいますし、ぜひ、課題については十分認識をされていると思いますので、ぜひ大臣の手で、こういった点、1歩でも2歩でも進めていただきたいと思います。続いて、教職員定数等についてお伺いをしたいと思います。資料の方も用意をしました。今年度予算、資料1なんですけど、義務教育費国庫負担金についてです。大きな柱として、小学校5年生の35人学級が今年実現をしていると。こういうことでありまして、来年度には小学校6年生まで実施見込みだというふう に認識をしています。35人学級の効果検証の実証研究というのを、一昨年度から行っているというふうに聞いていますが、この実証研究の進捗状況と、合わせて、小学校6年生まで35人学級の整備が進んだ後の方向性についてお伺いをしたいと思います。
54:11
お答え申し上げます。お尋ねの効果検証につきましては、令和4年度から小学校の35人学級の学年進行が完成する令和7年度まで実証研究を実施することを予定しておりますけれども、具体的には、小人数学級の効果と外部人材活用の効果について、児童生徒の学力のみならず、社会浄土的スキル、いわゆる非認知的スキルのことでございますが、に与える効果を多角的に検証するとともに、教師の指導方法や精神的効果への影響等についても検証するということとしております。進捗状況では、一部の地方公共団体を対象に、それぞれ変化等を把握するため、令和4年度、5年度に児童生徒、教師及び保護者に対する質問用誌調査を実施し、現在集計作業中であり、本年度も引き続き調査を実施すると予定でございます。本年3月には、実証研究の調査の進捗状況に公表したところでございまして、今後、令和7年度末頃に分析結果の取りまとめを予定しておりますけれども、その後のことについては、この分析結果の取りまとめを踏まえまして、適切に対応してまいりたいと考えております。
55:43
令和3年に義務標準法を改正いたしまして、公立小学校の学級編成の標準を40人から35人に引き下げることにより、児童生徒1人1人のニーズに応じたきめ細かな指導可能とする指導体制を整備していくこととしたところでございます。その際、改正義務標準法の不足におきまして、小人数学級等の校歌に関する実証的な研究を行う旨が規定されたことを踏まえ、今、ご紹介申し上げました小学校における35人学級の校歌検証をしっかりと行った上で、中学校を含め、学校の望ましい教育環境や指導体制のあり方の検討を進めてまいりたいと考えております。
56:27
文部科学省として何を目指しているのか、ちょっとよくわからないんですが、小学校整備が済んだら、やっぱり中学校、もう中学校大変ですから、今、教育課題も多様化してるし、高度化してるし、私ね、実は中学校の35人学級って会議的だったんです。やらなくてもいいんじゃないかな、なんてことをちょっと思ってたんですね。というのは、中学校、学級数を増やすと、教科担任なんで、コマ数増えるんですよ、一人一人の先生たちの。だから、特に技能教科って言われる4科はですね、かなりコマ数増えることが考えられるんで、中学校の先生たちに、もう35人学級なんか必要ないでしょう、なんてことも言ってたんですけど、どうもそうじゃないんですね。でも、私聞くと、現場の先生たちは、もうとにかくクラスサイズを小さくしてほしいという声がすごく多いんですよ。それぐらい、たとえ持ち時間が増えたとしても、それぐらいクラスの人数を少なくして、もっと細やかに一人一人の子どもたちを見ないと、もう今、指導しきれないって言うんですね。