19:35
これより、会議を開きます。行政の基本的制度及び運営並びに、恩急に関する件、地方自治及び地方税財政に関する件、情報通信及び電波に関する件、郵政事業に関する件及び消防に関する件について調査を進めます。この際、お諮りいたします。各県調査のため、本日、政府参考人として、
20:01
内閣府大臣官房審議官植村昇さん、内閣府大臣官房審議官久役大正さん、総務省大臣官房総括審議官湯本宏信さん、大臣官房地域力創造審議官山越信子さん、行政管理局長松本敦さん、行政評価局長菅原臨さん、自治行政局長山野健さん、自治行政局公務員部長小池伸之さん、
20:27
自治行政局選挙部長笠木貴則さん、自治財政局長大澤博さん、自治税務局長池田達夫さん、情報流通行政局郵政部長田窪康人さん、総合通信基盤局長今川拓夫さん、情報公開個人情報保護審査会事務局長植山勝郎さん、消防庁次長小見雄一さん、財務省大臣官房長宇波博さん、
20:53
財務省大臣官房審議官小宮敦さん、財務省理財局次長石田清さん、国税庁長官官房審議官中村実さん、文部科学省大臣官房審議官淵上隆さん、文部科学省大臣官房審議官森孝行さん、厚生労働省大臣官房審議官檜原智美さん、資源エネルギー庁省エネルギー新エネルギー部長井上博さん、
21:18
資源エネルギー庁電力ガス事業部長久米隆さん、国土交通省大臣官房審議官松原英則さん及び、環境省大臣官房審議官前田光也さんの出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。ご異議なしと認めますよと、そのように決しました。質疑の申 出がありますので、順次これを許します。
21:42
西藤寛明君おはようございます。自由民主党の西藤寛明です。質問の機会をいただきましてありがとうございます。早速質問させていただきます。3月28日、総理記者会見におきまして、令和6年の野党半島地震の被害状況を踏まえ、被災地への復興基金設置の取組を進めるという御発言がございました。地震の被害ですけれども、野党半島にとどまらず、広く北陸全体に及んでおります。
22:10
復興にこれから巨額の費用が見込まれております。例えば、我が県でいいますと新潟市では、中原弥一市長のリーダーシップの下で、住宅応急修理制度に市独自で復旧促進加算金を150万円上乗せし、あるいは私道の修繕を全額公費負担とするなどして対応していただいておりますが、市容算基金118億円のうち財政調整基金75億円を取り崩すなどして対応しているのが実情です。
22:38
被災自治体の復旧に係る特別の財政需要につきましては、総務省から相当程度特別交付税に反映をしていただきました。大変感謝しております。それでも持ち出しが生じているのが現状でございます。さらに今後、液状化した地域を中心に被災者の住宅再建には巨額の費用が見込まれております。新潟市、それから私の選挙区ですと御線市をはじめ、新潟県の自治体に相当な支出が見込まれております。
23:05
そこで同じく液状化の被害が大きかった熊本地震におきましては、宅地復旧支援事業のような事業を実施されましたけれども、こういった事業を実施するためにも、野党半島、石川県に留まらず、被災地全域を復興基金の対象としていただくことを説明しております。この点につきまして、総務大臣、内閣府防災担当副大臣及び財務副大臣の見解をそれぞれお尋ねいたします。
23:35
今後の被災地の復興に向けましては、まず国による支援策をスピード感をもって充実させて実施していく。これがまず第一だと考えております。
23:55
液状化対策について、今お話もございましたけれども、被害を受けた自治体が道路等の公共施設とそれに隣接する宅地を一体的に液状化の再発防止に取り組む際に、国の補助室を4分の1から2分の1に引き上げ、再発防止のための工事の前に支障となる宅地の地盤や住宅の基礎の復旧などを行う場合について、
24:20
国と地方公共団体で新たに最大3分の2の補助室で支援の措置を新たに講じることとしておりまして、その地方負担については補助災害復旧事業債及び特別交付税措置の対象としたところでございます。
24:39
また、被害自治体の財政運営については全体として支障が生じないよう、引き続き丁寧に実情を把握し、地方交付税や地方債による地方財政措置をしっかりと講じてまいります。
24:52
お話がございました復興基金についてでございますが、極めて大きな災害が発生し、復興に相当な期間を要すると見込まれ、各年度の措置で対応が難しい場合に、個別の国庫補助を補い国の制度の隙間の事業について対応する例外的な措置として実施されてきたと理解をいたしております。
25:16
国による支援策の実施状況や各県の被害状況を踏まえまして、復興基金の必要性について適切に判断いたしたいと考えております。
25:30
復興基金の必要性については、各省庁の支援策の実施状況、あるいは被災地の被害状況を踏まえて、今御答弁されました総務省、はじめ関係省庁において適切に判断されるものと承知しているところであります。
25:50
いずれにしましても、被災自治体が予算の制約により災害対応を躊躇することあってはなら ないと考えておりまして、岸田総理を本部長とする復旧復興支援本部を司令塔に必要な対策、そして財政措置を機動的、弾力的に講じていく中で、私も現地の本部長として引き続き取り組んでまいりたいと考えているところでございます。
26:15
松本総務大臣、また国家内閣府防災担当副大臣からも御答弁がありましたとおり、まずは各庁庁の支援策がスピード感をもって実施されることが重要であると考えております。
26:33
その実施状況や各県の被害状況等を踏まえつつ、復興基金につきましては総務省を中心に検討されるものと認識をしております。財務省といたしましても、丁寧に実情を把握しながら、必要な財政措置につきましては、関係省庁と連携してしっかりと対応してまいります。
26:55
ありがとうございます。是非、復興基金、新潟県新潟市対象としていただきますことを要望申し上げます。私から財務副大臣への質問は以上ですので、御対質いただいても私は結構でございます。財務副大臣御対質いただいて結構です。
27:10
続きまして、令和6年の野党反党地震関連で引き続きお尋ねいたします。お手元の配付資料1をご覧ください。新潟市が作成していただきました被災者支援制度利用の手引きというものでございますが、これの特にウェブマンですが、非常にわかりやすくて被災者の方から評価する声を多くいただきました。
27:32
この優れている点は、国県市の支援制度がすべて案内されるということと、それから下の方にございますが、チェックボックスをどんどんチェックしていくと対象となる可能性のある施策が全部表示されるという非常にシンプルな作りになっている点でございます。こうした優れた取組事例につきまして、全国の自治体に是非広く共有していただきたいと考えますが、内閣府防災の見解をお尋ねいたします。
27:59
災害時におきまして、被災された方々に対し、活用可能な支援策をわかりやすく広報を伝達していくことは大変重要な課題と認識しているところであります。今般のノートハント自身におきましては、内閣府としましても、生活再建支援のための国の制度を被災者の皆様方にわかりやすくご理解いただけるように作成しましたリフレットを内閣府のホームページだったり、また現地の避難所等で配布するなど、周知を図っているところでございます。
28:28
その上で、斎藤委員から今ご紹介ございました新潟市では、スマートフォンなどで被災者支援制度を利用の手引きというものを、また石川県におきましても、被災者がAIチャットポットで支援制度を探すことができる支援情報ナビ、こういった自治体ごとに工夫をいただいているということも認識しているところであります。
28:49
内閣府としましても、こうした新潟をはじめ各自治体の講じれを収集いたしまして、全国に紹介、連携させていただきながら 、わかりやすい情報伝達のあり方について引き続き検討してまいりたいと考えているところでございます。
29:05
ありがとうございます。とにかくこのわかりやすい災害時こそですね、わかりやすいということ、それから国県市にまたがる、あるいは省庁にまたがるその施策はですね、わかりやすいということが非常に重要だと思っております。
29:18
ぜひこうした努力の共有をお願いいたします。またこの新潟市の利用の手引きですが、これ新潟市に聞いたら総務省からの出向者の方が中心になって作っていただいたということで、総務大臣にも改めて感謝申し上げます。ありがとうございます。内閣府防災担当副大臣の質問は以上ですので、ご退席いただいてもいいですか。国家副大臣、ご退席くださって結構です。ありがとうございました。
29:42
関連してお尋ねいたします。そのワンストップサービスという意味ではですね、お手元に配布いたしました資料の2番をご覧いただきたいんですが、行政評価事務所がですね、いわゆるガイドブックをまた作成、配布していただきましたし、また相談専用ダイヤルの設置や特別行政相談所の開設など、非常に有用なサービスを提供していただいたことにも敬意を表したいと思います。
30:04
災害これから頻発化してまいりますことを考えますと、行政評価局におきまして十分な人員予算を確保していただきまして、こうした災害時の取組を強化していただきたいと考えますが、総務大臣政務官の見解をお尋ねいたします。
30:22
野党半島地震対応におきましては、これまでの災害対応の経験を生かしまして、委員御指摘のとおり、被災者への支援情報をまとめたガイドブックを策定いたしまして、避難所等に約1万6000部配布いたしますとともに、ホームページにも掲載し、約6万件のダウンロードをいただくなど、被災者の方々に情報が届くよう努 めております。
30:46
また、石川県全域の被災者の方々を対象に、災害専用フリーダイヤルを開設し、被災日4月7日までに3062件の相談に対応しております。
30:58
さらに、自治体職員、行政相談委員、行政書士等が相談にワンストップで対応する特別行政相談書を、これまで、石川県内57カ所で開設しております。委員御地元の新潟県内でも37カ所で特別行政相談書を開設して相談に対応しております。
31:19
総務省といたしましては、今般の北半島地震対応を踏まえ、3月26日付で、大臣から都道府県知事、市区町村長に対して、今後の災害に備えて平時から行政相談活動において、相互の連携を密に対応していくことについて、改めて要請を行ったところでございます。
31:41
引き続き、甚大な被害を受けた奥の本地域を中心に相談活動を展開いたしますとともに、委員御指摘の災害時の取組を強化するための体制整備にも取り組んでまいりたいと考えておりま す。
31:58
ありがとうございます。私も被災地に入りますと、私の地元でも令和4年8月豪雨という災害がございまして、被災地に入りまして改めて痛感したんですけれども、被災者の方にとっては、どんな支援制度があるのかそもそもわからないということとですね、それから、役所に言う話なのか、それとも民間のサービスを手配する話なのかも、なかなかその場では判断ができないということもあります。
32:25
あとそれから、よくこれもある話なんですが、その確定的な情報はなかなか出てこないものであります。その実際支援制度があまたある中でどれが対象になってどれがならないのかというのは、なかなかわからない話でありますけれども、でもその可能性があるのはこの制度ですよと言ってあげるだけでも、すごく被災者の方としては、その情報としては有益なんですね。
32:45
その意味では、こういう省庁団的な窓口という のは非常に重要でありまして、ぜひ今後とも行政評価局の方で被災地でこういう有用なサービスを提供していただく努力を引き続きお願いしたいと思います。
33:00
続きましてお尋ねいたします。第67回町村議会議長全国大会、昨年11月でございますが、ここで採択された要望をいただきました。委員の先生方のお手元に届いたと思います。
33:16
これに関連しましてお尋ねいたします。コロナ禍で地方と都会の税財源の格差が非常に拡大をいたしました。そういう中で、税財源偏在是正のため、地域社会再生事業費を維持はもちろんでありますが、ぜひとも大幅拡充していただきたいと考えますが、総務大臣の見解をお尋ねいたします。
33:38
地域社会再生事業費を活用いただいて、地域活性化にお取り組みいただいている自治体の皆さんのご尽力には、私からも敬意を表したいと思います。
33:53
ご案内のとおり、地域社会再生事業費は、令和元年度与党税制改正大綱におきまして、この偏在是正措置により生じる財源、交付団体の原集文となりますが、地方が偏在是正の効果を実感できるよう、必要な歳出を地方財政計画に計上するなど、その全額を地方のために活用するとされたことを踏まえて、
34:20
令和元年度の地方財政計画において、地方法人課税の偏在是正措置により生じる財源の全額を活用し、新たな歳出項目として設けられたものでございます。このため、地方再生、地域社会再生事業費の出世しました増額には、新たな財源の確保等の課題がございます。
34:46
ある意味で財源から生まれてきた費用の名前でございますので、そういった課題がございますが、総務省としては、自治体間の財政力格差がある中で、どのような地域でも一定水準の行政サービスを提供できるように、財源を保障することが国の責務であると考えておりまして、
35:12
これからも、税の偏在性が小さく税収が安定的な地方税体系の構築に努めるとともに、偏在性の小さい地方税体系を構築してもなお残る税源の偏在に対しては、地方交付税の機能を適切に発揮できるよう、地方交付税を含む一般財源総額の確保に取り組んでまいりたいと考えております。
35:36
ありがとうございます。私も支出する方のお願いだけではだめだと思いますので、自民党の税制調査会等の場を捉えて、しっかり財源確保のお願いをしてまいりたいと思いますので、その上でぜひ地域社会再生事業費の増額を重ねてお願い申し上げたいと思います。
35:57
もう一問質問がございます。時間が少なくなっておりますので、端的にお尋ねいたしますが、通常の市町村議員の補欠選挙、これは同一のエリアのほかの選挙、具体的には首長選挙のときしか実施されないことになっております。これを国政選挙や知事選挙、都道府県議会議員選挙のときにも行えるようにすべきと考えますが、これは投票率を上げるためということですが、政府参考人から答弁をお願いします。
36:29
市町村議員選挙の、民主選挙ということでございまして、お話のように定数の6分の1を超えない場合には、単独で補欠選挙が行われずに、首長選挙が行われる際に合わせて民主をということでございますが、この規定につきましては、当初都道府県選挙の場合も行うということであったわけでございますが、地方などの意見も踏まえまして、昭和27年の法改正によりまして、
36:57
自治体の一つの地方公共団体の選挙が行われる場合、今となっておりましては首長選挙が行われる場合に限って行われることになってございます。こうした民主補欠選挙の規定を改正することになりますと、代表者を選ぶ機会に関することでございます。また、地方選挙の仕組みを変えることになり、各方面にも影響を与える。
37:17
選挙の管理・執行という面での影響も考えられることから、地方6団体の皆様をはじめ、各党各会において、幅広い観点から御議論いただきたいと考えております。
37:29
ありがとうございました。質問を終わります。
38:05
公明党の中川康裕でございます。本日も質問の機会をいただきまして、大変にありがとうございます。今日も一般質疑ということで、総務大臣並びに総務省の皆様にご質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。最初に、通信・郵便局ネットワークにおけるこのユニバーサルサービスの必要についてお伺いをいたします。
38:23
先週、本委員会で審議されましたこのNTT法改正案の内容は、主に情報通信審議会において、本年2月にまとめられました市場環境の変化に対応した通信政策の在り方の第一次答申に沿って出されたものであり、この答申の中では、速やかに実施すべき事項としての提言とともに、今後さらに検討を深めていく事項として、例えばユニバーサルサービスの基本的考え方や経済安全保障の確保など、今後のNTT及びNTT法の在りようを示す、重要な事項が示されております。現在、これら重要事項については、それぞれの有識者会議において鋭意議論が進められており、本年夏頃には新たな答申が出されるとのことですが、私は特に、現在NTT法において、このNTTに課されている電話のあまねく提供の責務、いわゆるユニバーサルサービスについては、離島や山間壁市など、我が国の地理的特性の課題や、さらには地方を中心とした首長からの要望、こういったのを考えを見た場合、ブロードバンドの活用など一部の見直しを図ること、これはあり、というふうに考えたとしても、引き続きその責務を継続させていくこと、これが必要なのではないかというふうに考えております。また、郵便局ネットワークにおけるこのユニバーサルサービスの必要性については、先月26日に国会に報告をされました、総合的な検証に関する郵政民営化委員会の意見の中で、郵便局が担うユニバーサルサービスの責務は、人々の生活を支えるものであるため、今後も郵便局ネット ワークを通じたユニバーサルサービスが、あまねく全国において公平に利用できることが重要、との意見や、郵便局ネットワークは、日本郵政グループが持つ最大の強みであり、郵便、貯金、保険に関するユニバーサルサービスを提供する拠点であるとともに、住民サービスの拠点としての役割も期待されており、特に人口減少や金融機関の撤退などが進んでいる地域において、その重要性は高まっている、との内容が報告をされたところでございます。そこで総務大臣に伺いますが、先にも述べたとおり、離島や三潭壁市など、我が国の地理的特性の課題や人口減少が進む中、今後はそれら地域における生活インフラの維持が難しくなる、こういった現状も考えられるわけでございます。このような通信や郵便によるユニバーサルサービスの提供は、今後も引き続き継続させる必要があるのではないか、このように考えるわけでございますが、大臣の御見解を伺います。
40:52
はい。通信や郵便のネットワークは、本当に国民の皆様の生活に欠かせないものである、というふうに、我が国も認識しておりまして、全国、どこでも、いつでも、誰でも利用できるユニバーサルサービスの提供体制を整えることは、極めて重要であると考えております。通信、郵便局、ネットワークについても、御言及がございましたが、お話がありましたように、情報であり、金融であり、または物流でありとか、様々な面でのユニバーサルサービスのネットワークで支えることが大切だろうと思います。御承知のとおり、今、日本郵便においては、その配達網を活用して、大和運輸や佐川急便と協業し、公的な役割の一環として、大和運輸などの荷物の配達を行っておりまして、ユニバーサルサービスの担い手となっているところでございます。通信のユニバーサルサービスにつきましては、これも今御指摘ございましたが、現在、情報通信審議会におきまして、ブロードバンドの活用を含め、時代に即した見直しに向けて検討しているところでございまして、過疎地や離島なども含めて、効率的な提供を確保するために、無線通信の活用など、様々な技術を使うことも議論されているところでございますが、多様の観点からの検討をするために、専門家によるワーキンググループを設置して、責務のあり方や利益について、今、議論を進めていただいているところでございます。郵政事業につきましては、先ほども申しましたように、ユニバーサルサービスの担い手となっていただいていますが、全国に存在する24,000の郵便局、このネットワークは本当に重要でありまして、また 各局、地域のつながりを支える身近な拠点ともなっていただいて、公的な役割を果たしていただいていることから、私どもとしても、様々公的な役割についても、郵便局にもお願いをさせていただいているところでございまして、地域の生活を守っていくために、郵便局のネットワークを、そして郵便局の拠点や人材を活用していくことが大変意義があると考えておりまして、郵便局ネットワークによるユニバーサルサービスの提供の維持・強化への取組を進めていきたいと思っております。ご案内の当時、総務省としては、本当に地域を大切にしていくことが大きな使命でございまして、ご指摘の当時、人口減少が進み、生活インフラの維持が困難になってくる地域が見られると言わざるを得ない状況でもありますので、デジタルの力も活かしながら、国民の皆様の立場に立って、通信・郵政事業、ユニバーサルサービスが確保され、充実されるよう力を尽くしたいと考えております。
44:03
はい、ありがとうございます。非常に力強い中身のあるご答弁をいただきまして、大変ありがとうございました。本来であれば、先週のNTT法改正の中で議論すべ きだったかなと思ったんですが、やはりこの部分非常に重要だろうという思いの中でですね、特に総務省はやっぱり地域をどう支えていくか担うというこの視点、人口減少の中で、さらには我が国の地理的特性ある中でですね、やはりここは大臣のご答弁をぜひいただきたいという思いで、今日は聞かせていただいたわけでございます。それで、その先週の議論の中でですね、この不足第四条についての議論がいろいろとあったわけなんですね。NTT法改正の中で。この不足第四条によって、次期通常国会での廃止が前提となっているんじゃないかというこの議論があったわけですけども、しかし私はこの不足第四条の条文をよく読むと、ここはあくまでも見直し条項であって、決して廃止条項ではないというふうに捉えております。またこの条文をよく読むと、例えばその中に示されたこのユニバーサルサービスの提供とか、先ほども議論させていただいています。経済安全保障の確保、こういった条件がですね、やっぱり一つでも今後も必要だということがあれば、やはりこれは廃止にはつながっていかないというふうに、そういうふうにこの不足条項は私は読めるというふうに認識しておりますので、この点もこの場において一言、付言をさせていただきたいと思います。答弁は求めません。次に救急安心センター事業、いわゆる#7119の推進についてお伺いをいたします。この件については先週大月議員もご質問をされておりましたが、また少し広がった視点でですね、ご質問をさせていただきます。近年、救急車による救急出動件数は、高齢化の進展などを背景に増加傾向にあり、令和5年の数字は集計開始以来最多の763万8000件となっております。また救急車の出動件数が増えたことで、病院の収容時間も延伸傾向にあり、全国の自治体においてはこれらによる救命率の低下を防止するため、例えば救急車の適時適切な利用の推進や、私のこの地元、三重県の南部に位置する松坂市のように、市内にある基幹病院に救急搬送された患者のうち、入院に至らなかった軽症患者から保険的要害の先定療養費の聴取を検討するなど、いわゆるこの救急体制の維持に努めている例もあります。そのような状況の中、この消防庁では、住民が急な病気などの際に救急車を呼ぶべきかどうかを、医師や看護師など専門家に電話で相談できる救急安心センター事業、いわゆる#7119と言われているものですが、これを全国展開を推進しており、令和6年の4月現在で全国27地域において、国民の約6割強にあたる7900万人の方を対象に実施をされております。また、この#7119事業については、我が党の多くの地方議員も、都道府県とか地区町村議会において、その導入を提案をさせていただいており、その結果導入が実現をした自治体もございます。しかし、この#7119事業の実施の可否については、現在各自治体の判断に委ねられているというのが現状であります。幸い、令和5年度、並びに6年度については、開始自治体が増加傾向にありますが、私は今後もこの救急出動件数の増大が予想され、更なる救急車の適正利用を実現する意味からも、この#7119の事業の実施については、各自治体の判断を待つのではなくて、国としてこれまで以上に積極的にその実施を推奨するべきである、このように考えるわけでございますが、総務省消防庁の見解を伺います。
47:40
救急安心センター事業#7119は、不安な住民へ安心・安全を提供するとともに、救急車の適時適切な利用につながるものでございまして、ご指摘のような厳しい救急状況を踏まえ、極めて重要な取組であると認識しております。消防庁ではこれまで、普及促進アドバイザーの派遣や、有料事例の共有等により普及啓発に取り組むとともに、導入運営に要する経費について地方財政措置を講じるなど、自治体の取組を支援してまいりました。令和4年10月には、未実施地域に対する取組といたしまして、検討の着手を改めて依頼する通知を発出したほか、個別団体ごとに導入を働きかけるなど、全国展開に向け積極的に推進をしてまいりました。こうした取組の結果、現在全国27地域で実施されており、さらに令和6年度中に9地域において新たに実施され、1地域において地域を拡大して実施される見通しとなっております。こうした中で、消防庁としては、今後、未実施地域に対し個別に検討を促していくことがますます重要になると考えておりまして、地域ごとの課題や状況をよく聞きながら、各地域の実情に即して導入が進められるよう取り組んでまいります。
49:00
ありがとうございました。令和6年度中にさらに増えていくということで、非常にいい傾向かというふうに認識をいたします。我が党の地方議員が現場で救急車の適正利用とか救急体制を維持するということで結構質問させていただいてまして、実現もさせていただいているのですが、今後は個別に検討を促すというところ、当然それぞれの自治体で独自のものを持っているところもありますので、そこも含めながらよろしくお願いをしたいなと思います。大変にありがとうございます。もう一問、野党半島地震被災地における非常用通信手段の配備についてお伺いをします。先月27日のこのNHK の報道によりますと、野党半島地震で通信が途絶え、多くの地区と一時連絡が取れなくなった石川県の和島市と須州市において、地域防災計画では配備に努めると書いてありました衛星携帯電話などが、2つの市のどの地区にも配備されていなかったということが、市への取材でわかったそうでございます。市の担当者によると、多数の地区に配備することは、コスト面の関係で難しかったというふうに話しているということでございます。この通信手段の確保をめぐっては、2004年の新潟県中央地震で孤立する集落が相次いだことを受けて、国が全国の自治体に提言を促しており、和島市と須州市においても、配備に努めるというふうに地域防災計画には明記をされておりました。しかし、この元日の地震発生時点では、どの地区にも非常用通信機器は配備されていなかったということがあります。そこで伺いますが、現在、総務省消防庁においては、地方公共団体における、この大規模災害時の非常通信体制の確保に関する緊急対策、これを行っていただいておりますが、今回の和島市及び須州市における、この非常通信手段の未整備の状況、これをまずどのように捉えているのか、答弁願いたい。さらには、今後の対応として、これら衛星携帯電話など非常通信機器の配備については、自治体庁舎とか消防本部のみに留めるのではなくて、災害時に孤立化が懸念されるような地域についても、その配備を進めるべきと考えますが、総務省消防庁のさらなる予算措置も含めて、そのお考えをお伺いいたします。
51:19
和島市及び須州市におきましては、1月1日の発災時におきまして、通常の通信回線途絶時の非常通信手段といたしまして、地域衛星通信ネットワークや衛星携帯電話が整備されていたと承知しておりますが、これらにつきましては、両市ともに市役所に整備されていたもので、孤立化が懸念される山間地集落などには配備されておりませんでした。自治体での通信手段の確保につきましては、国が策定する防災基本計画等におきまして、衛星通信等により、孤立する恐れのある地域の住民と市町村との双方向の情報連絡体制を確保するように促してきたところでございます。また、地域衛星通信ネットワークの整備につきましては、緊急防災減災事業債の対象としているほか、孤立化が懸念される地域も含めまして、公共施設や指定避難所への衛星電話の配備につきましては、特別交付税措置を講じているところでございます。消防庁といたしましては、こうした地方 財政措置について、説明会等において周知を図るなど、自治体において非常用通信手段の確保が進むように取り組んでまいります。
52:31
はい、ありがとうございました。今の答弁の中でも、集落にも配備されていたと承知してたけども、実際に見たら自治体の役所だけだったということです。これやっぱり今回の野党反動地震でですね、出た一つの課題かなと思います。この後、自治体のですね、BCPもお伺いしようと思ったんですが、こういった実態をですね、もう一回ですね、洗い直していただいてですね、やはりこの住民の命を守るという体制、しっかりと構築していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上で質問を終わります。