1:09
委員会を開会いたします。委員の異動についてご報告いたします。昨日までに、友能里夫君が委員を辞任され、その補欠として石井純一君が選任されました。また、本日、石田雅宏君が委員を辞任され、その補欠として関口雅一君が選任されました。政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。移植審査のため、本日の委員会に理事会協議のとおり、内閣府大臣官房審議官上村昇君、ほか15名を、政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに、ご異議ございませんか。ご異議ないと認め、採用を決定いたします。去る15日、予算委員会から3月22日の1日間、令和6年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、総務省所管のうち、公害等調整委員会及び環境省所管において、審査の移植がありました。この際、本件を議題といたします。予算の説明につきましては、既に聴取しておりますので、これより質疑に入ります。質疑のある方は順次、ご発言願います。
2:26
はい。おはようございます。参議院自民党の加田博之でございます。令和6年度の移植審査につきまして、環境省の重点施策に関して質疑いたしますが、昨日の方はですね、初心質疑の中で、伊藤大臣の方からも、統合的アプローチについて具現化した政策を、ということをおっしゃられました。今回、私、自然最高、ネイチャーポジティブにつきまして、絞ってお伺いしたいと思っております。このネイチャーポジティブ、自然最高、生物多様性保全というのは、近年、気候変動と並んで、国際的に重要な環境問題となっております。我が国でも、保全に向けた取組が求められており、特に30 by 30の達成に向けた、保護地域及びOECMの拡大は、主要な課題となっていると言います。しかし、日本の国土というのは狭い中で、高密度な土地利用が行われていますので、保護地域及びOECMの拡大は、なかなか容易ではないというのも言われております。しかし、そうした中におきまして、生物多様性保全に実質的な貢献をもたらすような、保護地域及びOECMの効果的な拡大を実現していくためには、私は、科学的な知見やデータに基づいた戦略的な取組が必要ではないかと 思っております。そうした現状の中で、環境省においては、この生物多様性国家戦略に基づきます30 by 30の目標や、自然指標に配慮しました経営等の実現など、いろいろ記されておりますが、一言で言いまして、ネイチャーポジティブと言っても、皆さん、いろいろな捉え方があると思います。そうした中におきまして、概念というもの、またイメージしにくいものというものでもありますけれども、まずは、この令和6年度の施策につきまして、策定した狙いについてお伺いしたいと思います。
4:33
お答え申し上げます。ネイチャーポジティブと申しますのは、生物多様性の損失を止めて、回復軌道に乗せるという意味でございます。令和4年12月に採択されました、コンメン・モントリオール生物多様性枠組におきまして、その考え方が新たな国際目標として掲げられているということで、グローバルな議論がだんだん活性化しているということでございます。我が国におきましても、昨年3月に策定した新たな生物多様性国家戦略におきまして、2030年ネイチャーポジティブの実現を国内目標として位置づけてございます。このネイチャーポジティブの実現、これは国立公園等の国が定めた保護地域での取組に加えまして、あらゆる主体による積極的な活動をなくしては達成できないという非常に野心的な目標でございます。その中でも、企業等による生物多様性の増進のための自主的な取組の促進が非常に重要だというふうに考えてございます。そんな観点から、令和6年度の重点施策におきまして、2030年までに陸と海の30%以上放煎する30 by 30目標の達成に向けた自然共生サイトの認定を加速化しようという話、それからネイチャーポジティブ経済というものの実現、こういったものを施策の柱として盛り込んでいるところでございます。
5:56
ちょうど先ほど触れられました、コンメイ、モントリオール生物多様性枠組みということにつきましては、これもちろんですけれども、愛知の方の、もちろんこの枠組みにつきましてのものが元となっております。やはりこれは日本からの発という形を、ぜひとも実現していただきたいと思うんですけれども、そうした中で先ほど御答弁ありました、国立公園のことについて、国立公園、国民公園の魅力向上、それから利用推進等による国内外からの誘客の促進ということ、これもいろいろ予算案の中にも触れられているんですけれども、国立公園などの利用については、いろいろやることにつきまして、規制というものが大変厳しいということを、いろいろ関係者の方からも厳しいという声がございます。これより多くの方に魅力を知ってもらいまして、利用を促進するためには、もちろん環境省はもちろんですけれども、環境省の出先機関、地域、地域の出先機関の方や自治体、そして民間団体とも連携していくことが、私は大事だと思うんですけれども、その方策についてお伺いしたいと思います。
7:11
お答え申し上げます。環境省では、2016年から国立公園満喫プロジェクトというものを推進しておりまして、国立公園のブランド力を高めて、自然を満喫できる上質なツーリズムの実現に向けて取り組んでおります。地域活性を図り、保護と利用の好循環の実現というものを、その中で目指しているところでございます。国立公園では、優れた自然の風景地を保護するために、自然公園法に基づきまして、耕作物の新築や牧畜の伐採など、一定の行為が規制をさ れてございます。国立公園の魅力である、豊かな自然環境が守られるということが前提にあっての利用であるということでございますけれども、引き続き自然公園法に基づく規制についても、適切に運用してまいりたいと考えてございます。国立公園の利用促進に当たりましては、地域の関係者との連携が重要でございます。各公園におきまして、国立公園管理事務所等の環境省の自作機関、自治体、関係団体、民間事業者等からなる地域協議会を設置するなどにより、地域の様々な御意見、例えば先生御指摘のような、規制が厳しすぎるんじゃないかとか、そういうような御指摘に関しては、こういう地域の声、こういったところを協議会を通じ、連携を深めながら対処していくというふうに取り組んでおります。インバウンドが急速に回復する中で、国立公園の魅力向上利用促進に向けて、地域の関係者と連携を密にしながら取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。
9:29
続きまして、長江ツルの芸当についてお伺いしたいと思います。この長江ツルの芸当と言いましても、なかなかピンとこない方もいらっしゃると思うんですが、この特定外来生物、植物でございまして、これは再生力が 非常に強くてですね、いくら駆除しても、数ミリの、2ミリぐらいの小さな根っこや茎からの断片からもですね、容易に再生して駆除できるわけです。
10:34
地球上で最悪の侵略的植物と言われております、長江鶴の芸頭につきまして、昨年の年末におきましても、滝沢副大臣の方から、我々兵庫県の方での厳しい現状についてお伺い、聞いていただきまして、要望もさせていただきました。まず、滝沢副大臣に、この現状についてお伺いしたいと思います。
10:59
はい、お答え申し上げます。加賀議員のお話のとおり、長江鶴の芸頭について、昨年の12月に兵庫県、県議会議長をはじめとする議員団の皆様方とお会いをさせていただいて、大変この実態についてお伺いをさせていただきました。我が国では、干渉用に導入されたものが、野外に輸出して分布域を広げたと考えております。現在、関東から沖縄までの25都府県に定着しております。これは、水面を覆い尽くすことにより、もともといる生物の生息、生育への悪影響や、船の航行の阻害を引き起こしています。また、農地で繁茂した場合には、農作物への被害も出ているところでございます。こうしたことを受け、環境省では、外来生物法に基づく特定外来生物に指定し、農林水産省や地方公共団体と連携をして、防状を進めているところでございます。滝沢副大臣におかれましては、先般も厳しい現状を聞いていただき、アドバイスをいただいたところです。次に、長江鶴の芸頭について、兵庫県では、かなり繁殖力が強いということですので、100%の社交シートを繁茂場所に付設し、高剛性を止めて枯らす手法をとっているのですが、この点については、高額な100%社交シートが大量に必要であるということ、専門家の指導のもとに付設する必要がある。
13:54
やっていかなければいけない ということであります。そう言いました多くの課題がありまして、傍聴対策に非常に苦慮しております。
14:40
ご指摘のように、長谷津野芸棟の傍聴手法については、環境省と農林水産省が共同で苦情マニュアルを作成し、両省のウェブサイトで紹介するとともに、国立環境研究所のウェブサイトに、本種の最新の分布状況を掲載するなど、傍聴方法等について情報発信を務めております。さらに、環境省では、特定外来生物傍聴等対策事業交付金により、地方公共団体による傍聴等の事業を支援しております。令和5年度には、4県長谷津野芸棟に関する事業を支援しております。今後も、農水省等と関係省庁と連携しながら、傍聴手法の研究を進めていきたいと考えております。
17:59
答え申し上げます。御指摘の長江鶴の芸頭を含めた特定外来生物は、多岐にはたっておりまして、159種類ございます。その中で、長江鶴の芸頭に特化した連絡会議というのは設けておりませんけれども、生物多様性戦略におきます、主要な国家目標の一つとして、侵略的外来種による負の影響の防止、削減の政策推進が位置づけられておりまして、生物多様性国家戦略関係省庁連絡会議におきまして、外来種対策を含め、生態系の健全性の回復に向けた包括的な政策の推進に係る情報交換や議論を行っているところでございます。さらに、議員御指摘のとおり、技術開発が非常に重要でございますので、
20:19
今、事務方からお答えしたとおり、長居鶴之芸等の対策については、関係省庁と連携し、効果的な対策を進めております。とりわけ、議員ご関心の、効率的な防御技術については、特に関係の深い農林水産省と緊密な連携の下、相互に連絡を取りながら技術研究を推進していると承知しております。関係省庁との連絡については、必要に応じて、生物多様性国家戦略関係省庁連絡会議の枠組みを活用しながら、より一層連携を図り、地域において効果的な防御を進めてまいりたいと思います。日和のお話が出ましたけれども、日和については、必要な対策が後半であって、関係省庁が多岐にわたるため、政府一体との取組として、当該の会議を設置しております。ご要望のある長いツールの議題については、主に農林水産省など、
22:58
立憲民主党の川田隆平です。今日は質問のお時間をいただきましてありがとうございます。ご理解いただきありがとうございます。それでは質問させていただきます。今日は熊本地方裁判所で、農務は皆又二次訴訟の判決が出るということで、11時から出るということなんですが、今の時間まだ判決の中身、もちろん分かっていないんですけれども、私、皆又の問題については、2007年に31歳で参議院に初登院したときに、環境委員会に最初に所属をして質問したときにも、皆又病の問題を質問させていただきました。1995年というときは、私が薬害映像の実名を出した19歳のときでしたけれども、そのとき、皆又病の3days talkというのが7月24日にありまして、私も当時、薬害被害者として、皆又病の座り込みの3日間の当時、政治決着を図るかどうかというときに、私も連帯の挨拶をしたことがありました。そこで話していたことは、環境庁は一体何のために仕事をしているのかということで、私が当時患者の立場でしたけれども、そのときに言っているのは、この庁舎で働いている公務員たちは、誰のためにやっているのか、そこを考えてほしいと思います。誰のためでもなく、自分自身のためにやっているのではないか。働いているのは上司のためですか、お金のためですか。そうではなくて、国民のために働いているのではないでしょうか。その国民の命を苗頭にする払い方をして、全然不安に思わないのでしょうか。理不尽に思わないのでしょうか。自分たちも国民の人になるということが分かっているのでしょうか。公務員の皆さんも、庁舎を一歩出たら国民になるんだということをもっと認識してほしい。嫌だと思うなら、嫌だとはっきり言えばいいと思う。なぜ自分が理不尽だと思う仕 事を続けるのか。上司のためにやるのか、お金のためにやるのか。自分というものがないから、上の命令に従ったり、長いものに巻かれるのです。これでは官僚も、大陸も一緒ではないかと、当時大陸の事件があったときです。国民の問題を解決することで、自分たちの国が住みやすくなるのだから、何も損することはないのです。私が当時言ったことは、この官公庁で働いている皆さん、あなたたち一人一人の働き方によって変わるのです。自分が正しいと思うことをやってほしい。ぜひ即時解決してください。こんな座り込みなどやりたくありません。薬害、営図、南多病、公害、みんな同じです。僕たち被害者は国民のために戦っています。患者や被害者のために戦っているのでありません。国民の一人として訴えているのです。ここを分かってくださいということを、当時19歳の私が官公庁前で言っていた記録としてあるのですが、私もやはりこの南多病の問題というのは、時間が経ってから、実は被害が悪化するというか、特に40代、60代というのは体力が低下すると、その症状が重く 出るということもあって、本当にその時には分かっていなかったことは、時間が経過してからやはり被害が出てくるということも実際あります。だから除石についても、十分に適用すべきではないと思いますし、適用するとしても起算点は診断時であがるとか、この大阪地裁判決に則って、今回判決がどういう判決が、今のとしたら出るか分かりませんけれども、ここでやはりしっかりと即時解決を、大臣、リードしてやっていただきたいということを一言言っておきたいと思います。私はこの環境委員会で質問させていただいてから、2010年にやってから14年が経って、久しぶりにこの環境委員会に立たせていただいているのですが、今も私はその時質問に立ったのが、自分自身の薬害衛生の経験から、やはり薬害というものを日本からなくしていきたい、二度と同じ過ちを繰り返したくない、子どもたちに自分と同じ思いを味合わせたくないという思いで国会議員になりまして、その思いは今も変わりません。環境を考えるにあたって、薬害と公害の問題というのは、同じ普遍的なテーマがあると思っています。それは人の命や 健康よりも、企業の利益や金銭的な一時的な利益やお金儲けを優先するという、今だけ金だけ、自分だけということが優先されてしまっている。この企業が利益を優先するということはもちろん悪いとは思いませんが、しかしながらそこに地球倫理をしっかり考えたり、利益を考える上で、自分だけの利益ではなく、相手の利益や地域、未来の子どもたちのためを考えて、経済を考えることが人として大事なことではないかと思います。私も大学では環境経済学のゼミに入って勉強してきました。また環境と農業、これは決して切っても切り離せません。農地とそうではないところで、敷地の境界があって、こっからこっちは環境省の所管である、こっからこっちは農水省であると考えることはできません。やっぱりこれは水も大気も土も、農薬など汚染されていくということもありますし、また原発事故のときも、原発サイトの中は経済産業省の所管、外は原発の外、一般放射線量は環境省と、こういった区分けをしてきたことが、この環境を考える、環境を守ることに対して、環境省としての足枷になってきたのではないかと 思われます。私は農業についても、環境負荷、生物多様性に配慮した視点を持つことが重要だと考えます。レイチェルカーソンの沈黙の春以来、化学物質が自然界に蓄積して環境に影響を与えることは、この虫や鳥だけでなく、生物である人間にも影響を与え続けてきました。先日、水岡議員の地元の兵庫県豊川市に行ってきました。今のこの時期、コウノトリは産卵の時期を迎えて、寒空の下を継がいになって卵を温める姿、また雄大に空を飛ぶ姿に感動しました。コウノトリを野生復帰させ、田んぼの魚や水性昆虫など、蛇も食べるというコウノトリが食べられる環境、コウノトリが生活・生息できる環境を、農業従事者や生産者の方たちがコウノトリを育む農法を通じて、自然環境を守って、昭和40年代からの取り組みの歴史を通して、取り出しだけではなく、すべての生き物、そして人にも関与の地域を作っているという、大変素晴らしいところでした。私はここ数年かけて、この在来品種を保全・活用して、地域の種から作る循環型・持続可能な農業のために、種の基本法であるローカルフード法というのを議員立法で取り組んできました。全国各地にある在来品種と呼ばれる命の源、種を、そこの土地にあった風や土、そしてまさにフードを生かした、生かされてきた命をつなぐ、人々が生活を営み継承してきたお米や伝統野菜、種は生きた文化財とも言われています。私もその文化財を、生きた文化財をいかにして次世代につないでいくことができるのか、これは環境行政でも大事なことで、根幹である自然に根付いている生物多様性を生かし、自然回帰を促していくことや、まさにネイチャーポジティブが今後とても重要だと思っています。私は今現在、坂本農水大臣とともに、オーガニック給食を全国に実現する議員連盟の共同代表を務めさせていただいております。超党派で、オーガニックの学校給食を広めていくための勉強会も重ねています。学校給食というのはまさに自治ですが、それぞれの地域独自の食糧システムが構築されていけば、食糧自給率の向上だけでなく、地域の力を十分に発揮させることにつながり、農業の環境への負荷を軽減できると考えています。2年前に予算委員会で、当時野村大臣に質疑したローカル風土法に対して、現在の農林水産副大臣の感 想をいただければと思います。
30:48
お答え申し上げます。今、先生がご指摘をされましたお尋ねの法案につきましては、議員提案の法案でありまして、あくまで国会でお決めいただくことと認識をしております。その上で、食糧を将来にわたって安定的に確保していくためには、今後とも、種苗の安定供給は不可欠でありまして、官民の総力を挙げた種苗の開発・供給体制の構築を進めていくことが重要であると思います。
31:20
ぜひ、農業人員バンクも、広島県のは、もうちょっとなくなってしまったということもありますし、全国各地で、こういった在来品種を守るための活動、研究会などもありますので、ぜひそれをしっかり公として、種を守ることをしっかりやっていただきたいと思っています。次に、PFAS関連予算について、環境大臣に伺います。発がん性が懸念されている有機物素化合物であるPFASをめぐっては、井戸水から国の基準を大きく上回る高濃度のPFASが検出されています。国においては、暫定基準の見直しが急がれるところでありますが、令和6年度のPFAS関連予算の全体像と補正予算も含めた、令和5年度予算、概算も含むものを比較した予算額について、環境大臣に伺います。
32:10
お答え申し上げます。このPFASに関する有害性評価や曝露評価、それを踏まえた対策の推進、
33:04
昨年12月、WHOの専門機関である国際がん研究機関IARCにおいて、P4は発がん性ありとの評価に引き上げられました。この評価について は、人に対する発がん性があるかどうかの証拠の強さを示しているものであり、曝露量に基づくリスクの大きさを示しているものではないとのことですが、強い証拠があり、人に対する発がん性ありとの評価が明示されたことを受け、政府において何らかの対策、対応を行う予定があるのか、環境省に疑いを伺います。
33:39
お答えを申し上げます。P4数及びP4について、WHOの専門機関におきまして、発がん性評価が見直されたということは、ご指摘のとおりでございます。今回の専門機関の評価につきましては、人に対する発がん性があるかどうかの証拠の強さを示しているというご指摘、また、曝露量に基づくリスクの大きさを示しているものではないという形は、環境省としても承知をしております。今回の評価結果につきましては、環境省の専門家会議におきまして、P4数、P4に係る目標値の取扱いの検討におきまして、国内外の知見や動向の一つといたしまして、参考とし議論を深めてまいりたいというふうに考えております。
34:24
次に汚染源である可能性が高い米軍基地について、泡消化剤の使用や廃棄などの実態すら把握できていないのは問題だと思います。国民の健康被害が懸念される中、立ち入り調査を行い、実態解明を行う必要があると考えますが、外務省においてどのような協議を行っているのか、また日本におけるP4数基準値が暫定であることがネックになっているのであれば、水質の目標値などが明確に定められることによって米軍との調整が進展する可能性があるのか、外務省にお聞きいたします。
35:04
お答え申し上げます。P4スとをめぐる問題に関しましては、地元住民の皆様が大きな不安を抱えておられると承知し ておりまして、関係省庁が連携しながら、政府全体としてこの問題に真剣に取り組んでいるところでございます。これまでも、現にP4ス等の漏出が起こった際には、環境保測協定に従いまして、米軍施設区域内への立ち入り等を実施してきております。その上で、沖縄県からは、カデナ飛行場、普天間飛行場、キャンプハンセンにつきまして、周辺の水環境などからP4ス等の高い値が検出されていることを踏まえまして、米軍由来のP4ス等を含む汚染の疑いがあるとしまして、水土壌のサンプリングを含む立ち入り申請がなされております。また、日本政府として様々な機会を捉えて、このことを米側に伝達しているところでございます。現に漏洩が発生していない場合の立ち入りに際しましては、国内において法的基準が定められること、及びP4ス等の検出と在日米軍の活動との因果関係が明らかになることが重要と考えております。この点、日本国内の水道水、水環境、土壌の目標値等について、基準の策定に係る今後の議論の進展が重要であると考えております。また、日本国内におきましては、P4ス等はこれまで様々な用途に使用されてきておりまして、現時点で在日米軍施設区域周辺におけるP4ス等の検出と在日米軍の活動との 因果関係について、確たることを申し上げるのは困難でございます。いずれにいたしましても、日本政府といたしまして、以上申し上げた点も踏まえまして、現行の日米地位協定、環境補足協定及び関連する諸行為の下、在日米軍施設区域内外の環境対策が実効的なものとなるよう、環境省をはじめとする関係省庁と連携して取り組んでいく考えでございます。
37:07
この外務省から、2016年6月、それから2020年5月のカデナ基地に対する2件の申し出、普天間基地に対しても、2019年の2月に申し出しているに関わらず、米軍からは、キャンプ反戦のものは2021年ですけれども、回答がないと。環境省だけではとても、こういった米軍基地に対する立ち入りなど、特に自治体からも要請が出ていますけれども、進んでいないんですね。やっぱり政府の方がしっかりと取り組んでいただいて、ぜひこの汚染源の問題についてしっかり取り組みを進めていただきたいと思います。こういった暴露情報が出 ていると、時間とともにさらに人体に蓄積していくということでもあり、こういった汚染源の対策についても、しっかりやっていただきたいと思いますし、立ち入り調査については、ぜひ組み分けてしっかりやっていただきたいと思います。汚染地域住民の健康問題について、これも喫緊の課題です。人体にどれだけ影響があるか、血液検査を実施するなど、今の状況では自治体任せになっていますが、悔いの関与なくしてPFAS問題の解決・解明はできないと思いますが、環境省、厚労省、それぞれの見解をお聞きしたいと思います。
38:24
お答えいたします。暫定目標値を超えるPFAS等が検出されている地域における健康不安への対応につきましては、昨年7月に専門家会議が取りまとめた今後の対応の方向性及びQ&A集において整理しております。具体的には既存統計を用いるのだとして、当該地域の健康状態を把握し、地域住民に向けた情報発信をすること、血中濃度のみを測定しても健康影響を把握することはできないのが現状であること、地域におけるPFAS等の存在状況に関する調査としては、環境モニタリングの強化で対応することが妥当であること、などについて整理をし、これに基づき、自治体に対する技術的条件等を行ってきたところであります。なお、PFASについてはコレスロール値の上昇や発願等との関連が報告されておりますが、どの程度の量が身体に入ると影響が出るのか、国際的に見ても未だ確定的な知見はないと承知をしておりまして、環境省としては引き続き、研究の推進等を通じて、科学的知見の収集に努めてまいります。
39:39
お答えいたします。厚生労働省といたしましても、今ありました環境省の自治体に対する技術的協力、助言に協力するなど必要な対応をこれまで行ってきたところでございまして、今後も引き続き環境省の姿勢に応じ対応してまいりたいと考えております。
39:57
昨日山下委員からも質問がありましたように、これは別に米軍基地だけではなくて、工場からの流出なども含めて大阪府や静岡県ですとか、本当に高い地域、非常に高濃度でやっぱり滞在しているということですので、この問題についてやっぱりしっかりと取り組む必要が全国的にあると思います。観光基準にせよ、この水道水質にせよ、暫定値の取扱いについては、科学的知見を収集しながら引き続き検討するということがお答えになりますが、検討を加速する必要性に加えて、結論が出るまでの間、予防原則に基づいた対応をする必要があるのではないでしょうか。環境大臣の見解を伺います。
40:41
お答え申し上げます。このP4ストーンについては、我が国においては法律より製造輸入を原則禁止としております。その上で、河川水や地下水において暫定目標値を超過した場合には、健康への影響を防止するため、その輸入による暴露防止を徹底することが重要だと考えております。このため、まず安全側に立った水環境中の暫定目標値の設定、自治体と連携した環境モニタリング、暫定目標値を超えた場合の具体的対応を記載した手引きに基づいた自治体の技術的支援など、安全・安心を向けた取組を進めてきたことでございます。その上で、昨年7月に公表したPFASに関する対応の方向性を踏まえて、令和6年度予算等も活用しながら、科学的知見の充実や暫定目標値の見直し、環境モニタリングの強化など、国民の安全・安心のための更なる取組を進めてまいりたいと思います。見直しまで2年、3年検討会をやっていたので間に合わなくなってしまう。この対策を、いち早く打ってほしいと思います。先手先手でやっていただきたいと思います。暫定値を基準値にすることの時間をかけることも必要かもしれませんが、それよりも、まず対策をしっかり打っていただきたい。これも、本当に予防原則に立ってやっていただきた いということを強く申し上げていきたいと思います。次に、公害資料管について、昨日も質問を出した水岡さんも質問しましたが、港本病など公害に関する公文書の資料について、政府における資料の保存状況について、例えば公害などの裁判資料など、行政関連資料は、どの省庁がどの程度の保存期間を設定して保存しているのか、環境省に伺います。
42:40
お答えいたします。公文書の保存期間につきましては、公文書等の管理に関する法律に基づき、各省庁において、行政文書管理の規則等により定めることとなっております。また、各省庁が規則等で定める保存期間が満了した公文書の取扱いにつきましては、内閣府と協議することになっておりまして、その協議の結果を踏まえ、歴史資料として重要なものにつきましては、国立公文書館へ移管し、永久に保存することとなっております。
43:15
この公害関係の資料については、地域における問題が解決され、関係者が表舞台から退場すると同時に急速に消滅しつつあると言われています。公文書は国民の財産であるのはもちろんですが、公文書以外であっても、個人や民間団体等によって収集された関連資料などは同様の価値あるものと考えます。過去を知り、同じ過ちを繰り返さないための未来への財産として、こうした資料の収集・保存を進めていく必要があると考えますが、環境大臣の認識を伺いたいと思います。
43:50
御指摘のように、個人や民間団体などが保有している資料も含め、公害に関する資料の保存・収集を進め、公害の経験を次世代に引き継いでいくことは、悲惨な被害や犠牲を二度と繰り返さないために大変重要であると考えております。
44:13
ありがとうございます。ぜひお願いします。現在、各地域において、個人や民間団体が設立した公害資料館・資料室などがありますが、運営にあたっては多角的な視点が求められるところであります。実態としては、企業側の資料を所蔵しているところはないというアンケート結果もあります。患者側、企業、行政など関係者のそれぞれの視点や社会への影響等を考慮した場合、様々な立場の意見を取り入れた対話型の資料館が求められています。また、必要性について環境大臣の認識を伺いたいと思います。
45:31
この公害資料館などについては、学芸員などの専門家を配置している施設は少なく、また資料収集についても、寄贈があれば受け入れるといった受け身の施設が多く、積極的に新たな資料を収集できている施設は少ないと感じています。これは資料館の運営について、費用面の問題、また専門家配置するほどの余裕がないためと考えられますが、国が環境教育等促進法に基づいて定めた基本方針では、環境省が公害資料館等の拠点施設と連携の協会や役割分担を図るとしており、公害教育は環境教育の柱であることを踏まえると、国は連携にとどまらず支援していく必要があるのではないかと思いますが、環境省の見解を伺います。
46:22
お答えいたします。公害資料館については、公害地域での経験を通じて環境保全について学ぶことのできる地域の身近な環境学習拠点として重要な施設と認識してございます。また、公害資料館は、環境教育等促進法に基づく基本方針において、環境学習施設等と役割分担をした上で連携の協会を図 ることを位置づけているほか、環境教育等促進法に基づく体験の機会の場として認定を受けている団体もございます。さらに、環境省が支援するESD活動支援センターの様々な取り組みの中で、環境教育の実践の場として、公害資料館に多くの方が訪れ、深い学びを得ることができるよう活動の周知を図っているところです。ご指摘の具体的な支援については、公害資料館に対して環境再生保全機構が運営する民間団体の活動への助成を行う地球環境基金を通じて運営資金等を助成しているケースもございます。加えまして、水俣市立の水俣病資料館における資料の収集、データベース化への支援も行っているところです。
47:46
ぜひそこをしっかりともっと力を入れてやってほしいと思います。やっぱり時間が経ってしまうと資料の収集自体が難しくなってしまうということを考えると、ぜひ早い時期にしっかりとやっていただきたいと思います。ハンセン病もそうですし、また薬害も今PMDAの中に資料室などを作ってやっている実態がありますが、公害についてももっとしっかり力を入れてやっていただきたいと思います。岡山県の倉敷市の水島地区では、コンビナートによる大規模汚染に対する公害訴訟が1980年代に提起され、1996年に和解に至った過去を持ちます。和解後に設立された水島地域環境再生財団「水島財団」は、公害の歴史について地域住民と行政がともに学び、対話していく場を作り、企業との対話も継続して行う取組を行っているといいます。公害という困難な過去を学びの場を通じて、住民が自分ごととして捉え、地域の価値について考えることで、加害者被害者の関係を抜け出し、新たな価値を生み出す、例えば公害の汚染源であったコンビナートを脱炭素や環境再生の拠点として再生する方向につなげられるとのことです。まさに未来志向の取組であるといえます。こうした未来志向の地域の取組について、環境大臣のお考えを伺います。
49:05
お答え申し上げます。企業、行政、住民、こういった多様な主体のパートナーシップより未来志向の取組、非常に大事だと思います。今、御指摘が ありました岡山県倉敷市、水島地域における、コンビナートと共存し得る地域及び環境の再生、また、大阪市西淀川区における、公害によって疲弊した地域及び環境の再生、また、南波多部を発生地域における、慰霊式開催も含めた地域の絆の修復などの願い、これらの取組は、公害による悲惨な被害や犠牲を二度と繰り返さない、そのための地域づくりとして、極めて重要であると考えております。現在、環境省が所管する環境再生保全機構において、水島地域における取組をモデルとした地方公共団体とNPO等との連携協同を促進するためのマニュアルを作成しているところでございまして、今後は、地方公共団体に対してこれらを発信し、活用を促していきたいと考えております。
50:25
福島第一原発については、政府と東京電力が中長期ロードマップを策定し、廃炉に向けた取組が進まれてきました。しかし、先日の福島民報及び福島テレビによる福島県民への世論調査では、ロードマップに明記された2051年までの廃炉管量が達成可能と思うかどうかとの問いに対し、「達成できない」「どちらかといえば達成できない」との回答が、およそ8割に上回りました。福島の復興の前提となる福島第一原発の着実な廃炉は、国民の信頼なしに成し得ることはできません。原子力規制委員会の認識と役割について改めて問いたいと思いますが、原子力規制委員会委員長、いかがでしょうか。
51:06
お答えいたします。原子力規制委員会の廃炉における役割は、審査・検査を通して廃炉作業が安全に進められることを確認するとともに、事故により生じた敷地全体における放射性物質によるリスクの低減が進みよう、東京電力の取組を監視・指導することにあると考えております。その観点から、原子力規制委員会では廃炉に向けて中長期的に実現すべき姿と、それに向けた目標を示す文書を策定しております。直近の本年2月に策定した当該文書においては、短期的に対応すべきリスクが減少し、中長期的に取り組むべき課題、例えば、廃棄物のより安定した保管形態への移行や汚染水発生のさらなる抑制などが顕在化してきた現状を踏まえまして、今後10年を次の区切りとして実現すべき姿を示したところでございます。今後、原子力規制委員会は、10年後までに実現すべき姿に向けた東京電力の取組が着実に進むよう、引き続きしっかりと厳正に監視・指導してまいります。
52:38
昨年、東京電力が福島第一原発第1号機において、ペデスタルと呼ばれる原子炉を支える鉄筋コンクリート製の土台について調査を行ったところ、コンクリートが揚油し、鉄筋がむき出しになっていることが明らかとなりました。私も昨年の5月と12月に質問書書で質問させていただいておりますが、この土台の支持機能が創出した際の構造上の影響評価については、原子力規制庁により極端な仮定の下での評価が行われ、原子炉建屋全体としての構造健全性は維持できることを確認したと承知しています。一方で、なぜコンクリートがすべて揚油したのか、その事情については科学的に解明されておらず、残された鉄筋の強度についても不確かな点が多いと理解しています。現在も調査研究が続いていると承知していますが、この点について福島県民や国民の不安が払拭されるよう、分かりやすい説明を原子力規制庁をお願いいたします。
53:28
原子力規制庁長官官房佐藤核物質放射線総括審議官
53:37
はい、お答えいたします。ご指摘の1号機のペデスタルの損傷を踏まえて、原子力規制委員会としては、ペデスタルの支持機能が喪失する場合を想定し、昨年5月にその場合の放射性ダストによる環境への影響、及び対策と圧力容器、格納容器への構造上の影響について評価検討することを東京電力に指示したところであります。それを踏まえた昨年7月でございますが、その評価結果、検討結果を受けて、ペデスタルの支持機能喪失による環境中への放射性ダストの放出の影響は十分に小さいことを確認しております。加えて、地震発生時には放射性物質の放出を抑制するため、格納容器への窒素封入を停止するという対策が東京電力により取られることも確認してございます。また、構造上の影響評価については、昨年10月に原子力規制庁が行ったペデスタルの損傷により、圧力容器などが一体となって転倒し原子炉建屋へ衝突するという極端な過程の下での評価においても、原子炉建屋全体として構造健全性は十分に維持されることを確認しております。私どもといたしましては、今後、1号機原子炉建屋上部に地震系を設置するなどし、原子炉建屋の剛性の変化など健全性を適切に観察していくよう東京電力に指示しており、引き続き東京電力を厳正に監視指導してまいります。
55:22
これは原子力規制委員会にですね、やっぱり先手先手で行かないといけない危機管理の問題だと思います。これは東電と経産省任せにしておいてはいいと思いません。倒れたら想定外ということで済ますのでしょうか。福島の経験、それから四日原発、今回の野党半島地震の鈴原発の話もありました。やっぱり2号機よりも早めに1号機取り出すべきではないかと考えます。東電も経産省も原発推進側であり、中立的な立場で国民の意見を代弁してやってもらうということが必要です。1号機の方が危険です。やっぱりコンクリートが1メートルも溶けていると。本当に鉄筋がむき出しになっているということは強度がそのままのはずないんですね。そこはしっかりやっていただきたいと思います。今月の3月7日、全原子力規制委員会委員長の福田豊氏氏が委員長を務める原子力損害賠償廃炉等支援機構の燃料デブリ取り出し候補評価省委員会が核燃料デブリの取り出しについて提言を行いました。この提言は、原子炉や核の容器を水で満たさず、主に空気中で作業する気中広報を軸にしつつ、セメント系材料などの充填剤を流し込んでデブリごと固めて取り出す充填庫架という工法を一部で活用することを検討すべきとしています。充填庫架工法は、原子炉やその周りを囲う核の容器の中にセメント系材料などの充填剤を注入するものであり、放射性廃棄物発生量が増大するものの充填剤によりデブリの取り出しが統一化・単純化できるというメリットがあります。放射線を遮る能力が高く、高温にも強いジオポリマなどの研究も進んでおり、強度を確認されていることから、ペデスタルの脆弱性が懸念される1号機の充填庫架工法の早期適用も含めた検討を行うべきではないかと思いますが、原子力規制庁の見解を伺いたいと思います。
57:11
お答えいたします。今、議員おっしゃられた原子力損害賠償廃炉等支援機構、いわゆるNDFの省委員会から、燃料デブリの取り出し広報について報告書が出されたということにつきましては承知しておりまして、今回の取り出しの広報について、より具体的な技術的評価がなされたものということは有意義なものであるというふうに認識してございます。一方で、その報告書にも記載されているとおり、今回技術的な評価が行われた取り出し広報につきましては、それぞれに様々な課題があり、現時点で単独の広報が選定されたわけではなく、大規模な取り出しに向けた技術的な難しさが改めて浮き彫りになったものと理解しております。私どもといたしましては、今後、東京電力から取り出し広報に関する考え方などが示された際には、正式な実施計画の申請を待つことなく、安全上の観点から技術的な議論を行ってまいりたいというふうに考えております。
58:21
プラスチック製薬についての質問も用意していたのですが、時間が来てしまいましたので、国土交通省にも来ていただいたのですが、申し訳ありません。質問は 終わります。ありがとうございました。
58:54
公明党の谷合です。まず、ノトハント自身から始めたいと思います。この「一日も早い復旧・復興」のためには、公費解体を円滑に実施していく必要がございます。環境省は技術支援の一環として、公費解体のマニュアルを策定し、公表されております。1月29日。また、第2弾も発行されておりまして。このマニュアルには、いろいろ書いてあるのですが、Q&Aも書いてあります。「公費解体制度とは何か?」ということで書いてありまして、改めて皆さんご案内でありますが、公費解体とは、災害による被害が甚大である場合、生活環境保全上の支障の除去、二次災害の防止、及び被災者の生活再建支援を図り、被災地の迅速な復旧を図るための措置として、市町村が所有者に代わって家屋等の解体撤去を行うものである。従前より明らかに廃棄物と関連できる全家屋の解体費を補助対象としている。」と書いてあります。そこで、このマニュアルの中に、Q&Aの中に問い23が入っております。これは、追加的にこの問い23が、法則的に付されたわけでありますが、Qとしては、補助金の申請に関わる提出書類のうち、実印、登記事項証明書及び印鑑登録証明書の提出は必ず必要かという問いになります。この問いに対しては、アンサーとしてマニュアルにはこう書いてあります。「各市町から環境省に補助金の申請を行うにあたり、提出書類として実印、登記事項証明書及び印鑑登録証明書は求めていない。」と書いてあります。一方、今、被災地の自治体では、それぞれ、公費解体の手続について、ホームページ上等、申請時の手続を公表されております。そこには、例えば、公費解体の申請書、これは当然ですけれども、それから印鑑登録証明書ですとか、被災証明書ですとか、また、登記事項の全部の証明書でありますとか、そういったことが書いてあります。すなわち、マニュアルの中で必ずしも必要でないというふうに環境省が言っているものも含めて、現実には被災自治体では公費解体の申請に必要な書類だというふうに出ているわけであります。これらなんですけれども、まずこのマニュアルの問23の趣旨はいかがなのか、また、この被災自治体に対してどのような徹底をされているのか、ことについてまず確認したいと思っております。
1:02:11
お答え申し上げます。環境省では公費解体撤去マニュアルを公表しており、そのうちご指摘の質疑応答集の問23の記載は、公費による解体を申請する際の提出書類の考え方をお示ししたものでございます。損壊家屋等の解体は、私有財産の処分にあたるため、公費による解体の申請受付時には、所有者の本人確認や建物の情報の把握を確実に行う必要があると考えておりますけれども、そのために必要となる具体的な書類、これにつきましては、環境省では特段の指定をおりませんので、地域の実情に応じて対応していただければと、このように考えております。これを受けまして、具体的な申請手続きは、マニュアルも踏まえながら、各市町が、各市町が定める要項等に沿って行われているところでございまして、例えば、野戸町や穴三町では、登記事項証明書の申請者からの提出は不要とし、町が法務局から登記情報の提供を受けて確認を行うなど、各市町のご判断で、 簡素化している例もあると承知しております。また、公費の支払いについては、
1:04:34
本日は、本日の会議で、自民党の 議員の皆さんにお話を伺いました。本日の会議で、自民党の皆さんにお話を伺いました。本日の会議で、自民党の皆さんにお話を伺いました。本日の会議で、自民党の皆さんにお話を伺いました。本日の会議で、自民党の皆さんにお話を伺いました。問いの23のアンサーの中には、各市町における公費解体の申請受付時に、確実に所有者等の本人確認や公費解体する建物の 情報が把握できる方法があれば、実務上、上記書類の提出は必ずしも求めなくても 良いと考えている。それによって、各市町での公費解体受付時に、確実な本人確認を行わなかったことにより、本来公費解体すべきでない家屋等を 誤って解体することがないよう、異動なき大きさであると。
1:06:29
しっかりと各市町、さらに被災者の皆様方、それから各市町で実際行政事務を行っておられる各担当の皆様方に伝わるように、どういう形が一番いいのか、それにつきましては検討させていただきたいと存じます。
1:06:43
しっかり検討していただきたいというふうに思っております。それでは質問を次のテーマに移らせていただきたいというふうに思います。次期NDCでございます。昨年11月から12月にかけて開催されたCOP28では、初めてのグローバルストックテイク、GSTが完了いたしました。GSTはパリ協定の実施状況を検討し、長期目標の達成に向けた世界全体としての進捗を5年ごとに評価する仕組みであり、野心引き上げメカニズムの構成要素であるということであります。このメカニズムが機能し、1.5度目標を達成できるかは、各国がGSTの結果を目標に反映し、実際に行動や対策につなげるかが課題となってまいります。全ての締約国は、2025年までに1.5度目標と整合的な次期NDCを提出することが求められています。1.5度目標の達成は厳しい状況になりつつありますが、地球沸騰化を食い止めるため、我々は目標の達成に向けた努力を諦めるわけにはいきません。次期、我が国におきましても、今後、次のNDCの策定及び地球温暖化対策計画の改定に向けた議論が開始されることとなります。前回の改定におきましては、カーボンニュートラル宣言を菅政権誕生したときに菅総理が宣言をされた。その前に、自己連立政権の中でそういったことを踏み込むべきだということを、連立政権合意になって、カーボンニュートラル宣言につながったわけですけれども、その宣言を受けて、それと整合的な2030年度目標を示したことで、低炭素から脱炭素へと政府の政策だけでなくて、企業の取り組みや国民意識、日本社会全体の気候変動対策が大きく前進したというふうに私は認識をしております。当時のコメントの中で、このNDC策定について私も書かせていただきました。そこでまず、環境大臣に大きな決意を伺いたいというふうに思っております。次期NDCの議論を通じて、改めて気候変動対策を強化していくことの必要性、そしてそれにより得られる価値を訴えて、1.5度目標の実現に向けた日本のビジョンを示し、国全体を牽引するということが求められると考えますけれども、大臣の決意を伺いたいと思います。
1:09:24
お答え申し上げます。我が国は、パリ協定の1.5度目標と、整合的な形で2050年カーボンニュータル、2030年度の46%削減、さらに50%の高みに向けた朝鮮の継続という目標を掲げております。この目標達成に向けては、現行の地球温暖化対策計画において、1.5度目標を実現に向けた世界全体での取り組みが必要であること。地球温暖化対策は、経済成長の制約ではなく、積極的に対策を行うことで大きな成長につなげることなど、我が国の地球温暖化対策の目指す方向を打ち出してございます。環境省としては、気候変動対策を取りまとめる立場から、次期NDCの策定や地球温暖化対策計画の見直しプロセスにおいて、2030年から2050年をつなぎ着実に削減していくビジョンを示すとともに、政府全体の議論を進めていきます。
1:12:24
本会議は、自治体の国民の負担の抑制と地域との共生を図りながら、主力電源として最優先の原則で、再エネの最大限の導入拡大に取り組んでおります。それが基本方針でございます。そして環境省としては、地域・暮らしの分野を中心に、地域脱炭素推進交付金等を通じた脱炭素事業に意欲的に取り組む地方公共団体の継続的かつ包括的な支援や、初期費用ゼロで自家商品型太陽光発電や蓄電池・壁・窓を活用した太陽光発電の新たな設置手法の導入等を進めております。引き続き、環境省庁とも連携しながら、国内における再エネの最大限の導入に取り組み、
1:14:40
コップ28のグローバルストックテイクに関する決定におきましては、1.5度目標達成には緊急な行動が必要であることが改めて認識されたと理解しております。我が国は、2030年度46%削減という1.5度目標と整合した目標を掲げ、2021年度には、基準年である2013年度に比べ約20%の削減を達成するなど、着実に実績を積み重ねております。引き続き、しっかり取り組みを進めてまいります。その上で、目標年次や目標値を含みます時期、NDCにつきましては、IPCCによる科学的知見や廃止削減の実績等を踏まえつつ、関係省庁とも連携しながら検討をしてまいる所存でございます
1:16:30
我が国の現行のNDCの作成にあたりましては、環境省・経済産業省で合同審議会を開催いたしまして、その中で資源エネルギー庁から、エネルギー基本計画の検討状況に関する説明を行っていただくとともに、エネルギー基本計画を検討する資源エネルギー庁の審議会において、
1:16:54
環境省から気候変動対策に関する説明を行うなど、地球温暖化対策計画、エネルギー基本計画との検討を相互に連動させてきたという経緯がございます。次期NDCの策定プロセスにおきましても、こうした過去の事例も踏まえながら、よく連携して取り組んでまいりたいと考えております。
1:17:21
次期NDCはまだ議論がスタートしていないという認識でよろしいでしょうか。では、いつまでにNDCを作っておくことが最低限に求められているのか、この点について確認させてください。
1:17:45
次期NDCの提出期限については、コップ決定において2025年2月になってございます。NDCの政府における議論については、今後ということでスタートさせていただこうと思っております。
1:18:06
2025年2月ということが、少なくともそれまでに作らなければならないということですね。
1:18:14
時間はあるようで、私はないというふうに認識しているわけではございまして、しっかりこの議論を環境省がリードしていただきたいということで、今日の質問をさせていただいております。その上でどう議論をしていくかということで、きのうも同僚の竹谷議員からも話がありましたが、若い世代の参画についてということなんですね。
1:18:36
私も同じことを質問で考えてきたものですから、答弁は同じになるかもしれませんが、ただ問題意識としては、大事なところでもあると思いますので、改めて大臣にお伺いいたいと思っております。昨年の12月に政府のSDGs、実施指針というものを改定いたしました。
1:19:03
SDGsは2030年目標ということで、国際的な目標であります。前回地で採択された目標でございますが、その中に当然気候変動対策も入っているわけですね。いろいろな貧困対策と様々な対策があるわけですけれども、これらをどうやっ て進めていくかということで、11のステークホルダーが実施指針の中に取りまとめられております。
1:19:28
その中には例えばジェンダーですとかユースであるとか自治体といった項目が入っております。やはりこうした視点というのは、日本国内のみならず世界的にも当然重要なことになっている、流れになっているんだというふうに思っております。
1:19:48
今年2月の本会議、参議院の本会議におきまして、我が党の山口代表の質問に対して岸田総理からは、積極的に若者の声を聞いていくもののような答弁をいただいております。そこで次期NDCや地球温暖化対策計画について議論される審議会等のメンバーに専門知見を持った若い世代、またジェンダーについてもジェンダーバランスも徹底して正式に委員として将来世代の声を、またジェンダー平等を踏まえた声を政策に取り入れることで、
1:20:16
日本の気候変動対策を加速させていくことが重要であると考えます。大臣の見解を伺いたいと思います。
1:20:23
お答え申し上げます。この気候変動対策の検討プロセス、ここにおいてご指摘のありましたように、若者や女性を含む様々な方の声に耳を傾けることは非常に重要だと私は思っております。
1:20:41
2021年に閣議決定された地球温暖化対策計画の検討の際には、気候変動に関する多様な分野の有識者など、審議会の構成員として参画いただくとともに、気候変動に関心を有する若者の団体等からヒアリングを行うなど、透明性のある形で様々な意見を広く伺ったところでございます。
1:21:07
今後の地球温暖化対策計画の見直しプロセスにおいても、こうした過去の事例も採取しながら、年齢層、性別、専門分野など、いろんなバランスに留意しながら、若手経営者、有識者の参画やヒアリングの実施など、多様な方々から意見を伺うことを考えてまいりたいと、そのように思います。
1:21:32
5、6年前ですかね、アイスランドを視察、参議院の派遣に行ったんですけども、地熱発電の現場を視察したときに、現地の政府関係者からですね、何を大切にして議論しているかというレクを受けたんですけども、まず最初にあったのがジェンダー平等なんです。地熱発電の開発をするのにジェンダー平等ってどういうことかなと私はわからなかったんですけども、とにかくいろんな政策を横串に、このジェンダー平等だとかユースだとかの参画というのが大事なんだということを、
1:22:00
東京は当時教えていただいたというふうに思いました。そこで最後、NHOさんにも来ていただいております、声を聞くというプロセスの中で、ぜひ自治体の声をですね、しっかり聞いていただきたいという趣旨で質問いたします。例えば、総合資源エネルギー調査会、基本政策文化会にはですね、ここにはメンバーに自治体が入っているんですが、ここには福井県知事のみとなっておりまして、
1:22:27
需要地のメンバーが入っていません。例えば日本で脱酸素に取り組む自治体の連合会であります東京都も入っている、イクレイ日本などからもメンバー構成の課題が指摘されております。東京都や横浜市などの需要地を代表する自治体が、次期NDCや地球温暖化対策計画について議論される審議会等のメンバーに入っていくことは、歓迎すびことと私は考えております。併せて、先ほど来申し上げているジェンダー平等の徹底も必要だと思っております。
1:22:55
次に、議員の見解を伺いたいと思います。
1:22:57
資源エネルギー庁長官官房山田資源エネルギー政策統括調 整官。
1:23:03
お答え申し上げます。今、御指摘いただきました基本政策文化会でございますが、エネルギー基本計画などエネルギー政策の全体像について議論するための審議会でございまして、現在、具体的にはエネルギーの各分野に加えまして、
1:23:21
国際政治や日本経済、エネルギー多消費産業、消費者、大企業や中小企業など産業界、金融などの各分野から、学識経験者や専門家が委員として参加をしてございます。エネルギー政策を進めていく上で必要となる知見者がバランスよく参画されているものと理解をしております。委員の選定に際しましては、公平性などの観点から地域性のみに着目した選考は行っておりませんが、
1:23:49
様々な意見を伺いながら政策を検討していくことが重要と考えておりまして、ご指摘をありましたとおり、今、自治体からは杉本福井県知事委員にご就任いただいておりますし、また、委員15名のうち7名を女性委員としていただいております。
1:24:44
また委員の皆様にもご理解ありがとうございます。今日は気候変動対策について質問をいたします。昨年11月から12月にかけて行われたPOP28では初めて、化石燃料からの脱却が合意されました。しかし日本政府は石炭火力に固執し、G7で唯一、石炭火力の廃止期限を設けていない国となっております。こうした状況に、国の内外から批判が強まっておりますし、同時に、同じ資本主義国、先進国なのに、どうして日本だけがいつまでも石炭火力にしがみつくのかという疑問も広がっております。そこで資料1に、機関投資家に情報を提供している英国の非営利組織の研究機関「インフルエンスマップ」が、2020年、日本の50の主要な経済業界団体を選出し、そのロビー活動などを検証して、気候変動・エネルギー政策への関与の度合いを、それぞれ数値化して評価した調査の報告書を、一部ですが添付いたしました。この調査の結果、国内総生産GDPの1割に満たない、ごく一部の業界が、日本の気候 変動・エネルギー政策に大きな影響を与えていることが分かりました。パリ協定と整合する政策に後ろ向きの態度を取っている、鉄鋼・電力・自動車・セメント・電気機器・石油化学・石炭関連、この7つの産業が、業界団体を通じて国の政策に強く働きかけている。一方、GDPでは7割以上を占める金融や小売、電子企業などの業界は、パリ協定と整合する政策に前向きですが、政策立案への働きかけが弱いと指摘されました。資料2枚目に、インフルエンスマップの団体評価の例が示されています。見ていただいたら分かるように、各団体の姿勢にプラス2からマイナス2のスコアが付けられる。気候変動対策に積極的だとプラスになるわけです。気候変動政策に対する否定的な姿勢の例として、軽断練が挙げられて、IPCCが推進する気候変動対策の必要性に反対している。二度Cに沿った目標設定に反対しているということをホームページや提言から評価し、スコアはマイナス0.89と低い評価になっています。一方、気候変動政策に対する肯定的な姿勢の例として、その下にJCLP、日本気候リーダーズパートナーシップという気候変動に対して危機的意識を持ち、国会でもロビー活動をされている経済人の組 織が挙げられています。ここでは、1.5度目標に沿った温室効果ガス排出削減対策の必要性を支持しているということが、ホームページや意見書から見られるので、スコアは1.08と高い評価になっています。このインフルエンスマップの報告書には、気候変動対策に後ろ向きの7つの産業が、日本最大の経済団体である軽断練の中で大きな影響力を持っている点を指摘し、日本のエネルギー政策の決定に、軽断練が重要な役割を果たしているとしました。そして、結果的に軽断練は、それら特定の会員の声を優先的に聞き入れているとみられ、それが大部分の会員の意見を反映しているとは考えがたい、というふうに報告をしております。つまり、軽断練に参加している大多数の企業の利益ではなくて、気候変動対策に後ろ向きな一部の企業の意向が、軽断練を通じて政府の政策にも反映されているのではないか、ということを、科学的な調査・分析で明らかにしているわけです。伊藤環境大臣、軽断練はいろいろな提言されていますけれど、決してその企業全体の意見が反映されたり、経済人全体の意見が反映されているわけではない。とりわけ気候変動対策について は、こういう偏った意見が集約され、政府に持ち込まれているという、シンクタンクの分析による結果ですが、どう受け止められますか。
1:29:29
今ご指摘であった、英国の民間団体、インフルエンスマップが、日本における気候変動、エネルギー政策に対する企業、経済団体の関与や影響に関するレポートを公表していることは承知しております。今、資料も拝見しました。海外の民間シンクタンクの調査などに関して、政府として個別にコメントすることは、まず差し控えたいと思います。この点だけでいいですか。
1:30:03
それではあまりにも議論が深まらないので、それをどう受け止めるのかと聞いたわけですから。次に行きますので、また聞いて答えていただきたいと思います。資料3をご覧になっていただきたいのですが、これはインフルエンスマップが、団体の関与と働きかけの強度を分析し、数値化した50の団体の一覧であります。これを見ていただいたら分かるように、電気事業連合会、日本鉄工連盟、日本自動車工業会、セメント協会、日本電気工業会、石油連盟、石炭エネルギーセンター、ここまでが気候変動政策への関与、働きかけの強度が10、いろいろ分析して数値化しているので、10以上の強く政府に働きかけている業界団体だとされております。私はちょっと大事に角度を変えて聞きますけれども、なぜ国際シンクタンクが、機関投資家に関わるシンクタンクがこういう調査をするのか。これは2006年の国連責任投資原則で、ESG課題と整合した投資が求められているということが定期されたことがあると思います。したがって、各国の機関投資家が、こうしたインフルエンスマップによる、企業や業界団体が政府にどのような働きかけを行っているのか、要するに気候変動対策にプラスかマイナスか、そのことを情報として示していることを、投資の際の重要な判断資料にしているということだと思うんですね。したがって、今のような日本の企業の気候変動対策への後ろ向きな姿勢が改まなければ、これは国際的な資金が日本に集まらないということにも、ますますなってくるというふうに思われますが、そういうことを示しているんだという点、大臣お認識いかがでしょうか。
1:32:06
物事にはいろいろな考えもあって、委員のような考えの方もいらっしゃると思います。
1:32:14
国会を軽視しているんですか。私、事実に基づいて提案しているんですよ。委員のような考えもあるでは済まないんですよ。気候変動に責任を負っている大臣として、こういう調査が行われ、結果が出ている、どう認識するのかを聞いております。
1:32:35
前段に申し上げましたように、民間のシンクタンクの発表した結果について、政府の立場でコメントするとは避けたいと思いますし、それから、いろいろ民間の複数のシンクタンクがありまして、また違う見解を出しているものとも認識しております。
1:32:54
気候危機に一番熱心に取り組まなければならない。環境大臣が、そういうデータを見て、報告書を見て、そんな、なんていうんですかね。もう他人事のような態度でいいのかなと率直に思います。もう一つ、この7つの業界は、口を出しているだけではありません。長年の政権党である自民党に多額の献金を行っております。資料4は、インフルエンスマップの報告書でも指摘された、排出削減に後ろ向きな温室効果ガスの排出が多い業界団体のこの5 年間の献金額、国民政治協会への献金額をまとめたものであります。自動車工業会が5年で約4億円、日本製鉄連盟は3億円、石油連盟は2億5千万円など、9つの団体で5年で12億7千万円以上の献金がされております。また、資料5は、エネルギー起源でCO2排出量が多い50の、これ業界ではなくて個々の企業の献金額と雨上がりについてまとめたものであります。網がかかった企業が献金もしくは雨下り雨上がりを行っている企業ですが、50社中30社あります。この50社のエネルギー起源のCO2排出量の合計は2億8千万トンを超え、この50社だけで日本の排出量の約3割を占めるということになっております。排出量が最も多い日本製鉄は献金額が1億3千万円以上と多いだけでなく、雨下りを7人受け入れ、雨上がりが10人もいます。それから、排出量2位のJFEスチールは6500万円の献金に加え、雨下り3人、雨上がり5人。排出量3位のエネオスは雨上がりを2名出し、献金は石油連盟を通じて行っていると思われます。政府全体での雨上がりの人数は、2001年に422人だったものが、2022年には2674人と6倍に増えております。その中でも経産省と国交省、そして環境省の人数が多いのです。経産連は、さらに政策立案の中枢に関与できるように、人用額などによる増員を求め、特に内閣官房や内閣府での増員を求めていることになっております。大臣、こうした莫大な献金と人的癒着によってCO2大量排出企業の移行が国に反映されていることは明らかではありませんか。これをお答えください。
1:35:45
じゃあ、なぜ見解をお断りするのか、根拠をお示しください。
1:35:52
私、環境大臣でありますけれども、環境行政をはじめ、政府の政策決定プロセスにおいて は、国民の皆様の声に加え、有識者、専門家と関係者の議論を丁寧に積み重ねた上で、政策を決定しており、そういう意味で、御指摘が当たらないと考えております。
1:36:16
その丁寧な議論の中身が歪んでいるんじゃないかということを、このシンクタンクが指摘して、献金や天借り、天下りでもやっぱりそうなっているじゃないの、ということを指摘しているのに、国民の声を広く聞いて、というのは、それはちょっと説得力に欠けると、私は思わざるを得ません。それから重大なエネルギー政策の中心であります、エネルギー基本計画。先ほどもちょっとやりとりありましたけれども、経済業界団体においては、インフルエンスマップはこう指摘しているのね。経済業界団体においては、気候変動エネルギー政策への関与働きかけは、とりわけエネルギー基本計画や、パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略、