19:45
これより会議を開きます。本会議を終了します。日本国とアンゴラ共和国との間の協定の締結について承認を求めるの件、所得に対する租税に関する二重課税の除去、まるびに脱税及び租税回避の防止のための日本国とギリシャ共和国との間の条約の締結について承認を求めるの件、及び経済上の連携に関する日本国と欧州連合との間の協定を改定する議定書の締結について承認を求める件の各件を議題といたします。この際お諮りいたします。各件審査のため、本日政府参考人として外務省大臣官房国際文化交流審議官 金井正明君、大臣官房審議官 岡野由紀子君、大臣官房審議官 中村和彦君、大臣官房サイバーセキュリティ情報科参事官 松尾弘貴君、大臣官房参事官 門脇仁一君、欧州局長 中小前雅史君、中東アフリカ局アフリカ部長 堀内俊彦君、経済局長 片平里志君、領事局長 岩本啓一君、警察庁長官官房審議官 千代信光平君、出入国在留管理庁出入国管理部長 木見塚博史君、経済産業省大臣官房審議官 杉浦正俊君、防衛装備庁防衛政策部長 坂本大輔君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、 ご異議ありませんか。 (なし)ご異議なしと認めます。 よってそのように決しました。
21:24
これより質疑に入ります。 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。 鈴木孝子君。鈴木君。
21:32
おはようございます。 今日は三つの条約審議ということであります。三つとも私は、日本と、そしてまたそれぞれの国との経済活動、推進をしていく上でも、そしてまた日本人の権利を守っていく上でも非常に必要だというスタンスで質問に入らせていただきます。まず日アンゴラ投資協定でありますが、いつもこの委員会でも私も機会があるたびに、キカット、そしてまたアフリカに関連した質問をさせていただいております。改めてでありますが、ここ20年間で約6倍以上に各国からのアフリカへの今投資が増えております。日本の実に80倍というアフリカの国土の広さ。14億人余り存在するこの人口の多さ。日本の平均年齢は48.7歳に対し、アフリカで考えると18.7歳というですね、圧倒的な若さ、マンパワー。日本企業のアフリカ進出というものもなお一層重要になってくる。そしてまた、それらの国、天然資源を豊富に有する国も多く、若国にとっても経済安全保障上非常に重要だと思っております。今回のこの投資協定のアンゴラ、まさにその典型例の一つではないのかな。アフリカ屈指の産油量を誇り、豊富な鉱物資源を有する経済的潜在力の高い国の一つであります。そのアンゴラでありますが、現在日本企業どれぐらい頑張っていらっしゃるのか。ローレンス大統領も何やら外資の誘致に向けて様々な取り組みというものを注力をされているということでありますが、具体的にどのような環境整備を取り組んでいらっしゃるのか、外務省をお聞かせください。
23:20
我が国からアンゴラには2023年3月現在で9社の企業が進出しています。ローレンス大統領は2017年9月の就任以降、汚職対策や税制改革とビジネス環境の改善に向けた取り組みを推進しています。例えば同意大統領による税関や警察の汚職対策強化の取り組み は、アンゴラの輸出入体制の改善や物流促進につながっていると承知しています。日アンゴラ投資協定については、投資環境整備を進めるアンゴラからの要請も踏まえて交渉を行い、昨年8月に署名に至ったものです。本協定の締結によって、良好な投資環境の創出または整備が促されることは、企業がアンゴラを投資先の選択肢と検討する際の重要な要素となり得ると考えており、これにより、2国間の投資の増大及び経済分野との交流が一層促進されることが期待されます。
24:27
はい、ありがとうございます。今、答弁の中でも、去年の8月に署名ということだったわけでありますが、当時西村経産大臣でありましたけれども、署名でアンゴラを訪れた際に、ビジネスミッションも帯同されていらっしゃいました。そのビジネスミッションの中では、このスタートアップミッションも中核を成していらっしゃったということで、やはり前回のTICAともそうでありますが、スタートアップとアフリカ、これ自体は引き続き重要な要素になっていくのであろうなと、このようにも見ていたところであります。このスタートアップというのは、いわゆる社会課題解決型とよく言われておりまして、私はここが非常に重要だと思っております。というのが、アンゴラもそうですけれども、こういった天然資源というものは、単なる市場、マーケット、お金を作る場所というだけでなくて、それをもとにして様々な環境汚染であったりとか、様々な課題も出てくる。そういったところに社会課題解決型のタイムリーでかつスピーディーに動いてくれる、機動的にこのスタートアップが入っていくということ、そしてそれを日本が後押しをできるということが、非常に重要なのではないのかなと思っております。今回のこの投資協定がスタートアップの促進につながっていくのではないかと、私自身考えますが、その関係性はいかがでしょうか。
25:52
ご指摘のとおり、スタートアップを含む企業の中には、個社で開発した技術をもって、途上国の社会課題の解決に貢献している企業も多いと承知しています。日アンゴラ投資協定は、日本及びアンゴラの投資家が安定的に予見可能性をもって、相手国において投資活動を行うための法的枠組みを定めるものであります。その主な内容としては、内国民待遇、再予告待遇の付与、公正かつ公平な待遇、不当な収容の禁止、紛争解決手続等が挙げられます。また本協定は、参入後の投資財産の保護のみならず、参入段階の投資自由化についても規定する、いわゆる自由化型の協定であり、すでに進出している日本企業による投資を保護し、良好な投資環境を整備することはもちろんのこと、今後、アンゴラに進出する日系企業を後押しする上でも意義が大きいと考えております。本協定により、アンゴラにおける投資環境の透明 性、法的安定性及び予見可能性が向上し、スタートアップを含む日系企業の海外展開、ならびに日本からの投資の促進及び保護が促進されることが期待されます。
27:18
はい、ありがとうございます。スタートアップ、本当に重要だと思っているんですけれども、まさに、これまでの我が国の歴史を振り返ってもですね、広島、長崎、二度原爆が落とされ、その時にはもう無効100年、ペンペン草一枚生えないだろうと言われていた、その中で奇跡の復興とも表される、現在の経済復活、復興を遂げた我が国であります。その背景には、私はやはり人材育成だとか、人への投資、教育、こういったことに我が国がしっかりと根を張ってきた、重きを置いてきた、その裏口ではないのかな。そしてそれら、自分たちの歩みというものをまたアフリカ、そし てまた諸外国にもしっかりとロールモデルの一つとして示していくということも重要だなという観点から、今、ぜひこの次の問いは大臣にお答えをいただきたいなと思っているんですけれども、今そのTICATでスタートアップという話もありました。一方で、例えば、安倍イニシアチブであるとか、ニンジャプロジェクト、さまざまな枠組みがあるわけでありますけれども、女性にターゲットを絞っての、この枠組み、支えるというもの、もう少し力を入れてもいいのではないのかな。いつも上川大臣のイニシアチブで、まさに常にWPSの視点、もしくは男女平等というよりも、メインストリーミングジェンダーという、ジェンダー主流化という観点を常に取り入れてくださっている大臣であるからこそ、例えば次のTICAT9の柱、もしくはこれからの我々の柱の中に、WPS×人材育成×スタートアップ、こういった枠組みというものを柱として、ぜひとも打ち出していただきたい、このように思っておりますが、いかがでしょうか。
29:22
委員御指摘のとおり、我が国は従来から、この対アフリカ協力におきましては、人作り、これに着目をした取組を進めてきているところであります。具体的には、御紹介いただいたアベイニシアチブに代表されるような、アフリカの若者の人材育成を通じ、アフリカ自らが主導する開発、これを後押ししてきているところであります。また、先ほどおられのテーマになっておりますスタートアップでありますが、これは2022年のTICAT8におきまして、ビジネスを通じてイノベーションを起こし、そして複雑化する社会課題解決に対応するアフリカ自身の試みに、共に取り込んでいくと、こうした視点で推進してまいりました。その一環として、JICAを通じまして、プロジェクトNINJAによるスタートアップ支援などの企業化支援活動や、また専門家の派遣等によるスタートアップ育成プログラム、また、ホーセル整備等に関わる協力を実施してきているところであります。私自身、就任以来でありますが、このWPSの視点に注力をして きておりまして、ご一緒にこのWPSの取組もこの間、精力的にしていただいてきたところでありますが、この紛争問題の解決や、また開発におきましての女性の参画やリーダーシップを発揮していただくべく取り組んでいくという、まさにメインストリーム化、主流化に向けて動いているところでございますが、アフリカにおきましても、政治やビジネス界で多くの女性が活躍をしているところであります。こうした方々ともコミュニケーションをしっかりとりながら、2025年8月のTICAT9と、そして本年8月のTICAT閣僚介護に向けまして、WPSや女性のスタートアップ支援、こうした重要な取組につきまして、日本の強みを生かしながら、どのようなものを具体的に打ち出すことができるのか、しっかりと検討してまいりたいと考えております。小池晃君。ありがとうございます。というのも、間違いなく私はこのWPSの視点とスタートアップ、そしてそれをTICATに反映させていく、非常に重要だと思っていたんですけれども、
31:46
モントリレッ クのときに、なかなか外務省は渋かったんですよ、大臣。
31:51
大臣がこの一丁目一番でやっているものに対して、ちょっとまだ浸透しきっていないのではないかというような思いがあって、ぜひとも大臣と外務省の一統一の架け橋になりたいというような思いで、この質疑も投げかけさせていただきました。せっかくですから、きょうこうやって見渡しましても、圧倒的に男性の方が多いんです。なぜ私がこの問題をやりたいかというと、例えばなんですけれども、アフリカでは、今、ノトハント地震なんかでも整理用品、衛生用品の重要性が出ておりますが、アフリカでは整理用品というのは贅沢品の扱いです。価格はここ数年だけでも1.5倍、2倍に上がっていってしまっています。アフリカといえば、日本人にもなじみの深い、例えばケニア、あの大国ケニアですら、65%の人たちが整理用品を使えずに整理を迎えているんです。これがいかに不衛生であって、不快なことであって、人間の権利というものを尊重されていないかとい うことの一つでもあるということは、ぜひご理解もいただきたいですし、国連人口基金はこのようなことも述べています。整理用ナクキンと引き換えに、男性が女性らを性的関係に誘っている。もしくはケニア医学研究所と、アメリカの疾病予防対策センター、いわゆるCDCですね。ここの2つは、ともに15歳の少女の、これケニア西部のとある農村部での調査でありますけれども、15歳の少女の10%以上が整理用品を入手するために、男性と性的関係を結んでいる。これが現実であります。またガーナなんかでも、整理用品の20%の輸入関税、そして12.5%の付加価値税というものも付けています。いかに皆さんが、女の子たちが、そして女性がそれを手に入れることが難しいか。という意味では、今のような、例えば女性スタートアップ、そして日本の支援の中で、ものを提供するだけではなくて、現地で生産をする。そして現地の人たちをしっかりと雇用していく。女の子たちの健康、人権尊重をしっかり守っていく。こういった枠組みというものが、日本が果たし ていく、私は大きな役割である。上川大臣だからこそ、今ここでしっかりと旗を掲げてくださっていただけるものではないのかなと、このように強く期待をしております。実際に、タンザニアで日本人の女性が、現地で製造販売、現地の女の子たちの教育、雇用もしながら、頑張っていらっしゃるという実態もありますので、私は間違いなく、近い将来、大臣がアフリカを訪問をしてくださると期待をしておりますが、そういったときにも、ぜひ、そういった視察先であるとか、意見交換の際に、そういった現地で頑張っている女性たち、もしくは女性特有の課題解決に向けて頑張っている方たちと、ぜひ意見交換していただきたいと思います。大臣、これ、通告出しておりませんが、一言、健康一的な決意をお願いいたします。
34:54
WPSの視点から広がる世界は、今、皆さん、共有している世界とは全く違う広がりを持っているものと、私自身、強く感じているところであります。今まさにアフリカにおける実態という形でご紹介をいただきましたけれども、そういったことをしっかりとネットワーキングを広げながら、そして実際の具体的な事例を掘り起こしながら、また事例をつくりながら、展開をしていく中に、メインストリームの大きな流れができるというふうに思いますので、アフリカにおきましてもしっかりと取り組んでまいりたいと思います。
35:33
ありがとうございます。最後残り1分だと思いますが、日EU経済連携協定であります。サイバーセキュリティ、個人情報は非常に重要になってきますが、もう1つ新たな課題としてAI倫理があるのではないのかなと思っております。日本政府としてこの国際ガイドラインルールの重要性、このAI倫理という観点でも重要かと思いますが、一言を端的にいただければ幸いです。
35:58
お答え申し上げます。AIの急速な発展は、生産性の向上など様々なメリットをもたらす一方で、個人情報の保護やサイバーセキュリティの問題等のリスクも存在いたします。これらに対応するためには、まさに議員御指摘のとおり、AIに関する国際ガバナンスの重要性が高まっていると認識しております。そのような観点から、日本は昨年、G7議長国として、生成AIの国際ガバナンスに関する広島AIプロセスを立ち上げ、国際的な議論を主導しております。同プロセスの議論を踏まえ、昨年12月には、安全・安心で信頼できる高度なAIシステムの普及を目的とした国際指針と行動規範を含む「広島AIプロセス包括的政策枠組み」を策定することができました。G7が結束し、生成AIが社会や経済 にもたらす影響に対処するための初の国際的な政策枠組みを迅速に世界に示せたことは、大きな成果と認識しております。引き続き、広島AIプロセスに対する賛同国や企業の拡大などの取り組みに取り組んでおり、今後とも、安心・安全で信頼できるAIの実現に向け、関係省庁で連携し、AIガバナンスに関する国際的なルール作りを指導してまいりたいと思います。
37:48
おはようございます。公明党金城康久仁でございます。私の方から冒頭、おととい4月3日の朝の台湾の東部を震源島したマグニチュード7.7を観測した地震について、まず被災された方に心よりお見舞いを申し上げたいと思います。花蓮市では建物の倒壊も報道されており、多くの負傷者とお亡くなりになられた方もいらっしゃると伺っております。私の地元の沖縄にもおいても、津波警報が出され、多くの方々が高台に避難するなど、一時、騒然とした雰囲気となっており、政府としても台湾に対して早急に支援を行っていく方針があると伺っておりますが、現時点での被害状況と法人に関する情報、また政府からの支援の詳細についてお伺いしたいと思います。
38:56
3日に発生をいたしました台湾東部における地震について、今朝までに死者10名、負傷者1000名を超える大きな被害が出ていると承知をしております。亡くなりた方にお悔やみを申し上げますとともに、被害に遭われた方々に対しまして心からお見舞いを申し上げるところでございます。台湾交流協会による確認及び台湾当局の発表によりますと、今朝の時点で、法人の1000名身体に被害が及んでいるとの情報には接しておりません。東日本大震災、また先日のノートハウント地震の際にも、大切な友人である台湾の皆様から本当に心温まる支援をいただいたことに、日本政府として心から感謝をしているところであります。総理からも言及されているとおり、日本政府といたしましても、必要に応じて支援を行う用意がございます。その上で、現時点で台湾側か らの支援要請はございませんが、まずは台湾側での対応に注力していらっしゃるものと、そうした段階であると承知をしているところであります。引き続き、日本台湾交流協会を通じまして、支援のニーズ、これを含めまして、台湾側と緊密に一視即応しつつ、支援要請があれば迅速に対応ができるよう準備を進めている状況でございます。
40:28
ありがとうございます。日本は、この東日本大震災や、のと半島地震の際に、台湾の政府、また民間の両方から多額の寄附をいただいていると伺っておりまして、台湾からいただいた恩義に報える意味でも、今回の被災に対しまして、日本として迅速かつ充実した災害復興支援をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。それでは、条約に関する質疑でございますが、日アンゴラ投資協定に関しまして、グローバルサウスとの連携強化などについてお伺いしたいと思います。アンゴラ共和国は、サブサハラ、アフリカ地域最大の産有国であり、農業、漁業等の潜在能力も高く、経済成長率も高い水準を維持していると伺っております。また、アンゴラ共和国は、石油依存型経済からの脱却に向け、経済の多角化や安定化を目指しているということで、今後も更なるビジネス環境の改善についても期待できる。我が国とグローバルサウスとの連携強化においても、本投資協定の締結がアフリカ地域への日系企業の進出促進の大きな足掛かりになると期待をしております。一方で、その他のアフリカ諸国との間では、依然として、FTA、EPA、投資協定、租税条約、社会保障協定などの政府間協定の締結が進んでいない状況がございます。その理由としては、アフリカ諸国においては、法制度がそもそも未整備であったり、整備されていたとしても不明瞭な箇所があったり、運用が不透明であったり、当局間での協力関係がうまく構築できていないという様々な事情があると伺っております。我が国としましても、アフリカ諸国との経済による国際的な連携強化は、国際社会でのプレジェンス向上や国連での円滑な合意形成につながるなど、非常に重要な安全保障上の政策になると考えております。そこで、政府には、経済的関係の強化を図る政府間協定が進んでいないアフリカ地域に対して、人的なリソースやODAなどをアフリカ諸国に投入をして、法制度の整備支援やルールに基づく運用の徹底に向けた研修などを積極的に行っていただきたいと考えておりますが、現在の政府の取組と、今後のビジョンや方向性について考えを伺いたいと思います。
43:13
ルールに基づく自由で公正な経済秩序を維持・拡大していくということにつきましては、日本にとりましても不可欠であると認識をしております。また、アフリカにおきましてのこの法制度の整備でありますが、各国が持続可能で、法制的な経済成長を実現するために不可欠な基盤となるものと認識をしております。このため、我が国はアフリカと共に成長するパートナーとして、法の支配の促進を重視しているところであります。我が国の経済分野におきましての近年の具体的な取組として、例えば本年2月でありますが、ケニアやガーナなどアフリカ4カ国を対象として、競争法や知的財産法等のビジネス関連法の運用能力強化の研修を実施いたしました。また、本年1月でありますが、ジプチーやエチフや等8カ国の法務官に対しまして、ビジネスと人権に関する能力強化に関する研修も実施しているところであります。アフリカにおきましては、御指摘のとおり、様々な可能性があるとともに、そうした環境整備の中の法の支配ということについては極めて重要な要素である。それによりまして、日 本投資が今停滞している状況でありますが、それを転換していくというその時期にあると考えております。ティカットのプロセスも活用し、法の支配の促進や、また経済制度の強化・改善を通じまして、投資ビジネス環境整備に積極的に取り組み、日本企業の競争力強化を官民一体となって推進していきたいと考えております。アフリカの成長を日本の成長に取り組みつつ、アフリカの経済的な強靭性の強化を図ってまいりたいと考えております。
45:07
ありがとうございました。先ほどの鈴木先生との議論にもありましたように、アフリカは人口増加にいめられるよう、巨大なマーケットになりうる地域であります。日本企業がアフリカの発展に貢献をして、まさに我が国の国益にもつながる活動が展開していけるよう、前向きに取り組んでいただきたいと思いますし、やはり21世紀はアフリカの世紀と言っても過言ではないと思いますので、日本との関わりを、連携・強化をしっかり取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いします。また、関連して グローバルサウスとの連携・強化を行う外務省としての体制についてお伺いしたいと思います。日本政府としては、グローバルサウスに対して、新ホイッププランをはじめとするこれまでの政策を着実に実施する上で、ODAをはじめとする投入リソースや進出日系企業の不足などの課題に対処し、我が国とグローバルサウス諸国の相互の経済成長やサプライチェーン構築の強化に向けて、個別の地域・国の事情に応じて細かく対応していくとしております。このように、広範囲なグローバルサウス諸国を対象とし、個別の地域・国の事情に合わせて日系企業の進出なども支援し、相互の経済成長やサプライチェーン構築の強化に対応していく上で、現在は各地域局や経済局・在外交換と連携し、推進会議で取りまとめを行っていると認識しております。日系企業のグローバルサウスへの進出を後押しするためには、日本政府がグローバルサウス諸国のリサーチはもちろんのこと、相手国からのニーズの聞き取りや日本企業の担当者が相談できる窓口の設置、現在のビジネス環境の整備など多岐にわたる支援や調整をする必要があると考えております。また、国際社会の安全保障における情勢を鑑みると、より戦略的かつ重点的にスピードを上げて、グローバルサウスとの連携強化を図る必要があるのではないでしょうか。そこで、総合外交政 策局など、全省横断的な連携を可能にする局のもとに、例えばグローバルサウス部などのような部署を設置するなど、グローバルサウス連携強化のための戦略構築や、時期に応じた適切な支援を可能とするようなグローバルサウス専門の組織を外務省として設置してはいかがでしょうか。委員長の御所見をお伺いしたいと思います。委員御指摘のとおり、グローバルサウスの存在感を増している途上国や新興国であります。その連携をさらに強化し、それらの国々をパートナーとしていくということは、日本の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持強化し、また国際社会全体を分断対立ではなく、協調に導く上で極めて重要であると考えております。私自身、就任以来でありますが、多数のグローバルサウスといわれる国々からの日本外交への大変高い信頼と期待をいただいているということ、そして日本との協力を深めていきたいと、こうした意欲を半田で感じてまいりました。また、信頼に基づきまして、グローバルサウスとの連携を深めるべく、外務省としては、総合外交政策局をはじめとし、各地域部局、また経済局、国際協力局等で議論を重ねながら、関係協会や支援に省内横断的に取り組んでいるところでございます。グローバルサウスの国々のご意見と答え、置かれた状況は様々でございまして、決して一括りに考えることはできないところでございます。引き続き、各部局の持っている知見総動員という形の中で、各国の多様性の理解と、様々なニーズをきめ細かな形で対応することができるアプローチ、このことについては、工夫をしながら、連携強化に努めてまいりたいと考えております。大臣、ありがとうございます。今回は一つの可能性として提案させていただきましたけれども、グローバルサウス諸国との連携強化については、非常に期待をしているところでございます。アフリカ諸国など、法整備やルール運用体制がままならない国であったとしても、早い段階から日本側から連携を働きかけることで、将来的な強い連帯を築くことができると思っておりますので、ぜひ、進み方や体制について、財産の要望も含めて、積極的な検討をお願いしたいと思います。続きまして、日ギリシャ租税条約についてお伺いしたいと思います。ギリシャは、2009年の信用不安による経済危機が発生したものの、2022年に、欧州委員会の監視強化が終了するなど、経済危機から回復中であると伺っております。地理的にも、市中海における交通の要であり、商社や船舶関連会社といった日系企業も浸水していることや、欧州や中東、北アフリカと深い関係を持っていることから、今回の租 税条約締結によって、さらなる経済関係の緊密化や、ギリシャを通じた周辺国との連携協会についても期待しております。その上で、今回締結する租税条約に、OECD承認アプローチという政府として導入を目指すとしている事業利得の算定方法の規定が盛り込まれていない理由についてお伺いしたいと思います。
51:13
お答え申し上げます。今先生からお話がございました。OECD承認アプローチ、AOAでございますけれども、これにつきまして、その導入によりまして、高級的施設に帰属する利得の算定方法がより明確となり、二重課税や二重非課税のリスクをより小さくすることができるというメリットがあるというふうに考えております。従いまして、政府としましては、日本が租税条約を締結、改正する際には、相手国との交渉結果次第ではあるものの、このOECD承認アプローチ、AOAに基づいた規定とすることを目指すという方針でございます。しかしながら、このAOAの実施に当たりましては、本店と支店との間の内部取引の厳格な認識が必要であり、精緻な国内法と高度な執行能力が求められるということでございます。ギリシャとの租税条約交渉におきましては、ギリシャ側に我々AOAの導入を求めたわけですけれども、国内事情からAOAを導入することはできないという立場が示され、ギリシャとの間でAOAの導入に合意できる可能性はないというふうに判断をされたところでございます。他方で、ギリシャとの進化する経済関係を踏まえますと、早期に租税条約を締結することは、課税範囲や限度税率についての法的安定性、預見可能性を高めて、日本との間の投資経済交流を促進するとともに、租税回避への的確な対処にも資するもので日本にとって重要な意義があるというふうに考えましたところ、AOAに関する規定の導入は見送ることとし、租税条約の締結を優先することとしたというこのような経緯でございます。以上でございます。はい、答弁ありがとうございました。時間もありましたので、これで質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。ありがとうございました。
53:18
はい、理研室の小島新次です。まずはじめに、投資の自由化促進及び保護に関する日本国とアンゴラ共和国との間の協定、いわゆる日アンゴラ投資協定についてお伺いいたします。このアンゴラ共和国、最近になって石油輸出国機構、いわゆるオペックを脱退をされました。これに関して、この脱退にもたらす影響、日本に対する影響も含め、あと、世界に対する影響も含め、どういった見解を政府がお持ちか、まずお伺いをし、合わせて、これは一部では、この脱退に関して、アンゴラが国益に資せないということで脱退しているわけですけれども、中国、アメリカともに、これいいことだというふうに考えているということを承知をしているところですが、この脱退によって、アメリカとアンゴラとの間、アメリカと中国との間がどのように変化をしていくのか、どのような見立てを立てているのか、政府の見解をまずお伺いいたします。
54:41
ただいま、委員からご指摘いただきましたとおり、昨年の12月でありますが、アンゴラは、現有生産枠をめぐる対立等を理由に、オーペックからの脱退を発表いたしまして、本年1月1日をもって同期校から脱退したと承知をしております。このアンゴラと米中の関係についてでありますが、ローレンソー大統領が、2023年の11月に米国に、また2024年の3月に中国を訪問するなど、米中双方とのハイレベルの往来が行われているものと承知をしております。アンゴラは、輸出の9割以上を石油・天然ガスに依存しております。経済の多格化や、また経済のパートナーの多格化を図っているものと承知をしております。従いまして、今時のアンゴラとの投資協定でありますが、アンゴラのこのような政策を踏まえますと、今後アンゴラに進出する日本企業を投資する上で、意義が大きいと考えております。
55:52
さっきの質疑でもありました通り、これはグローバルサウスの一角を占めていて、今別に各国の覇権争いということではなくて、やはり世界の安定のためにグローバルサウスどうしていくかということは非常に重要なテーマになってきているわけでありますけれども、アンゴラは、アンゴラ共和国は伝統的には、いわゆる昔風に言うと東側陣営だったものが、いろいろ内戦とかもあったり、元首が交代したりして、これからは バランスよく中立的にいろんな国としっかり発展をしていくんだという外交戦略を取っているということで、これはいいことだというふうに思いますし、そういう意味では、今まで伝統的な友好国でなかった、いわゆる西側陣営、我々も含め、日本も含め、しっかりと交流をしていく、外交上友好関係を保っていくということは非常に重要なことであり、今回の協定というのはそれに資する一つの協定であるというふうには思います。ただ、これまでの伝統的な友好国との関係が強く、とりわけアンゴラだけではなくて、今、こうしたグローバルサウフ、また財政的に脆弱な当初国を含め、中国の債務超過をもたらしている国が散見をされますし、アンゴラにおいては、これ、多分、対中債務は世界2位ぐらいに比率が、自衛内移すると大きい国となってしまっています。それは、アンゴラと中国との関係を切らせようという話ではなくて、やはり財務状況、これはやはり改善をしていくためにも、日本は資する必要があるというふうに思います。ただ、日本とだけ良くしようということではなくて、この財務問題、対中財務の問題を解決するために、日本はどのようにアンゴラと協力していくのかをお伺いいたします。
58:12
アンゴラでありますが、サハラ、アフリカ地域において有数の経済規模を有する国でありますし、また、アフリカ屈指の産有国、そして豊富な鉱物資源、これを背景に高い潜在成長力を持っている、その意味で日圏企業の関心も高いと承知をしております。他方、同国の経済でありますが、依然、石油依存が非常に高く、そして産業の発展に資する人材及び資金が決定的に不足をしていると。加えまして、内戦の影響によりまして、崩壊した基礎的な社会基盤の整備や、また地域開発、これにつきましては、内戦後十数年たっている、今も十分ではないということでございます。このような状況を受けまして、我が国自身、産業多核化のためのインフラ整備、また技術協力を通じました人材育成、こうしたことを通じまして所属工場や産業育成に対する支援、これを行ってきたところでございます。また、委員御指摘のとおり、アングラの債務、この持続性の改善のためには、世銀やIMFといった国際機関とも連携をし、JICAを通じた技術協力によりまして、透明で公正な開発金融、これに向けた債務管理能力の構築支援等を実施してきているところであります。政府といたしましては、引き続きアンゴラに対する開発心を通じまして、その経済発展の後押しとともに、日アンゴラ投資協定等を通じまして、日本企業のア フリカ投資を促し、上一体となって、アンゴラの安定的で持続可能な経済成長に寄与していきたいと考えております。
1:00:03
もう1歩踏み込んでお聞きいたしますけど、これ有数の参与国で、ただこれ中国に借金の方で取られちゃう部分も結構あるわけですよね、石油輸出しても。今言ったとおり、安定的な石油の取り出しと、あと石油だけじゃなくて、やはり多角的に経済発展しなきゃいけない。大臣のおっしゃるとおりなんですが、石油の部分の支援というのは、中国の借金の方の部分もかなりあるので、その首輝きをどう取っていくかということを意識して、ただ支援をしていかないと、ただ支援していくということは、ある意味中国の支援になっちゃうというところがあるので、この対中国、アンゴラと中国の関係性を踏まえて、もう一言ちょっと答弁をいただきたい。これはアンゴラだけに限らず、グローバルサウスの国に、もともとアンゴラ方式とも言われていて、この中国のアンゴラとのやり方が他のグローバルサウスに広がっているんですよ。ここをどうするかということは、他の グローバルサウスのこの対中債務で苦しんでいる、まっとうな発展につながっていかない、中国にスポイリーされているだけの国に対しても、大きなシグナルになると思います。中国のこの関係、いびつな関係、いびつな関係と言っちゃっている中国にもと申し訳ないけれども、ちょっと歪んだこうした関係をしっかり正していく、まっとうなことにしていくということを意識して日本はどうやるか、一言大臣お願いします。
1:01:55
今の健全な成長を遂げていくためには、今の債務の状況をしっかりと解決する道筋をとった上で展開していくというのは、これビジネス上もまた国の安定的な関係構築の上でも極めて重要だと考えております。今、債務の問題ということで、世議をはじめとして関わりを持って、しかも専門的なコンサルタルサポートをするという支援もしているところでありますので、その意味での力発揮をしていくことができるように日本としても全面的に支援をし、またこの都市協定を結んだこと自身をうまく活用して、将来に向けての両輪で進んでいくことができるようにしてまいりたいと考えております。
1:02:43
であるならば、とりわけ日本とアンゴラにちょっと絞りたいと思いますけど、この協定で投資の促進を図るというふうにはしていますので、その参与国としての支援、また多角的な経済発展とも言っていますが、具体的にどういう分野、石油以外も支援していくというか、とりわけどういう分野でどのぐらいの投資額を目指してやっていくのか、具体的な目標、また戦略的に後押ししていくという産業分野あればお示しいただきたいと思います。
1:03:29
個別企業の投資関心分野がございます。政府としてこれをモラ的に把握することにつきましては困難でございますが、アンゴラということで申し上げると、工業資源開発、さらにインフラ整備等の分野に関心を要している日本企業が多いと承知をしているところであります。投資はそもそも各投資家が種々の要素を勘案しながら、自らの経費判断に従って行うものでございまして、今政府としてアンゴラに対しまして、日本からの様々な目標設定でありますとか、こういったことについて具体的にお答えすることはなかなか難しいところではございますが、今、日本とアンゴラの投資協定の締結によりまして、この良好な投資環境の創出整備が促されるということが期待されているところであります。その意味で、企業が投資先の選択肢として、こうした環境整備が大きな決断の重要な要素になると確信をしておりまして、その意味で投資の増大や経済分野での交流を一層促進するような形での動きを、これをてこに展開してまいりたいというふうに思っております。また、具体的に、例えば、これまでも様々な形で関係性を深めてきているところでありまして、官民合同ミッションの派遣は25カ国に及んでいるところであります。また、ビジネス環境改善委員会そのものを設置している国は12カ国に及んでおります。また、昨年8月のアングラとの投資協定の署名でありますとか、あるいはオンラインビジネス対話、こういったことの実施を通じまして、日本企業と第三国企業との連携促進と、こういったことにつきましても、既に様々なニーズ、あるいはマッチングのチャンスを提供しているところでございます。また、本年8月にティカットの閣僚会合がございます。来年にはティカット9も活用しながら、今後のまさに法の支配の促進、あ るいは経済制度の強化改善、また質の高いユーラス整備等を通じまして、日本企業の対アフリカへの投資、さらにアングラへの投資ということにつきましても、しっかりと取り組んでまいりたいと考えております。菅官君。もっと踏み込んでいってもいいかなと思いますし、先ほどのコメントの金城さんも、グローバルサウスとどうしていくかということは、重要性を述べられました。これはもうややとを超えて、まさに痛い動心で我々も、そういうふうに思う次第でありますけれども、とりあえず先ほど言ったように、アンゴラ方式と言われている中国が、ここで成功体験で他の国にやっちゃっているわけですよ。そういう意味では、これを基礎改善しなければいけないし、あとは伝統的に、いわゆる東側に近かった国が、いきなりこう西に来る、赤糧、白糧みたいなことではなく、中立的にしっかり発展していくんだ、ということを打ち出しているアンゴラをしっかり支援していくということが、まさにグローバルサウスの他の国にも大きな影響を与えますので、何に踏み込んだらいいかというと、例えばODAですよ。今までオーダー型だったらオファー型に変えていっているわけですよ。そういう意味では、こういうことも、それは民民の話ではあるんだけれども、日本のグローバルサウス戦略として、重要性は、金城さんも訴えられました、そのとおりですよ。で、あるならば、自然の流れを任せて、それを支援していきますよ、ということじゃなくて、日本の外交戦略として、まずはオーダー型で、こういうのをやっていったら、日本とこういうのを応援するよ、と。オーダー型の発想ってあってもいいんじゃないですか、こういうのに。大臣、一言もいいですか。
1:07:33
グローバルサウスといかに、これから日本が戦略的なパートナーシップをつくっていくか、ということについては、委員と問題意識を共有するものでございます。まして、アフリカはこれから大きな潜在力を持っている地域でございますので、その意味では、これまでの過去の経緯を踏まえ、そして未来に展開していく上で、今、投資協定の位置づけを、アンゴラの中心にして、また展開していくということの意味は大変大きなものがあると。今、委員がお指摘のように、アンゴラモデルというようなことというネガティブなお話もありましたけれども、そういう意味で、新しい日本との関わりの中で、新しいモデルをつくっていきたいと、こんなふうに積極的に考えているところであります。
1:08:22
今、大臣が言っている、新しいアンゴラモデルですよね。これがグローバルサウスのスタンダードになれるように、とりわけ力を入れていかなきゃいけない。アンゴラが自主的にそういうふうにしようと言ったわけですから。ぜひそれを強力に推奨していかなきゃいけない。この中で単にビジネスだけじゃなくて、やはり国民相互理解が必要です。こういうのは、経済交流にしろ政治との結びつきにしても。国際交流基金というのは本当に素晴らしい事業をいろいろやっていますし、政治家とかは逆に役所が考える以上にしっかりやっている部分もあります。古い話をすれば、お親というのは百何カ国の国と地域で包囲されている。日本のイメージアップ、いまだに海外の人とお親とか、うちの妻が山形出身だからお親みたいか、ちょっと違うんだけどと言うんだけど。でも素晴らしい妻でありますけれども。あの、すみません、のろけでどうするのかという話ですが、それで、何でしたっけ、すみません、文通で結婚したんで、純愛なんです。どうでもいいや。すみません、ちょっと脱線しました。あのコンテンツが素晴らしかったから広まったというのもありますけれども、ご承知の通り国がお金を出して包囲してくださいとやったから世界で、内容も良かったから評価されたというのもあります。こうした代々的にやったのはお親なんですね。それ以降は実は代々的にいってないんですよ。国際交流機関が少しずついろんな国にいろんな日本の番組を提供して、これどうぞ包囲してくださいとやっている。これすごくいいことで、もちろん日本何名とか評価されてますけど、これはまさに別に支援しなくても売れてく、包囲してもらっているということですが、この良質なものをしっかりやってくということが、逆にその国においての日本のイメージにも大きくかかわってくるし、その友好的な雰囲気をつくる。先日ちょっとまた話脱線しちゃうんですけれども、韓国の大使館の方と会って、失われた12年が改善されて最近いいねと言ったら、いや実はおごめませんと。それ以前に実は国民の中では日本に対するイメージが変わってきてたんです。え、なんでと言ったらスラムダンクジョン映画で変わったんだと。まさにそのコンテンツというのはそれだけ大きな力を持っている、政 治以上に力を発揮する時期がある。そういう意味で国際交流基金で行われている放送コンテンツの紹介事業というのは、どんどんどんどんやっていくべきだと、今予算がもうないというふうに聞きました。で、アンゴラにおいても令和2年にこの事業が展開されていますけれども、まさにこの投資協定を結ぶ段階において、投資の促進という意味では、さらに仕掛けてやっていくべきだというふうに思いますが、この件について今後の取り組み、今予算がないから実はもうないんですって、もう泣きそうな感じで事前に情報をいただいていますが、これ予算つけてやりませんか、もっと。アンゴラだけじゃなくて。これすごくいい戦略で実績が上がっているんですよ。ジャパンハウスとかもやっても否定はしないけど、その効果を考えたらこっちの方が全然効果。大臣どうぞ。
1:12:12
お答え申し上げます。委員御指摘の国際交流基金によります放送コンテンツ海外展開事業でございますけれども、これは平成26年度から令和3年度にかけて実施された事業でございます。日本のコンテンツへの視聴機会が限られるような国、地域の放送局に対し、様々な日本のテレビ番組を無償提供するものでございまして、(( そういうのいらないじゃないですか。ただやるかやらないかだけ。 ))はい。アンゴラに対しても実施させていただきます。アンゴラに対して大変重要な国でございますので、このような重要性を改めて認識いたしまして、両国間の経済交流に推進するような様々な文化交流事業を組み合わせながら、引き続き計画を実施してまいりたいと存じております。
1:12:57
これ大臣に一言言っていただきたい。もっと予算をつけるべきですよ。すごくパワーがあるし、世界を変えるんです。いろんな外交努力してきて、さっき言った韓国で言えば、失われた10年取り戻そうとして、政治もいろいろ頑張ってきたけれども、たった一本の映画で国民の雰囲気が変わった? と言うんですよ。それは今まで言ったような国際交流機器がやってきたことで、日本人のイメージを推進というイメージを、世界広く今でも浸透しているというのは、まさにこういう事業だったんです。これもっともっとこれから戦略的にやる、アンゴランに限らず、やっていくべきだというふうに思いますし、福島のことで言えば、福島の情報発信、この原発事故災害から情報発信って政府がやってくれているけれども、それもいいけれども、こういうことをやっていく、福島のイメージを変えていくというのも、力があるよというのをずっと言ってきていたんですね。まあまあその広い意味で、この放送紹介コンテンツの紹介事業、もっと拡大して戦略的にやるべきだというふうに思いますが、今後のちょっと検討していただけるか、一言だけお願いします。
1:14:09
放送の持つ力は、しかも内容のコンテンツの部分については、これまで日本としても支援を代表とする形で、戦略的に取り組んできたものと承知をしております。その役割は極めて大きいと私自身は認識しておりますので、ある種の国民同士の相互理解を図るという観点、この観点から、少し文化外交的な形のものの中の大きなコアという形で、このコンテンツの持つ力、これを強力に引き出していきたいというふうに思っているところでございます。今はそのような形で準備を少しずつ積み上げていきたいと思います。
1:14:56
これ、予算、倍増どころか何十倍にもしなきゃいけない。だって韓国は映画 に関して日本の3倍以上の予算をつけてやっているんですよ。これやらなきゃいけないです。ぜひ具体的に予算の確保をして拡大していくということを検討をお願いします。次に移ります。一昨日の質疑でちょっと積み残しがあったので、すみません。今日、ババ副大臣、門山副大臣も来ていただいていますが、前回のババ副大臣から、この特定技能育成就労、外国人の多文化共生ということでお聞きして、その後、文科省の方から、いわゆる日本語教育の段階で、日本の生活についてもしっかり教えているんだという話があったんですが、この点が現場、各市町村、また各職場においての線になっていっていないんですね。そこでは教えているけれども、実際日本に来てみて、ごみ出しもわからない。どこに聞いたらわからない。こういうことをしなきゃいけないですよ、と教えてもらっている日本語学校で。そういうのをちゃんと文科省がやっているんだけれども、それが実際の生活者になっていったときに、つながっていかない。おとといの質疑の中では、ババ副大臣は、いろいろな工事例をしっかり他の市町村にも紹介していきますと言いましたけれども、時間がないので、2、3、工事例がどうあるのかということと、それをどういうふうに平準化していくのかという話、答弁を。
1:16:31
お答えします。市町村の工事例として、例えば岡山県宗寺市においては、平成25年度より宗寺市外国人防災リーダーの要請研修を実施しております。外国人防災リーダーは、災害時には外国人住民の中心となって、避難誘導や地域の外国人住民への情報提供などを行うとともに、平時の防災訓練においては、地域住民に対する指導役を務め、支援する側の立場で活躍しております。また、山口県集南市では、平成25年度より、外国人住民と日本人住民の交流機会を継続的に提供する国際交流サロンを開催し、各国の料理や遊びなどの文化を互いに紹介し楽しみながら、交流を深めることで有効な交流の場として活用されております。総務省としては、多文化共生の取組に関する先進的な知見等に基づく助言やノウハウの提供を行う多文化共生アドバイザー派遣制度や多文化共生推進会議を実施するとともに、こうした取組を含め、多文化共生の推進に係る地方財政措置を講じているところでありまして、引き続き地方自治体の取組を支援していきたいと存じます。
1:17:52
いろいろな紹介がありましたけれども、大事なことは、私の経験的なものでは、市長さんがしっかり情報発信を務めるとともに、大事なのは企業側なんですよね。企業側が、この役場のホームページを見れば、いろいろ書いてあるから見ろよとか言わないと、これなっていかない。今言った、一番最初に言った、私も消防団入っているから、多言語化今しているんですけれども、私の入っている消防団の中でもね。これいざというと大事なのですが、今、普通の生活者として、買い物やごみ出しや、こういう生活がいかに多文化で共生していくか、溶け込んでいくかということが肝なんですね。それは、働きに来ている方の視点に立って想像しなければだめです。それがつながっていっていませんから、それをきちっと後押ししていくように、ババさんならできると思いますので、ぜひ、また後で個別にいろいろと情報交換、意見交換をしたいと思いますので、よろしくお願いします。金山法務大臣に聞きたいと思うんですけれども、これ結局、労働力確保といっても、実は雇い負けしていくんですね、これから日本が。今、例えばベトナムの国は結構日本に来ていただいていますけれども、ベトナムの経済成長率からいえば、あと数年後には、たぶん平均所得が日本の半分ぐらいになっちゃえば、日本に来るお金だけでいえば、薄くなってしまう。この雇い負けということを含め、日本がどうやって来ていただけるか、というふうに戦略を持ちかけたいと思います。