22:00
これより会議を開きます。日程第一、地域における生物の多様性の増進のための活動の促進等に加換する法律案を議題といたします。委員長の報告を求めます。
22:33
ただいま議題となりました法律案につきまして、環境委員会における審査の経過及び結果をご報告申し上げます。本案は、本命・モントリオール生物多様性枠組みの採択を踏まえ、生物の多様性の損失が続いている状況を改善するため、市務大臣による基本方針の策定、事業者等による地域生物多様性増進活動の実施に関する計画の認定、当該認定を受けた者に対する自然公平法による許可の特例等の措置を講じようとするものであります。本案は去る3月14日、法委員会に付託され、翌15日、伊東環境大臣から趣旨の説明を聴取した後、22日から質疑に入り、29日に質疑を終局いたしました。質疑終 局後、直ちに採決いたしましたところ、本案は全会値をもって、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。なお、本案に対し、不対決意が付されましたことを申し添えます。以上、ご報告申し上げます。
24:13
本案を解決いたします。本案の委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。起立、多数、よって本案は委員長の報告のとおり可決いたしました。
24:34
この際、内閣提出「子ども子育て支援法等の一部を改正する法律案」について、趣旨の説明を求めます。
25:01
ただいま議題となりました「子ども子育て支援法等の一部を改正する法律案」につきまして、その趣旨をご説明いたします。少子化は我が国が直面する 最大の危機であり、2030年代に入るまでが、この少子化傾向を反転させるラストチャンスです。こうした問題認識の下、昨年末に閣議決定した「子ども未来戦略」では、すべての子ども・子育て世帯を切れ目なく支援し、共働き・共育ての推進と合わせて、社会全体の構造意識を変え、子どもを持つことを希望する方が安心して子どもを産み育てることができる社会の実現を目指しています。この「子ども未来戦略」の加速化プランに盛り込まれた施策を着実に実施するため、給付面と財政面の改革を一体的に行うものとして、この法律案を提出いたしました。以下、この法律案の主な内容についてご説明申し上げます。第一に、加速化プランに盛り込まれた子育て支援の施策や給付の拡充を行うため、児童手当における支給期間の延長や所得制限の撤廃、第3指向の児童に係る支給額の増額を行うとともに、妊娠期の負担軽減のための妊婦のための支援給付を創設します。また、子育て世帯を対象とする支援を拡充するため、妊娠期から伴奏型で支援を行う妊婦等包括相談支援事業や、保育所等に通っていない3歳未満の子どもの通園のための給付の創設、産後ケア事業の計画的な提供体制の整備、児童扶養手当の第3指向の児童に係る加算額の引上げ等を行います。さらに、共働き共育てを推進するため、両親共に育児休業を取得した場合に支給する出生後休業支援給付、育 児期に時短勤務を行った場合に支給する育児時短休業給付や、自営業、フリーランス等の国民年金第1号非保険者の育児期間に係る保険料の免除措置を創設します。第2に、こうした子ども子育て政策の全体像と費用負担の見える化を進めるため、年金特別会計の子ども子育て支援環境と労働保険特別会計の雇用環境の育児休業給付関係部分を統合し、子ども子育て支援特別会計、いわゆる子ども金庫を創設します。第3に、加速化プランを支える安定財源の確保策として、規定予算の最大限の活用等や徹底した歳出改革を行った上で、児童手当等の費用に充てるため、企業を含め社会、経済の参加者全員が連帯し、公平な立場で広く居室いただく仕組みとして、子ども子育て支援金制度を創設します。具体的には、この支援金を重当する対象事業を定めるとともに、各医療保険者は子ども子育て支援納付金を国に納付することとし、その納付に要する費用について、被保険者等から子ども子育て支援金を医療給付に充てる保険料と合わせて徴収することとします。また、子ども子育て支援金制度を段階的に構築していく間、支援金を充てるべき給付に必要な費用に充てるため、子ども子育て支援特例公債の発行を可能とします。このほか、施工期日、並びにこの法律の施工に関し必要な経過措置及び留意事項等について規定するとともに、関係法律について必要な規定の整備を行います。以上がこの法律案の趣 旨でございます。
28:57
ただいまの趣旨の説明に対しまして、質疑の通告があります。順次、これを許します。
29:21
自由民主党の田中秀行です。(おうぞう!)質問に先なりまして、本年1月のノートハント地震でお亡くなりになられた方々に、貴重なお悔やみを申し上げますとともに、被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。それでは、ただいま議題となりました、子ども子育て支援法等の一部を改正する法律案につきまして、自由民主党無所属の会を代表し、質問させていただきます。(おうぞう!)我が国の最大かつ喫緊の課題は、少子化人口減少であります。2023年に生まれた子どもの数は、統計開始以来、過去最低の75万8631人となる中、急激な少子化人口減少に歯止めをかけなければ働きて地域社会の支えてが減少し、我が国の経済や社会システム を維持することが難しくなります。すでに若い世代は減少してきてしまっており、今手を打たなければ手遅れになると岸田総理はこのことを指して、2030年までがラストチャンスとおっしゃってこられました。昨年12月に閣議決定された子ども未来戦略では、総額3.6兆円というこれまでにない規模で抜本的な政策強化を図ることとしております。子ども子育て支援は子どもの年齢や親の働き方によって必要とする支援が異なるからこそ、例えば子どもが進休できなくても、進休しても、また親がどのような働き方を選んでもきれいめいなく、何らかの支援が続くことが若い世代へのメッセージとして極めて重要であると考えます。まずそこで、まず我が国が取り組むべき少子化対策の方向性と、その中で本法案の意義について総理にお伺いします。本案においては、加速化プランに掲げるライフステージを通じた経済的支援の強化、すべての子ども子育て世代の支援の拡充、共働き共育ての推進という3つの柱に沿ってこれまでの財源規模では対応できなかった大きな給付拡充がなされ、特に働き方や子育てを共働き共育てに変えていく後押しのための給付も盛り込まれております。そこで本法案による給付拡充の内容とそれらによって子育て世代の生活が具体的にどのように良くなるのか加藤大臣にお伺いします。また、若い世代が結婚や子どもを持つことを決める際には、ライフコースを支える支援や制度が高級的安定的なものであるかが重要であるため、給付を裏打ちする財源をしっかりと用意しておくことが必要と考えます。岸田総理は、歳出改革等により社会保険負担軽減を図り、その範囲内で支援金制度を構築すると表明されており、支援金制度の構築に向けては着実な歳出改革の積み上げと民間で行われる中小企業も含めた、賃上げの支援によって社会保険負担の軽減を図ることが大前提となっております。野党の中には、税をもとに子育て支援を拡充されようというお考えもあるようでありますが、手触れ脱却を目指す現下の経済状況等を踏まえ、岸田総理は支援金制度の創設を含め、歳出改革を中心とした財源確保を決断されました。将来の子どもたちに責任ある政府与党としての適切な判断だと考えます。そこで、改めて総理に、今般の子ども子育て予算の財源を確実に確保していく決議をお伺いします。また、今後の歳出改革の進め方と、地方中小企業が課題となる民間における賃上げをどのように支援していくのか、具体的な方針を、進道大臣にお伺いします。そのようにして、実質的な負担が生じないようにしつつも、国民の皆様には、令和8年度から加入する医療保険制度を通じて、支援金の拠出をお願いする内容となっています。この点が、なぜ保険料なのか、なぜ医療保険制度なのか、といったことについて、国民の理解が進んでいるとは、まだまだ言えません。そこで、支援金を医療保険と合わせて、付加徴収することの狙いについて、加藤大臣にお伺いします。すべての子どもを支えていく理念で、本法案に盛り込まれた、ヤングケアライの支援について、現状は自治体間格差が大きく、現場からは今回の法制化を機に、全国的な底上げを期待する歓迎の声があります。一方で、ヤングケアラーの定義の中の、過度に、という文言に引っ張られて、運用で支援対象範囲が狭くなるようなことがないか、心配する声も聞かれます。そこで、今回の趣旨は、その範囲を狭くするものではなく、一人一人の年齢発達や家庭状況等を丁寧に見て、個々に応じた支援がなされるよう運用されるべきと考えますが、加藤大臣の見解をお伺いします。急速な少子化という未曾有の課題に対し、今回の法案を第一歩とし、少子化対策を前に進めていくことが重要であります。現場では、子ども未来戦略において、長年改善が期待されてきた、四、五歳児の保育士の配置基準の改善が図れることをはじめ、今回の少子化対策の拡充を歓迎する声を聞いております。今後も、政府の力強い取組をお願い申し上げ、私の質問を終わります。御清聴ありがとうございました。
37:04
田中秀之議員にお答えいたします。少子化対策の方向性と本法案の意義についてお尋ねがありました。昨年末にまとめた子ども未来戦略においては、若い世代の所得を増やす、社会全体の構造や意識を変える、全ての子ども子育て世代が切れ目なく支援をする、というこの三つの理念の実現を掲げ、約3.6兆円規模に及ぶ前例のない規模で、子ども子育て支援を抜本的に強化することとしております。その実行に向けて本法案には、児童手当の抜本的拡充、子ども誰でも通遠制度の創設、育児休業給付の充実など、長年指摘されながら実現することができなかった施策を盛り込んでおります。こうした制度や施策の実現と合わせ、社会全体で子どもや子育て世代を応援する機運を高める取組も重要であり、車の両輪として進めてまいります。今般の子ども子育て政策の財源の確保についてお尋ねがありました。子ども子育て政策の抜本的な強化のための加速化プランの財源確保については、本法案において、歳出改革による公費節減、規定予算の最大限の活用、そして支援金で賄う、こうしたことを明記しております。支援金制度の構築も歳出改革による保険料負担の軽減効果の範囲内で行うこととするなど、歳出改革を中心として財源を確保することとしており、徹底した歳出改革に取り組んでいくことにより、必要な財源を確実に確保してまいります。財務の質問については、関係大臣から答弁をさせます。
39:44
田中秀幸議員のご質問にお答えします。本法案によって、子育て世帯の生活がどのように良くなるかについてお尋ねがありました。本法案によって、児童手当の抜本的拡充や妊娠・出産時の10万円給付の制度化などにより、子育て世帯の経済的負担を軽減するほか、伴奏型相談支援や子ども誰でも通園制度の創設等により、切れ目のない支援を実現するとともに、さらに、両親が育休取得する場合の手取り10割を実現する給付等の経済支援により、共働き、共育てを推進します。こうした拡充策により、政府が総力を挙げて取り組む賃上げ等と相まって、若い世代の所得を増やし、結婚・子育てを確実に応援する ことで、希望する方が安心して子どもを育てることができる社会の実現につなげてまいります。支援金を医療保険料と合わせて付加徴収することの狙いについてお尋ねがありました。社会保険制度は、社会連帯の理念を基盤として、共に支え合う仕組みです。支援金制度も、こうした連帯の理念を基盤に保険料と整理されます。支援金を医療保険者に医療保険料と合わせて徴収していただくこととしたのは、医療保険制度が他の社会保険制度に比べ付加対象差が広いこと、幅広い給付体系となっており、世代を超えた支え合いの仕組みが組み込まれていること、さらに急速な少子化・人口減少に歯止めをかけることが、医療保険制度の持続可能性を高めること等の理由からです。こうした点について引き続き、丁寧に説明を尽くしてまいります。ヤングケアラー支援の法制化についてお尋ねがありました。ヤングケアラーの定義における過度に、とは、一律にその範囲が定まるものではなく、一人一人の子ども、若者の状況や受け止め等も踏まえながら、勉強や遊び等の時間が奪われ負担になっている重い状態にあるかどうか、子どもの最善の利益の観点から個別に判断していくべきものと考えています。こうした考え方等について、丁寧に周知を図り、運用に万全を期してまいります。
42:33
田中秀幸議員の質問にお答えします。子ども子育て政策加速化プランの財源確保のための、歳出改革の進め方についてのお尋ねをいただきました。この歳出改革については、昨年末に閣議決定された改革工程に沿って進めることとしております。改革工程は、医療・介護保険制度等を中心に、サービス提供の質の向上や効率化、生産性の向上など幅広い取組を視野に入れた内容になっています。歳出改革の具体的な内容については、年齢にかかわらず、全世代が負担能力に応じて公平に支え合い、等しく恩恵を受けられる全世代型社会保障を構築する中で、毎年度の予算編成過程において検討し、公費の節減と保険料負担の軽減効果を2028年度までに着実に積み上げることにしております。2023年度と2024年度では、歳出改革により3,700億円の公費節減と3,300億円の社会保険負担軽減効果を表示させています。この取組を継続し、安定財源を確保してまいります。続きまして、地方中小企業を含めた賃上げの支援についてのお尋ねをいただきました。経済財政社会保障の持続可能性の確保には、民主主導の自律的な経済成長の実現により、日本経済を新たなステージに移行させる必要があり、そのために取り組んでいるのが構造的賃上げの実現であります。賃上げに向けては、今年の春季労使交渉において、連合の第2回集計では、平均賃上げ率5.25%、中小企業に限っても4.50%と、昨年を大きく上回る力強い賃上げの動きが出ています。こうした動きが雇用の7割を占める中小企業や地方の隅々にまで波及し、裾野の広い重層的な賃上げが実現していく。これが重要であります。このため、まずは、労務費の価格転嫁をはじめ、適切な価格転嫁と製品価格の設定が行われることを、新たな召集官として定着していきます。さらに、中小企業の稼ぐ力を高め、より大きな価値を生み出せる構造に転換できるよう、省力化投資の支援等、そしてまた経営者のリスキリングなど、生産性の向上に取り組んでまいります。
45:30
立憲民主党の岡本 彰子です。(おーっ)ただいま議題となりました、子ども子育て支援法等の一部を改正する法律案に対し、立憲民主党無所属会派を代表し質問をいたします。3月15日が所得税等、昨日4月1日が消費税等の確定申告の期限でした。国民は増税、自民は脱税、多くの納税者の怒りが沸騰しています。(おーっ)キックバックを受け、使徒を明らかにせず、政治活動以外にも使えば課税対象のお金なのに納税もしない裏金議員や派閥幹部。これだけ国民の信頼を裏切っている裏金議員の処分について、世論調査でも8割越えの方が「厳しい処分を」という声です。(おーっ)コロナ禍に銀座に出かけて処分を受けた自民党議員よりも軽くて済むなどということはありえません。(おーっ)元安倍派閥会長の森嘉郎元総理が、官僚復活に何らかの影響力を持っていた可能性が浮上という報道があります。当然岸田総理が直接森元総理に聴取確認して全体像を明らかにしなければ適正な処分にはなり得ません。(おーっ)また2022年3月にも安倍派閥幹部が協議していたことが明らかになりました。世耕参議院議員の成林審での発言は嘘だった可能性が高く、岸田総理の「何のことだかよくわからない」との国会答弁も真実を解明しようとする姿勢とはとても思えません。(おーっ)国会啓示も甚だしくさらにお手盛り調査で幕引きとは国民が許すわけがありません。(おーっ)もはや自民党に事情能力は期待できません。改めて森元総理や安倍派幹部には国民の目に映る場として国会の承認喚問に応じるよう強く求めます。(おーっ)自民党総裁である岸田総理の日の玉ぶりを国民は注視しています。さて今回の子ども子育て支援法等の一部を改正する法律案について、子ども子育て施策が前に進む内容については評価しますが、財源については裏金のごまかしと同様様々なごまかしがあり到底納得できるものではありません。(おーっ)ごまかしの第一は国民に負担増となるのに税ではない健康保険料だ。実質負担なしと繰り返し負担が少ないかのように見せる総理のごまかしの姿勢です。(おーっ)保険料を支払う方一人当たりで事業主負担も合わせると一体どのくらい負担することになるのかと問うても、総理は加入者一人当たりの支援金額とこちらの質問にまともに答えず少なく見せる印象操作を繰り返すばかりです。(おーっ)健康保険種類ごとの詳細資産を出すと言いながら予算成立の先週末まで2ヶ月間も出ししぶり、予算審議にも失笑をきたす不誠実ぶりです。健康保険ごとの事業主と合わせた一人当たり負担額と求めているのに、加入者一人当たりの支援金額で出してきた資料も記載し、非保険者一人当たりの負担額は括弧書きの小さい文字で、しかも事業主負担額は記載すらしていません。加入者と非保険者の違いにこだわるには理由があるのです。加入者一人当たりとは保険料を払っていない子どもまで分母に入れて計算をしています。多くの国民の関心ごとは保険料を支払う本人である非保険者一人当たりどのくらいの負担になるのかなのです。事業主負担も合わせた額にこだわるのは、事業主負担分は潜在的な賃上げの原資となるからです。すなわち、保険という制度を通さなければ賃上げに回せるお金になるのです。今回ようやく出てきた資産の資料をもとに、憲法組合の場合、非保険者と事業主負担を合わせた一人当たり平均で計算をすると、非保険者負担850円、事業主が同額負担で平均月額1700円になるということでよろしいですね。総理には資産資料をもとに金額を提示してお答えいただきたいと思います。もう一度言います。憲法組合における事業主負担も合わせた非保険者一人当たりの平均負担額をお示しください。憲法組合の方で非保険者一人当たりの保険負担額は、年間では平均2万円を超える額です。同じ憲法組合の共働きだと4万円です。しかも現役負担がより重い制度であり、非保険者事業主ともに増税そのものではありませんか。総理、全ての保険料負担者が自分のおよその負担額がわかるように、それぞれの保険の種類ごとに、およその所得回送別の負担金額を示してください。財源となる社会保険料のうち医療保険料についても伺います。社会保険の負担軽減とおっしゃいますが、すでに医療や介護従事者の賃上げ分約3,400億円の増加が決定しています。これを除外して負担増とみなさないという説明を、竹見厚労大臣がしていることもごまかしそのものです。実際には今後国民の負担増は明らかです。総理に確認します。今後医療介護等の影響を踏まえても保険料が上がることは本当にないのでしょうか。お答えください。そして少なくとも自分が従来の健康保険料と子育て支援金のそれぞれをいくら負担しているのかがわかるよう、給与明細 や健康保険料決定通知書等において別々に明記されるのでしょうか。伺います。第2のごまかしは、昨年6月や今年の市政方針演説等の場で、総理が自身ありげに加速化プランの3.6兆円で、我が国の子供1人当たりの家族関係支出は対GDP比で16%とOECDトップのスウェーデンに達する水準となり、画期的に前進しますと豪語したことです。総理の発言には、一定の前提をおいてという条件があり、予算を拡充しなくても子供の数が少なくなり、少子化が進めば進むほど数字が高くなる指標を使っていました。国際比較に使われたことはなく、子供家庭帳が独自に作った指標です。さも国際トップクラスになるかのような印象操作です。総理、この指標でスウェーデン並みとか言っても国際的には全く通用しません。独自指標の使用はやめるべきではないでしょうか。第三のごまかしは、財源に「租税」という言葉を避けて保険料に紛れさせ、支援金という名の負担金を徴収する点です。健康保険法には、疾病、負傷、もしくは死亡または出産に関して保険給付を行い、とあり、法律の給付の対象に子育てが入っておりません。にもかかわらず、健康保険法に位置づけるのは、そもそも無理があります。目的外仕様に当たるのではないですか。国民健康保険料に関しては、2006年3月1日の最高裁判決があります。特別の給付目的をもって、特別の給付に対する反対給付としてでなく、一定の要件に該当するすべてのものに対して化する金銭給付は、その形式の違和にかかわらず、憲法第84条に規定する「租税」に当たるべきであるというものです。総理、子ども子育て支援金の負担金は、まさにこの判決に当てはまり、保険料ではなく、租税に当たるのではないでしょうか。健康保険など社会保険を拡大解釈して、お金を徴収しやすいところから取るという発想はやめてください。子ども若者支援の財源については、すでに一昨年前、私たち立憲民主党は、子ども総合基本法案を提出し、地域の際に所得税、金融所得課税の累進強化、法人税の見直しなど、税制全体の見直しを明らかにしました。総理、やはりこれは税です。子ども次世代のために、国民の皆様の協力が必要だと、素直に頭を下げお願いをするべきです。次に、子ども子育て支援制度の中身について伺います。もともと私たち立憲民主党が早期から求めていることが盛り込まれており、速やかに実施を求めます。加えて改善点等も指摘をします。妊娠期から育児期まで切れ目のない、伴奏型支援の拡充については、特に相談支援の強化が大変重要です。これは相談相手と信頼を構築できるかにかかっています。総理に伺います。伴奏型支援における子育て ケアマネージャーの必要性はありませんか。誰でも通援制度は全国どの地域でも利用できる範囲に受け皿保育園があることが大前提です。また対象に医療的ケア児や障害がある子どもは入っていますでしょうか。この子たちが断られることがあるとしたら大問題です。一方で現場からは保育士不足の現状の中、受け入れられるか不安の声も上げられています。総理、誰でも通援制度は全ての0から2歳の子どもが通えることを保証していただけますか。また、月10時間では足りないという声がすでにあります。この声にはどうお答えになりますか。加えて受け皿となる保育士配置基準の見直しも、死後最時にとどまらず抜本的に進めるべきではありませんか。子ども若者政策は、0、2歳中心の加速化プランで終わるものではありません。特に学校給食の無償化について、総理は6月までに全国の実態調査の結果を公表した上で、小中学校の実施状況の違いや法制面を含めた課題を整理して結論を出すと答弁しています。総理、やる気はないということですか。それとも無償化する可能性はあるのですか。明確にご答弁願います。今回、同時に改正する子ども若者育成支援推進法改正案では、ヤングケアラー支援を法律上に位置づけることになります。立憲民主党もずっと求めていました。総理、速やかに実態把握をし、子ども若者にとって信頼できる大人がそばにいることを知って頼ることができる体制強化を求めます。お答えください。全ての子ども若者には、安全で安心できる居場所が絶対に必要です。家庭や学校等だけでない第三の居場所づくりの早急な拡充と支援が必要です。総理に第三の居場所の必要性の認識を伺います。ルル、申し上げましたが、若者にとっては、ぶっかだかに負けない、過所分所得のアップが何よりも重要です。今回の法案では、社会保険料負担がじわじわ縛り寄せになり、結局、過所分所得が減るのではという不安を払拭することはできません。チルドレンファーストは、私たち立憲民主党が一貫して主張しています。子ども、若者、経済的に安定をし、結婚や子どもを持つ持たないそれぞれの希望が叶えられるよう支援してまいります。立憲民主党は、人へ未来へ、まっとうな政治をつくりあげることをお誓い申し上げ、私の質問を終わります。ご静聴ありがとうございました。
1:01:34
岡本局議員にお答えいたします。子ども子育て支援金制度の拠出額についてお尋ねがありました。ご指摘のとおり、憲法組合の非保険者一人当たりの支援金額は850円程度であり、老子接班で拠出いたします。しかし重要なのは本人拠出額であり、事業主が拠出する分と足し合わせて金額を挙げつらうことは適当ではないと考えております。また支援金は、歳出改革による保険料負担の軽減効果の範囲内で構築することを基本とすることで、実質的な負担が生じないものであります。事業主や高齢者を含む全世代から広く拠出していただき、公費と合わせて子育て世帯への大きな給付拡充に充てるものであることも踏まえれば、現役世代の負担がより重いとの指摘は当たりません。子ども家庭帳の試算では、現行の医療保険料額の4から5%程度となることをお示ししております。これによって、国民お一人お一人の居室のイメージを持っていただけるものであると考えております。今後の保険料負担や支援金の額の給与明細への記載についてお尋ねがありました。支援金制度については、社会保障負担率という具体的なメルクマールを設け、支援金の導入によっても社会保障負担率は上がらないということを国民に新たな負担を求めないことの証としてお約束したいと考えています。社会保険料全般について申し上げれば、高齢化等による社会保障給付の増加に伴って増加する可能性はありますが、国民所得の増加 により足下でも社会保障負担率は低下する見込みです。その低下を確かなものとするために、所得の増加を先行させつつも、徹底した歳出改革により社会保険料負担を全体として抑制していくことがまず重要であると考えています。また、給与明細への記載については、健康保険法上、事業主は保険料の控除額を非保険者に通知しなければならないとされる一方、その内訳をどこまで示すかまでは義務付けられておらず、事業主の判断に委ねられるものですが、他方で、危機的な状況にある少子化の中、子ども・子育て世帯を支援するために支援金を拠出いただくという趣旨を非保険者に知っていただくことは重要であると考えます。こうした観点から、給与明細書等において支援金額を表示する取組が広がっていくよう、法律の施行に向けて関係者の御意見を伺いながら、支援金制度の理解促進に向けて必要な取組進めてまいります。そして、子ども一人当たりの家族関係室のGDP費についてお尋ねがありました。子ども・子育て関係予算の国際比較を行う場合には、家族関係支出のGDP費で比較することも重要ですが、今回の加速化プランでは、子ども一人一人に対してしっかりと予算を当てていくことが重要であるとの考えのもと、児童手当の抜本的拡充や10万円相当の出産子育て応援交付金などを盛り込んでおり、その評価に当たっても、子どもの視点に立って子ども一人当たりで見た指標でお示しすることが有意義なことであると考えております。子ども・子育て支援金と保険料の関係についてお尋ねがありました。支援金制度については、少子化人口減少に歯止めをかけることにより、医療保険制度の持続可能性を高め、その存立基盤に重要な受益ともなるものであり、保険料の目的外使用との御指摘は当たりません。現行の医療保険制度においても、保険料が当てられているものとして、出産育児一時金や保険給付に該当しない保険事業があるほか、介護納付金など医療保険と併せて拠出いただきつつも、社会連帯等の観点から医療保険とは異なる制度の拠出に当てている例もあります。このように、現行の医療保険制度においても、給付と負担の関係は様々である中、反対給付制については、保険料の一部を取り出して判断されるのではなく、保険料全体として判断されるものであると考えております。このため、支援金制度の導入により、医療保険の保険料全体としての反対給付制が失われるものではなく、支援金は総 勢には当たらないと考えております。また、こうした考え方は、御指摘の最高裁判例と矛盾するものではありません。伴奏型相談支援についてお尋ねがありました。妊娠期から出産・子育てまで一貫して身近な場所で相談に応じ、様々なニーズに即して必要な支援につなぐ伴奏型相談支援の取組を推進してきたところであり、本法案において児童福祉法に基づく新たな事業として制度化することとしています。その担い手の在り方については、法律の施行に向けて自治体の取組状況、体制等も踏まえつつ、当事者の立場に立って具体的方策を検討してまいります。子ども誰でも通縁制度についてお尋ねがありました。子ども誰でも通縁制度は、全ての子どもへの支援を強化するものであり、医療的ケア時や障害のある子どもも利用できるよう検討を進めるとともに、制度化を見据え、実施主体となる市町村への働きかけ、提供体制の整備の支援、これを行ってまいります。制度化後の上限時間は、今年度から月10時間を上限としている志向的事業の状況や、全国的な提供体制の確保状況等も踏まえながら、今後検討をいたします。