19:55
これより、会議を開きます。内閣提出、日本電信電話株式会社等に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。この際、お諮りいたします。本案審査のため、本日参考人として、日本電信電話株式会社執行役員、経営企画部門長、服部昭俊さんの出席を求め、意見を聴取いたした人存じますが、
20:23
ご異議ありませんか。ご異議なしと認めます。よってそのように決しました。引き続き、お諮りいたします。本案審査のため、本日、政府参考人として、総務省大臣官房総括審議官、指原さとしさん、自治行政局公務員部長小池信之さん、国際戦略局長田原康夫さん及び総合通信基盤局長今川拓夫さんの出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、ご異議ありませんか。
20:51
ご異議なしと認めます。よってそのように決しました。これより質疑に入ります。質疑の申出がありますので、順次これを許します。
21:02
おはようございます。自由民主党の尾身麻子です。本日は質問の機会をいただき、ありがとうございます。今から39年前、昭和60年4月1日、日本電信電話公社が民営化し、新たに日本電信電話株式会社NTTが誕生しました。
21:20
そしてちょうどその1年後の昭和61年、民営化されたNTTが採用した第一期生として、私はNTTに入社し、17年間勤務いたしました。入社当時は、新生NTTの30万人を超える社員が、まさに一丸となって民間企業に生まれ変わるという熱気にあふれていました。また、NTTの民営化を待っていたかのように、情報通信が大変革を迎えた時代でもありました。
21:45
かつては固定電話が遠隔でのコミュニケーションの中心でしたが、1990年代のインターネットの普及により、光によるIPネットワークが急速に発展してきました。さらに現在では、携帯電話が普及し、スマートフォンの登場や5Gネットワークの拡大など、モバイル通信の高度化により、コミュニケーションだけではなく、動画やさまざまなコンテンツの視聴、また金融ヘルスケアなどのサービスがモバイルで提供され、国民の利便性を支える日常生活に欠かせないものとなっています。NTT社内の実情を知る元社員だからこそ、今回の改正案について、フェアな視点から質問させていただきます。NTTは日本電信電話公社の設備や優秀な人材などを引き継いだ企業であり、設立以来、我が国を代表する情報通信分野のリーディングカンパニーであり続けています。この先、どのような変化があろうとも、より便利な情報通信サービスを日本全国に届けるという使命は変わりません。
22:42
また、社会の変革や時代のニーズにあったサービスの提供を支える、基盤的な研究開発にも、不断の努力が求められています。