19:35
これより、会議を開きます。国の安全保障に関する件について調査を進めます。この際、お諮りいたします。本件調査のため、本日、政府参考人として、外務省大臣官房審議官岩本恵一君、外務省大臣官房参事官池上正樹君、外務省大臣官房審議官岩本恵一君、
20:03
外務省北米局長神戸康裕君、財務省理財局次長彦谷直勝君、防衛省大臣官房サイバーセキュリティ情報科審議官植田浩二君、防衛省大臣官房審議官模木昭君、防衛省防衛政策局長松田和夫君、
20:31
防衛省整備計画局長川島貴紀君、防衛省人事 教育局長町田和人君、防衛省地方協力局長深澤正樹君、防衛省統合幕僚幹部総括官大和太郎君、防衛省防衛装備庁長官土本英樹君の出席を求め、
21:00
説明を聴取いたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。ご異議なしと認めます。よってそのように決しました。質疑の申出がありますので、順次これを許します。
21:14
おはようございます。細野剛史でございます。今日は質疑の機会をいただきまして誠にありがとうございます。時間が限られておりますので早速入りたいと思います。
21:26
まずは防衛大臣にお伺いいたします。初診を聞かせていただきました。その中でロシアのウクライナ侵攻について国際秩序の根底を揺るがすものであると、こういう御発言がありまして、そして我が国に関してですね、欧州で起きていることは決して他人事ではありません。人事ではありませんというこういう御答弁がありました。まずお伺いしたいのは、大臣は今回のウクライナ侵攻をご覧になって、
21:54
ロシアの侵攻、侵略をご覧になって、東アジアにおける教訓はどういったものかということについて、最も重大なところはどこだとお感じになっているかお伺いしたいと思います。
22:07
今般のロシアによるウクライナ侵攻については、その軍事的背景として、ウクライナはロシアによる侵略を抑止できる、
22:19
充分な能力を保有していなかったこと、また共同して侵攻に対処する意思と能力を持つ同盟国との協力の重要性、そして脅威は意思と能力の組み合わせで顕在化するところ、意思を外部から正確に把握することが困難とが伴うことといった点に着目をしておるところであります。
22:47
その上で、インド太平洋地域、とりわけ東アジアにおいても、このような事態が発生しないよう、相手に攻撃を止めらせるような抑止力として、今後不可欠となる反撃能力を含め防衛力の抜本的強化が必要だと考えております。また、これにより日米同盟の抑止力、対処力をさらに強化し、
23:14
武力攻撃そのものが発生する可能性を低下させていきたいと考えているところであります。大臣の御答弁は非常に的確にお答えいただいたと思います。一つは、同盟国がなかったということであります。ウクライナはNATOには加盟をしておりません。したがって、様々な武器の 供用などは、もちろん日本も含めて、日本は武器は供用しませんが、様々なサポートはするわけですけれども、
23:43
日本はそこに戦ってくれる国はないということが一つ。そしてもう一つ、抑止力が十分ではなかったという御発言がございました。ロシアからすれば、もちろん清掃になれば多くの犠牲を負うわけでありますけれども、自国に対して何か被害が来るということはないわけですから、そこも含めて抑止力が十分ではなかったという御答弁だったというふうに理解をします。大臣にお伺いしたいのは、我が国は今回、いわゆる反撃能力というのを持つということで、かなり大きな予算を来年の予算でも計上しているわけですね。このいわゆる反撃能力、スタンドオフミサイル能力というものが、東アジアにおいても抑止につながるという、そういう考え方をお持ちかどうか、ここを確認をさせていただきたいと思います。