19:49
おはようございます。これより会議を開きます 。財政及び金融に関する件について調査を進めます。この際、お諮りいたします。両県調査のため、本日、政府参考人として、内閣官房内閣審議官、須藤昭雄君、金融庁総合政策局政策立案総括審議官堀本義雄君、監督局長伊藤豊君、総務省大臣官房審議官鈴木清君、財務省主税局長青木貴則君、関税局長江島和彦君、国税庁次長星谷和彦君、経済産業省大臣官房審議官西村秀貴君、資源エネルギー庁資源燃料部長貞光雄貴君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。(( なし ))ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
20:54
質疑の申し出がありますので、順次、御礼を許します。伊藤信久君。
21:02
日本新農 会、教育の紹介を実現する会の伊藤信久でございます。トップバッターですので、元気に参ります。早速なんですけども、資料の一位をお見せしていただきたいと思います。これは、報道ベースなんですけれども、ひとりがヘッドライン株式分割株高を支える23年度を6割、まし売買活発にとありますように、この2023年度の株式分割の発表者数は、全年度比で6割ましと。例えば、富士通も今年4月1日に、1株を10株に分割を行いまして、富士通の例では、今年3月27日、最低投資額248万円から25万円に下がりましたと。この合いつぶ株式分割によって、最低の投資金額が当然の流れ下がるわけですけれども、東京証券取引所のプライム市場に常々している会社の最低投資額も平均に約30万円になっています。これは、お左の報道にも書いてあるわけなんですけれども、株式分割の行った効果ということで、企業の株式の売買高が上がっていると、そういったデータもあります。この株式分割が株高を下とさせる可能性もあります。一方で、この資料には「認差」という言葉がたくさん出ていますし、右には認差の記事もありますけれども、今年1月に新認差の制度が始まりまして、この制度では非課税投資額の上限が拡充されました。認差制度の利用というのも順調に広まって、前の制度に比べると口座開設のペースは2倍、購入額は3倍と向上とな っております。やはり、この背景を考えますと、今申し上げました株式分割のように最低投資額の引き下げがあるんじゃないかと考えております。新認差の利用者も最低投資額が下がり、より多くの名残の投資がしやすくなっているのではないかと。新認差を利用しているのも40代下の若年層や、初心者の投資の方が多いため、企業側からしたら若い世代に株主層が広がり、個人である安定株主の確保も期待できるということで、なかなかそこにメリットがあるんじゃないかと思います。一方で懸念されるというか、投資が海外に大きく流れているということも報じられていますけれども、逆に一方で国内においても新認差が株式分割を後押しして、それが結果的に現在の株高を下支えをしているという、そういったことを指摘する方もおられますけれども。さて、金融担当大臣、鈴木大臣としましては、この現状と今後の展開についてどのような御認識でしょうか。
24:21
株式分割によりまして、個人投資家が投資しやすい株式名殻が増加したこと、これが足元の株高を下支えしていると いう指摘する声があること、これは承知をいたしております。しかし、株価はこうした株式市場の受給関係だけではなくて、経済状況や個別の企業活動など様々な要因によって市場において決まるものであるため、その要因について一概に申し述べることは難しいと考えております。その上で申し上げますと、本年1月の新しい認賞の開始以降、認賞口座の新規開設数が前年よりも大きく増加しているなど、資産形成に向けた国民の皆さんの関心がさらに高まっていると実感しておりまして、金融庁としては、投資単位の引き下げを含め、引き続き個人投資家が投資しやすい環境の整備に取り組んでまいりたいと思ってございます。新認賞のスタートも含め、様々な要因が今の株高に結びついているのではないかと、そのように考えます。
25:40
そういった考えもあって、大臣自体もある程度そのことのご認識があるという答弁だとは思うんですけれども、今、海外への流出の話もしましたけれども、海外を見ますと、国内においてNTTも1株25株に分割しましたところ、最低投資額が1万台に下がりました。ここの島田社長も、NTTの島田社長も、若い個人投資家に投資してもらうためだとはっきりとおっしゃっているわけなんですけれども、AmazonやAlphabet、Googleのことなんですけれども、米国核と同じような環境整備をしていく必要があるとおっしゃっています。ここで資料2を見ていただきますと、左のところに望ましい投資単位は5万円から50万円と書いてありますし、資料2の右のところなんですけれども、プライマー資料会社の9割近くはこれを見出していまして、先ほど述べたとおり、平均1月30万円となっています、白銘では。水準は下がっていますけれども、やはり海外と比べるとまだ高いという指摘もあります。今申し上げましたように、NTTの島田社長がおっしゃっているように、若い層に投資を広げて分割投資を促すためには、海外と比較して最低投資価格の水準を比べると、もっと水準を下げるべきだという指摘もあるんですけれども、鈴木大臣はどのようにお考えですか。
27:40
個人投資家が投資しやすい環境を整備するためには、上場株式の投資単位を引き下げていくこと、これは重要であると思います。そして先生の資料でもお示しをいただいたわけでありますけれども、当省では上場会社の投資単位を株式分割を通じまして、50万円未満に引き下げるよう求めておりまして、こうした結果、現在では9割を超える上場会社が50万円未満の水準に収まっていると承知をいたしております。当省としては引き続き、個人投資家が投資しやすい環境の整備に向けて、投資単位が50万円を超えている上場会社に継続的に働きかけを行っていくとともに、投資単位のさらなる引き下げに向けた方策や課題について市場関係者と検討していく方針であると伺っているところであります。金融庁といたしましても、こうした投資者の取組を後押ししてまいりたいと考えております。
28:51
後押しをしていただけるということで、国内の市場を活発化させるというところで、投資家のお話を今して、その裾野を広げていく話をしましたけれども、投資先の企業もやはり日本の企業はどうなのかというところで、今ちょっと話題になっていますラピュラスについてお尋ねしたいと思います。計算省 は今月2日にラピュラスに対して最大5900円の支援を決定して、累計で9200億円の政府補助が決定しています。ラピュラスは2027年に、ナノメータルという最先端の半導体の量産を目指しております。多額の国費を投じて行われるこのラピュラスに対する支援が、経済安全保障の面についてちょっとお尋ねしたいので、本日は計算省より岩田和地科副大臣がお越しいただいていますので、このラピュラスに対する支援がどのような経済安全保障に寄与するか教えてください。
30:02
お答えをいたします。ラピュラス社が2020年代後半には、量産化を目指す二ナノの次世代半導体は、デバイス化、脱炭素化を進めていく上でのキーデバイスだと位置づけております。また、生成AIや自動運転だけでなく、また先端医療など次世代の産業においても最も重要な技術の一つでありまして、日本の将来、産業競争力を左右するものだと考えております。こうした次世代半導体について、その供給を海外に依存するということは、経済安全 保障上大きな問題であると考えております。ラピュラスプロジェクトはまさにその貝となるものとして取り組んでいるところです。このため、これまで経済産業省としても、その開発に対して総額9200億円を上限としてその支援を決定しております。
30:52
ありがとうございます。その必要性に対してお話いただきましたし、かっきりとおっしゃらなかったけれども、例えば有事の際とか、国内で生産できるようにという、そういった観点があるとは思うんですけれども、逆に、最先端である2ナノメートルの半導体を量産するためには、逆にリスクとしてどのような課題があったりとか、そういったところは政府はちゃんと把握していて、どのような政策をしているかということをお聞きしたいのと、この25年の試作ライン稼働までに2兆円、27年度までには5兆円が必要で、実際そうなると4兆円不足するんですけれども、この資金を調達するためにラピュラスがどのように調達するかということも含めて、政府の経済産業省が把握しているか、この2点3点について続けて副大臣にお尋ねいたします。
31:55
お答えをいたします。まず次世代半導体の量産に向けての課題ということでございますけれども、このラピュラスの人的体制の構築を支援するために、例えば国内の半導体人材の育成確保に取り組む必要があると、このように認識をしております。さらに経済産業省では地域の産学官関係機関をメンバーとする地域人材育成コンソーシアムを立ち上げて半導体人材育成に取り組んでおりまして、北海道でも既に活動を開始をしておるところでございます。今後ともラピュラスプロジェクトの成功や、我が国半導体産業の復活、半導体サプランチェーンの強靭化のために、こういった課題に一つ一つ丁寧に対応してまいりたいと考えております。そして、この量産までの資金の確保についてでございます。次世代半導体の量産技術開発を行なす、このラピュラスのプロジェクトに関しましては、先ほどお答えしましたように、開発費に対して総額9200億 円を上限として、その支援を決定をしております。これらのラピュラスの研究開発の支援は、毎年度外部有識者の審査を通じまして、進捗状況やプロジェクトに必要な費用を精査をし、決定をしてまいりました。今後とも研究開発プロジェクトの進捗等を精査をした上で、必要な場合には支援を検討してまいりたいと考えております。その上で、この量産体制に移行していくためには、しかるべきタイミングで民間から追加の資金調達を行い、投資を行っていく必要があると、このように認識をしております。民間からの資金調達に向けた具体的な課題、そしてまた対応方法につきましては、既にラピュラスにおいて検討が進められていると承知をしておりますが、経済産業省としても、この本県が最重要のプロジェクトであるということを踏まえて、対応の要否も含めて検討をしてまいりたいと考えております。半導体の技術に関しては、当初は日本の中でもできてきたわけですけれども、やはり海外に立ち遅れている現状もありますので、しっかりと下手作用をしていただければと思います。一世代、二世代前の半導体になるんですけれども、実は私は医療をやってまして、ヘルニアのレーザ治療をやっているんですけれども、レーザ光線の発信も、今、2年前から半導体レーザというのを使い始めまして、そこから発信されるレーザ光線の波がナノメートルという単位なんですよね。それ自体が半導体になるということは、半導体から発信されているレーザ光線がナノメートルという単位で、そのまたナノメートルの半導体を作るというのはかなりの技術を要すると思いますので、しっかりとそのあたりは注視したり、支えをしていただければと思います。ちょっと個人的な興味の話をさせていただいたんですけれども、医療といえばもう一方、社会保障なんですけれども、内閣府による社会保障と財政需要計画の試算公表に関して、あと1分ですので、さっと質問して終わりたいと思うんですけれども、2025年のプライマリバランスの黒字化目標について、財政健全化目標についてお尋ねしたいんですけれども、2025年にこのPBを黒字化する目標を掲げております。資料4にありますように、2025年に目標達成が支援に入るということなんですけれども、これに関しての大臣の見解をお尋ねしたいんですけれども、やはりどうしても1.2%の成長率が続いた場合でも、社会保障の増加により、これは資料5にもあるんですけれども、資料5を見ていただければわかるんですけれども、プライマリバランスの黒字化が社会保障の増加によって縮小する場合があります。赤字となる可能性があるんですけれども、本当にそのためには社会保障の給付と補たんの改革が望ましいと思いますけれども、大事なところは、このプライマリバランスの黒字化を前提に行い、無理な緊縮財政を行うことによって、デフレの逆戻りを起こして はならないということでございます。十分と市場と対応しながら、25年度の後も、中期的にわかったり、プライマリバランスの黒字化を目標にしていただきたい。つまりは私は急にやらずに無理をするなと、ゆっくりとそういったところをしっかりとやっていただきたいと思いますけれども、もう時間が来ていますので、最後、鈴木大臣、御所見をお伺いします。鈴木財務大臣、申し合わせの時間は経過しておりますので。御指摘のとおりに、政府としては、2025年度のプライマリバランスの黒字化を目指して、そして債務残高対GDP比の安定的な引き下げを目標としているところでございます。これは着実に進めてまいりますが、その際には経済あっての財政との方針の下で、現下の政策課題に的確に対応していくために、必要な予算についてはしっかりと措置していくことも重要だろうと考えております。社会保障の件でいえば、必要な社会保障サービスの質を確保しつつ、同時に負担能力に応じて全ての世代で公正に支え合うことで、将来世代も含めて安心してサービスを享受できる前世代型社会保障制度の構築に取り組んでまいりたいと、そのように考えているところでございます。いずれにいたしましても、このPB黒字化というものにつきましては、今与えられております財政健全化に向けての大きな目標でありますので、その達成にはなかなか容易ではないということは認識しておりますが、それに向けてしっかりと前に進めてまいりたいと思っております。
38:00
はい、よろしくお願いします。時間なので終わります。ありがとうございます。これにて伊藤君の質疑は終了いたしました。
38:17
日本維新の会、教育の無償化を実現する会の、埼玉の沢田良です。本日はここ最近で、気になったトピックを中心に議論を深めさせていただければというふうに考えております。改めまして、関しま委員長をはじめ、理事委員の皆様、鈴木大臣、関係省庁の皆様、委員部の皆様、本日も朝からよろしくお願いいたします。まず一番目は、経済産業省の方で二十九日に、四月末を起源としていたガソリン価格の高騰を抑えるための激変緩和措置、いわゆるガソリン補助金を延長するということ を発表されました。延長七回目で累計六二兆円という大変大きな規模の財源になっています。大臣所信も、大臣の方で予備費の話で、一兆円でしたっけ、あるという話もあったところはわかるんですけれども、当時も同じような質問をさせていただきましたが、やはり機関として激変緩和措置、そもそもなぜあるかといえば、やはりあまりにも急激に変更したところに国民の皆様、そして私たちの実社会が追いつかないところをどうやって国の方でソフトランディングさせていくかというところに一番の目的があり、そして今まさに政府はGX、カーボンの方にどうやってしっかりと経済社会を追いつかせるかというところを考えていかなきゃいけない。ある種、化石燃料に頼らないようにやらなきゃいけない。これ、総理も当然経産大臣もこの答弁はずっと続けられておりまして、やはり右手ではGX災難というものがあって、新たな投資をしっかりとやっていこうと。そして左では、化石燃料が使われてしまう理由にもなってしまうようなところがある。じゃあ、国民生活全体でいうと、どうしてもインフレの部分で低所得者の人をサポートしようと考えたときに、例えば6.2兆円あれば、軽減税率で食品の消費税をゼロにするなんてことも実はできるようなレベルのお金になってきているということを考えたときに、私はやはり政府としての方向性、経済産業省としての方向 性、そしてもちろん予備として見ているということのあった大臣所信もわかるんですけれども、改めてこの延長に対して大臣としてお答えをいただきたいなというふうに思っているんですね。アメリカではやはり9ヶ月で同じような措置をやめた。フランスも9ヶ月、イタリア10ヶ月、ドイツはかなり早く3ヶ月でやめているというところがあります。財政という面でも先ほど、うちの伊藤委員からもありましたプライマリーバランスの黒字化を含めて、かなり財務省の方ではしっかりとどうやって財政の持続可能性であったり、健全性を高めていくかということをやっていただいているというふうに思います。
40:55
私はやはりこういったところで勇気を持って財務大臣から延長したということにおいて、強い発言をいただければなというふうに思うんですけれども、どうでしょうか大臣。
41:08
燃料油の激減緩和措置でございますが、これは中東情勢の緊迫化などを背景とした価格高騰リスクや様々な経済調整を見極めるために、令 和6年4月末までとしていた措置を一定期間延長しているところであります。この事業につきましては、国際的な原油価格の急凍による国民生活等への影響を緩和する観点から、令和4年4月に一時的な緊急避難措置として開始したものでありますが、これまでに総額約6.4兆円という巨額の予算を計上していること、我が国の財政が累次の補正予算の編成等によって、一層厳しさを増していること、これも事実であると認識をいたしております。こうした問題意識や脱炭素に向けた国際的な潮流も踏まえれば、この事業はいつまでも続けるべきものではないと、そのように考えておりまして、中等情勢の緊迫化を背景とした価格高騰リスクや賃金動向等も含めた様々な経済情勢を見極めながら、先生御指摘のとおり、しっかりと出口戦略を描くことが重要であると考えております。
42:33
ありがとうございます。まさに財務省の方でしっかりと財政の方に行っていただくという形の中で、やはり厳しい姿勢を示していくというのは、どうしても当事者であるガソリン補助金で恩恵を受けている方、またこれ から冬も近づいて、どうしても灯油を含めて怖いというふうに考えている方もいらっしゃる現状で、厳しい判断を政府としてもとれないタイミング、いろいろなことがあるというのはわかっているんですけれども、やはりこれから日本銀行もそうですし、我々財務委員会もどうやってかくたる強い日本の経済を好循環に回していくかというときに考えたときに、厳しい判断もぜひ大臣の方からしていただければというふうに思っております。よろしくお願いいたします。続きまして、日産自動車がエンジン部品などを製造する下請けメーカー36社に対し、納入時に支払う代金、これを合わせて約30億円を一方的に引き下げていたことが下請け法に違反するとして、これ3月厚生取引委員会から勧告を受けました、問題を受けて。これ賃上げを行った企業を対象に法人税の負担を軽減する賃上げ促進税制の優遇措置を利用する資格を失ったということが、これ報道がなされました。この優遇措置を大企業、いわゆる資本金10億円以上、従業員数1000人以上の法人が利用するには、取引先への配慮などに関する経営方針を公表し、適正な取引価格の実現をパートナーシップ構築宣言、これのこういう専用サイトがあるんですけれども、この専用サイトで表明する必要があります。この3月にこのサイトから日産の掲載が削除されました。1年間は再び掲載することができず、税制の優遇を受けることができなくなります。要は30億円、下請けに無理をしてもらって、結果として日産はかなり多くの税制優遇を手放すということになったということで、私、賃上げ税制自体、過去にも何度も取り上げさせていただいていて、どちらかというと、会議的だったところも多くありました。例えば、私も自分が会社をやってきたときに、税金を安くするから賃金を上げてというのに、やはり会社のサービスの収益の体質とか構造が耐えられるかというと、ちょっとやはり違うところがあるなと。ただ、やはり収益があるにもかかわらず、ちゃんと賃上げにさせていない企業にはある一定の効果があるんじゃないかなと。ある種の内部流法がよく溜まっている。そういったものにおいても、現金であったりとか、そういう内部流法のある企業さんにとっては、やはり一部企業、効果があるというふうに思っていたんですけれども、私、今回の一例はとてもいい一例だと思っていて、やったことは決していいことではないと思いますし、日産自体が。ただ事例として、やはりこうやってパートナーシップ構築宣言をした大企業が、世界に名だたる大企業が、しっかりとした下請けに対するお付き合いをしないと、賃上げ税制、いわゆるこういったインセンティブが効かなくなるよということが、私は一つ効果として出たというのは、私は賃上げ税制の大きい効果の一つだと思うんですね。ただ、やはり報道を見ると、このちょっと複雑な仕組み がやはり難しいのか、解説しないようなメディアがあったり、あとはそれが解説があっても、私も地元でも同じことを言われたら、よく仕組みがわからないと。賃上げ税制、どれくらい日産は損をするんだろうという話を聞いたり、そういうことを聞くと、正直今回の具体例ということではなくて、事例だけでも周知広報をしていくことで、少しでも多くの大企業が、もちろん賃上げにも動いていただく、そして下請けとの付き合いもしっかり頑張っていく、そういうことになっていくのではないのかなというふうに思うんですね。今、経産省さんの方で下請け g 面という仕組みで頑張っていただいていることは、私も現場現場の企業さん、特に中小企業なんかで話を聞くと、意外に効果がある。やはり声をかけていただいているところで、声を上げやすくというよりも、やはりそういった雰囲気が少しずつ高まっている。ただし、やはり人海戦術的なところもあって、全ての産業や全ての業界に下請け g 面のある種勢いというか、管理が届くかというと、これまた難しい問題もあるので、やはり私は今回の賃上げ税制のいい意味での効果の部分は、やはり大きな意味で周知広報というところを財務省さんの方に頑張っていただくことができないのかなというふうに思いました。財務大臣どうですかね。
47:09
賃上げ促進税制につきましては、佐田先生から今、ご説明もあったわけでありますが、一定規模以上の大企業に対して、下請け企業との適正な取引の実施を含めましたパートナーシップ構築宣言の公表というものを適用要件と定めているために、仮に下請け法に基づく厚生取引委員会の勧告が行われた場合には、この宣言の掲載が取りやめとなり、その事業年度には賃上げ促進税制の適用が受けられないこととなります。こうしたことを広く知っていただくということ、これはご指摘のとおり大切なことだと思います。こうした点も含めまして、賃上げ促進税制の仕組みにつきましては、これまでも経済産業省を中心にガイドブックやQ&A集を作成し、ホームページで広報した上で広く配布しているほか、パートナーシップ構築宣言を公表している企業へメールにより周知するなど、周知広報に努めているものと承知をしております。今後とも経済産業省等の関係省庁と連携をしながら、下請け事業者との関係を含め、賃上げ促進税制の仕組みについて、周知広報に努めてまいりたいと考えております。
48:37
ありがとうございます。是非もうちょっと踏み込んでいただいて、前にデジタル調査んかなんかは、スパイファミリーなんていう漫画を使って広報するなんていうことをやったんですけれども、多分財務省さんの広報全体は、あんまり木をてらったようなものはあまりないと思うんですけれども、是非大臣の感覚的なものを飛び越えて、どうやって周知広報をさせていくかということは、せめていただければというふうに思っております。ちょっと一言添えさせていただくと、先ほどのガソリンの補助金と一緒で、賃上げ税制もだいぶ長くやっているものとなっておりますので、是非大臣、ある種出口戦略というところを、今まさに上がっているタイミングでは言えないと思うので、是非そこもしっかり考えて今後動いていただければというふうに思っております。次の質問に入りさせていただきます。財務省金融庁が所管する会議等において、中国など他国の影響を受けた者はいないかということを確認したいんですけれども、今、再生可能エネルギーの規制改革の内閣府のタ スクフォースで、資料の一部に中国企業のロゴマークのスカシが入っていたということが起こりました。単なる事務的なミスとも言われているんですけれども、はい、そうですかというところに、私はやはり危機感を持って対応しなければいけないというふうに思っております。世界的に半導体不足から始まった経済安全保障という言葉が市民権を得て、やはり多くの方が当たり前のように耳に聞くようになったんじゃないかなというふうに思っております。大国による侵略や予想される台湾融資、世界が宇宙の派遣を争い、中国は当たり前に日本の領海を侵犯し続け、今このタイミングにも、もちろん公的な機関も民間の機関もサイバー攻撃がどこかで行われている。これがまさに今の日本の現実です。防衛費の増額や先日衆議院本会議でも賛成多数となったセキュリティクリアランスの法案など、今の日本は危機感というものを現実的にどう向き合っていくのかという段階に国会は来ているというふうに考えております。岸田総理が進める今のこの流れと私の問題意識は全く一緒です。特にエネルギー自給率の低い我が国にとってエネルギー戦略という国家の根幹に関わることに中国の影響が及んでいた可能性が排除できません。