39:04
これより会議を開きます。理事辞任の件についてお伺いいたします。理事大阪政治部から理事辞任の申出があります。これを許可するに御異議ありませんか。御異議なしとお見ております予定そのように決しました。引き続き、理事補欠宣任の件についてお伺 いいたします。ただいまの理事辞任に伴う補欠宣任につきましては、選例により委員長において指名するに御異議ありませんか。御異議なしとお見ております。それでは理事に大西健介君を指名いたします。令和5年度一般会計予算、令和5年度特別会計予算、令和5年度政府関係機関予算、以上3案を一括して議題とし一般的質疑を行います。この際お分かりいたします。3案審査のため、本日政府参考人として、内閣官房内閣参事官広瀬健治君、内閣官房内閣審議官平井康生君、内閣官房内閣審議官中田雅一君、内閣府政策統括官荒木真一君、総務省自治財政局長原国明君、法務省民事局長金子佐野君、法務省刑事局長松下博子君、出入国在留管理庁次長西山武次君、外務省大臣官房長清水文夫君、外務省大臣官房審議官見栄大輔君、外務省大臣官房審議官中村和彦君、外務省大臣官房参事官中村清明君、外務省北米局長神戸康弘君、外務省欧洲局長中米正氏君、財務省主計局長新川裕次君、財務省国際局長三村敦志君、文化庁次長郷田哲夫君、厚生労働省社会援護局長河本卓夫君、厚生労働省老健局長大西康治君、農林水産省大臣官房統計部長山田秀也君、農林水産省農産局長平方裕作君、農林水産省経営局長村井正近君、経済産業省大臣官房消無サービス審議官模木忠 史君、経済産業省大臣官房審議官門松隆君、資源エネルギー長省エネルギー部長井上博君、国土交通省大臣官房公共交通物流政策審議官鶴田博久君、国土交通省鉄道局長上原敦史君、官公庁次長原井川直弥君、会場法案庁長官石井昭平君、防衛省大臣官房衛生官鈴木武子君、防衛省大臣官房審議官門亜紀良君、防衛省防衛政策局長松田和夫君、防衛省整備計画局長川島貴紀君、防衛省人事教育局長町田和人君、防衛総部長プロジェクト管理部長坂本大介君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。質疑の申出がありますので、順次これを許します。安保長官、安倍総理書官で法徹の経緯を御説明いただけませんか。これは理事会でも求めていただいたことだと思いますし、野党一致しての要求であります。新井総理書官の法徹の経緯、そして謝罪について官房長官から質疑に入る前に一言あるべきではないでしょうか。質疑は終わりました。「はい、そうです」
44:59
(( 答弁してるんだ ))(( 本部説明しないで質疑は 始めるんだ ))おはようございます。予算委員長の御指名がございました、自民党の田畑弘明でございます。それでは質問に入らせていただきたいと思います。岸田総理のリーダーシップの下、岸田政権は、自読可能で多様性を認め合う、法制的な社会を目指すことを、政権の重要課題の一つとして取り組んでいるというふうに認識をしてございます。そうした中で、先週、総理の側近である総理秘書官の一人が、性的マイノリティや同性カップルの方々を差別しているとも受け止められても致し方ない発言を行い、その職を追われるという事態が発生をいたしました。発言には大変強い意気通りを感じるものでございます。そこで、松野官房長官に、改めて、岸田政権の性的マイノリティの方々等に対するスタンス、考え方をここで確認をさせていただきたいと思います。また、その上で、今回の総理秘書官の発言をどのように受け止め、今回の人事上の措置を決断するに至ったのか、その考え方をお聞かせをいただきたいと思います。
46:24
田畑先生にお答えをさせていただきます。岸田政権は、持続可能で多様性を認め合う、法律的な社会を目指しています。性的指向、政治人を理由とする不当な差別や偏見はあってはならないと考えており、政府として多様性が尊重され、すべての人々がお互いの人権や尊厳を大切にし、生き生きとした人生を享受できる共生社会の実現に向け、引き続き、さまざまな国民の声を受け止め、しっかりと取り組んでまいります。あらいもと、総理秘書官の発言については、おふれこの場での発言であり、その詳細を承知していませんが、見たらどう思うか、隣に住んでいたらどう思うか、同性婚を認めたら国を捨てる人が出てくる、他の秘書官も同じ考えではないかといった発言については、不当な差別と受け取られても仕方がないものであり、また、政府の方針と全く相入れず、言語同談であり、遺憾であると認識をしております。このため、岸田総理が、総理秘書官としての職務を解くという判断を行ったものであります。
47:44
ありがとうございます。今、長官から、政府の方針と全く相入れないという発言がございました。国、内外を含めまして、このことにつきまして、丁寧な説明を引き続き求めたいというふうに思います。それでは、改めて質問に配列させていただきたいと思います。長官は、ご退席いただいて結構でございます。まず、構造的な賃上げにつきまして質問を申し上げます。岸田総理は、主政方針演説で、構造的賃上げに向けて、三密体の労働指導改革を行うと述べられました。物価上昇を超える賃上げ、持続的に賃金が上がる構造を作り上げる、公的セクターや政府調達で働く企業で働く方々の賃金を引き上げることを明言をされております。まず、岸田政権の重要テーマであります、構造的賃上げ実現に向けまして、後藤大臣の決意をお聞かせいただきたいと思います。
48:39
賃上げは、新しい資本主義の最重要課題でございまして、意欲ある個人の能力を最大限に生かしながら、企業の生産性を向上させ、さらなる賃上げにつなげる、好循環をつくって、持続的な賃上げを実現していくことが重要でございます。まずは、この春の賃金交渉に向けまして、物価上昇を超える賃上げに取り組んでいただくべく、政府としては、賃上げ税制や補助金における賃上げ企業の優遇などに取り組むとともに、特に中小企業における賃上げの実現に向けまして、生産性向上などへの一層の強化や、公正取引委員会や中小企業庁における大幅な増員による下請取引の適正化、価格転嫁の促進などに取り組んでまいります。さらに、今お尋ねありました意欲ある個人の能力を最大限生かしながら、企業の生産性向上を図り、構造的賃上げを実現するということで、意欲ある個人に対するリスクリーニングによる能力向上支援、職業に応じてスキルが適切に評価され、賃上げに反映される日本型の職務級の確立、成長分野への円滑な労働移動を進めるという三民一体の労働指標改革に、官民連携で着実に取り組んでまいります。これに加えて、科学技術イノベーション、スタートアップ、GX、DX を重点分野として、官の投資を秘密として、民間投資を大胆に喚起することで、生産性や負荷価値を向上させるとともに、適切な価格付けを通じてマークアップ率を高め、物価上昇に負けない賃上げやコスト上昇の転嫁のできる適切な社会がしっかり確保していく、このような連続的に拡大が続く成長と分配の好循環を実現してまいります。持続的な賃上げである構造的賃上げや人への投資設備投資を行うことを後押ししてまいりたいと思います。
50:59
引き続き、後藤大臣にお伺いしたいと思いますが、今、答弁の中でも日本型の職務給の言及もございました。この導入するにあたりまして、指針を6月に取りまとめるということが、政府が方針を示していらっしゃいます。ここで、政府が目指す日本型の職務給とは、どのような内容を想定すればよろしいのでしょうか。導入される対象、これは全年代の方々なんでしょうか。それとも若年層を中心とするのか、お考えを聞かせていただきたいと思います。
51:37
職務給の確立については、職務に必要なスキルとそれに見合う給与体系を明確化することで、年齢や性別を問わず、あらゆる労働者が自らの希望に従ってリスキリングを行い、成長分野への企業間・産業間の労働移動を行えるようにしたり、企業内であっても新たな職務に就けるようにする環境を整備するものであります。これによって、仕上げを行われる構造を作る必要があると考えています。その際、職務給については、個々の業界や従業員の年齢構成をはじめとした企業の特性等に応じた導入のあり方が考えられると思います。例えば、企業によっては、職務給を一度にではなく順次導入する。例えば、管理職など一定層以上の人から導入するとか、ITだとか一部の組織にまずは導入するとか、中等採用者など行動専門人材から導入するとか、いろいろな導入の仕方があると思います。その他に、その適用に当たっても、職務スキルだけではなくて、個々の能力の高さを勘案する。そういった自由度があった方が、より機能するということも考えておりまして、6月ご指摘のあった労働移動円滑化のため のシーンでは、日本企業に合った職務給の導入方法を累計化し、モデルを推進してまいりたいと考えています。
53:21
ありがとうございます。今日、加藤大臣もいらっしゃいますので、ここは後藤大臣も前の厚労大臣でもございます。しっかり連携をしていただきまして、労働政策、田部屋の賃上げについて、肝になる部分だと思いますので、お取組みをぜひお願いしたいと思います。ここで、ちょっと私から意見を申し上げますが、予算委員会で議論がなされている、いわゆる103万ですとか106万、130万円の壁についてであります。総理も答弁におきまして、社会保険料が生じることにより、いわゆる就労調整が実際に生じているということ、この問題意識を共有をし、制度をしっかり見直すということを表明されています。政府は、昨年の12月の全世代型社会保障構築会議におきましても、取りまとめに働き方に中立な社会保障制度の構築として、既に論点が整理をされているところであります。一義的には、社会保険の適用拡大をしっかり進めるということ が、壁の解消だというふうには考えます。直近では、昨年の12月に企業要件ですとか、とうとう撤廃をされ、累次の進んできた社会保険の適用拡大が進められてきています。これは、段階的な拡大ですとか、周知をしっかり行って取り組んできているという経緯があります。また、年金制度で第3号非保険者の扱いについても、これは一緒に連動しながら論点になるのではないかと思います。非扶養者でない単身世帯の方への扱いへの配慮であったりですとか、適用拡大の進め方につきまして、これは我々自民党内でもしっかり積極的に丁寧な議論をして行ってまいりたいと思いますし、政府においても、業所間別にしっかり協力を得て、メリットの広報ですとか、周知について啓発活動ですから、これをしっかり行っていただきたいということを求めるものであります。また、構造的な賃上げと同時に、特に勤労世代の雇用環境の整備、不本意の非正規労働者の正規化、また、個人の多様な選択を支える、しなやかな労働市場の構築、これは大変大事な分野であると思います。これも労働政策パッケージ、昨年の12月に定めてございます。これをしっかりスピード感を持って着実に進めることを改めて求める次第でございます。それでは次、勤務間インターバルにつきまして、ちょっと加藤大臣にお聞きさせていただきたいと思います。睡眠不足が労働生産性であったりですとか、ワークエンゲージメントの低下等をもたらしているという専門家の指摘もございます。男女とも子育て時間をしっかり確保しつつ、働くことのできる雇用環境、職場環境をしっかり整備をしていくことが重要であります。現在、事業主の努力義務であり、政府は閣議決定で導入企業の割合を15%という目標を立てているところでございますが、とりわけ中小企業における勤務間インターバルの推進における整備環境、どのように取り組んでいかれるのか、厚労大臣の御答弁をお願いします。
56:26
その前に今、委員からお話がありました、しなやかなというお話がありました。いわゆる働き方に忠実的な制度、これをしっかり構築をしていきたいというふうに思いますし、いわゆる103万、106万、130万等々の壁、やはりそのことは当然認識をしながら、ただ委員がおっしゃったように、社会保険の提供拡大、そしてそのメリット、こういったこともしっかりと集中を図り、理解 を広めていきたいと思っております。その上で今、勤務間インターバルのお話がありました。この勤務間インターバル制度、働く人の健康の維持・向上、ワークライフバランスの確保につながるものとして大変重要と考え、企業における制度導入の促進を取り組んでまいりました。残念ながら、ちょっとコロナ禍で少しその取り組みが停滞をしている。また、中小企業における導入割合が低いということ、そうした中で、昨年11月、田畑議員が座長を務める自民党のPTからも、中小企業への支援の強化を含めた緊急提言をいただきました。提言の内容も踏まえて、制度導入の参考となるマニュアルの作成周知、導入促進などの開催、これは従来取り組んできたものでありますが、それに加えて、社会保険、労務士等の専門家によるアウトリーチ型のコンサルティング、中小企業が勤務間インターバル制度に関する研修を実施した際の支援の拡充、こういった取り組みを進めていきたいと考えております。
57:56
ありがとうございます。スピードを保ってぜひお願いしたいと思います。ここで加藤大臣に、ちょっと通告の順番を変えますが、介護人材の関係の質問をちょっと移らせていただきたいと思います。介護福祉士国家資格の受験者数、合格者数、合格率の中身でありますが、受験者数が過去5年間下がり続けています。介護分野への人材供給を考えますと、大変有意識問題であるというふうに捉えております。また、介護福祉士養成施設の今春、この春の入学者につきましても、去年の秋行われている学校推薦型選抜公募であったりですとか、一般選抜前期試験の受験者数から大変厳しい状況であるということが、その旨を側聞をしているところであります。養成施設の努力だけではなく、政府や地方自治体、教育委員会等も巻き込み、若い人材が自ら福祉分野へ就労する仕組み仕掛けをしっかり作り出していく必要があろうかと思います。そこで、介護福祉就学資金等貸付事業についてでありますが、現在都道府県ごとに所得制限があり、必ずしも必要な学生に対して支援が行われていないという状況も聞くわけでございます。その状況につきまして、どう理解をされているのか、また、より幅広く新たな介護人材を確保する観点から、この所得制限を撤廃すればよろしいかと思いますが、いかがでしょうか。
59:32
今お話がありました介護福祉就学資金等貸付事業、これは介護人材を確保していくため、介護福祉市養成施設に通う学生に対する就学資金の無利式貸付を実施するものであります。都道府県が事業主体として取り組んでいるところであります。このご資付の貸付事業の対象者については、家庭の経済状況等から貸付が必要と認められることが局長通知で要件の一つと示され、そして、この家庭の経済状況について、国は一律の基準を設けているわけではありませんが、各都道府県が地域の実情に応じて一定の所得制限を設けており、現在37都道府県において、そうした所得制限を設けられているものと承知をしております。実際の貸付状況でありますが、本事業への応募者4821人に対して、所得制限により貸付の対象外となった者は6件で22人でありますが、これだけではなくて、それがあるからもう貸付の申し込みをしていないという方もいらっしゃるのではないか。あるいは、それがあるがために、そもそも希望を丹念されている方もいらっしゃるのではないかというのがご指摘だと思います。介護人材の確保は喫緊の課題でありますし、またそのためにこの本貸付事業も実施をしているわけであります。これにとは都道府県等の負担等もございますから、都道府県とも相談をしながら、家庭の経済状況等から貸付が必要と認められること、こうした要件をどう考えていくのか検討をしていきたいと思っております。
1:01:15
前向きな答弁ありがとうございます。家庭の経済状況を勘案するのはもちろん当然だと思いますが、やはり介護人材を確保するという、この観点をしっかり意識した政策の遂行を求めるものでございます。それでは、薬の関係、創薬、医薬品産業につきまして質問に入りたいと思います。ここで、後藤大臣、すみません、これで通告ございませんので、ご退席いただいて結構でございます。資料をちょっとお願いします。1ページ、2ページ、これは2020年末のスナップショットでの国内未承認薬についての資料であります。