19:50
これより会議を開きます。厚生労働関係の基本施策に関する件について調査を進めます。この際、お諮りいたします。本件調査のため、本日、政府参考人として、消費者庁審議官 与田岳君、子ども家庭庁長官官房審議官 高橋浩二君、長官官房総務課支援金制度等準備室長 熊木雅人君、厚生労働省大臣官房医薬産業振興医療情報審議官 内山博之君、大臣官房高齢障害者雇用開発審議官 田中幸子君、
20:31
厚生局長 浅沼和成君、健康生活衛生局長 大坪裕子君、医薬局長 上勝文君、労働基準局長 鈴木秀次郎君、雇用管理局長 金東局長 堀井那津子君、
20:47
老健局長 狭間隆一郎君、保健局長 井原和人君、政策統括官 鎌間ひとし君、政策統括官 森川佳樹君、農林水産技術会議事務局 研究総務官 東野昭弘君、経済産業省大臣官房総括審議官 南亮君、大臣官房審議官 井上誠一郎君、大臣官房審議官 田中哲也君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、 ご異議ありませんか。ご異議なしと認めます。よってそのように決しました。質疑の申出がありますので、順次、これを許します。
21:32
おはようございます。自由民主党の三林博美でございます。本日は質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。
21:43
今日は、紅麹関連につきまして、 ご質問をさせていただきたいと思います。ご承知のとおり、小林製薬の紅麹産製品に関する事案について、 関連が疑われる者が5名、健康被害を訴える方が200名以上いると報じられるなど、 国民の間に大きな不安が広がっております。
22:08
そうした中で、厚生労働省は、4月9日火曜日に、 日本人造学会と共同で、健康被害の状況に関する記者会見を行ったと伺っております。そこで発表した内容について、 説明していただきたいと思います。
22:26
お答え申し上げます。厚生労働省では、日本人造学会とともに、 同社の紅麹産製品の使用による健康被害の実態把握を務めております。4月9日の火曜日に、日本人造学会と共同で記者会見をさせていただきまして、 その際、日本人造学会が会員に対して調査を実施している結果に基づきまして、
22:52
4月4日時点で登録のあった95床例、 この中に死亡事例はございませんで、すべて生存されておりますが、この95床例について、人造学会の見解として、 人傷害との因果関係は不明であるとした上で、気学の観点から言いますと、年齢は50代が最も多いこと、 また、接種の期間に関わらず、初診の時期が昨年12月から本年4月に集中をしていること、また、健康被害が報告した患者の大半は、 尿性管の機能が低下するファンコニー症候群が疑われたこと、また、約75%の患者は製品の接種を中止することで、 症状がある程度改善していることなどについて、 情報の発信を行わせていただきました。厚生労働省としましては、引き続き、 健康被害の原因究明を進めつつ、日本人造学会が実施している調査の進捗を踏まえ、 関係者と密に連携をし、健康被害の実態調査、 これを進めてまいりたいと思っております。
23:52
西林寛君 ありがとうございます。ベニー工事サプリのコレステヘルプ等による 急性腎障害の原因となっ た物質の特定を、 ぜひ急いでいただきたいと思います。サプリを中止して、症状が自然回復している症例や、 入院を回避できた症例も報告されております。多くはファンコニー症候群の症例の改善と考えられます。3月30日に、日本大学板橋病院の 腎臓口結圧内分泌内科教授の安倍教授からの、 報道への取材に応じた報告でありますけれども、腎機能は完全回復ではなく、慢性腎臓病へ 移行している症例も実際に経験していると伺いました。ファンコニー症候群ですけれども、 私も日本腎臓学会の会員ですけれども、急性間出性腎炎、腎臓はネフロンという体位で、 左右両方に100万個のネフロンがあるわけですけれども、そこの基に抑え感というところが障害をされて、 急性間出性腎炎を起こして、これが慢性腎炎へ移行する例も、今見られているということであります。決してこれを止めて完全に回復するということではなくて、 この慢性腎炎に移行するという例もあるので、ぜひここは丁寧に症例を、患者さんを、 被害に遭われた方の患者さんを見守り、そしてきちんとフォローしていただきたいと思います。こうした経過を十分に配慮すること、 これは厚生労働省としての役目と思いますが、今後の経過についてしっかりと把握していただくことを お願いしたいと思いますが、見解をお願いいたします。
26:04
お答え申し上げます。日本人増学会が先日、 肝炎を対象とした健康被害の調査を行った結果、95例について発表させていただいたわけですが、この夫婦を全ての症例で、 尿細管障害を示唆する所見があったということ、また95例のうち、 透析を必要とした方が3例いらっしゃいまして、そのうち1例を除いて、透析はすでに離脱していると、 一時的な透析であったということが報告されました。また、維持透析へ移行された1名であっても、 子宮体人への元々の経過に矛盾をしないということでありまして、製品との因果関係は低いというふうに 主事位から話を聞いております。引き続き、関係者とも連携をいたしまして、 この人造学会の調査は4月30日まで続けておりますので、まだまだ症 例の把握に努めているところでございますので、 実態把握に努めてまいりたいと思っております。
27:01
ありがとうございます。このファンコニー症候群ですけれども、 これは先天性で起こるもの、それと、あと薬剤に起因するもの、 ほぼそれに限られているわけですけれども、やはりこうしたことから見ると、 このベニ工事は、私は問題ないと思っています。ベニ工事に付随したもの、どこかの製造過程で、 それが混入したもの、これが原因となっていると思います。そしてその中で、エンサム、プペルル酸、 これは言われておりますけれども、これを手に入れることもなかなか難しいような 薬剤ですけれども、これが腎障害に結びつくかどうか、 まだこれも検討されていない。腎臓学会としても、これはまだ不明ということでして、これをしっかりとエンサム、プペルル酸が 腎障害があるかどうかというのは、動物実験も、これから検討していかなくては ならないということなので、それ以外の物質の特定、 これをぜひ急いでいただきたいと思います。そして、これまでの国会審議でも、 多くやりとりされているところでありますけれども、原因物質の特定や、今回の問題の発生原因の特定などには、まだまだ、今お話しいたしたとおり、 時間を要すると思います。5月中に今後の対策をまとめる方針と 伺っておりますけれども、国民の不安解消のためにも、 丁寧な対応をお願いしたいと思います。一方で、人造学会の調査結果など、 少しずつでありますが、実態なども見えてきております。まだ全容がわかっているわけではありません。今回注目を浴びているベニコウジや発酵食品、全体が直ちに危険であるということではないと、 私は思います。小林製薬以外に、今回のベニコウジを使用している会社の製品の 健康被害の状況を調査したと聞いておりますが、結果を改めて伺います。その上で、荒ぬ誤解や風評被害は、 しっかりと防止する必要があると考えますが、竹見大臣の御見解をお願いしたいと思います。
29:20
厚生労働省におきまして、 この食品衛生法を所管する立場から、この食の安全の確保には、もう全力を尽くします。対象となる製品を特定する観点から、今般、小林製薬が直接ベニコウジ原料を 卸している52社と、それらの企業から当該ベニコウジ原料を 入手している173社について、樹脂点検の結果、現時点におきまして、 回収命令の対象となった3品目と、同じ原材料を使用している製品については、この3製品を除いて、食品衛生法第6条第2号に 該当しないと判断している旨を公表したところでございます。現在、今回の事案の原因究明のため、 原因となり得る物質の網羅的な検索を、それから分析結果を踏まえた物質の発生機構について、 調査を進めているところでございまして、新たな事実が分かり次第、公表していくつもりです。このように引き続き、正確な情報に基づいて、迅速にホームページ等を通じて、 国民の皆様にも幅広くお知らせすることで、この風評被害につながらないよう、 適切な情報発信に取り組んでまいりたいと思います。
30:35
大臣、ぜひお願いいたしたいと思います。次に消費者庁に伺いたいと思います。機能性表示食品制度は、特定保険用食品、特保からの規制緩和という側面より、玉石混合のいわゆる健康食品における区分の新設、引き上げ、要するに規制強化という側面があることにも着目して、議論を行うことが重要であると考えます。機能性表示食品制度とは、どのような制度か、改めてお伺いしたいと思います。