20:24
おはようございます。これより会議を開きます。令和4年度一般会計新型コロナウイルス感染症及び原油価格物価高騰対策予備費使用総長書及び各省各庁所管使用長書その1承諾を求めるの件。令和4年度一般会計予備費使用総長書及び各省各庁所管使用長書その1承諾を求めるの件。令和4年度特別会計予備費使用総長書及び各省各庁所管使用長書その1承諾を求めるの件。令和4年度一般会計新型コロナウイルス感染症及び原油価格物価高騰対策予備費使用総長書及び各省庁各省庁所管使用長書その2承諾を求めるの件。令和4年度一般会計予備費使用総長書及び各省各庁所管使用長書その2承諾を求めるの件。令和4年度特別会計予算総則第20条第1項の規定による経費増額総長書及び各省各庁所管経費増額長書承諾を求めるの件。以上の各件を一括して議題といたします。この際お諮りいたします。各件審査のため本日政府参考人として内閣府地方創生推進室次長佐々木勝次郎君、財務省主計局次長吉野伊一郎君、文部科学省総合教育政策局長餅月忠君、文部科学省高等教育局長池田孝君、厚生労働省一斉局長浅沼和成 君、厚生労働省健康生活衛生局感染症対策部長佐々木雅宏君、厚生労働省労働基準局鈴木英次郎君、厚生労働省職業安定局長山田雅彦君、厚生労働省社会援護局長浅河智明君、厚生労働省政策統括課森川佳紀君、及び資源エネルギー庁資源燃料部長佐田光雄君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが御異議ありませんか。御異議なしと認めます。よってそのように決定いたしました。これより質疑に入ります。質疑の申し出がありますので順次これを許します。
22:45
おはようございます。立憲民主党の青柳代一郎でございます。本日は令和4年度の予備審査ですが、その質問に入る前に、財務大臣に社会経済状況の認識をいくつか質問させて いただきたいと思います。まず改めて税について伺います。税の基本3原則は公平中立、簡素ということですが、この公平中立制は大納負担、 単税力のあるところが大納の負担をする、大分の負担をする、これが原則です。この原則を改めて確認した上で、今日は資料を配付させていただいておりますけれども、資料1-1、一般会計税収ですね。これはこの令和2、3、4、5と、コロナ禍でありましたけれども、税収が伸びているわけですね。この要因について大臣に伺いたいと思います。そして特に消費税収が過去最高の23.8兆円を記録しているわけです。この要因について、まず大臣に伺いたいと思います。
24:02
税収は時々の経済社会情勢であ りますとか、制度改正の影響で変動するものでありますが、過去10年程度の変化について申し上げますと、税収全体では平成24年度の43.9兆円から、令和6年度には69.6兆円へと増加を 見込んでいるところであります。平成24年度から令和6年度への増加について、その主な要因ということでありますが、消費税収は社会保障の安定的な財源を確保するために、累次にわたりまして、税率を引き上げてきたことなどにおりまして、10.4兆円から23.8兆円へ、それから所得税収につきましては、雇用環境の改善、税率構造、所控除の見直しなどにおりまして、14.0兆円から17.9兆円へ、法人税収は、成長志向の法人税改革などで、税率を引き下げましたが、併せて、租税特別措置の見直しなども進めたことである。近年の企業収益の改善などにおりまして、9.8兆円から17.0兆円へ、それぞれ増加を見込んでいるところであります。また、消費税収が令和6年度において、過去最高水準を更新する見通しである要因につきましては、今申し上げたこれまでの税率の引き上げに加えまして、政府経済見通しによれば、所得環境の改善に加え、定率減税の効果もあり、民間最終消費支出の拡大傾向が、令和6年度も継続すると見通されていることが、その要因であると考えているところです。
26:05
今、ルールを御説明いただきましたけれども、消費税の上振れというか、税収増について、今、大臣からは、物価高の影響について 触れられておりませんけれども、物価が上がって買い物をすれば、納める消費税額についても上がると思うんですが、この点について言及はございませんでしたが、 いかがですか。
26:32
消費税によって物価が上がる、そしてまた、そうしたことが影響を受けるという、御指摘、今、安倍昭恵先生があったわけです。それは、そういうことはあるんだと思います。
26:51
はい、ありがとうございます。それともう一つ、消費税については、逆進性が高いということですけれども、この認識は大臣も共有されるというふうに思います。この10年で言えば、法人税と所得税は引き下げられて、消費税が引き上げられ、そして物価も上がり、今、過去最高を 記録しているわけであります。これは、家計からすれば、物価上昇と課税増のダブルパンチ状態になるわけです。これで公平中立な税制と言えるのかどうか。そして6月から始まる所得税の低額減税、これは複雑回帰で、事業者の事務負担も大きいことから、私の周りではすごく評判が悪いんですよ。この減税を行うよりも、物価高対策の暮らしを支える、下支えするということであれば、給付や消費減税の方が効果が大きいし、簡素簡潔だというふうに思いますが、大臣いかがですか。
28:05
最初の先生、冒頭に触れられました、課税減速について関連して申し上げますと、消費税負担と公平の減速ということにつきましては、今御指摘がございました通り、消費税の逆進性というものはあるわけでありますが、これにつきましては、軽減税率制度により、それが緩和されていることや、消費財源が充当される社会保障給付等の受益は、むしろ低所得者に相対的に手厚くなっていることから、必ずしも消費税負担が公平の減速に反するとは考えておりません。そして、物価上昇の局面において、物価上昇に連動して消費税負担も増加するという点は、御指摘の通りでありますが、物価上昇への対応に関しましては、低所得者世帯への給付金の給付など、きめ細かく柔軟な政策対応を行うなど、政策全体としては、適切に対応をしていると考えております。また、今般の低額減税について、制度が複雑であって、関数の減速ということについて、それに反しているのではないかという旨の御指摘があったと承知をいたしましたが、この制度設計に当たりましては、企業の事務の実態等を踏まえ、事務手続の関数化にも配慮したものとするなど、関数の減速にも一定程度配慮を行っております。そして、消費減税や給付措置で対応すべきではないかというお話もございましたが、今般の 低額減税は賃金上昇が物価上昇に追いついていない国民の皆さんの負担を緩和するのみならず、デフレマインドの払拭に向け、国民の皆さんに所得の上昇をより強く実感していただくことが重要との考え方から、減税というわかりやすい方法が最も望ましいと判断したものであります。給付などの他の手段と比較して望ましい結果が得られると、そのように考えているところであります。
30:27
はい、所得税を低額で減税するというのは、言葉としては非常にわかりやすいのかもしれませんが、実際事務手続の現場大臣、お話聞かれてますかね。これはもうそれぞれの人、それぞれの事業者によって、事務負担、事務が全く複雑になっているわけでございまして、うちの事務所でさえ、事務担当者は大変だ大変だと言ってますからね。これは本当に現場の声をしっかり聞いてほしいなというふうに思います。もう制度始まってしまいますけれども、私はこれ効果が本当に出るのかというのは今疑問に思っておりますので、これは効果が、制度が始まってから、また注視させていただきたいと思います。資料1-2ですね。法で国民負担率については、もうここ数年45%を突破しているわけですね。これも負担感が増しているということです。そして1-3ですけれども、これよく言われてますけれども、実際賃金、実質賃金は30年伸びていない。こういう国、日本だけです。直近でも-1.3%、2023年は-2.5%です。岸田政権も賃上げに取り組むということで、答弁いただいておりますし、制度をやっておりますけれども、1つは賃上げ税制というのをやってくださってますけれども、これ効果が上がっているとは、私は言い難いと思います。加えてですね、資料にありませんけれども、最低賃金、1人当たりGDP、これ両方とも先進国、最低ランクです。で、所得を上げていくということ、物価高対策をしていくということなんですが、結局、格差と貧困は固定化してしまっている。そして賃金が伸びていない。これ岸田政権が掲げてきた富の、富と所得の再分配による新しい資本主義の効果、これ掛け声倒れで全然機能していないと思いますけれども、大臣、いかがですか。
32:49
岸田政権におきまして、日本経済を民主主導で持続可能な成長経路に乗せていくため、新しい資本主義のもとで、成長と分配の好循環の実現に向けた各種の取組を進めてまいりました。こうした取組もあって、日本経済は昨年来、前向きな動きが見られているところであります。例えば、今年の春冬では、連合の第三回開刀集計において、賃上げ率が5.24%と、昨年は大きく上回る高水準となっているほか、設備投資も年率換算で名目100兆円を超え、コロナ禍には約50兆円まで拡大した負のGDPギャップ、これも解消されつつあります。しかし、一方足元の物価上昇に賃金の上昇が追いついていないという中で、実質賃金のマイナスが続いているという状況、これもしっかりと受け止めなければならないと認 識をしております。こうした観点から政府としては、価格転嫁対策、賃上げ促進税制の強化、省力化投資への支援など、いろいろな政策を総動員して賃上げを力強く投資するとともに、引き続きまして、官民が連携してGX、DXをはじめとした成長分野への投資を推進をして、社会課題を成長のエンジンに転換をすることで、成長と分配の好循環、これを実現してまいりたいと考えているところです。安倍君。 そうなんですけれども、その効果が出てないので、さらに予算編成と税制を通じて、私は格差税制に取り組むべきだということを申し上げたいと思います。ここからは予備費について伺います。まずそもそも予備費とは何かについて改めて御答弁いただきたい。そして併せて、国会開会中の予備費についての閣議決定についても御答弁いただきたいと思います。
35:08
そもそも予備費とはということでございますが、予備費は予見しがたい予算の不足にあてるため、予算の一部として毎年度国会で御審議をいた だいた上で、国会による予算の事前議決の例外として、内閣の責任において支出をするものであります。予備費は予算編成時には予見しがたかった経費の不足が生じた場合であれば使用できるものと解されておりますが、国会閉会中においては国会の審議権を最大限に尊重するという立場から、昭和29年の閣議決定、70年前になりますが、予備費を使用できる経費を限定をしているところであります。ただし、この閣議決定では予備費の使用によらなければ時間的に対処しがたいと認められる緊急な経費については、国会閉会中であっても、国会開会中であっても予備費を使用することができるとされているところでございます。今後とも予備費を使用決定するにあたっては、憲法や財政法、さらに閣議決定の定めに従いまして適切に対応してまいりたいと考えております。
36:33
まず予見しがたい予算の不足で例外として支出できるという点は確認しました。ただ国会開会中の予備費の使用については、今、例外的に使用できるという答弁でしたけれども、これは閣議決定をちゃんと読むとですね、国会開会中は予備費の使用は行わないのが原則なんですよ。そこをしっかり答弁していただきたかったなというふうに思います。その上でコロナ禍以降の自民党政権は、異次元の予備費の積み増しが常態化してしまっているんですね。特に補正予算で予備費を積み増している。そして繰り越してしまっている。会計検査員も指摘していますが、年度末での使用要求と、そしてそれを繰り越している。また特定目的予備費、これも常態化して積み増して、全額繰り越している。こんなことをやっていたらですね、私は財政民主主義、これが脅かされる。この緩和できない事態ではないかというふうに強い危機感を持っています。
37:41
この数年のこの予備費の積み増しや繰り越し、これ異常な事態だと思いませんか大臣。
37:54
予備費の多額の繰り越しがあるということでございますが、コロナ物価予備費の使用決定に際しては、新型コロナ感染症の拡大でありますとか、物価高騰という予測が大変困難な時点に対しまして、臨機応変にかつ時期を一することなく対応すべきであるということを強く意識してまいりました。従いまして、未知の感染症でありました新型コロナ感染症拡大等に緊急に対応するため必要と判断した事業については、その恩恵がいち早く国民の皆さんに行き渡るよう、年度末に近いタイミングであっても予備費の使用を決定してきたところであります。予備費の使用は年度内執行を前提とするものでありまして、財務省におきましてもこれを確認した上で予備費使用を決定してきたものですが、執行手続の不足の時間を要したことなどにより、当初の想定より事業の開始が遅れて次年度に繰り越さざるを得なかった事業もあったこと、これは事実でございます。この点に関して昨年、会計検査院から繰り越しに至った経緯などを丁寧に示すべきであると。繰り越しは後でまた、具体的にやります。そうです。いずれにしても、こうした繰り越しざるを得なくなった事業があったこと、これは事実でございます。私、そもそもその繰り越し等について、また後で指摘させていただきます、議論させていただきますけれども、そもそもこういう状態が異常じゃないかというふ うに財務大臣が思ってくださらないと、本案は許されるべきじゃないというふうに思っていますよ。これまで予備費というのは、このコロナ禍前までは通常2500億円から5000億円程度が予備費の通常額だったわけですよ。それが、令和2年のコロナ禍以降ですね、コロナという前例のない事態なので、その初年度一定理解できますよ。それでもですね、5兆円10兆円と積みますのは、もう年間の分教、科学技術、予算よりも多い同額あるいは多い額を積むわけですから、これはさすがに異常じゃないかというふうに思いますが、この予備費のこの状態について、まず大臣、全体としてこれは異常だという認識を持っているかどうかをお伺いしたいんです。
40:38
先ほども答弁いたしましたが、コロナ感染症という未知のこの感染症の拡大等においてですね、万全を期すために予備費を十分措置しなければならなかったということ、これは事実でございます。しかしこれが状態化してはおかしい話であって、今は早く平時に直さなければいけないということで、例は6 年度予算におきましては、通常予備費を1兆円、それから特定目的予備費を1兆円、合わせて2兆円であります。多いという話もございますが、しかし今平時に向けた努力をですね、今先生がおっしゃった10兆円規模あったわけでございますから、それから今転換をしているということであります。この努力は今後とも続けていきたいと思います。
41:33
2兆円で通常に戻ったというのは、私は努力していないというふうに思いますけどね。そうですよ。2500億円から5000億円がこれまで。2兆円積んで通常に戻している、努力をしていると言われても、これはちょっと納得ができないと思います。そしてもう一点ですね、補正予算で予備費積み増しているんですね。これもちょっと伺いたいと思いますが、財政法上補正予算は予算作成後に、特に金融となった経費について必要と認める予算の追加です。特に金融となった予算、これを積むのが補正予算ですね。その趣旨からすると補正で、この予備費の原則である、予見しがたい予算、予備費を積みますのは、これ原則からそもそも外れるんじゃないかと思いますが、
42:30
補正予算で予備費を積みますのは、もうこれからはやめませんか、大臣。
42:40
ちょっと先ほどのお答えでありますけれども、令和6年度、一般予備費1兆円ということで、昔は5千億がですね、だいたい相場であったということを考えますと、多いということでありますが、これも当初は5千億ということで、考えていたわけでありますが、元旦の日に、のと半島地震災害が起こったためにですね、5千億積みまして1兆円にしたということ。ここはご理解を賜ればと、このように思ってございます。そして今のご質問でございますが、予備費、これは予見しがたい事態への対応、これはもとより、そのために必要となる経費の金額が、予見しがたい場合についても計上することが認められ るものでございます。つまり、事態が予見されないということと、事態は予見されていても、金額が予見しがたい場合、これについても計上することが認められているものでありまして、予算作成後の事情変更を踏まえて、補正予算を編成するに際し、金融性が認められる場合には、特定目的予備費を増額することも許容されるものと考えてございます。令和4年度の補正予算における予備費の追加、第一次補正で1.5兆円、第二次補正で4.7兆円について申し上げますと、先ほど来申し上げましたように、新型コロナの拡大、物価高騰への影響、物価高騰の影響、それから、膨らやな情勢に伴う経済危機等の予測困難な事態に対する万全な備えとして、予見しがたい経費の支出を行えるよう、予備費の増額を措置したものでありまして、当時の対応としては適切なものであったと、そのように考えているところでございます。
44:44
繰り返しますけれども、コロナが当初発生したときに予備費を積むのは、まあ、百歩譲って理解できますけれども、毎年予備費を積みましてコロナ対応です。あるいはウクライナも予備費で、ウクライナ予備費というのを積んで、2兆円も積んでいるのに、全く100%繰り越しているわけですから、これなかなか、必要なら予算措置すべきだということを、この原則を確認すべきだということは繰り返し申し上げたいと思います。先ほど大臣から、国会開会中の予備費の使用、これを行わないことが原則、これ閣議決定されているわけです。ですから国会開期中の予備費の使用は、いわば禁じてですよね。特に問題なのは、国会開期中の年度末での使用要求です。先ほども少し答弁ありましたけれども、予備費は年度内の支出を前提として了承しているはずなのに、その全額が繰り越されてしまっている予備費。そして全額ではなくても、年度末にあえて予備費の使用要求をして、そして大部分を繰り越している。こういう予算が厚労省、国交省、経産省、農水省、内閣府、内閣官房と、これも状態化させてしまっているんですね。いろいろあるんですが、時間の関係上特に本当に緩和できないのは、1兆2000億円の新型コロナウイルス地方創生臨時交付金ですよ。これは会計検査院に今日来ていると思いますけれども、特にこの新型コロナウイルスの地方創生臨時交付金ですね。会計検査院にどのような所見を 出したか、簡潔に結論を説明してください。そして併せて、今日自民地方創生大臣にお越しいただいてますけれども、この新型コロナウイルス地方創生臨時交付金は自民大臣のご担当所管ということですが、この年度末に使用要求して、その全額を使用できるとして使用要求しているわけですから、その本当に経緯と根拠、そして結果についてですね、コメントいただきたいと思います。
47:08
ではまず会計検査院片桐事務総局第5局長。
47:18
お答えいたします。会計検査院は国会法の規定に基づく検査のご要請を受け、令和2年度及び3年度のコロナ関係予備費の使用等の状況について検査を行い、5年9月にその結果をご報告しております。委員お尋ねにつきまして、報告の内容をご説明いたしますと、令和2、3、4年度計6府省等の18事業において予備費使用総統額の全額を翌年度に繰り越している事業が見受けられました。そこで今回予備費の使用要求を行った府省等から予備費使用要求額にかかる積算根拠資料の提出を求めるなどして積算の状況について見たところ、2府省等4事業において予備費使用決定日から年度末までの日数を超える期間等を用いて予備費使用要求額を積算しており、当該2府省はこの積算に用いた期間についてはあくまで年度内に要求する経費の規模を算出するためのものであるなどとしておりました。その上で予備費使用要求時に予備費使用決定日である3年3月23日から年度末までの短期間でどのように事業を完了することを想定していたのかなどについても確認いたしましたが、その内容は半然としなかったとしたところでございます。このような検査結果も踏まえ、会計検査院の所見といたしまして、政府は予備費使用総統額について多額の繰り越しが生じた場合には予備費使用決定時の想定等を丁寧に示すことなどに留意するなどして予備費使用総統額の出向状況の公表なあり方について引き続き検討し、適時適切に国会及び国民への情報提供に取り組んでいく必要があると述べたところでございます。
48:52
お答えいたします。お尋ねの地方創生臨時交付金 につきましては、物価高騰の状況を踏まえまして自治体が財政上の不安なく国民の暮らしを守るための切れ目のない支援を迅速に実施できるようにすることが重要であると判断をいたしまして令和5年3月22日に開催されました物価賃金生活総合対策本部におきまして、1兆2000億円を措置することとしたところでございます。その上で年度内の執行に向けまして、3月22日の物価対策本部後、同日付で事業概要を周知し自治体の事前準備を可能としていたほか、3月28日に予備費の閣議決定後、自治体に対して速やかに交付限度額等をお示しするなどできる限り早期の執行に向けて取り組んでいたところでございます。こうした取組を受けまして、早期に検討が開始された自治体もあったと承知しており例えば低所得世帯への給付について、年度内に予算額を決定した自治体もございました。しかしながら、地域の実情や、あるいは当時の感染状況に合わせて必要な支援をきめ細やかく提供するため、実施するために事業の実施主体である自治体において、事業の検討等に時間を要し、実施計画の策定等に不足の時間を要することとなったため来年、翌年度に繰り越しを行うものとなったものでございます。
50:29
財務大臣、今の会計検査や、反全としないという指摘、これはなかなか使われる表現ではありません。そして今の自民大臣の説明、その説明を聞いても別に年度末に使用要求する必要はないんですよ。翌年度にしっかり使用要求すればいいじゃないですか。私は今の自民大臣の説明では全く反全としないし、丁寧な説明とは言い難いと思いますが、財務大臣今の説明を聞いて反全としましたか。そして、この年度末での使用要求はもうやめさせるべきですよ。そもそも会計中に使用しちゃいけないんですよ。会計中に予備費使用すること自体が閣議決定違反なんですから、財務大臣コメントをいただきたいと思います。
51:24
予備費の使用でございますが、これは年度内執行を前提とするものでありまして、財務省におきましてもこれを確認した上で予備費使用を決定してきたもので、あります。そして、今ご指摘のこの予備費の地方創生臨時交付金に係る予備費の使用でございますが、これにつきましても所管する内閣府から年度内に執行することを前提に予備費の使用が求められ、財務省としても年度内執行を前提に予備費の使用を決定をしたものであります。しかし先ほど会計研裁員のお答弁にもございましたけれども、令和2年度の地方創生臨時交付金への予備費の使用について、年度末までの短期間でどのように事業を完了することを想定していたのかの理由が不明瞭である、そういう指摘をされたことも承知をいたしております。財務省としては次年度に繰り越さざるを得なかった経緯等については、所管府省において丁寧に説明責任を果たしていただきたいと考えておりますが、同時に査定当局としても会計研裁員の指摘を重く受け止め、より適切な予備費の使用に向けて努力をしなければならない、そのように考えております。安倍内閣総理大臣 そもそも3月28日に1兆2000億円の予備費を使うことを、使用要求があって許可する財務省も、本当に確認したのかなというふうに思います。もうこういう禁じ手を続けているん ですよね。これはもう本当にやめるべきだというふうに思います。そして次に特定目的予備費ですけれども、そもそも私は予備費に特定の目的を持たせること自体理屈に合っていないというふうに思います。そうであれば予算要求すべきなんですよ。特に令和4年度コロナ予備費が積まれて、その後令和4年度の一時補正で、このコロナ予備費がコロナ原油高物価対策として拡大させているわけですよね。もう一つは先ほど申し上げましたけれども、ウクライナ予備費ですよ。ウクライナ予備費は令和4年、令和5年と2年続けて1兆円積んでいるんですけれども、2年続けて使用ゼロですよ。こんなことをやっているのは本当にいいんでしょうかね。もう政権にとって都合のよい財布代わりの予備費を積みます。そしてそれを、例えばウクライナ予備費は全額繰り越して、決算常用金にして防衛財源に当てているんじゃないかという指摘もあるぐらいですから。もう本当にこの予備費を政権の都合のいい財布代わりに使い、そして膨らませて決算常用金にして、それを防衛財源に当てているんじゃないかと思わざるを得ないわけですね。これ財務大臣もこういう予算はやめるべきですよ。こんなことが許されたら、そもそも予算審議の意味がなくなってしまいます。
54:46
財政民主主義への挑戦ですよ、こんなことは。これは現に、もうこれからはやらないと答弁していただけませんか、大臣。
54:58
財務省として何か財政民主主義に挑戦をしているものではないわけでございます。やはり予備費については、必要なものはこれは措置しなければいけないと思います。予期せぬことに対する対応でありますので。しかし、それが不必要に巨額のものをやることは、これは控えなければならない。そこは青木先生と認識は共通をしていると、そういうふうに思います。そして、今のいろいろなご質問の中で、この予備費から決算常用金が発生して、それが防衛費の財源に使われているのは、いかがなものかというお話もあったと、こういうふうに思います。強化された防衛力を維持していくため、防衛財源の安定的な確保にあたっては、国民の負担、これをできるだけ抑えるという観点から、歳出改革、税外収入の活用を併せまして、決算常用金を活用しているところでございます。この予備費につきましては、新型コロナや物価高騰といった直面する危機に対して、緊急応変かつ機動的な対応を行うために、適切に予算計上をしてきたところであります。また、予備費を含めた歳出に不要が生じることが認められる場合には、税収等の動向も見極めながら、特例交際法の規定に基づいて、特例交際の発行額の抑制に最大限努めることとしております。予備費の規模やその不使用による歳出不要の増加と、決算常用金の金額が直接的に対応するわけではございません。実際、令和4年度決算においても、予備費に関しましては、約4兆円の不要が生じましたが、税収等の上振れもあり、特例交際発行額はこれを上回る12兆円減額したところでありまして、防衛財源を確保するため、決算常用金を膨らませて、意図的に予備費を課題に計上しているということではないということ、これは御理解をいただきたいと思います。時間は経過しています。時間は来ましたので、これで終わりますけれども、今の説明では全く納得できませんし、民主主義国家の防衛財源こそ、国民のしっかり理解を得る必要 があると思いますし、今、この財政が厳しい状況の中で、今日ちょっと時間がありませんのはできませんでしたが、基金だって16兆円以上繰り越しているわけですよ。こんな予算を優くていたら、これは納税者の、本当に負担感、負担増に私は応えられる予算になっていないということを、厳しく指摘しまして、質問を終えたいと思います。ありがとうございました。これにて青柳君の質疑は終了いたしました。
58:03
おめでとうございます。おめでとうございます。おめでとうございます。おめでとうございます。まだ揃ってないから。おめでとうございます。
58:38
立憲民主党の八田川はじめです。どうぞお願いいたします。今、青森委員の方から予備費のことがありましたけれども、私も後で指摘しますが、やはりコロナワクチンね、2年前の段階で、2兆4千億円の予備費で、8億8千2百万回分のワクチンを確保したと。どうにかって、もう一目きりってわかりますよね。日本の人口1億2千万人しかいないのにですね、4回打ったってね、あと4億以上余るわけですよね。ですから予備費のあり方については、本当に根本的に見直していただきたいということをまず要望したいと思います。そして、まずはですね、全国一斉休校について質問したいと思います。もう4年になりますよね。安倍総理の号令一家、全国一斉休校が行われました。あの時は本当に文科省の職員の皆さん、大変でした。あの思い、私共有してますんでね。それで文科省はですね、その安倍内閣のもとの、全国一斉休校の検証を実施したと聞いておりますけれども、いつ、どのように行われ、どのような結論を得たのか、簡潔にお答えいただきたいと思います。
59:48
令和2年2月に実施いたしました、全国一斉の臨時休業の要請については、新型コロナウイルスの性質がよくわからない中で、感染の拡大を防ぎ、児童生徒の安全を最大限確保するという観点から行ったものであり、その趣旨は概ね達成されたと考えております。臨時休業の影響につきましては、例えば、令和4年4月に実施をいたしました、全国学力学習状況調査の結果を精緻に分析しましたところ、学校の臨時休業期間の長さと学力との間について、全国的には相関は見られませんでした。他方で、長期にわたるコロナ禍の中で、学校での効果的な対策のノウハウが蓄積されたことや、令和3年1月の中央教育審議会の答申において、学校が学習機会と学力の保障のみならず、全人的な発達を支える役割を持つこと、子どもたちの居場所やセーフティーネットとして、身体的精神的な健康を支える福祉的役割も担うこと、そうした学校の休業が保護者等に与える影 響は極めて大きいことが示されたことなどから、文部科学省としては、感染症への対応としての全国一斉の臨時休業の要請は、慎重に検討するべきものと考えております。
1:01:12
結論は、慎重に検討すべきものということでね。大体、お役人の方、大臣お役人じゃないけれども、大体そういう答弁するときはですね、慎重にという言葉を使うときはね、大体、あ、反対なんだなと、そういう思いを滲ませるわけですが、大臣、一つだけ確認させていただきたいんですがね。全国一斉休校の安倍総理の要請に対して、例えば島根県は実施しなかったんですよ。私の地元成田市はね、この2年、3年ほど前の文科委員会では取り上げたんだけど、なんと、そこの教育省が素晴らしい判断をしましてね、教育委員の中に、1人、感染症の専門家がいたんですよ。で、その先生が、この全国一斉休校はあまり過剰 反応だと。ね、この小中学生が、このコロナ感染に、重症化するリスクが低いと。成田市近辺で感染が多発しているのであればね、休業するのはやむを得ないけれども、一切感染ないのに、これを実施するのはあまりにもおかしいと。そういう意見があったんですね。当時の成田市の教育省は、2日間実施をずらして、そして1週間ぐらい休校させたんだけども、感染者がなかったんで、もう途中でまた再開したんですよ。そういった島根県とか成田市のような事例で、安倍総理の要請に従った自治体が、クラスターとかね、感染拡大をもたらしたことはありませんでしたよね。そういう理解でよろしいですね。
1:02:52
先ほど申し上げたところでもありますが、全国一斉の臨時休業の要請に当たりましては、臨時休業の期間や形態については、地域や学校の実情を踏まえ、