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今年元日には、のど半島地方に、4月3日には台湾、花蓮において大地震が発生しました。お亡くなりになられた方々にお悔やみを申し上げま すと、ともに被害にやられた皆様にもお見舞いを申し上げます。私の地元、千葉県においても、最近震度3から4の地震が頻発しており、地震に対する危機意識が高まってきております。さて、のど地方の全額交費で解体される東海家屋の件数でございますけれども、22,000件と想定されています。しかしながら、被害の大きかった6市町村で解体申請があったのは4,364件、約20%と報告されております。家屋の解体には、所有者全員の同意が求められているため、相続の際に、家屋の名義変更をしておらず、相続の権利を持っている親族が複数いて、全員の同意を取ることが難しいなどの理由によって、申請ができないケースが相次いでいるという報告でございます。環境省では、相続権を持つ人が多数に上り、全員の同意が取れないなどやむを得ない場合は、所有権に関する問題が生じても、申請者が責任を持って対応するといった内容の先制書を提出することで、解体を行えるという考え方を示しておりますが、いずれにしろ課題は多いと思います。台湾では、大きく傾いた天王星ビルの映像がテレビ等で放映されていました。このビルは、1986年に建設され、すでに40年近くがたち、台湾メディアによりますと、地上9階建て、地下1階で少なくとも79世代が入居しているとのことでした。