1:05
ただいまから、地方創生及びデジタル社会の形成等に関する特別委員会を開会いたします。委員の異動についてご報告いたします。昨日までに、広瀬恵美君、保市北斗君、上谷正幸君、井口稲彦君、久保田哲也君及び内越さくら君が委員を辞任され、
1:26
その受け付として、落としゆき君、友能里夫君、長谷川秀春君、山本恵介君、山本かなえ君及び高木真理君が選任されました。政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
1:44
地方創生及びデジタル社会の形成等に関しての総合的な対策充実に関する調査のため、本日の委員会に理事会協議のとおり、内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局審議官兼内閣府地方創生推進室次長西京子君ほか16名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
2:09
御異議ないと認め、最後決定いたします。地方創生及びデジタル社会の形成等に関しての総合的な対策充実に関する調査を疑題とし、地方創生及びデジタル社会の形成等の基本施策に関する件について質疑を行います。質疑のある方は順次御発言願います。
2:29
おはようございます。自由民主党の山本恵介です。
2:37
質問の機会をいただきました委員長をはじめ、理事の皆様、そして閣議員の方々に心から御礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございます。また、御答弁いただきます河野大臣、そして政府参考人の皆様方におかれましては、どうぞよろしくお願いいたします。
2:53
今日、沖縄県で地震がありまして、今、まさしく今、津波警報が発令され、避難の呼びかけがなされています。当該地域の方々の無事の避難と、そして落ち着くことを祈りながら質問を始めさせていただきたいと思います。まず、マイナ保険証についてであります。
3:20
この委員会においても、また他の委員会においても、様々な議論がなされてまいりました。私自身、これまで医療機関にかかった際、受付で保険証と、そして診察券、これを提示すると求められるわけですけれども、
3:38
その際に受付では当然のことながら、保険7割だったり、残りの9割だったりを保険者である組合だったり、協会に通知をするレセプトということだと思いますけれども、この行為が行われます。これが、様々な医療機関からそういった行為がなされるのが、当時、年間20億回というふうによく言われていました。
4:03
その際、その内容が不明であったり、分からなかったり、当該組合や協会から返礼戻ってくる、この数が年間500万件。これらが一定マイナ保険証になれば、しっかりとした正確な情報と当事者、その受付に立っている人間がしっかりと紐をつけられる、情報がしっかりとした整理をされる。
4:30
このことが整った上で、マイナ保険証を提出したならば、これらの事態がどう変わっていくのか。私は大きく改善されるということは容易に想像できるわけですけれども、この辺りについて厚生労働省から改めてご説明をいただきたいと思います。
4:50
お答え申し上げます。ただいまの委員からご指摘ございましたように、平成26年度審査分について見ますと、年間約20億件のレセプト請求の受付に対しまして、約536万件のレセプトが保険者におきます点検などによりまして、患者の方の資格情報の過誤が判明をして、医療機関等に返礼をされてございます。
5:14
こうした返礼の原因には、医療機関等での患者さんの氏名などの転記ミスなどがあるというふうに承知をしてございます。こうした点につきましては、患者の方にマイナ保険証を利用していただくことによりまして、顔認証等の確実な本人確認が可能になりますほか、レセプトコンピューターとの連携を行いますことで、
5:36
資格情報の入力などの手間やその際の誤記リスク、こちらが減少いたしまして、資格情報の過誤によるレセプト返礼の減少につながるものというふうに考えてございます。
5:49
少し平成26年という調査の時期が、もう少し新しいものはないのかなというふうな感じもするわけですけれども、ただそれでも500万件を超える返礼が行われていると。
6:02
それらのそれぞれの処理を行う組織、またその人物本人も当然のことながら1回で済むところを、そういったことを年間通じて500万件以上行われている。
6:14
私はこれはまさしくその行政や省庁やまたは窓口、その業務に与える方々、この労務、時間、そういったものをコストも含めてカットする、すり向かう果たしていく、その方法としても今回のマイナ保険者は生きてくるんだろうなと思っています。返礼の理由、おそらく詳細に説明なかったので、詳しいものが数字として一つ一つが出てくることはあまりないのかもしれません。
6:43
けれども500万件を超える返礼があっているという事実は、その作業に当たった方々がしっかりとしたその人数と時間があるということは事実であろうかと思います。今、この新しいシステムを導入するからこそ、これまでの当たり前だったものが無駄な作業として表現されるんですけれども、こういったものが削除されていく。
7:07
時間が減っていく。時間が制限、カットされていく。こういったすり向かう効果について、今一度厚生労働省の認識をご説明いただきたいと思います。
7:24
ただいま申し上げました返礼についてでございますけれども、先ほどは省略してしまいましたが、もう少し詳しく申し上げますと、これは支払機器のデータで見ますと、資格喪失後の受信、それから転記ミスにかかるもの、こちらが非常に多くなってございます。
7:44
オンライン資格確認システムをマイナンバーカードの受信によってお使いいただくことによりまして、先ほど申し上げましたような転記ミス、こういったものもなくなりますし、それからまず医療機関の窓口で正確な最新の資格情報を確認いただけるということで、
8:02
この一旦返礼になりますと、これは医療機関におきましても保健所におきましても、手間あるいは事務コストがかかるものでございますけれども、こういったものの減少につながるというふうに考 えてございます。
8:17
まさしく省庁や、またはこれらの保健所だけではなくて、このマイナンバー制度がしっかりと整っていく、そしてマイナンバーカードがしっかりと普及していく、この環境というのは地方自治体も含めて行財政改革やいろいろなことのスリム化につながっていく、私は大変有効な道具であったり手段であるとそのように思っています。
8:42
そのことを国民全員が理解した上で、この環境づくりに取り組んでいくことこそが、私はこの我が国におけるデジタル社会のしっかりとした推進の事情になると、そのように確信をしております。
8:56
そしてデジタルを担当される担当の大臣として、河野大臣にお尋ねをしたいと思うんですけれども、しっかりと保険料を納める、税金を納める、そういった国民の方々が用意されている行政サービスや新たなテクノロジーを使ったサービスを恩恵を受けることができる、または当然の権利とし てそういったサービスを受けることができる、そういった暮らしにもつながっていくこのマイナンバーカード、またはマイナ保健所、このことについてのお考えをご答弁いただきたいと思います。
9:26
厚労省から答弁ありましたように、マイナンバーカード保険証を使っていただくことで事務の効率化が図られるということに加えまして、これまでの保険証は写真もありませんでしたから、成りすましというのが相当な件数あったんだろうということは容易に想像することができます。
9:47
マイナンバーカード保険証を利用していただくことで、お薬手帳には出ない院内処方であったり、入院中の薬も含めた重複投与、あるいは飲み合わせといったものを防ぐことができるようになりますし、これから電子処方箋というものを拡充してまいります。
10:08
そういうものも利用することができるようになりますし、今、デジタル庁で自治体のご協力を いただきながら、このマイナンバーカード保険証、保険証としてだけでなく、子どもであったり高齢者であったり、あるいは指定難病の方であったりの医療費の女性の受給券としてもマイナンバーカードで使うことができるように、あるいは病院側の回収が必要になりますが、
10:37
これまでマイナンバーカード1枚あれば、薬を果たすことができる、そういう技術もございますので、自治体のご協力をいただきながら、そういうものをしっかり進めて、国民の皆様の利便性の向上に努めていきたいというふうに思っております。
10:57
ぜひとも国民の皆様の暮らしの発展とか、そういったものと同時に、それらを提供する行政側の体制についても非常に有効であるということもしっかりと訴えていただきたい、そのように思っています。次に、そのご協力をいただく自治体も含めてですけれども、窓口BPRアドバイザー派遣事業についてお尋ねしたいと思います。
11:23
窓口でできるだけ関わり少なくしよう、何も欠かないようにしよう、訪れることがないようにできればいい、そういったデジタル社会の推進というものに取り組まれていること、その一つだと思っています。その窓口業務のことについても、すでにデジタル庁は各自治体とのやりとりがあっている。けれども、そのことは分かるんだけれども、そもそもこれまでどのようなバックヤードがあったのか、どのような取り組みがあって、その窓口業務につながっていたのか、その部分も改善していかなければならない。私はそのように思います。その際に、このBPRアドバイザー派遣事業というものが有効であるというふうに感じています。しかしながら、今一度説明をしっかりいただいて、自治体の方々にもアナウンスをしていきたいと思いますので、ご説明をいただきたいと思います。
12:10
これまでは、市役所、町役場などで手続きをする際に、いちいち申請書類を書いていただいていたわけですけれども、
12:20
来庁者の氏名が分かれば、住所、生年月日、あるいは家族構成というのは住民票がありますから、行政側にもすでにそういう情報があるわけで、それをいちいちまた書いていただくというのは、これは無駄と言ってもいいのかなというふうに思います。
12:39
今度の書かない窓口のDX、これをSARSの形で提供していこうというものでございますが、これを導入するためには、今やっているものをそのままデジタル化するのではなくて、やはり業務の効率化というものも合わせてやるからこそ、効果が大きいんだと思います。
13:05
ただ、自治体にいきなりそれをやってくださいと言っても、どうやっていいか分からないということになってしまってもいけませんので、アドバイザーを派遣をして、まずはこのBPR、業務の見直しをしっかりやっていただいた上で、市役所の中の、町役場の中のデータ連携をやっていただく、そのためのアドバイザーの派遣というのをやっております。
13:29
昨年度、17の自治体でこの書かない窓口導入が進み、今年度すでに100を超える自治体からアドバイザー派遣の要請をいただいております。
13:44
地元の長崎県では、昨年、佐世保市、アドバイザーの派遣が完了し、今年から、ハサミ町でアドバイザーの派遣を開始するということになっております。大変便利なサービスではありますが、まだ1741のうち、やっと三桁に乗ったところでございますので、
14:09
私の課長としては、委員の皆様のご協力をいただきながら、積極的にこの書かない窓口の展開をしていきたいというふうに思っているところでございます。
14:20
ありがとうございます。私の地元の自治体にも言及いただきました。ありがとうございます。ただ、こういった取組、窓口 、そしてバックヤード、そういうふうに整っていくんですけれども、
14:32
実際にシステムやアプリケーション、またはその方法、これらについてまだ詳しくわかっていない自治体というのは、まさしく今ご説明いただいた内容にもなかなかアンテナが立っていないので、注目ができない、耳は届かない、そういった事態になっているのかもしれません。そういったところのシステムなどの導入に対して、電子庁が取り組もうとしているのがデジタルマーケットプレイス。
14:57
これはシステム導入に対しての不明な点、こういったものをITベンダーがどこが適しているのか、またはどのようなシステムが適しているのか、こういったものをすぐわかりやすいカタログを手にとって、その中身を見れば政府のオフィシャル性のついたものに選択することができる。このような状況であるというふうに私は理解していますが、大臣からの説明をいただきたいと思います。
15:22
これまで自治体がアプリあるいはソフトウェアシステムを調達する際には、使用書を書いて入札をして調達先を決めるということをやってまいりましたが、まずその使用書はなかなか書くのが大変だ。それから入札で時間が取られるということもございましたので、
15:44
デジタル庁がそれぞれのベンダーと基本的な契約を結んだ上で、それぞれのソフトウェア、アプリをデジタル庁の方でしっかりと見た上で、カタログサイトに登録をする。行政はそのカタログサイトを見ていただいて、どんなものがあるのかというのを知っていただく。
16:07
すでにそのカタログサイトの方はリリースをしました。今年の後半には、そのサイトの中で必要な条件を入れていただくと、そのカタログサイトからその条件に合ったものが選び出されて、それを提供されている価格で調達をすることができるという仕組みがデジタルマーケットプレイスであります。
16:32
自治体は調達のためのリソースを割く必要がなくなりますし、ベンダー側も今までは色々と全国に営業に行かなければならないけれども、スタートアップや中小企業はなかなかそういうリソースがない中で、
16:50
カタログに登録をしていただくと、いわば自治体側が入れた条件にその商品が合えば、全国から引き合いをいただくこともできるということで、自治体にとってもベンダーにとっても、今よりも非常に便利な調達方法になると思っておりますので、デジタル庁として今、この調達の方の仕組みのサイトの開発を急いでいるところでございます。
17:19
今後半、今年の終わりぐらいになってしまうかもしれませんが、このデジタルマーケットプレイスをスタートさせていきたいと思っております。
17:29
当然のことながら、各自治体のその取組に対する原資は税金でございます。これらが平等性を担保しながら、そして無駄のない活用をしていくためにも、
17:42
しっかりと国の方で、ベンダーの審査等々も含めて、正確なものをカタログに載せていただく、そこから選ぶという作業、さらには効率性や機能を拡充するために何が必要なのか、そういった事柄についてもこのカタログの中身で十分分かるような、さらにはそれらをしっかりとアップデートしながら、より活用しやすい、利用しやすい状況にするという説明をいただいたというふうに思っています。
18:10
その際に、そうは言っても、民間の取組をカタログに載せる、一部一つ、民間の取組に税金を入れる、そういったことにもなっていくんだと思います。そこの平等性とか、市場の原理に関することから、さらには地元の育てたいスタートアップ企業、そういったものもしっかりとその中に組み込んでいけたらなという地方の思いもあろうかと思います。
18:39
この辺りについての大臣の認識をお願いしたいと思います。
18:43
調達をする際に、やはり公平性というのは大事であります。カタログに載っているものの中から、私的に選ぶということでは、そこに問題が出てしまいますので、今、デジタル庁の開発をしている調達の側の仕組みは、調達モードというものを通じて調達をしていただくわけですが、
19:07
調達モードというのは、必要な条件を入れれば、それでスクリーニングした商品が出てくるということで、自治体が特定のものを、私的に選ぶことはできないような仕組みになっておりますし、この調達モードにどういう条件を入れたかというのが記録として残りますので、こういう条件で選んだら、この商品になったということが、きちんと説明責任を果たすことができるようになっております。
19:35
だからもう一つ、ベンダー側には、その商品が認証されているもの、例えばISMAPをはじめ、認証されているものがあれば、それもきちんと明確にしていただくことにしておりますので、必要なセキュリティ基準に応じて調達をすることができるようになっていく、それをしっかり実現していきたいと思います。
20:05
我々の取り組むこの先には必ず官民の連携というのは欠かすことができません。それと国と民間だけではなくて、それぞれの自治体が、自治体にいる、地元にいる、そういった企業の若い力、新しい力、そういったものとしっかりとつながっていくことが必要であろうかと思いますので、その辺りについても引き続き取り組みをお願いしたいと思います。
20:29
特定公的給付について、デジタル庁の取り組みについてお尋ねします。私、県議会に所属しておりましたが、県議時代にコロナがありました。コロナウイルスの対策について、国からの給付金、これがなかなか届かない。そのスムーズなものにも今回の取り組みが生きてくる。と同時に、のべつくまなく一律で給付することが早いんだという認識のもと、
20:55
その一つ一つをしっかり評価せずに、職種であっても産業であっても、全員に出すことにするんだと。そんな取り組みも今回のことで、私は改善できるのかなというふうな認識を持っています。この特定公的給付についての説明をいただきたいと思います。
21:12
まず、貢献受取口座という制度をつくっていただきましたので、
21:21
ここに登録をしていただくことで、コロナのときの給付金のように、いちいち口座番号を確認したり、通帳の写しを確認したりという必要がなくなります。それから、委員がおっしゃいました特定公的給付、これは法律に基づいて、この口金受取口座を活用することができるわけでございますが、この法律に基づかないものも、自治体の方から要請を受けて、
21:50
特定公的給付に指定をされれば、この口金受取口座を活用することができます。今、デジタル庁の方では、給付を支援するためのサービスを提供しようとしておりまして、これは、給付を受ける対象者の情報をデジタルでしっかりと自治体にお届けをする。いちいち紙でもらったものを打ち直したりする必要もなく、データで処方することができますので、
22:19
これからの行政側の手続きも、 非常に速やかに行うことができるようなサービスでございますので、特定公的給付とこの給付支援サービスを合わせて、これからの給付をよりスムーズにできるようにしてまいりたいと思っております。
22:36
ありがとうございます。そういった大きな変革のとき、大きな力強いイノベーションを果たしていくときに、
22:44
国のデジタル庁の職員だけが、またそれに取り組んでいらっしゃる民間の方々だけが、その手法や内容について詳しくあっても、私は力が足りない、スピード感が持てない、そのように思っています。デジタル庁はそういった部分を補うためにも、デジタル庁本体で、各自治体や民間からの人事交流を通じて、人材派遣などを通じて、人を育てるということにも取り組んでいただいていると思う。
23:12
これがこの後続いていくDXの連続の中で、実装していく自治体の大変力強い動力になる、そういった人材になろうかと思います。現在デジタル庁への職員派遣についての現状と、これからの展望についてお尋ねしたいと思います。
23:31
今、デジ庁1070名ほど職員がおりますが、自治体からの割合が約60名おります。
23:46
そうした方に自治体との関わりのある業務をはじめとして、マイナンバーカードの利活用であったり、あるいは特定公的給付、公件受取り口座に関する業務、こうしたものをやっていただいております。
24:05
さまざま人脈も作れますし、デジタルに関する知見も増やしていただいて、また自治体に戻っていただく。そういう回転ドアがうまくいろんな地域とできればいいなというふうに思っております。
24:22
小規模の自治体から人を出していただくのは難しいところではありますが、人口規模2、3000人の自治体からも職員の派遣をしていただいているところがいくつもございますので、ここはしっかり続けていきたいと思っておりますし、
24:41
一人常識のような自治体になかなかデジタル人材がいないという問題があります。そこについては少しデジタル庁としても今後真剣にどうカバーしていくのか、自治体とあるいは都道府県とも相談をしながら進めていきたいというふうに思います。
25:01
ぜひとも都道府県、自治体と連携しながらその取組に生かしていただきたい。民間ともですね。
25:08
最後の質問になります。アナログ 規制の見直しについて最後お尋ねをしたいと思うんですけれども、実はこのデジタル庁の取組を私も長崎県内でしっかりと進めていきたいと思いまして、各市庁に21あるんですけれども、いろんな資料、オープンになっている資料も含めてですね、送りました、メールで。
25:27
21のうち半分がですね、届かないんですね。そんなに容量多くないんですよ。しかし届かない。私は基礎的なですね、そういう自治体の認識とかですね、届かなかったけれども、後から届きましたよ、届いてませんよとやり取りしなければ、結局電話で確認しなきゃいけなかったんですけれども、こういった部分の基礎的なところもですね、皆さん意識を変えていかなきゃいけないなと感じました。
25:49
その意識を変えていく中に、このアナログ規制の見直しについてもつながっていくのかなと思っています。現在3783件と言われる法令に基づく規制の見直し、さらには720件の告示通知通達に基づく規制の見直しと。要は直接見なきゃいけない、立ち会わなければいけない、伺わなければいけない、閲覧しなければいけない。
26:11
こういったものが今の新しい技術や情報通信によって、テクノロジーによって改善されていくことが、今回の規制の見直しによって果たされる。そんな世界がやってくる、社会がやってくる。そういう社会をつくろうということだと思うんですけれども、この取り組み、いつまでにどれぐらいが果たされるのか、そしてその先にどういった社会が訪れるのか、大臣の御答弁を最後に伺いたいと思います。
26:35
原則6月末までにアナログ規制は一層したいというふうに思っております。アナログでやらなくてもいいよという中で、それを代替する技術が出てくれば、デジタル庁の方でそれをチェックして、こういうアナログでやってたものが、こういう技術を使えばデジタルでできるようになりますという技術カトログを今、分野ごとにつくっておりますので、
27:01
これを参照していただいて自治体民間、ぜひデジタルに取り組んでいただきたいというふうに思っております。デジタル技術を使って国民の皆様の生活を今まで以上により便利に、より豊かにしてまいりたいというふうに思います。山本啓介山本啓介終わります。ありがとうございました。the 愛知県立 自治体育館
27:54
おはようございます。自由民主党の落石敏行です。本日は質問の機会を与えていただきましてありがとうございます。早速、質疑通告に沿って質問をさせていただきたいと思います。
28:12
まず、地方経済の活性化ですけれども、その中で地方での創業促進についてお聞きします。私の地元ですけれども、広島県の瀬戸内海に浮かぶ島、枝島市というところでございます。山では柑橘類を中心にとれて、また海では柿を中心とした海産物がとれます。また旧海軍兵学校というのがありまして、威厳も感じ取れる島でございます。
28:41
私は、この生まれ育ったこのふるさと、島を守り続けたいなというふうに思っておりますけれども、昭和22年の国勢調査では、この島の人口は6万人おりまして、今は3分の1になっております。
28:59
この地域は、枝島のみならず全国各地にありまして、人口減少対策とか少子高齢化対策が、またなしの状態であります。私の地元は、行政や有志の皆さんが関係人口を増やしていこうということで、日々尽力していただいていることに心から感謝しておりますけれども、やはり人、物、金、そして情報、そのすべてが有利とは言えない地域の創生には、国のさらなる支援が必要不可欠だと私は感じております。その解決策の一つが、地域でしっかりと稼げる事業者をつくって、適正な労働人員を担保することで、まずは労働人口の流出を抑えることが考えられます。昨年10月の初試表明演説で、総理は、地方創生を支えるのは、中核は地域の中小、小規模事業者ですとおっしゃっていただきました。
29:57
中小企業、小規模事業者は、良質な雇用や豊かな暮らしの実現に寄与しておりますが、やはり地理的に有利ではない中山間地域、当初部で活躍していただくためには、地域での事業活動に積極的に取り組んでいこうという創業支援を、他の地域に比べて、より優先的に後押ししていく必要があると思いますが、どうお考えかお聞きいたします。
30:33
委員御指摘の中山間地域、当初部を含め、人口減少等の社会課題を抱える地域における創業を促し、社会課題解決と経済成長の両立を目指す、いわゆるゼブラ企業を創出し育成していくことが、地方創生の観点からも重要であると認識しております。
30:56
昨年6月に閣議決定されました「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画」におきましても、社会課題の解決と経済成長の両立を目指すゼブラ企業が位置付けられておりまして、中小企業長としましては、今年の3月にゼブラ企業を育成するエコシステムを地域で構築していくための基本指針を策定し、交渉したところであります。
31:23
また、地域における創業促進に向けた取組といたしましては、産業競争力強化法に基づきまして、中山間地域、当初部を含めた全国1490の市区町村におきまして、創業支援のための計画を策定されており、取り組んでいただいていると認識しております。
31:44
これにより、創業を希望される方向けに各地区町村でのワンストップでの支援相談窓口を整備し、また、会社設立時の登録免許罪の軽減の実施などの措置を講じております。
32:00
また、加えまして、日本政策金融広報による創業者向けの定理融資による支援も実施しております。これらの施策を通じまして、地域における創業促進に向けて、引き続き全力で取り組んでまいりたいと思います。
32:20
はい、ありがとうございます。引き続きの力強い支援、何卒よろしくお願いいたします。その支援を受けつつ、地域で意欲を持って創業した事業は、その後、持続して、継続して発展拡大していくことも重要だと思います。それには、働く人の確保が必要です。
32:40
つまり、地方は今どこも人手不足だと言っております。4月1日に日銀が公表したデータでも、全企業、全産業ですが、この雇用人員判断指数DIがマイナス36と、約33年ぶりに低水準となっております。
32:58
政府が省力化投資、児童化投資の支援を集中的に行うという話も出ておりますが、こうした支援と合わせて、特に10代、20代の若者が地方から東京に流れていってしまうという現状を改善していく必要があると思います。
33:14
これまでも様々な政策を講じていると認識しておりまして、コロナ禍においては、東京圏から地方への流れが強まりましたが、コロナ感染症が五類に移行して以降、また東京局集中が再び強まっておりまして、2022年、23年は地方からの東京圏への転入数が全年度を上回る状況になっております。
33:38
これから地方創生に向け、地方へ人の流れをつくるという観点で、抜本的な施策拡充が必要だと考えますが、自民大臣のお考えを お聞かせください。
33:55
委員御指摘のとおり、東京圏への転入超過数につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大前の2019年には約14.6万人であったところ、2021年には約8万人まで一旦減少いたしましたが、その後、2022年には9.4万人、2023年は約11.5万人となるなど、東京圏への人の流れが再び強まりつつある現状でございます。
34:24
東京圏への一極集中などの大きな流れを変えることは容易ではございませんが、雑年層を中心とした東京圏への過度な一極集中の流れを食い止めて、地方に人口を戻していくことは非常に重要だと考えてございます。
34:40
ちなみに、地方創生部局では4つの柱を立てております。1つは、地方に仕事をつく るということ、そして2つ目が人の流れをつくる、そして3つ目が結婚・出産・子育ての希望をかなえる、4つ目が魅力的な地域づくり、これら4つの柱に沿って各種施策を推進しているところでございます。
35:01
例えば、よくご案内と思いますけれども、岡山県の凪町におきましては、地方創生の交付金などを活用した取組と事例といたしまして、子育て世代の経済的負担の軽減、あるいは地域ぐるみでの子育てサポート、そして子育て世代間を対象としました就労の支援といったものも行っておりまして、全国に比べまして非常に高い水準の合計特殊収支率を維持しているということでありまして、
35:28
この点では、転入者が転出者を上回っているとも承知をしております。加えまして、この度でありますけれども、地方の取組をさらに後押ししていくことが必要だと考えてございまして、
35:41
地方から東京圏に流入する若者を地方に関流させていくために、地方への就職活動に係る交通費の支援と、地方への就職に際しての移転費の支援、また、女性、若者、子育て世代にとって魅力 ある雇用を創出するための地方拠点強化生成について、制度の対象となる部門の拡充や子育て施設の対象への追加、
36:07
これは子育てでありますけれども、安心して出産ということも大事でございますので、遠方の分泌施設で里帰りする妊婦への交通費の支援、里帰り出産を含めた広報的な出産企業体制の確保など、そういった取組も併せて行っているところでもございます。さらには、デジタルを活用することで、高齢者、障害を持つ方も含め、能力を発揮し、元気で働き続けられる環境づくりも可能になっていると考えてございます。
36:35
大変厳しい状況ではございますが、引き続き地方の声を十分に伺い、地方の悩みや課題に寄り添いながら、これらの政策を総合的に推進することで、東京圏への過度な一極集中の是正につなげてまいりたいと、御指導をいただきながら思っております。よろしくお願いいたします。
36:53
丁寧な御答弁ありがとうございます。東京圏から地方へ人の流れをつくるだけではなく、さらには、地方において人が留まるということも必要になります。地域での創業も含めて、地域の人がしっかりと地域に留まって、そこで事業を営み継続をしていくこと、これが重要です。国が地域の活性化に向けて、今御答弁いただいた様々な施策や制度をつくっても、それを使う人がいなくなってしまっては意味がないと考えています。
37:24
こうした状況を打破していくためには、地域の人たち、特に若者に頑張ってもらって、自らの創業も含めて自らがリーダーになって、地域を牽引していく必要があると思っております。私は以前、商工改正年部という団体の全国の会長を務めさせていただきましたけれども、やはり地域には気がいを持った若者も多くいます。自分の地域を活性化したい、自分たちでできることをしていきたいとも思っています。
37:51
地域の若者や若者を中心とした組織が自ら築き、行動していくことが重要でありますけれども、